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巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督がメガホンをとり、ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎えて贈る映画『リンカーン』。世界の新たな指導者誕生を決める米大統領選挙一般有権者投票開始を明日11月7日(日本時間)に控えた今日、本年度アカデミー賞最有力との呼び声高い本作の特報映像が解禁された。アメリカ史を代表するアイコンのひとり、エイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国の第16代大統領として生きた最後の混乱の数か月を描く本作。南北戦争で国家が分断し、変革の強い風が吹く中、戦争を終結させることに努め、奴隷制を廃止するなど次々と革新的な政治手腕で国を統一した男・リンカーン。勇気と熱い決心を胸に抱く大統領・リンカーンを本作で演じるのは、2度のカデミー賞を受賞している名優ダニエル・デイ=ルイス。ひと足先に解禁となったポスター・ビジュアルでも、リンカーンの生き写しのような外見が話題になった。製作期間中、スピルバーグ監督は大統領と対面するという意識から敬意を表すため、常にスーツ着用で撮影に臨んだという逸話があるほど、その徹底した役づくりでリンカーンが憑依したかのごとく熱演している。今回公開となった特報映像で映し出されるのは、1865年4月4日、南部首都・リッチモンドへの突然の訪問で見せたリンカーン大統領の伝説的エピソード。議会で必死に奴隷解放を訴える彼の姿が確認できる。共演には、奴隷制廃止を訴えた共和党下院議員タデウス・スティーブンス役を、『逃亡者』(’93)でオスカー助演男優賞を獲得したトミー・リー・ジョーンズ。リンカーンの妻メアリー・トッド役に2度のオスカー主演女優賞を獲得したサリー・フィールド、息子のロバート・トッド役に『ダークナイト ライジング』、『LOOPER/ルーパー』で注目の若手演技派ジョセフ・ゴードン=レヴィットが扮する。現地時間11月6日の大統領選挙一般有権者投票を始め、その3日後となる11月9日には全米公開を控え、また12月17日からの選挙人投票、2013年1月6日の同開票、さらに1月20日の就任式と、世界が注目する大統領選挙と歩を同じくして世界各地で公開を迎える映画『リンカーン』。「彼の映画をずっと撮りたかった。リンカーンは自分の理想を貫き実現する“アメリカの父”とも言える指導者だ。偉大な指導者が求められるいまだからこそ、知ってもらいたい物語なんだ」と明かすスピルバーグ監督が、構想・製作期間に12年を費やすほどの強い思いが込められている。政界とエンターティンメントの両面で、いま注目が集まるリンカーンの伝説的エピソードを、まずはこちらの動画からご覧あれ。『リンカーン』は2013年4月19日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:リンカーン 2013年4月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年11月06日元カレに自作曲で復讐するテイラー・スウィフト、今度の標的はJ・ギレンホール?テイラー・スウィフトが、先日発表したアルバムに収録の自作曲で元恋人のジェイク・ギレンホールについて歌っているのでは、という憶測を呼んでいる。話題になっているのは、先週120万枚のセールスを記録したテイラーの新しいアルバム「Red」に収録されている「The Last Time」という曲のこと。破局をテーマにしたこの曲に登場する「信頼できない男」やハリウッドのライフスタイルを批判する内容から、昨年たった2か月の交際で別れたジェイクのことを歌っているものとささやかれている。「信頼できない男性と付き合った私の経験からアイディアが生まれたの。いつ離れてしまうか分からない。いつ戻ってきてくれるかも分からない。戻ってきてはくれるけど…」とテイラーはラジオ番組出演時に語っている。「誰かに恋をすると、不安な気持ちになるわ」とも言う彼女は、これまでも破局した交際相手のジョン・メイヤーについて「Dear John」を、ジョー・ジョナスについて「Forever and Always」という曲を書き、彼らに復讐してきた。ジェイクとの破局の原因は、彼女が恋にのめり込み過ぎたこと、世間の注目を集め過ぎたことだと言われている。「歳の差も感じていたようですよ」と関係者は明かす。現在ジェイクは31歳、テイラーは22歳だ。「私たちは、彼女にあまり事を急いてはいけないと忠告したのですが、彼女は聞く耳を持たなかったんです」。突然、一方的に別れを切り出されたテイラーは取り乱したという。テイラーは、自作曲の内容が個人的過ぎやしないかと心配するのはもう止めたと話している。「いい人だったなら、彼について悪いことを言うつもりはないの。でも、彼ら(元恋人たち)には私の人生をめちゃくちゃにされたのよ。だから、それについて書くの」。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO
2012年11月06日新し映画の未来を切り開く若手監督を、毎回2人ずつフューチャーする上映イベント「CINEASTE 3.0」が、11月3日(土・祝)、渋谷の新名所・渋谷ヒカリエにて開催され、上映後には『NINIFUNI』の真利子哲也監督と『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の瀬田なつき監督が登壇しトークショーを行った。近年、国内外の映画業界を揺るがすデジタル化。『アーティスト』などで描かれたトーキーへの移行期、そしてモノクロからカラー、それに次ぐ大きな転換期とされる“第三の革命”と言われ、往年のベテラン監督たちが嘆く一方で、そこを楽しみながら新たな試みに挑戦している映画監督たちもまた存在する。撮影機材の急速な進歩やインターネットメディアやSNSなどの台頭に順応し、まったく新しいスタイルでの制作、発信を模索する、そんな新鋭の若手監督たちにフォーカスしたイベント「CINEASTE 3.0」。リアルから“生”の形で人々へと発信し、果てはUSTREAMなどのオンライン映像メディアなどバーチャルな部分でのアプローチするソーシャルなスタイルを貫く上映イベントだ。この日、記念すべき第1回のゲストとして真利子監督と瀬田監督、さらにMCとして注目の映画評論家・渡邊大輔が登壇。360度をぐるりと観客に囲まれる一風変わったスタイルに、どこか緊張気味の2人。しかし、学年は違うが元々2人は東京芸術大学で学んだ身とあって、「(お互いの)名前は知ってました」とハモり会場を沸かせた。さらに「商業映画として作ったわけではない」、「主人公が似ている」、「(上映時間も)40分前後」、「ガス・ヴァン=サントから影響を受けた」と、この日上映された『NINIFUNI』(真利子監督)と『5windows』(瀬田監督)の共通点を挙げ、「どこか似てるんですよね」と意気投合。『NINIFUNI』について真利子監督は、「ただただ“自分が面白いと思ったものだけを撮る”というコンセプトだった」と言い、渡辺さんから「真利子さんの映画はとにかく肉体を全面で使うんですよね。初監督作品でもそうだし、今回の『NINIFUNI』でも、売れる前の『ももいろクローバー』(※早見あかり脱退前)が全力で踊ってますよね(笑)」と投げかけられると、「本当にそのシーンはかなり力入れて撮りましたね。音楽のためのダンスとはまた違うっていうのが大変でした。まあ、ただ『ももクロ』が好きなんですよね。見た瞬間にこの娘たちだ!っていう直観がありました。昔からいまと変わらない元気な子たちでした」と撮影当時をふり返った。一方の瀬田監督の作品も同様に、フワリと跳ねたり、飛んだりという体を使ったシーンが多いこともあり、渡辺さんから「ミュージカル映画に挑戦したりは?」と水を向けれらたが、「ミュージカルはお金がかかってしまう…(苦笑)」とインディペンデント映画ならではの苦悩を語り会場も苦笑い。この日の観客は映画業界を目指す若い世代の人々が多く、監督独自の「こだわり」について語る場面では、「この映画は、赤い京急線が走る川沿いで撮ったんですが…あまりカッコよくない町でした。でも、カッコよく撮りたいと思って、その川をセーヌ川のように撮ったり、原色が目立つコンビニの看板なんかはできるだけ入れないようにしました」とプロのこだわりを披露。しかし、インディペンデント映画に付きものの“ゲリラ撮影”で撮っていたようで、「(撮影中、)いろんな所から怒られました。猥雑な歓楽街ということもあったので、スタッフの1人がそっち関係の方に“ご挨拶”に行ったりしました…(笑)」と語り会場を驚かせていた。その後も、8ミリとデジタルフィルムの違いや映画編集の好き嫌い、映画を始めたきっかけなどなど会話は尽きることなく大きな盛り上がりを見せたが、最後に真利子監督は「でも、僕はただ面白いものだけを作っていく、追っていく、それだけだと思います」と語り、理論ではなく楽しむことだと映画業界を目指す若者たちに“真髄”を伝授し、その様子に瀬田監督も大きく頷いていた。これから、まだまだこのイベントは続くとのこと、渋谷から始まる新しい映画のうねり(=CINEASTE 3.0)をあなたも感じてみては?「CINEASTE 3.0」公式サイト■関連作品:NINIFUNI 2012年2月、ユーロスペースほか全国にて公開© ジャンゴフィルム、真利子哲也
2012年11月05日『ハート・ロッカー』でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督の最新作『ゼロ・ダーク・サーティ』が2013年2月より日本公開されることが決定し、このたび11月の米大統領選まで作品の内容に箝口令が敷かれている本作の第一弾映像が遂に日本でも解禁となった。2011年5月2日に実行されたオサマ・ビンラディン捕縛作戦、そして暗殺。 2001年9月11日からその日まで、実際にはどんな計画が立てられ、何が行われてきたのか。さらに、その鍵を握っていたのは…。これまで明かされてこなかった真実が、ビグロー監督の手により遂に世界は知ることとなる。11月に行われるアメリカ大統領選への影響が懸念され、いまだ詳細には箝口令が敷かれている本作だが、ビグロー監督の『ハート・ロッカー』以来の作品ということもあり、賞レースへの期待も相まって高い注目を集めているのは事実。さらに、まだ出演者の全容は明らかされていないものの、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャスティンが主演だということは発表され、ストーリーに深く関わってくる役どころを演じると話題になっている。今回、公開となった特報では、黒いマジックの線が街の地図に引かれていく映像と共に「最後にビンラディンを見たのはいつだ!?」という男の叫び声や、「これが私の望んだこと?」と思い悩む女性の声が確認できる。全米では12月19日(現地時間)の公開を予定している本作。その詳細はいまだベールに包まれたままだが、かなり衝撃的な内容となることは間違いなさそうだ。賞レースの行方にも大きく関わっていくであろう本作の続報に期待したい。『ゼロ・ダ−ク・サ−ティ』は2013年2月15日(金)より全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ゼロ・ダ−ク・サーティ 2013年2月15日より全国にて公開Jonathan Olley © 2012 CTMG. All rights reservedハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.
