cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1933/2211)
映画『神さまの言うとおり』が11月15日(土)に公開を迎え、主演の福士蒼汰を始め、山崎紘菜、優希美青、神木隆之介が揃って舞台挨拶に登壇した。理不尽な殺人ゲームに投げ込まれた高校生たちが生き残るべく、知力と体力を駆使してゲームに挑んでいくさまをスリリングに描き出す。この日、三池崇史監督は残念ながら欠席となりビデオメッセージでの登壇となったが、このビデオの中で「神さまの言うとおり」ならぬ「監督の言うとおり」というゲームの開始を宣言!監督の指示に従い一人ずつ“課題”をこなし、観客に認められないと舞台挨拶は終わらないと宣告する。最初に課題に挑んだのは神木さん。劇中、普段の神木さんのイメージとかけ離れた冷酷な青年・天谷を演じたが、三池監督から「天谷の好きな決めゼリフを生で披露して」という指令を受け、神木さんは役になりきって「オレたちは仲間だろ?なぁ、高畑」というセリフを披露。一瞬の沈黙ののちに大きな拍手が沸き起こり、神木さんはホッとした表情を見せた。続く優希さんは、福島県出身でNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」でも“小野寺ちゃん”の役で東北出身のアイドルを演じて注目を集めたが、三池監督の指令は「福島弁で映画をPRせよ」というもの。優希さんは「公の場で福島弁で話すのは初めて…。ドキドキします」と緊張した面持ちを見せつつ、かわいらしい福島弁でキュートに映画をアピールし、これには会場のみならず福士さんや神木さんからも「かわいい!」との声が。同じく「あまちゃん」組の福士さんは衝動を抑えきれず(?)、東北弁で応戦し「じぇじぇじぇ!」を披露。会場は爆笑と拍手に包まれ、福士さんも「懐かしいやつ、やっちゃった(笑)。かわいいですねぇ」と15歳の優希さんにメロメロだった。山崎さんは、三池監督から「福士蒼汰への思いを“告白”せよ」との指令を受け、意を決して「3つあります」と通告。一つ目は現場で積極的に話しかけてくれたことへの感謝、二つ目はインタビュー取材時のさりげないフォローへの感謝と、いい流れで来たが、三つ目に「撮影中にストレッチしながら立っていたら、福士さんに『あのさ、なんかさ、キモいよね』と言われました。すごくショックでした!謝ってほしい!」と福士さんの中傷への謝罪を要求。さらに「あと、貸した漫画返してください!」となぜか公の場で貸した漫画の返還も求めた。神木さんが「修羅場だね(笑)」と言うほど福士さんはうろたえていたが、やがて「誠に申し訳ないと思ってます。すいません(笑)」と謝罪。「福士蒼汰に『キモい』って言われた私はどうしたらいいの(苦笑)!」と怒り心頭だった山崎さんも、「スッキリしました。もう言わないでください」と謝罪を受け入れて和解した。この時点で福士さんはどっと疲れた顔で「もう(課題を)やった気分」とボヤいていたが、最後に三池監督から課された課題は、イタリアのローマ映画祭の時に披露したイタリア語…ではなく、なんと「ロシア語で挨拶して」という無茶ぶり!そのためにわざわざ、ロシア人の通訳まで用意され、作戦会議の後に福士さんはその場で覚えたという自己紹介と「みなさんを愛してます」というロシア語を披露し、無事全員ゲームをクリア。「撮影本番の時より緊張した…」という声が苦笑交じりに聞こえてくるほど、登壇陣にとって苦労の多い晴れの初日舞台挨拶となった。なお、福士さんが懸命にロシア語を披露したから…ではないが、本作がロシアで配給されることも正式に発表された。『神さまの言うとおり』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神さまの言うとおり 2014年11月15日より全国東宝系にて公開(C) 2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年11月15日来日中のブラッド・ピットが11月15日(土)、主演映画『フューリー』の記者会見に共演のローガン・ラーマンと共に臨んだ。第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、“フューリー(激しい怒り)”と命名された戦車を操り、たった5人で約300人のドイツ軍と戦った5人の兵士たちの姿を壮絶に描き出す。ブラッドは今年8月に長年のパートナーであったアンジェリーナ・ジョリーと結婚式を挙げて以来、これが初めての来日。今回、アンジーや子どもたちは同伴しておらず、この日の会見でアンジーの名やプライベートが語られることはほとんどなかったが唯一、今回が通算10度目の来日という指摘に対し「日本に来るたびにいつも驚きがあります。写真をいっぱい撮っては子どもたちに送ってるよ。子どもたちからは『こういうおもちゃを買ってきて』と既にいくつか頼まれてるんだ(笑)」と幸せそうに笑みを浮かべて語った。映画については主演俳優としてのみならず、プロデューサーとして撮影前、および撮影後の編集作業などにも関わってきたが「本当に作りたいものが出来たと思います」と手応えを口にする。今回演じた、ウォーダディーという役柄、そして物語の魅力について「これはリーダーシップを描いた映画。戦争のさなか、上官は隊の士気を高め、部下たちに厳しく接し、素早く確信を持って決断を下さなくてはならない。たとえ、迷いがあったとしてもそれを部下に見せることはできない。では彼はどのように溜め込んだストレスを発散させているのか?非情に面白い題材だと思ったし、時に難しい判断を迫られる一方で非常に愛情深い男としても描かれていた」と語る。また予告編にも登場する「理想は平和だが、戦争は残酷だ」というセリフはブラッドのアドリブ。元々、リサーチで話を聞いたある退役軍人が発した言葉だったそうで「日常のルールや理想は戦場では通用せず、時に冷徹にならねばならない。人間はここまで進化しても、なお世界中で戦火がやむことはない。理不尽が世にはびこっている。その愚かさや矛盾をついた言葉だと思う」と思いを噛みしめるように語った。ローガンは戦場未経験のまま隊に配属され戦争の現実を前に変化を遂げいていく新兵を演じたが「自分にとって特別な作品であり、ここまで誇りに思える作品は初めて」と語る。撮影前にはブートキャンプと言われる厳しい合宿も行われ、そこで肉体的に訓練すると共に隊としての絆を深めたが「現場でも新兵扱いで大変だった(笑)」と苦労を漏らす。親子ほど年の離れたローガンについてブラッドは「彼の役が一番大変だったと思う」と労い「それでも撮影現場では彼が我々に挑戦してくるようなこともあった」と若き新鋭の成長ぶりに目を細めていた。『フューリー』は11月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フューリー 2014年11月28日より全国にて公開(C) Norman Licensing, LLC 2014
2014年11月15日女優の宮沢りえが11月15日(土)、都内で行われた主演作『紙の月』の初日舞台挨拶に出席。吉田大八監督が感謝の手紙を読みあげると「言葉になりません。こういうのを感無量って言うんですね。今日は忘れられない日になりました」と感激の涙を流した。7年ぶりの映画主演を果たした宮沢さんは平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロイン役で新境地を開拓し、早くも本年度の映画賞レースで、第28回山路ふみ子女優賞、第27回東京国際映画祭の最優秀女優賞と2冠を達成している。舞台挨拶に立った宮沢さん本人も「人生が音楽だとすれば、この映画との出会いは貴重で大切な一小節になった。監督、ありがとうございます」とこみ上げる思いを抑えきれない様子。吉田監督とは初タッグで「監督の粘り強さは天下一品」と最大限の敬意と謝意を払っていた。一方、吉田監督は宮沢さんの主演が決まる以前「途中でこの企画はつぶれると思っていた」と告白。「ところが宮沢さんに主演してもらえることが決まると、ヒロインが顔を持ち始め、見る見る形になっていた」とこちらも感謝の意。「今度はもっと大きなものをつかんでいきましょう」と再びタッグを組むことに、意欲を燃やしていた。ベストセラー作家・角田光代の同名小説を原作に、バブル崩壊直後の1994年、夫と暮らす銀行の契約社員・梅澤梨花(宮沢さん)が、年下の不倫相手のために顧客の金を横領し、その犯行をエスカレートさせる姿を描いた。第27回東京国際映画祭では、コンペティション部門の最優秀女優賞&観客賞のダブル受賞を果たした。舞台挨拶には宮沢さんと吉田監督を始め、共演する池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美が出席。不倫相手を演じた池松さんは「現場のりえさんは本当にパワフル。僕もその元気をもらいたい」と宮沢さんとの共演をふり返っていた。『紙の月』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月15日猫2匹とダメボクサーの日々を綴り、大人が泣ける漫画として大ヒットしている杉作著「猫なんかよんでもこない。」が、ジャニーズ随一の演技派として活躍する風間俊介主演で、2016年に映画化されることが決定。ヒロインを『ストレイヤーズ・クロニクル』への出演も決まった若手実力派の松岡茉優、主人公の兄のダメ漫画家をつるの剛士が務めることが明らかとなった。“犬派”の崖っぷちボクサー・ミツオ(風間俊介)は、兄貴(つるの剛士)が拾ってきた2匹の猫の世話を任されることになり、猫たちと共同生活を始めることに。それをきっかけに夢への挫折、日々のさみしさなど空っぽになった気持ちを、猫たちとの日常で少しずつ埋めていき、次第に自分自身も見つめなおしていく――。本作は、猫とダメ男が織りなす実話を基にした人気漫画を映画化。主人公のボクサー・ミツオ役で5年ぶりに映画で主演を努めるのは、NHK連続テレビ小説「純と愛」で愛役を演じ、すっかり朝の顔となった風間さん。