有田焼を全国に広めるために発足したARITA SELECTIONが、陶芸家16名の有田焼100余を展示する「きんしゃい有田珠玉の器紀行」を開催する。ARITA SELECTIONは、「手のひらサイズの小さな有田焼で、400年の歴史を有する大きな産地を識る」という新しい観点で「有田焼の文化」と「職人の町有田」への関心喚起、理解促進のために発足された。第1弾プロジェクトとして、「きんしゃい有田豆皿紀行」では、妥協なく作陶を続け進化している窯元の魅力を“豆皿”を通して紹介している。今回の展覧会では、有田の地で日々精魂を傾けて作陶している16名の陶芸家の有田焼を100点余りを展示。その美意識や技法などに個性が凝縮している希少性の高い小さな器が紹介される。また、16名の作家による作品のほか、第1弾プロジェクトである「きんしゃい有田豆皿紀行」参加窯元26窯元による、147点の豆皿も一堂に並ぶ予定となっている。会期中は、有田町の作家の作陶についての話や鑑賞者参加型のワークショップなどが催され、来場者が様々なかたちで「有田焼」を体感できるコンテンツが充実している。【展覧会情報】「ARITA SELECTION特別企画展『きんしゃい有田珠玉の器紀行』」会場:Bunkamura Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1階メインロビーフロア会期:11月2日~11月8日会期中無休時間:10:00~19:30(最終日は17:00終了)入場無料
2016年10月03日東京・代官山の秋の恒例イベント「猿楽祭(さるがくまつり)」が10月9日、10日に代官山ヒルサイドテラスで開催される。ヒルサイドテラスをはじめ、近隣のショップやオフィス、クリエイター、大使館などによる出店やワークショップが多数開催される「猿楽祭」。今年は目玉企画として、Soup Stock TokyoやPASS THE BATONを展開する株式会社スマイルズの遠山正道が座長を務めるお化け屋敷「化け楽」が開催される。武蔵野美術大学の津山耕祐教授が監修したインスタレーションの他、ミナ ペルホネン(mina perhonen)の皆川明やキギ(KIGI)、PARTY、廣川玉枝、中里唯馬をはじめとした豪華な作家陣が“現代風の和のおばけ”をモチーフにマネキンを使って作り出したスペシャルな作品も登場。また、10日の14時からは、津村耕佑、遠山正道、中里周子が審査員を務める「化け女・化けメンコンテスト」も開催される予定だ。その他、C棟スナックGRAPH内には、酒場「うらめし屋」がオープン。新宿ゴールデン街にあるThe OPENBOOKの田中開とeatripの野村友里がコラボレートし、お化け屋敷をテーマにしたフードとドリンクを提供する。なお、いずれも参加費は無料。ロゴデザインは北川一成、写真は新津保建秀、音楽・選曲は渋谷慶一郎+立石幹人、映像は東市篤憲(A4A)が担当。【イベント情報】「猿楽祭2016 代官山フェスティバル代官山のお化け屋敷 化け楽、酒場『うらめし屋』」会場:代官山ヒルサイドテラス F棟ギャラリー、ヒルサイドバンケット(C棟)スナックGRAPH内住所:東京都渋谷区猿楽町18-8会期:10月9日、10月10日時間:10:00~18:00(※酒場「うらめし屋」は10日13:00~20:00のみ開催)入場無料
2016年10月03日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が、「THE GOLDEN AGE(黄金時代)」コレクションを発売した。同コレクションは、ロイヤルファミリーの中でも“美”への印象を強く持つ、16世紀のチューダー朝からインスピレーションを受けて製作されたもの。パワフルな女帝が統治していた時代を踏まえ、“力強さ”と“女性らしさ”を感じるコレクションに仕上げられた。実際のチューダー朝のタペストリーを模倣したレーザーカットのベルベットを生地として使用し、薄いベルベットを層に重ねたファブリックを製造。カラーには、濃い深紅色の「Carmin」や「Orchodoxe」、深いグリーンの「Veronse」や「Lagune」、威厳のある「Purple Pop」など、王朝のアティテュードに満ちたカラーが使用された。また、靴を彩る装飾には、当時人気だったカラージュエルのようなカボションカットのカラースタッズや、ピラミッドスタッズ、スクエアスタッズ、パールなど、ヘンリー世やエリザベス世の堂々とした身なりを連想させる素材が使用された。シューズでは、王族が王位に就く際に贅沢なゴールドで着飾る様をイメージし、ゴールドの糸で刺繍したウィーン風の生地を用いたチャンキーヒール「Coleslaw」や、ブランドを象徴する下に肌が透けて見えるデザインを起用したブーツ、チューダー朝へのオマージュとも言える印象的な刺繍が特徴の「Dandybee Flat」などを展開。バッグでは、新しいカラーのスパイクや装飾品が付いた遊び心溢れる「Triloubi」や、チューダー朝の肖像画に見られる人々の服に宝石が散りばめられていることからインスパイアされた「Trictrac」などがラインアップする。
2016年10月03日ロンドンを拠点に活動するアメリカ出身のフォトグラファー、ヴァレリー・フィリップス(Valerie Phillips)が作品集『ANOTHER GIRL ANOTHER PLANET』の刊行を記念して、東京・渋谷のLABRAT BOUTIQUEにて10月7日の18時よりサイン会を開催する。『ANOTHER GIRL ANOTHER PLANET』は、ロンドンを拠点に活動をするガーリーフォトの旗手として世界中からラブコールを受けているヴァレリー・フィリップスの日本語版写真集。今回は同作の発売を記念して、LABRAT BOUTIQUEにてパーティーとサイン会を開催。同写真集に加え、LABRAT BOUTIQUE限定のコラボレーションTシャツも販売する予定だ。【イベント情報】『ANOTHER GIRL ANOTHER PLANET』刊行記念パーティー会場:LABRAT BOUTIQUE住所:東京都渋谷区神宮前3-21-22 いとうビル2階会期:10月7日時間:18:00~22:00
2016年10月03日お金の使い方やライフワークをバランスを意識して動くことで運が開けてくる星周りに。計画性なくがむしゃらに、というよりは一歩引いて客観的になれる時間を作ってみて。■牡羊座(3.21 - 4.20)人との繋がりを丁寧にこなすことが開運を招く時期。ついストレートな言動をしがちな牡羊座ですが、やんわり穏やかな口調を意識して。対人面はコンパクトなスカーフがお守りに。透けるテキスタイルもおすすめ。ラッキーカラーはレッド。金運はサイドビジネスにツキあり。■牡牛座(4.21 - 5.21)恋愛は元彼から連絡がくるも将来性のある関係には戻れず、など不毛な関係に転びがち。フレンドリーなムードの彼をマークすると発展しそう。アニマル柄の小物が恋の厄除けに。ゴージャスな女優系のスタイルを心がけて。ファーのついたアイテムやブラックなど重厚感のある装いを。■双子座(5.22 - 6.21)個性を活かせる時期。ファッションやメイクなどやっとこれだ!と思えることに巡り会えそう。仕事は華やかなスポットライトを浴びれる予感が。また表に出たり舞台に立ったり、といったジャンルの職種にもツキあり。