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2ちゃんねるのある書き込みから生まれた実話を基にした、この秋注目のワーキング・エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。いま働いてる人、これから社会に出て働く人にエールを贈る本作が、公開に先駆けてこのたび、就職活動中の学生が情報交換をする日本最大規模の就活情報コミュニティサイト 楽天「みんなの就職活動日記」との画期的なコラボレーションを実現!ちょうど就職活動の始動となる10月にスタートした、今回のコラボレーションによって実現した特別企画とは、ずばり「就活の“限界”を超えるための自己診断テスト」。就職活動を想定した設問に答えていくと、映画に登場する、「没頭集中型」や「計画推進型」など9名のキャラクター別タイプの誰に自分が近いかを判定できる。劇中と現実を見比べながら、「いるいる!」と思わず共感してしまうポイントの多い本作だが、この診断テストで自分でも気づかないあなたの会社でのキャラが判明するかも?働いている人も就職活動中の人も、このテストで自己分析し、将来に向けた対策を立ててみては?『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月下旬、シネクイントほか全国にて公開。楽天「みんなの就職活動日記」■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月下旬、シネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:『わたし出すわ』試写会に25組50名様ご招待&『ブラック会社…』鑑賞券プレゼント小池徹平、撮影現場での品川の居眠りを暴露!田辺誠一は意外な“暗黒面”を告白疲れきったオフィスに癒しを…リラックマが『ブラック会社』と初映画タイアップ!小池徹平主演『ブラック会社に…』主題歌をリリー・フランキー率いるバンドが担当!劇中ではいじめに耐える小池徹平だが、品川が現場で垣間見たブラックな一面とは…
2009年10月14日国連児童基金(ユニセフ)は12日、世界中の子供の権利を向上させるべく活動を続けているオーランド・ブルームを親善大使に任命したと発表した。オーランドは2007年、ネパールの貧困地域にある学校を訪問したのを皮切りにユニセフの活動を支援していて、ロシアやボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボも訪問、衛生的な水の確保や教育の普及を目指すプロジェクトを視察してきた。ユニセフの親善大使には、これまでに故オードリー・ヘプバーンや、ロジャー・ムーア、ヴァネッサ・レッドグレーヴをはじめ、デヴィッド・ベッカムなど、芸能、スポーツの世界で活躍する人々が任命されている。オーランドは「子供たちのために、より良い世界を作っていくユニセフの活動と共に活動するのを楽しみにしています」とコメントを発表している。親善大使就任後の初仕事は、清潔な水の供給の重要性を訴える映像作品制作になるそうだ。2007年の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』公開後、スクリーンで姿を見る機会が途絶えて久しいオーランドだが、アメリカではクリスティーナ・リッチと共演した岩井俊二監督の短編が収められたオムニバス作『ニューヨーク、アイラブユー』が16日から公開予定。コリン・ファース共演の『Main Street』(原題)、マーク・ラファロ監督の『Sympathy for Delicious』(原題)も公開待機中。本業での活躍も楽しみだ。(text:Yuki Tominaga)写真は恋人のミランダ・カーと共にパリのCafe Rucを訪れた際のオーランド。© AFLO■関連作品:ニューヨーク、アイラブユー 2009年、全国にて公開■関連記事:オーランド・ブルームのハリウッドの自宅に空き巣!被害額は50万ドル?スカーレット・ヨハンソン、ドルチェ&ガッバーナの顔でミラノ・コレクションに登場
2009年10月14日8日夜に韓国で華々しく幕を開けた第14回釜山国際映画祭。日本からも数々の作品が出品する中、10日、累計410万部を突破した松本光司の大人気漫画を実写化した『彼岸島』の公式上映が行われ、主演の石黒英雄がキム・テギュン監督と共に舞台挨拶に登壇し、韓国の映画ファンから温かい歓迎を受けた。彼岸島と呼ばれる、吸血鬼と化した住人たちに支配された孤島を舞台に、絶体絶命の極限サバイバルを描く本作で、石黒さんは行方不明の兄を探しに島に赴く主人公・明を演じる。原作は日本のみならず韓国でも熱狂的な人気を呼んでおり、当日は深夜0時の開映にもかかわらず、ワールドプレミアには10代、20代の女性を中心に約1,000人が集結!司会が石黒さんの来場を伝えると歓声が沸き起こった。石黒さんはキム監督の母国でのワールドプレミアに敬意を表し、「はじめまして、石黒英雄です。今日は『彼岸島』のプレミアにお越しいただきありがとうございます。今夜は楽しんでください!」と韓国語で挨拶。約半年ぶりに再会した監督と撮影中のエピソードを語り、ファンの声援にも笑顔で応えながら「夜遅いけどみんな寝ないでね!」と呼びかけた。無事に海外映画祭デビューを飾った石黒さんは、「どんな舞台挨拶になるかすごく不安だったけど、お客さんがみんな本当に温かいですね」と感激した様子。また、日韓コラボの作品としては、ほかにも映画祭常連の是枝裕和監督による『空気人形』(現在公開中)が、主演のペ・ドゥナの地元で初披露とあって高い注目を集めていたが、同日の公式上映ではこちらも満席の興奮状態。現地入りした是枝監督を盛大な拍手が迎え、「全編が詩のようでとても感動的だった」などの感動の声が伝えられていた。『彼岸島』は2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼント是枝裕和監督&ARATAインタビュー喪失を乗り越えていく姿にある“何か”板尾&ARATA、カンヌでの居眠りを告白もペ・ドゥナが優しくフォローみずみずしく純粋な空気人形に、感情の素晴らしさを再確認『空気人形』ペ・ドゥナ『空気人形』インタビュー誰もが持つ“空っぽ”な感覚とそれを満たすもの
2009年10月13日TVドラマに映画に人気絶頂の2人、生田斗真と麻生久美子を主演に迎え、岡田ユキオ原作の人気漫画「MOTEL」の映画化作品として進行中の『シーサイドモーテル』。その一癖も二癖もある登場キャラクターたちを演じる珠玉の共演キャストの正体が明らかになった!今回発表となったのは、この9人!山田孝之、成海璃子、玉山鉄二、柄本時生、温水洋一、古田新太、小島聖、池田鉄洋、そして山崎真実という主役級の豪華顔ぶれだ。彼らが演じるのは、生田さん、麻生さん同様、海なんかどこにもないのになぜか「シーサイド」と名づけられたモーテルの各部屋に集まる男女。何やら荒れた様相の202号室に暮らすのは、山田さん扮する借金を踏み倒したギャンブラー・朝倉と成海さん扮するその女・二宮。ここへ、玉山さん演じる朝倉の幼なじみの借金取り・相田にその部下、チー坊(柄本)そして謎の男・ペペ(温水)が姿を現す…。今回カップルを演じる山田さんと成海さんは、「ストーリーもキャラも共演者たちも面白いし、監督もすげーオタクっぽいし、これは面白くなるんじゃないかと思って参加を決めました!」(山田さん)、「共演者の方が面白い人ばっかりで、すぐに仲良くなれました」(成海さん)と楽しげなコメント。玉山さんも「キャラの濃い人が出てくるので、そんな中で僕も負けないで頑張っています」と意気込みを感じさせる。さらに、203号室には古田さん演じるED気味のスーパーの店長と小島さん演じる欲求不満の若妻。104号室には、山崎さん扮するキャバクラ嬢と池田さん扮する常連客という、異色のカップル。「現場が楽しそうだなと思ってたら、聖ちゃんと二人きりでした」と漏らすのは古田さんだが、キャスト一同からは現場も作品も「楽しい!」との声が続出。果たして、どんなアンサンブルを見せてくれるのか、期待は膨らむばかり。『シーサイドモーテル』は2010年、全国にて公開。■関連作品:シーサイドモーテル 2010年、全国にて公開© 2010「シーサイドモーテル」製作委員会■関連記事:生田斗真と麻生久美子がモーテルの一室で怪しいクリームを…?旬な2人が魅惑の共演!
