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(C)AbemaTV, Inc.成宮寛貴の8年ぶり俳優復帰作として話題になり、「ABEMAドラマランキング1位獲得」、「Netflix日本における今日のシリーズTOP10で連日1位獲得」など大きな反響を呼んでいるABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』(「ABEMA」にて毎週木曜夜11時より無料放送、Netflixでも同時配信中)。本作は累計発行部数1億以上突破のヒット作『金田一少年の事件簿』などで知られる天樹征丸氏の同名漫画が原作の純愛サスペンスであり、穏やかで幸せな結婚生活の裏で巻き起こる「女性記者殺人事件」によって、やがて「究極の愛」と「狂気」に翻弄されていく夫婦の物語。今後の展開が気になる『死ぬほど愛して』について、プロデューサー・小林宙さんに番組制作の裏側を語ってもらいました。■映像化する際、原作漫画を“死ぬほど”読んで高めた「再現性」原作の天樹征丸さん(樹林伸さん・ゆう子さんの姉弟の共同ペンネーム)は漫画を中心として幅広いコンテンツのヒットメーカーです。今回は企画・監修の形で本名の樹林伸さん、樹林ゆう子さんでもクレジットされていますが、台本作りやキャスティングなど連携し、私は勉強させていただきながら、一緒にこのドラマを作っていきました。大御所の原作の方で、非常に緊張して私は接しました。正直少しビビってました。それで、伸さんがXで「再現性が高い」と評価してくださっておりますが、ストーリーの大枠は同じですが、セリフやディティールは細かく読み比べると違っています。ただ私もプロデューサーとして「再現性は高い」と思っています。昨今、原作ものの映像化は何かとハードルが高い印象がありますが、私自身はあまり過去に原作の方と関係が悪化したことはほとんどありません。自分が原作のある映像のプロデューサーをする時に大切にしていることは、何よりも原作に対するリスペクトを持つことです。まずは原作をしっかり読み込みつつ、細部を再現するのではなくて、読み込むことで朧げながら見えてくる原作の根幹をどう映像化するかは考えます。今回も原作を「死ぬほど」読みました。原作とドラマの根幹が同じならば、映像化する時に原作の方と同じ方向を向いて議論ができるので、お互いのコンセンスがとれ、映像作品としてより質が高く「再現」できると思っています。ビクビクしながら天樹さんと打ち合わせを重ねましたが、最後には「死ぬほど愛して」はヒットメーカーの天樹さんとより深くコンセンスがとれた質の高い原作の映像作品になったと思っています。■成宮寛貴と瀧本美織「濡れ場の表現」に隠された深い意味原作漫画を読んでいらっしゃる方ならわかるのですが、非常に漫画は濡れ場が多いです(笑)。今回、ドラマではそこまで多くはやっておりません。天樹さんに原作漫画の濡れ場の多さを質問した時は、「女性週刊誌に連載しているので、毎週のサービスカットが必要だった。濡れ場は必須ではない」と教えてもらったので、ドラマ化するにあたっては必要なところだけを置いています。ただ、原作漫画の濡れ場、特に真人と澪の夫婦の濡れ場には実は意味があって、澪が真人の怪しさに疑問を覚えると、真人は体を重ね、あやふやにするということをやっています。ある意味、洗脳的なことを真人は濡れ場でして、澪を自分に依存させています。その澪から真人の病的な依存の関係はドラマも必須なので、そこは補強しています。3話まででも十分に片鱗が見えるのですが、真人が飴と鞭を澪に使ったり、自分を可哀想に見せたり、巧みな嘘をついたり、はたまた怪しいヨガ的なことをいかがわしいお茶を飲ませてやっていたり、もともと元夫のDVに苦しむトラウマを持つ澪を支配下に巧みに置いています。それがドラマ上の濡れ場の表現であり、原作の根幹と同じことをやろうと思って、そこは天樹さんも賛成してくださりアイディアなどもいただけました。■「考察ドラマ」としても楽しめる作りに実は「死ぬほど愛して」はそんなにわかりやすいドラマではありません。考察ドラマの側面もあります。1話の冒頭と終わりは宮沢賢治の「永訣の朝」の真人のナレーションがありますが、そこには意味がありまして、なぜこの詩が真人が語っているのかは彼の人生の象徴でして、徐々にわかってきます。また、カラオケで澪と歌ったり、雨の中、傘を壊しながら歌っていた「青い鳥」も彼にとってどういう意味があるのか次回4話で少しわかってきます。カラオケの時に「母が好きだった曲です」と言っていますが、そこには深い意味があります。と、この2つの詩と歌は全話の中でずっとテーマとしてあるのですが、実はそれに対するアンサーのわかりやすい説明はドラマ上していません。「ああ、こういう意味だったんだろうな」と視聴者の方々が感じ取ったり、考えてもらえるような作りにしております。なので何回も見返すと、「あ!ここのセリフはここにリンクしていたんだ」とか、「あ!2話で出てきたこれがここで回収されるんだ」ってことがわりと多くあるドラマになっています。例えば、2話の最後の方に澪が真人に「ごめんなさい」とメモを置いていますが、かなり忘れた頃の終盤に出てきます。たぶん普通に見ていたら覚えていないと思いますし、覚えてなくても楽しんで見てもらえる作りになってはいるのでそこはご安心ください。成宮さんがインタビューで答えていましたが、1つのセリフの中にも「真実」であり「嘘」でもある言葉が割とありまして、真人の裏側が見えてきたら、真人は表面上の会話の流れとは別の意味でも言っていたんだなということもあるので、そういうのも発見してもらえるとより楽しめるのではないかと思います。もし気に入ってくださったならば、何回も見てもらえると嬉しいです。■次回4話の見どころは「神城真人が悪人になった理由」全体からみると1~2話はプロローグであり、3話から本格的な真人の物語が始まります。この原作漫画、ドラマのジャンルが非常に難しいのですが、天樹さんが漫画の後書きで「ピカレスク」と表しているように、「ピカレスク」が一番ピッタリなジャンルに間違いありません。ですが、あまり一般的ではないジャンルの呼称なので、今回、宣伝などでは使っていません。「ピカレスク」とは一言で言えば、悪人が主人公の物語なのですが、真人が悪人であることは3話でまごうなき事実になりました。ここからが本当にこのドラマの面白いストーリーになります。なぜ真人は「悪人」にならなければならなかったのか?その真人の裏側が想像を超えて展開されていきます。作ってみた自分で言うのは何ですが、その闇深さというか、業深いというか、成宮寛貴さんと瀧本美織さんも「なんだかすっごい話でしたよね」というのが台本読んだ感想だったのですが、「すっごい話」が展開されていきます。そして真人にとって「母が好きだった歌・『青い鳥』」への複雑な思いも見える4話になっています。4月17日23時から4話放送です。是非ご覧ください。
2025年04月15日(写真:アフロ)4月13日、大阪・関西万博が開幕した。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、158の国と地域が参加する今回の万博。各国のパビリオンはもちろんのこと、世界最大級の木造建築「大屋根リング」、火星由来の隕石「火星の石」、次世代の乗り物として注目を集める「空飛ぶクルマ」などの見どころがある。開幕初日は、悪天候ながら11万9000人が来場。Xでは《万博行って来たー!めちゃ面白かったw》《万博すごく楽しかった!》《大屋根リングこれは本当にすごかった!!これを見るためだけに万博に行っても良いくらい》と早速、絶賛する声が。そのいっぽうで、Xには《雨の日の万博は、しんどすぎた!!!》《雨宿りするとこない》《万博初日。地獄だった。。》などのコメントも相次ぎ、過酷な現実も浮かび上がった。「開幕初日、万博会場は昼頃から雨に見舞われました。“雨風や日差しを遮り、快適な空間を作り出す”と謳っていましたが、風によってリングの下にも雨が吹き込んできたようです。また、上部から雨水が滴り落ちる箇所も。来場日時の予約などで『並ばない万博』を掲げていましたが、会場への入場や、パビリオンの展示にはかなりの行列ができ、雨風のなか何時間も待つことに。案内所では、紙の地図を求めて30分以上並んだ人もいたそうです」(全国紙記者)読売テレビの佐藤佳奈アナウンサー(28)は《【万博開幕日の正直レポ】》とし、《・雨降ると逃げ場がない…!大屋根リングの下にいても、風で雨が吹き込んでくる寒すぎた・パビリオンどこもめちゃ並んだ!予約済みのパビリオンでも屋内に入るまでに20分以上かかった!予約のいらないパビリオンは1時間以上並ぶ所も・晴れてて空いてる日に絶対にリベンジする!!!》と率直な感想を投稿している。またXでは「#万博ヤバい」「#もう帰りたい」がトレンド入り。《万博行ったら地獄すぎた》《これから梅雨でほとんど雨か、灼熱猛暑なんだから、屋内がパビリオンしかないの普通にヤバいでしょ》《万博協会の運営のずさんさが浮き彫りに…》といった声が並んだ。一方、好天にめぐまれた14日は平日とあって混雑も緩和され、万博を楽しめている人も多い様子。14日に会場を訪れた60代の客は「スムーズに楽しめています。平日に来たのがよかったかもしれません」と語る。始まったばかりの大阪・関西万博。会期中に、さまざまな課題を克服する必要がありそうだ。
2025年04月14日(写真:時事通信)’06年発表のシングル『SAKURA』でメジャーデビューして以来、数々のヒット曲を世に送り出してきた人気2人組アーティスト・いきものがかり。人気アニメやドラマ、CMなどタイアップも多く、’08年から’19年まで計11回にわたって『NHK紅白歌合戦』にも出場してきた。そのいっぽうで約2年間に及ぶ活動休止や元メンバー・山下穂尊(42)の脱退といった出来事もあったが、グループは昨年11月に結成25周年を迎えた。そんななか、メンバーにも心境の変化があったようで――。4月14日15時までに、ギターを担当する水野良樹(42)がXの個人アカウントを閉鎖したのだ。12日にSNSの運用が負担になっていたことを立て続けに呟いており、翌13日の投稿でこう宣言していた。《15年やったんで、もういいだろって感じで。今日で個人アカウント閉じますね。インスタも同じくで、近いうちに閉じます。いきなり消すと揶揄の対象になったり、暇つぶしのお話のおもちゃになっちゃうかもですが、特に何か出来事があったわけではなく、積み重ねで「もういいかな」ってなっただけです》今後はグループや自身が主宰するプロジェクト「HIROBA」の公式アカウントを通じて、活動の告知や情報発信が行われるという。800字近いボリュームでつづられた文章のなかでは、Xのアカウントを閉鎖するタイミングにも自虐的に言及していた水野。そこには驚くようなグループの”実情”が、次のように明かされていた。《まぁ、しいていえばアルバムのリリース直前で、「コイスルオトメ」や「気まぐれロマンティック」が新たに聴いてもらえだした良い時期で、さらにはツアーのチケットの売れ行きがヤバくて頑張らなきゃいけないこのタイミングでってのが、われながら間が悪すぎるだろうと思いますけれど。自分の不器用さ加減に情けなくなります。(考えうるなかで最悪のタイミングじゃない?)》水野が指す「ツアーのチケット」について、ある音楽関係者はこう推察する。「いきものがかりは今年の6月から7月にかけて、全国4都市をめぐるツアー『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2025 〜ASOBI〜』の開催を控えています。チケットは全会場指定席で、1枚あたり9,600円(税込)。年明けからオフィシャルファンクラブの先行抽選が実施され、各プレイガイドでも4月に入ってから抽選申し込みを受け付けています。3月31日には横浜アリーナでの追加公演も発表されたばかりですので、水野さんが漏らした窮状はこのツアーのことではないでしょうか」今月8日にはミュージシャンの三浦大知(37)も、4月末から始まるアリーナ4公演について《全公演チケット半分余っています まだまだ取れます》とインスタグラムで呼びかけていたばかり。錚々たる人気アーティストが自らツアーチケットの売れ行きが芳しくないことを打ち明けたことに、Xではファンの驚く声が広がっている。《三浦大知だけでなく、いきものがかりもツアーのチケットの売れ行きが良くないのね》《三浦大知さんのツアーチケットのWebニュース見たけど、いきものがかりもツアーのチケットの売れ行きよくないのか…。ジュンさんもこの前フェスの席数のことポストしてたけど、なかなか厳しいのかな。洋画の興行も厳しそうだし》《いきものがかりのチケットもあまり売れてない??? 三浦大知含め日本の音楽大丈夫?》《いきものがかりですらツアーチケットの売れ行きが芳しくないってのは世代交代でライブを観に行くって世代じゃなくなったもしくはチケット料金の問題とかなんかねぇ。 それとか岡崎体育の時にもポストしたけど、新規獲得が難しいなかメイン層だったところが子育て等の年代になって離れた影響とか?》最後の投稿では《よく頑張ったんじゃないかな! まじで、よく頑張ったと思う!いろいろ言われながらも、ここまで踏ん張ったから!》とアカウントを運用してきた自分を労いつつ、《ありがとうございました!これからはぜひライブで、そして音源で!文章で!お楽しみください》とも呼びかけていた水野。SNSを止めたとしても、ファンと交流できる場所は失われないはずだ。