仕事運UPにはフルーツ柄を。ラッキーカラーはショキングピンク。■蟹座(6.22 - 7.22)優柔不断が仇になる時期。人の言いなりになると後悔する恐れも。自分の力で考え決断を下して。仕事は簡単なことでも油断は禁物。凡ミスをしやすいので、連絡事などもいつも以上に慎重に。厄除けにはスニーカーが吉。装いにはカーキやブラウン、カモフラ柄などミリタリーな要素を取り入れて。■獅子座(7.23 - 8.22)対人面はピースフルなムード。貴方を中心に交流が広がるでしょう。仕事もリーダーシップを取る星回りに。多忙ながらも、やりがいや充実感も得られそう。その反面、足を引っ張ったり面倒なことを持ち込んだりする人も出現するので冷静に対処を。コーデは白デニムパンツ×ショート丈のニットトップスでカジュアルシックに。■乙女座(8.23 - 9.23)ストレスから解放されのびのび過ごせる時期。新たなにチャレンジしたいことも見つかります。習い事など積極的に初めてみては?仕事はネガティブな環境が改善される予感。自分のペースで進められるようになるでしょう。ネイビーやレッド、チェックなどトラッドな色使いを味方につけて。■天秤座(9.24 - 10.23)引き続き楽しい誘いが多いとき。あなた自身でイベントを企画するなどパワフルに人とのおつきあいを展開させそう。美容運も吉。綺麗になることには貪欲にチャレンジして。ただし健康面は不安定。風邪をひきやすいので気をつけて。ボタニカルモチーフがガードしてくれそう。■蠍座(10.24 - 11.22)安定期。オンもオフもポジティブに動けます。自分の直感や閃きを素直に信じて動くと更に幸運を得られそう。仕事は忍胆力がものをいいます。ただ、頑固になりすぎると浮く存在になる恐れも。クールなレザージャケット×フレアスカートのコーディネートでバランスを整えて。■射手座(11.23 - 12.21)健康運が低調。レジャー先でのアクシデントなどトラブルに遭う恐れも。運気的には落ち着く星回りなので、焦らず常に時間に余裕を持たせ行動すると好転します。キャメルやモスグリーンのトレンチコートやベスト、ハットなどブリティッシュでメンズライクなコーディネートを心がけて。■山羊座(12.22 - 1.20)気分が落ち込みやすい時期。今まで好きだったことも気分が乗らずテンションがダウンしがち。健康面は皮膚トラブルに遭う恐れが。食べ物に気を使い腸内を綺麗にするなど身体のデトックスが開運につながります。ジュエリーウォッチも災難回避に。ラッキーカラーはイエローとシルバーです。■水瓶座(1.21 - 2.19)オンもオフもユニークな出会いに恵まれます。同性、異性問わず素敵な友情も築けるでしょう。アイディアや発想力が冴える時期なのでイベント企画などクリエイティブなことにチャレンジしてみては?サイドビジネスでも勘が冴えそう。ブルー系のダマスク柄など複雑なパターンがセンスの良さを引き出します。金運を底上げするモチーフは椰子の木。■魚座(2.20 - 3.20)踏ん張りや頑張りが開運を招くよき。現状うまくいかないことでも、諦めず辛抱すると流れが好転。対人面は愛されオーラが漂い、ムードメーカー的存在に。ただし誤送信など通信系のトラブルには気をつけて。対人運の災難回避にはパールのアクセサリーを。ラッキーカラーはゴールドとピンク。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2016年10月03日17年1月8日まで、ヴェネツィア市内のカ ペーザロ国際現代美術館でシャネルによる展覧会「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」が開催中。07年にモスクワのプーシキン美術館でスタートし、上海、北京、広州、パリ、韓国と開催地ごとにテーマを変え行われてきた「CULTURE CHANEL」。今回で第7回となる本展では、ガブリエル・シャネルの創作コンセプトの源となってきた書物と、読むこと、詩の世界にスポットを当てる。展示品には、数々の献辞や歴史的文書、写真、図版やファッションアイテムなどがあり、ガブリエル・シャネルの美意識、古典主義とバロック趣味、ロシアやヴェネチアの輝きへの愛着をライブラリーのように紐解いていく。パリのアパルトマンにある美術品をはじめ、ジュエリーや香水など初公開となる貴重な展示品も並んでいる。初日にはオープニングパーティーも開催されて、キーラ・ナイトレイ、ルイーザ・ラニエリなど著名人も駆けつけ開幕を祝した。現地から届いたムービーにはコメントも残されている。【展覧会情報】「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」会場:カ ペーザロ国際現代美術館住所:Santa Croce 2076, 30135 Venice, Italy会期:9月17日~17年1月8日動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube:
2016年10月02日ジバンシィ(GIVENCHY)は10月3日3時(現地時間2日20時)に、パリで開催する17SSウィメンズコレクションショーをライブストリーミング配信する。ショーの模様はこちらでも視聴可能。※会場の都合で開始時間が遅れる場合あり。ストリーミング動画URL:(
2016年10月02日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が10月5日から11日まで、伊勢丹新宿店本館3階のセンターパーク/ザ・ステージ#3にポップアップストアをオープンする。このポップアップストアでは、シグニチャーバッグの「ファラベラ」シリーズをはじめ、エフォートレスとモダンを兼ね備えた16AWコレクションのアイテムを豊富にラインアップ。地球や環境に配慮したブランドの哲学にも触れられる機会となっている。また、同ポップアップストアで10万円以上、または20万円以上購入すると、それぞれ先着でギフトを貰うことができる。
2016年10月02日フレデリック・カッセルが10月1日から31日まで、ハロウィンをテーマにした限定スイーツを販売する。今回発売される限定スイーツのうちオレンジとカシスのギモーヴ「ギモーヴ ハロウィン」(1,080円)は、ホワホワの食感としっかりとしたフルーツの味わいが楽しめる定番のフランス菓子。「マカロン ハロウィン」(260円)は、オレンジとブラックのハロウィンカラーにパンプキンのガナッシュをサンドした。その他、オレンジサブレの爽やかさとショコラサブレのほろ苦さのコントラストが楽しい「サブレ ハロウィン」(756円)や、オレンジのガナッシュを閉じ込めたハロウィンショコラを入れた「ショコラ ハロウィンアソート」(1,512円から)なども登場。10月14日からは、パッションフルーツとミルクチョコレートのガナッシュにビスキュイを閉じ込め、ダークチョコレートのガナッシュモンテを合わせた「タルト ハロウィン」(756円)も販売される予定だ。
