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えちごトキめき鉄道が運行する「えちごトキめきリゾート雪月花」。新潟県の南西部、糸魚川駅から妙高高原駅までを走る列車で、昨年4月に運行を開始して以来、地元だけでなく、首都圏や外国人観光客の人気も集めている。観光列車で行く夏の絶景旅、本誌記者が体験してみた! 雪月花の運行は午前と午後の1日2便。記者が今回乗車したのは、午後の糸魚川駅発便、和食の食事付き「月コース」だ。糸魚川駅のホームに入ってすぐに目を引いたのは、真っ赤な雪月花の車両。赤(正確には銀朱色)のボディに金色の「雪月花」の文字がひときわ目立ち、ゴージャス! 車体に使われている素材は、すべて金属加工で有名な新潟県の燕三条地域で作られたもの。そのほか、車内の床に敷かれた安田瓦や、家具に使われている天然木に至るまで、すべて新潟産というこだわりぶりだ。 そんな“メードイン・新潟”の車両に一歩足を踏み入れた記者の第一印象は、「明るい!」。そう、窓のガラス面が天井ぎりぎりまで広く取られ、太陽の光が車内に降り注いでいるのだ。窓ガラスは紫外線透過率0.01%以下のUVカットなので、日焼けの心配もなく景色を楽しめる。女性にとっては、重要なポイントだ。 窓に面した席に着くと、すでにランチのお重が配膳されており、アテンダントからウエルカムドリンクとしてスパークリングワインが供される。新潟市のワイナリーが特別に提供しているもので、まだ一般には販売されていないそう。昼間から飲む貴重なお酒、とってもおいしいです! 13時55分、定刻どおりに列車は出発。糸魚川の街中を抜け、数分で窓の外に日本海が現れ、旅気分が一気に高まる。しばらく海の景色を楽しんだら、ランチのお重を開けて、お楽しみの食事の時間。 月コースの食事を監修・調理しているのは、糸魚川市で江戸時代から続く日本料理店「鶴来家」。残念なことに、昨年12月に発生した糸魚川市の大規模火災で店舗は全焼してしまったが、別の場所に調理場を作り、現在も雪月花に料理を提供し続けているという。 3段のお重にぎゅっと詰まったメニューは、「ベニズワイガニのちらし寿し」に、新潟の郷土料理「こくしょ」「うどぶきとわらびの旨煮」「黒バイ貝の吹き寄せ」など、新潟の食材を使った料理がズラリ。記者がとくに気に入ったのは、「鯛の山椒焼」。山椒の辛味が鯛の味にマッチした上品な味で、いくらでも食べられそう。車内のキッチンから運ばれた香り高い「いわしのつみれ汁」との相性も抜群で、お重3段をペロリと平らげてしまった。 やがて列車は海岸線を離れ、新潟の山間部へ。標高510メートルの「妙高高原駅」へ向け、ぐんぐん坂道を上っていく。その途中で、妙高山麓にある「二本木駅」に停車。車掌さんの案内で、明治44年の開業当時から使われているというレトロな木造舎内を見学する。こんなふうに途中駅を見学できるミニツアーもあって、3時間の道中を飽きることなく過ごせるのは◎。 二本木駅を出発すると、米どころ新潟の田園風景が一面に広がる。ここからは、より眺望のいい先頭車両のハイデッキに移動し、景色を満喫。青々とした水田の向こうに、日本百名山の1つ、標高2,454メートルの妙高山の姿が現れると、乗客からは歓声が上がる。記者も夢中でスマホカメラのシャッターを切り、絶景を写真に収める。 スキーリゾートで有名な「妙高高原駅」には10分ほど停車。駅前のおみやげ屋さんで買い物をしたら、車内に戻って、デザートタイム。本日のデザートは「さるなしの寒天」「甘酒」「麩まんじゅう」、そして「雪室珈琲」。雪室珈琲とは、新潟の名物コーヒーで、雪室に貯蔵することでうま味の増した豆を使ったもの。 16時47分、終着の上越妙高駅に到着。下車の前に、おみやげに新潟産のコシヒカリと沿線の洋菓子店のカステラをいただき、3時間の列車の旅は大満足で終了した。絶景を眺めながら、地元で育まれた食材を味わえるのは、観光列車ならではの醍醐味。今年の夏は列車に乗って、目と舌で新潟の美しい海と山を楽しんでみては?
2017年07月19日JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の登場以来、観光列車が大ブームだ。7月21日には横浜と伊豆急下田間を走る「ザ・ロイヤルエクスプレス」が運行を開始。豪華な雰囲気にもかかわらず、1人2万5,000円からと手の届きやすい価格で、すでに申し込みが殺到している。旅行ジャーナリストの村田和子さんはこう話す。 「今年は『TRAIN SUITE 四季島』(JR東日本)や『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』(JR西日本)など、豪華クルーズ列車の登場が注目されていますが、もっと手ごろな価格で楽しめる魅力的な列車も、たくさんあります。とくに最近は、女性をターゲットにした列車が増えています」 そこで今回、村田さんに紹介してもらった、料金も比較的手ごろで夏の絶景が満喫できる、女子旅にピッタリの列車をご案内! ■北海道・くしろ湿原ノロッコ号(JR北海道) 国立公園である釧路湿原の中を走り、大自然の景観を間近に眺められる。湿原の中を蛇行する釧路川と並走するポイントも。 「窓の広い展望車(指定席)がおススメ。窓を開けて爽快な風を感じながら雄大な景色を楽しめます」(村田さん・以下同) 釧路原駅で途中下車して、釧路湿原を見渡す細岡展望台へ行くこともできる。 運行区間:釧路〜塘路/料金例:540円(釧路〜塘路・片道)※指定席料金は別途520円/運行日:7〜8月は毎日運行。 ■関東・伊豆クレイル(JR東日本) 伊豆の東海岸の景色を眺めながら、お酒と食を楽しむリゾート列車。和モダンな落ち着いた内装の車内は、ゆっくりとくつろげる雰囲気。 「料理や器の監修も女性が手がけており、車内の雰囲気も女性好み。まさに女性同士の旅にぴったりの列車です」 デザート付きランチセットでは、ドリンクに伊豆のクラフトビールも選べ、お酒好きも満足できる。下り区間3号車限定で、ワイン飲み放題プランもあり。 運行区間:小田原〜伊豆急下田/料金例:1万1,600円(小田原→伊豆急下田・片道 ランチセット付き)/運行日:土・日曜、祝日中心に運行(詳細はHPなどを参照)。 ■北陸・のと里山里海号(のと鉄道) 通常は40分の能登半島沿岸の道のりを60分かけゆっくりと走る。沖合に能登島を望む七尾北湾は見どころの1つ。能登中島駅で一時停車し、全国的にも貴重な鉄道郵便車の見学ができる。 「車内には輪島塗や珠洲焼といった伝統工芸品が飾られ、シックな空間。居心地がいいです」 土日祝日に運行する「ゆったりコース」では有名パティシエのスイーツ、和倉温泉の名店が手がける寿司弁当、能登の地酒いずれかの飲食プランも選べる。 運行区間:穴水〜七尾/料金例:1,500円(穴水〜七尾・片道)※スイーツプランは3,000円(乗車運賃含む・予約は3日前の正午まで)/運行日:「ゆったりコース」は土・日曜、祝日および指定日運行。 ■近畿・天空(南海電鉄) 標高差443メートルの区間を走る山岳列車。終点の極楽橋駅まで急勾配の斜面を上っていく。 「移り変わる山の景色をワイドな車窓から満喫できます。ほとんどの座席が窓に向いているので、景色を楽しむには絶好の列車」 上古沢駅から紀伊細川駅の間は、山岳の険しいパノラマが広がる。終点に到着したらケーブルカーに乗り換え、世界遺産・高野山へ。 運行区間:橋本〜極楽橋/料金例:1,340円(橋本〜高野山・片道極楽橋〜高野山間のケーブルカー運賃含む)/運行日:水・木曜を除く毎日運行(ただし水・木曜が休日の場合は運行)。 ■九州・おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道) 「ななつ星」のデザイナーで知られる水戸岡鋭治氏がデザインした豪華レストラン列車。変化に富む九州の西海岸を眺めながら、熊本、鹿児島の旬の食材を使ったフレンチや和洋折衷のコース料理などを味わえる。 「とにかく海の景色が素晴らしい。穏やかな不知火海とダイナミックな東シナ海の対照的な2つの海を満喫できます」 ディナーを提供する夕方の便では、地元出身のアーティストらによるピアノ演奏やジャズ演奏も。 運行区間:川内〜新八代/料金例:2万1,000円(川内→新八代・片道クルージングディナー付き)/運行日:金〜日曜、祝日。 この夏は、列車の中から優雅に絶景を堪能しよう!
