cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2031/2206)
「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?」――。誰もが知る名作グリム童話「白雪姫」の名ゼリフである。本日より公開となった新たなる白雪姫の物語『スノーホワイト』で、この名ゼリフを言い放つのは、シャーリーズ・セロン扮する女王・ラヴェンナ。美と若さに執着する怖ろしき女王像を見事に体現した彼女だが、実は彼女が身に纏う美しい衣裳の数々に、怖ろしいだけではない女王の心情を映し出す様々な工夫が施されている。この衣裳トリビアを知ればもっと本作が楽しくなるはず!いつも「美しいのは女王様です」と答えていた魔法の鏡にある日、「やがてあなたよりも美しい娘が現れます」と予言された女王・ラヴェンナは、永遠の美と若さが手に入るという美しき継娘・スノーホワイトの心臓を狙うのだが…。本作で衣裳デザインを担当したのは、『シカゴ』、『SAYURI』、『アリス・イン・ワンダーランド』でアカデミー衣装デザイン賞を3度も受賞したコリーン・アトウッド。ドレスではなく鎧をまとったクールなスノーホワイト(クリステン・スチュワート)ももちろん印象的なのだが、それを圧倒するのがシャーリーズが着こなす華麗な衣裳の数々。その数、実に12種類にも及ぶが、コリーンは彼女の衣裳を通して、邪悪なる女王が少し傷を負った部分がある者として表現しようと考えたという。女王が渇望する永遠の命と美しさと相反するように、彼女の衣裳から伝わるのは“漆黒の闇”といったところ。コリーンは「女王の衣裳は、オートクチュールものを主体に、邪悪で腐敗した雰囲気を漂わせるものに仕上げてみた」と語る。その中でまず目を見張る美しさを放つのが、映画の冒頭で彼女が身につけるウェディングドレス(上写真)。その特徴的な大きな襟は、スケルトンをイメージして出来上がっている。また、注目してほしいのは物語が進行するにつれ、狂気が彼女を満たしていくのにあわせて服の素材もスタイルも変わっているところ。先述のウェディングドレス然り、物語の初めでは彼女の服装は曲線美を意識したカッチリとしたスタイルであるが、次第にそれが不気味な「昆虫」をイメージしたものになっていくのが見てとれる。「女王の衣裳には、クワガタの角で出来た襟(右上写真)やカブトムシの羽から作ったドレスなど、どことなく“死”のイメージを喚起する要素をふんだんに取り入れています」(コリーン)。そして、ラヴェンナの衣裳で最も手が込んでいるというのが、身に纏うとカラスに変身することから“変身マント”と名づけられた、漆黒のマント(左写真)。これはコリーンがデザインした図柄を元に、実際のカラスの羽根を精巧に模ったものを熟練の裁縫師が4週間もかけて完成させたという。まさに職人の全身全霊を込めた作品であるが、そのお値段、何と2万ポンド(244万円相当)!もちろん、この衣裳を美しく着こなせるのはシャーリーズの美貌あってこそ。スモーキーアイで貫禄が何倍も増したシャーリーズの、完璧なるダークビューティの着こなしにぜひご注目を!『スノーホワイト』は全国にて公開中。■関連作品:スノーホワイト 2012年6月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年06月15日描かれているのは、“7月15日”だけ。映画『ワン・デイ23年のラブストーリー』は、運命のその日だけを切り取っていくことで、23年に及ぶある一組の男女、エマとデクスターの愛の軌跡を、独特かつ斬新な手法で描いた愛の物語です。出会い、喧嘩をし、すれ違い、相手への愛を思い知る。積み重なっていく何気ない日々が、どれも貴重な愛の証となっていくさまを、最高にロマンティックで、最高にドラマティックなラブストーリーとして仕上げたのは、ロネ・シェルフィグ監督。コペンハーゲン出身の国際派女流監督である彼女は、『幸せになるためのイタリア語講座』でベルリン国際映画祭銀熊賞、『17歳の肖像』でサンダンス映画祭観客賞を受賞しているほか、アカデミー賞にもノミネートされる実力派です。そこでシネマカフェでは、いま世界が注目するシェルフィグ監督とのインタビューを通して、作品、そして監督自身の魅力に迫りました。「脚本を読み終えた瞬間に泣いたのよ」「これはラブストーリーで、とても感情豊かなストーリーで、とても機知に飛んだ脚本なの。この数時間で、エマとデクスターが変化を遂げる20年のドラマを見られるわ。あってはならない悪い決断もあるけれど、2人が味わう幸せや楽しみも多いのよ」。作品についてこう語るシェルフィグ監督。個人的にもとても気に入っているというこの物語は世界中で賞賛されたデイヴィッド・ニコルズの同名小説が原作で、ニコルズ自身が小説を脚本化しています。映画製作が進むと、すぐに監督候補としてシェルフィグの名前が挙がったとか。オファーを受けた彼女自身も快諾したのだと言います。「初めて脚本を読んだとき、まだ知らない友達が書いたんじゃないかと思ったわ。すごくユーモアが伝わってきたし、エマとデクスターの愛や友情に簡単に感情移入できた。それにとても感動的な物語だから、脚本を読み終えた瞬間に泣いたのよ」。7月15日だけを23回切り取っていくというユニークな語り口についてはこんな風に捉えているそう。「主人公であるエマとデクスターは7月15日に大学を卒業する。その日の夜に出会い、関係を結びそうになる。それから同じ日の2人の人生模様を見ていくの。必ずしも毎年2人が一緒にいるわけではないけれど、20年間の同じ日の2人を通して、2人が成長し、それぞれの恋愛体験を通して、お互いに誰よりも愛している存在だと気づいていくのよ」。結ばれそうで結ばれない、愛しているのに気づかない。そんな2人にもどかしさを感じる人も多いはず。監督自身は、エマとデクスターの関係についてどこに共感したのでしょう。「答えになっているか分からないけど、私は2人がお互いにいいところを引き出しているところに共感したの。やはりエマはデクスターの自信を引き出したと思うし、デクスターはエマにとって父親以外でいつもそばにいる唯一の男性だった。エマのおかげでデクスターは“愛とは何か?”に気づくのよ。私はこの映画を撮るにあたって、何人かのジャーナリストに“男女の友情はあり得るのか?”と質問したのだけど、その答えは私の口からは言わないわ(笑)。ただ、私自身はそういう男女の友情はあると信じているわ。脚本の中で一番好きだったのが、2人がお互いのことをちゃんと想い合っているところだったの。デクスターはほかの女性と結婚したし、エマと一緒にいないときもあるけれど、この映画の中ではずっと2人の友情が唯一生き延びているの。それがこの映画の素晴らしさなの」。アン・ハサウェイの個性を通して輝く、ヒロイン・エマエマという人物は、まじめでしっかり者。自分の意見も情熱も持ち、倫理観も高く、仕事熱心。「弱点と言えば、大学で一番かっこいい男子学生のデクスターに惹かれているところ」と監督。ともすれば、地味で目立たない女性にも見えてしまうが、そんなエマに息を吹き込んだアン・ハサウェイについての印象とは?「彼女のこれまでの作品は知っているけど、他に類を見ない、信じられないほど才能豊かな女優で、彼女だからこの作品をうまくやれたと思っているわ。エマが体験する長い間の変化をよく理解している。それを見事に体現しているだけでなく、同じ年頃の女性が誰でも共感できるように演じているわ」。アンは、たまたま脚本を初期段階で読んでいて、シェルフィグ監督がメガホンを取ることになったと聞くと、すぐにコンタクトしてきたのだそう。「アンはロンドンまで飛んできて『どうしてこの役をくれないの?』と言ってきたの。アンにはエマのユーモアと強さがある。経験もあって、誰より役の温かさやか弱さを出せる女優よ」。アンがエマという役を、観る者が感情移入できる存在にしてくれたとシェルフィグ監督。「違う解釈はいくらでもあるでしょ。イギリスの小説は何度も映画化されるから、20年後にはまた違う解釈が生まれるでしょうね。でも彼女は情感がたっぷりで、温かくて、深みがあると同時に、重たくなくて、敏捷性もある。その両方を備えた彼女はまさに映画スターよ。彼女なしではこの作品は想像できない。もちろんキャストによってイメージされるものは違うわ。この手の作品は、違う俳優なら、また違う映画になったのでしょうけど、彼女はこの作品にとって素晴らしい贈り物だったと思う。彼女の経験や才能はもちろんだけど、何より彼女の個性がエマを通して輝いているわ」。一方、もう一人の主人公であるデクスターが、何かとエマに戻っていく関係についてはこう話しています。「シークエンスが変わるごとにデクスターは新しい恋人を連れているわ。とても人を楽しませる魅力的な男性で、一緒にいて気持ちのいい人。デクスターはみんなを楽しませるし、そんなに我が強くない。でも後年、彼は辛い体験を通して、自分というものを理解していくの。でもいつもみんなの期待に応える人ね。エマは彼のことを見抜いていると思う。出会った瞬間に彼を分かっている。そして彼を愛する。デクスターも後でその気持ちに気づくけど、最初から彼女のことを愛しているからよ。演じたジム・スタージェスは一貫してデクスターに好意的だったわけじゃないけど、でもスクリーンの中ではデクスターは外見的にはとても上品で、魅力的だったのがよかったわ。ジムが演じてくれたおかげで、さらに楽しめるものになったんじゃないかしら」。物語や俳優たちの競演はもちろん、激動する時代の変化が楽しめるのも、本作の魅力の一つ。「マーガレット・サッチャーが首相だった時代や、アメリカではレーガンが大統領だった時代、ちょうどベルリンの壁が崩壊した89年あたりが中心。これがちょうど作品の始まる時期なので色々と事件はあるけれど、ラブストーリー自体はこういった時代背景との繋がりは意識しなかったの。というのも、時代の変化というものがこのストーリーを圧倒することは避けたかったから。衣裳や化粧、小道具など遊べる要素はあったし、ファッションもロンドンぽい感じにしているけど、感情をきちんと引き出すためにそういった要素は敢えて抑え気味にしたの。デクスターの方がエマより時代性と関連していたわね。車だったり、TV局に勤めていたり、音楽的なものだったり。ある意味で彼は時代の被害者というか、犠牲になった部分はあるわ。エマはどちらかというとクラシカルで、フィクショナルなキャラクターだった。彼女はいまの時代に比べて、自分が人生で何を求めているのかを見つけるのに苦労している気がするわ」。ラブストーリーを1日ずつ切り取る作業23年間のラブストーリーを切り取っていくというスタイルについて、面白かった点、苦労した点について聞いてみると、「これは本当にいろんなことが楽しめた映画で、フィルムメイキングのいろんな側面を引き出せた映画だったわ」と当時をふり返ります。