2016年10月02日ヒルトン東京1階のマーブルラウンジでは11月3日から11月13日まで、「美食の国ペルー・グルメフェア」が開催される。様々なルーツをもつ多彩な食文化と、多様性のある気候風土によって生み出される食材の豊富さで、特にここ数年世界的に注目を集めているペルー料理。このフェアでは、ペルーより2人のゲストシェフを招き、世界五大料理のひとつとも称される本格ペルー料理をランチで約40種類(4,100円~)、ディナーで約50種類(5,000円~)、ブッフェ形式で提供する。魚介にたっぷりのライムとオニオン、塩、チリを加え、手早くマリネしたペルーの代表料理「セビッチェ」の他、茹でたジャガイモに唐辛子入りのチーズソースを合わせた「パパ・ ア・ラ・ワンカイーナ」、栄養価が高い黒キヌアとソラマメのサラダ「ソルテリート」、醤油を使用し日本人にも馴染み深い味付けとなっている牛肉とトマトの炒め物「ロモ サルタード」など、バリエーション豊かに料理をラインアップ。デザートには「紫トウモロコシのシャーベット」などを用意した。別料金となるドリンクには、ペルーのワインの他、ピスコ・ブランデーを用いた人気のカクテル「ピスコサワー」や紫とうもろこしのジュース「チチャ・モラーダ」などがそろう。なお、期間中の11月10日にはホテル2階のメトロポリタングリルにて、ペルー人シェフとヒルトン東京総料理長フィリップ・ルイ・エガロンのコラボレーションによるワイン&ダイン「ペルーの夕べ」も開催される。同コースでは、ペルー料理に合わせて近年注目度の高い南米のワインを提供。チリのプレミアムワイン「クロ アパルタ」を含む赤白2種類ずつのワインと共にペルー料理をコースで楽しむことができる。価格は1人1万5,000円(税サ込)。
2016年10月02日近代デザインに大きな影響を与えたデザイナー、ウィリアム・モリスの没後120年を記念した特別展「『PURE MORRIS, PURE LIVING !』展 ~ウィリアム・モリスの今と出会う~」が10月5日から7日まで、代官山ヒルサイドフォーラムで開催される。同展では、モリス商会を継承したイギリスのファブリック・壁紙ブランドMORRIS & Co.がモリスのデザインの原点と本質に立ち返り、伝統的な匠の技と最先端の技術を融合させたニューコレクション「ピュア・モリス(PURE MORRIS)」をフィーチャー。モリスのデザイン哲学である“シンプル・オブ・ライフ”をエッセンスに、モリスのアイコン・デザインを現代的な形で甦らせた新作を展示する。ディスプレイのスタイリングはインテリアスタイリストの中田由美が担当。その他、モリス・ファブリックを使用したカルトナージュ作家国府田清香の新作や、黒羽志寿子、キルトおぶはーとによるキルト作家の作品の展示も行われる。また、カット生地や壁紙、クッション、ステーショナリーなどがそろう期間限定ショップも。【展覧会情報】「PURE MORRIS, PURE LIVING !」展~ウィリアム・モリスの今と出会う~会場:代官山 ヒルサイドフォーラム住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟会期:10月5日~7日時間:11:00~19:30入場無料
2016年10月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)が10月2日22時(現地時間10月2日15時)より17SSウィメンズコレクションショーのライブストリーミングを配信する。ストリーミング動画URL:(
2016年10月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)です。■『オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO』東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の同名展覧会の公式図録。デザイン界の巨匠であるヘリット・リートフェルトとディック・ブルーナ、さらに日本では初出展となるオランダの玩具シリーズADOを交えて、世界に影響を与えてきたオランダのモダン・デザインについて紹介する一冊。本書に掲載されている多くの図版・資料から、イヴ・サンローランのミニドレスでも有名なモンドリアンが創設した「デ・ステイル」をはじめとした絵画・彫刻・建築・デザインへ多大な影響を与えたデザイン運動や思想の根本には、オランダ人の純粋な色彩とシンプルな形へのこだわりがあることが感じられる。「モダン・デザイン」というと難しい響きを感じてしまうが、まずは誰もが小さい頃に親しんだ「うさこちゃん(ミッフィー)」のパートから読み進めてみてはいかがだろうか。なお、展覧会「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」は9月17日から11月23日まで開催される。【書籍情報】『オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO』出版社:平凡社言語:日本語ソフトカバー/168ページ/160×183mm発刊:2016年9月価格:2,315円【展覧会情報】「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」会場:東京オペラシティ アートギャラリー会期:9月17日~11月23日時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大・高生1,000円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
2016年10月01日伊勢丹新宿店本館6・7階の催物場では10月2日まで、日伊国交150周年と伊勢丹創業130周年を記念したイタリアウィークの一環として、「イタリア展」が開催されている。イタリア展では、北から南まで、イタリア全土から取り寄せたイタリアンワインを「AGE=飲み頃の時期」「GRAPES=品種や地域」「FOCUS=注目キーワード」「STYLE=生産方法」の4つのテーマをもとに厳選し、ラインアップしている。「AGE=飲み頃の時期」ビンテージを切り口にして、若飲みに適したものや、熟成を愉しめるワインをセレクトした「AGE」。赤ワインの「ルーチェ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2007」(5点限り 税込1万9,440円)は、少雨に十分な日照量など、理想的な気候条件のもと育った2007年産ぶどうを用いた高い品質を愉しめるワイン。白のスパークリングワイン「メトード・クラシコ リゼルヴァ・ブリュット 2003」(60点限り 税込5,184円)は、イタリア・ヴェネト州北西部の自社畑で収穫したぶどうを用いて53ヶ月の長期間熟成した後、澱引きしてさらに8年熟成した。力強い香りと味わい、きめ細かい泡が愉しめる。「GRAPES=品種や地域」南北に長いイタリア固有の土着品種を中心に、個性豊かな品種にスポットを当ててセレクトした「GRAPES」。白ワイン「ペリケ 2013」(120点限り 税込3,456円)は、イタリア古来のぶどう品種“フィアーノ”を長期熟成し、旨味を引き立たせたワイン。シュール・リー製法を用い、瓶内熟成でアカシアの蜂蜜の香りが強調されている。赤ワイン「バローロ・デル・コムーネ・ディ・バローロ 2012」(60点限り 税込1万800円)は、8つのクリュ・バローロ(単一の畑から作られるぶどうのみで作られるワイン)をブレンドして造った一品。