cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2062/2204)
みんな大好き学園ドラマ「glee/グリー」の撮影現場に潜入!フィン役のコーリー・モンテースに続き、アーティ役ケビン・マクヘイルのインタビューをお届けします。インタビューの場に現れたケビンは、車椅子を使用せず自分の足で歩いている上に、私服(写真参照)を着ているものの、どこからどう見てもアーティ!おなじみの眼鏡のせいでしょうか…。ケビン自身、「普段は道を歩いていて気づかれないことも多いんだけどね。サングラスをすればアーティじゃなくなるよ(笑)」と苦笑します。ただし、「どんなキャラクターを演じていても、自分の一部は必ず反映されているものだと思う」とも。「最初の頃は、僕自身とアーティは完全に別人だった。車椅子に乗り、衣装を着ることによって、僕は自然にケビンではなくアーティになれたんだ。でも、物語が進むにつれ、アーティは確実にケビンに似てきているよ。脚本を読んでいるときに、“脚本家たちは僕の言動をこっそり聞いていたな!”と思うこともある。僕が日常で使っている言葉が出てきたりするからね。けれど、役に少しだけ自分自身が入っているのはいいものだよ」。そんなアーティの部内恋愛事情は、ティナやブリトニーをお相手に悲喜こもごも。ケビン自身のラブ事情は…さておき、アーティに恋をさせてみたい女子部員をこっそり聞いてみました。もちろん、ティナとブリトニー以外で!「どの子とでも恋に落ちてほしいよ!来る者は拒まずだね!シーズン3では、クインとアーティの組み合わせを推していたんだけど(笑)、クインはすでにほかにも問題をたくさん抱えているからね…。しばらくの間、メルセデスも狙っていたんだけど、それを脚本家のブラッド・ファルチャックに言ったら、『露骨過ぎる!』って言われちゃったよ。僕は納得できないんだけどさっ」。おそらく冗談…ですが、ケビンとの会話には随所にユーモアが。きっと、現実の高校生活では人気者だったのでは?彼自身の高校時代はこんな感じだったそうです。「僕は在校生70人くらいのすごく小さな高校に通ってたんだ。僕は必ずしもほかの生徒たちより賢いというわけではなかったけど、カリキュラムを早く修了できた。そこで、音楽をやっていた僕はツアーに出掛け、帰って来てから卒業式に出たんだけど、卒業式で歌った国歌はあんまり上手くなかったな…(笑)」。好きなアーティストはマイケル・ジャクソン、ビートルズ、レディオヘッドに加え、「あとは誰が好きかな…。思い出そうとするときに限って思い出せない!」。「Thriller」のパフォーマンスが話題になったシーズン2第11話を撮影するにあたっては、「僕にマイケル・ジャクソンの曲を歌わせてくれたら、これから先は何も要求しないから!」と製作陣に頼み込むガッツを見せて歌唱パートをゲットしたのだそう。そんな彼だけに、「glee/グリー」キャストとしての日々を通して成長を感じる瞬間も多いようです。「歌手として、ウエストから上のダンサーとして(笑)、そして俳優として、『glee/グリー』は僕を成長させてくれている。僕たちは歌、ダンスから演技まで様々なことに日々取り組んでいるから、この仕事をやりこなせれば、全ての仕事が簡単に思えるんじゃないかという気がするけど…どうだろう?(笑)」さて、私たちはここで一旦インタビュー部屋を離れ、ドラマ内で使われている小物やキャストたちが着る衣裳を見せていただくことに。そこには、グリー部員たちが顔にかけられることでおなじみの飲み物、スラッシーを上手にかけるための練習用人形、その名も“ボブ”(!)から、シュー先生がダンスのフォーメーションを考えるための“お手製グリー部員ミニチュア”、さらにはスー先生のジャージ・コレクションまで!もちろん激写してきましたので、写真も併せてご覧ください。次回はいよいよカート役のクリス・コルファーが登場!そして、グリー部の部室では…、あることが起きていました!(text:Hikaru Watanabe)© KAORI SUZUKI「glee/グリーシーズン2」DVDレンタル中<セル>「glee/グリーシーズン2DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリーシーズン2ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.218大人気「glee」の舞台裏に潜入!第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.217大人気「glee」の舞台裏に潜入!第1回ヒロイン役は誰の手に?S・ヨハンソン、T・スウィフトらがヒロイン役候補で競合スクリーンで歌&ダンスを楽しむ!「gleeシーズン2」試写会に5組10名様をご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.213初めてのエミー賞興奮レポート!最終回
2011年12月15日来日中のハリウッドスター、ザック・エフロンが12月15日(木)、都内ホテルで記者会見を行い、大晦日を舞台にした出演作『ニューイヤーズ・イブ』(ゲイリー・マーシャル監督)をアピールした。この日のザックは黒のジャケットをメインに、比較的カジュアルな衣装で登壇…と思いきや、片方は無地、片方はストライプという“ふぞろい靴下”を履いており、記者から指摘されると「あっ!本当だ。いま気づいたよ」と一瞬焦った表情。すぐさま「でも、これがハリウッドでは流行してるんだ」とお茶目に弁解し、女性記者らの母性本能をくすぐっていた。大晦日のニューヨークを舞台に、大切な人との絆を取り戻そうとする8組の男女の姿を描き出す。ザックが演じるのは、バイク便のメッセンジャー役。偶然出会ったレコード会社の秘書(ミシェル・ファイファー)から手渡された“大晦日までにしたいことリスト”の実現を手助けする代わりに、自分の夢を切り開くチャンスをつかもうとする。そもそも本作に出演するきっかけは、ミシェルからの電話だったと言い、「留守電に『あなたが出演するなら、私もこの映画に出るわ』ってメッセージが残っていたんだよ」と告白した。ミュージカル映画『ヘアスプレー』での共演から4年。今回は、2人のロマンスが大きな見せ場になっており「タイムズスクエアでのキスシーンは大変だったよ。事前に一人で練習したけど(笑)、現場はとにかく寒くて、風も強かったんだ。おまけにキスの直前に、お祝いの紙吹雪が口に入ってしまってね。恐れていたことがすべて起こった感じさ。ロマンスに年齢差が関係あるかって?とんでもない」とここでも女性のハートをがっちりキャッチするのは、さすがザック!さらに大晦日の思い出を質問されて「あっ!いま思い出したよ。実は去年の大晦日、友人に招待されたディナーの席で、偶然ロバート・デ・ニーロと隣り合わせになったんだ。今日までいろんな取材を受けて、この質問にも何度も答えたのに、なんでこんなすごいエピソードをずっと忘れていたんだろう…」と頭を抱えながら、自分で自分に茫然自失。共演シーンこそないものの、本作にはデ・ニーロも出演しており「あのとき、彼が『いつか一緒に仕事できるといいね』と言ってくれた言葉が、こんなに早く実現するなんて。自分にとってのヒーローと仕事ができて、信じられない気持ちだな」と無邪気に喜びを表現し、最後まで“ほっとけない男子”ぶりを発揮していた。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ザック・エフロン、久々の来日でファンに「恋しかったよ!」リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位ハリウッドスター大集結!『ニューイヤーズ・イブ』試写会に15組30名様ご招待
2011年12月15日いままで多くを語られることのなかった、フランス・パリでのユダヤ人迫害事件“ヴェルディヴ事件”に隠された一人の少女の苛酷な運命と、時代を超えて彼女の残した足跡をたどる一人の女性ジャーナリストの運命の交錯を描いた、珠玉のヒューマン・ドラマ『サラの鍵』が12月17日(土)より公開となる。シネマカフェではこれに先駆けて開催した女性限定試写会で、本作で描かれる女性としての生き方への共感についてアンケートを実施した。そこで集められた回答には、新しい一年に向けての力強いメッセージが多く込められていた。映画は第二次世界大戦中、家族と共に連行されたユダヤ人収容所から逃亡し、生き抜く覚悟で数々の試練と戦う、わずか10歳の少女・サラのその後の足跡を追っていくと共に、その真実を追う女性ジャーナリスト、ジュリアの女性としての生き方を真摯に見つめていく。ジュリアは現代のパリで夫と娘と幸せに暮らす45歳の女性。だがある日、夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人がサラを含むユダヤ人一家であったことを知ったのをきっかけに、家族をも巻き込む人生の決断を強いられることになる――。本作で描かれる残酷すぎる歴史的ドラマを目の当たりにし、込み上げる思いを隠せない様子の女性が見受けられる中で、本作から抱いた感想として目立ったのは、サラ、そしてジュリアの人生を通して「いろいろと考えさせられた」という言葉。それは決して重く受け止めるばかりではなく、「力強くて素晴らしい」「美しさが光っていた」という言葉からも、多くの女性が2人のドラマを前向きにとらえ、希望を感じとっていたことがうかがえる。その中で「主人公・ジュリアに共感できたか?」と聞いてみたところ、ほぼ全ての女性から「共感できた」との回答が寄せられた。ジュリアという女性には、2つの大きな人生の決断が立ちはだかる。ひとつは家族の秘密をほじくり返すリスクを負った“真実探し”、そしてもうひとつは夫から歓迎されない、第二子の妊娠と出産である。40代半ばにして人生の岐路に立たされた彼女のどの部分に共感したのか?尋ねてみると、ジュリアの世代に程近い既婚女性たちからは「本能的に突き動かされたような行動に共感しました」(50代女性)という共感、逆に「彼女の行動力を見習いたい」(50代女性)と、憧れの眼差しを向ける女性も。さらには「周りから非難され続けても自分の信念を貫き通すところ」(20代女性)、「閉ざされそうになった道もまた見つけて、進んでいくところが強い女性だと感じた」(20代女性)と、ジュリアの揺るぎない姿に勇気づけられた女性が多くいた。ジュリアを等身大で演じるのは、英国出身の演技派女優、クリスティン・スコット・トーマス。奇しくもジュリアと似た境遇を経験してきた彼女の内から沸いてくる力強さに心動かされた部分も大きいはず。また、「本作を誰と一緒に観たいか?」との設問では、半数以上の女性が「女友達」と回答し、100点満点中平均95点以上という高評価に。いわゆる“女子会”映画とは一線を置くが、本作は余韻に浸りながら大切な友人とじっくり話したくなる、そんな作品なのかもしれない。そして最後に、これからの年末年始に向けて、新しい人生の一歩を踏み出すジュリアと重ねて、読者全員に今年1年をふり返り、来年に向けての目標を語ってもらった。3.11の震災を受け、「命の大切さを知った一年。来年はハッピーな年にしたい」(50代女性)という声や「自分のできることをしようと思う」(20代女性)、「気持ちがダウンする中、なでしこや復興のために努める人たちの姿に感動がたくさんあった!」(30代女性)という声が多数寄せられた。ここでは全て紹介できないが、「今年は新しい仕事を見つけた年だったので、さらに来年は仕事もプライベートもより良くしていきたい!」(20代女性)、「今年は自分にとっていろいろと環境が変わった。来年はこの変化から得られたものをどんどん発揮していき、自分を成長させたい」(20代女性)と、今年一年を通して経験した“変化”をスタート地点にして来年に希望を繋ぐメッセージが、本作と重なるように、数多く見受けられた。人生に立ちはだかる様々な選択のはざまで迷い、考える女性にきっと届く希望の光が、本作ではきっと見つけられるはず。『サラの鍵』は12月17日(土)より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。■関連作品:サラの鍵 2011年12月17日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma■関連記事:【シネマモード】傷ついても探求する、女の人生人生に迷うあなたに贈る『サラの鍵』過去の悲しみを光に変える『サラの鍵』試写会に10組20名様をご招待迷える時代に生きるすべての女性に贈る『サラの鍵』女性レビュアー限定試写会に25組50様ご招待
