Redditに投稿された写真 米カリフォルニア州ビショップにあるスターバックスコーヒーで起こった出来事が耳目を集めている。 この店で働くアンドリュー・リチャードソン(20)は、ドライブスルーにやってきた女性の接客を担当した。カップを持ち運ぶためのトレイの在庫が切れていたことと、空のカップの回収を断られたことで、この女性客は苛立ち、リチャードソンに失礼な言葉を吐き捨てて去って行ったという。使用済みのカップを飲食店が引き取ることは州の衛生規則によって禁じられているため、仕方のないことだった。 その翌日、同じ女性客が再び店を訪れ、「昨日のバリスタさんに」とメッセージカードを店員に託した。そこには、謝罪の言葉とお詫びの50ドルが挟まれていた。 「昨日は、ドライブスルーであまり楽しくない出会いをしてしまいましたね。トレイがないのも、カップを回収できないのもあなたの落ち度ではありませんでした。私の理解が足りず、マナーもなっていませんでしたね。謝ります」 リチャードソンが、この手紙をブックマークサイト「Reddit」に投稿するや、瞬く間にバイラル化。コメント欄では店員と顧客のあり方について議論が巻き起こっている。 リチャードソンは、そもそもこの女性の態度にさほど気分を害してはいなかったという。「少しイライラしているようだったけど、まだ感じ良い方だったよ。最大10だったらせいぜい2くらい」と余裕のコメント。態度の悪い客が来たときは、「とにかくめちゃめちゃ明るく丁寧に対応する」のがコツだとか。「そうしていれば、あっちも大体感じ良く返してくれるんだ」。 女性からの手紙は、「あなたは昨日、このおばちゃんに、親切心と思いやり、謙虚な姿勢とは何なのかを教えてくれました。ありがとう。神のお恵みを」という感謝の言葉で結ばれている。
2017年03月27日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「最新家電を買うのが好きな夫は、ルンバやスティック型など家には掃除機が5台!今度は窓ふきロボットを買おうと。掃除しないのに……やめさせたいです!どうすればいいの?」(体スッキリ豆子さん・46・パート・群馬県) 【A】「50年間、競艇場に行く気力がうせたことは一度もない」(蛭子能収) 女を追いかけているわけでも風俗に金をつぎ込んでいるわけでもないんですよね。放っておけばいいですよ。 それに男には、女性が理解できないことがあるものです。先日大村競艇場に行き、第4レースから遊びましたが、いきなりオレの必勝法の「1256ボックス」買いが的中。ところが、配当が510円(100円で510円)。オレは5,000円使っていたから、4,000円の損失になってしまったんです。 その後も、予想は見事に当たるんですが、配当が安くて赤字に。次も勝って得た額よりも、買った舟券代が高くなる。結局、レースでは当てたのに、3万円のマイナス……。自分が情けなくなって、久しぶりに泣いてしまいました。 それでも競艇は嫌いになりません。50年間続けていますが、競艇場に行く気力がうせたことは一度もありません。これからも舟券を買い続けるでしょう。でもこの思いを女房はわかってくれません。もう少し小遣いが多ければ、舟券がたくさん買えてプラスになったかもしれないのに、遊ぶ金をくれません。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年03月27日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【霊は出てきませんが、霊より怖かった体験】 大学4年のとき、知らない女のコと同棲している夢を見ました。残念ながら、あんまりかわいいコではなかったんですが……。 「ご飯できてるよ」「ありがとう」って仲むつまじく会話してるんですが、なんだか心にもないことを言わされている感覚で、すごく嫌な気持ちでした。しかもその夢、1カ月間毎晩見続けたんです。その時期は、いつも朝起きると、疲れ切っている状態でした。 そんなとき、久々に大学に行ったら同じゼミの女のコに話しかけられて。「はやともくんと仲よくなりたいって言ってるコがいるから、紹介してもいい?」とのこと。僕、ちょっと舞い上がっちゃって「ぜんぜん、いいよ!」って。 現れたのがなんと、夢に出てきてた女のコだったんです。めちゃくちゃびっくりしたし、不気味だったんですけど、もしかしたら僕の霊感が勝手に彼女の好意を感知しちゃったのかも、とか思って「はじめまして」って挨拶しました。 そしたら彼女、クスッと笑って「はじめましてじゃないですよね」って。 背筋が凍るかと思いました。怖すぎてすぐに理由をつけて帰ったんですが、後日紹介してくれた女のコに経緯を話すと、「あのコの元彼からも同じように、夢に出てくると相談を受けた」と。元彼は精神的に参ってしまって体調を崩してしまったそうで……。 あれはなんだったんだろう。生きてる人間、怖いなあ……。
2017年03月27日静岡市由比に昭和23年設立された由比缶詰所の自社ブランドツナ缶『ホワイト シップ』はメチャ地元民に愛されている!一般的なツナ缶はキハダマグロやカツオを使用するが、ここではホワイトミートと呼ばれる最高級の夏ビンチョウマグロを使用。 鮮度も色もいい、脂がのった個体を厳選、昔ながらの製法による綿実の一番搾りを集め精製したこだわりの油で漬ける。製造後半年熟成させることで風味が増しながら、口当たりやわらかな食感は目からウロコの美味! イタリア製オイル100%使用のオリーブ油漬も発売以来、売り上げは右肩上がり。日常使いのほか「親戚や知人へのちょっとした手みやげや、冠婚葬祭などの贈りものも全部“ユイカン”。家では在庫を切らさないだよ」とは地元民の話。さらに“絶品”と名高い数量限定『炙りビントロオリーブ油漬』は、直売所限定販売。一度は食べた〜い! 富士山のお膝元、富士・富士宮地区ではお墓参りの際、ミニ塔婆を購入し、お墓に立てる風習があるんだって。この地区では自分のご先祖のお墓だけでなく、親戚、知人、恩師などよそのお墓参りをとてもよくするそう。 塔婆は1尺5寸(約45cm)ほどのミニサイズで、家名のほか、自分の名前、年月日を書くスペースが設けられているから「○○さんが来てくれたっけ〜」と、名刺代わりの役割も果たすだよ。
2017年03月27日「今週の勝負」は、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が10万円からスタートした元手に、毎週株にチャレンジ。毎週の収支を掲載し、儲けを積み立てて、めた坊が厳選した相当額のグルメ便を読者にプレゼントする企画だ。 今週も頑張って目標額の5,000円を目指す! 休日の散歩コースで立ち寄るのが街の書店。株式を上場している書店はあるのかなと調べてみると、「文教堂」「丸善」「三洋堂」などの見たことのある書店チェーンの名前が並んでいた。古本や中古ゲーム、家電も扱っている「ブックオフ」も株式を上場していた。 なかでも「文教堂」は神奈川県を中心に展開している日本最大規模の直営書店チェーンだそうで、都内でもよく店舗を見かける。早速、「文教堂グループホールディングス」の株価を見てみると、450円前後で、100株から購入できる。これなら10万円以内で収まるので、448円で200株、8万9,600円を投資することにした。 株価は昨年11月くらいから右肩上がりなので、期待大!様子を見ていると緩やかに上昇して、453円になったところで売却。ちょうど1,000円のプラスを出して終了することができた。 日経平均株価は2万円まであと少しのところで、アメリカのダウ平均も高い値をつけていて、相場は全体的にも好調なよう。来週も上昇銘柄を見つけて、大儲けの波に乗れるように頑張る! 【今週の収支報告】買:89,600円/売:90,600円/収支:+1,000円/積:1,600円 【めた坊チェック】プラス1,000円と上々の結果。200株購入すると儲けも大きいことを実感した。来週も、さらなる上積みを目指す!
2017年03月27日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「19世紀に活躍した画家」対決だ! ■渋谷・Bunkamura「これぞ暁斎!世界が認めたその画力」 最初に向かったのは渋谷・Bunkamuraで開催中の「これぞ暁斎!世界が認めたその画力」展。世界屈指の暁斎コレクターとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏の保有作品で振り返る大回顧展だ。幕末の1831年に生まれ、わずか6歳で超有名浮世絵師・歌川国芳に入門した河鍋暁斎は、幕末から明治にかけて絶大な人気を博した天才浮世絵師。 今回は日本初公開作品も含まれる約180点が展示されている。平日というのに館内は人であふれかえっていてびっくり。めた坊、暁斎の名前を教科書で見たことがあるかもしれないくらいの認識だったけど、その人気の秘密を作品を見て納得。和と洋のエッセンスがミックスされた自由な発想の作品群。時代を超えて現代にもマッチする作品群に酔いしれる。 好んで描いた蛙や烏の作品も面白いが、今回初公開という春画も暁斎らしい遊び心が。お酒が大好きだったという暁斎だけに、おちょこなどの物販にもぜひ注目してほしい! ■上野・国立西洋美術館「シャセリオー展−19世紀フランス・ロマン主義の異才」 つぎに向かったのは上野の国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー展−19世紀フランス・ロマン主義の異才」だ。フランス・ロマン主義のテオドール・シャセリオーの作品を、ルーヴル美術館所蔵品を中心に約110点展示。日本初の本格的回顧展だ。日本での知名度は低いものの、当時のフランスには熱狂的なファンがおり、師匠にも「やがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめた天才だったのだそう。 めた坊のお気に入りは図録の表紙にもなっている『カバリュス嬢の肖像』。医師の娘の肖像画で、華やかな明るい雰囲気がずっと見ていても飽きない、魅力的な作品だった。1856年に37歳という若さで亡くなってしまったシャセリオー。そのはかなさも含めて、偉業をたどることができた! 【めた坊ジャッジ】ふだん見慣れない絵画の魅力に引きこまれたけど、今回は、おちょこの物販が決め手で暁斎の勝利だ!