バラ、バニラ、スパイス、ローストしたオーク材のノートを伴う香りと、上品な味わいが特徴のワインとなっている。「STYLE=生産方法」伝統的な製法や先進的な取り組みなど、生産スタイルのこだわりにフォーカスした「STYLE」。白のスパークリングワイン「メラヴィリオーゾ」(1点限り 税込12万9,600円)は、日本初登場のワイン。有名醸造家のマッティア・ヴェッツォーラが1984年から構想した一品であり、日本語で「奇跡的にすばらしい」の意味を持つ、名実ともに最高傑作のワインとなっている。白のスパークリングワイン「フランチャコルタ M ブリュット」(60点限り 税込5,400円)は、生産者の「至高のフランチャコルタ(スパークリングワイン)を造りたい」という思いのもと、シャルドネとピノ・ネロを使ったワイン。持続性のある繊細な泡立ちが、とてもエレガントで長い余韻を堪能できる。「FOCUS=注目キーワード」国際的なワイン展「ヴィニタリー」や、「美食の地・北イタリア」といった注目キーワードからアプローチした「FOCUS」。「ブルネッロ ディ モンタルチーノ D.O.C.G.“カッシアノ” 2011」(60点限り 税込8,640円)は、2016年のヴィニタリーで5つ星を獲得したワインブランドで、サンジョヴェーゼ地方のぶどうを25日間のスキンコンタクト後36カ月熟成させたワイン。果実感とヴォリュームがありながらも、エレガントな味わいを愉しめる。白ワイン「ディピンティ ピノ・グリージョ」(60点限り 税込1,728円)は、かつてハンガリー帝国を統治していたハプスブルグ家の食卓といわれたトレンティーノ地方カンティーナ産のワイン。明け方の三日月のようなミネラル感が、遠い記憶を思い出させるワインとなっている。ワインは全て数が限られているためお早めに。
2016年10月01日ルイ・ヴィトンが日本初進出した1978年にオープンした「ルイ・ヴィトン 西武渋谷店」が、10月1日にリニューアルを遂げた。新たに生まれ変わった店内は、2フロア構成の天上高を活かした明るく開放的な空間となった。1階にはルイ・ヴィトンの原点であるトラベルラゲージに加え、ウォッチとともに新たにファインジュエリーが取り揃えられ、フェミニンな雰囲気を演出している。一方、2階では豊富なメンズアイテムが多彩にディスプレイされており、インテリアは旅を連想させるネームタグを使うなどシックで落ち着いた佇まいにデザインされた。リニューアルを記念して、ルイ・ヴィトンの匠の技を象徴するバッグ「カプシーヌ」より、日本では西武渋谷店のみの取り扱いとなる限定カラーが発売される。また、アーティスティックディレクターのニコラ・ジェスキエールが独自の美的感覚で再解釈したステッカーデザインが魅力の「モノグラム・ワールドツアーコレクション」などの秋の新製品も販売中。ラゲージからシティバッグ、スモールレザーグッズまで豊富に揃っている。モノグラム・キャンバスとヌメ革の組み合わせ、ブラックレザーの組み合わせの2種類で展開される。
2016年10月01日三越伊勢丹が、“本物の日本”を海外へ伝えるべく、コンセプトストア「The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI Paris」を10月1日にフランス・パリにオープンした。コンセプトは「ART DE VIVRE AU JAPON(日本の芸術的生活)」。同ストアでは、日本の美意識、手わざ、こだわりから生み出される商品とそのストーリーを通して、日本文化の本質を世界へと発信する。エッフェル塔の麓近くに位置する「パリ日本文化会館」のグランドフロアの約90平米のスペースに常設ストアを構え、5階の茶室でのおもてなし体験や、レセプションホールでワークショップや様々なイベントを開催する予定。オープン前日に開かれたプレスや関係者向けの内覧会には、現地のジャーナリストや行政関係者など約1000名が訪れ、賑わいをみせた。常設ストアとなるグランドフロアのデザインはパリ在住の建築家・田根剛氏によるもの。日本の地平・調和・未知からインスパイアされた“Horizontality”(水平)を基調としたデザインは、質素で繊細、粋でありながら優美な空気が漂い、日本独特の侘び寂びを感じられる。常設ストアには伝統工芸品、和菓子、衣類、雑貨など日本が誇る伝統技術を用いた商品や、ポップカルチャーから生まれた発明品など、様々な角度から日本文化に触れることができる。入り口近くのコーナーにはまず、健康志向の強いフランス人に人気の日本茶や抹茶が種類豊富に並ぶ。特に抹茶はパリで大ブームとなっており、「コーヒーより抹茶派」と口にする人も少なくなく、興味津々に眺めるフランス人が多くいた。能登大納言小豆や黒豆、有機大豆など希少価値の高い石川産の豆を使用した「まめや金沢萬久」のお菓子は、九谷の里の手描きによる豆箱の一つひとつの表情の違いも魅力。また、世界トップクラスのショコラティエとして名高いジャン=ポール・エヴァン(Jean-Paul Hevin)とのコラボレーションで実現した、一保堂茶舗の抹茶を使用したチョコレートなどをはじめ、和と洋を掛け合わせた新感覚のスウィーツも楽しめる。中でも、「ジャムの妖精」と称され、パリの有名シェフの間でも一目置かれる存在であるクリスティーヌ・フェルベール(Christine Ferber)本人が作ったジャムは興味をそそる品。りんごとほうじ茶、カシスと番茶など斬新な組み合わせでフランス産のフルーツとお茶を融合させ、新生“和仏ジャム”を生み出した。オープニング企画「CHABAKO」展(10月1日~29日)では、世界に一つしかないオリジナリティ溢れる茶箱を展示販売している。京都・大山崎にある千利休作と伝えられる唯一の国宝茶室である「妙喜庵待庵(みょうきあんたいあん)」の大修復で出た古材を、京都の高野竹工の職人によって、茶箱として新たな息吹を与えた。茶箱の中には、国内外で活躍する日本のクリエーター約10名が利休に想いを寄せて道具をしつらえた、最高峰の逸品。茶道具だけでなく、酒器や紅茶道具などもあり、実際に日常使用する道具に美意識を見出そうとする日本の精神性を表現している。その他、昔ながらの方法で製作される上質な和紙を使用したノートやレターセット、藍染めによって独特の風合いを出す贅沢なメモ帳など、お土産や贈り物に適した品も揃う。アパレルコーナーで目を奪われたのは、ファンダメンタル(FDMTL)のデニムを使ったアイテム。世界のデニムの産地岡山で生産されるジーンズを、熟練の職人の手で縫製、加工される生粋の日本製アイテムで、着用するほどに愛着の湧く一生もの。no new folk studio(ノー・ニュー・フォーク・スタジオ)が開発したスマートシューズ「Orphe(オルフェ)」は、伝統工芸品とは対照的に、ハイテクノロジーを用いた日本のポップカルチャーを代表する日本初の発明品。履く者の足の動きに合わせて色や光を放ち、専用アプリケーションでコントロールすることで直感的な演奏をする楽器にもなる。ダンサーは足の動きで光の帯を作り出し、ステップに合わせて効果音を奏でるといった、パフォーマンスの可能性を大きく広げる近未来的シューズと言えるだろう。今後、定期的にテーマを変えて様々なイベントが開催されるポップアップスペースでは、「お茶」をテーマに、日仏の食のスペシャリストによる特別なおもてなし体験を提供。内覧会では遅くまで異文化交流を楽しむ人々の姿が印象的だった。テラスから一望できるエッフェル塔を眺めながら、抹茶と和仏スウィーツを嗜む新鮮な経験に満たされた。同ストアは、意外と日本人である私たちこそ知らない日本の素晴らしい文化や伝統に触れ、感動を覚えるとともに日本人であることを誇りに思わせてくれる、貴重な場所。和の暮らし方、文化、様式を、芸術の街として長い歴史を持つパリの人々に伝え、日々の暮らしに新たな彩りを添えることだろう。「The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI Paris」から発信される日本文化、そして今後この場所で新たに生まれる文化からも目が離せない。
