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お茶の水女子大学からほど近い光文社に訪れたメンバー。左から、岡本さん、天野さん、石﨑さん、島本さん(撮影:加治屋誠)「活動の果実が勢揃いする又とないチャンスと考えましたので、ご迷惑かと存じますが、どうぞご容赦くださいませ」。取材を申し込むと、数十冊に及ぶ本とともに、1通の手紙が編集部に届いた。差出人は「加島葵」。40年以上活動を続けていた翻訳家だ。最後の作品『魔法のルビーの指輪』の出版を終え、今回、作家人生で初のロングインタビューに応じてくれたが、実は、その正体にはある“魔法”が、かかっていて──。翻訳家の加島葵さんは、’81年から40年以上にわたって、海外の児童書や絵本など、全37作品を翻訳してきた。代表作は、犬のセルビーが主人公の『おしゃべり犬の大騒動』シリーズ(カワイ出版)や『ゆかいなウォンバット』シリーズ、『こども地球白書』(ともに朔北社)。昨年の夏、最後の翻訳本『魔法のルビーの指輪』(朔北社)を出版した。“加島葵”はペンネームで、本名は岡本康子さん(85)。翻訳が完成してから出版社に売り込むことも多いため、出版に至るまで10年以上かかった作品も少なくないという。「と言いますのも、翻訳を始めた当初は、出版することをあまり考えていなかったんです。訳文をワープロで打ち、印刷してとじた本を自費で作り、ただ自分で持っていただけ。ですから、翻訳が完成しているものでも、本にならないものもありましたし、出版社に持ち込んでから何年もたって出版されたものもありました。『魔法のルビーの指輪』は、’10年6月に本格的に翻訳に取りかかった記録が残っているので、出版までに約14年もかかったことになりますね(笑)」同作は、アイルランドで暮らす少女が、11歳の誕生日の前日、祖母から贈られた、願いをかなえるルビーの指輪により100年前にタイムスリップする物語だ。ちょっぴりわがままで勝ち気な少女が、19世紀の貴族の館でメイドとして働きながら友情を育み、成長する話は、「少女が主人公の物語を楽しんだ世代の人は、みんなが面白いはず。映画になったらいいなと思います」と胸を張る自信作。子育てが一段落した40代前半から翻訳活動を始め、ライフステージによって家庭環境が変化しながらも、40年以上もの長きにわたって翻訳の仕事を続けてきた。その原動力は何だったのかを尋ねると、岡本さんから驚きの答えが返ってきた。「実は“加島葵”は私一人ではありません。大学の同級生11人による共同ペンネームなんです」■「私たちは何もしていないじゃないか!」先輩の読書会に刺激を受け、翻訳スタート“加島葵”のメンバー11人が通った学舎は、彼女たちが過ごした昭和30年代と変わらず現在も東京都文京区にある、「お茶の水女子大学」。女子高等師範学校として創立150年の歴史を誇る国立の女子大だ。11人は全員、文教育学部英文科専攻。当時は、いちばん定員が多い国文科でも25人。英文科は15人の定員だったところ、入学したのは少し多めの18人だった。「1学年1クラスでその人数ですから、何をやるのもクラス全員で動くような感じ。だから、自然に仲よくなるんです」と出会いを振り返る石﨑宏子さん(85)。「地方から上京した方も半分ほどいらしたので、『わが家に遊びにいらっしゃいよ』って誘うと、クラス全員来ちゃうのよね(笑)」天野輝子さん(85)も思い出話に花を咲かせる。「入学したばかりのころ、先輩が多摩のほうにピクニックに連れていってくださって、とてもあたたかい雰囲気の学校だなあって」大学卒業後はそれぞれの道を歩んだ英文科の面々。年に1回のクラス会以外は年賀状のやり取り程度のつき合いだったという。それが卒業から18年ほどたったころ、子どもの手が離れた人や、夫の赴任先から東京に戻ってきた人たちが定期的に集まり始めた。さらに同時期、大学の先輩たちが原書の読書会をしていると知り、「先輩は勉強を続けているのに、私たちは何もしていないじゃないか!」と奮い立った。それが、“加島葵”の最初の芽だった、と石﨑さん。「せっかく英文科を出たのだからなにかに生かそうと思い、グループ翻訳を選びました。まず、子ども向けのものからやってみようと。一人では、取りかかる気分になれなかったのです」「個人よりグループのほうが楽しいし、よいものができると思いました」と島村素子さん(85)も同調する。’81年の夏、最初に参加した7人で、「ななの会」を結成。共同ペンネームは、7人の名前の頭文字を組み合わせ、漢字を当てた“加島葵”に決めた。首都圏在住の専業主婦を中心に出発した会には、のちに海外から帰国した人や英語の講師をしている人など4人が加わった。出版社で働く大学の同級生から、日本ではオーストラリアの児童書があまりないと聞き、まずは大使館の図書館で作品を選ぶことからスタート。原書をコピーして、章ごとに担当を分担。事前に各自で訳を準備し、週に1度集まって訳文を全員で検討、修正する。1冊分の訳が完成しても、2稿、3稿、最終稿と検討を重ねて、よりよい訳がないか探り続ける。「久しぶりに英語に触れるのもうれしかったです」と岡本さん。「何よりも、みんなとおしゃべりができるのが楽しくて。この日は英語の日と決めて、どんなにパートや家事で忙しくても最優先でした。検討や修正をするときは侃々諤々?やりますけれど、それは翻訳上のこと。終わったらパッと切り替えて」午前10時に集合し、昼には各自持参した弁当を食べ、夕方5時まで。納期に追われることもなくサークル活動のようにのんびりとやっていたが、やがて出版したいと思うように。そこで、営業担当の岡本さんが中心となり、訳が終わった原稿を出版社に持ち込み、出版に向けて交渉を始めた。すると、そのかいあって、’93年5月、最初の本『魔少女ビーティー・ボウ』(新読書社)の出版が決定した。“加島葵”の誕生から12年、待望の初出版の心境を、石﨑さんは「初出版寿ぐごとく風薫る」と詠んだ。朝日新聞の日曜版に書評が載ったり、本を送った学校から感想をもらったりと、手ごたえも大きかったという。続けて、やはりオーストラリアを舞台とした、犬のセルビーが活躍する『おしゃべり犬の大騒動』シリーズを出版。メンバー全員でオーストラリア旅行も決行した。『魔少女ビーティー・ボウ』の舞台となった街を訪ねたり、セルビーシリーズの原作者にも会うことができた。石﨑さんによると、「原作者にお会いしたいとお願いしたら、本当に会いにきてくださって。しかも、サプライズだったのよね。主人公のセルビーも着ぐるみで現れて(笑)」これをきっかけに、アイルランド、英国、イタリア……と20年で10回の海外旅行を実現させた。アイルランドでは、本屋をめぐって翻訳のための児童書を探し、それが最後の翻訳本『魔法のルビーの指輪』につながった。■“男は仕事、女は家庭”と言われた時代。加島葵は“自分が主役の物語”が作れる場所彼女たちがお茶の水女子大学を卒業したのは’62年。“オリンピック景気”と呼ばれた好景気がスタートした年で、就職は売り手市場。しかし当時の女性は、就職しても“腰掛け”がほとんどで、結婚相手が見つかり次第、寿退社するのが当たり前だった。それは、お茶の水女子大学卒でも同様。メンバーの大半は就職後まもなくお見合いで結婚し、仕事を辞めた。「当時は、25歳までに結婚しないと売れ残りのクリスマスケーキ、と言われた時代ですから(笑)。女性の正社員は高卒までで、大卒の場合、正式採用ではなく嘱託になるんです。入社後2年ほどで辞めることになるからと。研修は早慶や東大の男性と一緒に受けさせてくれたんですけどね。お茶くみもしました」と語ったのは岡本さん。“加島葵”の活動を通して、自分のよりどころができたと感じたという。「ほかの活動もしたけれど、やはり、仲間と楽しくおしゃべりができる場所というのは、私にとってオアシス(笑)」戸田徳子さん(85)は、自分のことを次のように語る。「私は典型的な見合い結婚。独立心もなく、常に夫を立てて生活していました。なぜそうなのか。それは、自分に自信がなかったから。大好きな英語がもっとよくできれば、自立していたのかなとも思います。時代的にも、姑や夫によく仕えることは美徳でもありましたし、それを否定したら自分の生き方を支える柱がなくなると思っていました。その後、夫の転勤が落ち着いて東京に戻ったのが50歳。これが最後のチャンスと奮起した私は、『社会の一員になりたい』と思ったんです」中学・高校の英語の時間講師の職に就きつつ、’96年より“加島葵”の活動に加わることに。「“加島葵”は、私にとって代えがたい存在です。今は遠方のシニアレジデンスに入っていて体がいうことをきかないけれど、できるものなら参加したいという気持ちは変わりません。これまでと同じように、仲間と一緒に死ぬまで続けたいですね」子どもの手が離れた後、長年、編み物教室で先生をしていた島村さんは、3年間、夫の赴任先のブラジルに滞在中も、ずっと“加島葵”の活動を続けていた。「新聞記者や建築家など、なりたい職業がなかったわけではないけれど、どこかで女はこれ以上無理だと思ってしまったんですよね」夫の介護で忙しくなってからは、夫のデイサービスの時間だけ翻訳活動に参加していた。「これから先のことはわかりませんが、この会に参加できて本当によかったと思っています。一つのことを長く続けられて、楽しかったです」女性の社会進出や、仕事と育児との両立が難しかった時代。“加島葵”の活動は、母親業が落ち着いたメンバーにとって、自分のためのセカンドキャリアでもあった。生まれ育った東京を離れ、北九州で12年暮らした石﨑さんは、手伝ってくれる親がいない環境で3人の子育てに奮闘。東京に戻ってからは、学会誌の編集事務のアルバイトを始めた。「専業主婦だけど、やっぱり、ちょっとなんかやりたいと思って」“加島葵”の活動は、さらに石﨑さんの世界を広げた。「みんなで海外旅行に行くようになったのはこの活動がきっかけです。家族には、『取材よ、メンバー全員行きますから!』って説得したりしました(笑)」一昨年夫を亡くした彼女にとって、“加島葵”は大切な場所だ。「あそこに行けば話ができる。そう思える場所があるのは、とても大事。何を話しても悪意にとられる心配のない仲間は何よりありがたくて。今後、本が出なくても、この会は続けたいです」市川春子さん(85)は、30歳から4年間、京都で暮らしたが、帰京後は義母と同居。家事と育児がほとんどの時間を占めた。「家にばかりいると息が詰まるので、会の集まりはいい気晴らしになりました。子どもの手が離れてからは自分の好きなことをやろうと思っていましたし、翻訳活動が私の生活の一部になりました」中学生のころから翻訳本を読みあさり、就活時は出版の仕事に就くことも考えた市川さんにとって、“加島葵”の活動は「夢にも思っていなかった」ことだという。「仲間と本を翻訳して海外旅行までしちゃうなんて、私たちってすごい。私にも、自分が主役の物語ができたじゃん!って(笑)。平凡な人生でもいいやと思っていたけれど、少し華やぎました。本当に“加島葵”のおかげです」一方で、“男は仕事、女は家庭”とされていた当時に、男社会の職場で果敢に働き続けたメンバーも。天野さんは、卒業後、外資系の電子計算機の会社に就職。「女性もバリバリやっている会社でした。『だから女はダメだ……』などと言われないように、私も頑張らなければ、と思いました。講習会の先生になった後、プログラミングの教科書を翻訳・作成する部署に移り、結婚後も、契約社員として技術翻訳の仕事を69歳まで続けました」情報処理用語集という分厚い用語集を駆使しながらの翻訳は、1冊に半年かかることも。「常に最新知識が求められ、勉強が必要でした。でも、勉強よりも大切なのは世の中の子どもたちの心をよく見てあげることで、心を育むにはやはり本がいいな、と。だから、“加島葵”の活動はとても素敵だと思って。仕事は忙しかったけど、一生懸命に通っていました」英語力を生かし、原作者とのやりとりを担当していたのは柿田紀子さん(85)。「私はなんといっても英語が好きなんです。趣味として、自己研鑽として、いまも毎日英語の本を読んでいます」結婚を機に一度仕事を辞めた後、夫の転勤でニューヨークに滞在。その後、札幌の大谷大学短期大学部、北里大学で英語の非常勤講師に。「私は、学生を一人指名して翻訳させる授業が好きではなくて。グループで討論させ、皆で説明してもらうという形式をとっていました。“加島葵”の翻訳スタイルに近いかもしれません」数年前にくも膜下出血で手術をしてからは一人で外出ができなくなった。「みんな、人の気持ちをわかってくれようとしてくれる人たち。この会に参加して、本当によかったと思います」■最後の作品と決めたけれど、意欲はつきない。未出版の翻訳原稿はあと段ボール1箱分!メンバーのなかには、さまざまな事情で参加できなくなった人もいる。彼女たちの心に“加島葵”の存在はどう映っているのだろうか。70歳を前にして介護のケアマネジャーとなり忙しく働いていた斎藤紀公子さん(85)は、自身の健康を考えて、「ここでやめます」と自ら宣言し、現在はシニアホームで生活している。体調を崩してから外出が難しくなった加藤千穂さん(85)は、会を欠席しても活動には参加していた。「みんなが翻訳した原稿をまとめていました。いつもみんなと会えて、わいわい、一緒に活動できるのは楽しかったです。いい仲間だと思います」いちばん会を続けることに積極的だった川本光子さん(85)は、半年前に脳梗塞を患い、現在はつえを使って暮らしている。「最初の本を出版したとき、オーストラリアの大使館員の方がとてもよくしてくださって。姉妹都市にも、大使館が本を買って寄贈してくださったんです。そういう出来事がすごく励みになりました。自分が弱っているから特にそう思うのですが、活動に戻れなかったら生きている意味がありません。だから、会の活動に戻ることがいまの生きがいです」万仲純子さんは、’18年に亡くなってしまった。「いつもほほ笑んでいて、感情を表に出さない人でした。卒業後すぐに結婚されて、舅姑と同居しながらお子さん4人を育てていました。『仕事をしたいと思わなかった?』と聞いたら、『うん、そんなこと考えている暇もなかったの』と言っていましたね」そう戸田さんが彼女の思い出を語ってくれた。『魔法のルビーの指輪』ができた際には、“加島葵”の活動に協力的だった彼女の長男に本を送り、最後の出版を報告したという。ただ、未出版の翻訳原稿はあと段ボール1箱分ある。続編を読みたいという声も届いている。「40年も続けてきた会なので、できれば火を消したくないなと思っています。やり続けていれば、さまざまな事情で出席できないメンバーも戻ってこられるかもしれない。今後も、一冊、二冊と出版できたらいいのですが」と意欲を見せる石﨑さんに天野さんもうなずき、作家としての長所をこう語る。「地球や環境問題について書かれた『こども地球白書』や『ちきゅうはみんなのいえ』(くもん出版)など、次の世代の人たちに考えるきっかけを与えるような作品を出してきたこと。わずかでもいい影響が与えられたのなら、自分たちも誇らしいなと思います」そんな意義のある活動を続けてこられたのも、よい本を探す時間も、翻訳する時間も十分ある主婦集団だったからこそ。「特に能力が優れているわけではなく、みんなわりと平凡な主婦だったんです。でも、みんなでやれば、ある程度まとまったことができる。そういう証しになってくれたらいいなと思います」と石﨑さんが語るように、“加島葵”は11人で一人前。会長も副会長もいない、全員が平会員。誰かができないときは誰かが補う。自然に生まれた形が会を長続きさせてきた源だった。「40年間、一度ももめたことがない」と全員が口をそろえて言うのも納得だ。思えば大学時代から、みんなで活動するのが当たり前だった。クラス全員が参加した文化祭の劇の題材は、当時最も世間を騒がせていた皇太子殿下(現在の上皇陛下)のお相手選び。候補には、元皇族の令嬢が名を連ねたが、皇太子が選んだのはお茶の水女子大生だったという筋書きを作成し、上演した。この劇は、コンクールで1位を獲得。「川本さんが丸眼鏡をかけて、ガリ勉のお茶大生を演じたんです(笑)」皇太子役だった岡本さんは、いまもセリフを覚えているという。「『私はお茶大生を選ぶものであります』って言ったの(笑)」どんなに優秀な成績でも、女性というだけで能力を存分に発揮することがかなわなかったあの時代。しいて逆らうこともなかったが、自身の選択に後悔がなかったかといえば、そうとも言い切れないのかもしれない。常に失うことがなかった誇りと、少しの反骨精神とが生み出した“加島葵”が、彼女たちにかかった「女の子らしく」の呪いを解いたのだろう。(取材・文:服部広子)
