Be inspired!がお届けする新着記事一覧 (25/30)
女性はこうあるべき、肌が綺麗であるべき、美しくあるべき。女性は色々なことを守ってこなければいけなかった。傷ができたら恥ずかしい。太ったら痩せなければ。ニキビができたら治さなければ。どの国でも、女性向けの傷や欠陥を隠すためのツールが発売されている。しかし、「不完全な姿こそユニークで美しいのだ!」と主張するアーティストがいる。
2016年12月19日誰にだってあるコンプレックス。それを思いっきり人に見せざるを得なくなったら、あなたはどうするだろうか?傷ついたり、イライラしたり、もしくは傷口に塩を塗られたような、この上なく辛い気持ちになるかもしれない。しかし、実際にそのコンプレックスを敢えて見せる人たちがいる。するとどうだろう。「辛さ」とは、また違った感情が生まれたようだ。
2016年12月19日女性が道端を1人で歩いていると、知らない男性にしつこく声をかけられたり、集団に遠くから大声でからかわれたりした経験、1度はあるのではないだろうか。英語圏ではこの道端の性的ヤジ、すなわちストリート・ハラスメントを演劇のブーイングの名称からとって「キャット・コーリング」と呼ぶ。「危険」というほどでもないから今まで流してきたけれど、不愉快な体験をしたことのある女性は日本にもたくさんいるのではないだろうか?※動画が見られない方はこちらこれは「NYCの街を女性が1人で歩く時のリアリティ」を隠しカメラで撮影したものだ。街を歩きつづけたところ、ビデオの中の女性はなんと10時間で100以上のヤジを飛ばされた。ウィンクや、口笛は含まれていない数でこれだ。世界中には、このなんとなく流しがちだけれども不愉快な「キャット・コーリング」と、様々な形で戦おうとしている人たちがいる。私のTシャツ見ればわかるでしょ?まずは、キャット・コーリングにファッションで立ち向かうブランドを紹介したい。アメリカ、フィラデルフィアを拠点にフェミニストなメッセージを、服を通して発信するブランドが存在する。その名もフェミニスト・アパレル。“お前に微笑めと言われる筋合いわない”
2016年12月16日ケール、小松菜、アボカド、バナナ、りんご、ココナッツ…。緑の野菜とお好みのフルーツを、ミックスして、はい完成。健康意識の高い人々の間で「定番の朝ごはん」となりつつあるグリーンスムージー。良薬口に苦しか、味は素直に美味しいとは言えないが、体にいいことは間違いない。そんなスーパーヘルシーな飲み物を、“ハイ”パーヘルシーに変身させる夢のようなオイルがあるという。そのオイルが入った疲れもストレスも吹き飛ばしてくれる飲み物が英ロンドンで先日限定販売されたようだ。
2016年12月16日皆さん、こんにちは。もう2016年も終わりが近づいてきましたね。今年の世界の動きを思い返してみると、多数派が少数派を締め出す動きが強まった一年だったように思えます。そんなわけで、今回はアジア系が少数派の地域で行なわれたハッシュタグアクティビズムをご紹介します。「アジア系だから」という理由で嫌な思いをしたことがある方はいるでしょうか?
2016年12月15日今年も年末年始が近づき、大規模なセールを待ち構えている人も多いかもしれない。何かを購入するとき、あなたはどんな基準で選んでいるだろうか?商品の価格、デザイン、ブランド?ブランドならば、そのブランドのストーリー、信念、どんな人が着ているか?それとも、そのブランドがどんな活動をしているか?本当の意味で“イケてる商品”の選び方を提案したい。
2016年12月15日ある説では日本人は知らず知らずのうちに、大量の遺伝子組み換え(GMO)食品を食べているとか。「え?」と思った方。残念ながら、その説は全くの嘘ではないようだ。遺伝子組み換え食品は、安全の保証のないまま、私たち消費者に気づかれないように、巧みに食卓へ忍び寄る。その危険性に気がついた者たちが上げた声が集まり、今、大きなムーブメントを呼んでいる。私たちは実験台じゃない!
2016年12月14日この連載では、毎回、ユナイテッドピープルが届ける映画を少しずつ紹介しながら、世界で起きている問題に触れたり、そこから日本との繋がりを見つめたりするような記事をお届けしていきます。
2016年12月12日「もう1ヶ月以上経つのに生理が来ない…」「彼女が生理がきてないって言ってる…」パートナーがいる人にはあるあるの、このドキっとするシチュエーション。こんな望まない妊娠を少しでも避けるために行うのが避妊ではないだろうか。日本で最もメジャーな方法といえばコンドームだが、アメリカの研究によるとコンドームでの避妊は、一般的な使用では失敗率が約12%と言われている。(参照元:Woman’s Health)低用量ピルなら、正しく服用すればほぼ100%の確率で避妊できるそうなのでピルの方が安心かもしれない。(参照元:ケイ・レディースクリニック新宿)しかし、避妊ピルを服用できるのは女性だけ。副作用もある。そのせいか、避妊ピル服用率はヨーロッパでは30〜50%なのに対し、日本では約たったの1%だと言われている…。(参照元:堀産婦人科)そんな中、もし男性版「避妊ピル」が発明されていたとしたら…?(Photo by Tyler TIME!)実は、男性用の「バースコントロール注射(避妊注射)」というものが存在する。2008年から国連が協力し、320人の健康な男性を対象にしたバースコントロール注射の実験が行われていた。その実験結果がたったの2ヶ月前、10月27日に発表されたのだ。(参照元:JCEM)毎日欠かさず飲まなくてはいけない女性用避妊ピルとは異なり、この注射は、8週間に1度するだけで良い。効用を簡単に説明すると、注射から投与される合成のテストステロン(男性ホルモン)などによって体内のテストステロンを下げることで、精子の生産レベルを著しく下げ、その結果、高い避妊効果が期待できる。(参照元:GOOD HEALTH)(Photo by DarkoStojanovic)なんと、96%の被験者に避妊効果が出たが、残念にも実験過程で320人中20人の男性が副作用を訴え中止を求めたという。報告された1491件の副作用のうち39%はバースコントロール注射と関係がないと証明されているが、事実「気分変動」という副作用があったために実験は中止になった。それでも、75%の被験者が「一般に販売されるのなら使いたい」と言っていたそうだ。(参照元:CNN)この実験中止を踏まえ、ディスカッションのトピックとなったのが女性の権利。「気分変動」は女性用の避妊ピルの副作用でもあり、月経中の症状としても一般的なものである。米ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンターのセス・コーエン教授はCNNの取材の中で次のように話す。“いずれにしても、この実験のおかげで女性のための避妊ピルの改良が必要だってみんな目が覚めたじゃないだろうか?避妊ピルのこととなると、若い女性は必要なカウンセリングを受けれていないんだ。”(引用元:CNN)まず、男性用に「バースコントロール注射」が発明されていたという事実も驚きだが、同時に女性の月経、そして妊娠にまつわる現状について考えさせてくれるきっかけとなったことが興味深い。現在副作用があるとのことで使用はできないが、将来的に研究が進み「バースコントロール注射」が一般的になる日が来るかもしれない。そうしたら、社会はどのように変わるのだろうか。100%安全な「バースコントロール注射」が完成する日もそう遠くはないだろう。—————Text by Noemi MinamiーBe inspired!
2016年12月12日海外のクラブ文化はホットだ。日本と比べものにならないくらい大きな箱が用意され、踊ることが生活の一部にもなっている。 例えばヨーロッパ。ゴージャスなLEDスクリーンを備え世界中から人々が訪れるご存じイビザ島や、テクノ発祥の地として名高いベルリン。ダンス好きなら誰もが一度は行ってみたい、クールで個性的なクラブスポットが多数存在する。 大サウンドやきらびやかな照明で包まれた建物内のテンションはもう最高!しかし、そこに大量のエネルギーが使われていることも忘れはならない。 クラブは、エコとはかけ離れた空間である。だが、そんなクラブの存在を一気にクールにエコを作り出す場にしてしまった会社がオランダに誕生した。踊れば踊るほど環境に優しい、ナイトクラブ?クラブで踊ったことがある人ならだれもが経験しているだろう。そう、疲れるのだ。体力を使うのだ。要するにここでは大量のエネルギーが生み出されている。 このエネルギーをなにかに使えないか。そうオランダにある会社『エナジーフロアーズ』は考えた。 その会社がプロデュースしたクラブ「SUSTAINABLE DANCE CLUB」がこちら。
2016年12月10日もう7回目となりました!社会的にNGな言葉を集めた辞典を作るために始めた【Politically Incorrect Dictionary】。
2016年12月09日あなたは「奴隷」と聞くと、昔の話で、今はもう存在しないと思っているかもしれない。しかし現在世界には2700万人の奴隷が存在し、死と隣り合わせの環境下、重度の強制労働を虐げられているということを知っているだろうか。現代社会が作り出す、闇の世界。たくさんの人にこの現代奴隷を知ってもらおうと、この闇に光を当てた写真家がいる。リサ・クリスティンが見た現代奴隷
