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再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第20回】『師任堂、色の日記』ーーイ・ヨンエの新作、その価値と出来について 13年ぶりのイ・ヨンエの主演作『師任堂、色の日記』は、最近になって地上波BS放送とレンタルで、やっと一般的に視聴できるようになった。事前の情報通り、現在と歴史上の役柄がパラレルになった凝った設定になっているが、家庭を持っている主婦の、単なる美術講師から教授になるまでのサクセスストーリー的な内容であれば、おそらくイ・ヨンエがこの役を受ける可能性はなかっただろう。これまで積み上げてきたキャリアに付け加わるものは何もないからだ。 実際、イ・ヨンエに限らず、40代半ばの女優を主役にするのにふさわしい設定は現代劇ではなかなかあるものではない。かといって、いまさら単なる長編時代劇では、何のために、『チャングムの誓い』の続編の出演を拒んできたのかわからない。 だからなのか、このドラマはそんな期待に十分応えたもので、基本ストーリーの一部に『ある日どこかで』(’80年の米映画、原作はリチャード・マシスン)をヒントにしているのは間違いなく、500年の時空を超えたSF的な設定での過去と現在の交差は、従来のTVドラマではあり得ないような独自の内容構成になっている。そこに本人なりの価値観を見出したから出演に至ったのではないか。 「歌を忘れた金糸雀は〜」の倣い通り、もう一度歌を歌ってもらうにはそれなりの舞台を用意しなければならない。この作品はイタリア海外ロケから始まり、大学の研究室や海外の学会というアカデミズムの現場を通して、500年前の時代劇の世界にも移行する広大なスケールの構成を持つ。そして、アカデミズムの生態、SFファンタジー、時代劇という三種類の要素を溶かし込んだ、およそ韓国ドラマで考えつくだけの贅の限りを尽くしたものといえる。 まさしく、イ・ヨンエ出演のために、そのすべての期待と条件を満足させるために準備されたものだが、これが意外にも佳作に仕上がっているのは、やはり脚本を始めとしたスタッフの努力の賜物だろう。過去の遺跡、暗号等のヒントから、現在の謎を解くパターンは『ダ・ヴィンチ・コード』等でもよく見られる設定だが、そのキーワードを国宝級の絵画にしたところが非凡であり、イ・ヨンエはこの大役に見事に応えている。少なくとも13年ぶりの復帰作として、その名誉は守られたというべきだろう。
2017年09月04日「いつものことですが、台本を飽きるくらい、何回も読みました。読みすぎて眠れず、体が泣いているように感じて、撮影中は、夜に散歩して気をまぎらわせていましたね。でも、そこまで追い込まれた作品のほうが、あとで褒めてもらえることが多いので、今回もそうなれてよかったな、と」 こう語るのは、今や日本映画に欠かせない役者の1人ともいわれる岡田准一(36)。数々の名演技の裏には、毎回これほどまでにストイックな準備があったのだ。公開中の主演映画『関ヶ原』でも、正義を貫き、愛を信じた戦国武将・石田三成役を全身全霊で熱演している。 「原田(眞人)監督が、25年間構想し、細部までこだわって撮影していました。自分にとっても大切な作品になると感じましたし、ああ、これこそ時代劇、という熱のこもった現場でしたね」 戦国史上最大規模の戦いを真正面から描いた本作。そんな戦いのさなかでも三成は、正室がいながら助けた忍びの初芽(有村架純)を愛してしまう。合戦の前に「終わったら一緒に旅に出よう」と告げるシーンに、胸がキュンとなる。 「初芽とのシーンはちょっとした恋物語。監督も大事にしたい、と言っていましたが、僕も同じ思いです。壮大な歴史スペクタクルのなかの、三成の正直でピュアな感情。ありきたりなラブではなく、淡い恋なんですが、そのバランスが絶妙なんです」 映画のテーマでもある「愛と野望の激突」。本作は愛を貫く三成と野望に燃える家康という対極を描いているが、岡田自身は? 「僕は、何事にも優しくなれる男でありたい。仕事でもプライベートでも。もう30半ばになって、刺激的なことや、面白いことも求めてないですしね」 今回の撮影で、岡田は溺愛している甥っ子を合戦の現場に呼んで見学させたが、反応はあまりなかったそう。 「この映画のすごさを理解できるようになるのは、まだまだ先みたい。いまの彼にとっていちばんすごいのは、『超ひらパー兄さん』。あの園長をやっているのが僕の叔父さんだよ、っていうのが誇りみたいです(笑)」
2017年09月04日9月1日、EXILEのボーカル・TAKAHIRO(32)と女優の武井咲(23)の結婚を双方の所属事務所が発表した。武井は妊娠3カ月で、18年春に出産予定だという。 14年1月に連ドラ、15年3月にスペシャルドラマが放送された「戦力外捜査官」(日本テレビ系)で共演し急接近した2人。15年4月には「FLASH」が熱愛をスクープ。TAKAHIROが武井のマンションを訪れる様子を報じていた。 大物カップルの結婚に、発表直後からSNSでは祝福の声が殺到した。2人と親交の深いお笑い芸人・小籔千豊(43)もそのひとり。 小籔はネットニュースに結婚記事が上がった直後、自身のインスタグラムで2人の結婚を祝福した。しかし彼がインスタグラムに記事を投稿したのは、まだ正式発表前だったのだ。 「実は、ネットニュースの記事が上がったのは事務所が発表する数時間前でした。マスコミ各社は発表前に事務所から報告を受けることがあるのですが、それを事前に記事にすることはご法度。今回、事務所発表前にネットニュースで報じられたことは異例のフライング配信だったのです。ですからそれをみた小籔さんが記事を見てインスタグラムに投稿してしまったのも、ある意味仕方ないと思いますが……」(マスコミ関係者) 期せずして"フライング投稿"してしまった小籔。一旦記事を削除して、正式発表後改めて祝福の言葉をインスタグラムに投稿した。 《#御結婚おめでとうございます #マジめでたすぎ #ナイスガイとナイスガール #えーやつとえーやつ #お似合いすぎ》 フライングしてしまったことに関してはこう説明。 《#ネットニュースなってたからインスタしたらまだ本人コメント前だったからドキドキしてすぐ消した #フライング申し訳ない》 さらに、芸人らしいコメントも。 《#しかも調子乗ってPOPIHIRO&ポピ井咲とか言ってた #はずい #フライングしてまでPOPIHIRO&ポピ井咲言いたかったんかい #たいしておもろもないのに必死で》 2人を祝いたい気持ちが強すぎたがため、先走ってしまったのかも!?