2011年12月15日先月、夫のアシュトン・カッチャーとの破局を公表したデミ・ムーアが、自身のTwitterのユーザー・ネーム「Mrskutcher(ミセス・カッチャー)」を当分変更する気はない、とつぶやいた。先月、アシュトンとの6年間の結婚生活にピリオドを打って以来、Twitterのつぶやきも滞りがちだったデミだが、その間も430万を超えるフォロワーから「アカウント・ネームを変えないのか?」と問い合わせが殺到していたようだ。14日、久々にTwitter上に現われたデミは「Twitterの名前を変えることは最優先事項じゃないわ。大勢のみなさんを困惑させてごめんなさい。名前を変えるまでつぶやかない方がいい?(名前を変えないことが)そんなに気になる?」とつぶやいた。元々、Twitterはアシュトンと2人で始めたもので、夫婦間のやりとりの面白さが評判を呼び、セレブのTwitterブームの火付け役とも言えるデミ。先月26日以降つぶやかずにいた彼女だが、その間に新しい恋の相手も見つけた様子。スキンケア・ブランド「ボルバ」の共同設立者で、30代半ばのスコット・ヴィンセント・ボルバ氏とのデートが目撃されている。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:BUNRAKU/ブンラク 2012年1月14日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開© Bunraku Productions, LLC (a subsidiary of Snoot Entertainment)■関連記事:GACKTハリウッド進出作!『BUNRAKU』試写会に5組10名様ご招待ハリウッド進出作を引っさげ、GACKTが被災地・仙台にクリスマスプレゼント
2011年12月15日映画『ニューイヤーズ・イブ』のプロモーションのために昨日、2年7か月ぶりの来日を果たしたザック・エフロンが12月14日(水)、都内で開催された舞台挨拶に登壇。600人のファンの歓声に満面の笑みで応えた。『プリティ・ウーマン』(’90)のゲイリー・マーシャル監督がメガホンを取った本作の舞台は、大晦日のニューヨーク。1年の最後の日に、大切な人との絆を取り戻そうとする8組の男女の姿を描き出す。この日の観客は2万件の応募の中から抽選で選ばれた600人。ザックは開口一番、「コンバンワ!」とニッコリ。「みんな元気でしたか?みなさんが恋しかったです。日本に来るのは家に帰ってくるような気分です」と挨拶しファンを喜ばせた。本作ではロバート・デ・ニーロ、サラ・ジェシカ・パーカーなど豪華俳優との共演を果たしているが「本当に光栄です。こうした素晴らしい人たちやゲイリー・マーシャル監督と仕事ができるということが何よりこの映画に出ようと思った理由です」と説明。特に、ミシェル・ファイファーとは『ヘアスプレー』(’07)以来となる共演となったが「『ヘアスプレー』の頃は僕もまだ若くて緊張してました。何せミシェル・ファイファーですからね(笑)。今回は彼女とキスするシーンまであり、夢が叶ったような気持ちです」とふり返った。この1年で4本の映画に出演したザック。「一生懸命、いろんな仕事がやりたいと思い、違った役に挑戦しました。来年は家族ともゆっくり過ごしたいし、旅行もしたい。日本にもまた来たいね」と微笑んだ。大晦日までは残すところ2週間余りとなったが「とにかく今年は仕事に一生懸命だったので、家族と過ごしたい。お母さんが恋しいよ(笑)」と家族思いの一面をのぞかせた。最後にファンに対して「Happy New Year!みなさんにとって来年が幸せな1年になることを祈ってます」とメッセージを送り歓声に手を振った。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位ハリウッドスター大集結!『ニューイヤーズ・イブ』試写会に15組30名様ご招待デミ・ムーア、浮気夫アシュトン・カッチャーと離婚へ。財産分与で徹底抗戦の構え
2011年12月14日近年、海外の映画祭や各映画賞をにぎわせる日本人俳優たちの活躍が数多く聞かれる。日本での活動はもちろん、海外で製作された映画にTVドラマ、舞台とその活躍の幅を広げている。“ハリウッド俳優”の仲間入りする者も少なくなく、国境や言葉の壁を越えた彼らの活躍は、同じ日本人にとって嬉しいもの。シネマカフェと旬の俳優のインタビューを中心に映画、演劇の最前線を届ける雑誌「acteur アクチュール」のコラボレーションによるランキング企画では、ずばり「海外での活躍に期待する俳優」をテーマに読者投票を実施した。注目の結果をここで発表!海外で活躍するなら、やはり英会話能力は必須!ということで、帰国子女で180センチのモデル体型、さらに容姿端麗の慶應ボーイと、海外でも通用するポテンシャルを持つ水嶋ヒロが並みいる強豪を押しのけ、圧倒的な得票で見事1位を獲得!映画『BECK ベック』では流暢な英語を披露しており、その語学力はファンはもちろん、広く知られるところ。「語学がネイティブ並みに堪能。容姿が海外の人に引けをとらないほど端麗」(30代・女性)、「あの英語力と美貌で世界を魅了してほしい」(40代・女性)とその期待値はかなり大きい様子。さらに、「自分の意見をきちんと持っている」(30代・女性)、「ストイックに役柄に向き合うところ」(50代・女性)と生まれ持った才能に加え、役者としての資質に期待する声も。2位には、同じく『BECK ベック』での共演者がランクイン。今年、爆発的に知名度を上げ一躍人気俳優へのステップを駆け上がった明治大学出身の超秀才俳優・向井理。帰国子女ではないが、今年劇場公開された主演作『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』のプロモーション時には、日本外国特派員協会にて行われた会見で外国人記者を相手に堂々の英語スピーチをやってのけ、世間を驚かせた。「英語も堪能だし、体格的にも恵まれている。海外で活躍するいままでの日本の俳優さんにはいない爽やか系」(30代・女性)、「透明感のある視線、日本人ならではの爽やかな雰囲気を世界に広めてほしい」(30代・女性)と英会話能力と共に日本男優ならではの“爽やかさ”を武器に海外進出を望む女性が多数。一方、惜しくも僅差で3位となったのは岡田将生。現在公開中の『アントキノイノチ』で主演を務め、釜山映画祭での上映や第35回モントリオール世界映画祭での「イノベーションアワード」受賞を経て、海外での評価を集めた岡田さんには「世界共通のイケメン。まだ22歳、可能性を秘めている」(30代・女性)、「アンドリュー・ガーフィールドのような繊細さと、他をよせつけぬ男前。あとは経験でしょう」(20代・女性)とこれからの成長に期待する声が。本作で不安定な若者の心を見事に演じきった彼がどんな俳優に育っていくのか。日本のみならず世界からの注目度は今後増していくはず。続いて第4位には加瀬亮。クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』や間もなく公開されるガス・ヴァン・サント監督の最新作『永遠の僕たち』で、上位3名より一足早く海外作品への進出を果たしている。「空気感がしっかりしていて、どこに行っても負けなさそう。出演映画も海外で評価されているから」(20代・女性)と俳優としての実績、安定感ともに申し分ないとの意見が集まった。実は、幼少期をアメリカ・ワシントン州で過ごしている加瀬さん。語学力においても上位3名の中でも実はトップかも?そして、5位には渡辺謙がランクイン。『ラスト サムライ』への出演以降、“ケン・ワタナベ”の愛称で海外から多数のオファーを受ける正真正銘の“ハリウッド・スター”である。「いままで以上の活躍を期待したい」(60代・男性)という声に表れているように、ハリウッド作品での初の日本人主演の偉業に期待がかかる。このほかにも、『ヒミズ』で注目を集める染谷将太を始め、高良健吾や二宮和也(嵐)、女優陣では満島ひかり、榮倉奈々といった若手俳優勢に期待する声も多く聞こえた。来年の世界3大映画祭での日本人俳優たちの活躍にも期待したいところ。「acteur アクチュール」公式サイト■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズBECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:難役乗り越え、会心の笑み松坂桃李『アントキノイノチ』舞台裏の貴重な写真が到着“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束岡田将生「何だよ、みんな…」榮倉奈々ら共演者&瀬々監督からのサプライズに号泣!9割の人が絆について考えたと回答!『アントキノイノチ』グッと来るシーンは…?
2011年12月14日“役者バカ”なんて野暮ったい響きの言葉はクールでスタイリッシュなこの男にそぐわない気もするが、話を聞けば聞くほどそれがぴったりにも思えてくる。もしも、これまでに役作りのために増減した体重の量を競うコンテストがあったら、香川照之あたりと日本代表の座を争いそうだ。イランが誇る名匠アミール・ナデリ監督とタッグを組んだ本作『CUT』でもギリギリまで体脂肪を落とした。監督からの口説き文句は「お前はおれと一緒に映画を作る運命にある」。そう言われて西島秀俊が燃えないはずはなかった――。“俳優部”のひとりとして臨んだ撮影西島さんが演じたのは、兄が残した借金を返済するため、兄が死んだ場所でやくざを相手に殴られ屋となった映画監督の秀二。これまで数多くの映画やドラマに参加してきた西島さんだが、本作ではこれまでとは全く異なる作品へのアプローチ、いち俳優という存在を超えてこの作品に携わることを監督から求められたという。「僕はこれまで、どちらかというと“俳優部”のひとりとして現場にいて、映画が生まれてくる瞬間にみんなで立ち会うというスタンスでやってきたんですが、この作品に関してはナデリ監督から『限界まで体脂肪を落とせ。現場では誰とも挨拶を交わすな。そうやってお前が全身全霊をかけて役に関わる姿を示すことで、みんながこの映画に携わるというのが分かって一緒に進んで行くんだ』と“特別な存在”になるように言われました。周りにどう思われようが、狂ってると思われようが、そんなことはどうでもいい。とにかく良い演技をすることだけを考えろ、と。監督に『全てを出せ』と言われてストレートに出せたというのはすごく大きなことでした」。撮影中からこの作品が自身のキャリアの中でも特別なものになると西島さんは感じていたそうだが、映画の完成後に監督が漏らしたある言葉でその思いは決定的なものとなる。「釜山映画祭の会見で監督が『この映画は(映画監督のジョン・)カサヴェテスの映画なんだ』とおっしゃったんです。ナデリ監督は(カサヴェテスの最後の作品である)『ラヴ・ストリームス』の現場にスタッフとしていらしたそうで。『ずっと撮ろうとしていたけど、どうしても撮れなかった。西島と会って日本で撮ることを決めた』と。僕にとってカサヴェテスは、彼の映画を観て人生が始まったと思えるくらい大きな存在。その人自身を演じていたと撮影が終わった後で知って何だか妙に腑に落ちました。撮影のときから『この映画は自分にとって岐路になる映画だ』と感じていたので、やはりそうだったんだ、という思いですね」。「どんなに頑張っても撮れないようなカット。そこに近づきたい」秀二にとって“生きる”ということと“映画を作る”ということは同義。殴られるたびに敬愛する映画監督たちが作った作品を思い浮かべ、アート系の映画の発表の場がどんどん失われていくことを嘆き、商業主義第一の映画界の現状を舌鋒鋭く批判する。西島さん自身、秀二の生き方や思いに共感する部分は?「僕はドラマも大きなバジェットの映画もやるし、それこそ秀二が批判しているような作品にもたくさん出ます。ただ俳優である以前に、僕自身が最も大切にしているのはアート系のインディペンデント映画です。そういう作品に出ることが自分の目標であり、そのために生きてるというのはあります。実際、すごい作品というのは本当にすごくて、どうやって撮ってるのかが分からない。どんなに頑張っても撮れないと思えるようなカットを平然と――おそらく平然とではなく死ぬ思いで撮ってるんでしょうが――撮っている人たちがいる。自分もそこに近づきたいという思いがあります」。秀二も娯楽作品を全て否定しているわけではない。西島さんは「秀二は、エンターテイメント作品が悪いということではなく、アート映画の場がなくなることが問題だと言ってるわけで、それは僕も同じ思いです」と秀二の思いを代弁する。「僕自身、香港映画やエンタメ作品で好きな映画はたくさんあるし、おそらくナデリ監督にもあると思う。ただ、アート系のスクリーンが減っていくこと、オリジナル脚本の作品が少なくなっていくことには愕然としています」とも。自ら選ばない、流れに身を任せることここであえて、逆方向から質問してみた。現在もドラマ「僕とスターの99日」に出演中だが、西島さんにとってアート作品ではなく、こうしたエンターテイメント作品に出演することの楽しみ、やりがいは?「自分が昔、見ていたドラマ――もしかしたら僕がこの仕事を始める以前の作品かもしれないし、そういうのは映画監督が撮ってたりするんですが――『ドラマって面白いな』と思えた作品に近づきたい、そういう作品を作ってみたいっていう思いがあります」。ちなみに、驚くべきことだが西島さん自身はドラマであれ映画であれ、自ら出演作品の選定にタッチすることはほとんどないという。そこにも俳優・西島秀俊の生き方が見え隠れする。「そこは100%、マネージャーに任せてます。もちろん、マネージャーが『この台本どう思う?』って聞いてくることはあるし、僕が興味を持っているものについて話をすることはありますが、彼がやると言って僕が『NO』と言ったことは一度もないです。信頼もしてますし、そこで(マネージャーの意見と西島さんのやりたいことが)重ならなくてもいいと思っています。多分、僕がやりたいことだけをやってたらすぐに手詰まりになって終わります(笑)。マネージャーと俳優の視点というのは間違いなく違うもの。