風間さんはTBS系ドラマ「3年B組金八先生」第5シリーズにて、クラスの問題児・兼末健次郎役を好演。いじめ、家庭問題などをセンセーショナルな演技で表現し、日刊スポーツドラマ・グランプリ「新人賞」を受賞。その後も、CX系ドラマ「それでも、生きてゆく」で残虐な犯人役を演じて、ザテレビジョン第70回ドラマアカデミー賞「助演男優賞」と、第66回日本放送映画藝術大賞「優秀助演男優賞」の2冠を達成。現在は、NHK木曜時代劇「ぼんくら」に出演しており、いまや名実ともに日本を代表する実力派俳優となっている。また、ミツオの兄貴でダメ漫画家役を演じるのは、歌手やタレント業もこなしながら、俳優としては現在公開中の映画『トワイライト ささらさや』にも出演している、つるの剛士。風間さんとは初共演で、兄弟役となる。ヒロインの幼稚園の調理員・ウメさん役には、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、映画『リトル・フォレスト冬・春』『サムライフ』『ストレイヤーズ・クロニクル』と2015年も出演作が続く、若手女優の松岡茉優。風間さんとは『映画 鈴木先生』、NHKドラマ「銀二貫」で出演を果たしているが、本作では初めて本格的に共演を果たす。監督・脚本は、麻生久美子×大泉洋出演の『グッモーエビアン!』などを手がけた山本透。共同脚本には『永遠の0』の林民夫が名を連ねている。【風間俊介 コメント】「原作を読んだときにすごく温かい話だなと思い、絵が持っている温かさというのを実際に人が演じたときに、人柄の温かさが映像を通して出せたらいいなと思いました。今回猫と共演ということで思い通りにならないっていうのを、どこまで対応するかという現場でしたが、山本監督は柔軟に対応して、でも、ここだけは絶対にこういうものを撮ると、すべてを譲るわけじゃなくて、信念を持っていたので、そこがすごく素敵だなと思いました。タイトル通り『猫なんかよんでもこない。』。この映画は猫が主役です。存分に猫に振り回されている“ミツオ”を楽しみにしててください」【つるの剛士 コメント】「僕も猫を2匹飼っているので同じ状況です。子猫は落ち着きがないからお芝居でどうなるのかと心配しましたが、すんなり行くこともあれば、猫特有のやんちゃな部分が出てしまって、時間がかかったシーンもありました。風間くんとは、実際には年の差が9歳あるのですが、僕には弟がいないので、お芝居とはいえ本物の弟ができた感覚ですごくうれしかったです。原作と脚本のアニキ像は少し違いますが、映画では、一見、クールでドライ、だけど、陰で弟をしっかり見てる。そんな兄貴を演じられたと思います」【松岡茉優 コメント】「台本を読み、風間さんと猫が、一緒に成長していくストーリーだと思いました。もちろん、軸には2匹と1人の成長とか、日常とか考えとか夢とか色々ありますが、ウメさんやいろんな人が入ることによって、“物語”になっていく。つまり、1人のストーリーでなく、作品になっていくところが丁寧に描かれていました。風間さんは共演して、すごい自分をもっている方で芯がありますが、“誰にでもあわせます”という柔らかさもあり、周りを気遣ってもいる。改めて“不思議な魅力のある方”だと思いました。山本監督は、本当に細部にいたるまで、私のお芝居の中の動きをみてくださっていたので、安心して演技をすることができました」山本監督によれば、まさに“よんでもこない”自由奔放な猫たちの“演技”に、風間さんは持ち前の瞬発力ある繊細な演技で乗り切っていたという本作。今後の続報も、期待してしたい。映画『猫なんかよんでもこない。』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月15日「関ジャニ∞」の丸山隆平が主演を務め、話題沸騰中のドラマ「地獄先生ぬ~べ~」。このほど第7話で、丸山さん演じるぬ~べ~を夢の中でもてあそび、絶体絶命のピンチに陥れていく、原作の中でも“トラウマ” 的人気を誇る怪人赤マント・A(エー)役を、明石家さんまが演じることが分かった。ある夜、ぬ~べ~(丸山隆平)は不気味な仮面をかぶった占い師から声をかけられる。その仮面男(明石家さんま)に言われるまま、赤・白・青のタロットカードから赤いカードを選んだぬ~べ~。仮面男は特に何かを占ってくれるわけではなかったが、その夜、その仮面男がぬ~べ~の夢に現れた!そして、怪人赤マント、通称Aと呼ばれるその妖怪は、ぬ~べ~の夢を完全に支配。憑りつかれたぬ~べ~は、鬼の手の封印を解くこともできず、絶体絶命の大ピンチに陥ってしまう――。今回、原作ファンの間でも人気が高い伝説の妖怪、“怪人赤マント・通称A”を演じることになった、さんまさん。怪人赤マントといえば、実在した連続殺人鬼・Aの化身であり、相手の夢を支配し、現実の肉体をも傷つけていく最恐といわれる妖怪。その通称Aを演じるさんまさんは、連続ドラマへの出演は実に7年ぶり。丸山さんとの“関西ノリ”の丁々発止の掛け合いも必見だ。出演のきっかけとなったのは、リツコ役の桐谷美玲が出演した10月12日放送の「行列のできる法律相談所2時間スペシャルさんまVS怒れる美女軍団第7弾」。その際のスタジオトークで、桐谷さんが「さんまさん、『ぬ~べ~』に出てください!」と懇願、それに「出っちゃおっか、出っちゃおっかな~」とさんまさんがノってくれたことから実現することになった。出演交渉にあたった戸田一也プロデューサーによれば、さんまさんは「(怪人赤マントを)どう演じよかなあ?無難にオーソドックスにやるのか、それともオモシロくやっても、それが逆に怖く見えればそれもアリやろ…ブラックデビルをちょこっと感じさせるのはどうや(笑)?」と、意欲的に役作りをして見せていたという。撮影当日、黒のタキシード&赤マントを羽織り颯爽と登場したさんまさんは、「もうドラマは“2度と出ない!”と思ってたのに、君(桐谷さん)のせいや~。俺は“陽気な貞子”(『リング』)で出るつもりやったんやで。テレビの画面から出ようか出まいか…ってやりたかったんや(笑)」とコメントし、あっという間に現場を“さんまワールド”に。とはいえ、丸山さん、桐谷さんが感謝の気持ちを伝えると、丸山さんの“鬼の手”が気になったのか、「お前、その手どないしたん?大丈夫か?病院行った方がええよ~」と、愛情あふれるボケを披露。丸山さんが「これ治らないんですよ~。悪霊退治するまでは…」と返すと、「偉いッ!お前、ちゃんとノッてくれたね!」と丸山さんのトークセンスを褒めたたえた。そして本番では、怪人赤マントとぬ~ベ~が対峙する2シーンを撮影し、ほぼ1発OK。そんなさんまさんに、「いや~本当に“出演してもらっていいんですか?”と思いましたね。あっという間の2時間でしたが、現場を盛り上げる技を教えていただきましたし、ドラマの後半に向けて大きなエールをいただいて、“まだまだ頑張らないと!”という気持ちになりました」「振り切ったお芝居もさすがでしたね! さんまさんが演じられた“怪人赤マント”の奇妙な世界と生死を賭けたぬ~ベ~の闘いに、ぜひ注目して下さい」(丸山さん)「念願が叶って、本当に嬉しかったです。さんまさんはやっぱりものすごい存在感で、“絶対に失敗できない!”って、長ゼリフを言うときもとても緊張しました。台本通り演じられているだけなのに、現場が一気にさんまさん色に染まっていくというか…。とにかく何もかもがすごかったです。今度共演させていただけるなら、そのときはやっぱり父役と娘役がいいかな?」(桐谷さん) と、揃って感嘆の声を上げていた。命の危機にさらされたぬ~べ~を助けたい…その一心で助けを求めに走る、まこと(知念侑李)ら生徒たちと、リツコ(桐谷美玲)、ゆきめ(知英)、いずな(山本美月)。また、ぬ~べ~の危機を知らされた無限界時空(高橋英樹)と、人間界を支配するためにやってきた“妖狐”・玉藻(速水もこみち)の選択は…?さんまさんが迫真の演技で演じた不気味な仮面の妖怪・怪人赤マント。ぬ~べ~たちが最大のピンチをどう乗り切るのか、ぜひ注目していて。「地獄先生ぬ~べ~」第7話は11月22日(土)21時より日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月15日2014年2月、第64回ベルリン国際映画祭で、映画関係者そしてシネフィルたちを驚かせ大絶賛された『6才のボクが、大人になるまで。』。それは、6歳の少年・メイソンとその家族の物語を、12年もの長きにわたり同じ主要キャストで紡ぎ続けるという画期的な作品でした。この映画を完成させたのは、『ビフォア』シリーズほか革新的な映画作りで知られるリチャード・リンクレイタ―監督。彼の盟友でもあり、メイソンの父親を演じた俳優イーサン・ホークを直撃し、“奇跡”の秘密に迫りました。12年に渡る映画製作という驚くべきアイディアが、大きな魅力となっている『6才のボクが、大人になるまで。』。制作前、この企画について聞いた多くの人が、そんなことができるのか?と思ったに違いありません。この作品についてオファーされたとき、イーサンはどう感じたのでしょう。途中で本作が完成するかどうか、不安になることはなかったのでしょうか。「素晴らしいアイディアだと思った。それに、すでにリチャード(リンクレイター監督)とは3本作品を撮っていたから全く躊躇はなかったよ。時間について描くというのはとても魅力的なものだと感じたしね」。長い製作期間中、自分自身も共演者の変化や成長を、ひしひしと感じる場面に出くわしたとも話します。「ものすごい変化があったよ。撮影が始まった頃、主人公のエラー・コルトレーンはチャイルドシートに座っていたけど、最後には自分で運転をするようになった。一緒に時間を過ごすことで僕に慣れ親しんでくれて、リラックスした様子を見せるようにもなったんだ。僕が若かった頃、多くの人達に優しくしてもらったけど、今は逆の立場だ。若い人達に恩返しするような気持ちで、優しく指導してあげたいと思っているよ」。