Be inspired!がお届けする新着記事一覧 (24/30)
アフリカというと、何を想像するだろうか。ニュースや新聞などのメディアを見ると、内戦、犯罪、疫病、貧困などのネガティブなイメージが、どうしてもいつも付きまとう。しかしそれは本当であろうか。もう一度真の豊かさを考えた時、私たちはアフリカが世界で一番豊かな大陸だということに気が付くだろう。(Photo by バンベニ桃)植民地支配された悲しい歴史まずアフリカを語る時に、決して避けては通れないのは、欧米人の植民地支配の歴史だ。15世紀から17世紀にかけての大航海時代をきっかけに、アフリカ大陸をイギリスやフランス、ポルトガル、ドイツ、ベルギーなどが挙って植民地にした。欧米人の狙いはその豊富な資源と気候のいい土地であった。そして先住民を劣等な民族と見なし、巧みな戦術で奴隷化していったのである。それはアフリカだけに留まらず、アメリカ大陸、アジア諸国、オセアニア諸国と世界中に広がっていき、世界中が欧米人のために存在するという哲学が当たり前のように通ってきた時代があったのである。植民地撤退後も、その哲学は色濃く残り、現在でも第三世界と呼ばれる国は、先進国と呼ばれる国に安値で資源を搾取され、貧しいというレッテルを貼られているのは目を反らせない事実であるだろう。真の豊かさとは何か。(Photo by バンベニ桃)では、アフリカは本当に貧しい大陸なのであろうか。そもそも私たちが「豊か」だとか「貧しい」だとか言う基準はどこにあるのだろうか。豊かさを測るのに使われるGDP(国内総生産)。ではこの数値が高ければ豊かな国なのだろうか。そうであれば、それは「豊かさとは経済次第である」と公言しているわけである。先進国は豊かで、第三世界は貧しいという、なんとも単純で不可思議な方程式がまかり通っているのだ。当然であるが、この地球にはたくさんの民族が多様な文化を持ち暮らしている。その暮らしに優劣は付けられない。アフリカ中部に位置するカメルーンという国。筆者は2007年、この国の奥地の村を旅したことがある。電気も水道もない、売店もない村々。そこに住むアフリカ人はその土地で採れる土と木で家を作り、狩りをし、野菜を育てたり、山菜を収穫したりして生活していた。学校にいかない子供もいた。アフリカの教育は植民地時代の欧米式であるために、民族衣装では学校へ通えない。子供たちは民族衣装を脱ぎ、民族的に意味のある装飾を外し学校へ行く。当然であるが彼らがその後、民族衣装に戻ることはないし、装飾品を日常的につけることもなくなる。その村を暮らし見て、多くの人は援助が必要だと言うであろう。学校が必要だ。水道が必要だ。電気が必要だ。病院が必要だ。トイレが必要だ。そしてその後、ボランティアがその地を訪れ、それまでの長い歴史の中で作られてきた、先住民の生活を変えてゆくのだ。世界一豊かな大陸、アフリカ。(Photo by バンベニ桃)さてこのカメルーンの村人たちの暮らし。実は彼らは驚くほどにとても豊かな暮らしを営んでいる。その土地には豊富な食べ物があり、季節ごとに彼らのお腹を満たす。子供は小さいころから、狩りの仕方や、薬草の見分け方、哲学などの知恵、自分より小さい子供の世話などを学ぶ。家を建てるのも、その土地から採れる資源で、同じ村に住む村人の助けを借りながら建てる。当然ローンなどはない。他の人が家を建てる時に、自分も助けに行くだけだ。彼らは大自然の中で上手に自然と循環しながらも、慎ましくも、満たされた生活を送っているのだ。その暮らしを誰が貧しいと言えるのだろう。彼らの社会には、このグローバル化がもたらした環境問題や、経済問題や、雇用問題や、少子化問題などを始めとする社会問題はないのだ。その暮らしは私たちの暮らしとは全く違う。それは彼らの社会形式が私たちのそれとは違うだけで、彼らの生活が劣っているということでは決してないのだ。学校に行かなくても生きていける人たちがいるということ。お金をほとんど使わずに生きている人たちがいること。自給自足の生活をしている人たちがいるということ。病院がなくても伝統的な薬草で十分癒されている人たちがいること。そんな生活を貧しいと決めつけてしまっては、この地球から多様な民族の暮らしは今まで以上に消えて行き、今まで以上に貧しい人たちが増えるだろう。本当の貧しさとは、それまでの暮らしの価値観や哲学や誇りを捨て、持ってない物を求めて彷徨うことにあるのではないだろうか。アフリカを貧しくしている一番大きな理由は、植民地支配が持ち込んだこの社会の仕組みにあり、その仕組みはアフリカを貧しいままにし、資源をこれまで通りに搾取するという目的がある。皮肉なことにアフリカは世界一豊かな資源を持つために、その搾取の対象とされてしまったのだ。今日もたくさんの資源がアフリカから採掘され世界中に渡っている。それを掘っているのはアフリカ人で、その多くを所有しているのは欧米人ということに、今も変わりはない。アフリカの豊かさから日本が学ぶこと(Photo by Rita Willaert)アフリカは世界一豊かな大陸だ。もちろんそれは資源だけの問題ではない。それは人々の暮らしのあり方である。人間のルーツとも呼ばれるアフリカは、その言葉に似つかわしく、人間らしい暮らしをしている。知恵ある年寄りを尊敬し、子供は子供同士で社会を作り、年上が年下の世話をしながら、大自然の中で育つ。その姿は生命力で溢れ、力強く逞しい。そしてまだまだ多様な民族がその土地と循環した伝統的な暮らしをしている。アフリカの暮らしを見て、日本の暮らしを振り返る。そういえば、私たちにももっと地球と循環できていた暮らしがあったのだ。日本人が日本人らしく暮らしていた頃。いつの日からかその暮らしを断ち、便利、便利だと言いながら遥か遠くまで来てしまった。気がつけば環境汚染は拍車をかけ、少子化は深刻で、多くの食べ物には農薬や添加物が使われた不自然な物になってしまった。アフリカの豊かさは経済的なそれとは違い、シンプルで、根っこがある。そしてその姿は日本人が忘れかけていた、何か大切なものを思い出させてくれるのだ—————Text by バンベニ 桃ーBe inspired!