「シーンによってはすごく生き生きしてエネルギーあふれるシーンもあれば、もう少しダークで感情深いシーンもあり、いろんな映画的な言語を引き出せたのではと思います。撮影においても、クレーンでダイナミックな雰囲気の中での生き生きしたシーンを撮ることもあれば、それとは対照的な人物のクローズアップのシーンなども撮ったわ。私の他の作品と比べると、色や音楽を多用しているから、いろいろな要素を一貫性のあるものにしなければならなかったの。いろいろな場所で撮影しなければならなかったし、いろいろな人が入れ替わり立ち変わり登場するし、グラフィックデザインにおいても多種多様なものを使用したので、観客が観たときに安心して観られるような、いい作り手が作っていると分かるような、統一感を見せるのに気を遣ったわ。そして、撮影自体は7月から9月まで及んだのだけれど、夏の雰囲気を出さなければならなかったので、順番も前後したしフランスにいる間にパリとブルターニュのシーンをまとめて撮ったりもしました。こういった撮影は役者に負担がかかるわね。時系列で撮影していくのは私の夢でもあって、以前にもやったことがあるのだけど、やってみたら意外とそんなにいいものでもなかったの。いずれにしても、映画の中で時系列の自然さが出ていたのならとても嬉しいわ」。(text:June Makiguchi)::アン・ハサウェイ interviewcoming soon!■関連作品:ワン・デイ23年のラブストーリー 2012年6月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2012年06月15日今年2月に全米公開されたのを皮切りに世界各国で公開されたダニエル・ラドクリフ主演のホラー・ムービー『The Woman in Black』(原題)の続編『The Woman in Black:Angels of Death』(原題)が、第1作から40年後の第二次世界大戦の時代が舞台になるようだ。同名原作の著者スーザン・ヒルとタッグを組んでジョン・クロッカーが脚本を執筆予定の続編では、キャストが前作から一新される模様で、製作を手がけるハマー・フィルム・プロダクションのサイモン・オークス社長は「スーザンと再度タッグを組んで『The Woman in Black:Angels of Death』を作ることができて誇らしく、光栄です。前作同様の雰囲気と怖さを新たにお届けします」とコメントしている。「Empire」誌によれば、今回の続編では第1作で登場した呪われた館“イール・マーシュ・ハウス”がイギリス政府に収用された後、新たに軍の精神病院として生まれ変わり、そこへ送られた看護士のイヴが患者たちを悪霊から守るために戦うという筋書きのようだ。現時点で、同作の監督とキャストは公表されていない。第1作ではイール・マーシュ・ハウスの恐ろしい秘密を暴き出す主人公の弁護士をダニエル・ラドクリフが演じ、2月の公開から現在まで世界中で7,500万ポンド(約92億2,800万円)の興行収入を叩き出している。
2012年06月15日映画『リトル・ダンサー』に2,000人の候補者の中から見事主演に抜擢され、弱冠14歳で英国アカデミー賞主演男優賞、英国インディペンデント映画新人俳優賞など各賞を総なめにし、世界的名声を得た俳優、ジェイミー・ベル。まだあどけなさの残る表情が印象的だったジェイミーだが、彼ももう26歳。今年に入り、女優エヴァン・レイチェル・ウッドとの婚約も報じられたばかりの彼は、やんちゃな表情が母性本能をくすぐるイケメン俳優へと変身を遂げた。『ジェーン・エア』や『第九軍団のワシ』など、今年の日本公開作だけでも様々な変貌を遂げている彼の次なる出演作『崖っぷちの男』が7月7日(土)より公開となる。ニューヨーク・マンハッタンの高層ホテルの窓の外に現れた男、ニック・キャシディ。“飛び降り自殺志願者”として注目を集める彼は自らの要求を伝えるため、女性刑事・リディアを唯一の“交渉人”に指名。なぜ自分が選ばれたのかも分からぬまま、ニックとの交渉を開始するリディアだが、実はニックはその背後である計画を進行させており――。本作でサム・ワーシントン扮する主人公・ニックの弟、ジョーイを演じているジェイミー。劇中ではジョーイと共にある“計画”を実行するガールフレンド、アンジー(ジェネシス・ロドリゲス)とのシーンが多いが、彼女との共演をジェイミーは「恋人のアンジーとは、サスペンス、ユーモア、アクションなど色々なシーンがあった。相性がいいんだ。撮影中によく監督はカメラを回し続けて、僕たちはアドリブでたくさんのセリフを言い合ったんだ。本当に楽しかったよ」とふり返る。そんなジョーイとアンジーのやり取りが本作の見どころの一つでもあるが、ジョーイが恋人との関係も家族、学校のことも全部二の次で尽くすのが、兄・ニック。そこには何か2人の“強い絆”のようなものを感じずにはいられない。「兄弟関係はとても重要なポイントだった。実際の撮影までに互いにどんなやりとりをするか、サムとよく話し合ってリハーサルしたよ」とジェイミーは明かす。その一方で、サムが「ジェイミーのことはしばらく知っているんだ。だからわりと簡単だったよ。演じているときは、この兄弟がいつも言い合っているところがリアルで気に入ったよ。そういうふうに脚本に書かれていたわけじゃない。やっているうちに、そういうふうになっていったんだよ」と証言するように、ジェイミーとサム、2人の関係性がそのままスクリーンにも映し出されたようだ。今回メガホンを握ったのはドキュメンタリー映画監督の出身で、本作が初の劇場用長編デビュー作となるアスガー・レス監督。ドキュメンタリーとフィクションでは多くのギャップもありそうなものだが、「ドキュメンタリーをやってると、『それは現実じゃない』とフィクションを敬遠しそうだよね。でも、家族とか愛とか名誉とか、深くてリアルなコンセプトを表現することで、映画はリアルになれるんだ。作品は素晴らしかったよ」と話すジェイミーには頼もしささえ感じてしまう。また、名優エド・ハリスとの競演を「彼の演技は真に迫るものがあるから、楽しかった」と言ってのけてしまうところにも、この数年間での彼の役者としてのさらなる進化を感じずにはいられない。『リトル・ダンサー』当時の面影も残る愛らしい表情に、“大人”の魅力も併せ持ったジェイミーは向かうところ敵なしといったところ。本作について「『えっ?そんなことは思いつかなかった』、『一本とられた』というリアクションが返ってくるように情報を的確に伝えることを心がけた」と語るジェイミーの好演が見られるノンストップアクション・サスペンス『崖っぷちの男』。一回りも二回りも大人の男に成長したジェイミーから、今後とも目が離せない!『崖っぷちの男』は7月7日(土)より全国にて公開。■関連作品:ジェーン・エア 2012年6月2日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2011. 崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年06月15日一枚の写真によって引合わされた一組の男女のロマンティックで切ない恋愛模様を、美しい映像美で描いた『一枚のめぐり逢い』。6月16日(金)の公開に先駆けて、シネマカフェでは女性限定で本作の試写会を実施した。主演ザック・エフロンの“アイドルから演技派への転身”が大きく謳われる本作だが、果たして本作を観た女性たちの反応は…?アンケート結果からその率直な感想を紹介!大人気青春ミュージカル「ハイスクール・ミュージカル」や『ニューイヤーズ・イブ』での爽やかなイメージから一転、戦場を生き抜いてきた青年・ローガンになりきるため、髪を刈り上げ体重も9キロ以上増量したザック。本作では、彼とテイラー・シリング扮するベスとの障害を乗り越えての恋愛模様が繰り広げられるが、その中には自身初となる、情熱的でワイルドなラブシーンも。今回鑑賞した女性読者の中で、ザックの過去作を観たことがある人は全体の約6割に及んだが、本作から受けた印象を尋ねると、85%以上の女性が「イメージが変わった」と答えた。では、具体的にどう変わったと感じたのか?「イメージが変わった」と答えた人に聞いてみると、キーワードとして占めていたのが「大人」「ワイルド」という言葉。「大人の男のフェロモンがひしひしと伝わってきました。いい意味で化けましたね!」(35歳・会社員)、「アイドルではなく大人の雰囲気があった」(27歳・会社員)、「軽いチャラ男のイメージから大人に変身していた」(45歳・会社員)、「元気でキュートな役から、今回はクールで大人のイメージでとてもドキドキした!」(20歳・大学生)と、幅広い年齢層の女性から好感が得られていた。一方で、「肉体派に体を変えてしまうと今後の役が決まってしまうのでは…」(40代・女性)と心配する声も。“脱アイドル”という変化はもちろん見た目だけでなく、寡黙で渋い演技も高い支持を得たようで、「いい意味で男くさい俳優になったと思った。どことなく哀しそうな瞳に男の色気を感じました」(25歳・会社員)、「肉食、不器用なところがすごくいい」(22歳・会社員)という意見が寄せられた。一味違うザックの男気はさらに、女性たちの「恋愛したい」気持ちを大いに刺激してくれる。「私もこんな運命的な恋愛がしたいなって思いました」(22歳・フリーター)、「徐々に恋をするところがもどかしくて、でも“恋がしたい”という気持ちになりました」(29歳・会社員)という声が多く見受けられた。ローガンの視点から見ると「一人の人を愛し続けることを学んだ」、「ベスとの恋愛で癒されていく心の流れが良かった」という声がある一方で、子供と元夫、そしてローガンとの新しい恋の間で揺れながらも健気に子供を守るベスの姿に「ベスのような素敵なママになりたい」、「女性として強く生きることを学びました」と憧れを抱く人も。また、運命的な出会いを果たしたローガンとベスの恋愛が決して大袈裟ではなく共感を得られるのは、彼らを取り巻く家族の心温まる普遍的な関係がきちんと描かれているから。「誰もが傷を抱えているけど、それを理解してくれる相手・家族がいることの素晴らしさを改めて感じました」(29歳・会社員)と、ここで描かれる家族の関係に自分自身を重ね、心動かされた人が大勢おり、総じて本作に対して100点満点中、7割以上の人が高得点の80点以上をつけていた。『一枚のめぐり逢い』は6月16日(土)より全国にて公開。特集:再発見、恋するキモチ■関連作品:一枚のめぐり逢い 2012年6月16日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年06月15日エル・ファニングと聞いて、彼女をよく知らない人でもその名にピンと来る人は多いだろう。彼女はハリウッドの名子役として鳴らしたダコタ・ファニングの4歳年下の妹。