2012年11月05日クライヴ・オーウェンが、宇多田ヒカルの元夫である紀里谷和明監督の最新作『The Last Knights』(原題)でモーガン・フリーマンと共演することが決まった。『キング・アーサー』、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』などでも騎士役を演じてきたクライヴだが、マイケル・コニーヴェスが脚本を執筆する本作でもナイトの役柄を演じることになるという。『GOEMON』などの日本映画界で映像美を追求してきた紀里谷監督がメガホンを取る本作は、腐敗した皇帝とその一味を捕らえて殺された師の敵討ちをする騎士団の物語で、製作が難航しているキアヌ・リーブス主演のハリウッド版忠臣蔵『47RONIN』と同様のストーリーラインになると見られている。ルカ・プロダクション・インターナショナル社が製作を担当する同作は、今月からチェコ共和国でクランクイン予定。クライヴは今後も『Blood Ties』(原題)などの新作が控えており、一方のモーガンは現在、マイケル・ダグラス、ケビン・クライン、ロバート・デ・ニーロらと共演するコメディー作品『Last Vegas』(原題)を撮影中だ。■関連作品:GOEMON 2009年5月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009「GOEMON」パートナーズ
2012年11月05日山本兼一の第140回直木賞受賞作「利休にたずねよ」(PHP文芸文庫刊)の映画化が決定。2013年の12月に公開されることが明らかとなり、このほどそのキャスト陣に名を連ねているのが初共演となる市川海老蔵と中谷美紀であることが発表された。“茶ノ湯天下一”と謳われた天才・千利休の美意識と茶の大成。天下人、策略家、師、弟子、そして妻。利休をとりまく人々との交わりの中で明かされていくのは、“茶聖”としての姿ではなく、美を追求する情熱の男としての意外な姿だった。日本芸術史上唯一の殉職である、利休切腹…その真相を描き出す。芸術において至高のものとされたその実態、そして政治の面においても時代を大きく動かす場であった、茶の湯。茶聖として称えられた千利休が、人生を賭して極めようとした“美”への追及を描く本作。主人公・千利休役には、2007年にフランス芸術文化勲章の「シュバリエ」を受章し近年では、『出口のない海』(’06)に『一命』と歌舞伎界を超え映像の世界へと活躍の場を広げる、市川海老蔵。その妻・宗恩(そうおん)役には、『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞し、ほかにも『ゼロの焦点』、『阪急電車片道15分の奇跡』など高い演技力で支持を集める、中谷美紀が扮する。代々続く歌舞伎の名家出身の海老蔵さんは本作へのオファーを受け、「この度は、そのような大変偉大な役をやらせていただくことになり、プレッシャーを感じておりますし、それ以上に大変光栄です。また、2年以上前に長きに渡って変わらずオファーをいただいていたことに大変感謝しております。私に期待されているであろう、抜き身のごとく鋭い感性を持った千利休を表現できれば役者冥利に尽きます」と同じ芸に身を置く大先輩を演じることに“恐悦至極”といった様子。また、本作で描かれる利休像については「現代に渡り約400年以上続いている市川家を築き上げた、初代・市川團十郎にはきっと特別な才能があったと想像しています。同じ頃、茶道の世界に現れた希有な天才が、千利休であったのだと思います。これまでも、利休が登場する作品は多くありますが、茶聖として描かれることが多かったと思います。しかし利休の本当の魅力は、彼の人間性、狂気と思えるほどに、美しいものを追い求める情熱にあったと私は、想像しています。きっと美に関わることであれば、時には天下人である秀吉に対しても冷たい目で一瞥するような瞬間もあったのかもしれません」と、美を極めんとした男の人生に興味深々のようだ。中谷さんは、「茶聖として崇められている千利休も、人並みに恋をし、その恋にまつわる茶道具に執着していたという人間らしい側面が描かれており、心動かされました。利休ほどの人物に寄り添い、理解を示し、そして支えた宗恩という女性の深い愛と哀しみを佇まいだけで表現できるように努めたい」と、海老蔵さん演じる利休と添い遂げようという“妻”らしい覚悟のコメントを寄せている。本作は本日よりクランクインし、京都・滋賀を中心にオール関西ロケを敢行。映画『大奥』で豪華絢爛な様式美で人々を魅了した東映京都撮影所美術チームが集結し、天下人も驚愕した究極の美の形「利休型」が完全再現されるという。『利休にたずねよ』は2013年12月、全国にて公開予定。■関連作品:利休にたずねよ 2013年12月全国にて公開
2012年11月05日ジェニファー・ロペスが、18歳年下の恋人キャスパー・スマートに秘密保持契約を結ばせたようだ。ジェニファーは、将来に危険を冒さないためにも、キャスパーに2人の間のプライベートを公にしないための契約書にサインさせたという。ある関係者はゴシップサイト「Rader Online」に「キャスパー・スマートは、実はジェニファー・ロペスのバックダンサーとして働き始めたときから秘密保持契約にサインしていたんです。彼女は自分のもとで働く人たち全員にそれを求めているんです。しかもキャスパーはいまや恋人ですから、ジェニファーは昔の経験上、恋人関係が悪くなったときに男が自分に背いてメディアに情報を売る可能性が高いことを良く知っているんです」と語っている。もし2人が破局した場合には決して仕事、さらにはプライベートに関しての公表はしないという内容の契約書にキャスパーは進んでサインしたようで、ジェニファーも喜んだようだ。先の関係者は「キャスパーは今回の契約のせいで嫌な気持ちになったことは全くなく、もし自分がジェニファーのもとで働かなかったとしても、契約を結んでいただろうと何度も言っていたくらいなんです。おかげでジェニファーはもっと彼のことを好きになったようですね」と続けている。
2012年11月05日『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『アリス・イン・ワンダーランド』を始め、ファンタジックな独自の世界観で多くの映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督の最新作『フランケンウィニー』。このたび歌手の木村カエラによる本作のインスパイア・ソング「WONDER Volt」の完成が発表され、木村さんのスペシャルメッセージと楽曲の一部が収められた特別映像が到着した。ディズニー作品史上初となる全編“白黒3D”で描かれる本作。孤独な少年・ヴィクターと“禁断の実験”によって甦った愛犬・スパーキーとのピュアな友情が、思わぬことから街中に大事件を巻き起こしていく冒険ファンタジーだ。今回、到着した特別映像で流れるのは、ヴィクターが死んでしまった愛犬・スパーキーを生き返らせたいという想いと、禁断の実験で甦らせた愛犬への愛情がたっぷり盛り込まれた楽曲「WONDER Volt」。ティム・バートン作品の大ファンの木村さんは、インスパイア・ソングのオファーが来たとき、あまりの嬉しさに「え!何て!?」と思わず聞き返してしまったそう。「親友のスパーキーを亡くした後、ひとりでずっと孤独になって考え込んでいたヴィクターが、実験でスパーキーを蘇らせます。それまで彼がずっと孤独の中で自分自身と向き合っていた結果生まれる希望というものが、すごく印象に残りました。ちょっと辛いことや嫌なことがあったりしても、きちんと自分自身と向き合えば向き合うほど、希望というものが孤独の隣に必ずあるのだなと、今回映画を観て改めて感じました。私はそれを歌で届けたい」と木村さんは楽曲に込めた想いを口にする。“ドンピカリガッシャン”というフレーズが印象的で、聞くだけで、思わずワクワクしてしまうようなワンダーソング「WONDER Volt」。木村さんが愛を込めてバートン監督に贈る、最高にかわいくてちょっぴり奇妙な楽曲をまずはこちらの映像からチェックしてみて!『フランケンウィニー』は12月15日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年11月05日ハリソン・フォードとザック・エフロンが、ロブ・ライナー監督の新作スリラー『You Belong to Me』(原題)で共演する可能性が出てきた。ライナー監督にとって1990年の作品『ミザリー』以来のスリラー復帰作となる本作で、ハリソンは自身の女性患者が自殺したことにより苦悩する精神病医の役を、一方のザックは女性患者の兄弟・ジェームズ役を演じる見込みだ。精神病医はジェームズと親しくなるものの、ジェームズは彼の妻や娘までも誘惑するようになり、かえって問題が複雑に絡まり合うという内容で、ロバート・デ・ニーロが怪演を見せた1992年のマーティン・スコセッシ監督作品『ケープ・フィアー』に似た作風になるという。本作は来年3月にもクランクイン予定で、今週サンタモニカで開催中のアメリカン・フィルム・マーケットで配給先を探しているという。■関連作品:ミザリー 1991年2月より公開