長い時間を共に過ごし、スタッフ、俳優の間には密な関係性が生まれたことで、本作には他の作品にはないリアリティが生まれたそう。「この映画は家族について描いていて、キャラクターの個性がとてもユニークに表現されている作品だ。本作の特別なところは、12年という時間の流れや、突然訪れる出来事、撮影毎に日々変化していく関係性、コミュニティ、政治、その時代の様々なものに影響されているところにある。そういったものすべてが家族や人々の個性を形成していく、という事を伝える役割があったんだと思っているよ」。では、長きにわたって、自分の生活の一部になっているプロジェクトを離れる気持ちは、どのようなものだったのでしょう。「もう、圧倒されたよ。麻痺しているような感覚になった。僕の撮影はクランクアップの1か月前に終わったんだ。その後、監督と主人公を演じたエラーはメイソンが大学に行くシーンや、ラストシーンを撮ったんだ。終わった時には監督とエラーは抱き合って、達成感を感じていたようだった。僕も後からそれを見て、胸が張り裂けるくらいの喜びを感じたんだ。僕には16才の娘がいるんだけど、彼女は僕がこの作品に関わっていない時代を知らない。彼女が物心ついた時から、僕はこのプロジェクトに参加していたからね。そういった個人的な理由もあって、僕にとってものすごく重要な作品なんだ」。リンクレイター監督の作品についてはこう話します。「最近の文学や映画は皮肉に溢れたものが多いよね。美しいものをあえて斜にかまえて描写してみたり、人の弱さを強調したりする傾向がある。でもリチャードは、美しいものは美しいままに、素直に描き出す。例えば、女性にメイクをして、強いライトを当てるより、ありのままの姿を撮る方が好きなんだ。それは女性に限らずね。ある意味で彼の作品はトルストイの作品に似ていると思う。非常にはっきりとした明確なものを描くんだけど、それは周囲との共同作業によって生み出されているんだよ」リンクレイター監督と幾度も組んで個性的な作品を作り出してきたイーサン。俳優イーサン・ホークにとって、監督はどんな存在なのでしょう?「僕とリチャードは親友なんだけれど、その事を口にするとなんだかそれが陳腐なものになってしまうような気がして…説明しづらいんだ。僕は恵まれた星のもとに生まれてきたんだと思う。まわりには、僕を導いてくれる守護神のような人達がたくさんいるけれど、その中でも最も感謝すべきは、僕をリチャードに紹介してくれた人だ。大体の監督はエゴが強くて、自分こそがフレームを支配する人間だと思っているし、自分だけのビジョンを強く持ってる。それが普通の監督なんだ。でも、リチャードは唯一、自分の意志も明確に持ちながら、“一緒にビジョンを作り上げてくれ”と言い、僕たちの考えも喜んで受け入れてくれる。だから、リチャードは“My Vision”という言葉を決して使わない。必ず“Our Vision”と言うんだ。リチャードの作品には知性があるけど、それは彼が色んな人のアイディアを素直に受け入れるからだと思うし、チームのリーダーでありながら、人の話を本当によく聞いて、そして心から興味を持ってくれる。彼は本当に人が好きなんだと思うよ」良き理解者として、共に新しいことに挑戦し続け、刺激し合いながら、映画界での成功を手にしてきたリチャード・リンクレイタ―監督と俳優イーサン・ホーク。 “奇跡的な名作”に欠かせないのは、素晴らしき仲間の存在なのだと感じさせてくれるインタビューでした。百戦錬磨のベテラン俳優、イーサンすら興奮させる未知の世界。ぜひご自身の目で確かめてみてください。(text:June Makiguchi)
2014年11月14日自然と調和するライフスタイルを好む人が増えているいま、ファッションやコスメ、食だけでなく、洗剤といった生活用品までも、「エコ」や「エシカル」といったキーワードが浸透している。そんな中、2000年に誕生したサンフランシスコ発のクリーナーブランド「method(メソッド)」が日本に上陸した。メソッドは、消費財ブランドでマーケティングを担当していたエリック・ライアン、そしてもうひとりが化学エンジニアとして 環境問題に取り組んでいたアダム・ローリーの2人の若者が、「人にも環境にも優しい、しかし汚れをばっちり落とす! しかもデザインや香りもすごくいい!」、そんな洗剤を作ろうとして立ち上げたブランド。2000年の誕生以来、瞬く間に全米で人気に。2003年に誕生したいまやメソッドのアイコンである、涙型ボトルのハンドソープはベストセラー商品のひとつになり、2005年にイギリスやカナダでの販売もスタート。2006年には、成長著しい米国企業のトップ500をランキング形式で発表する“Inc. 500”にて米国7位にランクインするなど、その徹底した環境配慮は各方面から高く評価され、エリックとアダムは国際的動物権利擁護団体の PeTA によって「Men of The Year」としても表彰された。2006年以降の売り上げは増え続け、遂に2014年7月、日本にも再上陸を果たした。商品ラインナップは、ハンドソープ・ディッシュソープ・多目的クリーナー、バスルームクリーナーなど、生活空間をキレイにするためのあらゆるクリーナーを取りそろえている。メソッドの人気を加速させた要因のひとつは、オシャレなパッケージデザイン。創業当初より、世界的なプロダクトデザイナー、カリム・ラシッドを起用している。カリム・ラシッドといえば、インテリア全般を手掛け、流線型のふちが特徴的なオシャレなゴミ箱をはじめ、ペンやチェア、食器にいたるまで、誰もが彼のデザインしたプロダクトを見知っているといえるほど、著名なデザイナーだ。どうして洗浄用品はデザインが冴えないの?どうしてエコロジーを考えると洗浄力や香りを我慢しなくてはいけないの?そんな素朴な疑問に真正面から向き合うことで生まれたメソッドは、毎日の“洗う”をより楽しくしてくれるプロダクツ。エコで、オシャレで、機能的という3拍子揃った次世代クリーナーが今後ますますアップカミングだ。メソッドの商品は、オフィシャルサイトにて販売中。(text:Miwa Ogata)
2014年11月14日ハリウッド俳優のブラッド・ピットが、11月14日(金)、東京・羽田空港に到着。『ワールド・ウォーZ』以来1年3か月ぶりの来日に400人を超える熱狂的なファンが駆けつけ、羽田空港のロビーに大歓声が響き渡った。今回で10度目にして、妻のアンジェリーナ・ジョリーとの結婚後初の来日となったが、ブラッドの左の薬指には結婚指輪と思しきリングがキラリと輝いていた。今回の目的は、ブラッドが類い希なストーリーとキャラクターに惚れ込み、主演と製作総指揮を熱望したという最新作『フューリー』のPRのため。空港ロビーに姿を現したブラッドの隣には、妻のアンジーではなく、本作で共演した若手俳優のローガン・ラーマンの姿も。映画の舞台となるのは、1945年4月、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線。過酷な戦場を経験してきた戦車部隊の指揮官・ウォーダディ(ブラッド・ピット)のもとに、戦闘経験のない新兵・ノーマン(ローガン・ラーマン)が副操縦士として配属されてくる。“激しい怒り”を意味する「フューリー」と名付けられた戦車に乗り込んだ5人の兵士の闘いを描き出す。大歓声に迎えられ登場したブラッドは、黒のシルクハットにジャケット、インディゴのジーンズに、サングラスというカジュアルな出で立ち。ローガンも若者らしいカジュアルな装いだったが、彼の魅力でもある美しい青い瞳は、今回はサングラスで隠れていたのが残念だった。イギリス、フランス、アメリカ、韓国でのキャンペーンを経て日本に到着したブラッドは、「久々に日本に来れて嬉しい、明日からのキャンペーンをとても楽しみにしている」とコメント。ブラッドとローガンは、明日(15日)に都内で行われる本作の会見およびジャパンプレミアに出席する予定だ。『フューリー』は11月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フューリー 2014年11月28日より全国にて公開(C) Norman Licensing, LLC 2014
2014年11月14日R&B歌手のNE-YOといえば、甘く魅力的な歌声で数多くのファンを獲得してきた。だが、イギリス人女性のゾーイ・フェネシーさんはなんとそんな彼の歌声によっててんかんを起こしてしまったのだという。ゾーイさんは6月に脳外科手術を左側頭葉を除去する手術を受けたものの、NE-YOの歌を聞いた瞬間に固まり嘔吐してしまい、いまだに酷いてんかんに悩まされているという。彼女は2008年にてんかんと診断されたが、音楽によって発作が誘発されたのは2011年にNE-YOの「Give Me Everything」を聞いたときが初めてなのだという。彼女の発作の原因がNE-YOの歌であったと科学的に証明する為に、彼の歌を聞きながら医者に監視されることを余儀なくされたという。その後ゾーイさんは音楽に起因する珍しいてんかんの持ち主であることが判明した。お店に入るときは音楽がかかっているときのために必ずヘッドフォンをつけるのだという。ゾーイさんは「Daily Mail」誌に自分の状態について次のように語っている。「彼のグレイテスト・ヒッツ(ベストアルバム)が発売されたとしたら、私にとっては悪夢ね」「曲の最初の2、3のビートを聞いたら、何をしていようと放り出して逃げるわ。私がNE-YOや彼の音楽が嫌いなわけではないけど、残念ながら音楽の方が私のことを嫌いなのね」。コミカルにも見える彼女の状態だが、本人にとってはとても苦しい現実だ。彼女は不自由になってしまった状態について「人々は面白いと思うかもしれないけど、これは私の人生を乗っ取ってしまったわ。人生が台無しになってしまったのよ」と語っている。常に音楽のことを気にしなくてはならない状態はさぞつらいことだろう。またNE-YOの音楽も本来は素晴らしいものだけに、彼女にとって悪夢と化してしまっているのはとても残念なことだ。