可憐なブロンドに、愛らしい顔立ちはダコタそっくり!だが、演技の実力も引けを取らない。お姉さん同様、幼少期からスクリーンを飾り、2歳でのデビューから映画・TV出演作既に30本以上。ブラッド・ピット主演の『ベンジャミン・バトン数奇な人生』(’08)やソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』(’10)に出演し、一躍スターダムにのし上がった彼女も現在14歳。ぐんと大人っぽくなった彼女が気になって仕方ない。「自分の年齢よりも年上の格好をするのは好きじゃない」経歴を見れば、女優として才能があることは一目瞭然。だが、素顔はどんな女の子なのだろうか?現在公開中の『幸せへのキセキ』でエルが演じる、動物園を手伝う少女・リリーは彼女にとても似ているらしい。「まず、リリーも私も誰よりも先に『ハーイ』って言うタイプ。そして、とても繊細で、かつ目標に向かって努力する。それによく笑うし、ハッピーなところも。ただ、私自身は全然シャイじゃないと思うけどね」。13歳にして、「マーク バイ マーク ジェイコブス」のキャンペーンモデルに抜擢され、ファッションアイコンとしても注目されるエル。趣味としては週5日、1日3時間ものレッスンを受けているという大好きなバレエに続いて、ファッションに興味アリ!「60年代や70年代のファッションが好きで、ベビードールがお気に入り。自分の年齢よりも年上の格好をするのは好きじゃないの。20歳の格好をするよりは、5歳の女の子風のファッションの方がいいな。ロング・ドレスやハイ・ウェストのデニムみたいなヴィンテージものも大好きよ」。流されない秘訣は「家族の絆」やっぱりダコタとの関係も聞いてみたい。女優として先輩であり、ライバルでもあるわけだが、実際のところ2人は仲良し…?「もちろんよ。私たち姉妹だもの!姉の服を盗んだりすると、ちょっと厄介なことになるんだけどね。姉のことは本当に尊敬しているの。彼女が映画に出ているのを見ていて、私も同じ道を歩くようになった。だから彼女のおかげなの。いまはニューヨークの大学に通っていて、家にいないのは変な気分よ。でも私の方から姉のところに遊びに行くつもりだし、彼女も休暇には戻ってくると思うわ。iChatでもお喋りできるし。ただ、ニューヨークに住んでいるから、もう服を盗むことができなくなっちゃった。彼女の部屋に入ってもクローゼットは空っぽなんだもの。最悪。ニューヨークに行ったらまた彼女の服を盗んできちゃおうかな!?」ハリウッドで早くから注目を浴び過ぎて、キャリアを失ってしまう子役は数知れないが、エルが地に足を着いていられるのも、ダコタを始め、大切な家族の存在のおかげだ。「うちは家族の絆が強いの。祖母は私の撮影現場に必ずついてくるし、姉もよく来るわ。両親もよく現場にやってくる。私の父は8人兄弟の末っ子だから、ジョージアには従妹が14人もいるのよ。そういう人たちが常にそばにいてくれるってとても大切だと思うの」。ダコタと並んで、エルがトップスターに名を連ねる日はすぐそこ。最後に一問。率直に有名になるのはどんな気持ち?「『SOMEWHERE』の後、『SUPER 8/スーパーエイト』が公開されて、私の存在も少しずつ認知されてきたと思うの。最近は外を歩いていて気づかれることも増えてきたから。写真を撮られることもあるし。これまでは有名人を見つけて一緒に写真を撮ってもいいですか?と聞くのはもっぱら私の方だったから、ちょっと変な気分よ、私の方が聞かれるなんて!」『幸せへのキセキ』特別試写会レポート© Rex Features/AFLO■関連作品:幸せへのキセキ 2012年6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年06月15日『ダークナイト ライジング』の日本公開を来月に控える鬼才クリストファー・ノーラン監督が、ウォリー・フィスターの監督デビュー作で製作総指揮を務めることとなった。フィスター監督は『メメント』(’00)、『バットマン』3部作、『プレステージ』(’06)などで撮影監督を務めたノーラン組の常連スタッフで、『インセプション』(’10)ではアカデミー賞撮影賞に輝いた人物。ノーランと妻でプロデューサーのエマ・トーマスは待望の監督デビュー作となる彼のスリラー作品(タイトル未定)に製作総指揮として参加する。ノーラン夫妻が2002年のスリラー作品『インソムニア』でタッグを組んだアルコン・エンターテイメント社が本作の資金調達を担当する。同社のプロデューサー、ブロデリック・ジョンソンとアンドリュー・A・コソーヴの2人は「ノーランとエマは映画作家、コラボレーター、ストーリーテラーとして大掛かりなことから細かいことに至るまで、非常に優れた才能があり、また2人と一緒に働けるのが嬉しいです」とコメントした。リージェンシー・ボイスが共同プロデュースを務め、ジャック・パグレンが脚本を担当する同作は、ストーリー内容と出演者は未定で、クランクインは今年の年末を予定している。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年06月15日そのチャーミングな魅力で愛されるジュリア・ロバーツが初の悪役、しかも意地悪な女王に扮することで注目される童話「白雪姫」の現代版ムービー『白雪姫と鏡の女王』が9月14日(金)より公開となる。美貌を手に入れるためなら何だってする、ジュリア扮するアラフォー女王だが、これに対抗するのは若さみなぎるリリー・コリンズ扮する“新時代”の白雪姫。そして、女王が嫉妬する彼女の美貌を際立たせているのが、自信みなぎる“プリンセス太眉”!この美しき眉こそ、女王VSプリンセスの美貌対決で注目したいポイントとなっている。幼い頃に父親である国王を亡くして以来、女王である継母(ジュリア)に城に閉じ込められていた白雪姫(リリー)、18歳。ワガママ放題の女王のせいで王国は経済難に陥ったため、女王は隣国のリッチでハンサムな王子との結婚を目論むのだが、王子は白雪姫と恋に落ちてしまう。女王の怒りを買い追われる身となった白雪姫は森へと逃げ込み、7人の小人のギャング団に仲間入りし戦術をゲット。王国を取り戻し、王子の愛を勝ち取るため、ワガママ女王への闘いに挑む――。今年1月に逝去した世界的衣裳デザイナー、石岡瑛子が手がける色彩豊かで独創的なドレスを身にまとい、美貌対決に火花を散らすリリーとジュリア。陶器のように白く美しい肌に存在感たっぷりの上品な太眉が自らの運命を切り開くタフで前向きな“現代のプリンセス”を魅力的に演出しているリリーは、数年前からハリウッドセレブの間でも増殖中の“太眉”美人を代表する正統派太眉の代表格。対してジュリアは、そのはっきりとした目鼻立ちを際立たせる王道のアーチ眉で対抗している。好みは分かれるが、このほどプリンセスにも女王にも瞬時になれる、特製アイブローテンプレートが誕生!6月15日(金)より劇場で販売開始となる本作の前売り鑑賞券の特典として、りんごミラーとセットでついてくる。これであなたも“プリンセス眉”または“女王眉”をゲットしてみる?『白雪姫と鏡の女王』は9月14日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年06月15日イーサン・ホークが、今夏に『恋人までの距離(ディスタンス)』、『ビフォア・サンセット』の続編となる新作の撮影を開始するようだ。『恋人までの距離』(’95)で、ウィーンで出会い一夜の恋に落ちる見知らぬ2人をジュリー・デルビーと演じ、2作目『ビフォア・サンセット』(’04)ではその9年後の再会が描かれたが、3作目のクランクインを喜んでいるという。「僕らは『恋人までの距離』と『ビフォア・サンセット』に続く3作目の撮影に入るんだけど、これから楽しくなるよ。今年の夏にクランクインするんだ」と話すイーサンは、「この3作目が過去のものと一番違うところはインターネットさ。第1作目の頃は全然プレッシャーなんかなかったね。誰も気にしてなかった」と続ける。同作品の詳細については「叱られるから、秘密厳守なんだ」と固く口を閉ざしているという。今後イーサンは、ヴァンパイアが支配する世界を舞台に、人間が絶滅の危機に瀕した近未来を描いた『デイブレイカー』(’09)に次いでピーター&マイケル・スピエリッグ両監督と再タッグを組んだタイムトラベルもののアクション作品『Predestination』(原題)に出演する予定。こちらは、イーサン扮する政府のエージェントが、未来の殺人を阻止するために幾度となく時空を超えてミッションをこなしていくさまを描いた内容となるという。
2012年06月15日世界の体験者は1億人、日本での体験者はおよそ13人に1人にあたる1,200万人とも言われる究極のパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」。サーカス界の栄誉ある賞を数多く受賞してきた世界最高峰のエンターテインメントが、『アバター』のジェームズ・キャメロン製作、『ナルニア国物語』シリーズのアンドリュー・アダムソン監督による初の映画化がこの秋、世界最速で日本で公開される。これに先駆けて、その気になる予告編と日本限定版ポスターが解禁となった。どこからか、ふらりと田舎町に辿り着いた主人公・エイミーは、ピエロから渡されたチラシを手にあるサーカスを訪れる。そこで彼女はチラシに載っていた空中ブランコ乗りの青年と目が合う。互いに目を離せないでいると、青年はブランコを握り損ね落下。慌てて助けようと駆け寄るエイミーだったが、青年は地面に飲み込まれるように姿を消し、彼女はそれを追って不思議な世界へと迷い込む――。決してシルク・ドゥ・ソレイユのドキュメンタリーではない本作。数多あるショーの中でも最高レベルのショーと賞賛されるラスベガスのレジデント(常設)ショー、「O(オー)」、「KA(カー)」、「LOVE(ラブ)」を中心に、不思議な異世界に迷い込んだ主人公・エイミーの7つの世界を繋ぐ愛の物語を描く。シルク・ドゥ・ソレイユと言うと、パフォーマーたちの超人技を思い起こす人も多いだろうが、それは彼らの魅力のほんの一部に過ぎない。まるで魔法にかけられたような演出力で観客たちを虜にしてきたそのパフォーマンスが、最新の3D技術を駆使し、スクリーンの中にもしっかりと息づいている。こちらの予告編映像でもその一端を体験できる。エイミーが冒頭の平凡な世界から、徐々に美しく彩られた幻想的な世界へと迷い込んでいくシーンは必見!観る者を一瞬で現実から解き放ち、めくるめく魅惑的な世界へと誘う。壮大な映像世界を作ってきたキャメロン監督と、ファンタジックな世界観で映画ファンを魅了してきたアダムソン監督だからこそ生み出せた映像となっている。最後に浮かび上がる「この感動に言葉はいらない」という言葉にも納得できるはず。