2017年03月27日いつ来るかもわからない「いざという時」のために我慢を重ね、リスクヘッジした気になって安心するのが「貯金型思考」だ。ここからは、今の自分を豊かにするための、「投資型思考」についてさらに考えたい。 「投資型思考」の人間が大切にするべきは、「コスパ」だ。時間対効果、費用対効果がよくなければ、それは「投資」にはなり得ない。 たとえば、手持ちのお金が1万円しかないとする。この1万円は大切にとっておいて、これから毎月、3万円ずつ貯金していこう。これが「貯金型思考」だ。 一方、「投資型思考」の人は、こう考える。手持ちの1万円を、「何に使えば」、今すぐに100万円にできるか? ここで「戦略の視点」が持ち込まれる。すなわち、判断基準をつくって投資する先を絞り、そこから選択するということ。投資する価値があると思えるところに資本を集中投下し、他は無視。そんな潔さが求められる。重要なのはコツコツと貯金を続けるようなマメさではなく、知恵なのである。 試しに考えてみよう。あなたが1万円で買ったりんごの木が、100個のおいしい実をつけた。さて、このりんごをどう売れば、当初の買い物の価値を最大化できるだろうか? 一つ200円で売ったらどうなるか。売り上げは2万円。初めに1万円を投じたから、利益は1万円だ。毎年これが続けば、りんごの木の購入はれっきとした「投資」となるだろう。 もちろん、これにはさらに条件を加えなければならない。 実際は、収穫の手間、農薬代、維持費がかかる。時間対効果、費用対効果を考えれば、1個200円で売っているだけではさしたるリターンには繋がらないのだ。 では、このりんごの価値をもっと高めるために、あなたには何ができるだろうか。 大抵の人は、ここでこう考えてしまう。「よりおいしいりんごを作って、もっといい値段がつけられるように頑張ろう」 これが間違いだというわけではない。ただしこのルートを進むと、待っているのは苛烈な「味の改良競争」社会だ。あらゆる農家が切磋琢磨している中、新参者のあなたが頭一つ飛び抜けるまでには、相当なコストがかかるだろう。 ここで投資的な発想のできる人なら、こんなことを考えるかもしれない。 「このりんごをアイドルに収穫させ、手描きのメッセージなどを添えてもらえば、多少値段を上げても売れるから儲けは倍増するだろう」 「おいしいりんご」は世の中にたくさんあるが、「アイドルの〇〇ちゃんが収穫したりんご」はここにしかない。しかも、そのために必要な手間といえば、アイドルをそこに呼んで収穫を手伝ってもらうことくらいだ。ファンも喜ぶし、彼女にとっても自己PRの場になって立派なタイアップだ。 この違いがわかるだろうか。どちらも、りんごの希少価値の高さを追求していることに変わりはない。ただし、資本を投じる先が、前者はりんごの「美味しさ」であるのに対し、後者はりんごの「付加価値」である。 実は、この手の発想で話題になったりんご農家が実際に青森にある。 その農家は、ある年大型台風の直撃を受けた。まだ木になっていた実の大部分が地面に落下。売り物になるりんごはごくわずかだった。このままでは、売り上げは例年にははるか遠く及ばない。 しかし、農家はそこで逆転の発想をした。台風に耐えたりんごを「落ちなかった=試験に落ちない」に引っかけて、願掛けアイテムとして売ったのだ。反響は上々で、全国から注文が殺到し、高値で売れたという。 自己投資と称して、英会話教室に通ったり、ITの資格を取ったり、著名人のセミナーに通ったりするのは「頑張っておいしいりんごを作る」のと同じ努力である。 単なる「英語が堪能な人」「ITの資格を持っている人」を目指したところで、似たような人間は山ほどいる。 「頑張る自分が好き」ならそれでもいい。しかし、本当に希少価値の高い人材を目指すのであれば、その戦法は通用しない。あなたが愚直に頑張っている間に、賢い人は、語学や資格を凌駕する希少価値を手早く掴み取り、先に行ってしまう。 使うべきは、時間でも労力でもない。お金ですらない。「頭」なのだ。 ※ 以上、堀江貴文氏の新刊『すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論』(光文社新書)から引用しました。
2017年03月27日「恵ちゃんがかわいそうになって…。『とても真面目な人。婚約者がいるってわかっていたけど、本当に好きになってしまった。入籍してないから、もしかしたら…』と、彼に夢中だったんです」 こう証言するのは、モデルでNHK大河ドラマ『秀吉』出演歴もある女優・濱松恵(34)の親友Aさんだ。「とても真面目な人」とは、東京03・豊本明長(41)。 2009年には、キングオブコント王者に輝き、「1000人規模の公演チケットがすぐに売り切れる」(豊本の後輩芸人)というほど、トリオの仕事は順調。豊本はプロレス好きで知られ、ピンで関連番組のMCなども務めている。2014年12月末には、その縁で「逆プロポーズ」を受け、婚約者ができた。お相手は、日本のキャットファイトの草分け的存在である女子プロレスラー、ミス・モンゴルこと上林愛貴(40)。豊本とはまだ入籍していないが、都内で同棲しており、事実婚の状態にある。 Aさんによれば、豊本と濱松の関係が始まったのは、2016年11月。知人の紹介で知り合ったそうだ。共通の趣味だったゲームの話で意気投合。男女の関係になるのに、時間はかからなかった。 本誌は、そんな2人がやり取りしたLINEの一部を関係者から入手。そこには、《じゃ、舐めたげる》などのエロい文章が並んでいた。 3月22日、濱松を直撃した。「えっ、はい…。はい…」とだけ口にし、足早に立ち去った。 翌23日、一方の豊本にも話を聞いた。濱松と友人であることは認めたが、交際については否定。だが、LINEのことを持ち出すと一転、急に口ごもった。そして、「いま、答えられません…」とだけ言い残し、仕事へ出かけていった。 本誌の取材に、濱松の所属事務所は「プライベートは本人にまかせています」。豊本の所属事務所は「(2人の関係は)知りませんでした」と回答した。(週刊FLASH 2017年4月11日号)
2017年03月27日3月25日に放送された『特盛!よしもと』(読売テレビ)で芸能リポーター・井上公造(60)が、3月13日に埼玉西武ライオンズ・野上亮磨(29)選手と結婚した元モーニング娘。の石川梨華(32)について言及した。 そのなかで、”モー娘。OGたちの結婚には共通点がある”と分析したことが話題を呼んでいる。 井上によると、“黄金期”と呼ばれる第4期までのメンバーは全員結婚しているという。さらに矢口真里(34)以外は誰も離婚しておらず、みんな順風満帆な結婚生活を送っているようだ。 なぜこんなに高確率で“幸せな結婚”が手に入れられるのだろうか――。その秘訣は、夫選びについて「相手の“伸びしろ”に期待していること」にあるという。 井上が「みなさん、お相手は社長や野球選手とかですが、めちゃめちゃメジャーでもない」と説明。共演していた庄司智春(41)は、自身も元モー娘。の藤本美貴(32)と結婚していることから「どういうことですか!」と突っ込みをいれ、スタジオの笑いを誘っていた。 MCの月亭八光(39)も「たしかに、全員“中の中”だけ」と井上の分析に共感。石黒彩(38)と結婚したLUNASEAの真矢(47)についても、八光は「LUNASEAのなかで、わざわざ……」と毒舌トークを炸裂させた。 昨年結婚したばかりの20代女性はこう語る。 「私は『結婚にはある程度の妥協が必要』と考えているので、井上さんのおっしゃることはすごく理解できます。上昇志向の強い女性の中には紗栄子(30)さんみたいに“トップ中のトップ”の男性を狙う人もいます。でも、彼女みたいに理想が高くて実際に結婚までこぎつけられる人って本当に一握りですよね?しかも、すでに成功してる男性ってやっぱりモテるし、謙虚じゃない。『綺麗で殊勝な奥さんをもらえて当たり前だ』って、どこかで勘違いしてるような気がするんです。だからそこを狙うより、モー娘。のみなさんのように、あえて“中の中”を選ぶって賢いやり方だなって思います」 “ノビシロ婚”で幸せになること間違いなし!?
