cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2018/2206)
ソニー・ピクチャーズアニメーションによる3Dアニメ『モンスター・ホテル』で日本語吹替え版のボイスキャストを務める川島海荷と藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が8月10日(金)に予告編のアフレコ収録に挑戦した。人間に目の敵にされて生きにくい世の中を生きるモンスターたちの憩いの場としてドラキュラが創業した“モンスター・ホテル”。箱入り娘として育てられたドラキュラの娘によりによって人間の青年が恋をしたことから、ほかのモンスターを巻き込んだ大騒動が勃発する――。ドラキュラの大事なひとり娘・メイヴィスを演じる川島さんは「モンスターだけどピュアで人間味のある作品になってます」と魅力をアピール。藤森さんはメイヴィスに恋する“チャラ男”ジョニーの声を担当するが、「ここに今後のヒントが隠されてると思います。ジョニーは軽薄だけど優しいし、かわいらしい部分もある」と新キャラ発掘のインスピレーションを授かったようだ。川島さんと藤森さんの本格的な共演は初めてだが、川島さんは「思ったよりチャラくなかったです」と正直な第一印象を明かす。藤森さんは「初対面なのでちゃんと挨拶しました」と語るも、川島さんから「多分、朝が苦手なんですね。ずっと黙ってました(笑)。スイッチがある方なのかな」と鋭く分析されタジタジ?「スイッチでバチンとチャラくなります(笑)!」と開き直っていた。川島さんはこの春から大学に通い始めたが、「仕事をしながらなので普通の大学生ほどはエンジョイできてないと思います」と明かす。これから素敵な出会いの可能性も広がるが、“チャラ男”に関しては「チャラいのは怖いので」とあっさり却下。これには藤森さんも「チャラい奴には気をつけてね(笑)」とうなづいていた。昨晩から早朝にかけてはロンドンオリンピックの女子レスリングでの吉田沙保里選手のオリンピック3連覇達成や、なでしこジャパンのアメリカとの決勝など多くの人々が眠れぬ夜を過ごしたが、2人とも早朝までサッカーを観戦していたそう。川島さんは「感動しました!」と興奮した面持ちで日本選手の奮闘を称えた。銀メダルを獲得したなでしこに続いて、男子サッカーも韓国との銅メダルを賭けた戦いが控えるが、藤森さんは“元祖・チャラ男”として、代表チームのチャラ男こと大津祐樹選手を応援。「彼が点を獲ると、翌日にスポーツ紙が僕にコメントを取りに来るんです。仕事が増えるね~」と別の意味でも熱い視線を送っていた。『モンスター・ホテル』は9月29日(土)より全国にて公開。■関連作品:モンスター・ホテル 2012年9月29日より新宿ピカデリーにて公開
2012年08月10日その壮大さゆえに“映像化不可能”とまで言われた冒険小説の金字塔「指輪物語」を3部作で見事映像化し、世界各国で大ヒットを記録した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。最終章の公開からおよそ8年、ピーター・ジャクソン監督がそのプロローグにあたるJ.R.R.トールキンのもう一つの傑作小説を、第1部『ホビット 思いがけない冒険』を皮切りに、当初2部作での公開予定から急遽3部作として制作することが決定!第1部の公開に先駆けて、新たな旅の始まりを予感させる本作のポスタービジュアルが披露された。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にする物語が3部にわたって描かれる。今回公開となったのは、その第1部『ホビット 思いがけない冒険』のポスター・ビジュアル。イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使い・ガンダルフが、大草原が広がるホビット族の村の中で静かに佇む姿が描かれている。ここにはマーティン・フリーマン扮する主人公ビルボ・バギンズの姿は描かれていないものの、これから待ち受ける“思いがけない冒険”の始まりを予感させる仕上がりとなっている。当初、2部作での公開を予定していた本作だが、ジャクソン監督の意向により急遽3部作となることが正式発表され、海外ではこの新たなシリーズへの期待感が急激に高まっているという。この決定に際し、ジャクソン監督は「1作目、2作目のラフを見てみたが、ストーリーのまとまり具合に非常に満足した。それでも(原作の)『ホビットの冒険』の物語の豊かさと『指輪物語』に登場する内容を考えてみると、一つの疑問が頭をもたげた。つまり、ストーリーをもう少し語ったほうがいいのではないかと。映画製作者として、そしてファンとして我々が導き出した答えは無条件に“yes”だった」と一切の迷いは無かったことを明かす。ガンダルフ役のイアンやビルボ役のマーティンを始め、ケイト・ブランシェット、オーランド・ブルーム、イライジャ・ウッド、そしてゴラム役のアンディ・サーキスまで、『ロード・オブ・ザ・リング』でおなじみのキャラクターが再び登場するのに加え、さらなるボリューム追加の知らせ。新たなるシリーズが、再び映画ファンを壮大なるファンタジーの世界へと連れて行ってくれそうだ。第1部『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)、第2部『ホビットゆきて帰りし物語』は2013年12月13日(金)、第3部は2014年夏に2D/3Dでの公開を予定している。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月13日より全国にて公開
2012年08月10日シャイア・ラブーフ(『トランスフォーマー』)が、ラース・フォン・トリアー監督(『メランコリア』)が手がける官能作品『The Nymphomaniac』(原題)へ出演交渉中だという。女性のエロスを描いた同作での役柄は未定だが、既に出演が決定しているシャルロット・ゲンズブールやニコール・キッドマンと共演を果たすことになりそうだ。本作はステラン・スカルスガルド扮する一人の夫の視点で、シャルロット扮するヒロインの青春時代から50歳に至るまでの性の探求を描いたエロティック・ロマンス作品。2部構成で、そのうちの1つのパートでは激しい性描写がなされるという。ドイツのNRW社が資金調達を担当しており、9月に同国のノルトライン=ヴェストファーレン州でクランクイン予定。シャイアは、トム・ハーディと共演したジョン・ヒルコート監督の『Lawless』(原題)やロバート・レッドフォードが監督、主演を務める『The Company You Keep』(原題)など次々と新作の公開を控えており、先日、エヴァン・レイチェル・ウッドとの共演作『The Necessary Death of Charlie Countryman』(原題)の撮影が終了したばかりである。■関連作品:Lawless (2012/原題)
2012年08月10日『ラスベガスをぶっつぶせ』、『決闘の大地で』の女優ケイト・ボズワースが1年前から交際中の映画監督、マイケル・ポリッシュと婚約したことが明らかになった。ケイトが「Vogue.com」に掲載している韓国への旅行日記上で自ら明かしたもので、彼女は「ソウル第1日目、婚約者のマイケル・ポリッシュと私は思い切って昌徳宮を探訪することにしました」と記した。日記には街の風景やホテルのエレベーター内でドレスアップした2人のツーショットなども盛り込んで、韓国での日々が綴られている。2人は、ケイトがマイケルの監督作『Big Sur』(原題)に出演したのをきっかけに交際が始まった。昨秋頃からケイトは左手薬指にシンプルな金の指輪をはめていて、マイケルと極秘結婚したのでは?と、うわさになったこともある。ケイトは現在29歳、マイケルは13歳年上だ。かつてはオーランド・ブルームやアレクサンダー・スカルスガルドといった二枚目スターと交際してきたケイト。今年4月に出演作『L!fe Happens』(原題)のプレミアでは「E! News」の取材に「しばらくシングルだったけど、いまは決まった相手と落ち着いていて幸せよ」と語っていた。(text:Yuki Tominaga)© Tsuni/Gamma-USA/AFLO■関連作品:決闘の大地で 2012年4月14日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2010 Laundry Warrior Ltd. All Rights Reserved.ラスベガスをぶっつぶせ 2008年5月31日より有楽座ほか全国にて公開© 2008 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved
2012年08月10日時代を超えて読まれる、ライマン・フランク・ポームの傑作児童文学「オズの魔法使い」の“知られざる過去”を、ディズニーと『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督が描くアクション・ファンタジー『オズ はじまりの戦い』が、来年の春に公開決定!注目の本作のポスター・ビジュアルと共に、魅惑的世界の“光”と“影”を映し出した予告編がこのほど到着した。一人の冴えない手品師・オスカーがある日、嵐に巻き込まれ迷い込んだのは、不思議に満ちた魔法の国“オズ”の世界。次々とオスカーの前に現れる奇妙でどこか愛らしい生物、人形のような悲しい目をした小さな少女、そして美しい魔女たち…。オズ誕生の物語がいま、明らかになる――。『アリス・イン・ワンダーランド』、『ナルニア国物語』シリーズなど実写映像化不可能と言われてきた作品世界を見事に表現し、至高のファンタジー作品を世に送り続けてきたディズニーが、鬼才サム・ライミと手を組んで描くのは、数奇な運命に導かれた一人の男が偉大なる“オズの魔法使い”となるまでの軌跡。主人公・オスカーを演じるのは、『127時間』や『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』など話題作への出演が相次ぐ演技派ジェームズ・フランコ。さらに、オズの国の美しき3人の魔女たちを『マリリン 7日間の恋』でゴールデン・グローブ賞に輝いたミシェル・ウィリアムズ、『ボーン・レガシー』の公開を控えるレイチェル・ワイズ、そして『ブラック・スワン』のミラ・クニスが演じており、艶やかに美を競い合う!モノクロだった現実世界から色鮮やかな“オズ”の世界のワイドスクリーンへと切り替わり、まるでオスカーと一緒におとぎの国に迷い込んだかのような錯覚に陥るこちらの予告編。