cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1898/2212)
山田洋次作品を始め、様々な作品で名演技を見せている女優の黒木華が、ノンアルコールビールテイスト飲料「サントリー オールフリー」のイメージキャラクターに抜擢され、新CMで初共演の桐島かれんと母娘役を演じていることが明らかとなった。いつでも、どこでも、自由に楽しめるお酒として人気を集めているノンアルコールビール。今回の「オールフリー」の新CMでは、“自由っておいしい”を新メッセージとして、黒木さんと桐島さんの自然体な掛け合いが見どころとなる。新CMの舞台となるのは、穏やかな海沿いのテラス。海の近くに引っ越したばかりの桐島さん扮する母親の家に、黒木さん演じる娘が初めて訪ねてきたというストーリーだ。昼間からグラスに「オールフリー」を注ぐ桐島さんに、黒木さんが「あ~、まだ昼なのに」と微笑み、桐島さんが「自由っておいしいぞ」と語りかけるーー何にも縛られず、自分の価値観を大切にしながら、日々を生きる母親を、憧れの眼差しで見つめる娘の視点で物語は展開していく。母娘役を演じた2人は休憩中も顔を突き合わせて、今回のストーリーの続きがどうなるのかと予想し合っていたそう。桐島さんが「あなたに彼氏はいるのかしら?」と問いかけると、黒木さんが「どうでしょう。もしいるとしたら、どんな男性だと思いますか?」と談笑しながら仲を深めていったそうだ。そんな柔らかい時間が流れる新CMのバックには、松田聖子の代表曲のひとつ「渚のバルコニー」のリメイク版が柔らかい歌声で流れているので、音楽にも注目してみて。「サントリー オールフリー」新TV-CM「母と空とワタシ」篇(15 秒・30 秒)は2月9日(月)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日韓国の人気グループ「JYJ」のパク・ユチョン初出演映画となる『海にかかる霧』から、劇中の場面写真と日本版本ポスタービジュアルが到着。韓国の鬼才ポン・ジュノ監督を始め、『殺人の追憶』スタッフが再集結した壮絶なサスペンス大作の一端が、明らかにされた。1998年、不況にあえぐ漁村。チョルジュ船長(キム・ユンソク)ほか5人の乗組員を乗せるチョンジン号は、今日も大漁の夢は叶わず、不漁続き。切羽詰まった船長は、不法移民の“密航”を手伝うという闇ルートの仕事を引き受けてしまう。沖合で密航船と合流し、密航者たちを乗り換えさせた乗組員たち。新人船員のドンシク(パク・ユチョン)は、あるきっかけから密航女性ホンメ(ハン・イェリ)を気にかけるようになる。だが、当初、たやすく思えたその計画は、やがて思いもよらぬ事態へと陥り…。『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』など、作品を発表するたびに内外から注目を集めるポン・ジュノが、初のプロデュースに回り、『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボが初監督を務めた本作は、2001年に韓国で実際に起こった事件を描いた舞台「海霧」を映画化。昨年のサマーシーズンに大ヒットし、本年度アカデミー賞「外国語映画賞」の韓国代表作品にも選出された。責任感が強いあまりに追い詰められ、道を誤っていく船長役には『チェイサー』『タチャ-神の手-』などで知られる名優キム・ユンソク。極限状態の中で出会った密航者の女性との愛を貫こうとする、純朴な新人乗組員ドンシクを演じるのは、「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ~愛と正義~」など数々のヒットドラマから“俳優”としてもすっかり定着した「JYJ」のパク・ユチョン。ユチョンは本作の体当たり演技で、青龍映画賞、大鐘賞など主要映画賞の「新人賞」を総ナメにしており、“演技もできるアイドル”から若手演技派のトップに躍り出た。さらに、ユチョンと濃厚なラブシーンを演じる相手役には、『同窓生』『ハナ~46日間の奇跡~』などの若手女優ハン・イェリ。そのほか、『結婚前夜~マリッジブルー~』のイ・ヒジュン、『私の少女』のムン・ソングンなど韓国を代表する実力派俳優が集結する。今回到着したポスタービジュアルには、「あの日、海の上で起こったことは、誰にも話してはならない。」との文字が…。深く重い霧が立ちこめる海上に浮かぶ小さな漁船を舞台に、逃げ場を失い、やがて正気を失っていく船員たちの、壮絶な極限のドラマを予感させている。『海にかかる霧』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ 新宿にて先行公開、4月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日夜の博物館で起こる警備員ラリーと仲間たちの冒険を描き、人気を博す『ナイト ミュージアム』シリーズ。その第3弾となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の特別映像が到着し、なんと主演のベン・スティラーが一人二役を演じていることが分かった。シリーズ最終章となる本作で博物館の仲間たちを襲うのは、まさに絶体絶命の危機。これまで警備員のラリー(ベン・スティラー)とともに夜ごと冒険を繰り広げてきた展示物に魂を吹き込んでいた、エジプト王の石板<タブレット>が魔法の力を失い、このままではみんなが動けなくなってしまうという。仲間の危機を救うため、謎の鍵が眠る大英博物館へと向かうラリーと仲間たち。果たしてそこに待ち受けている大冒険とは…。今回到着した特別映像では、監督を務めたショーン・レヴィが本作の見どころを熱弁!自ら「全2作を大きく上回るスケールだ」と明かし、全員集合したと興奮気味に語っている。そして今回主演のベン・スティラーが一人二役を演じているという衝撃の新事実が発覚した。ベンの“二役目”となる新キャラクターは、ラリーを「パパ」と呼ぶ、ニューヨーク自然史博物館のネアンデルタール人・ラー。我々がシリーズを通して博物館の警備員・ラリー役として親しんできたベンが演じたまさかの新キャラに、ベン自身も「彼は、ラリーの注意をひいて愛して欲しいと思う幼い子どものようなものだけど、同時に感情をあらわにした野生人らしさも持っているんだ。ショーンからラーのアイディアを聞いたときには笑ったよ」と驚きと親しみを持って撮影に臨んだようだ。また、昨年に惜しくもこの世を去ったロビン・ウィリアムズが“テディ”・ルーズベルト大統領役をユーモアたっぷりに演じる姿を見られるのも本作ならでは。「ロビンの温かい心をユーモアを込めたテディのキャラクターは、“シリーズの心”として、いつもしっかりと存在している」と監督が語る “テディ”だが、なんとウィリアムズも、声の出演で“一人二役”を担当。インド神話に登場する神鳥のガルーダの声を演じ、新キャラの大恐竜のトリケラトプス、9つの頭を持つ大蛇を相手に悪戦苦闘するラリーを応援するという。新キャラクターの偉大なファラオには、名優ベン・キングズレー。円卓の騎士ランスロット役で、人気ドラマ「ダウントン・アビー」の英国美男、“第2のベネディクト・カンバーバッチ”との呼び声も高いダン・スティーヴンスも登場。第1作で活躍した先輩夜警の3人組、ディック・ヴァン・ダイク、故ミッキー・ルーニー、ビル・コッブスにも会えるなど、まさに最終章にふさわしい盛り上がりを見せる本作。かつてない興奮とロマンにあふれ、仲間や家族を思う愛情豊かな物語をスクリーンで見られるのを楽しみにしていて。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日広瀬すず、土屋太鳳、松井愛莉が2月8日(日)、ロッテとTOKYO FMの特別企画として、「ガーナで手づくりバレンタイン 集中講座」と題して現役女子高生と一緒に、バレンタインチョコづくりに挑戦した。TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!『GIRLS LOCKS!』」の2週目担当の広瀬さんが、ロッテのガーナミルクチョコレートのCMに出演する土屋さん、松井さんをゲストに迎え、女子高生リスナーと一緒に手づくりでガトーショコラづくりに挑むというこちらのイベント。広瀬さん、土屋さん、松井さんはハートの水玉模様の真っ赤なエプロン姿で登場。ガトーショコラというと作るのが難しそうだが、ガーナミルクチョコレートを使って、意外にも簡単に時間をかけずに作ることが出来るそう。3人は、フードコーディネーターの指導を受けながら、手際よく調理を進めていく。ちなみに3人は毎年、バレンタインには友達や周りの人間に手づくりのチョコをあげているそうで、広瀬さんは「50個くらいになることも」と語り、土屋さんも「徹夜になることもありますね」と明かす。本命の男性にチョコをプレゼントした経験を尋ねると、松井さんは恥ずかしそうに「本命はないです。好きな男の子にチョコをあげたことがないんです…」と乙女モード全開で告白!土屋さんも「私もまだなんです…(苦笑)」と切なそうに明かし、いま片思いの相手は?という質問にも「いません…」と苦笑する。唯一、広瀬さんは、同じクラスの好きな男の子にプレゼントしたことがあるそうで「お姉ちゃん(=広瀬アリス)を通じて渡しました。クラスみんなが(広瀬さんの恋心を)知ってたので…。ホワイトデーにはお返しをもらいましたけど、もう少し勇気を出して(直接)渡せばよかった」と淡い恋を明かしてくれた。今後の本命チョコに関しては「大人になってからですね」とハニかんだ。この日は、サプライズで20歳の誕生日を迎えた土屋さんのために、広瀬さんと松井さんが、ガトーショコラとは別にバースデーケーキをプレゼント!土屋さんは驚きつつ、満面の笑みでロウソクの火を吹き消し「二十歳を迎えてみると『本当に二十歳なんだ!』と実感するけど、心の中は追いつていないことも多いです。これから自分らしく自分の殻を破り続けていきたい。いろんな体験をして引き出しを増やしていきたいです!」と抱負を口にした。そして、3人が作ったガトーショコラも完成!こちらも完璧な出来栄えで、3人は「おいしい!」「フワフワしてる!」と笑顔で頬張っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍知名度を上げたクリス・プラットを主演に迎えて贈る、『ジュラシック・パーク』シリーズの20年ぶりの最新作『ジュラシック・ワールド』。