2017年07月19日「都内の繁華街で、帽子を目深にかぶった体格の良い男性が立っていました。間もなく黒づくめの服装にマスク姿の女性が現れ、その界隈では“激安”の庶民派居酒屋へ2人で入って行ったんです」(目撃した通行人) 7月上旬の熱帯夜。東京・港区で待ち合わせしていたのは、お笑い芸人の三瓶(40)と女優の平愛梨(32)だ。 「平さんとサッカー日本代表の長友佑都選手(30)との交際発覚当初から話題になっていましたが、彼らを結婚に導いた“恋のキューピッド”が三瓶さんなんです。イタリアにある長友家にも平さんと一緒についていくほど、結婚後も仲良しですよ」(芸能関係者) 三瓶は、6月24日に行われた平&長友カップルの挙式・披露宴にも出席している。きっとこの日は、結婚式に来てくれた親友に“お祝い返しの宴”をしていたのだろう。午後10時ごろ、店内にヒョウ柄ジャケットが目を引く女性が登場。平と三瓶に合流した友近(43)だった。 「友近さんも同じく平さんの結婚式に来ていましたよ。彼女たちは『ヒルナンデス!』(日テレ系)の共演がきっかけで仲良くなったようです。平さんは、今年2月に開かれた番組の送別会に友近さんが来られなかったことをひどく残念がっていたんです。それ以来、“リベンジ会”と称して個別で飲みに行く間柄に発展したと聞いています」(テレビ局関係者) そんな幸せいっぱいに映る平だが、実は“新婚の悩み”があるらしい――。 「長友選手は、大きな岐路に立たされています。そのひとつがチーム移籍問題。昨シーズンは怪我の影響もあり、終盤戦まではろくに試合にも出られませんでした。現在はインテル・ミラノに所属していますが、ドイツやイングランドのチームへの移籍も噂されています」(サッカー関係者) 長友の所属チームは今季から監督も代わり、いままさに“過渡期”なのだという。 「チームとの契約は19年6月まで。契約期間が短くなればなるほど移籍の可能性は高まります。実際、彼もスポーツ紙の取材に『インテルと監督次第かな。移籍市場って分かんないじゃないですか』と不安を漏らしていました」(前出・サッカー関係者) 新婚早々、国を超えた“転勤”の可能性が出てきたアモーレ夫婦。この夜、平は親友2人に“悩み”をたっぷり聞いてもらったのか、明るい表情で店から出てきた。 3人は名残り惜しそうに、店の前で10分以上立ち話を続けている。友近がやっとタクシーを停めて乗り込むと、車が見えなくなるまで手を振っていた2人。方向が同じなのか、平と三瓶はタクシーに同乗して帰って行った。 愛する夫の移籍先がどこになったとしても、こんなに頼りになる親友が2人もいれば心配なさそうだ――。
2017年07月19日「相撲がとれる状態じゃない」 すでに痛めていた左大胸筋に加え、左足首も負傷し休場した横綱・稀勢の里(31)。名古屋場所に強行出場した姿には、横綱の責任を果たすという悲壮感さえ漂っていた。 「どこかが痛くても土俵に上がるのが相撲道」というのが、稀勢の里が入門したときの師匠である故・13代目鳴門親方(元横綱・隆の里)の教えである。亡き師匠の教えを愚直に守り、強行出場した結果の再度の負傷だった。 本来、名古屋場所の休場を勧める立場にあったのが、現親方の田子ノ浦親方(41・元隆の鶴)なのだが……。 「今の親方は現役時代の最高位が前頭八枚目。横綱に上り詰めた稀勢の里には遠慮がある。稀勢の里自身も、親方のことを感覚的には先輩力士の一人ぐらいにしか思っていません」(相撲協会関係者) 実は田子ノ浦部屋ができた経緯にも複雑なものがあった。 「鳴門親方は生前『この部屋を将来継ぐのは、若の里(元関脇)だ』と言っていました。ところが、11年に鳴門親方が突然亡くなってしまいます。だが、若の里は現役続行を選ぶ。そこで、すでに引退していた隆の鶴が鳴門親方となります。だがそれに納得しなかったのが、13代目の未亡人の典子さんです。結局、鳴門の名跡は使えなくなり、隆の鶴は田子ノ浦に名跡変更することになりました」(田子ノ浦部屋の関係者) 千葉県にあった鳴門部屋の施設は典子さんの所有。田子ノ浦部屋は東京・小岩への転居を余儀なくされる。当時、大関だった稀勢の里も、田子の浦部屋の所属力士として付き従った。 「元日本航空のキャビンアテンダントだった典子さんは、13代目鳴門親方に負けず劣らず、厳しい人です。掃除の仕方から、ちゃんこの作り方まで、15歳で入門した稀勢の里に厳しく指導しました。相撲のとり方を鳴門親方から習ったとすれば、生活の仕方は典子さんからです。そんな厳しい“母”を稀勢の里は慕っていました。母の日にケーキをプレゼントしたとき、典子さんは目を細めて喜んでいましたね。稀勢の里のことは、今でも息子のように思っているはずです」(前出・田子ノ浦部屋の関係者) 今は使っていないが、旧鳴門部屋の建物はそのままだ。 「鳴門の名跡こそ、元大関・琴欧洲が継承しましたが、旧鳴門部屋の稽古場は残してあります。稀勢の里は引退後、『相撲道』を教えてくれた師匠の恩に報い、その教えを継承する部屋を創設するはずです。典子さんは、いずれ稀勢の里が部屋を興すときに、戻ってきてほしいと考え、残したのではないでしょうか」(後援会関係者) 「師匠の教えに従い限界まで相撲を取るはず」(前出・後援会関係者)という稀勢の里。まだまだ相撲道は続いていく。
2017年07月19日今年も日本からのお客様がひっきりなしに来られます。お付き合いで食事に行くんですが、問題は息子です。毎晩1人にしておくこともできません。連れて行ってもいいのですが、仕事関係の大人たちとの会食はつまらないみたいで、いつもぶすっとしています。 今日は若い女性の編集者さんが休暇でパリにやって来たので、「どうする?一緒に行く?いっさい気を使わなくていい子だよ」と言いましたら、「じゃあ、行く」と珍しく応じてくれました。しかし、着席するなりヘッドフォンをかぶって音楽を聴き出したのです。困ったなぁ、と思っておりましたところ、編集者さんが「なに聴いてるの?」と自然に話をふりました。年が近いせいもあるのでしょうね。そこから息子が彼女と話をしはじめたのです。これは珍しいケースです。 シメシメと思ったのもつかの間、今度は突然、話題が私に降りかかってきました。給仕さんとのフランス語のやり取りが気に入らないみたいで、「パパは本当にいつまでもフランス語が酷いんだよね。恥ずかしくてしょうがないんだよ。なんでもっと勉強しないの?ぼくには厳しいくせに自分には甘過ぎない?恥ずかしいよ」と批判の連続。2人きりの時にはとってもいい子なんです。素直で、言うことをよく聞く優しい子。 でも、気の置けない人が現れると突然親への批判が始まります。思春期とか反抗期のせいでしょうか?みんなの前で父親の批判をすることがある種のガス抜きになっているのかもしれません。友達の輪の中にいる息子には本当に近づくことさえできないのです。後ろから肩を叩いても、無視。思春期の少年の気持ちはわかりますが寂しいものです。もっとも彼はたくさんストレスを抱えて生きてきました。日本人なのにパリで生まれ、苦難を乗り越え育ってきた。頼れる親戚もいません。 私を使ってガス抜きができるなら別に構わないんですけど、でもねー、落ち込みますよ。何も若い編集者さんの前で親を罵倒することもないのになって思うと泣けてきます。それでも、反抗期や思春期というのは、子供が順調に育っている証拠でもあります。子供に反抗されることを喜べる親でいたいものですね(笑)。そのためには愛情のこもった美味しいもので心をつかむのがいちばんかもしれません。 さて、じゃあ、反抗盛りの息子でも、食べだしたら素直になる一品をご紹介しましょう。シンガポールチキンライスです。 材料4人分:米2合半、皮付き鶏もも肉2枚、しょうが5g、生のレモングラス1本(乾燥なら小さじ1)、長ねぎの青い部分少々、にんにくチューブ少々、ウェイパー(または鶏がらスープ)中さじ1、醤油大さじ2、酒大さじ2、ナンプラー小さじ1、ごま油大さじ1。 ソース:醤油大さじ1、酢大さじ1、ごま油小さじ1、砂糖小さじ1、ナンプラー小さじ1、豆板醤少々、長ねぎ4センチくらい、にんにく1片、すりしょうが小さじ1、ごま少々。 まず、鶏肉を半分に切り、米をといでおきます。次に、フライパンにごま油を熱し、鶏肉の皮面だけを焼きます。肉部分には火を入れないで。皮面のみ焼けたらフライパンに出た肉汁ごと炊飯器に移し、米と全ての調味料を入れて、水加減を2合半に合わせます。長ねぎをいちばん上にのせて、炊飯スタート。炊き上がったら鶏肉と長ねぎを一旦取り除き、よく混ぜます。ソースは、しょうがをすり、長ねぎとにんにくを細かくみじん切りにして材料を全て合わせるのみ。豆板醤はお好みで。 お皿にチキンライスを盛って完成。最後にきゅうり、コリアンダー、目玉焼きや半熟卵などのお好きな付け合わせ(すべて分量外)をのせ、ソースをたっぷりかけて召し上がれ。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2017年07月18日歌手で俳優の福山雅治(48)がラジオ番組「福山雅治福のラジオ」(TOKYO FM)に出演。 先日の放送でも菅田将暉とのBL妄想を繰り広げたり、リスナーからのBL脚本を読み上げたりと話題となっていたが、現在も「引き続きBLについて勉強中です」と明かした。 資料として取り寄せてもらったBLを現場にも持ち込んで読むなど、“自主練”をしているという福山。中でも「ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない』、素晴らしい名作ですよね」と絶賛した。