2025年04月14日ハロー!プロジェクトのホームページより「モーニング娘。’25」の小田さくら(26)が4月13日、ブログを更新。ネット上に男性とのツーショットが流出したことについて説明した。小田は冒頭で、《昨日の夜、インターネットに私と男性の2ショット写真が投稿されました》と切り出すと、《お騒がせしてしまって大変申し訳ございません》と謝罪。そして、《あの写真に写っているのは私本人です》と認めたうえで、《知り合いの写真が撮れる方に、家族や友達と一緒に撮ってもらいに伺った時に複数撮ってもらった写真の中の一枚です。ソロショットなども沢山ある中で、たまたま撮影した方と私が2人で映り込んだ写真のみがあげられました》と経緯を説明した。続けて、《今回の事で、改めてこのお仕事の立場と自分の覚悟の甘さを感じました》と自戒の念を綴り、《今後しっかり身を引き締めよりモーニング娘。の力になれる人になりたいです》と宣言。《不安にさせてしまったばかりなのにわがままで申し訳ないのですがこれからも応援していただけたら嬉しいです》と投稿を結んだ。小田は「モー娘。」在籍10年以上で、サブリーダーを務めていることもあり、グループの中心的メンバーだ。プロ意識も高く、今年1月にメンバーの北川莉央(21)の男性とのプライベート写真が流出した際には、自身のブログでこう綴っている。《沢山考えたんですが無視というのが私の中では1番冷たい対応なので少し私の言葉も書かせてください。今後りおちゃんはどんな時でもどんなお仕事でも誰よりも弱音を吐かず本気でやらなきゃいけない。自分以上にグループを優先して動ける人にならなきゃいけないと思います》「北川さんの問題となった写真は、某有名テーマパークで男性と密着しているツーショットでした。北川さんはブログで《私、北川莉央で間違いありません》と認め、《一緒に写真に写っている方々は、大学の友人です》と説明しましたが、ファンの間では物議を醸しました。小田さんはグループを背負う責任感から、あのような文章で北川さんに“公開説教”をしたのだと思いますが、今回の件で完全なブーメランになっちゃいましたね。小田さんの流出した写真も、個人宅のような場所での男性とのツーショットだったので……」(芸能ライター)じつは現在、このとき問題となった北川にまたもや流出騒ぎが巻き起こっている。「北川さんの裏アカウントとみられる投稿のスクリーンショットがSNS上で拡散されたのです。そこにはメンバーへの不満や悪口を綴った画像や、メンバーの盗撮らしき画像も含まれていました」(前出・芸能ライター)これを受けて北川は、小田がツーショットについて謝罪をした翌14日に、自身のブログで拡散されている“裏アカ投稿”について言及した。北川は冒頭で《この度は私の未熟な行動により、メンバー、ファンのみなさんを傷つけてしまい、申し訳ございません》と謝罪。《いま出ているものは全て私が書いたもので間違いありません》と、投稿が自分のものであると認めた。そのうえで、投稿については、《約2年前、友人とSNSを通じて日常や仕事で起きた出来事を送り合っていました》と説明し、《私のしてしまったことは、決して許されるものではありません。深く反省しています》と再度反省の意を示した。「北川さんの“悪口”の中には、近々卒業を控えているメンバーへ向けたものもあり、そんな大切なタイミングで水を差したことにファンは激怒しています。また、悪口を書かれたある人気メンバーが、公式のいわゆる“本アカ”で北川さんのフォローを外したことも明らかになり、ファンの間で動揺が広がっています」(前出・芸能ライター)Xでは、異例の2日連続謝罪と衝撃的な流出内容に、ファンから嘆きの声があがっている。《小田さくらちゃんも北川莉央ちゃんもかなりやばい流失してるの(しかも同タイミング)、さすがに泣ける、モー娘。まじどうなるの。。。。》《最近のモー娘。めちゃくちゃでほんと悲しい》《ハロプロって何でこんなに仲悪いの?》《北川莉央の裏垢画像また流出したのか。どうして裏垢を作ってしまうのか。そして小田さくらのやつもマジなら大概やぞ。モー娘。はもうおわりだ》
2025年04月14日静岡県掛川市の新東名高速道路で追突事故を起こし、搬送先の病院で看護師に軽傷を負わせたとして傷害の疑いで逮捕・送検された広末涼子容疑者(44)。静岡地裁浜松支部は4月10日に10日間の勾留を認めた。いっぽう、事件による影響は仕事にも波及している。追突事故が起きたのは、映画の撮影で滞在していた奈良県から都内の自宅に帰る途中だったという広末容疑者。来年公開予定の骨髄バンクをテーマにした映画『おんおくり』の撮影に主演として参加していたと見られ、公開されれば本格的な女優復帰作品となる予定だった。「事故発生当日も映画の撮影は奈良市内で続けられていましたが、広末さんは先に帰宅してしまったそうです。撮影現場では広末さんの体調によって撮影スケジュールが大幅に変更されたり、広末さんと監督が意見や方向性の違いで言い争ったりするなどのトラブルがあったと一部で報じられています。逮捕後は広末さんが芸能活動を自粛することも発表され、女優復帰は絶望的となってしまいました」(スポーツ紙記者)広末容疑者が逮捕された4月8日には、5月に東京・調布市と地元の高知市で出演予定だった朗読劇「星の王子さま朗読と音楽が奏でる心の旅」の中止が発表されることに。続く11日にも、広末容疑者が6月に大分県内で出演予定だった音楽イベント「いのちのうた」の中止が発表された。こうした事態に、芸能界で長く活躍する大御所タレントも驚きを隠せなかったようだ。「びっくりしたよね。最初は『自称・広末涼子容疑者』だったから、私も何気に見て『よう似てんなぁ』と思ってたのよ。モノマネしてる人かなと思ったら、免許証をその時に持ってなかったから確認できなかったと。ちょっと脇が甘いね。どっちにしても色んな意味で」4月13日放送の情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、広末容疑者の逮捕騒動を約20分にわたって特集。コーナー冒頭でこう語ったのは、MCの和田アキ子(75)だ。広末容疑者が出演予定だった映画が“お蔵入り”になる可能性を報じた記事が紹介された際に、同じ芸能人として苦言を呈する一幕があった。撮影現場では“テンションの浮き沈みが激しかった”と伝えられた広末容疑者に対して、和田は「演ずる人はその役になり切ったりするということもあるから、アップダウンはあると思うけれども」と前置きした上でこう続けた。「映画とかはみんなで作るもんだから。奈良県もすごい協力したと思うし、まして骨髄バンクって結構シビアなテーマじゃないですか。そうすると色んな方に、(撮影に協力してくれた)病院関係の人とかね、お世話になった人に不義理をして東京へ帰ってきちゃったってのは、ちょっとどうなんだろうね」広末容疑者の行動を疑問視した和田は、こうも断じた。「言っちゃあ悪いけど、そんなに仕事してなかったじゃない。わりと今話題になってきたんだから、大事にするべきよね。やっぱり、ちょっと脇が甘い。プロ意識が私は足りないと思う」また広末容疑者と監督の衝突や、助監督の離脱といった撮影トラブルが伝えられると、和田は「すべて本当かどうかはわかりませんけども、もしそうだとしたら、その状態で東京へ向かって自分が車を運転するってのは、もっと危ないですね」と私見を述べていた。広末容疑者の行動によって仕事関係者にも迷惑がかかってしまったことを批判した和田に、ニュースサイトのコメント欄では《ごもっともな意見だと思う》《今回ばかりは同意》と賛同する声も寄せられている。追突事故を起こす直前にはサービスエリアで「広末でーす」と他人に絡む姿が目撃されたほか、事故現場にはブレーキ痕がなかったことも伝えられた広末容疑者。どのような結末を迎えるのか、捜査の行方に注目が集まっている。
2025年04月14日(写真:アフロイメージマート)赤ちゃんが感染し、重症化すると「死をもたらす病」になりえる感染症・百日咳の患者数が急増している。「国立感染症研究所などが統合して発足したばかりの国立健康危機管理研究機構が4月1日に発表した速報値で、3月17?23日に全国の医療機関から報告された百日咳の患者数は458人。今年に入ってから百日咳の患者数は累積で4千100人になり、すでに昨年1年間の患者数(4千54人)を超えました」(医療ジャーナリスト)百日咳の患者数統計は、以前は選定された小児科の報告数のみだったが、’18年からは正確な患者数を把握するため、すべての病院で報告が義務づけられている。このままいけば、現在の統計開始後、過去最悪の患者数を記録する見込みだ。百日咳の患者急増が深刻な状態であることを受け、感染症に詳しい長崎大学高度感染症研究センターの森内浩幸センター長が本誌の取材に応じてくれた。「百日咳は鼻の奥から採取した検体からの培養や遺伝子検査によって診断されますが、少し咳がひどい風邪だと思って医療機関を受診していない百日咳の患者も多くいると考えられるので、決して報告数=実際の感染者数だと考えないでほしいです。患者数が増加した背景には、新型コロナウイルスのパンデミックで感染対策が徹底された結果、ここ何年間か百日咳にかかっていない子供が増えて集団免疫が落ちていたため、一度火の手があがると瞬く間に燃え広がるように感染が広がったと考えられます」年齢にかかわらず、百日咳菌に感染して発症する百日咳。厄介なのは、大人と子供、とりわけ乳児では生命の危険度がまったく異なること。「成人ならば症状が出たとしても、長引く咳だけで発熱もほぼありません。あまりに咳がひどくて病院で診断されるケースもありますが、ほとんどは風邪だと思って受診しないまま治癒しています。ところがお子さん、特に生まれて間もない乳児は十分な注意が必要です。かなりひどい咳が続くだけでなく、突然、呼吸が止まって突然死することも。助かったとしても低酸素状態のため脳に重い後遺症が残ってしまうこともあります。百日咳のワクチンが導入される’50年以前は、年間10万人の患者数があり、そのうち10%が死亡。亡くなるのは主に小児ですから、年間1万人の子供の命を奪っていた恐ろしい病気なのです」(森内先生、以下同)百日咳の大きな特徴は、その感染力の強さ。〈免疫を獲得していない集団の中で、1人の感染者が平均で何人にうつすか〉を表した基本再生産数で、ほかの感染症と比べてみたのが左の表。この冬爆発的に広がったインフルエンザのなんと10倍もの感染力を持っているのだ。「インフルエンザや新型コロナとは比べものにならない感染力です。とくにワクチンを一度も接種していない乳児が飛沫を浴びると90%の確率で感染するとの報告も。免疫のない人たちの中に百日咳菌がもたらされると、十数倍に広がっていく恐れもあるのです」ワクチンを接種した記憶があるからと油断するのは禁物。かつての患者数や死亡数を大きく減らした百日咳ワクチンだが、その免疫効果は、思うほど長くはない。「日本における百日咳の感染流行は、小学生の間で起こっています。現在は生後2カ月から4回、百日咳ワクチンを含めた五種混合ワクチンの接種が行われていますが、免疫効果は4~12年とされ、赤ちゃんのころに接種したワクチンの効果が小学校に入学する前に薄れてしまうからです。多少なりともワクチンの効果が残っているため小学生が感染しても『咳が多い風邪だろう』という程度で済むことが多いのですが、その結果、百日咳が小学生の間で爆発的に広がり、帰宅した児童から乳児を含む家族にうつっていくことがあるのです。本来ならば、諸外国が行っているように、小学校にあがる前に、免疫効果をさらに高めるためワクチンの追加接種をするのが望ましい。日本小児科学会でも就学前にワクチン接種を推奨していますが、任意接種で全額自己負担であることなどを理由に接種を控える人がほとんどです」諸外国では妊婦や小児への百日咳ワクチンの接種を公費で行う国も多い。現在世界で普及しているワクチンは主に日本で開発されたものだが、自国で十分に活用されていないのが現状なのだ。「日本では“赤ちゃんの命を守る”ことがおろそかにされていると言わざるをえないのです」子供を守る――、そのために私たち大人が取るべき行動には、どんなことがあるのだろうか?「主な感染経路は飛沫感染や接触感染。感染対策ではコロナと同じくマスク着用、アルコール消毒など基本的なことで十分。風邪の症状がある人は、職場や学校、人混みにはむやみに行かないことが、自分のためにも、ほかの人にうつさないためにも大切。まして赤ちゃんに近づくことは避けてください。身近に乳児がいる家庭、これから生まれてくる家族は、ワクチン接種を検討してもいいでしょう」子供たちの命を危険にさらすリスクを少しでも抑える。そのために、一人一人が百日咳に対する意識を高めていくことが大切だ。
2025年04月14日「0110詐欺」はこの1年間で370倍と激増している「こちら、新宿警察署です」警察をかたる新手の特殊詐欺が激増している。しかもスマホの着信画面には、実在する警察署の電話番号や、警察署がよく使う末尾が「0110」の電話番号が表示されるというから厄介だ。末尾0110番からの詐欺電話は、2024年1月の5件から4月は38件、8月は294件と増え、2025年1月は1千件を突破。さらに2月は2千239件と、1年間で370倍超の増加だ。「これは『スプーフィング』という機能を悪用した手口です」そう指摘するのはITジャーナリストで成蹊大学客員教授の高橋暁子さん。スプーフィングとは050から始まるIP電話で使われるもので、元々はコールセンターなどから掛けた電話の発信者番号を、その会社の代表番号などに変えるもの。インターネット回線を利用する電話ならではの機能に詐欺師が目を付けたのだという。スプーフィングなどで警察官をかたる詐欺被害は、2025年1~2月だけで1千39件確認され、被害総額はわずか2カ月で106億2千万円にのぼる。実際の詐欺の手口を見てみよう。2025年3月、A子さん(50代)のスマホに「+」から始まり末尾が0110番から着信があった。出ると、宮崎県警の警察官を名乗る男が「あなたのキャッシュカードが犯罪に利用されている」と言う。驚くA子さんに詐欺師は「これからオンラインで取り調べを行う」と畳みかけ、LINEに誘導。「金融調査のため資金を確認する必要がある」と偽り、「言うとおりに操作するように。勝手なことをしたらあなたを逮捕しなければならない」などと脅して、A子さんに2回、合計で180万円を詐欺師の口座に振り込ませた。「+から始まる番号は国際通話で、詐欺電話の可能性が高いです。着信があっても出ずに、無視してください」(高橋さん、以下同)しかし2025年からは+がつかない、本当の警察署などの電話番号を表示するケースが増えている。「詐欺が発覚しづらいように、詐欺アプリが進化したのでしょう」同じく3月、B美さん(30代)のスマホに、愛知県警察本部の代表電話番号から着信。警察官を名乗る女は「B美さんが資金洗浄事件の容疑者になっている」などと説明した。その後、LINEのビデオ通話で、顔写真付きの警察手帳や逮捕状らしき書類を見せられたB美さんは、自分の無実を証明するには現金250万円を振り込むしかないと思い込まされたという。冷静に考えると、怪しい点が多い。そもそも警察官が捜査にLINEなどを使うのだろうか。「LINEの利用も、オンラインでの事情聴取も、警察が『お金を送れ』と言うこともありえません。ただ一般の人は警察と接する機会が少ないものです。最初は怪しいと思っても、警察手帳や逮捕状らしき書類を見せられるうちに『そういうものなんだろう』と信じてしまうのでしょう。そのうえ捜査対象だ、逮捕する可能性があるなどと脅されるとパニックになり、なんとか無実を証明せねばと焦って、お金を振り込んでしまうのだと思います」■警察を名乗る電話でも折り返しが原則A子さんが50代、B美さんは30代。詐欺というと、高齢者の被害が多いというイメージだが……。