2017年01月10日「天国と地獄」ある中国北京市在住の中国人女性が、英国と中国の空気を比べてこのように表現した。(参照元:Record China)急速な経済発展に伴い、排気ガスや工場の煙が大量に発生する中国。北京市では年始早々、深刻な大気汚染が続き、市当局は1月4日までに、4段階で2番目に深刻な「オレンジ警報」を出したと報じられている。米大使館のウェブサイトによると、北京市の微小粒子状物質「PM2.5」を含む汚染指数は1月3日の夜から4日の朝まで最悪レベルの「危険」を上回る「指標超」の状況が続いた。(参照元:産経フォト)1日に約4000人が死んでいると報告されるほど深刻な大気汚染が続く中国の空気を綺麗にすべく、そして子供たちが笑って外で遊べるような環境を作るべく「巨大な空気洗浄機」を建てた男が存在する。
2017年01月07日今週の火曜日。アメリカである女の子のタンブラーの投稿が感動を呼び、シェアされ、話題となりました。その投稿は現在公開中の『スターウォーズ』シリーズのスピンオフ『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』について。 メキシコ系一家に生まれたその女の子のお父さんは強いメキシコ訛りがあるそうです。そんなお父さんを連れて彼女は『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』を映画館に観に行きました。『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』の主人公のひとりを演じたのはメキシコ人俳優ディエゴ・ルナ。映画の中でも彼は訛りをアメリカ英語に変えてはいませんでした。自分と同じような訛りのあるメキシコ人俳優が大人気作の主役級だったということに、その子のお父さんは感動して帰り道はスキップをしていたそうです。米大統領ドナルド・トランプ氏が「メキシコとの国境に壁つくる」と衝撃的な発言をしたのは有名な話ですが、アメリカのメキシコ人差別は大きな問題となっています。そんな中、メキシコ人俳優を大ヒット作のスクリーンで見ることは彼女のお父さんにとって大きな意味があったのでしょう。『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』はハリウッド大作としては非常に珍しく多様性のあるキャスティングで高く評価されました。メインキャラクターたちは、女性、メキシコ人、アジア人、イスラム教徒…と全員“マイノリティー”によって構成されていたのです。しかし逆に言えば、『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』が革命的と言えるほど、ハリウッドは「白人至上主義」なのです。
2017年01月07日「スタートアップ」と聞いて、あなたはどの国を思い浮かべるだろうか?きっと多くの人の頭に浮かぶのはシリコンバレーなどがあるアメリカであろう。しかし、アメリカよりももっと「手軽に」、そして「安く」会社を起こすことができる国があることをご存じだろうか。それは、住んでいる日本人の数が1,000人しかいないと言われている、馴染みのない旧ソ連の小国だ。「Skype」を生んだ、バルト海のシリコンバレー※動画が見られない方はこちら多くのスタートアップがアメリカから飛躍する中、FaceTimeやLINEの先駆けともなった「Skype」がエストニアから生まれたことを知らない人は多い。実は、エストニアは1991年に旧ソ連から独立して以来、国家政策としてIT推進に力を入れてきた。土地が狭く、農業が盛んに行えない寒い気候だったため、国がエンジニアリング技術やプログラミングの開発環境を整えていったのだ。その結果、今では学校にWi-Fiがあることは当たり前、選挙のオンライン投票を最初に可能にしたIT大国へ成し遂げたのだ。(参考元:TheEconomist)最近でもその成長は著しく、元Skype社員のエストニア人によって作られた「TransferWise」という手数料を抑えるオンライン送金サービスも話題となっている。このシステムは、「TransferWise」を通して自分が希望する通貨の換金相手を見つけ、個人間で国内取引を可能にするというもの。それによって為替手数料がほぼゼロになる画期的なサービスである。もちろんサイトの利用登録は無料。この手軽さがウケ、2011年のサービス開始以降、約5年間で送受金実績は45億ドル(およそ5400億円)、世界5カ国にオフィスを持つ、従業員数約600名を超える企業に成長した。(参照元:okanemote style)会社の設立は「たった20分」で完了
2017年01月06日この連載では、毎回、ユナイテッドピープルが届ける映画を少しずつ紹介しながら、世界で起きている問題に触れたり、そこから日本との繋がりを見つめたりするような記事をお届けしていきます。
2017年01月05日まだ気温が暖かく、外でのんびりするのがちょうど気持ちいい秋の日、下北沢のカフェで空いた席を探していると、笑顔で「ここ座っていいよ」と声をかけてくれた女の子がいた。彼女の名前はエイルル・アサラン。ベルリンを拠点にしているトルコ人のフェミニスト・フォトグラファーだった。
2017年01月04日皆さんのお正月休みはどうだったろうか?友達とニューイヤーズイブパーティーをしたり、家族と初詣に行ったり、もしくは忘年会で飲みすぎて休みのほとんどを二日酔いで過ごしたという人もいるかもしれない。楽しいホリデーはあっという間に過ぎ、「今日から仕事」という人も少なくないだろう。毎朝、私たちが出勤時間に間に合うように、スーパーヒーローのように現れては車内へ押し込み“救ってくれる”駅員さんたちと完成させる「満員電車」に乗り込む準備はできているだろうか…?