本シリーズの第1作・第2作で監督を務めたハリウッドのヒットメーカー、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める本作からこの度、物語の一部が明らかになる最新映像が公開された。『ジュラシック・パーク』(約1,030億円)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(約620億円)、『ジュラシック・パークlll』(約370億円)と、3作合計で全世界興行収入累計2,000億円を超える大ヒットシリーズの最新作。タイムトラベル・コメディ『SafetyNotGuaranteed』(原題)でデビューし、サンダンス映画祭で注目を浴びた気鋭の新人コリン・トレボロウが監督を務める。今回公開された映像は、水棲の恐竜・モササウルスの餌やりショーから始まる。クリス演じる飼育員はこれまでのシリーズでも度々登場していた小型恐竜ラプトルを手懐けている様子。また、先日公開されたの予告編では明らかにされていなかった新種の恐竜「INDOMINUS REX(インドミナス・レックス)」の姿も公開!新しいアトラクションの目玉として遺伝子操作により作られたインドミナス・レックスは、“知性”を持っており、「殺しを楽しんでいる」という獰猛な恐竜。パーク内にいる2万人もの一般市民が逃げ場を失い、恐竜たちに次々と襲われ、被害はこれまでにないほど大規模に…。クリス・プラットがパークの管理人・オーウェンを演じるほか、ヒロインには『ターミネーター4』や『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のブライス・ダラス・ハワードが抜擢。これまでのシリーズの迫力をそのままに、壮大なスケールで世界最高のテーマパーク、そして新たな恐竜の世界に挑む。『ジュラシック・ワールド』は、8月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日広瀬すず、土屋太鳳、松井愛莉が2月8日(日)、現役女子高生たちと一緒にバレンタインのチョコレートづくりに挑戦し、さらに女子高生たちの恋の悩みにアドバイスを送った。広瀬さんが担当するTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!『GIRLS LOCKS!』」と土屋さん、松井さんがCMに出演しているロッテの「ガーナミルクチョコレート」のコラボレーションで「ガーナで手づくりバレンタイン 集中講座」と題して、女子高生たちと共にガトーショコラづくりに挑んだ。調理後にはバレンタインチョコを渡したい相手のいる女子高生たちの恋の悩みに3人が“講師”としてアドバイス。「どんな風にチョコを渡したらいいか?」という相談に、広瀬さんは「定番の靴箱がいい。(相手が靴箱を開けて)『マジで?』って感じになる。『恥ずかしいから直接渡さずにそうしてくれたのかな?』って(笑)」と男性の気持ちを想像しつつアドバイスを送る。松井さんは「『渡す』という雰囲気を作りたくないので、帰りとかに『ハイ』とサラっと渡して、家に帰って開けたら手紙が入ってたりすると『ワオッ!』ってサプライズになるかも」とさりげなさとサプライズの適度なコンビネーションを提案する。また「告白はどんな言葉が効果的か?」という悩みには、松井さんは「長々と言うより、ひと言で伝える方が響くと思います。“恥ずかしさ”も必要で、照れくさそうに言うとカワイイ」と語り、広瀬さんも「遠回しに雰囲気を漂わせといて『なかなか言ってこないな…』と(相手が感じる)くらいでストレートに伝えたらハッとなると思う。最後はひと言で!」とムード作りの秘策を伝授。土屋さんは、女優らしく恋愛シーンの演技を引き合いに「照れくさくても恥ずかしくても相手の目を見ること!」と言葉だけでなく“目”の力の重要性を伝えるなど、ガールズトークに花を咲かせた。「素直に気持ちを伝えられない」「勇気が出ない…」という女の子たちには広瀬さんが「一歩踏み出せば伝わります!」とエール。土屋さんは「自信がないのも可愛らしく見えるからそのままでいいと思います」とありのままの自分で思いを伝えるようにとアドバイス。松井さんは「だからこそのバレンタイン!1年に1回の女の子の告白のチャンス!チョコに気持ちを込めれば伝わります!」と熱く語り、3人とも恋する女子高生たちに「応援してます!」と笑顔でエネルギーを注入した。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日2001年、“全国の佐藤さん”が鬼に殺されるという斬新な設定で、中高生を中心にブームを巻き起こし、発行部数200万部を突破した山田悠介のベストセラー小説「リアル鬼ごっこ」。5本もの映画化に加え、2013年には本郷奏多・主演でドラマ化もされた同作が、再びスクリーンにカムバック! その主演女優としてトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜が“トリプル”ヒロインを務めることも明らかとなった。監督を務めるのは、『愛のむきだし』『TOKYO TRIBE』『新宿スワン』などバイオレンス溢れる作風で人気の園子温。彼が描く今回の「リアル鬼ごっこ」では、“全国の佐藤さん”は狙われない。ターゲットは“全国のJK(女子高生)”だ。姿の見えない瞬殺ストーム、“豚”の顔をした花婿、マシンガンをぶっ放す女教師の大群など、バラエティ豊かでぶっ飛んだ鬼たちが続々と登場し、女子高生を殺しまくることとなる。その鬼に狙われる女子高生を演じるのが、トリンドルさん、篠田さん、真野さんの3人の美女というわけだ。トリンドルさんは、修学旅行中の観光バスの中で突然“瞬殺ストーム”に襲われるミツコ役に。篠田さんは、なぜか“豚の顔をした花婿”と結婚式を挙げさせられるケイコ役となり、劇中ではウェディングドレス姿も披露している。真野さんは、マラソンのレース中に“マシンガンをぶっ放す女教師”に追われるいずみ役に…と、それぞれが不条理な殺意に襲われながら、血まみれのアクションを繰り広げる。篠田さんは今回の抜擢をとても喜んでいるようで、「アクション映画をいつかやってみたくて、個人的にキックボクシングを習いにいっていたくらいなので、今回3人の中でも逃げるだけでなく、自ら戦っていくヒロインができることもとても嬉しく思っています。ワクワクしすぎて、決まった時から、早く誰かに言いたくて言いたくてしかたありませんでした」とコメントを寄せている。映画『リアル鬼ごっこ』は、2月10日のクランクアップを予定しており、今年7月11日(土)からの公開を予定している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日実写と人形アニメーションを組み合わせた異色の映画『Present for You』が2月7日(土)に公開。主演のオダギリジョーをはじめ、風吹ジュン、青木崇高、臺佳彦監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。謎の健康食品会社「Present for You」に集う人々の人間模様を描く本作。オダギリさんらが演じる実写パートと、そっくりの人形を少しずつ動かして撮影されたストップモーション・アニメーションのパートのシーンを組み合わせて製作されている。オダギリさんは、劇中と同じアフロパーマのカツラにサングラスという出で立ちで、実際に撮影で使われた自身と風吹さんの人形を手に登場。「この格好ももうしないと思ってたけど、今日は頑張って着てきました」と語る。実写部分が撮影されたのが約3年前で、アニメパートはそこから数年をかけて少しずつ製作されており、ようやくこうして完成し公開を迎えたことに感慨もひとしおのよう。「撮影の後もずっと臺さんと仲良くさせていただいて、どれだけ苦労してるか聞いてたので、こうした公開できるのが信じられない気持ちですごく嬉しいです。本当に良かったなと思います。こんな風に思った作品はこれまでなかったかも…」と強い思いを口にする。手にしている人形だが、監督によると1体当たりの値段は「軽トラック2台分くらい」。オダギリさんの人形には、表情を変化させるために口のパーツが30個、まぶたのパーツも複数用意されており「ピンセットを付け替えて、表情を変えながら1コマずつ撮っている」(オダギリさん)とアニメーションパートのスタッフの大変さを代弁する。青木さんも、自身の人形を手に「革ジャンの破れたすきまに綿が入ってたりするし、スカーフの模様や革の質感も…」といかに手が込んでいるかを力説。風吹さんは人形を「このコたち」と呼び「よく見ると細かい。リアル過ぎて可愛くないって思うくらいリアル(笑)」と語る。監督は主人公の梶原について、企画段階からオダギリさんをイメージしていたというが、オダギリさんは、パーマにサングラス姿の自身の人形を見やり「僕をイメージしたってことは、僕はこういうイメージ(笑)?」と監督に問うと、監督は「梶原を演じられるのはオダギリさんしかいないと思ってて、髪型もトガってるし(笑)」と説明。さらに監督が、梶原のアフロヘアは劇中でもカツラという設定だと語ると、オダギリさんは「いま知りました!それなら1回くらい、劇中で(カツラを)外せばよかった…」と驚いた様子だった。監督は「ところどころ、隠してることがある」と嬉しそうに秘密の細かい設定があることを明かすが、オダギリさんからは「隠し過ぎでしょ!」とツッコミ。「ドラクエのお宝みたいなもの」という監督の言葉にも「どこで答え合わせができるんですか(笑)!」と呆れ顔だった。オダギリさんは改めて客席を見渡し「いろんなタイプの方に来ていただいてて、普通のお客さんと違う気がして(笑)、嬉しいです。こういう挑戦的な映画はいまの時代難しいです。お客さんがたくさん来る映画でもないし…そう言っちゃうのも問題ですが(苦笑)。でもこういう映画を作り続けないと、日本映画はどんどんダメになると思う」と語り、「ロングランするようによろしくお願いします!」と頭を下げる。監督は本作の公開を前に亡くなった夏八木勲の存在に言及し「夏八木さんも『臺ちゃんみたいな無茶なやつがいて良かった』と仰って下さいました」と嬉しそうに語り、「そういう映画がもっとあっていいと僕も思い、作ったら5年もかかりました(笑)。ありがとうございます」と語り、劇場は温かい拍手に包まれた。『Present for You』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月08日インドネシア発のアクション映画『SARAH サラ』の公開を記念して2月7日(土)の封切初日に、女優で空手家の武田梨奈とインタビュー対象よりも本人に詳しいインタビュアーとして話題の“プロインタビュアー”吉田豪によるトークショーが開催された。