2017年09月04日「監督いわく、人に頼ってぶら下がり系だけど、女の強かさも持っている女性だと。髪も脱色して外見から内面まで、意思が強そうな田中麗奈要素をとにかくなくしてって(笑)。私にはないカラーを要求されたことが、役者としてはとてもうれしかったです」 そう話すのは、公開中の映画『幼な子われらに生まれ』で夫に依存する主婦を演じる田中麗奈(36)。子連れ再婚の夫婦が、2人の間に子どもを授かったことで起こる葛藤を描く本作。田中は、2人の娘を連れて夫の信(浅野忠信)と再婚した妻の奈苗を演じる。義理の娘との気まずい関係から妻の出産を喜べない信に対して、産む気満々の奈苗。空気は読めないが、ぎくしゃくした家族をつなぐキーパーソンでもある。 ドキュメンタリー出身の三島有紀子監督からは、脚本にないせりふや芝居が常に要求された。 「奈苗が話しかけることで、家族の時間が回りだしていく。うざく思われても、それが彼女の役割なんです。だから、イルカの写真集を眺めている娘に『あ、水族館行ったよね』なんて、家族の共通の思い出を探して話し始めたり……。考えることは多かったけど楽しかったです」 信役の浅野忠信と元夫役の宮藤官九郎と共演した感想を彼女はこう語る。 「浅野さんは、一緒にやっていても、それ脚本にあったっけ?と、一瞬わからなくなるほど、せりふの順番をバラしたり、並びのいい言葉より自然であることを体現している方です。宮藤さんはDV夫の役ですけど、そこに哀愁や後悔が垣間見えてすごいなぁと」 映画は夫の信視点で進んでいくが、監督は最後に奈苗のあるシーンを追加したという。 「あそこで奈苗の葛藤やストレスが解放される。演じるうえでも支えになったし、妻側のメッセージにもなる。主婦といえども、頼ってるだけじゃないんだよ、本当はねって」 奈苗の空気の読まなさは、妻としての強かさなのだろう。結婚後、この役と出合えたことは、田中にとって大きな節目となったようである。 「自分自身が家族を持ったので、家族がある温度感みたいなものを、今、体に浸透させてる感じなのかな」 女優・田中麗奈の第2章の幕開きにふさわしい作品だ。
2017年09月04日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【霊にも性欲があるんだな~と気づいた瞬間】 僕の周りには、常に5~6人の霊がくっついています。さながら「はやとも御一行様」って感じです。つい目が合っちゃったりすると、もれなくついてくるんですよ。きっと自分の姿が見えてることがうれしいんでしょうね。 でも僕の場合、姿は見えても、何かしてあげられるわけじゃないので、数時間すると離れていってしまいます。そうやって、毎日のように霊をとっかえひっかえしてるんですが、たまになかなか離れてくれない霊もいるんですよ。 この間、自宅でエロ動画を見ていたら、僕とスマホの間にぬっとおじさんの顔が入りこんできて。エロ動画をじーっと見てるんです。霊にも性欲あるんだな~なんて思いつつ、おじさんの頭のせいで動画が見えないので、スマホを横にずらしました。 そうしたら、おじさんも一緒についてくるんですよ。スマホを右に左に動かしてみても、寝転んだり起き上がったりしてもダメ。エロ動画にくっついてくるんです。ほんと、すごい邪魔でした。 しょうがないので、エロ動画は諦めて寝ようと、スマホを消したら、おじさんの顔がいきなり「くるんっ」とこちらに振り返って。めちゃくちゃ、にらみつけてくるんです。 そんなに見たかったのか……と申し訳なく思いつつ眠りについたんですが、翌朝目が覚めたとき、目の前におじさんのにらみ顔があって、心臓が止まるかと思いました。一晩中、僕のことにらみ続けてたみたいです。エロ動画への執念、すごすぎますよね。
2017年09月03日9月1日大安。女優の武井咲さん(23)とEXILEボーカルのTAKAHIROさん(32)の入籍が報じられました。武井さんは妊娠しているとのことで、来年にはママになることも公表されました。 人気若手女優と人気アーティストの結婚に、両ファンは今どんな気持ちでしょうか。個人的にはお腹の赤ちゃん含めて祝福する気持ちの方が強いのですが、人気の芸能人同士のカップルならではの難しさも同時に感じてしまいます。 ■「結局付き合っていた」という事実は裏切りなのか? 武井さんとTAKAHIROさんの交際については、かねてより報じられていました。しかし当初、両サイドともに「仲の良い友人の一人」と否定し、武井さんの事務所側は「今後は2度と会わない」とまでコメントしていました。 そんな否定コメントを裏切る形で“デキ婚”を発表したことになる2人。混乱や裏切られたと感じるファンがいるのも仕方ないのでしょう。しかし交際を否定した裏には芸能界で生きるための異質なルールが絡んでおり、「好きだけど離れられない。でも認めることもできない」という苦しさを感じます。 異質なルールの1つは、武井さんの所属事務所オスカープロモーションに存在する「25歳まで恋愛禁止」というものです。 オスカープロモーションでは所属する部によって違いがあるものの「10代でデビューした人は25歳まで、20代でデビューした人は5年間、恋愛を禁止する」というルールがあるそうです。つまり23歳の武井さんの恋愛を認めることは、オスカーのルールを破りメンツをつぶすことにほかならないのです。 また「EXILEには恋愛禁止はない」とHIROさんが以前にイベントで明言していたようです。しかし上下関係が激しいグループでは、何かと恋愛や入籍のタイミングについて難しさがあるものです。 ある意味で強行突破になってしまった今回の結婚報告は、芸能人としての難しさをギュッと濃縮した問題なのかもしれません。 ■「女優武井咲」の真価が問われる!23歳デキ婚 23歳での出産は女性としてみれば適齢期でしょうが、女優生命を基準に考えると難しい選択なのかもしれません。出産によってキャリアが立ち止まり、母となった武井さんは「女優としての真価」が問われることになるでしょう。 出産後は、今まで演じてきた恋愛ドラマのヒロイン役にハマりにくくなる可能性があります。いっぽうで母親役などにも挑戦できるため、役柄の幅は広がります。つまり、立ち位置の転換を迎えることになるでしょう。 前例でいえば、女優の広末涼子さん(37)です。彼女も人気絶頂だった23歳にデキ婚しています。出産後すぐ表舞台に戻った広末さんは変わらぬ透明感で今も愛され続け、女優としても存在感を発揮しています。 子を持つと、周りの環境も人も変化します。しかしそこでも女優を続け輝き続けるのか、それとも子育てに専念するのか。武井さんの母親になる経験が女優人生にどう影響するのか、個人的には楽しみです。 そして美男美女なおふたりの結婚ですが、祝福と同時に“恋愛における弱肉強食”を感じずにはいられません。 美女は結局、顔がよくて人気や権力もある魅力的男にサラッと奪われていくもの。わかっていたことではありますが、恋愛ヒエラルキーの頂点を見せつけられた気がします。そのため一部のショックを受けている武井咲ファンにも、エールを送りたいと思ったのでした。
2017年09月03日「週刊文春」(文芸春秋)でコンサート共演した中学生に往復ビンタしたと報じられ騒動になっていた世界的ジャズトランペット奏者の日野皓正氏(74)。1日に羽田空港で会見し、釈明した。 同誌によると、8月20日に東京都世田谷区で行われたコンサートで日野の指導を受けた中学生約40人がジャズを演奏。その際に日野が予定時間をオーバーしてソロ演奏していたドラムの男子生徒のスティックを取り上げ、往復ビンタを食らわせたという。同誌のネット版ではその動画も公開されている。 会見で日野氏は「演奏前にドラムをたたき始めたから『バカヤロー』って怒ったのに、まだやめないからちょっとたたいた」と釈明。生徒は演奏後に控室で日野へ謝罪したそうで、「それで済んだ話なんだ。お前ら記者が騒ぐと、お前らがその生徒をいじめることになるんだぞ」と報道陣に苦言を呈した。 「ワイドショーなどにとっては格好のネタで、コメンテーターたちからは賛否両論が巻き起こりました。しかし同誌に対してビンタを食らった生徒も、その父親も日野に非がなかったことを認めています」(芸能デスク) そんななか“往復ビンタ騒動”が巻き起こってからネット上で話題になっているのは、あるアカデミー賞作品だ。 「15年のアカデミー賞で助演男優賞など3部門を受賞した『セッション』です。主人公はビンタされた生徒と同じジャズドラマー。その主人公が入学した音楽学校の教師は、体罰や罵声を浴びせる常軌を逸した指導。日野はその教師の姿をほうふつとさせました。クライマックスでは主人公がチームワークを乱したソロ演奏をすることもあり、『あの生徒はセッションを見たに違いない』と話題になっています」(ベテラン映画ライター) 映画は多くの人々の心を打ったが、今回の騒動は当事者たちにとって後味が悪い結果となってしまった。