だからこそ、そこは合わなかったとしてもやります」。彼の言葉からも生き方からも計算というものが感じられない。冒頭に紹介したナデリ監督の言葉ではないが、運命や流れに身を任せ、自分で制御することのできない舟を楽しんでいるかのような…。『CUT』という岐路を経て、舟はどこに向かうのか――?(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:CUT 2011年12月17日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© CUT LLC2011■関連記事:西島秀俊が最新作『CUT』で受けた「人生で最大の衝撃」を告白ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!常盤貴子&筒井道隆が急接近!?「圭史くんに言いつける」とベテラン女優が釘をさす?西島秀俊、主演作『CUT』監督との出会いの場で「本性見せろと言われた(笑)」西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2011年12月14日“女が憧れる女”っていますよね。仲良くなりたいとか、あんな風になりたいとか、そんな単純な話ではなく、とにかく惚れ惚れするほどカッコイイ女。私にとって、ティルダ・スウィントンもその一人。クールビューティの代表格で、ちょっと怖そう。男に対しても、女に対してもまったく媚がない。面白くなければ笑わない。でも、その様子はエ○カ様みたいに不躾な感じでは決してなく、極めてエレガントです。もちろん仕事についても、役選びの渋さといったら映画好きにはたまりません。『カラヴァッジオ』『エドワードII』『オルランド』『BLUE』『ザ・ビーチ』『アダプテーション』『サムサッカー』『ブロークン・フラワーズ』『フィクサー』、そして『ナルニア国物語』シリーズ。いずれも作家性の際立つ作品ばかり。役柄を思い出しても、実に癖のあるものばかり。そのおかげで、登場するだけで場面が引き締まり、緊張感があふれ出す。アンジェリー・ジョリーのクールさとはひと味違い、彼女にはノーブル&インテリの香りが漂います。それもそのはず、スコットランドの名家出身で、ケンブリッジ大学卒業後はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演技を学んだサラブレッド。51歳とは思えない隙のない美貌は、“高嶺の花”のような近づきがたさもあります。公私ともに極めてクールな印象ですが、そんな彼女が、ふっと笑うと、「あ、笑った…」と意味もなくこちらまで嬉しくなってしまう。いい女って、そんなものなのでしょうか。そんな彼女がいつにも増して、ぴたりとはまっていたのが新作『ミラノ、愛に生きる』。友人のルカ・グァダニーノと製作に11年をかけて練り上げた作品で、社会という場で作られた考えからの超越がテーマになっています。ティルダが演じるのは、ミラノの富豪・レッキ家の後継者候補に見初められ、イタリアに渡ったロシア人のエンマ。彼女が息子の友人(料理人)と出会い、恋に落ちたことをきっかけに本当の自分へと戻っていくまでを描いています。冒頭のエンマは裕福に暮らし、二人の子供に囲まれ一見恵まれているようではあるものの、表情が乏しいのが気になるところ。そんなエンマのワードローブは、ラフ・シモンズがデザインするジル・サンダー。来日したティルダ曰く「ヒッチコックやルキノ・ヴィスコンティ、パゾリーニといった作家が作り上げたような、エモーショナルで官能的な作品を目指しました。そこで重要になったのが、ジル・サンダーでした」とのこと。本質的で、シンプル。それなのに表情豊か。エンマに寄り添いながらも、彼女の抑えた感情を補足するかのような美しいシルエット、カラフルな色合いの洋服は、役柄と相まって、それは魅力的にエンマという女性を縁取っていました。ジル・サンダーの服と合わせているのは、パールのネックレス(ブラックパールのロングネックレスは特にかっこいい!)や、大ぶりで質のよさそうなダミアーニのジュエリー、そしてエルメスのバッグ。バーキン、ケリー、マサイなどが、あくまでもカジュアルでエレガントな日常使いのバッグとして登場。貴族を筆頭とする特権階級の人々だけに許された金銭的、精神的余裕を感じさせる使い方を見るにつけ、これが正しいエルメス使いというものか…と感心してしまいました。当然、ティルダは素のままでお似合い。物も使い手を選ぶものなのですね。さて、服の話に戻りましょう。ティルダが言っていたように、ジル・サンダーの服は本作で重要な役割を担っていますが、実は、エンマがそれを脱ぎ捨ててからも印象的です。上流階級というしがらみを上質な服を脱ぐように捨て去り、年下の恋人のシャツをまとって別人のような姿を見せるエンマ。その時の美しさは、神々しいほど。きれいに整えられていたロングヘアは無造作なショートカットになり、化粧も施さず、木々に囲まれた場所で愛を交わす。自分に戻ることの心地よさを知り、本当に愛おしい人に巡り合った喜びを知ったことで、生き生きとした官能的な素顔を見せ始めるのです。固い表情ばかりだった顔にはバラ色の赤みがさし、表情は柔らかく優しくなっていくエンマ。思えば、年下の恋人と絡むシーンでは、恋仲になる以前から、ほかでは見せないキュートな笑顔を見せていました。特に、彼の作った料理を口にしたときの官能の表情も素敵!クールビューティがふと笑った時にこちらがつい感じてしまう幸福感を、ここでも味わうことができるのです。つまり、彼女が本物の愛を知って身に着けたのは、何も補う必要のないほどの最上の美。もはや上質なアイテムは必要なし。究極のシンプルから究極の洗練を生むと評判のジル・サンダーも、こうなるともはや手は出せません。ジル・サンダーに身を包み、エルメスを普段使いするクールビューティのエンマをかっこいいと思いながらも、やはり、すっぴんでノーブランドのシャツを嬉しそうに身に着けているナチュラルビューティのエンマの方が素敵だと思ってしまった私。物質的には決して補えない幸せがこの世にあり、それを手にした者は無敵なのだと改めて教えられる作品です。(text:June Makiguchi)■関連作品:ミラノ、愛に生きる 2011年12月23日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2009 First Sun & Mikado Film. All Rights Reserved■関連記事:ティルダ・スウィントン、“衣食住”が華麗なコラボ奏でる新作携え3度目の来日
2011年12月14日スカーレット・ヨハンソンがアメリカでTV出演し、7月に離婚が成立したライアン・レイノルズとの結婚生活も含めて、人生の何事にも「後悔はない」と語った。最新作『We Bought a Zoo』(原題)のプロモーションでTV番組「Extra」に出演したスカーレットは、もう一度結婚するつもりはあるかと尋ねられ、「深い質問。250ドルの小切手が要るわね。横になって話すためのカウチも」と冗談で切り返した後、「私は何事も後悔しないの。時間の無駄だから。自分で全て決めているし、素敵な人生を送ってきているし」と、2年で終止符を打った結婚生活についても後悔はないと笑顔で語った。かつてライアンとの結婚について「いままで生きてきて最良の出来事。結婚してよかった」と語っていたスカーレット。売れっ子俳優同士ですれ違い生活が続き、昨年末に破局が明らかになり、7月に離婚が成立した。ライアンと破局後は親子ほど年の差があるショーン・ペンと短期間同居、その後はキーラン・カルキンやジョゼフ・ゴードン=レヴィットとのデートも目撃されている。スカーレットはTV番組「Access Hollywood」にも出演し、「調子のいいときもあれば落ち込むときもある。特に今年は思いがけないことがたくさん起きたわ。素敵なことも、大変なこともあった」と今年1年をふり返った。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO今月12日、『We Bought a Zoo』のプレミアに出席したスカーレット・ヨハンソン■関連作品:We Bought a Zoo (原題) 2012年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開
2011年12月14日アニメーション映画『マジック・ツリーハウス』のクリスマス・プレミアが12月13日(火)、横浜ワールドポーターズで開催され、本作で声優に初挑戦した女優の北川景子、人気子役の芦田愛菜ちゃん、真矢みきが出席した。3人は同所・ルーフガーデンに敷かれたレッドカーペットに登場。その後、作品のテーマである“魔法”を使って、隣接するよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」のイルミネーションを点灯させ、クリスマス気分を盛り上げた。全世界で1億部を超える大人気ベストセラーの児童書シリーズをアニメ化した本作。そこにある本を開くと時空を超えてあらゆる場所に旅することができる“マジック・ツリーハウス”を発見した気弱な少年・ジャック(北川さん)と元気いっぱいの妹・アニー(愛菜ちゃん)が大冒険を繰り広げる。ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいでは、北川さん、愛菜ちゃん、真矢さんに加えて、本作を手掛けた錦織博監督と、主題歌「メッセージ」を書き下ろしたシンガーソングライターの植村花菜が舞台挨拶に登壇。声優に初挑戦した北川さんが「自分の声に違和感があったりします…」と謙そんすると、真矢さんは「えー、初めてなの?(北川さんではなく)本当の男の子がアフレコしたと思った」と大絶賛した。愛菜ちゃんは、原作の大ファンだと言い「全巻読んでいます」とアピール。映画のテーマにちなみ「どんな魔法が使ってみたい?」と聞かれると、「魔法のスケッチがほしい。こんなお洋服が着たいなと思ったら、それを描いてポンってすると本当に服が出てくるんです」と愛らしい笑顔を見せてくれた。実際、クリスマスプレゼントに欲しいのは「一輪車」だと明かし、「でも、まだサンタさんにお手紙書いてないんです」と素顔ものぞかせた。錦織監督は「もともと原作者のメアリーさんが、『子供たちに本を読んでほしい』という願いを込めて書いた本。ですから、映像化にはプレッシャーも感じましたが、メアリーさんの後押しと素晴らしいキャストのみなさんのおかげでいい作品に仕上がった」と満足そう。最後に、北川さんが「ジャックもアニーも、ひとりでは冒険を終えることはできなかったはず。絆の大切さを感じていただければ」と締めくくった。『マジック・ツリーハウス』は2012年1月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マジック・ツリーハウス 2012年1月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© メアリー・ポープ・オズボーン/「マジック・ツリーハウス」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ北川&芦田が声優で競演『マジック・ツリーハウス』鑑賞券を10組20名様プレゼント北川景子、声優初挑戦で芦田愛菜に「勉強させていただきました」