2016年10月01日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が10月1日から14日まで、マーク ジェイコブス全店(BOOKMARC含む)及び、公式オンラインストアにて「ギフト キャンペーン FALL 2016」を開催中。このキャンペーンは、期間中に対象のショップで税込3万5,000円分以上の商品を購入すると、アーティストのTabboo!とのコラボレーションによる限定ステンレスボトルがプレゼントされるというもの。Tabboo!はマーク ジェイコブスが敬愛し、16AWコレクションでコラボレートしたアーティスト。同コレクションで登場したマウスやネコ、鳥といった動物やバラなどのモチーフを描いている。今回は、Tabboo!のオリジナルデザインによる“Evil Eye”がプリントされた限定ステンレスボトルをプレゼントする。
2016年10月01日世界で最も権威ある写真館のひとつ「スタジオ アルクール パリ」が、10月5日から11日までの期間、日本橋三越にて出張撮影会を行う。1934年にパリにて創業されたスタジオ アルクール パリは、銀幕のスターや世界のセレブリティなどを撮影してきた、世界で最も権威ある写真館のひとつ。白黒映画に使われた効果的な照明技術を応用することで奥行と立体感を際立たせている他、徹底して人物の内面に焦点を当てた普遍性が高く評価された。この“奇跡のポートレート”を求めて、これまでにマレーネ・ディートリッヒやブリジット・バルドー、ケイト・ブランシェットをはじめ、ジャンポール・ゴルチエ、高田賢三、カール・ラガーフェルドなども撮影に訪れている。今回の予約制特別撮影会では、数々のスターたちを撮影してきたフランスのプロスタジオチームが来日し、特別な照明をセットし、ベストアングルでポートレートを撮影。価格は「ポートレート・プレステージュ」が1人29万1,600円~(メイクアップ、撮影、ロゴ入り写真サイズ 24×30cm、インナーフレームサイズ約40×50cm)となっている。なお、写真の納期は1月中旬頃を予定。
2016年10月01日コーヒーイベント「COFFEE COLLECTION around KANDA NISHIKICHO 2016 AUTUMN」が、10月29日、30日に東京・神田のテラススクエアにて開催される。同イベントでは、参加店すべてが同一の抽出器具を使用してそれぞれ1種類のコーヒー(税込500円)を提供。全店が同じ条件でコーヒーを入れることで、各店の豆の性質や焙煎方法、抽出技術による味の違いが体感できるコーヒーイベントとなっている。また、コーヒー5店の味を楽しめるテイスティングセット「5cups TICKET」と、ビーン トゥー バー専門店のMinimalによるひと口サイズのチョコレートが3種類付いたセットをそれぞれ税込1,000円で限定販売する。参加店のラインアップは、10月29日がシングル オー ジャパン、トランクコーヒー、ポール バセット、エルスカ+ハートコーヒー、カウンターパート コーヒー ギャラリー、10月30日が、フグレン トウキョウ、ヴァーヴ コーヒー ロースターズ シンジュク ステーション、バー・ジンガロ、ファイブエレファント バイ オールシーズンズコーヒー、グリッチコーヒー&ロースターズ。10月29日には、コーヒーの豆選びから抽出技術までの総合力を競う「世界ブリュワーズカップ」の16年優勝者である粕谷哲によるハンドドリップセミナーを開催。また、神田錦町エリアではコーヒーをより楽しむための多彩のコンテンツも多数開催される。中でも注目なのが、個性の光るカフェの魅力を届ける写真共有カフェアプリ「CafeSnap」と協同で開催する写真展。同アプリ内に掲載されているカフェを被写体に、“空気”をテーマとした作品を募集する。なお、応募期間は10月10日まで、審査結果の発表は10月14日。その他、活版印刷を体験してオリジナル活版コースターがもらえるワークショップなどのイベントが予定されている。【イベント情報】「COFFEE COLLECTION around KANDA NISHIKICHO 2016 AUTUMN」会場:テラススクエア他住所:東京都千代田区神田錦町3-22会期:10月29日、30日時間:11:00~18:00
2016年10月01日アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)が17SSウィメンズコレクションを発表した。アニヤが夢中になっていることは、幾何学的 なものとアートの関係性について。まずシンプルな円からスタートし、工芸的な技法と先進的技術を用い徐々に複雑な形状へと変化させ、新しいレザーワークの方程式を解いていくことにトライした。そうして新たなバッグ「Stack」と「Vere Barrel」が誕生。カラーはコレクション全体を通じて、ライムグリーンやパウダーピンク、明るいシャーベットカラーが用いられている。
2016年09月30日イタリアのトリエステで毎年7月に開催されるファッションコンテスト「ITS(イッツ=International Talent Support)」。世界21ヶ国から集まった1000点近い応募作品の中から、今年、日本人若手デザイナー4名がファイナリストに選出された。イタリアンヴォーグ誌をはじめとするファッションジャーナリストやデザイナーなど、一流の目利きたちが注目するハイレベルなこのコンテストは、開催以来、多くの日本人受賞者が活躍することでも知られている。ITSに魅かれ、現場の空気を知るために会場へ赴いた伊勢丹新宿店TOKYO解放区の担当バイヤー、寺澤真理による現地レポートをお届けする。■世界で活躍する若手の登竜門ITSに注目した理由私がITSに行くきっかけとして、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー山縣さんが主宰する「ここのがっこう」※1の存在があります。以前から、生徒さんの作品の講評をさせていただいていて、RYOTAMURAKAMIの村上亮太さんやマラミュート(malamute)の小高真理さんが在学していたことからも「ここのがっこう」のレベルの高さには注目していました。その「ここのがっこう」が力を入れているのがITSへの応募で、卒業生の佐藤友浩※2さんや中里周子※3さんが入賞したITSとは一体どんなコンテストなんだろうって。ITSについて色々調べるうちに、ITSの世界観にも魅かれて、ぜひ現場に行ってみたいと思ったんです。