FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (602/853)
ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)は17SSシーズンからロンドンにコレクションの場所を移した。そして、6月17日にコレクションが発表された1週間後、イギリスEU離脱の国民投票が行われた。デザイナーである三原康裕がロンドンコレクションに発表の場を移したことと、イギリスのEU離脱を結びつけるのは、安易だろうか。今回のインタビューは、先日発表されたコレクションについて掘り下げるだけではない。彼はロンドンでは語ることができなかった心の内を、赤裸々に語ってくれた。そこからは、彼が見据えるファッションの未来を垣間見ることができるだろう。ーー今回はロンドンに場所を移されてから、初めてのコレクションでした。どのような思いや意図があったのでしょうか?具体的な話をする前に、コレクションやテーマ設定へのアプローチからお話しする必要があります。今回は「自分が今の時代に何を感じているか」という、自問から入りました。ここ最近は、政治でも経済でも、あらゆるものの考え方や価値観がビジネスライクになってしまったなと感じています。また、アジアであったり、ロシアも中国も資本主義的な傾向になっていく中、皆が絶対であろうと思った資本主義経済が破綻を起こすのではないかという危機感もありました。つまり、イギリスやヨーロッパだけではなく、世界中の政治経済や文化の“近代化からこれまで”を、線でなぞるようなコレクションにしてみたいと思いました。ーー前々回はダダやニューオブジェクティビティーなど、20世紀前半の芸術活動がテーマとしてありましたよね。特に戦前のアートムーブメントに焦点を当てました。カメラが誕生した1800年代後期、写真のように絵を描く人たちは窮地に追い込まれました。絵画が写真によって駆逐されていった時代ですね。しかし、その後アートは力強く変わっていくことになります。印象派であったり、ピカソのような天才を生み出したり、変革の時代を経験します。それから100年程の時を経た現在は、“アートの転換期”に近い過渡期にあるのかと感じています。テクノロジーの進化、インターネットの出現、そしてSNSの隆盛。僕らは今、渦中にいるから分かりづらいですが、いろんなアート、文化がこれによって変化を遂げつつあると感じています。先日、ロンドンコレクションで披露されたミハラヤスヒロ17SSファーストルックーー今回のコレクションは、ハンドペイントや切りっぱなしのデニム、馬蹄のネックレスなど、DIY的なハンドメイド感の残るアイテムも多く見られました。ショーの後、多くの人はアメリカのユースカルチャーがテーマだと思ったかもしれませんね。ですが実は、今回のコレクションは『Rebel Youth』という一冊の写真集からスタートしたんです。カールハインツ・ワインバーガー(Karlheinz Weinberger)という写真家による、1950年代のスイスやドイツの若者たちを追った写真集です。第2次世界大戦後のヨーロッパの若者たちが、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)やジェームズ・ディーン(James Dean)らに影響されて、アメリカナイズされていく過程を切り取っています。興味深かったのが、その子たちは当時のアメリカをそのままコピーしたのではなくて、自分なりにそれを表現していたところです。それこそ、古びた看板や馬蹄、国旗などを再利用してDIY的に作っているんです。だからすごく“いびつ”なんですよね。ーーその“いびつさ”が意味するところとは何でしょう?僕が今回のコレクションで本当に表現したかったのは、“歪曲した不安さ”にあります。当時のアメリカナイズされたヨーロッパの文化であったり、若者ならではの反骨精神や、不完全な情動の美しさ、といったものです。要するに、これは日本でも起きた現象なんです。三島由紀夫が切腹したのは、アメリカの文化が入ってくる中で、日本特有の文化や価値観を失っていく世間や時代に警笛を鳴らしたとも言えます。ーーつまり、青年たちの反骨精神を湛えた“目線”で、今の世界を見つめ直したということでしょうか?若者は常に、何かしら世の中に反抗したいとい気持ちを持っているものです。世界情勢や経済の不安定さなど、なんとも思わずに生きていこうとしますから。僕はそういう姿勢に共感を覚えるとともに、それをコレクションで発表するということは一種の“アンチテーゼ”になり得ると思いました。コマーシャルになり過ぎてしまっている世の中やファッションに対して、疑問を呈すると言いますか。それを向こうのジャーナリストには言えなかったですけどね(笑)。アンチテーゼとは言わずに、代わりに写真家の名前だけ告げました。でも、勘のいい人は分かっていたでしょうね。ただ、コレクションルックを見て、こういうメッセージがあるからどうのこうのっていうより、もっと直感的に面白さを感じることが重要だと思っています。そこにはいろんな比喩が隠されているけど、もっとフィジカルに感じていいと思います。後半「三原康裕が描く、“ジェンダーレス”の先にある未来”」へ続く。
2016年08月03日カルバン・クライン社は8月2日、デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)をチーフ・クリエイティブ・オフィサーに任命したことを発表した。今後、カルバン・クライン コレクション、カルバン・クライン プラティナム、カルバン・クライン、カルバン・クライン ジーンズ、カルバン・クライン アンダーウェア、カルバン・クライン ホームの各ブランドにわたるクリエイティブ戦略全般を手掛け、全世界で100億ドル規模の売り上げを目指すという。シモンズのデビューコレクションは2017年秋のシーズンとなる。カルバン・クライン社の最高経営責任者スティーブ・シフマン(Steve Shiffman)は、「ラフ・シモンズ氏がチーフ・クリエイティブ・オフィサーへ就任したことは、カルバン・クライン社にとって極めて重要な新しい章の始まりを意味している。クライン氏が引退して以降は、クリエイティブについて明確なビジョンを持った一人の人物が会社を指揮する体制ではなかった。シモンズ氏の並外れた貢献がファッションを形作り、最新化してきたことは周知の通りであり、氏の指揮の下、カルバン・クライン社は一流のグローバル・ライフスタイル・ブランドとしての地位をさらに強固なものにしていくつもりだ」とコメントしている。また、アパレルおよびアクセサリー事業のクリエイティブ戦略におけるシモンズ直属のクリエイティブ・ディレクターとして、ピーター・ミュラー(Pieter Mulier)を起用。ミュラーは、メンズとウィメンズのプレタポルテ、ブリッジベターアパレルライン、アクセサリーを手掛けるほか、シモンズ指揮の下、カルバン・クライン・ブランド内のメンズとウィメンズそれぞれのデザインチームの管理を行う。
2016年08月03日クロエ(Chloe)が2016秋冬コレクションの広告キャンペーンを公開した。1970年代初めにバイクで世界中を旅したフランス人ジャーナリストのアン=フランス・ドートビル(Anne-France Dautheville)にインスパイアされたクロエの2016秋冬コレクション。アン=フランス・ドートビルの何も恐れない自立したアティチュードが、モトクロススタイルのトラウザーやシアリングのアウターウエアに落としこまれた。アメリカ人フォトグラファーのテオ・ウェナー(THEO WENNER)が手掛けた広告キャンペーンでは、モデルにソフィ・エメ(Sofie Hemmet)やミッキー・キャット(Michi Kat)、エレン・デ・ウィアー(Ellen De WeeR)、フレデリック・ソフィ(Frederikke Sofie)らを起用し、南イタリアのプーリア地方を舞台に撮影された。ペールトーンの地層や白い街並みといった地中海の美しさがありのままの姿で残る景色の中、クロエガールたちが、クロエのエレガンスとナチュラルビューティーを体現している。
