cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1974/2207)
ハリウッドに進出し、大成功した日本人俳優として後輩たちを牽引し続けている渡辺謙。その彼が、米「Marvel Studio」が企画している“『アベンジャーズ』の宇宙版”と言われる『Guardians Of The Galaxy』(原題)の有力候補のひとりに挙がっていることが、映画情報サイト「totalfilm.com」によって明らかになった。『Guardians of The Galaxy』と『アベンジャーズ』との大きな違いは、登場するスーパーヒーローたちの中に必ずしも人間の形を成していないメンバーがいることと、宇宙が舞台であること。昨年、米エンタメ情報誌「Entertainment Weekly」が紹介していたヒーローは5人。■スター・ロード:半人間、半エイリアンのハーフ。宇宙界の警察官で、特殊なコンバット・スーツに身を固め、2丁拳銃が目印。■ドラックス:元サックス奏者がナイフの達人として蘇った緑の戦士。■ロケット・ラクーン:ある狂人によって地球の廃棄物から生み出された遺伝子組み換え生物。■グルート:巨大な動く樹木。■マンティス:セクシーな虫型エイリアン。今回、渡辺謙のほか人気TVドラマ「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリー、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ役で知られるアラン・リックマン、さらに『シカゴ』(’02)でアカデミ賞ノミネートのジョン・C・ライリーの3人は、「Rhomman Dey」と呼ばれる惑星・ザンダーの軍のリーダー役でオファーされるのでは?と目されており、この顔ぶれを見ただけで重厚な演技が要求される役柄だと予想できる。映画『スーパー!』で監督・脚本家を務めたジェームズ・ガンがメガホンを取る本作。『ゼロ・ダーク・サーティ』のクリス・プラットがすでに“スター・ロード”に決定しているほか、『スタートレック』シリーズのゾーイ・サルダナの出演もうわさされている。いったいどのような顔ぶれのキャストが集結し、宇宙を守り抜くのか、期待が膨らむばかりだ。『Guardian Of The Galaxy』(原題)は2014年8月1日(現地時間)に全米公開予定。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月29日映画史に名を残す傑作をブルーレイで美しく蘇らせる「シネフィル・イマジカ レーベル」シリーズから、新たに本邦初公開の特典映像を収録した『禁じられた遊び』と、ジャン=リュック・ゴダール監督の人気作『女は女である』、『女と男のいる舗道』の3作がリリースされることが決定。往年の名作が高画質・高音質のブルーレイで蘇ることになった。「シネフィル・イマジカ レーベル」は、各作品の映画フィルムから作られたHDマスターのうち、現存する最良の素材を選択してブルーレイ化。本編音声は世界的エンジニアがリマスタリングを行い、かつてない高音質化を実現した、映画ファン垂涎のシリーズだ。中でも、ナルシソ・イエペスの哀しいギターの調べでも知られる『禁じられた遊び』は、戦争によって両親を亡くした少女・ポレット(ブリジット・フォッセー)と農家の息子・ミシェル(ジョルジュ・プージュリー)の出会いと別れを描き、戦争が生み出す不条理な死をファンタジーに置き換えて受け止めようとする純真無垢な子どもたちに、世界中の観客が涙した名画中の名画。今回のブルーレイには、これまで知られていなかった“幻”の別オープニングとエンディングを特典映像として収録。その中では、主人公を演じたブリジットとジョルジュが、戦後に何不自由なく生きる、まったく別の少年少女に扮している。2人が平和な庭園で本を開くと、おなじみの物語『禁じられた遊び』が始まる、というのがオープニング。そしてエンディングでは、哀しいストーリーの結末に泣き出してしまった少女を見るに見かねた少年が、その続きを語り出す…という展開になっている。この別オープニングとエンディングのついたバージョンが実際に上映された記録はないが、単なる撮影素材のみならず、音声も付いた状態できちんと完成されていたことは驚きの新事実!今回のブルーレイ化に合わせて、初めて日本でお披露目されることになった。さらに、封入ブックレットの解説は、『愛のむきだし』『ヒミズ』『希望の国』など数々の話題作で今、国内外から熱い視線を集める映画監督・園子温が、愛情たっぷりに5,000字を書き下ろし。本作に「素晴らしい作品」と賛辞を惜しまない園監督は、これまでの「反戦映画などという退屈なレッテルも引っこ抜き、感動的な子どものメロドラマという騙しも引っこ抜き、今回、新しい映画の誕生として、この2人のパラダイスを見つめてみたい」と、改めてこの作品の魅力を見つめ直すことを問う、入魂の文章を記している。園監督が「世界の不条理に巻き込まれていく平凡な人間たちの、普遍的な、残酷物語だ」と語るように、おそらく現代に蔓延する不条理さとも共通項を見い出せる本作。いま新たに蘇った不朽の名作を、あなたもその目で確かめてみて。「シネフィル・イマジカ レーベル」新作・『禁じられた遊び』・『女は女である』・『女と男のいる舗道』価格:各5,040円(税込)発売元:IMAGICA TV販売元:角川書店(text:cinemacafe.net)
2013年05月28日『2046』、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のウォン・カーウァイ監督が構想17年をかけて挑む、初のカンフー・アクション大作『グランド・マスター』。激動の時代に運命を切り開こうとした武術流派の“グランド・マスター(宗師)”たちの愛と宿命の闘いを、壮絶なアクションと圧倒的な映像美で描いた本作から、あのチャン・ツィイーが思わず悲鳴をあげるほどの極秘トレーニング映像が到着した。ツィイーは本作で、「北の八卦掌」のグランド・マスターである父を、野望に目の眩んだ一番弟子に殺され、復讐心に燃える美女・ルオメイを演じている。ルオメイは、八卦掌の奥義“六十四手”をただ一人受け継ぐ者。彼女は、かのブルース・リーの師であった実在の人物「南の詠春拳」のイップ・マン(トニー・レオン)への愛よりも、父の仇討ちと、流派の南北統一をなす“真のグランド・マスター”を目指す道を選ぶ。今回、実在のグランド・マスターたちから指導を受け、八卦掌を徹底的に学んだというツィイー。「私のカンフーの指導者たちは非常にタフで厳しかった」と語る通り、映像には過酷な訓練に顔を歪ませて、思わず悲鳴をあげる様子が映し出されている。トレーニングは4年間にわたって行われ、彼女は文字どおり身も心も捧げることによって、本作で本格的な武術を披露することになった。かなりの過酷さが映像からも伝わってくるが、ツィイーは「とても感謝しているの。彼らが多くを要求していなかったら、これほど上達することはなかったわね」と、グランド・マスターへの感謝の言葉を笑顔で語っている。また、中国東北部で雪の中、長期間行われた撮影では、その気温なんとマイナス30度!特に父の一番弟子と闘うシーンでは、実際の駅舎を模したオープンセットで3か月間、毎晩撮影が行われた。コートを脱ぐと、体から湯気が立ち上る最も過酷な撮影だったという。アジアから世界のトップスターに上り詰めたツィイーに、ここまで本気にさせることができたのは、カーウァイ監督だからこそ。実は、オファーがきた際には、すべてがシークレットであり、どのような役を演じるかさえ知らされていないまま、トレーニングに打ち込んでいたという。撮影も何年かかるか分からなかったが、それでもカーウァイ監督と共に仕事がしたいという思いから、彼女は二つ返事で承諾したのだとか。女としての幸せを捨て、グランド・マスターとしての宿命を全うする闘う女を見事に演じきった、ツィイー。美しいアクション・シーンの壮絶な裏側を、この映像で確かめてみて。『グランド・マスター』は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2013 Block 2 Pictures Inc. All rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランド・マスター 2013年5月31日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Block 2 Pictures Inc. All rights Reserved.