2017年09月03日ダウンタウンの松本人志(53)が9月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。漫才コンビ・ますだおかだの岡田圭右(48)の別居報道について言及した。 年末特別番組の『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)で岡田と共演経験のある松本。「いつも岡田君、星条旗の生地でつくったタキシードと帽子を被って、“ハッピーボーイ!”と言って出てくるんですけど、無理してたんやな……」と、神妙な面持ちでコメントした。「“アンハッピーボーイ”じゃなくて、“ハッピーボーイ”でまた出てほしいなぁ」と願いを込めた。 夫婦が別居すること自体は、「僕なんか、結婚した当初から“別宅”というか、マンションを借りていて。仕事場として、そっちで寝泊まりすることも全然あって。逆に、(夫婦の)距離感としては良かった」と、自身の体験を語った。 いっぽう、お笑い芸人のバカリズム(41)は、「岡田さん、ずっと黙っていたわけですよね。これってたぶん、話しても面白くないから黙っていたわけじゃないですか。キャラクター的にも。それをわざわざ(周りが)掘り起こして……」とコメント。 岡田が応じた囲み取材の映像についても、「要は、普通のことを言わなきゃいけない。あんな陽気な岡田さんが、家族のことも気を遣いながら、何も面白くすることができない。かわいそうだなって思う」と同情した。 岡田の別居報道は、8月29日発売の本誌がスクープ。直撃取材に応じた岡田は、「子供も大きくなって、お互いにこれまでの人生を振り返り、それぞれ自分の人生や老後のことを考えたときに、温度差がありました」と別居の理由を説明。一部で報じられていた“離婚決意報道”については、9月1日に行ったイベント後の囲み取材にて否定している。
2017年09月03日「40周年って、私自身はそれほど長い気がしないというか、精神面は昔となんら変わらない。ただ、どんどん変わっていく世相に合わせて表現を変える必要に迫られることはありました。黒電話や公衆電話だったのが、途中から携帯電話になったり(笑)」 そう語るのは、漫画家の美内すずえ先生。連載開始から昨年で40周年。演劇漫画の金字塔として時代を超えて愛される『ガラスの仮面』。初の本格的な原画展が、松屋銀座8階イベントスクエアにて開幕したが、40年の歴史を彩るモノクロ原稿、カラー原画など展示数はじつに400点以上。作者の美内先生が語る作品誕生秘話、名シーンへの思いとは――。 「実は私、『ガラスの仮面』より7年前、17歳のときに読み切りの演劇漫画を描いたことがあったんです。高校の演劇部を舞台に、人と人とがお芝居で真剣勝負する物語は、読者の評判もよかった。新しい連載を始めるときにそれを思い出して」 舞台裏を取材することはあえてしなかったと振り返る。 「現実を知ると空想の翼が羽ばたかなくなるんじゃないかと思ったんです。実際のお稽古を見ていたら、体中を竹ざおで固定する“竹ギブス”も生まれなかったかもしれない(笑)」 ヒロイン北島マヤと宿命のライバル姫川亜弓が演劇界の幻の名作『紅天女』の主役の座をめぐって競い合う物語。はたして、完結するのか? 「20年以上前からラストの構図まで決まっているんです。でも、描きたいことがありすぎて、なかなかそこにたどり着けない(笑)。皆さま、あと少しお待ちください。結末は絶対描きますので、最後までついてきて!」
2017年09月03日夏緑(漫画原作者以下、夏)「『しっぽの声』は編集長からあらかじめ、『これはストーリーや描写もかなりハードな作品だから、つらすぎて読めない人もいるかも。売れないかもしれないけれど、ごめんなさい』と、言われていたので、心配してました」 杉本彩(女優・49以下、杉本)「そうでしたね。飼育放棄のために飢えた犬たちが共食いをしたり、自分の前足を食べてしまったりなど、残酷なシーンも多いですけれど、それが現実ですから、あえてソフトにする必要もないと思います。読者の皆さんが、目を背けずに動物たちの叫びを真摯に受け止めてくださっているのは本当にうれしいですよね」 ネコノミクスなど、いまもペットブームのさめやらぬ日本。特にペットショップで販売されている子猫の価格は高騰しており、希少種になると100万円以上の値がつくという。だがその陰で、売り物にならなかったり、売れ残ったりした犬や猫たちは人知れず処分されている。 そうした愛玩動物たちの現実を生々しく描いて話題を呼んでいるのが漫画『しっぽの声』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載中)だ。原作担当は夏緑、作画担当は、ちくやまきよし。小栗旬主演でドラマ化された漫画『獣医ドリトル』も手がけたコンビだが、今回はさらに動物愛護活動に長年尽くしてきた杉本彩も協力している。 『しっぽの声』第1話では、子犬を自宅で繁殖させて儲けようとする悪質なブリーダーが登場する。売れ残った犬たちの飼育を放棄したため、部屋には糞尿どころか、死骸まで放置され……。 杉本「実際に近親交配などで“売り物にならない子犬”が生まれたら、すぐに首をひねって処分するような悪質なブリーダーもいるんですよ。行政による殺処分は、ボランティアが引き取って、里親を探すケースも増えたことで減ってはいます。しかし流通過程など民間で命を落とす場合の死亡数は、犬の場合それを上回る規模ではないかと考えています。ペットショップの問題は大きいですね」 夏「日本では保健所からの譲渡がまだまだ一般的ではなく、ペットはペットショップで買うという人が大多数です」 杉本「そして、それを支えているのはパピーミル(子犬工場・子猫工場)。そのとき人気になっている動物を無計画に繁殖させて無計画に売る、このシステム自体が道徳に反していると私は考えています。犬や猫の種類にブームがあるなんて本当に恐ろしいことですよ。それに商品として動物を販売する場合、“売れる期間”はとても短い」 夏「幼くて体も小さいかわいい時期だけということですね」 杉本「その短い期間に、すべての動物がきちんとした家庭に迎えられる保証はありません。売れ残った動物たちは、遺棄されたり引き取り屋(※ペットショップや繁殖業者から動物を引き取り、飼育する業者。動物たちが劣悪な環境で飼育されている)の手に渡ってしまうのです」 本誌記者「そうした動物たちを助けるためにはどうすればいいでしょうか?」 夏「海外には、保健所に保護された動物たち専用のペットショップがあるんです。日本でもそのシステムが広まるのがベストですね」 杉本「でも、ペットショップで子犬、子猫を売りながら、かたや保護動物も売るというのは絶対にダメです。残念ながら、成犬の保護動物を、お金を出してまで欲しいという人は、ほとんどいないですからね。あくまでも買えるのは保護動物だけというようにしなければいけないと思います」 夏「杉本さんから伺ったお話では、殺処分に関わるエピソードも興味深かったです」 杉本「動物福祉の向上を願いながらも、病気や老齢、収容可能頭数の超過などの理由で殺処分せざるをえなかった現場の人々の葛藤は、想像を絶するものです。自分の無力さを痛いほど感じながら、活動している人たちもいるのです」 杉本は犬猫の保護活動を25年間続けており、その活動のなかで動物たちを襲っているさまざまな問題を知った杉本は、活動を広げていき、’14年2月には公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを設立。自身も地方の行政施設や被災地から引き取った8匹の猫と3匹の犬と同居中。来年は「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正される予定で、杉本も東奔西走の日々を送っている。 杉本「長年芸能活動をしてきたおかげで、政治家や行政の担当者に会ってもらいやすいとは思います」 夏「杉本さんならではの活動ができるわけですね」 杉本「ほかの団体さんからの意見も整理して国や行政に伝えることもEvaの役割の1つです」 夏「『しっぽの声』は、これまでは犬を中心に話が展開していましたが、猫やほかの動物も扱っていくので、引き続きよろしくお願いいたします!」 杉本「もちろんです!残念ながらいまの日本社会には、夏先生に物語にしてもらいたい題材が山積みなんです。ペットだけではなく、畜産動物の問題や動物園の問題もあります。『しっぽの声』ができるだけ長く続くように、精いっぱい協力させていただきます」