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日『王になった男』のリュ・スンリョンと『怪しい彼女』のイ・ジヌクが、ある日突然、正体不明の組織から追われることになるノンストップ・クライム・サスペンス『ポイントブランク~標的にされた男~』が、いよいよ11月15日(土)より公開される。本作で、彼らを追い詰める警察のベテランエリート刑事を演じているのが、『リターン・トゥ・ベース』などで知られ、ミュージカル俳優としても活躍するユ・ジュンサン。このほど、8月に舞台の公演で来日した際に入手した、彼のスペシャルメッセージ動画とインタビューがいち早くシネマカフェに到着。ファンに向け日本語にも挑戦していることが分かった。本作は、フランスの新鋭監督フレッド・カヴァイエがメガホンを取った『この愛のために撃て』(英題:POINT BLANK)を、独特の世界観を持つ韓国ノワールとしてリメイク。突然起きた殺人事件の容疑者に仕立てあげられ、“標的”となった元傭兵(リュ・スンリョン)と、彼を助けた医師(イ・ジヌク)、そして2人を追う刑事と謎の組織が入り乱れた、先の読めない逃亡劇を描き出す。本作で、リュ・スンリョン演じる主人公、凄腕の元傭兵ヨフンを“警察”として追っていく優秀なベテラン刑事、ソン・ギチョルを演じたユ・ジュンサン。『リターン・トゥ・ベース』『フィスト・オブ・レジェンド』など頼れる男のイメージの彼が一転、実は裏の顔を持つ究極の悪徳刑事として、キャリア史上初の悪役に挑んでいる。届いたメッセージ動画では、日本語での映画紹介にも挑戦し、「日本のみなさん、こんにちは!『ポイントブランク』ぜひみてください!」と本作をアピール。また、「予測できない見どころが満載!」と語り、劇中の雰囲気とは打って変わり、朗らかでナイスガイな彼の素顔を披露。さらに、インタビューでは初めての悪役に挑戦した心境を告白するユ・ジュンサン。数々の映画・ドラマで温かく実直なイメージを持ち、韓国では“国民の夫”と呼ばれるほどの彼だが、「実は、この役のオファーが来た際、一度断ったんです」と激白。「役の重要性に大きなプレッシャーを感じ、自分がこの役を完璧に演じて、観客を説得できる演技ができるかどうかという心配が大きくて、自信が持てなかったんです。ただ制作会社の代表が何度も僕を訪ねて、その熱意に負けて出演を決めました」と明かした。また、いままでの役柄とは違うキャラクターを演じる苦労もあったという。「罪の意識のない悪役を演じるのは、精神的にも体力的にもつらいです。社会的に公憤を買うようなことをやらかしても、本人だけは平然としている。そんな人物は非現実的だと思うでしょうけど、必ず本当にそういう人間は存在するんです、きっと」。だが、それほどまでの究極の悪役を「ユ・ジュンサンという俳優が演じることで、観客たちがより面白がるかもしれないというドキドキはありました」とも語り、自身のイメージを逆手に取った大きな挑戦に手応えを覗かせていた。『ポイントブランク~標的にされた男~』は11月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日元ディズニー・アイドルで歌手のデミ・ロヴァートは摂食障害や双極性障害、自傷癖といった様々な問題を抱えて2010年にリハビリ入りし、その明るく自信あふれるイメージとのギャップから世間を大いに驚かせた。休息期間を終えた後、彼女は以前よりさらに精力的に活動を行い、若者や同じ病気に苦しむ人々のための素晴らしいお手本であり続けている。そんなデミがTwitterにて摂食障害や精神障害についてのよくある誤解を語り、人々を啓蒙する力強いメッセージを発信した。彼女は以下のように語っている。「摂食障害であることが“強さ”を示すわけではないわ。強さとは、長いこと戦ってきた自分の中の怪物を乗り越えられるということよ」。「飢えることはダイエットではないし、吐くことは極端に痩せている人のみがすることではないわ。摂食障害は人を選ばないの。そのほかの精神病も同じ。それらは致死性の病気で、日常的に人の命を奪っている。だから、どうか摂食障害や精神病について語る時の言葉には慎重になって」。「拒食症や過食症は単なる選択の問題だと広く誤解されているわ。人々はよく“とにかく食べればいいじゃないか”“吐くのをやめればいいじゃないか”と言うけれど、その精神障害への無知・無学が精神のケアを後回しにさせている原因よ。この病気の流行はこの国を風靡し、毎日のように悲劇を生んでいるというのに」。壮絶な苦しみを乗り越え現在も病気と闘い続けているデミの言葉には大変な重みがある。実際に心の病気は目に見えない分、体の病気よりも軽視されることも多いだろう。ネガティブなイメージを恐れて公表しないという選択もあっただろうが、デミは自分の問題を共有しメッセージを発信し続けている。デミのように影響力あるセレブが問題に向き合い続けている事実は、世界中の同じ病気に苦しむ人々を勇気づけていることだろう。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日英国出身のモデル、TVプレゼンター、作家とマルチに活躍するアレクサ・チャン。時にガーリー、時にモードにと、さまざまなTIPSを華麗にコーディネートするアレクサのスタイルが話題を呼び、一躍ファッションアイコンとして注目される存在になった。今回、アメリカのファッションブランド、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」の2014年秋冬コレクションから、彼女のマストハブアイテムとスタイルチップを紹介するプロジェクトが始動。10月から2015年1月までの期間、日本では毎月トミー ヒルフィガー公式Facebookにて、この冬イチオシのアウターウエアやホリデー向けのドレッシーなアイテム、絶対手に入れたいブラウスなど、アレクサ流のコーディネートとスタイリングのアドバイスを参考にしながら、いま着るべきアイテムがチェックできるコンテンツを随時アップデート中だ。このプロジェクトについてデザイナーのトミー・ヒルフィガーは、「クールでウィットに富み、スマートでセンスも抜群、さらに彼女は最新のスタイリングとクラシックなデザインをミックスして、彼女ならではのユニークなルックを生み出す」とアレクサを絶賛している。一方のアレクサは「最高のプレッピー・スタイルを世界に提案するトミー ヒルフィガーと一緒に仕事ができてとても嬉しい」とコメントを発表している。アレクサがスタイリングしたアイテムは、トミー ヒルフィガー オフィシャルサイト及び、全国の一部トミー ヒルフィガー店舗で販売される。(text:Miwa Ogata)
2014年11月14日主演作『トワイライト ささらさや』や、スペシャルドラマで戻ってくる「リーガルハイ」でも話題の新垣結衣が、自身初となる教師役を演じる最新作『くちびるに歌を』から、特報映像が解禁。『僕らがいた(前・後編)』『陽だまりの彼女』、最近では能年玲奈主演『ホットロード』といった、若者の葛藤や繊細な内面を描き続けてきた三木孝浩監督が新たに贈る、感動作の映像がお披露目された。ある日、長崎県・五島列島の中学校に、天才ピアニストだったと噂される臨時教師・柏木ユキ先生(新垣結衣)が東京からやってきた。合唱部顧問に就任した柏木は、合唱コンクール出場を目指す部員に「15年後の自分」へ手紙を書く課題を出すが、その手紙には、15歳の彼らが誰にも言えずにいる悩みと秘密が綴られており…。原作は、全国学校音楽コンクール課題曲であった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」で知られるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に中田永一が書き下ろした同名小説。読書メーターおすすめランキング1位にも輝いたベストセラーを、青春映画の名手である三木監督が映像化した。初公開となる本作の映像は、柏木先生が「適当によろしく」と教師らしからぬ、何か訳がありそうな、無愛想な態度で自己紹介するシーンから始まる。だが、その後、アンジェラ・アキが歌う主題歌「手紙」にのせて、柏木と生徒がぶつかり合いながらも、徐々に心を通わせていく様子が映し出されており、大自然の中で生徒が笑顔で活き活きと歌う姿と、それを見守る柏木先生の姿が印象深く伝わってくる。本作の主人公・柏木を演じる新垣さんは、今回初となる教師役、しかも音楽教師とのことでピアノの特訓に励み、新境地を開拓。また、全員オーディションで選ばれた“15歳”の生徒たちは、半年間に及ぶ合唱練習をした後、長崎県での撮影合宿に挑んだ。撮影に向け特訓を重ねる様子は、まるで『ウォーターボーイズ』や『スウィング・ガールズ』といった代表的青春ドラマを連想させ、本作から生まれるであろう次世代のスターが披露する特訓の成果にも期待したいところだ。また、共演には木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、小木茂光、角替和枝、井川比佐志といった豪華俳優陣を迎えており、新垣さん演じる訳ありな音楽教師と、思春期を迎える生徒たちとどう向き合っていくのかにも注目。不器用に、そしてひた向きに頑張る生徒たちの姿には、誰もが通ってきた15歳の自分を重ね合わせてしまうこと間違いなし。思わず目頭が熱くなるような本作の、来年の公開が待ちきれない。『くちびるに歌を』は11月末、完成を予定。2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日咲坂伊緒による大ヒット少女コミックを、NHK連続ドラマ「あまちゃん」の福士蒼汰と有村架純を主演に迎えて実写化する『ストロボ・エッジ』。登場人物全員が“片思い”という本作から、原作名シーン満載の胸キュン劇中映像が公式サイトにて公開された。まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子(有村架純)。