2016年12月08日「アップサイクル」という言葉が世に定着する前から、捨てられる運命のトラックの幌(ほろ)を使い、デザイン性の高いスタイリッシュなメッセンジャーバックを一つひとつ手作りし続けてきたスイスのバッグブランド、フライターグ。世界中にファンが存在し、東京でも銀座と渋谷に2店舗展開する。今回、銀座の東京1号店が5周年記念ということで、創設者そして現役デザイナーであるフライターグ兄弟の兄、マーカス・フライターグが来日。Be inspired!が単独インタビューを行った。フライターグと日本文化の意外な類似性や、ブランドの哲学、今後の動向についてお話しを伺った。(Photo by Reo Takahashi)フライターグの信念は「わびさびの心」。クリエイティブなビジネスに特化した、世界トップレベルのビジネススクール、ベルリンスクールで講義も行ったことがあるフライターグ兄弟。その講義で、ブランドの信念のひとつを、日本語の「わびさび」と挙げていた。マーカスは日本は特別な場所だと言う。日本文化のいい所は、伝統を大切にしていることだと思います。そして、過去からの影響も受けつつ、未来へも目を向けている所。歴史と未来のギャップが、日本に初めて来た時にとても印象的でした。だから東京はとても興味深いです。(Photo by Reo Takahashi)マーカスにとって、「わびさび」とは何なのか。侘び寂びの哲学は素材の中に存在していると思います。不完全なものの中に見つける「美」という日本のコンセプト。例えば、古いテーブルはどんどん年を重ねる毎にもっと美しくなる。それは人間も一緒ですよね。歳を重ねる毎に内面の美が深くなる。そして外面も。日本はそういったことにリスペクトがあるように感じます。それは他の文化には中々見られないもの。フライターグには似た哲学があると言えます。また、フライターグの広告には永遠に循環し続ける意を表すかのように「Circle(円)」の文字が目立つが、それもまた日本人に親しみ深い仏教のコンセプト、「輪廻」を思い出させる。過去にもトラックの幌からカバンを作り、それをつなぎ合わせてまた幌を作り、そこからまた、カバンを作るプロジェクトを行った。その時のデザインも日本のボロテキスタイルに共通するものがあったという。<日本の伝統的なボロテキスタイル>(Photo by Jacque Davis)1年前に古くなったバックを回収してトラックを作り、それをまたバックにしました。そのように終わりのないリサイクルを続けることが私たちブランドのコンセプトなのです。それはとてもわびさびでしょう?インスピレーションは「問題」。23年間、同じビジネスの中で最前線に居続けるフライターグ。一体モチベーションはなんなのか。「問題」が僕のインスピレーションです。問題があれば、解決がある。全てが順調だと何もすることないでしょう?だからプレッシャーもあるけれど、インスピレーションなのです。例えば、性能の面など。すでに「良い」物でも、もっと良くできるかもしれない。挑戦すれば変えられるかもしれない。(Photo by Reo Takahashi)去年よりも、先週よりも、昨日より、何かしら向上していること。それがフライターグのあり方だ。どのお客様よりも自分たちの商品に批判的だというフライターグ兄弟。そのシビアさと向上心こそ、フライターグが素晴らしくありつづける秘訣なのかもしれない。(Photo by Reo Takahashi)また、学生の頃住んでいた家の前を通るトラックにインスピレーションを受けたというマーカス。生まれ育った環境も影響のひとつ。僕たちのブランドのコンセプト自体は発展途上国的なものですよね。インドとかに存在するかもしれない。でもスイスは全くその逆です。スイスは高級な時計や薬局の製品などで有名です。日本みたいかもしれませんね。だからその文化の中で私たちのコンセプトが成功したのには誇りを感じています。でも実際、国としては環境に興味がある方だと言えるでしょう。スイスは都市にいても何十分か移動すれば自然がたくさんある。それもブランドに影響していると思います。今後、全ての企業が目指さなければいけないところ。(Photo by Reo Takahashi)Be inspired!でも一貫して取り上げ、考え続けている「ポスト資本主義」の世界。▶︎ポスト資本主義社会の事例オランダのベーシックインカム制度私たち人類は資源を使いすぎている。このままのライフスタイルを持続することは不可能だ。フライターグのような「持続可能な社会」に沿ったブランドがもっともっと必要になってくる。フライターグの大きなインパクトはそこだと思います。違う方法があると世界に示せていると思っています。ファストファッション、シーズンで変わる流行、とにかく新しいことが賞賛される今の世の中…そうではないブランドを成長させられるというのは世の中にいい例になっているんじゃないでしょうか。他の企業も少しだけでも同じ方向性になれたらいいですね。僕たちを丸々コピーして欲しいと言ってるわけではないです!でもそれぞれの形で持続可能なビジネスをやれたらいいですね。そもそも将来的には、需要を超えた大量生産を基盤としたビジネスや、環境に大ダメージを与えるビジネス等は資源の限界を考えれば、生き延びれなくなるだろう。だからフライターグのようなコンセプトを持ったブランドが拡大していくことは必須である。世界初、化学製品や油を一切使わない「土に還るジーンズ」も開発したのもこのブランド。私たちは環境に良い製品を作ろうとしている。でも明らかに私たちの製品だけでは環境は救えない。だからブランドを通して、コンセプトを広げることが大事だと思っています。ポスト資本主義で生きて行く私たちへ「アップサイクル」という言葉が存在する前から「アップサイクル」を始め、世界初の「土に帰るジーンズ」も作り出したフライターグ。次は彼らから何を期待できるのか。(Photo by Reo Takahashi)今は、製品をウォータープルーフにするのに、自然に優しい手法で作れるコーティングを探しています。すでにウォータープルーフの商品はあるけれど、目に見えないコーティングしかありません。お客様はもっとかっこいい、違う素材の物を求めているです。だから見た目も、クオリティも、環境にも良いものを開発しようと挑戦し続けています。フライターグの魅力は、環境に良いだけではない。かっこいいだけでも、機能が優れているだけでもない。それら3つ全てが兼ね備わっていることだろう。マーカスが言った通り、彼らのスタイリッシュな製品とともに、会社のコンセプト、信念が世界中に広がっていけば「ポスト資本主義」のマインドを持った世界に少しづつシフトしていけるのではないだろうか。今後もフライターグの活躍に期待したい。(Photo by Reo Takahashi)フライターグHP Store Tokyo Shibuya 住所:東京都渋谷区神宮前6-19-18コマツローリエビル1FTel:03-6450-5932FREITAG Store Tokyo Ginza 住所:東京都中央区銀座1-13-12Tel:03-6228-6142—————Text by Noemi MinamiーBe inspired!
2016年12月06日この話を読む前に、あなたの今着ている服を見てほしい。何が気に入って購入したものだろう?デザインが気に入った?雑誌で見たから?素材が気に入ったから? あるいはもらいもの?それは賢い選択だ。(Photo by Reo Takahashi)洋服は100年以上続く、れっきとした量産型の工業製品で、製造技術も成熟した製品だ。それだけ長い間、産業として成り立つ、歴史ある立派な産業なのだ。そして、大概、新興国が発展していく上で、初期に導入される産業でもある。洋服は生活必需品で、且つ、設備導入が比較的安く、作りやすいからだろう。ざっくり言うと、人と布とミシンがあれば製造が可能だ。(Photo by Clark Young)世界中で何十万人(恐らくはそれ以上)の人たちが従事していて、飯を食うために働いている。裏の側面では、「THE TRUE COST」みたいな事もある。でも、新興国で洋服を作ることが必ずしも悪ではないとも思う。世の中には裏表があって、その行為の裏には良い面と悪い面があるって事なんだけれども。「捨てるため」に洋服を消費する現代人この産業の凄まじいところは、ものすごいスピードで変わる「トレンド」という情報を元に、絶え間なく寿命の短い「新製品」を作り続けているという事だ。半年で着なくなるTシャツ半年で着なくなるワンピース半年で着なくなるパンツ流行り廃りのサイクルが早くて、製品そのものはまだ使える状態にあるのに、情報(トレンド)の価値が無くなり使えなくなる。とても不思議なプロダクト。それがファッションアパレル。ワンシーズンで着なくなるものは世界中で一体どれくらいあるのだろうか?なぜこれほどにも、すぐに捨てるものを作り続けるのだろうか?例えば、それが冷蔵庫だったら?例えば、それがPCだったら?例えば、それがボールペンだったら?多くの人が、壊れるまで、調子が悪くなるまで、あるいは無くすまで使い続けるだろう。 なぜ洋服はそういう作り方をしないのだろう?「洋服=ファッション」という定義をすると、今のような状況が生まれる。 大量生産大量消費大量廃棄経済的には必要な行為なのだけど、「経済的」では無い。難しい問題。洋服は情報ではなく、道具。その状況が変えられ無いか?という僕らの答えの一つが「洋服=道具」として捉える視点。「洋服=プロダクトデザイン」であると考えると、使用したときに機能するもの。でなければならない。むしろ、機能しないものはプロダクトとして存在価値が無い。そういうアプローチで洋服を考えると、機能的なのはもちろん、耐久性、着心地が良いもの。使用者がストレスなく使用できて、「他に持っているもの」と親和性が高い商品。であることが必要になってくる。簡単に捨てずに済むのだ。そういう考えの元作られたのが僕らの「LIFE-SPEC」をコンセプトとする「DEEPE’S WEAR」。DEEPER’S WEARはマスプロダクション(量産型の製品)を志向しながら、「ムダなものは作らない」を考えるブランド。「余計なモノを無理やり作らずに経済的に成り立たせる」。それにチャレンジしているのだ。「洋服=道具」として捉え、着ている人の行動にフィットしていく、自分の行動を邪魔し無い服。そんなシンプルなモノ。機能的で、長く着られて、持っている事に「意味」を感じられる。もしその製品がダメになってしまっても、また同じモノが手に入れることができる。それを目指している。トレンドに関係無いモノを使用していると、持っているモノが減るし、捨てずにずっと着られるので、クローゼットにも優しいし、何より精神衛生上とても良い。周りに流されず、余計な事を考えずに済むのだ。それが余計なモノを作らないで済む、余計なモノを買わなくていい。一つの答えだと信じて活動している。もし、メディアのトレンド情報に疲れているなら、是非僕らのウェブストアや週末だけオープンする、小さな店舗を覗いてみてほしい。そこは、あなたと同じような志向をしている「仲間」が集まる、新しいインスピレーションがある場所であるかもしれないから。DEEPER’S WEARとは?服を選ぶとき、何を基準に選んでいますか。 天候や環境を考えて服を選ぼうとすると、着られる服が制限されてしまう。 そんな経験ありませんか。 そこで、私たちDEEPER’S WEARは考えました。 服本来のあるべき姿とは、時代・ライフスタイル・天候・年齢・地理など、 人ぞれぞれの環境や日常に順応することではないだろうかと。 あなたの持っている服は、どれくらいあなたに順応していますか。服にしばられず、服を着ることを自由にする。 人を服から“解放”し、服を人へ“開放”する。 このDEEPER’S WEARの理念を可能にするのが、 日常生活(LIFE)で服に求められる機能(SPEC)を追求した日常着(WEAR)、 「LIFE-SPEC WEAR」なのです。DEEPER’S WEARはALL YOURSが取り扱うブランドです。ALL YOURSがわかるリンク一覧HP:::www.facebook.com/allyours.jpInstagram:::————— All Photos by ALL YOURS Flickr Text by Masashi Kimura ーBe inspired!