2017年09月03日杉本彩(女優・49以下、杉本)「お久しぶりです!夏先生とは、頻繁にメールでやり取りをしていますけれど、実際にお会いするのは、連載が決まったとき以来ですね」 夏緑(漫画原作者以下、夏)「そうですね。『しっぽの声』の反響も大きいそうで、少しほっとしています」 ネコノミクスなど、いまもペットブームのさめやらぬ日本。特にペットショップで販売されている子猫の価格は高騰しており、希少種になると100万円以上の値がつくという。だがその陰で、売り物にならなかったり、売れ残ったりした犬や猫たちは人知れず処分されている。 そうした愛玩動物たちの現実を生々しく描いて話題を呼んでいるのが漫画『しっぽの声』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載中)だ。原作担当は夏緑、作画担当は、ちくやまきよし。小栗旬主演でドラマ化された漫画『獣医ドリトル』も手がけたコンビだが、今回はさらに動物愛護活動に長年尽くしてきた杉本彩も協力している。 夏「杉本さんは小さいころから、動物といっしょに生活していたんですよね?」 杉本「そうですね。捨てられた猫を引き取って飼い育てることを続けていました。だから、本当に家族同然だと思っています。大人になってからも、猫の保護活動を続けていたのですが、あるいたましい事件が起こって……」 夏「『ひろしまドッグぱーく』(’05年に経営破綻で閉園した犬のテーマパーク)ですね」 杉本「たくさんの犬たちが衰弱した状態で発見され、また敷地には40匹以上の死骸が埋められていたんです。報道にショックを受け、すぐに広島に飛びました」 動物たちを襲っているさまざまな問題を知った杉本は、活動を広げていき、’14年2月には公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを設立した。’15年には、協会の代表として、動物愛護の啓発イベントで講演したが、その姿を見ていたのが現・ビッグコミックオリジナル編集長の中熊一郎氏だったのだ。 夏「中熊編集長もかなりの愛犬家なんです」 杉本「中熊編集長には、『動物たちの現状を改善するために何か新しい企画をやりたいと考えているので、そのときは協力してほしい』と、おっしゃっていただきました。そして昨年、新しくスタートする漫画のなかで殺処分問題なども取り上げたいので、原作に協力してほしいというお話があったんです」 夏「ちょうど13年間続いた『獣医ドリトル』の連載が終わっていたこともあり、私たちが『しっぽの声』を担当することになりました」 本誌記者「杉本さんは具体的にはどのように漫画制作に携わっているのですか?」 杉本「私たちが持っている資料写真を提供したり、現場で見聞きした情報や、受けた相談例などを夏先生にお話ししたりしています」 夏「そのお話をもとに、私が原作を書いています。テレビドラマでいえば、脚本のようなものですね。特に、実際に動物保護に携わっている方たちのエピソードを伺っていると、どんどんストーリーが広がっていきます。杉本さんのおかげで、かなり早い段階でキャラクターも固まりました。実は杉本さんご本人をモデルにしたキャラもいるんですよ(笑)」 杉本「え!誰ですか?」 夏「主人公の1人の天原士狼(※動物保護シェルターを運営している男性)です」 杉本「うれしいです!いつも士狼に共感しながら読んでいるんです。すごく芯の強い男性ですよね」 夏「初めて杉本さんにお会いしたとき、あまりにおきれいなので驚きました。でもそのいっぽうで、動物のことを話しているときは、笑顔なのにそれがとても怖いのが印象的で……。『そうか。この人は、動物たちを取り巻いている環境をすごく怒っているんだな』って感じたんです。そういった“怒り”を漫画でも表現していきたいです」
2017年09月03日「僕は戦争映画でカタルシス(鬱屈した気持ちが浄化されること)を描いてはいけないと思っています。カタルシスというのは不幸なことでも悲しいことでも、それに埋没してしまうとある種、気持ちがいいという状況になる。映画にはそもそも、そのカタルシスが濃厚にあるんです。だから非常に危険。反戦映画を撮っていても、結果的には好戦映画になってしまう恐れがあるんです。昨今、そういう戦争映画が多いんです。主題歌が流れるなか、かっこよく敬礼して大空に飛び立ち、敵艦に突入していく。ああ、次にこの国に何かあれば、僕だってそうするぞ、そういうカタルシスを生んでしまう。映画にはそういう怖い力もあるんです」 映画作家の大林宣彦さん(79)は、『転校生』をはじめとした“尾道三部作”など、名作の数々でみずみずしい感性をフィルムに焼き付けてきた。リハビリ療養中ということで杖こそ突いていたが、病気の前と変わらない、柔らかい口調で語り始めた。 大林さんにがんが見つかったのは、壇一雄の小説を原作とする新作映画『花筐/HANAGATAMI』(12月16日公開)に取り組んでいたときだった。『花筐』は、戦時中の佐賀・唐津を舞台に、「自分らしく生きて、自分らしく死にたい」と切実に願う若者たちを描く群像劇。 「昨年の8月のことです。映画の撮影に入る前に受けた検査結果から『骨に異常があるから、きちんと調べたほうがいい』と言われましてね。唐津の撮影現場に入って、さあ、いよいよ明日から撮影だという日に、唐津赤十字病院で念のため再検査を受けたんです。まず、異常がある骨を診てもらいと、がんが見つかった。続けて検査した大腸や胃は何も問題はなくて。最後に肺を調べてもらったら、ステージ4の肺がんだとわかった。余命半年と診断されました。それでも、撮影は待ってくれません。初日からいきなり2日間、徹夜で撮りました。そして、改めて病院に行ったら今度はいきなり余命3カ月と宣告されて。『たった2日間で余命が3カ月も減るっていうのは大変なことだぞ』と思いましたよ。ですが、自分でも不思議なほどネガティブな気持ちはいっさいなかった。それはやはり、伝えなければいけないメッセージがあるから。命懸けで撮らなければならない映画があるからなんです。僕には、大先輩から託された“遺言”があります」 映画の持つ力を誰よりも知っていたのが黒澤明監督だ。大林さんは50歳のとき、黒澤明監督の映画『夢』のメイキングを作るために連日のように、撮影現場で彼の間近にいる機会があった。『夢』は黒澤監督自身が実際に見た夢を原案にしたオムニバス映画。黒澤監督は大林さんに、映画にはならなかったがこんなストーリーを話してくれたという。 『ある日突然、世界中の人間が手にしている銃を投げ捨てるんだ。すると皆、両手が空になる。しょうがないから目の前にいる敵と抱き合う。そうすると“なんだかこのほうがいいな”と言って、世界から戦争がなくなる、そんな夢の映画だよ。世界中の人がこの映画を見て“本当だ、このほうがいい”と抱き合ってごらん。10人に1人が、いずれ100人に20人に増えて、“ああ、このほうがいいや”と思う人がどんどん増えていくよ。そういう映画を20年も30年も上映してごらん。映画を見た世界中の人がそう思ってくれたらどうだ、大林くん、そういう力と美しさが映画にはあるんだよ』 そして、黒澤監督はこうも大林さんに言った。 『しかし、平和を確立するのは時間がかかる。愚かな人間は、戦争はすぐ始められるけれど、平和を確立するには、少なくとも400年はかかるだろう。俺があと400年生きて、映画を作り続ければ世界を平和にしてみせるんだが……俺はもう80歳だ。人生がもう足りない。ところで大林くん、きみはいくつだ?』 聞かれるがまま、大林さんは当時の年齢を答えた。「50歳です」と。 『そうか、50歳か。ならば俺より少しは先に行けるだろう。そしてきみが無理だったら、きみの子どもが、さらにはきみの孫たちが、少しずつ俺の先の映画を撮り続けてほしい。そして、いつか俺の400年先の映画を作ってほしい。そのときにはきっと、映画の力で世界から戦争がなくなるぞ。だから、俺たちの続きをやってね』 「これが“世界のクロサワ”から託された、遺言なんです。そして、本当に世界から戦争がなくなったら、映画もいらないんです。皆が健康になったら医師が失業するようにね。同じように、戦争がない世界が実現したら平和を願い、平和をつくれる映画というメディアもいらなくなる。だから僕は映画がなくなる日を夢見ながら、映画を撮り続けてきたのかもしれません」