2009年10月13日松山ケンイチ、堀北真希主演で贈る『誰かが私にキスをした』の製作発表記者会見が10月11日(日)に都内で開かれ、堀北さんとハンス・カノーザ監督が出席した。『カンバセーションズ』で2005年の東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞したカノーザ監督の手による本作。インターナショナル・スクールに通う女子高生が記憶を失ったことから始まる本格ラブストーリーで、この主人公の女子高生・ナオミを掘北さんが、彼女が想いを寄せるミステリアスな先輩役を松山さんが演じるのに加え、ナオミを優しくサポートする同級生をNEWSの手越祐也が、そして彼女の目下の恋人である男を『ターミネーター4』などハリウッドの話題作に出演し注目を集めるアントン・イェルチンが演じる。堀北さんは「この映画は、いままで自分が経験してきた方向とは全く違う角度からお芝居を眺めたり感じたりしながら撮影した作品でした。セリフに英語があったりと、撮影中の数か月間は私にとって挑戦の毎日でした」と充実した表情でふり返った。監督とのコミュニケーションについて「言葉の壁はありましたが、互いに言葉を教え合ったりしながらコミュニケーションが取れて楽しく撮影できたと思います。監督は照れてなかなか日本語をしゃべってくれませんでしたが『お疲れ様でした』だけは言ってくれました」と言うと、監督は日本語で「ガンバリマス(笑)!」。また、松山さん、手越さん、そしてアントンとの共演に話が及ぶと「松山さんとは何度か共演していたので遠慮なく言い合ったりしながら演技ができたと思います。手越さんとは初めて仕事をさせていただいたのでちょっと緊張したのですが、仲良しという設定だったのでなるべくラフに付き合うようにしていました。アントンは私の一つ年下なのですが、すごくかわいくて、色んな話をしてくれて楽しかったです」と明かしてくれた。監督は「日本の映画やドラマをたくさん見ていく中で、堀北さん、松山さん、手越さんのことを恋に落ちるくらい好きになり、一緒に仕事がしたいと思うようになった」と語り、「堀北さんをキャスティングしたいと思ったのは、何より彼女が国際的なスターになれると思ったから。この作品はまず日本のお客様に、それから世界中の方々に観ていただきたいと思っています」と力強く語った。『誰かが私にキスをした』は2010年3月、全国にて公開。■関連作品:誰かが私にキスをした 2009年3月、全国にて公開© 2009「誰かが私にキスをした」製作委員会
2009年10月13日みなさん、こんにちは!だいぶご無沙汰してしまってごめんなさい。この数週間、私は仕事のためロサンゼルス、ボストン、そしてニューヨークを訪れていました。さて「ナチュラル・アンド・オーガニック・コンベンション」に出席したボストンでは、トム・クルーズとケイティ・ホームズ夫妻、そして愛娘のスリちゃんに出くわさないかと期待していました。というのも、トムはキャメロン共演の新作『Wichita』(原題)の撮影のため滞在していたから。トムとキャメロンが共演するのは『バニラ・スカイ』以来のことですが、当時、トムはまだペネロペ・クルスと付き合っていたことを考えると、それからどれだけ経ったことか…。あの頃はケイティの影はなく、もちろんスリちゃんが生まれてくる前の話ですからね。ボストンで撮影されているこの作品はアクション・コメディ映画で、来年の7月に全米で劇場公開されます。主人公は、小さな街で暮らす女性(キャメロン)と、偶然出会った謎めいた男性(トム)。この運命の出会いが2人をめまぐるしい世界への旅へと導きます。また、N.Y.にいる間、何の映画かは分かりませでしたが、いくつか新作映画が撮影されているところを見かけました。私はマンハッタンのアッパー・イーストサイドにある友人の家に泊まっていたので、大好きなドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(「SATC」)の続編映画、『SATC2』の撮影に出くわさないか、期待していたのですが、残念ながら会えませんでした。映画はまだまだN.Y.で撮影中のようようで、全米で公開されるのは来年の5月28日です。どうやらカメオ出演でヴィクトリア・ベッカム、おまけにマイリー・サイラスも出演するとのうわさですよ。あと、もしうわさが本当なら、ライザ・ミネリがウェディング・シーンでビヨンセのヒット曲「Single Ladies」を歌うとか!それは楽しみですね。あともう一つ「SATC」から、ミスター・ビッグ役のクリス・ノースのおめでたいニュース。先日、彼は長く付き合ったガールフレンド、タラ・ウィルソンと結婚しました。2人は「Cutting Room」という、N.Y.にあるクリスのバーでタラが働いていたのをきっかけに出会いました。タラは27歳、クリスは54歳!2人の間にはオリオンと名づけられた1歳8か月の赤ちゃんがいますよ。さて、最後はもう一つ注目の映画の話題、マライア・キャリー主演の新作です。この作品の批評やレビューを聞いたところによれば、マライアは素晴らしい仕事をやり遂げたようです!作品のタイトルは『Precious』(原題)で、マライアはソーシャル・ワーカーを演じたのですが、これが見事に変身しているのです。彼女のトレードマークでもあるセクシーな衣裳やヒール靴はどこにも出てきませんし、マライアはほとんどノーメイクで出演しています。マライアにとってはかなり大きな転機となったであろう本作ですが、美貌に関してはうるさい本人も、この役は自分のコンプレックスと向き合うことができた、とても貴重な体験だと話しています。「自分を醜く見せることで、監督は、自意識過剰であることを見直すチャンスをくれたし、それこそ監督が私にくれた贈り物」とふり返るマライア。このインディペンデント映画が多くの注目を集めてきていることを嬉しく思います。劇場公開は11月、大ヒットになりそうですね!(text:Lisle Wilkerson)© Rex Features/AFLO■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 (原題) 2010年6月、全国にて公開■関連記事:『SATC』のミスター・ビッグ、5年越しの恋人とついに婚約【ハリウッドより愛をこめて】ホイットニー7年ぶりの復活ライヴに潜入!『セックス・アンド・ザ・シティ』続編がニューヨークでクランクイン!【ハリウッドより愛をこめて】「SATC」にケイティ・ホームズが参戦!?ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリー
2009年10月13日『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ』などのヒット作を手がけてきた名匠ロバート・ゼメキスが、チャールズ・ディケンズの不朽の名作を映画化したクリスマス・ムービー『Disney’s クリスマス・キャロル』。公開に先駆けて、10月10日(土)、東京国際フォーラムにて日本一早いクリスマス・ライブ「THE BASIC’S Special Live-Christmas Songs-」が行われ、歌姫JUJUが本作のイメージソングを初披露した。このライヴは、毎年10月10日(ジュジュの日)にJUJUが行っているライヴ「ジュジュ苑」とCS放送の人気音楽チャンネル「MUSIC ON! TV」のコラボレーションで実現したもの。JUJUに加え、BoA、BONNIE PINK、JAY’EDなどの人気アーティストが集結し、おなじみのクリスマス・ソングやヒット曲を披露した後、アンコールでJUJUがイメージソング「PRESENT」を歌い上げた。作品にちなんで「どんなに頑なな心を持った人でも、未来は変えられると、私もそう信じてます」と語るJUJU。「実は、毎年のクリスマスは仕事で、カップルのために歌うことばかり。でも歌を聴いた人に幸せになってもらえることが私の幸せです。みなさんに素敵なクリスマスが訪れますように!」と一足早いクリスマス・メッセージを贈った。さらに、エンディングには、本作のストーリー・メッセンジャーを務める女優の福田沙紀も登場し、クリスマスに向けて「機会があれば彼氏と過ごしてみたい。『クリスマス・キャロル』のように温かく、盛大なクリスマスを祝ってみたいです」と意気込みを語った。最後には、JUJUと参加アーティスト全員で舞台上に現れた巨大クリスマス・キャロル・ツリーに希望の灯りをともし、クリスマス気分を観客5,000人と一緒に満喫し、感動のうちに幕を閉じた。『Disney’s クリスマス・キャロル』は11月14日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:スカーレット・ヨハンソンに会える権利がチャリティ・オークションに出品これで未来も明るい!?『クリスマス・キャロル』“スクルージ金運UP!?”人形を5名様プレゼントジョニー・デップ『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作に出演決定2年間で3度目!ショーン・ペン夫妻がまた離婚を申請
2009年10月13日アンジェリーナ・ジョリーが、シャーリーズ・セロンの降板を受けて新作スリラー『The Tourist』(原題)のヒロインを演じることになりそうだ。「The Hollywood Reporter」誌によると、『The Tourist』はシャーリーズが自身の主演作として長期間携わってきた企画だが、先週、バラット・ナルリ監督の降板劇があり、続いてシャーリーズも手を引くことになったという。『The Tourist』はソフィー・マルソー主演の2005年のフランス映画『アントニー・ジマー』のリメイクで、アンジーが演じるヒロインは、国際的犯罪者となった元恋人を追うインターポールの捜査官。ヨーロッパを舞台に、犯人をおびき出すためにアメリカ人旅行者の男性をオトリとして利用するというストーリーだ。一時、トム・クルーズが関心を示していたという旅行者の男性役には、『ターミネーター4』で脚光を浴び、12月公開のジェームズ・キャメロン監督の新作『アバター』に主演するサム・ワーシントンがキャスティングされている。(text:Yuki Tominaga)写真は先日、シリアのイラク難民の元を訪れた際のアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。© Getty Images/AFLO■関連作品:アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:たった数分で圧倒される映像世界…年末最大の話題作『アバター』予告編が解禁!J・キャメロン最新作『アバター』画像がついに解禁!水槽に横たわる生物は何者?世界で最初の目撃者に!『アバター』特別3D映像上映イベントが全世界で同時開催
2009年10月13日釜山国際映画祭(PIFF)の今年の目玉作品である『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』。9日のレッドカーペットと公式記者会見に続き、木村拓哉、イ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットの主演トリオが、10日午後、海雲台ビーチのPIFF屋外ステージに登場、トークショーを行った。「親しい友人であるイ・ビョンホンと8月に会ったときに『釜山にぜひ来てほしい』と個人的に誘われたのでやって来ました」と今回の釜山訪問が、ビョンホンの招待に応じたものであると明かした木村さん。「昨夜はビョンホンの部屋で、ジョシュとビョンホンと腕を交差させて何度乾杯をしたか分かりません」と、3人の絆の強さついて語った。ジョシュも「2人の親友を得られたことも含め、自分にとってこの作品は最も印象に残るものとなりました。撮影は大変だったけれど、拓哉とビョンホンのおかげで乗り越えられた。感謝しています」と、熱い思いを告白。ビョンホンは、「ホスト役の僕としては、彼らが釜山に来てくれて本当に嬉しい。冷え込む中、徹夜で最前列を確保した人には申し訳ないけれど、ステージの裏から観ている人たちは、ジョシュの素敵なお尻を見られて、ラッキーだと言っていますよ」と笑わせるなど終始ご機嫌。ファンからの「SMAPは韓国でコンサートをやらないのですか?」という質問には「きっと実現しますよ」とビョンホンが先に答えると、木村さんも「今回の釜山入りを実現させてくれた彼がそう言うのなら」と、近い将来のコンサートを約束。木村さんが最後にファンへのメッセージとして「ようやくこの言葉が言えます。サランヘヨ(愛しています)」と言うと、会場の興奮は最高潮に達した。(text:Ayako Ishizu)『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』DVD豪華版(初回限定生産)価格:\5,985(税込)『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』DVD通常版価格:\3,990(税込)『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』ブルーレイ価格:\4,935(税込)発売・販売元:エイベックス・エンタテインメント発売日:1月13日(水)公式サイト:■関連作品:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographer第14回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:スター勢揃いで釜山国際映画祭開幕! オープニングはイケメン大統領チャン・ドンゴンダウンタウン松本絶叫「殺人予告の人かと…」監督第2作『しんぼる』公開!【どちらを観る?】ビョンホンの“ワル”なスマイルが光る、夏のアクション2大作何発撃たれた?キムタク&ビョンホンのサイン入りグッズが当たるカルトクイズ!キムタク、ビョンホン&ジョシュとの共演は「悪ガキ3人の空間」単独で初日舞台挨拶
2009年10月12日実在の希代の詐欺師が起こした結婚詐欺事件を元に作られた『クヒオ大佐』が10月10日(土)に公開を迎え、主演の堺雅人、松雪泰子と吉田大八監督を迎えて舞台挨拶が行われた。堺さんは現在、新橋で上演中の舞台に出演しているが「共演者の俳優たちに『おい堺、渋谷にお前のものすごい大きな(本作の)ポスターが貼られてるぞ』と教えられました。今日はぜひ、それを見て帰ろうと思います」と挨拶。そのポスターはクヒオ大佐が騙した3人の女性たちに囲まれ笑顔で座っているという構図になっているが、このモテモテ男を演じてみての感想を尋ねると「最初にいただいた原稿(初稿)の段階では、中年男の悲哀があり、“美し悲しい”物語として男の体臭、息遣いが生々しく感じられたんです。それが稿を重ねるごとに少しずつ臭いが消え、空虚になっていったような気がします。いまでも『(クヒオとは)一体何だったのか?』とつかみどころがないですね」と語った。実際に完成した作品いについては「(演じているときは)フワフワとして不安でしたが、観てみるとそのとらえどころのない感じがうまく機能してると思いました」とホッとした表情を見せた。吉田監督は、その堺さんについて「堺さんが取材で『現場が不安で苦しかった』とおっしゃっていたそうで、それを見た友人から『堺さんに何をしたんだ?』ってメールが来まして…。僕は和気あいあいと進めていたつもりでしたが、分かり合えてなかったのかな…」とネガティブ発言。堺さんが慌てて「和気あいあいとしてましたよ!決して殺伐とはしてませんでした」と慌てて打ち消す一幕も。松雪さんは、クヒオに騙される弁当屋の女社長・しのぶを演じたが、作品について「シュールである意味、ファンタジー。おかしな人たちが真面目に突っ走っていて、面白いと思います」と述べ、かなり多い入れに深い作品となったよう。撮影の思い出を尋ねると「楽屋で堺さんがドリフのDVDをずっと見てたのが印象に残っています」と語り、堺さんも思い出したように「あぁ、見てましたね(笑)。全然関係ないですけど、ずっと見てました」と笑ってふり返った。監督と堺さんからは「初日の最初のシーンの松雪さんの表情を見て『ああ、これがしのぶなんだ』と思いました」と絶賛の声が。松雪さんに、しのぶはクヒオのどんなところを好きになったと思うか?と尋ねると「鼻ですかね…(笑)?」という答えが。堺さんはこの答えに「鼻なんだ!?」とかなり驚いた表情を見せた。最後に堺さんは「最近また結婚詐欺の被害が増えているということですが、みなさん、どうかお気をつけください」と観客に呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『クヒオ大佐』は渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:クヒオ大佐 2009年10月10日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『クヒオ大佐』製作委員会■関連記事:堺雅人「人は恋に落ちるときは落ちる!」独身女性200人に“クヒオ大佐流”恋愛伝授変わりやすい?女心と秋の空vol.3女の“騙されたい”心理炸裂『クヒオ大佐』堺雅人&松雪泰子登壇!独身女性限定『クヒオ大佐』試写会に80組160名様ご招待堺雅人が希代の結婚詐欺師に!『クヒオ大佐』試写会に10組20名様をご招待堺雅人、モテモテ結婚詐欺師『クヒオ大佐』美女に囲まれた写真初公開!
