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土も、虫も、クレヨンも。子どもはなんでも口に入れたがる。そんな親の困りごとを解決してくれる画期的なクレヨンを今回紹介する。人気の野菜の色を集めてセットにした「standard」が定番のセットだ。価格は2,000円(税抜)と安くはないが、誕生日祝いなどでプレゼントするには最適なアイテムだ。今までで10万箱が販売されるほど人気を博しており、環境省平成27年度 循環型社会形成促進功労者賞やふるさと名品オブサイヤー賞も受賞。また、「ぬりえちよがみ」や「おやさいねんど」といったクレヨン以外の商品も販売している。昨今ではフードロスの問題が注目され、廃棄野菜を販売するところや、その野菜を使った料理を至るところで目にするようになってきた。しかし、このようなクレヨンや折り紙といったプロダクトに落とし込まれているものは珍しい。発想を変えれば、どんな形にも生まれ変わらせることができるということを、私たちに教えてくれている。※動画が見られない方はこちら***おやさいクレヨン
2017年10月25日私たち、さとり世代が生まれた頃には既に情報や物の溢れる時代がはじまっていた。「もの」と一生をともにするというふうに考えたことはあっただろうか。漆(うるし)を「人の一生に寄り添う素材」として、人に漆の良さを伝えたい。触れる空気や水分によって変化する漆は人の皮膚のようなものだと表現するのは石川県輪島市発祥の漆器「輪島塗」の工房の家に生まれ、日本の伝統工芸で世界に勝負に出ようとした桐本 滉平(きりもとこうへい)。さとり世代から、伝統工芸で新たな消費社会への道をつくる新気鋭があらわれた。「未来を担っていく若者」である私たちは物心ついたころには「失われた20年」がはじまっていて、ゆとり教育を受けて育った。この失われたといわれる「時代の産物」である私たちは成長期を終え、さとりがちな大人になりつつある。「不遇の世代」「欲がない」「内向き」など様々なレッテルを貼られることがあるが、「社会を良くしたい」と願い、立ち向かう人はいつの時代にもいるように、私たちの世代にもいる。確かに過去の世代とは違って、熱が失われがちな、引きこもりがちな、スマホと向き合いがちな世代かもしれない。でもそこから私たちのスタイルで起こすレボリューションがあるのだ。この連載では、さとり世代なりの社会を良くする方法とはどんなやり方なのかを紹介していく。そして、イラストから執筆まで、記事製作を「失われた20年」「さとり世代」でおこなっていく。その名も『さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション』。パリで痛感した「Made in Japanが世界に認められている」が幻想だということ「クールジャパン」「おもてなしの国」というフレーズをよくメディアで目にする。外国人が日本文化や日本製品を絶賛し、日本は世界から賞賛されているというようなテレビ番組が毎日のように放送されている。筆者はこれに違和感を覚えることもあるが、だからといって「日本は世界に賞賛されていない」という根拠もなかった。ところが、石川県輪島市発祥の漆器「輪島塗」の工房の家に生まれ、日本の伝統工芸で世界に勝負に出ようとした桐本氏は「Made in Japanが世界最高峰である」とか、「世界に認められている」と言ってしまうのはいきすぎていると実感する経験をしていた。世界中からものが集まるパリで、「Made in Japan」であるからといって商品を選ぶ人はほんの一握りだった。はじめは「これは日本製なんですよ!」とプレゼンをしてしまっていて、それで嫌な顔をされることもあったし、「それがどうした」とはっきり言われることもあった。日本の伝統工芸を世界に通用するブランドにするべくパリへ渡った彼を待ち受けていたのはMade in Japanというだけでは通用しない厳しい現実だった。かつて漆は世界に通用していた彼はこのパリでの経験から、今は日本の漆器が世界に通用していないと知る。しかし、かつて確かに漆器が世界に通用したんだといえるシーンはあったのだ。1番自分の原体験で、世界に通用したといえるのは、10年前の能登半島地震で、多くの漆器工房が甚大な被害を受け、輪島塗の存続が危ういと思われた時のこと。世界的なブランドのルイ・ヴィトン・フランスの次期代表の人が輪島にわざわざ来てくれて、調査を重ねた上で自分の実家の職人さんたちとコラボして、実際にものづくりをしたということは世界に通用するという出来事を自分の目でみた瞬間だった。歴史の中にも、漆器が世界に通用したといえるシーンがあるという。16世紀の南蛮貿易時、日本からヨーロッパに届いていたのは漆器であった。当時日本の職人から海や言語をこえて漆器がヨーロッパに渡り、漆器が「japan」と呼ばれるようになるまでになった事実は確かに世界に通用したからだと思う。フランスにはマリーアントワネットの遺品として漆器が残っていて、最期のときに「これだけは残しておいてほしい」と家臣たちに言ったというエピソードから、マリーアントワネットは僕にとってとても大きい存在。伝統だけを重んじていたら衰退する。伝統は変化してこそ意味がある。そんな彼は今は世界に通用していないと思う輪島塗を変化させて、通用させたいという。しかし、“伝統”ある輪島塗を“変える”とは相反する言葉の並びであり、そもそも変えていいものなのだろうか?伝統って変化してこそ意味がある。伝統だけを重んじていると現状維持をすることになり、衰退していくこともある。そうやって多くの伝統は消え去っていった。漆もまた、変化してきて今に至るという。漆はもともと中国発祥のものだった。中国から渡ってきた漆を約9000年日本人の生活にカスタマイズしてきた。そうやって日本の伝統として漆は生きてきた。戦後、漆の変化は緩やかで、革新を起こそうとする人がいなくなった。変化して、その時代に合った在り方をして生き残ってこそ、伝統といえるのかもしれない。伝統工芸の押し付けは文化の侵略になりかねない世界に通用させるにしても、彼はやり方にこだわりがある。その“やり方”は日本食を広めるべくフランスに進出している日本人シェフから学んだものだ。日本人としてのアイデンティティは大事にしていながらも、日本人として日本のためにどうしようっていうのではなく、現地で自分のものを食べてくれる人のことを考えているシェフだった。現地の人に受け入れてもらえるものをつくれなくて、日本のものとしての料理をつくるだけなら文化の侵略だという考えをきいて、Made in JapanではなくてMade with Japanなのではないかという考え方が浮かんできた。この考え方から、彼はフランス人アイウェア職人と共に、木と漆のアイウェア共同商品開発に取り組んでいる。フランスのアイウェア市場は大きく、購入費に国民保険が適応されるほど、文化として深く根付いている。フランス現地人の価値観やセンスを盛り込みながら、現地の人々の心を揺さぶる漆の表現を追求していきたいという。こうして彼はMade in Japanとして世界に日本の伝統工芸を伝えていくことよりも、Made with Japanで世界と文化の融合をすることで世界に日本の伝統工芸を発信していきたいと考えるようになったのだ。輪島塗が地球を変えていくしかし、彼が見据えているのは輪島塗の行先だけではない。現代は、地球が持続可能な社会とはかけ離れていて、人類の消費スタイルを見直していかなきゃいけない。そんな中、日本の価値観にはアニミズムとか八百万の神というような、物を大切にするとか自然と共存していくとかいう考え方が奥深くにある。衰退しているけどまだ残っているはず。だからこそ、今の消費スタイルを変えていくきっかけになれるのは日本の伝統工芸なんじゃないかと感じている。「地球を豊かにする消費社会の実現」こそが自然が大好きな桐本氏の目指すものなのだ。日本が本当に発信するべきものは何なのかもともと彼にとって、輪島塗の工房に生まれたことは自由に夢さえ語ることができず、コンプレックスに感じていたという。今、輪島塗を自らの手の中にあるように語る彼からは想像もつかなかった。さらに目指す先は、その伝統を引き継ぐことだけでなく、日本の地方の活性化、世界に新しい価値観を届けること、そして地球規模で消費社会を変えていくことに及ぶ。オリンピックを前に、もちろん日本は世界を舞台に前に出ていかなければならない。しかし、日本からの見え方を最優先に考えてはいないだろうか。受け取る側を考えてから「クールジャパン」「おもてなし」と言えているだろうか?本当に発信すべきものは何なのか、桐本 滉平と輪島塗と、日本の伝統工芸から考え直せるのではないだろうか。***桐本滉平HP:::: photos by Ken NagasawaText by Hinako OhnoContent Direction by Be inspired!ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!4発目:「レジ袋を最高級ワニ革へ」。22歳、異才の空間デザイナーが今日本で“透明なモノづくり”をする理由│さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション “さとり世代”と生まれた年代でひとくくりにしないで欲しい。それぞれに色があって、なくなったといわれる「欲」は昔と違うものに向くようになっただけだ。 今回取り上げる彼も...
2017年10月24日誰かに何かを打ち明けた時、「私も」と言ってもらえ、共感しあえる人の存在を見つけたことで自分だけじゃないんだと心を強く保てた経験は誰もがあるだろう。そんな経験を共有することが社会にどれほど大きなインパクトを与えるのか知れる出来事が起きた。今、ハリウッド業界から世界へ広がっているハッシュタグムーブメント、#Metoo(私も)だ。
2017年10月24日食事をするレストランを決めるときや、買い物をするとき「有名店の〜」「あの有名人がオススメの〜」という謳い文句に惹かれやすい人は少なくないのではないだろうか。「有名」という言葉がもたらす影響は大きいかもしれない。しかしながら「有名」だからといって、そのレストランの食事が「おいしい」とは限らないし、必ずしも本質的に価値があるわけではない。話題のレストランに行ってみたものの、期待していたほど味がよくなかったという経験もあるだろう。雑誌やTVには取り上げられていなかったわけでもなく、たまたま入った無名の店がとってもおいしいなんてこともある。これはアートに関しても同様で、アーティストが有名なだけで人が見に集まってくるが、そのアートは無名の人が作ったものとどう違うのだろうか。
2017年10月23日「アメリカの大統領の顔に生理の血をぶちまけたかったの!」とっても奇妙で過激なステートメントをオープンに掲げるニューヨークの下着ブランドが存在する。この発言の真意とは…?「服をただ着るのではなく、マニフェスト(宣言)として着よう」というモットーを持つBe inspired!は、編集部がセレクトしたブランドの詰まった「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作り上げる連載、『GOOD WARDROBE』を開始。今回はニューヨークのレトロでガールズパワー炸裂な「Cute Fruit Undies」(キュート・フルーツ・アンディーズ)を紹介する。ー社会問題を考える上で、ファッションにはどんな力があると思う?社会問題を楽しく簡単に「自分ごと」にする力があると思ってる。大好きな服を着ている時って、自分のことも大好きになれるでしょ(いつもポジティブに!)。それで自然と友達やSNSで共有したくなると思うの。その服の中に政治的なメッセージがもし込められていたら、友達やSNSを見た人とそのことについても話すきっかけになるかもしれない。そうやって自分も深く考えるきっかけになるし、友達も意識が変わるかもしれない。キュートな雰囲気とデザインだけど、結構過激なCute Fruit Undies。「政治家の顔をパンツの内側にプリントして、生理の血をぶちまけよう」とは政治がタブーなトピックという風潮のある日本ではなかなか思いつかない。キュートにそしてユーモアたっぷりに政治的な意見の表明を実現するこのブランドの女性の権利のための闘いは続く。***Cute Fruit Undies
2017年10月23日中学校や、高校で朝起きるのが辛かった記憶は誰にでもあるのではないだろか。「学校始まるのもっと遅くしてよ」と願った回数を筆者も数え切れない。実はそれは正当な要求だということがアメリカの研究で判明している。その上こんな事実がある。一般的に睡眠のパターンには当人の習慣が関連しているため個人差があるだが思春期は眠りを誘う『睡眠ホルモン』の一種メラトニンの分泌が22:45頃から朝の8時頃までになるそうだ。そして思春期が終われば、個人のパターンに戻る。つまり、思春期の期間は個人の生活習慣などに関係なく、8時までは眠いのはしょうがないのだ。(参照元:GOOD EDUCATION)塾やバイトなど日本の中高生のライフスタイルを考慮すると、22:45までに眠れる人は幸運な方で、ただでさえ合計の睡眠時間は8時間、9時間に満たないことが多い。ミネソタ大学応用研究・教育向上センター長Kyla Wahlstrom(カイラ・ワールストロム)は生徒たちがベストの状態で学習するには合理的に考えて学校の始業時間を通常の8時ではなくもっと遅くするべきだ、と批判している。(参照元:GOOD EDUCATION)日本でも、8時半が一般的な始業時間だが、朝の準備や移動時間を考えると、8時まで生徒たちが睡眠をとるためにはもっと遅くするかどうか議論する必要があるかもしれない。Text by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「9時出勤」という制度が日本人の生産性を下げる。 「始業時間に遅れまい」と、人を押しのけ駅の階段を駆け上り、定員を裕に超えた満員電車に無理やり乗りこむ。赤信号になりそうでも、颯爽と横断歩道を渡り切る。そんな光景、日...