2017年09月02日「昨年の8月のことです。映画の撮影に入る前に受けた検査結果から『骨に異常があるから、きちんと調べたほうがいい』と言われましてね。唐津の撮影現場に入って、さあ、いよいよ明日から撮影だという日に、唐津赤十字病院で念のため再検査を受けたんです。まず、異常がある骨を診てもらうと、がんが見つかった。続けて検査した大腸や胃は何も問題はなくて。最後に肺を調べてもらったら、ステージ4の肺がんだとわかった。余命半年と診断されました」 映画作家の大林宣彦さん(79)は、『転校生』をはじめとした“尾道三部作”など、名作の数々でみずみずしい感性をフィルムに焼き付けてきた。リハビリ療養中ということで杖こそ突いていたが、病気の前と変わらない、柔らかい口調で語り始めた。大林さんにがんが見つかったのは、壇一雄の小説を原作とする新作映画『花筐/HANAGATAMI』(12月16日公開)に取り組んでいたときだった。 「それでも、撮影は待ってくれません。初日からいきなり2日間、徹夜で撮りました。そして、改めて病院に行ったら今度はいきなり余命3カ月と宣告されて。『たった2日間で余命が3カ月も減るっていうのは大変なことだぞ』と思いましたよ。ですが、自分でも不思議なほどネガティブな気持ちはいっさいなかった。それはやはり、伝えなければいけないメッセージがあるから。命懸けで撮らなければならない映画があるからなんです。僕には、大先輩から託された“遺言”があります」 50歳のとき、大林さんは黒澤明監督の映画『夢』のメイキングを作るために連日のように、撮影現場で彼の間近にいる機会があった。すると、ある日、黒澤監督はこんなことを話し始めたという。 『大林くん、人間というのは本当に愚かなものだ。いまだに戦争もやめられない』 そして、こう続けた。 『けれども、人間はなぜか映画というものもつくったんだな。映画には必ず世界を戦争から救う、世界を平和に導く、美しさと力があるんだ』 「僕はこの言葉を約30年、ずっとかみ締めてきたんです。そしていま……時代はだんだんと変わってきて、僕たちのすぐ横にも戦争があるんじゃないか、そういう皮膚感覚を持つようになりました。いつも命懸けで、遺言のつもりで映画を撮っています。だから、今回も治療のために撮影を先延ばしにすることは考えられませんでした。東京の病院の担当医に治療法を決めてもらいましたが、基本的には現場の唐津に滞在し、現場と唐津赤十字病院を行き来しながらロケを続けました。すると……その担当医の方が優秀だったのでしょう。勧めてくれた経口の抗がん剤がよい薬で、なおかつ驚くほど僕の体にあった。毎晩、病院で薬を服用し、翌朝、検査を受けてから撮影現場に、という日々を続けていたら、肺がんと骨に転移したがんが、奇跡的に消えたんです」 映画『花筐/HANAGATAMI』は、戦時中の佐賀・唐津を舞台に、「自分らしく生きて、自分らしく死にたい」と切実に願う若者たちを描く群像劇だ。 「何より、この映画の精神によって私は生かされているとも感じています。今回の作品こそは、映画人生の集大成として、いま撮らなければならない、そう強く思っていました。だから、とても死んじゃいられねえやって(笑)」 反戦のへの強い思いが、がんを消し去ったのだろうか。笑顔を絶やさず、大林さんは語り続けた。 「がんになって余命宣告されても、僕はそれを決して後ろ向きには捉えませんでした。むしろ、がんになったことで、映画の大きなテーマでもある『命の自由』を描くことに大いに役立ったように思えた。余命3カ月という現実を抱え込んで撮影に臨めたことが、映画にとってはとてもよかったと思っているんです。『花筐』のヒロインは肺病(肺結核)。いまのがんと同じように、あの時代は多くの人が恐れた病です。映画では、運命の男の恋愛を描きます」 40年前に映画化を企画したとき、肺病も治るし戦争にも行かなくなった現代を生きる大林さんには、「彼らの切迫感を表現することは無理だな」という思いがあったという。 「しかし、いまは戦争の気配を強く感じる世の中になった。原作者の檀さんも肺がんで亡くなりましたが、期せずして同じ病いになった。正直言うと僕は本気で『うれしい』と思ったんですよ。それがいちばんの力になった。最初のカットは肺病のレントゲン写真を見るシーンでしたからね。辻褄が合いすぎているというか……僕はこの運命に従おうと、腹を決めて撮影に臨んだのです。がんが骨に転移していたのも、振り返ればありがたいことだった。最初に見つかったのは骨の異常でしたから。転移していなかったらがんを発見できていなかった、つまりは今ごろ死んでしまっているわけです。もう『転移よ、ありがとう』ですよ(笑)」
2017年09月02日「澤さんは長女のことを本当にかわいがっています。先日も『この子は私の娘ということで、周囲からいろいろと期待されると思う。でも、サッカー選手にならなくてもいい。ただ健康で好きなことを頑張ってほしい。それでどんな形であれ、世界で活躍できる人間になってくれたら嬉しい』と笑っていました」(サッカー関係者) 1月9日、第一子となる長女を出産した澤穂希(38)。女子サッカー界のレジェンドが現役引退してから1年8カ月。引退後の彼女は「ベガルタ仙台」の広報部長を務める夫・辻上裕章氏(40)とともに、仙台で暮らしていた。38歳にしてなでしこジャパンのスーパースターから一児のママとなった澤だが、そこには“意外な誤算”があったという。 「彼女は出産前『出産って本当に大変。覚悟しておいたほうがいい』と脅かされていたんです。でも実際に出産してみるとものすごい安産。しかも育児もあまり手がかからない。娘さんは授乳中以外ほぼ寝ているような子で、夜泣きもしない。あまりの“優等生ぶり”に周囲も『レジェンドの子はやっぱり違う』と驚いています。澤さんも『思っていたより楽』と拍子抜けした様子で、元気がありあまっているようです」(前出・サッカー関係者) そんな時間を持て余している彼女に目を付けたのが、女子サッカー日本代表の高倉麻子監督(49)だ。就任2年目となる高倉監督だが、新生なでしこジャパンは低迷中。そこでチーム再建のため高倉監督が白羽の矢を立てたのが、澤だった。 「澤さんと高倉監督は91年から98年まで『読売ベレーザ』のチームメイトとしてプレーしていました。同じ釜の飯を食べた仲だけに、高倉監督は彼女の“ピッチの外での影響力”も十分知っています。だから澤さんの手があいていると知った高倉監督は『低迷する今の日本女子サッカー界を救えるのは、澤しかいない』と言っているそうです。澤さんも“再オファー”自体は嬉しいでしょうが、悩ましいところでしょう」(別のサッカー関係者) さすがに出産半年で“現役復帰”とまではいかないだろうが……。レジェンドなら“まさかのサポートメンバー入り”もありえるかも!?
2017年09月02日9月1日に放送されたフジテレビ系「ダウンタウンなう」で、土屋太鳳(22)がダウンタウンの浜田雅功(54)の次男の同級生だったことが明らかになった。二人は幼稚園と小学校3年~6年まで一緒で、浜田と土屋は幼稚園の頃から知り合いだったという。 土屋は浜田の素顔について「営業妨害になるのかなって思ったんですけど、すごくいい方で」と暴露。さらに収録中にフジテレビ新入社員のADが登場し、彼も土屋・浜田の次男と同級生だと判明。3人が同じクラスだったこともあるという。 3人は今も仲が良く、収録前日の夜に浜田は次男から「明日、太鳳来るんでしょ?」と話しかけられたとのこと。松本は「次男も来ればよかったのに」と呟き、浜田に「なんでやん、素人やぞ」とツッコまれていた。 その後、土屋は番組からの事前アンケートで「最近芸能界で多い“不倫騒動”について、どう思われますか?」と問われ「古典文学とか読むと昔から繰り返されてることなのかなと思うんですけど、そのことに対して思うことを自分で表現するには、私は未熟だなと思います。でも演技で三角関係を演じると本当に疲れ果ててしまって体の具合まで悪くなってしまうので、私には向かないと思います」と真摯に回答。 土屋の真面目ぶりに、レギュラーメンバーの坂上忍(50)は「隠してる作ってるっていうのがなくて、天然なんじゃないのかっていう純粋さ」と絶賛。松本は「可愛いね~」「娘として完璧」とメロメロ。浜田も終始ニコニコ顔だった。 共演者、視聴者双方から愛されている土屋。好感度の高さの理由が垣間見える一幕だった。
2017年09月02日9月1日、EXILEのボーカル・TAKAHIRO(32)と女優の武井咲(23)が結婚したと双方の所属事務所が発表した。武井は妊娠3カ月で、2018年春に出産予定だという。 14年1月に連ドラ、15年3月にスペシャルドラマが放送された日本テレビ系ドラマ「戦力外捜査官」で共演し急接近した2人。15年4月には「FLASH」が熱愛をスクープ。TAKAHIROが武井のマンションを訪れる様子を報じていた。 双方の事務所は当初そろって熱愛を否定していたが、ひそかに愛を育んでいた2人。その“秘密の期間”である今年2月、武井は本誌対談インタビューで“理想の恋愛の条件”について語っていた。 「やっぱり相思相愛でないとね。私は、どんなときも相手のことを思っているので」(『女性自身』17年2月7日号より) そう一途な姿勢を見せた武井。対談相手であるNHKドラマ『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』で共演した福士誠治(34)から「でも、その“どんなときも”という気持ちは、わかってもらうのは難しいねぇ」と突っ込まれると「(男性に)伝えてほしい!」と発言。さらに「自分からアピールはしないの?」という福士からの質問には「(自分からアピールは)しない(笑)。あまのじゃくだから」と答えていた。 だが9月1日に更新されたTAKAHIROのブログには、武井の「仕事に対するプロ意識や、周りの方々への気配り、家族想いなところ、とても素直で綺麗な心と、その人柄に惹かれ」たとある。武井本人は「あまのじゃく」と自称していたが、その真っ直ぐな想いは伝わっていたようだ。 ちなみにドラマ『忠臣蔵の恋』では大奥に入り将軍の母となる女性・きよを演じ、出産シーンを経験した武井。初の母親役を演じるにあたり、武井は出産間近である同世代の友人に「どんな感じなの?」と電話で聞いていたという。実際に母になる心構えも、もうできているのかも!?