2009年10月11日藤沢周平の時代小説を映画化した『花のあと』の完成報告会見が8日(木)に開かれ、主演の北川景子に甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎、國村隼、柄本明に中西健二監督が出席した。美しい着物姿の北川さんを始め一同、和の装いで登場!時代劇初挑戦で藤沢作品に主演となった北川さんは「元々、藤沢先生の作品は大好きでした。ファンの多い作品であり『自分でいいのか?』という思いもありました。藤沢作品への出演は全ての俳優にとって憧れですし、しかも今回は女性が主人公ということで、自身と誇りを持って演じました」と堂々のコメント。撮影前から6か月にわたって所作の先生について学び、茶道や華、そして剣術シーンのために殺陣の練習も積んだというが「所作の先生が厳しい方で『同じことを何度言わせるの?』と怒られ泣いてしまったこともありました。殺陣の練習は楽しかったです」とふり返った。甲本さんは、北川さん演じる以登を優しく見守る許婚の才助を演じた。以登は才助という婚約者がいながら、一度剣を合わせただけの孫四郎(宮尾さん)に心惹かれ、孫四郎の死後、その謎についての調査を何と、才助に頼む。これについて甲本さんは「普通、別の男について調べてくれってありえないですよね。『ウソー?』って感じです(笑)。僕だったら(別の男のところに)行かせないですけど…」と複雑な心境を吐露。本作で悪役に挑戦した勘解由(かげゆ)役の亀次郎さんは「(同じ藤沢作品が原作の)『武士の一分』の(坂東)三津五郎兄さんの演技をお手本にしました。悪役は大抵、いい人がやるとうまくいくと言いますが、まあまあいい仕上がりになっていたので『いい人でよかったなあ』と思ってます(笑)」とユーモラスに自身の演技について語った。先日、宮尾さんと北川さんの関係が一部マスコミで報じられたこともあり、その言動に注目が集まったが、2人は何ら気にすることなく隣同士で腰掛けていた。北川さんは普段はバレエの世界で活躍する宮尾さんについて「生の舞台で一発にかける集中力、エンターテイナーとしての才能を目の当たりにして勉強になりました。とても尊敬しています」と笑顔でコメント。宮尾さんは「慣れない現場で、気軽に話しかけていただきました。実際の殺陣では、2回も面をとられてしまいました」と“完敗”を明かした。この日、最も会場を沸かせたのは、柄本さん&國村さんのベテランコンビ。父親役を演じた國村さんが北川さんについて「以登の持つ、凛としていて、かつ内から匂い立つような女性らしさ、色気を備えている。撮影の後はすごくさばさばしていて『誰?』と思うようなときもあった」と明かすと北川さんは「内緒にしてたのに…」と苦笑い。一方で柄本さんは「実は今日、(北川さんに) 初めて会ったので…」と正直に明かし、撮影についても「よく覚えてないです。というか僕は國村さんと囲碁を打ってただけで、何でこの場にいるのか分からない」、「囲碁のこともよく知らないんですよ」とあけすけに語り会場を笑いに包んだ。『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開■関連記事:北川景子主演の時代劇の主題歌に一青窈が決定!藤沢周平作品は3度目北川景子が藤沢周平原作『花のあと』で時代劇初挑戦!女剣士役で殺陣も自らこなす
2009年10月10日映画『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の初日舞台あいさつが10月10日(土)、東京・TOHOシネマズ日劇スクリーン2で行われ、主演の藤原竜也、香川照之らが出席した。漫画家、福本伸行による累計1,300万部突破の人気コミックの実写映画化で、その日暮らしの自堕落な生活を送る26歳の青年・カイジ(藤原さん)が、友人の借金の保証人になっていたせいで背負った多額の借金返済のため、人生の逆転を賭けて数々のゲーム挑む姿を描くサバイバルストーリー。劇中にちなみ、初めての給料の使い道を司会者から聞かれた藤原さんは、「15歳くらいだったと思いますが、(所属事務所の)ホリプロから少量の金額をもらいました。母親に少し渡して…あとは好きなものを買ったと思います。15の夏だったかなぁ」と懐かしげ。宝塚歌劇団出身の天海祐希は「19か20のときだったと思います。何も買っていないですね、貯金しちゃったんです」と答えつつ「宝塚ってアルバイト禁止なので親の仕送りをしてもらっていて、初任給をもらったときに金額を見て『もう結構です』と大見得切って仕送りを止めてもらったんです。でも1か月分だと思っていた金額が3か月分だと後から分かり、『しまった!』と思いましたが、そのままやりくりしました」と苦い思い出を吐露。さらに香川さんは、回答から脱線して「俳優になる前、TBSの緑山スタジオで2か月間、ADのアルバイトをしていて、すごく大変でみなさんからものすごい怒られていました。コードを巻いたりお弁当を配ったり…。僕の後に、のちの行定勲監督が入ってきて、僕はどうもデカい顔して弁当の配り方とかを行定監督に教えていたらしいんです。キッチリ復讐されましたけど」と意外なエピソードを告白。会場を大いに沸かせた。一方で続編の話題に、カイジを苦しめる狡猾な男・船井を演じた山本太郎は「僕の撮影は1日半くらいで終わってしまったので、次はもっと長く出たい」とおねだり。今作で映画初監督を務めた佐藤東弥監督は「また僕をご指名いただけると…」と今作への思い入れタップリの様子。すかさず香川さんから「次はねぇ、(東弥監督の実父の)佐藤純彌さんに決まっているらしいよ」とツッコミを食らったが「いや別の大作が控えていますから」と笑顔で切り返していた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会■関連記事:天海祐希、“結婚”に関する問いを力技で封印?「逆転など必要ない!」
2009年10月10日映画『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』の初日舞台あいさつが10月10日(土)、東京・TOHOシネマズ シャンテで行われ、主演の松たか子、浅野忠信が夫婦愛について語った。今年生誕100年を迎えた文豪・太宰治の同名短編小説をベースに太宰の他作品の要素も盛り込んだオリジナルストーリーで、借金を重ね、愛人と心中未遂を起こすなど破滅志向のある小説家・大谷(浅野さん)と、彼を逞しく支え続ける妻・佐知(松さん)の夫婦愛を描く。第33回モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞している本作。夫の浮気に耐える佐知の生き方について、司会のフジテレビ軽部真一アナウンサーから感想を求められた松さんは「特にお薦めはしません。人それぞれの人生があり幸せがあると思いますし、みなさんが嫌な思いをしなくてもいい。無理に押し付ける気はさらさらないです」と苦笑い。観客の笑いを誘いつつ「当たり前のことですが、自分なりの幸せを考えるきっかけになれば」と上手にまとめた。隣で肩を揺らして笑っていた浅野さんは、大谷の生き方について「さらさらお薦めできないです」と観客を盛り上げながら、「男としてこういうことをしてみたくなることはある、と共感できましたが、こんなに大っぴらにできるのかな?と思うことが多々ありました。こっちかこっちと、どちらか選ばないといけない状況に立たされたとき、大谷は大体危ない方を選ぶんです。それをあるときはやってみるべきなのかな?と思いました」と浮気願望(?)を口にした。一方、大谷の愛人・秋子を演じた広末涼子は劇中で見せる自身の丸メガネ姿に「丸メガネが色っぽいと言われたんですけど全然理解できなくて…。堤(真一)さんがそう言ったんですが…」と首を傾げ、堤さんに問いかけ。観客、共演陣らが爆笑する中で堤さんは「深い意味はなかったんですよ、役の雰囲気がよく出ていて素敵だなーって」と釈明し、「日常から女性に丸メガネをかけさせているということではない?」という軽部アナのツッコミに「そういう趣味ではないです」と汗を拭う一幕も。ほかに、佐知に好意を寄せる青年・岡田役の妻夫木聡は「本当にピュアな青年で、そこをどう出したらいいかと考えて、子犬のようなイメージで演じました。キャンキャン鳴く感じですね」。佐知が働く飲み屋の女将・巳代役の室井滋は「根岸(吉太郎)監督から『東北の出身という設定なのでなまってもらいたい』と言われ、なまったら『なまり過ぎです』と言われました」。巳代の夫・吉蔵役の伊武雅刀は「根岸監督と二十何年ぶりに2本目の仕事をしましたが、この監督は粘る!」と、それぞれに撮影をふり返った。最近、太宰の墓参りをしたという根岸監督は「墓の中から、おれをダシに賞が獲れてよかったなという声が聞こえたので、すみませんと謝ってきました」と朗らかに語っていた。『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送■関連記事:【どちらを観る?】太宰のイメージを裏切る二作『ヴィヨンの妻』&『パンドラの匣』変わりやすい?女心と秋の空vol.1『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』松たか子、夫婦像について意味深な感想「常識で線を引かずに自由でいいかも」『ヴィヨンの妻』モントリオール監督賞受賞で浅野忠信、松たか子からも喜びの声が到着根岸吉太郎監督『ヴィヨンの妻』がモントリオール映画祭で監督賞受賞!