2017年01月03日退社後や、週末、休暇中などオフの日なのにも関わらず、業務メールがわんさか送られてきて、イラっとした経験はないだろうか?そんな労働時間外の業務メールを、2017年からフランスではガン無視してもOKになったそうだ。
2017年01月03日去年のクリスマスの時期は何をしていただろうか?パーティーをしていた人もいれば、普段通りの日を過ごしていた人もいるだろう。そんななかサンタクロースの住むといわれる北極は熱波に襲われ、サンタクロースのそりを引くトナカイたちが地球温暖化と闘っていたのだ。あなたはこの事実を知っていただろうか。2016年、世界の気温は過去最高まで上昇した知っているだろうか、2016年、世界は1879年に観測を始めて以来最も気温が高くなった年なのだ。特に2016年前半は高い海面水温が続くエルニーニョ現象により、地球が異常に暖められてしまった。(参照元:CBS News)地球の温度の上昇はただ暑くて過ごしにくいだけではなく、さまざまな面で地球環境に影響を及ぼしている。
2017年01月02日現在、スタートアップは世界中で1日に「137,000社」も誕生しているといわれている。そんなスタートアップが集まる聖地として、近年注目されているのがタイ“第2の都市”「チェンマイ」。人気の理由は何と言っても「物価の安さ」や「快適な気候」。それだけではなく、ネット環境やコワーキングスペースなどインフラが発達しているからだ。(参照元:CNET)
2016年12月30日2016年もあっという間に終わってしまい、2017年がやってきた。年始といえば、おせちとお雑煮を食べて、家族や友達と買い物になんて過ごし方も多いのではないだろうか。そこで今回は、江戸時代か明治時代に始まったと言われる「福袋」の未来について、Be inspired!編集部が予想してみた。「福袋」の息はそんなに長くないかもしれない。
2016年12月30日“食のテーマパーク”と聞いて、何を想像するだろうか?スイーツパラダイス?カップラーメンミュージアム?それとも、東京ミートレア?日本にはさまざまな「食のテーマパーク」が存在するが、それらとは全く違う趣向の食べて、遊んで、学べる「食のテーマパーク」がイタリアの北部の都市ボローニャ(人口約37万人)に来年誕生する。その正体とは一体?
2016年12月29日幼い頃から、いわゆる“女らしさ、男らしさ”はよくわからなかった。まわりから見たらセーラームーンとウルトラマンのどちらも好きで、周囲の反応からは女の子ともよく遊ぶ“ちょっと変な子”。高校生のときには、社会や環境のせいで好き同士だった人と一緒に居続けられないという苦しさと理不尽さを味わう。それらと闘うなかで、自身がゲイだとカミングアウトし始める。大学に入ってからは、そうした原体験を経て自主的に動き出した。そして、現在は企業向けLGBT研修やLGBTメディアを運営しているLetibee取締役の外山雄太氏。今回Be inspired!は、新しいLGBTカルチャーを作ろうと挑戦するミレニアル世代の視点から彼にインタビューを行なった。日本でも聞こえるようになった、“LGBT”というワード。そうした呼称にはいろいろなものがあるという。「LGBTs」(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーとその他のセクシュアル・ジェンダーアイデンティティ)や「LGBTQIA」(前者にクィアとインターセックス、アライを足したもの)などの呼称だ。果たして、どんな呼び方が最適なのだろうか?外山氏は、マイノリティという捉え方ではなく「性」が多様だということを表す「SOGI(ソギやソジと読む)」という呼び方があることを紹介してくれた。“LGBTって結局、LとGとBとTがあってそれ以外にもたくさん性のあり方ってあって、なんかいろいろAとかQとか入れていってきているけど、どんどん長くなっていってきちゃって、でも「SOGI」っていうのはSOがsexual orientation(性的指向)、GIがgender identity(性自認、性的嗜好)を意味していてそれぞれに多様性があるよねっていうインクルーシブな感じになっていていいですね。”外山氏が運営するLetibeeのホームページでは表記をLGBTで統一している。間違いがあったり他の人権を損害することはあったりしてはいけないが、「LGBT」というキーワードで検索する人が多いことを考慮しているのだそうだ。「新宿二丁目」や「出会い系アプリ」とは違う、“コミュニティを作れる場所”ゲイという切り口なら、「新宿二丁目」のような“居場所”や「出会い系アプリ」があることで生きやすくなってきている。けれども“二丁目”のようなディープな雰囲気の漂う夜の町が苦手な人や未成年者にはハードルが高く、掲示板で顔の見えない人たちと交流するとなると、アンダーグラウンド、さらには“エロ”にアクセスすることにもなる。したがって、“出会いの場所”ではなく“コミュニティが作れる場所”が、どこかのタイミングで必要なのだ。“出会い系に頼ってしまうと、どうしても一対一の出会いだけになっちゃうので、それって結局誰かに相談したいというとき彼のことをわかっている友人がいないということもあるし、なんか不誠実な話になりますけど、この人との関係を切ろうと思えば、すぐに切れちゃうんですよね。でもそういう“インスタントな関係”じゃなくて、コミュニティ発信の日常生活のなかでの出会いが、コミュニティのベースになっていくと思うんです。職場とか学校とかサークルとか部活とかまあオフ会とか、人として相手と接していくうえで第三者の人がいるっていうのはやっぱりコミュニティの良さだと思います”アジア発信のLGBTカルチャーをアジアのLGBTカルチャーのリーディングカントリーとして動き始めている台湾では、同性婚の審議やアジア最大のプライドパレードが行なわれている。