2016年12月06日想像して欲しい。電車で席を見つけて座っていると、次の駅でお年寄りが乗ってきた。年齢は60歳前後だ。みるからに元気そうだが、髪の毛は白髪交じりである。さて、あなたは「席」を譲るべきか。それとも…。(Photo by Mitchell Ng Liang an)車内を驚かせた「おじいさんの行動」ブラジル、リオの電車内で人々を騒然とさせた、とある出来事が話題となっている。それは、たまたまその電車に乗り合わせた一人の男性のツイートが発端だ。ある日、この男性は、いつものように電車に乗っていた。すると、とある駅で60歳前後のおじいさんが電車に乗り込み、自分の目の前に立ったという。この状況、どうみても席を譲るべきである。そう考えた彼は、そのおじいさんに「どうぞ」と声を掛けて席を立った。するとどうだろう?おじいさんは、空いた席に座ると見せかけ……座席の手すり棒を使って床と平行になるよう自分の体を持ちあげたのだ。まるでオリンピック選手かのような滑らかな動き。これには席を譲った彼だけではなく車内にいる全員が大盛り上がりであった。彼はこの出来事をいち早くツイート。そしてそのツイートにはたくさんの称賛や「面白い!」と言ったコメントが届いた。これがきっかけで各種メディアでもこの出来事が報道され、おじいさんは一躍時の人となったのだ。Someone offered my grandpa a preferred seat for elderly people on the subway and he did this pic.twitter.com/h7QjAM5rRw— Britton Barker (@b_flex14) 2016年8月11日60パーセントの人が感じた「嫌な思い」先ほどのおじいさんの話題はなんとも微笑ましい話題であるが、この出来事が「笑い話」となるのは海外ならではかもしれない。例えばこれが日本であったらどうだろう。日本の場合、席を譲ったおじいさんにこんな動きをされたら「失礼なことをしてしまったかも……」と悩んでしまう人もいるかもしれない。(参照元:マイナビ)実際、リサーチサイト「TEPORE」が約38,000人に行ったアンケートでも、「電車で席を譲らない」と約60パーセントが答え、その理由を、見た目だけでは席を譲るべきか判断しにくく、過去に席を譲って嫌な思いをしたことがあったからであると答えている。それもそのはず、日本では「席を譲る」という行為が単純に「親切心」だけでは成り立つことができない。明らかに「ご老人だな」と思う人には席を譲ることができるかもしれないが、60歳前後という「微妙な年齢」だと、席を譲ったことで相手を「老人」だとみなしてしまうのではないかと気を遣う。それによって相手を傷つけ、嫌な空気をつくり出してしまうのではないかと懸念するからだ。お年寄りのための「優先席」がない海外では他国ではどうなのか。実は日本のように優先席が存在する国はまれで、ほとんどの先進国で優先席を採用していない。(参照元:Bluebook)カナダやフランスでは優先席が最近見受けられるそうだが、あったとしても障害者や妊婦が優先で、その中に「お年寄り」は含まれていないという。このように他国でお年寄りのための「優先席」が存在しないのは、わざわざ優先席を指定しなくても、多くの国々では「お年寄りに席を譲るのは当たり前の行為」という認識が広まっているためである。そして、それに対してのお年寄りの受け入れ態勢も整っていて、当然のように席に座るような風潮があるのだ。(参照元:MADAME RIRI)ちなみに日本でも、阪神電鉄が「全席優先席」として、1999年から8年ほどあえて優先席を設けない時期があった。しかしお年寄りから「席を譲ってもらえない」と抗議がありやむなく廃止。その後、横浜市営地下鉄でも同じ取り組みを開始したが、かえって席を譲りにくくなるという人が増え、こちらも廃止された。どうやら各個人に席を「優先させる」意思を任せる行為は、日本では機能しないようだ。「優先席」のない「優しい」社会を実はこの日本人の「席を譲らない」とう行為は、外国人から見ると大変困惑するそうだ。どこに行っても親切だと思われている日本人が、お年寄りには冷たく「思いやりがない」という悪い印象を持つ人も多いという。(参照元:MADAME RIRI)しかし、日本人が席を譲らないのは私たちのコミュニケーションの取り方にあるのかもしれない。日本では昔、村単位の狭いコミュニティが確立されており、その中で対立してしまうと、家族が村八分にされてしまうこともありえない話ではなかった。そのため、本音とは違ったことでも賛成するなど、「建前」を大切にした振る舞いをしていて、それが今でも残っているのだ。しかしそれに比べ、アメリカやヨーロッパ諸国をはじめとする国々では、はっきりと本音を言わないことは「何を考えているか分からない」とされ、逆に距離を置かれてしまうという。(参照元:COURRiER)何事もストレートに伝える海外のコミュニケーションの仕方に対し、日本人は「本音」と「建前」で相手と向き合う。相手のことを考え、気持ちを汲みながら相手との距離を測るのだ。日本人が席を譲らない理由は相手の体力を気遣う以上に、相手のプライドや社会的地位を傷つけないようにと考えているからかもしれない。それは相手を想う「優しさ」でもあるだろう。しかし、親切なことをするのにも「建て前」について配慮しなければならないとは、少し窮屈ではないだろうか。親切を受ける側も、する側も、一度「思いやり」と「尊敬」を別々にして考え、親切心をそのままストレートに受け取ることができたら、きっと日本からも「いい意味で」優先席がなくなるはずだ。—————Text by ASUKA YOSHIDAーBe inspired!
2016年12月06日1.日本は本質的にヘン2.日本人は危ない3.日本の女性は従順(Original Image by Appledaily)西洋人の間で長年にわたって作り上げられ払拭されることのない「日本の迷信」3つだ。 現に、3つ目の「日本の女性は従順」だと思っている欧米人に、未だに多い。「東京に行けば、白人の男ならどんな日本人女性とも簡単にヤレる!」 極端な例を出せば、そんなことを言って、2年前に変態ナンパ師として、日本で悪名をはせたアメリカ人のジュリアン・ブランク氏がいるだろう。 なぜ、そんなに日本人女性は従順だと思われているのだろうか?英国のエディンバラ大学でインド史と日本史を教えているハーディング氏の論によると、長らく「ゲイシャ」のイメージがつきまとっているからだという。 さらに、1967年に公開された『007は二度死ぬ』のボンド・ガールを務めた浜 美枝氏によって従順なイメージは引き継がれたそうだ。先日公開されたATTNの動画では、欧米の映画やテレビなどのマスカルチャーの中で、アジア人は「異国風で」「言いなりで」「支配できる」女性として描かれるが多いと述べられている。(Photo by karen itchy nose)しかも、すべてのポルノサイトで「アジア人フェチ」のカテゴリーが存在し、200万人の出会い系アプリの黒人、白人、ラテンの男性ユーザーによると、他の人種よりもアジア人女性を「より好む」という結果がでているというのだ。 肌の色だけで、「従順な性の対象」として判断されている現状を打破するためには、何かしらのアクションを日本で起こさなくてはいけないのかもしれない。—————Text by BE INSPIRED!編集部ーBe inspired!
2016年12月03日「さとり世代」などと称される、10〜20代の若者たち。彼らは上の世代とは異なり、「熱い言葉」を好まない世代だと言われています。ファッションブランドはそんな彼らにアプローチしようとするとき、どんなメッセージを発信するべきなのでしょうか?「冷めてる」世代の青い炎弊社、エシカルファッションブランドのINHEELSは9月、下北沢に第一号店舗をオープンしました。オンラインショップだけではなく実店舗をかまえたいと思った主な理由が、お客様と会ってお話がしたいから。開店から2ヶ月、INHEELSのファンの方やエシカルファッションに興味のある沢山の方々、特に10-20代の方々と話して気付いたことがあります。 「夢」や「情熱」、「世界平和」、「ぬくもり」など、熱量や優しさを全面に押し出した言葉と語られる事が多いエシカルファッション。ファッションにエシカル(倫理)を求めるこの分野は、根っこのところでは現状の服作りや消費行動を変えるという情熱や強い意志があるのだからあたりまえなのだけれど、こういった熱い言葉遣いがあまり若い世代には響かなくなってきているような感覚があります。「若い世代」とかなり乱暴にくくっているけれど、いわゆる「冷めてる」といわれる1990年に生まれた若者を中心とした「さとり世代」は、言葉選びでも熱に弱いのかもしれません。 ただ、熱血ではないからといって関心や意志がないわけではもちろんありません。「青く静かに燃える炎は赤い炎よりも温度が高い。それと同じように冷めてるように見える若者も、実は熱く燃えるものを心に持っている事があるんすよ」、と20代前半の友人が教えてくれました。 だったら彼らに向けた新しいメッセージの発信の仕方やコミュニケーションはどうなるのでしょう?キーワードは「共感」より「納得」(Photo by Unsplash)「熱に弱い」世代に届けるため、これからは感情に訴えて「共感」を得るのに加え、しっかりと説明をして「納得」を得るというアプローチが必要なのかもしれません。共感より納得、精神論より理論、夢より現実。熱血系のアプローチではなく、あくまで淡々と説明をする。実はそんなアプローチのエシカルファッションが最近アメリカで人気を博しています。(引用: EVERLANE )そこで使われるのは、「ラディカルトランスパレンシー」という言葉。極端なまでに情報公開をするという意味で、ファッションの文脈では主にコスト構造を公表していくことを指します。ファッションの世界では「憧れ」をつくるために通常コスト構造はほとんど公開されませんが、ラディカルトランスパレンシーを実践するブランドではひとつひとつのアイテムに対して材料代がいくら、工賃、縫製賃がいくら、関税や輸送費がいくら、だからこの定価になりますと説明されます。購入する側は原料・生地・染めや縫製等それぞれの行程がどこで行われていて、いくらかかっているのかを知る事ができます。そこにあるのは感動的なストーリーではなく、知識を得た事からくる納得感。「ふーん、こんなかんじなんだ。だったらいいんじゃない?」という感覚。心をつかまれるような感動はないかもしれないけれど、腑におちて、逆にコストがわからないとちょっと不安になるような感覚でしょうか。(引用: EVERLANE)ラディカルトランスパレンシーを実践するのはアメリカのEVERLANEというブランド。日本でもこういったファクトや数字ベースの情報公開で「腑に落ちる」「納得感」のあるエシカルファッションが出てくれば、感動ストーリーが少し苦手な「冷めてる」世代の静かな炎を燃やせるのかもしれません。INHEELS(インヒールズ)とは?ロンドンと東京に拠点を置くエシカルファッションブランド。“who said ETHICAL is not SEXY?” をテーマに、セクシーでありながら媚びることのない、スタイリッシュなデザインを追求しています。服を着た方の毎日が彩り豊かになることを、イメージしながら。それぞれの人生に思いを馳せながら。INHEELSが考えるエシカルファッションは、フェアトレード、サステイナブル素材、アップサイクル素材、マルチユースデザイン等を積極的に活用し、ファッションによる環境や社会へのダメージをなるべく抑えること。また、服が作られた過程もその魅力のひとつとして紹介すること。ウェブサイトはこちら。 INHEELSの初店舗が下北沢にオープン! 詳しくはこちら。(引用元: INHEELS)—————Text by Yuka Okada ーBe inspired!