2016年08月03日女性なら誰でも一度は憧れる、オードリー・ヘプバーンやグレース・ケリーのような凛としたクラシカルな雰囲気。でも、どんなメイクをすればいいかわからないという人も多いのでは?そこで今回のテーマは、RMKの2016 A/W COLLECTIONを中心に使った“アーバンクラシカルメイク”。RMKのメイクアップアーティスト・塚本拓也さんにテクニックいらずのメイクアップ法をレクチャーしてもらった。50年代のモノクロフィルムから抜け出したようなヒロインメイクなら、きっと未知の自分に出会えるはず。「アーバンクラシカルメイク」の作り方1、アイシャドウ深みのあるブラウン色の「クラシック フィルム アイズ 03 クラシックフィルム」をアイホールの高めの位置にポンポンと乗せる。まぶたを軽く上に引っ張りながら指で伸ばし、伸ばした指とは別の指でぼかすと簡単に立体感を演出。同シリーズの「クラシック フィルム アイズ 01 シルバースクリーン」を筆にとり、目のキワに塗る。キワに明るいシルバーを塗ることで、一気にクラシック感がUP。ウォーターベースのため最初に容器を振ってから使うと、より発色がキレイになる。「クラシック フィルム アイズ 03 クラシックフィルム」をアイホールの高めの位置にポンポンと乗せる「クラシック フィルム アイズ 01 シルバースクリーン」を筆にとり、目のキワに塗る2、マスカラアイラインを引かないため、まつ毛はビューラーを使いしっかりとカールを付ける。まつ毛を挟んだあと、ビューラーを少しずつ真下に下ろしていくと、キレイな丸みのあるカールになりやすい。マスカラ「セパレートカール マスカラ N 01」はアイラインを引いたようなキリリとした印象になるように塗る。3、眉毛アイメイクに合わせた眉毛にするため、あえて眉毛の行程はアイメイクのあとに。「パウダーアイブロウ N」のグレーを毛が薄いところに塗る。毛の奥にグレーを入れることで影ができてバランスが良くなる。続いて「Wアイブロウカラーズ 01 キャラメルゴールド」のマスカラを使い、眉頭から毛の流れに沿って色を付けていく。最後にライナーで毛の隙間を埋めれば、全体のトーンが統一に。4、チーク目元だけで十分雰囲気があるため、チークは骨格を出すぐらいにとどめると調和がとれる。「クラシック フィルム チークス 03 ヌードヘイズ」を頬骨の低いところにポンポンと置き、指で伸ばしていく。低い位置に色を入れることで、自然と立体感が出る。「クラシック フィルム チークス 03 ヌードヘイズ」を頬骨の低いところにポンポンと置く指で伸ばす5、リップ「クラシック フィルム グロス 03 ファーストローズ」を付属のアプリケーターにとって、真ん中から色を塗りふんわりと左右に広げる。このリップには唇の水分や温度によって、時間が経つと発色が良くなるステイン効果が。「クラシック フィルム グロス 03 ファーストローズ」「アーバンクラシカルメイク」の完成目元のシルバーと陰影がハッキリとしたグレーのコントラストが目を引く、洋風のクラシックメイクが完成。凛としながらもどこか妖艶さが漂う雰囲気は、年代を問わずどの女性にも似合う。思いっきりオシャレをして、ヒロインのように街を歩きたくなるかも。【使用アイテム】a. クラシック フィルム アイズ 03 クラシックフィルム(3,000円)b. クラシック フィルム アイズ 01 シルバースクリーン(3,000円)c. パウダーアイブロウ N(3,800円)d. Wアイブロウカラーズ 01 キャラメルゴールド(3,800円)e. セパレートカール マスカラ N 01(3,500円)f. クラシック フィルム チークス 03 ヌードヘイズ(3,000円)g. クラシック フィルム グロス 03 ファーストローズ(2,500円)【イベント情報】RMKのメイクアップアーティスト・塚本拓也によるメイクが受けられる「アーティストフェア」が8月6日、7日に伊勢丹新宿店本館1階=化粧品/RMKで開催。予約・問い合わせ:TEL03-5312-1314(直通)※予約は定員になり次第終了※都合により企画が変更または中止になる場合あり
2016年08月03日マルニ(MARNI)が8月10日から23日まで、阪急うめだ本店3階のコトコトステージ及び、MARNI FLOWER CAFEにて期間限定イベント「MARNI SUMMER HOUSE」を開催する。会場では、「ミラノデザインウィーク2016」で披露されたばかりの特別なホームコレクションを紹介。コロンビアの女性たちが、美しいペイントが施された木製パーツやメタルで形作られたフレーム、鮮やかなカラーコンビネーションのPVCコードの編み込みで作ったアイテムの数々が展開される。インテリアアイテムの他、和傘製作を行う「たけかさ」が1点1点手作業で作った竹傘(5万5,000円)や、マルニのアーカイブ柄を組み合わせた5種類展開の扇子(6,000円)、460年の歴史を持つ京友禅の老舗・千總グループの「あーとにしむら」と手捺染めで製作した風呂敷(7,200円)なども登場。また、人気の弁当箱の新柄や、鮮やかな2柄のコンビネーションとハンドルが夏らしい巾着型のバッグ(3万7,200円)、ビスケットがセットインされたアソートボックス(1,040円から5,500円)なども販売される。8月11日は、ホームコレクションに使用されている色鮮やかなPVCコードを自由にカットしてオリジナルの万華鏡を作るワークショップも開催される予定だ。
2016年08月03日ポートランド発の行列ができるドーナツ店・カムテンズ ブルー スター ドーナツ(CAMDEN’S BLUE ★ DONUTS)が9月30日まで、“京都プレミアム”をコンセプトにアイスクリームを提供するハンデルスベーゲン(HANDELS VAGEN)との夏季限定コラボレーションスイーツ「アイス オン ドーナツ」(税込626円)を発売する。「アイス オン ドーナツ」は、ハンデルスベーゲンのプレミアムアイスクリームをカムテンズ ブルー スター ドーナツのドーナツにトッピングした新作スイーツ。もちもちの食感とひんやりとろけるアイスクリームが口の中で絶妙なフレーバーを作りだす。また、期間中は同スイーツの発売を記念して「CAMDEN’S BLUE ★ DONUTSインスタグラムキャンペーン」を開催。同キャンペーンには、カムテンズ ブルー スター ドーナツのインスタグラムをフォローし、ハッシュタグ「#mydonuticecream」を付けておすすめのコラボレーションドーナツ写真を搭載するだけで参加が可能。“ベストフェイバリット”に選ばれた人にはオリジナルエコバックと好きなドーナツワンボックスをプレゼントする。
2016年08月03日1916年にスイスはチューリヒの「キャバレー・ヴォルテール(CABARET VOLTAIRE)」にて、それまでのアートを否定する芸術活動として産声を上げたダダ。今年、ダダの誕生から100周年を迎えることを記念し、スイスを中心に各地でダダに関連する記念イベントが開催されている。東京・表参道のスパイラルでは、ダダ発祥の地「キャバレー・ヴォルテール」になぞらえ、「ギャラリー・ヴォルテール(GALLERY VOLTAIRE)」と称し、ダダの精神を現代的に解釈し表現する3組のアーティストを紹介する展示とパフォーマンス、そして、関連品を販売するダダポップアップショップを、8月4日から8月28日まで開催する。Stillllive第一次世界大戦中の1916年、チューリッヒに集まったアーティストたちは「ダダ」という何の意味も持たない言葉の元、既存の芸術を覆す様々な試行を重ね、偶然やハプニングの原理を好み、自分たちが生きる混乱の世を笑い飛ばすかのようにパフォーマンスや詩、美術制作など一過性の手法を特徴とする多様な芸術運動を繰り広げた。混乱が収まると彼らはダダイズムとともに世界へと散り、その精神がその後の芸術に大きく影響を与え、現代の表現活動にも脈々と受け継がれているという。このたびスパイラルで開催される「ギャラリー・ヴォルテール」では、TOLTA、Stillllive with Nigel Rolfe、関川航平の今日的で様々な表現を行う気鋭の3組によって、20世紀の芸術発展に大きな影響を与えたダダの活動を振り返るとともに、ダダをより一層身近に感じられるプログラムを実施。そして、スパイラル1FのMINA-TOでは、ダダポップアップショップとして、関連書籍や、江口寿史、groovisions、so+ba、中村哲也らが、ダダイズムが語源となって名づけられたウルトラ怪獣・ダダをモチーフとしたオリジナルポスターを制作、販売する。各イベントの詳細や予約方法については、スパイラルの公式サイトから確認出来る。<B>Stillllive with Nigel Rolfe</B>■パフォーマンスプログラム<B>「Emotion in Motion」</B></Big>※事前予約制 【イベント情報】ダダ100周年フェスティバル + SPIRAL「GALLERY VOLTAIRE」会場:スパイラルエントランス、MINA-TO、スパイラルカフェ、スパイラルホール住所:東京都港区南青山5-6-23会期:8月4日~8月28日時間:11:00~20:00休館日:8月15日~8月17日
2016年08月03日東京ミッドタウンでは9月2日から10月2日まで、「ミッドタウンリラックスパーク(MIDTOWN RELAX PARK)2016」が開催される。会期中、緑豊かなミッドタウン・ガーデンには、東京のまん中で緑に囲まれながら上質な時間を楽しめるラウンジが登場する。おもてなしの深さが世界中で知られる「ザ・リッツ・カールトン東京」の「ミッドパーク ラウンジ(MIDPARK LOUNGE)」では、秋風を感じながら、提供されるメニューを「モエ・エ・シャンドン」とともに楽しめる。メニューは、ベトナム風キヌアサラダ、海老のマリネなどの前菜から、野菜のトルティーヤロール、シャルキュトリー、ブラウニーやフレッシュフルーツのデザートまでのフルコース「MIDPARK BASKET」(4名用/1万1,000円)の他、「バスク風チキン ライス添え」(1,800円)、「チェリートマトサラダ」(950円)、「チョコレートブラウニー」(900円)、「クラフティー」(750円)など。広大な芝生広場では9月16日から19日まで、22日から25日までの期間限定で、開放的な空間で映画が楽しめる屋外シネマ「モエ ミッドパーク シネマ」を開催する。『華麗なるギャツビー』や『コードネームU.N.C.L.E.(アンクル)』など、 モエ・エ・シャンドンが祝いのシーンを演出した映画作品を上映。隣接するラウ ンジのフードやシャンパン「モエ アンペリアル」のミニボトル「ミニ モエ (200ml)」を片手に、秋空の下、芝生の上で思い思いに“映画鑑賞の秋”を楽しめる。また、毎年恒例の無料屋外ヨガイベント「ミッドパークヨガ(MIDPARK YOGA)」も開催。コナミスポーツクラブの協力のもと、ダイナミックなポーズを行う「アシュタンガヨガ」やヨガのルーツとされる「ハタヨガ」など、毎回異なるインストラクターの指導で、様々なヨガ体験を楽しむことができる。日程は、夜ヨガが9月6日、7日、13日、14日、15日、20日、21日、27日、28日。また、朝ヨガは9月3日、17日、24日、10月1日。なお、9月15日には、中秋の名月の下行う「月見ヨガ」が行われる予定だ。