2009年10月10日8日夜、釜山国際映画祭が華やかに開幕した。海雲台ヨット競技場での開幕式には、イ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネット、松本人志、ソ・ジソプ、イ・ミンホ、審査委員長のジャン=ジャック・ベネックスら、多くのスターや監督が参加。14回目となる今年のオープニング作品は、チャン・ドンゴン主演の『Good Morning President』。3人の大統領の悩みを描くコメディで、ドンゴンの韓国映画への出演は実に4年ぶり。ドンゴンが見せるコミカルな演技に大観衆が大きく沸いた。記者会見でドンゴンは、「釜山のオープニングを飾れてとても光栄です。いままでコメディに出演したことがなかったので、ぜひ挑戦したかった。撮影をとても楽しみました」とふり返った。監督・脚本は、『トンマッコルへようこそ』などの人気脚本家チャン・ジン。演劇界出身で、そのユーモアあふれる作風から韓国の三谷幸喜とも言われている監督は「政治的な映画ではないが、私が少年時代を過ごした70年代は軍事政権時代で、大統領のコメディなど考えられなかった。いまは良い時代だと思う。今年亡くなった2人の大統領にも観てもらいたかった」と語った。キム・ドンホ映画祭委員長は「チャン・ジン監督の才能に加え、不況なので、明るい作品で映画祭を盛り上げたかった」と『Good Morning President』(原題)をオープニングに選んだ動機を語った。チャン・ドンゴンが演じるのは、妻を早くに亡くし、子育てに奮闘するイケメン独身大統領。尊敬する前大統領の娘(チャン・ジェヨン)にほのかな思いを寄せたり、瀕死の一般市民のために自分の腎臓を提供するか否かで悩んだりという、人間味あふれる役どころだ。香港の記者から、「あなた自身も独身生活が長くて、淋しくはありませんか」という質問には「普通の独身男性と同じように、淋しいときもありますが、そんなに深刻に悩んではいませんよ」と笑っていた。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第14回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:ダウンタウン松本絶叫「殺人予告の人かと…」監督第2作『しんぼる』公開!
2009年10月10日TV番組「エチカの鏡」や著書で、その創意工夫あふれる育児法が話題となっている、“脳科学おばあちゃん”の愛称で知られる久保田カヨコさんが、ついに公開を迎える『ATOM』について絶賛のコメントを寄せている。自身の子育てから編み出した独自の幼児教育方法がTVや書籍で紹介され、注目を浴びている久保田さんだが、実は手塚治虫の原作漫画「鉄腕アトム」の大ファン。息子さんにアトムの名をもじって「求(もとむ)」という名前をつけたというほどの熱の入れようだった。映画について「私は昔の単行本時代からアトムに親しんできたので、かつてを懐かしむ気持ちで観ました。美しいCGで表現された『ATOM』には新しい時代の息吹を感じます。大人は懐古的に、子供は全く新しい物語として観てくれればいいと思います。子供は子供の感覚でアトムを感じ、自分の中で新しい世界観を創っていくでしょう。大人は黙って子供と共にアトムとの出逢いを楽しめばよいのです。どこかに感動の接点を見つけられたら素敵ですね」と子供の教育という観点を交えつつ、感想を語っている。本作に関しては、公開直前に行われた親子での試写会のアンケートでも大人、子供を問わず5段階評価の最上位「とてもよかった」という答えが最も多く「漫画をもう一度読んでみたい」という声や「大人も子供も楽しめる」、「親子愛を見直すきっかけとなった」といった感想が多く寄せられているという。久保田さんも『ATOM』の物語、テーマについて「子供が成長する過程で物語に触れるたびに感動が更新される。アトムと共に自分の歴史を追体験できるところが素晴らしい」と絶賛している。公開後、どの世代が映画館に足を運ぶか注目だが、今回の映画化は、手塚治虫の生み出した国民的ヒーローが次に世代へと繋がっていくきっかけともなりそうだ。『ATOM』は10月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:ATOM 2009年10月10日より全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:役所広司「お風呂でいつもアトムヘア!」ASIMOもアトムの祝福に駆けつける『ATOM』上戸彩インタビューアトムに続いて声を演じてみたいキャラクターは…上戸彩つながりで誕生!『ATOM』×ソフトバンク“白戸家”が究極のコラボCM制作上戸彩&役所広司も来場!『ATOM』ワールドプレミア試写会に5組10名様ご招待上戸彩、等身大以上アトムに驚愕『ATOM』アフレコ公開「甥っ子と一緒に観たい」
2009年10月10日日本ホラー界の匠、清水崇が3年ぶりの新作として贈る、日本初のデジタル3D実写長編映画『戦慄迷宮3D』。先月開催された、第66回ヴェネチア国際映画祭のワールドプレミアでの1,000人を超える観客の熱狂が記憶に新しいが、迫る10月17日(土)の全国公開を前に、10月10日(土)から12日(月・祝)までの3連休に、全国のワーナー・マイカル・シネマズ3D劇場全館(40劇場40スクリーン)にて、本作のフッテージ映像が無料で独占一斉上映されることが決定した。上映されるのは、先のヴェネチア国際映画祭で世界で初めて上映された“ワールドプレミア3Dフッテージ”よりも3分長い、7分間の【完全版】。ワーナー・マイカル関係者も、この新たな試みについて「この映画の怖さと面白さが凝縮されていて、たった数分間の映像でもヴェネチアの観客たちを驚愕させたという素晴らしいフッテージ。その一端だけでも一足早くご覧いただければ、公開に向けて期待が大きく膨らむことは間違いないでしょう」と期待を寄せている。この3連休、まだ予定が立ってない方、もしくは新しい刺激を求める方は、ぜひ劇場で新感覚を先取りしてみては?『戦慄迷宮3D』は10月17日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。「3Days×3Dimension」開催日時:10月10日(土)・11日(日)・12日(月)会場:全国ワーナー・マイカル・シネマズ3D劇場※入場券は開催当日劇場にて配布します。詳しくはワーナー・マイカル・シネマズ各劇場まで。■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009■関連記事:『戦慄迷宮3D』柳楽優弥インタビュー「お化け屋敷はM・キャリーに誘われてもノー」『戦慄迷宮3D』世界配給決定!柳楽優弥は映画祭よりも観光で海外に行きたい?清水崇ティーチイン付き!『戦慄迷宮』3D特別試写会に5組10名様をご招待清水崇、アジア代表でヴェネチア入りジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!『戦慄迷宮3D』撮影快調!柳楽優弥「暗いところは本当に怖い…」
2009年10月09日あの走り屋たちが帰ってきた!シリーズ第4弾となる『ワイルド・スピード MAX』で、2001年のシリーズ1作目以来となるオリジナルのメンバーが再び集結、激しいカー・バトルが繰り広げられる。第1作ではL.A.警察の潜入捜査官として愛車のハンドルを握った、ポール・ウォーカー扮するブライアンは、紆余曲折を経て、本作ではFBIの捜査官に“出世”。自身もまた本シリーズを通じて俳優としてキャリアアップを果たしてきたポールにとって、この作品はどのような存在なのか?公開を前に話を聞いた。「“原点”を何より大切にした」シリーズを重ねるということはすなわち、いままで以上のものを求められることを意味するが、ズバリ今回、ポールがこのシリーズに戻ってきた理由は?「まず何より、今回の作品は真の意味で第1作目の続編だと言えるから。僕は2作目には出たけど、ヴィン(・ディーゼル=ドミニク役)がいなくてファンはがっかりしたし、3作目は僕がいなかった。ここ数年、いろんな人に『何で戻ってこないんだ?』って言われたよ。オリジナルのメンバーがようやく揃う、そしてそれを期待してくれるファンがいる――。『やらない』なんて選択肢は存在しなかったよ」。この言葉通り、強い思いと共に待望の最新作に挑んだことは疑いないが、同時にポール自身、気負うことなく落ち着きをもって撮影に臨んだようだ。「大切にしたのは、何より原点に忠実であること。このシリーズで大きく成長させてもらったことは間違いないけど、作品の核とも言うべき部分を忘れずに、ことさら自分たちをかっこよく見せようなんて思わずに臨んだよ。確かに僕らは以前と比べて年もとったし、少しは賢くなって、そうした部分は映画に反映されているかもしれない。でも僕がこの作品で何より好きなのは、第1作でも描かれている家族愛や兄弟愛といったところなんだ。この4作目でその原点に戻ったと言えるね」。もちろん、激しいカー・アクションは健在!実際の撮影で、危険な目に遭ったことは?「いっぱいあったさ!僕は自分に対する競争心が強いんだ。ドリフト走行のシーンで、カメラとギリギリの距離で車を止めることを要求されるんだけど、監督が『10フィートで』と言えば、それは僕にとって5フィートを意味するのさ(笑)。それが次のテイクでは2.5フィートになるんだ。それから、ABS(オートブレーキシステム=自動制御装置)も使わない方が画としてはよりダイナミックな良いものが撮れる。結構きわどい瞬間が何度かあったね(笑)」。話題が車になると、目をキラキラと輝かせながら…そしてファンにとって何より嬉しいのが、ブライアンとドミニクの再会&最強のコンビの復活!劇中では真逆の性格の2人だが、実際のポールとヴィンの関係はというと…。「真逆さ(笑)。僕は生まれも育ちも西海岸で、彼は東海岸。何でこんなにウマが合うんだろうね?彼の私生活、それから仕事に対する姿勢を見てもどうしても彼という人間がつかめない…ミステリーだよ。人物観察という意味ですごく面白いんだ。逆に彼も、僕のことをそういう風に見てるフシがある。あるがままの自然な自分であるだけで、互いに刺激を与え合ってるんだ。『なぜ?』っていうのは考えないようにしてるよ。格言にもあるけど、良いものをあれこれとこねくり回して分析することで壊したくはないんだ」。先ほどのアクションシーンについての答えにもあるように、ポール自身、かなりの車好き。劇中、ブライアンはレースに参戦するために3台の車を選択するが、もしポールが選ぶとすれば?そう尋ねると、目を輝かせながら、興奮気味に答えが返ってきた。「来年の頭あたりにポルシェの新作が発売されるから、それはぜひ押さえておきたいところだな。プライベートで持っているシルビア(日産)のS15は本当に気に入っているし、スカイラインGT-Rもね。GT-Rは大好きな車で、この映画でも『何に乗りたい?』って聞かれたから迷わず『GT-R』って答えたんだ。それから、今回の映画の条件下ではスバルが…」。と、まあ出るわ出るわ…。車についての熱〜い思いをまくし立て、やんちゃな“走り屋”の一面をのぞかせてくれた。■関連作品:ワイルド・スピード MAX 2009年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:シリーズ最高傑作『ワイルド・スピード MAX』女性限定試写会に10組20名ご招待