2017年03月27日「壮大なスケールで描かれる物語なのですが、大冒険の末に、起きているのはささやかな人間関係の変化だけ。それがとてもいいなぁって。ヒロインは平凡で、昼寝ばかりしている女子高生。決して世界を救いません(笑)」 そう語るのは、公開中の映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』でヒロイン・森川ココネの声優を務めた高畑充希(25)。岡山県倉敷市を舞台に、主人公が夢の世界と現実を行き来する不思議な旅に出る物語で、岡山弁に初挑戦。ココネとして主題歌も歌っている。 「私自身は夢を見ても、なぜか溺れていたり、誰かに追いかけられたり、とネガティブな夢が多いんです(笑)。岡山弁は濁音もありますし、ちゃきちゃきしゃべりすぎてもいけないので、方言とのバランスは難しかったですね」 春の訪れも間近。4月には舞台『エレクトラ』の上演も控える。 「新潟、兵庫などを回るので、行く先々の風景やおいしい食べ物が楽しみですね。地方に行くの、好きなんです!」
2017年03月27日連続テレビ小説『べっぴんさん』の第25週、すみれ(芳根京子)たちは東京の銀座に空きビルを借り、子育てに必要な物ならなんでもそろうキアリスの「ワンダーランド」を作ろうと意気込んでいた。「ここで1日過ごせるの。キアリスにくれば、お買い物もできる、子供も遊べる、相談もできる、お友達もできる」とすみれ。キアリス銀座店のイメージ絵を完成させる。「みんなで子育てを共有できる」と明美(谷村美月)。良子(百田夏菜子)は「楽しいね、ほんまのワンダーランドやわ」と期待で胸を膨らませる。 しかし君枝(土村芳)の夫・昭一(平岡祐太)が勤務先の銀行で必要な資金を調達できないかと動くが、オイルショックの影響で景気が冷え込んだこともあり融資は認められなかった。そんなとき、大手商社「KADOSHO」の古門(西岡德馬)から資金提供の申し出がある。「昔からキアリスさんには注目していました。何より魅力的なのは、キアリスさんの企業理念だ」と古門。 すみれたちは古門から資金提供の申し出を受け入れるかどうかで思い悩む。古門は栄輔(松下優也)がエイスを倒産させる元凶となった存在。しかし申し出通り資金を借りれば、自分たちの手で最後の夢をかなえることができる。 銀座店出店について会議を開くすみれたち。創業メンバー4人は、今までの集大成でもある夢を諦めたくないと主張するが、健太郎(古川雄輝)は「銀行からの融資が受けられなかったということは、今のキアリスの身の丈に合っていないと判断されたこと。それを古門の力で何とかしようというのはキアリスらしくないと反対する。「背伸びせず、地に足をつけて、自分たちらしくやっていこうというのがキアリスなんやないですか?と健太郎。 そんな健太郎の言葉で、大切なことを忘れていたと気づかされるすみれ。紀夫(永山絢斗)と健太郎とともに古門を訪ね、資金提供の申し出を断る。古門は「戦争に負けたことをバネに世界に勝ちに行こう!」と息巻くが、「前を見て生きていきたい。勇気を持って、愛情を胸に、信頼する仲間たちと、希望に向かって」と答えるすみれ。四葉のクローバーの刺繍が入ったハンカチを握りしめる。そして「自分たちの夢は今叶えなくてもいいのだと言い、「いつか花開く日を信じて、目の前の木のゆっくりとした成長を見守ることも大事なんやと改めて気づいた」と語る。「それはそれで素敵な生き方だ」と笑う古門。 ワンダーランドの件を通し、すみれ、明美、良子、君枝は、自分たちの思いが健太郎、さくら(井頭愛海)ら次世代のキアリス社員たちに受け継がれていることを確信し、キアリスを引退しようと考える。そして紀夫もまた同じ思いを抱いており、社長を引退することを決意する。雪の降る夜、これまでの自分たちの人生をゆっくりと振り返るすみれと紀夫。「キアリスは私の人生を大きく彩ってくれた」とすみれ。 同じころ、君枝も昭一に引退を告げていた。「私の人生、おまけのほうが長かったわ」と君枝。「生まれたときから体が弱く、いつまで生きられるかわからないと言われた自分が結婚し子供を生み、ましてや元気に仕事ができるなんて夢なのかもしれない」と。 そして良子も、世界の料理「レリヴィ」で勝二(田中要次)と2人語り合っていた。「こんなふうに勝二さんが作ったお料理を食べる日が来るなんて、あのころの私に教えてあげたいわ」と良子。女学生時代、15歳年上の勝二との縁談を不満に感じたことや、戦地から戻った勝二と息子の龍一と3人の暮らしが始まっても悩みが尽きなかったことを思い返す。「あとは、龍だけやわ。心配のタネは」。勝二の手を握り微笑む良子。 すみれ、紀夫、明美、良子、君枝は、若手社員たちを前に正式に引退することを発表する。次期社長に任命された武(中島広稀)は驚き慌て、自分が社長でよいのか紀夫に訊ねる。「君の汗かく姿、君の人を見る優しい目、君のまっすぐなところ、惜しみなく次の世代に伝えてくれ」と背中を押す紀夫。いっぽう「男のための着こなし講座」をきっかけに取材や講演の依頼が来るようになっていた栄輔は、すみれたちが引退することを知り、明美を訪ねる。 「前に言うてたよな?家族を作りたくないって。わしも、その気持ちようわかるんや」。長年抱えてきた思いを告白する栄輔。戦争で家、工場、家族、すべてを失ったことはまだ辛いが、死ぬときに一人というのもさみしいと言い、「一緒に住まへんか?」と訊ねる。すると「それやったら家建てるわ」と即答する明美。栄輔は思いもよらぬ提案に驚くが、「わくわくしてきた」と楽しそうに笑う明美を見て同意する。「かわいらしいなあ」と栄輔。 キアリスを引退したものの、やることがみつからず時間をもてあまし気味なすみれたち。そんなとき、一人の女性が幼い子どもを連れてキアリス本社を訪ねてくる。すみれたちの下にやってきたその女性が持参した風呂敷を広げると、中から現れたのは28年前に店の看板代わりに作ったワンピースだった。「大事にお手入れしてくださったのね」と嬉しく感じるすみれ。 美幸(星野真里)は幼いころに両親を亡くし、祖父と2人、さみしい毎日を送っていた。しかしあるとき、キアリスのショーウインドウに飾られているワンピースを見て、心が踊ったと振り返る。「寂しい女の子だった私にたくさんの自信をくれました。私にとっては、魔法のワンピースです。みなさんのおかげで、私は人の優しさも知りました」と涙をこぼしながら感謝の気持ちを伝えるのだった。 すみれたちが店を始めたころに手作りしたワンピースと28年ぶりに再会し、お直しをしたというエピソードが新聞記事となる。「創業時の4人のプロの手で、再度、息を吹き込んだワンピース」。するとその翌日から、キアリスの本社にお直し希望の大量の小包が届くように。「こんなにみなさん大事に持っていて下さったのね」と目を輝かせる君枝。懐かしい洋服を手に取り、4人はすべて直そうと楽しそうに話す。「みんなでまた集まったらきっと楽しいねえ」と良子。 退職したばかりのすみれたちだったが、キアリスに新しく「お直し部」を発足させ、昔作った服を直してさらに次の世代に受け継がせていくことを第二の人生で進めていこうと決意する。 ある日、レリヴィで夫たちを伴い食事を楽しむすみれたち。ファッション評論家として講演活動をしている栄輔のことや、もうすぐ定年になる昭一の話題で盛り上がっていると紀夫がカメラを取り出す。「みんなの笑顔、たくさん撮ってください」とすみれ。その言葉に乗せられ、紀夫は仲間たちの姿を楽しそうに撮り始めるのだった。 いっぽう健太郎は、社長室に飾られたキアリスのワンダーランドの絵を見ながら、さくらとかわした約束の言葉を思い巡らしていた。「いつかちゃんとワンダーランドを作らなな」。 後日、健太郎に招かれたすみれたち。阿部(上川周作)が扉を開けると、健太郎、さくら、武、中西(森優作)、明日香(大西礼芳)ら社員たちが勢揃いしていた。驚くすみれたちは、すっかり変わった店内を見回す。「ようこそ、キアリスのリトル・ワンダーランドへ!」。紙で作られた木に「カフェスペース」と書かれた看板、子供用のテーブルや椅子、絵本やおもちゃが並ぶ棚。小さいながらも、すみれ、良子、君枝、明美が夢見たワンダーランドが社員たちの手で作られたのだ。 「僕らもバトンを受け取ったような気がしました」と武。店舗のレイアウトとデザインを担当したさくらは、「私たちもまた、次の世代に思いを伝え続けられるようなものを作らなね」と微笑む。そして、「いつか必ず、ビックワンダーランドを作る」と宣言する健太郎に、4人は礼を言うのだった。 最終週(第26週)の『べっぴんさん』は、昭和59年3月。すみれ(芳根京子)は、月に1回のペースでキアリスに出勤。紀夫(永山絢斗)は趣味のカメラを片手に隠居生活を送るようになっていた。春休みに入り、さくら(井頭愛海)が10歳になった娘の藍(渡邉このみ)を連れてすみれの家を訪れる。藍は、春休みの間はすみれの家で過ごすのが毎年の恒例となっていた。そんなある日、すみれ、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)は、健太郎(古川雄輝)に呼ばれ食堂「レリビィ」に集まっていた。そこで健太郎が取り出したものは、アメリカから送られてきた一通の手紙……。
2017年03月26日HKT48の指原莉乃(24)が3月26日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、新シングルの選抜メンバーを投票で決める「選抜総選挙」への“出馬”を今年で最後にする意向を明かした。 今年は、AKB48グループの49枚目のシングルの選抜メンバーを決める「第9回選抜総選挙」が6月17日に沖縄で開催される。指原は過去2年の総選挙で1位に輝いており、今年は史上初の3連覇がかかっているということで注目を集めていた。 司会の東野幸治(49)に総選挙の話題を振られた指原は、「まだ私、出るとは決めていない」と即座に否定。続けて東野が3月21日付の新聞記事を参照しながら「3連覇を目指すことがニュースになっていますけれど?」と確認すると、指原は次のように話した。 「感覚で言っちゃっただけで、まだ本当には決めていなくて。『どうですか?』と(記者に)聞かれて、その時は急だったので。もう新聞にコメントを出さなきゃいけないと言われて、『じゃあ、3連覇目指します!』と言ったら、思ったよりも大きなことになってしまって。(出馬は)まだ決めていないのですが、もし出るとしたら今年が最後と決めています。 ダウンタウンの松本人志(53)が「間違いないの!?」と念を押すと、指原は「間違いない」と断言した。さらに松本が「指原が出なかったら選挙が終わっちゃうんじゃない?」と聞くと、指原は「若手のファンの人から、『指原さんが出ていると順位が変わらなくてつまんない』って言われてしんどいので…。上位が固まっちゃうんです、どうしても」と理由を明かした。