これに日本も続いていけるのだろうか?外山氏は「アジア固有の歴史があるなか、このタイミングの時代に他国のトレンド取り入れる以外にできることは何なのか、考えを進めていくべき」と分析している。“宗教観や道徳観など、欧米諸国と日本やアジアでは違う。結局(他国のトレンドを)入れればいいというものじゃないので、日本人がどうやったら咀嚼できるのか、全く関係のない人たちがどうやったら彼らが生きている価値観のなかで「それだったらLGBTとか同性婚とかだからそういうサポートって必要だよね」ってなっていくかには、日本なりの別のアプローチが必要なんじゃないかと思います。”インタビューのなかで「僕がこうやって取材を受けたり、ストレート(異性愛者)の友達と『あの人イケメンじゃない?』『え、趣味悪くない?』みたいな話をできたりっていうのはすごく幸せなことで、そういうのが少しずつ当たり前になってきているんですよね」と話していた外山氏。ミレニアルズとしての新しい感覚を持つ彼こそが、アートやカルチャーという“ソフトパワー”で「日本発LGBTカルチャー」を引っ張っていくに違いない。私たちミレニアルズは、そのような多様性が認められる社会を作っていけるはずだ。株式会社Letibee(レティビー):撮影協力:factory(ファクトリー)〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-8-7 青山宮野ビル1FTel:03-6419-7739Website:
2016年12月28日イギリス、ロンドンに【デブ・アクティビスト】が存在する。彼女の名前はステーシー・ビアス。アーティストでもあり、イラストレーターでもある彼女は、様々な体型を受け入れられるような受容的な社会づくりのために、アートを通してメッセージを発信している。Animation sneakpeek screenshot. What it feels like to not fit in a plane seat. #flyingwhilefat pic.twitter.com/aiM9kbK4Yu— Stacy Bias (@fatfeistyfemme) 2016年10月12日そして、ビアスが今月のはじめに投稿した動画が“肥満の人が向き合う問題を上手に表した”と話題を呼び、多くのメディアに取り上げられた。この動画は彼女がアメリカからロンドンに向かうまでの飛行機旅の実体験を元にしたものである。ビアスに以外にも、色々な“肥満”の人の声がつまったアニメーション・ドキュメンタリーである。※動画が見られない方はこちら動画の中の声は現実に“肥満”の人たちが受けた心無い言葉たちだ。席変えなさないよ!あんたの隣になんか座らないわよ!スペースの取りすぎある女性は飛行機旅をする時の心境を次のように説明する。神経がすり減るようです。すべての肥満の人に共通していると思いますが、飛行機で席を探している時の他の乗客の表情…。みんなにジロジロ見られるんです。まるで息を止めて、じっと私が彼らの横に座らないことを天に祈っているかのようそして席をしきる肘掛を攻撃的に降ろされた経験はほとんどの“肥満”の人に共通しているそう。中には肘掛が体にねじ込み痛い思いをしても、やめてくれなかった人がいるそうだ。残念にも、彼女たちにとって飛行機は「安全を感じれないスペース」ということなのである。こんな非人道的なことが許されるのだろうか?(Photo by My Name)アメリカ、アイオワシティでは21歳の学生、ジョーダン・ラモスが大学のバーで「デブ」を理由にダンスすることを禁止されたそうだ。バーのスタッフは「どう見ても妊娠中だし、かわいくないから」と彼女に面と向かって言ったという。ラモスはすぐにイリノイシティの人権擁護委員会に報告をしたが現在の法律では何もできないと言われたそうだ。(参照元:abcNEWS)すべての人に与えられるべき権利を「デブ」を理由に奪われたラモス。これは立派な人権侵害であるにもかかわらず、どうすることもできないのが現状だ。「デブ差別」は「人種差別」や「性差別」と同様、深刻に受け止めるべきではないだろうか?(Photo by Rohit Mattoo)「デブ差別」が真剣に取り扱われないのにはひとつ理由が考えられる。それは社会の「デブはすべて本人の選択」という勘違いだ。これは差別者たちが同性愛者への嫌悪を正当化する時によく使う「同性愛は本人の意志」と重なる。昨年、アメリカの人気ユーチューバーが投稿した動画が大問題となったが、彼女の主張は「デブ差別者」の意見を凝縮していると言えるだろう。※動画が見られない方はこちら彼女は“デブ”の人を散々コケ降ろし、それを押し付けがましく「あんたたちの健康のために言ってるんだよ」「食べなきゃいいじゃん」「いっぱい責めて、気づかせて、痩せさせてあげるんだよ」と主張する。もしたとえそれが目的だったとしても、彼女は間違っている。なぜなら“肥満”の人に「デブだ」「痩せろ」と言うと結果的に彼らは精神的ストレスでさらに食べてしまうことが研究で判明しているからだ。(参照元:Telegraph)“肥満”の原因には身体的な原因があったり、精神的原因があったり、本人のコントロール外なことも多い。また、そもそも彼らの選択で“デブ”だったとしても、彼女に何も言う権利は明らかにない。なぜ他人にどうのこうの言われなければならないのか。社会がこの事実に気づき、一刻もはやくこういった犯罪を減らしていくことが必須であることは言うまでもないだろう。—————Text by Noemi MinamiーBe inspired!