2013年05月28日ふわりとした柔らかな物腰ですべてを受け止めながら、そのまま流されはしないしなやかさ。笑顔を絶やさず、素直に正直に語る綾瀬はるかの口調からは、しっかりとした意志と芯の強さが伝わってくる。最新作は『リアル~完全なる首長竜の日~』。ヨーロッパを中心に国際的な支持を得ている黒沢清監督の下、自殺を図って以来、意識が戻らず眠り続けているヒロイン・淳美を演じている。1年前に自殺未遂を起こし、昏睡状態にある淳美には幼なじみの恋人・浩市(佐藤健)がいる。“センシング”という最新医療を受けることで、眠り続ける彼女と脳内で意思疎通を試みた浩市が自殺を図った理由を問いかけると、淳美は「首長竜の絵を探してきて」と言うばかり。淳美を救いたい一心で、浩市は現実と仮想が幾重にも折り重なる世界を淳美と共に彷徨い始める。撮影に入るとき、黒沢監督から「『3人の淳美がいます』と最初に説明を受けたんです」と綾瀬さんは言う。「意識下の淳美、現実の淳美、虚像の淳美。これをうまく演じ分けてくださいと言われました」。いわば1人3役。それも、別人ではなく同じ女性でありながら、置かれる状況に応じて微妙に変化する。これはかなり難易度が高そうだが、綾瀬さんは「同じ人物なんだけど、ちゃんと切り離して意識できたので、どの淳美も楽しんで演じられたと思います」と笑顔で語る。「メイクや衣裳でも分けているし。現場でまずやってみて、監督に『このぐらいですか』と確認をしながら、時には『もうちょっと悪魔みたいな感じで』と言われたり(笑)」。毎日ワクワクしながら撮影していたとふり返る。「監督の演出が楽しみでした。特に意識下という設定の場合、“何でもあり”の世界なので、抑えたトーンだけど自由な感じなんです。急に怒ったり、笑い出したり。それが面白くて、すごく楽しんで私はやっていました」。黒沢監督の演出は、動きに関する指示が細やかだ。「『ここでふり返って、歩き出して、ここでお茶を飲んで、そのセリフ言った後に全部一気に飲んでください』とか。監督の中でしっかり動きが決まっていて、それだけははっきりと。例えば、すごくジグザクな動き方を指示されたとして、実際やってみると、すごい感情が乗るんですよね。なるほど!みたいな(笑)。緻密な計算をされているのか、何か感覚で捉えられているのか。動きが付くことによって、それぞれの淳美の違いがさらにはっきりしてくるんです」。浩市役の佐藤さんとは、CMやドラマのゲスト出演などで共演したことはあるが、これだけじっくり共に演じたのは今回が初めて。「ストイックで、作品や役のことをすごく考えてる方だなって思いました。私自身は自分が最初に受けた感覚でやるタイプですけど、健くんは結構緻密に考えてるのかな、と現場で見ていて思いましたね。クランクインしてすぐは、どういう風に演じるのか、様子を見ていた感じでしたけど、撮影の途中から仲よくなりました。お互い素直に思うことも言い合っていたし」。淳美と浩市は、乾緑郎の原作小説「完全なる首長竜の日」では姉弟の設定だ。映画では一緒に暮らす恋人同士だが、“首長竜”という謎めいたモチーフも介在する幻想的なラブストーリーでは、手を繋いで夢想の世界を歩む2人には童話の主人公のような可愛らしさや健気さがある。「手を繋ぐのは、健くんが提案していましたね。監督はやっぱりすごい、とこのときも思いました。無駄なものは一切撮らないし、自分の中で動きや画をきちんと決めているんだけど、出演者のちょっとした意見や疑問にちゃんと応えてくれる。ロケ中に雲で向こうの建物が見えなくなれば、『セリフを変えて“何も見えない”って言いましょうか』とか、すごい柔軟なんです」。実は綾瀬さん自身は、撮影中に自分から提案することはあまりないという。「これが自分に足りないところでもあるんですけど」と分析しつつ、「発信型のお芝居をする方、アドリブでいろんなことをやられる方もいらっしゃいますが、私は完全に受け身のお芝居ですね」と語る。「監督が望む形にできるだけ近づけたいと思っているから、自分の意見とか思考が入るのが好きじゃないんです。できるだけ、いままでの自分にない引き出しを開けてもらうことに喜びを感じるタイプだから」。そんな思いで演じ続ける中、監督の言葉で印象深かったのは「やっぱり“技”ではなくて“感情”。何が伝わるって、それしかないと僕は思うんですよね」というものだった。「ああ、やっぱりそうなんだと思って。私自身、いままでそれを大事にしてやってきたつもりだけど、改めて黒沢監督の言葉を聞いて、基本的に淳美がどういう感情だったのかということだけを大事にして演じました」。3人の淳美がいる。仕事の不調に苦しみ、がんじがらめになっている淳美、自分が自分でないような感覚に囚われている淳美、そして命がけとも思える強い愛を浩市に注ぐ淳美。どの淳美に一番共感するかと尋ねると、「全部にありますね」と綾瀬さんは迷わず即答した。確かにその通りかも。淳美が置かれている状況は特殊かもしれないが、彼女の中から涌き上がってくるのは今を生きる女性なら誰しも味わう普遍的な感覚だ。「自分が誰だか分からないほどにはなったことはないけど、感覚的には分かります。スランプで苦しむのも、恋人に献身的になるのも、どれも同じくらい共感できます」。(photo:Yoshio Kumagai / text:Yuki Tominaga)■関連作品:リアル~完全なる首長竜の日~ 2013年6月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「リアル~完全なる首長竜の日~」製作委員会
2013年05月28日アンジェリーナ・ジョリーの叔母で61歳のデビー・マーティンさんが、5月26日(現地時間)に乳がんのため、カリフォルニア州の病院で亡くなっていたことが明らかになった。デビーさんは、乳がんのリスクを高める遺伝子変異が見つかり、両乳房の切除・再建手術を受けたことを公表したアンジェリーナの母方の叔母で、アンジェリーナと同様の遺伝子変異が見つかっていたという。2004年にがんと診断され、9年間の闘病生活の末に逝去。アンジェリーナの母親もがんで約7年の闘病生活を送り、2007年に56歳で他界している。アンジーの叔父でデビーさんの夫ロン・マーティンさんは、米エンタメ情報サイト「etonline.com」でアンジーと彼女の兄ジェームズ・ヘイブンに感謝を述べている。「アンジェリーナは、毎週、何度も連絡をしてくれて、ジェームズは毎日のように支えに来てくれた。2人ともデビーをとても愛してくれていたんだ」、「アンジェリーナとデビーはずっとメールで連絡を取り合ってたが、最後の数か月はそれも難しくなってしまった」とロンさんは語っている。また「eonline.com」によると、アンジェリーナはすぐには病院に駆け付けることができなかったものの、愛情のこもった支援をしてくれたとコメントしている。「デビーが乳がんと診断されてから何度かアンジェリーナと会っている。彼女の家族が僕らと同じような苦しみを味わなくて済むよう、両乳房切除手術を受けたことをデビーも僕も誇りに思ったよ。アンジーの父親ジョン・ヴォイトも素晴らしいサポートをしてくれた。先週の日曜日はデビーに会いに来て、一日中彼女と話をしてくれた。妻はとても楽しい時間を過ごしていたよ」とロンさんはふり返っている。そして「同じ血筋をひくアンジェリーナは、とても賢い選択をしたと思う。女性にとって、乳房を切除するという選択は本当に難しいだろうと思うからね」とコメントを加えた。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月28日来日中のイ・ビョンホンが5月27日(月)、東京・台場のシネマメディアージュで開催された『G.I.ジョー バック2リベンジ』のジャパン・プレミアにジョン・チュウ監督とともに出席した。ビョンホンの来日は10回目。前作に続き、冷徹な暗殺者“ストームシャドー”を演じる。ファンの大歓声に包まれながら、真っ白なタキシード姿で颯爽と登場したビョンホン。「みなさん、こんばんは!イ・ビョンホンです」と日本語で挨拶し、「日本には何度も来ていますが、『G.I.ジョー』のプロモーションのときはみなさん、一際盛り上がってくださいますね」と早速、伝家の宝刀“キラースマイル”!「きっと、ハリウッドの関係者が一緒にいることを知っていて、彼らに僕への熱い応援を見せたいと思っているのでは?とてもありがたいですし、必ず恩返ししなければと思っています」と茶目っ気たっぷりなコメントで、会場のボルテージは早くも最高潮だ。本作でもご自慢の6パック腹筋を披露しており「今回は3Dだから、ビョンホンさんの6パックが18パックになってしまい、画像の調整が大変でした(笑)」(チュウ監督)。このコメントに、ビョンホンは「じゃあ、お見せしましょうか」と服を脱ぐ仕草を見せ、ファンは歓喜の悲鳴を上げていた(もちろん、実際には脱がなかったが…)。さらにチュウ監督が「ビョンホンさんが、アクションが持つ演技の意味合いを教えてくれた」と絶賛すると、ビョンホンは「褒められるのは照れくさいですが、事実なので仕方ありませんね(笑)」と最後までサービス精神を発揮。ファンの冷めない熱気に「みなさんのパワーを、ぜひパート3まで大切にしてください」と早くもさらなる続編への期待を煽っていた。米大統領の裏切りによって解体の危機にさらされた「G.I.ジョー」が、伝説の初代司令官ジョーを迎え入れ、再び勢力を拡大させるテロ組織「コブラ」に立ち向かう。ビョンホンをはじめ、デューク役のチャニング・テイタムら前作から続投のキャストに加え、組織存在のカギを握るジョーをブルース・ウィリスが演じている。プレミアには「G.I.ジョー」の紅一点であるレディ・ジェイ(エイドリアンヌ・パリッキ)の日本語吹替えを担当するタレントの菜々緒、本作の宣伝隊長“日本のジョー司令官”に任命された俳優の宍戸錠も駆けつけた。会場には約500人のファンが集結。報道陣もスチール50台、ムービー30台を始め、総勢250人のクルーが集まった。『G.I.ジョー バック2リベンジ』は6月7日(金)先行公開。6月8日(土)から全国ロードショー。(text:cinemacafe.net)■関連作品:G.I.ジョー バック2リベンジ 2013年6月8日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2013年05月27日来日中のイ・ビョンホンが5月27日(月)、東京・台場のシネマメディアージュで開催された『G.I.ジョー バック2リベンジ』のジャパン・プレミアにジョン・チュウ監督と共に出席した。ビョンホンの来日は10回目。前作に引き続き、冷徹な暗殺者“ストームシャドー”を演じている。プレミアには「G.I.ジョー」の紅一点であるレディ・ジェイ(エイドリアンヌ・パリッキ)の日本語吹替えを担当するタレントの菜々緒、本作の宣伝隊長“日本のジョー司令官”に任命された俳優の宍戸錠も駆けつけた。会場には約500人のファンが集結。報道陣もスチール50台、ムービー30台を始め、総勢250人のクルーが集まった。