2016年08月03日フランスの国民的写真家・ロベール・ドアノーの写真展「ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る」が、9月15日から17年1月17日まで静岡県のベルナール・ビュフェ美術館にて開催される。ロベール・ドアノーは、日常の小さなドラマを絶妙に捉え、“イメージの釣り人”と評されるフランスの国民的写真家。パリの恋人たちや子どもたちの豊かな表情、ユーモアや風刺の効いた街頭の一場面など、人間に対する無限の愛情と好奇心に満ちた写真作品の数々を生み出している。また、ロベール・ドアノーを語る上で欠かせないのがポートレート。鋭い洞察力と観察眼に裏打ちされた芸術家のポートレート群は、ロベール・ドアノー自身の見る喜びを見事に体現した作品となっている。同展では、アルベルト・ジャコメッティ、ピカソといった画家や彫刻家をはじめ、イヴ・サン=ローランなどのデザイナーや作家、思想家、舞踊家、美術批評家など、あらゆる分野の“時代の肖像”約70点を展示。未公開作品を含むこれらのポートレートを通して、当時の文化的背景を探ると同時に、ロベール・ドアノーによる写真表現の真髄を紹介する。また、遺族が設立したアトリエ・ロベール・ドアノーで管理されている膨大な作品の中から精選した代表作30点も展示される他、ロベール・ドアノーの憧憬する小説家、ジャン・ジオノへのオマージュとも言える作品「ある羊飼いの物語」も登場する。【展覧会情報】「ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る」会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57会期:9月15日~17年1月17日時間:10:00~17:00(11月~1月は16:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、高大生500円、中学生以下無料休館日:水曜日(祝日の場合は翌日休)、12月26日~17年1月6日
2016年08月03日フランス人作家のミシェル・ブラジーによる日本初の個展「『リビングルームII』 ミシェル・ブラジー展」が、9月16日から11月27日まで東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催される。ミシェル・ブラジーは、初期から一貫して植物、野菜、果物、昆虫、微生物などを取り込みながら身の回りの自然に息づく美と醜、生命のサイクルをありのままに、また詩的に問う作品を制作してきた。時間とともに移り変わる生成の過程そのものを見せる作品となっており、これまでに寒天のひび割れと剥離によって描かれる生きた壁画や、積み上げられたオレンジの皮が数ヶ月の間に朽ちていく様子を見せる作品などを発表してきた。また、カタツムリやねずみといった衛生を重んじる生活環境の中で排除されがちな生き物たちも時に共同作業を担っており、作品の中で新しい役割を得て、実に雄弁に振舞っている。また、文明が生み出した物質も共存しており、型落ちした家電製品に植物を寄生させるシリーズでは、商品のライフサイクルと自然本来の時間を対比させながら、文明や存在のはかなさや逞しさをユーモラスに描き出した。今回開催される展覧会では、生命が絶え間なく変化する空間でもある「リビングルーム」をタイトルに掲げ、文明が快適さのもとに排除しがちな風景にも対等なまなざしを向ける。【展覧会情報】「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階会期:9月16日~11月27日時間:11:00~20:00(日曜日は19:00まで、入場は閉館の30分前まで)入場無料
2016年08月02日伊勢丹新宿本店本館各階、及びメンズ館8階、1階では8月3日から9日まで、新しい“お中元”を提案する「みらいの夏ギフト」を開催する。「みらいの夏ギフト」は、日本古来のギフトである“お中元”に、未来に向けたギフトとして新しい息吹を与えることができないかという発想から生まれたもの。日本の文化や感性をベースに未来の暮らしを思い描きながら、大切な人に贈りたい“気持ち”や“物語”を込めた視点からセレクトした贈り物を展開する。第3弾となる今年は、伊勢丹新宿本店全館、及びメンズ館の一部にて開催。“ニューヨークストーリーを贈ろう”をテーマに、ヒト=インフルエンサーや作り手の想いから生まれたセレクト商品約26企画、約1,450型を提案する。伊勢丹新宿本店本館1階のザ・ステージでは、まるで“魔法”のようなギフト「エコー・スマートペン 4GBモデル」(税込3万1,320円)を販売。一見したところ太めの黒いペンとノートの何気ない組み合わせだが、ペンのスイッチを入れて語りかけながら文字を綴り、改めてペン先を単語の上に置くと、書いた時の音声が流れ出す仕組みになっている。本館3階では“「思い出」を贈ろう”と題して中目黒のカセットテープ専門店waltzがセレクトしたカセットテープと、時代を感じる雑誌のアーカイブやTシャツや小物を組み合わせ「思い出」と共に贈るギフトを提案。本館6階=時の場プロモーションでは、自分史CMが、大切な人の記憶を残すことのできる自分史ドキュメンタリー映画を制作する「特別なあなたへ」(税込108万円)も登場する。本館4階=イーストパークプロモーション、本館地下1階の茶の道 とらやでは、見ても食べても楽しい“みらいの羊羹”を提供。ファッションギフトをもらったような気分になれる羊羹(税込3,240円)や、黒色と紅色の2種類の薄い羊羹が交互に並べられた、見た目にも美しい羊羹(税込1,944円)などが各日15点限りで販売される。メンズ館8階のメンズレジデンスでは、上質で贅沢な“ひととき”をまるごと贈り物にできる「スパイシーハイボールセット」(税込1万6,632円)を20セット限定で用意。スコットランドのスカイ島で造られた10年もののウイスキーと「YAMAZAKI PREMIUM SODA」、黒胡椒と胡椒引き、ペアのグラス、ジャズのCDなどがセットになっており、ジャズを聴きながら、きりりとスパイスが効いた極上のハイボールを楽しむことができる。そのほか、日本古来の伝統模様をポップにアレンジした雑貨や、可愛さや色気などのエッセンスを吹き込んだ江戸切子、文字やモチーフを自由に刺繍できるベビーギフトなども用意されている。
2016年08月02日カセットテープ専門店が話題だ。スマートフォン保有率が6割を超えるこのデジタルの時代に、だ。もしかしたらティーンエイジャーたちにとっては「カセットテープ?何それ美味しいの?」かもしれない。しかし、とにかくクリエイティブ界隈では話題となっている。昨年8月に、中目黒にオープンしたカセットテープ専門店「waltz」。中目黒駅を出て山手通りを目黒方面に向かう右手、都内でも指折りの高級住宅街の片隅に店を構える。大きなガラスの引き戸が連なった扉から、自然光がたっぷりと入り込む店内。配管や天井裏がむき出しになった店内には、想像性を掻き立てられるような空間が広がる。整然と佇む棚には、タイトルを背にしたカセットテープがぎっしりと並べられ、手が差し伸べられるのを待っている。ジャンルは、往年のジャズから、90sヒップホップ、そして若手アーティストたちによるインディーミュージックなど様々だ。もちろん再生機器であるいわゆる“ラジカセ”の品揃えも充実している。当時を知る人であれば思わず「懐かしい!」の一言がこぼれるだろう。その他には、希少なレコードやカルチャーマガジンのバックナンバーなどのビンテージブックも展開する。しかし、ここは閑静な住宅街。駅からもちょっと歩くのだ。ここでもまた一つハードルが上がる。しかし、このハードルこそが店主の角田太郎さんの狙いの一つだ。■デジタルの隆盛を逆手に取る実は、店主の角田さんは世界的なECサイト「Amazon」の日本法人で働いていた。「店を立ち上げて1年くらいしか経っていないのですが、テレビ、ラジオ、雑誌、webなどメディアの取材がひっきりなしです。なんでこういう状況になったかというと、僕が独立した後、インターネットビジネスをやってないからなんですよ。実際にここに来てはじめて目に見える“リアルな世界”を作っていて、そこに共感して、面白いと思ってくれる人が多いということなんだと思います」このご時世、カセットテープを専門に扱っているお店は世界でも稀な存在だろう。その証拠に、イギリス発のライフスタイル誌「Wallpaper」からも取材を受けた。「そういうお店が、中目黒の住宅地を歩いてくると突然現れるということ。また、Amazonというインターネットビジネスに長年携わってきた僕が、全く真逆のことをやっていること。双方含めてこの店のバリューになっているんです。そんな“ストーリー”も含めて、面白がってもらっている状況でしょう」■オープンのきっかけはある1冊の本との出会いデジタル化の波を肌で感じることができる最たるものの一つが音楽だろう。それまではラジオを通じて聞いていた音楽が、レコードになり、カセットになり、CDになり、データとなり、無形化した。