ある帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士蒼汰)と出会う。少しずつ会話を交わすようになる蓮と仁菜子。クールに見える蓮の優しい言動、笑顔にいままで感じたことのない気持ちを感じる仁菜子は、自分が蓮に恋をしていると気付く。しかし、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香(佐藤ありさ)がいた。それを知ってもなお、仁菜子は自分の想いをただ伝えたくて、蓮に告白するが、振られてしまい…。本田翼&東出昌大で映画化が決定し注目を集める咲坂作品「アオハライド」の原点とも言える本作。『100回泣くこと』や来年公開を控える『娚の一生』など繊細かつ確かな演出力で高く評価されている廣木隆一監督が、切ない学園青春ラブストーリーを描き出す。今回公開された30秒の特報は、有村さん演じる仁菜子のナレーションに乗せ、「好き」が積もっていく――。という原作で最も名言のひとつに挙げられるフレーズを中心に展開される。1度は仁菜子からの告白を断るも、その一途な想いに惹かれていく福士さん扮する蓮の姿や、電車内で寄り添う2人の姿、山田裕貴演じる蓮の親友・安堂拓海と仁菜子のキス、名場面の数々が散りばめられた原作ファンにはたまらない見どころが満載!なんといってもラストに収められている、「答えてくれるまで帰さない」と有村さんを強引に引き止める福士さんの姿は、ファンにとって絶叫ものだろう。いけないと分かっていても、積もっていく「好き」という想いは誰しもが1度は経験するもの。まずはこちらから、胸キュン必至の映像をご覧あれ。『ストロボ・エッジ』は2015年3月14日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日若手俳優の野村周平が、ときには全裸で(?)“ロック魂”を歌い上げる主人公を演じる青春音楽エンターテイメント『日々ロック』。劇中では、終始ヘタレっぷりをみせているという野村さんだが、実は随所に「カッコイイ」と感じさせる瞬間があることが判明。本日11月14日(金)の野村さん21歳の誕生日に合わせ、アフロ姿でも予想外のカッコよさを見せる“ギャップ”場面写真がシネマカフェに到着した。本作は「週刊ヤングジャンプ」連載中の榎屋克優による人気ロックコミックを、『ジョーカー・ゲーム』『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。野村さんが演じるのは、金なし風呂なし彼女なし、ベースの草壁(前野朋哉)、ドラムの依田(岡本啓佑)と組んだバンド“ザ・ロックンロールブラザーズ”のボーカル、日々沼拓郎だ。拓郎たちは高校卒業後にロックスターを共に目指して上京するが、住み込みで働くライヴハウスでは蹴り飛ばされ、踏まれ、罵倒される日々。ある日、ライヴ中に出会った人気トップアイドル・宇田川咲(二階堂ふみ)と出会い、乱闘騒ぎになるものの、男らしさの欠片も見せることができず負け戦で終わってしまう。そんな拓郎の姿は、ダサく、情けなく、とことんヘタレ。だが、ひとつだけ誰にも負けないものがあった。それは、“ザ・ロックンロールブラザーズ”の歌を通して伝える、彼の “信念”(=ロック)。普段はヘタレでも、伝えなければならない想いが積もったとき、その歌を必要としている人がいるときこそ、彼は真のロッカーへと変身!“ロック魂”を込めて歌うその姿は、ヘタレとは無縁の“漢(おとこ)の中の漢”だったのだ。入江監督は、オーディションでいきなり上着を脱いで歌い出した野村さんの姿をみて、“彼なら演じられる”と確信したという。過酷な撮影にも耐え抜き、見事、拓郎を演じ切った野村さんを「努力家」と手放しで絶賛している。また、野村さん本人は「ひとつのものに熱くなれるのは似ているのかもしれないです」と演じた拓郎との共通点について触れながら、「拓郎の音楽で人を変えたいとか、ロックで気持ちを伝える熱い気持ちは、役を演じることによって映画で伝えたいって思うのと重なります」と明かしている。見る人の心に響き、熱い想いを呼び起こさせる拓郎の力強い歌声。そして、予想外のギャップをみせる拓郎の姿に、あなたも思わず“キュン”としてしまうかも!?『日々ロック』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月14日西島秀俊を主演に迎え、TBS×WOWOW共同で制作されたドラマ「MOZU」。「Season1」をTBSで、その続編となる「Season2」がWOWOWで放送された本作がこの度、劇場版として2015年に公開することが明らかになった。“映像化不可能”と言われ続けてきたハードボイルド小説「百舌」シリーズの連続ドラマ化。映画『海猿』シリーズなどを手がけてきた羽住英一郎監督が務め、本格派アクション、複雑に絡み合った陰謀とその中で蠢く人間たちの重厚なドラマを描いていく。公安のエース・倉木を演じる西島さんを始め、捜査一課の叩き上げの刑事・大杉役に香川照之、女性公安警察官の美希役に真木よう子など、「Season1」「Season2」共に豪華俳優陣が集結している。業界内の評価も高く、ギャラクシー賞テレビ部門月間賞や、東京ドラマアウォード作品賞を受賞するなど、多くのファンに支持され続けている。主演の西島さんは、今回の映画化決定について「『MOZU』の映画化、身の引き締まる思いです」と真摯な姿勢を見せる。「これは何より、テレビドラマとしては表現や枠組みなど、あまりに異例で特別な作品を、応援し支えて下さった視聴者の皆様のおかげだと思っています。クランクインの日、羽住監督始めスタッフは、観客の皆様のご期待に沿えるよう、技術的にも精神的にも より高みを目指して撮影現場に向かうと思います」とコメント。それを受け、羽住監督は「スタッフ・キャストと共に全力で作りあげて来た『MOZU』シリーズ。更にスケールアップさせてスクリーンで届けるために、総ての限界を超えて挑みたいと思います」と意気込みを語った。劇場版『MOZU』は、2015年公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日東京ディズニーリゾートでは、11月7日(金)~12月25日(木)の49日間、通年でもっともロマンチックなクリスマスのスペシャルイベント、「ディズニー・クリスマス」がスタート。東京ディズニーランドや東京ディズニーシーのパークを始め、ディズニーホテルやディズニーリゾートライン、イクスピアリなど東京ディズニーリゾート全体がクリスマス一色に!そこでシネマカフェ編集部も、女優の那海(ドラマ「ファーストクラス」出演中)と中村裕香里(12月公演・舞台「熱血戦隊!ハートレンジャー!」主演)と共に、「ディズニー・クリスマス」イベント初日に潜入。クリスマス一色となったロマンチックなパークをご紹介!東京ディズニーランドでは、ディズニーならではのサンタクロースが暮らす村“ディズニー・サンタヴィレッジ”をテーマにしたスペシャルイベント、「クリスマス・ファンタジー」を開催!おなじみのパレードルートでは、クリスマス限定のパレード「ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード」を公演。カラフルに彩られたフロートに乗ったディズニーの仲間たちが、サンタクロースと一緒にクリスマスの準備に大忙し!通過ではなく、停止型のパレードなので、ミッキーマウスたちと一緒に踊ってクリスマスの到来をお祝いできるのだ。また、エントランスやシンデレラ城前のプラザには、ミッキーマウスたちが世界中の子どもたちに届けるクリスマスギフトの準備をしているデコレーションが登場。このほかにもパークのいたるところで、東京ディズニーランドならではの賑やかで心温まるクリスマスの世界が楽しめ、ファンキャップなどの身に着けグッズも大充実なので、要チェックだ。一方、東京ディズニーシーでは、“願い”をテーマにしたスペシャルイベント、「クリスマス・ウィッシュ」を開催!メディテレーニアンハーバーでは、夜に水上のクリスマスツリーが幻想的に光輝く「カラー・オブ・クリスマス」を公演。この時期、夜間の冷え込みが厳しくなってくるけれど、ディズニーの仲間たちが登場すると一気にハーバー中がほっこりと温かくなる。大人はホットワインで温まりながら夜のパークを満喫してみては?また今年はロストリバーデルタで、色とりどりのランタンの光が灯るクリスマスイルミネーション「フィエスタ・デ・ラ・ルース」(スペイン語で「光の祭り」の意)が新たに登場。このほか、7つのテーマポートからそれぞれのクリスマスツリーを運んでやって来たディズニーの仲間たちが繰り広げるエンターテイメント・プログラム「ホリデーグリーティング・フロム・セブンポート」を、今年はウォーターフロントパークで新たに実施。たくさんのキャラクターたちがいろいろな方向からやって来る、とてもにぎやかなショーだ。さらに、リドアイルではキャラクターたちがクリスマスツリーに願いをかける新グリーティングショー、「カラフルホリデーグリーティング」を公演。こちらはディズニーの王道的なショーなので、小さなお子さんがいるファミリーに特にオススメしたいハートフルな内容だ。ほかにも、「ディズニーアンバサダーホテル」「東京ディズニーランドホテル」「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」「ディズニーリゾートライン」「イクスピアリ」などの東京ディズニーリゾート全体で、魅力いっぱいのクリスマスイベントを開催中。家族や友達、ディズニーの仲間たちと一緒に、ディズニーならではのクリスマスを満喫してみて。※写真はすべてイメージです。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日海賊、お菓子の天才発明家、白塗りの帽子屋、そして次回作では狼男と、特殊メイクで強烈キャラクターを演じ、個性派ハリウッド俳優の座を確立してきたジョニー・デップが、インチキくさい“ちょびヒゲ”美術商に扮する最新作『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』。