「これをどうやって実写化できるのかなと考えてたんだけど、実写化してくれる俳優さんがどれくらいいるのかなと思って」とその名作ぶりを表現した。 これに対し、作者のヨネダコウも自身のTwitterで「福のラジオ」のツイートをリツイート。「生きる…」と喜び(?)を呟いている。 『囀る鳥は羽ばたかない』(大洋図書)は、ヤクザの若頭・矢代が付き人兼用心棒の百目鬼(どうめき)に惹かれていく……というストーリー。2014年、2015年の「このBLがやばい」に2年連続TOP10入り、講談社FRaU第3回マンガ大賞も受賞。腐女子はもちろんそれ以外の女性にも人気のあるタイトルだ。 福山のチョイスに、ネット上では「わたしもー!!わたしもだいすきやでー!!!!涙」「BLの趣味まで良い福山雅治すばらしいね」「熱い握手を交わしたい」といった腐女子の共感の声があがっている。 さらに、同番組で共演する放送作家の今浪祐介氏から「BLドラマCDにも出演する声優さんから『いつでも呼んでいただければ』と言われていますよ」と聞かれると、「ど素人だから、僕が簡単にBL共演って失礼じゃないかなと思っちゃう」とためらいを見せる福山。しかし「BLやる場合、福山雅治じゃなくて違う名前でやるっていう。そんな可能性もないこともないかもしれない」とBL出演には乗り気のようだった。 これに対してネット上では、「福山雅治のBLCD出たら買うwww」など歓喜の声も。腐女子の中では比較的好意的に受け取られているようだ。
2017年07月18日「第二子の性別が、女の子とわかったときは、正直『マジか!』と思いました。男の子のまめですらこんなに溺愛しているのに、娘が産まれたらどれだけ愛情を注いじゃうんだろうと、今から心配しています(笑)」 そう語るのは、まめちゃん(2)のママで、イラストレーターの横峰沙弥香さん(33)。’15年2月、育児ストレスの発散になればと思い、まめちゃんの育児絵日記をインスタグラムで始めた。その人気は瞬く間に広がり、現在フォロワーは32万人を突破!投稿するたびに“いいね!”や共感のコメントが多数殺到している。 そんな沙弥香さんが、WEB女性自身での自身の連載をもとに、新たに描き下ろした『まめ日和』が7月19日から発売中だ。出産間近にして、描いたエピソードは45本! 「まめを妊娠していたときは、体調を崩すことはあまりなかったんですが、2度目は体にキてます……(苦笑)。まめの子育てで体力も使うし、たった3年経っただけで、体力的にこんなにちがうのかと……。それまでは徹夜仕事もしていましたが、寝落ちしたら朝まで寝てしまうことも多くて、体調管理が大変でしたね」 現在、沙弥香さんが担当しているまめちゃん連載の仕事は週4本。その他にもイラストの仕事がたてこんでおり、“毎日が締め切り”状態のことも少なくない。それでも、短時間で一気に描き上げるのがモットーだという。 「そのときそのときのテンションで、絵のタッチって変わってきてしまうんです。また、文房具を集めるのが趣味なので、新しく買った文房具を使ったりすると、線の太さとか、色合いとかも変わってきちゃいますしね(笑)」 今回の『まめ日和』には、沙弥香さんの育児やまめちゃんへの思いが強く反映されている。 「まめちゃんの1コマ漫画って、“育児あるある”をベースとした、ほんわかしたイメージが読んでいる人にとってあると思うんです。でも、実際の育児って全然、ほんわかしてない(笑)。“あるある”だけでなく、2歳になったまめの個性を強く出したい、と思って。それに振り回される親にとっての“自虐ギャグ”もあったり、育児の経験がない人でも笑えるような、さまざまな面白さを追及しているんです」 最近沙弥香さんが感じているのは、2歳児とは思えないようなまめちゃんの“ズルさ”だという。 「うちでは、今遊んでいるおもちゃを片付けてから、次のおもちゃで遊ぶ、という決まりがあります。きちんとその決まりを守って片付けしている息子をベタ褒めして、私も片付けを手伝っていると、背後に隠れて『よいしょ、よいしょ』と、声だけ出して片付けるフリ。ホント、親の愛情をうまく利用している子だな、と思いました(笑)」 もうすぐ生まれる女の子は、“第二のまめちゃん”ということで「にまめ」と呼ばれている。4人家族になっても、沙弥香さんは絵日記を続けていきたいと語る。 「女の子はあまりウンチを飛ばしたりしないらしく、おとなしいと聞いたので、マンガのネタは、まめよりも地味になるかもしれませんが……。変わらず、共感してもらえるような、笑えるマンガを描いていきたいです!」 男の子かと思うくらい、胎動がすごいという「にまめ」ちゃん。“ズルかわ”な、まめちゃんとの兄妹エピソードが今から楽しみだ! 『まめ日和』発売記念!横峰沙弥香サイン会開催決定! 横峰沙弥香さんの新刊『まめ日和』(光文社)を記念し、「リブロ パルコブックセンター調布店」にて、ご購入の方50名様限定で、横峰沙弥香さん自身によるサイン会イベントを開催予定です! 【日時】2017年7月22日(土)午後1時~(開場は12時45分~になります) 【会場】リブロ パルコブックセンター調布店 特設会場【参加方法】7月11日(火)以降、『まめ日和』(7月19日発売)横峰沙弥香サイン会に参加ご希望のお客さま先着50名様に、レジにて整理券を配布、及び電話予約を受け付けております。 ※当該店舗で必ず『まめ日和』をご購入ください。※整理券は入場用です。無くなり次第、終了となります。※本券をお持ちの方にサインいたします。当日、当該店舗でご購入の『まめ日和』をご持参ください。※開始時間10分前までにご来店ください。時間を過ぎてしまった場合キャンセル扱いになります。※入場は整理券番号順ではなく当日先着順になります。 【お問い合わせ先】リブロ パルコブックセンター調布店042-489-5351(10:00~20:30/金曜のみ~21:00) ▼新刊『まめ日和』Amazon予約ページ※サイン会参加をご希望の方は、必ず「リブロ パルコブックセンター調布店」にて上記に従って本書をご予約・ご購入ください。※都内では19日発売、流通の都合上地域によっては前後(20日以降)する場合がございます。
2017年07月18日カワイイけど、面倒臭そう。 波乱万丈の半生を乗り越えてきた歌手・華原朋美さん(42)を見ていると、奇麗やカワイイと思うよりずっと「面倒臭そう」という印象を抱くのはなぜでしょう。 デビュー時から小室哲哉さん(58)の恋人といわれ、一気にスター歌手の道を上りつめた彼女。しかしその後は魔法が解けるかのように、失恋や体調不良、薬物依存などの報道が続出。上った分だけゴロゴロと転落していきました。 ここ数年は落ち着いてきたのか、アラフォーながらの美ボディを披露し、新恋人との話題がニュースになることも増えたともちゃん。「幸せになってほしい」と視聴者の多くが願っていることと思いますが、同時にニコニコ明るい表情の裏からどこからともなく“女の面倒臭そうなニオイ”を感じ取っている人も多いのではないでしょうか。 たとえば先日の音楽イベントに出演した際、共演者から恋愛について問われると「昔はデートのときでも『あれカワイイ、ほしいな』と言ったら、『買ってあげようか』という言葉が必ずついてきた」とコメント。事実なんだろうけど……頭のいい女はそんなこと、口が裂けても言わないよ!素直といえば聞こえはいいですが、思ったことや経験したことをそのまま発言する彼女からはやっぱりにおっちゃいますよね。「TK」という存在が……。 過去の恋愛をネタにして注目を浴びるという芸風は、多くの人がやっていること。だから別にネタの1つと考えればよいのですが、彼女の恋愛トークからTK臭を感じると妙に「またかよ」と落胆してしまう。それと同時に「でも私はTKに選ばれた女だもん!」という女のドロドロした意地とプライドも感じ取れます。天才に見初められ、姫として扱われ、スターになった経験のある彼女。過去の事実が、彼女の恋愛や男性への要望を今も縛っているような気がしてならないのです。 「男は、女の“初めての男”になりたがる」 よく聞く名言です。これは男がプライドの高い生き物であり、比べられることを極端に嫌がる生き物であるということを現した言葉。どんなに元彼の存在が明らかになっていようとも、両者が認識していようとも、女はその男の前では「あなたがいちばん」ではなく「こんなの初めて」と叫び続ける必要があります。 でも、ともちゃんを見ていると常にTK臭をまとい、自分の恋愛に対する不器用という名のハードルの高さを示し、「いちばん探し」をしているように見えるのです。天才音楽家TKと比べられるなんて、どれだけ自信のある男でもいい気はしないもの。むしろ比べられてもなお挑もうとする男ってプライドがエベレスト級に高いか、クセの強すぎる男が多いはず。想像するだけでもゾッとします。 先日のイベントで、ともちゃんはTKとのスター時代を「だって、出だしがあんなちやほやされて……」とつぶやいています。当事者が過去をちやほやと形容してよいのは、今が当時よりもっと幸せなときだけ。“奇跡のアラフォー”と形容されることもあるともちゃんですが、奇跡なのはビジュアルだけじゃなく素直すぎる心。けっこう問題かもしれません。