2012年11月05日レオナルド・ディカプリオが、昨年12月から交際していたモデルのエリン・ヘザートンと破局したことが明らかになった。昨年10月、ブレイク・ライヴリーと約5か月で破局した後、37歳のレオは23歳のエリンと交際を始めたが、彼女が結婚を前提にした関係を求めたことで、レオの気持ちが冷めてしまったという。「エリンはもっと真剣な関係を築きたかったのですが、レオはまだ身を固める気はなかったんです。世界で最も美しい女性のひとりと一緒になるつもりがないなんて。でも、レオはチャームドな生活を送っています」と、関係者は「New York Post」紙のゴシップコラム「Page Six」内で明かしている。エリンこそがレオの運命の女性だと思っていたレオの友人は数多く、彼らは2人の破局にショックを受けているそうだ。「数か月前のレオは本当にエリンに夢中になっているように見えたのに。彼女は賢くて美しいし、何より彼のママとも気が合っていたんです。彼らはいまも友人同士ですよ。タイミングが合わなかっただけで、このまま友人として付き合っていくでしょう」。まだ、生涯を共に過ごす相手とは出会っていないと公言しているレオ。先週末、ニューヨークのホテルでハロウィン・パーティを訪れた際も居合わせたモデルたちと楽しそうに過ごしていたという。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:華麗なるギャツビー 2013年夏、全国にて2D/3Dで公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年11月05日今年で5回目を迎える「映画字幕翻訳コンクール」の授賞式がイイノホールにて行われ、授賞式の前には、翻訳家・戸田奈津子、LiLiCoによるスペシャル・トークセッションや戸田さんの字幕翻訳ワークショップが開催された。コンクールの応募概要は、応募者が映画字幕翻訳コンクールのWEBサイト上で、5シーンの映像の中から好きなシーンを選んで、オリジナルの日本語字幕をつけて応募するというもの。今回の題材は、誰もが知るおとぎ話の「白雪姫」を新たな解釈で描いた『白雪姫と鏡の女王』。戸田さんが選んだシーンにオリジナルの日本語字幕をつけて応募する。今年は、日本だけでなく海外も含め29,841件もの応募があった。最初にスペシャル・トークセッションが行われ、字幕翻訳の第一人者であり、本コンクール審査委員長で神田外語大学客員教授、神田外語学院アカデミックアドバイザーの戸田さんと、「王様のブランチ」(TBS)でおなじみの映画コメンテーターのLiLiCoさんが出席し、楽しいトークセッションを繰り広げた。映画を愛してやまない戸田さんが、ハリウッドスターとの出会いを通じて見てきた知られざるスターの素顔を語るとあって、会場も興味津々。戸田さんは最初のスターにブラッド・ピットを挙げ、最初に来日した頃は人と接触するのが苦手で、いつも監督が一緒にインタビューに応じていたと明かす。それが、アンジェリーナ・ジョリーとの結婚後、「大きく変わったわね。自信にあふれた大人になった」と感心しきり。アンジーの内助の功の大きさを褒めちぎった。次はジョニー・デップ。「彼は物静かで誠実な印象で、ずっと変わらない。私は俳優を“スター”と“アクター”に分けているけれど、トム・クルーズは、どんなときもトム・クルーズというスター。だけど、ジョニーはアクターよ。彼は演技することが生きがいなのね。本当に役に入れ込んでいて、なり切っているわ」と熱弁をふるった。ほかにも気さくで、人柄がいいというキャメロン・ディアスやスターぶらないというジュード・ロウ、戸田さんが俳優として大きく進歩したと絶賛するレオナルド・デイカプリオなど、ファンなら垂涎もののスターの素顔を次々と語り、会場を大いに沸かせた。続いて行われた映画字幕翻訳ワークショップでは、戸田さんのプロとしての本領を発揮。映画『白雪姫と鏡の女王』を題材に、字幕翻訳の世界を特別レクチャー。映画字幕がどのようにして作られているのか、厳しいルールを守りながら、生きた英語を理解し、いかに日本語で表現していくかなど、字幕翻訳の極意を伝授。映画の字幕離れが叫ばれている昨今、戸田さんは若い世代の人たちに文字の大切さを再認識してほしいと願っているようだ。一方、戸田さんを尊敬しているというLiLiCoさんは「いつかスウェーデン映画に日本語の字幕をつけるのが夢」と字幕の勉強をしていることを明かしていた。授賞式では、審査委員長・戸田さんらから最優秀賞1名、優秀賞5名、その他の賞の受賞者が発表され、表彰状及び副賞の授与がされた。受賞者はそれぞれに受賞の喜びを語った。ニューヨークと回線を結び、授賞者のひとりが海外から参加するというハプニングもあり、会場は盛り上がった。映画『白雪姫と鏡の女王』は、ジュリア・ロバーツ扮するワガママ女王とリリー・コリンズ演じる勇敢なプリンセスの過激な女の戦いが展開する。劇中の衣裳は『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した日本人デザイナーで今年亡くなった石岡瑛子さんの最後の作品となった。■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年11月05日NHKの大型時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」の取材会が東京近郊のスタジオで11月3日(祝・土)に行われ、主演の大沢たかおを始め、北村一輝、内田有紀、大杉漣、石黒賢、神山繁、江波杏子、高梨臨、伊藤歩が出席した。かつて東北で暮らし中央の人々からは“蝦夷(えみし)”と呼ばれた人々がいた。彼らのリーダーであり、奈良時代の終わりから平安時代初頭にかけて、力でもって東北を自らの勢力下に置こうとする朝廷軍と戦った阿弖流為(あてるい)の姿を描く。蝦夷の民の生活習慣や文化に関してほとんど資料が残されていない中、縄文時代の文化をベースに時代考証が進められた。「時代劇というよりも古代劇」という大沢さんの言葉通り、登壇陣は独特の衣裳で姿を現した。大沢さんは「俳優人生の中でまさか竪穴式住居で生活することになるとは…」と笑いつつも、「花ひとつでも、当時あったものなのかを尋ねると美術スタッフは『万葉集に記述があるので、当時もあったものです』と答えてくれた」と数少ない資料の中から最良の環境を作り上げるスタッフ陣を称賛。そして何より、岩手の大自然で行われた撮影のロケーションに圧倒されたようで「普段はあまりモニターを見ないのですが、ちょっと覗いてみたらビックリするくらい美しかった」と驚嘆を込めて語る。阿弖流為という男については「言葉では説明できないので見ていただくのが一番いいかなと思っています。風や木と会話ができて山の痛みが分かる――僕らが失ってしまったものを持っていた人々の中のひとりではないかと思って演じています」と語り、東北ロケでは「いつも(阿弖流為が)そのへんで見ているだろうと思いながら、『どう思ってるだろう?』ということを常に考えながら演じました」と真摯に語った。内田さんは阿弖流為の妻を演じているが“夫”大沢さんの衣裳を「本当にこの格好が似合ってます!」と語り、「大沢さんが立っているだけで圧倒されています」と劇中の阿弖流為さながら現場を引っ張るリーダーを称賛した。阿弖流為の親友で運命を共にする母礼(モレ)役の北村さんは、「原作の小説も素敵ですが、ドラマはちょっと違う部分もある。そのオリジナリティは原作に負けないくらい素晴らしいです」と熱弁。この時期に東北を舞台にした作品に出演するということに関しても強い思いがあるようで、「あきらめない強さや勇敢さを含んだ物語。阿弖流為がヒーローであるということを東北の人たちに伝えて勇気づけるために自分はどう立ち回ればいいか?懸命に考えて頑張っています」と語った。伊藤さんは、女性ながらも勇敢に敵に立ち向かう戦士を演じている。伊藤さんの家族は東北出身だそうで「改めていろんな本を読んで、自分のルーツを知るきっかけにもなりました」と特別な思い入れを口にした。石黒さんは阿弖流為の兄役で、後に中央の都で役人になるなど数奇な運命を歩むことに。大沢さんが今回の衣裳について「コスプレと間違われる(笑)」と語ったのを受け、「僕はまさにコスプレの極みのような役柄」と笑う。そして「誤解を恐れずに言えば、我々の仕事は“ごっこ遊び”。衣裳や髪、ヒゲを身につけるとあの時代の空気を感じられるような気がして楽しんでます」と充実した表情で語った。大沢さんも「みんなでタイムスリップしようとしています。いままでに見たことのないドラマになると思います」と力強く意気込みを語った。今後、撮影は再び岩手や宇都宮でロケも行われるという。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は2013年1月、NHKにて放送予定。■関連作品:藁の楯 2013年GW、全国にて公開映画 ストロベリーナイト 2013年、全国東宝系にて公開© 2012「ストロベリーナイト」製作委員会
2012年11月04日東映創立60周年記念大作として、北海道での過酷なロケが行われたヒューマンサスペンス『北のカナリアたち』が11月3日(土・祝)、全国で封切られた。同日、主演を務める吉永小百合を始め、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮?あおい、小池栄子、松田龍平、阪本順治監督が東京・有楽町の丸の内TOEIで初日舞台挨拶に立ち、本作の“羽ばたき”にそれぞれの喜びを噛みしめていた。湊かなえ氏の「往復書簡」(幻冬舎刊)に収められた「二十年後の宿題」を原案に、北海道の離島で起こった転落事故によって、運命が狂わされた女性教師・はる(吉永さん)と生徒6人の20年ぶりの再会がもたらす真実、そして衝撃的な結末が描かれる。舞台挨拶では、物語の原点となった分校の教室を再現。登壇者が黒板に書いた本作への思いが紹介された。吉永さんが黒板に書いたのは“輪になって”という言葉。「それぞれ主役級のみなさんが揃ったが、最初はうまくアンサンブルが作れるのか心配だったんです。私もこういうケースは初めてだったので…。でもそんな心配は全然当たらなかった」と現場で育まれたキャスト同士の絆に思いを馳せる。すると柴田さんは「みんな、吉永さんに褒められたかったはず」とふり返り、一同も納得の表情。吉永さんは「いや、そんな…」と頬を赤らめた。宮崎さん、松田さんら20年後の子どもたちを演じる若手実力派キャストも、身が引き締まる思い。「歌を通して一つになれた」(宮崎さん)、「吉永さんはとても雪が似合う方」(松田さん)、「まるで職人のような、本気で映画を作っている大人たちの現場」(満島さん)と口々に本作で味わった経験を語っていた。約1年前にクランクインし、冬は雪嵐吹き荒むマイナス30度の極寒の地で、夏は美しい花々が咲く雄大な自然の中で撮影。サスペンスでありながら、人間の愛と信頼を問いかける『北のカナリアたち』はこの日、大きく羽を広げ、東映によれば興収20億円突破が確実となる好スタートを切った。『北のカナリアたち』は全国にて公開。■関連作品:北のカナリアたち 2012年11月3日より全国にて公開© 2012『北のカナリアたち』製作委員会