2017年03月26日「ルパンのキャラクターイメージは『007』シリーズのジェームズ・ボンドです。本家はスパイなので、ルパンはその泥棒版。クールで天才。そして『007』と同じく女好き(笑)。でも下品じゃなくて上品な色気を前面に出した漫画にしたい。さらにアクションあり、コミカルでユーモアのある読み物にしたいと思っていました。だから主人公のルパンは、できるだけ、わかりやすい性格のほうがいいかな、という感じでしたね」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる主人公・ルパン誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「(『ルパン三世』の)タイトルの由来?じつはいいかげんなんです(笑)。’67年ですから、アルセーヌ・ルパンの、だいたい孫世代あたりが活躍しているという設定でいいんじゃないかな〜、と。ただ当初、ルパンはアルセーヌ・ルパンの孫ではなかった。“ルパン三世”という“あだ名”だったんです。双葉社の担当編集者から、『面倒臭いから、孫にしちゃえ』と。僕が“大丈夫ですか?著作権とか引っかからないですか?”って聞いたら、『オマエの漫画がフランスに行くと思ってるのか?』って(笑)」 日本の漫画が、海外にまで進出することになろうとは誰も思いもしなかった時代だった。 「編集部がそう言うなら孫にしちゃおうか……と。それで『ルパン三世』は孫になった(笑)。名前自体、完全にアルセーヌ・ルパンに由来してますからね。ただ、いま思うと、やはり孫ではなく“あだ名”にしておけばよかったかな〜と。そのほうがストーリーの幅に広がりが出るからね」 当時『ルパン三世』を連載するとき、最初に考えたのは、ストーリーを1話完結にすること。 「僕は“次号に続く”という話はやりたくなかった。途中から読み始めた人でもわかるようにしたかったんです。そういう意味では、毎週ストーリーの流れを作っていくうちに、ルパンやほかのキャラクターの性格が自然にできあがっていった感じかな〜。あまり計算しすぎても、読者に見透かされますからね」
2017年03月26日「連載開始当初は、次元も五右ェ門も、みんなルパンの敵だったんですよ。次元なんて、刑事として出したこともありますから(笑)。そこから新しい次元にして仲間にしました」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる次元大介誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「イメージしたのは、映画『荒野の七人』でのジャームズ・コバーン。ナイフを使うシーンがすごくカッコよくてね。この役を次元のキャラクターにしたいと思ったんです。後にアニメーションになった次元の声が、ジェームズ・コバーンの吹き替えをやっていた小林清志さん。まさに僕のイメージとピッタリでした。“よく小林さんを次元の声に選んだな〜”と感心したことを覚えています」 次元は無口で、とにかく腕がよく、そして火気にはめっぽう強いイメージで描いたという。 「そして、ルパンとは逆に硬派。本当はあまりしゃべらないキャラでやるつもりだったけど、五右ェ門よりはしゃべりましたね(笑)。五右ェ門はさらに輪をかけたような硬派キャラだったので……。とくにこだわったのは風貌だね。帽子とヒゲで、あのスタイルを出したかった。どこか西洋っぽく、ヤンキーな感じがする。次元は僕の狙いどおりのキャラクターなんです。まぁ、ルパンの兄貴分みたいな感じですよ」 そんな「次元大介」の名前の由来を、モンキー・パンチ先生は次のように明かす。 「『次元大介』という名前の由来は、たまたまなんです(笑)。僕は3次元、4次元の『次元』という言葉の字面が好きで、名前に使ってみたという、単なる思いつきですね。『大介』もそうで、字面にしていちばん覚えやすいというか、格好がいいかな〜と。だからすべてひらめきから生まれたもので、じつは深く考えたわけじゃないんですよ。ただ、次元大介という名前で正解だったと思っています。おそらく電話帳を調べても、次元という名字はないと思いますから。それだけに、誰をモデルにしたかというよりも、『次元は次元そのものである』−−。そういう人物像を作り上げていったという気持ちもありますね」
2017年03月26日「(銭形警部の)名前の由来は、銭形平次からなんだけど……。僕の生まれ故郷・北海道にはアザラシが棲息していてね、それが『ゼニガタアザラシ』っていうんですよ(笑)。じつはそこからも取りました。だから両方から取った名前ということになるね(笑)」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる銭形警部誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「ルパンと銭形の関係は、僕が昔から好きなアニメーションの『トムとジェリー』。ストーリー設定の段階で、初めから銭形警部を出そうと考えていました。お互いの能力を認め合っているところを、全面的に押し出していこうと思ってね」 銭形警部の風貌の元になったのは、アメリカの漫画で後に映画にもなった『ディック・トレイシー』。 「『ディック・トレイシー』のトレンチコートを着て、帽子をかぶった、あのイメージから考えました。銭形の性格は、五右ェ門に似ているというか、武道にも強くて本当はかっこいい。ストーリーの中で、そういう部分をもっと出したかったんだけど、『トムとジェリー』のトムのように、いつもルパンにしてやられる、間抜けな役になっちゃいましたね(笑)。実際は、頭がいい優等生で、滑稽なぐらい生真面目な男。そういう感じで描きたいな〜と、ずっと思っていたキャラクターなんです。漫画の中では、それをなかなか出しきれなかったところがありますね」 モンキー・パンチ先生は、5人のキャラクターの中で銭形警部がいちばん好きだという。 「描きやすいというか、どうにでも描けるというかね。銭形はストーリーによってギャグにもできるし、シリアスな役にも使える。つまり、どっちで使っても、いい味が出せる貴重なキャラなんです。とくに“悲哀”という言葉が当てはまるとしたら、やっぱり銭形なんですよ。ギターを弾きながら『酒は涙か溜息か』を歌うのが、ぴったりはまりそうな感じというか……(笑)。そんなエレジー(哀歌)が似合うんです。一方では、ハードボイルドの役にも使える。銭形は、役者として幅の広いキャラクターですね」
2017年03月26日「『ルパン三世』の連載を開始した初期のころ、アメリカでコミックのコンベンションに出席したんです。その晩、食事に行ったすし屋さんで、たまたま現地の老夫婦が僕の横に座り、ルパンを描いて見せたら『オリエンタルじゃない』と言われてね(笑)。このとき、“確かに僕の『ルパン三世』には、オリエンタルな部分がないな〜”と。それで帰国してからすぐに五右ェ門を出したんです。だから最初、五右ェ門はいなかった」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる石川五右ェ門誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「五右ェ門のイメージは歌舞伎の五右衛門ではなくて、『忍びの者』という映画の中で市川雷蔵さんが演じた、織田信長の暗殺を企む石川五右衛門という忍者なんです。ものすごくかっこよくてね。五右ェ門をこの忍者の十何代目かに設定して出そう、と」 しかし、悩んだのが五右ェ門のコスチュームだった。 「いわゆる“忍び”の格好だと、なんとなく現代に合わない気がしたので、思い切って絣の着物に袴の格好にしてみた。司馬遼太郎さん原作のドラマ『燃えよ剣』の沖田総司をイメージしました。当時、島田順司さんという役者さんが沖田総司をやっていたんだけど、それがものすごく清潔な感じがしてね、“五右ェ門はこの清潔なイメージで行こう”と決めました」 五右ェ門といえば、鉄をも切る“斬鉄剣”の使い手。 「『斬鉄剣』のアイデア?これは何かの西部劇で見た伝説のナイフがヒントになりました。それはレンガに突き刺さる、隕石でできたナイフ。それをもうちょっと飛躍させて、何でも切れる刀にしちゃえ〜、と(笑)。僕は『流星(りゅうせい)』という名前にしたんだけど、アニメーションでは、いつの間にか『斬鉄剣』になってましたね(笑)。それはそれで構わないけど。だから『斬鉄剣』は僕が付けた名前じゃないんですよ。ただ『流星』という名前も、漫画で使ったのは1回だけ。鉄まで切れちゃうから『斬鉄剣』にしたということでしょう。まぁ、そっちのほうがわかりやすいよね(笑)」
2017年03月26日「不二子はルパンの次に考えたキャラクターです。設定は『007』シリーズのボンドガール。ボンドガールは作品ごとに違う人が出てくるでしょ?僕も毎回、違うルパンガールを出すつもりでいた。でも、それを毎週、考えるというのは大変でね(笑)。だからといって、同じ女性が毎週、出てくるのではつまらない。だったら同じ女性でも髪形やコスチューム、性格が違う、“謎の女”を毎回、出してみたらどうかと思ったわけです。“女性の本性はわかりにくい”という男の心理がありますから、不二子のような女性は、それにぴったり合うんじゃないか、と」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる峰不二子誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「ただこの時点では、『不二子』という名前はまだ決まってなかった。それでどうしようかな〜と机に向かって考えていたら、たまたま目の前に北斎か広重の『冨嶽(不二)三十六景』のカレンダーがあった。そこに『霊峰不二』って書いてあったので、“あっ、これを使おう!”と(笑)。だからまったくカレンダーに書いてあったとおりなんです。最初の『霊』という文字を取って、最後に『子』を付けただけ。字面もいいので、この名前に決めました」 ルパンの恋人のようでありながら、さまざまに姿を変える不二子。 「不二子はダイヤモンドには目がないという欲深さがある一方で、甘え上手だったり強気な一面もある。そんな小悪魔的なイメージにもかかわらず、どこか憎めないキャラクターです。これは男が求める女性像とでもいうのかな〜?どれだけ憎々しげなことをしても、不二子だったら許される、そんな感じの女性なんです。僕はそういう女性を漫画の中で生かせればいいなと思っていました。どの物語に出てきても憎めない、嫌にならない女性像を狙って出した部分はありますね」 そんな不二子は、男に頼らず気ままに生きる“強いヒロイン”の先駆者。 「今の時代、女性もどんどん社会に進出して活躍されている方がたくさんいます。そういう女性の中には、不二子のような生き方に共感する方もいるようです。男に頼らず、独立した女性のイメージがあるからでしょう。僕が不二子を世に出してから、強い女性を描いた漫画がずいぶん増えました。とくにアニメには多いですね。そういう意味では、不二子は強い女性のイメージの走りなのかもしれないね(笑)」