ミラ、ミシェル、レイチェル扮する3人の魔女はそれぞれ赤、白、黒の衣裳に身を包み登場しているが、果たしてこの3人の関係とは?また予告編ラストに登場するのは、鋭い爪をもつ不気味な緑色の手。美しきオズの国で展開される不穏な展開を予感させる。同時に公開となったポスターは、主人公・オスカーの乗った気球が暗雲立ち込める嵐の中から光ある世界へと向っていく、まさに“始まり”を思わせる仕上がりだが、そこには「“美しすぎる”ファンタジー・バトル」という文字が。一体、この先どんな運命がオスカーを待ち受けているのか――?まこちらの予告編から圧倒的な映像美のワンダーランドに足を踏み入れてみて。『オズ はじまりの戦い』は2013年3月8日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開ボーン・レガシー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年08月10日映画『ハイザイ~神さまの言うとおり~』の完成披露試写会が8月9日(木)に都内で行われ、主演の落合モトキを始め深水元基、スネオヘアーが舞台挨拶を行なった。1週間にわたる沖縄ロケで撮影された本作。若いヤクザと彼に人違いでさらわれた30代の女性、旅行で沖縄を訪れたカップル、コックリさんで余命10年と宣告された女子高生など赤の他人であるはずの男女の運命が絶妙に絡まり合っていく様が描かれる。スネオヘアーさんは、この日は欠席となった妻のともさかりえさんと『アブラクサスの祭』に続いての共演。先日、2人が式を挙げたことが報じられたが改めて司会者から「おめでとうございます」と祝福されると、「ありがとうございます」と少し照れくさそうに返した。劇中で2人が絡むシーンはないが「奥さんのともさかさんの撮影が終わるのを待って、ご飯に行くのが日課でした」と沖縄滞在中もラブラブだったよう?だが演技についてともさかさんからの指導は「なかった」とのことで、「いつもだいたい仕事の話はしないし、自分が仕事をしている姿を見せないんです。『鶴の恩返し』みたい」と明かした。深水さんは「(ともさかさんが)スネオヘアーさんと控室で一緒にいるのを見守ってました」とニッコリ。一方、ほぼ全てのシーンでともさかさんと一緒だった落合さんは「旦那さんを前にして言うのもおこがましいですが、車の中での密室シーンは申し訳ないですが“あうん”の呼吸が出てしまいました。うまく引っ張ってもらったと思います」とスネオヘアーさんに宣戦布告(?)し、会場を沸かせていた。この日は、スネオヘアーさんによるアコースティックライヴも行われた。「全然アコースティックと合わない」という理由で、本作のために書き下ろした主題歌「ユニバース」は冒頭の一部を軽く紹介するにとどまったが、計3曲を熱唱。劇中でヤクザの組長と子分という関係を演じた落合さんから「親分、さすがっすね!」と声をかけられると、「僕、音楽が仕事ですから」と語り、「それより映画の話をしましょう!」と最後まで照れっぱなしだった。『ハイザイ~神さまの言うとおり~』は9月1日(土)よりキネカ大森ほか全国にて公開。■関連作品:ハイザイ ~神さまの言うとおり~ 2012年9月1日よりキネカ大森ほか全国にて公開© 2012「ハイザイ~神さまの言うとおり~」製作委員会
2012年08月09日昨年、国内のみならず世界中を沸かせた『ヒミズ』や本年度アカデミー賞での快挙が記憶に新しい『アーティスト』、さらに今秋の注目作『白雪姫と鏡の女王』や『最強のふたり』など、独自の作品選びで良質な作品を多数送り届けるギャガ株式会社がこのほど、映画をパソコンやスマートフォンで楽しめる動画配信サービス「GAGAシアター」をオープンした。パソコンだけでなくスマートフォンやテレビなど、自宅や移動中でもユーザーが映画を楽しむことができる「vipo」と呼ばれる最新のシステムを採用している本サービス。さらに、公開待機作の試写会への招待を始め、キャストインタビューなどの特別映像にグッズプレゼントなど配給会社ならではのサービスが盛りだくさんのコンテンツとなっている。現在、同サイトで視聴できるのは全41タイトル。月毎にテーマを設けてオススメ映画を紹介する特集コーナーでは、今月「魅惑的なヒロイン映画」特集が実施中である。フェルメールの名画に描かれた美しき少女をまだ初々しさの残るスカーレット・ヨハンソンが魅力的に演じた『真珠の耳飾りの少女』や、『プロメテウス』への出演を控える注目女優ノオミ・ラパス出演の『ミレニアムドラゴン・タトゥーの女』などなど、20本の作品を特集内で紹介している。ほかにもロンドンオリンピック開幕式の芸術監督を務めたダニー・ボイル監督のアカデミー賞受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』を始め、昨年の映画賞を総なめにした『英国王のスピーチ』、『オーシャンズ』、『オペラ座の怪人』など豊富なラインナップが揃っている。オープニングキャンペーンとして、本国フランスで“3人に1人が観た”という異例の大ヒット映画『最強のふたり』の劇場鑑賞券が当たるプレゼントも実施中。今後、さらにタイトルは追加されるということで、一部の地域で未公開だった作品も“いつでも、どこでも”観ることが可能となる。この夏休み、遠出できないという方もぜひお家で映画漬けの日々を過ごしてみて?「GAGAシアター」公式サイト■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.最強のふたり 2012年9月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORPコッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION
2012年08月09日『アベンジャーズ』を引っさげ間もなく来日予定のジョス・ウェドン監督が、本作の続編となる『The Avengers 2』(原題)でも脚本と監督を務めることが決定した。日本公開を8月14日(火)に控える『アベンジャーズ』は、マーベル・コミックのヒーローが大集合した作品で、海外各国で記録的大ヒットを記録。製作元のディズニーはウェドン監督と続編の契約を結んだだけではなく、米ABC局でマーベルのTV番組制作も企画しているという。同社は声明の中で「ジョス・ウェドンは今回、続編映画とTVシリーズ制作のため2015年6月までマーベル・スタジオと独占契約を結んだところです。契約の一部として、ジョスは『The Avengers 2』でも脚本と監督を担当することになるほか、ABC局で放送されるマーベル・テレビジョンの新作実写TVシリーズの制作にも関わります。ジョスはマーベル・シネマティック・ユニバースの次のステップにクリエイティブ面で貢献することになるのです」と明かしている。第1作でアイアンマンことトニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJr.は、『アベンジャーズ』の成功に驚いていると語っているそうで、その要因の一つとしてウェドン監督がメガホンを取ったことを挙げている。「『アベンジャーズ』の成功には驚いたよ。ふり返ってみると、なぜキャスト陣、監督、そしてタイミングまでもが完璧だったか分析できると思うんだ。全員がそう思っていると思うよ」。『The Avengers 2』は2015年、公開予定。■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2012年08月09日巨匠フランシス・F・コッポラをして「彼女は家族のような存在だ。彼女のほかには考えられなかった」と言わしめる、ハリウッド映画界の申し子にして新ミューズ、エル・ファニング。現在14歳、“イノセント”と呼ばれる輝きを放つ彼女の類まれなる魅力は、どこから湧いてくるものなのか?コッポラ監督とタッグを組んだ『Virginia/ヴァージニア』の公開を前に、そのチャーミングな素顔を明かしてくれた。娘・ソフィアに続くコッポラ監督との共同作業離れて暮らす父親とのひとときを演じた『SOMEWHERE』でソフィア・コッポラに大人びた魅力を見出され、それに続く偉大なる父フランシス・コッポラからの抜擢。何とも贅沢な巡り合わせだが、率直なご感想は?「ソフィアとの仕事自体がすごくエキサイティングなもので本当に楽しかったわ。実は、その現場にフランシス・コッポラ監督が訪れていて、そこで初めて会ったの。コッポラ監督は本当に優しい方でソフィアとの間にある愛情、家族愛というのをすごく強く感じたし、ソフィアは父親から本当に大きなことを学んだんだなと実感した。とにかく伝説のようなコッポラ監督にこのV.(ヴィー)の役をいただいたときは本当に本当に興奮したわ!これは絶対楽しい仕事になるし、監督から多くのことを学べるだろうと思ってたし、この家族と続けて仕事できることもとても魅力的に感じました」。「フランシスはとっても声が大きいの。ソフィアはとてもソフトで比較的こじんまりと静かに話す感じだから、そういうところは違ったかな(笑)」と屈託なく笑いながら、コッポラ親子の違いを明かすエル。一方で、2人に共通して彼女が何よりも魅了されたのは、自然な雰囲気を大事にする、家族的な雰囲気に包まれた撮影現場だったそう。「今回、撮影が始まる前の夏に、監督と一緒に今回撮影が行われたワイン農場のあるナパ・ヴァレーに行ってリハーサルをしました。その中で監督と色々話して、(本作に影響をもたらした)エドガー・アラン・ポーについて教えてもらったり、すごく気味の悪い彼の性質やダークな作品、13歳のいとこと恋に落ちたことなど話をしてもらって、役作りに役立てたの。フランシスは俳優のために環境を居心地よくすることに心を割いてくれる。もちろん即興の演技もたくさんあったけど、例えば私がキャラクター的にこれはどうかなと思うセリフとかは2人で話し合いながら変えたり、常に『ここはこういう風にしようか?』と驚かせるような暗示をしてくれるの。今回チャレンジングだったのは、何と言っても監督の前で演技をすること。ナーバスになってしまうのを自分で乗り越えなければならなかった。でもその環境を監督はすごく居心地よくしてくれたし、おじいちゃんと一緒に仕事をしている感じでもあったわ」。巨匠から学んだのは映画の中だけでなかったようで、「昼も夜も監督自ら料理をしてくださって、一緒にパスタのソースを作ったり、色々と料理の指南も受けたの。美味しい食べ物ばかりの現場で、監督と一緒にトマトソースを混ぜたことは楽しい思い出!」とふり返る。そんなアットホームな撮影とは対照的に、劇中で描かれるのは怪しげなゴシック・ミステリーの世界。ロリータファッションに身を包んだエルは謎めいた妖艶さを放ち、主人公を夢の世界へと誘っていく。