Office 2003搭載PCを使い続けている人は17.6%(88人)――。マイナビニュース会員500人の「Office 2003現役稼働率」を前回のレポートでお伝えしたが、その88人のうち、「4月9日でサポートが終了する」ことを知らない人はどのくらい存在するのか、調査結果をさらに紐解いてみた。Office 2003搭載PCを現役で使い続けている88人を対象に、「4月9日にマイクロソフトがOffice 2003のサポートを終了することを知っていますか?」との質問をぶつけてみたところ、「知っている」の回答は58.0%(51人)、「知らない」は42.0%(37人)だった。これは、Windows XPにおける調査結果――「知らない」が16.8%(29人)よりも高い数字となっており、弊誌を含めて告知・報道するのは「XPサポート終了」がメインで、「Office 2003 サポート終了」がサブという傾向の現れかもしれない。母数をアンケート開始時の500人にして計算しなおすと、サポート終了を知らずにOffice 2003を使い続けているのは全体の7.4%となる。次に、同じ88人を対象にサポート終了後もOffice 2003を使い続けることのリスクなどについて、あらかじめ用意した選択肢を選んでもらった。75.0%(66人)が「ウイルスに感染しやすくなる」を選ぶなど、セキュリティリスクに関して認知している人は多いようだ。意地悪ではあるが、ITリテラシーを問うための"引っ掛け"として「新しいファイルが保存できなくなる」「Office 2003が起動しなくなる」を用意したが、それぞれ15.9%(14人)、18.2%(16人)が選んでいる。実際には、4月9日以降もOffice 2003で新しいファイルを保存したり、Office 2003を起動することは可能だ。ただし、前述のようにセキュリティリスクがあるため、新しいOfficeへ移行していただきたい。調査時期:2014年3月14日~2014年3月16日調査対象:マイナビニュース会員調査数:500件調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年03月25日