2017年10月21日「音楽に政治を持ち込むな?だったら恋愛も持ち込むな」。インタビューの冒頭からそんな言葉が飛び出した。牛田悦正(うしだ よしまさ)aka UCD、25歳。UCDは大学で哲学を学びながら、2015年夏に解散した学生団体SEALDsの中心メンバーとして、路上でマイクを持ち続けた。そして今年の10月18日、初のヒップホップアルバム『BULLSXXT』をリリース。今回Be inspired!は、マルチな才能を持つUCDに政治や哲学、音楽に対する思いを聞いた。本も読まず、考えずに主張するのはダサい。でも世界にいるのに俯瞰するのもダサい。僕は、原発が賛成なのか反対なのかどっちかだという議論にしたくなかった。一方的に主張することに対して違和感があったし、本も読まずに、道端で主張をする意味なんてない。体験談の共有も意味なんてない。賛成にせよ反対にせよ、どちらもメリットがあるはずでそれを考えてから主張すべきだと思った。だから最初僕はデモすることも反対だったんだ。日本社会に欠けているのは「哲学的に思考すること」。だからUCDは当時通った大学の図書館に原発の関連本を100冊購入してもらい、かたっぱしから読んで、考えた。しかし、ジレンマが待っていた。「どっちかに“決断”しなきゃいけない。それが政治だった」。結局意見を主張しないといけないんですよ。考えるだけじゃだめだった。100冊読むと、結局「なにを信じるか」ということしか残らない。そこには原発大丈夫だっていう煽りとダメだっていう煽りしかないから。哲学って思考をすることそのものだから、決断を留保するしかない。思考の限界だと思った。思考に留まるのは、いまの日本社会の「病」とまで言い切るUCD。社会の中で生きているのに、その社会を上空から俯瞰しつづける思考は、社会に何もなさない。「考えているからいいじゃん」という言い訳として消費されるだけだ。「でも重要なのは」、とUCDは続ける。「ちゃんと思考しないと決断できない。だからどっちも必要なんです。僕が言いたいのは、本当に考えたら決断できると思うし、すべき責任があるということ」。でも人間は、考え抜いても決断できない時もある。だから最終的に政治は、どちらを信じるかの “賭け”だと思う。人間はそうやって生きている。だからこそ危うい。どっちを選んでも決断は間違いうる。でも、「だから決断しない」んじゃなくて、データを集めて、しっかり考えて、ちゃんと指標をもつ。その上で、「未知のもの」に乗り出してみる。誠実に未来のためにギャンブルすることは、時に負けるし、時に惨めかもしれないけど、誇り高いことだ。音楽と政治が関係ないなら、音楽と恋愛も関係ない日本の音楽シーンは、海外に比べて政治的発言がタブーとされている。「音楽に政治を持ち込むな」。「音楽は純粋であるべき」。こんな言説をよく聞く。「音楽だって政治じゃん」と言い切るUCDは、この現状に対してどう考えているのだろうか。一言で言えば「じゃあ音楽、聞くなよ」ですよね。音楽と政治関係ないなら、音楽と恋愛も関係なくなる。詞がある時点でそこには必ず何らかの意味があるし、詞がない音楽だってなんらかのテーマがある。表現ってそういうことでしょ。政治がないところ、言葉がないところに行きたいなら、行けばいい。でも、そこは戦場ですよ。音楽が政治的な意味を持つのは、歌詞が政治的である時だけではない。音楽そのものが政治的になる瞬間があって、それがどういう時かって、例えばヒップホップのアーティストが「世の中がどうなろうと構わん」「民主主義が壊されようと、国家が壊されようと、それでも俺たちは歌うぜ!踊るぜ!」って言っている時だと思う。ヒップホップは、黒人の貧困層から生まれた音楽。抵抗の音楽なのだ。生きづらい閉塞的な時代、極貧の中で、ピストルで撃ち合っていた少年たちが、「撃ち合うんじゃなくて、一緒に踊ろうよ、歌おうよ」と言い続けてきたのだ。その音楽がいま世界中に届いている。ヒップホップがどれだけの人を救っているか、計り知れない。人間の生のクオリティをあげ、よりよく共に生きること。これが政治だとすると、「踊ろうよ」という呼びかけが、政治的じゃないはずがない。高学歴であるとかそんなんはどうでもいい。2017年10月18日にPvineから1st Album『BULLSXXT』を発売。「Stakes」を含む全11曲収録のバラエティに富んだ作品なので、お聴き逃しなく。月23日(木)にはアルバムリリース記念インストア・ミニライブ&サイン会を開催。日時:2017年11月23日(木・祝)21:00スタート場所:タワーレコード渋谷店4Fイベントスペース内容:ミニライブ&サイン会UCD: photos by memeText by Reina Tashiro ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!どこで生まれても“ハーフ”はつらい。24歳の混血児ラッパーが「社会への怒り」を前向きに発信する理由。 日本で人種や国籍の異なる親から生まれた子ども(“ハーフ”と呼ばれることが多い)の数は年々増えている。2016年には日本人と外国人の間に生まれた子どもの割合は、日本人の出生数の...
2017年10月21日“さとり世代”と生まれた年代でひとくくりにしないで欲しい。それぞれに色があって、なくなったといわれる「欲」は昔と違うものに向くようになっただけだ。 今回取り上げる彼も、さとり世代のひとり。しかし、彼にその自覚はないし、私も彼はさとり世代の特徴からはかけ離れた人だと思う。自分がさとり世代という意識をしたことは全然ない。めっちゃ欲があるし(笑)。内向きとか欲がないとかってめっちゃ損してるなって思う。世の中にはチャンスがこんなにも広がっているのに、それを取りにいかないってもったいなくないですか?逆にチャンスをつくってくれている人にも失礼になっちゃうし
2017年10月20日レッドリボン軍よりこんにちは、カミーユ綾香です。今月はタオパイパイについて考えています。▶︎前回の連載記事はこちら ① / ② / ③ / ④ / ⑤タオパイパイをご存知ですか?ドラゴンボールに出てくる、ピンクのチャイナ服に長い三つ編みの殺し屋です。先日、講演会に参加していて、講演会中は大体することが無いので、メモ紙にタオパイパイの落書きをしていたのですが、そのときに衝撃の事実に気付きました。タオパイパイは中国語では「桃白白」と書くのですが、とすると正しい中国語発音では、タオバイバイとB音になるはずなのです。なのに何故、タオパイパイはP音なのだろう…。衝撃の七不思議です。それで中国語を喋る人達に聞きまくっているのですが、どうにも納得できる答えが得られません。仕方ないから*1探偵ナイトスクープに応募しました。(*1)探偵ナイトスクープ:スタジオをひとつの探偵事務所(番組では“探偵局”と呼称)と想定し、視聴者から寄せられた依頼を、探偵局員が投稿した視聴者と共に調査し、その過程のVTRを流すテレビ番組。CAMILLE AYAKA (カミーユ綾香)北九州市出身。在日韓国人と元残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。警固インターナショナルの代表としてアジア各国を飛び回りつつ、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。「マイノリティの爆弾」を「マジョリティ社会」に投げつけるために5月から本メディアBe inspired!で連載開始。 All photos and text by Camille AyakaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#005「毎日金正恩の幸せを願ってる」。肉を食べ、浮気をゆるし、嫌いな人を愛する“私の異常と素直の哲学”とは | カミーユ綾香の「マイノリティ爆弾」 放生会(ほうじょうや)よりこんにちは。カミーユ綾香です。▶︎前回の連載記事はこちら ①&②&③&④放生会とは、人が生きるために殺生する生物の霊を慰め、感謝...
2017年10月20日日本にいるムスリム(イスラム教徒)の数は現在10〜20万人程度だといわれ、現在も少しずつ増加してきている。その多くは留学生や企業の研修生としてアジアを中心とする地域から訪れているのだ。そんな彼らの存在を知っていても、彼らがどのように日本で暮らし、日本での生活をどのように感じているかまではわからないかもしれない。今回Be inspired!は日本で暮らすムスリムの若者たちにインタビューを行ない、彼らが話してくれたことをシリーズで紹介していく。今回答えてくれたのは、イスラム教に厳格なことで知られるサウジアラビア出身の2人、写真の左から日本に住んで7年のバーセル、6年のゆせふ。
2017年10月19日加えて、ポールクルーバーのワイナリーは、ワイン造りに携わる人たちやワインを作る上での自然環境の保護にも力を入れていることが魅力ですね。たとえば、1990年代にアパルトヘイト(人種差別政策)が廃止されてからは、果樹園やワイナリーで働く黒人労働者の人たちや周辺住民の人たちのための、生活向上プロジェクトをはじめて、それをもとにしたオリジナルブランドワイン「タンディ」の生産も行なったりしています。「タンディ」とは、愛を意味するアフリカ系コーサ人の言葉です。また、1本ワインが売れることに25セント自然環境保護の為に寄付される「スローワイン」というワインプロジェクトにも携わっており、自然環境保護に対しても積極的に取り組んでいます。WWF(世界自然保護基金)の、BWIチャンピオン(環境保護優秀者)に認定されています。CONCEPT & PHILOSOPHYーそもそもどうしてお店を始めたのですか?僕たちは夫婦でこのお店を切り盛りしているのですが、もともと妻がワイン好きだったんです。彼女と一緒に飲むようになってから、僕も徐々にはまりはじめました。南アフリカワイン、フランスワイン、イタリアワイン、スペインワインなど、世界中のワインをたくさん飲むようになって、そのあと、2011年〜2013年にかけて、夫婦で世界一周の旅をしたんですね。 アフリカには半年もいて、その時にワイナリーもたくさん回りました。アフリカの美しい大自然や美味しい食事、温かい人たちが心に深く残って、帰国してからは、アフリカ向け中古車販売の会社でしばらく働きました。その仕事のなかでも、アフリカの人たちとたくさん交流があって、アフリカとの縁が深まれば深まるほど、大好きになっていくのに、周りの人たちのアフリカに対するイメージは、貧しくて治安が悪いとか、ネガティブなものばかり。それが悔しくて…。もちろん他にも好きな国も好きなワインもいっぱいありますが、アフリカの魅力的な面をもっと多くの人に知ってもらいたいと、大好きなワインを切り口に選んだんです。ケープタウン近郊でドライブした時の風景CHANGE SOCIETYーアフリカの良さを知ってほしいという思いでお店を始められて、具体的にそのために取り組んでいらっしゃることはありますか?アフリカでは「自然の素晴らしさ」が、僕としては一番魅了的な部分です。キャンプをしながら周遊した時に見た大自然は大感動で、今でも思い出すだけで興奮します。(笑)例えば、車で走行中に50匹ものゾウの大群と遭遇したり、あ、そこから頑張って逃げ出したんですけど(笑)、あと、キャンプ場までゾウがやってきたことがあったり、日本では見たこともないような巨大な渓谷に圧倒されたり…。何時間ドライブしても人っ子一人会わなくてちょっと不安になったことや、砂漠をドライブして砂にハマって抜け出せなくなったこともありましたが、どれも自然と戯れた良い思い出です。ナミビアの エトーシャ国立公園そうしたアフリカの大自然ですが、今、破壊の危機にさらされているんです。密猟問題や企業の進出、経済発展、外来種による自然破壊、家畜と野生動物との対立など、原因は様々です。 一方で、南アフリカのワインは、産業全体で自然保護に取り組んでもいます。世界遺産に登録されている産地もありますし、環境保護を意識したワイン生産では世界でも最先端の地域だと思いますね。 僕たちアフリカーも、美しい自然を守り、人間と自然が共存できる世界にしていきたいと思っています。その思いから、先日、当店のワイン通販でも、環境保護シールを導入しはじめました。ワインのご注文1件につき1枚、発送時の外装に貼り付けているのですが、このシールは1枚につき、アフリカゾウの自然保護基金に50円ほど寄付される仕組みになっています。環境保護シール。1枚につき、アフリカゾウの自然保護基金に約50円が寄付される。また、「店長の気まぐれ通信」という読み物を発行して通販の際には同封しています。この通信では、特にアフリカの自然をテーマにした記事を書き、発信しています。ワインを飲みながら、アフリカの大自然に想いを馳せてもらって、できることなら、そこで興味を持ってくださった方が、ご自身で現地も訪れてくれたらうれしいなと…そんな願いを込めながら、これからも美味しいワインをお届けしていこうと思っています。Online Shop:::東京都足立区谷在家2-3-1セレニティ西新井105Tell:03-5856-9435営業日:火~木14:00~20:00、金~日14:00~21:00定休日:月曜(※臨時休業あり)All photos by AF-LIQUOR Text by Ai AyahーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!11店目:「僕は“できないから”見てるだけ」。誰も教えてくれない三軒茶屋の薬膳料理ワークショップ、るくぜん| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』 フェアトレード、ダイレクトトレード、オーガニック、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない「思想の詰ま...