2017年03月26日ドブネズミルック、これは日本のオジサンを代表するファッションスタイルだろう。中高年でネズミ色のややくたびれたスーツを着て、会社帰りに肩を落として駅に向かう。まっすぐ家に帰れないので、ガード下で一杯同僚と引っ掛けて仕事のウサを晴らし、千鳥足で家路につくオジサンだ。 少し前までは、このオジサンが若い女性社員にセクハラめいたことをいってひんしゅくを買うということもありがちだった。ダンディとは程遠く、とてもイケてるとはいい難いのが一般的な中高年サラリーマン男性であった。 しかしながら、日本人男性は昔からそうだったのか、昔から一貫してくたびれた中高年だったのだろうか。 実は、そもそも日本人男性は戦前まではダンディだった。少なくともダンディでありたいという精神は持っていたといっていい。その象徴ともいえるのは戦前に流行った白いスーツとパナマ帽だ。特に夏場は戦前のことでクーラーもなく、白いスーツが相手からも好感を持たれたのだろう。 この白いスーツは、ごく一部の中高年ではなく、当時の会社員の多くにも流行っていたとみられる。今に続く交詢社等、戦前にはある一定の条件を満たした男性だけが入れるクラブがあり、そこで、ウィスキーをたしなみ、トランプやビリヤードに興じていた。 まさにそこには「大人文化」があったのである。白いスーツの流行は、その特定層だけではなく、比較的広い範囲にそうした大人のたしなみを知り、ダンディでありたいという気持ちが広がっていたとみることができる。 時代をさらにさかのぼれば、そもそも日本では、江戸時代にも「粋(いき)」という言葉があり、町人の間では「粋な男」であることが良しとされていた。 武士においても正装としての羽織袴といった、それはそれで日本人男性らしいダンディズムがあったわけだが、公にその必要性があったわけでもない町人の間にも「粋」があったということは、精神としてのダンディズムが広くそこにあったことを意味しているだろう。 また、戦前戦後のダンディズムの代表者の一人といえる白洲次郎が、戦前ある会社の役員だった時に、取引先へ白いスーツで行きそこでトラブルがあり、怒った相手にその白いスーツにインクを投げかけられたという。 やむを得ずそのスーツで帰社すると、なんとそこにテーラーが待っていたそうだ。そのインクを投げつけた相手先が@流石¥さすが$にこのままではイカンと思い、気をきかしてすぐテーラーに連絡して待たせていたというのである。 つまり日本人男性のダンディズムというのは、単なるファッションにとどまらず、こうした「粋」にもつながる精神にあったのではないだろうか。 では、なぜ戦前までは確かにあったダンディズムが、今になってくたびれた中高年のオジサンになってしまったのか。日本人男性に脈々と受け継がれてきたダンディズムを粉々に崩壊してしまったのが、太平洋戦争の敗戦といえるだろう。 肉親や親しい友を亡くすという辛い状態に多くの日本人が置かれた上に、敗北を喫した戦渦のなかで、日本人としてのプライドも飛び散ってしまった。多くの人たちが茫然自失に陥った。 そのゼロの状態から戦後復興が始まった。日本人の勤勉さが発揮され、ほどなく戦後復興に一丸となって努力し始めた。戦時中の「滅私報国」が今度は「滅私報公」に変わり、「お国のため」から「会社のため」が始まった。 戦後復興期からスーツはサラリーマンの制服であり、ドブネズミルックで復興から経済成長にまい進ということになった。「オシャレに心を奪われるのは男の恥」というような社会通念も生まれ、男はそんなことに心を奪われないで勉強をしろ、仕事を真面目にやれ、というようなことも学校や家庭でよくいわれた。 そのドブネズミルックで朝から夕方まで仕事に精を出し、その後は会社の上司同僚に半強制的に夜の飲みに付き合わされ二軒三軒はしごして深夜帰宅。翌朝はまた出勤ということで、妻といるより、上司同僚といる時間の方がはるかに長いという日本人の典型的なサラリーマン像ができあがった。 そのなかでは上司とのコミュニケーションが最重要であり、いわゆるゴマスリ男が生まれた所以(ゆえん)でもある。 ※ 以上、博報堂「新しい大人文化研究所」の近刊『イケてる大人 イケてない大人』(光文社新書)より引用しました。
2017年03月26日「人気の要因?じつは僕にもよくわからない(笑)。ただ1つだけ言えることは、“わかりやすさ”じゃないかな。5人のキャラクター設定から、ストーリー展開の面白さ。ルパンは泥棒で、毎回いろんなテクニックを使いながらお宝を狙う。そして最後にどんでん返しを見せたり、起承転結が利いているので飽きない。それが50年も愛され続ける理由なのかもしれませんね」 こう語るのは、5月で80歳の傘寿を迎える『ルパン三世』の原作者、モンキー・パンチ先生。ルパン、次元、五右ェ門、不二子、そして銭形……。この愛すべきキャラクターたちの生みの親である先生にとって『ルパン三世』は、どのような存在なのか? 「それは簡単。“遊び道具”です(笑)。“遊び友達”じゃなくて“遊び道具”。『ルパン三世』と遊べるのは、僕しかいないから。好き勝手に設定もできるし、いろんな冒険もさせられる。どんなことでもできるというか……。僕の“おもちゃ”ですかね(笑)」 ’67年に漫画『ルパン三世』の連載が始まってから50年。’71年から始まったテレビアニメシリーズをきっかけに、ジワジワとルパンの知名度は全国へと広がり、’77年からのテレビ第2シリーズで、その人気は不動のものとなる。さらに劇場用映画や、’89年からはほぼ毎年のようにテレビスペシャルが放送されるなど、ルパンは今や誰もが認める“国民的ヒーロー”である。 「これまで時代時代のアニメクリエーターたちが、新しい発想で、さまざまな『ルパン三世』を作ってきました。その感性が見る側のサイクルにもピッタリ合った、そんな気がします。たとえば、宮崎駿さんの『ルパン三世カリオストロの城』(’79年)には、宮崎流のルパンがいる。つまり監督さんによって、その人らしいルパンが作られる。これがファンにとって共感できるところじゃないかと思いますね」 誕生から50年目となる今年、はたしてルパンが狙う新たなお宝は何だろうか? 「う〜ん、難しいね。たぶん財宝とかではないでしょう。意外と小さなものかもしれないなぁ〜。それもごく普通に手に入るものとか……。この殺伐とした世の中で、ルパンは一石を投じるというか、人間にとって大事な何かを見つけ出すんじゃないかな。それは一輪の花かも。崖の上にそっと咲いている一輪の花。その花を見れば誰もが癒される。ルパンはその花を摘むのではなく、摘もうとするやつが来たらそれを止める。盗みに行くのではなく、守る。そんな感じがするな〜(笑)」
2017年03月25日3月14日に死去した渡瀬恒彦さん(享年72)。渡瀬さんは往年の東映アクション映画で頭角を現し、その後、演技派のベテラン俳優として活躍を続けていた。最近では脳梗塞を患ったあとに胆のうがんを発症、約1年半にわたって闘病中だった。 渡瀬さんが医師から胆のうがんを発症していることを告知される直前の15年8月2日、元妻で女優・大原麗子さん(享年62)の7回忌法要にその姿があった。 「その日は夏の盛りで、とても暑い日でね。参列者はみんな大汗をかくような日だったんですが、とくに渡瀬さんは顔色が悪くて体調が悪そうだったので、あれ、と思ったんです。後から聞くと、あのときにはもう、がんに侵されていたんですね」(芸能関係者) 病をおして大原さんの法要に駆けつけた渡瀬さん。その心のうちにあったものは――。 「もともと二人は、嫌いで別れたわけではなかったんです」 と語るのは、渡瀬さんと親しかった芸能記者の前田忠明さん。 「73年に大原さんと結婚したころから渡瀬さんは、役者として上昇気流に乗りはじめました。東映専属だったので、京都の東映撮影所での仕事が多くなっていたんです。そこで彼は大原さんに、京都に生活の場を移し、夫婦一緒に暮らそうと提案しました。でも既に人気女優だった大原さんの仕事場は、主に東京のテレビ局や撮影所。役者をやめて京都住まいをするというのは、さすがに無理だったんです」 それがもとですれ違いが生じ、5年後に離婚。大原さんの実弟・政光さんは当時のことを本誌のインタビューでこう語っている。 「姉は結婚前に渡瀬さんの子を身籠り、それが子宮外妊娠だったため、泣く泣く緊急手術をしました。そのとき渡瀬さんから輸血を受けています。離婚後も姉は『渡瀬さんの血が今でも体に流れているから嬉しいの』と言っていました」 渡瀬さんは離婚から1年後、現夫人のい保さんと結婚し、ふたりの子供も設けて平穏な生活を手に入れた。しかし大原さんは森進一と再婚するも、まもなく離婚。渡瀬さんは離婚後も大原さんのことを気にかけていた。大原さんは独居生活を送り、09年に自宅で孤独死するという最期だった。 2人のことをよく知る脚本家の石井ふく子さんは語る。 「渡瀬さんは世間では無骨なイメージがありますけど、優しい気性の人で、本当に麗子ちゃんを愛してくれていたんだと思います。渡瀬さんが、彼女のことを忘れずにいて、亡くなった後もお別れの会、七回忌の法要と、節目節目に顔を出してくれた。麗子ちゃんも幸せだったと思いますよ」 二年前の夏、法要の席で渡瀬さんは亡き元妻について前出・前田忠明さんに「別れたとはいえ、僕の妻でしたからね」と語ったという。重い病を押して駆けつけ、大原さんの墓前に手を合わせた渡瀬さんの脳裏によぎったものは幸せだった5年間の結婚生活だったのだろうか……。
2017年03月25日AKB出身のタレント兼アパレル会社社長の川崎希(29)が24日、自身のブログを更新し、同日に一部週刊誌で報じられた夫・アレクサンダー(34)の不倫疑惑スキャンダルの現場をアレクサンダーと一緒にまわり、事情聴取をしていることを明かした。 この日、川崎はブログを連続で更新。「前々からジムに通ってるのにどうして全然痩せないんだ?と思ってたんだよちゃんとジムに行かずに浮気するから痩せないんでしょ!!」と怒りを爆発させ、「しかも浮気した当日は私のLINEにジムにいる写真までわざわざ送ってアリバイ作りまでしてたな」と反省の表情を浮かべるアレクサンダーの写真をアップした。 その後の記事では、「浮気現場を現場検証してきた!!」とスキャンダルが掲載されている週刊誌を購入し、「現場検証をしながらこのあたりにいるときはどんな会話したとか女の子と会うのは何回目だとか色々聞いてまわってるよ」と実際に現場を訪れたことを報告した。 この日だけで7件ブログが更新され、「浮気の罰あるの覚えときなさいよ今回はね本当にだれにも言えないようなとっておきの作戦をしてやるんだ!!」と川崎の怒りはまだまだ収まらない様子だ。 ふたりは’13年2月に結婚し、アレクサンダーはヒモ夫キャラでバラエティ番組で活躍。昨年6月に3年ほど不妊治療中であると明かしていた。