2016年11月29日アメリカ、オレゴン州ポートランドに「ディグニティ・ビレッジ」と呼ばれるホームレスの暮らす地区がある。日本語にすると、ちょっと堅いけれど「尊厳の村」という意味。つまり、自分は生きていていいんだと思えるような、「人間らしい生き方」のできるところである。そんなホームレスにとっての「聖域」を運営するのは、市やボランティア団体ではなく、ホームレスである住民たち自身だ。(Photo by Rika Higashi)ホームレス同士がゆるくつながるコミュニティ「ディグニティ・ビレッジ」の敷地内には、リサイクル材で造られた43軒のスモールハウスが建っている。建築家、アーティスト、学生などが、ボランティアで手を貸し、村内にアートが施され、明るい雰囲気だ。(Photo by Rika Higashi)(Photo by Katie Mays)ここに、ホームレスとして辿りついた60人の男女が暮らしている。彼らは、留置所やシェルターでこの場所の存在を知り、望みをかけてやってきた人たちだ。無料で滞在できるのは、基本最長で2年。その間に、路上生活で傷ついた心身を癒し、仕事を見つけ、再出発することになる。ここで暮らすためには、住人たちが自ら定めた以下の5つの規則を守らなければいけない。①自分もしくは他人への暴力の禁止②盗まない③ヴィレッジ内及びその1ブロック内での非合法ドラッグ、アルコール、マリファナ吸引の禁止④ヴィレッジの平和を乱すような破壊的行動の禁止⑤ヴィレッジ維持への貢献とコミュニティの生産的なメンバーになること もし違反してしまうと、残念ながら追い出されてしまう。中でも5番目がユニークで、例えば、村の警備員や住居のメインテナンス、掃除、薪作り、薪の販売といった労働力の提供が義務付けられている。これが、自ら運営するコミュニティ形成の土台となっている。どのように村を自立して運営していくか、という運営方針は、住民を代表する役員が会議で決定。住民がそれぞれ1票を持っていて、役員は、年に一度の住民投票で選ばれている。「ショッピング・カート・パレード」で勝ち取った場所(Photo by Kwamba Productions)「ディグニティ・ビレッジ」が今の場所に落ち着いたのは、2001年9月のこと。前年、市内のホームレスたちが、アクティビストたちとともに、市の使われていない土地を占拠し、警察に追い出され、ショッピングカートでパレードをしながら次の場所へと移る・・・という活動をしながら交渉を重ね、この土地を市から無償で借りる契約を取り付けたという。政府が「ホームレス対策」の目的で、村づくりを提案したのではなく、ホームレス及びそのサポーターらが、行動を起こして生まれたのである。現在、全米で最も長く運営されているホームレスの村として注目されている。人間らしくやり直せる場所この村は、すべてを失ってしまった人が、自分のペースで、安心して眠り、食事をし、シャワーを浴び、トイレを使い、人と話したりする中で、人間らしさを回復していく場所だ。年単位で、ここにいてもいいという安心感は何よりも大きいという。体力、そして気力を取り戻した住民たちは、外で仕事と部屋を見つけ、自立していく。ここで出会った仲間とシェアハウスをする人もいるという。(Photo by Rika Higashi)確かに、潤沢な資金とプロフェッショナルが常に援助する施設に比べると、ディグニティ・ビレッジの自立率や社会復帰のスピードが、特に優れているとは言えない。けれども、限られたリソースの中で、ホームレスたち自らが、立ち上がっていくことに意義があるのではないだろうか。実際、ホームレス支援のモデルケースとして、全米から多くの視察者が訪れている。「ディグニティ・ビレッジ」を参考に、オレゴン州ユージンの「オポチュニティ・ビレッジ」、「エメラルド・ビレッジ」、ワシントン州オリンピアの「キホーテ・ビレッジ」といった類似施設が生まれた。ホームレスになった人に、何ができるのか私たちの多くが、社会的弱者の存在を知ると、同情を覚えるのではないだろうか。でも実際、路上生活を送る人に何をしてあげられるか、してあげたいか、と聞かれると、戸惑ってしまうかもしれない。(Photo by Rika Higashi)日本でも、貧困は広がっていて、6人に1人が相対性貧困だと言われる時代だ。働きたい、と望んでも叶わず、住むところも連絡先も失い、たった一人で 、ただ生き延びるだけに過ごす不安定な日々が、心身をボロボロに蝕んでしまう。そして、一旦そうなってしまうと、社会復帰はとても難しい。そんな彼らを「ダメなやつ」扱いして、突き放したり、見ないふりをしたりする社会は、私たちが求めているものだろうか?堕ちるのはあっという間だが、そこから這い上がるのは、並大抵のことではない。「ディグニティ・ビレッジ」に定められた2年という時間は短いだろうか、長いだろうか?—————Text by Rika HigashiーBe inspired!
2016年11月28日全米きっての「グリーンシティ」&「DIYの聖地」、ポートランド。ヒップスターが集まるこの街で、最近、元気なスケボー女子が、使い古されたスケボーに「新たな命」を吹き込んでいる。彼女が編み出したストリートを引退したスケボーを、ヒップに生まれ変わらせる方法とは?(Photo by Rika Higashi)「アップサイクル」とは、不用品をゴミとして処理するのではなく、新たな価値を生み出すこと。メープルXOでは、スケボーの「ゴミ」を使って、クラフトジュエリーや雑貨を作っている。曲線を生かしたカラフルな商品は、スケボー仲間を超えて、ストリートやおしゃれなバーなどでも注目されている。古いスケートボードの利用法「メープルXO」の工房に集められる古いスケートボード。板の部分は、丸く切り抜いた後、ゴツい電動工具をパワフル&繊細に扱う女子たちによって、一点もののバングルやイヤリングとして生まれ変わる。(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)また、タイヤは、片手に乗るサイズの小さな植木鉢として命を吹き込まれる。 手作業で1つ1つ取り付けられる足もいい感じだ。(Photo by Rika Higashi)スケボーになれなかった「ゴミ」にも注目(Photo by Rika Higashi)リンジーは、スケートボードを作る工程で出る産業廃棄物、つまりスケボーになれなかった「スケボー以前のゴミ」にも着目。工場とタイアップし、本来なら捨てられてしまう板の残りを貼り合わせ、「スケーツ・スクラップ」を製作した。これは、カラフルなストライプを生かして、栓抜きやキーホルダー、指輪、ピアス、ペンダントトップなどに生まれ変わっている。(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)スケボー仲間が集まる工房(Photo by Lindsay Jo Holmes, MapleXO)「メープルXO」の商品が生まれる工房は、テナントの入るCO-OPスタジオ。リンジーがスケボーを通じて知りあった仲間たちが、それぞれの作品を作っている。例えば、ネオンサインやタトゥーマシン、イラスト、木工など・・・。スケボーの飾られた給湯室で、気の合う仲間と遊びについて話すのはもちろん、製作アイディアが自然に交換され、コラボ作品も生まれている。またショップは、世界から噂を聞きつけたスケボー仲間が訪れる「交流の場」にもなっている。日本からもガールスケーターのZine「暦」を発行するスケボー女子が訪れ、意気投合。一緒にスケボーにも出かけたそうだ。“スケボーをするようになって、世界が違って見えてきたの。スケボーを始める前は、歩道の縁なんか、見向きもしなかったのに!”彼女は笑いながらそう話す。好きなものと深く関わる中で「新しいものの見方」というのような感性が磨かれ、誕生したのがこのブランドなのかもしれない。—————Text by Rika HigashiーBe inspired!
2016年11月25日(Photo by momimfine)モデルとして多くの人から脚光を浴び、安定した収入を得ていた彼が、突如仕事を辞め、いきなり世界一周の旅に飛び出した。 なぜ彼は、偉大なる栄光を捨て、新たな道に踏み出そうとしたのだろうか。 そこには、彼なりの「リスク」との向き合い方が関係している。 「税金を払いながらテレビの前にいるのはご免だった」(Photo by MX Models Forum)世界中を旅する傍ら、その各地で「MOM,I’M FINE(ママ、僕は元気だよ!)」というメッセージをInstagramに投稿し、話題となっている27歳の男性がいる。 ベルギーで人気モデルとして活動していたジョナサンだ。 しかし、彼は現在無職。 自分の足で世界の地を踏んでみようと思い立ち、モデルという職業を手放してしまったからである。 そして、それだけではなく、旅の資金を集めるため車などのお金になりそうなものはすべて売り払ってしまったという。 もちろん、華やかな生活を捨てたジョナサンに、彼の母は大反対。 そんな母を安心させるために考え出した彼なりの親孝行が「MOM,I’M FINE(ママ、僕は元気だよ!)」という写真を投稿することだった。(Photo by momimfine)しかし、なぜここまでして彼は旅に出ようと思ったのか。 その理由をアメリカのメディアのインタビューに対しこのように語っている。 「とにかく旅に出たいと思ったからさ。とにかくやりたいと思ったことはやったほうがいいんだよ。みんな、旅行は好きでしょ?好きならあとは一歩踏み出す勇気があればいいだけさ」 「僕たちは、税金を払い続けながらテレビの前に座るためだけに生まれてきたわけじゃないからね」 彼はすべてを手放すというリスクを受け入れ、自分の意思で自分の人生を切り開いた。 これをきっかけにまた一人、自分のようにすべてを捨てて冒険に出る人が出てこればいいと彼は思っているという。 売り上げ100万円の「じゃがいもビジネス」(Photo by Nothing To Do With Arbroath)<結婚おめでとう。じゃがいもをどうぞ> (Photo by Miranda)<今郵便でじゃがいもを受け取ったの…超嬉しい> また、アメリカにも自分の気持ちを信じてビジネスまで成功させてしまった男がいる。 アメリカ・テキサス州に暮らすアレックス・クレイグだ。 アレックスは、元々はアプリの開発者であったのだが、とあることをきっかけに違う仕事をすることとなった。 それは「じゃがいもにメッセージを書いて人々に贈る」という突拍子もないサービスだ。 アレックスがこのアイデアを思い付いたのは、たまたま彼女と食事をしていたときだ。 そこにあったじゃがいもを見て「このじゃがいもにメッセージを書いて売ったらいいビジネスになるのではないか」とひらめいたそうだ。 しかし、その場にいた彼女は大反対。 周りの人たちからもバカげたアイデアであると嘲笑された。 それでもアレックスは諦めなかった。 このサービスを「ポテト郵便」と名づけ、開始してみたところ、なんと2日目には2,000ドル(約20万円)の注文が入ったのだ。 そして今では月1万ドル(100万円)ほどの売り上げがあるという。 SNSを通じて「じゃがいもが送られてきた!」という投稿があり、広まっていったらしい。 誰から見ても「失敗しそう……」と思えるこのアイデア。 彼も100パーセント成功するとは思えなかっただろうし、その中で安定した仕事を手放すリスクを受け入れることは大きな決断であったはずだ。 しかし、なにが成功するかは誰にも分からない。 やってみて初めてスタートラインに立つことができるのだ。 IBMのCEOが話す「成長」と「安らぎ」の関係性(Photo by George Nott)踏み出した人たちは、少なからずリスクに直面したことがあるはずだ。 その出来事に遭遇したとき、彼らはどのようにしてリスクと向き合ったのか。 これについて、IBMの会長・社長兼CEOのジニ・ロメッティが、大変興味深い講和を発表している。 そのエピソードが披露されたのは、ヒューストンで開かれた『Grace Hopper Celebration for Women in Computing』というイベントの場である。 そこでジニは今まで語ったことのない極めて個人的なエピソードを披露した。 それは、彼女が幼い頃に自分と母を置いて家を出た父がいるという大変辛い過去だ。 しかし、当時、同じ辛さを味わったジニの母は、一切辛い様子を見せることなく普段通り家事や仕事をこなし、自分が運命の犠牲者と見られることを許さなかったという。 この母の姿からジニは、「リスクを受け入れて大きな夢を抱き、絶対に他の誰かに自分の可能性を委ねるな」ということを学んだという。 そして、IBMの会長となることを上司に提案された日、この教訓が彼女を後押しした。 ジニは自分に自信が持てず昇進の返事をためらった。 しかしその時、あの頃の母の姿が浮かび、上司からの提案を受け入れることにした。 ジニは当時の決意をこう語る。 「提案を受け入れることは、自分にとってリスクを抱えることでもありましたが、成長と心の安らぎは同時には得られないのだと感じました。それは、どんな人でもどんな国でもどんな企業でも、同じです。自分が成長するのはどんな時か、考えてみれば分かるでしょう。それはリスクをとって新たな物事にチャレンジする時なのです」 「なりたい職業」を聞かれてハッとする(Photo by momimfine)今の安定した生活を捨て、違う未来を求めようとする人たち。 彼らが「自分らしく生きている」ことで成功しているのは、新しいことに踏み出す際、「リスクを恐れない」のではなく、「リスクを恐れながらもそれを承知して受け入れている」からかもしれない。 「将来の夢はなに?」と聞かれて、欧米の若年層は「理想の生き方」を答え、日本の若年層は「なりたい職業」を答えるそうだ。 このように、日本では「夢=職業」となっているため、多くの人が現実的な側面ばかりを気にしてしまい、興味のあることがあっても、諦めざるを得なくなっている。 しかし、「自分らしく」生きている人の多くは、現実的なリスクは気にしてはいないように思う。 むしろ、「自分らしく生きるにはどうしたらいいのか」を優先し、それに伴うリスクを受け入れているのではないだろうか。 あなたは今、「自分らしく」生きているか。自分に問いただしてみて欲しい。 via. Instagram, Bored Panda, USA TODAY, Nothing To Do With Arbroath, livedoor NEWS, インターネットもぐもぐ この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“【起業家は安宿好き!】成功者が好む旅の楽しみ方” せわしなく観光地を回り尽くし、ゴージャスなホテルに滞在し、たっぷりと買い物をして過ごす。そんな日本人が大好きな旅の仕方。実はもう古くなっています。「出会いと学び」そ... ーBe inspired!