2017年10月19日こんにちは。紅子です。突然ですが10月22日は何の日か知っていますか?ハロウィンも近い日曜日なので、いろんなイベントで街は賑わいそうですが、その前に全国で衆議院議員選挙ってやつが行われます。参加するのは誰かというと、日本国籍を持つ18歳以上の人全員です。そんなこといっても政治とかよくわかんないし、どこから追いついて良いかもわからない。入れたい候補もいないし多分行かないと思う。今回はそんな風に考えている「あなた」に読んでほしいです。そもそも「シュウギイン」「サンギイン」ってなに?国会というのは、①衆議院と②参議院の二つから成り立っています。①衆議院衆議院は、参議院よりも物事を決めるときの決定権がやや強いです。任期は4年。ただし、衆議院は決定権が強い反面、何か大きな問題に直面すると4年の任期を満了する前に解散してしまうことがありえます。たとえばこんな時。○内閣不信任案が可決されたとき衆議院の中で、内閣(国会の中で総理大臣とその他の国務大臣からなる国の最高機関)に対して「これ以上あなたたちに任せられません。クビ!」という案が野党から提出され、それが可決されたとき○(事実上*)首相が判断したときたとえば何か大きな政策を実行する前に国民の信を問いたい場合や、ねじれ国会(衆議院には与党議員が多いのに、参議院には野党議員が多い状態)によって国会での審議が進まずラチがあかない時に、メンバーを選挙で選び直して再編成したい、そして今なら選挙に勝てそう!と(事実上*)首相が判断した場合など。 なお、今回の選挙はこの解散によって行われることになりました。※解散権について今回の衆院選に使われる税金はおよそ600億円とも言われています。つまりきちんとした理由や説明なく、むやみやたらに解散するようなことはあってはいけません。衆議院の解散を決める権利が誰にあるのかについて、憲法の条文には「天皇の国事行為」と書かれていますが、一方で天皇は国政に関与する機能を持たないとも定められているため、解散を決める権利は結局誰にあるのかという議論は、おおむね内閣であるという見解で一致しているようです。しかし今回の解散の際には、やや安倍総理の独断ともとれる解散だったことに加え、「衆議院解散は首相の専権事項である」と菅官房長官が話していたことが注目を集めました。これについては根拠がないため疑問の声も多く上がっています。②参議院参議院は、衆議院よりも物事の決定権がやや弱い代わりに、任期が6年と長く、その間の解散がありません。そのため内閣は参議院を無視しづらく、じっくりと国のことを審議できるので、衆議院での暴走を防ぐ役割も持っているといえます。ただし、参議院は6年間ずっと同じメンバーで運営している訳ではなく、3年に一度のペースで参議院全体(242人)のうちの半分(121人)ずつを選挙で再編成します。つまり、一度選挙で当選した半数(Aグループとする)の任期が3年目に差し掛かったところで、今度は前回入れ替えにならなかったもう半数(Bグループ)の任期が満了し、選挙で再編成する番が回ってくるということです。今回10月22日に投開票が行われるのは、衆議院の議員を選ぶ選挙、つまり国政についての決定権が強く、より政治を大きく動かす選挙なのです!「棄権」と「白票」は何の意思表示にもならない。「選挙で投票したい候補がいないから、その意思表示に棄権、もしくは白紙投票(白票)する」という声をちらほら耳にします。端的にいって、棄権と白票は何の意思表示にもなりません。まず、棄権について。依然投票率の低さが深刻な日本の選挙ですが、投票率が低くても低い中で順位が付き、当選者は決まってしまいます。もしこれが、「全体の投票率が○○%以下だった場合この選挙は無効」なんてシステムがあったとしたら、少し話は違うのかもしれません。しかし、投票率が低かろうと、入った票の中から当選者は決まります。「入った票を元に民意を確認する」選挙において、はなからゲームに参加しない人のことなんて考慮されません。「投票率が低いのかあ。じゃあもっといい政治をしよう」みたいな流れにもなりません。その「いい政治」というのが何なのかを問われるのが選挙なのですから。国民はお客様ではなく主権者なので、「いいサービスが受けられない」ってボイコットしてたら船は勝手に流れの速い方へ漂流してくだけです。いい方へ行きたいなら自分で舵を取るしかありません。白紙投票、すなわち白票も同じです。白票とはつまり白紙委任ということになるので、誰も選ばないという意思表示どころか「好きにやってください、誰が選ばれても大歓迎します」って言ってるのと同じことになります。そして何より、「誰でもいい」というのは、多数派に加担することと同義です。6人でランチを食べに行ったとして、3人はパスタが食べたい、2人は和食が食べたいと言っていたとします。そのとき残りの1人であるあなたが「どっちでもいいよ」と言ったとしたら、結局あなたの意見はどちらにもカウントされずに、「パスタ3:和食2」という、結果的にパスタ勢に有利な答えを生むだけになります。その時もしあなたが「和食がいい」と答えたら、少数派だった和食の声はより尊重されて、「パスタも和食もある店探そう」とか、「ランチは二手に分かれてデザートで合流しよう」とか議論が深まったでしょうし、「インドカレー食べたい」とか新たな選択肢を提示したら、それはそれでパスタ勢の1人が「あ、私も」とか動くかもしれないし、結局あなたもパスタ派だったとしても、3:2と4:2がつくる結果は誰が見ても納得の具合が違うんじゃないでしょうか。そして何より、きちんと意思表示に参加したあなた自身が、自分はそこに居る当事者の1人であることを自覚するのではないでしょうか。「選ばないこと」は意思表示になりません。「ない」ものは「ない」。選挙で大事なのは、ベストな候補を見つけることではなく、少しでもベターな候補を選び、ワーストに勝たせないことにあります。たとえ「-100」と「-130」と「-200」の候補しか居なかったとしても、「-100」を選んで「-130」と「-200」の比重を減らすことはできます。これが本当の「意思表示」です。BENIKO HASHIMOTO(橋本 紅子)神奈川県出身。音楽大学卒業後、アパレル販売をしながらシンガーソングライターとして活動を続ける。2015年5月に結成されたSEALDs(=自由と民主主義のための学生緊急行動)に参加しSNSやデモ活動を通して同世代に社会問題について問い掛けるようになる。Instagram: by Beniko HashimotoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#004 現役弁護士に聞いた、若者が“駆け込み寺”として法律事務所に気軽に相談したほうがいい理由。| 橋本 紅子の「常識」と「パンク」の狭間で、自由を生み出すヒント。 みなさま、こんにちは。紅子です。気が付いたら夏もあっさり終わり、秋を告げるコンビニに並ぶさつまいもとかカボチャ味のお菓子にワクワクしてます。さて今回の連載では、日常...
2017年10月18日オーガニックコスメに、オーガニックシャンプー…。“オーガニック”と頭についた生活用品が健康や環境保全の理由から日本でも市場に増えてきている。そして、今注目を国内外で浴びているのが「オーガニックな生理用品」なのだとか。売り上げの一部は、環境活動支援や、低所得層の学校や刑務所へ。今回紹介するのは、ニュージーランド発の革命的な生理用品「Oi ORGANIC INITIATIVE」だ。同ブランドの生理用品には、トレーザビリティーや環境に配慮した、世界的なオーガニック認証であるGOTS(Global organic fabric standard)とBioGroの認定を得たオーガニックコットンや、植物染料を使用し、安心安全な生理用品として婦人科医や助産師にも推奨している。※動画が見られない方はこちらまた、包装紙には、とうもろこしを原料とした生分解性のあるバイオプラスチックを使用している。このバイオプラスチックは、気温が高い夏場では90〜180日で分解され、そのまま堆肥に使用できる。素材にこだわりつつ、パッドの価格は 10枚入り6.49ドル(約730円)、タンポンは16本入り5,99ドル(約670円)と比較的手に取りやすい価格だ。オーガニックコットン製品は高価なものが多い中、より多くの女性に使って欲しいとの思いから、誰でも底取りやすい価格という点にも配慮されている。売り上げの一部は、環境活動支援や、ニュージーランドの社会的に恵まれない女性の生活を変えるための「RAWインキュベータープログラム」と協力し、低所得層の学校や刑務所に入所している女性への支援にあてられている。もう「カラダにも環境にも悪い生理用品」はやめよう。実はほとんどのタンポンや生理用シートは、原油からできたプラスチックを始め、ポリエチレン、界面活性剤、レーヨンやビスコースなどの合成物から製造される。また、製品に使われている香料、染料といったものも化学物質だ。女性のデリケートゾーンは、カラダの他の箇所に比べ、皮膚への吸収率が高いと話す研究者もいる。また、子宮内膜症の発症にこれらの化学物質が関連している可能性を指摘している研究結果も出ており、まだ直接的な関与は研究段階だが、女性の体調不良もこういったものがなんらかの要因によるものではないかとも考えられている。All photos by Oi ORGANIC INITIATIVEText by SaoriーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!p.11 「捨てないで、よかった」。“人の命を救うゴミ”で作られた高性能バッグとは。|『GOOD GOODS CATALOG』 「これはゴミだから捨てよう」。何気なくゴミ箱に捨てているそれは、果たして本当に「ゴミ」なのだろうか?この写真のバックが、実は「ゴミ」として処分されるはずだったエア...
