ぴあがお届けする新着記事一覧 (18/923)
2025年1月17日(金) に公開される映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』より、予告編と新たな場面写真16点が一挙公開された。本作は、香港映画界を代表するスターであるルイス・クー、サモ・ハン、アーロン・クォックらに加え、テレンス・ラウ、フィリップ・ンら若手俳優陣が参加したアクション映画。香港では、広東語映画として歴代No.1の動員数を記録し社会現象に。また、製作費の6分の1とも言われる5,000万香港ドル(日本円=約9億円)をかけて、舞台となる九龍城砦のセットを制作したことも話題となっている。予告編は、密入国した陳洛軍(チャン・ロッグワン/レイモンド・ラム)が黒社会に追われ、九龍城砦へ逃げ込むシーンから始まる。魔窟と呼ばれ恐れられたその場所では、独自のルールの元、人々が暮らしていた。陳洛軍は九龍城砦を取り仕切る龍捲風(ロンギュンフォン/ルイス・クー)や信一(ソンヤッ/テレンス・ラウ)らに「問題を起こすな」と釘を刺されるが、来るものを拒まないその場所で、拳を交わした仲間たちとの友情・絆を築き、次第にその地に根を下ろしたいと思うようになる。そこに、黒社会の大ボス(サモ・ハン)率いる王九(ウォンガウ/フィリップ・ン)らが現れ、「九龍城砦を引き渡せ」と権利書片手に九龍城砦を乗っ取ろうとする。九龍城砦を取り巻く戦いの火蓋が切って落とされ、生身の肉体同士のぶつかり合いから銃、ナイフ、バイク、金槌まであらゆる武器が飛び交うアクションシーンが映し出され、血沸き肉踊る予告編となっている。また、場面写真には、九龍城砦へ迷い込みあろうことか龍捲風を人質に取る陳洛軍の様子や、ついに姿を現したアーロン・クォック扮する陳占(チャン・ジム)が龍捲風と拳を交えるシーン、陳洛軍が九龍城砦への思いを馳せながら麻雀牌を城砦のように積み上げる1枚。そして、九龍城砦の中での人々の普通の暮らしなどの様子が収められている。『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』予告編<作品情報>『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』2025年1月17日(金) 公開公式HP: Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.
2024年11月29日高橋優が2025年1月22日(水)に発売する9枚目のアルバム『HAPPY』のアートワークと購入者特典を公開した。同作は、来年メジャーデビュー15周年を迎える高橋優がこれまで歩んできた道のりやライブを通じて「幸せ」について模索し続け、様々な視点から今描くべき「幸せ」の形を表現した高橋優ならではの作品。公開されたアートワークは、デビュー以来、高橋優のプロデュースを務める箭内道彦が手掛けており、「HAPPY」という言葉の意味と相反するようなぼろぼろのクマのぬいぐるみから、「幸せとは何か?」を問いかけられるようなアートワークとなっている。『HAPPY』は、「spotlight」(NHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』主題歌)、「雪月風花」(NHK Eテレアニメ『ドッグシグナル』オープニングテーマ)、「キセキ」(TBS『news23』エンディングテーマ)、「現下の喝采」(日本テレビ『Oha!4 NEWS LIVE』テーマソング)他、現在未配信の「オープンワールド」(秋田朝日放送『サタナビっ!』テーマソング)など多数のタイアップ曲の他、本CDのみに収録のボーナストラックとして、2023年の秋田豪雨災害を受けて制作された「はなうた-pray for Akita-」を初音源化した、全12曲を収録予定。初回限定盤Aには、2023年に行われた『ReLOVE & RePEACE ~ReUNION 特別編in沖縄~』と、自身初の47都道府県弾き語りツアー『ONE STROKE SHOW〜一顰一笑〜』茨城公演のライブ映像をBlu-rayにて一挙映像化。初回限定盤Bと初回限定盤C付属のDVDには同ライブ映像が収録される。アートワークが使用された店舗別購入者特典のデザインも公開。特典内容は画像でチェックしてほしい。2025年2月には、『高橋 優 LIVE TOUR 2025 「ARE YOU HAPPY?」』の開催が決定。2025年2月22日(土)山梨県・YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール) 大ホールを皮切りに、28会場30公演で実施予定。チケットは先行抽選受付中。<リリース情報>アルバム『HAPPY』2025年1月22日(水)発売■初回限定盤A(CD+2Blu-ray):9,900円(税込)Disc147都道府県弾き語りツアー 2023-2024「ONE STROKE SHOW〜一顰一笑〜」茨城公演他、特典映像収録Disc2LIVE TOUR 2022-2023「ReLOVE & RePEACE ~ReUNION 特別編in沖縄~」他、特典映像収録初回限定盤Aジャケット■初回限定盤B(CD+DVD):5,280円(税込)47都道府県弾き語りツアー 2023-2024「ONE STROKE SHOW〜一顰一笑〜」他初回限定盤Bジャケット■初回限定盤C(CD+DVD):5,280円(税込)LIVE TOUR 2022-2023「ReLOVE & RePEACE ~ReUNION 特別編in沖縄~」他初回限定盤Cジャケット■通常盤(CD Only):3,520円(税込)通常盤ジャケット【収録曲】・spotlight(NHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』主題歌)・雪月風花(NHK Eテレアニメ『ドッグシグナル』オープニングテーマ)・キセキ(TBS『news23』エンディングテーマ)・オープンワールド(秋田朝日放送『サタナビっ!』テーマソング)・現下の喝采(日本テレビ『Oha!4 NEWS LIVE』テーマソング)・はなうた-pray for Akita-(※CDのみ収録のBONUS TRACK)他全12曲収録予定【店舗別オリジナル特典】対象店舗にて9th ALBUM「HAPPY」をご予約・ご購入いただいたお客様に先着で下記特典をプレゼント予約はこちら<ライブ情報>高橋優 LIVE TOUR 2025 「ARE YOU HAPPY?」2月22日(土) 山梨・YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール) 大ホール2月28日(金) 大阪・フェスティバルホール3月2日 (日) 福岡・福岡市民会館3月5日 (水) 神奈川・神奈川県民ホール 大ホール3月8日(土) 香川・レクザムホール(香川県県民ホール)3月9日 (日) 高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール3月20日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分3月29日(土) 宮城・仙台銀行ホール イズミティ21(仙台市泉文化創造センター)3月30日(日) 岩手・奥州市文化会館Zホール4月5日 (土) 山ロ・山口市民会館4月6日 (日) 広島・呉信用金庫ホール(呉市文化ホール)4月12日(土) 鹿児島・宝山ホール(鹿児島県文化センター)4月13日(日) 宮崎・都城市総合文化ホールMJ4月19日(土) 新潟・長岡市立劇場4月20日(日) 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール4月25日(金) 秋田・あきた芸術劇場ミルハス4月26日(土) 秋田・あきた芸術劇場ミルハス5月10日(土) 長野・レザンホール(塩尻市文化会館)5月11日(日) 千葉・市川市文化会館5月17日(土) 滋賀・滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール5月18日(日) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール5月24日(土) 栃木・宇都宮市文化会館5月30日(金) 和歌山・和歌山城ホール6月1日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール6月15日(日) 北海道・カナモトホール6月19日(木) 福井・敦賀市民文化センター6月21日(土) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール6月22日(日) 岐阜・土岐市文化プラザ サンホール6月27日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA6月28日(土) 東京・LINE CUBE SHIBUYA【チケット情報】一般前売指定席:8,800円(税込)小学生以下:4,000円返金中・高校生:¥2,000返金※当日会場にて身分証・学生証確認の上返金()特設サイト高橋優 オフィシャルサイト
2024年11月29日『ルパン三世』の完全新作となる劇場版『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE』(仮) が、2025年に公開される。本作は、『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』以来約30年ぶりとなる2D劇場版アニメーション。近年の『ルパン三世』新作アニメシリーズを数々手がけている小池健が監督を務め、最新作にしてシリーズの原点に迫る。また、本作の特報映像と場面写真が公開された。映像には、伝説の怪盗であるアルセーヌ・ルパンの血を引くルパン三世と、矢継ぎ早に表れるシルエットとともに意味深な言葉を投げかける、次元大介、石川五エ門、峰不二子、銭形警部といったおなじみの面々が登場。これまでにない危機の到来を予感させるように、大胆な色使いとハードかつスタイリッシュで疾走感にあふれる演出が画面全体を鮮やかに彩り、深い影と鋭い光のコントラストも相まって、途切れることのない緊迫感に全編息を吞む仕上がりとなっている。さらに新作劇場版公開決定を記念し、本日11月29日(金) より公開となった『ルパン三世 カリオストロの城』通常版の本編上映後に、約2分の特報映像ロングバージョンが上映される。『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE』(仮) 特報映像<作品情報>『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE』(仮)2025年公開『ルパン三世 カリオストロの城』公式サイト:原作:モンキー・パンチ (C)TMS
2024年11月29日10⽉11⽇に配信リリースされた、くるり / Daniele Sepeの新曲「La Palummella (ラ・パルメッラ)」のミュージックビデオが 11⽉29⽇(⾦)22:00からYouTube にてプレミア公開される。併せて、11月29日(金)21:30からインスタライブを実施することも発表された。「La Palummella」は、イタリア・ナポリ⺠謡を基に作られ、ナポリ伝統のリズム・アプローチを⽤いて、イタリアの⾳楽家ダニエレ・セーぺの編曲、プロデュースによりレコーディングされた楽曲。映像作家・撮影監督の藤代雄⼀朗がディレクターを担当したミュージックビデオには、くるりに加え、ダニエレ・セーペをはじめとしたミュージシャンがナポリの伝統的な道化師「プルチネッラ」のコスチュームをまとい、室町初頭の 1391 年(明徳⼆年)、東福寺の塔頭として⾦⼭明昶によって創建された京都・光明院にて撮影された。プレミア公開前には予告映像を見ることができるのでチェックしてほしい。プレミア公開される直前の11⽉29⽇(⾦)21:30ごろからは、くるりのインスタライブ実施が決定。ミュージックビデオを振り返る内容となっている。また、約2年ぶりのホールツアー『ホールツアー2025 Quruli Voyage 〜くるりと弦楽四重奏〜』のチケット⼀般発売は11⽉30⽇(⼟)からスタートする。11月29日(金)21:30頃〜インスタライブ<配信情報>シングル「La Palummella」ミュージックビデオプレミア公開2024年11⽉29⽇(⾦) 22 :00<リリース情報>デジタル・シングル「La Palummella」発売中配信リンク「La Palummella」ジャケット<ツアー情報>ホールツアー2025 Quruli Voyage 〜くるりと弦楽四重奏〜1⽉24⽇(⾦) 埼⽟・越⾕サンシティホール開場 17:00 / 開演 18:001⽉30⽇(⽊) ⼤阪・オリックス劇場開場 18:00 / 開演 19:001⽉31⽇(⾦) 愛知・Niterra ⽇本特殊陶業市⺠会館 フォレストホール開場 18:00 / 開演 19:002⽉5⽇(⽔) 神奈川・神奈川県⺠ホール開場 18:00 / 開演 19:002⽉11⽇(⽕・祝) 福岡・福岡市⺠会館開場 17:00 / 開演 18:002⽉22⽇(⼟) 宮城・仙台 電⼒ホール開場 17:00 / 開演 18:002⽉24⽇(⽉・祝) 北海道・札幌市教育⽂化会館開場 17:00 / 開演 18:003⽉1⽇(⼟) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開場 17:00 / 開演 18:003⽉2⽇(⽇) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開場 17:00 / 開演 18:00【チケット情報】8,500円(税込)学⽣割引 :7,200円(税込/学割対象:⼤学⽣※⼊場時学⽣証提示)一般発売:11月30日(土)10:00〜()くるり オフィシャルサイト