2012年11月04日和田竜のベストセラーを映画化したスペクタクル時代劇『のぼうの城』の公開記念舞台挨拶が11月3日(土・祝)、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われ、約7年ぶりの映画主演を果たした野村萬斎を始め、榮倉奈々、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之、平岳大、佐藤浩市、共同でメガホンをとった犬童一心監督と樋口真嗣監督が登壇した。“のぼう様”こと成田長親(萬斎さん)の指揮の下、わずか500の兵で石田三成(上地さん)率いる豊臣方の2万の大軍から、城を守りきった忍城(おしじょう)の史実を映画化した。舞台挨拶ではロックバンド「エレファントカシマシ」が歌う主題歌「ズレてる方がいい」にちなみ、「誰が一番ズレているか?」をテーマに登壇者が喧々諤々。予想通り(?)「ズレていると言えば、上地雄輔。理由はないです」(成宮さん)を筆頭に、上地さんの名前を挙げる声が多く、会場全体も「うんうん」と納得した空気だったが、当の上地さんは本作で知将・三成を演じているだけに不服そうな表情だった。一方、犬童&樋口両監督は「普段自分はシャープだと言うが、そう言っている雰囲気がボーっとしている」(犬童監督)、「存在感含めて、いい意味で浮世離れしている」(樋口監督)という理由で、萬斎さんに一票。萬斎さんは「ズレているとは思っていないが、よく気づいていないとも言われる。だから、きっと私はズレているんでしょうね」と余裕の表情で、“ズレてる”を自覚しているようだ。この日は戦国時代の合戦を描く本作にちなみ、2チームに分かれての玉入れ合戦も行われ、会場は大盛り上がり。佐藤さんは「久しぶりに体を動かした。やっぱり(映像的に)こういう動きがないとね。宣伝さんもいろいろ考えてくれている」と汗をぬぐっていた。『のぼうの城』は全国にて公開中。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年11月04日『狂い咲サンダーロード』『爆裂都市BurstCity』などジャンルを超越した世界観で世界中で熱狂的な支持を受ける鬼才・石井岳龍がオリジナル脚本で挑んだリアル・ファンタジー『シャニダールの花』が2013年に公開されることが決定し、その石井ワールドに参加する綾野剛と黒木華がW主演を務めることが明らかとなった。極めて少数の女性だけに、皮膚に謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲くという不思議な現象が起こる。満開時の花びらから採取された成分は、画期的な新薬の開発に繋がることが発見され、製薬会社はその花の提供者を全国から見つけ出し、その提供者の花の成長を全面的にケアするという特殊な施設“シャニダール”を発足され、その花は“シャニダールの花”と呼ばれ、提供者には億単位の報酬が与えられていた。その施設で新人として働くこととなった響子は研究者である大瀧の下、ユリエ、ミクなど提供者のケアの業務に就くこととなる。ある日、ハルカという新しい提供者が発見されるのだが…。今年、10年ぶりの長編新作『生きてるものはいないのか』を発表し、石井イズムの健在を見せつけた石井監督。“人間に花が咲く”という、またしても独特の世界観をモチーフに「花」と「人間」の関係を問いかける怖くも美しい現代のおとぎ話を描き上げた本作。「この映画を体験した後には、いつもの花がまったく違うものに見えてくる。そんな映画にしたい。そしてこの映画は愛についてのささやかな問いかけでもあります。」と石井は語る。主演には、『ヘルタースケルター』、『るろうに剣心』、『新しい靴を買わなくちゃ』と数々の話題作に立て続けに登場し、2013年大河ドラマ「八重の桜」への出演も控える人気急上昇中の若手俳優・綾野剛。「ただただ、忘れもしません。石井岳龍組。静かな狂気。始動、怖い、不安、それでも懸命に挑み続けよう。クランクアップした瞬間、脳裏に溢れたのは、初日の監督の言葉でした。参加出来た事、大変興奮し感謝しています」と語る。そしてもうひとりの主演を演じるのは、昨年『東京オアシス』でスクリーンデビューし、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」、2012年本屋大賞第1位に輝いた三浦しをん氏の小説の映画化『舟を編む』への出演も決定している若手実力派No.1の呼び声高い、黒木華だ。“初”尽くしで不安だったと語る黒木さん。「綾野さんは凄く感覚的な方だと思いました。反射的というか、瞬時にリアクションを返してくださって、綾野さんのおかげで、楽しみながら安心して現場にいられたのだと思います。初めてのことばかりで、最初は凄く不安でしたが、石井監督とお会いして一緒に作っていく日々の中で、監督の魅力に引き込まれる毎日でした」。そのほかにも『告白』でデビューし、『中学生円山』に劇場版『鈴木先生』などの話題作へと出演が続く刈谷友衣子、『莫逆家族バクギャクファミーリア』の山下リオなどフレッシュな顔ぶれに伊藤歩、古舘寛治などの実力派キャストの参加も明らかにされた。『シャニダールの花』は2013年、全国にて公開。■関連作品:栄光のジェイン [海外TVドラマ]© 2011 KBS. All rights reserved
2012年11月03日映画『黄金を抱いて翔べ』が11月3日(土)に待望の初日を迎え、妻武木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行のキャスト陣に加え、井筒和幸監督が丸の内ピカデリーにて行われた舞台挨拶に登壇した。上映後の舞台挨拶となり、観客の笑顔を見たキャスト陣から「楽しんでいただけたみたいで良かった!」と安堵の笑顔がこぼれた。この日は映画にちなんで本物の金塊が用意されており、豪華舞台挨拶となった。「マークスの山」などで知られる日本推理サスペンス大賞に輝く小説家・高村薫のデビュー作を、『パッチギ!』シリーズなどの井筒和幸監督が映画化。大阪の街を舞台に、メガバンクの地下に眠る240億の金塊を6人の男たちが、死力を尽くして一世一代の強奪作戦に挑む姿を描く。同作における黄金は、ただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えである。会場から大声援で迎えられたキャスト陣の顔は、初日を無事に迎えられた喜びにあふれていた。主演の強盗犯・幸田を演じた妻夫木さんは、観客に「どうでしたか?」と呼びかけ、大きな拍手を浴び、手ごたえを感じた様子で「最後のドキドキ感は観ていてたまらないものがある。その部分を味わってもらえたら…」と自信のコメント。また、井筒作品出演を切望していたという妻夫木さんは「最後のシーンが印象に残っている。船上でのイメージカットを見たとき、あまりのカッコよさにシビレて、泣いてしまった」と感動しきり。さらに「手ごたえを感じながら命を懸けて作った映画です。こんな日本映画の底力があるんだと感じた」と語り、感無量の様子だった。劇中、無精ひげを生やした妻夫木さんの姿が鮮烈な印象を残す。日本映画初出演となったチャンミンさんは、劇中、“自称”工学部留学生で国家スパイの裏の顔をもつモモを演じている。「スピードの速い展開から目が離せない」と観客に向けて熱烈アピール。ほかの共演者たちも「出来上がりを楽しんで観ることができた」(浅野さん)、「どっしりとしたいい映画ができました」(桐谷さん)、「個人的にも好きな骨太の映画です」(溝端さん)、そして西田さんは「観客のみんなが満足してくれた顔をしているのが嬉しい。みんな楽しかったかぁ?」と会場に呼びかけ、笑いを誘っていた。この日、「黄金を盛り立ててくれた」ということで、井筒監督が佐渡の黄金大使に任命されたということが発表された。監督は、照れ隠しに「バラすな」と言いつつも、まんざらでもない様子。作品については「スター映画は久しぶり。全部手を抜かないで、一生懸命やりましたよ」と自信たっぷりにアピールした。主題歌は、安室奈美恵の新曲「Damage」でミュージックビデオを井筒監督が演出している。裏切りや疑心が交錯する物語に加え、計画の推移を綿密に追ったディテールにこだわった描写は必見。映画『黄金を抱いて翔べ』は全国にて公開中。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月03日今年、最もレザーが似合う人物に贈られる「ベストレザーニスト 2012」授賞式が“いいレザーの日”である11月3日(祝・土)に行われ、伊藤英明と剛力彩芽が受賞。また石田純一が“皮革親善大使”に任命された。社団法人・日本皮革産業連合会の主催で、革製品をより広めることを目的に開催されたこのイベント。