米大統領の裏切りによって解体の危機にさらされた「G.I.ジョー」が、伝説の初代司令官・ジョーを迎え入れ、再び勢力を拡大させるテロ組織「コブラ」に立ち向かう。ビョンホンを始め、デューク役のチャニング・テイタムら前作から続投のキャストに加え、組織存在のカギを握るジョーをブルース・ウィリスが演じている。『G.I.ジョー バック2リベンジ』は6月8日(土)より全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:G.I.ジョー バック2リベンジ 2013年6月8日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2013年05月27日「プリンセス・トヨトミ」、「鴨川ホルモー」の作者として人気を博す作家・万城目学が手がけた人気小説を、濱田岳と岡田将生のW主演を迎えて贈る『偉大なる、しゅららぼん』。このほど、本作の新たなキャストとして深田恭子が参加していることが明らかとなった。琵琶湖畔の街・石走(いわばしり)に代々暮らし、“不思議な力”を伝承してきた一族。その一族の未来を担う跡取りたちの出会いが、街や歴史をも巻き込む大騒動を巻き起こしていくさまを描いた本作。濱田さんは、“不思議な力”を継承する日出家の跡取りでもあり最強の力の持ち主とされる “ナチュラルボーンお殿様”な高校生・淡十郎を、岡田さんは、高校入学を機に分家から日出一族の本家に居候し、淡十郎に、そして宿命に振り回され戸惑う高校生・涼介を演じている。今回、明らかとなった深田さんの参加。演じる役どころはというと、濱田さん扮する淡十郎の姉・日出清子。白馬に跨り、地を駆けるさまはまさに凛々しい闘う女。しかし、あまりに能力が強すぎるため、社会生活に馴染めず、城に引きこもり、謎が多く、言葉も乱暴で、自分勝手なようにも見えるが、その態度には理由があり…と、どうやら一癖あるキャラクターのようだ。そして、彼女の口から発せらる言葉も「わたしが、フルボッコにする」と穏やかなものではなく、淡十郎や涼介を振り回し、付いた通り名は“グレート清子”。何とも万城目氏が生み出したキャラクターらしく、間の抜けながらも摩訶不思議な魅力をもった女性のようだ。今回の役を受け、深田さんは「清子は乱暴な言葉遣いでびっくりするようなセリフも言いますが、日出家に代々伝わる不思議な力を持ち、誰よりも強いとされる謎の多い女性です。また、引きこもりなのに馬を乗り回すという役どころのため、今回は乗馬にも挑戦しています。撮影が進むにつれ、マレーボ(馬の名)の気持ちが分かるようになるほど、大好きになった乗馬シーンも楽しみにしてください」。さらに、「1か月弱の琵琶湖周辺でのオールロケ撮影でしたが、共演者の皆様とも本当に仲良くしていただいて、すべてがあまりにも楽しくて帰りたくないほどでした。共演させていただいた濱田さんと岡田さんは、いつもお二人が本番前に、学ランの一番上のボタンをお互いに留めあっていて、その様子がとても可愛らしく、微笑ましく見ていました」と役柄とは打って変わったいつも通りの深田さんのコメントを寄せてくれている。果たして、深田さんがどこまで“ぶっ飛び”キャラを演じているのか?そのギャップに注目したい。『偉大なる、しゅららぼん』は2014年春の公開を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:偉大なる、しゅららぼん 2014年春、全国にて公開(C) 2014映画「偉大なる、しゅららぼん」製作委員会 (C) 万城目学/集英社
2013年05月24日レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、『ロミオ+ジュリエット』のバズ・ラーマンが再びタッグを組んだ3D映画『華麗なるギャツビー』。5月22日(水)、先日のカンヌ国際映画祭でのオープニング上映に続き、オーストラリアにてワールドプレミアが行われ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、エリザベス・デビッキ、バズ・ラーマン監督らが出席した。F・スコット・フィッツジェラルドの小説「The Great Gatsby」を原作とする本作。宮殿のような豪邸に暮らし、毎晩のように豪華絢爛なパーティを繰り広げる謎の男、ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)。そのあまりにも完璧な彼に、隣人のニック(トビー・マグワイア)は疑念を抱くようになる。やがて、耳を疑ううわさと危険な人脈、そして上流社会の女性との禁じられた恋が、少しずつギャツビーの“華麗なる”仮面をはぎ取っていく…。5月初旬に行われたN.Y.プレミアでは、米版「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターも出席するなど、ファッション業界からも注目を集めている本作。この日のワールドプレミアは総額2億円をかけて行われたが、先日のカンヌに続いて、またしても大雨!キャリー・マリガン扮するディジーの夫トム・ブキャナンを演じたジョエルは「カンヌもシドニーでも雨で、雨男はオレかな?」と苦笑し会場を沸かせていた。しかしこんな大雨でも、本作の撮影のほとんどがオーストラリアで行われたこともあり、ファンからの黄色い歓声に加えて「お帰り!」という声援も。ギャツビー・ルックに身を包んだファンたち1,000人が詰めかけ、劇中のギャツビー邸で行われるパーティさながらに女性ファンたちがダンスしたりと、レオ不在ながら会場は豪華&ハイテンションで大きな盛り上がりを見せた。さらに、トビーがキャリーをエスコートし、親友・レオの代役を見事に務めあげ、一方でラーマン監督は「村上春樹は僕のヒーローなんだ。彼が観てくれたと聞いて非常に嬉しいよ。日本に行ったら会いたいな。この映画は日本では受け入れられると思うんだ。若い子がギャツビー・スタイルで原宿あたりを歩いてくれたら嬉しいな」と願望を語るなど、勢いに乗る『華麗なるギャツビー』一行ならではの凱旋イベントとなった。『華麗なるギャツビー』は6月14日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて2D/3D同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:華麗なるギャツビー 2013年6月14日より全国にて2D/3Dで公開(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved
2013年05月23日人気TVドラマ「LOST」のちょいワルなソーヤー役で世界中の女子のハートをときめかせたジョシュ・ホロウェイ。ジョシュは現在、今秋から始まるTVドラマ「Intelligence」のロケで多忙な日々を送っているが、米エンタメ情報サイト「eonline.com」によれば、J.J.エイブラムスが企画・製作した「LOST」が彼の人気の突破口を開いたことから、「エイブラムス・ファミリー」の一員であるジョシュが、エイブラムス監督がメガホンを取る『スター・ウォーズ』新シリーズでハン・ソロ役に選ばれるのではないかと、多くのファンから期待がかかっているとのこと。同サイトの取材を受けて、ジョシュは「実は、最近出演した映画で、(ハリソン・フォードを)捕まえかけたんだ」と大声で笑いながら答えると「彼に手錠をかけて、車の中に押し込んだんだよ。そのとき、僕は『ハン・ソロを捕まえたぞ!』って思ったよ」とコメントしている。さらには、もしオファーが来たらという質問に対しては「もちろん、出演したいよ。まさにホームランみたいな話だ。ハン・ソロを演じたいと強く願ってる」とおおいに乗り気なようだ。ジョシュは、ハリソン・フォードと『Paranoia』(原題)で共演しており、ハリソンの人柄を「素晴らしい人」と絶賛している。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月23日映画『AKIRA』、『スチームボーイ』で国内外で高く評価されているアニメーション監督・漫画家の大友克洋の9年ぶりの映画作品『火要鎮』を収録したオムニバス映画『SHORT PEACE』のコラボレーション・ビジュアルがこのほど公開された。大友監督から絶大な信頼を受け、昨年開催された「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルも担当したコラージュ・アーティストの河村康輔、そして監督の多くの作品のビジュアル・デザインを手がけるグラフィック・デザイナーの上杉季明が作り上げた今回のコラボビジュアル。大友監督は「デザインはシンプルで、かつ力強さがある。周りの余白の配分も緊張感があり、文字の置き方やデザインも完璧!」と絶賛のコメントを寄せている。大友監督を始めとする5人のクリエイターによるオムニバス作品『SHORT PEACE』を象徴する手段として選ばれたのは、ありとあらゆるバラバラの素材を組み合わせることで、一つの作品に作り上げる創作技法である“コラージュ”。河村氏が作り上げたコラージュに上杉秀明が彩色を施して仕上げられたポスターは、本作の世界観を凝縮した衝撃的なビジュアルに仕上がった。今回のコラボビジュアルについて、河村は「GENGA展のときとは違い、今回は5人の監督の作品を一つにまとめて『SHORT PEACE』という大きなイメージを作らねばならず、それは全く新しい挑戦ですごく楽しかった」と自信のコメントを寄せている。本作は、巨匠から若手まで、いずれも世界から注目を浴びるクリエイターが参加した一大プロジェクト。大友監督のほか、「ガンダム」のメカデザイナーのカトキハジメ、貞本義行、『REDLINE』の石井克人、『アニマトリックス』の森本晃司などが“日本”をテーマに、それぞれ独自のセンスと先端技術を駆使し、誰も観たことのない日本の姿を圧巻のビジュアルに凝縮した作品だ。『SHORT PEACE』は7月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SHORT PEACE 2013年7月20日より全国にて公開(C) SHORT PEACE COMMITTEE/(C) KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE
2013年05月23日桜庭一樹による直木賞受賞作を原作に、浅野忠信と二階堂ふみのW主演で贈る、熊切和嘉監督の最新作『私の男』。このほど、本作のキャストに高良健吾が加わることが明らかとなり、これに併せて、高良さんから特別コメントが到着した。北海道・紋別を舞台に、孤児となった少女・花(二階堂さん)と、彼女を引き取ることになった遠縁の男・腐野淳悟(浅野さん)の禁断の愛を描き出す本作。今回発表された高良健吾は、東京に移り住んだ淳悟と花と出会い2人に翻弄される尾崎美郎役を演じ、物語の中盤に華を添える役どころ。今回のオファーを受けて、「熊切監督と初めてお会いしたのは『M』(’07)で、ロッテルダム国際映画祭に行った18歳のときでした。もともと監督の作品のファンだったので、今回『私の男』の現場に呼んでいただいて本当に嬉しいです。撮影中に監督から『いいっすね!』と言われると、“熊切組で芝居しているんだ”と実感が沸いてきました」と喜びを語っている。高良さん同様に熊切組への参加を「運命の役だと思いました。監督は運命の人です」と歓喜する二階堂さん。そんな彼女との共演を経て、高良さんは「覚悟を持って芝居をしているのが伝わってきたので、一緒に演じられて楽しかったです」と役者として共感する部分があったのだとか。彼らのほかにも、作品のキーパーソンである淳悟と花の親戚・大塩に扮する名優・藤竜也を始め、三浦誠己、安藤玉恵、三浦貴大ら個性派が顔を揃える本作。すでに先日、“春編”の撮影を無事終え一段落ついたところだが、浅野さんの「最後まで諦めず粘り強く追求して行きたいと思います」という言葉の通り、撮影はまだまだこれからのようだ。果たして、高良さんがこの豪華なキャストたちにどう絡んでいくのか?期待して続報を待ちたい。『私の男』は今年中の完成を目指し、2014年の公開を予定している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私の男 2014年、全国にて公開
2013年05月23日スティーヴン・ソダーバーグ監督がメガホンを取り、マイケル・ダグラスとマット・デイモンが恋人同士を演じた話題の『Behind the Candelabra』(原題)が第66回カンヌ映画祭の「コンペティション」部門に選出され、マイケルとマットが5月21日(現地時間)に行われた公式上映の場で再会を果たした。本作は、派手なコスチューム・プレイで人気を博し、“世界が恋したピアニスト”の異名をとった異色のアメリカ人ピアニスト・リベラーチェの生涯を描くもの。マイケルが主人公のリベラーチェを、マットが彼のボーイフレンドであったスコット・ソーソンを演じている。マイケルは先だって行われた会見で、「私は、アメリカ人俳優の中で最もハンサムな一人とキスするというアイディアに決しておじけずかなかった(笑)」と明かし、さらには「それに、マットのキスは下手ではなかったしね。ラブシーンのリハーサルをしたとき、一番スリリングだったのは最初の数分で、私は彼がマットだということを忘れられたことだ。あのときは役に入り込んでいて、私たちはマットとマイク(マイケル)じゃなかったんだよ」とコメントしている。ベン・アフレックが「嫉妬で耐えられなかった」と憤りのコメントを残し話題を集めていたこともあり、自他共に認める濃厚なラブシーンに仕上がっていることは間違いなさそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月22日映画『リアル~完全なる首長竜の日~』に出演する佐藤健と綾瀬はるかが、都内の女子高をサプライズで訪問。3年生の生徒240名を前に彼女たちの質問や悩みに答えた。体育館の後方から佐藤さんと綾瀬さんが登場すると、女子高生たちは大興奮!「熱気がすごいですね」(佐藤さん)、「体育館、熱いです(笑)!」(綾瀬さん)と2人とも高校生たちのボルテージにタジタジだった。ある生徒から「もし高校生に戻れるなら何をしたいか?」と尋ねられると、佐藤さんは「恋愛したい。青春したいです」と答えた。一方の綾瀬さんは、意外にも(?)「勉強がしたい」とのこと。「学生時代は嫌と思うものだけど、いまはもっとたくさんしておいたらよかったと思う。いまなら楽しんで勉強できそう」と明かした。また映画では、佐藤さんが恋人の綾瀬さんの意識の中を覗く様子が描かれるが、もし恋人の意識を覗いてみて、相手が浮気しているのが分かったら?という質問には、悩み抜いた末に佐藤さんは「僕は徐々にフェードアウトしていくと思う」と回答。綾瀬さんは、相手に事実関係を「聞きます!」と戦闘モード。質問した女子高生の「ビンタします」という答えに、「それがいいです。ビンタしましょう!」と頷いていた。また、他校の男子生徒に好意を寄せているという女子高生からアドバイスを求められると、佐藤さんは「『好きなんですけど付き合ってください』って言ってみたら?勇気を出して」とストレートなエール。「フラれたらどうしますか…?」という不安に対しても「フラれないと思いますよ」と何故か自信満々。「『一緒に映画観に行かない?』と言って誘って、『リアル』を観て『実は…』と言えばいい」と映画と絡めて告白方法まで指南して会場を沸かせていた。逆に佐藤さんから女子高生に対し、本作のインタビューでもよく聞かれるという「誰の意識を覗いてみたいか?」という質問を投げかけると、多くの生徒が佐藤さんと綾瀬さんの意識に潜入することを希望。佐藤さんは「キレイな風景が広がってるとは限りませんよ!」と苦笑交じりに語った。最後に綾瀬さんは、進路選択を控えた生徒たちに「学生時代にはそのときにしかない楽しみがあると思います。日々、しっかり遊んで、勉強して、後悔のない生活を送ってください」とアドバイス。佐藤さんも「学生時代は二度と経験できない。僕は堪能できなかったという悔いがあるので、みなさんは精一杯楽しんで!」と呼びかけた。『リアル~完全なる首長竜の日~』は6月1日より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル~完全なる首長竜の日~ 2013年6月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「リアル~完全なる首長竜の日~」製作委員会
2013年05月22日先日、来日も果たしたオスカー女優のマリオン・コティヤールが、地元・フランスで開催中のカンヌ国際映画祭にド迫力のヘアスタイルで登場し、マスコミや観客たちの目を釘付けにした。今年のカンヌ国際映画祭では、自身が主役を務めた『The Immigrant』(原題)が「コンペティション」部門に、監督で俳優として活躍するギョーム・カネがメガホンを握り、ゾーイ・サルダナ、クライヴ・オーウェン、ミラ・クニスらと共演した『Blood Ties』(原題)が「非コンペティション」部門に選出されている。その彼女が一躍マスコミの脚光を浴びることとなったのは、5月20日(現地時間)に行われた『Blood Ties』のレッド・カーペットでのこと。彼女のスタイルは、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の2013年秋コレクションの中でも一際優美なストラップレスのホワイト・ドレス。プリーツの中はイエローやブルー、ブラックといった差し色をポイントに、さすがはファッショニスタと言われる見事な着こなしを披露した。そして注目すべきは、そのヘアスタイル!美しいブルーネットのロングヘアーを高く盛り、サイドはうねるようなウェイヴで固めたもの。彼女のヘアー・スタイリストのロバート・ヴェティカが作り上げたまさに“アート作品”のような仕上がりに会場の熱い視線が注がれていた。マリオンは映画祭後半で、「コンペティション」部門選出作品でジェームス・グレイ監督の『The Immigrant』の上映を控えており、その作品のレッド・カーペットのファッションにも期待が集まっている。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月22日全世界でその名を知らぬ者はいない“ヒーローの中のヒーロー”、スーパーマン。そんなスーパーマンの新たなる誕生を描いた『マン・オブ・スティール』の本予告編が初公開された。『ダークナイト』シリーズで新しいバットマン像を作り上げたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める本作。最新の映像美を駆使して、スーパーマンがいかにして究極のヒーローとなったのかを、いまだかつて語られることなかった視点で描き出す。このほど公開されたのは、物語の全貌を垣間見ることのできる予告編映像。クリプトン星で誕生した主人公クラーク・ケントが、実の父(ラッセル・クロウ)の手で、赤子のうちに宇宙へと脱出させられ、漂着した地球で育ての父(ケヴィン・コスナー)に「お前の使命を探し出せ」と旅立たされる映像から始まり、人智を超えた力を持つ青年(ヘンリー・カビル)としての孤独と葛藤、そして自身の使命に目覚め、おなじみの青いスーツに赤いマントに身を包んだスーパーマンとして立ち上がる前半。地を叩き、空を飛翔する姿は感動ものだ。後半では、スーパーマンの故郷・クリプトン星を滅亡させた強大な敵との対峙に一人で立ち向かう姿が映し出される。さらには、手錠をかけられ、軍隊に連行されるという衝撃的なシーンもあり、そして最後には、胸の「S」マークを「僕の世界では“希望”を意味する」とヒロインのロイス・レイン(エイミー・アダムス)に打ち明ける場面は、これまでのスーパーマンのストーリーでは描かれなかったものだ。本作でスーパーマン(=クラーク・ケント)に抜擢されたヘンリーは、「原作ファンはいつだってスーパーマンを受け入れるだろう。だけど、スーパーマンの熱烈なファンではないという人も多くいる。コミックなんて興味はないという人も。そういう人たちにも、この映画を楽しんでもらいたい」と抱負を語っており、そのためにコミックらしいファンタスティックな要素を維持しつつ、可能な限りリアリティを持ち込むことが重要だったと語っている。生誕75周年を迎えるスーパーマンが、果たして世界でどのように受け止められるのか?『マン・オブ・スティール』は8月30日(金)新宿ピカデリー他にて3D/2D同時公開。※『マン・オブ・スティール』予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:マン・オブ・スティール 2013年8月30日より全国にて公開(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2013年05月22日5月20日・夜(現地時間)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で三池崇史監督の『藁の楯 わらのたて』がグランド・ルミエール劇場で上映され、三池監督、大沢たかお、松嶋菜々子がレッドカーペットに登場した。上映後、2,300席を埋め尽くした観客からスタンディング・オベーションを受けた大沢さん、松嶋さんは感無量の面持ちで、深々と頭を下げた。拍手が5分ほど続いたところで、三池監督は照れたように切り上げる仕草を見せ、笑顔で会場を後にした。その後、取材に応じた三池監督は「いつまでもいると迷惑だろうなと思って。自然の流れです」と笑った。今回のカンヌの印象については、「洗練されている部分と、まったく変わらないところの混ざり具合が心地よく、エンターテイメントに通じると思う。まるで映画の中に自分がいるよう。緊張しつつも、癒される、心地良い映画祭ですね」と答えた。大沢さんは、「24時間が早かった。今日の上映に参加させてもらったことは、大きな体験。作品を受け入れていただいた実感があります」と上気した表情で語った。ウェストにピンクのリボンをあしらった「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」の水色のロングドレスで登場し、注目を集めた松嶋さんは「海外の映画祭に参加するのは初めてですが、カンヌは映画に対するみなさんの姿勢が真剣。こんな遅い時間までタキシードとドレス姿で観てくださり、とても感動しました」と感無量の面持ちだった。現地での批評は辛口なものが多かったようだが、「パルムドールはいただけるものなら、いただきたいですが(笑)。それよりも刺激になる1本になれば」と意気込みを語った三池監督。エンターテイメント作品には厳しいカンヌ。しかし、何が起こるか分からないのもカンヌ。スピルバーグ委員長らがどんな判断を下すのかが、興味深い。『藁の楯 わらのたて』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。「第66回カンヌ国際映画祭」は5月26日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 木内一裕/講談社 (C) 2013映画「藁の楯」製作委員会