2016年12月28日先日、コンビニ界に進出することを発表した世界最大のネット小売業のAmazon。「レジでお金を払うという行為」を一切取り払い、レジなしコンビニ『Amazon Go』を2017年にアメリカでオープンする予定だ。そんな日常に新しいテクノロジーを組み込んで行くAmazonだが、先日スコットランドの出荷倉庫である事件が起きた。それは週60時間働いているAmazonの数名の労働者が、お金を節約するために近隣にテントを張って寝泊まりしていることがThe Courierの取材で明らかになったのだ。
2016年12月27日日本では、アフリカのナミビア、リベリア、コンゴ共和国へ政府開発援助で送られる食品量に相当する量である「500万〜800万トン」もの食品を廃棄している。これは世界全体の食料援助量の2倍、そして日本で生産されているコメの収穫量に相当するのだ。(参照元:農林水産省)この深刻な問題は、どうしたら解決できるのだろうか?
2016年12月27日「嫌だ。当てないで」質問をする先生から目を逸らし、無言の訴えが教室中の空気を包む。学生時代、誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか?テストのために必死で覚えた方程式や元素記号。「こんなの大人になって何の役に立つの?」こう思った経験は?教科書の内容をただ覚える、「受験のための勉強」でいつの間にか自分自身の「知りたい」を忘れてしまっていないだろうか?2016年、教育大国フィンランドで始まった新たな教育制度。新時代の北欧式ゆとり教育、大事なことは「ふんいき」で学ぶ。
2016年12月26日※記事内に動物の解体などの写真が掲載されているため、苦手な方はご注意ください。キッカケは東日本大震災。あの悲劇の震災を機に「暮らしを自分で作る」と決心し、都会の女の子から田舎の「狩猟女子」へ一変した畠山千春さん。移住から約4年の月日が経ち、今年の9月に、台風で大荒れの中、太陽光発電を利用した自給自足の結婚式を挙げた。今回はそんな新婚ホヤホヤの彼女に、福岡県糸島でのワイルドでパワフルな暮らしや、「お金ではない人生の豊かさ」について伺った。
2016年12月26日われわれ人間は、素晴らしい素材を生み出した。簡単に成形できて壊れにくいプラスチックだ。だが、これは放り投げても地球上からなくなることはない。なんとプラスチックが毎秒トラック1台分も海に投棄されているのだから。これは海の生態系に悪影響を与えるだけではない。魚がプラスチックを食べ、人間がプラスチックを食べた魚を食べる(参照元:adidas and Parley)。このように海に捨てられたプラスチックによって人間の被る害は予想以上に大きいのだ。では、どんな方法なら海のゴミを減らしていく“海のデトックス”ができるのだろうか?厄介なプラスチックゴミ私たちの身の回りにある製品の多くに使われているプラスチック。コンビニエンスストアに行けば、食べ物はプラスチックで個包装され、何かを買えばプラスチックストローやプラスチックスプーンが無料でもらえる。これらはポイ捨てされるだけではなく、雨や風によって海に運ばれる。そんな「海ゴミ」は、他国まで漂流したり、さまざまな生物や汚れが付着したり、時間とともに劣化して自然物と混ざってしまうなど収集することも難しくなるという問題がある(参照元:一般社団法人JEAN)。また、海のまわりに生息する動物が誤って食べてしまい、消化できずに死に至ってしまうこともある。それから、人がプラスチックゴミを食べた魚を口に入れたときには、食物連鎖によって有害物質が濃縮されていて人体に影響が及ぶ可能性も否定できないのだ(参照元:NHKクローズアップ現代+)。プラスチックの便利さの裏には、重たい問題が隠れている。
2016年12月25日みなさん、今日はクリスマスですね!いかがお過ごしでしょうか。クリスマスとは本来、クリスチャンがイエス・キリストの誕生を祝う日です。でもみなさんも知っての通り、日本ではクリスチャンに限らず、1年に1度の楽しいイベントとして認識されています。クリスマスを利用したマーケティングが長年続けられてた結果でしょうか。白いお髭のサンタさんのイメージを作ったのはコカ・コーラだというのは有名な話ですよね。(参照元:コカ・コーラ)街はクリスマスをのデコレーションで溢れ、雑貨屋さんにいくと、「メリー・クリスマス」と書かれたカードをたくさん目にします。クリスチャンではなくても街全体の楽しい雰囲気に、ワクワクさせられるのではないでしょうか。
2016年12月24日ちょっとしたスキマ時間でも気が付いたらFacebookやInstagramを開いている、何か楽しいことがあったらまず投稿することを考えてしまう。「SNS中毒」という言葉が広く知れ渡るようになり数年経つが、世の中がSNSを求める動きはついにここまで来てしまったようである。今あなたがすべきことはSNSを断つことか。それとも…。
2016年12月24日すっかり12月ももう終わりに近づき、年末へ向けて、怒濤の忘年会シーズンに差し掛かっている。「毎日が忘年会」なんて人も多いのではないろうか?飲み会で、上司のお酒の誘いには「NO」と言えず、ついつい飲み過ぎてしまい、「肝臓がフォアグラになりそうだよ」と心配しているそこのあなた。この記事読めば上司への「YES」の声が大になるに違いない。
