あるいはひどい別れ方をした元カレのことを許せないと思って、ずっとネガティブな方向に元カレのことを引きずっている人もいると思います。
■■愛にもいろんな種類があって・・・
好きな人や愛する人(好きだった人や愛していた人)を許すことって、誰にとってもしばしばむずかしいことです。今の彼のそっけない態度が許せないとか、わたしのことを振った元カレのことが許せないとか、そう思っていて、ふつうといえばふつうかもしれません。でも、そういう人のことをふつうにしれっと許せる人もいて、そういう人って人間ができているというか、すごく豊かな心の持ち主だなあと思います。
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恋にしろ愛にしろ、最後は相手のことを許す(=自分のことを自分で許してあげる)ということができないと、どこかに無理がきて、先々あなた自身がつらくなってくることがよくあります。
たとえば・・・・・・と、なにかわかりやすい例を挙げようと思って、恋愛映画をいくつか思い返してみましたが、キラキラした愛のストーリーの映画はたくさんあっても(『タイタニック』とか、そういう愛の映画)、愛がもつ「許し」の側面を精緻に描いている映画って、数が少なくて、むかしの『ニューシネマパラダイス』しか思いつきませんでした。