授賞式の前には部門ごとに優れた革製品を手がけた人物を表彰する「Japan Leather Award 2012」の表彰式も開催された。グランプリには赤ちゃん用の革靴が選出されたが、プレゼンターを務めた石田さんがまもなくパパになるということで同じものをサプライズでプレゼント。石田さんは「グッときちゃいまして何も言えません」と感激の面持ちだった。伊藤さんは19年前に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の準グランプリを受賞したときと同じ会場での表彰に「不思議な気持ち」。この日も愛用の革ジャケットを着用していたが「その人の人生がそのまま出る。一生付き合えるところが魅力」と語った。一方の剛力さんは「レザーは大人のイメージ」と語り、「これからテレビや雑誌でもどんどんレザーを着て、クールな女性を目指したい」と笑顔で語った。妻でプロゴルファーの東尾理子さんの出産予定日があと数日に迫った石田さんは「あと2日、3日です」と落ち着かない様子。出産には立ち会う予定だが仕事のスケジュールもいっぱいだそうで「仕事は立て込んでいますが、うまくいくんじゃないかと楽観視しています。(理子さんは)準備万端です」と明かした。出産予定日の後には理子さんの誕生日、さらに来月には結婚3周年の記念日を迎える。結婚3年目はちょうど「革婚式」にあたるそうで「ぜひレザーのプレゼントを贈りたい。革と共に妻を大切にしたい(笑)」と幸せオーラを漂わせていた。「悪の教典-序章-」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会ガッチャマン 2013年夏、全国東宝系にて公開© タツノコプロ/2013「ガッチャマン」製作委員会
2012年11月03日11月23日(金・祝)より公開となるダニエル・クレイグ主演作『ドリームハウス』。巧妙に仕掛けられた罠のような展開、心に突き刺さる結末で“ヒューマンスリラー”という新ジャンルを打ち立てた本作の公開を記念して、『ドリームハウス』公式サイトでは3週連続でスペシャルコンテンツが展開されることが決定!家族との時間を大切にするため、会社を辞めて郊外の家に引越したウィル。愛する妻・リジーや子供たちと共に引越した新居はかつて惨殺事件の起こった家だった。最初は気にせず生活をしようとしていたウィルたちだったが、次第に家族を狙う不審な男が家の周りに現れ、子供たちは幽霊のようなものを見始めたりと不可解な出来事が起こり始め…。マイホームと家族を守るため、一家を苦しめる問題に立ち向かう家族思いの主人公のウィルを『007』新シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエル・クレイグが、美しき妻・リビーを『ナイロビの蜂』(’05)でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、実生活でもダニエル・クレイグの妻である演技派女優レイチェル・ワイズが熱演している。今作の共演をきっかけに結婚へと至った2人の、リアルな夫婦のケミストリーも見所の一つだが、本作を緊迫感あふれるサイコスリラーたらしめている、3度目のアカデミー賞監督賞ノミネートを誇るジム・シェリダンによる才能にもぜひ注目してほしい。登場人物たちの繊細な心理や感情を丁寧にくみ取りつつも“家族愛”にフォーカスを当て、恐怖と切なさが同居した“ヒューマンスリラー”を作り上げることに成功している。そして今回、本作の公開を記念して、公式サイトでは3週連続に渡りスペシャルコンテンツを開設!第1弾は11月5日(月)、第2弾は11月12日(月)、第3弾が11月19日(月)から始動する。実はすでにその先駆けとして、公式サイト上には隠された謎(=ボタン)が…。そのボタンの先には、公式サイト上にのみ特別に用意された映像を見ることができるのだが、こっそりヒントを言うと、シックなグリーンの壁紙に溶け込んだ少女たちが佇む背景の中に注目を。本編の真相に触れる衝撃的な映像をその目で確かめてみて!『ドリームハウス』は11月23日(金・祝)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国TOHOシネマズ系列にて公開。公式サイト:www.dreamhouse-movie.com■関連作品:ドリームハウス 2012年11月23日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国TOHOシネマズ系列にて公開© 2011 MORGAN CREEK ALL RIGHTS RESERVED
2012年11月02日今年の東京国際映画祭で公式オープニング作品として上映された、世界最高峰のパフォーマンス集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”初の映画化作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』。2週わたって、本作の劇中シーンをお届けするこの企画、第2弾となる今回は、主人公・ミアを不思議な世界への案内人・クラウンが手を引いてシルクの世界へと誘う重要シーンをお届け!本作はドキュメンタリーではなく、シルク・ドゥ・ソレイユの中の最高レベルのショーと絶賛されるラスベガスのレジデントショー、「O(オー)」「KA(カー)」「LOVE(ラブ)」を中心に、不思議な異世界へと迷い込んだ主人公・ミアの恋物語を描く。エルヴィスなど、ビッグネームとのコラボで観る者を釘付けにする「ビバ・エルビス」、ショーの中でも一番アクロバティックな「ミスティア」、マジックがミックスされた「クリス・エンジェル ビリーブ」、魅惑的な「ズーマニティ」の一部も劇中には盛り込まれており、アダムソン監督自身が、ミアがテントからテントへと空中ブランコの青年を探し歩くラブストーリーに合ったものを、この7つのショーから選び出し再構築している。そしてストーリーのキーとなるのが、“クラウン”というキャラクター。劇中、ミアにシルクの世界を案内する重要な役どころだ。演じるのは、「O」のパントマイム・パフォーマー、ベネディクト・ニグロ。ニグロは本作でのキャメロンの手法を「とても科学的だったよ。彼は、ストーリーを僕たちに押し付けたりするのではなく、シルクの7つのショー全てを、ちゃんとうまい具合にスクリーン上で見れるようにしたかったんだ」と解説する。「だから、撮影した後、そのショットに出てこないアーティストたちに『カモン、見てみてくれ。どう思う?どう思う?』といつも聞いていた。誇りに思っている父親みたいにね(笑)。彼は、『あなたたちは、いつもこういうふうにやっているの?』と、いつも再確認していた。それはとても興味深かったよ」と撮影の様子をしみじみとふり返る。今回到着した映像では、大人数のパフォーマーがぴったりと動きを合わせてシクロナイズドスイミングを披露する横を、クラウンとミアが駆け抜ける姿が確認できる。水しぶきが立つ中、パフォーマンスを続ける彼らの方を、まるでミアに何かを伝えるかのように指差すクラウン。そして再びクラウンがミアの手を握り、2人が違う方角に顔を向けたところで今回の映像は幕を引く。さまざまなアングルから撮影される息の合った水中パフォーマンス、そしてクラウンの信じられないような跳躍力。前回、紹介した「ズーマニティ」の妖艶なワンシーンとはまた違い、躍動感あふれる映像に仕上がっている。公開まであと1週間、まずはこちらの映像から奥深い“シルク”の世界を探検してみて。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』は11月9日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。特集:芸術の秋、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』でワンランク上の素敵ガール※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年11月02日ベネディクト・カンバーバッチが、ザ・ビートルズの初代マネージャーを務めたブライアン・エプスタインの伝記映画でブライアン役を演じるようだ。1961年にビートルズのマネージャーに就任し、ときに「5人目のビートルズ」とも呼ばれたブライアンの生涯を描いた本作で、ベネディクトは自身が主演する英TVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」で監督を務めたポール・マクギガンと再タッグを組むことになるようだ。UTA社が製作を担当する本作は、同姓愛者であることを隠し、ギャンブルに溺れ麻薬中毒に苦しんだ末、1967年に薬の過剰摂取によりこの世を去ったブライアンの生涯を描き出すという。トム・ハンクスが、自身の映画製作会社プレイトーンのゲイリー・ゴーツマンやサイモン・ハルフォンらと共に本作のプロデュースを担当する模様で、プロデューサー陣は「この映画は自分で1960年代に最大のパーティーを開いたのに、自分自身がそれに参加することはなかったという男のストーリーです」と語っている。さらに今回の作品だけではなく、先日にはヴィヴェック・J・ティワリーがブライアンを主人公に執筆したグラフィック・ノベル「The Fifth Beatle」の映画化についても報道されたばかりだ。同映画化作品ではヴィヴェック自身が脚本とプロデューサーを担当し、すでにソニー/ATVミュージックパブリッシングからビートルズの楽曲使用の権利を獲得済みだという。