2025年04月06日(撮影:加治屋誠)「絵を模写するシーンは、自分の正体が知られてしまうかもしれないという怖さを捨て、勇気を振り絞る唐丸の気持ちを表現しました」大河ドラマ『べらぼう』で、主人公の蔦屋重三郎(横浜流星・28)が火事から救った少年・唐丸を演じた渡邉斗翔くん(12)。謎に包まれていた唐丸が見せた天才絵師の片鱗に「この子は何者?」と注目が集まった。同場面の撮影にはこんなエピソードも。「筆の持ち方が自然に見えるように家でたくさん練習して撮影に臨みました。本番はほぼ一発OKで、絵の指導をしてくださった先生が『こんなに上手になるとは思わなかった』と褒めてくれました」と、斗翔くん。実は左利きで、小さいころに鉛筆は右利きに矯正したが、箸は左利きのまま。そばを食べるシーンの箸の持ち方が「できてなかった」と悔しがる。「現場では(横浜)流星さんがずっと遊んでくれました。とても優しくて面倒見のいい人だなあって思いました。いつも元気で明るくて、一緒にいると嫌なことも吹き飛びます」4月から中学生になる彼が、子役として活動を始めたのは小学4年生のとき。ドラマを見ていて興味を持ち、自分からやってみたいと母親に告げた。「演技のお仕事はとても楽しいです。撮影中も全然緊張しません。いまの目標は5作連続大河出演です!」そんな大物感たっぷりの斗翔くんに唐丸再登場はあるのか聞いた。「もしも、唐丸が蔦重に再会できたら、また、以前のように蔦重の横にいたいなあって思います」また、現時点での『べらぼう』の魅力について、コラムニストのペリー荻野さんに話を聞いた。「吉原という狭いエリアを舞台にしつつも、江戸文化やその背景にある政治的な要素もしっかり描き、物語に広がりをもたせています。特に歴史的に不明確な部分を巧みにミステリー仕立てにしているところも興味深いですね。また、吉原の悲惨な一面と、そこに生きる人々のたくましさや心意気を見せることで、吉原の光と影の両面をうまく表現しています。『べらぼう』『ありがた山』などの言葉遊びも、悲しみがあるからこそ面白さが引き立っていますね」
2025年04月06日「橋本さんは3月まで出演したNHK連続テレビ小説『おむすび』の平均視聴率が歴代ワーストを記録してしまいました。そのため、4月22日から始まる主演ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)では“リベンジ”すべく精力的に取り組んでいます」(制作関係者)新年度が始まった4月上旬、都内で行われた非公開の会合に女優・橋本環奈(26)の姿があったという。「この日はテレビ朝日が主催する会合がありました。ドラマのプロデューサーや責任者が勢ぞろいして、複数のメディア関係者向けにプロモーションの相談を兼ねた“懇親会”が開かれていたのです。その場には、橋本さんと同じく4月期のドラマ『特捜9 final season』で主演する井ノ原快彦さん(48)の姿も。2人はゲストとして招かれ、ドラマの見どころなどを語り、最後には『ぜひ見てください!』とPRしていました」(メディア関係者)“公のイベント”ではないため、途中ではこんなやり取りもあったという。「司会者が『今日は皆さん“記事掲載”はしないのでここだけの話を…』とのお題を出し、トークが始まるかと思いきや、橋本さんは間髪を入れずに『“ここだけの話”でも、あまり話せませんよ……』と苦笑い。期待する参加者たちを前に、橋本さんから出てきたエピソードはドラマで共演中の大先輩・柳葉敏郎さん(64)が“現場で可愛らしかった”というほっこりした話題でした。機転を利かせて井ノ原さんは“ギバさんにそれ言えるのはさすがだね”とフォローしていましたよ。橋本さんは翌日も早朝から撮影を控えていましたが、遅い時間までプロモーションに余念がありませんでした」(前出・メディア関係者)“オフレコの場所”とはいえ、トークに定評のある橋本の歯切れが悪かったのは、先日の報道が影響しているという。「文春で何度か報じられた、事務所スタッフへの“パワハラ報道”が大きいようです。“元身内”が告発したということもあり、いまは周囲への警戒度が高いのでしょう。そのため今回のような食事会でも、以前のような“ぶっちゃけトーク”をできなかったのだと思います」(前出・制作関係者)果たしてリベンジなるか?
2025年04月06日3月31日に新たなNHK連続テレビ小説『あんぱん』が放送開始となった。“アンパンマン”を生み出したやなせたかしさん(享年94)と妻の暢さんをモデルに、夫婦の人生を描いている。脚本を担当するのは、2014年放送の『花子とアン』以来となる中園ミホ。子供から大人まで多くの人々に愛される“アンパンマン”は、一体どのように生まれたのか。放送は始まったばかりだが、すでに日本中から高い注目を集めている。出演俳優はやなせたかしさんがモデルの「柳井嵩」役に北村匠海(27)、その父親役に二宮和也(41)、伯父役に竹野内豊(54)など、豪華なラインナップ。さらに女優陣も華やかで、演技力に定評のあるキャストが目白押しだ。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きの男女500人を対象に、「『あんぱん』で期待している女優」についてアンケート調査を実施した。第3位は、高い演技力が評判の江口のりこ(44)だ。江口といえば、様々なドラマ・映画に出演し、個性派女優と言われることも多い。独特の存在感や幅広いキャラクターを演じる演技力は高く評価されており、2020年の映画『事故物件 恐い間取り』では「第44回日本アカデミー賞」優秀助演女優賞を受賞している。最近では4日連続で別のドラマ4作品に出演したことでも話題に。まさに引っ張りだこの人気女優だ。今回演じるのは、ヒロインの母「羽多子」。「家庭的で趣深い母」というキャラクター像はこれまでの江口のイメージを変える役柄とも言え、高い関心が集まっているようだ。《演技がうまいから》《強い個性がどのように出るのか楽しみなので》《癖のある役者、新たな役をどう演じるか興味ある》《今まで癖のある役が多く、母親役のイメージがないので、どんな感じで演じられるのか興味がある》第2位は、朝ドラヒロイン経験者でもある松嶋菜々子(51)。1996年の朝ドラ『ひまわり』でヒロインに抜擢され、初主演を果たした松嶋。その後、大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』(NHK)や『やまとなでしこ』(フジテレビ系)など、多くの作品で主演を務める大人気女優となった。プライベートでは俳優・反町隆史(51)と結婚し、出産や育児も経験。ここ数年、さまざまな母親役を演じており、本作では嵩の母「登美子」を演じる。「文化的教養があり、美しさと勝ち気な性格を併せ持つ」という登美子をどのように演じるのか。変わらぬ美貌を維持し、50代になってますます輝く松嶋に期待の声が多く集まった。《安定感のある演技だから》《ベテランの味を見たい》《昔からずっと輝いている》《母親役。日常生活がかいまみえたらいいなと思います》第1位は、ヒロインに抜擢された今田美桜(28)だ。2016年に女優活動のために福岡から上京した今田。2018年に出演した『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)では、原作再現度の高さで一躍脚光を浴びた。以降も『半沢直樹』(TBS系)、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)など注目ドラマに多数出演。かわいらしいルックスだけでなく、演技力でもファンを増やしている。今田の朝ドラ出演は、2021年の『おかえりモネ』以来2度目。今回は史上最多3365人が参加したオーディションを勝ち抜き、ヒロイン「朝田のぶ」に選ばれた。「のぶ」は男勝りで勝気な性格で、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくという。朝ドラは魅力的なヒロインがあってこそ。「どんなヒロインを演じてくれるのか」という視聴者の期待を一身に集め、断トツの1位を獲得した。《どんな演技をするのか、期待できる》《可愛らしくて、華があるけど、演技力はしっかりしているから》《主演としての演技や能力が楽しみだから》《NHKのオーディションで高評価の記事を読んで》
2025年04月06日3月31日に公表された、フジテレビが設置した第三者委員会による調査報告書。暴かれたのは、中居正広氏(52)の“裏の顔”だけではなかった。昨年12月、中居氏が’23年6月に女性トラブルを起こしていたことが報じられ、フジテレビの編成幹部B氏の関与も取り沙汰される事態に。1月27日にフジテレビは記者会見で釈明に追われるも、一時はほとんどのスポンサーがCM出稿を取りやめるなど、局を揺るがす大問題となった。今回発表された調査報告書では、編成幹部B氏の女性トラブルへの関与は否認されたが、中居氏が起こした元フジテレビの女性アナウンサー(以下、女性A)へのトラブルは、《性暴力が行われ、重大な人権侵害が発生した》と認定。また、類似事案についても調査を行い、様々なハラスメントが行われたと認定している。《重要な類似事案》の1つ目としてあげられているのが、’21年12月18日に都内の高級外資系ホテルで開催された「スイートルームの会」。フジテレビの有力な番組出演者U氏によるB氏への《楽しい飲み会がしたい》という依頼を受けて開催されたもので、他には中居氏、女性A含む4名の女性アナウンサーやフジテレビの社員が参加した。女性Aともう一人の女性アナは先に退出したが、中居氏がフジ社員らに退出を促し、部屋には中居氏、U氏、女性アナのQ氏とR氏、4名だけが残される形に。その後は、R氏の後を追う形でU氏が離席し、Q氏と二人きりになった中居氏は《Q 氏の膝や肩、鎖骨付近に手を触れる、Q 氏の顔に自身 の顔を近づける等の行動があった》と記されている。第三者委員会は、中居氏のこの行動をセクシュアルハラスメントと認め、U氏についてもヒアリングへの協力を要請したが、同氏の代理人弁護士から、U氏が特定された場合はその責任を負うよう伝えられた。これにプライバシーを尊重するが保証はできない旨回答した結果、U氏側からヒアリングには応じないという返答があったという。2つ目の《重要な類似事案》は、10年以上前に有力な番組出演者らと会食をしているB氏が、そこに女性社員を電話で呼びつけ、しばらくは普通の飲み会が行われたものの、女性社員がトイレから戻ったところ、番組出演者以外の人の姿が消えていた。その後、女性社員は番組出演者の誘いのもと、訪れた別の飲食店で、番組出演者が突如ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出したのだ。女性社員は《私はそういうのだめなので》と伝え、すぐさまその場を離れて難を逃れたという。この2つの事案について、第三者委員会はB氏が女性らを“置き去り”にしたとしている。また、報告書では、この2つ以外にもフジテレビの社員が、社内、取引先、取材先からハラスメントを受けたという多数の事例を掲載している。今回、フジテレビに情報管理システムが導入された’16年4月1日以降の類似事案について調査が実施されたが、X上では“載っていない類似事案”を疑う声が多くあがっている。《中居に社員が接待したのはフジだけかなぁ〜?TV局の体質からいって接待なしなんて考えられないのですが?なのに調査も報告もしようとしない在京局》《(フジが「接待」していたのって中居だけとは思えないのだけど)(被害者も…)》また、フジテレビ以外のテレビ局でも同様のことが行われていたのではと勘ぐる声も。《「中居だけじゃない」だろうし「フジだけじゃない」だろうし、何なら「テレビ業界だけじゃない」だろう。》《フジだけが特殊な接待をしていたのなら、中居氏らは他局の仕事を一定断らないと筋が通らない。他局も同様の接待をしていたことが推察される》《素人でも芸能界の裏はバレて来てる。彼だけが女子アナを接待させたわけじゃないよね? 何故他のタレントの名前が出ないのか?不思議。 凄く違和感がありすぎる》ある芸能関係者は言う。「今回の報告書で、これまで世に出ることのなかった数々のハラスメントが発覚したことは評価できますが、中にはヒアリングに答えていない社員もいるでしょうし、明らかになっていない“余罪”はまだあるのではないでしょうか。また、“フジテレビはこういうことをしてくれましたけど?”と他局に要求している出演者がいてもおかしくはありません。この機会に、各局が膿を出し切れるといいのですが……」