2017年10月18日日本の政治についてあなたはどれくらい知っているだろうか。「親しみが感じられない」「なにから知識を身に付けていいかわからない」と思う人は少なくないだろう。なんせ日本の若者の投票率は32.6%。この投票率の低さから日本の若者の政治への関心の低さや一人の投票で何かが変わるわけではないという諦めの姿勢がうかがえる。政治が身近じゃない。2014年に行われた第47回衆議院議員総選挙では、60代の投票率68.3%だったのに対し、20代の投票率は32.6%であった(参照元:総務省)。若者が政治について積極的でないという事実が一目瞭然だ。最近では若者の投票率をあげるため、人気のアイドルやタレントを啓蒙イメージキャラクターに起用し、選挙を身近に感じてもらおういう動きも見られている。しかし、それらに本当の効果があるのだろうか。それをきっかけに自分にとっての政治に対する意見や民主主義を考える人がいるとは率直に言って考えづらい。自分なりの意見をしっかり持たずして投票し、その時の投票率が上がったところで意味がない。政治への関心や意見を持つ時というのは、身近で共感のあるスピーチを聞いた時、他者と社会の問題について語り合うことができた時などであろう。#BUD09で呼びかけられたある集いPhoto by WOODDY政治を遠く感じていた若者たちにとって、SNS上で呼びかけられたり集められた集いはちょっとした好奇心をそそり気軽に参加できる身近なものとして捉えられるだろう。今回のようにSNSから発信されるものが政治への関心や参加の高まりをつくり、国民の政治への態度を変えていくかもしれない。そしてそれは現在の日本の民主主義を変える大きな一歩となり、一人ひとりが社会の問題を自分に関係のある問題として考えるきっかけとなるだろう。
2017年10月17日兄が結婚するための資金を稼ぐために、母親が自分を“売ろう”としていると知ってしまったらあなたはどうするだろうか?映画には人を変える力がある。これまで知らなかった世界に連れて行ってくれる。ストーリーを通してこれまで出会ったことのない価値観に感化される。今まで見たことのない美しい景色に心動かされる。映画には無限の可能性がある。社会問題に焦点を当てた映画を紹介する『GOOD CINEMA PICKS』で今回は、母親に100万円ぐらいで売られるところをやっとの思いで逃げ、ラッパーになる夢を追い続けているある少女を追ったドキュメンタリー『ソニータ』をPICK。実の母親によって売り出された花嫁、ソニータ。命をかけたラップ。ソニータの壮絶な人生が現実に起こっていることだと信じるのには時間がかかるかもしれない。テロリストに目の前で家族が殺され、実の母親に売られそうになり、それでも平等を訴えるために国が禁止するラッパーとしての活動を貫き通す彼女の勇気と正義感は並大抵のものではない。アフガニスタン独立人権委員会によると、正確な統計を取ることは難しいものの18未満の約半数の女性が結婚すると言われ、60〜80%が親が決めた相手と強制的に結婚させられている。映画のなかで、支援施設にいた女の子の一人が強制的に結婚させられた男性がまだ19歳だから「幸運」だと他の女の子たちが羨ましがっているのが印象的だった。「私たちの相手は40歳なのに」。まだ18歳にもならない少女たちが日常的な問題としてにそんな不満をこぼしている姿を見るのは簡単ではなかった。 All photos © Behrouz Badrouj Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!2作目:「沖縄に生息するジュゴンを守りたい」。環境問題を切り口に「辺野古新基地問題」を考える映画が公開 |GOOD CINEMA PICKS 映画には人を変える力がある。これまで知らなかった世界に連れて行ってくれる。ストーリーを通してこれまで出会ったことのない価値観に感化される。今まで見たことのない美しい景色に心動か...
2017年10月16日スポーツをするのが大好きなオーストラリアの11歳の女の子、Sofia Myhre(ソフィア・ミーレ)。彼女は小学校の制服でスカートを着なければならないせいで、休み時間に男の子みたいにスポーツができないのに怒りを感じていたという。そこで文部大臣に「女子生徒が制服のスカートを強要されることは公平ではない」と手書きの手紙を出し、なんと小学校の規則を変えてしまった。確かに…。この話を聞くと今まであまり考えても見なかったが、不思議に思ってしまう。そもそもなんで女の子はスカートを強要されなきゃいけないの?ソフィアちゃんの文部大臣に向けた手紙Photo via GOODスカートを履かなければならないというルールに意味はあるのか。スカートを履きたい子も入れば、履きたくない子もいる。それは女の子にも男の子にも言えることである。ジェンダーや性に関係していることもあれば、そうでない場合でもだ。それなのに現在、ほとんどの制服のある学校では体が女の子の子にだけスカートを強要しているのが事実。あまりにも長いことそれが「当たり前」だったため、疑問にすら思わない人もいるかもしれない。でも11歳のソフィアちゃんの行動から考えさせられることがあるのではないだろうか。「スポーツをやりたいのに、スカートだとできないから不公平」。実に単純明快であり、確かにソフィアちゃんがスポーツを諦めてまでスカートを履くことに意味はあるのかと聞かれたら、論理的に「ある」と答えられる人はいないと思う。スカートはそもそも女性権利的視点から見れば、女性に「女性らしさ」を強制する古臭い考えに基づいていると批判の対象になったり、逆に60年代を見れば欧米でのフェミニストが率先してミニスカートを「女性の性の解放」の象徴と呼んだり、実に様々な意味を持つ。そういった面でも考慮することがいろいろあるなか、体の性別が女の子の子にスカートを強制することは不公平だと言える。そしてその上、スカートを履くことにこれといった意味は見つからない。つまり、制服のスカートは中身のないルールだということではないだろうか。学校という教育の場では、多様な思想を尊重できるように自分で選択できるようにするのが当然である。スカートとはジェンダーや性にまつわる日用的なアイテムだからこそ、オプションを作ることが教育の場として当たり前のデリカシーではないだろうか。こういった社会に存在する根本的な意味がないように思える上に、誰かの自由を制限するルールはどんどん変えていかなければならない。Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「男は大、女は小」。ズボンのポケットに隠された男女差別 みなさんはこれまで「ポケット」について考えたことがあるだろうか?ポケットと言って思い浮かぶのはハンカチ、ティッシュ、それとも携帯?普段特に気にするような物ではない。しか...
2017年10月15日辞書は鏡であり、鑑である。これは著名な日本語学者であり、三省堂国語辞典の編纂者である見坊豪紀(けんぼうひでとし)の言葉だが、この辞書編纂哲学とでも言える精神は他の辞書にも見受けられる。例えば、現在の小型国語辞書の基盤となったと言われる明鏡国語辞典はその名に明鏡という言葉を冠し、その精神を明確に映し出している。広辞苑は、紛うことなく日本の辞典を代表する辞典だ。その広辞苑の、10年に一度の改定作業を目前に、一つのキャンペーンが展開されている。フェミニストアートコレクティブの明日少女隊による広辞苑のフェミニズム及びフェミニストという言葉の再定義を訴えるキャンペーンだ。驚くことに、広辞苑では現在、フェミニズムが「女性の社会的・政治的・法律的・性的な自己決定権を主張し、男性支配的な文明と社会を批判し組み替えようとする思想・運動。女性解放思想。女権拡張論」と、そしてフェミニストが「女性解放論者。女権拡張論者。俗に、女に甘い男」と定義されているのだ。お金も男も動く欧米フェミニズムの現状と歴史。英語の”Feminism”という言葉は元々フランス語の”Féminisme”という言葉を輸入したものである。1890年代に生まれたこの言葉は、当初はもっぱら女性の参政権獲得運動を指すのに使われていた。20世紀初頭、欧米諸国で女性に参政権が与えられ、2つの世界大戦が起こる中、フェミニズムは一度は衰えを見せたものの、1960年代後半から1970年代初頭にかけ、今度は女性の家庭内や職場、教育現場での平等を訴え再び盛り上がりを見せた。1980年代、90年代には、中級階級白人女性主導であった第二波フェミニズムのインターセクショナリティー(例えば、たとえ同じ女性であっても、上流階級の異性愛者である白人女性と、労働者階級で同性愛者である有色人種女性の面する性差別は異なるものであると認識すること)の欠落を指摘し、人種や階級、宗教やセクシャリティーを問わずに女性が平等な権利を与えられるように求める動きが始まった。そしてここ数年でまた、フェミニズムを取り巻く環境は大きく変わった。世界一広告費が高いとされるスーパーボウルのコマーシャル中、世界最大の消費財メーカーであるP&Gが生理用品ブランドAlwaysの#LikeAGirlと題されたエンパワメント広告を放送したのを封切りに、今ではフェミニスト的メッセージを用いたマーケティング手法であるフェムバータイジング(Femvertising)をしていないグローバル企業はないと言っても過言ではない。FeministとプリントされたTシャツを着て街を歩く少女たち、パーティーで一晩中熱く生理用品の無償化の必要性やマスターベーションについて語る女性とトランスジェンダーの女性たち。数年前には考えられなかったそんな光景の中で、最も印象的なのは多くの男性がフェミニズムムーブメントに参加しているという動きだ。1月に世界各地で行われたウーマンズマーチには、俳優のジェイクギレンホールや映画監督のマイケルムーアを始め多くの男性の姿があった。カナダの首相のジャスティントルドー氏は、自身はフェミニストであると幾度も宣言している。
2017年10月14日「仕事を選ぶうえで大切にしていること」って何ですか?不況の時代「やっぱ安定と収入だよね」という現実的な声も多いだろう。でも、心のどこかでは「自分が好きなこと」「趣味に近いこと」で何かを成し遂げたい、フルタイムの仕事でそれができて本当の自己実現…という“本音”を持っている人、少なくないと思う。実はその考えこそ働くあなたを苦しめているかもしれない。今回のゲストスピーカーは、学生時代から“予約4,000人待ち”の人気を博したフリーランスシェフのジョナ・レイダー(23)氏、ファッション業界から農業界に転身し、“東京生まれ、無農薬育ちの野菜”を栽培する太田 太(35)氏、“歌謡エレクトロユニット”「Satellite Young」のボーカル、母、会社員という“三足のわらじ”を履く草野 絵美(27)氏の3名。ざっくばらんに質問が飛びかった2時間。ゲストそれぞれの常識にとらわれない働き方、そして冒頭のキラーメッセージについてを、改めてここでみなさんにお伝えしたい。▶︎今回のゲストスピーカーの3名の詳細はこちらから「大学卒業後は、レストランで料理の修業をしようと思わなかったの?」というジョナ氏に対する編集部の質問を皮切りに公開取材がはじまった。それに対しジョナ氏、即答で「NO(いいや)」。「料理学校に行かなかったすばらしいシェフはいくらでもいる。料理学校が良くないっていうつもりはないけど、“良い料理人”になるために必要かといえば、そうじゃないと思う。それに、ぼくはシェフになりたいわけではないしね。ぼくがやっていることって少し違って、シェフがやることでぼくがやらないことってたくさんある。たとえば、魚をさばくことだって*ヒロさんみたいにうまくできないし…」*ヒロさん:T.Y.FARAMの西田浩隆シェフ。今回のSocial Diningでは食材探しツアーからメニュー考案、キッチンの貸し出しまで、ジョナをフルサポートしてくれた。イタリアの三つ星レストランで働いていた経験を持つ。「え、まじ?いまなんて?」「魚がさばけない?」「シェフを目指してない?」と、読者の声が聞こえてきそうな発言をさらり。正直、HEAPSスタッフも驚いた。西田シェフも「ジョナ、そんなこと言っちゃっていいの?」と心配気味な目線を投げていたが、本人は「何が?」といった様子。その真意は、以下。「音楽を選んだりテーブルセットは、どのシェフよりうまくできる自信がある。そもそもぼくがやっていることは“シェフ”とは違うんだよね。だから料理学校に行こうと思ったことはないし、料理って実践することで学んでいくものだ、と思ってるから。ぼくの場合、サパークラブ自体がぼくの技術を進化させる場所なんだ」▶︎ダイニングイベントについての記事『「ぼくは魚をうまく捌けない」それでも“予約4,000人待ち”のダイニングを提供できる料理人、ジョナ・レイダーの正体』はこちらからおもしろいそもそものポイントとして、まず「一流のダイニング体験は、一流のシェフにしか提供できない」という固定概念からジョナ氏が脱却していること。料理人として大前提とされるスキルを自分の優先順位第一に置かないのも、大胆というか強気というか。完全な技術による完璧な逸品よりも、「料理の出し方がおもしろい」方が大切。