2017年07月18日第133飯「抹茶とホワイトチョコレートのシフォンケーキ」■材料卵黄4個分砂糖60g卵白4個分砂糖40g熱湯70ccオイル40g小麦粉80g(ふるっておく)ベーキングパウダー4g(ふるっておく)抹茶12g(ふるっておく)ホワイトチョコレート60g生クリーム、砂糖(好みで)適量 ■作り方①大きめのボールに卵黄を入れ、泡立て器で卵黄と砂糖をよく混ぜ、熱湯とオイルを加え混ぜる。そこに小麦粉、抹茶、ベイキングパウダーを加え、さらによく混ぜる。 ②卵白に砂糖大さじ1を加え、ハンドミキサーで泡立て始める。卵白が白っぽくモコモコ泡立ってきたら残りの半分の砂糖も加えまた泡立て、卵白にツヤが出てきたら残りの砂糖を加え、卵白の角がピンと立つまで泡立ててメレンゲを完成させる。 ③①に②のメレンゲの1/3を加え、泡立て器でよく混ぜる。満遍なく混ざったら、もう1/3のメレンゲを加え、今度はゴムベラでメレンゲを壊さないように切るように混ぜていく。残りのメレンゲも同様に混ぜ合わせる。 ④③の生地に細かく砕いたホワイトチョコレートをさっくりと混ぜて型に入れ、20cm位の高さから型を落として空気を抜く。 ⑤180度のオーブンで35分焼く。 ⑥オーブンから出したらまた、ワインの空き瓶などを利用しさかさまにして冷ます。⑦好みで泡当てた生クリームを添える。 ※オーブンは予め180度に予熱しておく。
2017年07月18日7月4日以降、自身のブログやYouTubeチャンネルを使って船越英一郎(56)を総攻撃してきた松居一代(60)。サイバーエージェントによる削除要請を受けトーンダウンしたように思えたが、13日に動画を投稿。脚本家・大宮エリー(41)が船越に送ったとおぼしき手紙を暴露し、2人の“深い関係”をにおわせる新たな“爆弾”を投下したのだ。 「松居さんは船越さんが書いたとするノートやパスポートも持っていて、動画で公開しています。これらはすべて、船越さんが別宅に置いていたものを無断で持ち出したそうです。船越さんが被る損失は1億円近いとも言われており、松居さんは裁判を起こされることもありうるでしょう。でも彼女はお金を持っているため、そんなもの怖くない。“バイアグラ男を抹殺したい!”という執念が彼女を突き動かしているのです」(スポーツ紙記者) 実際、船越の別宅マンションでは不審な現象が起きていたという。夫妻の知人が本誌に打ち明ける。 「騒動前、船越さんが住む別宅マンションで郵便物がなくなっていたそうです。船越さんも『何かおかしいな?』と不審に思ったみたいで、ポストに設置された監視カメラを確認したと聞きました」 さらに現場では、こんな“恐怖の目撃証言”も……。 「今年5月の早朝でした。松居さんが船越さんの別宅マンションにいて、ポストを漁っていたんです。夫婦なので問題ないのかなと思いましたが、念のため船越さんに伝えました……」(近所の住人) 離婚問題に詳しいレイ法律事務所の松下真由美弁護士は、松居の行動の危険性を指摘する。 「別宅内のものを勝手に持ち出す行為は、罰せられない可能性が高いです。親族相盗例というものがあって、親族間の窃盗は刑を免除されるのです。ただ夫婦とはいえ、2年以上別居しているならプライバシーが確立していると思います。マンションに無断で入る行為は、住居侵入罪にあたる可能性がありますね。また松居さんの動画は名誉棄損に当たる可能性が高いです。民事・刑事どちらでも違法性を問うことができると思います。民事だと名誉毀損によって被った損害賠償請求ができるでしょう。刑事だと3年以下の懲役、もしくは禁固、または50万円以下の罰金が科せられるでしょう」
2017年07月18日「松居さんが次々と動画をアップしても船越さんは『火に油を注ぐようなことはしたくない』と名誉棄損訴訟に消極的でした。でもそれも限界。船越さんの周囲は怒り心頭で、所属事務所も3人の弁護士を雇って臨戦態勢のようです」(芸能プロダクション関係者) 7月4日以降、自身のブログやYouTubeチャンネルを使って船越英一郎(56)を総攻撃してきた松居一代(60)。これまで船越側は静観の構えを貫いてきたが、ようやく反撃に出た!9日、松居のブログに“閉鎖危機”が浮上。サイバーエージェントが“名誉棄損にあたる書き込み”の削除を要請したが、これらは船越の事務所から要請を受けて行ったものだった。 松居は該当部分を削除することでブログ閉鎖を免れたが、船越側の反撃はテレビ番組にも影響を与えた。これまで取り上げていたテレビ局が動画使用を自粛。一部では船越の所属事務所が「使用を控えてほしい」と“お願い”したとも。結果、初回は300万回近くあった動画再生数も20万再生に。一転して船越さん側が主導権を握ったとも言われていた。 だが、その目論見は甘かった。13日、松居は新たな動画を投稿。『別宅の真相』と題して、脚本家・大宮エリー(41)が船越に送ったとおぼしき手紙を暴露した。夫が別宅を設けることになったのは、この手紙がきっかけだと主張。明言こそ避けているが、2人の“深い関係”をにおわせている。鎮火どころか、新たな“爆弾”を投下したのだ! 船越が提出した離婚調停申立書には「財産を要求しない」との記載があるという。だが、離婚カウンセラーの岡野あつこさんが言う。 「船越さんは『お金はいらないから早く離婚したい』と思っているのでしょう。でも財産分与を求めたほうが早く離婚できることも多いと、弁護士からも聞きました。付け入るスキを与えると相手はどんどん攻めてくる。だからあえて財産を半分要求することで、相手を黙らせるのです。名誉棄損など、相手にとって不利な状況も同じです。訴えることで、こちらの主張は通りやすくなるでしょう」 結婚後に築いた夫婦の財産は共有財産。離婚の際は折半しなければならない。ちなみに松居は本誌15年10月27日号で「動かしている投資額は25億円」と告白している。船越側は、その巨額資産に焦点を当てようとしているようだ。 「投資額だけをみても、船越さんは約13億円を要求できることになります。離婚調停が不調に終われば裁判になりますから、その際に船越さん側が一転して財産分与を求める可能性もあると思います。というのも実は船越さんについている3人の弁護士が、名誉棄損での訴訟を本格的に検討しているそうです。攻勢に出ることで、早期解決を図りたいのでしょう」(前出・芸能プロダクション関係者) 船越側から飛び出す逆襲の13億円提訴。 離婚劇はさらなる泥沼となりそうだ――。
2017年07月18日「私の不注意でけがをしてしまい、本日のコンサートの演出を一部変更させていただきます」 7月8~9日、日本武道館でコンサートを行った松田聖子(55)。開幕直前、彼女自身の声で、こんな衝撃的なアナウンスが流れた――。全国ツアー前半のラスト公演とあって、楽しみに駆けつけたファンも多かったが、聖子は“不慮のけが”で椅子に座りっぱなしだったという。 「聖子ちゃんは『こんな姿をお見せしてごめんなさい』と何度も何度も謝罪。唯一動かせる上半身をできる限り大きく使って、2階席の観客にも見えるように頑張っていました」(観客の女性) 一部週刊誌では、9日の公演直後、慶應病院勤務の夫・Kさんが、聖子の車椅子を押してシンガポールに向かう姿を報じている。これも治療のためではないか、と言われていたのだが――。 「現地で歯科医のKさんの学会発表があり、聖子さんが同行されたんです。Kさんは『無理して来ないほうがいい』と止めたのですが、どうしても一緒に行きたかった聖子さん。そこで、聖子さんのお母さんが手伝いについてきてくれるなら大丈夫だろう、ということで家族旅行になったと聞いています」(芸能関係者) 武道館公演では、歌の合間に「転んで腰と背中を強打した」と観客に語った、聖子。だが、いつどういった状況でケガしたのか、具体的な詳細は明かされていない。 「実は、“ぎっくり腰”ではないかといわれています。骨折やヒビが入る重症だとしたら、座って歌を歌うことやシンガポールまで長時間飛行機に乗ることすら難しいはずですから」(前出・芸能関係者) 整形外科医の陳維嘉さんは、ぎっくり腰についてこう警鐘を鳴らす。 「一般的にぎっくり腰は、加齢による筋肉の衰えなどが原因で発症すると言われています。筋力は25歳をピークに1年に1%ずつ低下していきます。聖子さんが今回初めてのぎっくり腰だとすると、若いときには大丈夫だった激しい動きも、筋力が低下しているため負担が大きくなったということでしょう」 「まだまだ現役よ!」と“過信”してしまう40~50代は逆に要注意ということだ。そんな同世代ファンに聖子が心遣いを見せる場面も――。 「聖子ちゃんは、立つこともままならない深刻な状態なのに『転んじゃったんです。皆さんも気を付けてね!』と笑い飛ばして……。ファンに心配をかけまいと気丈に振舞っていました」(前出・観客) ツアー再開まで20日あまり。それまでにぎっくり腰は完治するのだろうか。 「軽ければ1~2週間くらいで治りますが、3~4週間、痛みが残る人もいます。無理は禁物ですが、痛み止めを使えば立って歌うことも可能でしょう」(前出・陳維嘉医師) 来月のステージでは、歌姫の“完全復活”をきっと見せてくれるはずだ――。
2017年07月18日最旬韓国スターのインタビューをお届けしているK☆STAR LOVES。 今回のゲストは、2年間の兵役を終え、7月1日に除隊したパク・ジョンミン。SS501の内でも、トークの面白さではNO.1の彼が、流暢な日本語で軽快なトークを繰り広げる。入隊直前から約17キロの減量に成功し、さらに磨きをかけた美貌とウィットに富んだ会話は、2年間のブランクを感じさせない鮮やかさ。 22日、原宿クエストホールで開催される復帰コンサートの演出の構想など、ここでしか聞けないマル秘エピソードが満載です! ■パク・ジョンミンHP■韓国エンタメ情報&オリジナルインタビュー満載!『K☆STAR LOVERS』記事一覧■女性自身韓流Twitterアカウント(動画/Bravoworks,inc.)