「音楽が無形化した結果、アートではなくなってしまったんだと思います。自分自身、初めてiPodを手にした時、持っている何千枚ものCDをデータ化してやろうと思ったんですけど、あっという間に挫折しました。若いころから音楽を聞いてきた身からすると、やっぱり音楽ってデータじゃないよねと、気づく瞬間でもありました」「カセットテープに行きついたのは2004年頃、ある1冊の本がきっかけです。それがこの『mix tape』というタイトルのアートブック。著者が知人に、昔作ったミックステープを持ってきてと声をかけて、集めたものを収めてアートブックとして紹介しているんです。ミックステープを作った本人は、それがアートだなんてことは思っていないでしょう。ですが、ジャケットやインデックスの作り方に注目すると面白いんです。凝ったコラージュが施されていたり、タイポグラフィーの作品集にも見えます。この1冊の中では、カセットテープというものがアートとして表現されてるんです。この本でスイッチが入りました」■カセットテープのほうが“音がいい”それこそ「ハイレゾ」なんていう言葉もよく聞くようになった。音質もどんどん良くなっているような気もする。「音がいいっていうのは、すごく定義が難しい話です。技術的に“高音質”ということと、耳に聞こえる“心地よさ”っていうのは全然話が違うんですよ。それは例えば、高級メゾンのスラックスがいいのか、古着のリーバイス501がいいのかっていうのと同じ。ハイレゾみたいなものは高級メゾンのスラックスなんです。デジタルの音は固いんですよね。それに対して、周波数を上下でカットしたレコードやカセットは聴こえる範囲が狭いんです。だから高音質ではないという言い方もできるんですけど、でもその分パンチが効いてるんですよ。音は温かく聞こえるんです。加えてアナログ盤はノイズを含んでいます。ノイズを含んだ音は生々しく聞こえるんです」■デジタル=冷たい、アナログ=温かい、という二元論を超えて角田さんは「デジタルにはデジタルのよさがある」と前置きした上で、「アナログを古臭いものだと勘違いしている人も多い」と語る。「カセットは現在進行形のカルチャー。音楽業界全体が衰退していくなかで、音楽を伝えるメディアも弱体化している。だから若いアーティストたちが、カセットで新譜を出していることを知ることができない。今は、世界各国のカセットレーベルから直接扱ってほしいという問い合わせが来るようになりました。僕は常に『音楽には形がある』と言っているんです。それはモノを目で見て、触れることによって、音楽が聴きたいって衝動が生まれることにリンクします」「今は配信や動画サイトで、あまりお金を掛けずに音楽を聴くことができる。ですが、ありがたみが失われると、興味が損なわれるっていうのは音楽もファッションも同じで、ファストファッションが隆盛するとファッション全体がしらけてしまう。今また古着が流行していますよね。あれってカセットテープの再評価と同じなんだなって思います。珈琲だってスターバックスが流行っている一方で、サードウェーブ系が盛り上がっているじゃないですか。スタバはマジョリティだけど、サードウェーブを良いと思う人も多くいるんです。しかも、彼らはより文化的なこだわりをもった人種。アナログメディアの再評価が世界レベルで進んでいると実感しています」■そして音楽業界の再生へAmazon入社前は六本木WAVEで働いていた角田さん。六本木WAVEといえば、80年代文化の象徴ともいえるCDショップだ。地下には“尖った”単館系映画がかかる「シネ・ヴィヴァン」があり、美術書店「アール・ヴィヴァン」があり、ビル全体が一大カルチャー発信拠点となっていた。今ではそこに六本木ヒルズがそびえ立つ。時の流れは、早い。一度下降線を辿った文化が再び息を吹き返すということは、本当に難しいことのように思える。「このビジネスを巨大化しようとは思っていません。とはいえ、音楽レーベルの人たちもリサーチに来ますし、大手家電メーカーの社長さんがうちのお客さんだったりします。今の音楽業界に関して言うと、配信主流の状況を誰も良しとしてないんですよ。どんどん売り上げは落ちていき、アーティストは新作をリリースしにくい状況になっている。ビジネスのヒントを、みんなここで探ってるんです」「僕にとってこの店は、手始めのプレゼンテーションなんです。結果的には、音楽業界や家電業界の再生につなげるための大事な一歩と言えるような店にしていきたい。それはすごく大きな夢でもありますけどね。前例のないことだし、音楽のバックグラウンドを含めた“自分にしかできない”見せ方をすることによって、カルチャーにすらなりうると、そう思っています」私たちが肉体から離れて“デジタル化”することは絶対にない。もしくは相当遠い未来でのことだろう。フィジカル(=アンチデジタル)な体験は、これからもっと“ありがたみ”のあるものになっていくはずだ。懐かしがってなんかいられない。カセットテープカルチャーは、実はまだ始まったばかりなのだ。【店舗情報】waltz住所:東京都目黒区中目黒4-15-5-101営業時間:13時~20時(月曜定休)電話:03-5734-1017【イベント情報】みらいの夏ギフト’16「思い出」を贈ろうISETAN meets waltz send happy memories場所:伊勢丹新宿店本館3階=ステージ#3期間:16年8月3日~9日waltzからセレクトしたカセットテープと、時代を感じる雑誌のアーカイブやTシャツや小物を組み合わせて「思い出」と共に贈るギフトをwaltz × ISETANで提案する。
2016年08月02日コエ(KOE)がトム ブラウン(THOM BROWNE)とのコラボレーションアイテムを発売する。今回のコラボレーションでは、トム ブラウンの独創的でユニークなデザインをコエに取り入れたジャケットやパンツなど全32型を展開。キーモチーフの「KOE DUCK」を全面にあしらったジャケットやチェック柄シャツなどの他、コート、ブルゾン、カーディガン、パンツ、ワンピース、スカートなど、ウィメンズ・メンズ各15型のアイテムが製作された。また、コラボレーションアイテムと合わせてコーディネートできる「KOE スペシャルエディション」も同時発売。スウェットトップやニットトップ、ワンピース、パンツなど、ウィメンズ・メンズ合わせて全8型のアイテムが展開される。今回のコラボレーションについて、トム・ブラウンは「良いコラボレーションは、確立した者同士の結婚のようなもの。今回のコラボレーションは、その『完璧な結婚』の形です。私が参加したことで、アメリカの美的部分や初期の東海岸にあったプレッピーの美学と、若々しい日本人デザイナーが融合した新しい世界観を楽しんでいただけると思います。KOE DUCKと名付けたアヒルは、プレッピーの伝統的なシンボル。難しく考えず、アメリカ東海岸の美学の象徴として受け入れていただきたいです」と語っている。アイテムは8月9日にコエ オンライン及びZOZOTOWNで先行予約、31日より販売を開始する。また、8月24日から30日までは阪急メンズ東京1階 イベントスペースで、9月3日から13日までは阪急うめだ本店3階 イベントスペースでも展開される。
2016年08月02日ヨシオクボ(yoshiokubo)の17SSコレクションが7月20日、秩父宮ラグビー場で発表された。ボンバージャケットの袖をドッキングさせた黒のテーラードジャケットから始まり、タックを入れてリラックスしたボリューム感を持たせたパンツ、スカーフをまとったシャツなど、異なるテイストを絶妙なバランスでミックスしながら、独自のスタイルを完成させていく。カラーパレットはシックなモノトーンをベースに、ネオンオレンジとネオンイエローといったケミカルカラーや繊細なきらめきを放つシルバーやゴールドでテーマを表現。プリントも鉄塔がモチーフだ。バランスを絶妙に崩しながらもエレガンスを感じさせるシルエットや、ギミックとして忍ばされたディテールデザインからはヨシオクボらしさが垣間見られるが、今期はより大人っぽく仕上げられたのが印象的。ベルクロスニーカーやベンチコートなどでスポーティーさを盛り込むことで、さらっと軽やかなスタイルにまとめ、リアルな東京のストリートスタイルをより洗練された形で提示している。これまで東京コレクション期間中にコレクションを発表してきたが、今回はパリのメンズファッションウィーク直後の時期での開催に変更。さらに「yoshiokubo GROUNDFLOOR」と描かれた新しいブランドロゴも披露した。ブランドのアイデンティティに立ち返り、かつ新しい“TEAM”ヨシオクボとして、これからより世界を意識して活動していくという。ショーのフィナーレでは、ドラマーのYuumiによる力強く情熱的なパフォーマンスに、隣の神宮球場で打ち上げられた花火が共鳴。ブランドの新しい門出を象徴するような夜となった。