2024年11月29日佐藤流司が主演を務める舞台『私立探偵 濱マイク -遥かな時代の階段を-』の全キャストが発表された。林海象原作、永瀬正敏主演で人気を博したハードボイルド映画『私立探偵 濱マイク』シリーズ。2022年に舞台版の上演が実現、本公演はその第2弾となり、主演・濱マイク役の佐藤流司のほか、相棒・星野役の矢部昌暉(DISH//)、妹・濱茜役の小泉萌香、第1弾でマイクの仲間になったワンバイラン役の七木奏音が続投する。また、新たに長田光平、井澤巧麻、八木ましろ、なだぎ武、大浦龍宇一、凰稀かなめという魅力的なキャスト陣の出演が決定した。主演の佐藤は、「私自身とてもこの作品、この舞台を愛しておりましたので、こうして皆様から好評をいただき、続編を上演できる事、大変光栄に思います」とコメントしている。『私立探偵 濱マイク -遥かな時代の階段を-』は、2025年2月に東京・サンシャイン劇場、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、愛知・ウインクあいちにて上演。チケットは、キャストFC先行がスタート。<キャスト・スタッフ コメント>■探偵・濱マイク役:佐藤流司お久しぶりです、と言える事に感謝ですね。佐藤流司です。私立探偵濱マイクが帰ってきます。私自身とてもこの作品、この舞台を愛しておりましたので、こうして皆様から好評をいただき、続編を上演できる事、大変光栄に思います。懐かしい面々に力強い新たなメンバーも増え、より一層素晴らしい公演になる予感がしております。ご期待下さい。■白い男の部下・杉本役:長田光平初めてご一緒させていただきます西田大輔さんの演出含め、錚々たるキャストの皆様と一緒にお芝居が出来ること、とても楽しみです。そして、原作の映画を観させていただき、前作に続き今作の舞台化も楽しみだなって思うのと同時に、きっと自分の役者人生において挑戦の作品になるだろうなとも思いました。しっかり作品の世界と杉本と向き合いこの作品を皆様にお届けできますよう努めてまいります。劇場にて皆様のお越しをお待ちしております。■相棒・星野役:矢部昌暉前作に引き続き星野光を演じさせていただきます。矢部昌暉です。あのハードボイルドな世界にまた浸れると思うと嬉しさが込み上げてきます。なんてったって男も惚れるかっこいい男・濱マイクですから!そんな濱くんを、これまた男も惚れるかっこいい男・佐藤流司くんが再び演じるということで、星野くんとしてしっかりサポートしていけたらなと思います。そして今回は3都市での上演が決定しているということで、より多くの方に観ていただけるチャンスがあるというのも嬉しい限りです。気合い入れて臨みます。劇場でお待ちしております。■マイクの妹・濱茜役:小泉萌香前作に引き続き、濱茜として出演させていただきます!前回は、大変なことも悲しいこともずっとそばにいて、お客様と同じ目線でお兄ちゃんたちのことを見守っていました。みんなのカッコいい姿やお茶目な姿がまた見られると思うと、もう本番が待ち切れません!今回もお兄ちゃんを慕う妹を全うしたいと思います!東京、大阪に加え愛知でも!劇場でお待ちしてます!■晝間あさ / ワンバイラン役:七木奏音前作で王百蘭役として生きさせていただき、まさか再び彼女に会えるとは想像していませんでした。今作は濱マイクたちの家族の話に突入するので、わたしは今回、オリジナルという立場になりますが、西田さんの生み出す美しい空間の中で大切にこのお話に寄り添い、そしてなによりまた生きさせていただけるなら、徳健さんと過ごした胸いっぱいな時間、愛しい時間も心にしまいながら演じたいと思います。わたしも百蘭がどうまたこの場所で生きられるか未知でワクワクしております!ぜひ劇場で、お待ちしております。■黒狗会・山口役:井澤巧麻個人的に初となるハードボイルド作品で、久しぶりの組員役。西田さんの作品には3年振りの出演となりますが、見応えのあるアクションシーンと衣装を含む美しい演出がとても印象的だったので、今回もどんな舞台になるのかと今からワクワクしています。豪華な出演者とお送りする令和版『私立探偵 濱マイク』。ミステリー、アクション、ドラマ、様々な視点でぜひお楽しみください!■港のメリー役:八木ましろこの作品は私の祖父が大好きでよく観ていた作品でした。そんな素晴らしい作品を錚々たる方々とご一緒できること、とても誇りに思います。まだまだ未熟な私ですがこの舞台を通してたくさんのことを吸収させていただき、私に出来る一番の表現を皆様へお届け出来たらと思っています。精一杯頑張ります!劇場でお待ちしています!■中山刑事役:なだぎ武ドラマシリーズや映画3部作も全て観てたほど大好きだったシリーズ、私立探偵濱マイク。その舞台版にお声をかけていただき、現在も興奮状態です。主演の佐藤流司くんとは以前映画で共演した以来なので久しぶりの共演にこれまた興奮しております。舞台版シリーズも第2弾と言うことで、「なだぎ武が参加した事でいい味付けになってたな~」と言われるよう、精一杯励みたいと思います。舞台『私立探偵 濱マイク -遥かな時代の階段を-』是非期待して下さいませ!■白い男役:大浦龍宇一原作のある作品、リメイク、再演等において、リスペクトの精神をもって、新しくその世界へどう飛び込んでいけるか。いつも、心が引き締まる思いです。今回ご一緒させていただくステキな皆様と共に、この作品と向き合い、まさに、心真っ白な状態で、白い男を演じさせていただきたいと思います。楽しみです!■リリー役:凰稀かなめこの度、濱マイクの母「リリー」役にて出演させていただきます。ショーガールとしての登場ですが、子供の頃に捨てた我が子に再会するのですが、この親子にどんな過去があるのか?それぞれの思い、確執、どんな展開があるのか今からドキドキしております。演出の西田大輔さんとは何度かご一緒させていただいておりますが、皆さん初めましての方が多いので、舞台上での反応も楽しみです。■原作:林海象またやって来たぞ、濱マイク=佐藤流司のマイクシリーズ第2弾!興奮するね。今回のキャストも楽しみだ。佐藤マイクよ、前回以上に暴れてくれ。横浜黄金町はこの舞台の中にしかない。■脚本・演出:西田大輔『濱マイク』シリーズの第2弾です。前作に引き続き、演出を努めさせていただきます。林海象監督が、心血を注いでこの世に産み出した『濱マイク』。舞台ならではの息吹を以て、黄金町で再び始まる世界を描きます。今回の作品は、ボーンアイデンティティともなる核の物語。映画がモノクロームからカラーになったように、前作以上の情熱と輝きを目指してカンパニーと走ります。どうぞご期待下さい。<公演情報>『私立探偵 濱マイク -遥かな時代の階段を-』原作:林海象脚本・演出:西田大輔劇中曲:田井モトヨシ【出演】佐藤流司 / 長田光平、矢部昌暉(DISH//)、小泉萌香、七木奏音井澤巧麻、八木ましろ、なだぎ武 / 大浦龍宇一 / 凰稀かなめ【東京公演】2025年2月6日(木)〜11日(火・祝)会場:サンシャイン劇場【大阪公演】2025年2月15日(土)・16日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール【愛知公演】2025年2月22日(土)・23日(日・祝)会場:ウィンクあいち公式HP:
2024年11月29日12月27日(金) より公開される『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』のスペシャル・モンタージュ・ポスターが公開された。本作は、J.R.R.トールキンの原作を基に、ピーター・ジャクソン(監督/共同脚本)によって製作されたファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の200年前の物語を描く。小説『指輪物語 追補編』にもある、原作ファンにも人気の騎士の国・ローハン最強のヘルム王についての記述を膨らませたオリジナルストーリーとなっている。騎士の国ローハンの平和と民の未来守るため、国の命運をかけた戦いに身を投じていく若き王女ヘラ(CV:小芝風花)は、剣と盾を手に運命の戦いへと身を投じていく。そんな彼女の後ろに描かれる、ヘラの父であり誇り高きローハンの民を統べる偉大な王・ヘルム(CV:市村正親)の堂々たる表情からは国王としての威厳を感じ取ることができ、かつてヘラと共に育った幼馴染みであったものの、敵対関係として対峙していくウルフ(CV:津田健次郎)は憎しみに満ちたような形相でこちらを見つめている。また、ヘルム王の甥・フレアラフ(CV:中村悠一)は愛馬に跨り剣を掲げながら闘志を燃やし、ヘルム王の第1王子・ハレス(CV:森川智之)は猛々しく斧を振りかざし、第2王子・ハマ(CV:入野自由)は凛々しく弓を弾く姿が描かれており、各々の覚悟と信念に満ちた姿勢を感じ取ることができる。そして、乱れるローハンとウルフの両者の大軍勢の中には、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でも絶大なインパクトを残した巨大象・ムーマクやトロルのような獰猛な怪物、優雅に空を飛行する大鷲の姿などが確認でき、〈中つ国〉で繰り広げられる戦いのスケールの大きさに期待が膨らむ仕上がりとなっている。なお、本ポスターは、「東京コミコン 2024限定スペシャル・モンタージュ・ポスター付きムビチケカード」(数量限定)の特典として、12月6日(金) より3日間限定で「東京コミックコンベンション 2024」のワーナー・ブースにて販売される。さらに、「東京コミコン 2024」にあわせて、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作すべての脚本を手掛け、本作の製作とストーリーを担当するフィリッパ・ボウエンの来日が決定。12月7日(土) にメインステージにて開催されるスペシャルプレゼンテーションに登壇し、主人公ヘラと敵対するウルフの吹替キャストを務めた津田健次郎、神山健治監督、製作ジョセフ・チョウと共に本作の魅力に迫る。当日は世界初披露となるフッテージ映像も上映予定だ。<作品情報>『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』12月27日(金) 公開【スペシャルプレゼンテーション】2024年12月7日(土)「東京コミコン 2024」メインステージ15:45 開演(予定)登壇予定:津田健次郎、神山健治、フィリッパ・ボウエン、ジョセフ・チョウ■東京コミコン 2024 限定スペシャル・モンタージュ・ポスター付きムビチケカード1枚:1,600円(税込)※数量限定販売。2024年12月6日(金)~12月8日(日) まで※各日分無くなり次第終了となります。※ひとり1会計につき2枚まで映画公式サイト: TM MEE lic NLC. (C)2024 WBEI
2024年11月29日沖縄を代表するバンド・BEGINがデビュー35周年を記念したベスト・アルバムを2025年1月29日(水)に発売することを発表した。シングル曲のほかにライブで根強い人気の楽曲も収録。BEGINの魅力が凝縮された2枚組、全33曲の超特大ボリュームとなっており、デビュー曲「恋しくて」からはじまり、老若男女、世代を超えて愛される楽曲「島人ぬ宝」「涙そうそう」「三線の花」はもちろんのこと、「笑顔のまんま」、CMにも起用された「海の声」など、数々の名曲を収録。さらに、5年前に発売されたベスト・アルバム『BEGIN ガジュマルベスト』には未収録の「国道508号線」「誓い」「イラヨイ月夜浜」「愛が走る」「春にゴンドラ」など、ファンに人気の楽曲も収録。BEGINのこれまでの歴史とその歩みを刻む記念すべきアルバムとなっている。タイトルにある「さにしゃん」とは、石垣島の方言で「うれしい」という意味で、2025年3月に開催される日本武道館・大阪城ホール公演のタイトルも『BEGIN35周年記念公演「さにしゃんサンゴSHOW!!」』となっており、これまでの35年を歩むことができた多くの方々への感謝と喜びの思いが込められたタイトルとなっている。<リリース情報>『BEGIN さにしゃんベスト』2025年1月29日(水)発売4,400円(税込)【収録曲】<DISC-1>01. 恋しくて02. いつものように03. Blue Snow04. YOU05. 愛が走る06. 防波堤で見た景色07. 涙そうそう08. イラヨイ月夜浜09. 竹富島で会いましょう10. かりゆしの夜11. ボトル二本とチョコレート12. 島人ぬ宝13. オジー自慢のオリオンビール14. オバー自慢の爆弾鍋15. 声のおまもりください(一五一会バージョン)16. 誓い<DISC-2>01. 三線の花02. ミーファイユー03. 笑顔のまんま04. パーマ屋ゆんた05. 国道508号線06. 砂糖てんぷら07. 春にゴンドラ08. ウルマメロディー09. ハンドル10. 海の声11. ソウセイ12. 君の歌はワルツ13. 24-7のブルース14. 粛々楽々15. 黄昏16. ユガフ島(2021Ver.)17. 渋谷百年総踊り予約はこちら商品の詳細はこちら<ライブ情報>BEGIN35周年記念公演『さにしゃんサンゴSHOW!!』2025年3月22日(土) 大阪・大阪城ホール開場16:00 / 開演17:002025年3月30日(日) 東京・日本武道館開場17:00 / 開演18:00【チケット情報】一般(26歳以上):12,000円高校生以上~25歳以下:7,000円小中学生:3,500円※未就学児童は保護者1名につき1名まで膝上無料。席が必要な場合はチケット必要。※未就学児童、小中学生チケット、25歳以下のチケットをお持ちの方はご入場の際、身分証明書(保険証や学生証など)を確認させていただく場合がございます。小学生・未就学児童のみでの入場はできません。抽選先行プレリザーブ:12月8日(日) 23:59まで()BEGIN35周年特設サイトオフィシャルサイト
2024年11月29日2025年1月2日(木) より東京・三越劇場で上演される『おちか奮闘記』の取材会が、2024年11月28日に東京・第一ホテル東京で行われ、今回が舞台初主演となる丘みどりをはじめ、三田村邦彦、河合雪之丞、補綴・演出の成瀬芳一が登壇した。原作は『明治一代女』や『風流深川唄』などで知られる川口松太郎の名作『浪花女』で、今回はタイトルを新たに、音楽性の高い作品に仕立て直して届けられる。明治初期の大阪を舞台に、義太夫節三味線方・豊澤団平の芸に惚れて妻となったおちかが、人形浄瑠璃『壺坂霊験記』を完成させるまでを描く。主人公・おちかを演じる丘は、NHK紅白歌合戦に3度出演し、近年はバラエティ番組や映画への出演など、活動の幅を広げている。デビュー20周年のアニバーサリーイヤーに新たな世界の扉を開く彼女は、金屏風に映える白の着物姿で登場し「初めてお話をいただいた時は、“私でいいんですか!?”と……。こんな大役を、演技もしたことのない私が引き受けていいものなのかと、すごく悩んだんです」とオファー時の心境を吐露。「いつか演技のお仕事をしたいとずっと思っていたのですが、演歌歌手として独り立ちするまでは、そういうことは口に出さないでおこうと思っていました。胸の中ではずっと“演技のお仕事もしたいな”と思っていましたので、“夢が叶ったな”というのが、1番大きな気持ちでした」と語り、「今までしてみたかった“舞台での演技”に、20周年だからこそチャレンジしようという思いで頑張ろうと思っています」と意気込んだ。丘みどり三味線の名手・豊澤団平を演じるのは、映像や舞台をはじめ多岐にわたって活躍を続ける三田村。2021年には、三田村が案内人を務める旅番組『おとな旅あるき旅』のエンディング曲として、丘とデュエット曲「あなたと、君と」をリリースし、さらには映画で親子役を演じるなど、相性抜群のふたりが今回は夫婦役を演じる。三田村邦彦丘は三田村について「“お父さんのような”と言ったら失礼ですけど、家族のような気持ち。この方とはずっとお仕事していきたいなと思っていたので、またたくさんお仕事できる機会をいただけて嬉しく思っています」と、すでに全幅の信頼を置いている様子。一方の三田村も、映画で共演した丘のセリフで「泣いちゃいけないシーンなんですけど、泣かされました」と明かし、「演歌で心を伝える技というのをお持ちなので、セリフでも同じなんですね。人に伝えることがものすごく上手」と、その演技力へ太鼓判を押した。ふたりは互いに「裏表のない方」と言い合い、三田村は丘について「演歌だけじゃなくてなんでもお歌いになられるし、お芝居もずっと“やった方がいいんじゃないですか”と勧めていたんですが、よく今回こんなに難しい役をお引き受けになられたなと思って感謝しております」と語った。おちかの母親・お政を演じるのは雪之丞。初共演となる丘は、雪之丞について「ポスターの撮影をするときにご指導いただきまして。