2025年04月06日3月31日にスタートした、NHK連続テレビ小説『あんぱん』。「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさん(享年94)がモデルということもあり、早くも注目が高まっている。初回視聴率こそ15.4%と振るわなかったが、第4回では早くも上昇の兆しが見え始めている。同作で注目されているのが、吉田鋼太郎(66)や朝ドラ初出演を果たす二宮和也(41)などの豪華キャスト陣だ。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きの男女500人を対象に、「『あんぱん』で期待している俳優」についてアンケート調査を実施した。第3位は「イケおじ」代表・竹野内豊(54)。イケメン俳優の草分けとも言える竹野内。1997年に放送されたドラマ『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)では反町隆史(51)とダブル主演を務め、反町とは正反対の真面目キャラを演じ話題となった。また、ドラマ『BOSS』(フジテレビ系)では女好きでナルシストというコミカルな要素を持つキャラクターを好演。幅広い役柄をこなす演技力も高く評価されている。そんな竹野内だが、じつは朝ドラ出演は今作が初。演じる柳井寛は主人公・柳井嵩の伯父であり、常に嵩を励ましながら成長を見守る父親代わりでもある。「日本中に愛された作品の軌跡をたどる、このような特別な作品に参加できて光栄です」と意気込みを語った竹野内。どんな演技を見せてくれるのか、今後の展開を楽しみにしよう。《朝ドラに出演すること自体が珍しく、これまでに出演したドラマが面白かったから》《朝ドラのイメージが無いので見てみたい》《渋いところに魅力があり演技力があるから》《お父さん役の優しさや渋い演技が楽しみだから》第2位は、さまざまな役柄をこなす若手俳優・北村匠海(27)。やなせたかしさんをモデルとした嵩を演じる北村。やはり「アンパンマン」の生みの親役ということもあり、視聴者からは期待の声が多く寄せられている。そんななか、初回冒頭では、ニット帽に眼鏡姿で机に向かう嵩の姿が。生前のやなせさんそっくりな姿に、ネット上では《再現度が高い》と感動の声が上がっている。また、北村の演技力を評価する声も多い。映画『君の膵臓をたべたい』で物静かな高校生を演じた一方、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)では狂気溢れる殺人犯を演じるなど、多彩な役をこなしている。さらに北村は役作りにもストイックで、『あんぱん』では戦争シーンのために3日半飲食をやめ、「飢え」を実践したという。《演技が上手い印象もあるしメインの役どころだから》《やはりやなせたかしの役での出演なので一番興味がある》《やなせさんの晩年をどのように演じるのか楽しみ》《役作りに期待》第1位は、多くの業界人をも唸らせる演技力を持つ阿部サダヲ(54)。風来坊のパン職人・屋村草吉を演じる阿部。屋村は作中で「ヤムおんちゃん」と呼ばれており、初回登場時から《ジャムおじさんだ》とネットで話題になっている。謎の多い屋村だが、嵩たち夫婦の人生に大きな影響を与える人物だという。物語のキーとなることは間違いなさそうだ。明るくコミカルな印象が強い阿部だが、得意とするのはコメディ演技だけではない。映画『死刑にいたる病』では連続殺人鬼を演じ、共演した岩田剛典(36)が「本当に殺されると思いました」とコメントするほど役に入りきっていたという。そんな阿部が『あんぱん』でどんな化学反応を起こしてくれるのか、今から楽しみで仕方ない。《成長を助けるキーマンになる役の気がする》《どんな役柄でも上手に演じる役者なので。初回の登場から既に謎があるキャラクターで、期待してます》《シリアスやコメディなど幅広い演技ができて楽しめる役者》《持ち前の軽妙洒脱な演技で、ドラマに明るさと味付けを増す役割を果たしてくれると思う》
2025年04月06日3月31日、NHK連続テレビ小説『あんぱん』がスタート。早くも主演・今田美桜(28)の演技が好評を得ている。朝ドラといえば毎作ヒロイン役に注目が集まり、『ひよっこ』の有村架純(32)や『虎に翼』の伊藤沙莉(30)など、朝ドラをきっかけにブレイクした女優も多い。しかし期待値が高いゆえに、中には視聴者の心を掴みきれず「共感できない」などと評されてしまうヒロインも……。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きの男女500人を対象に、2010年以降の作品で「苦手な朝ドラヒロイン」についてアンケート調査を実施した。第3位は『純と愛』の夏菜(35)。大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の脚本家・遊川和彦氏によるオリジナルストーリー。夏菜演じる正義感が強く熱いヒロイン・狩野純が、風間俊介(41)演じる夫の待田愛とともに、実家の宮古島のホテル再建へ向けて奮闘する物語だ。これまでの朝ドラとは一風変わった挑戦的な内容だったが、放送開始直後から純が他人を非難する際の言葉遣いや、マナーの悪さに批判が集まる事態に。今回のアンケートでも夏菜はその煽りをもろに受けてしまった形だ。《ストーリーがイマイチだったし、ヒロインの良さがあまり出てなかったような気がするから》《ヒロインが自分勝手で、行動が読めなかった》《ストーリーが非現実的で面白く無かった》第2位は「イライラヒロイン」のレッテルを貼られた『ちむどんどん』の黒島結菜(28)。2022年度に放送された、沖縄を舞台とする同作。黒島が演じたヒロイン・比嘉暢子は勝気でお転婆なキャラクターだが、TPOを無視して大声をあげたり、思いつきで行動するなど身勝手とも取れる場面が多く見られた。そのため放送当時、視聴者からは《イライラする》などという声があがっていた。同作が酷評された原因は、ご都合主義で展開されるストーリーや時代考証のミスの多さなど、脚本にあるとも言われている。黒島自身はワンシーンの撮影で10本も全力ダッシュをするなど、体当たりで演じていたそう。脚本次第では当たり役となったかもしれないだけに、残念でならない。《黒島さん自体は綺麗だし嫌いではないのだが、役がちょっと苦手な性格をしていた》《演技もあまり上手に思えなかったが、脚本そのものが酷く見ていられなかったです》《脚本がつまらなさすぎて、全然感情移入できなかった》第1位は、朝ドラの歴代ワースト視聴率を記録した『おむすび』の橋本環奈(26)。3月28日に最終回を迎えたばかりの『おむすび』。ヒロインの米田結を演じた橋本が、残念ながら1位に選ばれてしまった。同作は「ギャル」「平成」「食」をテーマとしているが、朝ドラの主な視聴者層である50~60代にギャル要素が刺さらなかったのも、ひとつの要因かもしれない。また朝ドラという枠では、コメディ演技を得意とする橋本の魅力が十分に発揮できなかったことも影響を与えていそうだ。アンケートでも《俳優が嫌いではないが》というように前置きを入れて、橋本を擁護する声は多かった。《ヒロインはかわいいだけで内容がなくつまらない》《この俳優が嫌いではないが、劇中のキャラクターの性格や行動に納得かいかず、共感できなかった。演技にも説得力が感じられない》《嫌いというわけではないが、今回の役柄は合っていないと思った》
2025年04月05日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】親同士で情報交換をしながらも、探り合いやマウント合戦が絶えない大学受験の世界。さらに、中にはデリカシーのない「モンスターママ」まで登場し、根掘り葉掘り聞いてくる始末。どう逃げ切った?【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。24年4月からは『おはスタ』(テレビ東京系列)で「あげおとティム」のアニメが放送!
2025年04月05日《本日オフィシャルサイトオープンしました!》Xにこう綴ったのは亀梨和也(39)。3月31日、惜しまれながらKAT-TUNが解散し、STARTO ENTERTAINMENTから独立。個人活動がスタートしたばかりだが、すでにかつての仲間たちとの“再集結”が噂されている。「亀梨さんが立ち上げたオフィシャルサイトには新たな写真が公開されており、そのなかには雨でぬれたようなガラスに亀梨さんが手をつく写真も。実はこれが、上田竜也さん(41)や赤西仁さん(40)との“匂わせ”なのではないかと言われているのです」(スポーツ紙記者)確かに、赤西は3月25日にInstagramに、上田も2月12日にTikTokに、それぞれが電話ボックスのなかで公衆電話の受話器を持つ写真を投稿している。「亀梨さんの写真に映っている場所も、上田さん、赤西さんと同じように電話ボックスの中だと思われます。順に公開されている様子を見ると、近々中丸雄一さん(41)からも何かしらの匂わせがあるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)X上には、《偶然とは思えないんだけどキタコレ》などと期待が高まっている。早くも再集結となればファンも喜ぶに違いないが、その所在が気になる元メンバーも。「田中聖さん(39)です。‘13年に“度重なるルール違反”を理由にジャニーズ事務所(当時)から専属契約を解除されました。’22年2月には覚せい剤取締法違反で逮捕され、同年6月20日に懲役1年8ヶ月(執行猶予3年)が言い渡されています。その直後には再び覚せい剤使用の疑いで逮捕され、その公判中に女性から1万円をだまし取ったとして恐喝容疑で逮捕。’23年12月に懲役2年8カ月の実刑が確定し、現在は服役中です」(社会部記者)合計6度の逮捕歴を持つ田中。彼のやんちゃぶりを本誌もたびたびキャッチしている。’13年10月30日の深夜、都内のクラブで行われたハロウィンパーティに田中の姿があった。両目の周りが黒のペイントや蜘蛛の巣のイラストで囲まれ、口元には赤い血を模したようなメイクも。カラーコンタクトを入れた黒目のない眼球は、まさに“異様”だった。翌年にもハロウィンの仮装姿の田中をキャッチ。この日は左目と口元を切り裂かれたようなペイントで“傷だらけのピエロ”に扮し、路上で友人と思しき女性からメイクの仕上げをしてもらった後、上機嫌でクラブに入店していた。そんな田中だが、音楽への情熱は潰えていないようだ。収監される直前の’24年2月、インタビューに応じ、出所後を見据えてこう語っている。《今までとは違う形にはなると思うのですが、伝え方も、闘い方も、吐き出し方も、俺は音楽しか知りません。音楽がなくなったら何も表に出せなくなってしまう。だから音楽はなんらかの形で続けると思います。》(「Addiction Report」’24年2月19日)田中は、予定通りにいけば26年10月頃に出所する。その時、亀梨らに合流することはあるのかーー。
2025年04月05日(C)Gadou by Mr Tan/訳:国津洋子■エイプリールフール■今週のフランス語【Poisson d’avril(ポワッソン・ダヴリル)】=エイプリルフール直訳すると「4月の魚」という意味です。フランスではこの日、子どもたちが魚の絵を描き、それを切り取って仲間の背中にこっそり貼るイタズラをします。作者 ムッシュー・タンのインタビューも配信中!【PROFILE】本名:Antoine Dole(アントワーヌ ドール)。フランスで累計1900万部を突破した大人気マンガ『Mortelle Adèle(毒舌アデル)』の著者。親日家でたびたび来日しており、お気に入りのスポットは上野公園。『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)でガドゥ誕生秘話が紹介された。
2025年04月05日1961年の放送開始以来、老若男女幅広い層から愛されてきた「朝ドラ」ことNHK連続テレビ小説。3月31日にスタートした今田美桜(28)主演の『あんぱん』は第112作目となる。朝ドラのヒロインは、オーディションもしくはオファーによって抜擢されるが、通常は数多くの芸能人の中からたった1人だけが選ばれるとても狭き門だ。これまで朝ドラ出演後にブレイクした女優は数知れず、若手女優にとって朝ドラのヒロインになることはまさに「シンデレラストーリー」の始まりと言えるだろう。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きの男女500人を対象に、2010年以降の作品で「朝ドラ出演後に成功していると思う“ヒロイン女優”」についてアンケート調査を実施した。第3位には、同じ票数で2人のヒロインが並ぶ結果に。そのうちの1人は記念すべき第100作目となった『なつぞら』の主人公を演じた広瀬すず(26)だ。戦災孤児として辛い日々を送りながらも、開拓者精神を胸に上京し、アニメーターとして活躍するヒロイン「奥原なつ」を好演した広瀬。人を惹き付ける演技力が評価され、現在では国民的女優となり、ドラマや映画に引っ張りだこだ。男女問わず《可愛い》《女優さんとして魅力がある》など好意的な意見が数多く寄せられた。《元々知名度は高かったが、この後一気にトップ俳優になった》《ドラマに映画にCMに‥見ない日はない》《可愛らしいだけでなく、人を惹きつける演技力もあるから》もう1人の第3位は、2024年度前期に放送された『虎に翼』でヒロインを演じた伊藤沙莉(30)だ。日本初の法律を教える女学校を卒業した「猪爪寅子」が、戦時下という激動の時代の中で家庭裁判所を設立するため奔走する姿を描いた作品だ。専門用語が多い台詞と、繊細な感情表現が必要となる難しい役どころを完璧に演じきった伊藤の姿に、女優としての実力を感じた視聴者が多かったようだ。《演技派で難しいセリフも完璧にこなしていた》《活躍の場がさらに広がっていると感じる》《コミカルだけではなく、シリアスな役も無難にこなせ、CMはじめ、バラエティへの露出も増えていると思われる》第2位は『半分、青い。』のヒロイン「鈴愛」を演じきった永野芽郁(25)。幼い頃に片耳を失聴した鈴愛が、生来のポジティブでユニークな感性を胸に「何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい」と挫けず、ひたむきに生きていく姿を描いた作品。永野は当時まだ十代であったにも関わらず、類まれな演技力の高さでヒロインを完璧に演じ、朝のお茶の間へ勇気と活力を与えてくれた。この演技がきっかけとなり、数多くの映画やCMに抜擢されたのがランクインの理由として挙げられている。《若いときの朝ドラ出演だったのに、素晴らしい演技だった》《広告に起用されるケースが増えた。主演映画も増えたから》《この作品でたくさんの人に存在を知られたと思う》《子供の頃から女優として活躍してきたが、この作品で女優としての表現力が完成したような気がしたので、今後の活躍が約束されたような気がしたから》第1位に選ばれたのは、『ひよっこ』でヒロイン「谷田部みね子」を熱演した有村架純(32)。舞台は東京オリンピックが開催された1964年。有村演じるみね子が、父の失踪をきっかけに集団就職で上京し、商店街や職場の仲間と力を合わせながら高度成長期をひたむきに生きる姿を描いた作品だ。人々との出会いと別れを繰り返しながら、成長を遂げてゆくヒロイン・みね子。彼女のひたむきさや、素朴な可愛らしさを表現した有村を評価する声が多くあがった。『ひよっこ』出演によって、元々の人気に拍車をかけて一躍トップ女優へと躍り出た有村。今後も活躍が楽しみな女優と言えるだろう。《この作品で一躍人気者になった》《彼女の可愛らしさ、ひたむきさが生かされている》《その後、主演作を多く演じているから》《朝ドラ後、前よりも様々な役を演じていると思う》
2025年04月05日(撮影:花村克彦)いよいよ放送がスタートしたNHK連続テレビ小説『あんぱん』。過去最多となる応募者3,365人の中からオーディションで選ばれた主人公・朝田のぶ役を務めるのは今田美桜(28)だ。発表会見が終わると、過去に朝ドラヒロインを演じた俳優たちから次々に連絡がきたという。「朝ドラは『おかえりモネ』(’21年度前期)以来の出演となりますが、そのときヒロインだった清原果耶ちゃんや、過去に朝ドラを走り抜けた先輩方から『頑張ってね』と連絡をいただきました。こんなにも応援してくださる方々がいるのだなと、とても心強かったです。とにかく全力で、後悔なく、一度きりだから楽しもうと思ったのを覚えています」今作は、アンパンマンを生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の暢さんがモデルとなっている。今田自身の『アンパンマン』の思い出を聞いてみた。「小さいころは指人形やアンパンマン号を持っていたなって。皆さんもそうだと思うのですが、とても身近な存在のキャラクターでした。そして大人になればなるほど、作品が持つ深さやアンパンマンの優しさを感じるようになりました。今回は、そのお2人の話ということで、寄り添えるような、温かい気持ちになる作品にできたらいいなと思っています」のぶの夫になる嵩を演じる北村匠海(27)とは、これで6度目の共演。「どんなボールを投げてもちゃんと受け止めてくださるので、もともと安心感しかない方です。北村さんが嵩でよかったなと本当に心から思っています」クランクインから半年以上が経過したなか、撮影で印象に残ったシーンは?「のぶが嵩にビンタをするシーンがあるんです。私、北村さんにビンタするのが映画『東京リベンジャーズ』以来2回目で、そのときはあまりうまくいかなくて。でも、今回はめちゃくちゃうまくいきました(笑)」そう笑顔で話す。朝ドラのタイトな撮影スケジュールの乗り切り方のコツは「当たり前の生活をちゃんと楽しむこと」だという。「好きなものを食べて飲んで、しっかり寝るといった当たり前の生活をちゃんと楽しむ。いつも大事にしている部分です。お休みの日は、お酒を飲む時間や友達と楽しむ時間をつくる。そういったことが息抜きになっているのかなと思います。あとは自分に対して穏やかでいることも心がけています。落ち込んでも『ま、いっか』と思える余裕は心のどこか片隅に持っていたいです」連続テレビ小説『あんぱん』NHK総合 月曜~土曜8:00~。※土曜日は1週間の振り返り(ヘアメーク:渡嘉敷愛子/スタイリング:小蔵昌子)