2017年07月18日モデルでタレントのローラ(27)が、年内にも所属事務所から移籍する方向で調整が進められていることを、複数のメディアで報じられている。 発端は6月中旬にローラがツイッターで発信した意味深なツイートの連発だった。 《最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる》 《黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない》 《10年の信頼をかえしてください》 など、ファンならずとも心配な内容。テレビなどでは天真らんまんなキャラが売りのローラだが、抱えている“心の闇”をさらけ出してしまった。 「ローラが現事務所から芸能界デビューしたのが07年。ツイッターで主張した『10年の信頼』と見事に符合します。30代後半の事務所社長との金銭トラブルを抱え、シャレにならない事態に発展してしまったと報じられています」(芸能プロダクション関係者) ローラといえばバングラデシュ人の父親が海外療養費などの詐取事件で逮捕・起訴され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。だが彼女には同情の声が集まり、仕事にもまったくダメージはなかった。先日発表された「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」では、首位で女優の広瀬すず(19)の14社に続き10社で2位タイにランクインしている。 そんな人気タレントの騒動だけに、CM業界も大困惑しているという。 「今後は事務所から独立するか移籍することになりそうなので、現状では怖くて新規のCMオファーを出すことができないのです。起用したいクライアントはいまだに多いのですが、どうにもならない状態。そのため今後は、CMの契約本数が大幅に減ることになりそうです」(広告代理店関係者) しばらく、ローラにとって決して「オッケー!」ではない状況が続きそうだ。
2017年07月17日妻の松居一代(60)との離婚バトルで連日注目を集める俳優の船越英一郎(56)。だが司会をつとめるNHKの情報番組「ごごナマ」にはいま、“追い風”が吹き始めているという。 「『オトナの井戸端、作りました』の触れ込みで4月3日にスタートした同番組。社会問題などには触れず、ゲストとの緩いトークと生活情報がメインで放送していた。そのため裏かぶりする各局の昼のワイドショーに押され大苦戦。視聴率はとってもせいぜい3%ほどだった。ところが松居との騒動が勃発すると船越が生でどんな発言をするか注目が集まり、視聴率が4%を超える日もあるといいます」(放送担当記者) 松居はYouTubeに船越の不倫を“告発”する動画を投稿。船越の事務所は不倫を否定したものの、船越本人は一切コメントしていない。NHKとしては、扱いが難しいようだ。 「船越さんが不倫をしていたとしても法に触れる行為ではないので、局の内規では番組を降板させる基準には当たらない。とはいえ船越さんが松居さんに申請している離婚調停がこじれた場合は、離婚訴訟で長期化することが濃厚です。となると、視聴者からの抗議が想定される。局内でもどうすべきか、評価が二分しています」(NHK関係者) だが船越サイドにとって厳し過ぎる決断が、10月の改変を前に下されそうだという。 「視聴率はもうしばらくすると徐々にダウンしていくでしょう。そうなると局としても『視聴率の低迷を理由に10月改編でリニューアル』という体のいい理由をつけることでしか、船越を“降板”させる術がない。実際、その方向で話が進められていると聞いています」(前出・NHK関係者) 離婚騒動が解決しない限り、この先も船越は“無傷”ではいられないようだ。
2017年07月17日歌舞伎俳優・坂東彌十郎さんの両国散歩も、いよいよ佳境。 まずは彌十郎さん、相撲にまつわる芝居のお話をしながら両国の町の象徴、両国国技館の前をぶらりぶらり。ついつい興が乗って、三波春夫の浪曲を一節、ご披露してくれちゃいます。さらに、名横綱たちの手形のレリーフにご自分の手のひらを合わせながら、交流のあった関取たちとの思い出話まで。 そして、歩き疲れた彌十郎さんがたどり着いたのは……彌十郎さんが子供の頃から気になっていたというお店。歌舞伎界でも大のグルメで知られる彌十郎さんが今回、セレクトしたのは来年で創業300年、両国で九代続く、“ジャパニーズ・ジビエ”の老舗「もゝんじや」です。「山くじら」とも呼ばれる猪肉料理が有名で、彌十郎さんも伝統の味噌仕立てのすき焼き「猪鍋」(4,000円/税別)を注文。臭みゼロ、脂の甘さが絶品の丹波産天然猪肉に、彌十郎さんも大満足です。 【もゝんじ】住所:東京都墨田区両国1-10-2TEL:03-3631-5596営業時間:17:00~21:00(火・木・土のみ、ランチタイム11:30~14:00も営業)定休日:毎日曜日 坂東彌十郎(ばんどう・やじゅうろう)1956年、往年の銀幕の大スター・初代坂東好太郎の三男として生まれる。祖父は十三代目守田勘彌。1973年5月、歌舞伎座 『奴道成寺』 の観念坊で初舞台。八代目坂東三津五郎、三代目市川猿之助のもとで芸を磨く。近年ではコクーン歌舞伎や平成中村座など、十八代目中村勘三郎との共演も多数。平成中村座の海外公演にも参加してきた。また、今年(2016年)5月には、ヨーロッパ(フランス、スイス、スペイン)で歌舞伎の自主公演を敢行。大好評を博した。長男は初代坂東新悟(26)。
2017年07月17日タレントの松居一代(60)が17日、自身のブログを更新し、離婚調停中の夫で俳優の船越英一郎(56)が司会を務めるNHKの生放送番組『ごごナマ』を批判した。 松居は『時代はSNSなんだよ』という記事で「NHK様は、民放じゃないよあたしたちはお金を、それも大金をお支払いしているんだよ」と言及し「だったら…クリーンじゃないとダメだろう不道徳、不謹慎、不誠実、嘘、不倫はいかんだろう」と船越を起用しつづけていることに苦言を呈した。 そして家族と呼んでいるファンに向けて「頼んだよしっかりと、頼んだよ家族のみんな、頼んだよみんなの力で戦うんだよ」と念押しをし、「勝利したらみんなと、抱き合って勝利に浸ろうよ」と呼びかけた。 ブログの最後でも「では、NHK様のことた!の!み!ま!し!た!よ」と改めて強調した。
2017年07月17日7月8~9日、武道館でコンサートを行った松田聖子(55)。全国ツアー前半戦の最終公演とあって、会場は大盛況。しかし、この日の聖子はいつもと違っていた――。 「開幕直前、聖子ちゃんの声で『不慮のけがにより、公演の内容を一部変更させていただきます』とのアナウンスが入りました。私たちはもうびっくり。聖子ちゃんは立つこともままならない状態で、終始椅子に座ったまま歌い続けたんです。聖子ちゃんがいちばん辛いはずなのに『こんな姿をお見せしてごめんなさい』と何度も謝っていて……。その姿に心が打たれました」(観客の女性) 13日発売の『女性セブン』ではコンサートが終わった直後、聖子がシンガポールに旅立つ様子を報じている。羽田空港で車椅子に乗った聖子。その車椅子を押していたのは、慶応大学病院勤務の歯科医夫・Kさんだった。 「聖子さんがKさんと再婚したのは12年のこと。実は、結婚後もあまり2ショットを撮られないことから、一時は別居や離婚が噂されることもありました。Kさんは恋多き聖子さんの3人目の夫ということもあり、色眼鏡で見られることもあったんだと思います。でも、2人は今でもとってもラブラブなんですよ。海外でKさんの学会発表がある際、聖子さんは必ず同伴されるほどなんです」(芸能関係者) Kさんの愛妻家な一面は職場でも評判のようだ。 「K先生は聖子さんと結婚してから本当に幸せそう。仕事が終わると、いつも真っ直ぐ家に帰られるんですよ。まさしく“聖子ちゃんファースト”。今も仕事が忙しいにも関わらず聖子さんの身体を誰より心配し、今こそ妻を支えてあげるんだと張り切っていらっしゃいます。お互いを支え合う、理想の夫婦ですよね」(病院関係者) 結婚5年目、Kさんの献身愛に曇りはなさそうだ。
2017年07月17日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【こんな人は、死んでも幽霊になれないかも……】 僕は霊視するとき、その人の霊体が持っている「根っこ」のような部分を見ています。 でもたまに、どんなに探してもこの「根っこ」が見つからない人がいるんですよ。たぶん、周囲の人に気を使いすぎて「確固たる自己」というものを持っていない人なんだと思います。そういう人って、話す相手が変わるたびに、霊体が“スパン、スパン”って入れ替わるんです。根こそぎ別人になってしまう感じで。僕には小さいころからそれが見えていたんですけど、霊体が入れ替わる瞬間は、なかなかシュールな光景ですね。 経験上、そういう、霊体に「根っこ」がない人って、ひとりっ子のことがほとんどなんです。だから実は、僕自身もそうなんじゃないかなって思ってるんですが。ひとりっ子って、親が子どもに期待する役割を全部ひとりで請け負わないといけないじゃないですか。末っ子みたいに、ベタベタに甘えたり、長男や長女みたいに、自立したところを見せたり。親に対する気遣いから「自分ひとりで全部の役割をこなさなきゃ!」って思っちゃうんでしょうかね。 そうすると、自分が本当はどんな人間なのかわからなくなる。だから霊体に「根っこ」がなくて、次から次へと入れ替わっちゃうんだと思います。ちょっとでも思い当たる部分がある人は、周囲に気を使うのをやめて、自分の「根っこ」を育ててみてはどうでしょうか。「根っこ」がない人って死んでも幽霊になれないんじゃないかな。
2017年07月17日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「ファミレスやレストランでもメニューを決めるのに時間がかかります。とくに旅先だと悩んでしまい、友達からヒンシュクを買っています。優柔不断な性格をどうにかしたい!」(ゆゆか~さん・31・OL・埼玉県) 【A】「好きなことだからこそ悩む。“優柔不断”の何が悪いの?」(蛭子能収) オレは、メニューを決めるのに時間をかけませんね。「ロイヤルホスト」ならミックスグリルしか食べないし、食堂でもカレーかラーメンかカツ丼を選びます。食べ物に興味がないんです。アナタは食事に関心があるようだから別に時間をかけたっていいんじゃないですかね。好きなことで悩むのは優柔不断とは言わないと思います。そんなことで眉をひそめる友達なんていりませんよ。 とはいえ、最近のオレは競艇でも時間をかけずに舟券を買ってしまいます。昔は、西島靖選手や今村豊選手などが好きで、彼らが出るレースは、じっくり予想していました。今は何も考えずに数字の出目だけ。選手など考慮しないで、本命が来やすい「1」「2」枠、大穴の可能性が高い「5」「6」枠。これらの数字の組み合わせだけで選んでいます。しかも、この前は、同じ舟券をダブって買ってしまい……。当たれば2倍ですが、当然ながら勝てませんでした。軍資金を女房に絞られている今、もう少し慎重に予想したほうがいいかもしれませんね。