2016年08月02日ファッションを愛する男たちが、この夏コンゴから来日した。平均月収3万円という貧しい国に暮らしながらも、オシャレに着飾ることで、世界中にファッションの持つ力を教えてくれる彼ら。FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。連載を締めくくるのはサプール歴43年で、本国でも「大サプール」と慕われるムィエンゴ・セヴランさん。今年の4月にも来日し、大いに話題となった。この日は、前回の来日時にデザイナーの山本寛斎からプレゼントされたというカンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)の極彩色のジャケットを身に纏っていた。さらに、ジャケットだけでなく、パンツ、シャツ、ヴェスト、そしてハットに至るまで原色のアイテムでまとめていた。それでも自分のスタイルとして着こなしてしまうのだから驚きだ。Q1:サプールを始めたきっかけは?サプールはコンゴ共和国の首都ブラザヴィルが発祥の地です。父がサプールで、彼のようになりたいといつも思っていました。また、自分の本名には”清潔”という意味も込められているので、常に身なりには気をつけていました。Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?15才からサプールをやっています。父もとてもかっこいいサプールでした。周りはそんなサプールばかりでしたら、大いに影響を受けましたね。10才くらいの時にはもう憧れを持っていました。はっきりと覚えていますよ。Q4:スタイリングのこだわりは?飾り立てること。足し算することでエレガンスを生み出すことを信条としています。例えば、スーツというものは、シングルやダブルなどの違いはあれど、大まかな形は似ています。そこにチーフやネクタイ、色などをプラスことで自分らしさが生まれるのです。Q5:好きなデザイナーやブランドは?それは、カンサイヤマモトです(笑)。前回の来日時に頂いたこのジャケットに合うように、パンタロンも新調しました。帽子なんかは合うものがありませんでしたので、生地だけはなんとか探し出して、自分で既存のものの上から縫い付けています。好きなブランドはいくつもありますが、自分で手を加えてオリジナルにすることが好きなんです。山本寛斎さんから贈られた「大漁旗」のジャケットに合わせるために、自分で帽子をリメイクしたというゼブランさんQ6:来日するにあたり楽しみにしていたことは?日本でも「サプール」を作りたいと思っています。山本寛斎さんをはじめとする何人かの方には既にお声掛けしています。Q7:あなたにとってのファッションの魅力とは?ファッションとは、自分を高貴にしてくれるもの。繊細な縫製、体になじむカッティング、鮮やかな色。美しい服を着れば、気分も高揚します。Q8:これからの夢を教えてください前回の来日の時、山本寛斎さんとお会いして、僕らの考えていることが同じであると認識しました。アフリカの諸国は紛争が絶えません。まずはコンゴを発信として、アフリカから戦いをなくしたい。そして、サプールによる平和の輪が、世界中に繋がっていけばいいなと願っています。今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。【写真集】タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン著者:茶野邦雄出版社:オークラ出版価格:2,700円【写真展】タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展日時:開催中~8月31日場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー入場料:500円(中学生以下無料)
2016年08月02日写真家の川島小鳥による新作写真展「川島小鳥 写真展 『20歳の頃』」が、8月14日まで東京・阿佐ヶ谷のセレクトショップ・ヴォイド(void)にて開催されている。同展では店内一面に、20歳になるひとりの女の子にフォーカスして撮りためた新作の数々を展示し、川島小鳥ワールドに浸れる空間となっている。また、同展に合わせて特別に制作されたZINE(税込1,260円)も部数限定で販売中。【展覧会情報】会場:ヴォイド住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-28-8 芙蓉コーポ 102会期:7月30日~8月14日時間:12:00~20:00休館日:火曜日
2016年08月02日資生堂パーラー銀座本店サロン・ド・カフェでは8月2日から31日まで、産地や旬にこだわったフルーツをふんだんに使ったパフェが楽しめる「2016 真夏のパフェフェア」第2弾が開催される。今回提供されるのは、パフェグラスの下層までフルーツゼリーや果物のコンポートなどが盛り込まれ、アイスクリームやソルベに至るまでメインのフルーツを使った自家製となっているパフェ4種。そのうち「国産 黄金桃と白桃のオリエンタルパフェ」(税込1,890円)は、ジューシーな国産の黄金桃と白桃のコンポートに抹茶アイスを合わせたオリエンタルなパフェ。アクセントにいちごソースが使用された。「沖縄県産 キーツマンゴーのパフェ」(税込2,580円)では、繊維質が少なくなめらかな食感が特徴の希少なキーツマンゴーを贅沢に使用。見た目も食感も楽しめるようカットの仕方を工夫し、トロピカルな自家製マンゴーシャーベットやエキゾチックソース、ミルクアイスクリーム、クランベリーソースなどとともに盛り付けられた。「和歌山県 紀の川市産 いちじくのパフェ」(税込2,160円)は、旬のいちじくを赤ワインやロゼワインのコンポートをはじめとした様々な形で味わえるパフェ。いちじくのシャーベット、フランボワーズ、赤スグリなどが添えられた。さらに、東京銀座資生堂ビル15(いちご)周年を記念して、「長野県 信州畑工房産 恋姫のストロベリーパフェ」(税込1,890円)が登場。資生堂パーラー専用ハウスで採れた、酸味が少なくまろやかな味わいの希少な「夏いちご“恋姫”」が贅沢に使用された。
2016年08月02日松屋銀座8階のイベントスクエアでは8月3日から22日まで、「ひつじのショーン」で知られるイギリスのアニメーション製作スタジオ、アードマン・アニメーションズ設立40周年を記念した「ひつじのショーン展」が開催される。キャラターを粘土で作成し、ひとコマ(カメラで撮影するワンカット)ずつ撮影する方法“クレイアニメ”で知られるアードマン・アニメーションズ。今回開催される同展では、「ひつじのショーン」シリーズをはじめ、人気作品の「ウォレスとグルミット」シリーズや『チキンラン』、『おすすめ生活』など、アードマン・アニメーションズの代表的な作品の数々が紹介される。展覧会は3章に分けて構成され、第1章では、2015年に公開された『映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』の2メートルを超すセットをはじめ、テレビシリーズや「こひつじのティミー」シリーズのセット、キャラクターのパペットなどを展示。第2章では、「ひつじのショーン」をはじめとしたアードマン・アニメーションズの魅力的な作品の数々がどのようにして生み出されるのかを知ることができる。第3章では、アードマン・アニメーションズで創り出された作品で実際に使われたセットやパペット、絵コンテなどで、「ウォレスとグルミット」シリーズや『快適な生活』、『チキンラン』などの人気作品の魅力を細部まで紹介。ニック・パーク監督の『ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー』のための日本初公開となるカラースケッチなども展示される予定だ。【イベント情報】アードマン・アニメーションズ設立40周年記念 ひつじのショーン展会場:松屋銀座8階 イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1会期:8月3日~22日時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,000円、高大生700円、中学生500円、小学生300円
2016年08月02日あべのハルカスが立地する大阪阿部野橋駅と、桜の名所吉野山の玄関口である吉野駅を結ぶ南大阪線・吉野線観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が、9月10日にデビュー運行を開始する。大阪阿部野橋駅と吉野駅を結ぶ「青の交響曲」の沿線は、日本遺産に指定された「明日香村」や、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された「金峯山寺」をはじめとする由緒ある神社仏閣がある他、美しい自然景観を誇る「みたらい渓谷・洞川温泉」や、ワイナリー、地酒蔵元、フルーツの名産地など、様々な観光資源に溢れている。「青の交響曲」の名称は、この沿線を“青色の列車”が走り、魅力的な観光資源と調和し響きあうことをイメージして命名された。「青の交響曲」は3両1編成で定員は65名。座席はすべて2列+1列で幅広のデラックスシートとなっている。また、グループでの旅行を楽しめるテーブルを備えた3人から4人用のサロン席や、2人用のツイン席も設置。座席・カーペット・カーテンには、それぞれ質感のある素材を使用し、ゆっくり寛げる上質な空間が演出された。また、地元の吉野地域の竹材を座席の一部に使用している。2号車はラウンジ車両となっており、車内はホテルのラウンジをイメージ。革張りのソファを配置し、LEDの間接照明を活用して非日常感を感じられる空間がつくり出された。大型のバーカウンターを設置し、専属のアテンダントが地元の特産品を活用したスイーツやワイン、地酒、ハイボールなどを販売する。また、背面はホテルのバーをイメージしたディスプレイとなっている。その他、「青の交響曲」にちなみ、クラシック曲をアレンジしたメロディーを制作し、このメロディーを鳴動するミュージックホーンを車両に装備する他、出発予告放送(発車メロディー)として大阪阿部野橋駅で放送する。また、外装は落ち着いた濃紺色にゴールドのラインをあしらい、車両前面や側面にはエンブレムなど特別な装飾が施された。運行は1日2往復4便となっており、大阪阿部野橋駅発の1便が10時10分から11時26分、吉野駅発の2便が12時34分から13時51分、大阪阿部野橋駅発の3便が14時10分から15時26分、吉野駅発の4便が16時4分から17時22分に出発する。水曜日は運休となり、同ダイヤを一般特急車両が運行。運休日や上記の運行ダイヤ以外の時間帯は、「ワイン列車」などのイベント列車や貸切列車を運行する予定だ。なお、料金は普通運賃に加え大人720円、小児370円となっている。