私も普段から着物を着ているのですが、演歌歌手のポスターの撮り方とは全然違います。手の置き方も“傾けてこうした方が綺麗に見えるよ”という一言のアドバイスで全然違ったので、“すごい!”と思って、これからも一つひとつの仕草、いろんなこと教えていただきたいなと思っています」とコメントした。雪之丞は「今回親子の役をやらせていただきますので、本当に母親のような気持ちで丘さんのことを見て“かわいいな”と思っております」と話し、丘にとっては“お父さん”と“お母さん”が揃ったような場となった。河合雪之丞タイトルにかけて、今作の裏テーマは「みどり奮闘記」だという丘。歌も満載の作品になる予定だが、補綴・演出の成瀬は「(丘は)これだけ歌のうまい人なので、歌を聞きながら芝居も見られたら楽しいだろうなというのが1番の印象」「丘さんの持ち歌はいっぱい使いたいと思いますし、お芝居の場面に合った曲も使いたいと思います」と期待を煽った。成瀬芳一最後に丘は「何もかも初めてのチャレンジなのですが、“演歌歌手がお芝居をしているんだな”ということではなくて、ひとりの舞台女優・丘みどりの誕生を皆さんに見ていただけるようにしっかりと頑張ってまいります。いただいた時間は必ず後悔させないような舞台を作っていきたいと思いますので、たくさんの方に観に来ていただけたら嬉しく思います」と、メッセージを送った。<公演情報>令和七年 正月公演『おちか奮闘記』作:川口松太郎(『浪花女』より)補綴・演出:成瀬芳一令和七年 正月公演『おちか奮闘記』本チラシ(表)【出演】おちか:丘みどり沢田屋女将 お政:河合雪之丞竹本 春子太夫:松本慎也芸妓 おくに:瀬戸摩純人形遣い 文吉:賀集利樹豊澤団平:三田村邦彦森本健介三原邦男鈴木章生児玉真二川上彌生河合誠三郎河合穗積喜多村次郎有原遣智伊庭朋子日程:2025年1月2日(木)~26日(日)会場:東京・三越劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年11月29日写真撮影の準備のため、暗い室内に間接照明だけが点いている状態を見るや否や「なんかこれ、取り調べみたいですね!?」と言って、場の雰囲気を和やかにしてくれた西畑大吾。男性アイドルグループ・なにわ男子のメンバーであり、俳優としても活躍する彼が出演するのは、大人気シリーズの映画化『劇場版ドクターX』。12月6日の公開直前、11月30日(土)にテレビ朝日にて放送される特別ドラマ『ドクターY』と合わせ、撮影現場の雰囲気や作品の魅力を語ってもらった。緩急の激しい役を演じる難しさ『ドクターX』シリーズといえば、米倉涼子演じる大門未知子を主人公にした大人気医療ドラマ。「私、失敗しないので。」のセリフは、たとえドラマが未見でも耳にしたことがあるだろう。すでにチームワークが出来上がっている撮影現場に入っていくことは、西畑にとってどんな経験だったのか。「最初は不安しかなかったですね。スタッフやキャストの皆さんなど、深い信頼関係が仕上がっているカンパニーのなかに新しく飛び込んでいくのは、正直とても不安でした。でも撮影が始まった途端に吹き飛んだんですよ、その不安が! 皆さんが、すごくあたたかく、柔らかく受け入れてくださったからだと思います」特別ドラマ『ドクターY』ならびに『劇場版ドクターX』で西畑が演じたのは、エリート医学生(のちに研修医)の東村練。『ドクターY』と『ドクターX』それぞれに出演する西畑にとって、東村練のキャラクターは「ガラッと変わっている」という。「『ドクターY』では首席でエリートで俺様キャラの練くんが、『劇場版ドクターX』では医療現場に立って現実を突きつけられ、ちょっと成長して穏やかになる。この緩急がすごく難しかったです。でも田村(直己)監督から『等身大でいてくれたらいいよ、何ならドクターYの練くんのことは忘れちゃってもいいから!』って言っていただけて。いやいや、それはあかんでしょ! って思ったんですけど(笑)。監督と話し合いながら、エリート俺様医学生→大門先生を尊敬する研修医、という練くん像を作りあげていきました」最初はプライドが高く、人と群れたがらない性格だった練。演じるにあたり、目つきを鋭くすること、他者を視界に入れないことなどを意識したという西畑。そんな練と自身との共通点は薄く、強いていうなら『劇場版ドクターX』での練のほうが身近に感じたという。「大舞台とかドキドキしちゃうタイプ。ついこの間、大阪でのスタジアム公演が終わったばかりで(取材日は9月後半)、あまりにも広すぎてオドオドしちゃいました。緊張しすぎて、上手と下手の番号を間違えちゃったんですよ。僕の目の前にWEST.の神山(智洋)くんが立っているのを見て『神山くん、間違えてるで?』と思ってたくらい。本当は僕が間違えてるのに(笑)」「優しいおじさんに囲まれた現場でした(笑)」主演・米倉涼子を筆頭に、岸部一徳、内田有紀、西田敏行、遠藤憲一、鈴木浩介、勝村政信らベテラン俳優陣が集結している本作。西畑は「『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』(2021/朝日放送テレビ系列)でも共演した勝村政信さんには、特別ドラマ『ドクターY』でも『劇場版ドクターX』でも、とってもお世話になりました」と振り返る。「当時も勝村さんとの二人芝居で、がっつり共演させてもらって。一日ずっと一緒だったので、たくさんお話させてもらったのを覚えています。勝村さんが現場にいらっしゃるだけで、すごく安心感があるんですよ。当時も『またいつか共演したいね』と話していて、今回実現したので、とても心強かったですね。勝村さんはもちろん、鈴木浩介さんも遠藤憲一さんも、ほんと優しいおじさんばっかりで、ほんまに!(笑)一応、皆さんの前では『お兄さん!』って言ってたんですけど、『お兄さん呼びはやめて、おじさんでいいから!』って言われてました(笑)」日頃はなにわ男子の年長組としてチームを俯瞰しつつ、崩すところは崩すバランス感覚が魅力な西畑。一回りも二回りも先輩の役者陣に対しても、心を掴み場に溶け込む術を心得ているのだろう。主演・米倉涼子についても「圧で場をまとめるんじゃなく、自然と包み込むように巻き込んでいく力のある方」と印象を語る。「堂々たる主人公・大門未知子のイメージを大事にしつつ、米倉涼子さんご本人の人柄ありきで現場の一体感が仕上がっている感じでした。新参者の僕に対しても『なんて呼ばれてるの?』って気さくに話しかけてくださって。『大ちゃんって呼ばれてます!』と言ったら、それ以降、米倉さんや内田さんから大ちゃんって呼んでいただけるようになって……。もう、間違いなく生まれてきたなかで一番嬉しい大ちゃん呼びでしたね!(笑)」Ⓒ2024「劇場版ドクターX」製作委員会Ⓒ2024「劇場版ドクターX」製作委員会ベテラン陣の凄さは、撮影期間中、ほぼ毎日現場に差し入れが届いていたことからも察しざるを得なかったという。「食べすぎて、ほっぺたのあたりとかちょっとプクッてなってたと思いますもん」と嬉しい悲鳴をあげていた。「手術シーンはマスクをしてたから、セーフだったと思うんですけどね。それこそほかのキャストの方々もマスクをしてらっしゃいましたけど、だからこそ目の動きや、視線で作りだす表情によって感情を表しているのが、ほんまにすごかった! 本番前のリハーサルの段階ともまた違った、緊迫感のある白熱さに満ちた演技をされていて、その場にいた僕も心が動きました。本物の医療現場でも、こういった感情になるんだろうなと想像しながら、僕も目元での演技を意識しました。皆さんについていくので精一杯でしたけど……!」周囲のキャストへのリスペクトを忘れず、その場を冷静に観察し、学び得たものを即座に吸収していく。西畑自身は当然のことのように言葉にするが、誰しもが簡単にできることではないだろう。持ち得たバランス感覚や集中力、貪欲さを表に出さず、先輩俳優たちへの敬意、そして作品に参加できた感謝を常に滲ませる姿勢は、現場でも存分に発揮されていたに違いない。『劇場版ドクターX』は一つひとつのセリフやシーンが“濃い”映画Ⓒ2024「劇場版ドクターX」製作委員会現場で初めて「私、失敗しないので。」を耳にした瞬間は「涙が出そうになった」という西畑。そんな彼に、撮影現場で“絶対に失敗しないくらい自信がついたこと”を訊いてみた。「『手術で失敗する演技』を失敗しない自信がつきました!(笑)『劇場版ドクターX』では、僕はエリート医学生というよりポンコツ研修医になっているので、手術で絶対にやってはいけないミスをするシーンがあるんです。歴代シリーズでも『あ!』って手元が狂って血が噴き出してしまうシーンがあると思うんですけど、代々やってきた失敗シーンを受け継がせてもらいました。監督からも『リアクションが良い!』と褒めてもらえましたね」手術シーンは、手元の細やかな動きまで映る繊細なシーン。西畑も例に漏れず、ピンセットなどを駆使しながら縫う練習を重ねた。自宅でも現場でも練習する姿に、なにわ男子のメンバーからは怪しまれたらしい。「裁縫でも始めたんか? って言われたりして」と当時の様子を思い出す西畑の表情から、常に彼は別の現場にいてもチームのことを考えているのが伝わってくる。「『劇場版ドクターX』、一つひとつのシーンが本当に濃いんですよ。ひとつの映画によくぞここまで詰め込んだな! って思うくらい。一難去ってまた一難、落ち着く暇を与えません。僕も一視聴者として観させてもらって、これまでのシリーズのファンの方はもちろん、初見の方にも楽しんでいただける素晴らしい作品になっていると感じました。大御所の皆さんのアドリブも、まあすごくて……」とくに西田敏行さんのアドリブが、もう、と話しながら思い出してしまうのか、笑みが絶えない西畑。「西田さん、ほとんどアドリブだったんちゃうかな。西田さんが撮影しているのを見させてもらっているあいだ、笑いを堪えるのに必死でした」と振り返る様子は、いかに本作での撮影現場が実りあるものであったかを語っている。5万5000人の前に立つ経験「やっぱり、この仕事はおもしろいなって」取材中、繰り返し特別ドラマ『ドクターY』ならびに『劇場版ドクターX』の魅力を熱弁する西畑。「『ドクターY』を観ていないと、僕が演じた東村練くんに『誰!?』ってなってしまうので、ぜひ合わせて観ていただきたい! もちろん劇場版だけでも存分に楽しめるんですけどね」と場を緩ませてくれる。『ドクターY』では、西畑演じる東村練がどんな人物なのか、その背景についても描写されているので、ファンは必見だ。予期せぬハプニングはもちろん、難易度の高すぎる手術を華麗にこなしてみせる大門未知子の手腕が魅力のひとつである『ドクターX』シリーズだが、コミカルなシーンに絶妙なバランスで混じり合う「命の大切さ」に肉薄する様も見所。最後に、西畑がこれまでの人生で、命の大切さを実感するような瞬間について水を向けると「やっぱり、大阪でのスタジアム公演です」との返事が。「本当に、一昨日くらいに終わったばかりで。一昨日の僕、スタジアムで5万5000人を前にしてたって考えると、変な感覚ですもん。ほんまに、なんて言ったらいいんやろ……。スタジアム公演って、こんなにすごい景色が見られるんだなって思いました。割れるような歓声を浴びせていただいて、皆さんの前で歌って踊って。ここまで連れてきてくれた先輩方、スタッフの皆さん、ファンの皆さんに感謝しかないですし、ずっと終わりたくないって思ってました。生きててよかった、この仕事を頑張ってきてよかった、って」公演後、自宅に帰ってお風呂の浴槽を洗っている瞬間「いや、緩急すごいな」と思ったという。そのギャップも含め、あらためてこの仕事のおもしろさや魅力に気づいた。華々しく輝くステージ上でのエピソードのみならず、親近感の持てる日常についても開示してくれる。そんな一面が、どんな現場でも自然に溶け込み愛される、西畑の愛嬌の所以なのだろう。『劇場版ドクターX』12月6日(金)より全国公開監督:田村直己 脚本:中園ミホ出演: 米倉涼子 田中圭 内田有紀 今田美桜 勝村政信 鈴木浩介 染谷将太 西畑大吾 綾野剛 遠藤憲一 岸部一徳 西田敏行(撮影/梁瀬玉実、取材・文北村有、ヘアメイク/yuka(JOUER)、スタイリング/井元文子)
2024年11月29日2025年1月31日(金) に公開される映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』より、予告編と本ビジュアル、そして新たな場面写真6点が一挙公開された。実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話を映画化した本作。1979年に10代で作った1枚のアルバムが、夢破れてから約30年後に“埋もれた傑作”として再評価され、注目を集めた兄弟とその家族の半生を、オスカー俳優のケイシー・アフレックを主演に迎え、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』の監督ビル・ポーラッドと、アカデミー賞作品賞受賞『グリーンブック』『それでも夜は明ける』の製作陣がタッグを組み、繊細かつ感動的に描き出す。共演には『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネル、『ハニーボーイ』の若手実力派ノア・ジュプ。そして、演奏シーンに加え、ボブ・ディランの楽曲をはじめとした70年代前後に人気を博した珠玉の名曲たちが作品を彩る。公開された予告編では、「レコード会社から連絡があった」という兄ジョー(ジャック・ディラン・グレイザー)からの思いもよらない知らせを受け、実家に戻るドニー(ケイシー・アフレック)の姿から幕を開ける。かつて作ったアルバム『Dreamin’ Wild』が再び発売されることが決まり、家族が喜ぶなか、音楽に情熱を傾けていた10代の自分と兄の姿を思い返すドニー。しかし、過去の輝かしい日々からは一転、実家の土地に建てられた“差し押さえ”の看板と、当時を振り返り父に詫びる姿が映し出され、一筋縄ではいかなかった夢への道のりを垣間見せる。そして、再び訪れたチャンスに「30年前と同じでいいわけがない」と葛藤するドニーの姿や、「家族を信じずして何を信じられる?」という父の言葉、兄との抱擁や妻も交えた演奏シーンなど、家族の絆を感じさせるショットが次々と映し出される。過去の自分と向き合おうともがくドニーが、30年の時を経てどのような音楽を奏でるのか、感動的な結末に期待が膨らむ映像となっている。併せて公開された本ビジュアルでは、ギターを手にうつむくドニーと愛情溢れる表情で寄り添う妻ナンシー(ズーイー・デシャネル)の姿が印象的に大きく配され、その下には若きドニー(ノア・ジュプ)が夢中でギターを演奏している姿がエモーショナルに浮かび上がる、温かみのあるビジュアルとなっている。さらに、一挙公開された場面写真の中には、熱唱する10代のドニーや兄のジョー、父(ボー・ブリッジス)のギターの音色に母と共に耳を傾ける青年時代のカット、ドニーが妻ナンシーと演奏しているシーンも収められている。『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』30秒予告『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』60秒予告<作品情報>『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』2025年1月31日(金) 公開公式サイト: Fruitland, LLC. All rights reserved.