2009年10月09日2009年は太宰治の生誕100年。この節目にちなんで今年から来年にかけて太宰作品を原作とした映画が4本立て続けに公開となる。5月に公開された『斜陽』に続き、10月10日(土)には『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』と『パンドラの匣』が、『人間失格』は来年公開予定だ。そこで、今回は同日に初日を迎える2本を紹介したい。世間一般的に知られている“太宰治”像は、自殺癖があって、暗い性格で、けれど男前…といった感じだろうか。もちろんその背景には「人間失格」が与えるイメージが大きい。しかし、主演・松たか子、共演・浅野忠信、『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督という実力派のコラボレーションによって生まれた『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』は、ある1組の夫婦の生きざまを丁寧に描いた愛の物語。そこにあるのは前述したダークな印象ではなく、清々しさと切ない愛。見ごたえある文芸ドラマである。もちろん、そう言い切れるのは──愛人は作る、借金は作る、おまけに常に死を考えている小説家・大谷という、どうしようもないダメ男を魅力的に演じた浅野忠信、そんな大谷を大きな愛で包み込むしっかり者の妻・佐知を凛とした美しさで演じた松たか子、実力がなければ演じられない役どころを2人の俳優が見事に演じているからこそ。さらに、日本を代表する美術監督の種田陽平の率いる美術チームが創り上げた昭和20年代のセットの素晴らしいこと!原作、キャスト、スタッフ…すべて一流という贅沢な1作はファンならずとも見逃せない。そして、大人の愛を描いた『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』に対抗するのは、1945年、太平洋戦争中の日本を舞台に、結核にかかった青年・ひばりが人里離れた健康道場で病気の治療をしながら“新しい男”に生まれ変わろうとする姿を描いた青春モノ『パンドラの匣』だ。こちらのキャストはフレッシュさで勝負!オーディションで主役を勝ち取った16歳の染谷将太が主人公のひばりを演じるほか、看護師・竹さん役を2008年に著書「乳と卵」で第138回芥川龍之介賞を受賞した作家でありミュージシャンである川上未映子。意表を突いたキャスティングが見どころとなっている。演技初心者のキャストでは不安を感じるかもしれないが、「やっとるか」「やっとるぞ」「がんばれよ」「よしきた」──という小説そのままのセリフや雰囲気ある健康道場など、ファンタジックとも言える世界観を強く意識できるのは、無名の俳優だからこそ。役者に対する先入観がない分、その世界観が浮き立ってみえる。また、『パリビリオン山椒魚』で衝撃デビューを飾った冨永昌敬監督と菊地成孔(音楽)が再びタッグを組んでいる点も注目したい。複雑な大人の愛なら『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』、甘酸っぱい青春の恋なら『パンドラの匣』という、恋愛をキーワードに選ぶのもありだが、どちらを観ても太宰治がこんなにもドラマティックでポジティブな作品を残していたことに驚かされるはず。(text:Rie Shintani)■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送パンドラの匣 2009年10月10日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© 「パンドラの匣」製作委員会■関連記事:『パンドラの匣』仲里依紗インタビュー「時々、自分が分からなくなります(笑)」フルCGのミッキー・カーチスが見どころ?『パンドラの匣』宮城先行公開変わりやすい?女心と秋の空vol.1『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』松たか子、夫婦像について意味深な感想「常識で線を引かずに自由でいいかも」『ヴィヨンの妻』モントリオール監督賞受賞で浅野忠信、松たか子からも喜びの声が到着
2009年10月09日5年前、『誰も知らない』で鮮烈映画デビューを飾り、カンヌ国際映画祭・最優秀男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した俳優・柳楽優弥。その後も『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』『シュガー&スパイス 風味絶佳』、『包帯クラブ』と主演を重ね、現在19歳──。あどけない少年からたくましい青年に成長した。そんな彼が「ハリウッド3D映画元年」と言われる2009年に挑んだのは、『呪怨』の清水崇監督が手掛ける日本初のデジタル3D実写長編映画『戦慄迷宮3D』。富士急ハイランドにそびえ立つお化け屋敷「戦慄迷宮」を舞台にしたアトラクション・ムービーだ。スリラー特有の演技に初挑戦「時間のあるときは1日にDVDを3本観る」というほど映画好きな彼だが「ホラーやスリラー映画は苦手」だと言う。ということは『戦慄迷宮3D』はかなりの挑戦だったに違いない。「最初に(富士急ハイランドの)『戦慄迷宮』に足を踏み入れたとき、ここで2週間か…きついなって思いましたね。ホラー映画やお化け屋敷が苦手っていうのもありますけど、周りに何もないんですよ。僕の大好きなレンタルビデオ屋がないじゃん!って(笑)。でも、スタジオに作られたセットではなく、本物のお化け屋敷での撮影はテンションが全然違いました。本気になりやすかったです」と現場をふり返り、今回の挑戦のひとつに“リアクション”があったと説明する。「僕、普段のリアクションが薄いんですよ。プライベートの柳楽優弥は反応が薄い(笑)。だけど、今回の映画はスリラーだからリアクションを大きくしなくちゃならなくて…それってどうしたらいいんだろうってずっと頭を悩ませていたんです。悲鳴をあげる演技はこれまでやったこともないし、自信もなくて、やるのが嫌だった。で、監督にあらかじめジャブを打っておこうと思って『このシーンは悲鳴をあげないで、震えながら失神するっていうのはどうですかね?』って提案してみた。でも、『いや、ここは悲鳴をあげよう』って、あっけなくカウンターくらいました(笑)。さらにストレートが飛んできて『そのシーンで泣いてくれるかな』って言われて…」と、苦笑い。けれど、結果的には「俳優“柳楽優弥”としての財産になった」と笑みを浮かべ、こう続ける。「やってみると、叫びながら泣くっていうのは、気持ちを表現する上で、もの凄くやりやすいんです。心の底から悲鳴をあげる芝居に挑戦できて新鮮でした」。そんな彼の言葉と同じく、観客もまた俳優・柳楽優弥の新しい一面を見ることになるだろう。スリラーもの、ホラーものというと、1980年代に流行った『13日の金曜日』のようなスラッシャー・ムービーを思い浮かべる人も多いかもしれないが、本作にはジェイソンのような殺人鬼は登場しない。そこにあるのは、人間の本質、心の奥底に潜む怖さだ。主演の柳楽をはじめスリラー・ホラー系作品が初挑戦だった5人のキャストたちは『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』といった映画を参考に、単に叫ぶだけではない本当の心理からくる恐怖を体現してみせた。「個性的な役柄ではなかったので、特別な役作りはしなかったけれど、彼の性格とか心情の変化を台本に書き込んでいましたね。あとは、現場の空気感や監督の演出でつかんでいった感じです」と、やりやすい現場だったと話す。もしも、好きな人にお化け屋敷に誘われたら…?また、その目力が与える印象なのか、大人以上の落ち着きを放ちクールなイメージの強いが、実は人なつっこい性格のようだ。警戒心が解けると「撮影の初日の前日は緊張して寝られないタイプ」「役者ではない普段の柳楽優弥は地味でオタクっぽい」「子供の頃は遊園地が大好きだったけれど、ジェットコースターみたいな勢いのあるアトラクションは苦手だった」など、自分自身や家族との思い出を無邪気に語る。そして、ときおり見せるキリッとした力強い目にドキッとさせられる──そのドキッとする一瞬に魅力的な男性(俳優)に成長していると実感する。最後に「怖いのが苦手」だという彼にあえてこんな質問を投げかけてみた。ものすごく好きな人がお化け屋敷に行きたいと誘ってきたら?「もしもですよ、マライア・キャリーが『togetherしようよ』って言ってきても『ノー!』って断ります。大好きな歌手の安室奈美恵さんが『一緒に行こうよ』って言っても『ノー!』、大好きな女優さんの宮崎あおいさんが『どうしても行きたいんだけど…』って言っても『ノー!』。誰に誘われても『ノー!』ですね」。本当に怖いのが苦手らしい。ハリウッドから『戦慄迷宮3D』のようなホラー・スリラー作品へのオファーがあっても「ノー!」なのだと、茶目っ気たっぷりに答える。ということは、柳楽優弥を「戦慄迷宮」に2週間止まらせた清水監督は、彼にとってものすごく偉大な監督ということになる。19歳の若手実力派が「怖いけれどしっかりしたストーリー」だと太鼓判を押す『戦慄迷宮3D』のスリルと恐怖をぜひ映画館で確かめてほしい。(text:Rie Shintani)柳楽優弥プロフィール1990年3月26日生まれ2004年『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭にて日本人初史上最年少となる最優秀男優賞を受賞。その後、『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(’05)、『シュガー&スパイス〜風味絶佳〜』(’06)、『包帯クラブ』(’07)に主演。昨年11月には著書「止まない雨」を発表、次回作『すべては海になる』(2010年1月23日公開)の公開を控える。オフィシャルサイト:■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009■関連記事:3連休は新感覚を先取り!『戦慄迷宮3D』見どころ凝縮のフッテージが無料で上映『戦慄迷宮3D』世界配給決定!柳楽優弥は映画祭よりも観光で海外に行きたい?清水崇ティーチイン付き!『戦慄迷宮』3D特別試写会に5組10名様をご招待清水崇、アジア代表でヴェネチア入りジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!『戦慄迷宮3D』撮影快調!柳楽優弥「暗いところは本当に怖い…」
2009年10月09日旅先で双子の子供をアイスクリーム・ショップに連れて行き、自宅に戻れば娘2人とショッピングに興じるアンジェリーナ・ジョリーに触発されのか?今度はケイティ・ホームズが愛娘のスリを連れて、7日にボストンのアイスクリーム・ショップに現われた。ザハラやシャイロに勝るとも劣らないおしゃれセレブ・キッズの代表格であるスリは、ピンクのカーディガンにパープルのティアード・スカートというカラフルな装い。足もとは豹柄のバレエシューズ、と隙のないコーディネート。だが、そうは言っても、やはりまだ3歳の女の子。ケイティに抱っこされ、身を乗り出さんばかりにしてガラスケースをのぞき込むスリは色とりどりのフレーバーを目にして軽く興奮状態の様子。百面相のようにくるくると表情を変えていた。今夏はオーストラリアで新作『Don’t Be Afraid Of The Dark』(原題)を撮影していたケイティはクランクアップ後の9月から、夫のトム・クルーズがキャメロン・ディアスと共演する新作『Wichita』(原題)を撮影中のボストンに滞在。この日は故郷のオハイオ州から訪問中のケイティの母・キャスリーンさんも一緒に、これまたアンジーと同様、女性の家族3人でお出かけし、GAPでスリのためのお買い物をしたそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO
2009年10月09日ただいま「BONES」の恋バナを徹底捜査中!ということで、まずは主人公ブレナンの相棒にして、良き理解者でもあるFBI捜査官、シーリー・ブース役のデイビッド・ボレアナズを直撃します。ちなみに、前回も触れた通り、インタビューを行ったのはFBIオフィスのセット内。ブースにとって馴染みのある空間にエージェント仕様のスーツ姿で現れたデイビッドは、まさに「BONES」の中から抜け出てきたかのようでした。シリーズ開始当初こそ理論派のブレナンとぶつかり合ったものの、エピソードを重ねるにつれ、唯一無二のパートナーへと変貌していったブース。美人弁護士の恋人がいたシーズン1でも、ジェファソニアン法医学研究所の現所長にして元カノであるカミールの出現に沸いたシーズン2でも、ブースはブレナンとの絆を別次元のレベルでしっかりと保っていました。そんな2人の関係をデイビッドはこう分析します。「ブレナンとブースがどのような形で一緒になるのかは分からないし、もしかしたら一緒になることはずっとないのかもしれない。まあ、彼らがベッドで寝たことがないからと言って、一緒になっていないとは言えないしね。惹かれ合っているにもかかわらず、仕事の関係にはあっても、男女の関係には至っていない人間同士は世の中に山程いるものだよ」。なるほど、傍目にはくっつきそうでくっつかない、けれども心の奥ではすでにしっかりと結ばれているブレナンとブースの関係の中に、デイビッドは現実的な説得力を見出し、楽しんで演じている様子。では、2人の関係が視聴者の注目の的になっていることに関しては、どのように捉えているのでしょう?「素晴らしいことだと思うよ。それは、僕と(ブレナン役の)エミリーがちゃんと仕事をしているということだからね。僕たちは毎週末一緒に演技のレッスンを受け、シーンごとのリハーサルに取り組んでいるんだ。実際にどんな方法で2人の場面を作り上げていくかと言うと、まずはシーンを通して演じ、2人のやりとりのどこが上手く機能しているか、どこがしっくりこないかを探ってみる。その上で脚本を書き直したりもするしね。そういったプロセスを経ることによって、何気ない中にも生き生きと新鮮なシーンが出来上がっていくんだよ」。ブレナンとブースのやりとりに見応えを感じられるのは、こうした陰の努力があればこそ。「BONES」の恋バナは1日にして成らず?のようです。ところで、実生活では2001年に結婚したジェイミー夫人との間に第2子となる待望の長女が誕生したばかりのデイビッド。ブレナンといい、ジェイミー夫人といい、女性との関係構築はお手のもの?な彼に、関係を築く上での重要なポイントを最後に教えてもらいました。「とにかく話をよく聞くこと。“聞ける”ということが大事なんだ。男という生き物は、どうやって聞けばいいのかを分かっていないものだよ。そして、女性の指示を忠実にこなすことも大事(笑)。あとは、花を贈り、ディナーに連れて行き、靴のプレゼントもしないとね!」次回、恋バナを語ってくれるのは、「BONES」一の奔放さを誇るアンジェラ役、ミカエラ・コンリンです。(text:Hikaru Watanabe)DVD「BONES−骨は語る−シーズン4」Vol.1〜3レンタルリリース中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント© 2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:BONESボーンズ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.121「BONES」恋バナ!捜査ファイル第1回事件の鍵は骨!「BONES─骨は語る─」の美人捜査官、エミリー・デシャネル骨だけが真相を知る!ドラマ「BONES」特製マグカップを3名様にプレゼント
2009年10月08日キアヌ・リーヴスがアメリカのインターネット動画サイト「My Damn Channel」で本日8日(現地時間)から配信される連続ドラマ「Sparhusen」(原題)でウェブドラマシリーズ・デビューを飾る。「Sparhusen」は、シエナ・ミラー主演の『ファクトリーガール』や90年代のインディーズ系作品などで活躍している個性派バイプレイヤー、イリアナ・ダグラスが同チャンネルで脚本・主演を務める人気コメディ「Easy to Assemble」(原題)のスピンオフ作品で、70年代に一世を風靡したという設定の架空のスウェーデンのバンド「Sparhusen」の未公開ドキュメンタリー・フィルムの体で作られている。今回も脚本と製作を兼ねるイリアナはバンドのヴォーカリストを演じ、共同クリエイターとして名を列ねるロブ・メイルハウス、トッド・スパーがバンドのメンバー役、キアヌは彼らのレコーディング・プロデューサーを演じる。ちなみにロブ・メイルハウスはかつてキアヌと一緒にバンド、DOGSTARを組んで来日公演も果たしている。今回の出演はその縁で実現したようだ。オフのときは髭も髪も伸び放題で、最近はかなりむさ苦しい外見のキアヌだが、既に配信中の予告編では金髪のかつらをかぶり、黒いサングラスにスーツのすっきりした容姿。スウェーデン訛りの英語で時折奇声をあげるプロデューサーを怪演する姿は一見の価値ありだ。My Damn Channel(text:Yuki Tominaga)写真は先月半ば、トロント国際映画祭で『The Private Lives of Pippa Lee』(原題)の記者会見に出席した際のキアヌ。© AFLO
2009年10月08日今年で22回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)が10月17日(土)に幕を開ける。東京サクラグランプリを競うコンペティション部門を始め、アジアの佳作を紹介する「アジアの風」、さらに多様な日本映画の新作を上映する「日本映画・ある視点」に各国の映画祭で高評価を得た作品を日本で初めて上映する「WORLD CINEMA」などなど、多岐にわたる作品が9日間にわたって一挙上映される。ズバリ、今年のTIFFの見どころは?そして気になる日本代表作品の評価は?開幕を前にコンペティション部門の作品選定ディレクターを務める矢田部吉彦氏に話を聞いた。今年のコンペ出品作の特徴は“物語の強さ”1月のロッテルダム国際映画祭(オランダ)を皮切りに、矢田部さんが作品選定を兼ねて訪れた国は10か国。そして、鑑賞した作品は驚くなかれ、約600本!数か月にわたって「とにかく時間があればDVD」という生活を送っているが、特に今年は例年に比べて応募作品が100本ほど多かったとか。そこから厳選された15本のコンペティション部門出品作品の傾向を尋ねると「物語の強さ」という答えが返ってきた。「毎年、『こういう映画を選ぼう』といったテーマは決めずに、あくまで良いものを選ぶようにしているんですが、出揃った作品を眺めると、雰囲気やセンスといった要素よりも物語が観る人を引っ張る作品が多い気がします。そういう意味で、観ていて退屈する作品は全くないですね」。日本のファンにとっては、辻仁成監督、アントニオ猪木主演の『ACACIA』がコンペティションでどのような評価を受けるかが気になるところだが…。「東京で開催する映画祭として、どういう日本映画を選ぶかは大きなポイントです。不安であり、楽しみでもありますがそういう意味で『ACACIA』は嬉しい出会いでした。辻さんと猪木さんという組み合わせに対して期待は大きかったけど、正直、観る前は不安もありました。でも、観始めて数シーンで『いいなぁ』と思えるものが伝わってきて、『ありがとう』という気持ちになりましたね。これが単に猪木さんの存在感というだけならここまで喜ばないです。映像が美しく、音楽と映像のコンビネーションも脇役も素晴らしい、アンサンブルの映画として評価したつもりです。お客さんの反応が楽しみですし、コンペに入れられてよかったなぁ、と思います」。続いて、話題は映画界の現況に。一部の大作が市場を引っ張る形で邦画の好調が伝えられるが、一方で洋画、特にアート系の作品にとっては厳しい現状が続いている。こうした状況の中で、映画祭が果たすべき役割とは?「僕は、映画祭の究極の役割は、お客さんを映画館に戻すことだと思っています。以前であれば劇場公開されていたような、海外の映画祭で高評価を受けた作品が日本では公開されない、ということも多くなっています。だからこそ、TIFFでどんどん上映できればと考えています。普段、欧米の単館系の映画を観ない人がたまたま観て『意外といいじゃん』と感じてくれたら、観ようと思ってた邦画が売り切れで、その隣りで上映してた作品を観て『面白い』と感じてくれたら…。長い道のりかもしれませんが、そういう人が一人でも映画館に足を運ぶという好循環を作る可能性を秘めているのも映画祭だと思っています」。「普段は観ないタイプの映画をぜひ観てほしい」最初にも触れたが、約600本の中からたったの15本を選ぶ、すなわち残りの数百本を落とすということは肉体的にも精神的にもつらい作業である。そうして選び抜かれた15本の中からさらにお薦め作品を尋ねるのは失礼かもしれない…。が、あえてこれから映画祭に足を運んでみようか?と考えているシネマカフェ読者に薦めるなら?「そうですね…もちろん全てがお薦めです(苦笑)。でも、例えば20代、30代の働く女性なら『エイト・タイムズ・アップ』はいかがでしょう?失業し、アパートも追い出されてしまうような女性のお話で、つらいテーマなのになぜか爽快で、気持ちよく感情移入できると思います。それから、すごく“とんがった”作品なら『激情』を薦めたいですね。普段、女性がなかなか観ないタイプの映画かもしれませんが、個性的な強いラブストーリーです。もう少し若い方には『テン・ウィンターズ』。10年に及ぶ男女の愛を描いていますが、ゴンドラや観光名所の出てこない、“生活感のある”ヴェネチアが舞台になっています。映画祭という貴重な機会であり、特にコンペ作品は1,000円ですので、普段は観ないタイプの作品にぜひチャレンジしてほしいです。騙されることはない…はずです!騙されたと思ったらブログにコメントしてください(笑)」。「優柔不断な自分が嫌になるし、ウジウジとずっと考えてしまいます。8月の最後の週あたりは『この仕事向いてない!もうハゲる、ハゲる!』って悩んでます(笑)」とは作品の選定についての矢田部さんの弁。そこまで悩みに悩んだ上で満を持して上陸した作品の数々、ぜひご注目あれ!東京国際映画祭2009特集第22回東京国際映画祭公式サイト矢田部吉彦「映画業界人ブログ」■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼントアントニオ猪木×辻仁成、わが子への思い語る東京国際映画祭ラインナップ会見還暦を迎えた永ちゃんが東京国際映画祭に出現!素顔が映るプレミアチケットも発売闘魂・猪木が東京国際映画祭に殴りこみ!辻仁成とタッグで『ACACIA』コンペ出品東京国際映画祭、今年の審査委員長に『バベル』イニャリトゥ監督が就任!