2013年05月21日17歳の少女はめまぐるしく表情を変えていく。朝8時にTVをつければNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロインとは対照的なアイドル志望の美少女を演じ、お茶の間でも人気沸騰中の彼女の姿を見ることができる。一方で、昨年までは「血糊が似合う顔なので…(苦笑)」と語るように、貞子役を始め数々のホラー・サスペンスに出演し、触れれば切れるようなミステリアスな美しさを見せつけたほか、『桐島、部活やめるってよ』、『ツナグ』ではいまどきの女子高生を体現。特に『ツナグ』では感情のリミッターを振り切ったような慟哭シーンで観客の心を奪った。作品ごとに観る者に強烈な印象を植え付けながらも、そのイメージに落ち着くことなく変化を続ける橋本愛。そんな彼女がまた新たな一面を見せてくれるのがまもなく公開となる映画『くちづけ』である。本作にも出演している宅間孝行が自ら率いる劇団でかつて上演し、涙なしでは見られないと話題を呼んだ舞台に堤幸彦監督が惚れ込み映画化。知的障害を抱える主人公(貫地谷しほり)とその父親(竹中直人)の深い愛情の物語が彼らの哀しい選択と共に綴られる。「商業映画でオブラートに包んでしまいそうなところを露呈させた脚本で、宅間さんの檻をぶち破るような精神が『好きだな』と思いました。叩かれにくいものを出せばダメージは少ないけど、やっぱり大胆に出さなきゃ伝えたいことは伝わらないから」と橋本さんは物語が問いかけるメッセージに共鳴した。彼女が演じたのは、知的障害者たちが暮らす自立支援ホーム「ひまわり荘」を運営する医師・国村の娘・はるか。幼い頃より住人たちと共に生活してきたため彼らへの偏見は一切なく、一緒に笑い、泣き、そして時に厳しく叱り飛ばす。橋本さんが演じる上で何より重要視したのは、障害者たちの中でごく普通の女子高生として生活するはるかの“立ち位置”だった。「はるかがひまわり荘、この物語にいる意味は何なのか?単に元気で明るい女の子ではなく、彼女のうーやん(宅間さん)たち障害者との接し方はどういう形であるべきなのか?純粋で彼らへの偏見がなくて…というのはもちろんそうなんですが、時に母親や姉のようであったり、そうかと思えば彼らと一緒に子どものようであったり。シーンごとに相手との関係性というのを意識してました」。「涙が止まらない!」という感想がクローズアップされがちの本作だが、涙と同じかそれ以上に笑いが散りばめられた作品でもある。個性的なひまわり荘の住人たちが引き起こす様々な事件がクスリとではなく、ドカンと笑いを誘うことは必至!この笑いの深さが結末へと繋がる悲しみややるせなさをより一層、浮き彫りにする。そんな笑いのシーンにおける橋本さんの貢献度は半端ではない。うーやんがボケるたびに絶妙のタイミングと勢いでツッコみ、26歳も年上の宅間さんの頭を驚くほどの強さでビシバシとどついていく。コメディにおける魅力を見事に開花させたように思えるが…。「そう言っていただけるとすごく嬉しいんですが、いまだにコメディは苦手なんですよね(苦笑)。今回の笑いのシーンに関しては、はるかは常に本気なんです。真剣に怒ってどついてる。だから私自身、ツッコミのタイミングとかどうやったら面白いか?というのを意識することなく愛情を持って本気でやってました。多分、そのスタンスがよかったんだと思います。笑わそうとするのではなく、後から笑いがついて来たというのは嬉しいです」。「あまちゃん」でもこれぞ宮藤官九郎作品!というべき笑いが随所に見られるが、本人曰く「苦戦中です…」とのこと。「脚本を読むと『これは絶対面白い!』って笑っちゃうんですが、全然自分のものにならないんです(苦笑)。共演者のみなさんが凄すぎて…見ている側がいいなぁって思いつつ…。やっぱり意識したらできないし、かと言って無意識に天然でできるほどのセンスもないので、後は自分を捨てて役になりきるしかないなって感じでやってます」。笑いに加え、『くちづけ』でも橋本さんは『ツナグ』を彷彿とさせるような号泣する姿を披露している。2時間の映画で描かれるのは、ひまわり荘におけるほんの一時期の時間だが、泣きじゃくる橋本さんの姿は、背後に存在する彼女と住人たちの長きにわたる時間、様々な思い出をしっかりと感じさせる。だがこのシーンに関しても橋本さんは「全然、うまくいかなくて…」と反省しきり。「号泣なのに、うまく涙が出てこなくて何度もリテイクを重ねました。途中で『目薬使う?』って言われて、素直に使えばいいのに『はい』と言えずに『もう1回だけやらせてください!』って繰り返して。終わってから監督に慰められて涙が出そうになりましたね(笑)」。「『ツナグ』の号泣シーンで初めて“自分がゼロになる”という感覚を知った」と語る橋本さん。その感覚を今回の現場では「見失ってしまった」とも。「『ツナグ』でできたことで、恐怖がなくなったというか…自信と言えなくもないんですが、これまでみたいに『できる、できる。大丈夫!』って自分に無理やり言い聞かせなくても、やれるようになってきてたんですね。だから今回の号泣シーンも『感情を込めて演じればやれる!』って思ってた。そしたら見事にできなくて(苦笑)。でもいまになって考えると、できなくてよかったなと。『ツナグ』で自分が“無”になる瞬間を感じられたことに意味があって、今回、それができなくなったことにも意味があると思う。『こなしたくない』という気持ちが強いので、うまくいかないのが楽しいですよ」。最後にもう一つ。インタビューや舞台挨拶で彼女が口にする言葉の一つ一つは、17歳とは思えない独特のユーモアと鋭さをもって人々の心に染み込んでくる。「新人賞」を授賞したある表彰式では、これまでの自身について「活躍しているフリをしてた」と言ってのけ、「(去年)やっと子宮から出てきた、まだ生まれて一年も経ってない赤ん坊です」と語った。この日のインタビューでもセットが与えた影響の大きさについて語る際に、こちらの「現場の空気感」という言葉に対し「空気感じゃなくて空気そのもの。撮影所の空気じゃなくてひまわり荘の酸素がそこにあって、呼吸できたんです」と鋭い言語感覚の一端を垣間見せた。「何でしょうね…(笑)?スルッと出てきたものを周りが面白がっていて、『不思議だな』と思うことは時々あります。授賞式のときは、本当に昨年、私を女優として産んでくれた方々がいて、そのときの苦しさや、やっと出てこられたという思いを含めて感謝の気持ちを伝えたいって思ったらああなりました。伝えたい感情が自分の中にあって、それをどうしたら一番伝わるのかって考えて、考えて…ポロっと出てくるような感じです。言葉って怖いし厄介だけど、でもやっぱり表現者として思いを伝えたいという意思は強く持ってます」。本作に「あまちゃん」、さらに続く様々な作品を経て1年後、数年後、彼女は自らの現状をどんな言葉で表現してくれるだろう?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:くちづけ 2013年5月25日より全国にて公開(C) 2013「くちづけ」製作委員会
2013年05月21日「The New York Times」紙に“この世代で最も魅力的な役者の一人”と評されたライアン・ゴズリング。5月25日(土)に公開される最新作『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』から、思わずこちらまで顔がほころんでしまうライアンの“萌えキュン”写真と独占コメントが到着した!本作は、親の罪が子の世代まで引き継がれるという血の因果を巡り、3つの物語が連鎖しながら1つの結末へと向かう犯罪ドラマ。ライアンは本作で『ブルーバレンタイン』の監督デレク・シアンフランスと2度目のタッグを組んだが、この再タッグはすでに『ブルーバレンタイン』の撮影時に決まっていたとか。さらには“銀行強盗”はライアンの夢だったと言うが…?「もし逮捕されることもなく、刑務所も怖くなかったら、銀行強盗をしてみたいとデレクに話したんだよ。そうしたら彼が『そんな内容の脚本を書いたばかりだよ』って言ったんだ。だから僕は『その話、ノッた!』と即答したんだ。運命を感じたからね」。本作の主人公・ルークについて、「ルークはバイクショーのチームでスタントをしてる男だ。安い移動式遊園地と全国を旅してる。90年代初頭の話だよ。もうこれだけで彼が最悪な状況にあると分かるだろ。人生においての大事な選択を何度も誤り、自分で悲惨な結果を招いたんだ。つまりルークは、間違った判断を繰り返す。後先考えずに突っ走る性格なんだよ」と分析するライアン。ライアンは本作のテーマにも心酔。「この映画は、ふとした行動が招く結果に焦点を当てている点がユニークだと思う。特に興味深いのは、劇中ではたった2度しか銃を使っていない。だけど、それがその後の物語全体を通して、すべての登場人物に大きな影響を及ぼしていくんだ。彼ら全員がそれぞれに決断を下し、その結果に向き合う姿を描いているんだ」と話してくれた。そして、再タッグを組んだデレク・シアンフランス監督に絶大な信頼を置いているライアン。ほかの監督の作品とは少し違ったアプローチが、彼の俳優魂に火をつけるようだ。「デレクの作品では一般人のエキストラが多いから、俳優が少数派の立場になるんだ。この作品の銀行のシーンでは、僕以外は本物の銀行員やお客さんばかりなんだよ。実際に生活をしている人たちの日常に、僕たちが寄り添うことになる。