2024年11月29日福本莉子とSixTONESのジェシーがダブル主演を務める映画『お嬢と番犬くん』の追加キャストが発表された。本作は、累計発行部数が325万部(2024年9月3日時点)を突破し、アニメ化もされている同名コミックスを原作とした実写映画。極道の孫娘であることを隠し、平凡な青春と恋をすることを固く心に決めた高校生のヒロイン・瀬名垣一咲(福本)と、彼女のお世話係で過保護すぎるがゆえに年齢詐称をして高校に裏口入学、事あるごとに極道であることがバレそうな言動をする若頭・宇藤啓弥(ジェシー)との、笑いあり胸キュンありの青春奮闘劇が描かれる。このたび追加キャストとして、啓弥が所属する瀬名垣組の兄弟分にあたる田貫組組長の孫・田貫幹男役で櫻井海音の出演が決定。一咲と同じ高校一年生で、一咲と啓弥と同じ高校に転入し、ふたりの関係をかき乱す人物だ。今回のキャスティングについて、小池祐里佳プロデューサーからは「大人の色気にあふれる啓弥とはまた違う、人懐っこい笑顔の裏にヒリつくやんちゃさを求め、櫻井海音さんに是非にとお願いしました」と期待のコメントを寄せられており、櫻井は「原作の幹男のイメージを自然に再現できるようインプットして演じてきました」と演じるうえでの頼もしいコメントも。そして「現場スタッフ、キャストで誠心誠意リスペクトを込めて撮影させていただきました。原作ファンの方にもそうではない方にも笑ってキュンキュン、ハラハラしていろんな感情が動かされる作品で楽しんでもらえると思います!」と語った。また、幹男のキャラクタービジュアルも公開。気だるげな表情で佇む幹男とその背景には、華やかで愛らしい見た目にも関わらず、毒を持つことでも知られるアネモネの花があしらわれており、「いいヒマつぶし、見つけたかも。」と、今後の波乱を想起させるセリフが入っている。■櫻井海音 コメント全文原作の幹男のイメージを自然に再現できるようインプットして演じてきました。幹男という役は、初めての感覚で、毎日の撮影現場はもちろんですが、なによりも幹男という役を演じられたことが楽しかったです!現場スタッフ、キャストで誠心誠意リスペクトを込めて撮影に参加させていただきました。原作ファンの方にもそうではない方にも笑ってキュンキュン、ハラハラしていろんな感情が動かされる作品で楽しんでもらえると思います!ぜひ劇場に遊びに来てください!■小池祐里佳プロデューサー コメント全文幹男は、単なる“恋のライバル”とは一線を画す存在。極道の孫であることをオープンにして享楽的に生きる彼は、何をしでかすかわからない異端児です。大人の色気にあふれる啓弥とはまた違う、人懐っこい笑顔の裏にヒリつくやんちゃさを求め、櫻井海音さんに是非にとお願いしました。ちょうど今、映画本編の編集をしているところですが、愛嬌と不穏が同居する幹男のモラトリアムな魅力が爆発しています。あなたは啓弥派、それとも幹男派……?ぜひ劇場で確かめてください!<作品情報>『お嬢と番犬くん』2025年3月14日(金) 公開公式サイト:「お嬢と番犬くん」製作委員会
2024年11月29日12月27日(金) より公開される映画『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』の最新予告編が公開された。1985年の初演以来、全世界の観客動員総数が1億3000万人を突破した舞台『レ・ミゼラブル』が映画化されたのは2012年のこと。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイらが出演、『英国王のスピーチ』のトム・フーパーが監督を務めた映画は全世界で大ヒットを記録。アカデミー賞では3部門を受賞した。今回、スクリーンで上映されるのは、デジタルリマスター&リミックスを施された最新版だ。公開された予告編は、本作で念願のオスカーを手に入れたアン・ハサウェイが切々と歌う「夢やぶれて」、作品の象徴とも言える「民衆の歌」など珠玉の名曲が登場。何度観ても色褪せない魅力と感動を再び大スクリーンで堪能できそうだ。また、映画を観て応募すると抽選で帝国劇場のミュージカル『レ・ミゼラブル』のS席観劇チケットが当たるチケットキャンペーンが実施されることが決定。この公演は帝国劇場クロージングのメモリアル公演で、発売と同時に即完売となったプレミアムチケットとなる。『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』62秒予告映像<作品情報>『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』2024年12月27日(金) 公開■チケットキャンペーン映画鑑賞後(有料観賞に限る)のチケット半券、または電子チケット購入画面を通じて応募可能。抽選で合計5組10名に帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』のS席観劇券が当たる。有料鑑賞1枚につき1回応募可能で、一人何口でも応募できる。応募期間:12月27日(金)~1月5日(日)公式サイト: UNIVERSAL PICTURES
2024年11月29日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)の過去戯曲を才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ・KERA CROSS新シーズンの幕開けとなる『消失』。兄・チャズと弟・スタンリーを演じる藤井隆と入野自由、演出・河原雅彦が顔を揃え、この作品への想いやお互いのことなど、現在の心境を語り合った。“世の中が息苦しくなっちゃったなと感じている人にとってホッとして救いになる作品を”(河原)――KERA CROSSに再び挑むにあたり、演目に『消失』を選んだのはどういう狙いからでしたか?河原僕がKERAさんの作品を演出させていただくのはこれが三作品目になります。これまでに挑んだのは『カメレオンズ・リップ』(21年)と『室温』(22年)で、これはどちらもプロデュース公演として上演された作品でした。実は当初から、やりたい演目リストに『消失』は入っていたのですが、KERAさんの戯曲を初めて預かるにあたってこれまで避けてきたのが……っていう言い方をすると変なのですが。――ナイロン100℃の作品、つまり劇団の本公演は避けた、と?河原そういうことです。なぜなら劇団公演は非常~に濃いからです。KERAさんは稽古中、個々の役者さんからインスパイアされた要素を巧みに物語に盛り込んだ本を書かれる方なので、結果、その役者さんたちが醸す味わいがよくしみた舞台に立ち上がる。それが劇団公演となると、旧知の役者さんたちで作るわけですから。僕からしたらある意味、“味の塊”なわけで。その点プロデュース公演だと外部の役者さんが多いから、僕の印象的にやはりちょっと違うんですよね。まずは一本二本と修行をさせていただいて、三作品目にしていよいよ決意をしたわけです。濃いぃのを!って。もともと好きな作品だったけれど、パッとすぐには手が出せないものだったので。これを引き受ける役者さんも勇気がいるだろうなって勝手ながら思いますよ。――その演目でお声がかかったわけですが。藤井さんはオファーを聞いた時、どう思われましたか。藤井僕、昔から(主催の)キューブの方々にお世話になってるんです。河原へえ、そうなんですか?藤井はい。生瀬(勝久)さんと朝ドラで兄弟をやらせていただいたり、古田(新太)さんには最初の東京での番組のロケでお世話になって、舞台でもご一緒させていただきましたし、大倉(孝二)さんとも共演する時はいつも同じ楽屋でね。キューブの方々には本当に良くしていただいています。そして今回の演出は河原さんということで。河原さんと前回ご一緒させていただいた舞台はお祭りみたいな公演で(『愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」』(19年))。あの不思議なミュージカル、河原さんは絶対に大変だったろうなと思いますけど、これが異常に楽しかったんですよ。河原稲穂をみんなで振るやつですね。僕も異常に楽しかったです。けど、あれってそんなに不思議でしたっけ? 確か山本耕史さんと藤井さんだけがそう言っていた記憶が……。藤井ハイ!とても不思議なミュージカルでした! でもあの時いろいろなことを細かく丁寧に教えていただいたし、その一方で時にはほったらかしにもしてくださって(笑)。とにかく楽しかった印象が残っているんです。その河原さんが「じゃあ、今回は藤井で」と言ってくださったのなら、ぜひともやらせていただこうと思いました。でも先ほどの河原さんのお話を聞くと、ちょっと不安になってきましたけども。河原藤井さんに引き受けてもらえた時、目の前がパーッと開けましたよ。藤井本当ですか?河原さっきも言ったようにかなりチャレンジングな舞台になると思われるのに、オファーを受けてくれたと聞いて「ああ、おかげでなんとかなる!」ってマネージャーさんにも言ったくらいです。藤井そんな、もったいない言葉までいただいちゃって。本当にこの冬、入野さんと一緒に目一杯がんばろうって思います!藤井隆――入野さんは、お声がかかってどう思われましたか。入野とても嬉しかったです。KERA CROSSに二度も呼んでいただけるなんて。それに河原さんとご一緒できるのはミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』(16年)以来、9年ぶり以来、9年ぶりということになりますし。自分もあれからいろいろと経験を積んで、それを経てこの挑戦的な作品でご一緒できるということも何より嬉しい。それで飛びついたのですけども……。河原さんのお話を聞いてたら、僕もだんだん怖くなってきました!(笑)河原まあ、結局のところ演出が大変なんですよ。出る側の人たちは、あくまでもリラックスして楽しんでやってくれていいんです。――楽しんでやっていることって、客席にも伝わりますしね。河原それは稽古場でも一緒。だから、いいんじゃない?台本を読んで、思ったようにやればそれでいいんじゃない?(笑)入野なぜ急に、そんな言い方に?(笑)河原だって、作劇上、絶対に外せないぎりぎりのラインは僕もちゃんとチェックしますから。みなさんは自由にやってもらえれば。そしてそれができるメンバーを選びましたし。藤井なるほど。河原過去二作の修行の経験を振り返ると、あまり頭でっかちで臨むより、シンプルにその場その場を楽しむマインドだと思うんです。あくまでも「品性を保ちながら」ですけど。だから脚本というルールブックを読んでだいたいのルールを把握したら、あとは演者同士が楽しんでやってくれれば、自ずとこのカンパニーらしいものができるはず。そういう感性を持ってる人たちを集めさせてもらったつもりです。ちなみに佐藤仁美さんなんて最初の一言が「これ、どれくらいふざけていいの?」でしたからね。入野さすがですね!(笑)藤井すばらしい!いいお話だ(笑)。河原半分冗談でしょうけどね、とっかかりはそのくらいの感覚で臨んでくれたほうがいいと思う。みなさん、大きな振れ幅を持ちながら上品さも兼ね揃えた方々ですから、大丈夫ですよ。“初めて観てくださる方にも「あの兄弟いいな」と感じてもらえる新しいものに”(藤井)――おふたりは、兄弟役を演じることになるわけですが。入野僕はもうずっと、芸人としての藤井さんを見て育ってきました。あらびき団からマシューから、歌も含めて全部通ってきてるんですよ。学校でもみんな見てました。藤井マシュー? ありがとうございます。入野それこそ舞台に出ている姿を拝見しても、とっても素敵で目が離せない魅力があって。芸人とか俳優として、というより藤井隆というジャンルを確立させているのが素敵です。一度、ラジオドラマでご一緒させていただいたことがあったんですが、今回は舞台でガッツリご一緒させていただけるので、本当に楽しみで仕方がありません。入野自由藤井僕、実の兄弟は兄しかいないんですよ。普段から先輩方と一緒にいるのは好きで弟的要素はとても強いかと思います。すぐ末っ子ぶるので入野さんに迷惑かけないようにします! ご一緒したラジオドラマの時は、専門用語が飛び交う中で戸惑っていると、入野さんはお詳しいからいろいろ教えてくださったのを思い出しました。そして先日の初めての取材の時は楽屋で会って「こんにちは」って言った時から本当に愛らしくて、爽やかで。自分にこの冬、弟ができるんだなと思うと、すごく嬉しいです。しかも「見てました」って言ってもらえるのって、実はすごく嬉しいことなんですよ。――稽古に向けて期待するところは。河原うーん、稽古が始まってみなさんの声を聞くまでは、僕も正直わからないんですよ。特に今回は、事前にある程度の演出プランは立てておくとして、これまでより少し肩の力を抜いて稽古場に入ろうと思っているんです。出演者は全員が、精鋭も精鋭ですからね。きっと僕はラクできるはずです(笑)。とにかくまずは最初に、声を聞いてから始めたいと思います。藤井「自由に楽しく、気楽に」とおっしゃってくださったからには、もうそれについていけばいいと今、本当に思っています。