2009年10月07日辻仁成の同名小説を中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』の主題歌を中島美嘉が担当することが決まり、中山さん、中島さんからそれぞれコメントが発表された。中山さんにとって12年ぶりの映画復帰作であり、『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督の手による本作。タイのバンコクでの出会いを皮切りに25年の時を超え、東京、ニューヨークと舞台を移しながら、燃えるような一瞬の恋が切なくも美しい永遠の愛へと昇華していくさまが描かれる。中山さんの相手役を務めるのは西島秀俊。大人のラブストーリーにふさわしい2人がどのようなやり取りを繰り広げるのか?楽しみなところ。中島さんが映画の主題歌を歌うのは『永遠の詩』以来2年ぶりのこと。今回の「ALWAYS」では、昨年TVドラマ「流星の絆」の挿入歌として話題を呼んだ「ORION」でも中島さんとタッグを組んだ百田留衣が作詞・作曲を担当。「キミが笑うだけで、明日が見える。例え過ちだとしてもかまわない。今はただ…」と、この映画の情景にぴったりの切ない愛が紡ぎ出される。中山さんは「忘れたことにしない、なかったことにしない、愛すること、愛したことに一生懸命向き合う沓子の切なさや、想いの深さが存分に込められていて『一瞬の恋が、一生の愛へと続いていく』という映画の世界観を、音楽という別の側面で表現していると思いました」と中島さんが歌い上げる世界観を絶賛。「この作品のテーマとも言える『愛されること、愛すること』の愛することは永遠でありつつも、いつまでも感じることだと思います」とこの主題歌と合わせて、映画に込められたメッセージを改めて強く感じた様子。中島さんも「切ないシーンにも合う楽曲に仕上がっていますので、ぜひ映画と共に音楽も楽しんでいただけたら嬉しいです」と喜びのコメントを寄せてくれた。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。「ALWAYS」も来春リリースを予定。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月07日都会の喧騒から少しだけ離れた場所に立つ、かつては中学校だった建物の中の教室のひとつを改築した場所に彼女はいた。『eatrip』監督・野村友里。彼女自身「10年前だったらこんな肩書きもなかった」と語る“フードディレクター”という肩書きで、様々な“食”の場を提供してきた彼女が、映画監督として人と食の関係を描き出した。食の安全、自給率、食育などなど“食”に関するニュースを聞かない日はないと言える現代。彼女は何を伝えようとしているのか――?食から空間や人のつながりを考えるまず、フードディレクターとして食を職とするに至ったきっかけを尋ねると、「実は、そもそも食を生業にしようとは思ってなかったんです」と少し照れくさそうに笑った。「母がおもてなし教室を開いていた関係で、食に近いところにいたことは確かですし、好きでもあったんですが、仕事にしようという強い意思が存在したという訳ではなく…。何かひとつ自分にできることがないと何も広がらない、と思ってイギリスに留学したときも実は、写真学校に通ったりもしていたんです。でも、料理をしていると、他人の家に呼ばれたり世界が広がるんです。帰国後に就職した会社はインテリア会社だったんですが、“ライフスタイルを売る”という考え方で『どんな空間に家具を置くか?』、『どんな人が使うのか?』といったその人の哲学の部分から考えるんです。それって実は食も同じなんですね。そこで、食から空間や人のつながり、広がりを考える、という感じで、食からやりたいことが見えてきたんです」。その食について、今回、映画という表現方法をとるに当たって「自分なりの視点を伝える以上、責任が生じるし、趣味の延長では失礼」と考えた彼女が相談した中に、俳優の浅野忠信さんがいた。「浅野さんは相談したその日の内に、5つくらい話を書いてきてくれたんです。久々に会っても、そうやって食という要素はすぐに人を繋いでくれるものなんだなと改めて感じました。その上で、監督という大きな仕事は、(企画を)最初に言い出した人間、ビジョンを持ってる人間がやるべきだ、と。浅野さんを含め、周囲の方々に後押ししていただき、私が監督することになったんです」。先にも述べたように、新聞で、TVで、雑誌で“食”についてのニュースを聞かない日はない。だが、この映画で描かれるのは「○○が危ない」という食の安全情報でも「○○は体に良い」という健康のススメでもなく、もっと根源的な“食”を介しての人と人のつながりである。「食への関心が高まること自体は素晴らしいことだと思います。自分に降りかかってくる問題ですので。でも、悪いことばかりをつつきあっても仕方ないし、どんなにいいものでも『本当にそれが食べたい』と思えなくちゃ身にならない。そういう意味で私は、もっと本質的な食欲…“食べる意志”を伝えたかったんです」。監督にとっての「おいしい」とは?映画でも「食とは?」という問いが描かれるが、監督自身にとって「おいしい」とはどういうことなのだろうか?「口の中から広がっていく、“満たされる”という感覚、白いものが赤く染まっていくような感覚ですね。例えカップラーメンであっても、それを食べて『生き延びたー』って気持ちになることもあるだろうし、受け入れる側の感覚が何より大切なのかな、と思います」。監督の話を聞きながら、『崖の上のポニョ』で主人公のお母さんが作るラーメンを思い出した。インスタントなのになぜかすごくおいしそうで…。「肉がおいしそうですよね(笑)。それが食欲なんだなって思います。私自身、食を仕事にしてても決して美食家ではないし、『こういう食事がいい』とか言いたいわけではないんです。逆に、生命として『食べたくない』って言葉ほど悲しいことってないと思います」。もちろん、この映画の中で映し出される数々の食卓、料理のシーンも魅力的だ。監督、そして出演者たちの食に対する喜びや愛情があふれている。「実は食事の撮影が自分にとっては一番楽でした。映画という知らない世界の中で、料理のことは常日頃からやっていることなので迷いがなかったです。観ている人が、自分が料理している気分になればいいなと思って撮らせていただきました!」■関連作品:eatrip (イートリップ) 2009年10月10日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2009スタイルジャム■関連記事:監督・野村友里トークショー付き『eatrip』試写会に10組20名様をご招待引き続き秋も…もりもり食べてvol.3待望の韓流延期作も登場!ファッション小噺vol.98「あなたにとって、食べることとは?」
2009年10月07日先週末、イラク難民と対面のため、ブラッド・ピットと双子の子供たちと一緒にシリアを訪問していたアンジェリーナ・ジョリー。月曜には、今回の旅行でお留守番をしていた娘のザハとシャイロを連れて、現在暮らしている南仏・ブリニョールのショッピングセンター、アンテルマルシェに出かけた。8月中旬から南仏のシャトーに戻って生活しているブランジェリーナ家はアンテルマルシェをよく利用していて、シリア旅行前の9月30日にはアンジーと長男・マドックスが同店で買い物をし、アンジーは気前よくファンの求めに応じてサインをしていた。ブランジェリーナ家女子部3人の思い思いの装いが興味深い。アンジーは全身黒ずくめ。ザハラは、普段ママも好んで着るマキシ丈のワンピースに白いネックレスで女の子らしいスタイルなのに対して、シャイロはカーキ色のTシャツにルーズに締めたネクタイ、ソフト帽のマニッシュなスタイル。ザハラは4歳、シャイロは3歳になり、表情や仕草にますます個性や主張が出てきて、一段と成長した様子だ。3人はおやつやソーセージ、バービー人形、リモコンカーなどを購入した。アンジーはこのところ、次男のパックスやほかの子供たちも連れて近郊のトイザらスやショッピングセンターによく出かけている。あまりいろいろ買い与え過ぎては、という気もするが、普通の家族より一緒に過ごす時間が少ない彼らにとっては、やはり罪滅ぼしを兼ねた楽しい親子の時間なのだろう。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:Salt (原題)■関連記事:ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリー
2009年10月07日ディズニー/ピクサーにとって記念すべき10作目の長編作品となる『カールじいさんの空飛ぶ家』の強力スタッフ陣が揃って来日!6日(火)に記者会見が行われた。アニメーション作品として初めてカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、その後も世界各国で公開されヒットを記録している本作。日本では12月5日(土)より公開されるがピート・ドクター監督とプロデューサーのジョナス・リヴェラは「最後に残された日本は、パフェのてっぺんにあるチェリーのようなもの。一番いいものを最後までとっておいたんです」と口を揃えた。アロハ姿で登場したのは、共同監督で、原案と脚本にも携わり、劇中に登場する犬のダグの声も務めるボブ・ピーターソン。「Hello!」とダグの声で挨拶し「ピクサーのユニフォームとも言える、ジョン・ラセター(※ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー)がいつも着てるアロハシャツで来ました(笑)。ジョンもきっと喜んでくれると思います」と笑顔を見せた。そしてストーリー・スーパーバイザーのロニー・デル・カルメンも満面の笑みを浮かべ「この作品に携わることができて光栄ですし、大好きなキャラクターたちをみなさんに紹介できるのが嬉しいです」と挨拶した。監督は「とにかく新しいもの、人々が観たことない作品を作リ、驚きを与えるのがピクサー」と本作、および過去の9作品に共通するピクサーの理念を説明。リヴェラ氏は「何よりも大切にしているのはストーリー」とうなずきつつ、本作における挑戦について「『ダンボ』や『ピノキオ』、『バンビ』などこれまで我々が強く影響を受けてきた作品へのオマージュが捧げられています」と語った。物語について、ロニー氏は「カールの感情と彼と他人との関係性を伝えたかった」と語り、特にお気に入りの場面として「最初の10分間と中盤でカールが旅の意味を知るシーン」を挙げ「ほとんどセリフがない中で、表情で感情を伝えた」と説明した。