「これまでの詐欺電話は固定電話を狙うことが多かったのですが、スプーフィング詐欺は相手を選びません。スマホにかかることも多く、30~50代の被害が増えています。2024年の被害者は64歳以下が52%と過半数を占めます」実は、お金を振り込むなどの実害なく終わっても心配なケースがあるという。たとえば捜査に必要だと言われ、住所や氏名を教える。ビデオ通話でマイナンバーカードを提示する。なかには、銀行の口座名や投資信託の有無、資産形成をしているかどうかをしつこく聞かれたという被害者も。「実害がなかったと安心している場合ではありません」住所、氏名とマイナンバーがわかれば、金融機関の口座を作ることができる。それがカードローンなどでの借金やクレジットカードの不正利用などにつながったり、特殊詐欺の振込先として悪用される危険性もある。個人情報が売買され、さらに大きな詐欺の標的となり、高齢者などの資産が多いことが詐欺師に伝わると、闇バイト強盗などの危険性も高まる。恐ろしいスプーフィング詐欺を避けるには、どうすればいいのだろう。高橋さんに教えてもらった。【1】最近の詐欺情報を知っておく「新宿警察署を名乗る詐欺師が多いことや、警察手帳や逮捕状など似たような画像が使われることから、詐欺の手口がマニュアル化されて広まり、同時多発的に似た詐欺が横行する傾向があります」「0110番からの詐欺が多い」と知っていれば、「ひょっとしたら詐欺かも」と思う糸口になる。【2】「+」から始まる国際通話など怪しい電話には出ない詐欺師は海外に本拠地を置き、詐欺電話を集中的に掛けることが多く、国際通話は怪しい。国際通話が必要なければ、固定電話は「国際電話利用契約の利用休止申請」をして止めるのも一手。スマホは各キャリアが提供するサービスを利用すれば停止できる。【3】いったん切って、折り返す警察署からの電話でも、警察だと信じ込まないことが大前提。総務省や地元の市役所などを名乗る場合なども同様で、相手の所属部署や氏名、内線番号などを聞き、いったん電話を切る。代表電話番号を自分で調べて、折り返そう。相手が警察なら、#9110の相談ダイヤルで聞くのが◎。とはいえ、本物の警察官かもしれない人に「折り返す」と言うのは気が引けるが……。「詐欺が横行する昨今、折り返すのは当然です。相手が本物なら、リテラシーの高さを称賛するでしょう。折り返しを阻止したり文句を言うのは詐欺師の証拠です」警察官などと名乗る言葉をうのみにしてはいけない。冷静な対応で詐欺を撃退しよう。
2025年04月14日「元フジテレビの女性アナウンサーAさんに対する中居正広さんの《業務の延長線上の性暴力》を巡り、第三者委員会が石橋貴明さんにヒアリングの打診をして断られていたことが明らかになりました。今月3日、石橋さんはくしくも食道がんの治療のため芸能活動を休止すると発表。第三者委員会の調査に関して、石橋さんの事務所は『病気療養の準備のため対応できなかった』と説明していましたが、その“釈明”には疑問が残ります」(全国紙記者)4月9日、週刊文春電子版はフジテレビの第三者委員会の報告書で指摘された《類似事案》内にある「有力な番組出演者」が石橋貴明(63)だと報じた。「10年以上前、フジの女性社員が“有力な番組出演者”との会食に参加した際、途中から2人きりにされ別の店に移動。その場で下半身を露出した有力出演者が石橋さんだったと『週刊文春』は断定しています。石橋さんの事務所はセクハラの有無は“わからない”とのことです」(前出・全国紙記者)石橋をよく知るフジテレビ関係者は声を潜めてこう語る。「’80年代半ばから始まった『ねるとん紅鯨団』『とんねるずのみなさんのおかげです』の大ヒットで、フジのバラエティ番組は“黄金期”を迎えます。そのため、とんねるずとフジの“蜜月”は、業界関係者の間では有名でした。当時は毎年、年末になると西麻布でとんねるず主催の忘年会が開かれていました。その“幹事社”がフジで、出席者の人数も他局より多く、その場を仕切っていたのです。その忘年会では、酒の“イッキ飲み”は当たり前。各局のスタッフたちは石橋さんの思いつきで、西麻布から六本木方面への“100メートル競走”をさせられていました。全盛期の彼に異を唱えられるスタッフはおらず、吐き気と闘いながら走っていました」今回の報告書で、中居とフジの女性アナウンサーとの飲み会が複数存在していたことが判明した。石橋もよく“女子アナ飲み会”に出席していたという。「当時制作部長だった港浩一元社長が開いていた“港会”には、とんねるずも定期的に参加。当時人気だったフジの女性アナウンサーたちが多数出席していました。もちろん、その会では石橋さんは超VIP待遇。かつての参加女性たちは、石橋さんの振る舞いをどう思っていたのでしょうか……」(前出・フジテレビ関係者)フジの番組作りにおいても終始“石橋ファースト”が貫かれていたという。「『みなさん~』の制作会議では石橋さんの意見が“最優先”でした。体育会系を自任しているように、自分がやりたい企画は強引に押し通してしまう。ほかのスタッフがちょっと違った意見を言おうものなら、『うるせえんだよ!』の一言で片づけられることもありました」(前出・フジテレビ関係者)■石橋から台本にない性差別的な発言を実は石橋はかつてフジの番組内のセクハラで訴訟問題になったことがあった。当時を知る制作関係者はこう証言する。「『とんねるずのみなさんのおかげです』で共演していた当時56歳の女優が92年11月、石橋さんとチーフディレクターに対し、台本にない性差別的な発言や誤ったテロップで名誉を傷つけられたとして、200万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴しました。女優歴10年ながら“素人”“自称女優”として出演していた彼女は、“無理やりビキニ姿にされ、石橋さんから事実と異なる侮蔑的な発言を受けて笑いものにされた”と訴えたのです。フジテレビ側は『気持ちを傷つけてしまったことは申し訳ない』と謝罪したものの、石橋さんの事務所は当初『本人と連絡が取れないのでコメントできない』と話していました。結局1カ月後に女優側が提訴を取り下げる形で騒動は終結しましたが、フジでの石橋さん絡みの女性問題は、この当時から聞こえてきてはいました」『みなさん~』は18年3月で約30年の歴史に幕を下ろすが、石橋とフジの蜜月は直近まで続いていた。前出のフジテレビ関係者は言う。「昨年11月に日本武道館でおこなわれた『とんねるずTHE LIVE 2024 Budokan』も“港浩一社長案件”でした。武道館ライブのPR番組としてその前月に放送された『とんねるずの2億4千万の大陸スペシャル ライブ裏側初公開&密着』では、石橋さんが大谷翔平選手を応援するためLAに行く場面がありましたが、座席はなんとファーストクラス。社長案件なので予算は通ったのですが、現場のスタッフたちは“採算が合わない”と大ブーイング。“フジの闇”をひしひしと感じていました」フジなら許される、守ってくれる――石橋の思いどおり、何の説明もなく活動再開できるのだろうか。
2025年04月14日村上弘明、68歳の近影「ボクの舞台をプロデューサーが見に来たようで、あるとき『次の必殺シリーズのレギュラーをやってほしい』と連絡がありました。普通なら喜ぶところでしょうが、当時は時代劇に興味がありませんでした」こう振り返るのは、『必殺仕事人』シリーズに足掛け6年間にわたり出演した村上弘明さん(68)だ。仮面ライダー(スカイライダー)役でデビューし、現代劇を中心に活躍していた。「チョンマゲが不自然に感じて、時代劇はむしろ毛嫌いしていました。そうした思いがあるからテレビ局側から『じゃあ、まずは1回、ゲストで出演してみてください』と言われたんです」出演の際、支度部屋に行くとチョンマゲのカツラを手に持ったスタッフがやってきた。「“えー!?やっぱりかぶるの、嫌だなあ……”と思っていると、プロデューサーが入ってきて『それじゃない』と、地毛にマゲをのせる感じにしてくれて。『村上さんは、江戸時代にタイムスリップした現代人のつもりで演技してください。所作も言葉も現代人のままでいい』と言われほっとしましたね」別室では、村上さんの演技の様子を映したモニターを、スタッフや出演者がじっと見つめていた。「のちにある俳優さんから聞いたのですが、誰もしゃべらずボクを“品定め”していたみたいです。最後に藤田(まこと)さんが『ええやないか』と言ってくれて、レギュラーが決まったようです」藤田さんとは、撮影に入る前に、会う機会があった。「そこで『必殺』の台本を手渡されたのですが、両手で丁寧に扱っていて、藤田さんの台本への思いを感じました」村上さん演じる政の殺し方は、プロデューサーの発案だった。「『村上さんは、花っていうイメージ。花で殺すというのはどや?』と、その場で花の枝を武器にした殺し方が決まったんです」京都での撮影が決まってから、周囲の先輩の役者仲間たちから「京都はおっかねえぞ」と脅された。「でも、全然そんなことはなくて、移動のバスも一緒で、みんなが台本を見て『ここは、政ならどう思うんやろな』と、政の心情を一緒に考えてくれるんです。スタッフと共にキャラクターを作ったようなものですね」『必殺』の現場を体験したことで、いつしか時代劇への偏見がなくなり、その後、数々の時代劇に出演することになったのだ。『必殺仕事人』シリーズ(テレビ朝日系・1979年~)晴らせぬ恨みを金をもらって晴らす闇稼業・仕事人。中村主水(藤田まこと)を中心に、個性あふれる仕事人が、個性あふれる殺し方で江戸の悪を討つ時代劇。組紐屋の竜(京本政樹)と花屋の政(村上弘明)が加わった『必殺仕事人V』はシリーズ屈指の人気に!【PROFILE】むらかみ・ひろあき1956年生まれ、岩手県出身。1979年に『仮面ライダー』(新)でデビュー後、数多くのドラマ、映画で活躍している。
2025年04月13日23年7月、本誌が目撃した広末「3月28日に放送されたフジテレビ系のバラエティ番組『ザ・共通テン!』は、広末涼子さん(44)が2年ぶりに全国放送に復帰したことで注目を集めました。番組関係者は『いままでのラインナップのなかでいちばん話題になった!』と、大喜びしていましたが、まさか、その数日後に広末さんが傷害容疑で逮捕されてしまうとは……。実は3月には、番組でほかのトラブルも生じていたのです」そう語るのは、フジテレビ関係者。『ザ・共通テン!』は“同じ趣味・嗜好など、ある共通点を持つ芸能人の日常生活に密着”する番組で、毎回のようにロケも行っている。「3月に、山田優さん(40)、黒木メイサさん(36)、ヨンアさん(39)の3人で、韓国でロケを行う予定だったそうです。“スタイルの良いママタレント”というくくりだったのでしょう。ところが出発目前になって、山田優さんのパスポートの期限が切れていることが判明し、急きょ韓国ロケを中止せざるをえなくなってしまったのです。山田さんのパスポートの準備ができ、3人のスケジュールが再び調整できるまで、韓国ロケは延期となってしまいました」(前出・フジテレビ関係者)山田の公式ホームページの問い合わせフォームに連絡したところ、回答は得られなかった。そこでフジテレビ広報部に質問状を送ったところ、次のような回答が。《制作の詳細については、お答えしておりません》「山田さんは、夫の小栗旬さん(42)が一時期ハリウッドでの活動を目指しており、一家でアメリカに滞在していたこともあります。それだけに山田さんのパスポート切れには、番組スタッフたちも意表を突かれたようです。小栗さんは、23年に芸能事務所『トライストーン・エンタテインメント』の代表取締役に就任しており、いまは日本での社長業と俳優活動で多忙なようです。それだけに山田さんはパスポートの期限をあまり気にしていなかったのかもしれません」(前出・フジテレビ関係者)大谷翔平選手からの“出禁騒動”、中居正広氏の性加害問題……ずっとトラブル続きのフジテレビ。浮上する日はいつになるのか。
2025年04月13日「私たちが目指すのは尊厳のある旅立ち。誰だった亡くなるときくらい、わがままを聞いてもらていいはずです」(撮影:前川正明)「毎朝5時に起きて、7時までが勉強の時間です。今、日本福祉大学(通信制)の3回生なのですが、やっと大きなテストが終わりホッとしています。勉強の後で、仏壇の父や母に手を合わせて祈りの時間をもつのが、毎朝の日課です」そう柔らかにほほ笑んで語るのは、看取り士の柴田久美子さん。柴田さんは、最期のときを安らぎの中で見守り見送る“看取り士”の草分けで、その普及に尽力してきた。現在は一般社団法人「日本看取り士会」の会長を務め、看取り士の育成なども行っている。「団塊の世代」が75歳以上となり、いまや日本は、国民のじつに4人に1人が後期高齢者となっている。さらに、死者数は昨年162万人弱と過去最多に。超高齢社会であると同時に、多死社会でもあるのだ。「問題は、死亡者の増加に伴い、これから多くの“看取り難民”が生まれてしまうことです」(柴田さん、以下同)看取り難民とは、臨死期に適切な場所を見つけられない人のことを指す。厚生労働省の試算によれば、看取り難民は2030年には年間47万人にものぼるという。たとえば、「最期は安心できる自宅で過ごしたい」と考える人は多いが、訪問看護師の人材不足などにより、実際の在宅死亡率は15.7%にとどまっている(厚生労働省「人口動態調査」2020年)。「人が生まれてくるときには、助産師さんがいますよね。同様に、命を終えて旅立つときには、それを助ける存在が必要だと考えています。本人と家族が『望ましい最期だった』と実感できるように、命を終える本人と家族のサポートをし、本人が納得する形で、安らかに旅立ってもらうお手伝いをするのが、看取り士なのです」具体的には、どのようなことをしているのだろうか。「まず、余命を宣告されるなど、終末期に入った段階で依頼の連絡を受けます。依頼されるのは、ご本人、ご家族のほか、ケアマネジャーさんの場合もあります」相談を受けると、〈どこで最期を迎えたいか?〉〈誰に看取られたいか?〉〈どういう医療を希望するか?〉〈現在困っていることはないか?〉の4つの質問をする。「ご希望を伺った後は、それをできるだけかなえられるように医療・介護にかかわる専門家などと連携をします。6割以上の方が『自宅に帰りたい』とおっしゃるので、その場合は自宅での緩和ケアの計画をお手伝いしています」終末期の間は看取り士が中心となり、訪問看護師、訪問介護士やボランティアを含めたチームでケアにあたる。必要に応じて訪問し、話を聞いたり、夜間の付き添い、手を握る、抱きしめるなど、少しでも不安な気持ちを取り払うために寄り添う。「核家族化が進み、『おひとりさま』の高齢者も急増しています。