「彼のために頑張るあなた」は誰のことも幸せにしない
もし彼が「俺のためにダイエットして」と言ったのであれば、確かにそれは彼のためのダイエットということになり、「頑張って痩せたんだから○○して(例:もっと愛して)」という見返りを要求するやりとりが成立します。
しかし、彼に何も言われていないのに「彼のために痩せたんだから、彼は○○してくれるはず」と自分の中で話を完結させてしまうと、彼は勝手に見返りを期待され、負担を感じてしまうのです。
■・「自分のため」を認める
心のどこかで見返りを求めてしまうのは、当たり前な欲求でもあります。であるならば、いっそのこと、はっきりさせてしまえば良いのです。努力や変化に対する見返りを勝手に期待されるより、「私も頑張るからあなたもこうしてほしい」と要求された方が、単純明快で分かりやすいはずです。
「彼のため」と聞こえのいい建前だけだと、あなたの好意を押し付けるだけになってしまいます。どんな努力も結局は「愛されたい自分のためだ」と認めることで、彼に負担を感じさせずに済むはずですよ。
■・おわりに
「彼のために頑張るあなた」は、周囲からは好評かもしれません。しかし、当の本人である彼自身に負担を感じさせていたのでは、本末転倒です。