2017年03月24日トレンディエンジェルの斎藤司さん(38)が先日出演したテレビ番組で、かねてより交際していた30代の一般女性と破局していたことを告白。「ちょっといろいろあって、お別れされちゃった。結婚しないから、愛想をつかされちゃって」と結婚を考えていたが、自らが原因で別れを告げられたことを示唆しました。 斎藤さんといえば、昨年8月に人妻との浮気が発覚。それでも彼を許し、支え尽くして来た彼女。同年12月には斎藤さんがプロポーズを決意していたようですが、それも仕事の都合で流れてしまい今回の破局につながったようです。 売れない芸人を長くに渡り支え、そして迎えた結婚適齢期に結婚をじらす彼。ついつい女性側の肩を持ちたくなる悲劇のような話です。ただ一般的に“結婚する気はないわけじゃないけれど、ついつい先延ばしにして、最悪なかったことにしちゃう男性”は多いものです。 それは「タイミング」が合わなかったと言い切って良いものか。女の敵のような、優しいけれど辛い彼らにはどんな共通点があるのでしょう。 ■流されやすく自分の人生が心配でたまらない 結婚する気はあるけど決めきれない。そんなタイプの男性に共通するのが、「心配性で流されやすい」という性格です。 そもそも後先考えないタイプなら、結婚くらい決断できるもの。それを先延ばしにするということは、自分の人生に対して良くも悪くも責任感が強い。それゆえ慎重に周りの意見を聞き、結果として結婚を見送ってしまうのでしょう。 結婚を考える→でも仕事は?将来は?男として責任を果たせるか?→心配になって周りに相談→今は仕事が頑張りどきだ!結婚なんてロクなもんじゃない!結婚はいつだってできる!と言われる→やっぱり結婚はもう少し先にしよう→彼女がブチ切れ→最初に戻るか破局する こんなループを3回くらい繰り返している男性は、なにも売れっ子芸人だけではありません。 ちなみにこのタイプの男性は、彼女が妊娠すると高確率で結婚して意外といいパパになったりします。そういう意味では悪い男とは言い切れないのですが、結婚願望のある女性からしたらやっぱりヤキモキさせられる存在です。 ■結局「なんだかんだモテる」というのが諸悪の根源 この手のタイプに共通するのが、なんだかんだいってモテるという点です。「なんだかんだ」とつけたのはモテモテでギラギラしているのではなく、どこか落ち着きや安定感を女性に感じさせるため身近な女性からの人望が厚い。そのため手を伸ばせば新しい彼女もすぐできそうだということです。 斎藤さんにこれを当てはめると、ギラギラしているかはわかりませんが、浮気をするくらいの売れっ子芸人。当然モテていることでしょう。そう思うと影で支えてくれた“アゲマン彼女”だとしても、結婚を焦る側面は負担になって別れにつながったのかもしれません。 ■対処法は頭の上がらない存在から詰み切ってもらうこと 優しいんだか辛いんだかわからない男性。筆者は体には優しいけれど入れすぎると辛い「しょうが男子」と勝手に呼んでいます。しょうがのような二面性を持った彼に結婚を決意させる効果的な方法はないのか。 1つは子どもを身ごもってのデキ婚を狙うこととお伝えしましたが、それは色々リスクが高い。そうではない場合の方法として有効なのが、彼にとって頭の上がらない存在から結婚を詰んでもらうという少々荒っぽいやり方です。 人によってその対象はさまざまですが、例えば実父や信頼できる上司から「そろそろ結婚しないと相手の女性に失礼だろう」と怒られたらシュンとなって結婚を決める男性が多いです。 子どもができるのも、ある意味逆らえない存在から「準備できてるけど、はっきりしろよ」とせっつかれるのと同じ。このしょうが男子には責任感がないわけじゃないので、状況が傾けば意外と男気や責任感を発揮して“いい夫、いいパパ”になる傾向があります。 トレエン斎藤さんの元彼女は、女性自身が以前取材したところによると“看護師で料理上手”。斎藤さんのM-1優勝時も影でカツ丼を作り、「勝つように」と彼を支えてきた内助の功ができる女性です。 斎藤さんは芸人としての将来不安を考えて「今は無理と結婚を手放したようです。ただこれだけ結婚をネタとして引っ張って彼女の良さが表に出たのに別れてしまうのは、正直キャラクター的にマイナスです。 そんな斎藤さんを見ていてかぶるのが、お笑い芸人ナインティナインの矢部浩之さん(45)。そういえば長年付き合ったひとみちゃんという彼女と別れ、その後少ししてアナウンサーの彼女と結婚したような……。 矢部さん家族が幸せそうなところを見ると、長年付き合った彼女と結婚しない選択が悪ではないとは思います。ただ持ちギャグのように「ペッペッペー!」と結婚届けを書いてくれたほうが、世の女性たちの好感度は上がったかもしれません。
2017年03月24日映画『Trainwreck』で放送映画批評家協会賞の最優秀女優賞(コメディ部門)を受賞したエイミー・シューマー(写真:ロイター/アフロ) 現在、バービー人形の実写映画化プロジェクトが進められている。主人公であるバービー人形役には、コメディエンヌのエイミー・シューマーが挙げられていたが、23日に降板することをシューマー自身が明らかにした。 実写映画化が発表されたのは昨年の12月。バービーファンは大いに沸いたが、主人公のバービー役がシューマーであると知れ渡るや、反発の大合唱が始まった。彼女のSNSには誹謗中傷が書き込まれ、制作会社には「彼女はバービーに相応しくない!」といった陳情が殺到。「バービーを演じるには太りすぎている」という意見には、シューマーもInstagramで「太ってないのに、太っていると恥じることなんかあるわけがない!私は自分の生き様に誇りを持ってるのよ!」と反撃。両者の歩み寄りは不可能に思われたが、シューマーがスケジュールの都合がつかないということを理由にプロジェクトから去ることになってしまった。 彼女は米Variety誌に以下の声明を発表した。 「残念ですが、スケジュールのバッティングで、もう『バービー』には関わることがでこなくなってしまいました。この映画は絶対に面白いし、(制作会社の)ソニーと(バービーの製造元である)マテルは素晴らしいパートナーです。落ち込みましたが、大スクリーンでバービーに会えることを楽しみにしています」 シューマーは脚本にも携わっていたが、降板により内容に変更が生じるか否かについては定かではない。また、2018年6月を予定していた公開日も延期される可能性がある。 このニュースにバービーファンは喜んでいるが、残念がる声も多い。 そもそも、シューマー演じるバービーは、「完璧な世界に似つかわしくない」とバービーの世界から追放される落ちこぼれなのだ。夢の国で生きてきたバービーが、ある日突然現実の世界に放り出され、悪戦苦闘する……まさにシューマーにぴったりの役柄といっても過言ではない。新しいキャスティングは難航が予想される。
2017年03月24日日々、生きていると、ネガティブな思いを引きずったり、あるいは、イヤな人間関係を断ち切れなかったり、悪い癖がどうしても改まらない……なんてことはありませんか?そこで、新しい環境や人間関係が始まる春に、ぜひ訪れてみてほしいのが、運気をリセットできる神社だ。 「リセットしたいなら神社でお参りすることですね。誰しもネガティブな思いや、人間関係にとらわれてしまうことはあるものです。しかしそれらを他人のせいにばかりしていると、同じことを繰り返してしまいます。大切なのは相手ではなく、自分自身を浄化し、リセットすることなのです」 こう語るのは女優・モデルの下川友子さん(37)。「神社仏閣&パワースポットコンシェルジュ」として国内外1,000カ所以上を訪れている。夫の異動や子どもの進学など、環境の変わるこの季節。下川さんが、おすすめの“災いを祓い、魂を浄化する”リセット力の高い神社を教えてくれた。 【阿佐ヶ谷神明宮】東京都杉並区 「八難よけのご祈祷は全国で唯一のお宮。火や水や人の災いなど八難のすべてを除き、天照大御神様のご加護をいただけます。明るい太陽の光を浴びて浄化・再生するイメージを込めてお参りしましょう。降りかかった災いを自然な形で解決へ導いてくれます」(下川さん・以下同) 【相模國一之宮寒川神社】神奈川県高座郡 「古来唯一の地相・家相・方位などすべての悪事をはらう八方よけの守護神です。威厳あるお社は男性的な包容力に満ち、心を正せば災難をはらい、強い守護を授けてくださいます。どんな悩み事も懐ろ深く受け止めてくれそう。仕事の幅を広げたいと願う人は、周囲を幸せにするイメージで手を合わせて」 【秋葉山本宮秋葉神社】静岡県浜松市 「下社は鬱蒼とした木々に覆われ荘厳な雰囲気で、身を置くだけで自分のスイッチ(火)が入り内観と開運の力が備わります。上社は標高866mの山頂付近に立ち、スッと抜けるような山の空気が頭の中を浄化してくれます。息を深く吸い崇高な気を取り入れ、ネガティブな思考をリリースしましょう」 【石上神宮】奈良県天理市 「日本最古といわれる神社の一つ。国宝の拝殿や、楼門は霊験あらたかで、境内に身を委ねることで厄がはらわれ、リセットされていきます。拝殿の後方にある『禁足地』はご神体が鎮まる神聖な霊域。楼門を一度出て左手へまっすぐに歩き、禁足地方面へ向かうとより神聖な空気を感じられます」 【石清水八幡宮】京都府八幡市 「宮殿のような雄大なお社は圧倒的。戦いの神様らしいずば抜けた鋭い力を放ち、迷いやネガティブな想念、汚れを吹き飛ばしてくれそう。山の麓から本殿に参拝するため石段を20分ほど上がる間に、右往左往している心の迷いを手放し、勝負・行動するパワーを与えてくれます」 【八坂神社】京都府京都市 「色鮮やかな風情あるお社の立つ境内には、荒ぶる神である素戔鳴尊らしい荒々しさと勢いみなぎる気があふれ、厄をはらい、封印するような力を感じます。心を整えて参拝をした後は境内を歩き、この気を吸収しましょう。厄ばらい、厄よけ、無病息災などのご神徳があります」 【伊太祁曽神社】和歌山県和歌山市 「自然の緑が美しい、古から尊ばれてきた神社。ご祭神の五十猛命は大国主命を救った偉大な神様です。境内は、『厄難よけ木俣くぐり』もあり、迷いや災難から救い出してくれる男性的で勇ましい太い気を受け取れそう。地に足をつけて生きていこうとする再生力を授かれます」 【武雄神社】佐賀県武雄市 「拝殿が武力に長けたご祭神武内宿禰をイメージさせ、『必勝!』の言葉がよく似合う強烈な力を持つ聖地。つべこべ言い訳する自分をきちんとリセットできそう。本殿裏の竹林を抜けると樹齢3,000年のご神木が鎮座し、大地に根を張る壮大な力を前に、小さな悩みは吹き飛ばされるはずです」 リセット力の高い神社を訪ねることで、小さな悩みは浄化され、ネガティブなことからポジティブなことへ意識をシフトできるそう。新しい季節は、ぜひ神社で心をリセットしよう。