2017年09月02日EXILEのボーカル・TAKAHIRO(32)と女優の武井咲(23)が9月1日、マスコミ各社に直筆署名入りのファクスを送付。この日、都内の区役所に関係者が婚姻届を提出、武井が妊娠3カ月であることを発表した。 2人は14年1月に連ドラ、15年3月にスペシャルドラマが放送された日本テレビ系ドラマ「戦力外捜査官」で共演し急接近。15年4月には「FLASH」(光文社)が熱愛をスクープ。TAKAHIROが武井のマンションを訪れる様子を報じていた。 しかし当初、双方の所属事務所はそろって熱愛を否定。武井の事務所にいたっては「今後は2度と会わないということです」とまでコメントしていた。 「武井さんは事務所に猛反発したといいます。翌月に登場したイベントで『また共演したい』と笑顔で答え、『2度と会わない』との事務所コメントを否定していました」(イベントを取材した記者) その後もひそかに愛を育んでいたようで、16年3月には「女性セブン」(小学館)で武井がTAKAHIROのマンションを訪れる様子も報じられていた。 「武井さんの事務所では『25歳まで恋愛禁止』というのが“暗黙のルール”になっているといわれています。しかし今回の結婚を受け、ネット上では『事務所もそんな規約やめたらいい』『休みなくドラマの仕事を入れられて頭にきて既成事実を作ったのかも』など、彼女に対する“同情の声”が多くあがっています」(スポーツ紙記者) TAKAHIROは3日、都内で行われる出演した映画「HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席する予定。そこでWのオメデタを生報告することになりそうだ。
2017年09月01日《きみがカップ焼きそばを作ろうとしている事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。エレベーターの階数表示を眺めるように、ただ見ているだけだ。 勝手に液体ソースとかやくを取り出せばいいし、容器にお湯をいれて五分待てばいい。その間、きみが何をしようと自由だ。少なくとも、何もしない時間がそこに存在している。好むと好まざるにかかわらず。 読みかけの本を開いてもいいし、買ったばかりのレコードを聞いてもいい。同居人の退屈な話に耳を傾けたっていい。それも悪くない選択だ。結局のところ、五分待てばいいのだ。それ以上でもそれ以下でもない。 ただ、一つだけ確実に言えることがある。 完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。》 発売から2カ月で10万部を突破したベストセラー『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)。冒頭の一文は“村上春樹風”の「作り方」。同書には、さまざまな文豪たちの文体で、100本もの「カップ焼きそばの作り方」が収録されている。読むと思わず「クスッ」と笑ってしまうものばかり。 こんな罰当たり(?)な“文体模倣”本を書いたのは、ライター・神田桂一さん(38)と会社員・菊池良さん(29)。2人は村上春樹の大ファン。昨年、菊池さんがツイッターで投稿した“村上春樹風の焼きそばの作り方”が3万人にリツイートされたことがきっかけで、2人で分担して100人分のパロディを書き上げた。 神田さんが現代文学、菊池さんが近代文学の作家を主に担当したが、もちろんこれまで読んだことのない作家も。 「僕は、その作家が使う一人称と語尾、そして段落のリズムを意識します。あと、行替えをしない作家もいるので、そうした“文章の見た目”も重視します」(菊池さん) 「文章でよく出てくるフレーズを“パターン”として拾っていきます。町田康さんだったら、よくダジャレを入れてくるとか……」(神田さん) じつは今回、神田さんと菊池さんが本誌のために特別版を書いてくれることに!それではご覧あれ。「もしビートたけしがカップ焼きそばの作り方を書いたら」ーー。 《(1)笑っちゃうよな、何が「カップ焼きそば」だっての。だいたいあれって「カップ」なのかよ。四角い箱に入ってるだけだよな。じゃあ、「ウサギ小屋」って言われた四角い狭い家に住んでいる人は「カップ人間」なのかよ。失礼しちゃうよな。安倍さんのアベノミクスで何とかしてほしいぜ。 (2)まー、オイラたち浅草芸人はこういうインスタント食品にだいぶお世話になったけどね。足を向けて寝られないっての。これ読んでいるあなたがどんな境遇かは知らないけどさ。ドバイの石油王かもしれないしな。 (3)ほんと、熱湯を入れて三分待つだけで完成するって、どうかしているぜ。料理番組の「〜したものがこちらになります」じゃねェんだからさ。昔の人が見たら魔法にしか見えねェぜ。オイラもそういう手品師になって発展途上国を巡ってみようかな。食糧問題の解決にもなって、一石二鳥だぜ。ま、今どき騙されねェだろうけどな。少数民族のほうがよっぽどテクノロジーを駆使しているっての。 (4)まァ、せいぜい湯切りに気をつけて作れよな。失敗したら最悪だっての。》 出来栄えの自信のほどは? 「前から、たけしさんの書いた本が好きなのでわりと書きやすかったです」(菊池さん) “たけし文体”の特徴はやはり語尾だそうで、政治家の名前をストレートに出す、自分の生い立ちと絡めて話すなどの特徴があるそうだ。
2017年09月01日「がん治療に明るい光が見えています。がんと診断されてから5年後に生存する人の割合を示す『5年生存率』が、昨年より0.9%上昇。65.2%になりました(’17年8月・国立がん研究センター発表)。そのいっぽうで、がん患者へのアンケートから『働くがん患者の年収は、平均2割減少した』ことがわかりました。減少の理由は、休職、業務量のセーブ、退職がトップ3です。なかには『収入ゼロになった』人が18%もいて、『半分以下になった』人が47%に上ります(’17年8月・ライフネット生命保険調べ)。小林麻央さんなど、がんで命を落とす方もいて、がんへの恐怖はなかなかぬぐえません。しかし、経済的なことに限定すれば、制度を知って賢く利用することで、不安を軽減することができます」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。ただし、それらの制度は自己申告制。知らなかったために生活が困窮することのないよう、荻原さんが“がんの不安を軽減することができる”制度を解説してくれた。 【1】高額療養費制度 「医療費は収入や年齢によって、月々の負担上限が決まっています。たとえば、70歳未満の年収370万〜770万円の方なら、自己負担は月約9万円。それを超えて支払った医療費は、申請すれば返金されます。入院の場合は『限度額適用認定証』を受けておくと、医療機関への支払い自体が限度額になるよう計算してくれ、大金の支払いや返金手続きは不要です。詳しくは、病院窓口にお問い合わせください」 【2】医療費控除 「1の高額療養費制度での返金や民間保険の給付金などを差し引いても、年間の医療費が10万円を超える場合は、確定申告して医療費控除を受けましょう。医療費控除は、5年間さかのぼって申告することができます。体調が落ち着いてからでも間に合いますから、領収証はきちんと保管しておきましょう。先のアンケート調査でも、1の高額療養費制度は病院からの指導もあるようで、利用率が92%ですが、2の医療費控除の利用率は58%。忘れずに申告したいものです」 【3】傷病手当金 「会社員の方なら仕事を休んでも、給料の約3分の2が、最長1年半の間、傷病手当金として支給されます。パートの方なども、社会保険に加入していれば支給対象です。また、1年半を超えても病状が思わしくなく働けない場合は、障害年金が受給できることもあります」 これら公的支援を利用すると、医療費の自己負担はかなり抑えられる。東北大学・濃沼信夫氏の’10年の調査では、がん患者の医療費は平均101万円かかるが、公的支援や民間保険などの給付が平均62万5,000円あった。これを差し引くと、実質負担の平均は約40万円。思ったより負担が少ないと感じる人も多いのでは。 「昨年12月に、改正がん対策基本法が成立し、がん患者が働き続けられるよう配慮することが、事業主の責務として盛り込まれました。がんになったからといって、すぐに辞めないことが大切です。身近にも、がん治療をしながら働いている方が増えてきたように思います。制度などは企業の方針を待たねばなりませんが、私たちはできるだけの応援をしていきたいものです。日本人の2人に1人はがんになるといわれている時代です。お互いさまの精神で、助け合っていきましょう」
2017年09月01日そこのあなたにロックオン!キメつけ炸裂、偏見連発、ゴメンなさいっ!!横澤夏子が鋭い観察眼でチェックする「週刊ヨコナツ砲」 【発見。すぐに“話題の主役”になれる言葉】 恋愛の質問をされたときに“すぐ主役になれるで賞”を受賞する言葉を見つけました。「恋してる?」とか「彼氏いるの?」という普通の質問への答えで、すさまじくスポットライトを浴びる、いや、自ら浴びに行く、そんな言葉です。それは、「当分の間、もう恋愛はいいかな……」。これです。 聞き手は「そうなんだ!?」の一言で終わらせることが逆に失礼に当たるのではないか、と考えさせられます。果たして、彼女に恋愛について突っ込んで聞いていいのか、迷うこともあるでしょう。しかし、こんなことを考えていても彼女はうつむくばかり。時間の無駄です。「何かあったの?」と言ったら落とし穴。「実はね」と決まって未練タラタラの恋愛話をダラダラ聞かされることとなります。ヤツの思うツボです。でも“当分恋愛お休み宣言”をするって何かあったに違いないし、何か聞いてほしいに決まってるんです。そのセリフを自分の思うがままに操るなんて……もう大女優!気付けば、いつもそのコが恋愛話担当になっていて、すべて話題を持っていくんです。 逆に言えば、人を引きつける大きな見出しを口にすれば、みんな聞いてくれるんですね。私もやってみようかな……。