2025年04月05日「高校の食堂にからあげ丼というメニューがあって。1年のときから頼み続けていたら、3年のころにはネギとかマヨネーズを無限に足してくれるようになりました(笑)。たまにからあげも1つ増やしてくれたりして。思い出の味ですね。最近は、頑張ったご褒美に二郎系ラーメンを食べてます。大きい仕事が終わったあとか、しっかり減量できたときだけですけどね。ふだんから大好きなラーメンも週に1回までにして、節制していると思ってたんですけど。バラエティで共演した冨永愛さんが、年に1回しか食べないとおっしゃっていて。俺、ぜんぜん我慢できてへんやんって(笑)」食べ物にまつわるエピソードを聞くとこんな話をしてくれたなにわ男子の長尾謙杜(22)。そんな長尾の劇場映画初主演作『おいしくて泣くとき』が、まもなく公開される。長尾が演じる心也は、義父とうまくいっておらず、家庭に居場所がない同級生の夕花に恋をし、彼女を救うために奮闘する。「心也は、まっすぐで正義感にあふれた青年。演じるときも芯の強さを表現できるように意識していました。誰かを守るために行動できることが、ほんまにカッコいいと思います。夕花役の當真(あみ)さんは4つ年下なんですけど、現場では『最近の学生はどんな遊びするの?』なんて聞いたりして。僕はグループの中では最年少なので、自分がおじさんになったような気がしました(笑)」ちなみに、長尾自身は心也とおなじ高校生のころ、どんな青年だったのか。「遊びのことしか頭になかったです。授業にはあまり集中できなくて、放課後に釣りに行くことばかり考えてました。掃除が終わると、校庭の端で餌になるミミズを捕まえて、そのまま池に向かうんです。友達と駄菓子屋さんに行くのも好きでしたね。今振り返ると、ポンコツな学生ですけど、青春には何一つムダはないと思ってます!」映画『おいしくて泣くとき』(4月4日公開)幼いころに母を亡くした心也(長尾謙杜)と家に居場所のない夕花(當真あみ)。ひょんなことから「ひま部」を結成した2人は、徐々に惹かれ合っていく。しかし、ある事件をきっかけに、夕花は突然、心也の前から姿を消してしまう……。
2025年04月05日(写真右:時事通信)中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発したフジテレビをめぐる一連の問題。第三者委員会は3月31日に394ページにも及ぶ調査報告書を公開したが、次々と明るみになった新事実が日を追うごとに波紋を広げている。トラブルが発生したのは、’23年6月2日のこと。報告書では女性Aがフジテレビの元アナウンサーであることが明かされ、同委員会は焦点となっていた同局幹部社員の関与を否認。そのいっぽうで、中居氏のトラブルは《CX(編注:フジテレビ)の「業務の延長線上」における性暴力であったと認められる》と結論づけた。加えて第三者委員会では、フジテレビで情報管理システムが導入された’16年4月1日にまでさかのぼって類似事案の調査を実施。驚くべきことに、同局社員や役職員らによる数々のパワハラ・セクハラがあったことも判明した。「ふたを開けてみれば、ハラスメントのオンパレードでした。主な事例の’21年に外資系ホテルαで開かれた『スイートルームの会』では、元編成幹部B氏がタレントU氏と中居さんの元に女性アナ2人を“置き去り”に。中居さんは1人の女性アナに対して膝や肩、鎖骨付近を触るなどしていたことが明らかになり、セクハラ行為と認定されています。また、同局の報道局解説委員を務める反町理キャスター(60)が、’06年から’07年頃に後輩女性社員2人にハラスメント行為をしていたことも判明。このことは’18年4月に『週刊文春』で取り上げられましたが、当時の報道局長らは女性社員mに口外しないよう求めるなど裏で沈静化を図っていました。同委員会は報道局の対応を、《女性社員mの心情を無視して対外的に事実関係を否定する声明を出すことによって、本件ハラスメント行為自体を隠蔽することで解決を図ろうとする組織的な体質の現れ》と厳しく断じています」(スポーツ紙記者)他にも、社員だけでなく、取引先や取材先から様々なハラスメントを受けたと報告、または見聞きしたと答えた回答が多数紹介されていた。こうした衝撃的な内容は情報番組やワイドショーでも取り上げられているが、フジテレビと関係の深いOBたちの“異変”にも注目が集まっている(4月4日時点)。4月1日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、第三者委員会が前日に公表した報告書を約1時間にわたって特集。しかし、火曜日コメンテーターを務めるフジテレビの元アナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(53)は欠席だったのだ。キャスターの羽鳥慎一(54)が「今週、菊間さんお休みです」と伝えるも、欠席理由についての説明はなかった。中居氏のトラブルを受けて、フジテレビの港浩一前社長(72)が最初の記者会見を開いたのは1月17日のこと。菊間氏は翌18日に放送された情報番組『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演し、脚本家・三谷幸喜氏(63)の質問に答えるかたちでフジテレビの顧問弁護士を担当していることを明かしていた。その際、今回の問題については「私は全くご相談を受けていない」と説明。また自らの経験を振り返り、「アナウンサーのOBとしては、誰かと食事に行ったことでレギュラーを取るとか、そんな仕事じゃないですよ」とも断言する場面もあった。いっぽう港前社長が行った会見は、参加メディアや取材方法を制限するといったクローズドな形式に批判が続出したため、フジテレビは1月27日に約10時間に及ぶ“やり直し会見”を実施。翌28日放送の『モーニングショー』でもこの話題が取り上げられたが、このときも菊間氏は欠席していた。騒動が深刻化するにつれ、沈黙を守っているのは菊間氏だけではない。’19年9月にフジテレビを退社し、現在はフリーで活動する笠井信輔アナウンサー(61)もその1人。笠井アナは1月22日以降、インスタグラムを通じてたびたびフジテレビ問題に私見を述べてきた。しかし風向きが変わったのは、2月に入ってから。元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏(49)は出演した実業家・堀江貴文氏(52)のYouTubeチャンネルで、フジテレビには女性アナウンサーを接待などに差し出す“上納文化”があると主張。自らも過去に先輩である笠井アナと女性アナから、タレントのおすぎ(80)に“上納された”と暴露したのだ。これを受けて、笠井アナはインスタグラムを更新。《私は、これまで周囲の人に対して「アナウンサーに関して、上納システムといったものをこの35年間見たことも聞いたこともない」と話してきました》とし、《自分自身がやっていれば、そんなこと言えません》と主張。その上で《15年以上前のことで、食事会がなかった可能性が0とは言い切れません》としつつ、《「上納」は完全否定できます》と断言していた。しかしこれ以降、インスタグラムやブログでフジ時代の思い出を振り返ることはあっても、中居氏をめぐる一連の問題に関する発信はストップしたままだ。また、1980年代からフジテレビの報道番組で長くキャスターを務めてきたジャーナリスト・安藤優子氏(66)も、同じく例に挙げられるだろう。安藤氏は1月26日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、港前社長が行った会見方法に苦言を呈していた。いっぽう自らについては「私は社員という立場ではなく、フリーとして報道と情報制作の番組をやらせていただいた」とコメントした上で、こう証言していた。「一部報道であるような性を伴う接待とか、そういうものについては1度たりとも。私は30年近く(フジテレビでキャスターを)やっていたんですけれども、1度たりとも私自身がそれを現認したり、その場に居合わせたり、そういう話を聞いたり、噂すら聞いたことがない。というのは、私の見聞きした範囲ですよ。それはその通りなので、まず申し上げておこうと思います」しかし、翌27日にフジテレビで2度目の記者会見が開かれて以降、安藤は騒動や問題について言及していない。第三者委員会が公表した報告書の内容についても、OBたちの意見を聞いてみたいところだ。
2025年04月05日「ABITOKYO」などを展開する年商50億円超のアパレル会社の社長、燕泳静さん「したい人、1万人。始める人、100人。続ける人、1人。あなたはどの人になりたい?」こんな言葉をライブ配信で朝から視聴者に送るのは、ファッションブランド「ABITOKYO」などを展開する年商50億円超のアパレル会社の社長、燕泳静さんだ。複数のプライベートブランドを手がけ、日本初のライブコマース機能付ファッション通販モール「1899mall」を運営する燕さん。日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を始め、主要なネット通販サイトでも事業を展開し、若者からシニア世代まで幅広く支持されている。3月には『続ける力、諦めない心』(太陽出版)という本も上梓。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。社長として多忙な日々を送る燕さんだが、じつは、20年前は、来日したばかりの“極貧”中国人留学生だった。中国の江西省出身の燕さんは、人情深く穏やかで温厚な父と、てきぱきと働くハッキリとした性格の母のもとに、3人兄妹の末っ子として生まれた。燕さんいわく“普通の家庭”で育ち、高校の選択授業で当時選ぶ人が少なかった日本語クラスを選択。語学が得意だったこともあり、高校卒業後に本格的に日本語を勉強するため日本への留学を決めた。選んだ先は福岡の日本語学校だった。「高校から紹介されたのが北海道の大学と福岡の語学学校の2つでした。大学にも興味があったのですが、北海道といえば、じゃがいもやとうもろこし、カニなど美味しいグルメが揃ってることも知っていました。“北海道に行ったら絶対に食欲を抑えられない”と思って福岡の学校に決めました(笑)」希望だけを胸に来日したものの、日本での生活は初日から悪戦苦闘の日々だった。「日本の物価の高さに驚きました。当時、ペットボトルの水が中国と比べて10倍の価格だったんです。それ以外の食料品も軒並み高く、値段を見て思わず、“こんなに高いの!?これじゃ餓死しちゃう”と思ったのを覚えています」留学費用は両親に出してもらったが、生活費は自分で賄うつもりだったため、節約生活を心に決めた。■極貧生活の中で触れた福岡の女性の優しさ日用品は中国からある程度持参したが、燕さんには初日にどうしても買いたいものがあった。「布団」だ。「どこで買えばいいかわからず、街を歩き回ってようやく布団の置いてある店を見つけて入りました。『この布団をください』と言ったんですが、お店の人は渋い顔をしてなかなか売ってくれず、日本語もよくわからないので理由も聞けない。しまいには手でバツ印を作られ、結局あきらめて店を出ました。仕方なく、日本語学校に行って相談したら、学校で布団が買えたので、なんとかなったのですが……」実は、最初に入った店は“クリーニング店”だったのだ。燕さんは後日そのことに気がつき、思わず笑ってしまったという。とにかく食費を抑える必要があったため、燕さんが目をつけたのが30円ほどで買える“もやし”だった。「安いし量もあるので、“お腹を満たす”という意味ではありがたいものでした。ただ、実家では料理もしたことがなかったので、食べ方もわからず、とりあえず唯一の調理器具だったもらい物の炊飯ジャーに水と一緒に入れてスイッチを押して……。部屋中にもやしの匂いが充満してすごかった(笑)。味付けは塩のみでした。これで食費は1週間で1000円くらいで過ごせたし、当時の留学生はみんなそんな感じでした。でも、コンビニでアルバイトをしている子はおにぎりとかがもらえていたので羨ましかったです」燕さんもすぐにアルバイトを探したが、当時はまだインターネットもそこまで普及しておらず、なんと“足”で探したという。「アルバイトの募集をしてないか飛び込みで聞いて回りました。ある不動産店では日本語が不慣れなので不採用でしたが、担当者の女性が『この後、時間ある?』と聞いてきたんです。日本に来たばかりで初めての1人暮らしだと知り、なんと家までストーブや炊飯ジャー、食器などを届けてくれたんです。その優しい気持ちに感激しました。福岡は優しい人ばかりでしたが、その女性は特に心に残っています」燕さんは、その後、授業のかたわら、時給700円で賄い付き居酒屋の皿洗いと工場でバーコードを読み取るアルバイトを掛け持ちしながら、福岡での1年を終えた。気づけば流暢な“博多弁”を話すようになっていた。「このままじゃ中国へ帰れない。もう少し日本語も覚えて帰りたいし、“もっと日本で勉強がしたい”と思い、東京へ行くことにしました」■専門学校時代にアルバイトで“トップセールス”に当時の中国ではまだ日本よりも美容への関心が高くなかったため、東京ではヘアメイクやエステなどについて学べる美容系の専門学校に進むことにした。この頃から「必ず次に繋がるものを得よう」と、何か事を起こす際は目標を持つことを意識したという。専門学校に通いながら、エステを展開する会社が運営するアロマショップでアルバイトを始めた。ここで燕さんは頭角を表すことになる。「日本語も上達して接客もできるようになりました。そこではエステの体験チケットの販売もしていて、私もお客様に勧めていたのですが、私の売り上げ枚数が会社全体で1位になったんです」15店舗のエステを展開する従業員もそれなりにいる規模の会社で、しかも母国語ではない言葉で接客して“トップセールス”に上り詰めたのだ。売りたい商品の良さを把握し、心から伝えていけば、思いは客に届く。この成功体験が後に繋がっていくことになる。2年間、無遅刻無欠席で通った専門学校を卒業すると同時に、そのままアルバイト先のエステ会社へ就職する予定だった。ところが、卒業直前に問題が発生した。就労ビザが下りなかったのだ。「通訳の業務などであればビザが下りたかもしれませんが、おそらく仕事内容で却下されたのだと思います。それでも、学校の紹介もあってなんとかアパレル会社に就職できました」■アパレル会社でファッションに目覚めるその会社は大手服飾メーカーから請け負って製品の製造、または企画開発から製造までを行う20人規模の会社だった。工場がある中国とも取引があり、燕さんは通訳と生産管理を任された。