2016年11月02日(Photo by picjumbo)ヨーロッパの中でも、一際サッカーへの熱が熱い「ドイツ」で、14年も前からサッカー選手としてピッチに立っている一人の日本人がいる。 今でこそ、本田圭佑選手や長友佑都選手など多くの日本人選手が世界で活躍をしているが、彼がドイツに降り立ったのはまだ日本人がサッカー選手として世界に羽ばたくずっと前。 「日本人はサッカーができるのか」と真顔で言われてしまう時代である。 彼はそんな時代を「恵まれてない環境だからこそ、自分の可能性が発見できる」という前向きな気持ちで切り開き続けてきたという。 37歳になった今でも「サッカー選手」としてピッチに立ち続けるために彼が持ち続けているポテンシャルとはなんであろうか。 その心の内を探ってみた。 今やれることを見つける「力」(Photo by Asuka Yoshida)「“日本人ってサッカーできるの?”そんな風に言われましたよ」 そう笑いながら話すのは、現在ドイツのサッカークラブ『SV Dornach』で活躍している石井直人氏だ。 石井氏がドイツに渡ったのは、彼が23歳の時だった。 “サッカーがやりたい”いうシンプルな理由で渡独したという石井氏。 しかしこの時は、インターネットで情報を得ることが容易でなかった時代だ。 「自分も到着して初めてドイツという国を知りました。しかしそれと同様に、ドイツ人も日本人のことをそこまで知らなかった。だから、初めてチームに合流したときは“日本人ってサッカーできるの?”だなんて真顔で言われたりしました」 そんな「未開の地」に降り立ちながらも、彼は『SSV Jahn Regensburg』や『TSV Eching』という複数のドイツのチームで活躍をした。 しかし最初はパスが回ってこなかったり、わざと削られたりすることもあったそうだ。 「それは差別でもなんでもなくドイツ人のプライドからだと思います。 日本人にレギュラーをとられてたまるか、という。 今思うと、そんな風にまっすぐな気持ちで相手も向き合ってくれたからこそ、自分も負けずにやっていこうとより思えたんだと思います。 もちろん凹んだり日本が恋しくなったりすることもありましたよ。 当時はFacebookやLINEもなく本当に『自分だけ』でしたから。 でも、それがかえってよかったのかもしれません。 こうして、自分が身を置いてしまえばあとは自分がやれることを見つけるしかないんです。 その『やれることを見つける力』を持てたことは今でも自分の財産ですね。 環境は自分が変えようと思えば変えられるんだと思いました」 「興味」が持つ「パワー」(Photo by 石田直人のドイツミュンヘンサッカー生活)実は石井氏は、サッカー選手である傍ら、サッカーや水泳を教えるスポーツ教室を運営している。 ドイツでのビジネスは日本とどういう部分が異なっているのだろうか。 「まず、ドイツ人はビジネスの場でも自分が楽しむことを優先するように思えます。 日本人のように『仕事だから……』と諦めるのではなく、自分が楽しめる場所であったり自分が活躍できる場所を探します。 だからサッカーでも自分のプレーと合わなかったらあっさり移籍しますし、仕事でも自分がやりたいことでなかったら転職をする人は多いですね。 でも、そんな無理をしない仕事の仕方って実はとても大切なことだと思うんです。 興味を持たなければ何事もうまくいくことはないと思います」 石井氏のスポーツ教室も今では約70名の生徒を抱え、異国の地でビジネスの面でも成功を収めている。 自分が興味のあるサッカーを自らも楽しんでやれていることが、多くの生徒を集めたのであろう。 教室を卒業した生徒たちとも今でもプライベートで交流がある姿をみると、スポーツ教室を「ビジネス」ではなく「自分の楽しめる場所」と捉えていることは明らかだ。 言いたいことを言う「責任」(Photo by 石田直人のドイツミュンヘンサッカー生活)「周りを気にする日本人の気遣いは、裏を返せば『周りのせいにもできる』ということ」 これは、石井氏がここで生活し、多くの子どもたちと接する中で感じたことだ。 「日本人の子どもたちは、協調性や集団行動を意識して人に合わせることに美学を感じていると思います。 大人も流行を追って気が付けばみんな同じ……ということがあると思うのですが、それは子どもの頃から人のマネをしたり、人と同じ行動をすることが正しいという考えがあるからかもしれません。 しかしドイツ人の子どもたちは周りと同じにしなければならないという概念がそもそもない。 言いたいことも言うし、何でも自分で判断します。 自分で正しいと思ったことを選択するのです。 こういう文化の違いは、大人の間でも感じることが多いです。 ドイツでもサッカーの指導者を集めた講習会があるんですが、参加者は言いたいことがあればそこにどれだけ大勢の人が集まっていても周りを気にせず質問します。 でも、これはその場にいる自分に責任を負っているということでもあると思うんです。 周りを気にするということは裏を返せば周りのせいにもできるということ。 誰かが言ったからとか、ここで質問したら他の人に迷惑がかかるからだとか。 これは他の何かに責任を擦り付けているようにも思います。 でも、そういう環境に慣れてしまったら、人は成長しないと思います。 選んだのは自分です。 その選択の中で自分が何ができるかを考えることが大切なのです」 「恵まれていない」という「贅沢」(Photo by 石田直人のドイツミュンヘンサッカー生活)シンプルにサッカーをするためにドイツにきたという石井氏に、最後にもう一度質問をした。 ここで今でもサッカーを続けていることの“なぜ”に、もっと奥深く触れたかったからだ。 「最初は『2年だけ』と思っていたのですが、それが4年になり10年になり、結局今に至ります。 でも、日本に帰ることはいつでもできるなと思ったんです。 だったら敢えて自分を厳しい環境に置いて、自分がやれる可能性を探りたいです。 日本だと恵まれすぎてしまって自分の可能性がかえって見つけにくくなってしまうと思うんです。 困れば助けてくれる人もいるし、とにかくすべてが整っています。 でもそれは残念なことでもあると思うんです。 厳しい環境こそ、自分の力を試すことができる贅沢な環境なのだから」 しかし、その中に身を置き続けることは容易ではない。 「それでも、今でもこうしてこの場所にいられるのは、いつでも『だめだったらだめでOK』という気持ちも持っていたからかもしれません。 くじけそうになっても、この思いがあればとにかく行動することができるんです。 悩んでいても何も始まらない、意外と動いてみたらなにかしらの答えは見つかるんです。 自分をその環境に置いてしまえば、なんとかできるものだと思います」 そう無邪気に笑う石井氏の顏には、これまで自分に課してきた責任と、自分の未来に期待する想いに満ちていた。 「なんとかできるに大いなる『期待』を」(Photo by 石田直人のドイツミュンヘンサッカー生活
2016年11月02日(Photo by Eric Pickersgill)初代アイフォンが2007年1月に発表されてから早10年が経とうとしている。 日本でスマートフォンを所持しているのは、人口の7割以上。 これからもスマートフォンの普及率は上昇していくと予測されている。 そんなデジタル化の過渡期を生きる私たちは、「スマートフォンのない時代を知っている最後の世代」だという。 「私たちの振る舞いは、『自分の目で自分の振る舞いを見ること』によって変わる。だから、それを記録できる機器は私たちの経験を大きく変えた」 そうテッドトークで語ったのは写真家のエリック・ピッカーズギルだ。 「写真」というメディアも人間の生きる社会を変化させたが、インターネット、そしてスマートフォンはさらに私たちに強い影響を与えた。 そんな現代社会について「写真家の私にはこんなふうに世界が映ります」と言って聴衆に見せたのが、あなたも身に覚えがある光景であるだろう、以下の写真だ。(Photo by Eric Pickersgill)友達と集まりながら、そこにいない誰かと“つながる”という状況なんて、日常茶飯事ではないだろうか? 彼のフォトシリーズ「リムーブド」は、スマートフォンなどの個人用の通信機器が社会や人間関係、身体との関わりのなかでどんな役割を果たしているのかを問う作品だ。 今の時代を生きる私たちの生活に欠かせないスマートフォンやタブレット機器を、あえて写真から「取り除くこと」で、機器を通じた“つながり”に依存している人間の姿がいかに滑稽なのかを見せている。 (Photo by Eric Pickersgill)「スマートフォン」は実際のところ、どのくらい人の「人生」を変えるのだろうか? 「スマートフォンが私たちの人生をどこまで変えるのか、そこまではまだわからない」と彼は話す。(Photo by Eric Pickersgill)そして彼のテッド・トークは「(地球の反対側にいる友達とも、同じ部屋にいる友達と同じように会話ができるが)同じ部屋にいる友達と仲良くできなければ、地球の反対にいる友達と仲良くすることはできない」という言葉でを締めくくられた。 ※動画が見られない方はこちら。(Photo by Eric Pickersgill)生まれたときからスマートフォンで写真を撮られ、知らないうちにSNSにアップロードされる世代が増え、彼らもスマートフォンを持ち始めれば、逃れられない“つながり”とうまく付き合って行かなければならなくなる。 果たして、これからの人が歩む人生はどんなものになるのだろうか? via. REMOVED.SOCIAL, GOOD この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“あなたもすぐさまチェック!「スマホ依存度」が分かるイラストを描く男” 朝起きてから会社や学校に出かける前にあなたは何回スマートフォンを見るだろうか。SNSや今日のニュースのチェック……。片手ですべて情報が収集できてしまう便利な... ーBe inspired!