最愛の娘を守るべく、ハンドガン、そして東南アジア最強の格闘技シラットまで駆使し、圧倒的なドライビングテクニックまで披露して戦う母親・サラの活躍を描く。やはり格闘家として「女性のアクションものは(観てて)燃える」という武田さん。「自分もやりたくなりますね。アドレナリンが出てきます。『私、何でこの中にいないの?』と思うし、私なら空手で…と妄想しますね」と語る。吉田さんは、事前に武田さんのブログなどを詳細にチェックし、調べ上げてきた武田さんの家族との関係やプライベートでの姿などを元に、グイグイと武田さんの“素顔”を掘り下げていく。本作は娘のために戦う母親の姿を描いているが、武田さん自身は「父親が娘のために戦う映画が好き」とのことで、吉田さんから「ファザコンですか?」と問われると「ファザコンかは分からないけど、パパっ子で、父は私のヒーローだった」と語る。吉田さんは、武田さんが格闘を志したのは、目の前で父親が敗れる姿を見たからだっただという点に言及。武田さんは「父が負けたのが悔しかった」とうなずいた。さらに、吉田さんは武田家の“内部”にさらに深く切り込んでいく。少し前の週刊誌で、武田さんがいまも父親と一緒に風呂に入っているという内容が掲載されたが、この点について追及。武田さんは「別に『一緒に入ろう』という感じで入ってるわけじゃないです。うちは5人家族で、家に帰る時間が被るので、(誰かが湯船、その間に別の人が洗い場という風に)ランダムに入っていくんです」とあくまで家族全員が効率的に入るためにそうしてると説明。そもそも、家族の前で裸になることに抵抗はないのか?という疑問が浮かぶが、武田さんは普段から家では“裸族”であることを公言しており「(抵抗は)ないですね」とキッパリ。「弟は(周りに)からかわれて『やめてくれ』と言ってます(笑)」と明かすが、家で、その弟に足を抑えてもらいながら、上半身裸で腹筋をしているとか…。「家族に対して恥ずかしがってる方が恥ずかしい。おしめ換えてもらってるんですから」と何ら気にする様子もなかった。一方で、映画でヌードシーンに挑戦する覚悟はあるかと問われると「いまの年齢ではまだ早いかな…。もっと色気出てから」と少し恥ずかしそうに語っていた。ちなみに、凄まじい強さを誇る武田さんだが、自身も恋人には「守られたい!」と乙女心をのぞかせる。吉田さんは「武田さんを守るって、かなりハードル高い(笑)!」と指摘するが、武田さんは「負けてもいいんです。(守りたいという)その気持ちが嬉しい。最悪、私がやるんで」と語り、会場は笑いに包まれた。最後に、武田さんは「いま、アジアの中でもインドネシアのアクションが盛り上がってます。私のこの映画を観て、燃えてきました。負けずに頑張ろうと思います!」と本作に大いに刺激を受けたようで、さらなる飛躍を誓う。武田さん自身も過去にインドネシア映画に出演経験があるが、今年もすでにアジア各国の作品への参加が決定しているそうで「千葉真一さんと春からミャンマー映画でご一緒します。ちょこっとアクションもあります。インドネシアも今年、また行くかもしれません。期待して見ててください。アジアに飛び出していこうと思ってます!」と語り、会場は拍手に包まれた。『SARAH サラ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月07日あてもなくひとり街を歩きたくなるときって、どんな時だろう──。自分が抱えている問題の答えを見つけたいとき、日々の忙しさから逃れてほっとひと息入れたいとき、仕事のアイデアを求めているとき、恋に傷ついてしまったとき…などさまざまですが、そこに素敵な音楽、その時の自分にあう音楽があれば、ありふれた街の景色が一瞬にして自分だけの空間と化す。それは言ってみればとても小さなひとり旅でもあります。ニューヨークの街が舞台の映画『はじまりのうた』にも小さな旅はたくさん描かれていて、その旅の途中で出会ったのは、恋人デイヴの浮気が発覚して家を飛び出したシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)と落ち目の音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)。ライブハウスで偶然グレタの弾き語りを聴き彼女の才能に惹かれたダンは、一緒にアルバムを作ろうと声をかけ、そこから物語が始まります。ただ、無名のミュージシャンと会社をクビになったプロデューサーにアルバム制作の予算があるはずもなく、彼らはニューヨークの街中でレコーディングをすることを思いつくんです。こだわったのはそのロケ場所。「目で見て選ぶな、アルバムを録音したくなる場所を選べ」という監督の指示によって選ばれたのは、路上、ビルの屋上、公園、地下鉄…。ニューヨークのあらゆる場所で撮影をしているんです。街の喧噪も伴奏にしてしまうというアイデアがとてもユニーク。数多くの映画でニューヨークの街並がスクリーンに映し出されてきましたが、同じセントラルパークでもワシントン・スクエア公園でも“録音したくなる場所”という視点で描かれるとまた違う画として映し出されるから不思議です。グレタとダンが出会うバーは「Arlene’s Grocery」、グレタとデイヴが再開するカフェは「Schiller’s Liquor Bar」、デイヴが「Lost Stars」(アカデミー賞歌曲賞ノミネート!)を歌ったライヴ会場は「Beacon Theater」で撮影。ニューヨークの街を歩いて、お茶をして、ライヴを見て、お酒を飲んで…そんなふうに『はじまりのうた』をなぞる旅もいいですし、ニューヨークへの旅が難しかったとしても、この映画のサントラを持ってどこかの街をふらりと歩くだけで、その場所はもう小さな旅先に──。音楽と一緒に映画のワンシーンワンシーンが心に刻まれるから音楽を聴くたびにこの映画を思い出す。そしてしあわせな気持ちになる。『はじまりのうた』は、傷ついてもいいよ、泣いてもいいよ、ヘコんでもいいよってそっと心に寄り添って励ましてくれるとてもあたたかい映画、音楽の力を感じる映画です。(text:Rie Shintani)■関連作品:はじまりのうた 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年02月07日東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、2015年4月2日(木)から春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」を開催予定だが、事前に「マルチデーパスポート」を購入したゲストを対象に、「エッグハント・イン・東京ディズニーランド&ボンネットスタンプラリー・イン・東京ディズニーシー」の特典プログラムの販売をスタートした。「マルチデーパスポート」とは、2、3、4日間と、それぞれ連続して2つのパークを楽しめるチケットのことで、これを購入することで「ディズニー・イースター」の特典プログラムの購入も可能に。まず、東京ディズニーシーで体験できる「ボンネットスタンプラリー・イン・東京ディズニーシー」は、メディテレーニアンハーバーやアメリカンウォーターフロントの一部の施設で、コスチュームに合わせてデザインされたボンネット(華やかな装飾を施した帽子)や、ボンネット風の飾りが付いたハットを着用したキャストを見つけてスタンプを押してもらうプログラムで、実はパークでは販売していないもの。「マルチデーパスポート」購入者のみが楽しめる期間限定のスペシャルな特典プログラムとなっている。一方、東京ディズニーランドで体験できる「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」は、毎年恒例となった“エッグハント”。専用マップに書かれたヒントをもとに、イースターバニーがパークのさまざまな場所に隠した“イースターエッグ”を探してパークを周遊するラリー形式の体験プログラムだ。タマゴにはさまざまなディズニーキャラクターが描かれ、初登場のオラフを含めて40種類以上の“イースターエッグ”が登場予定だ。両方の特典プログラムとも見事にクリアすると、ゴールでオリジナルグッズのプレゼントが。昨年までは、東京ディズニーランドのみで実施していた「ディズニー・イースター」イベントを、今年からは東京ディズニーシーでも拡大して開催!2つの期間限定体験プログラムを通して、それぞれのパークならではの「ディズニー・イースター」を満喫してみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年02月07日近年、“セックス離れ”がいわれて久しい日本。先日発表された「第6回男女の生活と意識に関する調査」(男女3,000人対象/(社)日本家族計画協会)でも、既婚カップルの40%以上がセックスレス状態だという。また、セックスについて「あまり/まったく関心がない」もしくは「嫌悪している」と感じている男性は、16~19歳で3割超、20歳代で2割超、さらに女性では16~19 歳で実に6割、20代でも3割超がそう感じているという、驚きの“性事情”が明らかとなった。そんな中、映画を学ぶ女子学生たちが選んだ “ピンクシネマ”の1日限りの上映会が、ラブホテル街として知られる渋谷・円山町の映画館ユーロライブにて開催されることが決定した。上記の調査の結果は、若い男性たちが萌え系やアイドルなど非現実的な対象へ関心が傾いているためなのか、若い女性も同じ傾向があるのか、それは定かではないが、その一方で、“現代女性は強い”“肉食系”などともいわれている。女性用AVビデオや女性誌のSEX特集が大人気となったり、赤裸々な性描写のある映画への関心が高まったりと、女性の性への観念は、どこか変わり始めている様子だ。そこで、今回開催されるのが、映画を学ぶ女子学生が中心になって選んだ“ピンクシネマ”の上映会。ピンクシネマは、男性だけが見るもの、あるいは過激というイメージがあり、なかなか女性がすすんで観る機会はない。だからこそ、いつの時代も社会の裏側を流れてきた名作ピンク映画を紐解くことから、若い女性の性意識にメスを入れるという試みだ。美しくも刺激的なビジュアルと、女たちの愛と官能を描くピンクシネマには、女性の“リアル”に深く切り込んだ作品ばかり。いままさに映画界の一線を走る巨匠たちの基盤となった多くの作品の中から厳選した4作品を、1日限り、豪華ゲストによるトークライブ付きで2本立て特集上映を行う。