■関連作品:SHERLOCK/シャーロック [海外TVドラマ]© Colin Hutton Hartswood Films 2010 John Rogers © Hartswood Films 2010ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月02日“4時間38分”という上映時間の長さで注目を集め、2011年度のベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC賞をW受賞した『ヘヴンズ ストーリー』(’10)が、数多の映画ファンの熱意に応えてこの秋、アンコール上映されるが、本作以外にも今年は、長尺の作品が次々と上映されている。本作を始め、園子温監督の『愛のむきだし』やブラッド・ピット主演作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などこれまでも長尺の作品は、その時間が持つ意味や、作品に込められた監督やキャストたち作り手のまさに“入魂”という言葉が相応しい圧倒的な世界観で観客を魅了してきた。そして今年は特に、4時間を超える長尺の作品が続々と公開。チリが誇る巨匠ラウル・ルイス監督がメルヴィル・プポーとレア・セドゥというフランスの新鋭俳優を迎えて贈る4時間27分の“超大作”『ミステリーズ運命のリスボン』を始め、5時間30分という“トイレ休憩にはいつ行けば…”というようなの驚きの長尺で注目を集めるオリヴィエ・アサイヤス監督が放つ渾身の1作『カルロス』、さらに想田和弘監督『演劇1・2』(2時間52分+2時間50分)と、芸術の秋に相応しい作品が上映される。そんな中、『アントキノイノチ』で世界中から一躍脚光を浴びた瀬々敬久監督の『ヘヴンズ ストーリー』もこの“長尺ブーム”を先導するかのように熱いアンコールの声に後押しされ再びスクリーンで蘇ることに。国内での評価も高く、2010年度「キネマ旬報ベストテン」第3位、「映画芸術ベストテン」第1位に輝くなど、その傑作ぶりはすでに各方面の絶賛の声からも折り紙つきだ。物語は、不条理な殺人が世界各地で起こり続ける、憎しみと復讐の時代が舞台。家族を殺された幼い娘、妻子を殺された若い夫、復讐代行を行う警官、理由なき殺人を犯した青年と、その青年の家族になろうとする女性…彼らを中心に、20人以上の人間たちを、全9章で描き出す。再生とは何か?人類永遠の命題に、鬼才・瀬々監督が挑む、2010年版『罪と罰』と言える壮大な物語が展開する。さらに今回のアンコール上映では、初日舞台挨拶などイベントも多数予定しており、中でも注目は本作の主演俳優のひとり、村上淳にフォーカスしたトークイベント。デジタル化が進む中、35ミリフィルムで上映されるとあって映画ファン垂涎の贅沢な体験となること必至だ。『ヘヴンズ ストーリー』は11月3日(土・祝)よりK’s cinemaにて1週間限定で上映。公式サイト:■関連作品:ヘヴンズストーリー 2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開© 2010 ヘヴンズ プロジェクト
2012年11月02日2010年に韓国で視聴率No.1を記録し、韓国ドラマ歴代平均視聴率第5位にランクインした大ヒットドラマ「製パン王キム・タック」のイ・ジョンソプ監督と脚本家のカン・ウンギョンが再びタッグを組んだ最新作「栄光のジェイン」。待望のDVD第2弾の発売を記念して、本作で主人公キム・ヨングァンを演じたチョン・ジョンミョンのスペシャルコメント映像がこのたびシネマカフェに到着した。コデ商事の社長令嬢・ジェインは、9歳の誕生日パーティーで運転手の息子・ヨングァンと出会う。副社長ソ・ジェミョンの息子・イヌにけしかけられ野球に初挑戦するヨングァン。彼を優しく見守るジェインだったが、その数時間後に運命は一変。不慮の事故で父を亡くした上、母も昏睡状態となり、彼女自身は記憶喪失となってしまう。ジェミョンの陰謀で施設に入れられたまま歳月は流れ、その17年後、看護師を目指すジェインの病院に、いまは野球選手となったヨングァンとイヌが運ばれてきたことをきっかけに再び3人の運命が動き出す――。「キツネちゃん、何しているの?」で人気を博し、除隊後「シンデレラのお姉さん」でカムバックを果たしたジョンミョン。本作では、過去の輝かしい栄光とは裏腹に、二軍でも戦力外通告を受けて球団を追われてしまった男・ヨングァンを演じている。紆余曲折を経て大切なことに気づき、再び夢を追いかけるヨングァンとの共通点について「無鉄砲なところがあって、ひたすら前だけを見て突き進むようなところは僕と似ています。ヨングァンほど常にテンションが高いわけではないですが…」と分析する。出生の秘密、記憶喪失、陰謀、家族愛、復讐劇とさまざまな要素が盛り込まれた本作のストーリーの軸となるのはヨングァン、ジェイン、イヌの三角関係。ヒロイン、ジェインは両親の死、出生の秘密、記憶喪失といった逆境の中でも明るく前向きに生きる女性。ここでズバリ、気になる質問を一つ!実際のジョンミョンが好きな女性のタイプを訪ねると「好きなタイプは年齢と共に変わっていますが、まずは仕事を持っている女性が好きです。自分の仕事について、自分だけのポリシーを持っている人」とハッキリと言い切るその姿勢には好感度バツグン。同作ではヨングァンが美味しそうなククス(小麦粉で作った細いうどんの様な麺)を作るシーンがあるのだが、どうやらそのシーンを撮るために実際に料理に挑戦したらしく「ククス屋の料理人の方から製麺や麺の茹で方といった基本的なステップを習いました。慣れないので撮影は大変でしたが、料理を教わるのは好きなのでとても面白かったです」と嬉しそうにふり返るジョンミョン。優しそうな目元、まだどこかあどけさの残る表情に思わずときめいてしまいそう?そんなジョンミョンが本作のリリースを記念して届けてくれたメッセージと共に、まずはこちらの動画から彼の魅力をチェックしてみて。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERYドラマ「栄光のジェイン」<セル>「栄光のジェインDVD-SET1」(6枚組)価格:19,950円発売中「栄光のジェインDVD-SET2」(6枚組)価格:19,950円発売中<レンタル>vol.1~vol.12 レンタル中販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント公式サイト:© 2011 KBS. All rights reserved■関連作品:栄光のジェイン [海外TVドラマ]© 2011 KBS. All rights reserved
2012年11月02日ステラ・マッカートニーが、先月31日(現地時間)に行われたブリティッシュ・ファッション・アワードで最高賞にあたるデザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。過去20年間で同賞を獲得した5人目の女性となったステラは、ロンドンのローレンス・ホールにて開催された授賞式にてトロフィーを受け取った。近年、ヴィンテージ風のファブリックをスポーティーに仕上げたデザインが人気を博しているだけでなく、ステラは今夏のロンドン五輪ではイギリス代表選手の公式ユニフォームを手掛けたことが記憶に新しい。さらにステラは、最近ではパフューム・ラインを立ち上げた他、サングラスのデザインやアディダスでもクロージング・ラインを発表するなど幅広く活躍しており、今後ランジェリー・ラインを展開する予定もあるという。同アワードではほかにも、ヴィヴィアン・ウエストウッドが特別賞にあたるアウトスタンディング・アチーブメント・イン・ファッションに輝き、アニヤ・ハインドマーチがデザイナー・ブランド・オブ・ザ・イヤーを、マルケッサがレッド・カーペット・オブ・ザ・イヤーを受賞した。さらに、先日ファッション業界を引退し女優に転身すると発表したアギネス・ディーンが、モデル・オブ・ザ・イヤーに輝いている。
2012年11月02日『家族』、『幸福の黄色いハンカチ』、『息子』、『学校』シリーズ、『おとうと』、そして『男はつらいよ』シリーズと、その時代、時代の家族を見つめ続け、先日にはその功績が称えられ、2012年度文化勲章を受章した山田洋二監督による最新作『東京家族』。小津安二郎監督の不朽の名作『東京物語』をモチーフに、山田監督が2012年の東京を舞台に“今の家族”の物語を描いた本作の待望の予告編が遂に解禁となった。2012年5月、瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)夫婦が上京。東京の郊外で個人病院を営む長男の幸一(西村雅彦)、美容院経営者の長女の滋子(中嶋朋子)、舞台美術の仕事をしている次男・昌次(妻夫木聡)たちは、東京滞在中は両親に楽しく過ごしてもらいたいと世話を焼くが、のんびりとした暮らしをしてきた2人とは、あまりにも生活のリズムが違い、家族の間には少しずつ隙間ができ始める…。山田監督にとって81作目となる最新作で描かれるのは、2012年現在を生きる家族の物語。今回公開となった予告編では、橋爪さん演じる周吉が妻夫木さん演じる昌次に「のう、昌次。母さん、死んだぞ」と言葉をかけ、泣くのをぐっとこらえていた妻夫木さんが思わず涙してしまうシーンからスタートする。上京してきた周吉、とみこに対する反応は同じ家族でも様々。そして平山夫妻を取り巻く家族の風景が、久石譲の音楽と共に丁寧に映し出され、予告編ラストには「親をもつ、子をもつ、すべての人へ―」というメッセージが流れる。小津安二郎監督が家族の絆と喪失を描いた『東京物語』から60年――。これはスクリーンの中の家族の物語ではなく、私たち一人一人の物語でもあるのだ。巨匠・山田洋二が紡ぎ出す、現代の“家族”の姿にあなたは何を思うだろうか?『東京家族』は2013年1月19日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:東京家族 2013年1月19日より全国にて公開© 2013「東京家族」製作委員会