そんな過程を経て出来上がった作品を観ると、僕ら俳優陣の演技が洗練されていることに気づくんだ」。シアンフランス監督といえば、リアリティを追求するために、ほとんどリハーサルもリテイクしないことでも有名なこだわり派。ライアンは危険なバイクシーンにも自ら挑戦したが、ほんの一部はスタントマンに頼んだようだ。「デレクは基本的にすべてをワンテイクで撮る。だからほかの作品より求められるレベルが高い。バイクのシーンは、高度なテクニックが必要なシーンだけスタントに任せた。僕の友人でもある最高のスタントマンでリック・ミラーという男だ。“バットマン”のスタントも務めたんだよ」。共演は『世界にひとつのプレイブック』でオスカー候補となったブラッドリー・クーパーや、プライベートでの恋人でもあるエヴァ・メンデス。ライアンは2人の演技についても「驚くほど素晴らしかった」と感嘆する。そして「子役の2人、レイ・リオッタとローズ・バーン。みんなが最高の演技をしていた。だから美しい作品に仕上がったんだ」と本作の完成度の高さにも自信を覗かせている。今回お披露目された写真では、かわいらしいベイビーに負けないほど愛くるしい笑顔を見せているライアン。劇中ではなかなか厳しい茨の道を歩むことになりそうだが、ライアン演じるルークの運命をぜひ劇場で見届けてほしい。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』は5月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年05月21日老舗オーディオメーカー「ONKYO(オンキヨー)」から、高音質ヘッドホンの第一弾モデルが2013年5月上旬に新発売となった。オンキヨーのホームオーディオづくりのクオリティを「外に持ち出す」という発想で作られたこのヘッドホン。オーディオメーカーとして60年余の歴史を持つ老舗メーカーがヘッドホンに本格参入するとあって、オーディオマニアたちからの注目度も高い。ワイヤレスな電子機器が日常にあふれ、モバイルリスニングに関わる市場が盛んな今、老舗のオンキヨーがヘッドホン本格参入という話を意外に思った方も多かったようだ。オンキヨーがこれまでヘッドホンの製品化に慎重だったのは、携帯性に優れた製品というだけでなく、ホームオーディオづくりのクオリティを損なわない点や、音響機器のモノとしての美しさを追求し、オンキヨーならではの製品づくりを模索してきた結果だ。まさに今回のヘッドホンは、オンキヨーが満を持して発売したアイテムといえるだろう。展開カラーはブラック、ホワイト、バイオレットの3色。まず、手にした時に感じるのは、開発者がこだわり抜いたというモノとしての存在感だ。メタリックな光沢を放つ真円形のイヤー部分のハウジング(耳を覆う丸い部分)は、アンプのつまみをモチーフにしたアイコニックなデザインになっていて、アルミ材の質感が高級感を与えている。このアルミ材によってデザイン性があるだけでなく、音質も締まって聴こえるのだ。実際に、サウンドを聴いてみると、振動板をチタンコーティングした新開発40mmドライバーによって実現されるクリアで品のある高音域が、頭のなかに心地よく響き渡る。開発者らの「ヴォーカルを大切に、ささやきや溜息までもがそのまま聞こえるように」というこだわりを、この小さなスピーカーで完成させているという。さらに、チャンバー(ヘッドホン内部空間)は、躍動感ある低域を実現するための内部構造になっており、大きなオーディオのスピーカー並みの音を小さなイヤースピーカーでも実現。立体的で表情豊かに表現された音は、より臨場感を増して感じられる。重低音のクオリティも高く、さまざまな楽曲を迫力満点に楽しめる。インナーイヤータイプのイヤホンも初登場予定なので、ぜひ併せてチェックして欲しい。お気に入りの楽曲を聴きながら、モチベーションをコントロールしたり、リラックスしたり、または懐かしい思い出に浸ってみたり。心に響くクリアなサウンド・マテリアルが、日常生活に新たなインスピレーションをもたらしてくれるはずだ。■お問い合わせ:オンキヨーオーディオコールセンターTel:050-3161-9555(text:Miwa Ogata)
2013年05月20日全米で社会現象を巻き起こした大ヒット作『ハンガー・ゲーム』の続編『The Hunger Games: Catching Fire』(原題)PRのため、5月18日(現地時間)、ジェニファー・ローレンスとリアム・ヘムズワースが第66回カンヌ国際映画祭に登場した。これは製作会社・Lionsgateが主催した一大プロモーションへ出席するためで、同社はカンヌでのプレミアと世界中の配給会社の担当者を招いたビーチ・フロントパーティーを開催した。というのも、『ハンガー・ゲーム』が全米だけで4億ドル(約400億円)を稼ぎ出したにもかかわらず、そのほかの国の合計収入が2億8,300万ドル(約283億円)と同社が見込んでいた数字をはるかに下回ったことで、全米以外のマーケットでの認知度を上げるために、2人のスターを駆り出し、プロモーションを行ったという。ジェニファーは1日のうち3度のお色直しをし、レッド・カーペットではホワイトとブラックの体の線が美しくはえるロングドレス、フォトコールではブラックのビスチェにスリムパンツ、VIPパーティーでは純白に可憐な花の刺繍がほどこしてあるロングドレスとすべて「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の2013年秋コレクションから選んだコスチュームで登場。一方のリアム・ヘムズワースは「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」のスーツでぴしゃりとキメて登場した。パーティー後、ジェニファーとリアム、そして『Catching The Fire』からキャスト・インしたサム・クラフィンは、20分間ほどVIPエリアに滞在したが、あまり注目を得られずすぐに立ち去ったとのこと。これだけ全米とほかの国のマーケットでの温度差があることに、ジェニファーもリアムもさぞかし戸惑ったことだろう。その後、リアムはマネージャー、エージェントと共に男性だけでほかのパーティーに出席、女性たちがリアムに群がるも、まったく意に介さず。マイリー・サイラスへの誓いを貫いたようだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月20日オスカー受賞作『英国王のスピーチ』、そして『裏切りのサーカス』とシリアスな映画への出演が続くコリン・ファースが次に挑んだのが、本日より公開を迎えたコメディ作品『モネ・ゲーム』。そんなコリンの出演に加え、キャメロン・ディアスがセクシーな姿を披露していることでも話題の本作。このほど、そんな2人から貴重なインタビュー映像が到着。第1弾は、カタブツ美術鑑定士・ハリーを演じたコリンのインタビューをお届け!本作は、美術鑑定士のハリー(コリン・ファース)が、天然カウガールのPJ(キャメロン・ディアス)を相棒とし、印象派の巨匠・モネの“消えた名画”を使って、億万長者で美術コレクターのメディア王・シャバンダー(アラン・リックマン)をカモに一攫千金を企むという物語。完璧な筋書きのはずが、のっけから計画倒れのハプニングが続出…。それでも一発逆転を狙う彼らの勝負の行方がコミカルに描かれ、予想不可能な結末に誰もが楽しく騙される、世紀の泥棒エンタテインメントだ。コリンが演じた主人公のハリーは、「完璧に主導権を握っているようで、握れていない男なんだ」と彼自身が語るように、常識に縛られたカタブツだが、どこか抜けていてツメが甘い英国男子。しかも「事をスムーズに運べているように見えて、誰にも話を聞かれていないような男。まさに“ドン・キホーテ”だよ」と、自分では気高い任務についていると思いながらも実際には行動が伴っていない(?)、ちょっと残念な人物らしい。そんなハリーと、キャメロン演じるPJはすべてが正反対。「彼の生真面目で、自信過剰な言葉使いと、彼女の現実的なテキサス訛り、2つが見事に対比されている」と語るコリンは、多くのコメディがこのような対比に根差していると言い、コメディは「ナンセンスだからといって、正確さやニュアンスがなくていいわけじゃない」と、その難しさを語る。「何度も繰り返したり、違う方法を試したりするから、別の直観力を働かせなくてはならない。自分を笑わせるだけじゃダメなんだ。最終的にみんなを笑わせることができるジョークは、様々なプロセスをくぐり抜けた笑いだからね」と、生真面目に論じるコリンが、また可笑しい。とはいえ、最初に本作の脚本を読んだときには、コリンも声を出して笑ったほどで、「セットに入ったり、脚本を読み合わせると、何回か含み笑いが起こる」と話す。中でも、笑いをこらえるのに必死だったというのが、シャバンダーを演じたアランとのシーンだ。コリンは脚本を読んだときから、“アラン=シャバンダー”が自然と浮かんだそうで、「すでに彼の命が吹き込まれていたんだ。彼以外の人を想像するのは難しかったよ」と、まさにハマり役であると断言している。『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生を演じたアランは、そのイメージとは打って変わって本作で最初から最後まで笑いを提供してくれた。「アランと演じた最初のシーンでは、笑いをこらえられなかった。僕は落ち込んで茫然としたよ。喜劇的な怒りと尊大さでアランに勝る人はいない。彼には完全にやられたよ」と名優コリンも完敗を認めざるを得なかったようだ。そんな彼らの笑いの掛け合いの中に、キャメロン演じるPJがスパイスを加える。「キャメロンは、愉快で、エネルギッシュで、自然体だ。彼女は、僕とハリーが必要とするすべてを持っている。僕は彼女の後ろにデクの坊みたいに突っ立っているだけだ」とコリンにとっても、そして意外なことにハリーにとっても重要な人物であることが分かる。コリンにキャメロン、さらにアランと、一見、意外な組み合わせが、見事な化学反応を起こして笑いを生み出している本作。“パンイチ姿”にも挑戦したコリンのコメディアンっぷりを、ぜひ劇場で確かめてみて。『モネ・ゲーム』はTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 Gambit Pictures Limited(text:cinemacafe.net)■関連作品:モネ・ゲーム 2013年5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Gambit Pictures Limited