ジョナ氏が提供したいのは料理ではなく「ダイニング・エクスペリエンス」で、彼にとってはそれができるのが「良い料理人」なのだ。〇〇という職業とは△△をすべき、という従来の前提や目的を自分なりに変えてみるだけで、その仕事のあり方は広がりそうだ。「親会社の会長と社長に、農業のプロジェクトをオファーをされた」のが、農業界へ足を踏み入れるきっかけ。その農業にどんなビジョンがあるのか、という太田氏の問いかけに「ビジョンなんてない」と一蹴した会長と社長は続けてこう言ったらしい。 「だってさ、かっこいいことやって、目立って、モテたいじゃん!」(会長)「お題は農業、あとは自由に自分で決めて取り組んでよ」 (社長)…シンプルすぎ!人間的すぎ!どストレートのパンチ(ライン)に完全に心を捕まれ、結局それが太田氏を農業に引き込む。ファッションから農業、まったく交差のないフィールド同士に思えるが、ファッション業界で培った考え方を農業に活かせている、と太田氏は例をあげて説明してくれた。 「栄養があって、美味しくて、“女の子ウケ”が良い西洋野菜を『セカンドライン』として出しています。収益のメインになるのが、この『セカンドライン』ですね。一方で、『ファーストライン』は、こだわりのある人が好むような、珍しい”江戸東京野菜”なんですよ」この二層構造のアイデアこそファッション業界で学んだこと。太田氏が尊敬するファッション業界のカリスマ、マーク・ジェイコブスのやり方から着想を得たそうだ。それは、高額商品を扱うファーストラインを「マークジェイコブス」、ここに手の届かない層に対し、20ドルくらいのTシャツから手頃な値段の商品を扱うセカンドラインを「マーク・バイ・マークジェイコブス」として展開、このセカンドラインの存在から客層を広げ、女性や若い子に絶大な人気を誇る、というやり方だ。これを、希少価値重視の江戸東京野菜と、収益重視+客層拡大のルッコラやケール類等の西洋野菜を展開するという考え方として農業に転換させ、女の子ウケ、若者ウケの戦略というファッション業界上がりならではの戦略を練り上げた。まったく経験のないフィールドに行きながら“農業のやり方”よりも、自身の経験から独自のやり方を見出したからできることだ。「モテる」という感覚そのものが、かっこいいものを生み出すファッション業界的で、そのモテる戦略で生まれるのが新しい農業だ。太田氏率いるT.Y.FARMは、理解ある飲食店等と共に、自家採種・無農薬農業・養蜂・料理のプロの力を結集し、アジアで初となるプロジェクト“Seed To Table(農場から食卓へ)”が可能な都市づくり”にチャレンジしている。2017年の「SXSW」に出演し、先日はめざましテレビでも紹介された。彼女自身も「いま、メインストリームがきてるかも」と確実な手応えを感じている。草野氏は、歌謡エレクトロユニット「Satellite Young」のボーカルであり、5歳の息子を持つ母であり、会社員でもある。「一度決めたら、すべて全力でやる」というモットーを貫いてきた彼女に、参加者からこんな質問が飛ぶ。「僕は凡人コンプレックスなんですが、好きでやってみたいと思っても、自分にはできないなとか、才能ないなと思ってしまうことが結構あって。そういう時はありますか?そういう時どうしてますか?」「自分で全部できるようにならなくていいと思うんですよね。たとえば私、音楽が好きだけど、歌を歌うのは下手だし、ピアノもできないし、楽譜も読めない。でも、作詞作曲はできる。鼻歌でアイフォンに吹き込んだら、それを楽曲にしてくれる人を探せばいいし、自分の世界観を拡張してくれるようなクリエイターさんと一緒に組んで世界を作ればいい。全部自分で作らなくていいやって思うようになってから、自分の心の余裕に生まれました」続けて、彼女は自身についてこう打ち明けた。「私、落ち着きがないし、すぐ気がちっちゃうタイプなので、一つのことがつきつめられないんですよ!」 「自分は何が得意で、何が不得意なのか」が明確で、「できないこと」を恥じない。なので、実現したいことに向かって柔軟にチームを作る。「チームを作る」というよりは、「私はできないから、ヘルプしてほしい」と素直に頼み、人を集めることができるという方が近い。「魚がうまくさばけないからヒロさん、ヘルプお願い」のジョナ氏と似た感覚だ。「好きなことを(フルタイムの)仕事にすることが幸せ」という“幻想”あらゆる仕事を横断してきた草野氏から、イベント参加者に“逆質問”が飛んだ。「仕事を選ぶときに大切にしていることは?」参加者からの答えは「好きなこと」「やりたいこと」。会場も「ですよね…」という雰囲気。そこで口を開いたのはジョナ氏。「ぼくのジェネレーションがよく主張する、好きなことをフルタイムでやらなきゃ幸せになれない、みたいなのってすごく嫌なんだよね。その考え方は、実際に現実的じゃないし、誰の役にも立たない」。冒頭のキラーメッセージの続きはこうだ。「ぼくの周りにも、好きなことをフルタイムでやるライフスタイルを築き上げなきゃいけないと、思い込んでいる友人がいて、それが叶わないと、自身にがっかりしてしまう人がいるんだ」。そして、「自分が好きなこと、やっていて力がみなぎるようなことをする時間を、自分に現実的な形で作る、っていうのがもうちょっと合理的な姿勢じゃないかな。それが職業である必要はないし、それだけをやる必要もない」「ぼくたちのジェネレーションもそれ以外の人も、そういう形を目指していくべきだと思う。フルタイムでやっている大好きな何かで成功する、っていう幻想じゃなくてね」全員集合!ありがとうございました!All photos by Takahisa YamashitaText by Be inspired!Transcribed by Kasumi Mizoguchi映像で振り返るMEET HEAPS Vol.1▶︎ジョナ、食材探しの旅。Video by Reiko KatayamaMEET HEAPSVol.1〜Social Dining~ Food Exploring with Jonah Reider▶︎イベントダイジェストはこちら〜。Video by Kohichi Ogasahara & Yurie YanoMEET HEAPS Vol.1〜Social Dining & Public Interview Studio〜▶︎《番外編》アメリカでのジョナのお仕事の様子!(イケアのカタログに登場してます)IKEA 2017 Catalogue: Embrace the UnexpectedMEET HEAPS Vol.1〜Public Interview Studio〜コントリビューターの方々、ご紹介Guest SpeakerJonah Reider(PITH)pith.spacePhoto by Takahisa Yamashita今回のイベントのきっかけを作ってくれたジョナ。23歳とは思えないプロデュース力で世界中を周りダイニング体験を提供しています。こんなにも日本に“ジョナファン”がいたことにイベントを通して実感。今度は、また違う土地で一緒にイベントをしたいです。9日間、ありがとう!Futoshi Ota(T.Y.FARM)tyfarm.jpPhoto by Takahisa Yamashita東京の、アジアの、Seed to Table(農場から食卓へ)プロジェクトのパイオニアの太田さん。実は、今回のイベントの食材探し、キッチンの貸し出し、ダイニングイベントでT.Y.FARMの西田シェフのヘルプ提供、東京ディープツアー、スムージー提供ヘルプ、そして登壇まで。本当にすべてにご協力いただいたスーパー・ビッグ・サポーターです!ありがとうございました。Emi Kusano(Satellite Young)satelliteyoung.netPhoto by Takahisa Yamashita歌謡エレクトロユニット「Satellite Young」のボーカル、母、会社員という“三足のわらじ”を履く草野さん!お母さんの顔をこんなに見せてくれるなんて。また、お茶目なオリジナル子育て法をぜひ聞きたいです!お子さんも次回は参加で!(イベント当日のプレゼンでは動画の音声がうまく流れず、すみませんでした!)PhotographerCho Ongoongocho.comPhoto by Takahisa Yamashitaジョナとの食材探しをフィルムで撮影してくれたチョウさん。3台もカメラを首から下げて参戦してくれました!パブリックインタビュースタジオでもイベントの撮影をしていただき、ありがとうございます。最後は、チョウさんの顔を見ただけで安心感がありました!Takahisa Yamashitatakahisay-photograph.themedia.jpPhoto by Takahisa Yamashitaパブリックインタビュースタジオの写真をお任せしていた山下さん。イベント中以外も、集合写真や、打ち上げの様子もカメラでおさめていただき、ありがとうございました。ご自身のフェイスブックポストでは、イベントのコンセプトを理解してくださっているのを感じました。Ai MunemotoPhoto by Takahisa Yamashitaパブリックインタビュースタジオを撮影してくださったアイさん。難しいポジションでの撮影にもかかわらず、おさめていただき、ありがとうございました。Tomofumi Usatomofumiusa.com草野さんの取材記事で、彼女のポートレート写真を撮ってくださった宇佐さん。原色を巧みに使った宇佐さんの写真大好きです。いつもありがとうございます!DesignerKai Iwamotobehance.net/kaiiwamoto今回のイベントシリーズ「MEET HEAPS」のロゴデザイナーのかいさん。3Dのデザインの方が得意といいつつ、無理なスケジュールを聞いていただき、2日間で仕上げてくれました。「Photoshopが友だちです」というほどなので、Photoshopの相談は、彼まで!clakdesign(Keisuke Shinoda)clakdesign.cominstagram.com/clakdesign/ステッカーのデザインをお願いしたclakdesign 篠田さん。「NYでPITH(ピス)に行こうとしていた」というほど、ジョナのファンだそうです。今回、東京でのピス再現にあたり、デザイナーとして参加、ご協力いただきありがとうございました!Ayaka GotoIllustration by Akari Miura2Dでもなく、3Dでもなく、2.5Dが得意な後藤さん。1週間前に、急遽、会場の垂れ幕やプロップをデザインしてくださいました。一貫して丁寧なお仕事にスタッフ一同、感動しました。ありがとうございました。また違う作品を一緒に作りましょう!Video DirectorTetsuji Ono(Uzura)uzura.ne.jpPhoto by Cho OngoMEET HEAPSコンセプト動画をつくってくださった小野さん。音楽、映像の動き、素材の編集など、すべて迅速な対応(しかも夜中まで)をしてくださいました。ありがとうございました。社内でも「何度も見ちゃう」と伝説の動画になっています。Yurie YanoPhoto by Takahisa Yamashitaパブリックインタビュースタジオを映像にしていただいた、元インターンの矢野さん。社会人になってもHEAPSと関わってくれて、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!ModeratorAi Ayah(CAFE COMPANY)Photo by Reo Takahashiパブリックインタビュースタジオで司会をしてくださったアーヤさん。台本のないイベントで、急な展開にもいつも落ち着いて対応してくださり助かりました!ありがとうございました。実はBe inspired!のライターでもあります!Flower ArtistHiroki Kato(THE DAFFODILS flowershop)instagram.com/the.daffodils.flowershop/Photo by Cho Ongo奥行きのあるフラワーアレンジメントで会場が一気に盛り上げてくださった加藤さん。ジョナの料理が映えるように、裏方に回って頂き、何度も調整いただきありがとうございます!実は、その時のお花は、オフィスにドライフラワーとして、ずっと飾らせていただいています!Editorial DesignShu Sasaki(PERIMETRON)& Makoto Arai(PERIMETRON)perimetron.jpPhoto by Cho Ongoパブリックインタビュースタジオで配布したタブロイド誌を短納期でデザインから印刷まで制作していただ佐々木さん、荒居さんです。募集を開始してから、一番にご連絡いただき、無理なお願いに「やります」と心強い一言にとても救われました。そして、何度も校正ごめんなさい!ありがとうございました。Artist/PainterSo Shinozakiinstagram.com/sosnzk/MEET HEAPS第一弾のタブロイド、メインビジュアルのイラストを描いてくれたソウさん。彼のピザモチーフのキャラクター「デリシャスマン」をジョナ仕様にしてくれました。そして数日の制作(超急ピッチ!)