2011年12月13日『時をかける少女』(’06)、『サマーウォーズ』(’09)と幅広い世代に支持されるアニメーションを手がけてきた細田守監督の最新作が2012年夏に公開されることが決定。これを受けて12月13日(火)、都内某所にて記者会見が行われ、細田監督とプロデューサーの奥田誠治が出席。全世界の期待を集める最新作の一端を明らかにした。前2作では“青春”や“家族”といった普遍的なテーマとクオリティの高いアニメーション映像で国内外から高い評価を得た細田監督。最新作『おおかみこどもの雨と雪』でも磐石の布陣で臨む。前2作からの続投で脚本を担当するのは、今年大ヒットを記録した永作博美&井上真央主演の『八日目の蝉』の脚本を務めた奥寺佐渡子。さらに、キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当。細田監督の出身地である富山県を舞台に、“おおかみおとこ”との間に授かった2つの命を懸命に育てる19歳の人間の母親の奮闘記をファンタジックに描き出す。現在製作中の本作について、細田監督は「(今回は)“お母さん”が主人公です。母親の理想像と言えるような凛とした、背筋が伸びた素敵な女性を描きたいなと思いました」と説明し、人間と“おおかみおとこ”の間に誕生する“おおかみこども”たちについては「(主人公の)花が育てていく子供たち2人がかわいらしくて、活き活きとしていて、バイタリティにあふれています」と愛しそうに我が子を紹介し“親バカ”っぷりを見せた。また、本作のテーマを“親子の絆”に据えたきっかけは自身の友人に子供が誕生したことだと明かす監督。「友人たちが子供を可愛がっているのを見ていると、素晴らしいなと思えて。そういった当たり前なものへの憧れをそのまま映画にしてみました」。実は、3月の大震災の際には映画製作のために設立したスタジオで初打ち合わせをしていたという細田監督はそこで被災体験もしたそうで「影響はあります。震災以降、世界が変わってしまいました。親子というテーマを強くしたきっかけにもなりました」と神妙な面持ちで語った。日本での成功はもちろん、世界各国にファンをもつ細田監督の最新作とあって海外での評価も気になるところ。プロデューサーを務める奥田氏は「前作(『サマーウォーズ』)ではベルリン映画祭での上映で多くのヨーロッパの方々に楽しんでいただきました。今回はさらに大きく、“細田アニメ”を世界で展開させていこうと思っております。ぜひ、お楽しみに」と含みのある言葉で本作への期待を煽った。ジブリ作品を始め、“ジャパニメーション”と呼ばれる良質な日本アニメの一翼を担う力作となりそうだ。『おおかみこどもの雨と雪』は2012年7月、全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月、全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2011年12月13日東日本大震災発生から9か月、12月17日(土)より公開される映画『フレンズ もののけ島のナキ』の主題歌を手がける女性アーティストのMISIAが、被災地の子供たちに笑顔を届けたいという想いのもと、12月11日(日)に行われた自身のライヴツアーの仙台公演に東北の少年少女合唱団を招待。笑顔になれる映画として、5,000名の被災地の子供たちに本作の劇場鑑賞券をクリスマスプレゼントとして贈ることを発表した。映画『フレンズ もののけ島のナキ』は、浜田廣介の名作童話「泣いた赤おに」を原案に、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督と気鋭のクリエイター・八木竜一の共同監督で映画化したオリジナル3DCGアニメーション。ある日、島に迷い込んでしまった人間の子供・コタケと、そこに棲む赤おに・ナキの心温まる交流を描いている。本作の主題歌となっているのは、MISIAさん初となるカバー・アルバム「MISIAの森−Forest Covers−」(12月14日<水>より発売)のリード曲として収めれているチャーリー・チャップリン作曲の名曲「Smile」。この楽曲のコーラス部分には、東北の少年少女合唱団が参加している。レコーディング後日、合唱団の先生から届いた「被災してずっと暗い表情だった子供たちがレコーディングに参加して以来、笑顔が増え元気を取り戻すことができました」との言葉を受け、今回MISIAさんはより多くの子供たちに笑顔を取り戻してほしいという願いから、合唱団の子供たちを自身のライヴに招待することを決めた。この日、被災地の方々に一番最初に届けたいという想いから、本作の主題歌「Smile」を初めて披露したMISIAさん。さらに、山崎貴・八木竜一両監督がもののけたちを引き連れて応援に駆けつけ、それぞれの映画への想いや被災地への想いを語った。MISIAさんは映画について「何度観ても、たくさん笑ってたくさん泣いてしまいます。この映画は友情と絆の物語です。誰かを大切にしたい気持ちやその想いが“Smile”を生むのだと思います」と語り、「『Smile』を聴いて、この映画を観て、より多くの子どもたちに元気になってほしい、笑顔になってほしい」とあふれる想いを口にした。またライヴ直前には、両監督の厚意で合唱団の子供たちを招待しての映画試写会も実施されたが、子供たちの姿を目にして山崎監督は「我々はMISIAさんと東北の子供たちの歌う『Smile』を聴いてこの映画を製作する勇気をもらいました。そして今日、その子供たちが目を真っ赤にして映画を観てくれたことに、ようやくみなさんからいただいたものを返せたという感慨深いものを感じます」とコメント。「少しでも多くの東北のみなさんに作品を観ていただいて、楽しんでもらいたいと思いますし、MISIAさんがその手助けをしてくださったことに感激しています」と感謝とエールの言葉を贈った。『フレンズ もののけ島のナキ』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:フレンズ もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会■関連記事:大迫力の3Dアニメにもご注目『friends もののけ島のナキ』試写会に5組10名様ご招待女性誌のインタビューの答えは嘘?YOUの衝撃告白に香取慎吾も驚愕!こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年12月13日スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ主演で贈る大ヒットSFアクションシリーズの10年ぶりとなる待望の最新作『メン・イン・ブラック3』が来年5月25日(金)より日米同時公開されることが決定した。これに先駆けて、このほど本作の最新映像となるティザートレーラーが到着!名コンビが繰り出す新たな展開をいますぐチェック!1997年に第1作目、その5年後の2002年に第2作目が公開されるや全世界で総計10億ドルを超える大ヒットを記録し、いまなお多くの映画ファンに愛される本シリーズ。人類に紛れて地球に生息する奇想天外な異星人を監視する“MIB”と称する極秘組織に属する黒ずくめのエージェント、お調子者のJ(ウィル・スミス)と無愛想なK(トミー・リー・ジョーンズ)の異色コンビが、ドタバタ劇を繰り返しながら、異星人の暴走を特殊な武器で制圧していく姿が爽快だ。待望の3作目となる本作の監督を務めるのは、前2作からの続投でバリー・ソネンフェルド。シリーズ初の3D作品となる。予告編では、おなじみのコンビ、エージェント・Jとエージェント・Kのコンビがもちろん健在。今日も異性人を取り締まるべく街中を奔走するが、ある日、単独で事件を追うKを不審に思い、Jはその真相を問いただそうとするものの、Kは全く取り合わない。ますます不審が募る中、Kが突然失踪してしまった。仕舞いには上司に彼の居場所を確認すると、「Kは40年以上前に亡くなった」という謎の回答が返ってくる。その謎を解明すべく、Jは40年前にタイムスリップを試みるのだが…。映像の最後には、Kの若き日の姿と思しき仏頂面の黒スーツ姿の男(ジョシュ・ブローリン)がJの前に現れるのだが、果たして彼が握る鍵とは?謎は深まるばかりだが、まずはこちらの最新映像でJ&Kコンビの健在ぶりをチェック!『メン・イン・ブラック3』は2012年5月25日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:メン・イン・ブラック3 2012年5月25日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開
2011年12月13日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが中米のコスタリカで新しく家を購入する準備を進めている。今年のクリスマス休暇は6人の子供たちと新居で過ごす計画だという。イギリスの「The Sun」紙上で関係者は「ブラッドが広大な農場を見つけたんです。普段の生活から離れて、しばし家族水入らずで過ごすにはパーフェクトな場所だと考えたようです」と語る。「田舎が大好きなブラッドは、コスタリカで土地を買おうと考えています」とのこと。23日にはアンジェリーナの初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が全米で公開となる。初日を迎えた直後のクリスマスの準備は抜かりなく進められているようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2011年12月13日5年ぶりの最新作にしてシリーズ4作目となる『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が間もなく公開となる。トム・クルーズの集大成とも言うべき体当たりのアクションももちろん見物だが、忘れてはならないのがイーサン率いるIMFチームの個性的なメンバーたちによる、爽快で笑いありのセッション。その中で、前作『M:i:III』からの続投で、デスクから現場のエージェントに昇格しためでたい男がいる。天才ハッカー・ベンジーを演じた英コメディ界随一の人気俳優、サイモン・ペッグに話を聞いた。デスクを離れフットワークも必要となる現場に飛び出したベンジーの、前作と一味違う大活躍が見どころの一つである本作。「ある朝、J.J.(エイブラムス)から『ベンジーがエージェントになるのはどう?』ていうメールが来たんだ。とても驚いたよ。J.J.から連絡が来たときから、ベンジーがもっと活発に関わるということが分かっていたし、とっても興奮したよ!」とサイモンはふり返る。「今回の撮影前、脚本家のジョシュ(・アッぺルバウム)とアンドレ(・ネメック)に、それからJ.J.も前作で僕を起用したときに言ったんだ。『この役を君のコメディアンとしての解釈で演じてほしい』とね。彼はナーバスになるとお喋りになるヤツなんだ。何事にもおかしな面を見つけるしね。きっと、それが彼なりの緊張をほぐす方法なんだろうね。この映画は信じられないくらい緊張感たっぷりなんだ。自分で観ていても、何が起こるか分かっているのに『オー、マイ・ゴッド!』って感じで、心臓がバクバクしたよ(笑)。自分もあそこにいたじゃないか、見たじゃないか、何を心配しているんだって思うんだけどね。トムが世界一の超高層ビルの外壁を這うように登っていくシーンなんて、心臓が止まるかと思うほどの緊張感がある。あの高さを見たら『ジーザス!』って感じだよ」。ブルジュ・ハリファに挑むトムばりのアクションとまではいかないが、サイモンも本作で7か月にわたる撮影を通してワークアウトに臨んだ。「身体は作らなくちゃいけなかったね。撮影開始の頃、僕はちょっと体重オーバー気味だったからジムに行って、それからスタント・チームと一緒に中国の剣術とかテコンドーと、武器の扱い方とか振り付けの訓練をしたよ。『ミッション:インポッシブル』にふさわしい身体つきはしていないけど(笑)、でも、楽しかったよ。プラハでの撮影ではほぼ毎日、格闘して銃を撃って走っていたら、23ポンド(約10キロ)も体重が減ったよ。だから『ミッション:インポッシブル』は、仕事としてだけじゃなくて、腹筋のためにも良かったと感謝しているよ(笑)」。本作でもバッチリと笑いを振りまいてくれるサイモンだが、その“笑い”のルーツはどこから来ているのか?本人に聞けば、「父は愉快な男だし、母もおもしろい人だから、たぶん、おもしろい人たちに囲まれて育つとこうなるのかなあ」と自身に疑問符。「コメディには常に興味があったんだ。子供の頃からモンティ・パイソンのファンで、80年代にはオルタナティブのコメディ全盛になって、それからスタンダップをやりながらシチュエーション・コメディの脚本も書いていたんだ。そこから発展していったんじゃないかな?」コメディ好きな少年はやがて映画の魅力に取り憑かれる。ITの天才である本作のベンジー然り、公開待機作『宇宙人ポール』で演じたSFオタク然り、彼が作品で見せる“オタク”気質は彼自身に通ずるものがありそうだが…。「僕にも、オタク気質はちょっとあると思うよ。僕は、仕事として映画に関わっているだけじゃなく、そもそも映画の大ファンなんだ。それは秘密でも何でもないことだよ。いまのこの仕事は、たとえお金がもらえなくても、どの道やっていたことだと思うよ」。さて、話は本作の撮影に戻り、とにかく息の合ったリズミカルなチームワークが見どころの本作だが、撮影オフの時にもそれが育まれたことをサイモンは明かす。「みんな、家を離れて撮影していたからね。プラハやドバイ、バンクーバーで撮影したから、誰の地元でもない。だから僕たちは一緒にブラブラしていたんだけど、楽しかったね。バンクーバーでは、トムと僕は一緒にホッケーを観に行ったんだ。トムは昔、ホッケーをやっていたこともあって大ファンだからね。とても楽しかった。撮影現場から離れて、リラックスした時間が持てたのは良かったよ。お互いのことを知る助けにもなったしね。それから新しいロケ地に行くたびに、まずキックオフ・パーティーをやったんだ。一つのスペースにみんなが集まって、ボーリングしたり、お喋りしたり、ご飯に行ったりした。僕は辛いことをするのが嫌いなんだ。仕事は辛いものであるべきではないよね。楽しくなくちゃ」。サイモンを含め、そんな息の合ったチームが一度きりで解散してしまうのは勿体ないように感じるが、5作目での活躍、さらに再結集の可能性は?「トムと僕はブラッド(・バード監督)に最後に会ったとき、冗談を言っていたんだけど、ブラッドは『僕はもう、アニメーションには戻らない』って。僕は彼に、『とにかく昔やっていたことは辞めて“5”を撮ってよ』と言ったのを憶えてるよ(笑)」。特集「不可能を超える男が、戻ってくる!」■関連作品:宇宙人ポール 2011年12月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ、ドバイでも「日本のツアーは素晴らしかった」の親日家アピールブラッド・バード監督『ミッション・インポッシブル』に見る、スパイアクション“愛”トム・クルーズ、日本のライトノベル人気作の映画化に主演か?トム・クルーズ、布袋寅泰の生演奏に「アメイジング!」連発トム・クルーズ「僕はギブアップしないよ!」不可能を可能にできるワケを伝授!