2017年07月17日16日、フジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』に、私生活でも仲のいいという俳優の佐藤二朗(48)、安田顕(43)、ムロツヨシ(41)が出演。番組では、映画『大洗にも星はふるなり』(2009年)の共演、現在公開中の映画『銀魂』でも再び共演をしている3人がトークを展開。ムロが知名度を上げるための秘訣について語った。 佐藤はムロに「ものすごい人気者になってるじゃん」と質問を投げかけると、ムロは「人気者を使っていきました」とし、現在も仲が良い小泉孝太郎(36)や小栗旬(34)の名前を利用していったと説明。「(小泉は)『僕の名前を使ってください』と言うし、小栗も暗にそういうことを言ってくれましたし。小泉孝太郎の親友ですよ、嘘つけーみたいな感じで、いろんな方から知ってもらって、お芝居という部分での自分を見てほしいがために名前を売っていました。」と明らかにし「やり方としては汚いかもしれないけれど」と付け加えた。 さらに、佐藤から「俺が分からないのは若い女の子から人気じゃん。心を動かす何かがあるんだろうね」との問いに、ムロは「それは嵐の番組に出たから」と回答。若い女性から「かわいい」と言われることについては、「辛い」とし「マスコット的な可愛さは飽きるし、『かわいい』じゃないところにいたいわけですから」と語った。
2017年07月16日ダウンタウンの松本人志(53)が7月16日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。本誌が報じた、俳優のベンガル(65)と女優の朝加真由美(61)の不倫疑惑について言及した。 松本は、「同じ一座というかグループで、お芝居を長いことやるでしょ。本人たちには確認が取れないでしょうけど、(恋愛関係は)絶対あると思うんですよ」と話しつつ、「もしそういう大人の関係があったとしても、(出会った)当初じゃないですか。今はもう、完全に友達だと思うんですよね」と見解を述べた。 さらに松本は、ベンガルが9年間別居生活をしていることにも言及。「たとえば9年禁煙していたら、禁煙じゃなくて“非喫煙者”じゃないですか。それと同じようなもので、9年別居していたら、もう“非既婚者”だと僕は思うので。そこに対して不倫と言うのも」と、2人の関係に理解を示していた。 いっぽう、ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)で朝加と共演していた泉谷しげる(69)は、「ありえない。なるわけがないよ。性格を知っているから。(本人から)直接聞いたわけじゃないけど、馬鹿馬鹿しい」と、真っ向から不倫疑惑を否定。 すると、司会の東野幸治(49)は、記者に直撃されたときのベンガルの様子を、「しどろもどろな感じが伝わってくる」と指摘した。これに泉谷は、「それは、周りから……」と言葉を濁したものの、「ちょっとその気になってみようかなって、遊んでいるんだと思うんだよね。俺は、(不倫は)考えられないね。実際そうだったとしても、俺は信じない。信じたくもない」と、あくまで擁護の姿勢を貫いた。 ベンガルと朝加の“密会”があったのは6月下旬。寿司店で食事をし、スーパーで買い物をする姿を本誌に目撃されていた。
2017年07月16日「物質的には豊かではないけれど、かつての日本には家族みんなでちゃぶ台を囲んで、暮れにはご近所と餅つきをしたり、にぎやかで活気のある暮らしがあったんです」 そう語るのは、小泉和子さん(83)。小泉さんは、東京都大田区南久が原にある「昭和のくらし博物館」の館長である。「昭和のくらし博物館」は、’51年(昭和26年)に建てられた木造住宅(登録文化財)。家具調度も家族が暮らした昭和という時代そのままに保存、四季折々の庶民の生活ぶりが公開されている。そして、もともとは小泉さんが17歳から25歳まで過ごした実家なのだ。 「昭和30年代から40年代というのが、江戸時代以降の日本の歴史のなかで、もっとも幸福な時代だったと思います。平和になり、理想に向かって進もうとした輝かしいころ」(小泉さん・以下同) 小泉さんは庶民の家具の歴史を研究する「生活史研究所」の所長でもある。83歳の現在も旺盛な執筆活動のほか、講演会やイベント、学会などで全国各地を飛び回る日々だ。 小泉さんは、’33年(昭和8年)11月19日に生まれ、現在の東京都文京区小石川で4人姉妹の長女として育った。 「東京っ子の父は、東京市役所(現・東京都庁)勤務の建築技師でした。病弱で、学究肌の芸術好き。一方の母は神奈川の農家の出で、丈夫で温かくて、近所の子どもからも慕われる専業主婦。そんな母のおかげで、うちは貧乏でも明るい家庭でしたね」 太平洋戦争前の小石川は、緑豊かなハイカラな街だった。精肉店の店先には、当時としては珍しいウインナがぶら下がっていたり。 「ピノキオの鼻みたいで、私はずっと木でできていると思っていました(笑)」 笑い声のあふれる穏やかな暮らしは、しかし、戦争によって奪われていく。小学校5年の小泉さんは、宮城県や神奈川県の山間部へと集団疎開を余儀なくされ、小石川の家は行政による強制疎開で撤去。 「横浜の母の伯母を頼って引っ越しました。しかもトラックなんて使えないので大八車に家財道具を積んで、東京から横浜までの距離を母と祖母が押していったんです」 そして、’45年(昭和20年)5月29日の横浜大空襲。 「両親は町内の蔵を守る役目があって、私が7歳と4歳の妹を連れて逃げました。機銃掃射や焼夷弾で一面の火の海。下の妹が『火がついた、熱い!』って泣くんですね。体に火はついてなくても、それほど空気も熱かったんです」 家は焼失。家族はなんとか無事だったが、いまあらためて小泉さんは「戦争には絶対に反対です」と声を大にする。 「私は忘れません。食べるものがどこにもなくて、大人も子どもも栄養失調で、電車を待っている駅のホームで全員がしゃがみ込んでいた光景を。揚げ句の果ては、塩までなくなりましたから」 ’45年(昭和20年)夏、11歳で小泉さんは終戦を迎えた。東京は焦土と化し、戦後2年目まで、一家は横浜の農村地帯の牛小屋を改築した家で生活。続いて東京・羽田近くの工場を改造した家に転居。そして戦後6年目の’51年(昭和26年)春、ようやく落ちついた先が、現在「昭和のくらし博物館」になっている大田区の木造家屋だ。 やがて’54年(昭和29年)4月、20歳の小泉さんは女子美術大学の洋画科に入学。学費を作るために2年間働いてからの進学だったが、努力だけではプロの画家になれないと断念。卒業直後に、「家具の設計事務所を始めるので、手伝ってくれませんか」と声がかかる。 「家具に興味がありましたからお受けして、昭和33年、25歳のときに、経営者である男性と結婚しました」 だが、結婚生活は10年間で終わりを告げる。いま、離婚の経緯を語ることはないが、その間に小泉さんはライフワークを見つけた。家具の歴史研究である。離婚後は、東京大学工学部建築学科の研究生になり、’71年(昭和46年)には、生活史研究所を設立。’90年(平成2年)から約10年間は、文化庁の文化財保護審議会の専門委員をつとめ、建物を国宝や重要文化財に指定する審議に参加した。ここで、小泉さんは素朴な疑問を持った。なぜ文化財に指定されるのは、城や大名屋敷など立派な建物ばかりなのだろう、と。 「私は、『もっと庶民の暮らしがわかる住宅も残しておくべき』と主張しました。家具などもまるごと残しておくことが大事だと思ったんですね。でも、受け入れられなかった」 じゃあ「自分でやろう」と決意するところが小泉さんならではだ。念頭には、大田区の実家のことがあった。小泉家は、長女の小泉さんが結婚を機に家を出たあと、三女も嫁いだ。四女は小泉さん宅に同居するようになり、実家には両親と次女が長らく生活。’82年(昭和57年)に父が81歳で亡くなり、その後、寝たきりになった母を小泉さん宅に引き取った。次女が一人で住んでいたのだが、’94年(平成6年)、彼女は事故で急死してしまう。家族6人の暮らしていた家は、時の流れのなか、家財道具を残して無人になったのである。 「もちろん、家は処分するという選択肢もありました。でも、当時でさえ昭和20年代に建った家はほとんど残っていませんでした。戦争が相次いだ昭和という時代、いちばん最初に犠牲になったのが庶民の暮らしです。そこを生き残った家を家財ごと残しておくことで、のちの世代が、昭和という時代を学ぶ場になると思ったんです」’99年(平成11年)3月、小泉さんの個人運営による「昭和のくらし博物館」がオープン。金・土・日・祝日の開館ながら、いまや年間入場者数は約5,000人を数える――。 子どもいない小泉さんには、若い世代に受け継いでいってもらいたいことが多々あるという。そのひとつが、戦時中の記憶だ。毎年8月は、「小泉家に残る戦争」展を開催。チラシの言葉を引用してみよう。 〈きな臭い法律が次々と一方的に制定され、憲法9条はいよいよ危なくなってきました。(中略)日本が“戦争できる国”へと変えられてしまう前に、私たちにできることがあるはずです〉 館内まるごとを使って戦時中の暮らしを再現。例年、灯火管制の部屋では、「こんな暗い中で爆音を聞いていたのは、さぞ不安だったろう」との感想が聞かれるという。小泉さんは、語気を強める。 「繰り返してはいけないんです。とくにいまの戦争は、軍需産業のための戦争です。そして誰も責任を取らない。東日本大震災で起きた原発事故でも、結局、誰も責任を取っていません。経済優先でひずみが生まれている現在、昭和30年代の暮らしは、この先の日本の在り方のヒントになると思うんです。いまこそ、あの戦争をどう生き抜いてきたかを、見つめ直す必要があると思えてならないんですね」