2017年03月24日(撮影/齋藤正行) 世界で最も美しいニューハーフを決めるコンテスト『ミスインターナショナルクイーン2016』(タイ国王崩御により’16年11月開催が’17年3月に延期された)がタイのパタヤで開催された。 ’09年に、はるな愛さんが日本人初のグランプリに輝いたことでも知られる本大会。12回目の今回は、世界各国から24人が集まった。日本人出場者は、BSスカパー!のLGBT応援番組『プリティ・ウーMEN』内で初開催された日本予選を勝ち抜いた2人。惜しくも入賞は逃したものの堂々とした戦いぶりを見せてくれた。そんな、日本人出場者2人に話を聞いた。 國咲舞花さん(36)は、日本とフィリピンのハーフ。5歳から日本で生活。コンテストでは世界のトランスジェンダー事情を知ることができたという。 「イスラム教徒の方で、家族の期待に応えるために気持ちを押し殺して結婚し、子どもをもうけたという出場者がいました。その後、去勢手術をし、今は家族から絶縁されたそう。国が違えばLGBT事情も変わる。ここに至るまでの人生を知ると優しくなれる。ラブ&ピースという言葉が本当に存在するんだなと実感しました」 もともと引込み思案な性格だったという國咲さんは、「この大会は私を変えてくれました。いろんなことに挑戦したい!」と語った。 鈴木ゆまさん(35)の初恋相手は男のコ。高校の文化祭のミュージカルで女のコ役を演じ、女性になりたいと気がついた。劇団四季で活躍後、33歳のとき女性として生きる決心を。今回、出場に合わせエステへ行ったらショックな出来事があったそう。 「スタッフの方に、戸籍はまだ男なんですと話すと、施術も返金もできませんと言われて。これが日本のLGBTの現状なんだと悔しい思いをしました」 そんな状況にも落ち込まず、鈴木さんの夢は広がる。 「ニューハーフの知り合いもいなくて孤独だった2年前、私の力になったのは活躍しているトランスジェンダーの姿。私も人に勇気を与えられる存在になりたいです」 なお、今回のコンテストの様子は、BSスカパー!で放送される。本選の模様を3月25日(土)22時30分~『プリティ・ウーMEN presentsミスインターナショナルクイーン2016』にて。日本代表の2人に密着したドキュメントを、4月14日(金)23時~『プリティ・ウーMEN presents ニューハーフ世界大会挑戦、その後~性を超越した美しさを求めた先~(仮)』にて。
2017年03月24日頭を使って、少ないコストからより大きなリターンを得ようとする。こうした投資的発想に、「手抜きだ」「ずるい」という印象を持つ人も多いようだ。僕は、そうした批判に対してはいつも「手抜きだから何なの?」と返す。 そもそも、「手抜き」には2種類ある。 一つは、「手を抜いて、頭も使わない」タイプ。これは単なる怠けである。仕事でこの手抜きをすれば、何の成果も出せない。上司がいれば見捨てられるだろうし、一人で仕事をしている人ならやがて発注が途絶えるだろう。 そしてもう一つは、「他のもっと有益なことに手や頭を使うため」にショートカットするタイプだ。 たとえば、膨大なデータの精査やリスト化をコンピュータに任せ、自分はその結果を分析することに注力する。あるいは、その作業すらAIに任せる。もっと身近な話では、日常生活でコストとなる家事を専門業者に頼み、その時間を使って自分のしたい仕事をする。 これは、怠けとは根本的に違う。浮いた時間は、自分の本当にやりたいことに使えるのだから。自分をさらに成長させるための積極的な「手抜き」だと言える。 僕は昔から、時間や労力の無駄遣いが大嫌いだった。それにかかわっている間に、僕にはやりたいことがいくらでもある。時間は有限、一日はたったの24時間しかない。 物事の効率化にはいつも頭を使ってきたし、お金も一切惜しまない。一つの目的を達成するためのアクションをどれだけスリムなものにできるか、それを常に考えている。 だから僕は、うまくショートカットしている人を見たときに「ずるい」などと批判する気にはならない。むしろ、「うまいなあ!」と称賛したくなる。ショートカットできるのは、知恵を持っていて、自分の時間を大切にしている証拠なのである。 僕が問題視するのは、こうした考え方に反発する人たちの、「時間をかけ、苦労や我慢を重ねて得るものの方が、短い時間で手に入れるものよりも価値が高いはずだ」という、根拠のない思い込み――つまり思考停止である。 たとえば僕は昔、「寿司職人が何年も修業するのはバカ」とツイッターで発言し、炎上したことがあった。寿司を握る技術自体は、集中的に学べば数ヶ月で習得できる。修業の目的は「おいしい寿司を握ること」のはずなのに、「長年の修業」自体が目的化され、神聖視されているのはおかしい、という趣旨だった。 僕の元には、「職人をバカにするな」「10年修業しないと身につかないセンスがある」などという批判的意見が殺到した。 だがその後、僕の意見の正しさはしっかりと証明された。調理師学校「飲食人大学」で「寿司マイスター専科」を3ヶ月受講しただけの寿司職人の店「鮨 千陽(ちはる)」が、ミシュランに掲載されたのである。 彼らがそこで「いや、寿司屋をやるなら10年修業しないとダメなんだ」と思い込み、独立の前に下積みを選んでいたら、彼らの技量が評価されるのは何年先になっていたかわからない。 僕は、「10年の修業」にこだわって思考停止する人たちよりも、彼らのように本来の目的を見失わず、質の高い努力で素早く世に出ていく人を応援したい。そして、あなたにもできたら後者であってほしいと願っている。 ※ 以上、堀江貴文氏の新刊『すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論』(光文社新書)から引用しました。インターネットの発達で国境を無視した自由な交流が可能になった現代、もはや義務教育で学ぶ「常識」は害悪でしかなく、学校の敷いたレールに乗り続けては「やりたいこと」も「幸せ」も見つからない。では、これからの教育の理想形とはいかなるものか?本音で闘うホリエモンの“俺流”教育論!
2017年03月24日小池百合子東京都知事(64)が「(7月の都議選で)単独過半数の獲得を目指す」という会派「都民ファーストの会」が、初の新人公認候補予定者として発表した2人の女性、女性の生きやすいライフスタイルを提案するキャリアアドバイザーの茜ヶ久保嘉代子さん(41)と、フジテレビ社員として子ども向け番組や親子イベントなどを企画・プロデュースしてきた入江伸子さん(54)は、ともに“働くママ”。 「お見かけしたことはあるけれど、お話しするのは初めて」という2人が、子育てしながら仕事をしていく苦労、そして実現させたい政策について語り合った−−。 茜ヶ久保「私は、いま小学生になった長女の、保育園時代には苦労しました。0歳で保育園に預けて職場復帰したんですが、保育園は熱が37度5分以上あると預かってくれません。すると仕事に行けなくなってしまう」 入江「私も上の子が小学生のときには仕事に復帰していましたので、『心が痛いなあ』と思う経験をしました。あるとき小学校の運動会に行ったら、息子から『今日は来てくれてありがとう』と言われちゃったんです。『あっ』と反省したんですけどね。子どもに迷惑をかけちゃいけないのになあ、と。だから私は、夫婦で、その時々で、可能なほうが子どもと向き合うのがいいと思うんです。『パパは仕事が大変だけど、ママもキャリアを積みたいし……』と言うと、子どもから見れば、『なんで親のことで割を食うの?』となる。子どもは親を選べないですよね。私の子にしてみれば、小さいときにお父さんが死んじゃって、母親は仕事に出ていてっていう……。子どもは子どもなりに、悩みもあるなかで頑張って、一生懸命生きているのにね」 茜ヶ久保「そうなんですよね。ただ、別の視点で考えれば、私は母親−−女性が意識を変えることも重要だと思います。というのは、子育てしながら仕事をするには、どうしても経済的な矛盾が生じます。保育園や施設に預けるには、けっこうなお金がかかる。その出費のうえで、時給800円の収入となると、赤字になってしまうこともある。それであきらめてしまって、『仕事は収入の多い夫に任せよう』と、みんながみんな、なってしまってはダメなんです。私は、子育てしながら仕事をしていくなかで、『どうしよう、お金がなくなっちゃう』と困り果てたときに、母親に『それでもいいから仕事をしなさい』と言ってもらったのが大きかった。母もずっと仕事をしてきた人でしたから。でも、お金の問題は誰にも相談しにくいものですので、解決策は行政システムとして確立していかなければいけないですよね」 入江「その働くママのための行政システム確立のために、“欠かせない存在”になってくるのが、私と同じか、上の世代の女性だと思います。私が学生のころは、女性は“クリスマスケーキ”にたとえていわれた。『24歳までにお嫁にいくのがいい』という意味です。じつは、そうして専業主婦として過ごしてきて、子育てを終えてしまった世代に、『社会貢献したい』という人が、いま多いんです。そういう方には、子育て支援などで活躍の場があります。親の代行で子どもを送り迎えしてくれる人がいれば助かります。そういった社会貢献できる手段を、ボランティアだけで終わらせず、なんらかのペイをできないか−−。行政システムとして、子育てに協力したらポイントがつく、ポイントカードを作ったらいいと思うんだけど……」 2人の話に共通するのは、女性が権利だけ求めてはダメで、努力もしなければならないのだということ。それは既成政党のオッサン議員のように、選挙になると急に、「いいことずくめ」のあめをばらまくのとは違う主張だ。女性として、母として、いろんな人の手を借り、助言を得たうえで、苦労して過ごしてきたことからこそ得られた結論ではないだろうか−−。 茜ヶ久保「コンサルティングのビジネスをしていくなかで思ったのは、男性社会のなかで、女性が男性に合わせていくスタイルは、もう限界だということ。だったら政治の世界で女性の力を集結させて進めていくほうが、影響力はあるし希望が持てると思った。そうして『希望の塾』に参加しているうちに、どんどんボルテージが上がっていきました。都民ファーストの会を起爆剤にして、女性も男性も内側から、はつらつとしたエネルギーが出せるシステムを作りたい」 入江「都知事から『大変なことがたくさんあるけれど、頑張りましょうね』という言葉をいただきました。心を強く持って突き進まないと折れてしまうけれど、女性のみなさんが立ち上がるのは、いましかないと思うんです」 そんな“女性目線”を大事にする小池新党の女性候補者たち。今後もその言動に注目していっても、損はないのかもしれない。