「あんな衣裳を映画で着たのは今回が初めてで大好きでした。とてもエキゾチックなスタイルがクールだと思ったわ。青白メイクには1時間くらいかかったんだけど、その上にキラキラするようにグリッターをかけて、ピンクの口紅、ピンクのアイシャドウを施して…監督はメイクから髪型に至るまでV.という役に相当なこだわりを持っていたの。ポニーテールを変形させて、そこに鎖まで入れたり、その辺りもとても気に入ったわ。それから白いコルセットのドレス、キラキラしたスカート、どれも大好き!」さらに彼女を興奮させたのが“ヴァンパイア”に豹変するクライマックスシーン。「とってもとっても楽しかったわ!偽物の出っ歯に矯正がかかっているものを着けて演技しなくてはならなかったんだけど、それがまた楽しくて(笑)。監督はとにかくできるかぎり血をたくさん使いたいと言ってて、私は寝ている状態でドボドボかけられたの。それもまた楽しくて、いっぱい写真を撮ったわ。青白メイクも体験できたし、本当に楽しかったわ」。「ものづくり」が大好きな、14歳の野望ちなみに、自身のお気に入りファッションを聞くと「レッドカーペットではガーリーなフリルのついたピンク系の洋服が好きだけど、毎日の学校ではそれにボーイッシュなセンスをミックスするのが私流。それにショートデニムやハイウェストかな。何でもハイウェストにするのが好きなの」と、シーン別の着こなし術まで明かしてくれた、おしゃれ大好きなエル。14歳とは思えない、自己流を既に築いている彼女はまさしくいま、ハリウッドの監督が最も撮りたいと思うミューズであると言える。そんな彼女が次回作として撮影に臨んでいるのが、「眠れる森の美女」の実写版で、アンジェリーナ・ジョリーと共演する『Maleficent』(原題)。今度はどんな女の子を演じるのだろうか?「私が演じるのは、小屋みたいなところに住んでいて自然をとても大切にする女の子。例えば、小枝とかで小さな人やお家を作ったりしているような子よ。すごくイノセントでピュアなので、物語の邪悪な闇との対比がきっと面白いものになるんじゃないかな。リハーサルを終えてこれからロンドンに戻って撮影に入るの。プリンセスを演じられるのがとても楽しみだし、アンジェリーナはとても素敵な方なので、絶対に楽しい経験になるに違いないわ!」本人の口からも突いて出た“イノセントでピュアなプリンセス”もまた、いまの彼女にしか演じられない役と言えそう。「ものづくりが大好き」という部分もどことなくエルの素顔に重なる。「私はものづくりをするのがすごく好きで、普段もスケッチやドローイングをするのが大好きなの。それとダンス、特にバレエはいまだに続けていて、とても好きなんです。映画を作るときには、グリーンバックの何もないところで自分で全て想像しなければいけないこともあるけど、とにかく俳優は大きなイマジネーションを持ってないといけないと思うの。だから、私も普段から想像力を働かせるようにしてるわ」。その潤沢なイマジネーションは、女優業以外にもぜひこれから生かしてほしいが、エル自身はカメラの後ろに立ちたいという思いは?「ええ、間違いなくあるわ!もう少し年齢を重ねて、大人になったら監督をしてみたいわ。あと、その前に脚本を書きたいの。脚本を書いて、それを自分で監督する日が来たらいいなと思ってるわ」。エル監督がメガホンを握る現場には、もしかすると姉のダコタが女優として出演していたり?そんなこちらの勝手な希望とは裏腹に、エルの中には絶対に譲れない野望があるようだ。「共演を夢見る人はいっぱいいるわ。でももし一人だけ選ぶとしたら、やっぱり姉のダコタ!まだ共演したことがないから一度してみたいの。共演するならやっぱりドラマチックな映画かな。でも現場で楽しく過ごしたいから、ユーモアがある楽しいシーンがあるようなドラマがいいかしら…」。© Press Association/AFLO■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Zoetrope Corp.2011Maleficent (原題)
2012年08月09日出産後、映画館から足が遠のいてしまっている女性映画ファンに朗報!シネマカフェではママとベビーのための上映付ランチイベント、シネマカフェ「baby cafe」の開催が決定。第1回となる8月27日(月)は、注目の海外TVドラマ「PAN AM/パンナム」を9月のDVDリリースに先行して上映する。本イベントはお子様連れのお母様を対象に、おしゃれな空間で非日常を味わいながら、お料理と映画鑑賞を楽しんでいただくことを目的としたもの。映画館に行く機会は減ってしまったが、時には家ではなく大きなスクリーンで映画を観たいという女性読者の声が多く寄せられたことを受け、同内容のイベントとしては今回初めて実現した。上映作品は、お母様向けの最新話題作と親子で観たい良質作品、両方を軸にラインナップ。今後、ハロウィンやクリスマスなどの季節イベントも予定している。会場となる「COPON NORP」は食とアート、映画、音楽の融合を追及した表参道の隠れ家的なレストラン。お子様連れでは敬遠しがちな落ち着いた雰囲気のレストランを気兼ねなく利用できるのも本イベントならでは。とはいえ、場内にプレイスペースを設けたり、おむつ替えスペース、授乳スペースなども完備されているので、小さなお子様連れでも安心である。第1回目上映作品は最新海外TVドラマ「PAN AM/パンナム」。パンアメリカン航空(通称パンナム)で働く客室乗務員4人を主人公にした本作は、いつの時代も女性の憧れである華やかな空の世界を覗けるだけではなく、恋愛ドラマや60年代ファッションなど、女性が楽しめる見どころが満載。特にコンサバかつフェミニンな装いは“良き母”ファッションのお手本に!4人のリーダー格であるマギー役を演じるのは、ガーリーな魅力がキュートなハリウッド女優、クリスティーナ・リッチ。当日は第1話をDVDリリースに先駆けていち早く上映する。ハイブランドが軒を連ね、ファッションタウンとしてのイメージが強い表参道自体、近年キッズ・フレンドリーな街としておしゃれママからの注目度が上昇中。お子様とのお出かけに、子育ての息抜きに、ぜひ参加してみては?詳細・参加申し込みは特設ページから。cinemacafe.net baby cafe日時:8月27日(月)12:00開場会場:COPON NORP(東京・表参道)人数:親子20組、先着受付中料金:ランチお一人様3,000円(未就学児無料)■関連作品:PAN AM/パンナム [海外TVドラマ]© 2011 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
2012年08月09日イタリアを代表するファッションジャーナリスト、アンナ・ピアッジが81歳で亡くなった。華やかなブルーヘアにエキセントリックなスタイルで常にファッション業界を牽引してきたアンナがミラノの自宅で7日(現地時間)未明に逝去したのを受け、ディタ・フォン・ティースが追悼の意を自身のツイッターで示すなど、多くの追悼が届いている。「私の美とファッションのアイコンであるアンナ・ピアッジが亡くなったなんてとても悲しい。彼女はグラマーでエキセントリックの極みだったわ」(ディタ)。アンナはイタリアにヴィンテージ・ファッションをもたらしただけではなく、イタリア版「Vogue」ではファッション・ライターとして活躍しており、同誌でアンナが連載するコラムを担当していた編集長フランカ・ソッツァーニもツイッターに追悼のコメントを残している。「私たちは23年間も一緒に仕事してきたのよ。いくつものコラムを一緒にやったの。決してあなたを忘れないわ、アンナ」。2006年にはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でアンナのユニークなスタイルを賞賛した展示会「アンナ・ピアッジ・ファッショノロジー」が開催され、アンナの私服のほか、ヴィンテージ服や「バレンシアガ」「フェンディ」、「ジョンガリアーノ」、「ポール ポワレ」などのクチュール・コレクションなどが展示されていた。
2012年08月09日美貌の殺し屋・ニキータが活躍する「NIKITA/ニキータ」の主演女優、マギー・Qに直撃インタビュー!前編に続き、後編をお届けします。かつてはジャッキー・チェンと師弟関係にあり、香港映画界などでも活躍していたマギー。そんな彼女が「NIKITA/ニキータ」で披露する美しいアクションには、意外な秘話が隠されていました。「たしかにジャッキーはアクションの師匠だけど、彼から学んだのはアクションよりも仕事に対する姿勢ね。彼ほど一生懸命になって仕事をする人を私は知らないわ。彼は父親のような存在でもあって、私は彼を満足させるため、彼を超えるために頑張るのだけど、それでも彼のレベルには到達できないの」。さらに、「ちょっとだけ皮肉なことに、香港にいた頃よりもアメリカに来てからの方が、私自身はアクションに対して真摯に向き合うようになったかもしれない」と続けます。「というのも、ハリウッドの方が資金が潤沢で製作期間も長いから、トレーニングに十分な時間を費やすことができるの。それに、スタッフ全員が褒め上手なのも重要なポイントね!『M:i:III』に出演したときなんて、単純な動きを見せただけで、『ああ、マギー!何て素晴らしいんだ!!』と褒めてくれたのよ。“え?何?そんなに大したことはしていないわよ”という感じだったけど、悪くない気分だったわ(笑)。それと同時に、大したことをしていないのに褒められるのも何だから、本当にすごいことをしなくちゃっていう気にもなるの」。なるほど、美しいアクションは褒めて伸ばすのが一番!?では、マギーのような美貌を手に入れるには?「香港で仕事をしている頃にもよく聞かれたわ。『美しさの秘密は?』とね。そのたびに私は『健康的な食べ物を食べて、エクササイズをして…』と答えていたのだけど、『そうじゃなくて、手っ取り早い方法を教えて!』なんて言われるの。最初はどういう意味か分からなかったし、そんなものがあったら誰でも実践しているわよね。そうじゃなく、規則正しい生活をすることが重要だと思うの。そういったことに関して私はかなりストイックで、仕事中は食べる物をコントロールしたり、スタイルを維持するためにエクササイズもする。『イエーイ!今日はジムに行くわ!』なんて言いながら、たまに体を動かすようではダメよ」。「肉、卵、乳製品は食べないわ」とも語り、健康にはかなり気を遣っている様子。とは言え、「NIKITA/ニキータ」の撮影地でもあるトロントには美味しい食べ物がたくさん。誘惑に負けることは…?「たしかに美味しいシーフードが多いわよね。でも、シーフードは魚を年に数回食べるくらい。撮影中は野菜と穀物が中心ね。ただし、私って食べる量が半端じゃないのよ!1日に6回くらいは食べちゃうわ」。よく食べ、よく動き、よく笑う。ころころと笑いながら何でもフランクに話してくれるマギーに、彼女自身が考える“強く美しい女性”について最後に聞いてみました。「女性に限らず男性でもそうなのだけど、本当に強く美しく魅力的だと感じるのは、自分の信念を貫き通す人や自分が信じているもの、情熱を注いでいるものに対して忠実でいられる人。信念を抱き、自分が何者であるかを把握して戦う人は魅力的だと思うわ。政治、医学、科学、そしてエンタテインメントといった、どんな分野においてもね」。(text:Hikaru Watanabe)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」<レンタル>vol.1~6DVDレンタル中※オンデマンド配信中vol.7~119月5日(水)DVDレンタル開始<セル>「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>コンプリート・ボックス」[Blu-ray]価格:17,000円(税込)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」[DVD]価格:15,000円(税込)発売日:9月5日(水)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]