本作の公開日が2015年2月6日(金)となることが決定。同時に、強烈インパクトの劇場用ポスターとビジュアルも公開された。舞台はイギリス・オックスフォード。何者かに盗まれたゴヤの幻の名画の捜索を、英国諜報機関MI5は怪しい美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)に依頼する。チャーリーは最強な用心棒(ポール・ベタニー)を引き連れて盗まれた名画を探す冒険へ飛び出すが、その名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた!財宝を求め、大富豪を始めマフィア、国際テロリスト、警察を巻き込み、イギリス、ロシア、アメリカと世界中で争奪戦が勃発し…。公開されたビジュアルは、女好きで超ナルシスト、うんちくばかりなインチキ美術商・モルデカイ役を務めるジョニーだけでなく、モルデカイが愛するヒゲアレルギーの“天才美人妻”ジョアンナ(グウィネス・パルトロウ)、そんな彼女に一途で、モルデカイを追う不器用なMI5警部補マートランド(ユアン・マクレガー)、名画を狙いモルデカイを誘惑する謎多き“お色気女”ジョージナ(オリヴィア・マン)ら4人の主要キャラクター全員が、モルデカイのトレードマークである“ちょびヒゲ”姿で登場しているのだ。特に、オスカー女優であるグウィネスのまさかの“ちょびヒゲ”姿は超貴重!それぞれのキャラクターに合わせた雰囲気が可愛らしい本ビジュアルは、劇場チラシとしても採用され、第1弾劇場用ポスターと同時に、本日より全国主要劇場で一斉にお目見えする予定。劇中では見ることのできないジョニー以外のキャストの“ちょびヒゲ”姿は、ぜひ見ておきたいもの。実力派俳優陣がひと癖もふた癖もあるキャラクターを愉快に演じるアクション・アドベンチャー。そして、物語の全ての鍵を握る、破天荒なインチキ美術商モルデカイ。“ちょびヒゲ”ジョニーに、またもや世界中が虜にされそうだ。『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月6日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日TVシリーズ「ハウス・オブ・カード」のロビン・ライトが、14歳下の俳優、ベン・フォスターとの婚約を解消した。48歳のロビンと34歳のベンは2011年に映画『ランパート 汚れた刑事』で共演し、翌12年2月から交際が始まった。昨年12月に婚約したが、今夏はロビンが「ハウス・オブ・カード」の撮影でボルチモアに、ベンが舞台「欲望という名の電車」出演のためにロンドンに滞在。離れて過ごしている期間に、ロビンが別れを決意したという。「Us Weekly」誌によると、多忙なスケジュールによるすれ違いと14歳という年齢差が障害になったようだ。関係者は、ロビンがベンの未熟な部分に我慢できなくなったのが原因だと話している。ロビンは20歳で俳優のディーン・ウィザスプーンと結婚したが2年で離婚、その後『ステート・オブ・グレース』で共演したショーン・ペンとの間に二児をもうけて結婚したが、2010年に離婚している。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月14日日本台湾合作の豪華コラボレーションとして公開時に話題を集めた『南風』が、2015年2月18日(水)にDVDリリースが決定。このほど主演の黒川芽以からコメントが到着した。同作は観光地としても注目を集めている台湾を舞台に、日本人女性と台湾人の少女がサイクリングの旅を続けていく過程を経て、人生で大切なことを知っていく感動のロードムービー。『千と千尋の神隠し』(’01)の舞台という九フン、台湾のベニスと呼ばれる淡水(タンシュエ)、風光明媚な景色が楽しめる湖・日月潭(リーユエタン)など、台湾の魅力満載のスポットも見所だ。主役の藍子を演じた黒川さんは、「撮影は主人公の愛子が旅していくのと同じく、ほぼ順番通りに撮っていったので、リアルに旅をしている感覚でした。海外での映画撮影も初めてで大変なこともたくさんありましたが、私自身、とても思い入れのある作品になりました」とコメント。旅や自転車、ロードムービーの魅力を改めて実感したと感激を語る。そして、「台湾に興味がある方も、自分を見つめ直したい人も、自転車が好きな方も、この映画で一緒に旅をした気分になれたらなと思います。ロードムービーって…最高です!」とも。映像特典のメイキング集と合わせて、感動のロードムービーを見届けてみて。<『南風』DVD/リリース情報>【セル】DVD¥3,800(本体)+税※レンタル同時リリース【DVD映像特典】●メイキング映像(予定)発売日:2015年2月18日(水)発売元:ドリームキッド販売元:ポニーキャニオン(C) 2014 Dreamkid / 好好看國際影藝(text:cinemacafe.net)■関連作品:南風 2014年7月12日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2014 Dreamkid/好好看國際影藝
2014年11月14日武井咲と大倉忠義(関ジャニ∞)が11月13日(木)、『クローバー』の大ヒット舞台挨拶に真っ白なウェディングドレスと白のタキシード姿で登場し、結婚式さながらのフラワーシャワーとブーケトスを行い、約600名の祝福と大歓声を浴びた。新人OLの沙耶と、ドS上司の柘植のオフィスラブを描いた本作。エンドロールのお楽しみ映像として、2人の結婚式が流れることから、この日は大ヒットの感謝の気持ちとして、会場に集まった観客とそのシーンを再現した。観客の祝福を受けた武井さんは「なんだか恥ずかしい」と照れくさそうな笑顔を見せながら、「エンディングの撮影の時は、ウェディングドレスを着ているのに、大倉さんがすごく歩くのが早くて…。でも、今回はすごく合わせてくれたから素晴らしいなと思いました」と撮影時の裏話を交えつつ、大倉さんの成長ぶりを称賛。その一方で、「あのエンディングシーンは(大倉さんが)柘植さんになったり大倉くんになったりしていて…そこも見どころだと思うけど、本当はずっと柘植さんでいなきゃダメなところだよね」と語ると、「そのダメ出し、今?」と慌てた大倉さんが、「何も聞かされてなくて、どこまで柘植さんでいたらいいのか分からなかったんですよ。腕組んでるだけでも恥ずかしいし、“なんとかシャワー”やったり、誓いの言葉読んだり、とにかく恥ずかしかった」と弁解して、会場の笑いを誘った。さらに、これまでのイベントで映画に登場する数々の胸キュンセリフをたびたび実演してきた大倉さんは、この日、「沙耶、愛してる。結婚しよう」というプロポーズのセリフを実演。そこから理想のプロポーズについて話がおよび、武井さんが「おうちで2人でご飯を食べている時に言ってほしいです。普通でいい、『結婚する?』って」と語ると、女性ファンは大いに共感。その様子に「うわー、めっちゃ共感してる!」と驚く大倉さんは、「僕は、逆に言われたいです」と願望を明かすと、「えーっ!」という大ブーイングを浴びた。それに対し、武井さんが「最後まで聞いてあげて」とフォローし、「『あれ?いつプロポーズしてくれるんやろ』と思いながら日常を過ごしていた女性が、しびれを切らして『ねえ、結婚しないの?』と言ってきたら、『いや、結婚するでしょ』と言いたい」と語ったが、反応はイマイチ…「響いたの、ちょっとだけやね(笑)。いいでしょ、別にオレの人生なんだから!」と開き直って笑いを巻き起こしていた。映画『クローバー』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クローバー 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014「クローバー」製作委員会©稚野鳥子/集英社
2014年11月13日ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンという、ハリウッドを代表する“二大カリスマ”の17年ぶりの共演に加え、『ハンガー・ゲーム』の若手俳優リアム・ヘムズワースが出演する『パワー・ゲーム』が、今週11月15日(土)よりついに公開となる。豪華な男優陣が揃った本作で、紅一点、輝きを放っているのが、ジョニー・デップの婚約者として知られ、『マチェーテ・キルズ』『ラストミッション』などに出演してきたアンバー・ハードだ。このほど、アンバーが知的でセクシーな巨大IT企業の幹部に扮し、リアムを翻弄するシーンをとらえた場面写真と、彼女のインタビューが到着した。舞台は、NY。IT企業ワイアット社でハングリーな成功願望を抱く社員のアダム(リアム・ヘムズワース)。そんな彼がCEOのワイアット(ゲイリー・オールドマン)に弱みを握られ、驚くべき指令を下される。ワイアットの宿敵であるアイコン社のカリスマ経営者、ゴダード(ハリソン・フォード)のもとに潜入し、新製品の極秘情報を盗めというのだ。やむなくアダムは危ういスパイ活動を行うが、ワイアットとゴダードという、強大でしたたかな権力者ふたりの板挟みになり、絶体絶命の窮地に。やがてアダムは、人生のすべてを懸けた大勝負に打って出るが…。本作は、『マイティ・ソー』の兄クリス・ヘムズワースと共にハリウッドの若手注目株のリアムが、産業スパイに仕立てられた若者を演じ、大統領VSテロリストとして死闘を繰り広げた『エアフォース・ワン』以来、17年ぶりに共演するハリソンとゲイリーが、ITビジネスを牛耳る2大企業のCEO同士となって大バトルを繰り広げる痛快ビジネス・サスペンス。そんな本作でのアンバーの役柄は、リアム演じるアダムがワイアット社長に解雇され、ヤケになって行ったクラブで一目ぼれする美女・エマ。