78歳の老人を主人公としている点について監督は「もし、フリーの立場でL.A.のスタジオにこの企画持って行っても全くダメだったと思う。でも、ジョン・ラセターのところに持って行ったら、感情の部分に反応して、セリフだけで涙を流してくれました。これは…後ろで誰かがタマネギでも切っていたのでしょうが(笑)」とピクサーだからこそ作り得た作品であると強調した。最後に一同に、どんな78歳になりたいか?という質問が。「(自身の)祖父のようになりたいね。単純なことでも祖父が話すとすごく面白いんです。それから、もちろん風船で家を飛ばすよ」とはリヴェラ氏。監督は「カールは映画の中で“UP”(※本作の原題)したけど、本当は“DOWN”して社会や人々と繋がる必要がある。僕もそうありたいと思ってるよ」と語った。ピーターソンは「78歳まで生きるとなったら今日から運動しないといけないね(笑)。僕は家族と一緒に年を取れたらいいな、と思ってます」と冗談を交えつつ語った。そしてロニー氏は「僕は案外、カールのように家の前に腰掛けて、侵入してきた人を追い払うようなタイプの78歳になりそうです」と笑いつつ「この映画の最後に描かれているカールのようになれたら、と思います」とコメントしてくれた。この日は、スペシャルゲストとしてアニマル浜口、初枝夫妻も登場。一足早く作品を鑑賞したアニマルさんは「涙があふれました。人生は夢。夢があるからこそ生きられると教えられました」と感動を語った。さらに劇中の主人公とその妻の愛に触発されたようで、夫人との馴れ初めや娘の京子さん誕生秘話まで自ら暴露。最後は得意の「気合いだ」10連発“カールじいさん”バージョンを披露し会場を盛り上げた。『カールじいさんの空飛ぶ家』は12月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!『カールじいさんの空飛ぶ家』がピクサー史上3位の6,820万ドルで全米初登場1位【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」
2009年10月06日第77回アカデミー賞脚本賞に輝いた傑作ロードムービー『サイドウェイ』を、日本人キャストを迎えて新たに誕生させた『サイドウェイズ』。映画の公開に先駆けて10月5日(月)に完成披露試写会が開催され、主演の小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香の4人と、チェリン・グラック監督、そして本作の音楽を手がけたウクレレ・プレイヤーのジェイク・シマブクロが登壇し、和やかな雰囲気のもと舞台挨拶が行われた。キャストの登壇前には、ジェイクさんによる本作の主題曲「サイドウェイズ」を含むオリジナル・スコア3曲が生演奏で披露された。映画の舞台となるワインの本場・ナパの情景を想起させるような、素晴らしい演奏にたちまち観客は釘付けになり、拍手喝采が贈られた。作曲に際して映画を100回以上も観たというジェイクさんは、「観るたびに発見がありました。才能ある方々と競演できて感謝しています」と笑顔で語った。約1か月にわたり、全編カリフォルニアで現地のスタッフによって撮影された本作。主人公・道雄役の小日向さんは、実は海外は苦手のようで、「家が好きなもので、海外旅行はあまり好きじゃないんです。スタッフの英語が全く分からず、『OK』ってとりあえずニコニコ笑ってました。それがかなりのストレスだったらしく、1週間完璧に便秘になりました。顔では笑って、下はガチガチに…」と撮影時の苦労を明かし、会場を沸かせた。一方、積極的に英語で交流を図っていたという生瀬さんは、1か月の間にいろんな思い出ができたようで、「(男性の)助監督が、ラコステのポロシャツを見て『このワニは噛むんだよ』って胸をつまんできまして…、それ以来ホテルのドアを閉めるようになりました」と現地スタッフとの楽しい(?)交流をふり返った。キャスト4人だけという状況で、のどかな風景の中で結束を深めた様子の一同。菊地さんが「末っ子根性丸出しで、みなさんに甘えさせていただいて楽しい思い出でいっぱいです」と言えば、鈴木さんも「ワインも好きで、海外旅行も好きで、お仕事を忘れてエンジョイしてました」と満面の笑みを見せた。菊地さんによると、鈴木さんはご飯を全員にふるまっていたとのこと。またこの日、赤と白のぶどうの画が入った、自前の着物を身にまとって登場した鈴木さんだったが、菊地さんはそれを見て思い出したかのように、「ちなみに、アンダーウェアはぶどうです。何なら…」と大胆にも見せるふりをし、男性陣をドキッとさせた。このユニークなキャスト陣とスタッフの架け橋となったグラック監督は、「僕は添乗員みたいな気分で、これはみんなで作った手作りの映画です」と満足の出来栄えをうかがわせた。小日向さんが「アメリカ版『サイドウェイ』よりも本当に素敵な映画になったと自信を持って言える」と胸を張る『サイドウェイズ』。公開は10月31日(土)より全国にて。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:菊地凛子、流暢な英語で「ワイン大好き」『サイドウェイズ』、本場ナパで大盛況舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月06日手塚治虫の不朽の名作「鉄腕アトム」をアメリカでフルCGアニメーション化した『ATOM』のワールド・プレミアが5日(月)、アトム誕生の地・日本で開催。日本語吹き替え版でアトムの声を担当した上戸彩に同じくテンマ博士の声を担当した役所広司、このプレミアのために来日したデヴィッド・バワーズ監督、手塚治虫の息子で本作の監修、宣伝プロデューサーを務める手塚眞らが来場した。上戸さんは「この仕事をいただいたとき、ヒーローの役をやれることが嬉しくて『やるやる!』って感じでしたが、作品を観て切なくて、悲しくてでも温かくて…前もってこの物語を知っていたら、怖くて出来なかったかもしれません。ファンの方を悲しませないように懸命にやりました」と語った。役所さんとの共演については「一緒に収録というのはなかったんですが、今日、お会いして『テンマ博士がしゃべってる!』って感じです(笑)。役所さんの渋くてかっこいい声のおかげで、アトムの声を入れるときも落ち着いて親子の関係を出せたと思います」と笑顔を見せた。役所さんは「僕は『アトム』で育ちました。お風呂ではいつも髪を“アトムヘア”にしていました」とおどけつつ「手塚さんのメッセージが、21世紀に映画としてさらに力強く伝わると思います」と胸を張った。役所さんにも上戸さんとの共演について聞いてみると「残念なことに僕の方が先の収録だったので、寂しくやってました…」と悲しそうに語り会場の笑いを誘った。バワーズ監督は「ワールド・プレミアがこうしてアトムの故郷の日本で行われることを嬉しく思い、また、みなさんにご覧いただけることに興奮してます!この映画化において僕に対して信を置いて下さったことにも感謝しています」と語りかけた。手塚眞さんは「本来ならこの場に手塚本人が立ってしかるべきなのですが、残念ながら“違う次元”で忙しくしておりまして(笑)。この映画に携わって、何度も作品を拝見しましたが、観るたびに涙しています。手塚の精神を感じさせる作品になっています!」と太鼓判を押し、監督、キャスト陣への感謝の言葉を口にした。さらにこの日は、着ぐるみ(等身大以上)のアトムと共に、同じ“ロボット”つながりということで、Hondaの2足歩行ロボット、ASIMOが祝福に駆けつけ、上戸さんらに花束を渡した。これに合わせて少年たちによる鼓笛隊がおなじみの「鉄腕アトム」のテーマソングを奏で、大きな盛り上がりの中、プレミアは幕を閉じた。『ATOM』は10月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:ATOM 2009年10月10日より全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:『ATOM』上戸彩インタビューアトムに続いて声を演じてみたいキャラクターは…上戸彩つながりで誕生!『ATOM』×ソフトバンク“白戸家”が究極のコラボCM制作上戸彩&役所広司も来場!『ATOM』ワールドプレミア試写会に5組10名様ご招待上戸彩、等身大以上アトムに驚愕『ATOM』アフレコ公開「甥っ子と一緒に観たい」コミコン『ATOM』にもうすっかり大人なフレディ・ハイモア&クリステン・ベル登場
2009年10月06日『SEX and the CITY』シリーズでヒロイン、キャリー・ブラッドショーの夫、ミスター・ビッグを演じるクリス・ノースが、長年交際中の恋人と婚約したと発表した。クリスがカナダのTV番組「Entertainment Tonight Canada」にインタビュー出演中に自ら話題にしたもので、お相手は5年前から交際中のカナダ人の女優、タラ・リン・ウィルソン。2人の間にはすでに、もうすぐ2歳になる息子、オライオン・クリストファーくんがいる。クリスは54歳、タラは27歳とダブルスコアの年齢差だが、出会いは、彼女がニューヨークでノースが経営するバー“The Cutting Room”で働いていたときのことだった。現在2人はロンドンにあるティーハウス“Once Upon A Tea Cup”の共同経営者でもある。挙式の日取りなど、具体的なことは未定だが、2人の絆がより強固なものになったことは間違いない。親子3人で、どうぞお幸せに!(text:Yuki Tominaga)写真は『セックス・アンド・ザ・シティ2』の撮影現場でのクリス・ノースと“妻”サラ・ジェシカ・パーカー。© Splash/AFLO■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 (原題) 2010年6月、全国にて公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】ホイットニー7年ぶりの復活ライヴに潜入!『セックス・アンド・ザ・シティ』続編がニューヨークでクランクイン!【ハリウッドより愛をこめて】「SATC」にケイティ・ホームズが参戦!?ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリーサラ・ジェシカ・パーカー夫妻が、双子の赤ちゃんとの家族写真を公開!
2009年10月06日