2012年08月09日鬼才リュック・ベッソンの代表作『レオン』、『ニキ―タ』の遺伝子を受け継ぐアサシン(暗殺者)・アクション『コロンビアーナ』が9月1日(土)より公開を迎える。『アバター』で一躍注目を集めたゾーイ・サルダナが復讐に燃える女殺し屋役で凄まじい身体能力を見せる本作。だが、彼女に負けず劣らず超絶アクションを披露する美少女が一人いる。ゾーイの少女時代を演じた美少女、アマンドラ・ステンバーグの見事なアクションを収めた予告編映像をチェック!1992年、コロンビア。目の前でマフィアの大物の差し金により、愛する家族が惨殺された少女・カトレアは、逃亡を遂げ、たどり着いた米国・シカゴで心に誓う――“いつか復讐を”。15年後、美しく成長したカトレア(ゾーイ・サルダナ)は凄腕の殺し屋として暗躍を始める…。孤独と復讐心を背負い、壮絶な復讐劇を繰り広げるカトレアの少女時代を演じたのが、アメリカ出身の褐色の美少女アマンドラ・ステンバーグ、13歳。本作でスクリーンデビューを果たし、その後抜擢された『ハンガー・ゲーム』は全米で社会現象になるほどの大ヒットを記録。いま大きな注目を集めている人気急上昇中の名子役である。今回届いた予告編冒頭では、ロンドン五輪で金メダルに輝いた体操男子日本代表の内村航平選手も顔負けの、超“ウルトラC”を炸裂させている彼女。両親を目の前で殺され、殺し屋の魔の手から逃れるために小さなトイレの窓から滑るように脱出した後、3階のアパートから壁伝いに飛び移り、高級外車の上に難なく着地!ゾーイも驚きの体当たりアクションを披露している。また、アクションだけでなく苦境の中でも生き抜く、凛とした輝きを放つ目の演技にもぜひ注目を!ズールー語で“パワー”を意味するアマンドラと名づけられた彼女の質実剛健の魅力をこちらの映像からチェックしてみて。『コロンビアーナ』は9月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:コロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONSハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年08月09日今年で誕生50周年を迎える赤塚不二夫の代表的少女漫画「ひみつのアッコちゃん」を綾瀬はるか主演で実写映画化した『映画 ひみつのアッコちゃん』。本作の公開を記念して、アッコちゃんの変身アイテムであるキラキラのコンパクトミラーをイメージした、乙女心をくすぐる洋菓子「テクマクマカロン」が誕生!その特別レシピがシネマカフェ独占で到着した。1962年に少女漫画誌「りぼん」で連載開始して以来、魔法のコンパクトで「なりたいものに変身できる」という女子の願望を突く内容で人気を集め、3度もTVアニメ版が放送された名作の待望の実写化。10歳の少女・アッコちゃんこと加賀美あつ子が鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳の自分に大変身し、大手化粧品会社のエリート社員と恋に落ち、彼と共に会社のピンチを救うべく大奮闘を繰り広げていく。アッコちゃんが変身する際に唱える魔法の呪文「テクマクマヤコン」にかけて、このほど誕生したスイーツ「テクマクマカロン」。クッキングスクールを展開する「ABCクッキングスタジオ」が本作のために開発した、3種のパステルカラーのマカロンである。マカロン独特のフワフワ&サクサクの食感を自宅で再現するのは難しいだろうと思いきや、レシピを見る限りとても簡単!しかも1個あたりのカロリーが81キロカロリーと、低カロリーなのも女子にとっては嬉しいポイントである。こちらのレシピは、8月31日(金)までの期間限定でABCクッキングスタジオの公式ホームページでも紹介されている。一人でも多くの女性の恋が叶うようにという想いが込められた、見た目もかわいく、美味しい「テクマクマカロン」。この夏、あなたの願いも叶えてくれるかも!?『映画 ひみつのアッコちゃん』は9月1日(土)より全国にて公開。「テクマクマカロン」レシピ8月31日(金)まで「ABCクッキングスタジオ」公式ホームページ上にて公開中特設ページ:■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年08月09日ジェイ・Zとビヨンセ・ノウルズ夫妻が「世界で最も稼いだセレブカップル」のランキングで1位に輝いた。米フォーブス誌が昨年5月からの1年間で最も稼いだカップルのリストを発表し、2人は5月1日(現地時間)付で合わせて7,800万ドル(約62億4,000万円)を稼ぎ出し、昨年の2位からランクを上げて1位に選出された。ビヨンセは、今年1月に第1子であるブルー・アイビーちゃん出産のために休暇を取っていたにも関わらず、スポンサー契約料やアルバム「4」の売り上げ、さらに過去にリリースしたアルバムからのロイヤリティー収入など総額4,000万ドル(約32億円)を稼ぎ出し、夫・ジェイよりも稼いだことになる。一方のジェイは、アルバム「ウォッチ・ザ・スローン」のリリースやカニエ・ウェストとのツアー、自伝「Decoded」の出版、ナイトクラブやレコード・レーベルのロック・ネーションのマネージメントなどで手広く活動しており、3,800万ドル(約30億4,000万円)の収入となったようだ。昨年1位に輝いたものの今回2位に降格したジゼル・ブンチェンとNFL選手のトム・ブレイディ夫妻は総額7,200万ドル(約57億6,000万円)を稼ぎ出し、内訳としてはジゼルのモデル業のほか、トムの「ニューイングランド・ペイトリオッツ」との契約延長金、米スポーツウェアブランド「アンダーアーマー」や豪ブーツブランド「アグ・ブーツ」などでのモデル業進出などがある。続いて、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻が5,400万ドル(約43億2,000万円)で3位、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルが4,500万ドル(約35億円)、ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻が4,000万ドル(約31億円)で5位に選ばれている。
2012年08月09日ブラッド・ピットが婚約中のアンジェリーナ・ジョリーに、ウエディング・プレゼントとして、25万ポンド(約3,000万円)相当の高級腕時計を贈ったことが明らかになった。ブラッドが購入したのはパテック・フィリップ社のミニッツ・リピーター。金製のカスタムメイドでダイアル部分は真珠の母貝パール製、ロンドンのビッグ・ベンの鐘の音を模したチャイムもついている。ハンドメイドで制作に2か月かかるという。通常は入手までに2年ほど待たなければならない。関係者はイギリスの大衆紙「The Sun」に、「ブラッドはスイスで開催されるバーゼルワールド(宝飾と時計の見本市)でパテック・フィリップ社のオーナー、スターン家の人々と会い、この素晴らしい腕時計を買おうと決めたのです。彼はアンジーに、ごくわずかな人々しか持つことのできない芸術品のようなユニークな贈り物をしたかったのです。洗練されたこの腕時計はまさにぴったりでした」と語る。先日は長男・マドックスくんの誕生日にモトクロス用バイクを贈ったブラッド。凝ったプレゼントをするのが大好きな彼は、自らスイス・ジュネーヴのパテック・フィリップ社に赴き、腕時計を受け取った。南仏に所有するシャトーで予定しているウエディング前のプレゼントとして贈るそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年08月09日間もなく開催されるヴェネチア映画祭、カンヌ映画祭、そしてベルリン映画祭の世界三大映画祭で喝采を浴びながら、国内ではまだ日の目を浴びていない傑作映画を集めた、映画ファン垂涎の特集上映イベント「三大映画祭週間2012」が現在、ヒューマントラストシネマ渋谷を会場にして開催されている。その中でも目玉作品として注目を集めているのが、フランスの鬼才フランソワ・オゾンの日本初登場作品『ムースの隠遁』。女性を描くことに定評のある彼がかねてより切望していた「妊婦」の女優を起用した異色作。彼が妊婦を撮ることに衝動を駆られる理由とは?「僕はずっと、妊娠中の女優と映画を撮るのが夢だった。母性というテーマはよく取り上げてきたけど、妊娠に焦点を当てたことはなかったんだ」と語るオゾン監督。彼が言うとおり『8人の女たち』や『しあわせの雨傘』、『Ricky リッキー』など女性を家族の中心に据えた作品が印象的だが、これは明らかにそれとは異なる挑戦だった。「キャスティング担当のサラ・ティーパーが知らせてくれたんだ。『いまパリには妊娠中の女優が3人います。1人はイザベル・カレです』ってね。イザベルの若々しいイメージは想像を掻き立てる。僕には彼女が大人の女性にすら見えないよ。すぐに彼女に電話して、会って映画のことを話したんだ。彼女は2日考えてからOKしてくれた。それから3ページの概要を読んでもらって、定期的に会いながら脚本を書いた。彼女は妊娠6か月で、僕はいま感じている感情や感覚を聞かせてくれ、と言ったよ。