「会長や社員のみなさんに教わりながら、一からファッションの勉強を始めました。これは“セーター”、これは“カットソー”など、本当に基本的なことからでした」次第に素材や構造など専門的な知識も身に付き、自身でデザインを提案し、実際に商品化されたこともあった。頭に描いたものが形になって客の元へ届くことに「なんとも言えない喜び」を感じたという。服を作る楽しさを知り、4年間夢中で働いた。ところが、勤め先が民事再生を申請、実質の倒産だった。燕さんは一念発起し、’10年5月に自宅の1室をオフィスにしてたった1人で独立した。初仕事は、これまで取引をしていた中国の工場からの依頼。失った仕事を埋めるため日本で“営業”をかけてほしいとのことだった。燕さんは営業未経験ながら、面識のあった小売店に掛け合った。「現状を話したところ、親身になって聞いてくださって、“ニット50枚”の製造を初めて受注しました。嬉しくて、一気にやる気に火がつきました」仕事の受注はあくまでスタートラインだ。値付け、サンプルの納期、通関、関税、輸送、検品、やることは山積みだった。スケジュール調整と品質管理を担う“生産管理”しか知らない燕さんには全て初めての経験だった。「目の前のタスクが増えすぎてどうしていいか困ったときこそ、まずはひとつひとつ丁寧にこなしていくことが大切なのではないかと思います。わからなければ勉強して知識を身に付ければいいのです」インターネットで調べたり、ときには知り合いに教わりながら、2ヵ月後、無事に50枚のニットを納品した。■信用を得るには、約束を必ず守る「独立して気がついたのは、どの仕事でも同じだと思いますが、“締め切りを守る”というのはとても大切なことです。約束を守らなければ、信頼は失墜します」時間にルーズな場合もある中国の工場をうまくコントロールしつつ、燕さんはサンプルや生地、ブック帳などを入れたスーツケースを引きずって営業先を飛び回った。このとき、燕さんは妊娠中だった。「独立と同時に、語学学校時代の同級生と結婚して、ありがたいことに第一子を妊娠しました。女性だからといってキャリアと育児、どちらも諦めたくないので、あえてこのタイミングでの妊娠出産を選びました」慎重に体を労りつつも、取引先に心配をかけないよう妊娠を隠して働き続けた。出産当日、どうしてもその日に工場から出荷しないと間に合わない荷物があった。すでに陣痛が始まっていたが、病院のベランダから工場に電話して出荷を念押しした。工場長は「もう陣痛も始まってて、生まれそうなんです!」という燕さんに驚いたが、電話の結果、従業員総出で作業して出荷は間に合った。子どもも無事に生まれた。■円安による打撃と挫折独立した’10年は1ドル80円台だったが、第二次安倍政権が始まった’12年以降、徐々に円安は加速した。1ドル110円〜120円になると関係先含め燕さんも円安に苦しんだ。打開策として、製造だけでなくデザインから自社で請け負う“ODM”に舵を切ることにした。「どこも『もっと安くしてください』と円安に喘いでいました。デザイン会社などが間に入る“OEM”では自社の取り分が減ります。利益がギリギリの中で戦いに勝つためには、自社でデザインまで提案する必要性があると考えたのです」燕さんの行動は早かった。「東京モード学園」の体験講座を受講して、前の席に座っていた女性をいきなりスカウトしたのだった。「もともとデザイン業務の経験者で、さらに学ぼうという向上心のある女性だったのでビビっときたんです。彼女も興味を持ってくれて、一緒に働けることになりました」こうしてデザイナーとさらに社員を1人迎え、独立から2年後の’12年、株式会社Sホールディングスを設立。自宅の1部屋から、ついにマンションの1室を借りた本格的なオフィスがスタートした。それから毎日、燕さんは早朝から延長保育ギリギリの時間まで子どもを保育園に預けて働いた。夜も営業する飲食店経営の夫には子の送迎は頼れず、仕事を終えるとパンプスからスニーカーに履き替えて走って迎えに行った。「まだ迎えが来てない子どもはウチの子1人だけ。寂しそうに暗がりで待っているんです。胸が痛みましたが、お互いこんなに寂しくてつらい思いをしてまで仕事をするんだったら、“必ずこれを成功させなければいけない”と、さらに強く心に思うようにしました」しかし、円安はますます加速し、傾く取引先も現れた。民事再生となる会社が続き、燕さんは払われるべき3000万円を失った。初めて不安で眠れない日々を過ごしたが、これまでの信用で仕事を繋ぎ、倒産は免れた。さらに初めての自社ブランド設立も試みた。3歳になった子どもが父親とお揃いの服を着たときに「お揃いだ!」と喜んだことに着想を得て、’15年に親子のリンクコーデのブランドを立ち上げた。評判は良かったが、売れなかった。“客層の狭さ”と、それゆえにコストが上がり価格帯が高くなったことが敗因だった。しかし、チャンスは突然訪れた。たまたま知り合いに「自社でネット通販をやりたい」と話したところ、「だったらZOZOTOWNを紹介しましょうか?」と提案されたのだ。’18年10月だった。当時、ZOZOTOWNはすでに広く利用されており、新規出店のハードルは異常に高かった。それでも中国の複数の工場と直接取引をしてきたこれまでの実績から、他者と同じ品質ならより低価格で商品が作れると訴え、参入の“チャンス”が認められたのだ。■ZOZOでの快進撃「チャンスが嬉しくてたまらなかったのも束の間。開店日まで4ヵ月しか時間がありませんでした。ブランド名すらないところから、デザインを100型揃えないといけない。それがクリアできないと出店は許されないのです」第二子が生まれたばかりの中、ワンピース、スカート、パンツ、アウターなどデザインを考え100型を揃え、開店に向けてベビーカーを押しながら邁進した。’19年3月14日、いよいよZOZOTOWNでオリジナルブランド「ABITOKYO」がオープンを迎えた。「初日に200万円の販売ノルマが設定されていて、達成できないと退店になってしまいます。大きな広告費もないので、SNSなどで発信しながら、スタッフ総出で、親戚や友人に協力をお願いをしました。せっかくのチャンスを手放すわけにはいかなかった」恥もプライドもかなぐり捨てて、スタッフ全員で一丸となった。その結果、200万円のノルマを達成。「ABITKYO」の道が拓かれた。「始めの数ヵ月は、売り上げがいいとは言えませんでした。それでも次の商品の準備をしつつ、例えばモデルの顔をカットした方が服に目が行きやすいとか、正面だけでなく後ろ姿の写真も載せた方がわかりやすいなど、分析、工夫をして修正を加えていくことで徐々に売り上げも上がっていきました」こうして販売開始から3ヵ月ほど経ったある日、あるワンピースが爆発的にヒットしたという。「それまで1日何万円かの売り上げだったのが、そのワンピースは1日に何百枚も売れ、ひと月で5000万円を売り上げました。青天の霹靂でした。民事再生騒動のときは不安で眠れない夜を過ごしましたが、このときは売れすぎて眠れなくなってしまいました(笑)」“爆売れ”したのはAラインでウエストがシャーリングになっている夏物のマキシワンピースだった。体型に合わせてウエストを調節できるため、多くの人にフィットするデザインだったことが当たった。次々と追加生産し、3色展開だったところを10色に展開した。「街中で着ている人を見かけるようになりました。実際に目にしたときは、とても感激したことを覚えています」このヒットをきっかけに、コンスタントに売れ筋商品が出始めた。気がつけば、1年後には月商1億、2年後には月2億の売り上げを達成していた。驚きを隠せないZOZOTOWNの担当者は、燕さんに“何をしたのか”聞いたという。「ただひたすら、やるべきことをやってるだけです。そうしたら売れたのです」燕さんの答えは、つまらなかった。つまらないけれど、それが全てだった。“私がいいなと思う商品を作る”、本当にそれだけだった。■ライブコマースで日本を盛り上げたいその後、燕さんは中国で流行していたライブコマースを日本に初めて取り入れた。 ライブコマースとは、タレントや専門家が商品を宣伝して通信販売する“テレビショッピング”に近いが、違うのは相互コミュニケーションができる点だ。日本にはライブコマースができるECサイトがなかったため、自社でプラットフォームを作り、’21年にファッションをメインとしたライブコマース機能付きの通販サイト「1899モール」を立ち上げた。自身も’23年から毎朝6時から、多い時で1日2回、TikTokでライブ配信を行っている。「ライブ中はチャットで直接お客さまの声を聞くことができます。あるとき、商品を紹介していたら『LLサイズでも着れますか?』とお声をいただき、ハッとしました」試着できない通販で、サイズ選びは買い手にとって重要だ。燕さんはサイズ展開をフリーサイズ中心からM、L、LLなど増やし、客層は若者から60代などのシニア世代まで拡大した。サイズさえあれば、おしゃれで流行の服を着たいというのは、年を重ねた女性でも変わらなかった。最初はほとんど誰も見ていなかったライブ配信は、継続するうちにリアルタイムの視聴者が7000人を超える日も出てきた。ショッピングという枠を超え、燕さんの配信を楽しみにするファンもいるという。「いずれ日本でのライブコマースも、誰もが毎日いつでも楽しめるツールにしたい」そのために、燕さんは昨年から「ジャパネットたかた」から講師を呼ぶなどして、ライバーの育成講座をスタート。さらに現在は、働きたい女性や起業したい女性を応援すべく、ライブコマースの新たなビジネスモデルの確立を目指している。「ライブ配信なら家でもできますから、例えば、子育て中のお母さんでも、合間をみて挑戦できます。さらに店舗を持つわけでもないので、資金もほとんどかかりません。私たちが商品を多く作るだけで、在庫も抱えずフランチャイズのように働くこともできます。なんといっても一緒にライブコマースを盛り上げてもらうことができます」かつてもやしばかり食べていた“博多弁”の中国人留学生は「ライブコマースで日本を盛り上げたい」と一層目を輝かせて話す。ただ実直に走り続けて、今はもっと先を見ている。
2025年04月05日ついにほとんどの作品が完結を迎えた冬ドラマ。話題作や期待の高かった作品も多かった今クールの勝者と敗者はどの作品だったのか?TVコラムニストの桧山珠美さんに、良かった作品、悪かった作品を振り返ってもらった。良かった作品としては『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)、『御上先生』(TBS系)、『ホットスポット』(日本テレビ系)があがったが、逆にワースト1位として挙げたのは、『アンサンブル』(日本テレビ系)。『アンサンブル』は川口春奈(30)演じる現実主義の女性弁護士と、SixTONESの松村北斗(29)演じる理想主義の新人弁護士の真逆なふたりが、さまざまな恋愛トラブル裁判に挑みながら、 そこで得た「恋の教訓」を、自分たちの恋愛にいかしてゆくリーガルラブストーリー。第8話では、幼いころに真戸原(松村)を捨てた毒親の母親が現れたことがきっかけで、迷惑がかかってしまうと考えた真戸原が突然姿を消してしまうという急展開があったものの……。「これはダメっていうより、過剰な期待があったんだと思います。昔は、史上最低視聴率を持っているなんて言われていたけれど、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの川口春奈さんと、みんな大好き松村北斗さん。この2人が組むってキャスティングだけで楽しみで、そもそも期待値が大きすぎました。さらに、弁護士ドラマで恋愛にトラウマがある弁護士という設定で、最初は『恋愛なんて無駄。仕事だけでいい』みたいに言っていたわりに、ずっと恋愛ばっかりで、”弁護士の仕事しろよ!”みたいな(笑)。昔の月9だったら、職業は一応弁護士だけどずっと恋愛してるみたいな作品もあったけど、そういう匂いを感じさせられました」いまひとつだった理由にNHK連続テレビ小説『おむすび』との”ある共通点”をあげる。「『おむすび』もそうですが、安易にトラウマ設定に頼るのはリスクがありますよね。みんな生きていたらいろいろあるじゃないですか。能天気な人の方が少ないわけで。にも関わらず、”今これ出しときゃいいんでしょ?”って感じで都合よくトラウマが出てくる。安っぽいトラウマ設定は白けてしまうというか、トラウマ繋がりってことで、『おむすび』に匹敵するワーストならこれかもしれませんね」恋愛ドラマの全盛期だった時代から変化していることも指摘する。「例えば、『クジャクのダンス』の松山ケンイチさんと広瀬すずさんは、10年前のドラマだったらくっついてたと思うんです。でも、そこはくっつかないで、あくまでも人生の良き理解者的な感じだったじゃないですか。何でも恋愛中心にせず、今回であれば弁護士の設定にした以上、やっぱり弁護士の仕事もみたいわけですよ。仕事をする中で過去のトラウマとの向き合い方を見せてくれるなら、もっと共感できたと思うんですけど、今回は”なんかこれじゃない”感が強かったですね。やっぱりキャスティングありきで、松村さんと川口さんが”これやればみんな見るでしょ?”っていう、ちょっとそういう考えが透けて見えた部分があったと思います」春ドラマは、キャスト頼みではなく、脚本と演出で魅せる骨太な作品がどれだけ出てくるだろうかーー。