2016年12月24日アメリカ ノースダコタ州で先住民スタンディングロック・スー族の保留地の水源が汚染されるという理由から、抗議デモが続いていた石油パイプライン「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設計画。「ダゴタ・アクセス・パイプライン」は、ノースダゴタ州からイリノイ州までつなぐ1886キロのパイプラインを建設するプロジェクト。しかしこのパイプの工事はこれまで何度も石油の流出事故により、多くの場所で水が汚染されていた。アメリカの先住民スタンディングロック・スー族は、水源のミズーリ川、そして先祖から受け継いだ土地が汚染されことを懸念し抗議デモを続けていた。そして12月4日、アメリカ陸軍省は水源となるミズーリ川をせき止めたダム湖「オアへ湖」の地下にパイプラインを通す工事を許可しないと発表。ダコタ・アクセス・パイプラインの建設中止のニュースは、数か月にわたって計画に抗議していた先住民や環境保護活動家たちにとって、この決定は歴史的な勝利となった。200以上の部族代表、524人の聖職者が集結
2016年12月23日日本でいう「クリスマス」は、目一杯オシャレをして恋人や家族、友人たちとロマンチックな1日を過ごす日ではないだろうか。一方、イギリスではロマンチックの「ロ」の字もかすらないほど、ダサい格好でクリスマスを迎えているという。その深い理由とは?(Photo by Ramsey Mohsen)ふざけてないです。チャリティですもの。イギリスで、クリスマスの日にあえて「ダサいセーター」を着て、職場や学校に行き、クリスマスを祝う理由。それは、貧しい子どもたちのために寄付を募ることができるから。そんな誰もが参加できるキャンペーンを実現したのは、イギリスのNGO「セーブ・ザ・チルドレン」。彼らは4年前から『Christmas Jumper Day』という「ダサいセーター」を着るだけで、貧しい子どもたちを救うことができるキャンペーンを仕掛けた。(Photo by Frontierofficial)(Photo by Raj Panjwani)このキャンペーンの始まりのキッカケは、2001年の大ヒット映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で主演俳優のコリン・ファースが赤鼻トナカイ柄のダサいセーターを着て人々をドン引きさせたシーン。ふざけているようにみえるが、参加者たちは「ただただ楽しむ」のではなく、きちんとその活動の意義を理解している。そのため、家族で「Christmas Jumper Day」に参加する人も多く、クリスマスの日にはあえて家族全員でダサいセーターを着て、チャリティの意識を高めている家庭も多い。もちろん、家庭でもただ単に楽しいイベントとして子供たちを参加させてはいない。親が子にきちんとそのチャリティの意味を理解させ、その理解をもってセーターを着させているのだ。これは一過性のものではなく、次世代にまで続けさせようとしているチャリティ。2012年から始まったこの活動は、すでに100万人以上の人々が参加し、150万ポンド(約2億900万円)もの募金が集まっているという。クリスマスの3週間前から聞こえる「切り上げて下さい」所変わってドイツでも4年前から、とあるチャリティ・キャンペーンが始められている。ドイツ国民にとってクリスマスはとても大事な日だ。クリスマスの3週間前から各家庭で準備が始まり、クッキーを焼き、ツリーの飾りつけをする。そんなタイミングに合わせて始められたのが、「Deutschland rundet auf」というキャンペーンで、スーパーのレジで払う金額を10セント(約12円)まで切り上げて支払うことができ、その追加金額を経済的に恵まれない子供たちに寄付できるというのだ。例えば、支払い金額が12ユーロ90セントなら、13ユーロに切り上げて、10セントは寄付されるというシンプルなシステムだ。ほとんどのスーパーでこのキャンペーンは実施されており、クリスマスの時期に入ると、レジ付近では「金額を切り上げて下さい」という暖かい声があちこちでドイツでは聞こえてくる。(Photo by Annie Spratt)クリスマスの新しい過ごし方「クリスマス」は華やかで幸せなイメージがある。しかし「特別な日」というのを言い訳に、ゴミや食品廃棄を多く排出し、電気代を浪費してしまっている部分はないだろうか。恵まれている国だからこそ、自分だけの幸せを考えるのではなく、他の誰かのためになにかギフトするのはどうだろうか。例えば、英エディンバラで始まり、今では日本でも毎年開催されている、サンタクロースの衣装を着て走り、参加費の一部で病気と闘う子ども達へクリスマスプレゼントを贈るチャリティイベント「サンタ・ラン」(2016年開催終了)に参加するのもアリだ。自分と、大切な人と、誰かのため。そんなトライアングルを描き、幸せを願う日として今年のクリスマスは過ごしてみるのもいいかもしれない。