僕にはある程度の直感はあるけど、具体的で詳細なことが知りたかったんだ。この動作ができるか、何を食べているか、どうやってベッドから出るか、どんな夢を見たか。(主人公)ムースと彼女は全然違うけれど、イザベルは本当にストーリーを豊かにしてくれたし、僕らに刺激を与えてくれた」。では何故、オゾン監督は「妊婦」を撮りたいと思うのか?監督を虜にするその魅力とは――。「体型が変わって、丸くなる…魅力的で、セクシーで、不思議だよ。みんなが妊婦に触りたがる!イザベルには初めに言ったよ。『君の体、君のお腹をエロティックに撮りたい。それが目の前に存在している必要がある。僕は君のお腹を撮ったり、撫でたりするよ。それがこの作品のテーマなんだ』ってね。新たなスタートがこのお腹から始まる。ムースとポールの関係は、このお腹を中心にして形作られるんだ。お腹が、2人の繋がりの根底にあるんだよ」。イザベル・カレが演じる女性・ムースは愛する恋人・ルイの子供を宿していることに気づく。だが、それはルイがドラッグの過剰摂取で命を落とした後のことだった。恋人を失い、途方に暮れた彼女は遠く離れた郊外へと逃げ出し、一人きりの生活を始める。だが、そこへルイの弟・ポールが訪れ、いままでに感じたことのない感情が、彼女の中に芽生える――。「監督にとって、女優が自制心を失う瞬間を捉えるのは、とても心打たれることだよ」と話すオゾン監督だが、イザベルとの共同作業はどんなものだったのか?「準備期間中は、イザベルは自分自身とムースのキャラクターを簡単に区別できた。でも撮影が始まると、それが難しくなってきたんだ。彼女はセリフを言ったり、場面を演じている自分と、自分自身の妊婦体験とがズレていることに気づいた。例えば、私生活で彼女はいつもお腹の赤ん坊とコミュニケーションを取り、お腹に触ったり話しかけたりしているのに、撮影中のムースは胎児には全く無関心だし、たまたま妊娠しただけで、赤ん坊のことは主として自分が愛して失った男に繋がるものとしてお腹に置いている。やがて彼女の中で、役と彼女自身の境界が曖昧になってしまい、よく不安定になったよ。肉体的あるいは精神的に、最後までやれないんじゃないかと思ったんだ。でも僕は信じていた。彼女は信頼できる女優だからね。女優が自制心を失う瞬間はとても心打たれる。感情が本人の意思から外れてしまい、それに抵抗しようとするけど結局は諦める。この貴重でうそのない、ごく私的な部分を見せてくれるんだ」。母になること、そこに横たわる「母性本能」の捉え方についてもオゾン流の問いかけがなされている本作。主人公・ムースの妊娠というプロセスは、「一時的な通過点、中継地点でしかない」という、その真意とは?「僕らの社会では、母性がひどく理想化されて、すごくポジティブなイメージと結びつけられている。でも僕は、実際はもっとずっと複雑な場合があるということを示したかった。母性本能というのはあって当然のものじゃない。ムースは自分の妊娠を、子孫を残すためのプロセスだとは思っていない。彼女にとってこの妊娠は、何よりもルイの死を受け入れるための手段であり、哀悼の道具なんだ。命を宿し、産むということが、恋人を亡くした痛みや理不尽さを和らげる手段になる。この作品は、僕にとって“癒し”のプロセスの物語さ。映画の終わりには、ムースは自分に“生きる”とか“愛する”という選択ができることを知り、ポールは自分の過去を理解して意味を見出す。ムースの物語が彼の物語にもこだましているんだ」。失った命、新たな命を通して芽生える優しい瞬間、そして気づく“不在の絆”。ちなみにこの失われた命、ムースの恋人・ルイを演じるのは、『ぼくを葬る(おくる)』に続くオゾン作品となるメルヴィル・プポー。「彼に電話するのは少し気が咎めたんだ。僕は『ぼくを葬る(おくる)』で既に彼を死なせている。なのにまた彼を殺すんだ、しかも今度は始まって15分でね(笑)!だけど、この役にはほかの誰もイメージできなかった」は監督の弁。幸いメルヴィルはこの話を即答で引き受け、冒頭から最後まで、たしかな余韻を本作に残している。オゾン監督が「妊婦」を通して描く永遠のテーマ。ぜひこの貴重な機会に確かめてみては?「三大映画祭週間2012」は8月24日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中。「三大映画祭週間2012」期間:8月24日(金)まで会場:ヒューマントラストシネマ渋谷※テアトル梅田ほか全国にて順次開催公式サイト:■関連作品:ムースの隠遁 2012年8月4日(土)より24日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて公開© Eurowide-FOZ
2012年08月08日作品賞も含めアカデミー賞8部門ノミネートという快挙を果たし、主演男優賞、撮影賞を受賞した『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』から5年。若くしてその確かな手腕が認められ、ハリウッドから絶大な支持を得たポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『The Master』(原題)が来年春に日本公開されることが決定!さらに、この公開に先駆けて、8月29日(現地時間)に開幕となる第69回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが明らかとなった。1950年代、アメリカで信者を増やしていった新興宗教団体のカリスマ的教祖と、彼の右腕となり教団にのめり込んでいく一人の男のドラマを描く本作。教祖を『マネーボール』などでの名演が光るオスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマン、その妻を『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが演じるほか、突然の歌手活動から一転、『容疑者、ホアキン・フェニックス』での俳優復帰が話題を呼んだホアキン・フェニックスが教団にのめり込む信者を演じる。本作が出品される同コンペティンション部門では、日本からも北野武監督の『アウトレイジビヨンド』が正式出品される予定で、栄誉ある賞を巡る戦いも注目されるところだが、本作がいま高い注目を集めている理由がもう一つ。フィリップ扮するカリスマ的教祖が実在する宗教団体をモデルにしているかは明かされていないが、アメリカに拠点を置く新宗教「サイエントロジー」の創始者L・ロン・ハバードを彷彿とさせると製作前から物議を醸しているのだ。本国アメリカでは、アカデミー賞レースの有力候補を占う映画祭の一つとして重視されているヴェネチア映画祭での出品とあってますます注目の的となっている本作。『ブギーナイツ』、『マグノリア』、そして『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と次々と衝撃作を生み出してきたアンダーソン監督と彼の作品の常連でもあるフィリップの強力タッグとあって、早くもオスカー候補の呼び声高し!?宗教というデリケートな題材がテーマとなっていることもあり、本映画祭でも物議を醸すことは間違いなさそうだ。『The Master』は2013年春、全国にて公開。第69回ヴェネチア国際映画祭は8月29日から9月8日(現地時間)までイタリア・ヴェネチアにて開催。■関連作品:The Master (原題) 2013年春、全国にて公開
2012年08月08日ダイアナ・ロスが、故マイケル・ジャクソンの子供たちの養育権を引き継ぐことを検討しているようだ。マイケルの遺言により3人の子供であるパリス、プリンス、ブランケットの後見人に指名されているダイアナ。現在は祖母のキャサリン・ジャクソンとマイケルのいとこに当たるティト・ジョセフ・ジャクソンが3人の子供たちの共同親権を保有しているものの、必要があればダイアナは子供たちの養育を引き受ける覚悟があるようだ。最近3人の子供たちの元を訪れたダイアナと一緒にいたというジャクソン一家の1人は、「New York Post」紙に「今回初めてダイアナは『もし必要ならば』と前置きをしつつも養育権に踏み込む意思を示したようですね。彼女はそういったことに関していままで何も話さなかったんですが。後見人に指名されたかったかどうかは別にしても、ダイアナはどんな義務も放棄することはないでしょうね」と明かした。先日、子供たちの祖母・キャサリンが失踪し、3人の親権を一時的に喪失し再び獲得したという一件もあり、ダイアナは子供たちが無事でいるかを確かめるために直接カリフォルニアのカラバサスに出向いて面会したと先の人物は語る。「(2009年にマイケルが亡くなった後、ダイアナは子供たちに電話をして)何かアドバイスやほかに必要なものがあるかを確かめたんです。そういうこともあり、先週、彼女は子供たちの本音を聞くために、直接会いに行ったんです。ボディランゲージなど微妙なニュアンスはなかなか電話では嗅ぎ取ることはできないですからね。マイケルだけがダイアナを愛してるんじゃないんです。私たち全員愛してます。マイケルの子供たちも彼女を慕っています」。そしてダイアナは、14歳のパリスちゃんに何か助けが必要な場合はすぐに電話するように言ったようだ。ダイアナは御年82歳になるキャサリンが子供を育てるだけの責任と能力があるかを心配しているようで、ジャクソン家の家族の大半は、その責任をダイアナが引き取ることを好意的な目で見守っているという。