もちろん作品自体を大好きな方たちにがっかりされないように努めたいですし、初めて観てくださる方にも「あの兄弟いいな」と感じてもらえる新しいものにもしたい。そこでおそらく入野さんが絶対的に真ん中で魅力を輝かせるはずだから、その輝きの分け前をいただいて僕もがんばろうと思います。入野僕がかつて劇団公演を観た時、徐々に最初に抱いた違和感が紐解かれていって実はこの人が……ということがわかった瞬間の衝撃がものすごかったんです。今でも覚えています。河原そのくらい緻密に作られているんですよ。入野紐解かれるタイミングも、完璧ですよね!そして、そこからどうなっちゃうの……!?という展開がまたすごくて。劇団では弟役はみのすけさんが演じていましたが、すごく怖かったというか不気味さがありました。河原みのすけさんには独特の狂気があるからね。ところで今回、弟の役に必要な要素としては、超絶純粋がゆえの危なっかしさがあるんだろうなと思ってます。入野なるほど、そうですね。危ういのか。藤井なんとかしてあげなきゃ!と思える存在ですしね。それは危うさだったりもするんでしょうね。入野でもある意味、そうさせているのはお兄ちゃんだったりもするんですけど。河原そういう話でもあるよね、これって。相互依存の強烈なものでもあるから。――ものすごく、いろいろな要素が詰め込まれた戯曲ですね。河原今回は、最初は単純にとても可愛らしい兄弟だなっていうところから違和感をこぼしていって、いいタイミングで紐解ければいいんです(笑)。おふたりとも再演とか名作とかも経験されているでしょうし、放っておいても絶対に劇団公演とは違ったものになりますから。その時々で僕がまとめさせていただくので、みなさんは自分らしく、自分の感性を信じてやっていく、ということでいいんじゃないかな。“名作のバトンをちゃんと渡せるように、僕らからもズシーンと衝撃をお届けしたい”(入野)――では最後に、お客様に向けてお誘いの言葉をいただけますか。入野さんざん怖いと言ってしまいましたが、ベースにあるのはめちゃくちゃ楽しみに思う気持ちです!最終的にはズシーンと衝撃を受けて、引きずるような何かを持って帰れる作品だと思います。僕自身も、当時観た時に受けた衝撃がいまだに心に残っていますから。この名作のバトンをちゃんと今回観に来てくださった人たちに渡せるように、僕らからもズシーンと衝撃をお届けしたいと思います。藤井もう、僕もまったく同じ思いです。全部入野さんが言ってくれました!(笑)河原ホントに?(笑)藤井(笑)。あとは冬の公演ですからなかなか大変な時期かもしれませんが、大阪まで全公演やり遂げるために慎重にがんばります。ぜひ劇場にお越しください!河原もう、さらに全部言ってくれちゃいましたね(笑)。藤井そこをもう一言!河原これ以上は蛇足にしかならなそうだけどなあ(笑)。初演が2004年だから20年前に書かれた作品なのですが、今は時代がだいぶ変わってきて、なんだか黒と白しかないような社会になってきているじゃないですか。運動会でも順位をつけずに全員で手を繋いでゴールさせたり、そこかしこでいろいろ考えさせられる世の中になったなとは思うんですよ。テレビでは昔の作品が今は再放送できなくなったりしてて。単に「あれは当時のものだから」で済む話なのに、なんだかリスクマネージメントが行きすぎちゃってる部分を感じるというか。だけどその点、演劇にはまだ余地がある。この世の中が息苦しくなっちゃったなと感じている人が観に来てくれたら、ホッとして救いになる作品でもあると思うんです。黒か白かだけではなく、グレーだって表現していかなきゃいけないんですよ。河原雅彦藤井僕も、本当にそう思います。河原そういう意味も含めとにかく『消失』はいかんともし難いカタルシスが詰まりに詰まった作品です。改めて今の時代に観てみたら、また違う何かを受け取ってもらえるような気もするし。ホラ、蛇足だったでしょ?入野いや、完璧になりましたよ!河原完璧に?なら、よかった!(笑)取材・文:田中里津子撮影:引地信彦KERA CROSS 第六弾『消失』は、2025年1月18日(土) から2月2日(日) に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、2月6日(木)・7日(金) に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。東京公演のチケットは、2024年11月30日(土) 10時より一般発売がスタートする。<公演情報>KERA CROSS 第六弾『消失』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出:河原雅彦出演:藤井隆入野自由岡本圭人坪倉由幸佐藤仁美猫背椿KERA CROSS 第六弾『消失』メインビジュアル【東京公演】日程:2025年1月18日(土)〜2月2日(日)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【大阪公演】日程:2025年2月6日(木)・7日(金)会場:サンケイホールブリーゼチケット情報:()公式サイト:
2024年11月29日2024年12月14日(土)より、東京都現代美術館では、『MOTアニュアル2024こうふくのしま』を開催する。『MOTアニュアル』とは東京都現代美術館ならではの視点から、日本の若手作家の作品を中心に、現代美術の一面を切り取り、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展だ。20回目となる同展では、「日本」という国を、周囲を海に囲まれた「閉じられた地形」ではなく、海底では他の大陸や島々とつながる「開かれた地形」と定義。「失われた30年」と言われて久しいこの「しま」において、自身の足元を起点にしながら、身のまわりや自己の多義性や重層性と対峙している作家を、その最新作とともに紹介する。川田知志《築土構木》(部分)2024年京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル「川田知志:築土構木」 展示風景撮影:来田猛出品作家は、写真とテキストで構成されたインスタレーションから、中国の大連と東京湾岸を舞台にした物語を編む清水裕貴、戦後の日本社会を特徴づける都市部と郊外の風景を主題として、全長約50mの壁画を描く川田知志、日常の些細なものや状況を再現したインスタレーションを通じて、見る者に新たな視点を提示する臼井良平、描くこと/見ることの身体性を強く意識させる絵画により、作品内外の世界を結びつけようと試みる庄司朝美の4人。いずれも1980年代生まれで、30代後半~40代にさしかかったばかりの作家たちだ。彼らの作品は、作者の解釈や意図を超え、見る者に様々な感情を抱かせる。臼井良平《Isle》2024年Courtesy of the Artist and MUJIN-TO Production ©Ryohei Usui撮影:宮島径会期中はアーティストトークや手話通訳つきのプログラムなどの開催を予定。参加方法や詳細は同館ウェブサイトで順次公開されるので、興味のある人はこちらで確認を。庄司朝美《24.8.13》2024年なお、企画展『坂本龍一|音を視る時を聴く』と、コレクション展『MOTコレクション』も同時開催。<開催概要>『MOTアニュアル2024こうふくのしま』会期:12月14日(土)~2025年3月30日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F時間:10:00~18:00(展示室入場は17:30まで)休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、12月28日(土)~1月1日(水)、1月14日(火)、2月25日(火)料金:一般1,300円、大学・65 歳以上900円、高中500円公式サイト:
2024年11月29日20世紀ロシアを代表する、ウクライナ出身の作家ミハイル・ブルガーコフが自伝的要素を散りばめつつ、ロシア革命という歴史の渦に抗いながらも、敗れ去っていく人々の姿を描いた小説、および戯曲を元にした舞台『白衛軍The White Guard』が新国立劇場 中劇場にて12月3日(火) より上演される。いよいよ開幕まで10日余りとなった11月下旬、3度目となる通し稽古が行われた。革命によりロシア帝政が崩壊した翌年の1918年から1919年にかけての内戦下にあるウクライナの首都キーウ(帝政ロシア、ソビエト政権下ではキエフ)を舞台に全四幕からなる本作。第一幕は、革命に抗う白衛軍に身を置くニコライ(村井良大)とアレクセイ(大場泰正)の兄弟らが暮らすトゥルビン家にて展開する。左から)村井良大、大場泰正当時のキエフは、旧ロシア帝国の軍人たちからなる反革命の白衛軍、民族主義者のペトリューラが率いるウクライナ人民共和国の軍(ペトリューラ軍)、キエフ侵攻を企むレーニン政府によるボリシェヴィキ(赤軍)という3つの勢力の三つ巴の戦いの場となっている。そんな切迫した状況にありながらも、トゥルビン家の兄弟、彼らの元に集う人々からはあまり悲壮感は感じられない。物語はニコライのギターの弾き語りで幕を開ける。キエフに迫るペトリューラ軍を撃退してやると勇ましく歌うニコライの歌を姉のレーナ(前田亜季)は「下手!」と笑い、歌の先生から「君は革命がなければオペラ歌手になれた」と言われたと主張するニコライに対し、兄のアレクセイは「革命があってよかった」と自分たちが置かれた状況や時勢さえも冗談にする。左から)前田亜季、上山竜治時折、夜の街に銃声が鳴り響く中で、個性豊かな登場人物たちが次々とトゥルビン家を訪れる。凍傷を負いながらトゥルビン家に辿り着き、近隣の街の農民たちがペトリューラ軍に寝返ったと明かす砲兵大尉のヴィクトル(石橋徹郎)。兄弟のいとこで、キエフの大学に通うためにトゥルビン家に下宿することになる文学青年・ラリオン(池岡亮介)。軍人だがオペラ歌手であり、既婚者であるレーナに甘い言葉を掛ける色男のレオニード(上山竜治)、大尉のアレクサンドル(内田健介)。酒好きで騒がしい彼らをアレクセイ、レーナ、ニコライは温かく邸宅に迎え入れ、みんなでテーブルを囲んでの酒宴が始まる。ウォッカで乾杯し、ギターを手に歌い、詩を吟じ、また乾杯する――。戦火のさなかであっても、人々は一見、陽気で楽観的である。だが、アレクセイをはじめ、彼らの言葉からは時折、不安や緊張、あきらめの空気が漂い、もはや自分たちが望む未来が訪れることはなく、ひとつの時代が終焉に向かっていることをわかった上での刹那的な享楽であることを感じさせる。左から)上山竜治、大鷹明良続く第二幕の第一場は、白衛軍を支援するドイツ軍の傀儡であるゲトマン政府の軍指令室が置かれている宮殿に舞台を移して展開する。“コサックの首長”を称し、ウクライナ反革命政権の統領の立場にあるゲトマン(釆澤靖起)。これまでドイツ軍の後ろ盾を得て、権勢を誇ってきた。だがこの年の秋、ドイツが第一次世界大戦に敗戦したことでゲトマン政府を取り巻く状況は一変する。ドイツ軍はあっさりとキエフを見捨てて撤退するが、あろうことかゲトマンも、味方の兵をも欺いて、ドイツ軍と共にベルリンへと脱出してしまう……。いわば、歴史の重大な1ページが舞台上で描かれるのだが、そんな文字通り“歴史的”な瞬間さえも、本作では深刻さを伴わず、まるでコントのように笑いを誘いながら展開。立派な理念や大義を掲げ、権力ゲームに溺れる為政者たちの本性が、ギリギリの局面、死と隣り合わせの状況に立たされた時に浮き彫りになっていく。自身も軍医として白衛軍のみならず、赤軍やペトリューラ軍にも従軍した経験を持つブルガーコフの自伝的な要素が色濃く反映された本作だが、およそ100年前の世界の出来事が決して遠く世界の物語ではなく、現代と地続きであることを強く感じさせる。続く第二幕第二場もまた、別の角度から戦争、歴史の一面を描いたシーンが展開。キエフへの進軍を続けるペトリューラ軍の兵士たちの横暴ぶり、戦争というものが、人間の奥にある醜悪な部分をこんなにも色濃くあぶり出してしまうものなのかという恐ろしさを感じさせられる。新国立劇場の中劇場の機能を最大限に活かした舞台装置と演出にもぜひ注目してほしい。そして、いよいよ物語は山場の第三幕へ。学校の集会場に集結し、ペトリューラ軍との戦いに臨もうとするアレクセイが率いる白衛軍の部隊だったが、アレクセイの元にゲトマンが既にキエフを見捨てて脱出したという知らせが届く。孤軍となってしまったことで、アレクセイはもはやこれまでと観念し、なるべく多くの命を救うべく白衛軍の解散を宣言する。だが、仲間たちの中には戦わずして解散することを潔しとせず、最後まで戦い抜くことを主張する者もおり議論は紛糾するが、ペトリューラ軍はすぐそこまで迫っており……。「なぜ人は戦うのか?」――。そんな問いかけを投げかける第三幕だが、何よりも印象的なのが爆撃の轟音。トゥルビン家の居間での人々の会話やゲトマンの司令部での茶番のようなやり取りのシーンとの恐ろしいまでのギャップ! 