2025年04月05日東京では桜が満開を迎え、春の訪れが感じられる中、1月からはじまった冬ドラマもついにほとんどの作品が完結を迎えた。話題作や期待の高かった作品も多かった今クール。TVコラムニストの桧山珠美さんに、良かった作品と悪かった作品を振り返ってもらった。桧山さんが良かった作品の第3位に挙げたのは、『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)。浅見理都による同名サスペンス漫画を原作に、広瀬すず(26)が主演を務めた作品。一通の手紙を遺して殺された父を取り巻く謎を、弁護士を演じる松山ケンイチ(40)とともに追及する。3月28日に迎えた最終回では、ついに事件の全貌が明らかになり、最後まで目の離せない展開となった。「漫画原作の作品ですが、ドラマの時点では漫画は未完だったんですよね。原作がありながらも“最後どうなるの?”とグイグイ引き込む目まぐるしい展開で、“あの人も怪しいし、この人も怪しい”みたいな。松山ケンイチさんですら実は怪しいんじゃないかとか、サスペンス的な要素で視聴者を引きつけるという意味ではとても面白かった。また、特に広瀬すずさんの演技はとてもよかったです。“こんないい役者になったんだ”と、成長も見れました」主演以外のキャラクターの細かな設定も魅力だという。「松山ケンイチさんが『虎に翼』(NHK)ではあんこが好きな設定でしたが、今回もプリンやコーヒーゼリーを食べる甘党の設定で、『虎に翼』からの引き継ぎを感じて、視聴者的にはそういうところも萌えました。ほかにも、松山さんと幼馴染役の森崎ウィンさん(34)との関係も友情でありながらお揃いの眼鏡を買うなど、キュンとする要素もあってよかった。事件を追う記者役の磯村勇斗さん(32)も良かったですよね。だって『不適切にも程がある』(TBS系)のムッチ先輩ですよ。ムッチ先輩を演じてた人がこんなにも違うキャラを演じきれるのかと。容疑者役の成田凌さん(31)もいいし、役者さんで魅せたドラマですごく見応えがありました」第2位に選ばれたのは『御上先生』(TBS系)。初回から大注目。そして、人気が衰えないまま3月23日に最終回を迎えた本作。松坂桃李(36)演じる文科省エリート官僚が私立高校に出向し、政治的権力に侵された学校を舞台に、生徒と向き合っていく教育再生ストーリーだ。吉岡里帆(32)や岡田将生(35)も出演し、常に話題が絶えなかった。「今までの学園ドラマは『金八先生』(TBS系)が代表するように、不良や落ちこぼれが必ずいて何か問題を起こしたり、いじめ問題などがネタになっているものが多かった。そこに熱血教師が出てきて、生徒と絆を結んで、不良たちが目的を見つけるみたいな展開になっていく。一方で『御上先生』はそれを真っ向から否定。みんなが“金八先生”を学校に求めてモンスターペアレント化する親が増えたと指摘して、作中で同局の『金八先生』を否定するような場面もありました。“学園モノ=金八モデル”みたいなステレオタイプとは違うぞということを打ち出した点が新しかったです。もちろん教師にも生徒にも問題はあるんですが、御上先生のテーマのひとつとして、いつも生徒たちに『考えて』って言うんですよ。自分で考えることを促す教育方針というか。自分の考えを押し付ける従来のアプローチと異なり、否定や高圧的な指導は全くせず、生徒たちに考えさせるという新しい形の、いわば”令和の学園ドラマ”を見せてくれました」また、勉強や出世だけがゴールではなく「その先にある社会や人を思う力」の大切さを訴えている点も高評価。「日曜劇場でやるだけあって学園ドラマでありながら、官僚の腐敗や政界のことなど、大人も関心のあるテーマが描かれています。学園ドラマだけでなく、教育制度の問題にまで踏み込んだことによって、大人も見られるし、生徒世代の若い人も見たら何か変わるんじゃないかという期待感がある。ただ勉強していい学校に行ってお金を稼ぐだけが目的じゃなくて、その先に何か国のことを考えたり、いろんな人のこととかを考えられるような人になりたい、なってほしいという作り手のメッセージ性を感じました」本誌のアンケートでもよかったドラマ1位、ワーストドラマ3位と、どちらにもランクインしている同作。「『虎に翼』もそうでしたが、キャストや視聴率だけでなく、“これを伝えたい”という強いメッセージがあるので、好き嫌いがはっきり別れるのだと思います。だからこそ、いい作品でもありクセの強いドラマでもありました。しかし、松坂桃李さんの新しい教師像も良かったし、ミステリー要素もあって面白い。そしてこれをオリジナル脚本で挑んだ点も高評価です。そして、なんといっても学園ドラマの1番の華は生徒です。窪塚洋介さん(45)の息子の愛流さん(21)や’25年後期の朝ドラヒロインに決まってる髙石あかりさん(22)など、こんないい子たちがいるんだっていう発見。ここに出た生徒役の子たちは、何年か後かにはドラマを牽引する役者になっているんだろうなという期待も持てました」そして、桧山さんが今季1位に選んだのは、『ホットスポット』(日本テレビ系)。山梨県のとあるビジネスホテルで働くシングルマザーと宇宙人の日常を描いたエイリアン・ヒューマン・コメディー。3月16日に迎えた最終回では、ホテルのオーナーと市長の癒着を暴き、東京03の角田晃広(51)演じる宇宙人・高橋がその能力を発揮するという、予想外な展開が繰り広げられた。「どうしても外せないのが『ホットスポット』です。『御上先生』で脳みそをフルに使った後にこれを見ると、まさに温泉に入ったような心地の良さを与えてくれたっていう。脚本のバカリズムさん(49)には感謝しかないです」バカリズムは’23年に放送された安藤サクラ(39)主演の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)でも脚本を手がけている。「前作を見た人からすると二番煎じという見方もありますが、全くアプローチは違うし、なんといっても“地元系エイリアンヒューマンコメディ”ですからね。宇宙人だという角田さんも地味な普通のおじさんで、超人的な力があるんだけど頼まれるのは天井に挟まったバレーボール取ってくれとか(笑)。超能力者や未来人が出てきたり、多様性の時代とか言われる中で、啓蒙的に言われるのってなんか嫌っていう人もいるじゃないですか。だけど、これって実際、宇宙人もいて、未来人もいてって流れで、なおかつ、このヒロインたちはみんな全然受け入れるし、当たり前のように接するところもすごく面白いなと思いました」バカリズムの描く“女子トーク”も絶賛する。「全体的にセリフがウィットに富んでいて、役者さんたちの間とかも最高なんですが、バカリさんの書く女子の会話ってのが本当にナチュラルなんですよ。昔から女子の中で可愛がられるキャラだったってことで、ものすごく自然で、”あるある感”がすごい。そこに富士山が見えて、田舎のコンビニまで自転車で行くとか、東京のドラマでは感じられないおおらかな空気とか映画のようなシチュエーションもよかった。キャラクターも出演者たちも脚本もすごく良かったし、娯楽として楽しめるドラマとしては総合点でやっぱりこれが私としては今季1番でした。明日から月曜という日曜日の夜に、楽しいままで寝るっていうのは最高でしたよね」最後まで名作揃いとなった’25年冬ドラマ。続々とスタートする春ドラマは、果たしてどのような見ごたえとなるだろうか。
2025年04月05日(写真:時事通信)「第三者委員会の調査報告書において、当時の私の対応に厳しい指摘を受けました。その指摘を真摯に受け止め、私としてはこれ以上、関西テレビの社長の職を続けるのは不適切と考え、本日付で辞任したという次第です」4月4日、臨時取締役会後の会見でこう明かしたのは、関西テレビ代表取締役社長の大多亮氏(66)だ。フジテレビ時代は『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』といった名作を数々手掛け、「トレンディドラマ」を代表するプロデューサーとして名を馳せた。その後は、専務取締役などを歴任し、’24年6月に関西テレビの社長に就任していた。大多氏といえば、90年代に女優の鈴木保奈美(58)との不倫疑惑を写真週刊誌に報じられ、’96年に刊行した自著のなかでも、そのことを匂わせるような記述をしていたことでも知られている。大多氏が言及したのは、元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発する問題で、今年1月にフジテレビが設置した第三者委員会が3月31日に公表した調査報告書だ。’23年6月に同局の元女性アナウンサーが中居氏から性暴力を受けたことが認定されたほか、大多氏を含む経営陣に起因するガバナンス機能不全も指摘されていた。報告書では、港浩一前社長(72)、当時専務の大多氏、執行役員のG氏らが、女性が性被害を受けたと訴えていること、深刻な症状で入院したことを知りつつ、人権侵害の問題が発生した可能性を認識せず、中居氏の性加害事案を「プライベートな男女間のトラブル」と即断していたと指摘。被害女性の命を最優先にするとの方針を決めつつ、中居氏の番組を継続させたことなど、大多氏ら経営陣の対応について、《性暴力への理解を欠き、被害者救済の視点が乏しかった》《経営リスクの高い案件についての重要な意思決定が、編成ラインの 3 名のみ、編成の視点のみ、被害者と同じ女性が関与しない同質性の高い壮年男性のみで行われたことに驚きを禁じ得ない》と糾弾している。大多氏は今回の会見で、「何よりも謝りたいのは女性Aさんに対してです。Aさんの心情に寄り添うことができず、彼女を苦しめてしまった。本当にお詫びしたい」と謝罪。そして、こうも語った。「報告書の中でやはり不快な思いをしたと書いてあったが、そうだとすれば全く私の認識が甘かった。時代からずれてたという思いです」というのも、第三者委員会の調査は中居氏の性暴力事案だけでなく、フジテレビ内のハラスメント問題にも及んでおり、そこでも大多氏の名前が挙がっていたのだ。たとえば、調査報告書170ページでは、《大多氏においては、特定の男性有力番組出演者との食事会の席に女性アナウンサーを同席させる会合を定期的に繰り返していた》と指摘。大多氏に不適切な会合との認識はなかったというが、167ページでは男性有力番組出演者から《「女子アナの皆様との会、よろしくお願いします!」》との依頼をLINEで受け、大多氏がそれに応じた会合をセッティングしていたという記述もあり、第三者委員会はこう結論付けている。《両者の LINE のやり取り内容に加え、男性アナウンサーは参加不可であったこと、食事会の席では下ネタ等の性的な話題も多く話されていたこと、アナウンサーとしては当該男性タレントとの業務上のつながりは薄いことなどの実態からすれば、主として当該有力番組出演者の歓心を得る目的をもって、性別・年齢・容姿などに着目して女性アナウンサーを同行させていたと認められる》また、171ページでも、大多氏が男性番組出演者との会合で《下ネタで盛り上がっていた》との報告が。大多氏はヒアリングに対し《参加した女性アナウンサーらが嫌がっていることは無かった》との旨を述べるも、社内外の実態調査では《不快な思いをしていた旨述べる者》がいたと明らかになったとしたうえで、以下のように評価した。《客観的にはセクハラが成立し得る状況であり、女性アナウンサーらとしては、その場で苦情を申し立てるわけにもいかず調子を合わせて我慢していただけの可能性もある》なお、中居氏から被害を受けた女性は3月31日、代理人弁護士を通じてこんなコメントを寄せている。《私が受けた被害は一生消えることはなく失ったものが戻ってくることはありません。このようなことがメディア・エンターテインメント業界だけでなく、社会全体から無くなることを心から望みます》数々の名作トレンディドラマを送り出してきた大多氏だが、“時代の流れ”を読み間違えたようだ。
2025年04月04日3月31日にフジテレビが設置した第三者委員会による調査報告書が公開され、自身の女性トラブルの詳細が白日の下に晒されることとなった中居正広氏(52)。昨年12月にトラブルが報じられる直前まで、ある“思い込み”をしていたようだ。問題視されているのは、中居氏のトラブルそのものだけでなく、諸関係者によるその事後対応。報告書によると‘23年8月21日、港浩一社長は大多亮専務(役職はいずれも当時)からトラブルの報告を受けたにもかかわらず「プライベートにおける男女トラブル」と認識。『まつもtoなかい』への中居氏のレギュラー出演は継続するとの判断となった。「港氏や大多氏は、急に『まつもtoなかい』を急に終了させると憶測を呼び、女性Aを刺激しかねないという思いから中居氏の継続を決めたということです」(スポーツ紙記者)しかし’24年8月末に女性Aがフジテレビを退職したことを受け、『だれかtoなかい』を’25年4月の改編タイミングで番組終了させることを決定。中居氏は同年11月21日に懇意にしていた編成幹部B氏を通じて番組終了の報告を受けた。このとき中居氏は女性トラブルが関係するのかと尋ねたが、B氏は総合的な判断であると回答したという。「ダウンタウン・松本人志さん(61)が性的トラブルを報じられ芸能活動を当面休止したことで、『まつもtoなかい』は’24年2月から『だれかtoなかい』にリニューアルしました。以降、二宮和也さん(41)やムロツヨシさん(49)が司会者として出演しましたが、もともとタイトルにも据えられていた松本さんが出演しないとなると、番組の根幹も崩れたといわざるを得ません。こうした経緯があるだけに、中居さんは、番組終了はどちらかというと松本さんの騒動に起因するものと認識していたかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)ところが‘24年10月上旬ごろから女性Aの退職に中居氏が関係しているのではとのうわさが広がるように。そして同年12月13日、女性セブン編集部が中居氏(のんびりなかい社)宛に質問状を送付。質問状は、トラブルの事実を確認する質問だけでなく、次のようなものもあったという。《『だれかtoなかい』が来年3月で終了する背景に、上記トラブルが影響しているのか。》報告書によると、中居氏と代理人弁護士であるK弁護士は、B氏に《女性Aの件は『だれかtoなかい』の終了とは関係ないよね》と尋ねたというのだーー。「B氏は、内心では関係あると思いつつも、中居氏に配慮して『そうですね』と回答したということです。大物タレントであり長年の付き合いがある中居氏に気を遣ったところもあったのかもしれませんが……。また報告書によると、このころにはすでに『週刊文春』も取材に動き出していることを中居氏は把握していたといいます。まもなく事態が明るみになることを覚悟していたはずですが、それでも『だれかtoなかい』の終了と女性トラブルが無関係だと思い込んでいたとは……。あまりにも無自覚だと言わざるをえません」(前出・スポーツ紙記者)『だれかtoなかい』の終了の経緯について、報道直前まで誤った認識を持っていた中居氏。腹心のB氏さえ真実を教えてくれず、スターの“のんびり”な奢りがあったのかもしれないーー。
2025年04月04日4月4日放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、FUJIWARAの藤本敏史(54)が先輩に怒られた“食事中の振る舞い”について暴露される場面があった。リスナーのメッセージから、藤本が「失敬な奴かどうか」をトークしていたナインティナインの2人。岡村隆史(54)は「失敬なのかな?うるさいけどな。敬う心を失ってしまっているというのがフジモン……」と述べると、矢部浩之(53)は「あー、もうフジモンや」と一言。そして「自分が勝ってしまうねん、フジモンは。欲とか。わかってるねんけど。先輩をちゃんと敬ってるねんけど。優先順位(の上位)が自分やねん。出てしまうねんね、とっさに」といい、「結果、失敬なヤツになる」と大笑いした。そこで、岡村は木村祐一(62)に藤本が怒られたというエピソードを語った。それは「冷麺にお酢を入れようと思って、先輩である木村さんが、『フジモン、ちょっとお酢取って』って言うと、『はい!』って言うて自分のにかけてから、木村祐一さんに渡しちゃったから『おい!』って」という“失敬話”で、スタジオでは失笑が漏れることに。岡村によると’80年代の後半に、吉本の若手が集まっていた「心斎橋筋2丁目劇場」では養成所上がりで師匠を持たない分、上下関係が厳しかったという。岡村は「東野(幸治)さんが言うてはりましたけど、雑誌とかね、『それ何読んでんの?』ってなったらパン!と閉じて、パッてそのまま浜田(雅功)さんとかに渡してたと。だから、そんなフジモンみたいに『お酢とって』『はい!』ていってジャ!って自分でかけて渡すってことは、それは考えられへんと」と話し、木村は教育係的な立ち位置だったためなおさら藤本の行動はあり得ないと述べた。岡村は「自分やったらその場でどうしてたやろうな」と自問自答したものの、矢部は「いや、かけへんて」と即答。そして、岡村は「かけんのが、やっぱフジモンやな。やっぱ失敬やな!」というと、矢部も「フジモンは失敬やね」と結論付けた。「岡村さんの話した藤本さんの件は沖縄国際映画祭の打ち上げでのことだといいます。焼き肉店に行き、藤本さんの行動に『先輩が先に酢を取ってくれって言うてんのに、先にかける後輩がどこにおるんじゃ!』と思わず木村さんは激怒。この打ち上げにはダウンタウンの松本人志さんも同席していたそうです。今田耕司さんは後から合流したそうですが、木村さんが激怒した後だったため、場が静まり返っていてビックリしたといいます」(芸能関係者)藤本の“失敬さ”がなくなる日は来るだろうか?