2016年10月31日社会的にNGな言葉を集めた辞典を作るために始めた【Politically Incorrect Dictionary】、今回6回目となりました。 社会的にNGと言いますと、歴史的、文化的、そして経済的な背景などを考えずに、相手を傷つけるような可能性のある発言をしてしまうことです。 ここで挙げる言葉はあくまでも提案で、正解の提示ではありません。 個人の性格や体験、どの視点から見るかでもちろん、「何が社会的にNGか」は変わります。 なので、この辞典を通して知ったり、考えたり、誰かと相談したりするきっかけになれればと思って続けています。 そして今回はとくにダメなのかオッケーなのか微妙なこの言葉。 p.6 ハーフ(Hāfu) 1, 半分、2 分の 1 2, 人種・国籍等が異なる両親から生まれた人物 日本では普通だと思います。 私の人種・国籍等が異なる両親から生まれた友達も気にしている様子の人には会ったことがありません。 でも、ある時イギリス人の知り合いは、彼と日本人の奥さんの間に生まれたお子さんが「ハーフ」と呼ばれて激怒しました。 彼は自分の子供が「ハーフ:未完全」と呼ばれているような気がして怒ったのでした。 英語だと、ハーフ・ジャパニーズやハーフ・アメリカンなど“ハーフ ~ ”というのは大丈夫なそうです。 でも「ハーフ」とだけ言うのが失礼だそう。 これは本当に国・人それぞれですが、怒る人も存在しているということを考えると、気をつけて使うか、使わないのか、しっかり判断した上で発言した方がいいのかもしれません。正直これに関しては日本に、代わりになる言葉が存在しているのかわかりません。 「ダブル」と呼ぶべきではないかという議論も世間には存在していたそうですが、定着はしていないように思えます。 英語圏では“mixed race(人種がミックスされた)”や“partly ~ (~の一部)”などといった表現をするのが主流なようです。 少なくとも、英語圏の方には違うニュアンスで伝わってしまうようなので、気をつけないとですね。 もし代用として何かいい案があったらぜひコメントください。 みんなで考えていけたらいいですね。 それでは次回もお楽しみ! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!【Politically Incorrect Dictionary】p.5 迷言王ドナルド・トランプ氏特集 もう5回目となりました!社会的にNGな言葉を集めた辞典を作るために始めた【Politically Incorrect Dictionary】。今... ーBe inspired!
2016年10月29日(Photo by Tim Gouw )例えば会議の場や友達同士でなにか話をしているとき。 多くの人の意見が一致する中で、あなただけ違う意見を持っていたらどうするだろうか。 空気の読めない「イヤな奴」にならないように、その意見を口に出さず、自分の中だけで勝手に消化させてはないだろうか。 それは、場を大事にし、他人を尊重しようと考えたあなたなりの結果であるのかもしれない。 しかし、自分の意見を伝えるということは、もっと「単純」なことではないのだろうか。 トランプタワーの目の前に「壁」を作る意味とは(Photo by Wall in Trump) トランプタワー前に壁を作る計画の動画はこちら。 アメリカでは、11月に大統領選が行われるが、それ以上に注目を集めているのは不適切な言葉だらけのトランプ氏の発言だ。 特に移民政策に関しての発言は度を越したものが多く、「メキシコ人は麻薬や大麻を持ち込む人種」とまで言っている。 そんな彼が掲げた政策の一つは、「不法移民の流入防止のためにメキシコとの国境に万里の長城を建設し、メキシコにその費用を払わせる」というものである。 そんなトランプ氏の差別的な発言に嫌悪感を覚え、立ち上がったのは、デイビット・ハガティとジェームス・カロッチの二人の男である。 彼らがしようとしていることは、「メキシコ国境に巨大な壁をつくる」と発言しているトランプ氏に対し、トランプタワーと言われるトランプ氏が所持しているビルの前に「壁」をつくろうというものだ。 クラウドファンディングで資金を募り、トランプ氏がメキシコに対してやろうとしていることは「こういうことだ」と分からせたいのだという。 家の中に作る「家」(Photo by Peter Berkowitz)(Photo by Peter Berkowitz)またサンフランシスコには跳ね上がる地価の高騰に、ユニークな方法で立ち向かった男がいた。 サンフランシスコではここ3年で不動産価格は38パーセントにも上昇し、平均価格は90万ドル(約9300万円)、平均家賃は月3250ドル(約33万8000円)にも上るという。 そのため、狭い部屋に何人もの人々で住むという状態が一般化していて、衛生面や騒音の問題を抱えたり治安悪化が懸念されていたりしている。 しかし、この状況に警告を鳴らした男がいると伝えるのはアメリカの大衆紙ワシントンポストだ。 同誌によると、サンフランシスコで家を見つけることができなかった一人の男が、家がないなら今ある家の中に新たに家を作らせてもらえないかと考えた。 そして、なんと友達の家に小さな家を作らせてもらい、そこに住めるように交渉をしたという。 小さな家といっても内装は完璧。 居心地のよさそうなソファーに折り畳み式のデスクまである。 家賃はお手頃価格の400ドル(約4万円)。 彼はこの住宅についてこう語る。 「ここに住むことは、決して絶望の始まりでもないし、希望の始まりでもない。この住宅は、ごくごく普通の創造的な解決策だ。そして、それと同時にこれは貧困ではないし、貧困を解決することでもないんだよ」 彼のこの言葉には、この住宅に住んだからと言ってとりわけ違う生活を送るのではなく、仕事をし、家に帰るという今まで通りのモチベーションを保つべきだという想いが感じられる。 この言葉が多くのメディアを通じて人々に伝わり、サンフランシスコの住宅事情を考えるきっかけになったようだ。 家が借りられなかったからといって多くの人は諦めてきたが、諦めなかった彼の行動が解決の第一歩になったに違いない。 スマイルマークが反対の証明?(Photo by Megkern)また、デンマークにも面白い反対の方法が存在する。 多くの国では反対運動をするとなると、危険も伴う恐れがあるため、やむを得ず警察が出動する場合がほとんどだ。 しかし、デンマークではその心配はないようだ。 なぜなら、反対の意思は絵文字の「スマイルマーク」で表わされるからだ。 上の写真の抗議の場面は、福祉の充実した先進国の多くが、財政赤字による予算カットの必要に迫られていることに対し行われた抗議である。 これは国民の生活を左右する大きな問題だ。 そんな局面の中でもこんなに穏やかな抗議ができるということは、反対の意見にも耳を傾けようとする国民性と、きちんと自分の意見をシンプルに述べるという責任を一人ひとりが持っているからかもしれない。 ときには、ビジネス書に沿わない「伝え方」を(Photo by PEXELS)人と違う意見を言うことや反対意見を言うことは賛成を掲げるよりも難しい。 誰だって、「イヤなやつ」にはなりたくないからだ。 特に気を遣うのは、ビジネスの場であろう。 多くのビジネス書にも「上手な反対の仕方について」書いてあることが多く、「でも」などといった否定的な言葉は使わず、相手に尊敬の念をもって違う意見を伝えるよう忠告がなされている。 要するに、「思ったことを率直に伝えないこと」が上手な反対の仕方だというのだ。 しかし、それは自分の本音を言うこととかけ離れていくのではないだろうか。 「自分の意見」を言うことは「自分の気持ちを伝える」という、シンプルなことである。 きちんと道筋を立てて否定的な意見を述べることもいいが、相手が傷付いても、自分が傷ついても、思ったことをすぐ口にして行動することのほうが実は解決の近道なのかもしれない。 via. WIRED, The Washington Post, America’s Voice, Wall in Trump, SFGate, 幻冬舎GOLD ONLINE, Wall In Trump この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“ステラマッカートニーが促進!“暴力反対”を「白いリボン」で訴える人々。 『アウェアネスリボン(Awareness ribbon)』という言葉をご存知だろうか?直訳すると「気づきのリボン、認識のリボン」というような意味。リボンを身に付... ーBe inspired!