彼女は名前も告げずに去っていってしまうが、その後、スパイとして入社したアイコン社で再会。なんとエマは、ライバル企業の美しき幹部だったのだ。セクシーで知的、まさにアンバーにぴったりの役といえそうだが、このエマ役について、彼女は「ロバート・ルケティック監督は女性のキャラクターを撮るのが上手いの。女性キャラがただの性の対象ではないのよね。だから監督と仕事がしたかった。エマ役はとても楽しかったわ。彼女はタフでとても頭がいいから」と語り、『キューティ・ブロンド』『キス&キル』などで多くの観客に支持されたルケティック監督への信頼を明かす。また、共演したリアムについては、「彼はとっても優しくて気さくで爽やかな人。そしてカリスマ性がある。彼が演じるアダムは業界に入ったばかりの若者でアイデアはあるし、エネルギーに溢れているの。でも周りは認めてくれない。リアムはその役柄を脚本以上に演じていると思うわ」と絶賛。彼とはすぐに仲良しになったらしく、「ふたりの間のケミストリーはフェイクじゃないわ」と意味深にコメント。だが、リアムとのベッドシーンについては、「映画の中のベッドシーンって最もロマンティックじゃないことよ!周りには人がたくさん!相手のことを知らなかったり、好きじゃなかったら大変。でも私とリアムは仲が良かったから大丈夫!」と話し、リアムとの相性の良さをうかがわせていた。本作はプライバシー侵害もテーマのひとつだが、その点について聞くと「覗きの技術はもう日常生活の一部となってしまった。それで人が妄想にとりつかれても当然かもって思う。プライバシー侵害に対するパラノイア。現代生活の一部よね。『パワー・ゲーム』はフィクションだけど、そんなちょっとした社会批判も含まれている。技術は絶えず向上していて私たちをあらゆるところから監視してるって」と明かし、彼女自身もパパラッチなどに追いかけられうんざりしているのでは?と思わせるような発言も。世界中を飛び回っている多忙なアンバーだが、「この前、自宅で不法侵入者に間違われたわ。どれだけ家にいることが少ないかわかるわね。色々な所に行けることがこの仕事の一番いいところだけど、最悪のところでもあるわ」と笑顔で話し、“素”の一面を覗かせる。劇中でも、カジュアルなジーンズからキャリアスーツ、ドレスと様々なファッションを見事に着こなしているアンバー。セレブの街L.A.でのお気に入りショップを聞いたところ、返ってきたのは「最先端のものよりヴィンテージや古着が好き。30度の暑さのローズボールフリーマーケット(ローズボールスタジアムで行われる全米最大のフリーマーケット)で何時間も探し回って素晴らしいものを見つけ出すのって最高よ!」との答え。完璧な美貌だけでなく、しっかりと地に足の着いた感覚も見せつけた素顔のアンバー。あのジョニーが夢中になるのも納得の、大女優の“器”を持ち合わせているといえそうだ。『パワー・ゲーム』は11月15日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パワー・ゲーム 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2013 PARANOIA PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2014年11月13日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、「大切な人と一番行きたいクリスマス」ランキング調査で全国第1位に選出された冬のシーズナル・イベント「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」を11月13日(木)、翌日の一般オープンに先駆けて特別招待の報道陣へ初公開。シネマカフェ編集部もプレスプレビューにてイベントを一足早く体験した。プレスプレビューでは4年連続ギネス世界記録に認定された「世界一の光のツリー」を、午後6時頃に初点灯。大切な人との絆をイメージした赤とゴールドの華やかなリボンのデザインに一新した今年のツリーは、世界最多の電飾数(36万4,200個!)を使用。昨年よりもさらに輝きを増し、エリア近辺を圧倒的な光に包み込み、集まったゲストを出迎えた。また、「世界一の光のツリー」がクライマックスで点灯するクリスマス・ライブ・エンターテイメント「天使のくれた奇跡II~The Song of an Angel~」もお披露目。世界的権威を誇るティア・アワード(THEA Award)最高の栄誉「アウトスタンディング・アチーブメント賞」を受賞したこのショーは、今年のクリスマスで惜しくもフィナーレを迎えるということで、数多くのゲストが鑑賞。プロジェクション・マッピングと壮大なパイロ(演出用花火)で彩られる壮大なステージ、そして光り輝くツリーという世界が認めた最高のエンターテイメントの競演に、エリアを埋め尽くした大勢のゲストは感動に酔いしれている様子だった。最後は「世界一の光のツリー」前にて、光と音楽のイルミネーション・ショー「Joy of Lights ~世界一のツリーのしらべ~」を開催。ゲストから寄せられた大切な人へのメッセージが、次々とプロジェクション・マッピングでステージに投影され、集まったゲストの涙を誘った。「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」は2015年1月6日(火)まで開催。(C) & (R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日映画『紙の月』主演の宮沢りえが11月13日(木)、東京・ミッドタウンのクリスマス・イルミネーションの点灯式に出席した。ミッドタウンのクリスマス・イルミネーションは、広大な敷地内にテーマに沿ってLEDライトを配置し、幻想的な世界観を作り上げており、昨年は期間中に500万人を超える来場者が足を運ぶなど、ここ数年、都内のクリスマス・イルミネーションの定番となっている。今年は「ミッドナイト・クルーズ」をテーマに、全50万個のLEDライトを使用。地球の自然現象を表現したものや、シャンパンイルミネーション、そしてこの日の点灯式の会場ともなったメインの芝生広場では“スターライトガーデン”と銘打って、宇宙旅行を模した世界が展開し、宇宙の始まりから星屑や無重力空間などが色彩豊かに表現される。宮沢さん自身、ミッドタウンに足を運ぶことは多々あるそうで「ビルボード東京のライヴに来たり、フルーツ屋さんのジュースを飲みに来たりしますよ」と明かす。毎年、クリスマスの時期には「娘と一緒に必ずイルミネーションを見に来ている」とのことで「子どもが見ても大人が見ても夢があって、今年1年が終わるんだなという締めくくるような気持ちにもなるし大好きです」と笑顔で語る。そして、いよいよ点灯式本番。宮沢さんがスイッチを押すと、暗闇から青いLEDの光が浮かび上がり、その美しさに集まった観衆からはどよめきが。宮沢さんも感激の面持ちで、自身の携帯で幻想的な光景を写真に収めていた。特に、点灯式を行なった場所は普段は入ることが出来ない芝生の中ということで、内側からの光景を目の当たりにし「すごく嬉しいです。(テンションが)上がってます!」と興奮した面持ちで語っていた。まだひと月以上あるが、今年のクリスマスの予定を尋ねると「だいたい毎年、好きな友達と集まってプレゼント交換をしたりします」とニッコリ。さらに「ウチにはサンタが来るので、いつ来てもいいように準備もしないと」と微笑む。クリスマスを前にいよいよこの週末より『紙の月』が公開を迎えるが、「こんなに公開前にドキドキするのはこれまでにないこと」と期待と不安をのぞかせる。「難しい役だったからこそ、出来上がったものが大切に思えます。たくさんの方に観てもらえることで映画に息吹が与えられると思うので、ぜひ多くの人に観ていただけたら」と語った。最後に、集まった多くの観客に向け宮沢さんは「愛があふれるクリスマスをお過ごしください!」と呼びかけ、会場は拍手と歓声に包まれた。「ミッドタウン クリスマス 2014」は12月25日(木)まで開催。映画『紙の月』は11月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月13日ラッパーのエミネムは過去にも自身の歌の中でクリスティーナ・アギレラやジャスティン・ビーバーといった様々なセレブたちを公然とディスってきた。中には相当過激な言葉を使っているものもあるが、そこはディスってなんぼのラッパーの世界である。最近は年を取って多少丸くなったか?といううわさも聞かれたが、やはりエミネムは攻撃的でいることを止められないらしい。「HollywoodLife.com」が報じたところによると、今回の新曲「Shady Cxvpher」で標的になったのは歌手のラナ・デル・レイ。スモーキーな歌声と退廃的な世界観が魅力の女性歌手である。エミネムは歌詞の中で「レイ・ライスのようにラナ・デル・レイの顔を二度殴ってやるぜ」と歌っている。(※レイ・ライスとは元NFL選手で、妻に対して暴行を働きリーグを追放になった人物)おそらくレイ・ライスの響きと多少似ているので韻を踏むためにラナ・デル・レイの名前を使ったのではと予想出来るが、ラナの立場からしたらとんだとばっちりである。またエミネムは過去にも歌の中でレディー・ガガをディスった後、「あれはディスったわけではなく、冗談だった」と弁明をしたこともある。今回の歌詞も大きな話題になっているが、エミネムやラナからのコメントはあるだろうか。ちなみに被害者のラナも過去に元友人のレディー・ガガを強烈にディスる歌がリークされたことで話題を呼んだ。毒のある歌手であるという意味では、彼女もエミネムと同類とも言えるのかもしれない。また余談ではあるが、ラナは今年6月に日本でも新アルバム「Ultraviolence」を発売し、その中に収録された同名の歌の中で「彼に殴られるとまるでキスされているように感じる」という少しマゾヒスティックな歌詞を書いている。