2012年11月02日都会の喧噪から離れて大好きな電車に揺られ、こよなく愛する駅弁を楽しむ。何とも贅沢な旅のご褒美を結婚10周年にもらった35歳男子、中原大介の旅路を描き、心和む内容で人気を博したコミック「駅弁ひとり旅」。今年の春にTV放送された同名ドラマで、主人公・大介を演じたのが、年同じくしてドラマ、映画、舞台と縦横無尽に活躍し続ける岡田義徳だ。大介とは対象的に「申し訳ないですけど、本当に雑食なんです(笑)」と言うが、旅を通して思わぬ変化が?俳優としての旅路と共に明かしてくれた。上野発の東北本線からスタートする大介の旅。駅弁を満喫しながら、道すがら出会ったマドンナたちと旅を共にする姿はどこか寅さんを彷彿とさせつつ、ドラマと旅番組が融合したスタイルは新鮮である。「僕もそこを一番大事にしました。“演じにくいことをしない”というのを監督と話し合ってやってました。食べたときのリアクションも『無理にとらなくていいですよ』って言ってくださって。お弁当を食べるシーンは『じゃ、食べてください』って言われて、食べているのを2つのカメラでずっと狙ってるだけだったんです。だから、何か言わなきゃというときもあれば、美味しいから何も言わなくてもいいかなというときもあって、お弁当の感想は作り込まないで食べてました。ものを口に入れてから美味しいと感じるまで何秒かかかるじゃないですか?そこは大事にしました。ドラマのような、ドキュメンタリーのような、情報番組のような、いろんな要素がごちゃっとした中でちゃんとした一つの作品になって良かったと思います」。さて、その「食」に関しては、自身は「雑食」と認める岡田さん。「お茶もコーヒーも好きですし、そんなに世の中マズいものってないじゃないですか?人がマズいって言うものでも“結構うまいけどな…”って食べますね。食べることが幸せだと思うか、美味しいものを食べることが幸せだと思うかの違いって大きいと思うんです。僕は食べられることが幸せだと思うので、ちょっと予想の味と違っても気にならない。でも好きなものについては、どんな方が作ったかとか、どんな文化で生まれたのかとか、気になるとすぐに調べたくなるんです(笑)」。本作で紹介される駅弁の数は20余りに及ぶが、岡田さんが実際に食した数はそれ以上。これだけ食べ尽くせば、立派な駅弁通を名乗れそうだが?「今回、事前に駅弁や鉄道に関する資料をいただいていたので、全部読んで撮影に臨みました。本当にたくさんあって、中でも山形(酒田駅)の『ががちゃおこわ』というおこわだけの弁当は最初、全部食べれるのか?と思ったんですけど、食べ始めたら全部食べられて、おかずはいらないなと思えるお弁当でしたね。駅弁を買うときって色とりどりのものを選びがちじゃないですか?でもこの番組を通してみて、シンプルなものも美味い弁当なんだと思いました。あの手この手を使わない自信があるんです。駅弁だけじゃなくてロケ弁に対しても見方が変わりましたよ(笑)。一年の中できっと11か月くらいロケ弁で生活してるんですけど、その中の何が美味しいかというのを探しながら食べるようになりました。この漬け物美味いねとか、このおかずチョイスいいなとか。僕らは簡単に買うけど、作っている側は本当に思い入れのあるお弁当だったりするので。パッケージもかわいいのがたくさんあるので、いろんな楽しみ方がありますよね」。それにしても、この主人公・大介は趣味も駅弁ならば仕事も駅弁屋と、趣味と仕事の間に垣根がない。これほどまでに没頭できるものがあるのは羨ましい気もするが、その悦びは岡田さんも共感できるという。「大介は人が食べるものや自分が食べることが本当に好きな人なんだなと思います。僕も一番落ち着く場所は(撮影)現場だし、どんなにザワザワしてようが、自分が芝居をする立ち位置でぼーっと過ごしている時間が大切な時間なので、共感できる部分はありますね。自分が本当にそれが好きかどうかを見極めるのは、すごく時間がかかる。本当に嫌いになる時期もあるし、やっぱり好きだと思える時期もありました。いまはそれを通り越えてそこにいるのが落ち着くという感じです。僕らみたいな仕事は作品のたびに違う人に出会えて、違う刺激がもらえる。それはものすごく贅沢なことだと思います。それに何にでもなれる仕事だから、イメージを持たれるのが嬉しいしそれを払拭していくのも仕事として楽しいですよ、やってて。昔は自分のことを器用だと思ってたんですけど、最近、全然器用じゃないなと思って。30を超えてからかな?20代までは勢いで突っ走れましたけど、30代は完全に実力が問われる。できて当たり前のことができなかったら失敗になるし、それをどう乗り越えるかだけを考えていかなきゃいけないですからね」。愛するものに没頭できることと、それを続けられること。岡田さんにとって俳優という仕事ともう一つ、10代から続けてきた音楽も大事なライフワークだ。「音楽をやってるときと演じているときは気持ちは違うんですけど、共有できるものはすごくあって。演じているときは常に何かしらの音楽が頭の中で流れているんですよ。『駅弁』のときは…駅弁のことしか考えてなかったですね(笑)。一日最低5食、しかも自分のタイミングでは食べられないので、いつも頭の中で『自分は腹が減っている』と言い聞かせてましたから。今後、もしグルメレポートをやるなら?もっと言葉を勉強しないといけないですね。実際、グルメレポーターのように『○○のようだ』って言葉がすぐ出てこないですもん。だから今後に向けて(本作の)シリーズ化はどうでしょう…、『シリーズ化しないのか?』って書いておいてくださいね!」。まだまだ続く岡田さん、そして大介の旅。ぜひその旅の続きを期待して待ちたい!「駅弁ひとり旅 ~東北編~」【ディレクターズカット版】価格:9,450円(税込)発売日:11月2日(金)発売元:株式会社ショウゲート/アミューズソフトエンタテインメント株式会社© 2012「駅弁ひとり旅」製作委員会
2012年11月02日ジョージ・ルーカスは、ルーカスフィルムをウォルト・ディズニーに売却した際に得た40億5,000万ドル(約3,200億円)の大半をチャリティー活動に寄付する意向のようだ。先月30日(現地時間)にディズニーによるルーカスフィルムの買収と、『スターウォーズ』シリーズ新3部作の製作が公表されたばかりだが、今回ルーカスフィルムの代理人は「ジョージ・ルーカスは以前から今回の契約が結ばれた場合は、弊社の売却益の大半を自身で行っている慈善活動に寄付する意向を示していました」と語っている。借金をほとんど抱えていないと言われているルーカスフィルムの単独オーナーであるジョージは1991年に、学校におけるイノベーションを促進するチャリティー団体「ジョージ・ルーカス・エデュケーショナル・ファンデーション」、別名「エデュトピア(Edutopia)」を設立している。そんなチャリティー活動に貢献しようと尽力するジョージだが、2015年に公開予定と発表された新作『スター・ウォーズエピソードVII』(エピソード7)のストーリーは、ティモシー・ザーンにより制作された「スターウォーズ」シリーズのスピンオフ小説である「スローン3部作」に基づくことはないとも報道されている。オリジナルのファンからも人気の高いティモシーの同原作は、1983年公開の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から5年後の世界が描かれており、登場人物たちもオリジナル3部作と同じだ。しかし、「E! Online」の報道によれば、ルーカスフィルムの関係者が新3部作はティモシーのスピンオフ小説とは関係なく、30代から40代になったルーク・スカイウォーカーが更なる冒険を繰り広げる「オリジナルストーリー」になると語っているという。ティモシー原作の「スローン3部作」は1991年の「帝国の後継者」を皮切りに出版され、ベストセラーを記録している。
2012年11月02日ジョニー・デップが、ヴァネッサ・パラディとの破局の原因とされたアンバー・ハードとまたヨリを戻したようだ。今年6月、14年間パートナーだったヴァネッサ・パラディと破局したジョニー。その影には主演作『ラム・ダイアリー』で共演したアンバー・ハードの存在があったと言われている。2人は5月にラスベガスで仲睦まじく過ごす様子を目撃され、アンバーはジョニーが新作『The Lone Ranger』(原題)を撮影中のロケ地も訪れていた。だが、ヴァネッサとの破局報道の過熱を受けて、アンバーはジョニーと距離を置くようになっていた。だが、ジョニーの方はアンバーを諦めきれず、9月中は毎日、手書きの詩を添えたバラの花束を贈り続けたという。その熱意にほだされ、アンバーはジョニーが所有するバハマ諸島のリトルホールズ・ポンドケイで一緒に短い休暇を過ごした。「アンバーとジョニーの相性はとても良いのですが、彼女も彼も長年の相手と別れたばかりだったので、シングルで過ごす時間も必要だと彼女は考えたのです」と関係者はイギリスの大衆紙「The Sun」に語った。バイセクシャルのアンバーはジョニーの破局報道後に同性の恋人と破局している。「ジョニーは夏の間中、彼女に会えず寂しがっていました。2人とも文学が好きですから、(詩を贈るという)彼のやり方は功を奏しましたね。数週間前にバハマでロマンティックな時間を過ごし、彼らはまたカップルになりました」。バハマから戻った後、アンバーは毎晩ロサンゼルスのジョニーの家で過ごしている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.