2017年07月16日(写真:THE FACT JAPAN) 再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第14回】『隣人の妻』――同年代女性が共感した意外な痛快シーン ドラマの本筋とは一見関係のないような、さりげないシーンがいつまでも心に残るのが、名作の証拠と筆者は以前より考えているが、これは韓国ドラマでも例外ではない。そんなシーンが満載の作品を今回は紹介してみよう。 本欄では期せずしてケーブル局制作のドラマを紹介することが多くなっているが、それだけ、今のケーブル局ドラマは韓国の現在をストレートに投影しているともいえる。従来の多様な世代が見ることを前提にした家族ドラマ以外の、特定の層の「家族ドラマ」を現在見るにはケーブル局しかないといっていい。要するに自分の希望する番組を見たいのであれば、その選択は当然有料に直結するわけで、この方式を最良の形で実践しているのが韓国のケーブル局だ。 その中でも、’13年の『隣人の妻』(JTBC)はその典型的な作品例といっていい。おそらく、家族ドラマでありながら、親子の日常と同じ比重で、夫婦の性生活が扱われたのは、韓国ドラマの中でこの作品が初めてである。 医師と広告代理店勤務の共働き夫婦には中学生、高校生の2人の子どもがいる。夫婦の性生活にトラブルがあった夜の翌日、朝食は母親が適当に作るが、食事中、子どもたちはそのよそよそしい態度から、親たちの事情にある程度感づいている。これは見方によっては、少し危ない設定である。地上波放送では絶対ありえない設定とドラマ展開ともいえる。 メインストーリーはもう1組の夫婦と、会社、家庭共々、不倫も含めて密接な関係になっていく過程が中心の一種の不倫ドラマだが、2組の夫婦それぞれが親密な間柄になる設定はそんなに珍しくない。この作品はシリアスとコメディがないまぜになっている展開が新鮮で、なかでも見どころは、広告代理店勤務の母親(ヨム・ジョンア)と会社の同僚でもある、40代の独身遊び人OLとの奇妙な友人関係だ。ある時、話があるといって、その友人を夜中に呼び出し、2人でドライブして愚痴を言いながら朝まで飲み明かすシーンは痛快の一言に尽きる。 何とその回の半分近い時間を占めていて、本筋には意味のないこんなシーンが効果的に効いていたためか、ドラマの視聴者は敏感で、平均3%で同局の最高記録となった(因みにケーブルの視聴率を3~4倍すると地上波と同等になるという)。同年代の女性は、例えば、こういったシーンに最も共感したのに違いないと思うのだが、どうだろうか。
2017年07月16日「私が思うに、真実ちゃんって、監督の分身なんです。口数は少ないけれども、自分の大事なことを心に大切にしまっているところが重なって。撮影中、姿勢や歩き方など、動きにこだわって演出される姿を見ながら、ご自身を投影されているんだろうなあ、と。尾崎さんのエッセンスを入れて表現できたらいいなあと思っていました」 こう話すのは、最新主演映画『世界は今日から君のもの』(7月15日公開)で、不器用で引っ込み思案な性格の主人公・小沼真実を演じた門脇麦(24)。ドラマ『結婚できない男』などで知られる人気脚本家・尾崎将也が、門脇の個性的な雰囲気と演技力にほれ込み、彼女をイメージしてストーリーを書き下ろし。尾崎監督の2本目となる映画作品のヒロインは、どことなく風変りでピュアな女のコとなった。 「演じるうえでいちばん意識したのは、イキイキとした女のコにすること。5年間ひきこもり生活をしていた設定ですが、決して暗いコにはしたくなかったんです。彼女自身は、何を大切にするべきかということをきちんとわかっているし、自分の“好き”を貫けるのは、強さでもあると思うから」 自分の世界に閉じこもり、現実逃避をして生きていた真実。しかし、自分の個性を認めようとしない母親と初めて対峙することで、外の世界に踏み出す。門脇自身、かつて芸能界に進もうと決意したとき、似た経験をしたと語る。 「ある日突然、塾を辞めて、大学に行かないと両親に宣言したんです。『この家でニート生活を送るのと、芸能界に進むのと、どっちがいい?』と。芸能界に大反対の父は激怒して1週間口をきいてくれませんでした(笑)」 そうして自ら選んだ女優業は、つらい時期を乗り越えて現在があるという。 「女優の仕事が心から好きって言えるようになったのは、実は、この1年ほどなんです。性格がストイックなほうなので、つい自分を追い込み、日常生活に役を引きずってしまう。仕事への意欲はあるけど、楽しむことができなかったんです。それが約1年前に体調を崩したとき、人間って、つらいと思っていたらダメだな。好きな仕事を続けていくためには楽しまなきゃ!と気持ちが変わって。好きなことを仕事にできるのは幸せです。みなさんも、真実ちゃんのように自分が本当に好きなものを見つけてください」
2017年07月16日上川隆也(52)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」が13日に2時間SPでスタート。初回平均視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。 「テレビ朝日の木曜午後8時枠『木曜ミステリー』は、他局の連ドラが苦戦するのをよそに安定した視聴率を記録しています。同枠の前作『警視庁・捜査一課長』は全10話のうち1ケタを記録したのが1回。終盤に向けて視聴率が伸び、全話平均で12.1%を記録。この数字は同じクールだと『緊急取調室』(テレ朝系)や『小さな巨人』(TBS系)に続く第3位でした。『遺留捜査』もかなり上位に食い込みそうです」(テレビ局関係者) 「遺留捜査」は11年からスタートし、今回は2年ぶりに復活。遺留品を調べて事件解決に導いていくマイペースで変わり者の刑事・糸村(上川)の活躍を描く。 大筋はこれまでと同じだが、なぜか前シリーズまでは警視庁月島中央署の刑事だった糸村が今シリーズから京都府警に。初回ではその経緯について詳しく触れられることがなかったが、異動にはテレ朝の“お家事情”が深く関わっているようだ。 「放送される『木曜ミステリー』の枠は基本的に東映京都撮影所の仕切り。そのため京都を舞台にした人気シリーズが多いんです。この撮影所、かつては時代劇の撮影で潤っていたものの時代劇の撮影が激減。ただでさえ仕事量が少ないうえ、『警視庁・捜査一課長』のように東京が舞台でないと成立しない作品では仕事が回らない。そこで少しでも同撮影所の仕事を増やすため、『遺留捜査』の舞台を変更したようです。今後も同じような流れになるシリーズ物が増えそうですね」(民放キー局のドラマ班スタッフ) 果たして、次に活躍の場を移すのはどのシリーズの主人公になるのだろうか。
2017年07月15日内山聖子さん(51・以下、内山)「三輪さんとタッグを組んだドラマは『刑事7人』の昨年のシリーズからですね」 三輪祐見子さん(48・以下、三輪)「それまでは単発ドラマも、一緒にやったことはありませんでしたよね」 内山「もしかして私たち“最強コンビ”かな!?」 三輪「そういうことにしておきましょうか(笑)」 そう笑い合うのはテレビ朝日の2人の女性プロデューサー。内山さんは米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』『黒革の手帖』『交渉人』を、三輪さんは沢村一樹主演『DOCTORS』や天海祐希主演『緊急取調室』、竹野内豊主演の『グッドパートナー』を手がけ、ともに女性の支持が高い作品で注目を集めている。“男性社会”といわれるドラマの制作現場で奮闘する2人の女性が、作品に懸ける熱き思いを語り合ってくれた。 内山「私が入社したのは’88年。学校の先生になろうと教育実習している間に、就職試験がほぼ終わってしまい、テレビ朝日だけが残っていて……(笑)。当時は、男性と同じお給料で同じ仕事ができる職場はまだ珍しく、“記念受験”のつもりでした。受かったからには現場でバリバリ働こうと思っていたのですが、最初は秘書室に配属されて」 三輪「私は’92年入社です。小学生のとき、朝礼を生中継する放送クラブの活動をしているうちに『テレビ局に入りたい』と思うようになって。それに『3年B組金八先生』をはじめ、山田太一先生の作品やトレンディドラマなどが、ずっと好きだったんですよね。入社してから3年は宣伝部勤務で、その後、希望がかない、制作部に異動となりました」 その後、内山さんは’94年、三輪さんは’97年にドラマ部に配属される。 内山「すでにそのころ、他局には華やかなトレンディドラマをつくる女性がいたけれど、うちのドラマ部は、事務を除くと私1人――。寂しかったです。それに毎クール毎クール、ドラマのAP(アシスタントプロデューサー)を泥のようにこなしていました」 三輪「そして私が’97年にドラマ部に異動して、班は違ったけど、なぜか2人で飲みに行きましたよね」 内山「女性が来てくれたのが、すごくうれしかった。『一緒にランチ』とかじゃなく、『何かあったときに話ができる』と思って。でも飲みに行っても仕事の話は全然しなくて、オトコの話ばかり(笑)」 三輪「サラリーマンの“赤ちょうちん”的な感じはなくて、まさにガールズトーク(笑)。私は異動してまず『土曜ワイド班』に入ったんですけど、そこで自分の父と同い年の上司に、ミステリードラマ制作の基本から、視聴者が望んでいること、ドラマづくりの姿勢まで、すごくていねいに教えてもらいました」 内山「『土曜ワイド班』にはドラマづくりのスキームがきちんとあったし、“ミスター・ドラマ” と呼ばれるほどの先輩もいたもんね。三輪さんは、その教えを吸収して、すくすくと育ったのがよかった」 その後、2人はプロデューサーとして頭角を現していく。 内山「女性はドラマが好きだし、実際、視聴者も女性が多い。だからもっと女性がつくったほうがいいのにと、もうず~っと思っているんです」 三輪「私もそれは思います。『キントリ(緊急取調室)』も『普通の人がいちばん怖い』をテーマに女性の闇、危うさに迫ったのですが、つくっていくうちに、男性スタッフと意見が分かれたりすることも多かった。そんなとき私は『でも、女性はこうなんです』と押し切って、言うことを聞かないんですけどね(笑)」 内山「私の場合、『私はこうです』かな(笑)」 三輪「『刑事7人』で初めて、内山さんと組んだのですが、そういう意味でもすごくやりやすい。内山さんは『女性が見る』『ミステリーが好きな人が見る』と、視聴者の目線を意識して脚本も考えるし、現場での振舞い方も男性とは違っていて、勉強になります」 内山「脚本家さんがグロテスクなシーンを書いていたりすると、『家で楽しみに見ている女性は、どう思う?』と、まず考えます。女性目線を大事にする――その感覚が同じと思うことは多いかもね」 女性ならではの目線を大事にしながら、女性がつくるドラマに、この夏は注目してみよう!