2012年08月08日芸能界における幼なじみ。こちらのそんな指摘に神木隆之介はチラリと隣りの大後寿々花を見やり「そうなんです。珍しいでしょ?」とニッコリと笑う。共に1993年生まれで役者としてのデビューの時期もわずか1年違い。ドラマ「あいくるしい」や映画『遠くの空に消えた』など、これまでもたびたび共演してきた2人がまもなく公開される『桐島、部活やめるってよ』で高校のクラスメイトという間柄を演じている。この春、高校を卒業した2人だが、撮影が行われたのは在学時。彼らの生の息吹が映画に焼きつけられていると言える。高校生活ならではの葛藤、気持ちの変化原作は朝井リョウが大学在学中に著した同名処女小説。バレー部のキャプテンで人気者の桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡る。彼の周囲の人間がこのうわさに翻弄されていく過程で若者たちの心の内が鮮やかに浮かび上がっていく。「脚本を読んで、高校生活独特の複雑な気持ちや葛藤、心の些細な動きが文面からだけでもひしひしと伝わってきた」と神木さん。大後さんも「本当に何気ない高校生活を描いているんですが、学生にとっては本当に共感できる物語だなと思いました」と頷く。多くの若い俳優陣が出演しているが、吉田大八監督の下で撮影の1か月ほど前からワークショップを実施。劇中のクラス内のグループや所属する部活ごとに分かれて行動し、さらに監督からは自分の役柄の生い立ちや性格といった“裏設定”をレポートとして提出するように指示されたという。原作小説をヒントに自分の役を作り上げていく者もいれば、神木さんのように「全くゼロから前田涼也という役の歩んできた道をオリジナルから考えて作った」という者もいた。「前田はヘタレで臆病者なのですが、実はすごく我慢強くて熱いものを内に秘めていて意志も人一倍強い子だと思います。それは脚本を読んだときやレポートを書いたとき、それから演じているときも強く感じていました」。大後さんが演じた沢島亜矢は吹奏楽部の部長。決して目立つ存在ではないが、前田同様に芯の強さを持った女の子であり、自らに重なる部分もあったようだ。「女子がまとまって騒いでてもそれを遠目に見てるタイプです。でも、すごく純粋で好きな男の子の方を思わず見ちゃうところなんかはかわいいですよね。心の中で思っていることはたくさんあるけど、勇気がなくて言えないところは私と似てます(笑)。沢島が感情を高ぶらせるシーンは、まさに私自身と重ねて言葉にならない思いを感じながら演じました。それから吹奏楽のシーンは音楽の力にすごく助けられましたね」。2人の間で役作りは必要なかった?冒頭で2人の劇中での関係をクラスメイトと書いたが、前田と沢島は決して仲が良いわけではない。そんな2人がそれぞれの“事情”を抱えて少しずつ交差していく。幼い頃から互いを知り尽くしている神木さんと大後さんが、恋愛感情も友情もない何とも微妙な前田と沢島の関係性を作り上げているところがおもしろい。神木さんは「あのシーンについて、2人で事前に演技について話をすることは全くなかったんですよ。ね?」とイタズラっぽい笑みを浮かべる。「噛み合わない前田と沢島だけど、どこかで互いに分かり合える部分を持っていると思うんです。だからこそ前田の沢島に対する最後の言葉が出てきたんだろうな、と。大後さんとは何度も共演して、互いにお芝居の仕方だけでなくひとりの人間としての中身もよく知っている。それがあったからこそ、あのどこかで繋がっている2人の関係性をきちんと表現することができたんじゃないかなと思うんです。逆に、例えば橋本(愛)さんのことは僕はほとんど知らなくて、一緒のシーンがある最終日まで『おはよう』しか会話を交わしたことがなかった。実際にぎこちなくて、映画の中の前田とかすみ(橋本)の関係そのままなんです(苦笑)。芝居をしていても互いに距離感が掴めずにズレをすごく感じる。撮影後にようやく喋れるようになったのですが、そういう意味でこの映画はキャスト同士の距離感が絶妙だったと思います」。安心感がある。心地よい幼なじみの関係幼なじみにして、同じ俳優としての道を歩んできた同志でもある2人。この機会に改めて互いの性格や魅力についてマジメに語ってもらおう。神木さん、ずばり大後さんはどんな人?「すごく頭がいいです。とにかく回転が速い!周りに気を遣えるし、しっかりしています、近寄りがたいくらいに(笑)。それが、芝居となるとフワーっと優しく包み込んでくれるんです。僕のイメージでは、黄緑色の薄いカーテンに包まれるような心地いい感じ(笑)。あの感じはいつも共演しながら『すごいな』と思って尊敬してます」。そんな神木さんの言葉に大後さんは頬を赤らめながら、神木さんが共演者にもたらす「安心感」を語ってくれた。「神木さんとは本当に小っちゃい頃から一緒なので、私もリラックスして気負いなく現場にいられます。どんな芝居をしても受け止めてくれる安心感があるんです。普段の神木さんは…すごく優しいですよ(笑)。本当にそのひと言に尽きます。お芝居のことでもそれ以外のことでも、私が考え込んでいるときにその空気を察してフッと温かいひと言をかけてくれる。それがすごく嬉しくて、悩んでたことも『そんなに悩まなくていいんだな』って思えたり。ひと言で私を変えてしまうくらいすごく影響を与えてくれます」。これからも幾度となく共演することになるであろう2人だが、この作品に閉じ込められている感情は間違いなくあのとき、あの場所でしか表現することができなかったものである。懐かしさを感じるもよし、胸の痛みにのた打ち回るもよし、モヤモヤとした何とも言葉にできない、だが限りなく美しい感情を2人の姿を通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月08日ヴィクトリア・ベッカムが、メガネにまでデザインの領域を広げるようだ。英老舗メガネブランド「カトラー・アンド・グロス」とタッグを組んで6種類のメガネラインを展開することになったヴィクトリアは、自身も近視でメガネが必要だが自分好みのものを見つけるのに苦労していたと「WWD」誌に語っている。「私はメガネが必要なのよ。でも自分に似合ったり気に入ったりするメガネがなかなか見つからなかったの。(メガネについては)かなり神経質になってしまうから、もう自分で作ってしまおうって思ったのよ!いまでは自分のデザインしたメガネをかけているわよ。やっぱりよく見えるって便利ね(笑)」。イタリアにて手作業で作られたこのメガネは、ラインストーンでヴィクトリアの頭文字「V」が施されており、カラーは3色、約260ポンド(約3万2,000円)で発売されるとのこと。夫のデヴィッド・ベッカムはヴィクトリアがデザインしたユニセックス用の太縁のウェリントン・タイプがお気に入りのようで、ほかにも同コレクションには軽量メタルフレームのパイロット型やスクウェア型も取り揃えているという。こちらのラインは来年初めより各店舗で購入できる見込みだと明かしている。ヴィクトリアは、現在サングラスからデニム、子供服、香水までデザインを手がけているが、今回のライン展開でさらに幅広くヴィクトリア・スタイルを楽しめるようになりそうだ。
2012年08月08日『青い春』や『空中庭園』の豊田利晃監督が藤原竜也を主演に迎えて贈る最新作『I’M FLASH!』の公開に先駆け、8月7日(火)、本作の完成披露試写会が行われ、主演の藤原さんを始め、松田龍平、水原希子、板尾創路、仲野茂、そして豊田監督が舞台挨拶に登壇。撮影裏話や共演の感想など赤裸々トークを繰り広げ、詰めかけた多くの女性ファンたちを沸かせた。藤原さんが本作で演じるのは新興宗教のカリスマ教祖・ルイ。交通事故で同乗していた女性・流美(水原さん)に瀕死の重傷を負わせてしまったことをきっかけに、教団を辞める決意をするが、それは同時に教団に背くことを意味しており…。舞台挨拶の前から会場は女性ファンの興奮で満たされており、元「ミシェル・ガン・エレファント」のチバユウスケを中心に結成されたバンド「I’M FLASH! BAND」の激しい音楽と共に、劇中のルイを意識したのかのような真っ白の衣裳の藤原さん、スーツでビシッと決めた松田さんを始めとするキャスト陣と豊田監督が登場すると、黄色い歓声が会場中を覆い尽くした。かねてより豊田監督作品への参加を熱望していた藤原さんは「5、6年前からずっと仕事を一緒にしたいと言っていて、ようやく1本完成させていただいた。長年の夢が叶いました」と挨拶。すると、すかさず豊田監督から「その割には、9月しか(スケジュール)空いてなかったよね」と鋭いツッコミが。それに応戦とばかりに藤原さんは「才能のある監督の下でやるというのはこんなに大変なんだなと思いました。まず、OKが出ない。龍平とか希子ちゃんなんかはパッと来てすぐOKが出て、僕はNGばかりで本当に憎しみのこもった現場でした(笑)。15日間の撮影の中で、平均睡眠時間45分くらいの本当に過酷な撮影でした…」と恨みのこもった(?)撮影裏話を明かした。一方、「龍平は寝てたけどね」と監督から暴露された松田さんは「豊田監督との思い出はあんまりないですけど(笑)、10年ぶりに監督と仕事ができて嬉しかったです」とマイペースな語りぶり。それに輪をかけて撮影を楽しくふり返るのは板尾さん。「みんな忙しくしているのに、沖縄でボーッとしてるだけだったのですごく楽しかったです」。豊田監督の『青い春』を観て撮影に臨んだという水原さんは藤原さんとの共演シーンがほとんどだったそうだが、「現場では、私も藤原さんもいっぱいいっぱいだったので、あんまり喋ってないです」と告白。どうやら片思いであった藤原さんは「えっ!?そうだった?」とショックを隠せずにいた。さらに、松田さんとの危険なシーンの撮影に話が及ぶと、「龍平だけ褒められてた…」といじける藤原さん。これには「いや…別にオレも褒められてないよ。被害妄想なんじゃ…」と松田さんが返せば、板尾さんも「沖縄に行って、あんなに嫌な思いする人もなかなかいないよな(笑)」とフォローする始末であった。『I’M FLASH!』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:I’M FLASH! 2012年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開© 2012「I’M FLASH」製作委員会
2012年08月08日『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で世界中を騒がせているサシャ・バロン・コーエンが、今度はジェームズ・ボンド風のパロディ作品に出演するようだ。フィル・ジョンストンとの共同でサシャが脚本も担当する同作は、ボンドもどきのスパイと間抜けなサッカーのフーリガンの兄弟が引き起こす珍騒動を描いたものになるという。作品の製作権をパラマウント・ピクチャーズに販売したものの、売却金額は明らかにされていない。本作は今年初めに契約を結んで以来、パラマウント社が製作に乗り出す初めての作品となる見込みだ。間抜けな兄弟の片方をサシャが演じる見込みで、主人公のスパイはジェームズ・ボンドに似せているものの、ボンドの著作権は「イーオン・プロダクションズ」とダンジャックが所有しているため、“ボンドそのもの”とはいかないようだ。サシャが“将軍様”に扮して珍騒動を巻き起こす最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は世界中で1億6,000万ドル(約125億円)の興行成績を叩き出しており、日本では9月7日(金)から公開予定。■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年08月08日『エキゾチカ』『スウィート ヒアアフター』『死ぬまでにしたいこと』など、数々の秀作の中で、凛々しい存在感を見せていた演技派女優サラ・ポーリー。