また、同時解禁となった日本限定版ポスターは、フランスを拠点に世界中で活躍する切り絵画家・蒼山日菜氏によるもの。第1弾となるこちらのポスターは、繊細な職人技でシルク・ドゥ・ソレイユの象徴である太陽のマークをアレンジしている。2012年はシルク・ドゥ・ソレイユ日本公演20周年という記念すべき年でもあり、12月21日の全米公開に先駆けて、日本で世界最速公開される。映画『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』は11月9日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年06月15日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、ロンドン五輪開会を祝うパーティを計画しているという。オリンピックの開会式は7月27日(現地時間)の予定だが、ブラッドたちのパーティは2日前の25日にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催予定。スポーツを通して平和活動を行う「Sports For Peace」の資金調達を目的に、伝説のボクサー、モハメド・アリの功労を称えるチャリティ・イベントで、英国王室からウィリアム王子、ヘンリー王子の出席もうわさされている。ほかにデヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻、シャロン・ストーン、マイケル・ダグラス&キャサリン・ゼタ・ジョーンズ夫妻らが出席する予定。ブラックタイ着用で、食前にシャンパンが振る舞われるディナー形式になるそうだ。ディナーは午後10時にお開きになるが、その後、彼らが2,000万ポンドで借りたタウンハウスでのアフター・パーティも予定されている。欧米のセレブが集結する場となるが、出席者たちは携帯電話のカメラ撮影禁止のお達しを受けているとか。(text:Yuki Tominaga)© AP/アフロ■関連作品:Killing Them Softly (原題)In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年06月15日米国アカデミー賞公認の、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2012」(以下:SSFF&ASIA)のオープニングイベントが、6月14日(木)、表参道ヒルズ スペース オーにて行われ、代表を務める別所哲也、「話題賞」を授賞した木村祐一らが出席した。スマートフォン向けアプリ「お笑いLIFE」のショートフィルム・チャンネルを監修し、ショートフィルムの普及に貢献したとして「話題賞」を授賞した木村さん。若手芸人たちが監督、出演を務めたショートフィルムをまとめあげる作業をふり返り、「それぞれの色が出た多彩な作品が集まったと思ってます。その世界をいかに修正することなく反映させていくか。こういう世界もあるんだなと、視野が広がった感じがしました。来年からもどしどし力を入れていきたいですね」と、決意を新たにした。しかし、別所代表から「過去には、いま話題になっている松田聖子さんも話題賞を授賞しています」と紹介されると、「これって、結婚回数は関係ないですよね?」と確認。木村さん自身も5月に再婚したばかりとあって、「(奥さんは)『思う通りにやりなさい』と言ってくれている」とのろける場面も。また、ショートフィルムを通じてメディア・映像業界に貢献した人に贈られる「特別賞」は、漢陽大学演劇映画学科在学中に、監督・脚本・編集・主演の4役をこなしたショートフィルムを製作したことが認められ、チャン・グンソクが授賞。「ショートフィルムに必要なのは、お金よりアイデアと世界観。すごく小さな部屋でひとり、13時間ぐらいかけて編集したのは大変だったし疲れたけど、いまとなっては幸せな思い出。授賞できてすごく嬉しい。将来はミュージックビデオの監督もしてみたい」とのビデオメッセージを寄せた。これに対し、別所代表は「来年は呼びたいですね」と意欲を見せ、「今年も新たな挑戦をしております。チャン・グンソクさんの挑戦に負けないように、私たちも頑張りますのでよろしくお願いします」と、開幕に向けての意気込みを語った。14回目を迎える今年は世界112か国と地域から4,543本のショートフィルムが集まり、新たに世界的シャンパン・ブランド「モエ・エ・シャンドン」とのコラボレーションによって「モエ スター アワード」が設立され、CG部門が加わるなど、さらなる発展を見せている「SSFF&ASIA」。早くも来年に向けて、20周年を迎えるJリーグとのタイアップによって、ショートフィルムを製作することも発表され、大東和美チェアマン、元日本代表の武田修宏さんが「映像の力でサッカーの魅力を世界に発信していきたい」と力強く宣言したほか、大川五月監督、熊本県のゆるキャラ“くまもん”なども登場し、存分に映画祭をアピールしていた。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」は6月15日(金)から19日(火)までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日(金)から24日(日)まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年06月14日芥川賞を受賞した西村賢太の同名小説を映画化した『苦役列車』が完成。6月14日(木)、完成披露試写会でのお披露目を前に主演の森山未來、高良健吾、前田敦子(AKB48) と山下敦弘監督が記者会見に臨んだ。19歳にしてその日暮らしの肉体労働者として三畳一間に暮らし、稼いだそばから酒と風俗に金を遣い、読書が唯一の趣味という北町貫多。現場で親しくなった同世代の正二や思いを寄せる大学生の康子らとの青春を飾り気なしに描き出す。森山さんは本作を「花粉症対策映画」というキャッチフレーズでアピール。その心はというと「抗菌、滅菌のものにしか触らずにいるから花粉症になる。本当に汚いもの、菌に触れば免疫ができます。この映画は免疫を高めてくれる映画」とのこと。「ぜひ触ってほしい」と呼びかけた。高良さんはインタビューなどで常々、一緒に仕事をしたい監督として山下監督の名を挙げていたそう。「現場では緊張して病気じゃないかってくらい汗が出ました。映画を観て『山下作品に自分がいるんだ!』と感じました」と感激を口にする。前田さんも「口癖で『ああ幸せ』とよく言うんですが、6日間の撮影で、毎日『幸せ』と言えていました。決して爽やかな映画ではないんですが、私が出ているところは『これって青春!』と言える爽やかさがあるので、ホッとしてほしいです」と自らの出演シーンの見どころを明かした。森山さんは役になりきるために実際に三畳のアパートで生活し、風呂にもろくに入らない生活を送ったそう。「三畳の閉塞感を実際に感じたかったんです。役にかこつけてゴールデン街にも行けました」とニッコリ。共演シーンの多かった高良さんは、髪の毛から日々、汚れていく森山さんの変化を感じていたとか。森山さんは飲み明かした状態で現場に来ることもあったそうだが「(むくみで)顔をパンパンにして、森山さんが遅刻してくるとみんなが『すごいぞ!』って褒めて、『早く撮ろう』となるいい現場でした(笑)」と明かした。山下監督も「『痩せてくれ』と言われてそうする役者はいるでしょうが、太るのは…。撮影が終わるころにはミニ西村賢太になってました」と絶賛していた。前田さんは、森山さん扮する貫多と高良さん演じる正二のどちらが好みかを問われると「貫多といるときの正二は完璧なキラキラ男子。貫多は最初、ひどい男だと思いましたが見るにつれてかわいくてしょうがなくなってくる。本当にかわいいです!だからどちらが気になるかと言われれば貫多」と告白。森山さんは喜びつつも「気になる部分はあっても触れたいかは別だと思いますよ」と、一筋縄ではいかない主人公を知り尽くした様子で苦笑を浮かべていた。『苦役列車』は7月14日(土)より全国にて公開。■関連作品:苦役列車 2012年7月14日より全国にて公開© 2012「苦役列車」製作委員会
2012年06月14日“ラブコメの女王”ケイト・ハドソンとラテンの貴公子、ガエル・ガルシア・ベルナル共演で贈る感涙のラブストーリー『私だけのハッピー・エンディング』。公開時には「涙が止まらない」という女性観客が続出した本作が、先日ブルーレイ&DVDリリースされた。これを記念して、シネマカフェでは女性を中心とした映画ファンを集めての試写会を開催。ある日突然余命宣告をされた主人公・マーリーの生き方には、単なる悲劇のヒロイン像からくる感動ではなく、独身女子である彼女の生き方に対する共感の声が多く集まった。ケイトが演じるマーリーは、30歳独身のやり手広告ウーマン。真剣な恋はお断りで、ライトな恋愛関係を楽しみ、自由な生活を謳歌している。ところがある日、彼女は医者から突然のがん宣告を受ける。変わらず元気に振舞おうとするマーリーだが、友達は徐々に離れていき、両親はオドオドするばかりで、やがて自暴自棄に陥る。そんな中、堅物の主治医・ジュリアンは彼女を静かに支え、いつしか彼女の心を溶かし始める。だが、マーリーは医者と患者という関係を理由に、ジュリアンとは距離を置く。それまで深みにはまることのない恋愛生活を送ってきた彼女にとって、彼と本気で向き合うことは恐怖なのである。本気で向き合い傷つくのを恐れ、自分の気持ちを隠してライトに接する、そんな彼女の恋愛観や生き方にほぼ全員の読者が「共感できた」という。愛する人、大切にしたい人の前だからこそ、素直になれずつい強がってしまったり、明るく振舞うことは誰にでも経験があるはず。「そのことで後悔してしまったことは?」と聞いてみると、こちらもほぼ全員が「ある」と回答した。マーリーの場合には、先述のジュリアンとの関係においてそれが如実に描かれているが、読者にその具体的なケースを質問してみたところ、圧倒的に「家族の前」でつい強がってしまうという声が多く、「恋人」という声がそれに続いた。マーリーに対しての共感もそれと重なり、「心を開いても相手の反応が気になってしまう」(20代・女性)、「何でも茶化して真剣になるのが怖い」(20代・女性)、「親に強く当たってしまう」(20代・女性)というホンネを寄せていた。一方、その逆で誰の前が一番“素直”になれるかという点に注目すると、こちらでも「家族」という答えが最も多く、つい強がってしまうのも家族であれば素直になれるのもやっぱり家族というのが特徴的であった。また、家族とほぼ同数で多かったのが、意外にも「同性の友人」。近い悩みや考えをもつ者同士の関係とも言えるが、対照的に「恋人」と挙げる人が若干少なめだったのが気になるところ。該当する人は、マーリーとジュリアンの関係に大きく頷けるはず!相手を思うからこそ素直になれない、そのことがかえって関係を悪化させることもしばしば。恋人に対しても、家族、友人に対しても「心を開いて素直になること」の大切さに気づいたマーリーのその後の人生との向き合い方は、潔さと本物の強さを感じさせる。「主人公の気遣いを忘れない、前向きな生き方に元気づけられました」(20代・女性)、「人生は長さじゃない、確かにその通りだと思わせてもらえる作品でした」(10代・女性)、「観終わって自分の周りの人のことについてもう少し考え直してみようと思う作品でした」(30代・女性)、「マーリーの陽気なところ、辛い現実に向き合いつつもグチグチと言わず、淡々と生きる姿に涙が出ました」(40代・女性)というように、彼女の変化を見て前向きになったという声が多く寄せられていた。自分に素直になるベストな方法を、きっと本作から見つけられるはず。『私だけのハッピー・エンディング』ブルーレイ&DVDは現在発売中。『私だけのハッピー・エンディング』[DVD]価格:3,990円(税込)『私だけのハッピー・エンディング』[Blu-ray]価格:4,935円(税込)発売元:カルチュア・パブリッシャーズ/販売元:ポニーキャニオン発売中公式サイト:© 2010 Earthbound Films, LLC■関連作品:私だけのハッピー・エンディング 2011年12月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Earthbound Films, LLC