2016年10月28日(Photo by Campaign Brief Australia)「ホームレスはスマホなんて持っていない」 そんなふうに思っていないだろうか? 実は多くの人が想像するであろう公園で野宿しているホームレスは少ないし、スマートフォンを持っているホームレスが多く存在するのだ。 そんななか、世界ではホームレス向けのアプリが次々と開発されている。 「ホームレス」という言葉を聞いて、どのような人々を思い浮かべるだろうか? 「ぼろぼろの服を着て野宿している年老いた男性」? しかし、そんなホームレスはごく一部にしかすぎず、多くの「ホームレス」は服装では見分けがつかない。 多くの人が想像するホームレスとは程遠い綺麗なスーツを身につけているホームレスの人たちもいるのだ。 スマートフォンを持っているホームレスも多くおり、その背景には若者のホームレスの増加があるという。 スマートフォンを所持していれば、カフェや駅にある無料のWi-Fiを使えばインターネットを利用できるのだ。 この記事では、ホームレス問題に取り組むスマートフォンアプリを3つ紹介する。 「ホームレスを助けたい人」×「困っているホームレス」アプリ(WeCount)※動画が見られない方はこちら。 アメリカのシアトルで始動したウィーカウントは、ホームレスを助けたい人とホームレスをつなぐ役割を果たしているアプリだ。 制作者の調査によると、アメリカでホームレス状態にある人の9割がスマートフォンやPCを使ってインターネットにアクセスできることがわかっている。 アプリは当事者やホームレス問題に取り組んでいる人たちへの聞き取り調査を通して作られており、特にリクエストの多いタンポンからテントまで200点のアイテムがリスト化されている。 登録者はアプリを操作して一度に5つのアイテムを指定の場所で受け取ることができるのだ。 自宅に余ったものがあって、必要としている人にあげたいけれどどうしたらいいかわからない人と、生活必需品がなく困っているホームレスの人をスムーズにつなげ、人々が協力しあうコミュニティを作っていく役割をこのアプリは果たしている。 人気デートアプリが挑戦した「ホームレス」キャンペーン(Happn)(Photo by Behance)<マイケル(19歳・無職) あなたは、この人のところを5回通っています> ホームレスの人たちの多くがスマートフォンを利用していることを考えれば、ホームレス状態にある人もデートアプリが使えるということがおわかりだろう。 だが、ハプンという世界的なデートアプリのオーストラリア版はホームレスの問題が身近にあることを気づかせるキャンペーンを行なったのだ。 ハプンは、道ですれ違った人のプロフィールを見て“いいね”をつけ合うことでメッセージのやり取りが始められる仕組みのアプリ。 キャンペーンでは、アプリの利用者がホームレスの人が寝泊まりしていた場所を通ると、そこを使っていたホームレスの人のプロフィールが他の利用者のプロフィールと同じように表示される。(Photo by Campaign Brief Australia)<あなたは今ホームレスのそばを通りました> プロフィールに使われている写真はホームレスの人本人のもので、いわゆるホームレス像とは異なる見かけの人たちが多いことにも気づくことができる。 アプリの利用者は、すれ違いざまに起きるかもしれない偶然の出会いに胸を踊らせながらも、すぐそばにある「現実」と頻繁に向き合うことになるのだ。 ホームレス向けAirbnb?部屋探しアプリ(Besoin de toi )(Photo by LE FIGARO)日本でも普及してきた、空き部屋を貸し出すサービスAirbnb。 家に空き部屋がある人と契約を結び、住むところのない人に一晩か二晩寝る場所を無料で貸し出すという“ホームレス向けAirbnbのようなアプリ”がもうすぐフランスで誕生する。 Airbnbのサービスと同じで、ホストと泊まる人のレビューを書くこともできるという。 ホストは、ベッドやその他の必要なものを貸し、話し相手になったり必要があれば書類の記入を手伝ったりすることでホームレス状態の人を手助けすることができるのだ。 「スマートフォンアプリ」という仲介者(Photo by Brad Hammonds)ホームレスの人が道行く人に直接泊めてもらえるか聞いたり、生活必需品をわけてもらえないか聞いたりするのは気が引けるだろう。 その反対に、ホームレス状態にある人を助けたい気持ちがあっても、どうやって声をかけたらいいかがわからない人も多いだろうと考えられる。 アメリカやオーストラリア、フランスといった日本と比べて直接的なコミュニケーションを好む傾向のある国でも、ホームレスとのコミュニケーションをはかるのは簡単ではなく、戸惑ってしまうことのようだ。 アプリを使ったやり取りは、手軽で冷たいようにも思えるが、それを通して温かみのある対応ができるなら、「アプリ」の果たす役割や可能性は大きいのではないだろうか。 via. Konbini, ABC News, Huffington Post, TakePart, WSJ日本版, BLOGOS, Teen Vogue, Campaign Brief Australia, Global Dating Insights, Behance この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“ホームレスを救う?「1ドルピザ」を寄付できるピザ屋さん、アメリカで登場。” アメリカ、フィラデルフィアにあるピザ屋「ローサ」。店内に入るとカラフルな付箋が壁中に貼られていることに気付く。決してイカした内装とは言えないかもしれないが、実は... ーBe inspired!
2016年10月27日(Photo by PEXELS)有能な投資家たちがこぞって投資する「ファストカジュアル」という飲食店の業態を聞いたことはあるだろうか? ファストフードとファミリーレストランの中間に当たるスタイルで、2000年代初頭から成長が続いている。なんと、CBによると「ファストフードの王者」マクドナルドの売上が21%も減退する一方で、「ファストカジュアル」の一部は、550%も売上を伸ばし、急成長を遂げているというのだ。 そんな現在、成長中のファストカジュアルの飲食店がシンガポールから日本に上陸する。 「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」(Photo by SaladStop! Japan)「“食べる”ことで“社会と繋がる”ことができる」 ファストカジュアルの飲食店が、従来のファストフードやファミリーレストランと決定的に異なる点がそれだ。 そんな「社会と繋がる」ことのできるサラダ専門ストア「SaladStop!(サラダストップ!)www.saladstop.com.sg/www.saladstop.jp」が表参道に上陸する。 コンセプトは「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」。 「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」(Photo by SaladStop! Japan)2009年にシンガポールに住むスイス人Adrien Desbaillets一家が始め、現在は、シンガポールに15店舗、マニラに8店舗とジャカルタ、香港に展開。 シンガポール、フィリピン、それぞれの出店地域において農地開発を実施し、地産の作物を使用した野菜を提供。 今回、日本でもSaladStop!を運営する株式会社フジオフードシステムの100%子会社である株式会社フジオファームとの業務提携により鳥取県に、ロメインレタスやケール、ほうれん草などが収穫できる農地を開発。 そこで獲れた野菜で、シグナチャーサラダやラップ、温かいキヌア等の穀物、ヘルシードリンクなどを提供するという。(Photo by SaladStop! Japan)(Photo by SaladStop! Japan)(Photo by SaladStop! Japan)SaladStop!は、「美味しい野菜」だけでなく「社会との繋がり」も提供している。 医療の専門家、社内栄養士とともに、継続して研究・調査し、人の心、身体、魂に健康な食物を与えようと日夜努力を継続。 また、日本の自社農場では、自然の力を活かして栽培環境をコントロールし、使うエネルギーは最小限に抑えるパナソニック株式会社エコソリューションズ社の「パッシブハウス型農業システム」を導入し、障害福祉と農業の連携「農福連携」による農業参入を行っている。 このように、SaladStop!は、環境や動物への配慮、障害福祉に対して積極的に取り組みなど「社会との繋がり」を提供しているのだ。 サラダから始める「食べる社会貢献」(Photo by SaladStop! Japan)“早い・安い・旨い” そんな3拍子を重視した「個人の利益」を追求する従来の飲食店が人気を博した時代から、「食べることで社会と繋がる」ファストカジュアルの時代へ移行しているのではないだろうか。 ファストカジュアルの急成長だけでなく、サードウェーブコーヒーやビーントゥバーチョコレート、オーガニックフードなどの流行から読み取れるように、消費者は「安さ」よりも、「安全性」や「作り手の想い」、「社会性」を重視してきているのだ。 「食べる」行為を通じて、「美味しい」だけではなく、「社会と繋がる」ことができるサラダ専門ストア「SaladStop!」へ足を運んでみてはどうだろうか? SaladStop!表参道店 オープン日/2016年11月1日(火) 住所/東京都渋谷区神宮前4-4-13 神宮前柴田ビル1F 営業時間/11:00~21:00 www.saladstop.jp(Photo by SaladStop! Japan) この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!【コーヒーに続け!】今本当に来ているもの。それは「サードウェーブ・緑茶」 日本で巻き起こる「“サードウェーブ・コーヒー”ブーム」日本初上陸で話題を呼ぶ『ブルーボトルコーヒー』ですが、実はこのコーヒーブーム、発信地アメリカでは既に古くなりつつありま... ーBe inspired!
2016年10月26日(Photo by Sherry J. Ezhuthachan)今年も今週末に迫ったハロウィン・ウィークエンド。 日本でもイベントの認知度は年々上がり、毎年何を着ようかとワクワクしながら待ってる人も少なくないと思う。 クリエイティブなアイディアを出し合い、友達グループでマッチングコスチュームを身にまとったりしながら、街に繰り出し朝まで飲み尽くす。 パーティー好きの若者にとっては外せないこのイベント。 でも実は、その楽しさの陰にはとても迷惑している人たちがいた。 渋谷の住民は大迷惑(Photo by pixabay)毎年渋谷・六本木・新宿など東京のメインスポットは大人気。 みんなフレンドリーな雰囲気で路上で撮影会なんかもある。 しかし、ハロウィンに参加するわけでもないその周辺の住民たちは大迷惑。 なぜならハロウィンを楽しんでいる人たちのポイ捨てがとにかく酷い。(Photo by Puzz Plus News)(Photo by Puzz Plus News)(Photo byPuzz Plus News)もはや、ポイ捨てどころではない。 街全体がゴミ箱のように扱われている。 楽しいイベントの問題は、楽しく解決(Photo by pixabay)この問題を改善しようとお笑い芸人、西野亮廣氏(36)は去年【渋谷ゴーストバスターズ】というプロジェクトを決行。 ハロウィンをなくすことは無理なのだから、ゴミ拾いも楽しくイベントの一環にしてしまおうというこのコンセプト。 ハロウィンの翌日は500人もの人が集まり、楽しくゴミ拾いをしたそうだ。 また東京都はこんなキャンペーンを推進している。(Photo by & Tokyo)都が写真の可愛いカボチャの袋を配り、回収スポットを設置し、ゴミ集めをハロウィンの夜から促すというものだ。 どちらも楽しく「街の清掃」に取り組んでいる。 しかし、私たちはこういったアフターケアと同時に根本的な解決策も考えるべきではないだろうか? これらの取り組みでは根本的なゴミの量は減らない。 東京都のカボチャの袋にいたっては、余計な生産とゴミを結果的に増やしていることが批判の的となっている。 それでは今週末に迫るハロウィン。私たちに今年からできることは? DIYコスチューム(Photo by THE HUFFINGTON POST)毎年10月の終わりが近づくと大型ショップではコスチュームが大量に売り出され、ギリギリまで何を着るか決められなくて当日買う人も多いだろう。 その中にはゴミ箱までいくのはめんどくさく包装紙などを結果的に街に捨てていたりする人もいる。 毎年同じコスチュームを着るのは1年に1回しかないのになんだかもったいないから、毎年新しいのを買う気持ちも分かる。 でもそれなら環境のためにも、節約のためにも自分で作ればいいのではないだろうか? それなら人とかぶらないし、エコフレンドリー。 家のいらないものから作ったり、元々持っている普段の服に何かをつけたして、家に帰ったら洗えばいい。 手作りした分愛着もわくし、その辺に捨てていこうとは思えないはず。 実は欧米ではDIY(DO IT YOURSELF)スタイルは結構メジャー。 ハロウィンはアイディアとクリエイティビティを披露する大会かのように子供も大人も面白い案を見つけたら本気で手作りする。 『台風の中の男』(Photo by THE HUFFINGTON POST)『モノクロ映画のキャラクター』(Photo by THE HUFFINGTON POST)『フレンチ・キッス』(Photo by THE HUFFINGTON POST)『チェ・ゲバラのTシャツ』(Photo by THE HUFFINGTON POST)クオリティが高いような低いような、笑ってしまうこのコスチュームたち。 参考になっただろうか? みなさんも今年は手作りで周りと差をつけ、気持ち良くハロウィンを楽しんでみては? この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!Be inspired!が厳選。クールで、ファッショナブルなゴミ4選。 ゴミから作られたファッションアイテムというと、どんなイメージを思い描くだろうか?ダサい、くさい、もろい…などネガティブなものばかり思いつく人もいるだろう。し... ーBe inspired!