家族がいる場合でも、看取りの経験がなかったり、子育てと親の介護を並行しているなどで、不安や悲しみに見舞われる方が多いんです。そういったご家族の相談に乗ることもあります」亡くなる直前は、24時間態勢での見守り、寄り添いを行う。「看取り士としてのもっとも重要な役割が『臨終の立ち合い』です。医師が『ご家族を呼んでください』と告げるタイミングで、どんな時間でも駆け付けます。そこで、残された家族との最期のときを濃密に過ごしていただく。これは、いわば“命のバトンリレー”ともなります。すると、愛する人の死がつらい悲しみだけでなく、柔らかな命を受け継ぐ瞬間であると感じられるのです」これまで柴田さんは、約300人を看取り、総勢約3,000人の看取り士の育成にあたってきた。余命宣告から納棺まで多岐にわたるサポートで旅立ちを支え、残された家族に「命のバトン」を繋ぐ─―。どんな経験から“命のバトンリレー”を生み出すまでに至ったのか。看取り士となるまでの柴田さんの歩みを振り返りたい。■キャリアウーマンだけど、ダメな母親。自分を責め続け、自殺未遂を起こした柴田久美子さんは、1952年、島根県出雲市で、農業を営む両親、祖父母のもと、5人きょうだいの末娘として誕生した。柴田さんは小児ぜんそくを患っており、11歳の冬、発作により生死の境をさまよった。「自分の体から抜け出して、天井から涙を流す家族を見ていた記憶があります。やがて雲の上で光に包まれて……、どこからか『帰りなさい』という声が聞こえて、意識を取り戻しました。このときの不思議な体験から、“生と死”に興味を持ったように思います」その体験から間もない次の春、最愛の父が、胃がんで亡くなる。「家族全員で、自宅で看取りました。父の最期は、家族一人一人に感謝を伝えていました。息を引き取る直前、末っ子の私の手を握りながら『くんちゃん、ありがとう』と言ってくれたのです。立派で、静かな旅立ちでした」わんわん泣きながら父を抱きしめて離さない柴田さんを、母が困って引き離したのが忘れられない、と笑って語る柴田さん。「そのとき、父の手は冷たくなっていくのですが、私の心はだんだん温かくなっていくような不思議な感覚があったのです。この父の『ありがとう』は、今も心にすんでいます」大阪の専門学校を出たのち、1973年、20歳のとき、日本マクドナルドに秘書として採用された。翌年には結婚し、長男と長女を出産。秘書を数年務めた後は店舗勤務となり、25歳で「店長」に大抜擢。さらには担当店舗を最優秀店に導き、「藤田田賞」を受賞するなど優れた成績を重ねていった。家庭を持ち、仕事も順風満帆に思えたが──。「仕事を頑張るほど家族に注ぐ時間がなくなり、家庭と仕事のはざまで苦悩しました。保育園を見つけるのも困難で、やっとの思いで預けることができても、母を求めて泣きわめく子どもの叫び声が、仕事中も頭にこびりついて離れないんです。外から見たら『キャリアウーマン』。でも、本当は出来の悪い母、出来の悪い主婦……。そのギャップに悩み、自分を責め、負の感情が積み重なっていきました」当時の日本マクドナルドは創業から間もない黎明期で、現場はまだ男性社会だった。重労働で肉体的にもきつく、柴田さんはどんどん疲弊していった。そして、30代半ばのある朝──。「子供を学校に送り出した後、衝動的にクリニックで処方されていた睡眠薬に手が伸びました。もう、救われる道はそれしかないと思ってしまい、何錠もひたすら飲み続けていました」やがて、一向に出勤してこない柴田さんを案じた同僚が、自宅で意識のない柴田さんを見つける。病院に搬送されて一命はとりとめたものの、突然自らの命を絶とうとした柴田さんは、夫から「もう一緒には暮らせない」と告げられる。その後は離婚し、仕事も手放すことになった。「頑張りすぎて、燃え尽きてしまったんだと思います。離婚後、一度は私についてきてくれた娘も、『大学に行きたいから』と父のところへ戻ってしまいました。しばらく収入も少なかったので……」どん底にたたきのめされた柴田さん。その後再婚し、会社員時代の経験をもとに飲食業を営むも、事業が軌道に乗らず、悶々とした日々を過ごしていた。しかし、1993年、40歳で、のちの人生を大きく左右するある出会いが。飲食店を畳んだ直後、常連客の一人だった高齢者施設の園長から「暇だったらうちで働かない?」と声がかかったのだ。予想していなかった介護の世界への扉が開いた運命の瞬間だった。「店もやめようとしていたので、二つ返事で働き始めました。すると、勤務の初日から、入居者の皆さんが、『ありがとう』って笑顔で言ってくれるんですよ。まだ不慣れで車いすを上手に押せなくても、手を握っただけでも……。そのことにとても驚きました」その温かな言葉に、涙が止まらなくなったという。「帰り道、車を路肩に止めて、ずっと泣いていました。会社員時代は、“スマイル0円”で、笑顔やありがとうは提供するもの。それが今度は自分が与えてもらえる側になった。これまでの苦労や、張り詰めていたものがじんわり溶け出すような感覚でした……。そして、この『ありがとう』を周りへお返ししていきたいと強く思ったんです」そうして柴田さんは本格的に介護の道へ進み、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を取得。同年、特別養護老人ホームの寮母となった。(取材・文:川村一代)【後編】「残される家族に命のバトンを繋ぐ」日本初の“看取り士”が語る「死」との向き合い方へ続く
2025年04月13日キャプなごみの里の入居者を抱きしめる柴田さん。「傾聴、反復、沈黙、ふれあいが大切。『大丈夫』の言葉を繰り返します」(撮影:國森康弘)【前編】「終末期の高齢者を、一晩中抱きしめて…」日本初の“看取り士”が生まれるまでから続く「私の夢は、すべての人が“自分は愛されている”と感じながら旅立てる社会を創ることです」柴田久美子さん(72)は、強い思いで、“看取り士”の草分けとして奔走してきた。誰もが安心して、希望する最期を迎えられるように──。小さな離島から始まった“看取り”の教えは全国に広まり、今も各地で愛と命のバトンを繋いでいる。■「最期は自宅で」がかなわないなんて。使命と向き合うため、人一倍“死のそば”へ介護職に就いた柴田さんは、日々高齢者と接する中で、徐々にある葛藤を抱くようになっていた。「『家に帰りたい』という個人の意思が汲まれず、終末期になるといや応なしに、みんな病院に運ばれてしまう。死において、尊厳が守られていないように感じて……。そんな人があまりにも多くて、とてもつらかったです」そんなとき、マザー・テレサの《人生の99%が不幸でも、最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる》という言葉と出合い、ある決心をする。「長年、人生を力強く生きてきた高齢者の皆さんに、一人一人、希望する最期を迎えてほしいと強く思いました。そして、幼少期に生死の境をさまよったことと、父の看取りの経験がよみがえり、人の最期の看取りに『私の使命がある』と直感したのです。 ならば、今よりも“死のそば”で向き合わなければと思い、厚生労働省に電話をかけて尋ねました。『日本でいちばん在宅死亡率が高く、病院のない離島はどこですか?』と」「一人一人に尊厳のある死」を。こうして柴田さんは’98年、47歳のときに島根県の離島へ移住する。しかし、現実は厳しかった。「島で4年ほど介護ヘルパーとして働きました。そもそも病院のない島に限定したのは、『患者さんが運ばれる病院が島になければ、最期を看取ることができるだろう』という考えから。しかしここでも、『身寄りが本土にしかいないので、島を離れなければならない』などの理由で、本人の希望をかなえられないケースが相次ぎました。離島まで来たのに、力になれないもどかしさがありました。そこで、人生の最期を迎える人たちが島から離れることなく、故郷で終末期を過ごせる“看取りの家”を建てようと決心したんです」2002年、50歳での大決断だった。しかし無情にも、この決断とほぼ同時期に、柴田さんに顎下腺がんが発覚する。「流動食でしのいでいましたが、やがて『すぐに島外の病院で治療しなさい』と言われるほどに……。実際、島根医科大(当時)へ行くと、即入院・手術となったんです。 でも、私には“看取りの家”を実現することのほうが優先で、時間を無駄にしたくありませんでした。『とにかく急いで切除する手術をお願いします』と訴え、なんとか2週間で退院しました」柴田さんは、身命を賭して“看取りの家”完成へ突き進んだ。だが、完成間近になって、今度は母の容体が急変する。「施設の完成間近でビラを配っていたころ、母が心不全で倒れたのです。『延命治療はせず、自然死で、病院で、あなたに看取ってほしい』という母の希望をかなえるため、このときばかりは準備を中断して病院に駆け付けました」柴田さんは14日間病室で母の手を握り、抱きしめ、自分を産んでくれた感謝を思う存分伝えた。「母は最期に、『島の高齢者さんたちを、私だと思って大切にしなさい』という言葉を遺し、私の腕の中で亡くなりました」こうした母の強い思いも糧に、2002年5月、柴田さん念願の看取り施設、「なごみの里」が完成する。スタッフは看取り士が6人、ボランティアが10人。施設には柴田さんの元同僚や、彼女の看取りの考えに賛同する介護職員たちが、全国から集まった。しかし、施設への風当たりは強いものだったという。「最初は怪しい宗教じゃないかと疑われたり、『看取り士だなんて縁起が悪い』と名刺を破り捨てられることもしばしばありました」ようやく最初の入居者を受け入れたのは、半年後のことだった。「隣の島から、精神科に入院するはずだったおじいちゃんが来ました。妻に暴力をふるい、妻も腰が悪くて介護ができず、普通の施設では『手に負えない』といった様子でした。実際は、脳梗塞とぜんそくで話せず、体も思うように動かせず、そのもどかしさから手が出てしまっていたようでした」柴田さんとスタッフは、全員でケアにあたった。「『殿』と呼んで手厚いケアをしました(笑)。元道路の修理工の方だったので、港の工事を見るのが好きで。工事を見に連れ出したり、皆でお花見もしました。寝るときは、殿が落ち着くまで体をさすりながら一緒に寝ていました。そうした日々を過ごしていくうちに、徐々に心身が落ち着かれていったんです」すると、「あんなに大切にしてもらえるのか」と施設の評判が島全体に広がっていった。やがて、入居者は5人に増えた。マサさん(享年98)というおばあちゃんもその一人。脳疾患と認知症の症状で暴言や暴力が出て、入居していた施設から「なごみの里」へ移ってきた。「マサさんには母の姿が重なり、すべて受け入れると決心してお世話をしました。暴言と暴力もありましたが、だんだん笑顔が訪れて、元の優しいマサさんに戻りました」マサさんの最期は印象的なものだったという。「『父ちゃんが優しく、もうおいでと温かい手で握ってくれた。柴田さんよ。世話になったね。わしは寝ているうちがいいな』と。その希望どおり、就寝中にひっそりと旅立たれました」マサさんの旅立ちは、「人は死ぬタイミングを自ら選んでいるのかもしれない」と柴田さんたち看取り士に教えてくれたのだという。■「死は忌み嫌うものではない。看取りの瞬間は、愛と喜びに満ちたものでもある」柴田さんらが提唱する看取りには、幸せな最期を迎えるための「作法」がある。「病院での最期は、亡くなってから30分で霊安室に運ばれるというのが一般的です。私はそれでは、お別れ、命のバトンを渡すことができないと考えています。家族には臨終が近づいた人の頭を膝にのせ、体を抱きしめながら、呼吸を合わせてもらいます。また呼吸が止まっても、体がすぐに冷たくなるわけではありません。肌に触れて、最期のぬくもりをゆっくりと感じてもらいます」実際に、柴田さんの友人の和子さん(享年53)は、呼吸を共に合わせる柴田さんの腕の中で旅立っていった。「彼女はシングルマザーで、最期の看取りを頼まれていました。息子さんから『そろそろかもしれない』と電話を受け、駆け付けました」残された3人の子供たちには「お母さん、ありがとう」と言葉をかけてもらい、和子さんの肌をさすりながら、最期の母のぬくもりをゆっくりと時間をかけて感じてもらった。やがて、次女が柴田さんにこう語りかけた。「母の臨終のとき、こうしてそばにいられて触れられるなんて。死ぬって怖いだけのものじゃないんですね。こんなきれいなお母さん、見たことない」最期を迎える人と、残された家族が「望ましい最期であった」と感じることのできる瞬間だ。「死は、敗北でも、忌み嫌うものでもありません。もちろん大切な人の死は、悲しくつらいものです。しかし長い人生を終えて、生きる力を手放すこの瞬間は、決して悲しいだけではなく、愛と喜びに満ちたものでもあるのではないでしょうか。その瞬間をお手伝いするのが、私たち看取り士の役目なのです」最期を迎える人が身近にいるとき、残される家族ができることはあるのだろうか。「大事なのは、死の前では誰もが無力であることを忘れないこと。死を前にした人の心には、寂しさ、悲しさ、無念さなどさまざまな感情が湧き上がります。その感情を理解するのは難しいものです。最善を尽くすためにも、本人の希望や言葉をしっかりと傾聴し、それを可能な限り肯定して受け入れる姿勢が大切だと思います」そうして2014年には、活動拠点を岡山市内に移し、2020年には、株式会社「日本看取り士会」を設立。「看取り学」という学問を立ち上げ、看取り士を、講座を学ぶことで取得できる民間資格として体系立てた。「現在は全国52カ所に看取りステーションがあり、看取り士は2,881人。臨終の現場を経験している人が看取り士の資格も取得するケースが多く、5割が看護師、3割が介護福祉士、残りの2割がそれ以外の人という内訳です」現在では、看取り士と、ボランティアのチーム形態で、在宅ホスピス活動も全国展開している。■すべての人に“尊厳ある死”を。自らも、後悔なく命のバトンを繋ぎたい昨年12月、看取りの提言と普及が認められ、日本看取り士会は教育・文化・医療・環境・地域開発などの分野において地球倫理の推進に貢献した団体を表彰する「第28回地球倫理推進賞(国内活動部門)」を受賞した。柴田さんが、離島で看取り士を始めてから23年、今や仲間が全国に増え、看取り学は海外にまで広がっている。「看取り士の派遣は、一人でも多くの人が、望む場所で安らかな最期を迎えるための社会の一助となると考えています。さらにいえば、日本人が古から死を家族で見送ってきたように、看取り士がいなくても、家族や周りが看取っていける文化を創りたい。そのためにも活動を続けていきます」これまで多くの人を看取ってきた柴田さんも、あと少しで後期高齢者だ。自身の最期についてはどのように考えているのだろうか。「娘と話し合い、5年かけてエンディングノートを書きました。荷物についても、『整理をしたほうがいい。この本棚に入るだけにして』などと諭されて、この間は本を大量に処分しました(笑)」娘にはよく活を入れられるのだと、柴田さんはうれしそうに笑う。「昨年、看取り仲間が住職を務める寺に、日本看取り士会と自分の墓も建て、娘と孫と見に行きました。私にもいずれそのときが訪れます。母として、娘や孫に『命のバトン』をきちんと渡したいと思っています」現在、全国の看取り士へ寄せられる依頼数は年間500件を超える。誰もが安心して望ましい最期を迎えられる社会へ。柴田さんは今日も、誰かの命のバトンを?ぐために奔走する。(取材・文:川村一代)