2013年05月17日『キック・アス』のヒット・ガールの演技で一躍売れっ子女優に躍り出たクロエ・グレース・モレッツが、テリー・ギリアム監督が製作総指揮を務めるダーク・ファンタジー映画『The White Circus』(原題)に出演することが明らかになった。米エンタメ情報サイト「collider.com」によれば、名匠マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』(’11)で共演したエイサ・バターフィールドとの再タッグを組むことになった本作は、ブラック・ユーモアたっぷりのダーク・ファンタジーになるとのこと。メガホンを取るのは、短編アニメ映画『Madame Tutli Putli』(原題)でアカデミー賞にノミネートされた、クリス・ラヴィスとマチェック・シェバウスキのユニット、クライド・ヘンリー監督。ストーリーは、戦争で引き裂かれた町に不時着した若いパイロットが、言葉を話すサーカスのくまと知り合い、魅力的なキャバレーのシンガーと恋に落ち、独裁者と対決するというものだそう。製作は2014年2月にドイツでのクランクインが予定されている。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月17日『ニキータ』、『レオン』などのヒット作を監督し、プロデューサーとしても『TAXi』、『トランスポーター』シリーズなどを手がけるフランスの世界的ヒットメーカー、リュック・ベッソン。彼が原案・企画・製作総指揮を務め、2012年11月からフランスTF1局などで放送され、フランス国内では、平均視聴率28.1%を記録した最新TVドラマシリーズ「ノーリミット」が、WOWOWプライムにて5月18日(土)より放送されることが決定した。主人公はフランス軍兵士として15年間、最前線で活躍してきたヴァンサン・リベラッティ。彼が脳腫瘍のため余命が半年から長くても1年と診断されるところからスタートし、家族のため少しでも長く生きたいという願いから、ある実験的治療を受けることを条件に、秘密情報機関“イドラ”に所属し、困難な任務を次々と遂行していくヴァンサン。彼は疎遠になった元妻・アレクサンドラや多感な十代の娘・ローラとの関係を修復したいと望んで、任務のかたわら、様々なアプローチをすることに…。リュック・ベッソンがプロデュースした映画『96時間』、『96時間/リベンジ』の娘と元妻をこよなく愛する元CIAエージェントのブライアン・ミルズ同様、本作の主人公・ヴァンサンは、家族のために“戦うお父さん”。病気のこと、さらには自分の正体を隠しながら、愛する娘と元妻のために孤軍奮闘する彼は、どんな過酷なミッションを遂行中であっても、娘からの連絡を決して無視しない。リクエストされれば、戦闘中に「誕生日の歌」も歌うし、ならず者を車のトランクに閉じ込めたまま、ショッピングにもつきあう。絶体絶命のピンチに遭っても、娘をクラブまで迎えにいくし、彼女の恋愛の相談にも乗る。愛情あふれる父親としてのヴァンサンの姿は、ときにはユーモラス。それが緊張感あふれる展開に緩急をつけるとともに、ドラマにヒューマンな魅力を加えている。風光明媚な南仏・マルセイユを舞台に繰り広げられる第一話は、ヴァンサンに課せられた任務は、謎に包まれた麻薬密売組織の撲滅。ヴァンサンは難なく組織のパーティに侵入する。一方、ヴァンサンの妹で、地元警察の刑事のジュリエットも、ある女性の死亡事件で、同じ麻薬密売組織にたどり着く…というストーリー。無料放送枠で放送される第1話のエピソード「生きるための決断」ではそんな“戦うお父さん”ヴァンサンの背景と活躍が、リュック・ベッソン監督ならではの高いテンション、ユーモア、スリリングなアクション満載で描かれるという。毎日、職場で“戦っているお父さん”たちも、愛されている奥様や娘さんたちも、フランスの“戦うお父さん”の活躍に、胸がワクワクするはず。リュック・べッソン「ノーリミット」は5月18日(土)夜11:00よりWOWOWプライムにて放送スタート(第1話は無料放送)。(C) EUROPACORP TELEVISION / TF1- MMXII(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月17日すっかりお騒がせ系セレブとなった、ジャスティン・ビーバーの南アフリカでのコンサート会場だったヨハネスブルグの球技場「FNBスタジアム」が大掛かりな強盗の被害に遭い、コンサートの収益金が盗まれたことが明らかになった。米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」によると、ジャスティンが“母の日”にあたる5月12日(現地時間)の夜にコンサートの終盤に差し掛かった頃に、強盗団が地面を掘って同スタジアムの金庫部屋までのトンネルを作り、ロープを使って部屋にたどり着き、ジャスティンのコンサートの収益金である約33万ドル(約3,261万円)の現金を盗んだのだという。スタジアム側の人間が、翌13日の朝に金庫からお金が無くなっていることに気付き、警察に通報、その日からスタジアムを封鎖し、地元警察・鑑識の専門家チーム、警備に当たっていた警備会社の人間によって、捜査が始まったとのこと。地元警察は、今回の事件は用意周到に計画されたものであり、内部犯行の可能性があると発表しており、スタジアムで雇われていた何人かの警備員が事件に関与している可能性もあるようだ。現時点で、まだ逮捕者は出ていない。まるで映画『オーシャンズ11』(’01)のように大掛かりな今回の強盗劇に、世界中のメディアが仰天ニュースとして報道している。ただの金銭目的の犯行か、それとも義賊のような集団なのか…。ジャスティンはこの事件については「(犯人は)僕じゃないよ」とだけツイートしている。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月15日『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを飾り、アニメーション業界に衝撃を与え、前作『星を追う子ども』が日本国内だけでなく韓国で異例の100館以上の公開を果たし、次世代を担うアニメーション監督して国内外で高い評価を得ている新海誠監督。そんな彼の待望の最新作となる『言の葉の庭』がアニメーション作品としては珍しい、「ダイアナ(DIANA)」や「フィラ(FILA)」、「トランスコンチネンツ(TRANS CONTINENTS)」など実在するブランドの商品を劇中に使用していることが明らかとなった。“デジタル時代の映像文学”と称される美しい一篇の小説のような世界観で魅了する新海監督が2013年に描くのは、万葉集の一篇から始まる“孤悲”の物語。雨の季節に日本庭園で出会った、靴職人を目指す少年と人生の歩き方を忘れてしまった年上女性の、現代の東京を舞台にした恋物語を描く。本作で重要なアイテムの一つとなるのが“靴”であり、劇中には、実際に販売もされた「ダイアナ」の靴が登場する。そして『言の葉の庭』の公開に合わせ、登場人物が身に付ける靴を提供した「ダイアナ」にて、5月24日(金)~6月9日(日)の期間、店頭キャンペーンが実施されることこが決定!銀座本店、原宿店、渋谷店、戎橋店、神戸店で展開されるこのキャンペーン・イベントは、期間中に商品をご購入の方に、オリジナル“言の葉の庭×ダイアナ”ポストカードをプレゼントするというもの。キャラクターの魅力と現実感を深める大きな役割を果たしている、人気ブランドとの劇中コラボレーション。作品を観る前に、そして観た後に「ダイアナ」へ足を運べば、魅力あふれる靴たちから、本作の世界をさらに身近に感じるヒントが見つかるかも!?『言の葉の庭』×ダイアナ店頭キャンペーン期間:5月24日(金)~6月9日(金)対象店舗:銀座本店、原宿店、渋谷店、戎橋店、神戸店(以上5店舗)『言の葉の庭』は5月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2013年05月15日才女なセレブ、ラシダ・ジョーンズが主演を務める『セレステ∞ジェシー』。アメリカでたった4館の公開から、全米女性たちの熱い共感が口コミで広がり、586館にまで拡大公開された本作の日本公開を前に、日本でも続々と女性から共感コメントが届いている。『セレステ∞ジェシー』は、自分のライフ・スタイルに自信をもって生きてきた女性が、突然のつまずきにもがく様子をリアルに描いた、ちょっぴりほろ苦い“オトナ女子”のラブストーリー。脚本も担当したラシダ自身の体験を基に、日々を頑張って生きる女性の恋愛問題を等身大にユーモラスに映し出し、 “あるある”と思わず頷いてしまうシーンが満載だ。学生時代に知り合って結婚したセレステとジェシー。会社を経営し、仕事のキャリアもバリバリ順調な妻・セレステと、毎日をマイペースに過ごす売れないアーティストの夫・ジェシーは、友達のように仲の良い夫婦。2人はいつまでもこの楽しい親友関係を続けるために、30歳を機に離婚を決意するが、事態は思わぬ方向へ…。本作をいち早く観た人気コミック「ホタルノヒカリ」の原作者、漫画家・ひうらさとるは「怒涛の20代を駆け抜け、やっと“ナチュラル”になれたと思い込んでるアラサーのみなさんに贈る、人生棚卸し物語!セレステがもがくどん底の先に見える輝きを一緒に泣き笑いしながら見つけて下さい」と大絶賛。また、ジェシーのような「草食男子」という言葉の生みの親でコラムニストの深澤真紀は、「“自分らしくて”“正しくて”“輝いていること”、そんなものに夢中になって自分を見失ってしまうセレステ。でも“本当の自分”なんかよりも大事なものがあるのだ」と、自分に課したルールに縛られ、どんどん深みにハマっていくセレステを分析する。さらに、「セレステの、チャーミングかつ豪快な荒れっぷりが、いい!」(安彦麻理絵さん/漫画家)、「空回りエネルギーがスクリーンからほとばしって共感&涙しました」(辛酸なめ子さん/漫画家・コラムニスト)、とそんなセレステの姿に熱い共感を贈る女性たち。「恋愛で見つけ結婚で育んだ大切なもの、それをあえて手放すことで人は原点回帰の新しい自分に出会うことができるんですね。素敵!」と岡野あつこさん(夫婦問題研究家/「あなたもぜったい!幸せなカップルになれる」著者)が語るように、いままでの自分を全て手放したからこそ、気づけることもあるはず。昨年、大ヒットした映画『しあわせのパン』の監督・三島有紀子は、「自分で決めたくせにボロボロになるときって勝手だけど…ある。そんなとき、この映画を見直そう。…キュートだなあ。痛いなあ。うまいなあ」と、あまりの共感の深さで思わず感嘆の吐息を洩らすほどの仕上がりになっているようだ。ちょっぴり“痛い”セレステに、思わず自分を重ねてしまう超リアル・ラブストーリー。この映画に泣けるか、笑えるかで、あなたのライフ・スタイルが試されているかも?『セレステ∞ジェシー』は5月25日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:セレステ∞ジェシー 2013年5月25日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) C & J Forever, LLC All rights reserved.