で仕上げてくれて頂き、ありがとうございました!WriterChiyo Yamauchiジョナのオリジナル記事を書いたHEAPS MAGAZINEのライターのチヨさん。ここからすべてははじまりました。素晴らしいきっかけをありがとうございます!また記事を楽しみにしています。Ryoh Hasegawaryoh0508.tumblr.com草野さんの取材記事を執筆してくれたリョーさん。数々の某有名媒体で記事を執筆している編集者の方がBe inspired!に記事を書いてくれる日が来るなんて…これからも、どうぞよろしくお願いします!当日もご来場いただき、ありがとうございました。TranscriptTakako Ohyamamiselma.szkaa.comパブリックインタビュースタジオで、難聴者のイベント参加者の隣に座り文字起こしをしてくださった大山さん。これからもいろんな方に参加していただける場にしていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします!Kasumi Mizoguchiパブリックインタビュースタジオの初めから終わりまで翻訳、文字起こしをしてくれたかすみさん。今回の記事に活用しています。ありがとうございました!Operations StaffPhoto by Takahisa YamashitaGenki Nakamura以前もイベントを手伝ってくれた元気さん。今回もスタッフ一同、頼りっぱなしでした。いつも快く受けてくれてありがとうございます。彼のキャットストリートでのクリーンナップ活動ももう4年目。柔軟な行動力に脱帽です!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。Miki Yoshizawa元インターンのミキさん。群馬から駆けつけてお手伝いありがとうございました!これからもよろしくお願いします。Yukari Nishiumiニューヨークで行ったHEAPS MAGAZINEの創刊パーティーに実は参加していたという元インターンの西海さん。急なお願いにも関わらず、パブリックインタビュースタジオのお手伝いをしていただき、ありがとうございました!またオフィスに来てください。Shizuka Kimura Be inspired!の現役インターンのしずかちゃん。初めてのイベントのお手伝いでしたが、とっても機敏に動いてくれて、ありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします。Fukumi Yagaパブリックインタビュースタジオで、ボランティアスタッフをしてくれた屋我さん。会場のフォトブースを盛り上げてくれて、ありがとうございました。これからもイベントがあったら、お手伝いお願いいたします!Manatsu Sugitaパブリックインタビュースタジオで、ボランティアスタッフをしてくれた大学生のまなつさん。大量の飲み物の買い出しも対応してくれて、ありがとうございました!Goro Sarudateジョナの大ファンだったというゴロウさん。ダイニングイベントの片付けや、パブリックインタビュースタジオで配ったスムージーの仕込みなど何日間もサポートいただき、ありがとうございました!Place100BANCH100banch.comPhotos by Takahisa Yamashitaパブリックインタビュースタジオの会場として使わせていただいた渋谷の「100BANCH」。とても開放的で、ソファーがあったり、キッチンスペースがあったり、自由に遊べる空間がたくさんありました。ご協力いただき、ありがとうございました!SponsorshipNODOKAnodokatea.comPhoto by Takahisa YamashitaBe inspired!で取材した無農薬・無化学肥料の日本茶ブランド「NODOKA」のスイルさん。国産オーガニックのお茶4種類を、イベント会場で提供してもらいました。種類は煎茶、玄米茶、ほうじ茶、抹茶。個人的にはほうじ茶がオススメです。また、イベントの際はよろしくお願いします!ありがとうございました!Cateringgood hood foodthegoodhoodfood.comPhoto by Takahisa Yamashita普段はフードカートでメキシカンフードを販売しているgood hood foodのお二人。パブリックインタビュースタジオでは、ブッルクリン仕込みのブリトーをケータリングしていただきました。ありがとうございました!オフィスにデリバリーをお願いしたいほど美味でした!
2017年10月13日「あなたはうつです。軽度なのが幸いですが…」。 筆者が医者にそう言われたとき、意味がわからなかったことを今もよく覚えている。うつが厄介なのは、本人に必ずしも自覚があるわけではないという点にある。無自覚の原因は、うつへの理解不足だ。単純な話、うつになったことがない人間が「これがうつなのか」と本当に理解するには、それを体験するしかない。実はうつが風邪のようにありふれている病気だと知らない人は多い。そして意外なことに「健全な肉体と精神を鍛えるために」というお題目で語られるスポーツ界にも、うつが溢れている。
2017年10月13日「また冷蔵庫から賞味期限切れのものが見つかった。」「もったいないけど、もう食べられないなあ。」と、せっかく買った食べ物を食べずに捨ててしまう。そんな経験のある人は多いのではないだろうか。罪悪感が残るものの、どうすることもできない。「食料廃棄は、日常の中の意識によって、大きく変えることができる」というメッセージを掲げるChristine(クリスティン)が実際に日常的に行っている食料廃棄をなくす方法を今回、社会派YOUTUBERを紹介する連載GOODTUBERで紹介する。クリスティンのビデオの中から誰でも今日からできる「食料廃棄を防ぐためのパッケージ」を紹介しよう。食料廃棄を防ぐための5つのパッケージ方法※動画が見られない方はこちら①湿気を取り除く麻の保存袋を使ったり、メイソンジャーに入れ替えて使うことで湿気を防ぐ。③熱を加える保存する前に一度熱を入れることで、食品の中に含まれるバクテリアを殺すことができ化学物質を使わなくても、殺菌効果がある。⑤暗い場所で保存する冷蔵庫などの暗い場所で保存することで、食べ物の腐敗を防ぐことができる。Photo by @barbiergarreau_nicolasいかがだっただろうか。彼女はYoutubeの中で、食料廃棄をなくす心がけをするようになってから、食品を選ぶ自分の意思決定がシンプルになり、買い物に自信が持てるようになったと話している。また、食品を長期間保存できるため、食費を浮かせることができる効果もあるという。食料廃棄は、地球全体の大きな問題だが、Christineが提案するように、私たちは日常の中でもっと工夫して生活することができるのではないだろうか。All photos by Christine unless otherwise stated. Text by Ayane KumagaiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!14人目:「坊主=男性の髪型」じゃない。ある女性ユーチューバーが話す「女性が坊主にすべき10の理由」。 多くの女性が坊主の男性を目にした時、手入れをする必要がなくラクそうだと思ったことが一度はあるのではないだろうか。長い髪に煩わしさを感じながら生活している女性も少なくないはずだ。...
2017年10月13日「テロ」、「男尊女卑」、「戦争」。イスラム教のイメージは?と聞けば、こんな答えが返ってきても不思議ではない。「過激派によるテロ…犠牲者は◯人…」。テレビのニュースで流れてくるのは、悲しいニュースばかり。それに加えて、アメリカの大統領がイスラム教徒が多い一部の国に入国禁止命令を出したり、ヨーロッパでは堂々と反イスラム教を掲げる政党が人気を持ち始めたりと、世界中でイスラムフォビア(イスラム嫌悪)に関するニュースも比例するように増えていく。「イスラム教徒」と聞くとあなたはどんな人を思い浮かべるだろうか?どうしてあなたがそんなイメージを持っているのか、考えたことはあるだろうか?日本人のサトコと、サウジアラビア人のナダ。二人の女の子のごく普通の友情。マスメディアで流れてくるイスラム教徒に関するニュースはネガティブなものばかり。しかし、イスラム過激派やたとえば中東で起きた女性に対する暴力事件などがイスラム教徒を代表しているわけではないということを忘れてはいけない。一般のイスラム教徒について知ろうとする努力をしたことはあるだろうか。日本人の女の子とサウジアラビア人でイスラム教徒の女の子の友情を描いた漫画『サトコとナダ』(『ツイ4』にて日刊連載中)。これを読めばイスラム教徒に対するあなたの印象は変わるかもしれない。作者は、アメリカ在住経験のあるユペチカさん。『サトコとナダ』はあくまでもフィクションだが、アメリカで出会ったイスラム教徒の友人がユペチカさんの考えを変えたという。日本にいるときに私自身がイスラム教って怖いものだと思っていたんです…。日本にいるとイスラム国についてばかり取り上げられるから、イスラム教自体が悪いものだという風に私も少なからず思っていたところがあって。それでアメリカで勉強させていただく機会があった際に自分の無知さを実感したというか。実際にイスラム教徒の方にお会いして、考えを改め、同じように誤解をしている日本人にも伝えなきゃなと思いました。そこで私は絵を描くのが趣味だったので漫画にすることにしました。マスメディアの偏った報道によって形成されるイメージは、「ただの印象」の話には止まらない。イスラムフォビアが増えつづけ、イスラム教徒に対する犯罪が増えているこの世の中を見れば、現実的で深刻な問題だということがわかる。日本では欧米ほどではないものの、愛知県のモスク(イスラム礼拝所)に対して嫌がらせのメールや「殺す」などの脅迫があったことも過去に確認されている。(参照元:宗教法人名古屋イスラミックセンター)こういった悲惨な状態を少しずつ変える力をこの『サトコとナダ』という漫画は持っている。漫画の強みは「良くも悪くも誰でも読めること」とユペチカさんは言う。(漫画は)簡単に翻訳されて、転載される。だから絵の中でも悪意がないことをアピールするよう心がけています。これは気をつけなければいけないことだと思っています。でも本だとちゃんと一文一文を読まないとわからないところが、漫画はパッとみて、世界観が伝えられる。それが漫画の強みだと思いますね。音楽や文より一番早くわかるんじゃないかな。この漫画へのイスラム教徒の方々からの反応はここまで良好。ユペチカさんは日本のモスクでイスラム教徒のファンに出会ったり、実際にサウジアラビアに行ったときに、イスラム教徒の人々に『サトコとナダ』について説明すると喜ばれたりしたという。誰だって自分にまつわることで誤った情報なんて流してほしくない。『サトコとナダ』が等身大のイスラム教徒の姿を日本に発信することには世界的に見ても大切な意味を持つ。この漫画を書かせていただいている手前、何が良くて何が悪いかは私には判断できないのですけれども、イスラム教が生まれた時代はイスラム教が一番女性を守っていたと思いますね。例えば、コーランには娘を育てると幸せになるだとか。諸説ありますが、イスラム教が生まれる前は、娘が生まれても埋めるとか酷い扱いをしていたところに娘を大切に育てると天国へ行けるとか。全く女性に権利がなかったのを、離婚したとき何割もらえると決めたりも。今では五分五分が普通かもしれないけれど、女性には全くなんの権利ももらえなかった時代に、何割かもらえるって決めたのはイスラム教だそうです。女性がひとりで生きられない時代に、男性がたくさん戦争で亡くなられてしまったと、そこで女性が生きていけるように一夫多妻制が生まれたと言われています。その時代で止まってるので今はダメだよと言われますが、当時は進んでいました。これはあくまでも個人の知識です。「イスラム教が男尊女卑的だ」というヘイトの正当化によく使われるこの意見についてどう思うかとユペチカさんに尋ねると、彼女はこんな興味深い話をしてくれた。一貫して、知ろうとすれば、物事には色々な側面があるのだということを教えてくれる。『サトコとナダ』のなかでも文化間の露出への意識の違いを描いた印象的なエピソードがある。ユペチカさんがこのエピソードに込めた思いを教えてくれた。現在、調査によって結果に差はあるものの日本には10〜20万人近くのイスラム教徒がいると言われている。(参照元:一般社団法人ハラル・ジャパン協会)今後その人口は増えて行くという予想もあるし、2020年の東京オリンピックではイスラム教徒の旅行者だって多いだろう。そのときに、知ろうとする姿勢、受け入れるという姿勢を見せることが大事になってくるとユペチカさんは話す。「全部受け入れて!」というわけではなくて、知るところから始めてほしいと思います。もうすぐ東京オリンピック。そのときに例えばトイレの横にお祈りする部屋の用意があったり、食事の材料表示を頑張ると、イスラム教徒の方に喜んで貰えると思います。完全にハラール(イスラム法上で食べることが許されている食材や料理)のご飯を作りなさい!と言うのではなくて。それだけでたくさんの方が安心して日本に来て、楽しんで帰っていただくことができると思います。イスラム教についてはよく知らない方が多いと思うので、まずは知ってほしいな。男の人が握手等でも女の人に気軽に触れない方がいいんだよ(特に中東出身者の方相手では)っていうマナーとか。友達のことを知りたいという気持ちで。お互いをよく知り合うということが大切だと私は思います。知らない文化について、間違えるのは人間だからしょうがない。でもニュースで流れてくる情報だけを理由に勝手なイメージを作り上げたりせず、理解する姿勢を見せ、「知る」ことから私たちは始められる。***『サトコとナダ』ツイ4(@twi_yon)にて日刊連載中