「からっぽな 90年代」と題されたプログラムAでは、『超能力研究部の3人』『苦役列車』の脚本で知られる いまおかしんじ (今岡信治)の衝撃のデビュー作『彗星まち』、人気絶頂の折に急逝した女優・林由美香の出演作『ハートブレイク殺人事件』を上映。プログラムB「タブーに惹かれる女たち」では、『こっぱみじん』が国内外から評価を受けた田尻裕司監督の隠れた名作『背徳の森』、蒼井そらのピンク映画デビュー作『つむぎ』を上映する。これまで見ていた、“映画観”がそのものを変えるかもしれない、初めてのピンク映画体験。女性専用シートあるというから女性同士で気軽に足を運べるのも魅力的だ。晩婚化、少子高齢化の張本人のようにいわれる我々女性たちも、ピンク映画からその性を改めて見つめ直してみては?ピンクシネマ祭「ピンクシネマデビュー」は2月28日(土)、渋谷・ユーロスペース内ユーロライブにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日タイで、全世界で大ヒットを記録した『アナと雪の女王』の10倍の観客動員数を記録し、歴代興行収入堂々の第1位を獲得した『愛しのゴースト』のブルーレイ&DVDが、3月4日(水)に発売されることが決定!このほど、日本語吹替に超豪華声優陣がキャスティングされていることが明らかとなった。本作の主人公となるのは、戦場から仲間と共に奇跡的に帰還したマーク。妻・ナークとの再会に喜んだのも束の間、村中に「ナークはゴーストだ!」と不気味なうわさが流れており…という、日本でいうところの「四谷怪談」のような、タイでは誰もが知る有名な怪談をリメイクした本作。恐ろしくも切ない悲恋怪談のテイストはそのままに、マークの仲間4人が美しい妻にメロメロになりながらも、幽霊にビビリ倒す腰抜けリアクションが爆笑を誘い、ラストに明らかになるマークたちの“愛の形”に涙せずにはいられない、新感覚“面白コワ”エンターテイメントに仕上がっている。今回、発売される本作のブルーレイ&DVDには日本語吹替え版が封入。超豪華声優陣が起用されている。本作の主人公で、妻を一心に愛するピュアなマーク役を、「黒執事」セバスチャン・ミカエリス役や海外ドラマ「glee」フィン・ハドソン役の吹替えなど、アニメに限らず実写吹替えの経験も豊富な小野大輔。マークを待ち続ける美しい妻・ナーク役を「アオハライド」の村尾修子役でクールな少女を演じ、『白雪姫と鏡の女王』で白雪姫を熱演した小松未可子が担当。豪華なカップリングが実現。さらに、ドタバタ幽霊探しを繰り広げる仲間4人にも実力派声優がずらり。メガネのドゥー役に、2014年最もアニメへの出演作品数が多く、『トワイライト』シリーズでロバート・パティンソンの吹替えを担当した櫻井孝宏(「PSYCHO-PASS サイコパス」槙島聖護役など)。ノミの心臓を持つシン役に、『西遊記~はじまりのはじまり~』や『ハンガーゲーム』など注目作で吹替えを担当する神谷浩史(「夏目友人帳」夏目貴志役など)。ヒゲ面のエー役に、『ハリー・ポッター』シリーズで若き日のヴォルデモート役を好演し、海外でも知名度の高い福山潤(「暗殺教室」殺せんせー役など)。パイナップル頭のプアック役には、「CSI:科学捜査班 」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」など多数のドラマに吹替えとして参加している伊丸岡篤(「ジョジョの奇妙な冒険」ルドル・フォン・シュトロハイム役など)。さらに登場シーンが少ない酒場の息子・ピン役に、社会現象を起こしている「進撃の巨人」エレン役で名実ともにトップ声優の仲間入りを果たした梶裕貴を配するという、贅沢すぎるキャスティング!共演作も多い声優陣たちだけに、本作で見どころとなる仲間4人たちの珍妙(?)な掛け合いや、マークとナークの海より深い愛の絆の描写がいかに表現されるか、オリジナル版と聞き比べてみては?<『愛しのゴースト』Blu-ray&DVD/リリース情報>【セル】DVD¥3,800(本体)+税【セル】Blu-ray¥4,743(本体)+税発売日:3月4日(水) ※レンタルスタート発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(C) 2013 Gmm Tai Hub Co.,Ltd. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛しのゴースト 2014年10月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート六本木ほか全国にて公開(C) 2013 Gmm Tai Hub Co.,Ltd. All Rights Reserved.
2015年02月06日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが単独・映画初主演作に挑む『味園ユニバース』。先日、オランダで行われた「第44回ロッテルダム国際映画祭」に正式出品され、舞台挨拶に登壇し生ライブを披露。日本のみならず海外をも魅了した渋谷さん。本作では「歌しか記憶がない男」というキャラクターを好演し、俳優として高く評価されながらも、“歌い手”であることにこだわり続けてきた渋谷さんの演技力と歌唱力に注目した。作品の舞台は大阪。広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、若い男(渋谷すばる)が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った「赤犬」マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があった――。『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』など、オリジナリティあふれる青春を描くことに定評のある山下敦弘監督の下、才能を爆発させ圧倒的な魅力を放つ渋谷さんは、劇中で和田アキ子の「古い日記」、松田聖子の「赤いスイートピー」、スピッツの「チェリー」などの名曲を熱唱。そのシーンで渋谷さんは自身の歌唱力を存分に発揮!特に、「『古い日記』を歌うシーンは最初深い意味はなかったんですが、実際は力を持ち過ぎたかもと思えるくらい…説得力がありました」と山下監督が語る通り、一気に渋谷さんの歌声に引き込まれるシーンとなっているのだ。また演技については、『ヒミズ』『私の男』などで国内外問わず高い評価を受け、弱冠20歳にして日本映画界に欠かせない女優となった二階堂ふみと初共演。渋谷さんと二階堂さんの共演シーンが劇中の大半を占めるのだが、実は、撮影シーン以外はほぼ話をしていないとか。二階堂さんは、「渋谷さんは役に集中されるタイプでしたね。お互い人見知りなんで、そんなに会話を交わしたりはしなかったんですけど、いざ撮影が始まってシーンに入ると、キャラクターとして距離を一気に近づけてこられるんです。本当に素晴らしかったです」と絶賛している。初の単独主演で不安や悩みもあったという渋谷さんだが、山下監督は「話を聞くと、それらはどれも役に入っているからこその不安や悩みで、すごく的を得ているものだったので、全く問題なかった。しかも、彼自身、“男が惚れる”タイプの人で、カッコイイとかスター性があるとかだけじゃなくて、ちゃんと身近さも感じる独特の魅力があった」と評した。共演陣も絶賛の渋谷さんの演技力&歌唱力。“アイドルの顔”ではなく“俳優”として輝きを放つ新しい渋谷さんを発見できるはず。『味園ユニバース』は2月14日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月06日リアリティ番組「ザ・ヒルズ」で有名になり現在はファッションデザイナーとして活躍するローレン・コンラッドが、ディズニーの“シンデレラ”にインスパイアされたファッションコレクションを発表したようだ。プロモーション写真では、ローレン本人が森の中でシンデレラに扮している。チュールのふわふわスカート、水色のワンピース、ガラスの靴がプリントされたニットなど、おもにパステルカラーでガーリーなアイテムばかりが揃えられている。「US Weekly」によると、シンデレララインの全てのコレクションは2月22日(現地時間)に発売予定だ。アメリカのデパートのコールズ(KOHL’S)にて発売になるほか、同名のオンラインショッピングサイトでも購入可能だ。ディズニーは好きだがコスプレをするのはちょっと…という人でもこのコレクションなら無理なくプリンセス気分に浸れそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日新作映画の公開を機に、再び注目を浴びているムーミン。作者であるトーベ・ヤンソンの生誕100周年にあたる昨年に続き、2015年は童話誕生から70周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。ムーミン一家と彼らを取り巻くキャラクターの魅力は、いまも色あせることを知らない。この冬、日本に届いた『劇場版ムーミン南の海で楽しいバカンス』は母国・フィンランドが初めて製作した手描きのムーミン映画として、世界中のファンが待ち望んだ作品。地中海沿岸に位置するリビエラを訪ねたムーミン一家と仲間たちが休暇を楽しむ姿を、温かみあふれる作画と色合いで生き生きと描く。舞台がムーミン谷とは対照的な高級リゾート地だけに、表情豊かな太陽の光に照られ、ムーミンたちは持ち前の個性を爆発させている。その筆頭が“スノークのおじょうさん”ことフローレンで、現地で出会った金持ちのプレイボーイに触発され、見よう見まねでセレブライフを満喫する。ムーミンパパも地元の名士と意気投合すると、“ムーミン伯爵”を自称しやりたい放題。そんな2人に対し、ムーミンとムーミンママは戸惑いを覚えつつ、やがては恋敵に決闘を申し込んだり、豪勢なホテルの部屋で植物を育て始めたりと「自分らしさ」を開花。もちろん、ミイは相変わらずだ。彼らのマイペースぶりは、ときに騒動を巻き起こし、家族崩壊のピンチさえ招くのだが、映画がハッピーエンドを迎えるのは言うまでもない。それはムーミンたちが、ムーミン谷での簡素な生活を通して、「自分らしさ」の土台に、周りの人々や環境があると知っているから。他者を認めるささやかな心づかいは、本作で再発見できる「ムーミン」の魅力であり、ともすれば「自分らしさ」の意味をはき違えてしまう現代人へのメッセージでもある。同時期にはもう1本、70年代のTVアニメシリーズを再編集した『劇場版ムーミン谷の彗星パペット・アニメーション』も公開される。原作は1946年にヤンソンが発表した「ムーミン谷の彗星」。地球に近づく巨大な彗星に、ムーミンたちが右往左往するという物語は、第2次世界大戦の暗い空気感を背景にしているが、70年という歳月を経たいまでは、自然災害と向き合う日本人の心にも響くはず。フェルト生地のムーミンがたまらなく可愛い!『劇場版ムーミン南の海で楽しいバカンス』は2月13日(金)より全国にて公開。『劇場版ムーミン谷の彗星パペット・アニメーション』は2月28日(土)から公開。(text:Ryo Uchida)■関連作品:劇場版ムーミン南の海で楽しいバカンス 2015年2月13日より全国にて公開(C) 2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie © Moomin Characters(TM)