2025年04月13日また大御所芸人の1人がメディアから遠ざかりそうな雰囲気だ――。3日、とんねるずの石橋貴明(63)が、自身のYouTubeチャンネルで食道がんを患っていることを告白した。芸能活動は休止し、治療に専念するという。同チャンネルのコメント欄は心配しつつも復帰を心待ちにするファンたちの声で溢れた。相方の木梨憲武(63)も、《業務とんねるずの大きい方連絡!世代&ワンフー方面のみなさま、リーダー石橋は健康第一の動きをスタートするとの事!大谷さんメジャー野球&日本プロ野球をチェックしながら体調をもどし、次のライブに向けてスタンバイしてください!!とんねるず、36年ぶり東京ドームライブ、予定!セットリストは私が作っておきます》と、同級生らしい砕けた言葉でエールを送っている。しかし、そんな病床の石橋に暗い影を落とす報道が……。中居正広氏(52)の女性トラブルをきっかけに、フジテレビの内部に蔓延するハラスメント体質を炙り出した第三者委員会の調査報告書。「重要な類似事案」の中に登場した“ハラスメントの当事者”として、9日に『週刊文春』電子版が石橋の実名を報じたのだ。10年以上前、フジテレビの女性社員が同局の元編成幹部B氏から呼び出され、“有力な番組出演者”が参加する会食に同席。しかし途中で番組出演者と2人きりにされ、タクシーで別の店に移動することに。案内された地下の部屋で番組出演者は下半身を露出し、危険を感じた女性社員はその場を立ち去ったという。「報告書では“有力な番組出演者”と名前が伏せられていましたが、それが石橋さんであると週刊文春が報じたのです」(スポーツ紙記者)「もう勘弁してほしいな……と思いますね」そうボヤくのは、20年ほどのキャリアの中堅芸人だ。かつて芸人は“飲む・打つ・買う”が日常の世界などと言われた。自堕落な生活を送っていても、すべてを笑いにすれば、芸人としては大正解。しかし、時代は令和。もはやそんな時代ではない。「なんというか、こんな当たり前のことが、ここまで“悪いこと”と報じられるんだ……って。ジャングルポケットの斉藤(慎二)みたいな事件はわかります、そりゃ捕まるでしょ、と。でも、貴明さんの件は、そもそもで10年以上前の話で、いくら調査といっても警察でもない第三者委員会が女性の証言だけで罪だって言われても」(前出・中堅芸人、以下同)文春の報道を受けて石橋の所属事務所は、各メディアの取材に第三者委員会からヒアリングの打診を受けたことを明かした。ハラスメントの事実関係については『分からない』と否定はしなかった。「飲みの席で脱いで“出した”ってだけじゃないですか。芸人が飲み会で脱いだことが、性加害と同じように裁かれるんですか?芸人が服を脱ぐなんて当たり前。よくあることすぎて……」前時代的なノリはもはや通じないことに一部の芸人は気づいていないかもしれない――。
2025年04月13日「言葉を扱う仕事についているものとして、相手に言葉を使って伝えているものとして、あってはならないことだと強く感じております」4月9日放送の『Live News イット!』(以下『イット!』)で、神妙な面持ちでこう謝罪したのは、同番組でメインキャスターを務める元NHKアナウンサーの青井実氏(44)。番組が始まる少し前の9日昼過ぎ、フジテレビは公式ホームページ上で、青井氏に関する書面を公開。社内からの報告を受け、コンプライアンス推進室が今年2月から弁護士を交え調査を実施した結果、『イット!』で勤務する社員及びスタッフに不適切な言動があったことが確認された。「FNNプライムオンライン」によると、昨年5月ごろ、番組リハーサル中にフリップ演出がうまくいかなかったことに対して“強い口調でスタッフを叱責”したり、昨年10月には速報ニュースの対応を巡って“自身がつけていたピンマイクを強い調子でキャスター台の上にある箱に放り投げる”などしたという。一連の事態を受け、青井氏は9日の放送中に、冒頭のように謝罪した。‘03年にNHKに入局し、『土曜スタジオパーク』などの進行役を経て、’19年から『NHKニュース7』、’22年から『ニュースウォッチ9』でキャスターを務め、“NHKの報道の顔”として名を馳せた青井氏。昨年2月に同局を退社した直後の同年4月から『イット!』のメインキャスターに就任するという、破格の待遇でフジに“移籍”していた。そんななか、明かされた青井氏の“不適切な”素顔。ただ、フジテレビ社内での評判は以前から芳しくなかったようだ。「今回の不適切な言動だけでなく、青井さんは“スタッフと自分は別物”という縦型思考の人。NHKのカラー的な部分もあるかと思いますが、フジだと報道はキャスターもスタッフも横並びで話し合うスタンスなので、そもそもやり方が真逆なんです。青井さんがコミュニケーションを取る相手はプロデューサーぐらいで、番組が終われば一目散に帰り、スタッフへの当たりが強いことでも有名でした。当然スタッフからの印象もいいわけがないですよね……。さらに『イット!』は視聴率も悪かったのですが、それでも“お咎めナシ”で起用され続けてきた背景には、港浩一前社長の影響があるんです。というのも、青井さんをNHKから引き抜いてきたのが、港前社長の意向が強い編成局だったと聞いています。なので、今回大々的に青井さんの言動を会社が発表した背景には、港社長が去り、報道局も今までの日枝、港ラインとは違う舵取りの軌道修正を行う意思が強く出た形だと思います。青井さんも挽回できなければ、“年内でクビになるのでは?”という声も社内からは聞こえています」(フジテレビ関係者)果たして、青井氏は汚名返上し、“フジテレビの顔”になれるのか――。
2025年04月13日ニュースや情報番組などで存在感を放つ女性コメンテーターたち。彼女たちの発言が世論を動かすこともあるほど、今やテレビには欠かせない存在だ。評論家やアイドル、芸人などさまざまな肩書きの女性コメンテーターたちが、ときには優しく、ときにはズバッと辛口で切り込む姿は番組の見どころとも言える。平日の情報番組は主婦層の視聴者も多いため、女性コメンテーターの発言に関心を寄せている人も多いのではないだろうか。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「信頼できる女性コメンテーター」についてアンケート調査を実施した。第3位は、菊間千乃氏(53)だ。1995年、フジテレビにアナウンサーとして入社したが、2007年に弁護士を目指して退社。2010年、2度の挑戦を経て司法試験に合格し、弁護士になると、人権問題の解決に取り組むNPO法人の活動を支援するなど、幅広い活動を行っている。現在は『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)や『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演している菊間氏。コメンテーターという仕事について、「いろいろと調べておかないと。数字を間違えたりしてはいけないし」と明かしており、入念な下準備に裏打ちされた公平な視点でのコメントが評価されているようだ。《常に冷静で客観的な判断をするので》《アナウンサーと弁護士など複数の経歴を持っていて知的な感じだから》《法律家らしく理性的で公平な視点でコメントすることを意識できているように思う》《理路整然とわかりやすいから》第2位は、放送作家でタレントの野々村友紀子(50)。お笑いコンビ・2丁拳銃の川谷修士(50)の妻としても知られている野々村。出産後は裏方として仕事を続けるつもりだったという。しかしテレビで夫の相方・小堀裕之(51)へのダメ出しを披露したところ大ウケ。以降、「2丁拳銃の出番が増えるなら」と番組出演を引き受けるようになったそうだ。歯に衣着せぬ物言いが視聴者から好評を得ている野々村だが、じつは元お笑い芸人。中川家やケンドーコバヤシ(52)などと同じ大阪NSC11期生で、野々村は「高僧・野々村」というコンビ名で活動していた。芸人経験を生かしたユーモアも交えた毒舌が、野々村の強みになっているようだ。《面白いし、ちゃんとしたことをはっきり言う》《ご自身の意見をはっきりと伝えてくれるから》《発言がズバリとしていて、かと言って炎上もなく凄いなと思います》《関西人らしいユーモアを交えながら筋の通ったコメントで対応できるところ》第1位は遅咲き芸人・いとうあさこ(54)。情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)でコメンテーターを務める一方、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では体を張った芸も見せるいとう。40歳になるまで芸人の仕事だけでは食べていけず、アルバイトを掛け持ちしていたそうだ。実家が資産家で“お嬢様育ち”でありながら、庶民感覚もしっかり持ち合わせているところがいとうの魅力だろう。また、正直で優しい人柄も業界内で評判だ。プライベートでも仲がいいというイモトアヤコ(39)はいとうについて、「私は正直テレビだからと、自分というキャラクターを『演じる』こともあるんですが、あさこさんは一切それがない」「自分を後回しにして、みんなのことを気遣う」と称賛している。番組でのコメントを通して、いとうの人柄の良さを感じている人も多いようだ。《裏表がなさそうでありのままな感じが好き》《育ちの良さが伝わってくるし話も面白いので》《優しい。気遣いがある》《うそがない。素そのままのように見えるから》
2025年04月13日事件や事故、政治経済、芸能、スポーツなど、日々起こるさまざまな事象に対して見解を求められるコメンテーター。元政治家・ジャーナリスト・文化人など、いわゆる有識者とされる人物も多いが、最近では若い女性タレントを目にする機会も少なくない。コメンテーターの発言には、「納得できる」「賛同できる」「よく言ってくれた」と多くの称賛を集めるケースがある一方で、批判が集まり、世の中を騒がせるケースも。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「信頼できない女性コメンテーター」についてアンケート調査を実施した。第3位は、元フジテレビアナウンサーの菊間千乃氏(53)だ。1995年にフジテレビに入社し、アナウンサーとしてさまざまな番組を担当していた菊間氏。2007年に弁護士を目指して退社後、2010年に司法試験に合格し、弁護士となった。現在は『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)や『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でコメンテーターを務めている。菊間についてネガティブな意見の大多数は「フジテレビ騒動への対応」だった。中居正広氏(52)の女性トラブルがきっかけとなった一連のフジテレビ問題が表面化すると、菊間氏は自らがフジテレビの顧問弁護士を務めていることを公表。しかし、フジテレビの記者会見後には出演番組を欠席したため、《説明不足》《逃げている》と感じた視聴者が多かったようだ。《フジテレビの顧問弁護士なのに、一連の中居事件で何の役にも立っていなかった》《今回のフジテレビの件でも圧力に屈して本当の事を話していないから》《自分事になるといなくなる》《フジテレビの件で、以前所属していたので、はっきりコメントしてほしい》第2位には、モデルでタレントのアンミカ(53)が選ばれた。韓国・済州島で生まれ大阪で育ったアンミカは、1993年にモデルとしてパリコレデビューを果たす。近年のタレント活動では、そのポジティブなキャラクターが人気を集め、バラエティ番組に数多く出演。テレビで見ない日はないほどの活躍ぶりだ。コメンテーターとしては『DayDay.』(日本テレビ系)にレギュラー出演している。2021年、夫のセオドール・ミラー氏が経営する会社が雇用調整助成金を不正受給しているとの疑惑が浮上。アンミカは「夫の会社のことなので詳細は把握できていない」と弁明したが、視聴者の納得は得られなかったようで、アンケートでもこの件に関するコメントが目立った。経歴やキャラクターなど、なにかと目立つ存在であるがゆえに反発も多いのかもしれない。《自分の身内の不祥事についてノーコメントだしうるさい》《庶民感覚とずれを感じる》《ポジティブだけがうり》《信用できない》残念ながら第1位に選ばれてしまったのは、三浦瑠麗氏(44)だ。三浦氏は2010年に東京大学博士課程を修了し、国際政治学で博士(法学)号を取得。国際政治学者として一時はテレビ番組に引っ張りだこだった。ときには発言内容に「根拠がない」と炎上することもあったが、はきはきした物言いは好まれることも多く、2023年ごろには『めざまし8』(フジテレビ系)や『朝まで生テレビ』(テレビ朝日系)にレギュラー出演していた。しかし、2023年3月に元夫の三浦清志氏が業務上横領容疑で逮捕され、番組をすべて降板。夫の逮捕については当時「一切知りえないこと」と関与を否定したが、大きなイメージダウンとなったのは間違いない。それから約2年が経つが視聴者の信頼回復には至っていないようで、ワースト1位を獲得する結果となった。《発言の内容が、偏っているから》《プライベートで悪いイメージがある》《事件を起こした家族がいるのに、何もなかったかの如く話す態度にあきれる》《夫の件もまともに語ろうとしないし、日本を批判したいだけという印象があるから》
2025年04月13日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】親同士で情報交換をしながらも、探り合いやマウント合戦が絶えない大学受験の世界。さらに、中にはデリカシーのない「モンスターママ」まで登場し、根掘り葉掘り聞いてくる始末。どう逃げ切った?【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。24年4月からは『おはスタ』(テレビ東京系列)で「あげおとティム」のアニメが放送!