1999年に脚本・監督を自ら担当した短編映画を発表してからは、カナダのインディペンデント映画界を牽引する新進の映像作家としても注目を集めている。劇場用長編映画デビュー作にしてアカデミー賞脚色賞にノミネートされた『アウェイ・フロム・ハー君を想う』に続く最新作となるのが、若い夫婦の関係性を描いた『テイク・ディス・ワルツ』。新作の日本公開を前に、作品について、映画作りについて、胸に秘めたサラの想いを聞いた。「夫婦関係」を描くことへの本能的な関心まだ33歳という若さながら、鋭い洞察力と思慮深い演出、的確な心理描写で、その作品には成熟した知性すら感じさせているサラ。映画の題材として関心があるのは、夫婦という関係性なのだという。「長編を撮る前にも何本か短編作品を撮っていますが、一貫してずっと夫婦の関係とか結婚生活をテーマにしてきて。その理由はなぜだか自分でも分からないんだけど(笑)、長期にわたる恋愛や結婚の関係というのは、一番自分の脆い部分だったり弱い部分、わがままな部分、人間のサガみたいなものが一番出るんじゃないかしら。そういうテーマに個人的に興味を持っているからだと思うの」。プライベートでは、幸せな結婚生活を送る彼女だが、夫婦関係を描く際には自らの経験が反映されているのだろうか?「自伝的な映画にはしたくなかったので、敢えて自分の具体的な体験を描くことは避けるようにしているんだけど、今回、ミシェル・ウィリアムズが演じた主人公・マーゴのように何となく満たされない虚しさや心の穴を抱えていて、それを何とか埋めようとする、というテーマに興味があるのよね。埋めようとすることで住む場所を変えてみたり、付き合っている人を変えてみたり(笑)、自分の人生を一転させて満ち足りてなかった部分を埋めたいけれど、必ずしもうまくはいかないというのは、個人的にとても共感できるし、もちろん体験した感情でもあるわ」。では、リアリティあふれる夫婦の描写は、どこからアイディアを得ているのだろう。「撮影開始の4週間ほど前から、ミシェルと夫役のセス(・ローゲン)と、お互いがまるで本物の夫婦のように、居心地が良かったりお互いを意識しなくなるほどまでにがっつりリハーサルを重ねていったの。だから本番ではアドリブでの演技もかなり多かった。結婚生活においてはほかの人には死んでも見せないような恥ずかしい行動や素の自分をさらけ出す部分があるので、そのくらい一緒にいてお互い居心地のいいレベルまで持っていくことでリアリティを出すことはあると思うわ」。アドリブから生まれた、夫婦の会話アドリブでの演技が多かったとのことだが、印象に残ったエピソードは?「役者には自由に演じてもらうのがポリシーなので、大体カメラを回しっぱなしにしているの。フィルムが切れるまで10分とか15分とか回しっぱなしにすることが多いんです。その中で印象に残っているのは、まず1つ目に、“寂しい”と言うマーゴに対して“犬でも飼うか?”というくだりは台本にはなかったの。子供を作るかどうかという話に発展するんだけど、あれは脚本にはなくて全部アドリブ。それから、ソファの上でルーが仕事の電話をしているときに、横でマーゴがじゃれ合って邪魔するシーン、あそこも脚本ではト書きで『電話中のルーをマーゴが邪魔する』としか書いてなかったんだけど、カメラを回しっぱなしにして2人に任せたら、面白いシーンが出来上がったの。ミシェルとセスが早い段階からすぐ打ち解けていて、本当にオフスクリーンでも仲良くなれたというのはプラスだったわ。独特の親友のような、いい仲間みたいな雰囲気はそのおかげで出たと思うし、逆に仲良くなりすぎて、恋やロマンスという部分が2人の関係からなくなってしまったというのもすごくよく出ていた気がするわ」。鶏肉料理研究家という夫・ルーのキャラクター設定も面白い。「彼の職業を設定するときに、常に家にいる役にしようと思ったの。すごく家庭的な雰囲気のある職業で、だけど同時につまらない男に見える刺激のない職業を考えたときに、料理本を書いている男性、というのを思いついたの」。主演のミシェル・ウィリアムズは、以前から女優サラ・ポーリーに注目していて、自らが演技をする際には“サラ・ポーリーならこのシーンをどうする?”とまじないのように考えることがあったという。そこで、サラにミシェルの起用理由について聞くと、サラ自身も「彼女の大ファンなの」という答えが。「特に近年は素晴らしい作品にたくさん出ていますが、彼女にはどこか自虐的な、自分を嘲笑うような雰囲気があるの。そこから生まれてくる弱さや脆さという部分をすごく上手に演じられる女優だと思う。そういう自虐的なところ、自分がダメだと分かっているところを見せることによって、観客がマーゴの取った行動や決断に必ずしも賛同はしなくても、何となく彼女に共感できる、彼女をかわいそうだとつい思ってしまう。そういう部分でもこの役は彼女にピッタリだと思うわ。また、彼女独特の少女らしさ、特に思春期っぽい感じ、大人になりきれない思春期の微妙な感じを彼女はうまく体現していると思う。個人的に思うのは、最近人々の精神年齢が、どうも成長が遅くなっているということ。特に女性は20代後半になっても“私、まだ思春期だわ”と思っている人が多くて、大人になることを先延ばしにしている人が多いから」。名監督たちから学んだ、映画作りの姿勢ところで、サラの作品ではキャラクターの心理描写が非情に繊細でリアルだが、それを実現するうえで意識していることは何なのだろう。「自分で脚本も手がけているという点で、一人ひとりのキャラクターの性格や内面を自分できっちり把握しているというのもあるかと思うけれど、ただ自分自身が女優として長年やってきた中で、時には俳優の方が監督や脚本家よりもキャラクターを理解している部分があると思うの。だから私は監督として、俳優にかなり自由を与えるタイプで、ヘタにこのキャラクターはこういう人物だと説明せずに、自分たちの解釈で演じてもらうように仕向けるのが好き。こちらから感情表現について演技付けをしたということはないわ」。これまで、女優として数多くの名監督と組んできたサラ。自身の作品づくりで影響を受けたことはあるのだろうか。「女優としていろいろな素晴らしい監督と一緒に仕事をしてきて、いま監督の立場になって思うのは、役者への接し方や演出の仕方というのは様々なやり方があるのだと学んだこと。引き出しが多くなったとも言えるわ。中でもイザベル・コイシェやアダム・エゴヤンはもちろん、ヴィム・ヴェンダースからはものすごく学ぶことが多かったので、そういう影響や体験は生かされていると思いますね」。(text:June Makiguchi)特集:埋められない、この気持ちって?■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2011 Joe’s Daughter Inc.All Rights Reserved
2012年08月08日ブラッド・ピットが、長男・マドックスくんの11歳の誕生日にモトクロスのバイクをプレゼントした。ブラッドはモトクロス用バイク「Suzuki DR-Z125」のほかにヘルメットとプロテクターも用意し、婚約者のアンジェリーナ・ジョリーと6人の子供たちと暮らす南仏の自宅敷地内にモトクロスのコースも設置。関係者は「The Sun」紙に「ブラッドはいつも優しいパパです。マドックスがバイクに興味を持つようになったので、そろそろ乗り始めるかもしれないと考えたのです」と明かす。「ブラッドがマドックスをガレージに連れて行くと、そこにはリボンをつけたバイクが置いてあったんです。マドックスは大喜びで、そのまま1日中乗り回して、芝生をボロボロにしてしまいました」。ブラッドは建築業者を呼んで、敷地内の森の中や湖の周りに道を掘らせ、モトクロスのコースにしたが、自身もバイク好きのブラッドはマドックスと同じくらい夢中になり、泥だらけになって楽しんでいたそうだ。また、子煩悩なスターと言えば、トム・クルーズもそのひとり。離婚したケイティ・ホームズと暮らしている愛娘のスリちゃんに先日、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのシンデレラ城のスィートルーム一泊というプレゼントをしたそうだ。元々はディズニー氏が家族と休暇を過ごすための施設だが、完成前にディズニー氏が亡くなり、現在ではディズニー側が選んだ人物だけが特別に滞在できる。有名人の子供に生まれたばっかりに、窮屈な思いを強いられることもあるわが子たちに、スターはついつい甘くなってしまうようだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年08月08日「見つめられる淑女たち」、「告白する紳士たち」という2つのテーマのもと、日本映画界を牽引する若手俳優6名と文豪の恋愛短編小説が織りなすオムニバス映画『BUNGO~ささやかな欲望~』がこの秋、全国にて公開されることが決定した。先述の2つのテーマで各3話ずつ全6話の短編から構成される本作。「見つめられる淑女たち」の原作となるのは、宮沢賢治の名作「注文の多い料理店」、三浦哲郎の「乳房」、永井荷風「人妻」の3作。誰もが知る名作古典を冨永昌敬監督(『乱暴と待機』)が男女のラブストーリーにアレンジした『注文の多い料理店』では石原さとみと宮迫博之が共演。さらに、思春期の少年の悩みと夫を戦争にとられた人妻の悶々とした心情を描いた『乳房』には水崎綾女、永井荷風の傑作小説を熊切和嘉監督(『莫逆家族バクギャクファミーリア』)がちょっぴりセクシーなコメディタッチで蘇らせる『人妻』には谷村美月、『CATERPILLARキャタピラー』で手足を失った帰還兵を演じ高い評価を得た大西信満が出演する。一方、「告白する紳士たち」は天才芸術家・岡本太郎の実母、岡本かの子の隠れた名作を原作にした『鮨』、坂口安吾原作『握った手』、林芙美子原作『幸福の彼方』の3編から構成される。鮨屋の看板娘・ともよと常連の中年紳士・湊を主人公にした感動作『鮨』では、『アナザー』など話題作への出演が続く橋本愛とリリー・フランキーが異色の共演を果たす。「堕落論」で知られる坂口安吾が“ある革命”のてん末を描いた悲喜劇『握った手』でメガホンを握ったのは『苦役列車』の山下敦弘監督。山田孝之と成海璃子を迎え、恋に奥手な男子大学生の一世一代の“革命”をユーモアを交えて描く。『シグナル~月曜日のルカ~』で新進女優・三根梓を見出した谷口正晃監督が手がける『幸福の彼方』は、女性の生き方や夫婦のあり方を問う感動作。同作では波瑠(『グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~』)と三浦貴大(『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』)と話題作への出演が相次ぐ2人が共演を果たす。