2015年02月06日若きオスカー女優ジェニファー・ローレンスが、宿命に立ち向かうヒロインを凛々しくも切なく体現し、“最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン”としてギネス認定もされた『ハンガー・ゲーム』シリーズ。その完結編へと続く『ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス』から、ついに日本版予告編映像と最新ポスターが解禁。前作までの“サバイバル・ゲーム”から、いよいよ“ファイナルバトル”へと向かう物語の一端が明らかになった。前2作が全世界で空前のメガヒットを記録し、映画史にその名を刻む超人気シリーズとなった『ハンガー・ゲーム』。その最終章は、打倒・独裁国家パネムのシンボルとして立ち上がった主人公カットニスの想像を絶する運命と葛藤を描く2部構成となる。2014年度最高の全米オープニング成績1億2,300万ドル(日本円:約144億円)を記録し、『ハリー・ポッター』シリーズでも成し得なかった2年連続全米興行収入No.1の快挙を成し遂げた本シリーズは、最終章の『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』が6月に、またPART2『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』が冬に公開されることが決まったばかり。主人公の少女カットニス(ジェニファー・ローレンス)が、幼い妹の身代わりとなり、命がけの“ハンガー・ゲーム”に身を投じた1作目。続く2作目では、再びゲームに身を投じたカットニスは、独立国家パネムに対するクーデターに巻き込まれる。そして、完結編へと加速する本作では、“ハンガー・ゲーム”記念大会の格闘場から、危機一髪で救出されたカットニスが、第13地区の地下にある反乱軍の秘密基地に収容されるところから幕を開ける。コイン首相(ジュリアン・ムーア)率いる反乱軍は、スノー大統領(ドナルド・サザーランド)が君臨する独裁国家パネムを打倒し、自由で平等な新国家を建設するための戦いの準備を進めており、幼なじみの(リアム・ヘムズワース)の姿もあった。そこで、政府軍の爆撃で崩壊した故郷の惨状を知り、心を痛めたカットニスは、革命のシンボル=マネシカケスの大役を担うことを決意。しかし狡猾な大統領は、反乱を未然に抑え込むべく、捕虜にしたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)をテレビ番組に担ぎ出す。プロパガンダに利用されるピータの姿を目の当たりにし、胸を引き裂かれるカットニス。反乱軍はピータ救出作戦を実行するが…。本作で本格アクションだけでなく、持ち前の演技力を遺憾なく発揮し、運命に苦悩するヒロインを熱演するジョニファー。シリーズのさなかに『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞女優となり、名実ともにハリウッドの次世代スターの座を手に入れた。米経済誌フォーブスが発表した「2014年最も興行収入を稼いだ俳優」では1位を獲得、その額は14億ドル(およそ1,689億円)と驚異的な人気を誇っている。そんな彼女は「カットニスがリーダーになることに興奮したわ。でも彼女は英雄になりたいと思っているわけじゃなく、1作目では妹や家族や自分を守りたかっただけ。原作の3冊目では、自分が持つ影響力や、この戦いを率いるという選択肢があることに気付き始め、成長していくの」と自身の演じたカットニスを通して、エモーショナルなドラマの部分を分析する。さらに予告編では、本年度アカデミー賞最有力候補であるジュリアン・ムーア、昨年急逝したフィリップ・シーモア・ホフマンの勇姿も。まずはこちらの映像から、最終局面を迎えた本作を目の当たりにしてみて。『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』は6月よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』は2015年冬に全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日イギリスの高級レザーグッズのブランド「MULBERRY(マルベリー)」の2015年春夏コレクションの新広告に、先シーズンのカーラ・デルヴィーニュの後を継いで、カーラの親友でもあるイギリス・ロンドン出身のモデル、ジョージア・メイ・ジャガーが登場。ジョージアは、「ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーとモデルのジェリー・ホールの娘でもあり、英国を代表するトップモデルのひとり。「マルベリー」の広告に登場するのは今回が初めて。「Mulberry」の今シーズンのインスピレーションは「幸せに満ち溢れた夏の日のイングリッシュガーデン」。今回の広告キャンペーンの撮影は、2003年、2004年に「Mulberry」のアイコンでもあるベイズウォーターとロクサーヌのローンチキャンペーンを手掛けたこともあるイネス・ヴァン・ラムスウィールド(Inez van Lamsweerde)。キャンペーンの撮影はエキセントリックなイギリス人の撮影チームとアイテムに囲まれたカントリーハウスで即興的に行われ、60年代のロッカー“shocking Blue”の音楽をBGMに、シックなボヘミアンとクールなロックスターを思わせるイメージに仕上がった。デルフィニウムの花にちなんで名づけられた「Mulberry」の新しいデルフィーバッグは、フリップを裏返すだけでカラーとレザーの異なる表情を見せる、使いやすくスタイリッシュな2in1バッグ。カモミールイエローのミニリリーやハイビスカスのスモールベイズウォーターなどが今シーズンのスモールバッグのトレンドを反映。また先シーズン発表されてベストセラーとなった、「Mulberry」とカーラがコラボレーションしたバッグシリーズ「カーラ・デルヴィーニュコレクション」は、今シーズンの花のインスピレーションに合わせて、カーラの親友でもあるジョージア・メイ・ジャガーが華麗に披露。ジョージア・メイ・ジャガーは、今回のマルベリーの広告キャンペーンについて、次のようにコメント。「昔からマルベリーは知ってるわ、イギリスを象徴するブランドよ。今シーズンの新しいデルフィーバッグは特にお気に入り。昼と夜とで表情を変えられるなんてとても素敵―本当に便利!キャンペーンの撮影はとても楽しかったわ。Inez and Vinoodhと一緒に仕事するのも好きだし、所かまわず花びらを投げるのも好きよ!撮影した日は雪が降ってたけど、部屋の中は暖かくて、みんなとても和気あいあいとした雰囲気だった。友達のStephen Gallowayも撮影現場にいて、ずっと一緒に踊ってたわ」。(text:Miwa Ogata)
2015年02月06日ユーモア受難の時代――。ネットやSNS全盛の現代、例えば何気ないひと言やちょっとした言動が、伝え方や表現を間違えたり、一部だけを切り取られることで、発した当人の思いもよらぬ形で受け取られ、誰かを怒らせたり傷つけるものにもなり、思わぬところから“出火”し、火傷どころか大炎上にまで発展する。「僕自身、わりとそっち方向ですね(笑)。軽い冗談で言ったことが、思いもよらず大きなニュースになってたり…」。オダギリジョーは苦笑を浮かべてそう語る。それでも、そんな危険な匂いのするユーモアを愛してやまず、少しばかりの“毒”を含んだ作品に惹きつけられる。そのオダギリさんをして、企画が持ち込まれた時点で即「やります」と言わしめた、独特のユーモアに満ちた映画『Present For You』がようやく完成した。どんな映画なのか?少し説明を要する。本作はオダギリさんをはじめとする生身の俳優陣による“実写”部分と、オダギリさんらが演じる各登場人物を人形にして、それを少しずつ動かして撮影された“ストップモーション・アニメ”の2つのパートに分かれている。怪しい健康食品を売る会社「Present For You」の雇われ社長・梶原(オダギリさん)と愛すべき仲間たちが、次々と降りかかる難題を前に、危ない橋を渡りながら奔走する姿が描かれるが、実写シーンと俳優陣そっくりの人形によるアニメパートが入り乱れる。監督を務めたのはCMディレクターであり、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」でも知られる臺佳彦(だい よしひこ)。企画段階の当初より臺監督は主演にオダギリさんを想定。GOサインが出る前からオダギリさんの人形を作り、オファーの際にはその人形を使って製作されたパイロット版を見せられたという。「短いパイロット版なんですが、その段階で世界観、雰囲気が十分に分かりました。挑戦的でクリエイティブなものを作ろうとしているところで、“僕”をイメージしてくれたのが嬉しかったです」。パイロット版のために作られた“オダギリジョー人形”は本編と同じアフロ&サングラスだったというが、自身の人形を見た時の印象は?「可愛らしいキャラクターだなと思いました(笑)。でも目や眉毛や口、それぞれのパーツが表情によって付け変えられるようになっていて、その緻密さに驚きました」。そこから完成、そして公開に至るまで5年を要した。実写部分はある程度、早い段階で撮影された。アニメパートはまず、オダギリさんら俳優や監督がグリーンバックの前で実際に演技をし、その映像に合わせて1コマずつ、人形の手足や表情を少しずつ変化させながら撮影した。