■現地で迎えられたITSの“ファミリー感”ITSに行く前から、このコンテストはデザイナーの創造性や個性、“クリエーション”の部分をすごく尊重している印象を持っていました。それで、実際に現地に行ってみて、コンテスト全体の“ファミリー的な雰囲気”にまず感動しましたね。ITSの参加者たちで記念撮影とにかく運営側がプロフェッショナルで、出演者(応募者)がコンテストでのびのびとプレゼンできるよう、きめ細やかなサポートが行き届いているんです。例えば、ITSはファッション、アクセサリー、ジュエリー、アートワークの4部門から、応募者がどの部門で応募するか自分で選ぶのですが、運営側が「あなたは別の部門も応募してみたら」と提案するケースがあるんです。本人も気がつかない才能の芽を見極めて掘り起こそうとする“勘の確かさ”と、応募者一人ひとりと丁寧に向き合う運営側の姿勢から“あったかさ”が垣間見えました。他にも、出演者同士でコミュニケーションが取りやすいよう、会期中はみんなでランチビュッフェを囲むなどの配慮がなされていて、会場内はピリピリした印象はなく、みんなとても打ち解けたムードでしたね。それから、ゲスト(ファッションジャーナリストやブランドのデザイナー、スポンサー企業など)に対しても運営側の工夫は徹底されていて、ゲスト向けのITS観覧ツアーが完備され、すべてサイトから予約ができる点もすごいと思いました。専用アプリをダウンロードすると宿泊先や食事の案内、展示スケジュールまでが一目で確認できるなど、とてもスマートで分かりやすい工夫が凝らされているのです。また、ITSの事務局には歴代の受賞作品が保管されているので私もアーカイブツアーに参加し、ITSのコンセプトや歴史について理解を深めることができました。歴代ITS受賞作品が見られるアーカイブツアーに参加■世界中から集まった才能と出会えたITSでの3日間世界中から集まった40人ほどのファイナリストたちの作品は、どれも本当に素晴らしかったです。粒ぞろいで個々のレベルが高く、作り、素材感、センスなど様々な要素をバランスよく備えていて、いわゆる新人っぽい粗削り感はありませんでしたね。これは、バーバラ・フランキン(Barbara Franchin)さんをはじめとする主催者側の審美眼の確かさと、采配の妙があってこそだと思います。またITSでは、応募者自らが英語で作品のプレゼンを行い、個人ブースが設けられているのでゲストの質問に直接答え、スポンサー企業に売り込みをする機会が持てます。日本人の場合、語学の壁はあるかもしれませんが、作家として世界を舞台に活躍する上で、自己アピールの方法を学ぶにはとても貴重な経験だと思いました。実際にここで有名メゾンとコネクションを作り、契約をする人もたくさんいるようです。ITSのファイナリストと、バイヤーやジャーナリストが直接話せる場もある■伊勢丹新宿店TOKYO解放区で伝えたいITSファイナリストたちの魅力ファッションが持つ“豊かさ”、“楽しさ”のようなもの。たとえば、ワクワク感であったり、みずみずしい想像力を包み隠さず形にしたものが“ファッション”なんだ!という感覚が伝えられればいいですね。ITSには、そういった豊かさがあるのが魅力だと思います。ファッションって、機能的で実用的な面を追求することが必要不可欠でとても大事なこともありますが、それだけではないと思っています。ITSのデザイナーさんたちと作品が発する、純粋にファッションを愛し、楽しむエネルギーは、TOKYO解放区のコンセプトととても共通し親和性があると感じているので、それをそのまま受け取っていただけたら嬉しいです。商業ベースだけに捕らわれず、のびのびと好きなものを自由に創る感性に触れる“場”として、そして、ファッションが与えてくれるHAPPYやFUN、PEACEFULなマインドや感性に触れたり知ることのできる場・機会に相応しい役割をTOKYO解放区が果たせたら幸いです。【ITS創設者のバーバラ・フランキンからのメッセージ】ようこそ、ITS日本人ファイナリスト展へITSは設立以来15年間、世界中のたくさんの才能ある若者たちに接してきました。そして当初より、その意義を心から大切にしてきました。彼らは純粋な創造力の”種”であり、私たちはコンテストを通じてその”種”を育んでいるからです。たとえ彼らが映画や音楽、演劇の世界で活躍していたとしても、また、名だたるファッションブランドで活躍したり、自分のブランドを設立していたとしてもその才能の種が花咲き、力強く育つのを、私たちは心からの敬意と感謝、歓びの気持ちを込めて見つめています。彼らの過去、現在、未来そのすべてがITSなのです。ITS設立者・ディレクターバーバラ・フランキンITS設立者・ディレクターバーバラ・フランキン※1:ここのがっこう:※2:佐藤友浩:2013年ITS審査員特別賞、MODATECA賞受賞※3:中里周子:2014年ITSジュエリー部門、アートワーク部門受賞
2016年09月30日ディオール(DIOR)は、9月30日21時半(現地時間14時半)に、パリで開催する17SSウィメンズコレクションショーをライブストリーミング配信する。ブランド設立以来初の女性アーティスティックディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるデビューコレクションとなる。ショーの模様はこちらでも視聴可能。※会場の都合で開始時間が遅れる場合あり。ストリーミング動画URL:()
2016年09月30日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)は、イタリア・ミラノからメジャーメント(採寸)の専門家を招いた、パーソナルオーダーサービス「メイド トゥ メジャー」イベントを全国のジョルジオ アルマーニ各店で開催する。同イベントは、シルエット、ディティール、400種類から選ぶファブリックを高いクオリティでひとりひとりに合わせて仕立てるサービスとなっており、海外でもトム・クルーズやジョージ・クルーニー、レオナルド・ディカプリオをはじめ多くのセレブ達が愛用していることでも知られている。また、ミラノよりメジャーメントのスペシャリストが来日し全国のショップで顧客のひとりひとりにパーソナルサービスを行う。来店スケジュールは、9月30日の伊勢丹新宿店を皮切りに、10月1日が大阪店、2日が大阪高島屋店、3日が福岡店、5日が西武渋谷店、6日が日本橋三越メンズ店、8日が銀座タワー店、9日がそごう横浜店、10日が六本木ヒルズ店となっている。価格はスーツが36万円から、ジャケットが27万から、パンツが9万円から、ベストが11万3,000円から、コートが60万円から、シャツが6万3,000円から、ネクタイが3万7,000円から、チーフが2万3,000円から、カマーバンドが6万5,000円から、蝶ネクタイが2万8,000円から。納期は、7から8週間(約50 日)となっている。