2012年06月14日フィリップ・シーモア・ホフマンが、『ハンガー・ゲーム』の続編である『Catching Fire』(原題)への出演のオファーを受けているようだ。フィリップが同作の製作を担当するライオンズゲート社から打診されているのは、ハンガー・ゲームの仕掛け人であり、秘密裏に反乱を企む地下組織「ディストリクト13」のリーダーでもあるという、二面性を持ったプラターチ・ヘヴンズビーという役だという。もしフィリップが出演を承諾すれば、日本でも9月28日(金)公開予定の第1作『ハンガー・ゲーム』にも出演し、今回の続編にも引き続き参加するジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワースらと共演することとなる。一方、ライオンズゲートは本作の同名原作で描かれる、第65回ハンガー・ゲームの優勝者フィニック・オダイル役に知名度のあるスターか、または新人を起用するのかいまだ決めかねているという。第1作のゲイリー・ロスに代わって『恋人たちのパレード』のフランシス・ローレンスがメガホンを取る本作は、来年11月の公開を目指して今秋にもクランクイン予定。■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年06月14日日本での第1次韓流ドラマブームの火付け役となり、いまだに根強いファンを持つ純愛ドラマの傑作「冬のソナタ」。あれから約10年、ユン・ソクホ監督と脚本家のオ・スヨンが再びタッグを組み、人気沸騰中のチャン・グンソクと「少女時代」のユナを主演に迎えたドラマ「ラブレイン」のDVD、ブルーレイが8月24日(金)にリリースされることが決定!2つの時代を生きるグンソクとユナを大きくフューチャーした予告編映像が到着した。出会いに別れ、人生のどんなときにもどんな人にも等しく降り注ぐ雨。そんな雨のイメージを美しく散りばめながら、観る者の心の奥底に愛の意味を問いかける本作。韓国を代表するヒットメイカーであるユン・ソクホ監督が今回、舞台として選んだのは、“1970年代”と“現代”という2つの時代。1970年代のパートでは、大学時代に出会い、若き日の恋を成就させることができなかったイナとユニの姿が描かれる。グンソクは「美男ですね」や「メリは外泊中」など、近年の作品では華やかなステージにいる男性を演じる機会が多かっただけに、70年代スタイルに身を包んだどこか控えめな物腰がとても新鮮に映る。変わって舞台は2012年へと移り、こちらではイナの息子・ジュンと、ユニの娘・ハナの出会い、その恋のゆくえが描かれる。イナとユニ、その子供であるジュンとハナの一人二役をそれぞれ演じているグンソクとユナ。現代では人気フォトグラファーのジュンを演じるグンソクは髪型や服装だけでなく、話し方まで1970年代とは全くの別人!同様に、可憐で清楚な雰囲気のユニから一転、快活で天真爛漫なハナを見事に演じ分けるユナ。2人の演技力の高さには驚かされるが、予告編を見て何より気になるのはこの恋のゆくえ。別々の道を歩むこととなったイナとユニの再会により、ジュンとハナの恋は果たしてどこへ向かうのか?ソクホ監督ならではの細やかな感性と水彩画を思わせる柔らかなタッチの映像美を通して描かれる、時代を超えた“運命的な愛”。今回発売となるディレクターズカット完全版のDVDとブルーレイには、特典映像として日本オリジナル映像を含む、北海道ロケなど撮影舞台裏のメイキングやロングインタビューが収録される予定。まずはこちらの予告編で1970年代と現代、全く違う雰囲気のグンソクとユナの姿をチェックしてみて!※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「ラブレイン 完全版BOX1」[DVD]価格:7,980円(税込)「ラブレイン 完全版BOX1」[Blu-ray]価格:10,080円(税込)発売日:8月24日(金)「ラブレイン 完全版BOX2」[DVD]価格:15,960円(税込)「ラブレイン 完全版BOX2」[Blu-ray]価格:20,160円(税込)発売日:9月14日(金)「ラブレイン 完全版BOX3」[DVD]価格:15,960円(税込)「ラブレイン 完全版BOX3」[Blu-ray]価格:20,160円(税込)発売日:10月2日(火)発売元:「ラブレイン」製作委員会/販売元:ポニーキャニオン公式サイト:© YOON’S COLOR■関連作品:ラブレイン [海外TVドラマ]
2012年06月14日5月から続く直撃インタビュー・シリーズの第3弾。今回は、サスペンスドラマ「ザ・ファーム法律事務所」の主演俳優ジョシュ・ルーカスを直撃しに、トロントの撮影現場までお邪魔してきました。「ザ・ファーム法律事務所」はタイトルからも分かる通り、1993年に公開された映画『ザ・ファーム/法律事務所』の続編的シリーズ。映画の原作者であるジョン・グリシャムが製作総指揮を務めています。映画では大手弁護士事務所を隠れ蓑にしていたマフィアと新人弁護士・ミッチの攻防が繰り広げられていましたが、ドラマで描かれるのはその10年後。マフィアに打撃を与えたことで命を狙われる危険が浮上し、当時から10年間、“証人保護プログラム”によって、名前も身分も変えて生きてきたミッチが、本名を名乗って念願の弁護士事務所を開業するところから第1話が始まります。映画『ステルス』(’05)や『ポセイドン』(’06)などの主演俳優としても知られ、最近では『J・エドガー』で演じたチャールズ・リンドバーグ役が記憶に新しいジョシュ・ルーカス。彼が演じるのは主人公の弁護士・ミッチで、映画ではトム・クルーズが演じていた役です。忙しい撮影の合間を縫ってインタビューに応じてくれたジョシュは、ブルーの瞳が美しいハンサムガイ。衣裳のスーツを颯爽と着こなし、主演俳優に相応しいオーラを放っていました。それだけに、撮影現場にいたどのスタッフも、どのキャストもジョシュを大絶賛!特に女性陣は揃って、「これからジョシュにインタビューするの?彼は本当にハンサムよ~。楽しんでね!」と声をかけてくれました。というわけで、ジョシュにインタビュー開始。まずは、ミッチを演じることになった経緯を語ってくれました。「原作者のジョン・グリシャムは『で、あの後ミッチはどうなったんだい?』と訊かれることが多かったそうなんだ。ほかのどの小説の主人公よりもね。僕がこのドラマに参加したいと思ったのも、10年後のミッチを描くアイディアに興味を引かれたからだった。新しい形で彼の物語を再び語ることに、大きな可能性を感じたんだよ」。映画でもピンチの連続だったミッチですが、今回のドラマでも彼は苦難続き。事務所を訪れる依頼人の弁護に励む一方、マフィアに命を狙われたり、法曹界が絡む大きな陰謀に巻き込まれたり…。そんなミッチを、ジョシュは楽しんで演じているようです。「ミッチは妻や娘を全身全霊で愛する家庭人である一方、弁護士としての類い稀な知性を備えた男。弱者を助け、大きな組織に立ち向かう彼の姿勢は魅力的だし、忍耐強さや不屈の精神は尊敬に値すると思う。ただし、彼は一つだけ大きな間違いを犯しているよね。10年経ったからといって、マフィアに大打撃を与えた彼が再び本名を名乗り始めるなんて、とんでもないミステイクだ。ミッチたちは家族以外の誰にも本当の姿を晒せない生活を10年間も余儀なくされてきたわけだから、気持ちはすごく分かる。かと言って、自分や家族を危険に追いやる彼の判断を正当化することはできないよ。まあ、誤った道筋を正しい方向へ導いてしまうのがミッチの人間力なんだけど…。そんな彼が危機をどう乗り越えるか、楽しんで見てほしいな」。インタビュー後編では、ジョシュ自身をクローズアップ。映画の現場を離れてドラマに挑戦したことから来日時の思い出まで、とことん語っていただきましたのでお楽しみに!(text:Hikaru Watanabe)「ザ・ファーム法律事務所」海外ドラマ専門チャンネル AXNミステリーにて日本独占初放送中【吹替版】毎週火曜22:00~ほか【字幕版】毎週日曜20:00~ほか「まだ間に合う!第1~5話を一気にCatchUP放送!」7月8日(日)21:00~放送公式サイト:© 2011 The Firm Television Productions Inc. All rights reserved.■関連作品:ザ・ファーム法律事務所 [海外TVドラマ]
2012年06月14日米・20世紀フォックスの人気医療ドラマ「Dr.HOUSE」のグレゴリー・ハウス役でも知られる俳優のヒュー・ローリーが、『ロボコップ』のリブート作品で悪役を演じることになるようだ。先日からアビー・コーニッシュがジョエル・キナマン扮する主人公アレックス・マーフィの妻役での出演交渉中というニュースが飛び込んできたり、サミュエル・L・ジャクソンがカリスマ的なメディア王のパット・ノヴァクとして出演が決定するなど、豪華競演者が続々と発表される本作で、今度は悪役としてヒューの名前が浮上してきた。「Variety」誌によれば、ヒューが出演交渉中の役柄は、ロボコップを造りだすオムニ社の私利私欲に駆られた社長役だという。そんなヒューは、「Dr.HOUSE」が全米で5月21日(現地時間)にシーズン8をもってグランドフィナーレを迎えたばかり。『TIME/タイム』のマーク・エイブラハムとエリック・ニューマンらがプロデュースを手掛け、来年夏の公開を目指して9月にもカナダのトロントでクランクイン予定だ。■関連作品:Dr.HOUSE [海外TVドラマ]