2017年09月01日今年1月に当時17歳女子高生との淫行疑惑で無期限謹慎処分となり、6月から仕事復帰をしていたお笑い芸人・狩野英孝(35)が7日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』で地上波復帰することが分かった。 これまでにも複数の女性とトラブルを起こしていた狩野は、女子高生との淫行疑惑をうけ、事務所から「まったく反省の色がない」として無期限謹慎処分を下されたのち、約4カ月にわたり自宅などで謹慎。6月1日に処分解禁となってからは同月10日に所属事務所であるマセキ芸能社のオーディションイベントで仕事復帰。先月はインターネットテレビAbema TVの特番に生出演するなど徐々にメディアへの出演を再開していた。 7日の放送では『なぜ?同じ事務所に同類芸人』と題し、各事務所の特色をフューチャー。狩野は同じマセキ芸能社のタレント・出川哲郎(53)と、お笑いコンビ・三四郎らと出演する。 8月31日の放送終盤に予告が流れると、すぐさまネットで話題に。「狩野英孝でるじゃん!」「待ってた!」「がんばってね」「次こそ真のイケメンになってください」と好意的なメッセージが寄せられている。
2017年09月01日漫才コンビ・ますだおかだの岡田圭右(48)が1日、都内で行われた寝具の体験イベントに参加。別居報道のあと初めて公の場に姿を見せ、一部で報じられていた“離婚決意報道”を否定した。 8月29日発売の本誌では岡田の別居をスクープ。直撃取材に応じた岡田は「子供も大きくなって、お互いにこれまでの人生を振り返り、それぞれ自分の人生や老後のことを考えたときに、温度差がありました」と別居の理由を説明。離婚については「先のことは、子供たちが大人になって家を出てから考えます。きちんと話し合って、よい方向に進めればいいなとは思っています」と語っていた。 この日、大量のフラッシュを浴びながら登壇した岡田は「(カメラが)多いわ~!うれしいわ~!こんなに注目されたのは初めてちゃう?」と明るく振舞って見せた。 イベント後に行われた囲み取材に応で、「去年の秋ぐらいに(家を)出て、そこから。自分の方から距離を置こうとしました」と別居は岡田から切り出したと語った。元芸人の妻・祐佳さんの芸能界復帰が原因ではという意見については「たまたまタイミングが重なっただけで全然関係ないです」と否定した。 さらにこの日、一部では離婚を決意したと報じられていたが、岡田は「全然!!誰、あれ!?不思議ですね。この1週間、初めて芸能人みたいな体験をしている」と全面否定。「今は家族みんなが頑張っている状況なので、もう少し考えて……。前向きに話し合いたいです。結論が出たら、また報告します」とコメントした。
2017年09月01日「目をしっかり開いてよく笑ってくれます。マシュマロみたいですね、フワフワしていて。自分の子どもはすごくかわいいということを知りました(笑)」 “野獣”の愛称を持つ、ロンドン五輪の柔道金メダリスト・松本薫(29)が、こう眼尻を下げた。 8年間の交際を実らせ、松本が料理人という一般人男性と結婚したのは、昨年11月。そして今年7月、念願の第1子の女児に恵まれた。柔道の猛者である松本も、出産前は「怖かった」と本音を打ち明けてくれた。 「怖かったですけど、無痛分娩で産んだので、全然痛くありませんでした。しゃべりながら産んだんです(笑)」 産後わずか1カ月でトレーニングを再開したというが、「体はヤバイです」と苦笑した。そんな彼女が注目したのは、産まれたばかりの我が子の姿だった。 「いま、赤ちゃんが私の柔道の先生なんです。赤ちゃんが最初にやり始めることって、大きな声で泣くことじゃないですか。最初、子どもが泣くところを見て、『そうか、まず横隔膜を動かさなきゃいけないよな』って、呼吸法をしっかりやったんです。手足をバタバタしたり、舐めたりする仕草もするんですが、これも私の練習の中にある(手足の)先端を研ぎ澄ますことと同じ。育児を通じて、日々学んでいますね」 赤ちゃんの前でも“野獣”になれるかと尋ねると「無理ですね。だって、かわいいもん」と新米ママはもうデレデレ。もともと「子供は2人ほしい」と言っていた彼女。「2人目は?」と聞くと、少し照れながら、「すべてが終わってからです」とキッパリ。その“すべて”というのは、もちろん20年の東京五輪のことだ。 「このまま自慢のお母ちゃんでいきたいと思っているので、東京五輪までは頑張ろうかな、と。子どもと一緒に金メダルを狙いたいですね!」 その明るい声に、愛娘と一緒に東京五輪で金メダルを高らかに掲げる松本のうれしそうな姿が、目に浮かんだーー。
2017年09月01日「子どもって動きとか表情が毎日違っていて、いつも新しい発見がある。あの子が産まれてから、家庭に笑いも多くなったような気がします」と語るのは、夫の永井大(39)だ。 5月3日、都内の病院で第一子となる長男を出産した中越典子(37)。8月21日には映画『関ケ原』のイベントに登場。変わらぬスレンダーな体形を見せ、会場を驚かせた。出産3カ月でのスピード復帰を果たしたが、出産当初は大変だったという。永井がこう続ける。 「予定日より少し早く産まれたため、妻のまわりに誰もいなかったんです。彼女から『産まれる~!』と連絡があったとき、私はドラマの撮影で台湾にいました。もちろん立ち会うこともできなくて、電話越しに勇気づけることしかできない。妻や我が子と対面できたのは翌日でした。でもすぐ京都の撮影に行かなくてはならなくて。妻は3日ほどで退院しましたが、お母さんも予定が合わない。数日間は彼女ひとりで子育てをしていたんです」 初めての子育てはすべてが手探り。だが、彼女は決して弱音を吐かなかった。 「出産直後は3時間ごとに夜泣きをする生活。不安もあったみたいです。『本当にこれで大丈夫かな?』と言っていましたから。でも次第に夜泣きもなくなって、今は落ち着いています。最初の1カ月はこもりっきりでしたが、今はお出かけも。首をすわらせる運動や子連れでのヨガ、子どもへのマッサージも自分で勉強したりしていますね」 その後も永井は地方での仕事が多かったというが、そんな“出張夫”に中越は「離れていても子どもの成長を感じられるように」と“あるサポート”を続けてきたようだ。 「僕も帰ったら掃除や洗濯を手伝っていますが、地方にいることが多くて。でもその間も妻から毎日スマホに息子の写真が届くんです。おかげでフォルダが息子の顔でいっぱいになりました。産まれたばかりのころ私は京都にいたのですが、近くのお店で写真としてプリントアウトしようとしたら500枚ほどになってしまったこともありましたね(笑)」 そんな妻・中越についての感謝を、永井は照れくさそうにこう明かす。 「息子の体重はいま5kgくらい。男の僕でも重いと思うのに、彼女は疲れた様子を見せない。妻はいつも明るくて、僕の仕事も支えてくれて。普段は面と向かって言えませんが、心の中では感謝でいっぱいです。地方での仕事続きで東京で落ち着けるのは12月。でも年末は結婚記念日と彼女の誕生日が続く、家族3人でサプライズのお祝いをしたいですね」
2017年09月01日「彼女は現在、広告関係の仕事で米国・ロサンゼルスに滞在していると聞いています。とりあえず、当面の仕事はこなしているようですね」(広告代理店関係者) 所属事務所に対して“契約破棄”に向けた事前協議を申し入れたと、複数のマスコミで報じられたローラ(27)。じつは、人間不信に陥ったローラが唯一頼ったのが、彼女にとって“芸能界の父”という大物タレント、堺正章(71)だ。 「堺さんが司会を務める『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)で共演して以来、彼女が慕っているんです。公私ともに頼りにしていて、一緒に食事をする姿がキャッチされたこともあります。今回、事務所とのトラブルについても、早い段階から堺さんに相談していたそうです」(別のプロダクション関係者) 芸能界では一時、堺の“仲裁”でローラと所属事務所が“電撃和解”したという話も流れた。堺のマネージャーに確認すると、「ローラさんから堺に相談があったのは事実です」と話した。 「彼女のほうから『話を聞いてくださいますか?』とメールがあったんだと思います。所属事務所とモメていると聞かされて、芸能人と所属事務所の関係について、自分のポリシーを堺が話したということは聞いています。堺のポリシーは『お互いがとことん自分の気持ちを言い合い、理解し合って、気持ちよく仕事することがベスト。喧嘩別れなんて最悪』というものです。ですから、堺がローラさんと事務所の話し合いを直接仲裁したとか、中に入って解決に動いたなんてことはありません。無責任なデマですよ」 だが今回ローラが見せたのは、弁護士を立てて事務所と対決する姿勢だった。 「結果的に、堺さんの助言を無視した形になりましたね。堺さんもこの結果には失望しているでしょう。今後の彼女の芸能活動にも影響があるのでは……」(芸能界関係者) 恩人の助言を無視して突っ走るローラ。はたして成算はあるのだろうか――。