2016年08月02日クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)によるディオール オム(DIOR HOMME)は6月25日、パリ16区のテニス クラブドゥ パリを会場に2017年サマーコレクションを発表した。コレクションは「Fun Fair(遊園地)」と題され、ランウェイにはジェットコースターの線路を思わせる、色とりどりの電飾の付いた鉄枠製のオブジェが設置されていた。80年代に隆盛した英マンチェスターのクラブ、ハシエンダに集まっていたニュー・ウェーヴやパンクに傾倒する若者たちや、遊園地に集う思春期の少年たち特有のアティチュードを彷彿させるシルエットをミックスしている。テーラードジャケットにはハーネスのようなアクセサリーを飾り、細身のスーツには全身にアイレットを打つ。ブルゾンとバギーパンツのセットアップは、端切れを色糸でハンドステッチした素材で構築され、アイレットを打ったノースーリーブジャケットとクロップドパンツのセットアップには、赤いシューレースを縦横無尽に走らせている。それらパンク的要素を前面に出したアイテムは、クチュールメゾンによる高度な技術を必要とするアイテムばかりだ。ダメージを受けたガーゼを貼り合わせたかのようなジャカードのスーツや、ほつれたような糸が垂れる立体的なジャカードのスーツなど、このメゾンらしい素材使いも目を引く。また、現代画家・亀井徹の油彩作品をプリントした素材をカットし、更にハンドステッチしたアイテムも注目を要するだろう。
2016年08月01日パリ発のチャリティーイベント「HOPE AND LOVE」が、8月6日、7日の2日間、東京・代官山の代官山ヒルサイドテラスとギャラリーALで開催される。同プロジェクトは、ファッションコーディネーター石坂紀子の呼び掛けにより、パリ在住のファッションに関わる女性たちが東日本大震災直後に立ち上げたもの。現在ではファッション業界以外にも、写真家や料理家などクリエイティブなジャンルで活躍するメンバーも参加しており、これまでに集まった寄付金は東日本大震災の被災地での炊き出しや木造仮設住宅の建設、フィリピンの台風で船を失った漁師へ船を贈るプロジェクト、ネパールの学校再建やテントハウスの建設費用などの被災地支援のために使用してきた。今回で21回目となるイベントでの注目は、有名スタイリストと東京ブランドによる2日間限りのチャリティーフリーマーケット。アンダーカバーやアンリアレイジ、ビューティフルピープル、G.V.G.V.、トーガ、ビームスなど日本を代表するブランドやセレクトショップ、スタイリスト提供の洋服や小物が豊富に展開される。また、パリと東京の有名シェフによるフードコートも登場。TOYOやBento&Goなどの有名シェフによるクリエイティブなお弁当やお菓子が販売される。ティータイムには無農薬のハーブティーやハーブクッキーなども登場する予定だ。その他、chioben、eatrip、MAISON CINQUANTECINQなども出店。8月6日の17時からは、グラフを率いるグラフィックデザイナーの北川一成と大人のスナックグラフを楽しめるスナックGRAPHを開催。また、パリで注目のシェフから料理のコツを教わることができる「パリシェフとソムリエのカップリングお料理教室」も実施。6日の11時からはレストランTOYOの中山豊光シェフがブイヤベースをはじめとした前菜3品、メイン料理2品を提供する。7日の11時からは、パリの3ツ星レストラン ギー サヴォアの元肉料理シェフである島野雄による前菜2品、メイン1品のフランス料理を楽しむことができる。ファッション誌『フィガロジャポン』や女性誌『DRESS』にて、ファッションと占いページを担当するファッションエディター青木良文による「下半期のハッピー講座」など、その他にも様々なイベントを楽しむことができる。本イベントの売り上げは例年通り東北支援の他に、平成28年熊本・大分地震の被災地への義援金として寄付される。なお、今回からショッピングにはクレジットカードの利用も可能に。【イベント情報】HOPE AND LOVE DAY TOKYO 2016会場:代官山ヒルサイドテラス/プラザ、バンケット、C棟ギャラリー、駐車場AL1F Main Space (東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F)会期:8月6日11:00~20:00、8月7日 11:00~19:00詳細:
2016年08月01日「家」を未来産業の交差点と見立てるプロジェクト「HOUSE VISION 2 TOKYO EXHIBISION」が、東京はお台場・青海ではじまった。日本を代表するグラフィックデザイナーである原研哉が展覧会ディレクターを務めるHOUSE VISIONでは、新進気鋭のクリエイターや世界で活躍する建築家たちが企業とともに手掛けた未来の家を提案している。そんな“未来の家”をFASHION HEADLINEでは巡ってきた。その全貌をレポートする。エントランスからメイン広場、また12棟ある展示ハウスに至る会場全体の構成は、世界的な建築家・隈研吾が担当。和の大家と呼ばれる隈らしく、エントランスや広場、通路には、ふんだんに木材が使われ、やすらぎや心地よさが感じられる空間だ。木々の香りに導かれて訪問したのは「吉野杉の家」。この家は、気鋭の若手建築家・長谷川豪と旅の概念を変革したアメリカ・サンフランシスコの企業Airbnb(エアビーアンドビー)が手掛けた家。「Airbnbと“ホストとゲストの関係性を問い直す家”というテーマで家作りを検討。また作って終わりではなく、過疎地域を活性化させる取り組みとして、その家を地域に移築してAirbnbで貸出すプロジェクトに」と長谷川。この取り組みに賛同し協力したのが奈良・吉野町。杉や檜などの産地である吉野の木々を使って、吉野町の人たちのコミュニティスペースになり、国内外から旅行者が訪ねてくる家を生み出した。「コミュニティがホストになる」という家は、大テーブルや広い縁側のある1階をみんなの空間として、小屋裏のような2階はゲストの空間として、作られている。「だから1階と2階では木々の香りも違う、1階は甘い香り、2階は爽やかな香りがするのでそれも体験して欲しい」と長谷川はコメントする。会期を終えた今秋11月には吉野町に里帰りしてAirbnbに登録され、宿泊予約を受け付ける。次に訪ねたのは「遊動の家」。ここは建築家の谷尻誠×吉田愛と三越伊勢丹が手掛けた極上のリノベーション空間。パソコン一つもって世界中を飛び回るニューノマドな仮想施主にむけて、三越伊勢丹がモノの選定や調達を行い施主個人のライフスタイルをそのままカタチにした家。「だから建築はシンプルに黒皮鉄、杉古材、モルタルのみで構成しモノや生活を際だたせる空間にしました。また室内に配した小屋には、余白を多くとりそこに縁側的な部分をもうけて仲間たちとのコミュニケーションの場に」と谷尻は語る。また12棟のなかで一番高い家は「賃貸空間タワー」。こちらは国際的な建築展の受賞も数多い藤本壮介氏×大東建託の建てた家。“個人空間と共用空間を再定義した賃貸住宅”がテーマ。キッチンやお風呂、ライブラリー、庭などを広々とした共用空間に対して、ベッド、トイレ、収納と生活の最小限要素をまとめたプライベート空間。お年寄りと若者、単身者と若夫婦、世代や職業を超えた人々が住むことで、そこに新鮮なつながりが生まれていくだろう。共用スペースの至るところで、ゆるやかなコミュニケーションが生まれる賃貸だ。そして家ではないけれども、夏空の下取材を続ける我々を癒してくれたのは、住友林業×プラントパンター西畠清順×隈研吾の「市松の水辺」。樹木と水と木材で作られた心地のいい庭だ。市松模様の柄を1ユニットとして組みたてているので、都会のどこにでも庭を生み出せる。陽射しをさえぎる木陰の下で、冷たい水辺にちゃぽんと足をつけて、真夏の涼を楽しみたい。また休憩処であるAGF(味の素ゼネラルフーヅ)と長谷川豪が手掛けた「冷涼珈琲店 煎」では、日本の軟水にあう豆を選び焙煎した「煎」のアイスコーヒーと江戸時代から続く和菓子処・榮太樓總本鋪の冷菓子を提供。海風にはためく麻の暖簾、爽やかな香りが漂う吉野檜のベンチシートでいただくアイスコーヒーは、今も未来も私たちを癒してくれるはずだ。他にもメインホールには蔦屋書店や代官山蔦屋書店2階のラウンジAnjin(アンジン)がサテライト出店。約3千冊にのぼる「住まい」をテーマにした書籍が並び、HOUSE VISIONの関連書籍も先行発売している。さらに会期中(8月28日まで)は毎日、建築家やアーティスト、デザイナーなど多彩なゲストのトークセッションが予定されている。HOUSE VISION会場をぐるりと巡ることで、経済の停滞、人口の縮退、自然災害の頻発、コミュニケーションストレスの増大など今の日本が抱えるさまざまな問題や未来に対する12のアプローチを見てとることができるはず。確認申請を経て、建てられた展示ハウスは明日にでも利用可能な家も多い。絵空事ではないリアリティのある未来の家たち、どの家でどんな暮らしを望みますか?【展覧会情報】HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION会期:2016年7月30日~8月28日時間:11時~20時(最終受付19時30分)料金:一般 1,800円学生 1,500円