人間の命を奪うための爆撃はこんなにも圧倒的で、目に、耳に恐怖を植えつけるものなのかとまざまざと感じさせる(士官候補生として従軍しているニコライが恐怖におののき耳をふさぎ、うずくまる姿は非常に印象的だ)。そして最終の第四幕では、物語は2カ月後の1919年に。再びトゥルビン家の居間に人々が集うが、2カ月前とはキエフを取り巻く状況はさらに一変しており、白衛軍を解散へと追いやったペトリューラ軍もソヴィエト・ロシア政権のボリシェビキ(赤軍)の前には歯が立たず、キエフは陥落を迎えようとしている。再び体制が大きく変わる中で、それでも人々は生きていかなくてはならない。登場人物たちは、これからどう生きるべきかについて語り合う――。全編を通して強く感じるのは、ブルガーコフの人間そのものを描こうとする強い意志――決して特定の政治勢力や民族に肩入れするわけではなく、激動の時代を必死に生きようとするひとりひとりの人間の強さや弱さ、愛情、滑稽さ、愚かさを丁寧に描こうとする思いである。約100年前と重なるのは、ウクライナが戦時下にあるという状況だけではない。俳優陣がそれぞれ非常に魅力的に演じている、個性とユーモアあふれる登場人物たちの姿を通じて、“いま”を考える物語となっている。取材・文:黒豆直樹撮影:宮川舞子<公演情報>『白衛軍 The White Guard』作:ミハイル・ブルガーコフ英語台本:アンドリュー・アプトン翻訳:小田島創志演出:上村聡史出演:村井良大、前田亜季、上山竜治、大場泰正、大鷹明良/池岡亮介、石橋徹郎、内田健介、前田一世、小林大介/今國雅彦、山森大輔、西原やすあき、釆澤靖起、駒井健介/武田知久、草彅智文、笹原翔太、松尾諒日程:2024年12月3日(火)~12月22日(日)会場:東京・新国立劇場 中劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年11月29日『スカーレット・ピンパーネル』『マタ・ハリ』『BACKBEAT』など数々の翻訳作品を演出する一方、オリジナルミュージカル創作にも積極的に取り組み、これまでに『Color of Life』『ボクが死んだ日はハレ』『5DAYS辺境のロミオとジュリエット』『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』などを生んできた石丸さち子。自ら設立した「Theatre Polyphonic」を母体にプロデュース公演もおこなっており、その第7回となる『翼の創世記』が本日11月29日(金)、BLUE SQUARE YOTSUYAにて開幕する。企画・脚本・作詞・演出を石丸が、作曲・音楽監督・演奏は『~ハレ』の森大輔が担う新作オリジナルミュージカルだ。描かれるのは、世界で初めて動力有人飛行に成功したことで知られるライト兄弟の物語。兄ウィルバーと弟オーヴィルが1903年に発明した夢の飛行機械は、第一次世界大戦の勃発によって、兄弟の思いとは裏腹に兵器として発展を遂げることとなった。そんな彼らにかねてより興味を持ち、オーヴィルのインタビュー記事を読んだことで、ミュージカルにしたいとの強い思いを抱いたという石丸。自らアメリカに渡って集めた資料を基に、兄弟とその妹キャサリンの物語を、史実に基づく大胆なフィクションとして描き出す。登場人物は3人のみで、ウィルバー役の上川一哉・上口耕平・鈴木勝吾・百名ヒロキ、オーヴィル役の鈴木(二役)・工藤広夢・DION、キャサリン役の門田奈菜・福室莉音・山﨑玲奈の総勢9名が、A~Eの5組に分かれて交互に登板。「双子のように思われながら全くタイプの違う兄と弟」と、「「自らの夢を捨てても兄に尽くした妹」」を、それぞれがどう造形するのかに注目が集まる。また今回の公演は、海外上演を目指してスタートする作品の“ファーストフライト”ともなるそうで、「スタッフも、俳優も、挑戦ばかりのミュージカル。小さな劇場からの初飛行に、皆様のご搭乗をお待ちしております」と石丸。ライト兄弟の夢と、スタッフキャスト一同の夢が重なる公演となりそうだ。文:熊田音子★ミュージカル『翼の創世記』石丸さち子・上川一哉インタビュー()<公演情報>ミュージカル『翼の創世記』企画・脚本・作詞・演出:石丸さち子作曲・音楽監督・演奏:森大輔出演:上川一哉上口耕平百名ヒロキ鈴木勝吾工藤広夢DION門田奈菜福室莉音山﨑玲奈2024年11月29日(金)〜12月25日(水)会場:東京・BLUE SQUARE YOTSUYAチケット情報:()公式サイト:
2024年11月29日清 竜人25が「解散しま...せん!気が変わったんじゃ!!生配信」と題したYouTube Liveを11月28日を開催し、配信終了後、ツアーファイナル豊洲PIT公演『KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR THE FINAL』から「KARESHIいるんだって」のライブ映像がプレミア公開された。生配信ではすでに開催が発表されている3カ月連続対バンイベントの【Vol.1】2025年1月11日(土)公演に「femme fatale」の出演が決定することも発表された。そして、今回の生配信では新たなライブ情報も解禁。『KIYOSHI RYUJIN with Quartet & KIYOSHI RYUJIN25 Acoustic Live』と題して、2025年2月1日(土)東京・草月ホールにて、清 竜人ソロとしてカルテットを携えた弾き語りライブと、清 竜人25としてアコースティックライブを開催する。2025年2月1日(土)東京・草月ホールのチケットは11月28日(木)22時より抽選先行の受付が開始され、対バンイベントのチケットは11月30日(土)正午より先着先行受付が開始となる。「清 竜人25 - KARESHIいるんだって(KIYOSHI RYUJIN 25 REUNION TOUR THE FINAL at. TOYOSU PIT)」「清 竜人25、解散しま...せん!気が変わったんじゃ!!生配信」YouTube LiveアーカイブURL<ライブ情報>清 竜人253カ月連続2マンイベント『LWP2025』キャプション●vol.12025年1月11日(土)神奈川・横浜BAYHALL開場16:00 /開演 17:00出演:清 竜人25 / femme fatale●vol.22025年2月15日(土)神奈川・横浜BAYHALL開場16:30 /開演 17:30出演:清 竜人25 /and more...●vol.32025年3月30日(日)神奈川・横浜BAYHALL開場16:30 /開演 17:30出演:清 竜人25 /and more...【チケット情報】6,500円(税込/ドリンク代別途)先着先行期間:11月30日(土)12:00~12月9日(月)18:00KIYOSHI RYUJIN with Quartet & KIYOSHI RYUJIN25 Acoustic Live2025年2月1日(土) 東京・草月ホール◾️『KIYOSHI RYUJIN with Quartet Acoustic Live』開場14:30 / 開演15:15出演:清 竜人ソロ弾き語りwithカルテット◾️『KIYOSHI RYUJIN25 Acoustic Live』開場18:45 / 開演19:30出演:清 竜人25として初の試み!アコースティックライブ【チケット情報】全席指定:9,000(税込)抽選先行期間:12月8日(日)23:59まで清 竜人25 オフィシャルサイト
2024年11月28日Z世代を中心に人気急上昇中のバンド・マルシィが、初の日本武道館公演『マルシィ one man live 2025 “with your daily”』を2025年4⽉12⽇(⼟)に開催することを発表した。11月28日(木)愛知・Zepp Nagoya にて行われた『Zepp Tour 2024』のツアーファイナルの本編終了後、映像で日本武道館公演の開催を発表。バンドとしてひとつの目標とされていた日本武道館への思いやファンに対しての感謝の気持ちをメンバーそれぞれが語っていた。また、11月29日(金)には、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に初出演する。チケットのFC最速先行は12月1日(日)23:59 まで。【吉田右京(v/g ) コメント】武道館でのワンマンライブは、一つの目標にしていたステージで今回ようやく実現することが出来て本当に嬉しいです。結成してから、今に至るまでのマルシィをしっかり届けられたらと思います。当日は宜しくお願いします!【shuji (g) コメント】ずっと叶えたかった夢の一つで、憧れていた舞台。間違いなく、一生忘れられない大切な日になります。その瞬間をファンの方と共に過ごせるなんて本当に幸せです。僕らの思いがたくさん詰まった武道館 Live 是非一緒に楽しみましょう!【フジイタクミ(b) コメント】バンドとして一つの目標として掲げていた武道館のステージに立てることが決まり本当に嬉しいです!伝統あるステージからマルシィの楽曲をお届けできるのを楽しみにしています!人生初の武道館ライブの日に皆さんと最高な時間を過ごすために精一杯準備していきますのでぜひお越しください!!マルシィ – ピエロ(Official Music Video)<ライブ情報>マルシィ one man live 2025“with your daily”2025年4月12日(土) 東京・日本武道館開場 17:00/開演 18:00【チケット情報】8,900 円(税込)FC「Marcy House」最速先行:12月1日(日)23:59までマルシィ オフィシャルサイト
2024年11月28日11月8日、福岡県久留米市発のロックバンド、ジ・エンプティの『革命ツアー2024』は、彼ら未踏の地・千葉LOOKで幕を開けた。タイトルにもある通り、今回は10月30日にリリースした2nd EP『革命 e.p.』を引っ提げてのツアーで、彼らとこれからのロックバンドのライブシーンの中核を築き上げていくであろう盟友たちと全国12カ所を巡る対バンツアーである。その記念すべき初日、『革命ツアー2024』の一音目を鳴らしたのは、今年メジャーデビューを果たし、猛スピードでロックシーンに名を轟かせているサバシスター。19時頃、既に熱気が充満する会場が暗転し、もはやファンの中ではお馴染みのSEとなっているビッケブランカの「Ca Va?」を背に、なち(vo&g)、るみなす(g&cho)、GK(ds&cho)、そしてサポートメンバーのサトウコウヘイ(b)が登場。それぞれがセットにつくとSEが鳴り止み、それと同時にGKの力強いバスドラムの音を合図にメロコアのエッセンスを感じる骨太なバンドセッションから「覚悟を決めろ!」でライブがスタート!エンジン全開で轟音を掻き鳴らす4人の姿に観客も負けじと呼応し、のっけからダイバーが続出するなどいきなり盛り上がりが最高潮に達し、ライブでのフィジカルな強さを見せつけると、勢いそのままに「ジ・エンプティ、初日を任せてくれてありがとう!最高になって帰ろうぜ!」となちが高らかに発して、最新作『あの夜のはなし-EP』に収録の「作戦会議」へ。同作のリリースツアー(『あの夜のはなしツアー』)を大盛況に終えたばかりというのもあってか、観客は既にこの曲の楽しみ方を心得ているかのようで、サビではものすごいシンガロングが巻き起こり、その流れを引き連れてパンキッシュなメロディに“22歳になりたくない”というだけのユルい歌詞を乗せた「22」を、そしてドライブ感が気持ちいいロックナンバーの「!」を間髪入れずにプレイ。そこから一息ついてMCに入ると、なちがジ・エンプティとの出会いを振り返る。彼女らが23年秋に行なった『KIRAKIRALOVE TOUR 2023』で初共演したのがキッカケで仲良くなったことを明かし、「いろんなライブハウスを回って会えるみんなの顔は、バンドにとってライブをやる大事な理由のひとつだと思う」と赤裸々な想いを吐露すると、ライブ活動で全国各地を駆け巡るハイエースの中で綴ったという「ハイエースナンバー」を披露。“仲間の歌”と枕詞を添えて投下されたこの曲は、この日、この場所では、これから長いツアーを走り抜けていくジ・エンプティへのファイトソングとして会場に響きわたり、さらに「ひとりぼっちと廊下の窓」、「マイベストラブ!」を丁寧に鳴らしていく。心の中にある葛藤を露わにしたナンバーと、懐古的で甘酸っぱいラブソングでエモーショナルな雰囲気に染め上げると観客は身体を自由に揺らして聴き入り、アグレッシブに体を前のめりにして楽しんでいた序盤とのコントラストが印象的だった。再びのMCでは前回対バン時の打ち上げのエピソードなどを軽く披露し、2組の間柄にほっこりしているのも束の間、ライブは遂に終盤戦に。彼女たちの名が広まるきっかけとなった代表曲の「ジャージ」、そして音楽に関する闘志をツービートのメロディに乗せて歌う「ミュージック・プリズナー」などをノンストップでプレイし、ジワジワと会場のボルテージを上昇させていくと、その熱気は続くラストソングの「サバシスター’s THEME」で大爆発。