2012年06月14日昨年10月より日本テレビで放送され、最高視聴率18.9%を記録した人気ドラマ「妖怪人間ベム」が今年12月に映画化されることが決定!ドラマ版から続投となる亀梨和也(KAT−TUN)始め、“妖怪人間”の3人組からコメントが届いた。正義の心を持ちながらも、醜い妖怪であるために人間から恐れられる“妖怪人間”ベム(亀梨さん)・ベラ(杏)・ベロ(鈴木福)のダークヒーローたちの悪との激闘を描く本作。原作アニメは、「早く人間になりた~い!」という有名な台詞と共に、1968年に放送され子供から大人まで幅広い層からの支持を得て日本中にブームを巻き起こした。このたび、昨年のTVドラマを経て、あの台詞が再びスクリーンで蘇る。この映画化の一報を受け、主演を務める3人からも喜びのコメントが。亀梨さんは「おは妖怪!すごく嬉しいです!自分自身もいま、彼らがどこでどのように存在しているのか、すごく気になっていたので楽しみです。またベラやベロと会えること、そしてベムを演じられること、ワクワクしています。早く、妖怪人間になりた~い!」とまさかの妖怪ジョークを交えたコメントからも、相当の喜びが感じられる。美しすぎる妖怪・ベラ役で話題を集めた杏さんも「スクリーンの中で、さらに迫力あるベラを演じたいと思います。早く、妖怪になりたい!」と撮影が待ちきれない様子。そして、福くんからは「僕はアクションが大好きなので、何かアクションシーンがあったらいいなぁと思います。僕らしいお芝居を一生懸命頑張ります!夏の暑い時期の撮影だけど、妖怪人間なので汗をかかないように、虫に刺されないように“最高の妖怪人間チーム”を目指して頑張ります!」と、大人びた、3人の中で一番しっかりとしたコメントを寄せている。劇場版の物語は、ベロの初恋などが描かれる完全書き下ろしのオリジナルストーリー。さらに、劇中にはベムたちがこれまで出会ったことのない、強大なパワーを持つ妖怪との壮絶なバトルシーンもあるようで、これまで以上にCGやワイヤーアクションなどを駆使するとのことで、福くんの望みが叶うパワフルな映画になりそうだ。『映画 妖怪人間ベム』は、12月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:映画 妖怪人間ベム 2012年12月15日より全国にて公開
2012年06月14日リンジー・ローハンが、ポール・シュレイダー監督の最新作『The Canyons』(原題)に出演することが決定した。リンジーは、『アメリカン・サイコ』の原作者ブレット・イーストン・エリスが脚本を担当する同作で、ポルノ俳優のジェームズ・ディーンと共演することになった。ロサンゼルスでセックスと犯罪に巻き込まれる20代のグループを描いた作品になるという。エリス氏とシュレイダー監督は、アメリカのソーシャル資金調達サイト「KICK STARTER」で本作の製作資金を募り、このほど必要金額に達したようだ。同作のキャスティングについてエリス氏は、「ロスで7月9日から31日まで撮影予定。これ以上良いキャストは望めない。リンジーはすごい…」、「ジェームズは受賞経歴のあるポルノ男優だから、キャストの2人が手垢にまみれた俳優たちとは全然違うのが分かると思うよ」、「ジェームズが映画製作の夢を持った、人の心を弄ぶヒモ男を演じ、リンジーは物欲にまみれたライフスタイルを送るその男の恋人役なんだ。リンジーはここ数年間この役を演じるために私生活で準備してきたっていうことだよね?」などとツイートしている。私生活ではトラブル続きのリンジー。先日もエリザベス・テイラー役で出演している米ライフタイムのテレビ映画「Liz & Dick」の撮影に向かう際に、交通事故に巻き込まれている。
2012年06月14日ジョニー・デップ、ブラッド・ピットがそれぞれ現在撮影中の新作にトラブルが発生。撮影の遅れや予算超過などが起きているという。ジョニーがアーミー・ハマーらと共演する『The Lone Ranger』(原題)は来年7月3日(現地時間)に全米公開を予定しているが、「The Hollywood Reporter」誌によると、120日間を予定していた撮影スケジュールに遅れ(数日間~数週間程度の可能性)が生じているという。原因は天候不良など不可抗力の要素もあるが、その結果、製作費も予算オーバーに。昨年、製作会社のウォルト・ディズニー・カンパニーが予算を2億5,000万ドルから2億1,500万ドルに縮小を希望し、大がかりなアクション・シーンを脚本からカットした上に、ジョニーやプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、ゴア・ヴァービンスキー監督のギャラの交渉し直しが行われた。だが、今回の遅れで結局、製作費は元通りの2億5,000万ドルに戻ったことになる。ヴァービンスキー監督は更なる撮影シーンのカットを求められているという。一方、ブラッドが製作・主演するマーク・フォースター監督の『World War Z』(原題)では、現場における監督の決定力不足により、5週間もの追加撮影が決まった。フォースター監督はブラッドの希望で起用されたが、SFXを多用する大作の経験が少なく、新しいスタッフとのコミュニケーションも円滑に進まず、現場で混乱が生じている。製作会社のパラマウントは『プロメテウス』のデイモン・リンデロフに脚本のリライトを発注したことも明らかになった。パラマウントは今年3月、同作の全米での公開予定を2013年6月から12月に繰り下げると発表している。(text:Yuki Tominaga)© UPI/アフロ■関連作品:ラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.Killing Them Softly (原題)
2012年06月14日6月13日(水)夜、都内・六本木ヒルズアリーナにて『アメイジング・スパイダーマン』のワールドプレミアが開催された。同日に行われた記者会見に続き、来日中の主演アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンを始めキャスト・スタッフが集結!“本物”のスパイダーマンも登場し、映画さながらのスウィングアクションで会場に駆けつけたファンを大いに沸かせた。1,000人もの観客が押し寄せ、会場がスパイダーマン一色となり大盛り上がりを見せる中、日本版のテーマソング「ラブ・ゲーム」を歌っている「SPYAIR」のメンバー一同、さらに人気アイドルグループ「乃木坂46」が艶やかなスパイダーマンカラーに蜘蛛のプリントがなされた浴衣姿でゲストとして登場した。会場と一体になってスタートコールを告げると、“本物”のスパイダーマンが登場。六本木の空を旋回し、壁の上でバッチリとポーズも決めた。すると突然姿をくらましたのと同時に、アンドリューたちがレッドカーペットに姿を現し、会場の熱気は最高潮に!観客の盛り上がりを前にして、アンドリューは「ニホンガダイスキデス!」と挨拶。「みなさんに心を込めてありがとうと言いたい。今日は本当に素晴らしい一日です」と感激しきりだった。誰もが知るヒーローであるスパイダーマンを演じるにあたり、4か月のトレーニングで肉体改造を行ったというアンドリュー。「すごくきつかったけれど、その甲斐があったと思っています。監督からも、痩せっぽちがやっつけるところに意味があるとの話があったので、あまり大きくなってはダメで。僕は子供の頃から痩せてて、痩せたまま筋肉をつけることを心がけました」と並々ならぬ苦労を明かした。アンドリューとのラブラブぶりを会見でも見せていたエマは、鮮やかなオレンジのドレスから衣裳替えし、プレミアイベントではブラウンのバルーンスタイルワンピというシックな装いで登場。「スパイダーマンのようなヒーローをボーイフレンドに持った気分は?」との質問には「スパイダーマンが彼氏だと、いろんなところに素早く移動できるのが魅力」とチャーミングに答え、「少女時代に読んでいなかったコミックを読んで、前の作品も観て、マーベルそのものを勉強しました。トカゲの研究所に行ったりもしたんですよ」と役作りについて明かした。今回の新生『スパイダーマン』では、アクションだけでなく、ピーターとグウェンの青春ストーリーも見どころとなるが、マーク・ウェブ監督は「ピーターは非常に面白いキャラクター。グウェンとの恋、そのほかいろんなことを初めて経験していきます。空を飛んだりする素晴らしいスペクタクル以外にも、そこに息づいているイノセントなハート。それを守ることがこの映画にとってとても大切だと思いました。無垢な心、それがスパイダーマンであり、ピーター・パーカーなのです」とファンを代表して、スパイダーマンの魅力を熱く語った。その後のフォトセッション中も大歓声が送られ、大興奮のうちにワールド・プレミアは幕を閉じた。『アメイジング・スパイダーマン』は6月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月13日映画に欠かせないゴージャスなドリンクの代表格と言えばシャンパン。このほど、世界中で愛されるシャンパン・ブランド「モエ・エ・シャンドン」が、6月15日(金)より開幕するショートフィルムの祭典「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2012」(以下:SSFF&ASIA)とのコラボレーションにより新アワードを設立。6月13日(水)、映画祭開幕に先駆けて明治神宮内にてガラ・パーティが行われ、多数の豪華ゲストたちが足を運んだ。ゴールデン・グローブ賞ほか世界各国の映画祭を支援してきた「モエ・エ・シャンドン」とのコラボレーションで、今年から新たなアワードとして加わった「モエ スター アワード」。これからの映画界を担っていく“未来のスター”を称えることを目的とした、日本のみならず世界を見据えた賞である。『プリティ・ウーマン』や『タイタニック』、『セックス・アンド・ザ・シティ』などで、ハリウッドセレブたちの手元にいつも登場するモエ・エ・シャンドンのシャンパンだが、この日参加したゲストたちの手にももちろんシャンパンボトルが握られていた。「SSFF&ASIA」の代表を務める別所哲也は「今回、モエ・エ・シャンドンとのコラボレーションでより一層、国際的な映画祭にしていただけた」と映画祭本番を前に感慨もひとしお。しかし報道陣から本日、松田聖子さんが電撃結婚を発表したことを告げられると、「えっ!?うそっ!おめでとうございます!」と驚きを隠せない様子。だがさすがは代表、「聖子さんのような大スターが、このSSFF&ASIAから誕生してくれるはずです!」としっかり映画祭のアピールも忘れなかった。