2011年12月12日年明けに公開を迎える映画『月光ノ仮面』の大ヒット祈願イベントが12月12日(月)に行われ、監督・主演を務める板尾創路をはじめ浅野忠信、石原さとみ、矢部太郎(カラテカ)が新宿のゴールデン街に敷かれた“ゴールデンカーペット”の上を練り歩いた。板尾監督にとって監督2作目となる本作。記憶を失って戦地から帰った男と、彼とかつて愛し合った恋人“森乃うさぎ”であると信じて受け入れるヒロイン、そして自分こそが本物の森乃うさぎだと主張するもうひとりの男の奇妙な三角関係が独特のタッチで描き出される。飲み屋が並ぶ新宿ゴールデン街でこうした映画のイベントが開かれるのは今回が初めて。板尾監督らは細い小路に敷かれた幅90センチのゴールデン・カーペットを歩いたが、交通規制などは一切していないため時折、キャスト陣とカメラを持って待ち構える報道陣の間をトラックや自転車が通り過ぎるなどのハプニングも。艶やかな着物姿で登場した石原さんは「こんなシュールな経験は初めて!」と笑顔を見せた。“勝負服”の全身白のスーツに身を包んだ板尾監督は「(カーペットの)幅が狭かったですね(苦笑)。初めてということですが、これまでにやりたいと思った人がいたのか…?」と首をかしげたが、矢部さんは「飲み屋で普通に飲んでる人が手を振ってくれた」とニッコリ。これまで国内はもちろん、名だたる各国の映画祭でレッドカーペットを歩いてきた浅野さんも「忘れられない経験になりました」と楽しんだようだった。その後、一同は花園神社の本殿で行われたヒット祈願のお祓いに参加した。再び境内に現れたときにはすっかり日も落ち、気温もかなり下がっていたが、浅野さんは「撮影のときも寒かったです」としみじみ。それぞれのキャスト陣の起用について尋ねられた板尾監督は「間違えられる男の話ですが、顔が似ているよりも空気感が似ている人がよかった。浅野くんは一緒に仕事したことはないけど、ひょっとして似てるのかなと思い、ずっとイメージしてました。石原さんに関しては、昭和の初期の物語ということで、和装が似合う、かわいらしさと美しさと色気がある女優といったら石原さとみしか出てこなかった」とベストの選択でイメージ通りに撮れたことに満足そうに頷いた。さらにその後、登壇陣は“月光ノ仮面”にちなんで月見そばを食べて改めてヒットを祈願。板尾監督は「そばのように細く長く上映できれば」と映画の成功を祈っていた。『月光ノ仮面』は2012年1月14日(土)より角川シネマ有楽町、シアターN渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:月光ノ仮面 2012年1月14日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「月光ノ仮面」製作委員会■関連記事:ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!
2011年12月12日松山ケンイチが主演する2012年度の大河ドラマ「平清盛」の初回試写会が12月12日(月)、NHK放送センター(東京・渋谷)で開催され、松山さんを始め、共演する中井貴一、松田聖子が初回の感想や今後の意気込みなどを語った。いまから900年前、王家と貴族が対立し、混迷を極めた平安末期を舞台に、本当の親を知らぬまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた清盛(松山さん)が、義父・忠盛(中井さん)と共に海賊退治を行い、一人前のサムライに鍛え上げられる。「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれた平清盛に、新たな視点でスポットを当てる。大河ドラマの放送開始から50年、51作目の作品として2012年1月8日(日)から全50回にて放送スタートする。初回は清盛の幼少期が描かれているが、松山さんの出演シーンはわずかだそうで「1分くらいしか出演していないので(笑)、みなさんどこに出ているか分からなかったと思いますが、2話からはしっかり演じさせていただいている」とアピール。「武士、天皇家、貴族。いろんな立場の人が苦しみながら生きている時代。どうせ生きるなら、清盛のように無邪気に遊ぶように生きることが大切なんじゃないかと感じさせる」と語り、「心を動かせるお芝居を改めて頑張りたい」と自分自身に気合を入れた。清盛の養父・忠盛を演じる中井さんは「松山ケンイチという俳優が持つ朴訥さやまっすぐさが、そのまま清盛像に投影されている。松山くんにぴったり」と松ケン版“清盛”に太鼓判。中井さん自身も昭和63年に放送された大河ドラマ「武田信玄」で主演を務めており「当時は多くの先輩方に優しく包んでいただいた。今度は自分が包まなくちゃいけない。松山くんに最高の形で大河をバトンタッチするのが自分の役目だし、1年後、大河をやって良かったと思ってもらいたい」と熱いエールを送った。そして、大河初出演となる松田さんは「本当に素晴らしい経験をさせていただいた」と感無量の面持ち。幼い頃の清盛の成長を見守る祇園女御役を演じ、「とても魅力的な女性。舞いや歌に長けていて、賢く母性があふれている」。成長後の清盛の良き相談相手という顔も併せ持ち、「清盛にとってはもう一人の母親。スタッフから『松田さんの前で、変なことするな』ってプレッシャーをかけられたが、松田さんは母性や大らかな空気感を完璧に表現されていた」(松山さん)、「松山さんの清盛に圧倒されたり、感動したり…。本当に素敵」(松田さん)と互いを称え合っていた。NHK大河ドラマ「平清盛」は2012年1月8日(日)より毎週日曜20:00~放送(全50回)。初回「ふたりの父」は74分拡大版で放送される。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年3月24日より全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:松山ケンイチ、中井貴一演じる父親が理想の父親像?松山ケンイチが船上で加藤浩次と死闘!「平清盛」呉ロケを公開深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用
2011年12月12日突然がんの宣告を受けたキャリアウーマンが、最愛の人を見つけ愛することを最後まで貫く姿を描いた、女性必見の感涙ラブストーリー『私だけのハッピー・エンディング』が12月17日(土)より公開となる。これに先駆けて、本作を鑑賞した女性たちの号泣コメントが集まったTVスポット映像がシネマカフェ独占で到着した。ある日突然、がんの宣告を受けた30歳のキャリアウーマン、マーリーは病と闘いながら人生と向き合い、死の予感にさいまれながらもユーモアを忘れずに気丈にふるまっていく。マーリーを演じるのは、数多くのラブコメディへの出演経験をもつケイト・ハドソン。そして、彼女を不器用ながらも温かく包み込む主治医のジュリアンをラテンの貴公子、ガエル・ガルシア・ベルナルが演じる。2人の切なく純粋な恋愛模様に、マスコミ試写ならびに一般試写では号泣する人が続出し、配給会社はこの事態に急遽“涙を拭くためのティッシュ”を作成し配布するほど。今回届いたTVスポットでも、号泣した跡がうかがえる女性たちが続々と登場。「今年一番の映画」というコメントなどもあり、本作で描かれる“ハッピー”なエンディングに共感し、“理想の最後”と涙ながら語る姿も。ちなみに、マーリーを演じたケイト本人も本作の脚本を読んで20分間泣いたというエピソードがあるが、観客からも「いままでで一番泣いた」「今年一番泣いた」という声が多く届いているのだとか。“死”と向き合う辛く悲しい物語の後に訪れる“エンディング”とは果たして?鑑賞を検討している方はぜひ、ハンカチを持参することをおすすめする。『私だけのハッピー・エンディング』は12月17日(土)より公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:私だけのハッピー・エンディング 2011年12月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Earthbound Films, LLC■関連記事:M・スコセッシ監督、次回作は遠藤周作の「沈黙」映画化とラジオ・インタビューで明言バラエティ番組で人気の心理学者・植木理恵、恋愛には“鍋”が効く!?『私だけのハッピー・エンディング』参加者全員涙を拭くティッシュ付き試写会に20組40名様ご招待
2011年12月12日ハリウッドの次世代スターとして注目を集めるテイラー・キッチュが現在、ポストプロダクション中で来年4月に公開となる主演作『ジョン・カーター』の一部映像を携えて来日。12月12日(月)、報道陣向けのフッテージ上映会が行われ、プロデューサーのジム・モリスと共に質疑応答に応じた。『スター・ウォーズ』や『アバタ―』といった数々の名作に多大な影響を与えてきたエドガー・ライス・バローズの小説「火星のプリンセス」を『ファインディング・ニモ』などのピクサー作品に携わってきたアンドリュー・スタントン監督がメガホンを取って実写映画化した本作。南北戦争で愛する家族を守れずに心に傷を負った主人公ジョン・カーターが予期せぬ不思議な現象で未知の惑星“バルスーム”に迷い込み、そこに暮らす民と心を通わせ、彼らを滅亡の危機から救うべく戦う姿が描かれる。この日は5つのシーンと初公開となる日本版の予告編映像が公開され、プロデューサーのモリス氏が解説を加えた。テイラーはカナダ出身の30歳。TVシリーズの「Friday Night Lights」で注目を集め、映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のガンビット役でも存在感を示した。本作に加え、浅野忠信が出演していることでも話題の『バトルシップ』(ポストプロダクション中)でも主演を務めており、今後のハリウッドを担う存在として日本でも人気に火がつくこと必至の注目株だ。モリス氏は彼の起用について「甘いマスクはもちろん、彼の瞳に“何か”を感じたんだ。心に傷を負った男の内面を演じられると思ったよ」と説明。「実際に演じているのを見て素晴らしいと思ったのは、カーターの感情やニュアンスを微妙な表情で表現してくれたところだね。彼の葛藤や何を考えているのか?というのをしっかりと分かる演技をしてくれた」と称賛を贈った。テイラーはこのアドベンチャー大作の主役に抜擢されたことについて「すごいプレッシャーだったよ。でも、こんな素晴らしい大作で仕事を与えてもらえるというのは本当に稀なチャンスだ。アンドリュー・スタントン監督と初めて会ったときから『絶対にこの人と仕事がしたい』って強く思ったし、そのために出来る限りの準備をした。ダメだったら仕方がないと思えるくらい、やれることは全てやったうえでオーディションに臨んだよ。それで幸運なことにこうしてみなさんの前に立つことが出来ているんだ」と笑顔で明かした。戦争で守るべき大切な存在を失った男を演じるうえで「そういう思いを理解できるよう、過去に戦争に赴いた兵士たちが家族や愛する人に宛てて書いた手紙を読んだりした」と役作りについて語るテイラー。加えて6か月に及ぶ食事制限を自らに課して肉体を作り上げ、7か月もの撮影では激しいアクションもほとんどスタントなしで自らこなした。特に、巨大な“白猿”のモンスターとの戦闘シーンに触れ「5~6日の間ずっと打ちのめされてたんだ(苦笑)。その後、スピーチのシーンもあって大変だったよ」とふり返った。「こんな素晴らしい役をもらったことは名誉なことだし、素晴らしい体験だったよ」と笑顔を見せたキッチュは、「僕も完成した作品を観るのが楽しみだよ」と完成が待ちきれない様子だった。『ジョン・カーター』は2012年4月13日(金)より全国にて公開。■関連作品:バトルシップ 2012年4月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney
2011年12月12日先週末より公開を迎え好評を博している『リアル・スティール』の製作を手がけた巨匠スティーブン・スピルバーグの監督最新作にして早くもオスカー最有力候補として注目を集める感動作『戦火の馬』の予告編がシネマカフェに到着した。1982年にイギリスで出版されブロードウェイで舞台化もされた同名小説を原作に、第一次世界大戦時下のイギリスを舞台に、ある一頭の美しい馬と悲劇に打ちのめされながらも希望を失わずに生きる人々の姿を描き出す。スピルバーグというとSF大作映画の名手というイメージが先行する人もいるだろうが、『シンドラーのリスト』(’93)や『プライベート・ライアン』(’98)といった戦争を題材にした社会派ドラマを数多く手がけてきているひとり。そんな彼が今回スクリーンに映しだすのは、戦時下の壮絶な時代を生きる美しい馬とひとりの青年の出会いから別れを軸にした壮大な物語。こちらの予告編映像では、スピルバーグとこれまでも数多くのタッグを組んできた撮影監督ヤヌス・カミンスキーが切り取り、スピルバーグもこだわった美しく広大な草原が画面いっぱいに広がり、“戦火の馬”となる運命を背負ったジョーイと青年・アルバート(ジェレミー・アーヴィン)の出会いのシーンが映し出される。だが、やがて戦争によって2人の絆は引き裂かれていき…。不況や災害、さらに終わらぬ戦争により苦しむいまの状況の中で、世界中の人々に希望を伝えたいという思いで製作された本作。予告編と共にお披露目となったポスターには「前を向いて、走り続けるんだ…」というメッセージが刻まれている。先日のワールド・プレミアでもスピルバーグが語っていた「行く先に希望が待っていると信じて頑張って下さい!」という日本へのエールもそこから感じ取ることができる。まずは予告編映像に映る、本作の厳しくも幻想的な世界観を体験してみて。『戦火の馬』は2012年3月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© DreamWorks II Distribution Co. LLC戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ヒュー・ジャックマン、自身の公演でチャリティを敢行。3週間で85万ドル超を集める12歳にして名優、ダコタ・ゴヨ『リアル・スティール』で見つけた新たな夢成長する“ダメ親父”に多数の女性が胸キュン!『リアル・スティール』試写会レポートスピルバーグ「希望は必ず見つかる」とエール!『戦火の馬』ワールド・プレミア開催宮迫博之&ゴリ、久々の競演で“息子自慢”バトル勃発?
2011年12月12日監督クリント・イーストウッド、主演レオナルド・ディカプリオの夢のタッグで、FBI初代長官にして8人の歴代大統領からも恐れられた伝説の男ジョン・エドガー・フーバーの生涯を描いた映画『J・エドガー』。20代から70代までをひとりで演じきったディカプリオが特殊メイクを施し完成させた、晩年のJ・エドガーのビジュアルがこのほど公開となった。“国を守る”という大義名分のもと、約50年もの間アメリカのあらゆる機密を掌握し、8人の歴代の大統領さえも及ばない権力を駆使し、アメリカの法の番人として君臨し続けたFBI初代長官、ジョン・エドガー・フーバー。彼の野望、企み、葛藤、苦悩、波乱に満ちたその生涯を通して、彼の行った“正義”を明らかにしていく。今回新たにお披露目となったのは、とてもディカプリオとは思えない、悲痛な面持ちで何かを思索している晩年のエドガーの姿。ディカプリオはフーバーの容貌に近づけるため、目の色や髪の色はもちろん、年齢に応じて白髪のヘアピースも加えていき、富士額の毛を抜いては、二重あごに見えるように首筋にも特殊メイクを施し、鼻孔用増強剤で鼻の形を歪めるなど徹底的に特殊メイクを追求。その完成度は、撮影現場でイーストウッド監督が老け顔の特殊メイクを施したディカプリオとすれ違ったときに、全く気づかなかったとのエピソードもあるほど。その姿にイーストウッド監督は、「レオのメイクは本当に素晴しかった。あのメイクをしたレオがいることで、J・エドガー・フーバーの存在を実感できたよ」と満足げに語っている。過去に『ギルバート・グレイブ』、『アビエイター』、『ブラッド・ダイヤモンド』と3度にわたりオスカーにノミネートされながらも受賞を逃してきたディカプリオの悲願のオスカー獲得が期待される本作。ディカプリオは、「この映画は本質的にフーバーという人物の内面を描いている。僕自身、演じているのがどんな人物なのかをしっかり理解できたと思う。クライド・トルソン、ヘレン・ガンディ、そして母親との関係によって全生涯、全キャリアを通してフーバーという人物ができていった。それが興味深かったからこそ、僕は毎日撮影を続けられた。観客にもその点に興味を持ってほしい」と自信をもって本作を送り出す。『J・エドガー』は2012年1月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:J・エドガー 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、11年11月11日に37歳の誕生パーティを開催英雄の素顔は正義、それとも悪?『J・エドガー』予告編&US版ポスター解禁!収監を目前に控えたリンジー・ローハン、レオの新作アフター・パーティに乱入?【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?レオナルド・ディカプリオ、うら若きモデル2人を手玉にとる二股交際?
2011年12月12日映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 −太平洋戦争70年目の真実−』が日本外国人特派員協会(東京・有楽町)にて12月10日(土)に上映され、主演の役所広司と成島出監督、プロデューサーの小滝祥平が記者会見に臨んだ。戦争に反対する立場でありながら司令長官として日米開戦の口火を切ることになった山本五十六。彼の葛藤や苦悩、そしてブーゲンビル上空に散るまでの半生を描きつつ、新たな視点で太平洋戦争の姿を綴る。「恥ずかしながら山本五十六についてこれまでほとんど知らなかった。子供の頃に、三船敏郎さんが演じている映画を観て、三船さんのイメージでした」と明かす役所さん。今回演じるにあたって「日本が間違った方向に行かないようにと、ずっと考えていた軍人。どういう喋り方をして、どういう顔で部下の話を聞いていたのか?そういうことを1カット1カット注意して演じました」と真摯に語り、「映画の力は下手な外交よりも良いものだと信じています。世界中の人々にこういう戦争があったと知ってもらいたい」と呼びかけた。外国人記者からは日本の戦争における加害責任を問う声もあったが、小滝プロデューサーは「歴史は球体であり、光の当て方によって見方が変わる。いろんな意見があることは分かっていますが、大事なのはお互いに違うということを認識すること」と訴え、成島監督も「話し合い、語り合うことで戦争のない未来に繋げることができれば嬉しい」と語った。同日の早朝、脚本家の市川森一さんが肺がんで逝去したことが発表されたが、役所さんと市川さんは同じ長崎県の諫早市の出身。しかも、役所さんの兄が市川さんと同級生で子供の頃から親交があったという。会見前に訃報を聞いたという役所さんは「作家としても同郷の先輩としても尊敬できる方でした」と沈痛な表情。市川さんは、先ごろNHKで放送されたドラマ「蝶々さん」など、故郷の長崎を舞台にした作品を数多く手掛けおり、役所さんは「お会いして長崎の歴史についてお伺いしたかった…。残念、がっかりです。『親戚たち』で初めて現代劇の連続ドラマに出演させていただき、代表作と言える作品ばかり書いていただきました。東京での兄代わりの存在でした」と静かに語った。『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実― 2011年12月23日より全国にて公開© 2011「山本五十六」製作委員会■関連記事:役所広司「魂安らかになれば」五十六の故郷・長岡“冬花火”に感激役所広司、山本五十六を演じ「どうして戦争が起こったのか考えるきっかけになれば」
2011年12月12日クリスチャン・ベイルが主演を務めるチャン・イーモウ監督の最新作『The Flowers of War』(英題)のプレミアが北京で開催され、上映後の記者会見で監督は、ベイルの起用にはスティーブン・スピルバーグ監督が一役買ったことを明らかにした。監督は「友人であるスティーブン・スピルバーグに英語版の脚本を読んでもらい、俳優は誰がいいか薦めてもらいました」と語った。スピルバーグが何人か挙げた候補の1人が、スピルバーグの『太陽の帝国』(’87)で主演を務めたベイルだった。当時13歳だったベイルは同作で第二次世界大戦中の日本占領下の中国に生きるイギリス人の少年を演じている。クリスチャンは「彼(スピルバーグ)はイーモウに僕宛の手紙を渡しました。そこには『やりなさい』と書いてあったんです」と明かす。製作費1億ドルとも言われる大作で、アカデミー賞外国語部門の中国代表作に選出されているが、イーモウ監督は「オスカー受賞がゴールではありません。素晴らしい芸術、良い映画を作りたかっただけです。オスカーについてはよく分かりませんから、運に任せます」と語る。『The Flowers of War』は1937年、中国・南京に侵攻してきた日本軍から逃れようと教会に逃げ込んだ娼婦たちをかくまうアメリカ人の聖職者の物語。クリスチャンは聖職者のジョン・ミラーを演じている。16日より中国全土で公開され、23日からアメリカで限定公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:The Flowers of War (英題)ダークナイト ライジング 2012年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All rights reserved.■関連記事:アン・ハサウェイ、「子供の頃の夢だった」キャットウーマン姿をお披露目!『ダークナイト ライジング』特報&ポスターが解禁!病室で横たわる男の正体とは?