2025年04月12日(撮影:千葉タイチ)新ドラマ『失踪人捜索班消えた真実』(テレビ東京系)は、警察が捜査しない失踪人、そして最愛の妻を捜し出すため、元刑事の主人公が失踪人捜索班のメンバーたちと奔走する姿を描くノンストップ・エンターテインメント。「探偵ものの要素に加え、刑事ドラマの要素や家族の物語などいろんな側面を持つ作品です。特に、捜索班のメンバーは個性豊かで、演者もチャーミングな方ばかり。現場の雰囲気のよさが、テンポやセリフの掛け合いに表れているのではないかなと思います」そう語るのは、捜索班リーダー・城崎を演じる町田啓太(34)。警察を辞職した城崎の一番の協力者である刑事・笹塚とのバディも見どころの一つだ。笹塚演じる小泉孝太郎(46)とは、過去に共演経験もあり、全幅の信頼を置いているという。「小泉さんとも、バディものは、演じる役者同士の関係性も見えてしまうので嘘がつけないよね、というお話をしていたのですが、僕と小泉さんなら親密なバディになれると楽しみにしています。先日も、捜査一課時代の撮影のとき、アドリブで小泉さんに抱きついたら、これまで聞いたことのないような声を出されて(笑)。『こういう関係性もいいね』と満面の笑みを浮かべてくれました」失踪人を追う城崎は、“諦めなければ何かをつかめる”という執念を持つ男。その強い思いに「自分も勇気づけられた」というが、共通点はあるのだろうか?「僕自身も、1個1個の仕事に対して考えることを諦めずにやってきました。いろんなことを考えたり試したり、考え抜いて現場に挑んできた結果、次につながったというのがほとんど。ただ、城崎とは違い、僕は周りの人に頼ることがあまり得意ではなく、自分一人でやろうとして空回りしてしまうことが多々あります。城崎のように素直に人を頼って、協力してもらえるのはいいことだなと思います」さらに、自身の諦められないことを尋ねると、「やはり年齢を重ねますと、質のいい睡眠とバランスのいい食事、これは諦められないかな」と笑顔を見せた。’24年のNHK大河ドラマ『光る君へ』など話題作への出演が続く町田。アウトプットを続ける俳優として、インプットする時間はとても大事にしているという。「俳優業のほかにファッション系やアート系、声のお仕事などもさせていただいていて、そういうところから新しいことを吸収することもあります。それに、映画やドラマ、ドキュメンタリーなどを見ても勉強になりますね。必要があれば、プライベートの時間を削ることもありますが、基本は、仕事と同じようにプライベートも豊かであるのが一番ですね」
2025年04月12日今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』が10日、第9回の放送で、番組最高の平均世帯視聴率15.7%(関東地区)を記録した。今春で放送開始100年を迎えたNHK。そんな節目となる年の朝ドラは『アンパンマン』の生みの親、漫画家やなせたかしさんと小松暢さん夫妻がモデルで、人生の荒波を乗り越え『アンパンマン』を生み出すまでの物語。特に4日に放送された第5回では、家族が“あんぱん”を食べて笑顔を取り戻す様子が描かれ、朝から涙を流した人も多かっただろう。そこで本誌は、WEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きな20~60代の男女500人を対象に、2010年以降のNHK連続テレビ小説のなかで感動して泣いた作品についてアンケートを行った。数多くの名作のうち、視聴者の涙を誘ったのはいったいどの作品だろうか。第3位は『あまちゃん』(2013年)。宮藤官九郎が手掛けたNHK初のオリジナル作品。のん(31)が高校2年生の天野アキを演じ、岩手県・三陸海岸沿いの町を舞台に、アキが海女を目指して奮闘する日々や、地元アイドルとして活躍する姿が描かれた。また、作中で繰り返し使われた言葉「じぇじぇじぇ」は2013年の新語・流行語大賞に選ばれ、大きな話題を呼んだ。《実際の震災をテーマにしながらも、前向きで元気をもらえる作品だった》(40代・男性・会社員)と、当時の社会背景に合致した内容で感情移入がしやすかったというコメントや、《海女としての成長や地域の人々との温かいやりとりに心が揺さぶられた》(60代・女性・無職)と、主人公を取り巻く人々との関係性に胸がいっぱいになったという視聴者が少なくないようだ。第2位は『虎に翼』(2024年)。昭和初期を舞台に、日本で初めて女性弁護士・判事・裁判所長として活躍した女性をモデルにした作品。物語は女学校時代から始まり、時代の壁に立ち向かいながら法の世界を切り開いていく主人公の姿が描かれた。主人公・猪爪(佐田)寅子を演じたのは伊藤沙莉(30)。そのほか小林薫(73)、石田ゆり子(55)、岡田将生(35)、森田望智(28)ら実力派俳優たちの熱演も記憶に新しい。《主人公と夫が戦争で別れるシーンがとても泣けた》(40代女性/会社員)、《戦争で亡くした夫に語りかける主人公の姿が素晴らしかった》(20代男性/会社員)と、仲野太賀(32)が演じた寅子の最初の夫・佐田優三の戦死に涙が止まらなかったという声や、《主人公に感情移入しながらも、脇役の方たちの物語にも感動させられた》(50代女性/専業主婦)と、土居志央梨(32)、平岩紙(45)らが演じた明律大学女子部の仲間にまつわるエピソードにも感動したというコメントが。そして第1位は『カムカムエヴリバディ』(2021年)。連続テレビ小説では初となる、上白石萌音(27)、深津絵里(52)、川栄李奈(30)の三人がヒロインをリレー形式で演じた話題作。京都・岡山・大阪を舞台に、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母・母・娘、三世代にわたる家族の100年を描いた壮大なストーリーだ。それぞれ相手役を演じたSixTONESの松村北斗(29)、オダギリジョー(49)の好演も注目を集めていた。《稔の戦死による別れや、るいの思い違いから安子と別れることになったシーン等、泣いた場面がいくつもあった》(60代女性/専業主婦)、《サンタの格好で踊るシーンが、涙が出るほど感動的だった》(30代女性/会社員)、《安子が娘のるいに向けてラジオで呼びかけるシーンで号泣》(30代女性/会社員)と放送初期から終盤にかけて感動シーンばかりだったというコメントが多く、《主題歌を聴いただけで自然と涙が出てくる》(50代女性/専業主婦)と、主題歌となったAI『アルデバラン』も作品と同じくらい感動するという視聴者も。多くの視聴者の心を揺さぶってきた連続テレビ小説。今後の感動作も楽しみだ!
2025年04月12日(C)Gadou by Mr Tan/訳:国津洋子■四本あしなのに歩かないものって?■今週のフランス語【retard(ルタール)】=遅刻フランスでは、パーティや集まりには5~15分遅れて行くのがマナーとされています。準備する時間に余裕ができるよう、あえて遅刻するのが礼儀だそう。作者 ムッシュー・タンのインタビューも配信中!【PROFILE】本名:Antoine Dole(アントワーヌ ドール)。フランスで累計1900万部を突破した大人気マンガ『Mortelle Adèle(毒舌アデル)』の著者。親日家でたびたび来日しており、お気に入りのスポットは上野公園。『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)でガドゥ誕生秘話が紹介された。
2025年04月12日-「NHKからパン作り指導の依頼があったのは、昨年の6月でした。私は日本パン技術研究所という学校で『パンの歴史』という講義を持っていましたので、そこを通して今回の朝ドラの話を頂いたのです」こう話すのは、『あんぱん』で製パン指導を行っている竹谷光司さん。’48年に北海道で生まれた竹谷さんは、大学卒業後に大手パンメーカーに勤務。’71年からドイツでパンの研修を受け、帰国後は大手製粉会社で開発や基礎研究に携わってきた“日本のパン研究の第一人者”だ。ドラマで製パン指導を行うのは、今回が初めてのことだという。「戦時中には乾パンが盛んに生産されていたほか、水あめに小麦粉を加えて作る『軍隊堅パン』という保存食があったのです。『あんぱん』に協力するにあたって、昭和初期の8ミリフィルムの映像を確認するなどして、こうした当時のパンを一から全部作って再現してみることから初めました」ドラマに登場する石窯も、実際にパンが焼けるか検証したという。「長野県で調達した河原の石を泥で固めて作ったのですが、石窯づくりだけで丸一日かかりました。初めての試みでしたが、これを使ってすごく美味しいあんぱんが焼けたときは感動しましたね」『あんぱん』の第一週では、阿部サダヲ(54)が演じる“ヤムおじさん”こと屋村草吉が、あんぱんを持って主人公・朝田のぶの家を訪れる様子が描かれた。「阿部サダヲさんと、今田美桜さん(28)はじめ朝田家の3人姉妹には、小麦粉からパンをこねて焼き上がるまでの工程を一度通して指導しました」4月4日に放送された『あさイチ』(NHK)に阿部が出演した際には、竹谷さんもVTRで登場。同番組では、劇中でのパンの見栄えをめぐって、竹谷さんと時代考証の担当者との意見が衝突したことなど、竹谷さんのプロとしてのこだわりが明かされた。そんな竹谷さんも、“風来坊のパン職人”を演じる阿部の筋の良さには驚嘆したという。「パン生地を捏ねて丸めるのは、いざやってみると初心者にはなかなか難しい。でも阿部さんは、たったの一回で成功していたのです。阿部さん以外の方々も、一度である程度のことをすぐに習得してしまうので驚きました」■阿部は妻同伴で竹谷さんのお店に竹谷さんは、’10年に千葉県佐伯市に自身のベーカリーをオープンしている。’20年には店を息子夫婦に譲っているが、現在でも工房に立つことがあるという。この店には、阿部もプライベートで訪れていたそうだ。「『今度お店に行きます』と言って下さっていたのですが、まさか本当に訪ねてきてくださるとは。私が店に出られるのはお昼の2時間ぐらいなのですが、そのころに阿部さんが奥さんと一緒にいらしたのです。その日はたまたま別のテレビ番組の打ち合わせをしていたのですが、そのスタッフたちも私があいさつしてる人が阿部さんだと気付かず『なんか変な人がいるな』と思っていたそうで(笑)。いい意味で芸能人としてのオーラがないので、私が“阿部サダヲさんですよ”と指摘するまでわからなかったそうです」パン職人を演じるにあたって、阿部は自宅でもパン作りの修業に専念していたようだ。「あんぱんを作るうえで一番難しいのが、あんこを詰める作業。そこで、阿部さんのために練習用のパン生地をあらかじめ作っておいて、ご自宅に持ち帰ってもらっていたのです。その生地を使って、あんの代わりにゴルフボールをヘラで包む練習をしてもらっていました」撮影やリハーサルにも立ち会い、朝田家の演者とも積極的に意見を交わしていたそうだ。「撮影現場の雰囲気は、私が話に入っていけるほど本当に穏やか。吉田鋼太郎さん(66)は休憩室で気さくに話しかけてくれましたし、パンの仕込みに浅田美代子さん(69)が『私もやりたい!』と飛び入り参加してきたことも。主演の今田さんは、はつらつとした感じで現場全体を明るく引っ張っていたのが印象的でした。私個人としても今後の展開にとても期待しています」“元気100倍”な現場で、ドラマも大成功なるか――。
2025年04月12日23年9月、おしゃれな帽子で外出する広末「サービスエリアでは見知らぬ人に『広末でーす』と絡んだり、大声を出したりする姿が目撃されていました。彼女は事故現場でも立ったり、座ったりするなど不審な言動を繰り返していたそうです。搬送先の病院では治療を待つ間に歩き回り、それを制止しようとした看護師に蹴る、ひっかくなどの暴行を加えたとされています。逮捕後の取り調べ中にも、大声を出すなど興奮していたことがわかりました」(スポーツ紙記者)4月8日に静岡県内の病院で看護師に軽傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕・送検された広末涼子容疑者(44)。事件のきっかけは7日夜に起こした交通事故だったが、時間が経つにつれて当時の状況が明るみになってきた。しかし予想を上回る“新事実”に、衝撃が走っている。広末容疑者は静岡県掛川市の新東名高速道路を運転中に、大型トレーラーに追突。映画の撮影で滞在していた奈良県から、東京都内の自宅に戻る途中だったという。乗用車にはマネージャーとみられる男性も同乗していたが、浜松市内のサービスエリアで広末容疑者と運転を交代したと見られている。所属事務所が発表した声明には《一時的にパニック状態に陥った》とあったように、精神的な不安定さにも心配の声が寄せられている広末容疑者。任意で実施された検査ではアルコールや違法薬物は検出されなかったが、静岡県警は10日に自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで広末容疑者の自宅を家宅捜索した。「約2時間に及んだ家宅捜索では、違法な薬物などは見つからなかったそうです。いっぽう広末さんは3月中旬に、ファンクラブのグループチャットでせき止め薬や花粉症の点鼻薬、抗生物質などを病院で処方してもらったことを明かしていました。今後は本鑑定を行い、服用していたとみられる処方薬や市販薬などが事故につながった可能性も含めて捜査が続けられるとのことです」(前出・スポーツ紙記者)捜査の行方に注目が集まるなか、11日には新たな事実が判明。交通事故現場にはブレーキ痕がなく、広末容疑者が運転していた乗用車にはドライブレコーダーもついていなかったというのだ。“ノーブレーキ”で追突していた可能性も浮上し、ニュースサイトのコメント欄やXでは改めて驚く声が続出。《ブレーキ痕が無いって、、危うく死人が出る手前だったよ》《だんだん恐ろしくなってきた。その精神状態で、自分が突っ込まれていたらと思うと背筋が凍る》《ブレーキ痕なしで猛スピードで追突はいくらなんでも怖すぎるな。誰も亡くならなかったのは奇跡ぐらいに思った方がいいわ》この他には《わざと事故った!?》との声もあり、広末容疑者が故意に事故を起こしたのではないかと疑う人もいたようだ。ある芸能関係者は「改めて“あの発言”が気にかかります」と語り、こう続ける。「広末さんは昨年末から今年1月にかけて配信されたYouTubeチャンネル『Short Hope』の中で、長男の子育てと女優業の両立に悩んでいた時期を回想していました。精神的に追い詰められた時の心情として、『自殺とか自傷行為は本当に好きじゃない』と言いつつ、『誰か撃ってくんないかな』『運転しててこのままドーンっていったら、ちょっと病院で寝れるかな』といった考えがよぎったことを明かしていました。4月8日配信の『NEWSポストセブン』の記事では、事故の目撃者が、広末さんが運転していた黒いジープのフロント左側がグシャグシャになっていたと証言しています。掲載された写真を見ても、追突時の衝撃は相当なものだったことが伺えます。仮にノーブレーキで突っ込んでいたとすれば、故意だったのかどうかも調べられるでしょう。広末さんは前夫のキャンドル・ジュンさん(51)との離婚を経て独立しましたが、最近では社長業と女優業の両立に苦戦していることも語っていました。どのような経緯で今回の事故や事件が引き起こされてしまったのか、一日も早く解明されることを願うばかりです」今月19日までの勾留が決定した広末容疑者は、留置所でいま何を思うだろうか——。