オダギリさんもアニメ制作の現場に赴いたが「パシャっと(1コマ分を)撮って、少し人形を動かして、またパシャッと撮るという繰り返し」。1日に撮影できるのは本編の3~5秒分という気の遠くなるような作業が続けられ、ようやく完成した。「ものすごい根気のいることですよね。あの作業を目の当たりにすると、それが95分の作品になるまでの途方もない労働力が想像でき、本当に頭が下がりました。普段は映画の撮影が終わると、翌年には公開されるんですが、この作品はここまで来るのにこれだけの時間がかかりましたからね。だからこそ、なおさら実写の撮影の後のスタッフのみなさんの苦労を感じます。そういう意味で、なんか僕は出演者としてというよりも、家族とか身内のような感覚で『(完成して)ホントに良かったね…』という気持ちになってしまう(笑)。いままでにやって来た作品とは距離感とか関わり方、完成作を観て感じることが、ちょっと違うかもしれないですね」。オダギリさん以外に風吹ジュン、青木崇高、柄本明など錚々たる面々が出演しており、当然、彼らをモデルにした人形も登場する。そして、オダギリさん演じる梶原の雇い主である“社長”を演じているのは故・夏八木勲。夏八木さんが亡くなったのは2013年の5月。その後も、『そして父になる』、『永遠の0』など生前に撮影された作品が封切られてきたが、本作は夏八木さんの死から約1年9か月を経ての公開となる。オダギリさんは夏八木さんの死が「いまだに信じられないです。現場ですごくかわいがってもらいました」と語った。「ヤクザの親分の役ですが、そこに滑稽さがあるんです。滑稽さの演技には目に見えるタイプと肌で感じるタイプの2つがあって、演じ方が違うんですが、夏八木さんはその両方をすごいバランスで演じられているんです。木馬に乗ったりする(前者の)ノリノリの方は言ってみればやりやすいんですよ。でも(後者は)セリフの微妙なニュアンスで、やり過ぎるといやらしいし、でも足りないと笑いにならない。その落としどころが絶妙で素晴らしいんです。70代の俳優さんが、そういう笑い――いまの若い世代に伝わるような笑いのセンスをお持ちだということがすごいなと驚きました。本当に素晴らしい俳優さんだなと」。“笑い”の話が出たが、冒頭でも触れたように、本作の世界観を支えているのは、なんとも不思議な独特のユーモア。リアルな人形のやりとりに、思わずクスリと笑わされてしまうが、この人形たち、決して実写ではできないような飛び抜けたアクロバティックな動きや華麗なアクションを見せるわけでもない。実写シーンも撮るなら、なぜ5年もかけてわざわざアニメを…?という“そもそも”の疑問さえ頭をよぎるが、そうした良い意味での“くだらなさ”も含めて本作の世界であり、ユーモアなのだ。「おっしゃる通り、なんで人形を使うのか…?分かりませんよね(笑)。最初にいただいた台本の段階で、言葉遣いとか表現が個性的で、臺さんの色が濃く出た本だなと感じました。臺さん自身がすごく面白い人で、CMや『GOLDEN EGGS』もそうですが、エッジの効いたユーモアを持ってる人だから、普通の笑いともちょっと違うんですよね。確かにいまの時代では、揚げ足を取られてもおかしくないタイプのユーモアかもしれませんが、そのリスキーな感じが僕も好きだし、似た者同士が集まったのかな(笑)。あれを面白いって思ってしまっている自分がいるし、協同作業でもっと面白くしたいと思って参加してる。確かにバカバカしいんですけど(笑)、そのバカらしいユーモアが好きなんですね。思えば『時効警察』の三木(聡/監督)さんも同じで、すごくバカらしいですよね(笑)。でも、それを大の大人が一生懸命に真面目に作ってる。それがなんか好きなんです」。もはや、押しも押されもせぬ、日本映画界になくてはならない俳優だが、当人は俳優としての立場に懐疑的で、自らを「作り手きどり(苦笑)」と称する。本作に関しても、監督に積極的に自身の考えやアイディアを伝え、“主演俳優”という立場以上に深く携わってきた。「そこで鬱陶しがられる現場もあるし、『扱いづらい』と思われる事も少なくなかったと思います」と苦笑するが、面白くなると感じれば、迷わずグイグイと踏み込んでいく。「どんな作品でも、監督やプロデューサー、脚本家の方と話す中で生まれるものが一番大事だと思ってるし、自分のアイディアを出すことが自分の責任だとも思ってます。そうやってキャラクターを膨らませていくのが偶然、“役者”という仕事であるだけで、勝手に“制作側の人間”のような気持ちになってます(笑)。分かりやすく言うと、あるシーンで『もっとこうすれば…』と思って、変更を加えて書き直していくとするじゃないですか。それを一番、きちんと体現できるのは自分なんですよね、自分で書いてるから。だからこそ、役者をやってるだけなのかも。一番、面白いのは書き直している過程なんですよね。それこそが自分が作品に携わる意味である気がするんです」。場合によっては、与えられたシーンを丸ごと自分で書き換えて提案することもあるという。それはクリエイティブな作業であるが、同時に、自身でも口にしているように、現場によっては越権行為だと煙たがられることも多いだろう。いわゆる“イケメン俳優”として高い人気を誇る一方で、メインストリームのスタイリッシュなキャラクターよりも、本作然り、どこかクセのある人物を魅力的に演じる印象が強いのも、こうした気質のせいかもしれない。「自分で書き直す中で、どうしても“そっち”の方向に書き換えてしまうんでしょうね(笑)。ストレートな人格よりも、もっと人間臭くしたかったり、何かしらそのキャラクターが向くべき方向を突きつめたいんです」。決して万人受けするものではないかもしれない。毒が含まれているかもしれない。費用対効果は低いかもしれない。それでも――ふと立ち止まった人の心に深く突き刺さる。それがユーモアであり、オダギリジョーという俳優なのだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:Present For You 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 PLUS heads inc.
2015年02月06日2月5日(現地時間)、ドイツにて今年もベルリン国際映画祭(第65回)が開幕。同日夜には、オープニング作品であり「コンペティション部門」出品作品である、仏女優ジュリエット・ビノシュ主演の『Nobody Wants the Night』(英題)が上映され、本作に出演する菊地凜子と、夫の染谷将太が揃って出席。仲睦まじくレッドカーペットを歩いた。本作は、スペインの女性監督イザベル・コイシェの最新作。20世紀初頭のグリーンランドを舞台に、北極探検家を愛した2人の女性を描いた作品だ。菊地さんは、イヌイットの女性役を演じている。菊地さんは『バベル』や『パシフィック・リム』など海外作品にも精力的に参加しており、国際派女優として活躍してきた。コイシェ監督の作品に出演するのも、実はこれが2度目。1度目の『ナイト・トーキョー・デイ』(’09)では主演を務め、昼は築地市場で働き、夜は殺し屋として裏社会で暗躍するという2つの顔を持つ女性を好演した。この日、菊地さんは花柄のラインが入ったワンピースで、染谷さんはフォーマルなタキシード姿で登場。海外でもその姿は報じられている。さらに「VARIETY」誌では、本作での菊地さんの演技について「エキゾチックで無邪気な雰囲気が作品全体を通して漂っている」と評している。コンペティション部門の結果は、2月14日(現地時間)に行われる授賞式で発表される。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日いまやヘルスコンシャスな女性たちの間では常識となっているグリーンスムージーを、数年前より日本で広めてきたグリーンスムージー第一人者のシャリマ・ドゥ・ ラ・テフテフ姉妹が、東京・用賀の緑が多い閑静な住宅街に、自身ら初の直営店舗となるカフェ&イベントスペース「Tree of Life(ツリー・オブ・ライフ)」をオープンした。シャリマ・ドゥ・ ラ・テフテフは、世界的に著名なローフディスト、ヴィクトリア・ブーテンコ氏の提唱するグリーンスムージーや、日本初のロースイーツ専門店を展開し、気軽にハッピーにローフードを生活に取り入れる方法を提案する山口蝶子・仲里園子の姉妹ユニット。ロースイーツ専門店のオンラインショップを運営するほか、グリーンスムージーにまつわる多数の著書の刊行を始め、各地での講演、ワークショップ、テレビ番組ではTBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」やフジテレビ「SMAP×SMAP」に出演、また神宮前のスポーツブランドショップ「anima」に隣接する「グリーンスムージースタンド」のプロデュースを手掛けるなど、多方面で活躍中。今回、新規オープンしたカフェ「Tree of Life」は、エフォートレスシックな居心地のよい店内で、グリーンスムージー、ベジフード、ローフードやロースイーツのメニューを提供するほか、オーガニック食材・調味料、セレクトした雑貨等を揃えて販売も行っている。今後は、月に1度の「テフズテーブル」では、ローフードを体験できる2日間のカフェイベント&ワークショップを開催したり、週末マーケットも展開する予定。2月14日(木)までは、バレンタインウィークを開催中で、店内にはローチョコレートやロースイーツなどバレンタイン向け商品も販売中だ。カフェの周辺には、砧公園があり、ランニングコースの途中で立ち寄って、グリーンスムージーやランチのテイクアウトする休憩スポットとしても利用しやすい。ウィークエンドにランニングやお散歩がてらぜひ立ち寄ってみてはいかが。定休日は火曜日・水曜日(祝日は営業)。営業時間は11時半~17時(イベント時は変動。また4月から朝営業をスタート予定)。(text:Miwa Ogata)