2011年12月12日世界的なヒットを記録した前作に続き、鬼才ガイ・リッチー監督のもとで製作された『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』のヨーロッパ・プレミアが、12月8日(現地時間)、英米公開を前にイギリス・ロンドンにて開催された。会場にはガイ・リッチー監督を始め、ホームズ&ワトソンコンビでおなじみのロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウらキャストが集結し、ファンの歓声を浴びた。前作『シャーロック・ホームズ』に続くシリーズ2作目となる本作。原作小説に基づく推理ドラマにスピード感のあるアクション満載の新たなホームズ像が前作では話題を集めたが、今作ではロバート演じる肉体派シャーロック・ホームズとジュード演じるワトソン医師のコンビに加えて、ホームズの宿敵と言われる知能犯、モリアーティ教授との世界を股にかけた戦いが展開される。レッドカーペットイベントの会場であるロンドン・レスタースクエアにはおよそ800人ものファンが国内外から駆けつけ、会場に入りきれないファンの姿も。幕開けに本作の劇中で描かれるジプシーの踊りをイメージした楽隊が会場を沸かせると、ガイ・リッチー監督を筆頭に一同が登場。ジュードは舞台「ハムレット」を終えたばかりでヒゲをたくわえ、カジュアルなスーツ姿でファンサービスに応じ、ロバートもおどけたポーズを取るなどファンサービスに専念した。本作のプロデューサーである妻のスーザン・ダウニーは来年2月に出産予定だが、大きなお腹に黒いドレスで登場した。「ここは僕の裏庭みたいなもんなんだよね!子供の頃、このスクエアには映画を観にきていたんだけど、それがいまではレッドカーペットを歩いている」と話すのはロンドン出身のジュード。本作の公開の前に既に3作目の製作の話もうわさされるが、「今回は前作よりも自信を持って堂々とした気持ちで、前作でみんなが喜んでくれた部分をより掘り下げて、広げて作ったよ。3作目を作るかどうかについて、僕たちに有利な点はコナン・ドイルの原作にはたくさんストーリーがあるってことだよ。だから、僕はまたやりたいと思っているよ!僕はこの仲間たちが好きだからね!」と前向きな姿勢を見せた。また、前作の公開時には来日を果たしたジュードだが、「2月に日本へ行くからね!みなさん、元気に良い年を迎えてくださいね!」と嬉しいメッセージをくれた。本作でヒロインを演じるのは、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で一躍脚光を浴びたスウェーデン出身の女優ノオミ・ラパス。ハリウッド大作への出演はこれが初めてとなるが、「私は3年前まで英語もできなかったので、この作品は大きなステップでした。ロバートやジュードに思うようについて行けるかどうかが分からなかったし、アドリブや即興ができるのか、自分の言葉として話せるのかが心配でした。でも、2、3日後にはそんな心配を忘れていました。それはガイやロバート、ジュードのおかげ。私をすごく助けてくれたし、愛してくれたし、抱きしめてくれて受け入れてくれた。だから、仲間の一人としてすぐに溶け込めました。とても楽しい撮影でした」と充実した表情で撮影をふり返った。そして、ロバートは、早くも期待される3作目の可能性について聞かれると、「もちろん!とにかくこの作品が好きだし、とても大切にしているよ。面白いこともたくさんあるんだ!ガイ・リッチーは朝から晩まで撮影に没頭しているしね。とにかくこの先ずっとこの作品を作り続けることができればいいと思っているよ」とこちらも意欲的。日本のファンに向けて「また会おうね」とメッセージを残した。『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』は2012年3月10日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDシャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月10日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:ロバート・ダウニーJr.、映画賞授賞式壇上でメル・ギブソンとの男の約束を果たすロンドンオリンピックに先駆け、この秋の映画は英国男子がアツイ?『シャーロック・ホームズ』新章の画像が解禁!3月に日本公開も決定ジュード・ロウ、イギリスの警察はメディアに情報をリークする、と不信感を表明オスカーのプレゼンター続々発表!スカヨハにJ・ロウ、主演女優候補のニコールも参戦
2011年12月11日全世界で累計14億ドル超の興行収入を誇るメガヒット・シリーズの5年ぶりとなる最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。世界11か国でプレミア上映を行うワールドツアーを敢行中の主演トム・クルーズらが、12月8日(現地時間)、アラブ首長国連邦・ドバイでワールド・プレミアを開催。トムを始め、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、アニル・カプールのキャスト陣に加え、ブラッド・バード監督、プロデューサーのブライアン・バーグが一堂に会する中、日本のファンに向けたコメントも到着した。クレムリン爆破の罪を着せられ、国家や組織の後ろ盾を失ったイーサン・ハント率いるIMFチームが、奪われた核発射コードの情報を取り戻すべく世界中を疾走する。先日、トムの来日に日本中が沸いたことはまだ記憶に新しいが、今回会見が行われた会場となったのは、本作の目玉シーンのひとつで、トム本人がノースタント・アクションに挑戦したアラブ首長国連邦・ドバイが誇る世界一高い超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”の124階(地上425メートル)にある展望台。当日は世界各国から100名のマスコミが詰めかけたが、やはり質問はブルジュ・ハリファでのノースタント・アクションに集中。これに対し、当のトムは、「(契約破棄になるから)保険会社は僕がバイクや飛行機の操縦はダメだというのに、あんな高層ビルから飛び降りることに関してはOKするんだよね。全く、彼らは何を基準にしているか分からないよ(笑)」とコメント。一方、サイモンは「僕があんなスタントができるかって?僕はトム・クルーズじゃないんだ。あんなことは彼しかできないよ」と語り、会場を沸かせた。さらに、同日夜に行われた第8回ドバイ国際映画祭でのレッドカーペットには1,500人ものファン、アラブ首長国連邦の首相を始めとする要人らも多数出席しアメリカ、ブラジル、ヨーロッパ、台湾など世界中から集まった人々で熱気に包まれた。その中で、ワールドツアーの最初の国として日本を選ぶほど親日家のトムは、日本のファンに向けたコメントも。「日本のツアーは素晴らしかったよ!日本はいつ訪れても素晴らしい国だ。またすぐに戻りたいな」と早くも次の来日が待ちきれないといった様子。さらに、自身の当たり役でもある本作の主人公、イーサン・ハントについては、「イーサン・ハントは“不可能を可能にする男”だ。困難に立ち向かい解決する彼の姿に観客は共感し、楽しむことができるのだと思う」と語るトムは、「ドバイの撮影中には砂漠に行ってラクダに乗り、夕日を見たり、郷土料理を食べたり、またとない経験をさせてもらった。この国で撮影できたことを心から光栄に思う」とドバイでの貴重な体験を嬉々として語った。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は12月16日(金)より全国にて公開。特集「不可能を超える男が、戻ってくる!」■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:ブラッド・バード監督『ミッション・インポッシブル』に見る、スパイアクション“愛”トム・クルーズ、日本のライトノベル人気作の映画化に主演か?トム・クルーズ、布袋寅泰の生演奏に「アメイジング!」連発トム・クルーズ「僕はギブアップしないよ!」不可能を可能にできるワケを伝授!トム来日で話題も加速『ミッション:インポッシブル』鑑賞券を10組20名様プレゼント
2011年12月09日日本でも揺るぎない人気を誇る「東方神起」。単に格好いいだけではない、華麗なダンスパフォーマンス、鍛え抜かれた肉体美、確かな歌唱力でファンを魅了してきた彼らが表現の場を広げるのはごく自然の流れ。2009年にドラマ「No Limit〜地面にヘディング〜」で演技デビューを飾ったユンホに続き、チャンミンもドラマ「パラダイス牧場」で俳優としての新たなスタートを切っている。主演のチャンミンをサポートするのは、ドラマ「エデンの東」、これから公開の映画『マイウェイ 12,000キロの真実』に出演する実力派女優、イ・ヨニ。大恋愛の末に結婚するも半年で破局を迎えるカップルを演じた彼らに、「パラダイス牧場」の面白さを語ってもらった。チャンミンが演じるのは、財閥三世の典型的なおぼっちゃま・ドンジュ。リゾート開発の本部長として済州島を訪れ、イ・ヨニ演じる元妻のダジと再会。かつての夫婦と2人をとりまく恋人を巻き込んだ恋愛模様が描かれる。今作が初主演となるチャンミンにとっては、毎日が挑戦の日々で「すべてが難しかった…」と苦労を明かす。「歌うときも喜怒哀楽といった様々な感情を表現しますが、演技はそれ以上に幅広い感情を込めなければならなくて…。歌と違うのは、普段の生活の中の微細な感情ひとつひとつを自然に表現すること。とても難しいと思いました。でも、感情を込めて表現することは一緒。演技を経験したことで、(歌手としての)表現の幅が広がったと思います」。東方神起としてステージに立つ姿とは一変、素のチャンミンは想像以上にシャイな青年。彼の性格もドンジュにも活かされている。「ドンジュを演じるうえで自分自身との共通点を探して、それを表現しようと思ったんです。似ているのは、ちょっと短気なところと感情の上り下がりがあるところ(笑)。完全に一緒とは言えないけれど、僕とは全然違う!って、思ったところはありませんでしたね」。そんなチャンミンを「紳士でシャイだけれど、親しくなると茶目っ気のある人」と語るイ・ヨニ。獣医と馬の調教師をしながらパラダイス牧場を守る、明るく健気なヒロイン・ダジをチャーミングに演じている。「自分ではない人を演じることができること、それが俳優の一番の魅力だと思っていて──今回、私が演じたダジは、ポジティブで明るい性格の女性です。仕事をするときも生きていくうえでも、いつも物事をポジティブに考えようと心掛けているタイプ。そういうダジの考え方は自分自身と似ていると言えるかもしれませんね」。一瞬にして目の前の相手を引き込む彼女の素敵なオーラは、確かにダジに通じるものがある。ドンジュとダジの息の合ったコミカルさ、絶妙な空気感が見どころでもあり、毎話繰り広げられる2人のかわいらしい喧嘩シーンについては「互いのセリフが途切れないように、2人で練習をしました。自然の流れで出てくるいたずらっぽさも上手く表現できていると思います」と、ロマコメとしての面白さにも自信を見せる。一方、ダジに対して素直になれず意地悪なことばかり言ってしまうドンジュについて、チャンミンは「僕はドンジュみたいに、好きなのに悪い言葉で相手をいじめるなんてことはしません。いたずらもしませんし相手の心も計算しません。どちらかと言うと、本能で自分の思ったまま接するタイプ。付き合いやすいタイプだと思いますよ(笑)」。照れながら自分をアピールする姿は、イ・ヨニが言うようにお茶目だ。また、「ダジのピュアなところが好きですね。ドンジュとユンホ(チュ・サンウク)、2人の男性の間でフラフラしたりするけれど(笑)、その迷いも感情に素直だからこその行動だと思うんです」と、ダジの魅力を語る。ちなみに、チャンミン個人の理想のタイプは「頼もしい女性」。「この仕事は決して安定的ではないので、僕のことを落ち着かせてくれる女性がいいなって。女性らしくて、明るくて、頼もしい女性が理想です」。父と一緒に作った牧場を切り盛りするダジは、ある意味、チャンミンの理想の女性像なのかもしれない。撮影のほとんどは済州島で行われ、その長期の撮影のなかでイ・ヨニにとって印象的だった出来事は、チャンミンのジャージ姿!「このドラマの撮影は、宿泊をしながらの長期の撮影でした。チャンミンさんは東方神起としてステージで格好いい姿を見せていますが、ドラマの撮影がないときはジャージを着ていて。ああ、彼にもこういう一面があるんだなと(笑)。それから、ダジの馬がどうしても動かずに落ち込んでいて、やっと馬が動いて、そのことが嬉しくてダジとドンジュが牧場を駆け回るシーンも想い出深いシーンのひとつですね」。つねに口喧嘩をしている2人の距離がギュッと縮まる微笑ましいエピソードに、チャンミンも大きくうなずき、加えて「ドキッとするシーンが多いんですよね(笑)」と、はにかみながら“ドキッ”を解説する。「僕が特に気に入っているシーンは、ドンジュがダジの家で着替えるシーンです。ドンジュの部屋にいきなりダジが入って来て、『お父さんが来るから隠れて!』って言われて、慌てて隠れるんですが、そのときの格好が上半身裸ですごくコミカルなんです。演じていても楽しかったですね」。ロマンティック・コメディの良さは、心地いい笑いと感動を味わえること。もちろん「パラダイス牧場」もそのひとつ。チャンミンの「登場人物全員がピュアでストレートな性格のこのドラマで、心を温かくしてほしいです」という言葉とおり、寒い冬のお供にはほんわか温まるロマコメを!(text:Rie Shintani)「韓ドラ ビギナーズ講座」第1弾!恋に恋したい!『パラダイス牧場』特集「パラダイス牧場完全版DVD-BOX I&II」発売元:エイベックス・エンタテインメント(株)販売元:エイベックス・マーケティング(株)価格:各16,800円(税込)発売中「パラダイス牧場」vol.1〜vol.8好評レンタル中公式サイト:© S.M. ENTERTAINMENT & SAMHWA NETWORKS 2011 All Rights Reserved■関連作品:パラダイス牧場 [海外TVドラマ]■関連記事:韓ドラ ビギナーズ講座第1弾記念「パラダイス牧場」完全版DVD-BOXを2名様にプレゼント「東方神起」チャンミン、ドラマ挿入歌の歌詞は実体験と告白美味しい韓国料理付き!チャンミン主演「パラダイス牧場」DVD座談会に3名様ご招待東方神起・チャンミン、初主演ドラマ「パラダイス牧場」での初体験に四苦八苦