2017年10月12日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子供から上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいを持った人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。上も下もないフラットな組織である350は、気候の公平性と訳される「*1クライメート・ジャスティス」の角度から、お金と気候変動にまつわる問題を楽しく広めていく活動に取り組んでいる。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!その一心で、今月からBe inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアン氏が、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。▶︎350.org Japan フィールド・オーガナイザー イアン氏のインタビュー記事はこちらから『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』(*1)クライメート・ジャスティス:「気候の公平性」と訳されるこの言葉は、先進国に暮らす私たちが、石油や石炭などの化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした温暖化への責任を果たし、すべての人々の暮らしと生態系の尊さを重視した取り組みによって、温暖化を解決しようとするコンセプト。
2017年10月11日「これはゴミだから捨てよう」。何気なくゴミ箱に捨てているそれは、果たして本当に「ゴミ」なのだろうか?この写真のバックが、実は「ゴミ」として処分されるはずだったエアバックだと聞いて、驚く人も多いのではないだろうか。車のエアバッグを再利用し、バッグなどのプロダクトを製造する工程。命を救うエアバッグに、命を吹き込むプロジェクトって。廃棄された車の部品は、そのほとんどがリサイクルされているが、実はエアバックとシートベルトだけはそのまま廃棄されてしまっている。そこで、“人の命を守ろうとしてきたもの(AIRBAG)に新しい命を吹き込み、再び世の中に戻す(BACK)”をコンセプトに、REBIRTH PROJECTは車のエアバッグの再利用に着目し、バッグなどのプロダクトを開発してきたバッグブランド『yoccatta TOKYO』とコラボレーションプロジェクトを立ち上げた。廃車解体施設で取り出されたエアバックは、工場に送られ人の手で一つひとつ縫製を解く作業から始める。特殊な方法で縫われているため、この作業だけでも30分を要する。そして、エアバックに付着した油や汚れを一度洗浄し、乾燥させて、特殊なミシンで丁寧に縫い合わせる。命を守るためのエアバックとあって、一般的なミシンでは針が折れてしまうほどの地厚な素材のため、特殊なミシンがある限られた縫製工場を使用している。そのため少量限定生産だが、手仕事で丁寧に作られてるだけあり、一点一点味のある商品に仕上がっている。商品の種類も、Tシャツ、バックと様々だ。バックは、バックパックと2wayトート、サコッシュと大きさにもバリエーションがある。エアバックの素材とあって、頑丈さは抜群、グレージュにも近い白の色で白よりも汚れが目立ちにくい。また、持ち手にシートベルトを使用しているので、肩にかけても負担がかからないのも嬉しい。エアバッグ2wayトートバッグM yoccatta TOKYOエアバッグ2wayバックパック yoccatta TOKYOエアバッグサコッシュ yoccatta TOKYO「新しいもの」よりも「新しい価値」が大事。実はあまり知られていないが、食料と同様に衣服も大量に廃棄されている。およそ1,110万トンの供給量に対し、排出量がおよそ940万トン、そのうち3R(リサイクル・リユース・リペア)されているのはわずか26.28%のみである。(参照元:独立行政法人中小基盤整備機構)残りのおよそ75%は寄付もしくは処分されている。寄付されていると言っても、途上国では現地の産業や文化を壊すとのことから、輸入禁止となった国もあるほどだ。余った衣料は燃やしたりなどして処分されるわけだが、それにもエネルギーを要し、無駄にエネルギーを使っていることになる。素材を一から作ろうとするとエネルギーや水を大量に使う。本来ゴミとなるものに再び命を吹き込んだ今回紹介した「AIRBAG」シリーズは、こういったエネルギーや水の節約ができるのだ。「新しいもの」ではなく「すでにあるもの」に目を向けることで、違った「新しい価値や発見」が得られるのではないだろうか。オンラインストア: by Be inspired!編集部ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!p.10 欧米で始まる“社会にいい虫歯の防ぎ方”って?歯も、環境もキレイになる歯ブラシ&歯磨き粉。|『GOOD GOODS CATALOG』 私たちが毎日使う歯ブラシが、実は環境問題を引き起こしているのを知っているだろうか?日本では、歯ブラシの年間使用量が約6億6500万本にも及ぶ。掃除用にリユースする...
2017年10月11日日本ではまだまだネガティブな印象が強いタトゥー。そんなタトゥーという存在が病気を乗り越える一つの手段になり得ることを知っているだろうか。タトゥーを施すことで精神的な回復をし、それによって自信を取り戻した人々がいる。年々増加する乳がん患者女性にとって乳がんはもっとも罹患率の高いがんである。 2015年、日本における乳がん罹患数は89,400人、死亡数は13,800人(参照元:乳がん治療と乳房再建の情報ファイル)。乳がんの患者数は年々増加しており、関心を向けざるをえないものとなっている。そしてこの乳がんという病気に対して、特に女性にはある心配事を抱かせるかもしれない。乳房を摘出することだ。乳がんを患い、胸のふくらみがなくなったり、人工的な胸に変わったりすることは体にも心にも大きな変化をもたらす。しかし、そんなその後の生活にも大きな影響を与える乳房摘出をタトゥーというアートを利用して自分の魅力に生まれ変わらせた人々が存在している。摘出手術後に傷をタトゥーでカバーした女性たちタトゥーが施された胸を披露した元乳がん患者たちがタトゥー雑誌Inkedでとりあげられた。胸のタトゥーをさらした女性たちは皆、長い期間乳がんと闘い、病気を克服している。また#inkedforacauseというハッシュタグを用いて、そんな女性たちの姿は世界中に広がっている。CHRISTINA – 4 years cancer free. Shot for @inkedmag #inkedforacause issue. Photo @sophyholland Makeup @pinksun Hair @erintierneyartist Styling @newheartnyc Shot at @pier59studios Thanks to @caseyshowalter @krystallynne @brian__lynch @sami_hajar @rockyrakovic @pookiepookie_ #mastectomytattoo #breastcancerawareness #breastcancer #breastcancermonth #mastectomySophy Hollandさん(@sophyholland)がシェアした投稿 – 2017 10月 2 6:48午前 PDTinstagram:@sophyholland乳がんを患った場合、病気を克服できたとしても手術後の胸の傷や全摘出という不安、また胸を失った後の精神的ダメージがとても強いものだということを特に女性たちは共感するだろう。がんという病気自体の身体的ダメージに加え、女性らしさを表す胸をとってしまうことで精神的なダメージも伴う。意識しないようにしたとしても傷がある胸を見ないで生活していくことは不可能だ。これは本人とって精神的なダメージを長引かせてしまうかもしれない。MELISSA – 11 years cancer free. Shot for @inkedmag #inkedforacause issue. Photo @sophyholland Makeup @pinksun Hair @erintierneyartist Styling @newheartnyc Shot at @pier59studios Thanks to @caseyshowalter @krystallynne @brian__lynch @sami_hajar @rockyrakovic @pookiepookie_ #mastectomytattoo #breastcancerawareness #breastcancer #breastcancermonth #mastectomySophy Hollandさん(@sophyholland)がシェアした投稿 – 2017 10月 2 6:57午前 PDTしかし、そのようなダメージに対し、彼女たちは思考を変え、タトゥーを加えるという行動によって体をアートで着飾り、自分の体を美しく作り直した。また、タトゥーによって胸の傷を隠すことができ、デザインされた胸のおかげで、鏡の前で自分の姿を見るのが楽しくなったり自信が持てたりすることができるだろう。この胸のタトゥーは病気と闘い克服したという事実と、その事実を受け入れてより魅力的になったことを象徴している。THIS IS WHAT STRENGTH LOOKS LIKE!fuck you cancer Inked Magazine first ever issue dedicated to breast cancer and other causes. 12 beautiful and courageous mastectomy survivors showcasing their amazing tattoos. First of two covers shot by me! Stay tuned for the inside spread and video. Thank you to @sami_hajar @rockyrakovic and @pookiepookie_ at Inked, and an awesome crew – @newheartnyc @pinksun @erintierneyartist @caseyshowalter @krystallynne and @pier59studios for hosting the epic shoot! Featuring @brodygradymama @karenlazarovitz_brca @melissashelley1 @daynadono @queenglobz @horror_cosmic @katvw @kimbohotch @sbhallum @myleeyc @starrazure @pissychrissyschroeder #breastcancerawareness #inkedforacauseSophy Hollandさん(@sophyholland)がシェアした投稿 – 2017 9月 29 8:45午前 PDT彼女たちは病気というネガティブな経験をそのままにせず、また左右されることなく、その傷さえもポジティブで美しいものへと変えてしまった。そんな強さを持った彼女たちから、その発想と勇気ある行動を見習うべきだ。そして、彼女たちのような元乳がん患者の存在は現在乳がんを患っている人々、将来乳がんにかかってしまうかもしれないという不安をもつ人々を勇気付けている。タトゥーによって自分の体と心に自信を取り戻した彼女たちはとてもかっこよく魅力的だ。Text by Shizuka KimuraーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「アジア人は表情豊かじゃない」そんな発言を撤回させるべく動き出した怒れるアジア人たち #ExpressiveAsians 日本の伝説的漫画「攻殻機動隊」がハリウッドでの映画化決定を果たし、その主役が日本人ではなく白人系女優スカーレット・ヨハンソンだという事実がアメリカで問題になった。原作で...