その後も続々とゲストが到着。春らしいピンクのフレアドレスで登場した美波は「日本でお酒を飲みながら映画を観れる機会はあまりないのですごく楽しみです!」と笑顔を見せた。さらに、「BCBG MAXAZRIA」のエスニック調ドレスを颯爽と着こなす芦名星、バイオレットで妖艶な魅力を放つパリコレモデルのCHIHARU、2011年の「ミス・ユニバース・ジャパン」神山まりあら美しき女性陣がレッドカーペットを華やかに彩った。そのほかには「既に飲みたくて仕方ない!」と明かし記者陣を沸かせたMCのLiLicoや、元サッカー選手の中田英寿、元女子フィギュアスケート選手の村主章枝、お笑い芸人で自身もショートフィルムの監督を務めた経験を持つ「ガレッジセール」ゴリ、さらに西島秀俊主演『CUT』などで知られるインディーズ映画界の巨匠アミール・ナデリなど錚々たるゲストたちに会場は大きな賑わいを見せていた。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」は6月15日(金)から19日(火)までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日(金)から24日(日)まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年06月13日1970年代に「週刊少年マガジン」(講談社刊)で連載され一世を風靡し、これまで幾度も映像化されてきた伝説的漫画を鬼才・三池崇史が再映画化した『愛と誠』のジャパン・プレミアが6月13日(水)に開催。三池監督を始め、妻夫木聡に武井咲、さらに映画に出演しているだけでなく主題歌も担当している歌手の一青窈が舞台挨拶に登壇した。幼い頃に出会い、やがて運命的な再会を果たした太賀誠(妻夫木さん)と早乙女愛(武井さん)の凄まじくも一方的な愛を綴る本作。時代を彩った名曲の数々を音楽監督・小林武史がアレンジし、歌と踊りを加えて壮大なスケールで描き出す。開演と同時に照明が落とされ、再び明るくなると舞台中央に一青さんの姿が。そのまま映画の主題歌である「愛と誠のファンタジア」を熱唱し、その力強い歌声に観客は酔いしれた。舞台袖で聞いていた共演陣も感動しきり。妻夫木さんは「やっぱりプロは違う」としみじみ。劇中、妻夫木さんら俳優陣も歌声を披露しているが「一青さんの歌ったデモテープを渡されて、歌ってみましたが小林さんからダメ出しされて何とか乗り切りました」と苦難の歌パートをふり返った。武井さんも「楽しかった」と笑顔を見せつつも、「一青さんの歌うデモを聴くとうまく歌える気がするんですが…」と自身の声とのギャップに首をひねっていた。逆に、一青さんが愛の母親役を演じている女優パートも見どころだが、一青さんは「(共演した)市村正親さんの『劇団四季』仕込みの足さばきとターンが最高でした!」と撮影を楽しんだ様子だった。この日の午前中、三池監督と妻夫木さんは、監督の出身校である大阪の常翔学園(※監督の在校時は大阪工業大高校)に足を運び高校生たちと対面。高校生からは2人に様々な質問が飛び出したそうで、妻夫木さんと武井さんの体が密着するシーンでの心境についての質問も飛び出したとか。妻夫木さんは「咲ちゃんの胸ぐらを掴むんですが、胸元も近いので『ごめんね』って言ったら、『気にしないでください!』って。13も年下の女の子に『気にしないで』って言われて『すいません』とか言ってる30代って…社会ってそういうものだよなぁ」と物悲しそうにつぶやき、客席は笑いに包まれた。妻夫木さんはさらに、この密着シーンについて「役としては感じるけど、僕としては何も感じない」と語ったが、これに武井さんが「何も感じないって言われると悲しい」と頬を膨らませ、妻夫木さんが慌ててフォローする一幕も…。最後に妻夫木さんは「クセになる映画です。臭くなった絆創膏のような作品で、何か気になってもう一回、嗅ぎたくなると思います」と珍妙な例えで映画をアピールし客席を沸かせた。『愛と誠』は6月16日(土)より宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会
2012年06月13日オーランド・ブルームの自宅の近くで、裸の男が逮捕された。オーランドと妻のミランダ・カー、1歳5か月となる息子のフリンくんが住むハリウッド近郊の邸宅の近くの路上で裸になった男が路上に横たわって「ドラッグでハイになってるぞ!」と叫び、通報を受けた警察が駆けつけたという。しかし警察が逮捕しようとすると、男は抵抗して近くの茂みの中に頭から飛び込んだようだ。その後、黒のグローブをはめた数人の警察官が男を地面に取り押さえて手錠をかけ、即刻御用になって男は署に連行された。誰が警察に今回の事件を通報したかは不明だが、同地にはオーランド以外にもシャーリーズ・セロンやウィル・フェレル、ジェイソン・ステイサム、ローラ・ダーンなど錚々たるスターたちが居を構えているという。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年06月13日東北が生んだ国民的作家・宮沢賢治の代表作を80年の時を経て、アニメーション映画として蘇らせた『グスコーブドリの伝記』。6月12日(火)に世界最速となるジャパン・プレミアが行われ、ボイスキャストを務めた小栗旬を始め、忽那汐里、草刈民代、そして杉井ギサブロー監督と音楽担当の小松亮太が宮沢さんゆかりの地、岩手県花巻市で舞台挨拶を行った。美しきイーハトーヴの森を舞台に、厳しい自然と向き合う主人公・ブドリが家族と故郷を守るために奮闘する姿を描く本作。原作は三陸沖地震や大規模な冷害に何度も見舞われるという厳しい環境の中でも故郷を愛した宮沢さんの思いが込められた傑作である。まず現地に到着した一行を出迎えたのは、花巻市の幼稚園児たち。サプライズとばかりに本作の主題歌である「生まれ来る子供たちのために」(小田和正)を園児たちが大合唱するという歓迎を受けた。さらに今春、花巻市では「(宮沢)賢治まちづくり課」という新しい課が設立されたが、小栗さんはこのセレモニーに駆けつけた花巻市・大石市長から「ぜひ『賢治課』課長を務めていただきたい!」と告げられ、宮沢さんが愛用していた帽子のレプリカが贈呈された。これに小栗さんは大感激の面持ちで「とても光栄です!“小栗賢治”として、賢治が愛した岩手の土地を1日ですが、映画と共にPRしたいです!」と語った。次に向かったのは、ジャパン・プレミアの会場となった宮沢さんの母校・花巻農業高校。本作を鑑賞した生徒たちからの割れんばかりの歓声の中、舞台挨拶に登壇した小栗さんは「まんず、花巻さ来るごとできだじゃ(ようやく、花巻に来ることができたな~)。みなさん、映画は楽しんでいただけましたか?熱気ムンムンの体育館ですね(笑)」と岩手訛りを交えて挨拶。さらに、「教科書にも“花巻農業高校”と出てきて、テストのために暗記しました。その学校に来ることになるなんて、思ってもいませんでした」(忽那さん)、「27年前の『銀河鉄道の夜』の映画化から、久しぶりに花巻に来ました。ただ、この学校は初めてです。こういう自然の中で、賢治が作品を作っていたと思うと感慨深いですね」(杉井監督)とそれぞれに思いを口にした。劇中では愛する家族を守ろうとするブドリの奮闘を通して、家族の絆の大切さが描かれているが、役を通じての感想を聞かれ、先日結婚したばかりの小栗さんは「うちは仲の良い家族なので、自分と全く違うブドリのようになったらどうなるんだろうと思ったり…未来に生まれ来る子供たちのことを考えたりしました」。草刈さんは「子供たちへの愛情から来る重みのある一言一言を、セリフとして伝えることがいままでにない経験でした」と改めてふり返った。そして、最後に小栗さんは「花巻からこの映画をスタートできたことがとても嬉しいです。ここから全国に届けていきたいと思います」と挨拶し、宮沢賢治ゆかりの地でのPRを締めくくった。『グスコーブドリの伝記』は7月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし
2012年06月13日映画『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに交際をスタートさせ、映画の舞台でもあるN.Y.での同棲も報じられている俳優のアンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンが今年1月に続いて揃って来日!6月13日(水)に監督のマーク・ウェブ、共演のリース・イーヴァンズ、プロデューサーのアヴィ・アラド&マット・トルマックと共に会見に臨み、相変わらずの仲睦まじい様子を見せつけた。トビー・マグワイアによる前シリーズから、キャストもストーリーも一新して製作された本作。サエない高校生のピーター・パーカーがどのようにして超人的能力を手にし、成長していくのかという“起源”が描き出される。会見場は「平和条約の調印でも始まるのかと思った(笑)」(ウェブ監督)と言うほど多くの報道陣が詰めかけたが、エマと並んで登場したアンドリューは、さりげなく彼女のためにイスを引いたり、会見中も2人で微笑み合い、時折、耳元でささやくなどアツアツぶりを見せつけた。「3歳のときからずっと大ファンだった」というスパイダーマンを演じたアンドリューは、正式にこの役に決定したときの気持ちを「純粋な喜びでいっぱいだった。夢が叶い、言葉では言い表せないような思いだった」と述懐。憧れのスパイダーマンのスーツを装着したときの心境については「かゆくて、着心地は悪いし夢が一気にしぼんだよ(笑)」とおどけつつ、「圧倒されるような気持ちがいまでも時折、湧いてくるんだ」と興奮した面持ちで語った。完成した作品を観たのはつい最近とのことだが「自分が飛んでいるような興奮を味わったよ。まるで自分自身のような…というかもちろん、僕が演じているわけだから僕自身なんだけど(笑)、『僕は誰?どこにいるの?』と混乱しながら観ていたよ」と明かし、「トビー・マグワイアのシリーズを引き継いでピーター・パーカーを演じることができたことを光栄に思っているよ」と改めて喜びを語った。エマは1月に来日した際「(アンドリューとの)キスシーンに期待して!」と語っていたが、改めて今回のキスシーンについて「個人的にすごく気に入っているわ」とニッコリ。「素晴らしいと思ったのは、ステイシー(エマ)がピーターがスパイダーマンだと知った瞬間にキスをするということ。発見と同時にキスする――秘密を共有するキスというところが素敵だと思うわ」と語った。アンドリューは現在28歳でエマは23歳。私生活で恋人関係にある2人が、初々しい高校生のカップルを演じている点も興味深いが、アンドリューは「演技というのは難しいものだね」と苦笑い。その上で「思春期というものは誰もが経験しているものだし、初恋というのは人生を変えるような経験だと思う。