2016年09月30日ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)が、鎌倉にあるカフェ ヴィヴモン ディモンシュ(cafe vivement dimanche)のオーナーである堀内隆志とコラボレートした「モンキーストラップ」と限定アイテムの販売会を10月1日から9日まで、ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館で開催する。同コラボレーションでは、リレーのようにバトンを繋げていく、モンキーストラップのコラボレーション企画“MONKEY Baton”の一環で、コーヒーとブラジル音楽を愛する堀内のライフスタイルを取り入れたモンキーストラップ(ホワイト/ブラック 各1,800円)が登場。その他、これを記念して“Coffee & Music”をテーマにした販売会を開催。限定のコーヒー豆「Blend for UNITED ARROWS」(200g/1,300円)や、カフェ ヴィヴモン ディ モンシュ限定カラーの「タカヒロ 細口ドリップポット『雫』」(0.9l/1万5,000円)、「ザッセンハウス サンディアゴ コーヒーミル」(2万円)なども展開される。また、10月6日には、堀内によるドリップ実演のもと、美味しいコーヒーの淹れ方や、豆の選び方を学べる「ペーパードリップで楽しむコーヒーワークショップ」を開催する。参加費は税込2,160円で事前予約制。詳細はユナイテッドアローズ公式サイトで発表している。
2016年09月30日軽井沢・星野エリアのハルニレテラス内にある丸山珈琲にて9月30日から10月7日まで、東京・蔵前のカキモリによるポップアップイベント「珈琲と、書きもの」が開催される。同イベントでは、カキモリによるオーダーメイドで製作するノートや、ハルニレテラスで出会った軽井沢の景色をイメージした5色の万年筆のインク(1,620円~)などを販売。オーダーノート(1,260円~)は、約30種類の表紙と約15種類の中紙からリング、留め具までを自由に選び、ひとつひとつ手作りで自分だけのノートを作ることができる。また、紙にゆっくりとインクが浸透する便箋も販売。便箋を購入した丸山珈琲の喫茶利用者には、ペンとインクの無料貸し出しも行い、席で手紙をしたためることもできる。万年筆、ローラーボール、ガラスペンなどの表情のある線が書ける様々な筆記具(1,728円~)も販売される予定だ。紅葉前の静かな仲秋の軽井沢で心を休め、コーヒーの香りを感じながら“想い”を書き出してみるのもいいだろう。
2016年09月30日草間彌生の大回顧展「わが永遠の魂」が、2017年2月22日から5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。世界を舞台に活躍し続ける前衛芸術家、草間彌生の個展としては過去最大規模、会場の国立新美術館は全館をくまなく使い、草間作品で埋め尽くされることとなる。9月27日、報道陣の前に姿を現した草間彌生は、開催への感謝とともに「私の人生は芸術によって磨かれました。そしてこれから一層、死に向かって新しい芸術を開拓するために死にものぐるいで闘っています」と、渾身のメッセージを伝えた。『TIME』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に日本人でただ一人選ばれた世界のKUSAMAは、10歳の頃より水玉と網目模様をモチーフに絵を描き始め、1950年代後半には単身渡米。絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらに小説や詩に至るまで、あらゆる方法を使い、圧倒的な量と質で「芸術」を体現してきた。現在88歳の彼女の人生は、いつも病と隣り合わせだった。幼少期からの重い強迫神経症、周囲に理解されない孤独、高齢となり視力もだいぶ弱まっているという。それでも彼女は、まっすぐに、スピードを緩めることなく芸術の最前線を走り続ける。「私が死んだ後も、私の創造への意欲と芸術への希望、私の情熱を感じていただけたら、これに勝る喜びはありません。みなさんの精神的な悩み、人生の苦しみがあった時に、私の生きてきた道を見つけてくれたら本当に嬉しいです」と、涙ながらにコメントした。テートモダン、ポンピドゥ・センターなど名だたる美術館で回顧展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行ってきた草間彌生の作品群が、ついに東京で一同に会する。国内初公開となる大作「わが永遠の魂」約130点を中心に据え、初期から現在までの軌跡を巡る。屋外には「水玉ガーデン」が出現し、草間芸術の醍醐味「ミラールーム」も展示される予定だ。【展覧会情報】「草間彌生 わが永遠の魂」場所:国立新美術館 企画展示室 1E会期:2017年2月22日~5月22日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円大学生1,200円高校生800円休館日:火曜日(5月2日は開館)
2016年09月30日京都で誕生し、近年は海外のセレブリティにも着用されているジュエラー・NIWAKA(俄)が9月26日、東京国立博物館法隆寺宝物館にてハイジュエリーの展示を中心としたプレスイベント「The Unveiling of NIWAKA Fine Jewelry 美意識の継承」を開催した。NIWAKAは2013年にロサンゼルスにオフィスを構え、そこから現地のスタイリストを通じてジュエリーの評判に。2016年2月28日開催のアカデミー賞受賞式では、映画『ルーム』で主演女優賞を獲得したブリー・ラーソン(Brie Larson)がダイアモンドリング「京小路」を、プレゼンターのエミリー・ブラントが「梅宴」のイヤリングを着用し、世界各国のメディアで取り上げられるなど、ハリウッドで高い評価を得ている。今回の展示ではロサンゼルスで先行発表された日本未発表のジュエリー約70点を含む、ハイジュエリーの展示を中心に、ブランドを代表するジュエリーを披露した。トークショーのゲストには女優の中谷美紀さんが登壇。今回のコレクションについて「本当にディテールが細かくて繊細で美しく、京都の祇園祭などの歴史的なモチーフや四季の風景、伝統的な文様を用いた日本の美意識を凝縮したクリエイションなのですが、それでいて洗練されていてとても都会的に見えるというのが印象的でした。まばゆいばかりの光についつい自分の心が本当に魅了されてしまって、魔物が棲んでいる!とまで思いましたね」とコメント。中谷さん自身、年齢を経たことでジュエリーに対する意識の変化について感じているという。「私自身若かりし折には、おこがましくも、自分自身が輝いているからジュエリーなんて必要ないと思っていました(笑)。でも、やはり年齢を重ねていくにしたがってどうしてもシミやシワは出てきます。以前から憧れでしたジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau)さんというフランスの女優さんがモノクロの写真集で、しわくちゃの顔でしわくちゃの手に美しいジュエリーをなさっているのを見て、ジュエリーって年齢を重ねてこそ似合うもの、ジュエリーの輝きをお借りして助けていただいて一緒に輝きたいなと思うように。いま、ジュエリーが似合う自分にようやくなれたなと思っております」現在のマーケットの状況に伝統の技術が求められていないことにも触れ、自分でも少しでも支えられればと着物を買い求めており、NIWAKAの伝統の技術を何千年後にも伝えていこうと努めている理念にも賛同していると語った。パーティーでは法隆寺宝物館前の舞台にて京都宮川町のお茶屋しげ森の舞妓・ふく苗さんと芸妓の小ふくさんによる伝統的な舞も行われ、来場者たちに京都の伝統文化の一面を伝えていた。4