2016年10月26日(Photo by sebastien panouille)アメリカのバーガーキングで、大勢の客からクレームが押し寄せた。 「私はハンバーガーが欲しいのに、ハンバーガーが買えないじゃない!」 「客をばかにしてるの?注文できない店なんておかしい!」 怒鳴られた店員は、丁寧な口調で説明を始める。 「当店では、“読めないメニュー”を提示しております」 「買えないハンバーガー」にクレーム殺到※動画が見られない方はこちら。 アメリカのバーガーキングでちょっとした事件が起こった。 ドライブスルーで注文をしようとメニュー表を見た客たちは皆、首を傾げた。 「なんだこれ?読めない……」 「なんて書いてあるの?」 おなじみのハンバーガーやチーズバーガーがメニューにあることは分かるのだが、まったくワケの分からない文字が書かれており、発音ができないのだ。 「ええと、wpuxl…」 客の中には頑張って発音しようと試みる人もいるが、やはり難しい。 痺れを切らした客たちは、注文をせずに受け取り窓口に車を進め、店員に怒りをぶつけた。 「これじゃ、ハンバーガーが買えないだろ!」 客からの苦情を受けた店員は、落ち着いた口調でこう説明を始めた。 「世界では、5人に1人が文字を読むことができないのです。知っていましたか?」 そう、これはバーガーキングが仕掛け人の識字率問題キャンペーンだったのである。 現在、世界の人口のうち20%の人々が読み書きができないとされている。 その原因は、十分な教育が受けられないこと。 バーガーキングはこの識字率の問題を多くの人に知らせ、「体感」してもらうために、苦情を覚悟でキャンペーンに乗り出したのだ。 実際にこのキャンペーンの「体験者」になった人々は、最初こそ腹を立てていたものの、店員から識字率問題の説明を聞くことにより次第に真剣な表情に変わった。 「文字が読めないって、大変なんだな……」 読み書きができない人の困難を実際に経験したことで、問題をきちんと考えるきっかけとなっただろう。 「書けないレシート」が教えてくれること※動画が見られない方はこちら。 識字率問題に関連するユニークな取り組みを行っているのは海外だけではない。 日本ユネスコ協会は「書けないレシート」を通して人々に世界の識字率問題を知ってもらおうと試みたのだ。 このキャンペーンは、今年4月の数日間、新宿歌舞伎町のLibrary Bar「The OPEN BOOK」にて試験的に行われた。 バーを訪れた客は、精算時にレシートとペンを手渡されサインを促される。 ここまではどの店でも同じだが、名前を書こうとペンを走らせた時「あっ」と気づくことになる。 文字を書こうとしても、文字が書けないのだ。 そして、複写用の2枚目の紙をめくってみると、募金の同意書が現れる。 1枚目に書いた「書けないサイン」が、2枚目に複写されるという仕組みだ。 この募金は一口500円。 カンボジアの子どもたちが1か月間教育を受けることができるお金になる。 日本では、自分の名前を書けることは当たり前だ。 テストの答案用紙。精算時のサイン。持ち物への記名。 世界中の5人に1人は、このように自分の名前すら書くことができないのだ。 “書けない”と“読めない”が生み出す悪循環(Photo by The Advocacy Project)発展途上国における識字率の背景には、貧困や戦争といった問題が存在する。 十分に教育が受けられずに育った人々は、読み書きや計算ができないため、きちんとした仕事に就くことができず、安定した収入も得られない。 特に女性の場合は顕著であり、一生家事手伝いだけをして暮らす人もいるのだ。 読み書きができないということは、教科書や本、仕事のマニュアルを読むことができない。 そして、仕事をする時の契約書を理解することができないため、不当な雇用契約を結ばれてしまうといった被害もある。 自分の意見を多くの人々に発信することも叶わない。 さらに「書けない」「読めない」は次の世代にも連鎖する。 つまり、親が読み書きができないと、子どもも同じ道を辿る可能性が高い。 こういった負の連鎖を断ち切るために、世界各地で様々なプロジェクトが立ち上がっている。 問題は自分の隣にある(Photo by Tushar Dayal)識字率問題をはじめ、世界には様々な問題が存在する。 企業や政府、NGOが中心となり問題解決に向けて奮闘している。 しかし、それらの大きな問題をクリアするために最も重要なことは、一人ひとりが「自分の問題だ」と思ってそれらに向き合うことではないだろうか。 ハンバーガーが買えない人の気持ち。 レシートにサインができない人の気持ち。 ごく身近なところから始まる「共感」は、最も協力な社会貢献の土台となるはずだ。 via. AdGang この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“世界初。平和を象徴する「ピースバーガー」で「ハンバーガー戦争」が終結へ・・・?” 「虹色バーガー」をご存知だろうか?レインボー柄の包み紙に、中身は普通のハンバーガー。「包み紙を変えただけ」の一見普通過ぎるこのバーガーには、知られざる「深い... ーBe inspired!
2016年10月25日(Photo by Howard Walfish)フランスには、少し変わった芸術家がいる。 彼の作品は絵画でも彫刻でもない。 人々の“心臓”を材料にして、彼のアートは作られるのだ。 2万人の心臓を集めた男(Photo by Karl Steel)黙々と作品作りに打ち込む……一般的にアーティストに対して持つ印象はそのようなものだろう。 しかし、フランスの芸術家、クリスチャン・ボルタンスキーはひたすら「他者の命」に着目し、長い年月をかけて風変わりなインスタレーションを作り上げた。 2005年より彼が集め始めたのは、なんと人々の心臓音。 世界各地、9カ国以上で人々に声を掛け、現在およそ2万人分の心臓の音が彼の【作品】の一部となっている。 氏いはく、作品作りのきっかけはこうだ。 「好きな人の写真をアルバムにして見る代わりに、心臓音を聞いたらどうだろうと思ってプロジェクトを始めたんだ」 ユダヤ系フランス人の父親の死を経験したボルタンスキーの作品には、ホロコーストや人の生死、記憶、戦争を連想させるものが数多く存在する。 心臓音コレクションも、その一つと言えるだろう。 かつて生きていた人物、今もどこかで生きている人物の命の音を聞くことによって、命の繋がりを想起せずにはいられない。 東京から約5時間。離島の上の心臓音美術館(Photo by 久家靖秀)東京から飛行機と船を乗り継ぎおよそ5時間。 瀬戸内海の豊島に、クリスチャン・ボルタンスキーの小さな美術館が存在する。 その名も「心臓音のアーカイブ」。 この平屋作りの小さな建物の中には絵画も彫刻も飾られていないため、「美術館」と称するのは語弊があるかもしれない。 その名の通り、彼が世界各地から収集した心臓音の“保管庫”なのである。 訪れた人は登録料を払えば自分の心臓音を作品の一部としてレコーディングすることができる。 つまりこれは、現在進行形で作成中のアートなのだ。 施設の中に入り、扉を一枚開けると真っ暗な空間が広がる。 誰かの心臓音がランダムに再生され、部屋中に大音響で鳴り響く。 速い鼓動、不規則なリズムを刻む鼓動、今にも止まってしまいそうな鼓動など、心臓の音にも個性があると分かる。 部屋の中央には小さな電球がひとつぶら下がっており、鼓動の音に合わせて明滅する仕組みになっている。 これも、彼のインスタレーション作品の一部だ。 現在、写真も音楽もインターネットで検索すれば瞬時に見聞きすることができる。 しかし、こうして集めた心臓音を、小さな島に保管する理由について、ボルタンスキーはこのように語る。 「『心臓音のアーカイブ』をインターネット上にのせるとしたら、それはとても簡単なことですが、私はこの作品を豊島に設置することを望みました。そうすると、人々は作品を体験するために豊島まで時間をかけて行かなければなりません。そうした時間を考えると、自分たちが聞く心臓音かどんなものか豊島に向かいながら想像するかもしれません」 心臓音は生まれてから死ぬまで自分と共にあるというのに、その音に改めて耳を澄ませる経験は非日常的なものである。 音と共に明滅するランプと、部屋中を振動される大きな音は、鑑賞者に嫌でも『生死』を突きつけることになるだろう。 細胞アートが人々を「死」から救う!?Cellular by Ouma from WTA – Werner Thöni Artspace on Vimeo.※動画が見られない方はこちら。 日本にも、人体の一部をモチーフとして扱う作家が存在する。 「細胞アーティスト」のOumaである。 彼女は“細胞”をモチーフにした作品を作り続け、国内外問わず作品を発表している。 元獣医師のOumaは、多くの患者の死に立会う中で、治療の代替としてのアートを考案した。 そして、生命の最小単位である「細胞」をテーマにし、鑑賞者体験型の作品制作をスタートしたのだ。 彼女の作品の特徴は「鑑賞者が作品を切り取って持ち帰ることができる」こと。 “本作は握りこぶし大に一度だけ切り取ることができます。作品を持ち帰りたい場合は10ユーロ。置いて帰る場合には、握りこぶし大の作品は壁に晒します。飾られている他者の心臓サイズの作品を買い取ることもできます。” ギャラリー一面に広がる“細胞”に包まれ、触れ、切り取る。 ボルタンスキーの心臓音を鑑賞している時と同様に、命に対峙し、自分や家族の死に思いを馳せる時間となるだろう。 命を考えるアート(Photo by Ed Yourdon)生と死は、私たち人間にとって永遠とテーマと言っても過言ではない。 病気や戦争、家族の死、殺人事件、安楽死、中絶、自殺……etc ニュースを探せば、人の死に関する話題がない日など無い。 人が生きること・死ぬことは、常に私たちの身の回りに存在し、「正解」が決められない最も難しい分野と言えるだろう。 それらに、一つの答えを提案するのがアートだ。 私たちの身近にある命の音や形を、ストレートに「作品」として突きつけ、命とは何か、死をどう扱うべきかを考える機会を与えてくれる。 via.ベネッセアートサイト直島, 東京都庭園美術館 この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“「人間の命」からできた「人間の命」を奪う凶器” 2億7千万台。この数字が何を表しているか分かるだろうか?アメリカ全土の市民が所有している銃の合計だ。計算すると、88%もの市民が銃を所持しているとい... ーBe inspired!
2016年10月24日(Photo by Collage Humor)2年前にハリーポッターのハーマイオニー役で有名なイギリス人女優エマ・ワトソンがUN Woman親善大使として行った心のこもったスピーチがとても印象的だった。 世界中のセレブリティを巻き込んで行ったHeForSheキャンペーンも記憶に新しい。 エマ・ワトソンは 男女平等 とは、女性も男性もこの問題について考え、協力して挑戦した時に初めて可能だと考える。 (彼女のスピーチをまだ見たことがないかたはこちら。) さて、エマ・ワトソンも嬉しいことだと思う。 このスピーチの直後にあるミュージック・ビデオが発信された。 それがあまりにも良いので、今月になってまた世界中のインターネットを駆け回っている。(Photo by College Humor)その曲の名は「セックス啓発R&Bソング」。 男女平等への意識が高い西洋で、セックスにまつわる男女不平等でよく議論されている点が全部詰め込まれている。
2016年10月24日