2017年07月15日「米倉さんの演じた役を私が……。重たいくらいのプレッシャーを感じますが、今となっては楽しみ。ほかの人が演じたら嫉妬するくらい、自分がやるんだという気持ちがあります」 そう話すのは、’82年の山本陽子、’04年の米倉涼子に続き、松本清張の名作『黒革の手帖』(テレビ朝日系・7月20日21時~)で主人公の悪女・原口元子を演じる武井咲(23)。 「ものすごく見応えのあるドラマで、銀座の街で起こる出来事や、その非日常的な世界観が面白くて、時代を超えて愛されているんだと思います」(武井・以下同) 派遣の銀行員・元子が銀座のママへと転身する物語の中で、重要な鍵を握る“黒革の手帖”。武井自身のスケジュール管理は手帖ではなく“スマホ”で行っているとか。 「手帖を使いたいとは思っているんですけど、現代はやはりタブレットになってしまいますよね。日記を書いても三日坊主で終わっちゃいますが、何かを書き続ける習慣がないからこそ、字を書く機会を大切にしたいと思っています」 役作りついては「こんなに気持ちいい役はなかなかないので、私自身もこの世界を生きる人間として過ごしたいです」と。そして、彼女は元子との共通点を次のように語る。 「人に嫌われても家族がいればそれでいい、という考え方なんです。嫌われないほうが幸せだけど、嫌われないために取り繕うことはない。家族がいるから何を言われても平気なところがとても共感できます」 武井版“悪女の孤独な闘い”が、今まさに始まろうとしている--。
2017年07月15日三輪祐見子さん(48・以下、三輪)「AD(アシスタントディレクター)時代は“駐車場取り”“お弁当配り”“控室の手配”の3つの仕事で忙殺される毎日。そんななかで、お酒が“いけるクチ”だったのは助かったかもしれません」 内山聖子さん(51・以下、内山)「“飲める”とわかると付き合わされるよね」 三輪「余計に帰れなくなる」 内山「(仕事で)帰れないうえに、さらに帰れない。『またコンビニでパンツ買ってる……』なんてこともありました」 そう笑い合うのはテレビ朝日の2人の女性プロデューサー。三輪さんは沢村一樹主演『DOCTORS』や天海祐希主演『緊急取調室』、竹野内豊主演の『グッドパートナー』を、内山さんは米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』『黒革の手帖』『交渉人』を手がけ、ともに女性の支持が高い作品で注目を集めている。“男性社会”といわれるドラマの制作現場で奮闘する2人の女性が、作品に懸ける熱き思いを語り合ってくれた。 内山「私が入社したのは’88年。学校の先生になろうと教育実習している間に、就職試験がほぼ終わってしまい、テレビ朝日だけが残っていて……(笑)。当時は、男性と同じお給料で同じ仕事ができる職場はまだ珍しく、“記念受験”のつもりでした。受かったからには現場でバリバリ働こうと思っていたのですが、最初は秘書室に配属されて」 三輪「私は’92年入社です。小学生のとき、朝礼を生中継する放送クラブの活動をしているうちに『テレビ局に入りたい』と思うようになって。それに『3年B組金八先生』をはじめ、山田太一先生の作品やトレンディドラマなどが、ずっと好きだったんですよね。入社してから3年は宣伝部勤務で、その後、希望がかない、制作部に異動となりました」 その後、内山さんは’94年、三輪さんは’97年にドラマ部に配属。2人はプロデューサーとして頭角を現していく。それぞれが作品に込める熱い思いがある。 三輪「内山さんは“テレビ朝日初の女性ドラマプロデューサー”で、華々しく見えるのですが、実は水面下での水かきがすごい。ドラマづくりの地味な部分も、まるで“土木作業”のように黙々とこなして、“総合職のパイオニア”として、時代を切り開いてくれました。私の世代は、先輩が懸命に耕してくれたところを受け継ぎ、次の世代につなげていかなければと思っています」 内山「私は『黒革の手帖』(’04年)以来、強いヒロインものが好き。自分でドラマを見るときも、偽善的なキャラクターが苦手で、登場人物には、なかなか表に出せない“人間の本音”を言わせたいんです。たとえダーティであっても、本音で語るキャラクターづくりを大事にしています」 そんな内山さんが手がけたドラマ『黒革の手帖』のなかで、米倉涼子演じるヒロインが横領をした銀行の上司から「金を返せ」と迫られ、「初めて私の目を見て話してくれましたね」と返すシーンがある。 内山「これは私も味わった男性社会で“人間扱いされない”感じを表現したもの。“20代で結婚”が普通の時代に、社会に出た友人たちが会社でスポイルされ、辞めていくのを見てきた経験が大きいかもしれません。初めてヒロインに“どす黒い本音”を言わせてもいいんだとも思えました」 三輪「みんな聞きたかったセリフですよね」 内山「そう。ドラマって、現実社会で生きている人の“心の中継”だと思うんです。このとき、『ドラマは女性が見ているんだ』ということも、再確認しました」 この夏、内山さんの『黒革の手帖』、三輪さんの『遺留捜査』と、手がけたドラマが放送される。 三輪「『遺留捜査』では今回初めて京都が舞台になりますが、一生懸命な主人公がブレずに、どう暴れるかを見てほしい。ドラマによって表現の仕方は違いますが、『一生懸命な人を主人公にしたい』というのが、私の基本テーマなんです」 内山「『黒革の手帖』に登場する“欲の強い”ヒロインが、今のような“欲のない”時代に、“モンスター”と捉えられるか、“正直な人”と感じられるか、わからないですが、『いえ、私なんか……』と欲張らない姿勢が本当に美しいの?ということは問いかけたい。『あれもしたい、これもしたい』と欲張って、頑張って、もちろんつらいこともあったけど、そのぶん楽しいこともたくさんあった私たちの世代――だからこそ、若い女性たちに『いっぱい欲張ったほうがいいんじゃない?』と伝えたいですね」
2017年07月15日最近、芸能人のSNSアカウントがたびたび話題になっています。ある人は日常のオフショットをアップし、ある人はファンからの返信に答えたりと、それぞれ交流をはかっているようです。そんな中でも注目なのが、7月からスタートしたドラマ『セシルのもくろみ』で主演をつとめる真木よう子さん(34)のTwitterアカウントです。 真木さんのイメージは、クールで美人でナイスバディ。普段は男っぽい役柄が多い印象ですが、本作では有名ファッション誌の読者モデルとしてスカウトされた、ガサツな主婦を演じています。13日に放送された視聴率は5.1%。苦戦のスタートを切った『セシルのもくろみ』ですが、ドラマの中ではクールとは言い難い真木さんの弾けた姿が印象的です。 真木さんのTwitterアカウントは、このドラマの制作とあわせて開設されたようで、ファンと交流したり自身の非公式botと会話したりしています。先日は「『セシルのもくろみ』観てください!」と叫びながら土下座する動画がアップされ、驚いた人が多かったようです。 クールな人が親しみやすさや笑える姿をみせる行為は“ギャップ芸”と筆者は勝手に呼んでいます。ギャップ芸は芸能人が行うと話題になりやすいものの、SNSで使いすぎると長い目でみて面倒臭さともワンセットになる気がします。 ■ギャップ芸で魅せる3つのメリット ギャップ芸のメリットを考えると、1つ目は「親近感を感じてもらいやすい」ということが挙げられます。 これは、心理学的には「ゲインロス効果」と呼ばれます。最初に自分の印象を下げておくと、後に良い印象を相手に抱かせたとき評価がより上がりやすいというものです。女優や俳優などの場合、最初に印象が悪いとはいいません。ただ私生活がみえない謎の多き存在がSNSを通じてコミカルな姿をみせたとき、親近感を覚える人が多くなるのもわかります。 ・新たな引き出しのアピールができる俳優業は元来、役柄のイメージなどもあって私生活を外に出さない人が多いもの。そんなときにSNSでプライベートを発信すると、レア感に加えて新たな需要を生み出すことがあります。 たとえば元AKB48の前田敦子さんは、親しい俳優仲間とおこなう『ブス会』と称する定期飲み会をSNSで発信。ファン以外にも話題となり、ブス会メンバーでバラエティ番組にゲスト出演しました。 タレントや芸人であれば特別驚かれないような発信も、ギャップ芸を使える立場の人の場合は新たな引き出しや需要のきっかけになることがあります。 ・ニュースとして話題を呼びやすいSNS上での振る舞いがネットで話題を呼ぶと、もれなくニュースサイトに取り上げられて宣伝効果を生むことがあります。今回の真木さんの土下座の動画も、まさに番宣効果もたらしました。 とはいえ、視聴率はまだまだこれからという結果からも、ネットで話題になるということに、実質的な効果がどれほどあるのかは疑問。 個人的に筆者は真木さんの土下座動画をみて、『セシルのもくろみ』を鑑賞した一人です。SNSでの異常なはっちゃけ具合は真木さんの素なのか、それともドラマの役柄と合わせているのか。どちらか気になりましたが、ある意味体当たりな彼女の姿を引き続き見守りたいと思います。 ■ギャップ芸がもたらす2つの落とし穴 話題を呼んだり新たな一面をアピールできたりと、SNSには良い効果がいっぱい。しかし、長くおこなうとデメリットもあります。 ・一般人から無駄にイジられる1つは一般人との距離が近くなった結果、ネタとしてイジられることが増える点です。これは歌姫の浜崎あゆみさん(38)がよい例です。画面の中だけの歌姫だった彼女がSNSで発信することで、思わせぶりなコメントや写真の質に対して細かく言及されるようになりました。 現在はSNSツッコミが1つのネタとして成立している気もするあゆ。ここまでいくと、メリットとデメリットどちらが大きいか考えものです。・言葉が一人歩きしてネガティブな意味になることもまたSNSは取り消し不可の言いっぱなしの文化です(のちに削除したり返信はできますが)。逆を返せば、ちょっとした一言が思わぬ誤解を生む可能性を秘めています。 例えば10日に新曲「大地を抱きしめて」を発売した、歌手の宇多田ヒカルさん(34)の発言は、たびたび賛否を集めています。少し前ですが、日本でアイドルなどがスリーサイズを公表することについて「日本でしか見たことない現象」と発言。これには賛否ありましたが、実際日本だけのことではないと疑問を呈する声も多くありました。 ただの世間話であればなんら問題ない一言が、芸能人という特殊な立場だからこそ話題を呼んでしまう。SNSを始めたばかりのころは反響の大きさに新鮮さを感じるかもしれませんが、果たして長く続けた場合に良さを感じつづけられるのか疑問です。 最近のSNSは芸能人や一般人かかわらず、痛い人や不謹慎な人をさらしあげる文化があります。真木さんの飾らなさすぎる発信がドラマの視聴率とあわせてプラスに働けばよいですが、なんだかちょっぴり危なっかしい。そう思うのは私だけじゃないはずです。 でも女優が自主的に土下座するなんて、そうあることじゃありません。『セシルのもくろみ』、この作品は彼女にとってそれだけ気合いが詰まっているということなのでしょう。
2017年07月14日