2016年09月30日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)が最新バッグシリーズ「アリックス(ALIX)」の新型となるサドルクロスボディバッグを発売する。15年フォールコレクションで登場した「アリックス」は、日常に溢れるモノの美しさへの感謝から生まれたシリーズ。これまでにフラップショルダーやミニなどのスタイルが登場してきた。今回は新型として、クラシックでミニマルなシルエットのサドルクロスボディバッグが登場。バッグの角はステープルを彷彿とさせるようなデザインで、フロントフラップにはペーパークリップからインスピレーションを得たハードウエアがあしらわれた。また、丸みのあるサドル型とモードなハードウエアの相反する美しさも特徴。カラーはキャメル、ブリック、ネイビー、ブラック(各13万8,000円)の他、アナコンダエンボスの加工を加えたレザー(15万8,000円)の5色が用意された。昼や夜、平日や休日に関わらず、様々な場面で使用できるエッセンシャルなアイテムとなっている。
2016年09月30日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)が10月1日23時(現地時間10月1日16時)、17SSパリファッションウィークで開催するランウエイショーをライブ配信する。ストリーミング動画URL: (
2016年09月29日新人デザイナーの登竜門として、毎年イタリアのトリエステで開催されるファッションコンテスト「ITS(イッツ=International Talent Support)」。ファッション界の目利き達が注目するこのコンテストでは、今年4名の日本人デザイナーがファイナリストの栄誉に輝いた。これを記念して、伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区では9月27日から歴代のITSファイナリストたち7名の作品の展示・販売を開始する。FASHION HEADLINEでは、ITSファイナリスト選出の喜び冷めやらぬ3名にインタビューを行い、受賞作品について、さらに今回の企画で発表する新作への意気込みを語ってもらった。ーーノミネートに至るまでのプロフィールは?多摩美術大学の工芸科で彫金を学び、フリーでジュエリーデザイナーとして活動していました。2014年のジャパンジュエリーアワードで賞をいただき、その時に「海外のコンテストで“ITS”というのがあるんだよ」と聞いて、次はITSに応募したいと思うようになりました。その年のITSは、ジュエリー部門で中里周子さんがグランプリを受賞されていて、中里さんの作品を見て“僕もやってみたい”と刺激を受けましたね。それでいろいろ調べて、ITSの受賞者を多く輩出していた「ここのがっこう」に入学し、今回の応募に至りました。ーー応募のきっかけとなった出来事は何ですか?今までハイジュエリーの世界でずっと作品を作っていたので、コンテストの主催者側は宝飾専門の有名な企業ばかりでした。そういった経緯もあってハイジュエリーのクオリティーで作品を見る癖がついていたんです。でもITSの中里周子さんの作品はハイジュエリーの素材や技法は使わずに、作品のコンセプトで勝負してITSでグランプリを受賞していた。だから、自分もハイジュエリーではない作品を作ったらいけるんじゃないかな、と思ったのがきっかけですね。ーー作品のモチーフはどんなものから思いつくのですか?“ニッチ”なものですね。誰でも知っているけど、それを使って誰もジュエリーを作ったことがない、使い方が今までにないものをモチーフにしています。例えば、祝儀の包み紙などにかける飾り紐の「水引」。ああいう伝統的で馴染みのあるものに自分なりの感覚を加えて、添え物的な存在だった水引を主役にしたらどうなるかなぁ、とか。今回は“うずらの卵”を素材にしているのですが、似たジュエリー作品は他になかったし、このコンテストなら“生きがいい”のが好まれそうだな(笑)と探りつつ、作品作りをしています。身近にあるものから自分なりの視点でモチーフを探すのが楽しいですね。ーー作品作りでトレンドを意識することはありますか?トレンドは変わっていくものだから、あまり関係ないのかなと思っています。今の時代って、トレンドとして大まかな方向性があったとしても、一人ひとり違うものが好きと主張できる時代だと思うのです。だからこそ、“個人の好み”を追求していきたいですね。ビジネス的にはたくさんの人に身に付けてもらいたいですけど…。僕の尊敬するジュエリーデザイナーのジョエル・アーサー・ローゼンタール(注1)のように、個人のため、1点ものに拘った作品作りができたら理想的だとは思います。ーーITSでファイナリストに選出された作品『Quail Egg』の構想を教えてください。モチーフにした“うずらの卵”は誰でも知っているけど、まだ誰もジュエリーにはしていないし、ジュエリーとして大きさがちょうどいいと思って決めました。ITSでファイナリストにノミネートされた作品ではうずらの卵をモチーフにしたネックレス、解放区ではイヤリングを出品します。この作品では、本物のうずらの卵に穴をあけて中身をくり抜き、割れないように丁寧にコーティング加工をしています。この技法を確立するまで、家の近くのスーパーでうずらの卵を大量に買い占めて、相当な数のうずらの卵を割りましたよ(笑)。これまではコンテストに出品する目的だとか、誰かのために制作していましたが、今回初めて“売る”ための作品を作ったのでドキドキしますね。どんな反応があるか気になりますが、あまり他人の評価を気にし過ぎると萎縮してしまうので、そのあたりは売れるといいなぁくらいに思っています。TOKYO解放区でのポップアップにあたり、はじめて“売るため”の作品を作ったという9月27日からはじまる伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区でのポップアップショップ「ITS@TOKYO解放区」では、清水さんの『Quail Egg』を展示し、ポップアップショップに合わせて制作した新作であるうずらの卵をモチーフにしたイヤリングを販売する。匠の技と独創的なモチーフ選びが織りなすアクサセリーを見て、身に付けて、あなただけの1点として出会えたら幸いだ。注1)N.Y.に生まれ、パリのヴァンドーム広場に自分のメゾンを持つジュエリーデザイナー。その作品はほとんどが1点もので、自分の認める限られた顧客のみに販売するスタイルを貫いている。マドンナやグウィネス・パルトローといったセレブ達を顧客に持つ。【イベント情報】タイトル:ITS@TOKYO解放区会期:9月27日から10月4日会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区【デザイナーアピアランス】■9月27日 中里周子・清水政紀・時澤知菜実■9月28日 時澤知菜実■9月29日 片貝葉月■10月1日 清水政紀・時澤知菜実■10月2日 村上亮太・清水政紀■10月4日 清水政紀・時澤知菜実※都合により、来店スケジュールは中止または変更になる場合がございます。また、時間帯により不在の場合がございます。
2016年09月29日