2017年09月01日男女6人組音楽ユニット「AAA(トリプル・エー)」の勢いが止まらない。 6月と7月に全国アリーナツアーをこなし、9月と10月には初の全国4大ドームツアーを開催。先日2日間にわたって開催された所属レコード会社の音楽イベント「a-nation」では、13回目の出場にして初めて初日のトリをつとめた。 さらには女優の篠原涼子が主演する10月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」の主題歌にも抜擢。AAAが同局系ドラマの主題歌を担当するのは初めてとなる。 「ここ2~3年、地方公演でさえコンサートのチケットを入手するのが非常に困難になっています。今や集客力は、所属レコード会社でも1、2を争うほどになりました。今年の『レコード大賞』の大賞候補との呼び声も高いです」(レコード会社関係者) もともと男性5人、女性3人の8人で結成されたAAA。05年9月にシングル「BLOOD on FIRE」でデビューした。 「グループ名は『Attack All Around(アタック・オール・アラウンド)』の頭文字をとったもの。『すべてのことに挑戦する』という意味が込められています。当時メンバーたちが若かったこともあり、アクロバティックなパフォーマンスをしていました。07年に女性メンバー1人が抜け、方向性が定まらない時期もありました。しかしめげることなく結束し、コツコツとライブ活動でのパフォーマンスを高めるなど“助走”を続けてきた。そして一気に“ジャンプ”し、今年の快進撃につながったのです」(音楽担当記者) 今年3月、伊藤千晃(30)が結婚・妊娠により脱退し6人体制に。残った6人は伊藤の思いも背負いますます“進化”しそうだ。
2017年08月31日6月22日に乳がんのため亡くなった小林麻央さん(享年34)のブログが米・スタンフォード大学の東アジア図書館の『ウェブアーカイブコレクション』にデータとして保存されることが分かった。夫で歌舞伎役者の市川海老蔵(39)が31日、ブログを更新し「こころから感謝です」とつづった。 米の名門校・スタンフォード大学では日本の代表的なブログやウェブサイトをウェブアーカイブとして保存し、研究に活用してきた。これまでに政治評論家の田原総一朗(83)、脳科学者の茂木健一郎(54)をはじめとする8件のブログがアーカイブ化されている。 麻央さんは’16年9月1日に公式ブログ『KOKORO.』を開設。全352件の記事で乳がん闘病や家族との日常をつづってきた。生前には’16に英・BBCが発表した『今年の100人の女性』に日本人として初めて選出されるなど、ブログを通し日本のみならず世界に勇気を与えていた。 今回のアーカイブ化について夫の海老蔵も31日に『ありがたいです』というタイトルで記事を更新し、「麻央のブログがスタンフォード大学の図書館に保存していただけることになりました。麻央のご家族とも相談し大変ありがたいことなのでぜひお受けしようと」と報告。「麻央のこころをより多くの人に伝えることができる。こころから感謝です」と感謝をつづった。 読者からは「麻央さんも喜んでいるでしょうね」「さすが麻央さんは偉大でした!」「ガンの陰に隠れない決心をした麻央さんの決意が届いていますね」という声が寄せられている。
2017年08月31日昨年はホームレスを支援するスコットランドのレストランをサプライズ訪問写真:Splash/アフロ レオナルド・ディカプリオが創設した環境保護財団「レオナルド・ディカプリオ基金」がハリケーン・ハービーの被災地の復興支援に100万ドル(約1億1千万円)を寄付した。 寄付金は、世界45の国と地域で1800もの慈善団体を統轄するUnited Way Worldwideが、新たに起ち上げた「ハービー復興基金」に贈られた。 United Way Worldwideのブライアン・ギャラガー代表兼CEOは「レオナルド・ディカプリオと彼の基金に、言葉では言い尽くせないほど感謝しています。ハリケーン・ハービーの対応には、我々全員がベストを尽くすことが要求されます。この贈り物が体現しているものこそが、それにあたります」とコメント。 これまでに、サンドラ・ブロックが同じく100万ドルを赤十字に寄付したほか、ショーン・コムズやエレン・デジェネレスなどが、善意を寄せている。 米テキサス州に壊滅的な被害をもたらしたハリケーン・ハービーは、現地時間30日夜に熱帯低気圧へと変わり、ルイジアナ州を通過して31日中にミシシッピ州に最接近すると予想されている。
2017年08月31日8月25日、東京・羽田空港のロビーを歩く親子3人連れがいた。市川海老蔵(39)一家だ。 長女・麗禾ちゃん(6)と長男・勸玄くん(4)と固く手をつないで歩いていた海老蔵だが、長旅の疲れか子どもたちの足取りは重い。麗禾ちゃんがときどき手を放して立ち止まるたびに海老蔵も足を止め、やさしく手を差し伸べる。すると麗禾ちゃんも、またしっかりと父の手を握り直した。そんな強い“親子の絆”に、多くの旅行客も振り返るーー。 妻の小林麻央さん(享年34)が亡くなる前日の6月21日、海老蔵は自身のブログで、《今年私、座頭市終わったら休むことになりました!ヤッター》と綴っていた。 「厳しい夢だと思いつつも、麻央さんと一緒に過ごしたい、そう願って休みを取りました。でも、麻央さんは6月22日に亡くなります。“妻と過ごすはずだった時間を、子どもたちを励ますために使おう。”そう思って、ハワイ行きを決めたそうです」(松竹関係者) 海老蔵一家は8月18日にハワイに到着した。義姉の小林摩耶(38)と義母も一緒だった。子どもたちにとっては初の海外旅行先となったハワイ。海老蔵にとっても、幼いころ父・團十郎さんに連れられて訪れた思い出の地だ。 「現地ではハワイに留学経験のある友人の山田純大さんや、市川右團次さん一家とも合流して、一緒にご飯を食べたり、泳いだりしました。麗禾ちゃんは“貝拾い”をしたかったようですが、ハワイの砂浜は、貝殻が少なくて、残念がったそうです。でも、そのすぐ後に野生のウミガメを見ることができて、とても上機嫌になったとか」(前出・歌舞伎関係者) 子どもたちは、イルカと泳ぐアトラクションも体験。 「最初はイルカを怖がっていた子どもたちも、しばらく泳いだら慣れたそうです。プログラムは、3人でおよそ10万円もするんですが、あまりに楽しかったのか、滞在中、もう一回行ったと聞きました」(前出・松竹関係者) 家族で過ごすこの上なく幸せな時間。楽しいからこそ、子供たちが麻央さんの不在を意識してしまうこともある。 「『ママも来られたらよかったのに』。子供たちがそう漏らすたびに、海老蔵さんは言葉に窮してしまったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 常夏の楽園を去って、慌ただしい生活に戻った3人。この夏の思い出を胸に抱いて、固く手を握りあって日常を歩んでいくーー。
2017年08月31日「訪問先はまるでゴミ屋敷。その家の3歳の長男がしきりに耳を気にするので確認すると、なんと耳の中にゴキブリがいたというんです。私は役所の担当者にその話を聞いて、先進国の日本でそんな目にあっている子が本当にいるのかと衝撃を受けると同時に“子どもの貧困”をなくすために何かをしなくては、そう真剣に考えるようになりました」 こう話すのは認定NPO法人フローレンスの代表理事・駒崎弘樹さん。貧困世帯の子どもたちに直接食料を届けるという全国初の試み「こども宅食」。フローレンスのほか、東京都文京区などが協働して取り組む。ほかにも食品を提供する企業など多くの団体の協力を得るほか、運営資金はふるさと納税でまかなうという。今年10月、最初の食料が文京区内の150の貧困世帯に届けられる。 厚生労働省が6月に発表した日本の子どもの貧困率は13.9%。じつに7人に1人という深刻な数字で、文京区でも約1,000世帯が貧困状態にあるとされる。さらに深刻なのがひとり親家庭で、その貧困率は5割に及ぶ。 「そんな子どもたちを救おうと昨今、全国で子ども向け無料食堂が開設されています。じつはわれわれも2年前、同様に子ども食堂のプロジェクトを実施したんですが……」(駒崎さん・以下同) 駒崎さんは少し苦々しげな表情で振り返る。じつは同団体が3回行った子ども食堂。そこに参加した50世帯ほどの家庭のうち、明らかに支援が必要だったのはわずか1世帯だけだったというのだ。 「子ども食堂を実施する団体の多くが同じ課題を抱えています。『無料食堂です、困ってる家庭のお子さん、来てください』と呼びかけても、近所の目を気にするあまり、子どもを参加させられない、そういう親御さんが大勢いる。困窮した現状を他人に知られたくないという思いは強く、その結果、家庭の外に貧困の実態が見えてこない。何かもっとピンポイントでダイレクトに支援を届ける方法はないか、そう考えてたどり着いたのが、こども宅食でした」 事業に参加している文京区が、児童扶養手当と就学援助の受給世帯向けに配布する手紙のなかに、こども宅食を告知する書類を同封し周知を徹底した。 「それだけではありません。告知を目にした親御さんは窓口に来ることも不要で、書類にあるQRコードをスマホで読み取るだけでLINEのアプリから申請できるんです」 初年度の150世帯という枠に対し、もうすでに350を超す応募が殺到している。 「食料品を自宅で手渡すことで、見えにくかった各家庭の実情を玄関先から垣間見ることができるようになります。そして、子どもの様子にネグレクトなどの問題があると感じれば情報は配送スタッフから即座に事務局に伝えられ、状況によっては各支援団体や、福祉行政の担当部署に行き渡ります。また申請で使用したLINEというつながりも重要で、役所に行きたくても行けないお母さんが気軽に生活相談ができるようにも。将来、これまでバラバラだった各行政機関や多くの支援団体がつながって子どもを中心に輪となり、見守る目になる……。こども宅食は、そのきっかけになる取り組みだと、私は信じています」
2017年08月31日