2015年02月06日イケメンで実力も確かなサッカー選手クリスティアーノ・ロナウド(29)はサッカーファン以外にもとても人気だ。先日のロシア人モデルのイリーナ・シェイクとの破局報道には、全世界の独身女性が密かにガッツポーズを決めたに違いない。「HollywoodLife.com」によると、そんなクリスティアーノが自身のファッションライン「CR7 by Cristiano Ronaldo」の2015年春夏コレクションでモデルをつとめているようだ。アンダーウェアのプロモーション写真ではクリスティアーノのアスリートらしい肉体美を堪能出来る。アンダーウェアはアクセントにピンクを使ったりと遊び心あるデザインが目立つ。クリスティアーノは「鮮やかな色が好きなんだ。アンダーウェアなら、様々な見せ方を実験するのにうってつけだと思ったんだ」「明るいピンクや赤がコレクションに加わり、大胆な色遣いが春夏のルックスに違いを出す。このコレクションは目立ったものにしたかったんだ。とても誇りに思っているよ」と、新コレクションへの自信を語っている。最近ではジャスティン・ビーバーが「Calvin Klein」のモデルとして下着姿を披露したばかりだが、クリスティアーノとどちらがセクシーだろうか。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日大ヒットシリーズ『ウォレスとグルミット』から生まれた、いたずら好きで仲間思いのキュートな“ひつじのショーン”を主人公にした『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』の公開日が、7月4日(土)に決定。併せて、初の長編アニメとなったショーンに巻き起こる騒動を匂わせる(?)、新たな劇中ビジュアルが解禁となった。牧場で、仲間たちとのんびり暮らすショーン。ある日、ショーンは牧場主から自由になる生活を手に入れるため、あるいたずらをすることに。ショーンと仲間たちは牧場主を眠らせて、牧場の隅の車の中に移し、まるで夜になったように見せかける。ところが、牧場主が中でぐっすり眠ったまま車が大暴走! “牧羊犬”ビッツァーは暴走する車を追いかけて都会へ…。ショーンと仲間たちも、ビッツァーと牧場主を追いかけて、生まれて初めての都会へ出ることに!英国アードマン・アニメーションズから生まれた人気シリーズの第3作目『ウォレストとグルミット、危機一髪!』 (’97)に登場する、ひつじのショーンを主人公にしたスピンオフにして、初の長編アニメ映画化となる本作。現在、NHK Eテレにて放送されているショートアニメは、ユーモアにあふれたストーリーで、ショーンとその仲間たちが毎回大騒動を巻き起こしているが、本作の舞台は、ショーンの些細ないたずらがきっかけで、一転、大都会へ。そしてこのたび、新しい劇中ビジュアルも2点解禁。牧場主を探すビラを手に、なんとバスに乗り込むショーン。さらに、牧羊犬ビッツァーや仲間のひつじたちの背後の巨大看板には、謎の「MR.X」の文字が…!先日行われたサンダンス国際映画祭や英国プレミアで、ひと足先にお披露目となった本作には、「アードマン史上最もピュアでチャーミングな作品!」(デイリー・テレグラフ誌)、「瞬きすると見逃してしまうような洗練された細部へのこだわりは、これまでのシリーズを遥かに超えている!セットやキャラクターのデザインに大満足の作品」(バラエティ誌)と、早くも海外メディアから絶賛の声が寄せられている。今年で生誕20周年を迎える“ひつじのショーン”。長編だからこそ実現した練られたストーリーと緻密につくり込まれた世界観で、どんな物語を見せてくれるのか、ますます楽しみになってきた。『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム』は7月4日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひつじのショーン 2007年12月22日より渋谷シネ・ラ・セットほか全国にて順次公開
2015年02月06日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが“四姉妹”を務めることで話題の、是枝裕和監督最新作『海街diary』。このほど、本作の劇中シーンが一部明らかとなる特報映像第2弾が解禁となった。原作は、吉田秋生による同名コミック。第11回文化庁メディア芸術祭「マンガ部門優秀賞」、マンガ大賞2013を受賞した人気作だ。物語は、鎌倉で暮らす三姉妹、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届いたことをきっかけに展開していく。長い間疎遠になっていた父の葬儀のため、山形に向かった3人はそこで異母妹・すずと初めて会う。身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とふるまう姿を見て、長女・幸は別れ際に「すずちゃん…鎌倉にこない?いっしょに暮らさない?4人で」と提案するのだが――。今回お披露目となった映像内では、綾瀬さん演じる長女・幸が、三姉妹とは別に遠方で暮らす広瀬さん演じる異母妹のすずに対し、「一緒に暮らさない? 4人で」と声をかける物語の始まりのシーンが収められている。撮影現場では仲の良い姿を見せていたという綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんの4人。本映像のラストに映し出される4人の仲睦まじい姿は、まるで本当の姉妹のよう。また、先日発表された、幸・佳乃・千佳の三姉妹の実母・都役演じる大竹しのぶ、幸が働く市民病院の小児科医で幸と心を寄せ合う椎名和也役演じる堤真一、佳乃の上司・坂下美海役演じる加瀬亮、海猫食堂の店主・二ノ宮さち子役演じる風吹ジュン、山猫亭の店主・福田仙一役演じるリリー・フランキーも登場。さらに、三姉妹の大叔母・菊池史代役を是枝監督作品常連ともいえる樹木希林が演じていることも本映像内で明かとなった。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、監督・松永大司が完全オリジナルストーリーで手掛ける映画『トイレのピエタ』。人気バンド「RADWIMPS」の野田洋次郎を主人公に起用したことでも話題となった本作だが、このほど、「RADWIMPS」のファンを公言する大竹しのぶと宮沢りえが出演することが明らかになった。「いま一緒に死んじゃおっか?」。余命3か月と告げられた宏は、出会ったばかりの女子高生・真衣から、そう誘われる。バイクの後ろに彼女を乗せてスピードを上げるが、そのまま死ぬことはできなかった。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏にとって、ただやり過ごすだけだったこの夏。それが人生最期の夏に変わってしまったとき、立ちはだかるように現れた真衣。「あのさ、背の低い子とキスするときはどうするの?」。純粋な真衣に翻弄されながらも、次第に惹かれていく…。本作は、最期の夏に生きる喜び・輝きを見いだしていく主人公を描いた“生と死”がスパークする切ない恋愛映画。主人公に、独特の歌詞世界を崇拝するファンが多いバンド「RADWIMPS」のリード・ボーカル&ギターの野田洋次郎。野田さん扮する宏が翻弄される女子高生・真衣に、『繕い裁つ人』『愛を積むひと』など話題作への出演が絶えない若き実力派・杉咲花が好演する。今回発表されたのは、日本を代表する女優・大竹しのぶと宮沢りえ。大竹さんは野田さん扮する宏の母親役を、宏になつく入院中の少年の母親役を宮沢さんが演じる。“ラッド”の大ファンだったという大竹さんは「洋次郎さんが映画に出るということを前から聞いていたので、『絶対何でもいいから出るね』と約束してしまいました。これから2人で親子になるなんて…!洋次郎さんの芝居は本当に自然で美しかった」と嬉しそうに語った。「大河ドラマで共演したのがきっかけで仲良くなった(宮沢)りえちゃんにそのとき一緒だった水川あさみちゃんと私で『ラッド』の素晴らしさを伝えていたのがきっかけで聴くようになったようで嬉しいです」とコメントした。宮沢さんは「心を揺さぶられる大好きなアーティストの野田さんと、作品を通して物作りをすることにとても興味があったから出演させて頂きました。野田さんとの共演は、余計なものを付着させず、とてもシンプルにその役を生きるということに徹していることに感動しました」と映画初出演の野田さんを絶賛した。そのほか本作には、リリー・フランキー、市川紗椰、MEGUMI、岩松了といった個性的なキャストが集結している。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日イギリスの女性誌「GLAMOUR」が毎年恒例の「世界一セクシーな男性」特集を組み、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナンが1位に選ばれた。モデルからキャリアをスタートさせ、キーラ・ナイトレイの恋人としても知られていたが、俳優としてはやや伸び悩み気味だった。今回チャーリー・ハナムの代役として起用された『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で大ブレイクを果たした。トップを争い、2位に甘んじたのはベネディクト・カンバーバッチ、3位はトム・ヒドルストン。4位はロバート・パティンソン、5位は昨年第1位だったヘンリー・カビル、6位は『ダイバージェント』のテオ・ジェームズ、7位は「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、8位はジェイミー・キャンベル・バウワーといった若手がランクインした。世界一セクシーな男性特集はアメリカの「People」誌が有名だが、選ばれる男性の好みが違うところが興味深い。読者8万人による投票結果はイギリス人の人気がやはり高く、トップ10内でイギリス人でないのは9位のジャレッド・レトと10位のファレル・ウィリアムスだけ。ちなみに昨年「People」誌でNo.1に選ばれたクリス・ヘムズワースは13位(弟・リアムは11位)。3日にアンバー・ハードと結婚したジョニー・デップは12位、ブラッドリー・クーパーは29位、レオナルド・ディカプリオは45位、ライアン・ゴズリングは47位という結果になった。トップ30は以下の通り1位ジェイミー・ドーナン2位ベネディクト・カンバーバッチ3位トム・ヒドルストン4位ロバート・パティンソン5位ヘンリー・カビル6位テオ・ジェームズ7位ハリー・スタイルズ(ワン・ダイレクション)8位ジェイミー・キャンベル・バウアー9位ジャレッド・レト10位ファレル・ウィリアムス11位リアム・ヘムズワース12位ジョニー・デップ13位クリス・ヘムズワース14位イアン・サマーホルダー15位チャーリー・ハナム16位リチャード・アーミティッジ17位ゼイン・マリク(ワン・ダイレクション)18位アレックス・ターナー(アークティック・モンキーズ)19位デヴィッド・ガンディ(モデル)20位オーランド・ブルーム21位マット・ボマー22位ナイアル・ホラン(ワン・ダイレクション)23位イドリス・エルバ24位マイケル・ファスベンダー25位アレクサンダー・スカルスガード26位ザック・エフロン27位クリス・マーティン28位ポール・ウェズレイ29位ブラッドリー・クーパー30位クリス・エヴァンス(text:Yuki Tominaga)