いまエミネムが彼女を「殴りたい」と言っているのは何ともタイムリーで偶然だ。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日“運も実力のうち”――という言葉があるように、人生には運を試される瞬間が幾度となく訪れる。すっかり人気若手俳優としての地位を確立した福士蒼汰、4万4千人の中から東宝シンデレラのオーディションで「審査員特別賞」を勝ち取った山崎紘菜は、間違いなく運を持ち、ヒットメーカー・三池崇史監督の最新作『神さまの言うとおり』の主演とヒロインに大抜擢となった。冒頭から突然、生死をかけたサバイバル・ゲーム「ダルマさんが転んだ」が始まる。ごく普通の高校生の日常が否応なしに“非”日常に放り込まれるわけだが、主人公の高畑瞬を演じた福士さんは「わりと運は持っている方だし、動くのも好きだし、考えるのも好きだし、最初のステージの『ダルマさんが転んだ』はいけると思います。問題は『コケシ』のステージをどう乗り切るか、ですね」。何とも頼もしく、彼が高畑瞬に選ばれたのも納得してしまう。冷静に淡々と「もしも」の世界を語る福士さんだが、次々とクラスメイトがダルマに殺され、教室が死体と血であふれる戦慄シーンは「原作漫画を読んでも、完成した映画を観ても恐かったですね」。あまりにも衝撃的な物語のスタートに驚いた。そして、その背景にある心情については「分からない相手と戦っているから恐怖が増すんですよね…」。そう、ダルマ、招き猫、コケシ、シロクマ、マトリョーシカ、どれも一見可愛らしいキャラクターなのだが、彼らとゲームをして勝たなければ、待っているのは“死”のみという究極のゲーム。しかも、キャラクターはCG処理されるため、撮影現場では最終的にどんな映像になるのか、各ゲームのシチュエーションはもちろん恐怖を想像することが俳優たちに課せられた。山崎さんにとって印象深いシーンは2つ目のステージ「招き猫」。「私の演じた“いちか”が登場するのがそのシーンからというのもありますけど、招き猫の大きさも想像力もいろんなことを乗り越えなければならなかったので、招き猫のシーンが一番動いたし、想像力が必要でした。ネズミの衣裳を着られなかったのは残念でしたけど(笑)」。そう、このシーンでは、福士さんの滅多に見られない姿を見ることができる。それは、全身タイツ的なネズミの着ぐるみをまとった福士さん。人気のイケメン俳優がネズミの着ぐるみを着て「チュウ」と鳴く。抵抗はなかったのだろうか。「抵抗、ありました(笑)。最初は生徒役のみんなが着ている設定だったけれど、ストーリー上、着ているのは瞬1人になるので、そのときはちょっと恥ずかしかったです。ああいう全身タイツ的な衣裳は初めてだったし。でも、あの格好であることによって、生きるか死ぬか、真剣に芝居をしていることが面白く映るんだと思います。その芝居の感覚はすごく面白かった。格好はネズミだけど、問題を解決していく瞬はカッコいい。彼のセリフが、すごくカッコいいんです」。たしかに、そのアンバランスさとギャップが見どころでもあり、世の女性たちは見たことのない福士蒼汰にキュンとさせられるに違いない。また、瞬といちかの微妙にゆれ動く恋愛関係も見どころ。幼なじみからなかなか抜け出せずにいた2人が生死をかけたゲームに参加することで、自分たちの気持ちに気づいていく。純粋で素直ないちかを爽やかに力強く演じた山崎さんは、いちかが瞬に惹かれる理由を女性目線でこうふり返る。「瞬君は普通の生活をしていてもどこか退屈していて、笑顔だけど心の奥底では何を考えているのか分からなくて、ほんの少しだけどミステリアスな部分があって、そこが魅力的。機転がきいてピンチを救ってくれるし、そういうたくましさにも女性は惹かれますよね。後半では瞬君の中学時代の同級生・翔子ちゃんが加わって三角関係も描かれますけど、私は三角関係の駆け引きというよりは、恋愛と友情の心の揺れに共感して…。きっと共感してもらえると思います」。それぞれが好きな人を想う真っ直ぐな気持ち、純粋な気持ちがなんとも切なく描かれている。「神さま、僕の退屈な日常を返してください」という瞬のセリフから始まる恐怖のゲーム。福士さんと山崎さんは、映画のなかで“非”日常を生きたことで、大きな気づきがあったと語る。「時間について考えました」と言うのは福士さん。「死を間近に感じるシチュエーションに身を置いたことで、瞬は自分が何をしたかったのか、大切なことが分かってくるんです。僕自身も、いままで何となく生きていた時間、過ごしていた時間がすごく大切なものに見えてきて、今、自分がするべきこと、したいことは何だろうって考えるきっかけになりました」。一方、山崎さんは「日常に感謝したくなった」そう。「映画を観終わって、映画館を出て、自分の周りにたくさん人がいることにホッとする、安心すると思うんです。それくらいの衝撃作なので(笑)。同時に、家族や友だち、これまで当たり前に生きてきた日常に感謝したくなりました。恐いのが苦手という人もいると思うけれど、この映画は恐いだけじゃなく、自分だったらどう乗り越えるか、どのキャラクターと近いか、いろんなことを考えながら観ることのできる面白さがあるんです」。あり得ない体験ができてしまうのが映画の醍醐味。日常に退屈している人、この指(映画)とーまれ。(photo:Yoshio Kumagai / text:Rie Shintani)■関連作品:神さまの言うとおり 2014年11月15日より全国東宝系にて公開(C) 2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年11月13日女優のジェニファー・アニストンはいまでこそ婚約者ジャスティン・セローと新たな幸せを築いているが、過去に元夫ブラッド・ピットに浮気をされ、公然と屈辱的な思いをさせられたのは周知の事実だ。ジェニファーは現在、つらい思い出を乗り越えてブラッドとアンジェリーナを許せるようになっているらしい。彼女はこの度、雑誌「Harper’s Bazaar」にブラッドとの結婚、ジャスティンとの未来、許しがたいことを許すことの大切さについてなどを語ったという。インタビューの中でジェニファーは、「私は許す人間よ」「本当にそうよ。許すということはとても大切なことなの。そうしなければ有害廃棄物のように溜まっていってしまうから。恨みを持ち続けることほど悪いことはないわ。そう、人は許しがたいことをするけど、それを手放して“私たちはみんな人間。みんな間違いを犯す”と言うの」と語り、許すことの大切さを強調している。また彼女はブラッドの裏切りが婚約者ジャスティンとの新しい愛のための「準備にもなった」と、ポジティブにとらえているという。ブラッドがジェニファーにした仕打ちを考えると、信じられないほど大人な対応だ。それも全て、ジャスティンとの深い愛があるからなのかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日“食欲の秋”真っ盛りのいま、食が与えてくれる“美味しさ”のみならず、食にまつわる文化や懐かしい記憶、素材を生かし創り出すことの楽しさなど、さまざまな魅力がたっぷり詰まった映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』が、現在公開中だ。気品あふれる一流フレンチや、スクリーンから香りが漂ってきそうなスパイスたっぷりのインド料理が次々と登場する本作には、思わずお腹がなってしまう人も続出中とか。そんな本作が、劇中さながら有名フレンチカフェ&老舗インド料理店とコラボしていることが分かった。映画の舞台は南仏。ある日、インドから来た一家が、山間の美しい街でレストラン「メゾン・ムンバイ」を開店する。ところが、通りを挟んだ目の前には、マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営するミシュランの1つ星フレンチレストラン「ル・ソール・プリョルール」があった。静かで格式ある「ル・ソール・プリョルール」とは対照的に、大音量のインド音楽と強烈なスパイスの匂いを放つ「メゾン・ムンバイ」は、マダムにとっては迷惑そのもの。一方、そんなマダムの態度に、インド一家のパパ(オム・プリ)も敵意むき出し。だが、“絶対味覚”を持つ次男のハッサン(マニッシュ・ダヤル)は、奥深いフランス料理に興味を示していき…。インドレストランのオーナー・パパと、食と文化のバトルを繰り広げ、ハッサンの才能を見抜いていく主人公マロリーを演じたヘレン・ミレンも、「この映画を観てすっかりお腹をすかせてから、美味しいフレンチかインド料理のレストランに行くといいわ」とコメントしている本作。渋谷Bunkamuraル・シネマのお膝元にある、パリの雰囲気を感じられるおしゃれなカフェ「ドゥ マゴ パリ」では、映画上映期間中のスペシャルメニューとして、劇中に登場する料理をイメージした「野菜のオムレツとブッフブルギニョンのプレート」を提供中。そして、「インド料理ムンバイ」では、グリーンチリやコリアンダーでインド風にアレンジした「魔法のスパイス・オムレツ」(ディナータイムのみ/丸の内店・銀座店で実施)が味わえる。また、劇場鑑賞券の半券を持参すれば、インドのポピュラーなお菓子「ジャレビ」を九段下本店ほか各店でプレゼントしてくれるという(11月30日まで)。「ル・ソール・プリョルール」の副料理長マルグリット(シャルロット・ルボン)とハッサンの、ライバル同士のフレッシュな恋も見どころのひとつとなるだけに、映画を観た後の気分に合わせてお店をチョイスしたり、ランチとディナーにそれぞれ訪れてみたりと、映画の世界観が1日で味わえるデートを楽しんでみては?『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マダム・マロリーと魔法のスパイス 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2014年11月13日