ハンドマイクに持ち替えたなちが全身をフルに使って内に籠るエネルギーをフロアに向けて精一杯に放つと、観客もそれにすかさず思いっきりのシンガロングとクラウドサーフで反応し、大歓声に包まれる中でライブが終了。終始ジ・エンプティに対しての愛とエールを示しつつ、直近のツアーで培った確かなパワーを余すことなく見せつけてステージを後にした。サバシスターの熱気が冷めやらぬ中、いよいよジ・エンプティが登場。彼らを待ち詫びてワクワクする観客のザワつきが会場を支配する中、暗転するといきなり「カントリー・ロード(耳をすませば)」が流れ出し、思ってもいなかった意外なSEの選曲にフロアで思わずクスっと笑いが起こりつつ、カワカミタイキ(ds)、クガケンノスケ(b)、トクナガシンノスケ(g)、ハルモトヒナ(vo)がひとりずつ登場。ヒナが「今日まで我慢したいろんな気持ち、お互いぶつけて帰ろうぜ」と発し、最新作に収録されている「連れ出してやるぜ今夜」でライブがスタート。ジ・エンプティがこれまでにリリースしてきた楽曲たちは青春パンクとカテゴライズされるであろう、真っすぐで、熱くて、ひねりのないものがほとんどであった。しかし、今作の『革命 e.p.』はそれだけではなく、もちろん彼らが今までに培ってきたパンクロックを核としながら、彼らのポップフィーリングをハッピーに昇華させたアッパーチューンや、スカを取り入れたナンバーなど多角的なアプローチを施した楽曲がパッケージされている一枚であり、その中でも特にチャレンジングなのがこの「連れ出してやるぜ今夜」である。ステージの後方からの白い光が4人のシルエットを浮かび上がらせるとともに、“連れ出してやるぜ今夜/気が済むまでつきあうよ”とスローなバラード調で始まるこの曲は、進むにつれてツービートに展開したり、ミドルテンポで優しく聴かせたり、ポエトリーで心の内の想いを言葉数多く訴えかけたりと、一曲の中でコロコロと表情が移り変わっていくのが特徴的なのだが、ジ・エンプティが持つ普遍的な明るくエネルギッシュなパワーでこの楽曲を力強く情感たっぷりに鳴らすと、観客はすぐさまシンガロングとクラップでその表情豊かな曲に見事に応答。徐々に会場が熱を帯びて盛り上がりを見せた中、間髪入れずに「千葉LOOKを揺らせ!」と叫んで、ライブ定番曲である「さよなら涙」、「MY SWEETIE」へ!激動するパンキッシュなふたつのナンバーを掻き鳴らし、テンションが上がったケンノスケがベースを抱えたままフロアにダイブする!さらにその勢いに追い打ちをかけるように「神様からの贈物」、「おやすみレイディ」を畳みかけると、衝動のままに突き動かされた観客が自由に暴れ回り、息をするのが苦しくなるくらいの熱気がムンムンと充満して、超満員の会場はこれ以上ないくらいの興奮状態に。そんなカオティックな雰囲気から一息ついて、ヒナがMCで「今日の朝、メルカリで欲しい別珍っていうのを見つけたから今日の夜に買おうと思ってて。さっきリハでサバシスターが「ジャージ」をやっていて、それを聴きながら“まさか売れてないよな”と思って楽屋戻って確認したら買われていた(笑)」とまさかのエピソードを披露すると、そのままサバシスターの「ジャージ」をワンフレーズカバー!“可愛かったあの別珍は1万6千円もしたし”と歌詞をアレンジして歌うと会場は大盛り上がりを見せ、その流れで今ツアーのタイトル曲である「革命」へ!ユニークに浮遊するようなギターサウンドがポップなメロディを織りなすこの曲で、再びフロアのボルテージが上昇すると、続く「バチコイ」では「サバシスターとスカダンスしたくねえか?」とヒナが言って、なんとステージになちとるみなすが登場し、ふたりはメロディに合わせて全力のツーステを披露(笑)。続く「笑っておくれよ」でも同様のダンスを見せつけ、能天気にはしゃぐふたりに呼応したフロアも笑いながら同じように踊りまくって最高にフレンドリーな空間になった。そしてライブは後半に差し掛かかり、「またどこかでサバシスターと対バンできるときはみんながフロアにおってほしい」と優しく観客に訴えかけ、「思い出は甘いままで」、「銀河高速に乗って」、「グッバイ青春」を連続でゆったりと鳴らしていく。大切な人や場所に想いを馳せる歌詞をどこか懐かしさを覚えるようなメロディラインに乗せて丁寧に歌い上げ、観客は身体の力を抜いてラフに揺れながら深く聴き入り、ジ・エンプティの曲が孕むハートフルで心をふっと軽くしてくれるような包容力に胸が熱くなった。そしてライブはいよいよラストスパート!壮大かつポップなロックアンセムの「今宵はベイビー」で再びシンガロングを煽り、会場に強烈な一体感が生まれると、その盛り上がりにブーストをかけるように2度目の「おやすみレイディ」を、さらにジ・エンプティの初期ナンバーの「テイクミーアウト」をエネルギッシュにプレイし、ファンのコールに呼ばれて登場したアンコールで“君のため/明日を生きるため/僕らはずっと音を鳴らす”と高らかに歌う、ザ・青春パンクソングの「空っぽの唄」を盛大に掻き鳴らしてこの日のライブが終了した。一秒たりとも観客から目を逸らすことなく真っすぐに、実直にメッセージを伝え続けたジ・エンプティ。常にフロアと一緒にライブを作り上げる前のめりな姿勢に幸福感を覚えるとともに、リリースされて間もない『革命 e.p.』がツアー初日でこれだけの声量でシンガロングされるという光景を目の当たりにして、このツアーが終わるころにはどんな進化を遂げ、どんな革命を起こしてくれるのか、期待せずにはいられない圧巻の幕開けだった。Text:佐藤梨帆(Talking Rock!)Photo:齋藤タカヒロ(サバシスター)、Ruriko Inagaki(ジ・エンプティ)<公演情報>『革命ツアー2024』11月8日 千葉・千葉LOOK出演:ジ・エンプティ/サバシスターセットリスト■サバシスター01. 覚悟を決めろ!02. 作戦会議03. 2204. !05. ハイエースナンバー06. ひとりぼっちと廊下の窓07. マイベストラブ!08. ポテサラ09. ジャージ10. ミュージック・プリズナー11. タイムセール逃してくれ12. サバシスター’s THEME■ジ・エンプティ01. 連れ出してやるぜ今夜02. さよなら涙03. MY SWEETIE04. 神様からの贈物05. おやすみレイディ06. 革命07. バチコイ08. 笑っておくれよ09. ラブソング10. 思い出は甘いままで11. 銀河高速に乗って12. グッバイ青春13. 今宵はベイビー14. ウルトラロマンティック15. おやすみレイディ16. テイクミーアウトEn. 空っぽの唄<ツアー情報>『革命ツアー2024』※終了分は割愛12月5日(木) 大阪・心斎橋BRONZEゲスト:Wienners12月6日(金) 愛知・名古屋 R.A.Dゲスト:Arakezuri12月9日(月) 東京・下北沢SHELTERゲスト:アルステイク12月18日(水) 福岡・福岡BEAT STATIONゲスト:FOMAREチケット情報:()<リリース情報>2nd EP『革命 e.p.』発売中価格:1,000円(税込)【収録曲】1. 革命2. 笑っておくれよ3. 連れ出してやるぜ今夜4. 銀河高速に乗って公式サイト:
2024年11月28日詩羽が東名阪ライブハウスツアー『暗闇の猫たちへ』のファイナルとなる東京公演を11月27日(水)東京・新代田FEVERで開催した。7月にソロとしてのファースト・アルバム『うたうように ほがらかに』をリリースし、水曜日のカンパネラとは異なるパーソナルな表情を見せた詩羽。初となる今回のツアーでは各地にゲストを招き、愛知のチョーキューメイ、大阪のmuqueに続いて、東京にはCody・Lee(李)が出演。満員のオーディエンスで埋まった会場を大いに盛り上げた。一番手のCody・Lee(李)はパワーポップ調の「涙を隠して(Boys Don’t Cry)」で軽快にスタート。以前Cody・Lee(李)のイベントに詩羽が出演したとき一緒に歌ったという「愛してますっ!」を披露して、「我々基本的にフェスとか出てもあまり話す人がいないんですけど、詩羽ちゃんだけは話してくれるので、唯三くらいの友達だと思ってます」と関係性を語る。その後もボーカル・高橋響の結婚報告の翌日に配信されて話題を呼んだ最新曲「君の彼氏になりたい」や、詩羽にCody・Lee(李)の好きな曲を聞いて、「変な曲が好き」というリクエストに応えた「鳥托邦」などを続けると、最後は人気曲の「我愛你」からパンクな「When I was cityboy」でフロアの温度を上げ切り、トップバッターの役目を見事に果たしてみせた。続いてはもちろんこの日の主役である詩羽のステージ。サポートの吉田一郎(b)、BOBO(ds)、日野ジャクソン(g)に続いて詩羽が登場し、「みんな今日も盛り上がっていきましょう!」と言って「人間LOVER」が始まると、早速「L・O・V・E・R!!!」の合唱が起こる。詩羽はパワフルなステージングと高い歌唱力でオーディエンスを先導していき、彼女らしいギャルマインドを象徴する「ギャルヒーロー」も未発表曲ながらかなりの盛り上がり。Cody・Lee(李)の高橋の結婚を喜び、詩羽いわく「幸せたっぷりバンド」のCody・Lee(李)に感謝を伝えると、日野ジャクソンのボトルネック奏法が印象的な「magichour」を届け、続く未発表曲「胡蝶蘭」では詩羽に合わせてオーディエンスが一斉に手を振り、場内には一体感が生まれていた。詩羽メンバー紹介では「私は大人がすごく苦手なんですけど、自分の身近にはちゃんとお話ができて、私が心のシャッターを閉めることなく仲良くしてくださるサポートメンバーがいるので、すごく恵まれてると思います」と話し、白黒つけなきゃいけない大人に対し、グレーであること・曖昧であることの重要性を語ると、「自分の中の正しさを常に大事にして生きてほしい」というメッセージを伝え、「自分の中の正義を最後まで貫き通した友人に対するラブソングみたいな曲」として「メリーゴーランド」を披露。ヘヴィなダンスビートに乗せて、孤独や鬱屈をシアトリカルに表現する詩羽のボーカルは、ソロでの真骨頂と言ってもいいかもしれない。さらにMCで語った大人への違和感を〈正義の反対は正義かもね〉と表現する「teenager」、祭囃子風のコーラスが印象的な「あとがき」と続け、さらなる熱狂を作り上げていく。詩羽「去年友達ができました!」という紹介でゲストのセントチヒロ・チッチが呼び込まれると、8月に行われた初ライブでも披露された未発表の新曲「bonsai feat.CENT」を披露。スクラッチを絡めたヒップホップビートに乗せて2MCでのクールなラップを聴かせるこの曲はかなりの盛り上がりを見せ、サビではフロアから一斉に手が上がる。曲終わりにふたりがハグをして、12月にこの曲が配信リリースされることが伝えられると、この日一と言ってもいいぐらいの大きな歓声が起きていた。詩羽 / セントチヒロ・チッチ詩羽 / セントチヒロ・チッチツアータイトルの意味について語ったMCでは、「All Cats Are Grey In The Dark」が「見た目は関係ない」ということを意味する言葉であると語り、「私は私なりの自分の可愛いと思うスタイルでこれから先も戦っていきたいと思っているので、みなさんも自分が愛するものを目一杯愛して、毎日を過ごしてもらえたら」と思いを伝えると、「アルバムの中でもとても大事な曲」として「deny」を披露。この曲で詩羽はベースを弾きながら歌い、ミュージシャンとしての多面性を見せる。さらにはスタンドマイクのまま「トワイライト逃避行」を情感たっぷりに歌い上げ、場内には静かな感動が広がっていた。詩羽「詩羽としてのライブはまだ4回目で、今日はリリースしてない曲もやらせてもらいましたし、まだまだこれからたくさん成長していきます。このツアーに来てくださった人たちは本当に私のことを好きでいてくれたり、対バンのバンドを本当に愛している人たちだと思うので、この目一杯の愛に溢れた空間が私はとても幸せです」と話して、この日最後に披露されたのは「MY BODY IS CUTE」。間奏でのクラップから、会場全体が声を合わせての「せーの!」で大サビへと傾れ込む瞬間は、まさに詩羽からオーディエンスへの、オーディエンスから詩羽への確かな愛情が感じられる瞬間であり、幸福なムードで記念すべき初めてのツアーが締め括られた。Photo:Yukitaka Amemiya詩羽 ワンマンライブ『暗闇の猫たちへ』11月27日(水)東京・新代田FEVERセットリストM1. 人間LOVERM2. ギャルヒーローM3. magichourM4. 胡蝶蘭M5. メリーゴーランドM6. teenagerM7. あとがきM8. bonsaiM9. denyM10. トワイライト逃避行M11. MY BODY IS CUTE<リリース情報>デジタル・シングル『bonsai feat.CENT』12月18日(水)配信開始配信リンク()『bonsai feat.CENT』ジャケット【詩羽 コメント】ちひろちゃんと出会えてよかった。似たもの同士で全然違くって、だから手を繋いで寄り添い合えるのかなと思います。音楽って残るから、どうしても大好きな人と一緒につくりたくて、2人らしい曲を作りました。私は凡才で世に溢れている天才には敵わないかもしれないけど、誰かから見たら私も天才なのかもしれない。みんな何かしらのないものねだりで足りないところを補って、それぞれのカタチで努力をして才能を身につけて生きている。普通ってなんだかいつまでたってもわからないし探したって答えは見つからないけど、それでも足りないみんなで足りないところを補い合っていたいなと思います。たくさんの愛がこもった曲です。【CENT コメント】ひょんなことから出会った私たちは心が通い合うまで少し時間がかかったけど今では隣にいるとエネルギーの交換ができる2人になっていて、私にとっては詩羽という存在はこの人生の中のハイライトのひとつになると感じています。大好きな彼女から一緒に曲作ろうよなんて言われたら二つ返事でやろうと言うし当たり前に嬉しくて楽しくてたまらない。詩羽 オフィシャルサイト