2016年08月01日ファッションを愛する男たちが、この夏コンゴから来日した。平均月収3万円という貧しい国に暮らしながらも、オシャレに着飾ることで、世界中にファッションの持つ力を教えてくれる彼ら。FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。ベージュのトーンスタイルで洒落込んだジョンさん。着こなしだけでなく、立ち振る舞いや言葉の端々に聡明さを感じるサップだ。インタビューではモラルを守ることや、サプールの教えを次代に繋いでいくことの大切さについて語ってくれた。Q1:サプールを始めたきっかけは?子供の頃、自分が住んでいたところの近くにサプールが集まるバーがありました。そこに集まったサプールたちを見ては、「いつか自分も」と憧れを抱いていましたね。Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?お洒落することは自分たちの国の文化なのかもしれません。父はサプールではありませんでしたが、近所にはサプールがたくさんいましたので小さい頃から彼らの影響を強く受け、着飾ることの喜びに目覚めていきました。Q3:スタイリングのこだわりは?ファッションにもルールがあります。目的や場所にあった、きちんとした服装を心掛けています。また、ネクタイやチーフを使って、自分らしくカスタマイズするのが好きです。体のラインを美しくみせるタイトなラインのパンツをよく履きますね。Q4:好きなデザイナーやブランドは?自分の中では好きなブランドを持たないようにしています。あるブランドをひいきすることなく、そのアイテムが気に入ったら着る、というスタンスです。Q5:来日するにあたり楽しみにしていたことは?国外に出て、文化交流するのが夢でしたので、来日自体が嬉しいです。また、ステップが得意なので、日本に多くの方に見てもらおうと思っています。Q6:あなたにとってのファッションの魅力とは?着飾ることは、一度覚えたらやみつきになります。姿見を前にして、気に入った服で全身を飾り立てると、自信が湧いてくるんです。Q7:これからの夢を教えてください昔のサプールの中には定職につかず、家族や妻に服を買ってもらうことも少なくありませんでした。私たちは違います。新世代のサプールなんです。みんな定職ついていますし、サプールの装い、そして振る舞いを通じて平和や友愛のメッセージを、世界中に発信していくことが必要だと思っています。今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。【写真集】タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン著者:茶野邦雄出版社:オークラ出版価格:2,700円【写真展】タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展日時:開催中~8月31日場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー入場料:500円(中学生以下無料)
2016年08月01日秋の始まりを彩るイベント「もみじ市2016」が、9月17日、18日に東京都調布市の多摩川河川敷にて開催される。「もみじ市2016」は、陶芸家、布作家、イラストレーター、エッセイスト、カフェなど個性豊かな“ものづくりびと”たちが力を合わせて作り上げる“大人の文化祭”。06年に第1回を開催して以来、毎年異なるテーマのもとに実施されており、一昨年は“100人の個展”、昨年は“紅白”をテーマに開催された。10周年となる今年のテーマは“FLOWER”。109組の作り手と14名の事務局スタッフが一丸となり来場者をワクワクさせるような表現にチャレンジする。会場では、クラフト作家による陶芸や木工、ガラス、布作品や焼き菓子、パン屋による飲食を販売する他、手芸ワークショップや子供のための絵本の読み聞かせも実施。テント映画館やアーティストによるライブも行われる予定だ。また、10周年に相応しく10種類のDMが毎週月曜日に週替わりで、手紙舎を始めとする各地のショップで配布される。(10枚目は全9種類を集め人へ当日会場にてプレゼント)DMのイラストはイイダ傘店が担当した。「もみじ市2016」の出店者は、甲斐みのり、ニシワキタダシ、ivory+安藤由紀、西本良太といった作家やイラストレーターからイイダ傘店、仁平古家具店、エジプト塩の家族ユニット「エジポや」、日光珈琲、パンと器 yukkaya、カオリーヌ菓子店のショップなど。【イベント情報】「もみじ市2016」会場:多摩川河川敷住所:東京都調布市会期:9月17日、18日時間:17日は10:30~16:30、18日は10:00~16:00入場無料
2016年08月01日フレッドペリー(FRED PERRY)が8月6日、アート・カムズ・ファースト(Art Comes First)とのコラボレーションコレクションを発売する。アート・カムズ・ファーストは、スタイリスト兼ファッションコンサルタントとして活躍するシャカ・メイドー(Shaka Maidoh)と、サヴィル・ロウでビスポークテーラーとして活動していたサム・ランバード(Sam Lambert)によるクリエーティブユニット。13AWシーズンにロンドンでスタートした。フレッドペリーのピケシャツを原点に製作された今回のコラボレーションコレクションでは、アート・カムズ・ファーストが得意とするモダンテーラリングと、クラシックかつシャープなディテールが融合。ピケシャツはホワイトとブラックの2色で展開されており、ホワイトバージョンはボディと対照的なブラックのローレルリース刺繍とアート・カムズ・ファーストのラベルが特徴的なモデルとなっている。また、トラックジャケットとハリントンジャケットは、身頃と袖を異なる素材で切り替え、ローレルマークとアート・カムズ・ファーストのロゴが刺繍されたワッペンを右袖に配置した。なお、取り扱いはフレッドペリーの東京と大阪の路面店、及びオンラインショップの他、一部の限定されたショップのみ。
2016年08月01日東京ミッドタウンでは10月14日から11月6日まで、秋の恒例大型デザインイベント「東京ミッドタウン デザインタッチ(Tokyo Midtown DESIGN TOUCH)2016」が開催される。今年で10回目を迎える「東京ミッドタウン デザインタッチ」では、“ひろがるデザイン”をテーマとした様々な企画を実施。メインイベントとなるのは、クリエイター集団のライゾマティクスが新たに発足する建築部門・Rhizomatiks Architectureによる初の大型インスタレーション「カーテンウォールシアター」。人の脳波で空間が変わるという今までにない体験ができる同インスタレーションでは、巨大な白い箱のようにカーテンが並べられた広大な芝生広場で、参加者1名が脳波を読み取るヘッドセットを装着。装着者の脳波によってカーテンの開閉を行うインタラクティブな体験ができる体験型の野外劇場となっている。10月14日の16時30分からは、プラザ地下1階のアート作品「意心帰」前特設会場にて、次世代を担うアーティストやデザイナーの発掘と応援を目的に開催される「Tokyo Midtown Award」の受賞作品計14作の発表、及び授賞式を開催。会期中は今回の受賞作の展示はもちろん、同アワードのデザインコンペでこれまでに商品化された作品も紹介する。ミッドタウン・ガーデンでは、日本グラフィックデザイナー協会による、日本各地のモノづくりと日本を代表するデザイナーたちによる人気のコラボレーション企画「ジャグダ カサマ&カワラエキシビション」を実施。緑豊かなミッドタウン・ガーデンの小川エリアに、「八郷瓦」と「笠間焼」という伝統工芸を使った作品が展示される。10月15日、16日、29日、30日、11月3日、5日、6日の11時から17時には、様々なデザインに関連する本を集めた屋外ラウンジ「デザインブックラウンジ」も登場する予定だ。また、10月28日から11月6日まではコートヤードにて、4回目を迎える「サローネ イン ロッポンギ」を開催。“難しい科学の世界を、楽しくわかりやすく デザインの力で伝える”ことに重きを置き、長年にわたってミラノサローネでも作品を発表し続けている建築家の長坂常が、世界で最も難解と言われる素量子物理学の世界をデザインの視点で伝える。同期間にガレリア地下1階の催事スペースでは、「暮らしになじむLOHACO 展2016」を開催。今回は、メーカー36社のデザイナーによる、家庭の生活シーンを考えたデザインの47商品を採用し、旬のイラストレーター5名が “くらしを絵描く”をテーマに1コマ1コマていねいに描いたインタラクティブな動画と空間のエキシビションを展開する。また、設計事務所・イマ(ima)の小林恭+マナが手掛けた部屋を模した外壁に商品を展示し、AR(拡張現実)フォトブースとしての機能を取り入れており、思わず写真を撮り誰かに伝えたくなるような空間に仕上げられている。