何十年も前に発表されながら、色褪せることなく多くの人々に読まれ、愛され続ける文豪の名作。時代を超えて読み継がれる物語が、日本映画界を背負う若手俳優たちと監督たちとのコラボレーションにより、どのように生まれ変わるのか楽しみである。『BUNGO~ささやかな欲望~』は9月29日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会BUNGO~ささやかな欲望~ 2012年9月29日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会大奥[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年08月07日『ブレードランナー』、『マイノリティ・リポート』の原作者として知られる伝説のSF作家フィリップ・K・ディックの同名短編小説をレン・ワイズマン監督が映像化したSFアクション・ムービー『トータル・リコール』が間もなく公開となる。これに先立ち、8月1日(現地時間)、本作のL.A.プレミアが開催され、コリン・ファレルを始めとする豪華キャスト陣と監督、ミュージシャンのオジー・オズボーンとその一家がレッドカーペットに登場し、詰めかけたファンから盛大な歓声で迎えられた。大きな戦争の果てに正常な環境を失い、わずかな土地で裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーという2つの地域に分かれた近未来の世界。人々が刺激を求めて“人工記憶”を買っては不満を解消する中、工場労働者のクエイドもその扉を開ける。だが、彼の記憶が書き換えられようとしたその瞬間、なぜか彼はユーロメリカの連邦警察官の襲撃を受け、2つの地域の運命を握る戦いへと巻き込まれていく…。L.A.のチャイニーズシアターで行われたプレミアレッドカーペットには、コリンを始め、共演のジェシカ・ビール、ケイト・ベッキンセール、レン・ワイズマン監督が登場。ケイトは劇中でコリン演じるクエイドを襲う恐妻を見事に演じているが、プライベートではワイズマン監督の良き妻。仲良く一緒に登場した2人は熱々ぶりを報道陣に見せつけていた。この豪華キャスト陣と肩を並べる人気でレッドカーペットを沸かせたのが、オジー・オズボーン一家。オジーの横にはもちろん妻のシャロンがおり、その横には息子のジャックと婚約者で女優のリサ・ステリーが顔を揃えた。そのハチャメチャな日常生活を追ったドキュメンタリー番組「オズボーンズ」で世界的な人気を獲得した一家だが、同番組内でもオジーの敏腕マネージャーである妻・シャロンの恐妻ぶりは知られるところ。だが、この日のシャロンは夫・オジーと手を繋ぎながら息子カップルと仲良く登場し、オジーがシャロンに抱きついたり、キスをしたりと予想外(?)のラブラブぶりで会場のファンと報道陣を驚かせていた。『トータル・リコール』は8月10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:トータル・リコール 2012年8月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年08月07日蒼井優主演で一人の女性の旅路を描いた『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を受賞した女流監督・タナダユキの4年ぶりとなる長編作品『ふがいない僕は空を見た』が、今冬より公開される。W主演を務める永山絢斗と田畑智子の濃密かつ衝撃的なラブシーンも見どころの一つである本作の最新予告編とポスター・ビジュアルが解禁となった。赤裸々に“性”と“生”を描き出し、女性読者を中心に高い人気を集め、2011年本屋大賞2位、第24回山本周五郎賞を受賞した窪美澄の同名小説を原作とする本作。やり場のない思いと現実から逃げるようにコスプレをして体を重ね合う高校生の卓巳とアニメオタクの主婦・あんずを主人公に、彼らの苦悩や葛藤、一筋の光を見つけて再生するまでの軌跡を描く。高校生・卓巳を演じるのは、『悪人』や『ハードロマンチッカー』、『ぱいかじ南海作戦』など次々と話題作へ出演する人気急上昇中の俳優・永山絢斗。もう一人の主人公、主婦のあんずを『血と骨』や『鈴木先生』など、映画、TV、舞台と幅広い活躍を見せる田畑智子が演じる。爽やかなイメージを放つ永山さんと田畑さんだが、本作ではそのイメージを覆すベッドシーンを体当たりで披露しており、ポスターにも裸で抱き合う2人の姿が写し出されている。さらに、予告編映像では銀髪のカツラを被った永山さんとロリータ風のコスチュームに身を包んだ田畑さんの姿が!手書きの台本を読みながらコスプレに興じる、完全に“イタい”2人の姿が映し出される。だが、お互いの穴を埋め合うようにして抱き合う2人は、それぞれに噛み合わない思いを抱えている様子。家庭をもつあんずは「旦那が帰ってくるから…」と言いながらお金を差し出し、ただの高校生でしかない卓巳は何も言えないままにそれを受け取る。そして、この特殊な関係に終止符を打つ出来事が起こる――。2人のほかにも、『僕たちは世界を変えることができない。』や『るろうに剣心』などに出演する若手人気俳優、窪田正孝や三浦貴大、原田美枝子など脇を固めるキャストにも注目。タナダユキ監督自らが監修を務めたこの予告編で、痛みを抱えたまま必死にもがいて生きる人々の姿を切なく綴る世界観を覗いてみて。『ふがいない僕は空を見た』は11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ふがいない僕は空を見た 2012年11月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会
2012年08月07日『ゴッドファーザー』シリーズで知られる巨匠フランシス・F・コッポラがイノセントな魅力を放つ新進女優、エル・ファニングを迎えてメガホンを取ったゴシック・ミステリー『Virginia/ヴァージニア』が今週末より公開となる。これに先駆けて、本作の撮影風景を収めたメイキング映像が到着!実はこちらの映像、コッポラ監督の孫であるジア・コッポラが撮影したもの。歌を歌うコッポラ監督や、無邪気にはしゃぐエルの姿などが収められた、興味深い作品となっている。数日前に身元不明の少女が胸に杭を打たれ殺されていた街にやって来た小説家が謎の少女V.(ヴィー)に誘われ、ときにエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、“現在と過去”、2つの事件の真相を紐解いていくさまを描いたゴシック・ミステリー。女優・フォトグラファーとして活躍するコッポラ監督の孫・ジアは、水原希子を起用した「ユナイテッドアローズ」のCMで監督デビューを果たしたばかりの25歳、。こちらのメイキング映像の冒頭では、孫からのインタビューを受け、本作の原案となった自身がイスタンブールで酒に酔って寝たときに見た夢の話をするコッポラ監督の姿が映し出される。実際に当時、コッポラが録音したレコーダーの内容が流れるのだが、驚きなのが本編の映像の一部がその夢を忠実に再現しているということ。コッポラの声で語られる夢の内容と劇中の映像が見事にシンクロしているのだ。そして、その夢に出てきた「ヴァンパイア」を名乗る少女こそが、エル演じる少女・V(ヴィー)。こちらの映像には、エルが初めて現場を訪れたときの様子も収められているが、初めて着ける“八重歯”にエルは大興奮。ヴァンパイアに変身した自分の姿を「見たいわ!」とはしゃぐエルを、コッポラ監督が携帯カメラで撮影し、その姿を見せてあげるというやり取りが、まるで祖父と孫娘のようで何とも微笑ましい。気心が知れた家族のようなスタッフに囲まれ、所有する自宅近くのワイナリーで撮影を敢行された本作。肩の力が抜けたコッポラ監督がのびのびと楽しく撮影に臨んでいる様子が映像からも伺える。真剣に演技指導にあたったり映画論について語る巨匠・コッポラの顔から、歌を歌い出す愉快なコッポラの素顔まで、「孫・ジアが撮影した、巨匠コッポラによる“映画の撮り方”」とも呼ぶべきこちらの映像。ぜひ巨匠の作り出す世界観をご覧あれ。『Virginia/ヴァージニア』8月11日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Zoetrope Corp.2011
2012年08月07日英国のリアリティ音楽オーディション番組「The X Factor」が、新シーズンでマイケル・ジャクソンやエイミー・ワインハウス、エルヴィス・プレスリーらをホログラムで登場させようとしているようだ。英「The Sun」紙の報道によれば、同番組のプロデューサー陣は、番組を「より良くしていくため」に、出場者たちがマイケルやエイミーといったいまは亡きスターたちとデュエットできるよう企画しているという。今年3月にはサイモン・コーウェルが視聴率の低下と新しい審査員陣の選考で批判を浴びたことから、同番組を終了させるともうわさされており、続く6月には番組を製作するITV自体が同番組に「頼りすぎている」という理由で番組終了を検討しているとも報道されていた。しかし、番組の製作陣は挽回の可能性をいまだ探っており、セリーヌ・ディオンがスティーヴィー・ワンダーのホログラムと共演したことに、同番組のトップであるリチャード・ホロウェイがインスピレーションを受けているとある関係者は明かす。「『The X Factor』は常に向上し続けなければならず、観客をアッと言わせる手段としてホログラムを使うことを検討しているんです。エルヴィスやエイミー・ワインハウスがグランドファイナルに出場していることを考えてみてください。素晴らしいTV番組となり、出場者にとってもすごい体験になるでしょうね。ホログラムのテクノロジーはすでにいくつかの大イベントで活用されてきました。『The X Factor』のファイナルステージはそれに相応しい場所でしょう。リチャード・ホロウェイが昨年、ホログラムのスティーヴィー・ワンダーとセリーヌ・ディオンが共演しているのを見て、そのアイデアを思いついたようです」と語っている。4月15日(現地時間)の巨大野外型音楽イベント、コーチェラ・フェスティバルにて没後15年の2パックをドクター・ドレーとスヌープ・ドッグがホログラムで復活させて以来、ジミ・ヘンドリックス、マーヴィン・ゲイ、ジム・モリソンなどもホログラムでステージに登場する案が出てきており、最近ではエイミーの父ミッチ・ワインハウスも娘の音楽的偉業を継続させる手段としてホログラムが最適だと語っていた。「The X Factor」は現在、新シーズンへ向けてのオーディションの真っ最中だという。
2012年08月07日