2017年10月10日うつ病など精神疾患と診断される患者数は年々増加しており(参照元:厚生労働省)、ここ数年でメディアでも頻繁に取り上げられるようになった。メンタルヘルスという言葉を耳にする機会は増えたのではないだろうか。しかし、世間の人々が精神疾患に十分な理解をしているかということには疑問が残り、精神疾患や深刻とまではいかなくても心の不調を抱えている人が自身の事情をオープンに他者に語れる環境が整っているとは言えない。今回、カウンセリングや薬の服用経験のある3人に、経験したからこそ語れる、「こういう接し方をしてほしい」「どういう言葉をかけてもらえれば気が楽になるか」など、周囲の人に対するリアルな本音を聞いてみた。そして、彼らの体験から精神疾患に対する理解とオープンな環境とは何かを考える。ナガシマさん(23)学生の頃、なんだかんだ1年ぐらいカウンセリングに通ってたけど、うつ病=現代病っていうような意識だったからカウンセリングに行くことに抵抗なかったし、家族が良さそうな病院や評判のいい先生を探してくれたから意外と身近なものだったと思う。家族は理解してくれて、私の生活にあまりストレスがかからないようにしてくれてたんだけど、周囲の目は少し気になっててカウンセリングに通っていたことは友達には話してなかった。それに誰かに相談すると説教されることが多くて、あまり攻めないでーってなっちゃうから。だから自分の状況を人に話して仕方ないよねって言ってもらえると気が楽になれたし、逆に、普段明るく振る舞うタイプだから人に話せないことの方が多くて、悩みなさそうだね、みたいな言い方されるとすごく嫌だったんだよね。当時、不眠症にもなってたから朝起きられなかったし、ずっとぼーっとしちゃって頭に何も情報が入らなかった。大学では理解してくれる教授もいたけど、不眠症=夜遊びって考える教授もいたからきつかったかな。こーたさん(31)自身の経験を話してくれた彼らのように、学業や仕事をこなしながらカウンセリングへ通い、精神的バランスを整えようとする人は少なくない。学校や仕事に取り組む人から社会生活を送ることが困難な人まで、悩みやストレスの原因と程度は人によって様々であり、例えるならば異なった色をもつグラデーションなのだ。精神的に健康な人、不健康な人と2つに分けるのではなく、もっと一人ひとりの気持ちに耳を傾ける必要があるのではないか。また、理解をしてもらえるだろうかという不安から周囲に相談することに抵抗を感じたり、頼るということが下手な人だっている。実際に、今回インタビューに応じてくれた3人は周りの人に本音をなかなか言い出せなかったことや、打ち明けても理解のない言動を受け取ったことなどを語っている。彼らが日々の生活で接している、家族や友達、職場の身近な人々から否定的な言動を示されたら、それはますます彼らを追い込むことになる。自分で感情をコントロールすることが苦手だったり、ストレスに打ち勝てない人は弱い人間なのだろうか。ネガティブな感情と向き合い、それを乗り越えようとする彼らは本当は強い人間かもしれない。理解し寄り添う態度こそが、彼らのような人々が精神的健康を取り戻すのに大切なのではないだろうか。落ち込んでいる人に対して否定したり突き放すような言動をしてしまった経験はあなたにもあるかもしれない。でも自分がもし彼らのような状況に陥った場合にどうしてほしいと思うだろうかと考えてみてほしい。それが身近な人々からのサポートが重要なものであるという意識を高めることに繋がっていく。自分の周りに少しでも落ち込んでいたりストレスや悩みを抱えている人がいたら声をかける、という一人ひとりの行動がオープンな環境を作るのだ。Text by Shizuka KimuraーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「障がいは個性」。発達障がいを抱える栗原類にきいた、日本社会が変えるべき“障がい者への誤った認識”。 ニューヨークで1851年に創業し、165年以上の歴史をもつスキンケアブランド、キールズ。「利益を得るためだけではなく、住民や企業、そして地域社会をより良くするために貢献すること...
2017年10月09日悩みやコンプレックスは誰にでもある。一番仲良い友達にも恥ずかしくて言いづらい…そんなことがあるはず。でも、もしそれをオープンに話せたら、同じような思いをしている人が他にもいて、「あぁ、なんだ。私一人じゃなかったんだ」と気持ちが楽になるかもしれない。根本的な悩みは解決しなくても、解決への一歩を踏み出せるかもしれない。Website::@sophiehurAll photos by Sophie HurText by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#5「トランプとナチスはくたばれ」。“リアルな人間の感情”をイラストで表現するアーティストの社会への怒り | GOOD ART GALLERY あなたがちょうど今感じていることは、どんなことだろう?「早く起きられたから嬉しい」「でもどうして電車が遅れているの?ムカつく」「せっかく早く起きられたのに悔しい」「今度...
2017年10月09日2011年に東日本大震災が起きたあと、AKB48などの歌手たちがイベントで募金を呼びかけたり、コンサートの売り上げを被災地に送る慈善活動をしていたのを覚えているのだろうか。アメリカでも、アフリカで起きた飢饉に対し、1985年にマイケル・ジャクソンをはじめとする多くの歌手が『We are the World』(直訳:私たちが世界)という曲を歌う大規模なチャリティを行なっている。このような「音楽」を通じた慈善活動は日本でも広く認知されているが、チャリティの方法はそれだけではない。最近では「ポルノ」を使ったチャリティもあるというのだ。ベルリンの湖の辺りで、全裸や下着姿、服を着たままの大勢の人が一同に互いの身体を触ったりセックスをしたりしている。それがオルタナティブなポルノ『We Are the (fucking) World』(直訳:私たちがセックスの世界)の撮影現場だ。このポルノの特徴は、とにかく多様なセクシュアリティ*1の人が出演しているところにある。男性や女性、自分をそのどちらとも認識しない人、自分の身体の性別と心の性別が一致する人・しない人、異性愛者やその他の性的指向の人などだ。また、人種的にも多様性に富んでいる。(参照元:XConfessions, DAZED)(*1)性行動に関わる行動や傾向などの総称制作された背景にあったのは、撮影監督の「ポジティブで、出演者を尊重する、クリエイティブなSEXビデオがあれば、世界はよくなる」という思いだ。そこで、同作は多様なセクシュアリティの人に対する差別や偏見に抗議する「慈善ポルノ」として作られたのだという。実際に出演者は自らの出演料の半分を、プロダクションは制作費の半分を、同じ問題に取り組む国際人権NGOの「アムネスティーインターナショナル」に寄付している。また制作したプロダクション「XConfessions」は他の作品を撮る際にも、従来ポルノとは正反対で、女性を蔑むような演出は一切なく、自然なセックスを見せ、出演者を尊重することに強いこだわりを持つ。例えば、それぞれのシーンや体位で「出演者のOK」を得なければ撮影しないほど、徹底しているのだ。彼らを「ポルノ」という視覚的にパワフルな媒体を使う、“アクティビスト集団”と呼んでも決して言い過ぎではないだろう。アフリカの飢饉のために、アメリカの有名歌手が集まって発表した『We Are The World 』から約30年。次の世代の若者たちはセクシュアリティを越えたポルノ作品『We Are the (fucking) World』を作ることで、世界をよくしようとしている。ポルノをめぐる問題は、出演の強要や女性を軽視した行為が盛り込まれていることなど数多くある。だがポルノの話を含む性的な話題は表立って話されにくいからこそ、新しく制作されるポルノから作り方や内容を変えていくことが必要なのではないだろうか。***XConfessionsXConfessions.comErikalust.comXConfessionsを設立したポルノ監督Erika Lust(エリカ・ラスト)についての記事はこちらAll photos by XConfectionsText by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「一切、演技なし」のセックス動画が切り開く「未来型ポルノ・ビジネス」 ポルノで世界を変えられると、本気で信じている女性がアメリカにいる。その女性(56才)は若い男の子とセックスした時に世界を変える方法が分かってしまったそうだ。...
2017年10月07日財政破綻によって42人に1人がホームレスという、アメリカ南東部に位置するデトロイト市。今ではアメリカで一番治安が悪いと言われ、街中に家を失った人が悲しみとともに溢れかえっている。そんな彼らの力になるため行動したのは、一人の女子大生だ。しかし彼女に待ち受けていたのはホームレスからの“思わぬお叱り”であった…。「ホームレスの存在感」は、コートが示すそれからというもの、ベロニカはコートを作ってはホームレスたちに無償で渡し続けていた。当然、多くのホームレスが感謝を示し、ベロニカ自身も心地よく感じていただろう。しかし、本当の意味で彼らを救うことはできていなかったのだと気づく時がくる。ある日のこと、ベロニカはいつものように出来上がったコートをホームレスたちの元へと届けた。すると一人の女性ホームレスが、怒りの表情を浮かべてベロニカにこう言った。あなたは自分がやっていることについてどう思うの?これは全く意味のないことよ。私たちにコートは必要ない。必要なのは“仕事”なの(引用元:HUFFPOST)この時、ベロニカはハッとした。自分の善意はもしかしたら自己満足であったのかもしれない。これをきっかけに彼女は“コートを作ること”ではなく、“コートを作る会社を作ること”にシフトチェンジ。大学卒業後にNPO活動団体『The Empowerment Plan』を組織し、ホームレスを雇ってコート作り事業を開始した。「ホームレス」という言葉は定義づけられない雇用主として大切なことは、社員が会社の利益ではなく社会のために必要だと示すことなんです(引用元:CNN)そうベロニカは語る。最初にコートを配っていた時には「身なりを整えることでホームレスたちに誇りを持って欲しい」と思っていたそうだが、実際に彼らが誇りを持ち始めたのは仕事を手にしてからであった。ホームレスの人たちは、自分自身に誇りを持つために独立を望んでいるんです。彼らは自分の幸せのために誰かに頼らざるをえないという状況は、決して望んでいません(引用元:HUFFPOST)人が生き生きと生活するために必要なものは、お金や名誉ではなく社会に必要とされることなのだ。これはホームレスだけではなく、人間だれにでも言えることであろう。もしあなたが今の仕事にどこか物足りなさを感じているのであれば、お金の他に「社会との繋がり」という視点で仕事を捉えてみるといいだろう。きっと何か新しい気づきが生まれるはずだ。***The Empowerment Plan
2017年10月06日フェアトレード、ダイレクトトレード、オーガニック、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない「思想の詰まった飲食店」。「海外からビーガンの友達が日本に来ていて、ビーガンメニューのあるレストランを知りたい」、「サードウェーブの先を行くコーヒーが飲みたい」、「フードロスがないレストランに行きたい」、「無農薬野菜が食べたい」、「友達や恋人と健康な食事をしたい」「ストーリーのある食材で作られたものを食べたい」などなど。そんなニーズに答える連載です。「食べることはお腹を満たすだけじゃない。思想も一緒にいただきます」。その名も『TOKYO GOOD FOOD』。フーディーなBe inspired!編集部が東京で出会える、社会に、環境に、健康に、あなたに、兎に角「GOODなFOOD」を気まぐれでお届けします!それでは第11回目の『TOKYO GOOD FOOD』行ってみましょう!WHERE IN TOKYO今回は2015年1月にオープンした鍼灸院「るくぜん」で、1〜2ヶ月に1回、4人×2回=8人だけを定員に開催されている薬膳料理ワークショップをご紹介。オーナーの難波さんは10年前、事故で失明。「できない」ことがあるからこそ生まれた、このワークショップについて彼にお話を聞きました。
2017年10月05日