くらし情報『サラ・ポーリー監督「理由は自分でも分からない(笑)」 夫婦・結婚を描く「本能」』

2012年8月8日 12:51

サラ・ポーリー監督「理由は自分でも分からない(笑)」 夫婦・結婚を描く「本能」

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


『エキゾチカ』『スウィート ヒアアフター』『死ぬまでにしたいこと』など、数々の秀作の中で、凛々しい存在感を見せていた演技派女優サラ・ポーリー。1999年に脚本・監督を自ら担当した短編映画を発表してからは、カナダのインディペンデント映画界を牽引する新進の映像作家としても注目を集めている。劇場用長編映画デビュー作にしてアカデミー賞脚色賞にノミネートされた『アウェイ・フロム・ハー君を想う』に続く最新作となるのが、若い夫婦の関係性を描いた『テイク・ディス・ワルツ』。新作の日本公開を前に、作品について、映画作りについて、胸に秘めたサラの想いを聞いた。

「夫婦関係」を描くことへの本能的な関心

まだ33歳という若さながら、鋭い洞察力と思慮深い演出、的確な心理描写で、その作品には成熟した知性すら感じさせているサラ。映画の題材として関心があるのは、夫婦という関係性なのだという。
「長編を撮る前にも何本か短編作品を撮っていますが、一貫してずっと夫婦の関係とか結婚生活をテーマにしてきて。その理由はなぜだか自分でも分からないんだけど(笑)、長期にわたる恋愛や結婚の関係というのは、一番自分の脆い部分だったり弱い部分、わがままな部分、人間のサガみたいなものが一番出るんじゃないかしら。

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