2016年12月22日「デートレイプ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?日本ではあまり浸透していないが、国内でも多数起きている犯罪の一つ。例えば、某大学サークルのメンバーが女性の学生にドラッグを混ぜたアルコールを飲ませてレイプしたあの事件。あれも列記とした「デートレイプ」なのだ。(Photo by Adrianna Calvo )「レイプ」という言葉は日本でも一般的に知られている言葉だろう。同意のない性行為を強いられることだ。一方、「デートレイプ」は、知人に、社会的には相互関係のある人の間での同意のない性行為を強いられることを意味する。交際している相手、つまり恋人に、精神的な圧力を加えたり、薬物を用いるなどして、否定の意思を表示できないようにして行われる性交も、デートレイプに含まれる。(引用元:日経ビジネス)なんと、世界の「6人に1人」の女性がレイプされていると言われている(参照元:Undercover Colors)。なかでもアメリカやイギリスでは非常に大きな問題となっており、「飲み物の入ったグラスから目を離してはいけない・人から渡された飲み物はむやみに飲まない」というのはよく聞く忠告だ。この背景には、ドラッグ(“デートレイプドラッグ”と呼ばれる)を入れた飲み物を被害者に飲ませて行なわれるデートレイプが多いという現実がある。使用されるドラッグは非常に効用が強いため、記憶が消え、訴えることも難しくなってしまうそうだ。(Photo by Unsplash)そこでアメリカのエンジニア専攻の学生たちにより考案されたのが、ドラッグを検出できる「マニュキュア」。彼らは、女性たちが普段身につけるもので性犯罪から身を守れないか考え、「アンダーカバー・カラーズ」のプロジェクトを始動させた。現在は開発中で2017年に実用化することを見込んでいる(参照元:Undercover Colors)。これ以前には、イスラエルの大学の研究員らによりデートレイプドラッグを検出できるセンサー機器の開発が進められているが、残念ながら相手の前で使うことになると疑っていることがあからさまになってしまう。マニュキュアにつけるだけでドラッグが入っているかどうかわかるなら、そんなことはない。ただ指をドリンクにつけて“味見をしようとするふり”をすればいいわけだ。このマニュキュアが実用化されれば、もちろんデートレイプを未然に防ぐことの助けになるだろう。だが、前提として忘れてはいけないのは、デートレイプにあう前に気づく道具の開発では根本的なデートレイプの解決にはならないということ。相手に意識を失わせてたり意思表示できない状態にして性行為に及ぶことは、その相手を全く尊重していない以上に「犯罪」なのだ。被害者にとっては、ドラッグが入っているか警戒して身を守ることしかできない。だからこそ、ドラッグを検出できるマニュキュアの実用化には大きな期待をかけたい。—————Text by Shiori KirigayaーBe inspired!
2016年12月22日「遊べ、死ね、献血せよ」。そんなキャッチコピーで話題となったゲームがある。このゲームは、敵に打ち殺されてもそこで流れる血を無駄にしなくてすむ仕組みとなっている。流れた血は“献血される”からだ。このいかにも賛否両論ありそうな、“献血ゲーム”とは果たして?しかし残念ながら、クラウドファンディングで目標の250,000カナダドル(約1200万円)のうち3390カナダドル(約30万円)集まったところで、プラットフォームを運営するキックスターターの意向により中断されてしまった。このゲームで血を流したら、現実世界でも血を取られるというクレイジーな発想。倫理性を考えれば、中断はもっともなことかもしれない。ブラッド&グロテスクも忠告しているが、同じゲームを技術なしに再現するのはもちろん危険だから真似してはいけない。
2016年12月21日みなさんはAmazonを利用したことがあるだろうか?Amazonといえば便利で使いやすい米最大のオンラインショッピングサイトだ。しかもオンラインショッピングに止まらず、様々なサービスを提供し、私たちの暮らしを「便利」にしてくれている。しかし今回、そんなAmazonが「人類ゾンビ化」を進めていると警告をしたい。便利の宣教師、Amazon。まずは実際にAmazonが提供する「便利」なサービスを紹介したい。実は「ワンクリック」制度を世の中に紹介したのはAmazon。オンラインショッピングをしたことがある方は分かると思うがAmazonでは「ワンクリック」で商品を買うことができる。従来のオンラインショッピンングでは商品を選ぶと、一度「ショッピングカート」のページで商品を確認してから注文していた。しかしこの「ワンクリック」制度が導入されて以来、私たちは商品を選ぶとワンクリックで「ショッピングカート」のプロセスを省いて直接購入できるようになった。(引用元:Yahooニュース)そしてまるでワンクリックの「リアルライフバージョン」かのような『Amazon Dash Bottun』なるものが今月の5日に日本に導入された。これは製品に合わせて作られたボタンを押すだけで、家までその商品を届けてくれるサービスだ。家の中のトイレットペーパーや、洗剤などの消耗品の近くにこのボタンを設置し、なくなってしまう前に、最低限の労力で「ワンプッシュ」するだけでいい。スーパーに行くことや、製品のメーカーを選ぶこと、そして支払いのプロセスを一切取っ払った。※動画が見られない方はこちらその上をいくのは『Amazon Dash Replenishment』。もはや「ワンプッシュ」もいらない。商品が少なくなってくると、データがAmazonに届き勝手に注文しておいてくれる。商品が家に届いてはじめて足りなくなっていたことに消費者は気づく。一歩先をいくサービスだ。※動画が見られない方はこちらさらにAmazonは2017年、アメリカでコンビニ界にも進出する。その名も『Amazon Go』。もちろんこれもただのコンビニではない。なんと「レジのないコンビニ」なのだ。どういうことかというと、事前にアプリをダウンロードし、この『Amazon Go』に入店する際にアプリを入り口のバーコードにかざすと、後は商品を好きだけとり、お会計をすることなく店を出ることができる。