2016年08月01日エル カフェ(ELLE cafe)が8月3日から9月13日まで期間限定で、伊勢丹新宿店 地下1F に「コヨ ショップ(COYO SHOP)」をオープンする。“コヨ”ことエル カフェのココナッツヨーグルトは、ココナッツミルクをヴィーガンプロヴァイオティクス(植物性乳酸菌)で発酵させてつくる無添加の植物性ヨーグルト。一般的な牛乳ヨーグルトの糖質が100gに対して4.7gなのに比べ、コヨは3.7gと低糖質。中鎖脂肪酸(ココナッツオイル成分)が豊富で、脂肪燃焼や新陳代謝のよい体質改善が期待できる。また、食物繊維が豊富でクレンズ(整腸)効果ももたらしてくれる。今回期間限定でオープンする「コヨ ショップ」では、このコヨに完熟マンゴーやシャインマスカットなど旬のフルーツをトッピングしたバリエーション豊かなヨーグルトの数々を販売。定番のジャー入りコヨ7種(800円)と、お持たせに最適なコヨカップ10種(650円)を合わせた全17種類のヨーグルトが登場する。中でも注目は、ひと玉1万5,000円相当もする静岡県産の最高級マスクメロンを使った伊勢丹限定コヨ。あふれる果汁と濃密な甘さ、メロンの香りがコヨと相性抜群の逸品となっている。ギフトセット(コヨ プレミアムメロン 3,000円、4個入りギフト 3,800円)も販売される予定だ。また、贈り物に最適なコヨのカップシリーズ(コヨギフト4個入り 2,600円から)も先行発売。下段にはコヨ、上段には旬の果物やスーパーフードグラノーラなどが入り、食べる直前に組み立てて楽しむスタイルとなっている。ギフトは全4種で、全国郵送可能。【ポップアップ情報】ELLE cafe 期間限定「COYO SHOP(コヨショップ)」場所:伊勢丹新宿店 地下1F 会期:2016年8月3日~9 月13日(※8月23日、30日は休み)
2016年08月01日開運のキーワードは「断捨離」。仕事や人間関係、身の回りのもの、恋etc...どんなことでも整理し綺麗にしておくことが、新たな出会いや発見を呼び寄せます。■牡羊座(3.21 - 4.20)人に頼られる星回り。親身に助けると後で見返りが望めそう。感情を素直に出して自然体でいることが恋のチャンスにつながります。楽器や音符のモチーフで恋愛運がUP。モテるけれど調子に乗ると後で痛い目に合うかも。ラッキーカラーはパープル。■牡牛座(4.21 - 5.21)仕事は頑張った割に認められず無力感を感じることも。次第に風向きが良くなるので安心して。装飾的なハットが仕事運をサポート。ラッキーカラーはカーキとネイビー。恋はセンスのいい異性をマークして。金運は紛失に注意。■双子座(5.22 - 6.21)ピンクやフラワープリントが吉。趣味を通じて交流が広がる一方、言葉選びには気をつけて。辛口トークで敵をつくる恐れあり。金運は浪費に気をつけて。バイカラーのレザー小物を持てばセーブできそう。■蟹座(6.22 - 7.22)アイボリーやシルク、サテン、ビショップスリーブなどでフェミニンに装って。金運のお守りはレースのハンカチ。趣味が実益に繋がる暗示。仕事はできる先輩をロールモデルに。転職は美味しい話に振り回されないよう注意。■獅子座(7.23 - 8.22)審美眼が高まる時。高価な買い物を狙ってみては?突然のプレゼントなどサプライズの予感も。ただし散財には気をつけて。財運UPのお守りはツノのある動物のモチーフ。恋はパーティなどリッチなシーンやグループ交際に出会いあり。■乙女座(8.23 - 9.23)オレンジやカモフラージュ柄を取り入れたスポーティ&キュートなルックが狙い目。理想のタイプに出会えるなど恋愛運は上昇中。軽くプッシュしておくと進展も。カップルは彼からプロポーズされる暗示。カラフルなアイウェアで結婚運UP。■天秤座(9.24 - 10.23)人の好き嫌いが激しくなりそう。本来クールなあなたですが、感情が表に出てしまいそうなので気をつけて。人気運をタッセルつきの手鏡でフォロー。恋愛は紹介など出会いに期待大。意外な人から告白される予感も。結婚運UPにドット柄が吉。■蠍座(10.24 - 11.22)恋の出会い運を強化するにはスターやハートを身につけて。本音で話せる人間関係を築けそう。ただし独占欲の強さは仇になります。ほどよく距離を取ることも考えて。仕事は苦手な人と組まされてテンションダウン。縁の下の力持ちに徹して。■射手座(11.23 - 12.21)金運が不安定。ケチるとさらに損しそう。トレンチコートが財運UPに。ブラックや千鳥格子などマニッシュな装いが開運です。美容運は大吉。情報収集すれば自分に合う痩身術を発見できそう。スポーツジムが開運スポットです。■山羊座(12.22 - 1.20)クーラー病など自律神経を乱しがち。お風呂タイムを充実させると健康&美容運UP。飛行機や車のモチーフでより美しく。オーバーサイズトップス×タイトなボトムスのコーデとサーモンオレンジ、ベージュを着こなしに取り入れて。■水瓶座(1.21 - 2.19)仕事で偏りはダブー。視野を広げアクティブに動くと思わぬ抜擢に恵まれるかも。仕事運UPにはロングカーディガンが効きそう。個性的なジャケットもラッキーアイテム。恋はさっぱりとした性格の彼に縁があります。男友達も候補に。■魚座(2.20 - 3.20)男女問わず素敵な仲間に恵まれます。ライバルとひょんなことから気持ちが通じ合う暗示も。仕事は成果を出そうと欲を出しすぎると空回り。マイペースが一番。結婚運UPにはフェザーのモチーフを。ネイビーやステッチ入りのアイテムが吉。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2016年08月01日アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)が8月上旬、新作カプセルコレクションを発売する。同コレクションは“emoji”にインスパイアされて製作されたもの。バナナやホットドックなどの日常のオブジェクトを、Tシャツ、ニット、キャップ、スニーカーなどに落とし込んだ。定番のスウェットはズームアップしたバナナ、ドーナツ、マイクなどが刺繍された他、ピッグノーズやチョコレートムースなど多彩なバリエーションで展開。ジャガードニットにはホットドックがあしらわれた他、ブランドのアイコンでもある“Face”はスウェット、キャップ、スニーカーなど様々なアイテムに落とし込まれた。
2016年07月31日ファッションを愛する男たちが、この夏コンゴから来日した。平均月収3万円という貧しい国に暮らしながらも、オシャレに着飾ることで、世界中にファッションの持つ力を教えてくれる彼ら。FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。本国では自分の店を持ち、デザイナーとして活躍するエリックさん。この日は、自分で作ったベストとパンツを履いて登場。インタビューの途中も蝶ネクタイ作りに没頭していたように、着飾るだけでなく、服作りにも情熱を傾けている。Q1:サプールを始めたきっかけは?大学では会計学専攻だったのですが、卒業して職を探したのですが上手くいきませんでした。もともとファッションが好きということもあって、シャツやネクタイなどの販売の職につくことにしたんです。それから、コンテスト(コンゴではバーやクラブなどで、着こなしを競い合うショーが開催される。企業が協賛する大きなものもある)などに参加するようになって、徐々にサプールとして認められていきました。Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?それはもう、とっても幼いの頃からですよ。朝昼晩と、日に3回”お色直し”をするような子供でしたね。Q3:スタイリングのこだわりは?昔は既製服が中心だったのですが、今では多くのアイテムを自分で作っています。ですので、自ら作ったアイテムをどこかに取り入れるようにしています。今日のパンツもオリジナル。裾を白の別布で切り替えているのがポイントです。Q4:好きなデザイナーやブランドは?靴なら、J.M.ウエストンですね。Q5:来日するにあたり楽しみにしていたことは?今回は仕事としての意味合いも強いので、そこはしっかりと果たしつつ。個人的には、いろんな人に自分の作った服やネクタイなどを見てもらいたいですね。自分で生地を選んで、縫製も手掛けているアイテムなので。Q6:あなたにとってのファッションの魅力とは?着飾ることで人を喜ばせることもできるし、人を感化させることもできると思います。服装によって、あなたがどんな人物であるか、他人にメッセージを送っているのですから。Q7:これからの夢を教えてくださいオートクチュールで名を馳せるようなブランドで働いてみたい。自分にはデザインの才能があると思っています。アフリカではあまりチャンスがないので、世界のいろんなところにいって、自分の作ったものを見てもらいたいです。今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。【写真集】タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン著者:茶野邦雄出版社:オークラ出版価格:2,700円【写真展】タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展日時:開催中~8月31日場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー入場料:500円(中学生以下無料)
2016年07月31日