2025年04月04日中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発する一連の問題で、フジテレビが設置していた第三者委員会は3月31日、同局の元女性アナウンサー(以下、女性A)が中居氏から性暴力を受けていたことを認定。2人のあいだで交わされていたメールの中身も明らかになった。公表された調査報告書によると、中居氏は’23年6月2日夕にメールで《今晩、ご飯どうですか?》と女性Aを誘った。当初、中居氏は他のメンバーを誘っていること、店を探していることを伝えていたが、夜に《メンバー見つからずです~どうしよかね。2 人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど》と投げかけた。結局、中居氏は《お店のレパートリー》も乏しいとし、自宅マンションで会うことを再度提案。なお、第三者委員会のヒアリングに対して中居氏は最初から誰も誘わず、店も探していなかったことを明かしている。女性Aは食事の誘いに同意し、同日に中居氏の自宅マンションで被害に遭う。報告書では女性Aの同意について、《この同意が真意に基づくものであったとはいえない。女性 A は、CX (編注・フジテレビ)の重要取引先であり番組出演者である大物有名タレントである中居氏の誘いを断ることにより仕事に支障が生じると考え、拒否できなかった》と評価し、女性Aの被害は《業務の延長線上》に起こったと認定している。報告書によると、女性Aと中居氏が連絡先を交換したのは’23年5月31日。この日は、彼女が被害に遭ったマンションで、女性と複数のタレント、フジテレビや他局のテレビ関係者が参加した「BBQ会」が開かれていた。当日、中居氏は主に調理を担当し、女性Aは皿洗いや配膳、中居氏の手伝いをしていたという。そして、会がお開きになると、“寿司が食べたい”という中居氏の発案で、女性Aとフジテレビの編成幹部B氏(当時)の3人で寿司店を訪れた。寿司店では、B氏が中居氏と女性Aに対し《つきあっちゃえばいい》と発する一幕も。B氏は第三者委員会のヒアリングで、この発言に関し《記憶はないが、発言した可能性はある》との旨を述べているものの、女性Aは《とんでもないとして、即座に否定した》という。女性Aと中居氏の求めにより連絡先を交換したのは、BBQ会か寿司のいずれか。ヒアリングに対し、女性Aは以下のような旨を説明している。《中居氏が自分の親と同年代であり、MCとしての仕事ぶりを尊敬し、信頼していたため、連絡先の交換についても不安感はなかった》女性はあくまでも業界の先輩として中居氏を敬っていたが、中居氏はその信頼を利用する形で裏切ったのだ。このヒアリングの記述をめぐって、Xではこんな声が上がった。《連絡先交換の際の女性の心情として「親と同年代」「MCの仕事ぶりを尊敬し、信頼していた」から…っていうの見て切なくなった。そして断りづらいしね》《『自分の親と同年代であり、MCとしての仕事ぶりを尊敬し、信頼していたため、連絡先の交換についても不安感はなかった』って書いてあって、普通はそうだよなと胸が痛んだ》《すし店のときは「親と同年代の中居正広」に対して、まさか性の対象に見られると思ってなかったんだよ》《信頼できる年配の大物司会者が子供や孫のような若い女性に手を出そうとするなんて、警戒どころか想像すらできないよね》
2025年04月04日4月1日に移籍を発表した松岡茉優「正直言って、松岡さんがヒラタグループから移籍するのは“時間の問題”と、業界の関係者はみていました」そう語るのはプロダクション関係者。4月1日、女優・松岡茉優(30)が所属事務所の移籍を発表した。決断について彼女はこうコメントしている。《私がヒラタグループに所属して、今年で22年になりました。(中略)30歳になりこれからの人生を考えた時、浮かんできたのは挑戦したい、でした。(中略)あたたかく支えられた居場所ではなく自分で考え、自分で判断し、進むことでしか知り得ないもので、守られるのではなく、自分と向き合って視野を広げていきたいと思っています》前出のプロダクション関係者が続ける。「確かに彼女は子役時代からヒラタグループに所属していましたが、この7年間ほどは円満とはいえない関係でした。彼女の最初の移籍は’18年1月のこと。『ヒラタオフィス』から系列の『ヒラタインターナショナル』に移ったのです。直接の理由は、彼女がマネージャーから罵倒されたとして、当時のヒラタオフィスの社長に移籍を嘆願したのです。実母といっしょに事務所を訪れ、『ほかの事務所に移らせてください。無理なら、女優を辞めてもかまいません』とも申し出たそうです」本誌がこの件を報じたのは’18年5月のこと。本誌が、事務所に事実を問い合わせた直後、両事務所がHPを更新し、移籍を公表したのだ。当時ヒラタインターナショナルには、宮﨑あおい(39)や多部未華子(36)も所属しており、子会社ながら“少数精鋭のプロダクション”となった。だが、その蜜月も4年ほどに過ぎなかった。「松岡さんは’22年4月には、『ヒラタインターナショナル』から『ヒラタフィルム』に再移籍したのです。同じグループの中でも、短期間での2度の移籍は異例のことで、業界でも話題となりました。『ヒラタインターナショナル』では、多部未華子さんのほうが話題のドラマやCMへの出演が多く、松岡さんはそれを次第にストレスと感じるようになったそうです。年齢は多部さんのほうが上ですが、松岡さんも演技力に自負があり、宮﨑さんは仕方がないにせよ、多部さんよりも“格下”と見なされることが耐えられなかったと聞いています」(前出・プロダクション関係者)それから3年のいま、『株式会社Don-crew』とエージェント契約を結んだ松岡。「前事務所の『ヒラタフィルム』で、松岡さんは知り合いの女性をマネージャーとして迎え入れたそうですが、知り合いだからこそ、人間関係がこじれてしまうこともこの業界では、よくあることです。それにしても、松岡さんほど活躍している女優で、約7年間で3度も移籍するのは極めて珍しいと思います」(前出・プロダクション関係者)コメントには《これまでと変わらず精進して参ります》とつづった松岡。新事務所には上野樹里(38)や水川あさみ(41)も所属しているが、今度こそ“格付け”なども気にせず、自分とだけ向き合って女優道を邁進することができるだろうか。
2025年04月04日4月3日、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)が食道がんの治療のため当面活動を休止することを自身のYouTubeチャンネルで発表した。動画では、「去年の秋からちょっと体調がよくなくてですね、なんとか頑張って働いていたんですけども、今年2月にあまりにも体の調子が悪くて、病院で検査しましたところ、がんになってしまいました」と食道がんを患ったことを告白。その上で「診ていただいた先生の話によると、早期に見つかったということで、少し安心しているんですが、入院をして、手術をして、体力が戻るまで、しばらくの間、芸能活動を少しお休みするということになりました」と治療に専念すると話した。そんななか、一部ファンの間では病気の公表の2週間ほど前に見せていた“ある異変”が注目を集めていた。「石橋さんはPrime Video『MLB東京シリーズ』のスペシャルナビゲーターを務めていました。3月15日に東京ドームで行われたジャイアンツ対ドジャース戦や、18日・19日のカブス対ドジャース戦などの中継にも出演していたのですが、その際に声がガラガラで出ていないとして心配の声があがっていたんです」(WEBメディア記者)このことに気づいた視聴者のXでは、当時から石橋の体調を心配する声が上がっていた。《石橋貴明の声(のど)が心配だな大丈夫か?》《今、ドジャース対ジャイアンツ戦をアマプラで見てますが石橋貴明さんの声がかなり出てない。逆に心配になります》《アマプラでドジャース戦を時間差で見てるけど、石橋貴明の声が聞き取れない部分が多い。喉がヤバくないか?》《石橋貴明の声ガラガラだけど大丈夫か?聞いてて健康状態が心配になる》「YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』では、15日の試合前練習に報道陣として入った石橋さんに密着。石橋さんは『大谷さんだ!大谷さんだぁ!でっけぇ……!』『スネルだ!うぉぉでっけぇ……!スネルでけぇぜ!!』などと選手を見て嬉しそうにはしゃいでいましたが、確かに声がかすれていて絞り出すように話していました。声自体の不調は、昨年ごろから指摘されていましたが、この頃より顕著になっていたようです。体調が悪いなか、無理して仕事をしていたのかもしれません」(前出・WEBメディア記者)高校野球の名門・帝京高校野球部出身で、映画『メジャーリーグ2』に出演したこともある石橋。がんを患いながらも仕事を続けたのは”野球愛”と”責任感”からだろう。しばらくは全力で休んでほしい。
2025年04月04日アメリカのハーバード大学は、2025年秋から、世帯年収が20万$(約3千万円)以下の学生の学費を全額免除にすると発表しました。現在は世帯年収8万5千$以下の学生の学費を免除していますが、その対象を大きく広げます。また、世帯年収10万$以下の学生には、食費や住宅費、健康保険料など授業料以外も全面的に支援するといいます。2024~2025年度の授業料や寮費などを含む年間負担は8万6千~9万1千$なので、大きな支援となるでしょう。ここで注意したいのは日本との給与水準の違いです。日本の平均年収は460万円(2023年分、国税庁)に対して、アメリカの平均年収は9万4千700$です(約1千320万円、2023年、Salary Explorer)。日本の約3倍と考えると、アメリカの世帯年収20万$は日本では年収約1千万円程度に当たります。学費免除の対象者はアメリカ家庭の86%というのも納得です。実は、同様の学費免除はすでに、マサチューセッツ工科大学やペンシルベニア大学が行っています。経済的に困難な家庭の出身者にも門戸を広げて優秀な学生をより多く集めたいと考えているのでしょう。アメリカでは優秀な学生の争奪戦が始まっているのです。■経済的に困難な家庭の出身でもよりよい教育をいっぽう日本では「高校無償化」が論議されています。現在は年収910万円未満の世帯に、公立私立を問わず年11万8千800円が助成されていますが、2025年度からは所得制限を撤廃。2026年度からは私立高校生向けの上乗せにも所得制限が撤廃され、最大で45万7千円を助成する方針です。背景にあるのは、少数与党である石破政権が期限内に予算を成立させたいという思惑です。そのため日本維新の会が提唱する高校無償化を受け入れたといわれますが、教育問題を“政争の具”に使わないでいただきたいと強く思います。私は私立高校まで全員無償にする必要はあるのかと懐疑的です。それよりも、国立大学の学費免除を広げてほしいと思います。経済的に困難な家庭の出身でも、勉強をがんばれば国立大学へ無償で進学でき、よりよい教育を受けられる土台を作ってほしいのです。もちろん教育支援は勉強だけに限りません。スポーツでもゲームでも、好きで得意なことを伸ばす教育体制の構築のために、限られた国の予算をどう使えばいいのか、熟議が必要でしょう。日本の国立大学は小泉政権下の2004年から独立行政法化され、大学独自で“稼ぐ”ことを求められるようになりました。その結果、東京大学は2025年度から約11万円学費を値上げします。日本の国としての教育費支出は、経済協力開発機構(OECD)に加盟する36カ国のうち、ワースト3位です(2024年)。恥ずかしいと思いませんか。政治家には子どもたちの教育に真摯に向き合い、抜本的な教育改革に取り組んでほしいものです。
2025年04月04日昨年12月から報じられていた元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブル。フジテレビが今年1月に設置した第三者委員会は3月31日、同局の元女性アナウンサー(以下、女性A)が中居氏から性暴力を受けていたことを認定した。公表された調査報告書によると、女性Aは’23年6月2日に中居氏の自宅マンションで被害に遭った。当日、中居氏はメールで自宅での食事に女性Aを誘い、女性Aはこれに同意したものの、報告書では中居氏がフジテレビにとって有力な“取引先”であり、女性Aは誘いを《拒否できなかった》と評価。女性Aがかねて証言していた《業務の延長線上》における性被害が認められた。報告書では、性暴力事案前後の中居氏と女性Aの接触も明らかになっている。まずは、’21年12月18日、都内の高級外資系ホテルで開かれた「スイートルームの会」。女性Aはフジテレビ編成幹部B氏(当時)の誘いで会に参加。他には中居氏や同局における有力出演タレントのU氏、3名の女性アナウンサーが参加していたという。この会で、女性A、中居氏はそれぞれ別の時間帯に途中で帰宅しており、スイートルームの料金38万1365円はB氏が《番組のロケ等施設使用料の名目》でフジテレビに建て替え請求し、同局から支払いを受けているという。トラブル2日前の’23年5月31日には、女性Aと中居氏、B氏の3人ですし店で飲食。この会食の直前、女性Aも参加した中居氏の自宅マンションで行われたBBQ会では、中居氏が飲食代を負担していたため、すし店の飲食代1万5235円をB氏が《「番組企画の打合せのため」の「接待飲食代」》としてフジテレビ側に建て替え請求している。そして、被害に遭った影響で摂食障害と鬱で入院した女性Aは’23年7月14日、中居氏に対し《自分の収入では高額な医療費を賄えないため治療費・入院費の支払いをしてほしい》などの旨をショートメールで伝える。これに対し、中居氏は《見舞金を支払う旨、贈与や税金等の関係からその範囲内で行いたい旨、共通の知人であるB氏に届けてもらう形としたい旨を提案した》という。結局、女性は受け取らなかったが、B氏が、見舞金100万円が入った封筒を入院先の病院に運搬している。なお、女性は見舞金を受け取っておらず、中居氏側に返却している。上記の通り、報告書で明らかになっている範囲では、中居氏はスイートルームの会、寿司店では金銭を支払っていない。また、見舞金を100万円に設定した意図は不明だが、法律上で金銭を授受する側の課税ラインは年間110万円超となっており、申告する場合は贈与者の続柄を記入する必要がある。こうした中居氏の“金払い”に、Xではこんな声が上がっている。《すべて番組経費でテレビ局に払わせるケチな手口》《セコっ!沢山稼いでた人が局に払わせるんか》《中居正広、現場で全員分のお弁当を配ってくれたとかいうエピソードあるけど、その裏でホテルスイートルーム飲み会のホテル代はフジテレビの経費か、外ヅラだけ良いダッサいドケチ》ある芸能関係者は言う。「ホテル代やご飯代については、フジテレビ側が“接待”として行っている側面もあるので、経費として処理した可能性があります。とはいえ、いずれも中居さんにとっては大した額ではないでしょうし、今までのイメージからすると、支払っていてもおかしくはないですよね。また、見舞金で税金を気にしたことについても、女性側の手間や受け取れる額が減るという点を気遣った可能性も大いにあります。ただ、最終的に弁護士を通じたやり取りのもと巨額の解決金を支払ったと報じられていますが、ここまで大事にならなければ“100万円”で済まそうとしていたとも受け取れます」SMAP時代から国民的スターとして、芸能界で巨万の富を築いた中居氏。自身はメディアで“倹約家”であることをたびたび明かしていたが、関わる人々に対しては“太っ腹”であることで知られていた。「’21年11月、V6解散直後の岡田准一さんが映画舞台挨拶で履いていた革靴が話題を呼びました。これは中居氏が贈った靴だったのですが、『V6』『OKADA』の刻印があり、一足約29万円、アルファベット2文字で3万5000円の破格ぶり。この靴を“門出祝い”として、V6の元メンバー全員に贈っていたんです。同年8月に特にかわいがっていたKis-My-Ft2がデビュー10周年を迎えた際には、メンバー7人の刻印が入った白のマイクを贈呈しており、付属品なども合わせると総額400万にのぼったそうです。また、中居氏といえばこれまでに被災地やコロナ禍の医療現場に寄付を行ってきたことでも知られています。私財を500万円以上寄付した人に授与される紺綬褒章も3度受賞しており、寄付総額は5億円を超えるともいわれています。そのほか、東日本大震災発生後に、がれき撤去や炊き出しのために被災地入りする姿を覚えている人も多いのではないでしょうか」(女性誌ライター)報告書で明らかにされた“裏の顔”。騒動による損害賠償請求の可能性も取り沙汰されているが――。