清算は自動でアプリに登録したAmazonのアカウントから引き落とされる。これまでの私たちの常識を覆す、現実世界で「支払うプロセスのないショッピング」を実現させたのだ。(参照元:Amazon)※動画が見られない方はこちら昨年イギリスでドローンを使った配送試験を行い注目を浴びたAmazonは、その「便利さ」の追求、卓越したテクノロジーにクリエイティブなアイディアで他社と一線を画す。私たちの日常を楽にしてくれることは確かだが、この「便利さ」に違和感を感じはしないだろうか?「便利」は人類をゾンビにする言うまでもなく「便利さ」には利点がある。特に時間のない現代人にとっては、短い時間で用事を済ませられるのはありがたい。しかし、「便利さ」の代償は一体なんだろうか。NEWSWEEKでテクノロジー担当のダニエル・ライオンズはテクノロジーについて次のように話す。“私たちの周囲にはかつてないほど情報があふれ、そこから逃れることはできない。デスクの上にも、ポケットの中にも、カフェのテーブルにもコンピュータがある今、情報はまるで空気に乗って私たちの周りを漂っているようだ。それなのに、自分がどんどんばかになっている気がしてならない。実際、平均すれば、われわれは上の世代より無知なのではないか。アップルストアに並ぶ長蛇の列や、歩きながら携帯電話をのぞきこむ人々。人類はゾンビになってしまった”(引用元:NEWSWEEK)彼はインターネットの普及によりあまりにも簡単に情報を発信したり、収集したりできるようになったことによって、人々が考えることを止めてしまったと指摘する。(NEWSWEEK)これはAmazonのサービスにも言える。「ワンクリック」システムはオンライン上のショッピングを極度に簡易化した。現実世界で利用できる『Amazon Dash Button』は「お店に行く、選ぶ、買うという行為」、『Amazon Go』は「レジで払うという行為」を一切取り払ってしまった。これらのシステムの中では、私たちはこれまで以上に深く考えずに消費をしてしまうのではないだろうか。「便利」さは私たちから「考えること」を奪い、わたしたちを「ゾンビ化」させてしまう恐れがある。「便利さ」より「あなたにとって価値のあるもの」を選択するかはあなた次第
2016年12月21日2017年の目標をあなたはもう見つけただろうか。仕事や私生活、新しい未来にワクワクしているはずだ。そんなあなたに世界が注目する2017年のトレンド「遊びながら働く」新しい出張スタイルを紹介したい。2017年は「出張ついでの一人旅」がトレンドブッキング・ドットコム・ジャパンが、世界10か国でアンケートを実施し、2017年の旅行業界のトレンド予想を発表した。2017年は、出張ついでに旅行することに価値を見出す人が今年より顕著に増えるそうだ。この調査によると、「出張旅行の多い仕事に就けるなら、今より給与が低くても構わない」と回答した人が約3割にものぼるという。(引用元:トラベルボイス)これはビジネス×レジャー、その名も「ブレジャー」と呼ばれる新しい出張の形で、仕事以外にも目を向ける余裕を持つことで視野が広がると近年話題となっている。これからは、この「ブレジャー」に向けて「日本」という国を世界にアピールしてくためにも、「仕事先」としても、「旅行先」としても魅力的な国でなければならない。では、現状、世界から見た日本はどのような印象を持たれているのだろうか。
2016年12月21日「薬物はやめろ」。そんなのわかりきっている。でも、その言葉を親でも、先生からでもなく、強面のラッパーから言われたらどうだろうか?「はい、やめます」ってなりそうだ。未来を背負う子供達の為。そんな大義を掲げ「薬物の危険性」に警鐘を鳴らすラッパーが存在する。社会派ラッパーのSHOだ。彼が放った「薬物はやめろ(ヤクブーツはやめろ)」というシンプルなメッセージの曲が物凄い勢いでストリートのヘッズを中心に広がり、今では、メディアが取り上げ人気アーティストや芸能人などもマネするなど多方面で、広がりをみせているほどだ。※動画が見られない方はこちらそして現在、さらに幅広い層に「#ヤクブーツはやめろ」というフレーズを拡げるため。また、本格的に社会現象にするための第一弾のプロジェクトとして、彼は大真面目に、来年の夏、「#ヤクブーツはやめろ」を渋谷ハチ公口、4画面同時放映したいと考えている。どこか“ワル”なイメージがつきまとうラッパーという肩書きを背負った彼と、世間を騒がす薬物問題の解決に挑戦し続ける姿のコントラストは、多くの人の心を動かすに違いない。ひとりでも多くの人が「ヤクブーツはやめろ」という彼のラップを耳にすることで、HIPHOPの世界から日本の社会がクリーンになっていくことを願いたい。詳しくはこちらから。—————Text by Jun HirayamaーBe inspired!
2016年12月20日みなさんはこれまで「ポケット」について考えたことがあるだろうか?ポケットと言って思い浮かぶのはハンカチ、ティッシュ、それとも携帯?普段特に気にするような物ではない。しかし実は、たかが衣服の一部でも「男女差別」を理解するのにとても重要な物なのだ。男物のポケットVS女物のポケットまずはじめに明確にしなければならないのは男女のポケットの差。男物はポケットが大きく、財布や携帯が簡単に収納できるようなデザインが多い。それに比べ女物は「非実用的なほど小さいか」、「フェイク」。「ない」ということも珍しくない。
2016年12月20日