2025年04月12日ワイドショーや情報番組に欠かすことのできない存在であるコメンテーター。番組が伝える多種多様のニュースや情報に対し、的確な意見を述べ、ときにはユーモアを交えたコメントが求められる。もちろんコメンテーターとしての役割を果たすためには、政治や経済についての基礎知識はもちろん、人間性もおざなりにはできない。また、難解な言葉を使わず、番組に出演する専門家と一般視聴者の橋渡しもおこなうことも重要な役目だ。評価の高いコメンテーターは、そうしたさまざまな能力を高いレベルで持ち合わせている人物だと言えるだろう。ではいったい、視聴者からもっとも評価されているコメンテーターは誰なのだろうか。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「信頼できる男性コメンテーター」についてアンケート調査を実施した。第3位に選ばれたコメンテーターは2人。1人は玉川徹(62)だ。玉川といえば、1989年にテレビ朝日に入社し、報道番組でディレクターを務めたのち、リポーターとコメンテーターに就任。2023年7月末にテレビ朝日を定年退職し、現在は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にフリーとして週5でレギュラー出演しており、忖度の無い意見を述べる姿が印象的だ。権力に屈せず自身の意見を貫く玉川の姿に、信頼を寄せる視聴者が多いようだ。《真っ当だから》《権力に対して忖度なく意見を述べる》《物事をはっきり言う》玉川と同じ票数で第3位に選ばれたのは、橋下徹(55)。早稲田大学を卒業し弁護士事務所を構えた橋下。2008年には大阪府知事へ就任し、その後7年を政界で過ごした。法律家と政治家という二つの顔を持つ橋本は、コメンテーターとしても各立場からの見解を忌憚なく述べることで、お茶の間からの支持を得ているようだ。《行政側の考え方、政治家としての考え方、法律家としての考え方等が分かるので》《言葉は乱暴だが、言っていることはまともだと思うから》《納得のいく説明をしてくれる》第2位は、お笑い芸人のカズレーザー(40)。お笑いだけでなくタレントや俳優、コメンテーターとしても幅広い活動をおこなっているカズレーザー。なかでも、クイズ番組や『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)での活躍が印象に残っている人は多いだろう。豊富で幅広い知識がカズレーザーの一番の強みであり、彼がコメンテーターとして支持される所以だ。アンケートでは、《誰も嫌な気持ちにならない言い回しを心がけている》といった人柄を評価する声も多く挙げられていた。《社会情勢も良く勉強されていて頭の回転が速い》《いつも中立な視点から冷静に語っている感じがして良い》《とても賢い上に、わかりやすい口調で話してくれるから》《わかりやすい言葉で、言葉を大切にして発信していると感じるから》第1位に選ばれたのは池上彰(74)だ。NHK記者として経験を積んだ池上は、2005年の退局後もフリージャーナリストとして、テレビや雑誌など様々なメディアで活躍。『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)に代表されるように、難しいニュースや専門知識などを「基礎から説明する」役割が与えられることが多い。常に穏やかな語り口でゲストの質問に答える池上の姿勢を評価する声が多かった。たくさんの視聴者の信頼を得られている事実こそが、彼のコメンテーターとしての能力の高さを表しているだろう。《忖度なく、知識と経験に基づいた分析を確り行っている気がするから》《ジャンルを問わず知識が豊富だし常に学び続けていると思う》《政治的思想を乗せず、客観的でわかりやすい話をするので》《いつも真摯な態度で様々な方面について深く考えておられる姿勢がいい》
2025年04月12日ニュース番組やワイドショーでは欠かせないコメンテーターたち。政治や時事問題、芸能ネタなど扱う話題も幅広いため、臨機応変なコメントが求められる存在だ。あえて少し尖った発言をするなど個性的な人物もおり、コメンテーターの発言ありきで番組を楽しんでいる人も多いのではないだろうか。しかしSNSが普及した現代において、コメンテーターが迂闊な発言や誤った発言をして炎上してしまうことも珍しくない。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「信頼できない男性コメンテーター」についてアンケート調査を実施した。第3位に選ばれたのは玉川徹(62)。もともとはテレビ朝日社員でリポーターやディレクターを務めていたが、2023年7月末に同局を定年退職。現在は、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にレギュラーコメンテーターとして週5で出演している。玉川は在局時代の2022年、前述の番組で安倍晋三元首相(享年67)の国葬を取り上げた際、菅義偉元首相(76)の弔辞について、「当然、これは電通が入ってますからね」などと発言。翌日、訂正して謝罪したものの、「出勤停止10日間」の謹慎処分を受けた。アンケートでは、こうした事実誤認の発言を問題視する声が目立った。《問題を起こして自粛していたので信頼性がない感じがします》《偏ったコメントが多い》《人の不祥事を指摘することはできても、批判された自分の発言についての説明には納得できなかったから》《問題発言が多い》第2位は、元衆議院議員の杉村太蔵(45)。26歳という若さで議員初当選を果たした杉村。しかし当選直後の取材で「国会議員はJR乗り放題らしい」「早く行ってみたいですね、料亭に」などの失言を連発し、世間から猛バッシングを受けてしまう。杉村自身は庶民であることをアピールしたかったようだが、かえって金に執着している印象を与える結果となってしまったようだ。そんな杉村がコメンテーターとして開花するきっかけとなったのが、『サンデージャポン』(TBS系)への出演だった。番組内でニュースに対して意見を述べた際、スタッフが「その薄口のコメントがいい」と杉村を絶賛。MCの太田光(59)からも「薄口評論家」と呼ばれ、以降さまざまな番組に出演している。今回のアンケートでは支持が集まらなかったが、杉村の持ち味である「薄口コメント」が世間に評価される日はくるのだろうか。《コメントが薄口》《話に内容がない》《議員当選時の姿が本心ではないかと思う》《お金に執着してる感があるので、権力にすごく忖度がありそう》残念ながら第1位となってしまったのは、元プロ野球選手・長嶋一茂(59)。長嶋茂雄(89)を父に持つ一茂。父親の影響もあり、「七光り」という声が多く寄せられている。空気を読まずに思ったことを口にする一茂の発言が、いい加減だと感じる人も多いようだ。一茂は「事前に人の意見を入れると偏りが出る」という理由で、番組の打ち合わせをしないという。それゆえに、率直すぎるコメントがときに悪評を得てしまうのかもしれない。一茂がタレントとして活動を始めるきっかけを与えたのは、父親ではなく明石家さんま(69)だった。プロ現役時代にさんまから「引退したら俺の番組、1回全部来い」と誘われ、引退後には本当にさんまのすべてのレギュラー番組に出演したという。恩師であるさんまの期待に応えるためにも、今後の挽回を楽しみにしたい。《長嶋茂雄の息子という以外に、何も特筆すべき事が無いから》《適当なことを言ってそうだから》《親の七光りでテレビに出ているだけで、頭が悪いコメントしかないから》《自分の主観だけで話しているから》
2025年04月12日へずまりゅうのXアカウントより《めちゃくちゃ太い案件が入ったけど断ることにしました。内容は顔の整形で二重と糸リフトの施術を2回に分けてTikTokとXに投稿して欲しいと言われ報酬は1000万円でした》元迷惑系YouTuberのへずまりゅう(34)が、4月10日にXのサブアカウントを更新。高額の企業案件を断ったと報告した。へずまは続くポストで、《6年間活動を続けてきて今までで一番の金額でした》と告白。一瞬、案件を受けるか迷ったが、妻からの反対などもあって断ることに決めたという。また、別の投稿では《へずまりゅうを整形したら数字が取れますよと言われたことも嫌でした》とも明かしている。高額な報酬もさることながら、へずまにPRを依頼しようとした企業があるという点に、ネットでは衝撃が広がっている。《そもそもこいつにそんな案件を依頼する企業があるの?》《誰が頼んだんだよ》「じつは、若者から注目されやすいインフルエンサーに美容医療の案件がくることは珍しいことではありません。ABEMAのリアリティーショー『HASHTAG HOUSE』で、インフルエンサーのぴょなさん(24)とロイさん(25)が、『整形とかクリニック系はうちめっちゃ断ってる』『でもさ、(整形・クリニック系の案件)めっちゃ高くない?500万円とかさ…』などと赤裸々に明かして話題になったこともあります。PR案件でなくても、美容クリニックはインフルエンサーの影響力を非常に重視しており、某大手のクリニックでは『インフルエンサー割』という制度が存在します。フォロワー数やいいね数が多ければ、その分代金が安くなる代わりに、クリニックのホームページやSNSなどに施術のビフォーアフターやレポートが掲載されるという仕組みです。二重と糸リフトという比較的ダウンタイムの少ない軽めの美容医療のPRで1000万円というのはかなりの高額です。ただ、へずまさんは過去の“炎上”で広く名前を知られていることは間違いないので、それぐらいの金額で声がかかったとしても不思議ではありません」(芸能ライター)ちなみに、へずまが自らの“金銭事情”を公表したのは今回が初めてではない。今年3月には、ヒカル(33)のYouTubeに出演。Xでの収益について、「ここだけの話やけど、金にならん。俺のXの収入は毎月3万円じゃ。もう3万円の上をいくこともない」と赤裸々に語っていた。また、へずまは2023年から月給100万円の契約で、キャバクラなどを展開する「Rio Group」の広報担当として活動している。しかし、2024年9月にXで《俺の残高680円やぞ》と告白。稼いだ給料はボランティアの活動費で消えていると本人は説明していた。想像以上に懐事情が厳しそうな様子のへずま。それでも今回の高額案件を断るとは、よっぽど整形はしたくなかったのだろう。
2025年04月11日(写真:アフロ)4月10日、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が与党に苦言を呈した。政府・与党内で浮上しているが国民向けの現金給付。物価高や米トランプ政権の関税措置による影響を踏まえた経済対策の一環であり、4月9日の「朝日新聞」は、その金額について所得制限なしで1人あたり5万円の予定だと報じている。財源を確保するため、今年度補正予算案を編成したうえで、6月に会期末を迎える今国会での成立を目指すという。「消費税などを減税する場合、元に戻しづらくなる可能性が。また法律の改正に時間もかかるため、1回限りの即効性のある対策として“現金給付”が浮上したようです」(全国紙記者)一方、立憲民主党の江田憲司元代表代行(68)らが立ち上げた勉強会は10日、会合を開くことに。そこで現金給付ではなく食料品にかかる消費税を当分の間、なくすべきだとする提言の素案を示した。また日本維新の会の前原誠司共同代表(62)も記者会見でアメリカの関税措置について「世界第1と第2の経済大国が応酬していて、景気の後退は避けられない。しっかりとした対応策を考えていきたい」と言い、「その対応策は決して『ばらまき的』であってはならず、減税が1つの柱になってくる」と述べた。共産党やれいわ新選組からも現金給付ではなく減税に軸足を置いた声が上がるなか10日、玉木代表はXを更新。前出の「朝日新聞」の記事を紹介し、こう綴った。《所得制限なく国民全員に現金5万円給付できるなら、103万円の壁は所得制限なく178万円まで引き上げることができたはず。壁の引き上げ1.2兆円分はすでに行っているので、いずれも6兆円規模の政策。減税は財源がないないと言ってやらないのに、給付はすぐやる政府・与党》この投稿は11日17時現在、8.1万件もの“いいね”を記録。玉木代表の“猛苦言”は、多くの支持を得ているようだ。