2015年02月06日木村拓哉が型破りな検事・久利生公平を演じ、昨年、月9ドラマで復活した人気シリーズ「HERO」。その劇場版が今年7月に公開されるが、先日2月4日(水)午前3時頃、東宝スタジオ第8ステージにて、木村さんがオールアップを迎え、喜びのコメントを寄せた。昨年の月9枠で全11回の放送の平均視聴率が21.3%という高視聴率で幕を閉じた「HERO」。今回の劇場版では、第1シリーズレギュラーメンバーで久利生との名コンビぶりで人気を博した雨宮舞子役の松たか子が、前作の劇場版以来8年ぶりに復活することですでに話題を呼んでいる。昨年の12月にクランクインしてからおよそ2か月間、座長として現場を引っ張ってきた木村さんが、城西支部のメンバーより一足お先に撮影を終了し、メンバー全員に見送られてクランクアップ。TVシリーズから長年タッグを組む鈴木雅之監督から花束を渡されると力強く抱擁を交わし、「東京地検城西支部」のメンバーとも握手やハイタッチで喜びを分かち合った。撮影を終えた木村さんは、「TVドラマから映画になりましたが、現場の空気感であったり、カメラ前での自分たちには良い意味で変化はなく、作品と自分とが良い距離感で撮影をする事が出来ました」と長きにわたる道のりをふり返る。また久々の共演となった松さんについては、「久しぶりの『HERO』に参加ということで、時間は離れていたかもしれないけど、すぐにキャスト皆と分け隔てない感じで打ち解けてくれました。演技の面でも、変わることなく久利生を制する雨宮の目をしていて、この目が雨宮だと思い出させてくれました」と懐かしの再開を喜んでいた。さらに、ドラマ放送時にも注目を集めた“チーム”としての城西支部のメンバーについてはこんなコメントも。「城西支部レギュラーメンバーは超能力を持たないアベンジャーズのようなもの(笑)。空は飛べないし透視能力も怪力もあるわけじゃないけど、それぞれの個性を活かして事件を解決していくチームなんです。そんな『HERO』は自分にとって背伸びしない等身大の関係で、この作品は存在してくれればいい。あるだけで良いかけがえのない存在です。是非公開したら、映画のチケットという通行証をもって城西支部に来て一員になってほしいです」。クランクアップ時の最後には、スタッフ・キャスト全員が見守る中、「新人の美術スタッフが、撮影が終盤になり取り壊されていくセットを見て涙を流していた。スタッフ達の作品に掛けるそういうすごい気持ちに囲まれて、カメラの前に立てているんだなと改めて感じました。そういう皆さんの気持ちに感謝しています。ありがとうございました」と感慨深く感謝を口にし、城西支部のメンバーによる花道をくぐってスタジオを後にした。映画では、ある日、ネウストリア大使館の裏手の路上で、突然道に飛び出してきたパーティコンパニオンの女性が車に跳ねられるという事故が起こったところから物語は始まる。城西支部の久利生(木村さん)がその捜査を担当することに。現場主義の久利生は事務官の麻木千佳(北川景子)と共に事故現場を調べると、ネウストリア公国の大使館に行き当たる。事故当時の状況を知りたいから大使館員に話を聞かせてほしいと頼むが、あっさりと大使館側に断られてしまう。大使館の中には日本の司法が全く及ばない、治外法権という権利が存在しているのだ。さすがの久利生も、立ちはだかる“治外法権の大きな壁”の前になす術なく、捜査が進展せず暗礁に乗り上げてしまうのだが…。映画『HERO』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日“山ピー”こと山下智久を主演に迎え、ダニエル・キイス著作の「アルジャーノンに花束を」(早川書房刊)がドラマ化されることが決定。4月からTBSで放送されることとなり、これに併せ、山下さんから意気込みのこもったコメントが寄せられた。原作は、発表から半世紀以上の歳月が流れても世界中に多くの感動を与え続け、これまで幾度となく映画化にドラマ化、舞台化されてきた不朽の名作だ。知能が幼児並の精神遅滞者だった青年が、手術により天才的な知能を手に入れ、愛と憎しみ、喜びと孤独を知っていくーーという物語。脚本を手がけるのは、「未成年」「聖者の行進」、昨年に放送され賛否を呼んだ「明日、ママがいない」など挑戦的なテーマを扱いながら、一貫して人間愛を軸にした物語を描き続けてきた作家・野島伸司。舞台を日本に置き換え、原作のエッセンスを活かしながらも、独自の野島ワールドを加えた“現代版:アルジャーノンに花束を”を作り上げるという。本作で28歳の主人公・白鳥咲人を演じる山下さん。6歳児並みの知能しか持たない精神遅滞者から天才になっていく様を演じるという難役。それだけに「まだ手探りな状態です」と正直に語る。「すごく難しいし、自分としてもチャレンジな役柄なので、最後まで気を抜かずに1個1個自分のものにできるように頑張っていきたいと思っています。この役は相当チャレンジですね。初めての経験なので、色々勉強させてもらっていますが、まだまだ見えない部分もたくさんあるので、なるべくそれを無くしていきたいと思っています」と体当たりで挑まざるを得ないようだ。繊細微妙な人生の悲喜こもごも・喜怒哀楽を一気に体験する青年…そんなキャラクターをどのように作り上げるのか?感動作としてだけでなく、様々な倫理観や社会的な側面でも大きなメッセージを持つ作品だけに、“俳優・山下智久”の演技に注目が集まりそうだ。「アルジャーノンに花束を」は4月よりTBS金曜22時枠にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日日本を代表するロックバンド「Mr.Children」が未発表曲を披露したことで話題となったファンクラブ限定ライブに迫った映画『Mr.Children REFLECTION』(2月7日公開)。本日2月6日(金)は、公開を記念してTOHOシネマズ六本木ヒルズをジャックする“前夜祭”が開催されるなど盛り上がりを見せているが、このほど本作のタイトルと同名の名前を冠したアルバムが6月にリリースされることが決定!2年7か月ぶりのリリースとなる。「Mr.Children」が、昨年9月に5都市のライブハウス「Zepp」で実施したファンクラブ限定ライブを完全収録した本作。全フロアをジャックした「Mr.Children REFLECTION 前夜祭」の当日チケットは即完売となった。同劇場では、深夜にも追加上映が行われたほどの盛況ぶりを見せている。そして3月14日(土)からは全国アリーナ「Mr.Children TOUR2015 REFLECTION」を開催。これまでアルバムが発売後にアリーナやスタジアムツアーを開催することが多かった「Mr.Children」にとって、アルバム発売前に、25万人動員の全国アリーナツアーを開催するのは初の試み。新曲が多数披露される前代未聞のライブツアーの最終日6月4日(木)に、ニューアルバム「REFLECTION」が発売されることが決定した。そんな新たな挑戦、新たな音楽を提供し続ける「Mr.Children」にとっては、今回2012年11月「[(an imitation)blood orange]」以来、2年7か月ぶりのアルバムリリース。現段階ではアルバム発売日・タイトルが明らかになったのみ。ジャケットや収録曲などアルバム詳細は後日発表となるとのことだ。映画『Mr.Children REFLECTION』は2015年2月6日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開。2月7日(土)~2月27日(金) 3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日トム・ハンクス、ハル・ベリーら豪華キャストが共演したハリウッド大作『クラウド アトラス』や、是枝裕和監督の『空気人形』など、世界的に活躍する韓国の個性派女優ぺ・ドゥナと、『アジョシ』『冬の小鳥』のキム・セロンが主演を務める映画『私の少女』。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門、東京フィルメックスのコンペティション部門にて上映され、観客やマスコミから絶賛された本作が、5月1日(金)より劇場公開されることが決定、予告編映像が到着した。海辺の村に赴任してきた警官のヨンナム(ぺ・ドゥナ)は、偶然、泥だらけの少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。ドヒは継父ヨンハから日常的に暴力を受けていた。村全体が暴力を容認している中、ひとり立ち向かっていくヨンナムは、ドヒを守ってくれる唯一の大人に。ヨンナムもまた少女の笑顔に癒されてゆくが、やがて激しく自分に執着するようになったドヒに少し戸惑いも感じ始めていた。ある日、偶然にもヨンハはヨンナムの秘密を知り、彼女を破滅へと追い込んでいく。それを知ったドヒは、ヨンナムを守るため、危険な選択をするが…。『ポエトリー アグネスの詩』『オアシス』など、社会的弱者の視点に立ち、時に生々しい描写と激情を炸裂させるイ・チャンドン監督がプロデューサーに回った本作。監督を務めたのは、本作で鮮烈な長編デビューを飾った韓国映画界の新星チョン・ジュリ。イ・チャンドンが惚れ込み、2年ぶりの韓国映画復帰となるぺ・ドゥナも出演を即決したという彼女のオリジナル脚本は、小さな村を舞台に、女性警察官と少女との出会いを、暴力、セクシャルマイノリティ、外国人の不法就労問題など、様々な社会問題に立ち向かう“希望の物語”。女流監督ならではのきめ細やかな描写を見せつつも、社会の闇を緊張感あるリアルな演出で浮き彫りにさせていく。解禁となった予告編でも、孤独なエリート警官を演じるぺ・ドゥナと、すっかり大人びて過酷な世界に放り出された少女を演じるキム・セロン、ふたりの若手実力派女優が、その美しくも狂気を孕んだ衝撃の物語を熱演。夢の競演を果たし、それぞれ圧倒的な存在感を見せつけている。心を閉ざした“私”と、心を砕かれた少女。2つの痛みが出会ったとき、そこに生まれる希望とは何なのか…。まずはこちらの予告編をご覧あれ。『私の少女』は5月1日(金)よりユーロスペース、新宿武蔵野館(レイトショー)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日