恋愛情報『痴漢を疑われた男性が線路内に逃走…逃げたことで罪は重くなる?』

痴漢を疑われた男性が線路内に逃走…逃げたことで罪は重くなる?

素直に検挙された方が量刑は軽くなります。

また、今回のケースのように、逃走する際、暴行したような場合は、暴行罪(刑法208条、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金)が加算されます。怪我させた場合は、傷害罪(刑法204条、15年以下の懲役または50万円以下の罰金)が加算されます。

本件では線路内に入って逃走していますから、鉄道営業法違反となり、1万円未満の科料となります。科料とは罰金と似たものですが、罰金よりも軽い刑罰です。

最近では、女性芸能人が線路内に立ち入り、その写真をSNSにアップして警察に取調を受けていましたが、その罪はこの鉄道営業法違反です。

■新幹線の線路内侵入はより重い処罰が

ちなみに、新幹線の線路内に入ると、より重い新幹線特例法違反となり、1年以下の懲役または5万円以下の罰金になります。新幹線の線路内に入る行為の方が重大な事故に結びつきやすいので、重く処罰されます。
最近、新幹線の線路内に立ち入り、写真を撮ろうとした人が新幹線にひかれ亡くなっていますが、一歩間違えば、乗客にも死傷者が出ていた事案です。絶対に立ち入ってはいけません。

*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。

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