2025年04月04日「男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ誰か来れるかなぁ。」(原文ママ、以下同)3月31日、中居正広氏(52)と女性とのトラブルに端を発したフジテレビの一連の問題を受け、第三者委員会が調査報告書を公表。中居氏と被害女性とのやりとりなどが赤裸々に明かされた。冒頭の文面は、トラブルが起きる直前に開催された中居氏の自宅でのBBQにおいて、中居がフジテレビ社員に人集めの指示をしたメールだ。中居氏のメールは誤字脱字が多いが、その文章からは彼の思惑が漏れ出していて――。BBQ開催の2日後、中居氏はBBQに参加した元フジテレビの女性アナウンサー(以下、女性A)にショートメールで「今晩、ご飯どうですか?」と連絡。その後2人はメールにて予定や時間をすり合わせているのだが、「雨のせいか、メンバーが歯切れわるくいないです。飲みたいですけど、さすがに2人だけだとね。どうしましょ。」「隠れ家的な、お店。自信はありませんが、探してみますね」第三者委員会の調査によると、中居氏は“他の参加者への声掛け”“お店探し”どちらもしていなったという。中居氏は再び女性にメールを送る。「(仕事)終わりました。メンバー見つからずです~。どうしよかね。2人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど。」「お店のレパートリーが情けないですが乏しく…笑。どうしよかね。」「●●(地名)で飲みますか!この間の。なら、安心かもです。どうでしょ」とBBQを行った中居氏所有のマンションでの食事を提案。中居氏と2人きりでの食事に女性Aは抵抗感を抱くも、第三者委員会に次のように話している。《直前、誰も集まらない、いい店がない、それならこの前みんなでバーベキューをしたところでごはんはどうですか?と仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。》中居がメールでずっと女性の意思を確認しているようにも取れるが……テレビ局関係者はこう話す。「“どうしましょ”、“どうしよかね”という言葉が何度も使われていますが、相手方に選択肢を与えているようで、与えていないと思います。女性Aさんが言うように2人の立場は明確に違います。会社全体でお世話になっている国民的タレントと局アナ。報告書にもありましたが、女性は中居氏からの誘いを断ることで仕事を失う不安を感じています。立場に圧倒的な差があり、選択肢になっていない」結果、中居氏の自宅が“現場”となった。中居氏のBBQ開催からトラブルまでの一連の“手口”に対して、ネットニュースのコメント欄には、《52歳にしてはじめてやったとはとても思えないので、今まで同じ手口の成功体験があったんだろうね》《完全に常習化していたのだと思います 自分は特別だし何をしても許されると思っていたのでしょう》などと常習性を指摘する声も目立った。アイドルとして、タレントとして、1つの天下を取ったといえる中居氏。だが、その手口はあまりにも狡猾かつ姑息だった――。
2025年04月04日ゆきぽよのInstagramより3月30日、『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)にゆきぽよこと木村有希(28)が出演。そこで明かしたラーメン店でのエピソードが反響を呼んでいる。番組では南海キャンディーズの山里亮太(47)が、大分県の別府温泉でローカル・ルールを破った際のエピソードを取り上げていた。そのルールとは「湯船のふちに腰を掛けてはならない」というもので、山里は地元の男性に「別府はな、ふちに座らんので(座っちゃいけない)」「30年前やったらあんた死んじょるで(死んでるよ)」と注意されたという。この話にちなんで、スタジオでは「観光地や常連の集う場所で、独自のルールを知らずに怒られたことは?」というトークテーマに。話を振られたゆきぽよは、二郎系ラーメン店でのエピソードを明かした。通常のラーメン店の場合、店員に「すみません!」と声をかけて食券を渡したりするが、ゆきぽよの訪問した二郎系ラーメン店はそうではなく、声をかけたものの店員は「今じゃねえ」と一言。怒られて戸惑ったゆきぽよだったが、待っていたところ店員が来たので食券を渡すことに。しかし、二郎系ラーメン特有の「マシマシ」といった注文方法をよく理解していなかったそうで、こう語った。「調べなかった私も悪いんですけど、初めて行ったときに(注文を)うまく言えなくて。店員さんからもお客さんからも冷ややかな目で見られたから、それからはちょっと行きにくくなっちゃって……。一回も行けてないです、それから」すると、MCの千原ジュニア(51)は「怖いねー!」と驚き。政治ジャーナリストの青山和弘氏は「どういうタイミングで食券を渡すんですか?」と正しい渡し方について疑問を呈したが、ゆきぽよは「わっかんないんです……。多分、空気読むんでしょうね」と困惑してみせた。「二郎系ラーメンのお店では、例えば黙々と食べなくてはならなかったり、食後には丼をカウンターの上にあげて布巾でテーブルを拭く必要があったりと、ローカルルールが多いんです。このようなルールは店舗によっても異なります。もちろん、高圧的に接する店舗ばかりではありません。ただ、独自ルールが初心者にはわかりづらく、怒られてしまったと話すゆきぽよさんを擁護する声が相次いでいます」(ウェブメディア記者)ネットでは、こんな声が上がっている。《ゆきぽよは事前に調べなかった私も悪いって言ってくれてるけど、ドレスコードなどがある格式高いレストランとかならまだ分かるが、普通ふいに立ち寄る飲食店の注文方法とか事前に調べないし》《いや、全然悪くないと思います。それこそラーメン屋に限らず初めて入るお店だったら券売機の有無や支払い場所、支払うタイミングすら知らずに入るでしょうから、教えてあげるか伝わりやすく説明書きがあるのがこちらとしてはありがたいです》《お客様は神様とは思わないけど、店員と客は対等であるべきじゃないですかね》《店内ルールが厳しい店は別にあってもいいけど、観光客や出張ビジネスマン等の初見客が嫌な思いをしないよう、入店前に分かるような注意書きをしておくべきだとは思うなぁ》
2025年04月04日中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る問題が連日世間を賑わす中、注目を集めている笑福亭鶴瓶(73)。中居氏と被害女性が参加したBBQに同席していたことで、一時的にスシローの広告から削除され、後にスシローが謝罪する事態となるなど、とばっちりをくらってしまったほか、3月上旬には自身のトークライブで、芸能界を引退した中居氏の近況を明かしたことが話題に。中居氏の事件と合わせて何かと注目を集めてきたが、実は本人自身の”異変”に心配が集まっている。「昨年から声の調子が悪い様子でガラガラ気味ではありましたが、今年に入ってそれがより顕著になっているんです。特に今年の2月以降はSNSで鶴瓶さんを心配する投稿が急増しています」(芸能リポーター)特に『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)や『A-Studio+』(TBS系)など、鶴瓶の出演する番組が放送された日は必ずと言っていいほど、X上で鶴瓶を心配する声が上っている。《鶴瓶さん声ガラガラだが大丈夫かな》《鶴瓶師匠…どうしたの…凄い声…》《A-Studio久しぶりに見たんだけど、鶴瓶師匠の声は風邪かなんかなの?ずっと?大丈夫????》《鶴瓶さんの声心配になるぐらいガラガラなんだけど大丈夫なのだろうか?》《鶴瓶さん、声どうしたの?》実は、3月3日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に鶴瓶が出演した際、鶴瓶は冒頭から「すんません、こんな声で。ずーっとしゃべりすぎで。こんなことになったんです」と自身の声の調子を詫び、不調の理由を「年末から独演会とかずーっとあって」と、しゃべりすぎと説明。テレビ出演などのほかに年間200席ほど落語家として高座に上っていることも明かした。また、3月27日に放送されたラジオ番組『トークでパンチVS武川』(MBSラジオ)では、武川智美アナ(56)が録音収録された鶴瓶のインタビューの放送が終わった直後に、鶴瓶の声について言及。「ちょうどこの日に、鶴瓶師匠はずっと花粉症じゃなかったんだけれども『今日なった』って言うんですよ。『今日、花粉症になったって』言って」と、花粉症発症が不調の一因だと説明されたといい、「本当にちょっと声が出しづらそうで本当に申し訳なかったんですけど。鼻もかみながらって状態で、声出しにくくてなんかしんどそうやなと思ってたんですけど。体は元気だったんです。ただ、お声が掠れていて。『今日なった』っていうから、いやそんなことはないと思うけどなと思いながらお話を伺ったんですけど」と労い、フォローした。「実は、同じく大御所の明石家さんまさん(69)も昨年、声が出なくなり心配されていました。夏ごろから不調が始まったそうで、ピーク時には声が出なさすぎて出演したテレビ番組に字幕がついたほど。一時期は声の不調から引退まで考えていたそうです。しかし、半年ほどで自然と治ったよう。同じように鶴瓶さんの声も復調するとよいのですが」(前出のレポーター)友人のピンチで心中穏やかではないだろうが、ファンのためにも体を労ってほしい。
2025年04月04日親はいまは元気でもいち認知症になるかはわからない(写真:Luce/PIXTA)「介護費用は親の資産から捻出するのが原則です。しかし、親が認知症になったら、親の預金口座などは凍結され、引き出せなくなります。急ぎ対策を進める必要があります」そう指摘するのは、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さん。認知症患者が持つ資産の凍結は、国としても大問題だ。というのも、認知症患者が持つ金融資産額は増加の一途をたどっている。三井住友信託銀行の試算によると、2030年には約218兆円に増大し、これは家計金融資産全体の11%に相当するという。これほどの資産が活用されずに埋もれてしまうのは、日本経済にとっても大きな損失だろう。日本証券業協会は2025年2月、認知症患者のために「家族サポート証券口座」という新たな仕組みを構築した。これを使えば、親が認知症になった後も子どもなどが代理人となって親の資産運用を続けられる。また、銀行や保険会社にも、あらかじめ代理人を指名する制度があるようだ。親の資産を守るために、子どもは何ができるのだろう。自身も親の財産の把握や整理に着手したという山中さんに聞いた。「親が認知症になっても、キャッシュカードと暗証番号があればATMから出金できると考えている人がいますが、本来はNGです」最近はたとえ妻でも、銀行窓口で夫名義の口座から出金できないだろう。親の口座も同じだという。ただ高齢者は認知機能の衰えのほか、病気などで入院することも増えてくる。「そうした事態に備えて、預金者本人の認知機能が確かなうちに、『代理人』をあらかじめ指名する仕組みがあります」(山中さん、以下同)名称は銀行によるが、みずほ銀行では「代理人予約サービス」、三菱UFJ銀行では「予約型代理人サービス」などと呼ばれる。利用するには、まず預金者本人が銀行窓口に出向き、代理人を指名する。預金者の認知能力に問題がない間は預金者自身が取引を行うが、認知症を発症したら、指名された代理人が銀行に診断書を提出して、取引が始められるのだ。ほとんどの銀行で手数料は無料だ。「ただし、銀行によりサービス内容はさまざまです。なかには代理人の指名制度がない銀行もあります」たとえば、代理人による取引の開始を「預金者の認知・判断機能が低下したとき」に限る銀行もあれば、「預金者が銀行窓口やATMに来店できなくなったとき」とする銀行もある。親が利用する銀行で代理人ができること、できないことなどを確認しよう。「認知機能が低下してからでは、代理人の指名はできません。早めの手続きが肝心です」■制度利用の前に親の資産把握しておくことそして、よく似た手続きは保険会社にもあるという。「『指定代理請求制度』です。保険の契約時や契約途中でも、指定代理請求人を設定できます」保障の対象となる被保険者に特別な事情、たとえば病気などにより保険金等を請求する意思表示ができない場合、指定代理請求人が保険金や給付金の請求を行える。治療上の都合で、親ががんなどの病名や余命の告知を受けていないにも、がん治療に関わる入院給付金や手術給付金、リビング・ニーズ特約保険金などを請求できるのだ。「指定代理請求人は保険金等の請求はできますが、保険の解約はできません」また証券会社は、冒頭で紹介した家族サポート証券口座を準備している。「現在でも『予約型代理人』を指定する制度がありますが、投資商品の売却はできても買付けはできません。しかし、親の資産をうまく運用するには、投資商品の買付けまでできる手段が必要だろうと、家族サポート証券口座が制度設計されたようです」実際に利用できるのは、8月ごろの見込みだという。「家族サポート証券口座はあらかじめ代理人を決め、公正証書で委任契約を結ぶ必要があります」金融機関にはそれぞれ代理人の制度があるが、利用の前に親の資産を把握しておくことが大前提だ。とはいえ、たとえ親子でもお金の話を切り出すのはむずかしい。「親のお金事情を聞き出すのではなく、親が困っていることを手伝うというスタンスが重要です」山中さんは「最近、私の保険を整理したら、思った以上に大変だったわ。お母さんは大丈夫?整理できてる?」などと聞いたそう。「高齢者には役所からの書類がたくさん届くものです。『ちゃんと手続きできてる?手伝おうか』といった声かけもいいでしょう。親はきっと多くの書類にうんざりしているでしょう。手伝おうかと声をかけると、喜ぶ親御さんが多いと思います」まずは保険の証券などを整理して、リストを作るのがおすすめだ。「どこの保険会社に、だれが(被保険者)何の目的で(保障内容)いくら(保険金等の金額)受け取れるかをリスト化しましょう(表参照)。その際、証券番号とコールセンターの電話番号を忘れずに。保険金などはコールセンターへの電話で請求できます」保険の整理が進んでくると、親は安心するのだろう。銀行通帳なども見せてくれるようになる。「銀行預金については、銀行名、支店名、口座番号と現時点の残高をメモしてください。光熱費やクレジットカードの引き落とし口座や年金が振り込まれる口座も確認を。複数の年金がある人は口座が分かれていることもあります」親が投資などの資産運用を行っているなら、どの証券会社か、株か投資信託かといった投資の種類、投資金額などを控えておくとよい。「高齢者でもネット証券を利用する人がいます。必ずIDとパスワードを聞いてください。利用していることを知らなければ、親の財産を取りこぼすことにも」きょうだいにはどう伝えればいいのだろう。「事前に『親の預金などを整理する』とひとこと伝えておくのがポイントです。その後、作ったリストを見せ、通帳などの保管場所を知らせておくといいでしょう」このとき、利用頻度の低い銀行口座などは解約して口座数を減らすことも大切だ。また高齢者は手術に耐えるほどの体力がない人も多い。本当に必要な保険を選んで、不要な保険の解約を検討しよう。「資産を整理しシンプルにすることで、管理が楽になります。代理人の指名手続きも整理してからでないと大変ですよ」■成年後見人が必要になる場合は早めに準備をきょうだいがいる場合、代理人は誰が務めるといいのだろうか。「親の近くに住んでいる人がいいと思います。金融機関との委任状のやり取りや、印鑑が必要という事態にも対応しやすいでしょう」実際の介護が始まったら、「勝手に親のお金を使った」などときょうだい間でもめることも。「父を看病したときは、父の寝室に現金の出し入れを記録するノートと財布を置いていました。おむつを買った、通院時のタクシー代を払ったなどの使途と金額をノートに記録し、財布から現金を受け取ります。ノートにはその日の出来事などもメモして、交換日記のように情報を共有していました。財布の現金がなくならないよう管理するのは姉の担当でした」親が今は健康でも、認知症はいつ発症するかわからない。「代理人の手続きを先延ばししていて認知機能が怪しくなってから慌てて駆け込んでも、金融機関がすでに認知症だと判断したら、代理人の指名はできず、成年後見制度の利用を求められることがあります。また、自宅を売却して高齢者施設の入所金にあてたいときなど、不動産の売却は成年後見人しかできません」成年後見制度には法定後見と任意後見の2種類ある。認知機能が低下してからだと法定後見を選ぶこととなり、後見人には弁護士などが選任されることが多い。となると、後見人が決まるまでに最低でも1カ月はかかり、後見人への謝礼は財産額にもよるが月2万~6万円かかる。なにより認知機能が低下してから任命された後見人は、親の希望を知ることができず、希望に沿った支援はむずかしい。「実家の売却などが予想される場合は、親が元気な早い段階から成年後見の手続きを始めましょう。親の認知機能が確かなら、子どもなどを任意後見人として指名することも可能です」親の認知症で資産が凍結されるのを防ぐには、前述の金融機関の代理人指名などの簡単な手続きから、早く手を打つことが重要だ。「認知症なんてまだまだ先」と笑い合えるうちに、準備を始めよう。
2025年04月04日気に入った言葉は積極的に使いたがるまめですが、正確さがまだちょっとイマイチ。幼児期の頃のような可愛い言い間違いをなかなか聞くことができなくなった今、たまの言い間違いが聞けるのは貴重な楽しみです。まめもそろそろ5年生、言い間違いをそのままにしておくと困るシーンも出てくるのでその都度教えてはいるのですが、たまに正解を教えるのを躊躇ってしまうような味のある言い間違いに出会うと少々葛藤します。
2025年04月04日