2011年12月09日「悪(ワル)をもって悪(アク)を裁く」という破天荒なルールでもってそれぞれの“正義”のために闘う男たちの、アクションあり熱い愛ありのドラマを描いた『ワイルド7』が12月21日(水)より公開となる。これに先駆けて、シネマカフェでは一足早く、カップル限定による本作の試写会を開催、アンケートを実施した。ひしめく“ワイルド”な男たちの中でも“胸きゅん”“かっこいい”と支持を集めたのは…?法律で裁けない凶悪犯を退治させるべく、決して表に出ることのない“超法規的警察組織”として、選りすぐられた元犯罪者たちによって結成された「ワイルド7」。大切な人を守れなかった苦しみから人を愛することをやめた飛葉(瑛太)を始め、良きアニキ分のセカイ(椎名桔平)、スマートに爆薬作りからバイク走行までこなすパイロウ(丸山隆平)など、性格も生まれ育った環境もバラバラな7人の男たちが「悪を倒す」という目的のもと、一致団結する姿が、男同士の熱い絆と爽快感を感じさせてくれる本作。「かっこよかった。アクションにドキドキした」(20代・女性)、「過去を捨てて、人との絆を断ち切って生きてきた彼らの熱い感情が呼び覚まされていく圧倒的な感情が良かった」(30代・女性)といった、闘う男たちに好感を寄せる女性の声が多く集まった。また、このワイルドな7人の男たちの中で、ずばり「胸きゅんした、かっこいいと思うのは誰?」と質問を投げかけたところ、意外にも(?)主人公・飛葉をおさえて圧倒的な票数を集めたのが、椎名さん扮するダンディなセカイ。特に女性票が多くを占めたが、その理由は「大切な人を守り抜くために身体を張ってたから。その手で触れていたときに表れる、大切な人を想う様子が愛おしそうだった」(20代・女性)、「大切な人を守る男らしさに胸きゅんした!」(20代・女性)との声が続々。一方、飛葉を推す声からはその見事なバイクアクションに心を掴まれた様子がうかがえる。「ユキ(深田恭子)に惚れちゃったときの素の表情とアクションシーンでバリバリにキメてるときのギャップに萌える」(20代・女性)、「大迫力のアクションが凄かった」(30代・女性)とのこと。演じた瑛太さんは、ジグザグ走行やガン・アクションなど高難度のアクションを見事にこなしているが、これまでの出演作から抱いてきたイメージを覆される人も多いのでは?さらに、それぞれに背負った“守るべきもの”のために闘うワイルド7にちなんで、「あなたの“守り抜きたい”ものを一つ挙げるなら何?」という問いをしたところ、「家族」という回答が圧倒的多数を占めた。家族との絆の大切さが特に多く叫ばれた今年の日本の世相を表すような結果となった。最後に、今回集まった男女カップルに「本作をデートムービーとしておススメする?」と質問したところ、7割以上の方が「はい」と回答。男性の方は、羽住英一郎監督率いる『海猿』チームのもと、大規模なセットで撮影されたド迫力のアクションにロマンを感じ、女性の方は揺るぎない魂をもったワルたちの闘う姿に惹かれたり、と男女それぞれ異なる視点で楽しめる作品となっている。『ワイルド7』は12月21日(水)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?ワイルドな瑛太にキュン!『ワイルド7』カップル限定試写会に30組60名様ご招待ワルが悪を裁く!『ワイルド7』ジャパン・プレミア試写会に25組50名様ご招待
2011年12月09日最新主演作『リアル・スティール』が本日9日(金)より日本公開されるヒュー・ジャックマンが、自身のブロードウェイ公演で85万ドル以上の寄付金を集めたことが分かった。現在、ヒューはニューヨークのブロードウェイで歌とダンスのワンマンショー「Hugh Jackman,Back on Broadway」に出演中。彼はエイズ撲滅キャンペーン「Broadway Cares/Equity Fights AIDS」に参加しており、観客に基金への寄付を呼びかけ、ステージ上で着用したTシャツのオークションを行う(落札価格は1万ドル以上)などして、3週間で85万7,740ドルを集めた。キャンペーン期間中で最高金額を集めたヒューは6日にマンハッタンのニュー・アムステルダム劇場で開催されたセレモニー「第23回ジプシー・オブ・ザ・イヤー(Gypsy of the Year)」で表彰された。今年、ミュージカル「努力しないで出世する方法」に出演したダニエル・ラドクリフも32万5,935ドルという高額の寄付金を集めて表彰された1人。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイの公演、劇団が中心となって行う秋期6週間のキャンペーンで今年は489万5,253ドルの寄付が集まったという。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© DreamWorks II Distribution Co. LLC■関連記事:12歳にして名優、ダコタ・ゴヨ『リアル・スティール』で見つけた新たな夢成長する“ダメ親父”に多数の女性が胸キュン!『リアル・スティール』試写会レポート宮迫博之&ゴリ、久々の競演で“息子自慢”バトル勃発?俳優、父親として…生き方すべてが格好いい男、ヒュー・ジャックマンの「真の強さ」芦田愛菜、キュートな笑顔で『リアル・スティール』続編の出演ゲット!?
2011年12月09日俳優の役所広司が12月8日(木)、都内で行われた主演作『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』の完成披露試写会に出席。この日は五十六が“苦渋の選択”として踏み切った太平洋戦争の開戦日。五十六の生まれ故郷である新潟県・長岡市では、日米の戦死者への慰霊と世界平和を祈る“冬花火”約300発が打ち上げられ、その様子が会場のスクリーンにて生中継された。次々と夜空を彩る花火に感激した役所さんは、「とても美しいですね。いまだ世界中で戦争がなくなったことはない。戦時中、そしていまも戦争で苦しんでいる方々の魂が安らかになれば」と神妙な面持ちだった。日米開戦に対して最後まで強硬に反対を唱えつつ、時流に抗しきれず、自らの手で戦端を切ることを余儀なくされた司令長官・山本五十六の苦悩と葛藤を『孤高のメス』、『八日目の蝉』の成島出監督が壮大なスケールで映画化。舞台挨拶には役所さん、成島監督を始め、戦争の気運を煽るマスコミに疑問を感じる新聞記者役の玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、益岡徹、袴田吉彦、五十嵐隼士、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、中原丈雄、中村育二、伊武雅刀、宮本信子、香川照之、長谷川康夫(脚本)という総勢20人が登壇し、思い思いに本作に込めたメッセージを客席に伝えていた。「新聞記者という新しい目線で、当時のことを見ていただけると思う」と語る玉木さんは劇中、五十六から“次の日本”を担うという役どころで「いま、日本に生きているすべての人が今後を担う存在。いま伝えなければいけないメッセージが詰まった作品なので、ぜひ広めてほしい」と熱弁。「将来の日本のために、何ができるのか映画を通して考えていただければ。あえて言います、構えて観てください」(柳葉さん)、「過去を知り、風化させないことにこの映画の意味がある」(阿部さん)、「いまこそ歴史をふり返るときが来た」(吉田さん)とアピールしていた。一方、五十六の妻を演じる原田さんは「軍人の妻として、本当の気持ちは言葉にできなかったはず。戦争は勝っても負けても幸せにはなれない。そんな気持ちを込めた作品」。宮本さんは五十六の姉を演じ「戦争はいやだと言えずに働く五十六の姿を、肉親として誇りに思い、見守った」と演じる上での心情を吐露。女性の目線からも描かれた本作の“夫婦愛”“姉弟愛”を訴えた。最後に、役所さんは「当時、日本を守るために戦った人たちが思い描いた心豊かな日本。いまの日本が果たしてそうなのか、時代と向き合い、ぜひ考えていただければ。最近は五十六を“ごじゅうろく”と読む若い人もいらっしゃるようですし(笑)」と日米開戦70周年の節目となったこの日、五十六という人物を後世に伝えるべく挨拶した。『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』は12月23日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実― 2011年12月23日より全国にて公開© 2011「山本五十六」製作委員会■関連記事:役所広司、山本五十六を演じ「どうして戦争が起こったのか考えるきっかけになれば」
2011年12月08日人気シリーズの5年ぶりの新作にして完結編となる『ALWAYS三丁目の夕日‘64』の完成披露試写会が12月8日(木)、都内で開催され吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇。現在妊娠9か月で来月出産予定の小雪さんにとっては、これが出産前に公の場に登場する最後の機会となったが、元気な様子を見せた。西岸良平の人気漫画を原作に、2005年に公開されてロングランヒットを記録した『ALWAYS三丁目の夕日』、その2年後に公開され前作を上回るヒットとなった『ALWAYS続・三丁目の夕日』に続く第3弾。東京オリンピック開催の昭和39年を舞台に、高度成長の真っ只中でも以前と変わらず人情味あふれる夕日三丁目の人々の喜怒哀楽を情感たっぷりに描き出す。小雪さんは夫役の吉岡さんに手を引かれて深紅のドレスで登場。腰痛のせいか壁に手をつきながらゆっくりと歩く姿が見られたが、客席の歓声に笑顔で応えるなど元気な様子を見せた。劇中では出産を体験しており「疑似体験でいい経験をさせてもらいました」とニッコリ。「自分以外のものを守ろうとする気持ちが自然に芽生えてきました。神様が決めた10か月という月日は、母になるための準備の時間なんだな思います。(撮影中に)想像でしかなかったのが、いまはリアルにひしひしと感じています」と改めて母親になる心境を明かした。予定日は映画の公開初日から2日しか離れていないこともあり、監督が「1月21日(土)に産んでほしい」と語ると「(客席の)拍手の音に反応しています」とお腹に手をやり微笑んだ。一方、「鈴木オート」ではついに今回、堀北さん演じる六子がお嫁に行くことに…。堤さんは「(第1作の)8年前から見てるわけで、その中での思いがあって…脚本読んだ時点でダメでした(苦笑)。現場では僕だけでなく、スタッフのおじさんたちも同じ気持ちだったと思う。(結婚シーンで六子の)隣にいる男を見るだけでフツフツと怒りがわいてきて、演技している気がしなかった」と“父”の思いを吐露した。堤さんの妻を演じた薬師丸さんも、娘同然の六子の結婚に「『えー?もういっちゃうの?』という感じで喜ぶというよりも悲しみをこらえて送り出す感じでした」と寂しそうに明かした。堀北さんは「次のステップに進むときに希望を持って行かなくちゃいけないけど、いままでの場所に置いていかなくちゃいけないものがたくさんありました。みなさんの目が『いっちゃうの?』という感じで(笑)、たくさんのお父さんたちに『いままでありがとうございました」と言う気持ちでした」とふり返った。本作ではビッグイベントとして東京オリンピックが描かれるが、もたいさんは「出演者の中で実体験で経験したのはおそらく私と三浦(友和)さんだけ。私は代々木でブルーインパルス(※五輪でアクロバティック飛行を披露した航空チーム)を見まして、本当に見事で感動しました。映画でもう一度みなさんに見てもらえるのは嬉しい」としみじみと語った。また、この日は前作に続き主題歌「グッドラック」を担当した「BUMP OF CHICKEN」の姿も見られた。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は2012年1月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年12月08日