2012年11月02日韓国ドラマ「お願い、キャプテン」に出演する主演のチ・ジニと共演のイ・チョニが来日し、11月1日(木)、都内で開催されたプレミア試写会の舞台挨拶に登壇。作品の見どころや撮影秘話を明かしてくれた。航空業界を舞台に、新米女性パイロットと完全主義者のパイロットの切ない恋を中心に彼らを取り巻く人々の葛藤やドラマを描き出す。「宮廷女官チャングムの誓い」や「トンイ」で知られるジニにとって1年ぶりのドラマ出演となった本作。天才パイロットのユンソン役のオファーについて「あのカッコイイ制服を着てみたかったし、男の子なら一度は飛行機や機長に憧れるものだと思います。いつかこういう役をやってみたかったという思いもあり、すぐに『やります』と返事をしました」とふり返る。一方、管制官のドンスを演じたチョニは「これまで管制官という仕事がドラマなどで紹介されたことはなく、僕自身、どんな仕事なのか分かっていませんでした。それで実際の管制官の方に会って見学させていただいたんですが、知ってみるとすごく重要な仕事でした。この仕事をドラマで紹介できたら、そしてあのプロフェッショナルな姿を演じてみたいと思ってこの仕事を引き受けました」と明かした。準備にあたっては、2人ともコクピットや管制塔で飛び交う複雑な専門用語や凄まじい数のスイッチに頭を悩ませた様子。実際にシミュレーションでトレーニングを積んだジニは、着地に失敗して「いまので350人が死んじゃったよ」と伝えられたこともあったとか…。チョニも「いつも専門用語を口ずさんでいた」という。撮影は韓国国内での大規模なロケに加え、ロンドン、オーストラリア、日本でも行われた。オーストラリアの撮影では、ジニ自身もプロのパイロットと同乗し、小型プロペラ機の操縦に挑戦したそうで「プロの方から『ちょっとやってみるか?』と言われて30分ほど、操縦桿を握りました」と嬉しそうに語った。だが、チョニの方はほとんど管制塔を出ることがなかったようで国外ロケもなし。「飛行機のセットすら見ておらず、ジニさんとの共演シーンもほとんどが寒々しい家の前ばかり。飛行機のセットに行けなかったことだけが心残りです」と苦笑いを浮かべていた。ファンから花束を受け取ると、ジニは「いつも変わらず、来日のために温かく迎えていただき『ありがたい』を通り越して、『すごいな』という思いです」と満面の笑み。プライベートでは来日経験があるものの、プロモーションでは初めての来日となったチョニは「マンガで覚えた」という「スゲー!」という日本語を披露しファンを沸かせていた。ドラマ「お願い、キャプテン」は11月7日(水)より発売。「お願い、キャプテン<ノーカット完全版>コレクター・ボックス1」(6枚組)「お願い、キャプテン<ノーカット完全版>コレクター・ボックス2」(6枚組)価格:各16,800円(税込)発売日:11月7日(水)発売元/販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト:© SBS © Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:お願い、キャプテン [海外TVドラマ]© SBS © 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2012年11月01日桐谷健太が映画俳優になることを決意したのは、保育園の頃だったという。夢が叶ったのは20代前半。井筒和幸監督がメガホンを握った『ゲロッパ!』で銀幕デビューを飾る。井筒監督について尋ねたとき、真っ先に出てきた言葉は「確実に自分の人生を変えてくれた人」。それは決して大げさではない。続いて出演した井筒作品『パッチギ!』ではエキセントリックな不良学生役で存在感を発揮。この作品での爆発に誘発されるかのようにその後、『ROOKIES』や『BECK ベック』などハマり役とも言えるハジけた役柄を次々と好演し、着実に若手人気俳優としての道を歩み始めた。そして2012年、井筒監督が三度、桐谷さんを変える!まもなく公開となる『黄金を抱いて翔べ』で桐谷さんはメガバンクの地下に眠る黄金強奪を目論む一味に加わっている。本作で桐谷さんが自らに感じた変化、成長とは――?公開を前に熱く語ってくれた。「井筒さんが『映画を撮る』、『健太をメインどころで使いたい』と言っていると聞いて、内容も何も全然聞かずに『はい、やります!』と言ってました(笑)」と明かす桐谷さん。原作は人気サスペンス作家・高村薫のデビュー小説で、井筒監督が長年、映画化を切望してきた作品でもある。大阪のメガバンク本店から240億円相当の黄金を盗もうとする6人の男たちの姿を描く。『ゲロッパ!』に始まり、『パッチギ』シリーズ2本を経て、井筒作品への参加は本作が4作目。「抽象的な言い方しかできないけど…」と前置きしつつ、井筒組に漂う独特なムードをこう表現する。「空気の粒子が細かいというか、クッキリしている気がします。あの空気に触れると『うわぁ、始まるんだ』って感じがして、撮影中も『オレはいま、映画を撮っているんだ』というのを強く感じます。緊張感とみんなが一つの方向を向いている一体感がある。それができるのは監督の中で自分がやりたいこと、撮りたいものがはっきりとあるからだと思います」。ちなみに過去3作品で桐谷さんは、監督からの罵倒あり、ムチャぶりありという厳しさの中で鍛えられたという。「メチャクチャに怒鳴られてましたよ。『このシロウトがっ!』とか平気で言ってきますし、『健太、なんか面白いことやれ。はい、本番!』みたいな指示も出るし(笑)。こっちは考える間もなく直感でやってました。やってみたら『面白いやんけ。それでええんや』って。そのおかげでテストからどんどん自分のやりたいことをアピールするようになりました。直接、そういう言葉を掛けられたわけじゃないけど『やりたいことを全力でやってみたらええんや』ってことを教わったと思います。そこからブッ飛んだ役やテンションの高いキャラクターのオファーがどんどん来るようになりましたね」。黄金強奪を企てるチームのメンバーを演じる共演陣には妻夫木聡に浅野忠信、溝端淳平、チャンミン(東方神起)に西田敏行と錚々たる顔ぶれが並ぶ。井筒監督が、この俳優たちとならできると確信を持って撮影に臨んだということもあってか「監督が現場で大声を出すことはほとんどなかった」と桐谷さんはこれまでの現場との違いを証言する。そしてもう一つ、これまでと何より大きく違うのが桐谷さんに与えられたキャラクター。井筒作品で、しかもこの面々の中に桐谷さんの名が並んでいると、どうしても桐谷さんが演じた野田という男に対し、ハジケっぷりのよいイケイケのムードメーカーの男を想像してしまうが、意外にも野田はクールなシステムエンジニア(!)。黄金強奪に向けてブレーキをかけることを知らない“肉食系”、“野獣系”の男たちの中にあって、逃げ腰でビビリ気味の一面を覗かせる。「こういう役を井筒監督からいただけたというのが何より嬉しかったです。最初に話を聞いたときは『またブッ飛んだ役かな?』と思ったので、システムエンジニアと聞いて一瞬『マジで!?』って(笑)。このメンバーの中で野田がどういう存在かと考えたら、映画を観ている人の感覚に一番近い男だと思うんですよね。逆にほかの連中は『なんで?』って言いたくなるくらい飛んでるから(笑)。その意味で、観る人にこの物語をありそうな話だと感じてもらう上でキーになる男。一方で、すごく奇妙さを感じさせる男でもあるんです。しかも第一印象で『こいつおかしいよね』と思わせるのではなく、じわじわと胡散臭さがにじみ出てくる。そこは意識しましたし、演じていて楽しかったです」。また新たな一面を井筒監督に引き出してもらった形だが、桐谷さん自身、20代から30代と年齢を重ねていく中での自身の変化に“必然”を感じていたとも明かす。「なかなか言葉にはできないけど、日常を含めてあらゆる面で自分が変わっていっていることを感じてます。そういう内面的なところでの変化がない限り、入ってくる役柄も変わらないんじゃないか?という思いもありました。芝居って結局、自分以上のものはできない、全ては自分の中から出てくるものだと思ってます」。冒頭でも述べたように映画俳優になることは保育園のときからの夢であり、20代前半でその夢を叶えたが、桐谷さんはそこから一度として立ち止まったことはない。常に演じることへの飢餓感をもって10年もの年月を疾走してきた。「もうガムシャラですよね。思い返せばいろいろな作品をやってきたけど、その一つ一つで瞬間を生きてきたというか、あまり意識的じゃなかった。ようやく30歳を超えたあたりで、俯瞰で物語を見られるようになってきたかなと思います。でも、変わらないのは喜びも幸福も一瞬だということ。夢が叶ったときであれ、芝居がうまくいった瞬間であれ、幸福感はあるけどほんの一瞬で、すぐにフラットに戻るんです。だからこそ常に何かに挑戦したいし、変化し続けたいです」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月01日今年公開され、興行収入30億円という大ヒットを記録した『るろうに剣心』。主演の佐藤健を始めとする豪華なキャスト陣が繰り広げるハリウッド顔負けのアクションで、その人気は海を越え数多くの映画祭で上映され、いまなお世界中で熱狂を巻き起こしている。そんな熱気冷めやらぬ中、この冬、本作のブルーレイ&DVDがリリースされるのを記念して、剣心役に挑んだ佐藤さんから特別コメントが到着した。90年代に「週刊少年ジャンプ」で連載され、単行本の発行部数累計5,700万部を超える人気漫画の待望の実写化。佐藤さん扮するかつて“人斬り”として歴史の闇で暗躍した男・緋村剣心が、明治の時代の幕開けで「不殺(ころさず)」を誓い、生き抜く姿を描く。男女問わず、さらに国境を越えて人気を誇るベストセラーコミックが原作とあって、佐藤さんはかなりの気合いで挑んだよう。監督を務めた大友啓史(NHK大河ドラマ「龍馬伝」)には、「アクションカッコ悪かったら、役者辞めます」とまで宣言していたのだとか。そんな気合い十分で臨んだ佐藤さん、しかし撮影は思いのほか過酷なものだったようで「ここまで本格的なアクションに初めて挑戦した作品」、「本当に役者生命を賭けて挑まさせていただきました」としじみじみふり返る。さらに今回リリースされる豪華版には、向かうところ敵なしの剣心にも引けをとらないファン垂涎の“最強”の特典がついてくるのだとか。その中でも、佐藤さんが初挑戦したという劇中映像を見ながら撮影当時をふり返るビジュアルコメンタリーは必見!2回目に劇場で観たとき「泣きそうになった。人を斬りたくないのに、斬っている剣心を観て、悲しくなった」と語り、壁を使った宙返りアクションのシーンをふり返りながら、このとき足の指にヒビが入っていながらも1発でOKを出したという裏話など、貴重な秘話が満載。これを見れば、本編134分間の全てに役者魂・職人魂が込められていることが感じられるはずだ!『るろうに剣心』ブルーレイ&DVDは12月26日(水)より発売。「るろうに剣心 豪華版(2枚組)」[ブルーレイ]価格:6,930円(税込)「るろうに剣心 豪華版(2枚組)」[DVD]価格:5,985円(税込)「るろうに剣心 通常版」[ブルーレイ]価格:3,990円(税込)「るろうに剣心 通常版」[DVD]価格:2,980円(税込)発売日:12月26日(水) ※レンタル&オンデマンドも同日開始発売/販売元:アミューズソフトレンタル&オンデマンド発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 和月伸宏/集英社 © 2012 「るろうに剣心」製作委員会■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会
2012年11月01日