2025年04月11日’16年、「第25回モンブラン国際文化賞」に出席した作家の村上龍氏(写真:時事通信)今年20周年目に突入した『日経スペシャル カンブリア宮殿』(テレビ東京系)。このところ、メインインタビュアーの作家・村上龍氏(73)の変化に視聴者から心配の声が相次いでいる。’06年4月からスタートした同番組。日本経済を支える経営者や著名人、政・財界人をゲストに招き、ゲストの活動を紹介するVTRを交え、スタジオで村上氏と女優の小池栄子(44)との対談をするという内容だ。しかしこのところ、スタジオトークでの村上氏の滑舌に心配の声が相次いでいるという。「村上さんの滑舌の悪さはここ数年指摘されていましたが、特に最近は放送のたびに《久々にカンブリア宮殿観てるけど、村上龍やばくないか…?観てるこっちが心配なんだが…》《カンブリア宮殿久しぶりに見たら村上龍ぎフゴフゴ言ってて何言ってるのか分からなかった、、、あれはやばいよ、大丈夫なんかな、、、》など、その滑舌の悪さを心配する声が相次いでいるんです」(芸能リポーター)直近の4月10日の放送回では、《知られざる1兆円企業「大日本印刷」の全貌》と題され、印刷会社「大日本印刷」の北島義斉社長がゲストで出演。書店の数がこの20年で半減しているため、“本の文化を守っていきたい”という北島社長。「特に日本だけが出版物の減少が大きい」と説明されると、村上氏は「僕、本読まなくなりましたね」と言い放ち、隣の小池は驚いた表情を見せた。続けて、村上氏が「紙の本読んでる人なんていないですもんね、電車で」と話すと、北島社長が「電車ではいなくなりましたね」と笑顔で応じた。また、北島社長が本を読む機会が減ることで「知識レベルが下がる危険性がある」と指摘すると「電車の中のスマホをなんとかすべきですね」と話していた。この日の放送後にも《カンブリア宮殿のMCの村上龍さんの会話が日に追うことに聞き取れなくなってきた様な、、頑張っているんだなぁ》《村上龍マジで滑舌がやばいって》《ひさびさにカンブリア宮殿見たら、村上龍がお爺ちゃんになってた。入れ歯があってないのか?滑舌が悪いなあ》と滑舌を指摘する声が相次いだ。「“フガフガしている”との指摘が多く上がるように、“スマホ”を“シュマホ”と言うなど、字幕がないとかなり聞き取りにくくなっています。病気などを心配する人もいますが、単純に加齢による口腔機能の低下かもしれません。過去に同番組に予防歯科のパイオニアが出演した際、村上さんは“20歳のころからここに通っていれば虫歯にならなかったし、自分の歯を抜かずに済んだと思う”といったことを話していたので、歯には悩みを抱えていたようです」(前出・芸能リポーター)4月3日に放送された同番組の「20周年目突入SP!」では’06年の放送開始当時の54歳の村上氏の姿も流れた。20年の歳月で滑舌は悪くなっても、村上氏の鋭く聡明な話術はもう少し見ていたい。
2025年04月11日4月10日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にインフルエンサーの藤田みあ(18)が出演。一人暮らしの家賃を明かし、スタジオを驚かせる一幕があった。恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。』(ABEMA)で注目を集めた藤田。関西コレクションなどのファッションショーにも出演し、広告モデルやアパレルブランドのインフルエンサーとしても活躍しており、SNSの総フォロワー数は50万人を超える。この春高校を卒業した藤田は、本格的に芸能活動を始めるため3月に地元の京都府長岡京市から上京したばかり。渋谷から電車で5分の場所にある築15年の10帖1Kに住んでおり、番組では室内の様子がVTRで紹介された。こだわりについて尋ねられた際、「私は白基調にしたい」と藤田が語ったように、室内は家具も含めてすべて真っ白。床ももともとは茶色だったが7万9800円をかけて白のフロアタイルを敷くほどの徹底ぶりだ。VTR後、MCを務める千鳥のノブ(45)が「家賃おいくらだと思いますか?」とゲストらにクイズを出題。横山由依(32)は「渋谷から電車で5分ですよね?今って家賃かなり高くなってると思うので」といい、16万円と予想。そのほか井上咲楽(25)は14万5000円、今市隆二(38)は12万円と回答が続いた。すると、藤田は家賃をこう明かした。「14万2000円です!」藤田の回答に、さらば青春の光の森田哲矢(43)は「安いやん」と一言。しかし、MC担当の千鳥の大悟(45)は「いやでも、14万て安いか?」と言い、石原良純(63)も「インフルエンサー、そんなに稼ぎあるの?」とビックリ。大悟が「自分で払ってるの?」と聞くと、藤田は「自分で(払っている)」「家具も家電も全部自分で」と述べ、スタジオでは「しっかりしてるね」との声が。さらにノブが「SNSは何をやって稼いでるの?」と尋ねると、藤田は「TikTokの案件」と答え、商品のPRなどをしていると説明。良純は「マジ!?」と驚き、森田は「俺からしたら闇バイトです」とインフルエンサー業の実情に衝撃を受けていた。
2025年04月11日4月3日に自身のYouTubeチャンネルで、食道がんを患っていることを公表したとんねるずの石橋貴明(63)。動画では「病気に必ず打ち克って復帰いたします」と気丈に語り、相方・木梨憲武(63)からもエールが寄せられていた。ところが、わずか6日で応援ムードが一変する事態に……。中居正広氏(52)の女性トラブルをきっかけに、フジテレビの内部に蔓延するハラスメント体質を炙り出した第三者委員会の調査報告書。「重要な類似事案」の中に登場した“ハラスメントの当事者”として、9日に『週刊文春』電子版が石橋の実名を報じたのだ。この事案が発生したのは、10年以上前のこと。フジテレビの女性社員が同局の元編成幹部B氏から呼び出され、「有力な番組出演者」が参加する会食に同席。しかし途中で番組出演者と2人きりにされ、タクシーで別の店に移動することに。案内された地下の部屋で番組出演者は下半身を露出し、危険を感じた女性社員はその場を立ち去ったという。「『週刊文春』では、この下半身を露出した人物が石橋さんだと報じています。報道を受けて石橋さんの所属事務所は、各メディアの取材に第三者委員会からヒアリングの打診を受けたことを明かしました。ですが、ハラスメントの事実関係については『分からない』と回答しています」(スポーツ紙記者)10年以上前の出来事とはいえ、ハラスメント疑惑が急浮上した石橋。下半身を露出した真偽は定かではないが、『週刊文春』の報道をきっかけに過去の“黒歴史”が再燃している。とんねるずは、’80年代から’90年代のフジテレビ黄金期を支えてきた功労者。しかしフジテレビ系の『とんねるずのみなさんのおかげです』などのバラエティ番組では、石橋によるセクハラまがいの言動が“通常運転”とされてきた。「駆け出し時代の宮沢りえさん(51)や松嶋菜々子さん(51)など数々の若手女優や女性タレントが、コントなどで石橋さんの犠牲になっていたのです。当時は、過激な下ネタや暴力が当たり前のようにお笑いのネタとして浸透していた時代でした。ですが被害を受けた側は、複雑な気持ちを抱えていたようです。例えば、『みなさんのおかげです』にあった女装姿の石橋さんが霊能者“宜保タカ子”に扮するコントでは、石橋さんがはくスカートの中に、工藤静香さん(54)が顔を突っ込まされるといったことも。工藤さんは’22年8月に出演した音楽番組でこのコントを振り返り、『すごく嫌だった』と本音を明かしていました」(テレビ誌ライター)この他、フジテレビ以外の番組でも石橋は下ネタを連発していた。中居氏とMCを務めた音楽番組『うたばん』(TBS系)では、’02年3月の放送回で石橋がガールズバンド「ZONE」のメンバーを“卑猥なニックネーム”で呼び問題視されたことも。局側が謝罪文を発表する事態に発展し、BPO(放送倫理・番組向上機構)でも審議事案に上がっていた。テレビでは自由奔放に振舞っていた石橋だが、実は家庭では意外にも“亭主関白”だったという。石橋は’98年11月に鈴木保奈美(58)と再婚し、2人の間に3人の子供が誕生。しかし’21年7月に離婚を発表し、当時の声明では《子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります》とつづられていた。そんな元妻の鈴木といえば、石橋との結婚、出産をきっかけに約10年間にわたって芸能活動を休止。’11年放送のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で女優復帰したが、当時は石橋からの“束縛”に悩まされてきたという。「保奈美さんは女優復帰に際して、石橋さんから行動を制限するような厳しい条件が出されたそうです。具体的には『打ち合わせのための会食などがあっても深夜帰宅はNG』『共演する俳優とは現場でも仲よくするな』といった内容で、保奈美さんは“共演者とコミュニケーションをとるのは当たり前なのに……”と困惑していました。また石橋さん一家が住んでいた高級マンションの間取りは4LDK、広さは190平米以上という“豪邸”。子育てが落ち着きはじめても保奈美さんには自室がなかったそうで、“自分だけの空間”は長年の憧れだったようです。石橋さんが“外”と家庭で見せる顔は、それぞれ異なっていたのかもしれません」(芸能関係者)現在は所属事務所の社長である元夫の窮地を、鈴木はどのように見ているだろうか。
2025年04月11日4月11日現在、Xでは「八代亜紀さんの尊厳を守れ」というハッシュタグと共に、’23年12月に亡くなった演歌歌手・八代亜紀さん(73)のベストアルバム発売中止を求める声が上がっている。《こんな酷いことあってはならない。人の道から完全に外れている。許しちゃダメ、ふざけんな》《特別ファンというわけではない。でも、これは人の尊厳に関わる話。無視できないよ》《絶対反対です、販売停止で。八代亜紀さんの生前の数々の功績を台無しにする所業です》というのも、4月21日に「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」と題して発売されるアルバムに、生前の八代さんの“私的写真”が封入されるのだ。鹿児島に本社を置く販売元の「ニューセンチュリーレコード」の公式HPには、こんな売り文句が躍る。《お宝として八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています八代亜紀の初めてのヌード写真です》HPによると、同社は八代さんに関して“約250曲の音源盤を保有”しているという。しかし、Xでは冒頭のような声が続出している。さらに、4月9日にはオンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で、「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」と題したオンライン署名がスタート。署名の発信者は《私たちは4/21にリリースされる八代亜紀さんのベストアルバムに深い懸念を抱いています。その特典としてされる八代亜紀さんのフルヌード写真は、彼女の尊厳を踏みにじるものです。この現状はただのエンターテイメント以上のもので、故人の権利と尊厳を侵害しています》と写真の封入を厳しく批判した。また、関連性は定かではないものの、11日昼時点で大手レコードショップ「タワーレコード」のオンラインショップからは件のアルバムのURLごと削除されており、通販大手「Amazon」でも商品が閲覧できない状態となっている。いっぽう、ニューセンチュリーレコードは“徹底抗戦”の構え。同社は10日に更新したインスタグラムで《最近八代亜紀に関する者達によって同一人物と思われる悪質な内容記事が多く見受けられます。週刊誌でも事実では無い事を書かれて非常に迷惑を及ぼされていますので当方としては業務妨害・その他において司法当局に相談している最中です》と切り出し、こう予告した。《こんな悪質な者達によって商品の発売中止などは行いません。告知通りに商品を発売して行きます》さらに、《また当社は問題と成っている写真などすべての所有権を有しており売買契約書もございますので》と主張。《全ての権利が当社にある以上どこのどなたのイヤガラセを受けようとも受けて立つ所存ですし問題の写真類一式を買い取って頂ければお譲りする方針です。ここに通知します。こそこそしないで堂々と交渉されればと存じます》と締めくくった。
2025年04月11日