2017年03月24日会社の飲み会や合コンの二次会での定番のひとつがカラオケ。以前と比べてカラオケに行く機会が少なくなったと思われるが、依然として大人と若者が時を共有する接点のひとつであることには変わらない。 それだけに若者世代と大人世代の感覚のギャップが垣間みえる場であるといえる。イケてる大人とイケてない大人のカラオケの振る舞いの境界線をみていこう。 (1)場を盛り上げるアクションは、イケてる大人のたしなみ カラオケに関する様々な行動について、大人の男性としてイケてるか、イケてないかについて調べてみたところ、ハモリやタンバリン等、場を盛り上げる芸のできる大人が若者世代からみるとイケてるということがわかった。 調査は大人世代【仕事経験のある45~69歳男性】465名と、若者世代【20代有職者】男女各103名、合計671人に聞いたものだ。 「カラオケでハモれる」大人について、「イケてると思う」+「ややイケてると思う」の回答スコアをみてみたところ、若者世代は62.1%。大人世代は38.3%。 「華麗にタンバリンが使える」においては、若者世代51.5%。大人世代29.5%。「サザンがうまく歌える」では、若者世代53.8%。大人世代32.9%。 ハモリやタンバリン等大人世代がカラオケを楽しむ上で当たり前にやっていることが、若者世代の眼には新鮮でかつカッコよく映っているということがわかった。 (2)全力で楽しんでいる姿がイケてる! 若者にとってどんなカラオケでの立ち居振る舞いがイケてる大人なのか?についてさらにつっこんで調べた。「盛り上がる曲を率先して歌う」のが大人としてイケていると答えた若者世代は70.4%(「イケてると思う」+「ややイケてると思う」)。 一昔前は、若者が率先して盛り上がる歌を歌い、満を持して大人世代が歌うのが「イケてる構図」だったが、逆転現象が起こっているのが興味深い。 さらに「音痴でも一所懸命歌って全力で楽しむ」についての同スコアも若者世代66.5%。大人世代は逆に「そんなのは恥ずかしい!」と思っているらしく、60.4%は「イケてない」と回答。 大人側は下手なのに一人ではしゃいでいる姿は、ちょっと恥ずかしいと思うが、若者の側からみると、そんな大人はむしろイケてる部類に入るのだ。 ノリノリな大人のカラオケはイケているが、逆にイケてないのはどういったものだろうか。 ダメな大人のマナーとして若者からたくさん挙がってきたのが、若い女性に曲をリクエストしたのに、聞いてないということ。「AKBをリクエストされたので、振り付きで披露したのにもかかわらず、他の人と話しているのを見て残念に思った」。 その他聞いている途中にスマホをいじる、手拍子がない、歌った後に一言感想がない等、リクエストされて歌ったのに、聞いているサインがないことに若者世代は敏感だ。 また、「大人世代とカラオケに行くと長い」という意見が、若者世代からは多かった。というのも最近の若者のカラオケスタイルは、「大サビ(曲の中で一番盛り上がる部分)まで歌って次の人に回す」のが一般的だそうで、逆に最初から最後まで歌うと、1番と2番の間に間奏が入るし、たくさん歌えないのだそうだ。 何より前奏・間奏の時にシーンと静まり返り、盛り上がらないのが、若者世代にとって大問題なのだ。最近は1番だけで歌が終わる機能もあり、途中でぶつっと切らなくていい配慮までしてある。若者世代とカラオケで盛り上がりたいのであれば、気をつけておいた方がよい点のひとつだろう。 若者世代、大人世代ともに6~7割の人がイケてないNG行為として挙げるのは、「マイクを離さない」「聞くに堪えない英語で歌う」「タンバリンやハモリ等で人の歌に干渉してくる」「音響にこだわる」といったもの。 「AKBを女の子に強要」「EXILEを熱唱」は若者よりも大人世代でNGと思う率が高め。大人が無理して若者の流行りを知ったかぶりするのはカッコ悪いという意識があるようだ。以上挙がっていたことに身に覚えのある人は、要注意! ※以上、博報堂「新しい大人文化研究所」の近刊『イケてる大人 イケてない大人』より引用しました。
2017年03月24日Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載! 私事で大変恐縮ですが、現在第2子を妊娠しております。現在安定期に入っており、まめは夏にお兄ちゃんになることになりました。 たまに見かける「お腹に赤ちゃんがいることを告げると、優しくお腹を撫でてくれた」などというエピソードを思い出した私は早速試してみましたが、 現実はこんなものです。 とはいえ、まめなりに何か感じるものはあるようす。例えば、まめと遊ぶ時に私がお腹をかばって全力を出さないことや抱っこがなかなかできなくなってしまったこと……。そういった細かい変化を敏感に感じ取り、自分に対するママの愛情が減少しているのではないかと心配になったのでしょうか……。 ある日、 添い寝中にいそいそと起き出してきたまめ。じっと私の顔を見て「ママ、まめ赤ちゃんよ」と言いながらおっぱいを触りたいと要求してきたのです。 妊娠中の赤ちゃんがえりの話はよく聞きますが、まさか、自己申告で来るとは。 面白いやら可愛いやらで、息子の手管にすっかり籠絡。たっぷり甘えさせてしまっていますが、本人も、悩んだり葛藤したりしてお兄ちゃんになる準備をしているのでしょう。いまはひとりっ子時代を存分に堪能してもらおうと思います。
2017年03月24日「人生にはいろいろなことがあったり、起きたりして自分独りでは生きていけないんですね。ですから、周りの人たちとのかかわりや、何より本音を言える友達、心から信頼できる大事な家族−−こうした人たちと一緒に生きながら、自分にとって大事なこと、自分がやりたいと思うことを大切にして生きていく。それがすみれであり、『キアリス』のメンバーですが、紆余曲折はあっても彼女たちのような人生を貫ければすごく幸せだ、と。これが、いちばん伝えたかったことです」 こう語るのは、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』の作者で、脚本を担当する渡辺千穂さん(45)。渡辺さんは’72年10月生まれで、東京都出身。両親と弟2人の5人家族で育った。ドラマ、映画……映像の世界が好きな少女だったが、将来映像の世界に身を置こうという気持ちはまったくなく、大学卒業後は「普通の会社」に就職。そんな渡辺さんに転機が訪れたのは、世紀が切り替わる’00年だった。 「(もともと)親から『本を読みなさい』と言われて、子どものころからよく読んでいました。お誕生日も、クリスマスもプレゼントは本でしたし。そのうち自然に、自分も小説を書いてみたい、と。でも、小説家を目指そうという感じではなく、漠然と書いてみたいという感じでした。ただ、『書きたい』という思いはずっとあって’00年を迎えた。そこで、ミレニアムの年に何かやろう。『そうだ、小説を書こう』と思ったんです」(渡辺さん・以下同) 一念発起して、「小説を書くための本」を探しに行った東京・新宿の紀伊國屋書店で、目に留まったのが脚本家・山田太一さんの、テレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』シリーズの脚本集だった。 「そのころの私は小説と脚本の区別もつかなくて。『これ、昔好きで見ていたドラマだ』と思って買って、家に帰ってよく見たら、小説ではなく脚本だとわかって『これはなんだろう……』って(笑)。でも、『脚本ってこういうふうに書くんだ……』と思いながら読んでいるうちに、自分には、小説よりこっちのほうが向いているんじゃないかと思って、シナリオ学校の通信教育を受けることにしたのですが……結局一度も作品を送ることなく’00年が過ぎてしまいました」 翌年、脚本ではなく、ドラマの企画書をテレビ局のドラマ担当者に読んでもらう機会があった。書き方などもよくわからなかったが、自分なりに書いたその1本が、プロデューサーの目に留まった。 「企画書を送ったら、すぐに連絡をいただいて、都心のホテルのラウンジでお会いしました。その方たちが、私が脚本家としてデビューしたドラマのプロデューサーチームで」 プロデューサーが求めていたのは若者たちの群像劇。渡辺さんが送った企画書は10人近い人物が登場する群集劇。ぴったりだった。これを機に、渡辺さんは会社を辞めることにした。企画書を送ってからわずか1年たらずの、’02年夏。当時29歳の渡辺さんは、連続テレビドラマ『天体観測』(フジテレビ系)でプロの脚本家としてデビューした。 まさに“トントン拍子”で始まった脚本家生活。渡辺さんも「本当にラッキーでした」と笑うが、当時を振り返ると彼女からはこんな言葉が出てきた。 「シナリオの学校に通ったり、きちんと書き方を学んだことはありませんでしたけれど、自分が好きだったドラマをレンタルビデオ店から借りてきて。それを見ながらワンシーン、ワンシーン一時停止して、台詞やト書き(俳優の動きや出入り、演出など)をすべて書き起こしました。これは、かなり大変な作業でしたけれど、とても勉強になりました」 デビュー後、彼女は、職場における「女性同士のイジメ」を描いた『泣かないと決めた日』(フジテレビ系)や、職場での「女性同士のマウンティング」がテーマの『ファースト・クラス』(フジテレビ系)など話題作の脚本を担当。脚本家としての地位を揺るぎないものにした。 そんな、渡辺さんが作・脚本を担当する『べっぴんさん』は、’16年10月3日の放送開始以来、20%近い週平均視聴率を維持。放送回も残すところ10回あまりとなった。 「よく閉塞感という言葉が使われていますが、今はいろいろなことが難しくなってきているような気がします。たとえば、自由に、自分のやりたいことを貫くことが。それに、もう安定とか、誰かに頼るとか、何かに守ってもらえる時代ではないですよね。会社だって守ってはくれないし。でも、そういう時代でも、一生懸命がんばっていれば必ず見てくれている人がいる。すみれたちが大手百貨店の『大急』に出店できたように。私は、がんばっていることは絶対にマイナスにならないし、がんばれば必ず報われると思っています。これも、ドラマを通して、すごく伝えたかったことです」
2017年03月24日