2013年05月15日2013年3月21日(木)に丸の内にオープンした日本郵便が初めて手がける商業施設「KITTE(キッテ)」は、地下1~地上6階の7フロアに98店舗が出店し、ファッション、雑貨、食などのショップが集結している女子注目の最旬スポット。KITTEは、日本の“心地よさ”“奥深さ”“愉しさ”を発信する施設として誕生。そしてその4階に松山油脂が手がけるブランドとして、昨年立ちあがったばかりのスキンケアブランド「北麓草水(ほくろくそうすい)」がオープンした。「北麓草水 KITTE丸の内店」は、昨年9月にオープンした青山店に続く2号店となる。「北麓草水」は、日本原生の野草や伝来の有用植物の葉や花、根や果実を活用した化粧品を始め、日本古来の素材と技術を活かした食品や雑貨、さらにすこやかな肌に繋がるさまざまな習慣を提供するライフスタイルブランドで、「洗顔・保湿(化粧品 14アイテム)」「食事・運動(食品 3アイテム)」「睡眠・入浴(生活雑貨 26アイテム)」の商品ラインナップを展開する。商品には、日本古来より四季の植物の葉や果実を湯船に浮かべて入浴する薬湯(やくゆ)の習慣から発想を得て作った、植物の生命力を富士山の地下水に溶け込ませた浸草水(しんそうすい)とアンズやゴマから採られたオイルに溶け込ませた浸草油(しんそうゆ)を配合している。アマチャヅル、ゲンノショウコ、ヨモギ、ショウガ等の野草や果実から作った12種類の浸草水、浸草油の植物の力が、それぞれのアイテムのベースになり、心身のバランスを整えるよう働きかける。アイテムひとつひとつを手に取ってみて、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみて欲しい。またシンプルに洗練された商品パッケージで、贈り物としても最適。KITTEに立ち寄った際は、ぜひ足を運んで。「北麓草水 KITTE丸の内店」場所:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー4階Tel:03-6256-0815営業時間:11:00~21:00(日・祝 ~20:00)■お問い合わせ:株式会社北麓草水社お客様窓口 Tel:0120-686-336(text:Miwa Ogata)
2013年05月14日日本のテキスタイルの素晴らしさを表現するテキスタイルデザイナー・梶原加奈子がディレクションし、オリジナルテキスタイルをベースに生活雑貨までを展開するライフスタイルブランド、「グリデカナ」から、2013年SSコレクションより新たに「傘」が登場。初夏から夏にかけて雨傘、日傘ともに活躍するシーンも増えてくる。グリデカナならではの色彩豊かなテキスタイルの傘なら、雨の日も晴れ渡るようなハッピーな気分にしてくれること間違いなし。雨傘は、両面プリントになっており、手描きの水彩タッチで水の中に映る柔らかな光をイメージし、裏側は光の煌めきを表した水彩タッチのドットで構成したガラと、風の流れを感じるようなリズミカルな幾何学柄と裏面が水彩のストライプ柄の2種類だ。日傘は、木漏れ日を感じるようなイメージの柄を全面刺繍したものと、海に浮かぶヨットが傘の淵を漂うデザインの2種類。日本の職人の持つ技をオリジナルのテキスタイルで時代の流行に乗せたグリデカナの傘。ぱっと開いてみれば、そのデザインや風合いで表現される独自の世界観が広がる。手にしっくりと馴染む使い勝手の良さも心地よい。普段何気なく使っている傘にも、愛着が湧くようなアイテムを使うことで、雨の降る日の風景が、いつもと違って見えてくるかもしれない。gredecana(グリデカナ)TEL:0120-029-251(text:Miwa Ogata)
2013年05月14日南イタリアを舞台にした『愛さえあれば』の試写会が5月9日(木)、都内で開催。上映前にはイタリア直輸入のインテリアを扱うコーディネーターの上田桐子と、南イタリアの食材の専門店を経営する伊藤美奈子によるトークショーが行われた。愛妻の死から立ち直れないフィリップ(ピアース・ブロスナン)と、乳がん治療の間に夫に浮気をされたイーダ(リーネ・ディアホルム)。傷心の2人がそれぞれの息子と娘の結婚式が開かれる南イタリアのソレントで運命的な出会いを果たし、互いに惹かれ合っていくさまを描く。上田さんは24歳でイタリア・インテリアの輸入を始め、その後オンライン・ショップ「DONO(ドーノ)」をオープン。2012年には東京・青山に「DONO」のショー・ルームをオープンさせた。仕事でイタリアに携わることになった経緯について、「インテリア・デザインのルーツを辿っていくと、全てイタリアに繋がっていくんです。イタリアのものを扱うということは世界中のものを扱うのと同じこと。気づいたらイタリアに辿り着いていた感じです」と語る。一方の伊藤さんは、看護学校卒業後に「家出同然で」上京。その後は様々な業種の仕事をこなしてきたが「食文化に興味を持って、導かれるようにイタリアの世界にやってきた。26歳で勢いで(会社を)始めました」と明かす。現在は株式会社ルーチェを経営し、映画の舞台である南イタリア特産のレモンを使用したお酒・リモンチェッロを輸入・販売。南イタリアにレモンという『愛さえあれば』との繋がりで、映画公式サイトではこのリモンチェッロが当たるプレゼント・キャンペーンも実施中だ。扱う商品は違えど、深くイタリアと関わる2人。イタリア語を駆使して現地とやり取りする姿が思い浮かぶが、意外なことに2人とも「イタリア語はほとんど話せない」と口を揃える。上田さんは「イタリア人は経験や会社の規模で人を判断しないので、『あなたの商品が好きです!』と心から伝えればパートナーになってくれる」とイタリア人気質を説明。「語学よりもぶつかっていくことが大切」と語る。伊藤さんは「話せないのにイタリアの商材を扱ってると業界でも有名なんです(苦笑)」と明かしつつ、「気持ちで分かるところがあるんです。イタリア人はパッション(情熱)の部分で動いてくれる」と上田さんと同様に“ハート”が大切であると強調する。一方で“イタリア人気質”に悩まされることもしばしば。特に南イタリアの人々と仕事をすることが多い伊藤さんは、事業開始当初のエピソードを告白。「全財産をはたいて買った商品がやっと日本に着いたら梱包もグチャグチャで何本かは割れてて、『日本ではこれじゃ二流なの!』と怒ったこともありました。イタリアの“当たり前”と歩み寄って分かり合っていくのは大変」と漏らした。食材にインテリア、ファッション、スポーツなど多くのイタリア文化が日本で広く受け入れられており今後、2人のようにイタリア関係の仕事をしたいという人がさらに増えていくことも予想される。上田さんはそんな人たちに対し「やれば何とかなる。やりたい気持ちをストレートに表現すれば受け入れてくれるのがイタリア人」とエール。伊藤さんも「私たち2人とも経験がないのに飛び込んだ。何より飛び込むことが大事です」と語った。映画について、上田さんは「主人公の女性が裸で海を泳ぐシーンが印象的。全てをさらけ出す姿が美しかったし、あの瞬間に彼女はいろんなものが見えてきたと思う」と主人公への強い共感を口にした。伊藤さんも「人生、本当に思いがけないことがあるけど、大変だと思っても最後にはいい方向に進むもの」と自らと重ね合わせるように述懐。劇中の風景は、伊藤さんにとっては見慣れた南イタリアの街並みや海辺だが「実際に行ってみるともっともっと美しいです。だから映画を観て、美しいと感じたならぜひ足を運んでほしいです」と呼びかけた。『愛さえあれば』は5月17日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛さえあれば 2013年5月17日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) Zentropa Entertainments29 ApS 2012
2013年05月14日