誰もがそのときの気持ちを思い出せると思うよ」とアピール。エマは「オファーがあればいつでもティーンの役を引き受けるわよ(笑)」とイタズラっぽい笑みを浮かべた。また、巨匠アルフレッド・ヒッチコックの作品の影響について尋ねられた監督は「彼の映画を嫌いな人なんていないでしょ?」とニヤリ。特に名作『裏窓』に触れ「ピーターの部屋には『裏窓』のポスターが貼ってあるけど、彼はアウトサイダーでありつつも、内側を見つめているんだ」とその影響を認めた。エマは、本作撮影中に初めて『裏窓』を鑑賞したそうで「(『裏窓』の)ジェームズ・スチュワートが映画の中で見せる様々なリアクションは、ブルースクリーンの前でのお芝居の見本だったわ」と演技の面でも大いに参考になったことを明かした。『アメイジング・スパイダーマン』は6月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月13日ペネロペ・クルスが、再びペドロ・アルモドバル監督の次回作に出演することが決定した。アルモドバル監督が手がけるロマンティック・コメディ『The Brief Lovers』(原題)への出演契約を交わしたという。今夏にかけて撮影が行われる予定の本作は、『ライブ・フレッシュ』(’97)、『オール・アバウト・マイ・マザー』(’98)、『ボルベール<帰郷>』(’06)、『抱擁のかけら』(’09)に続いてアルモドバル監督とペネロペの5度目のタッグ作となり、アルモドバル映画の常連であるパス・ヴェガ、ハビエル・カマラ、セシリア・ロス、ロラ・ドゥエニャスらも参加する見込みだ。さらにペネロペは、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、『ノーカントリー』の原作者コーマック・マッカーシーが脚本を執筆する『The Counselor』(原題)への出演も決定。今秋クランクイン予定の同作でペネロペは、既に出演が決定しているキャメロン・ディアス、マイケル・ファスベンダーらと共演することになるが、ペネロペの役柄はまだ正式に発表されていない。■関連作品:私が、生きる肌 2012年5月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて公開© Photo by Jose Haro © El Deseo抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo
2012年06月13日ルーズな学生服姿の妻夫木聡が瞳に憤怒の炎を燃えたぎらせながら、握り締めた拳をケンカ相手の不良グループに突き出し、そして……歌って踊る!?“観る者の度肝を抜く”などという表現ではどこか物足りない衝撃と共に、三池崇史監督最新作『愛と誠』は幕を上げる。映画冒頭、西城秀樹のヒット曲「激しい恋」に乗せ、怒れる主人公・太賀誠の激情と鬱屈を文字通り体現した妻夫木聡さん自身、「最初は“どうすればいいのかな?”と思いました」と認める。「上手く」ではなく「誠っぽさ」が大事先に挙げたシーンは、歌部分のレコーディングからスタート。その後、踊り&アクションの振り付けを固め、撮影に臨んだという。「“ミュージカルみたいな歌い方をすればいいのかな?”と思っていたんですけど、三池さんから『上手く歌うのではなく、誠っぽさが出るといいよね』と言われたんです。となると、次に“踊りはどうすればいいんだろう?”という問題が上がってくるわけですが、三池さんの説明の中ですごく分かりやすかったのは『誠の口からポンッと台詞が出るように、ポンッと踊っちゃった感じを出してほしい』ということ。ムカついたからケンカをして殴るように、ムカついたからケンカをして踊る、という発想の転換ですよね。それなら、何よりもまず誠らしくあればいいんだなと考え、踊りとアクションを作っていきました。踊りの稽古もやりましたし、もちろん上手い方がいいんでしょうけど、上手過ぎても誠らしくない。肝心なのは、やっぱり感情なんですよね」。では、その「誠っぽさ」とは何か。70年代を風靡した梶原一騎原作の同名コミックから生まれ、その後何人もの俳優によって実写世界の住人と化し、いまこうして新たに生み出された太賀誠は不遇な生い立ちを憎み、世の中を恨む札付きの不良だ。「歌もあるし、踊りもあるし、最初の脚本からはパロディ色の強さを感じたりもしていたんですけど、三池さんの中には原作に対する敬意がしっかりある。だから、『太賀誠をクールに演じてほしい』と言われたときも、“ああ、なるほどな。そっちなんだな”と納得しました。どのキャラクターにも人間味があることは出来上がった作品を観ても分かるし、無茶苦茶やっているようで、三池さんの頭の中にはきっちりとしたビジョンがある。だから、僕は信頼してクールなキャラクターの中に“誠っぽさ”を追求することを特に意識しました」。いっさい揺れない誠に「ちょっと憧れます」世を拗ねた太賀誠は純粋無垢な財閥令嬢・早乙女愛に出会い、ストレートな恋心をぶつけられ、その濁りない愛情に包まれて浄化され……はしない。「感情移入はしたかなあ?ちょっと分からないですけど、こうありたいよなっていう部分はあったかもしれないですね」と苦笑する。「誠は無茶苦茶過ぎるから、全部が全部、彼みたいにすることはできないですけどね。勢いよく自分に向かって来てくれる女性が仮にいたとして、最初はそれが嫌だったとしても、“ま、いっか”と思い始める部分が男にはあると思うんですよ。好きだと言ってくれる女性に対して弱いというか。もしかしたら、女性にもそういう部分はあるかもしれないけど。でも、誠はいっさい揺れないでしょう?それって、すごく硬派だと思うんですよ。あんなに尽くされているのに、平気で『うるせえ!』なんて言うし、簡単に相手を騙す。そこまでするのはさすがに…というところまで貫けるのが逆にすごいなと思いましたね。ちょっと憧れます。それが感情移入しているってことなのかどうかは分からないですけど(笑)」。完成報告会見時の妻夫木さんは、「この映画は“純愛エンタテインメント”と謳われていますけど、そうじゃないですよ」と言い切っていた。太賀誠を一心に想い続け、(愛情の対象の気持ちはさておき)心のまま突き進む早乙女愛の想いは“純愛”に値すると思うが?「いや、“純愛エンタテインメント”という言葉の現代的な響きに抵抗があっただけで、究極の純愛だとは思っていますよ(笑)。たくさん詰め込まれている映画なので、“これです!”とは言えない面白さがあるんですよね。エンタテインメントだけどそれだけじゃないし、純愛映画かと言ったらそれだけでもない。じゃあアクション?と聞かれたら、“アクションもあるけど…”となる。どの言葉に対しても“○○もあるけど…”なんですよね、この作品は。なので、僕としては“純愛娯楽映画です”くらいに言っておきたい。ただ、早乙女愛みたいな女性は駄目か?と言われたら駄目ですけど(笑)。いいって言う人なんているのかなあ…?あれが武井咲ちゃんじゃなかったら…」。役への挑戦の一番の軸は「直感」「正直、ギリギリの所まで攻めている」と主演俳優自ら表現する『愛と誠』には、ピュアなラブストーリーもあれば乾いた笑いもあり、「みんなが本気でぶつかってきたので、撮影自体は『バイオハザード』より怖かったです(笑)」というアクションもある。一方、そこには胸を打つ人間ドラマがあり、俳優・妻夫木聡の役者力と相まって最後には泣かされる。「いや、それはもう本当に三池さんの力なんだと思います。そういった流れの脚本にはなっていたんですけど、実は途中で変えた部分も多いんです。誠が最後に迎える展開も、撮影が進んでから撮り足したもの。やっぱり、きちんとしたビジョンが常に浮かんでくるんでしょうね。あんなにも泣ける映画になったのは、僕としても嬉しい驚き。そういったところも、どんどんアピールしていかないと」。昨年の主演作『マイ・バック・ページ』、『スマグラーおまえの未来を運べ』に続き、今年は井筒和幸監督作『黄金を抱いて翔べ』の公開も待機。「自分が演じる役の傾向などは何も考えていないですし、オファーをいただいて、面白いと感じれば喜んで参加させてもらうスタンス。“面白いと感じるか感じないか”が一番の軸です。ほとんど直感ですね」と語る妻夫木さん。その直感が間違っていないことを、『愛と誠』は証明している。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)stylist:TsuyoshiNimura(little friends)/hairmake:KATSUHIKOYUHMI(THYMON)■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会
2012年06月13日運命に導かれた一組の男女の美しきラブストーリー『一枚のめぐり逢い』の日本公開を間近に控えるザック・エフロンが、リリー・コリンズと破局を迎えたようだ。3か月間の交際を経て破局した2人だが、複数の関係者によれば、その間2人は特に真剣な仲ではなかったようだ。ある友人は「Usmagazine.com」に「全然、真剣な仲ではありませんでしたね。カジュアルな関係で、だんだん自然消滅していったんです。一緒にデートしているのを見たことがありませんね」と明かし、さらに別の関係者は「ザックはリリーに全く真剣ではなかったんです。友人にも彼女のことを話しませんでしたよ」と語った。ザックとリリーは今年2月に一緒にいるところを初めて目撃され、共にプライバシーを大事にしていたため、一緒の写真を撮られたのは一度だけだった。ほかの友人は、それぞれの映画の撮影や宣伝活動のスケジュールが厳しく、関係を保てなかったのだと言う。「いま、2人のスケジュールがクレイジーなのは本当で、関係を続けていくのは難しいですよ」。リリーは以前、『ミッシング ID』で共演したテイラー・ロートナーとの関係がうわさされていた。一方、ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」で共演したヴァネッサ・ハジェンズと5年間交際し、テイラー・スウィフトともうわさがあったザックは、恋が成就しなくても誰かにロマンティックな気持ちを抱くのが大好きだと語っていた。「僕はロマンスを楽しむんだ。そのために人間は生まれてくるんだと思うよ。恋に落ちるのは、様々な感情の中で最も良いものの一つだよね。いつもうまくいくとは限らないけど、恋してるときは、それでも世界で一番いい気持ちさ」。■関連作品:ミッシング ID 2012年6月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.一枚のめぐり逢い 2012年6月16日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年06月13日