2024年11月28日舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』のメインキャストが発表された。2025年11月のデフリンピックの開催に合わせて、東京2020パラリンピック開会式の絆/レガシーを受け継ぎ新創作に挑む『TRAIN TRAIN TRAIN』。東京都が世界陸上とデフリンピックが開催される2025年に向けて実施する、3つのアートプロジェクト「TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム」のひとつとして上演される新作ダンスだ。森山開次が演出・振付を手がけ、「Train」をモチーフに、車いすの少女が不思議なSLと旅をする冒険譚を、身体表現、音楽、言葉を用いて描く。メインキャストのひとりとして、「TOKYO2020パラリンピック開会式」に登場した和合由依の出演が発表されていたが、このたび、俳優の岡山天音、ミュージシャンの坂本美雨、ろう者のパフォーマーとして音楽の世界観に合わせた多彩な手話表現を生み出しているKAZUKI、歌手・タレントのはるな愛の出演が決定した。なお、ともに創作に挑む出演者のオーディションも開催中で、応募締切は12月9日(月) までとなっている。■岡山天音 コメント一体どんな世界がそこに広がっているのか、僕にとっても新しい何かと出会える予感がしています。まだまだ作品の全貌は見えていません。ですが、一緒に今作を作り上げるチームの皆様のエネルギーをたらふく血肉に変えて、この作品だけにしか巻き起こせない渦の、一員になれたらいいなと思っています。今作が皆様にとっても、何かと出会うきっかけになる事を願っております。■坂本美雨 コメント森山開次さんの手がける舞台に出演することは長年の願いでした。それが叶ったのが、2020年初演の身体表現による舞台『星の王子さま』でした。その後、友人である蓮沼執太さんに誘っていただきパラリンピック開会式に歌で関われたことにより、和合由依さんと出会い、彼女の表現力に深い感銘を受けました。今回の舞台は、これまで紡いできたいくつもの出会いが新しい場所へ向かいます。この列車は誰を乗せて、どこへ向かうのでしょう。みんなで、幸せな場所へ辿り着けますように。■KAZUKI(北薗知輝) コメント東京2020パラリンピック開会式のパフォーマンスを受け継がれた、『TRAIN TRAIN TRAIN』の作品に携われて大変光栄です。そして、2025年のデフリンピックに向けて同時に作品が出ることはろう者である私にとっては凄く感慨深いです。本当の旅はまだ終わっていません。一人ひとりの夢を持っていろんな人々が集まる蒸気機関車に、どんな物語がどんな世界があるのだろうかと、私自身はもう今からでもワクワクしています。ひとつのカタチとして未来につながるメッセージを最高の仲間たちと駆け抜けましょう。■はるな愛 コメントパラリンピックの開会式で初めて森山開次さんに出会いました。あの時はコロナ禍でそれぞれの与えられた役割がどういった役割なのかが分からないまま、みんな手探りで練習をしていた思い出があります。国立競技場でみんなと出会って1つの作品の全貌が見えた時にそれぞれの個性が大切に描かれていて、その中のひとりであることに誇りを持ちました。それぞれの人が持つ力を大切にしてくれる森山開次さん。『TRAIN TRAIN TRAIN』はどんな舞台になるのか今からワクワクしております。そして、出演させていただくことを大変光栄に思っております。皆さん是非、劇場に足を運んでください。<公演情報>TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム『TRAIN TRAIN TRAIN』TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム『TRAIN TRAIN TRAIN』チラシビジュアル(表)演出・振付:森山開次(東京2020パラリンピック開会式の演出・チーフ振付)音楽:蓮沼執太(東京2020パラリンピック開会式にてパラリンピック讃歌編曲、パラ楽団指揮)出演:和合由依岡山天音坂本美雨KAZUKIはるな愛ほか日程:2025年11月下旬会場:東京・東京芸術劇場 プレイハウス<オーディション情報>応募資格:年齢16歳以上、障がいの有無・性別・国籍不問、身体表現に意欲のある方 ほか募集人数・役柄:5名程度を想定。個性や特技に応じて、個々に役柄を創作応募期間:12月9日(月) 23:59まで詳細はこちら:公式サイト:
2024年11月28日CharaとACOが、初の共作楽曲「angel」を11月29日(金)に配信リリースする。今作は、ACOがCharaに声をかけて制作が始まった共作曲。ACOの中にあった"angel"というキーワードを元にやり取りを繰り返す中で穏やかになれる楽曲を創りたいという思いが導いた楽曲。ACO曰く「Medication的要素のある楽曲」に仕上がっている。【Chara コメント】Chara離れた所に住むACOとCharaの遠くて近い恋みたいな音愛しいのはなんでだろう?と考えてみたら信じられる感覚があの子にはあるみたいな感じかな私の中の才能とACOのと2人の宅録の赤ちゃん誕生しました。抱っこしてあげてください。【ACO コメント】ACO永遠の憧れCharaさんと一緒に作った曲。雲の隙間から光が差してキラキラして。とても素敵な曲ができました。皆様是非聴いてみてください。<リリース情報>Chara & ACOデジタルシングル「angel」2024年11月29日(金)配信リンク: 「angel」ジャケットChara オフィシャルサイト X
2024年11月28日2024年10月から2025年2月にかけて全国5カ所のZeppで対バンイベント『こいこい』を開催中のSaucy Dog。このたび、2025年1月29日(水)・30日(木) の愛知・Zepp Nagoya公演のゲストアーティストとして、My Hair is Badの出演が決定した。本イベントは、各地1組のゲストアーティストを迎えての2デイズ公演となる。なお、2025年2月19日(水)・20日(木) に行われる東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演のゲストアーティストは追ってアナウンスされる。Saucy Dogは、8枚目のミニ・アルバム『ニューゲート』を12月18日(水) にリリースする。本作には、現在放送中のドラマ『マイダイアリー』の主題歌「くせげ」などに加え、CDにはボーナストラックとして「エピローグ」が収録される。<ライブ情報>『Saucy Dog 5ヶ月連続対バン企画 ”こいこい”』※終了分は割愛『Saucy Dog 5ヶ月連続対バン企画 ”こいこい”』2024年12月2日(火)・3日(水) 福岡・Zepp Fukuoka開場17:30 / 開演18:30ゲストアーティスト:ハルカミライ2025年1月29日(水)・30日(木) 愛知・Zepp Nagoya開場17:30 / 開演18:30ゲストアーティスト:My Hair is Bad2025年2月19日(水)・20日(木) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)開場17:30 / 開演18:30ゲストアーティスト:後日発表チケット料金:1F5,500円(税込) / 2F指定6,600円(税込)<リリース情報>8th ミニ・アルバム『ニューゲート』2024年12月18日(水) リリース価格:2,200円(税込)Saucy Dog『ニューゲート』ジャケット【収録内容】01. おやすみ02. 馬鹿みたい。(ABEMA『キミとオオカミくんには騙されない』主題歌)03. くせげ(ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『マイダイアリー』主題歌)04. poi(NHKアニメ『烏は主を選ばない』オープニングテーマ)05. よくできました(TBS系『王様のブランチ』テーマソング)06. この長い旅の中で(映画『52ヘルツのクジラたち』主題歌)07. コーンポタージュBonus Track(CDのみ)08. エピローグCD予約リンク: / Pre-Addリンク:特設サイト:公式サイト:
2024年11月28日アメリカでは最大かつ質の高い古代エジプト美術コレクションで知られるニューヨークのブルックリン博物館から選りすぐりの名品を紹介する『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』。2025年1月25日(土) より森アーツセンターギャラリーで開催される同展の記者発表会が11月20日(水) に都内にて行われ、東京展公式アンバサダーに就任した菊池風磨が登壇。会見の場とその後の個別取材で、意気込みを語った。古代エジプトの「謎」は掘れば掘るほどおもしろい記者発表会の冒頭で、古代エジプトへの関心について尋ねられると「正直言いますと、まだまだ勉強中。でも、興味深いことがたくさんあるのでとても楽しみです」と率直に語った菊池。今回の展覧会では、3000年前、太古の時代に暮らした人々の日常生活や死生観、ファラオたちの実像など、古代エジプトにまつわるさまざまな「謎」について、最新の研究成果を踏まえて紹介されていくが、未だ解明されていない「謎」が多いことにこそ興味を惹かれると語る。「古代エジプトにまつわる「謎」をひとつ知ると、さらに様々なことを知りたくなる。何かひとつのことに興味を持つと、じゃあそれに紐づくこれは?というふうに、無数に興味 が広がっていく感覚があるんです」例えば、今回の出品作品のなかで菊池が興味を持ったのは、ミイラとともに埋葬されていた副葬品のひとつである《カバの像》。《カバの像》前1938~前1539年頃ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum「カバは死者の守り神だと僕も少し勉強したんですけど、なぜか足が折られてしまっているんですよね。折れてしまった訳ではなく、あえて折っているみたいなんですが、守り神なのにどうして?と気になって」同展では、人や動物のミイラをはじめ美しい副葬品や葬儀のための道具など、古代エジプト人の死生観を表す葬送儀礼に関する作品なども紹介される。古代エジプトの青いカバの像は、世界各国の美術館にも収蔵されグッズなどにもなっている人気の品だが、監修を務める河江肖剰氏によると、狂暴なカバに来世で襲われることのないように、足が切り落とされて埋められたのだそう。「こうしてひとつひとつの品々に意味があるんですよね。掘っていけば掘っていくほど、いろいろな新しい発見があるんだろうなと今でもすでに思っているので、どんどんそれを深めていきたいです。実は、ここ最近の僕の最大の「謎」は、なぜアンバサダーのお話を僕にいただいたんだろう?ということだったんですよ(笑)。でもこの「謎」を紐解いていくと、僕みたいに興味はあるけど、まだまだ手を伸ばせていない人たちに、その第一歩は踏み出しやすいものなんだよということを伝えてほしいと(展覧会事務局の方に)伺って、やっと解明されました(笑)」ミイラや副葬品のほかにも、古代エジプト人の姿かたちが描かれたレリーフや壁画、黄金に輝く指輪や美しいビーズの首飾り、日々の生活で使われた壺や動物の置物など、約150点もの遺物を展示。古代エジプト人たちは、どんなふうに暮らし、どんな言葉を話していたのか。ピラミッドはなぜ、どのように造られたのか?私たちの想像を超える高度な文化を創り出した人々の営みを、展示を通して紐解いていく。《貴族の男性のレリーフ》前1292~前1075年頃※東京展のみ出展ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum《クフ王の名前が彫られた指輪》前664~前404年ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum「3000年前のことは全く想像もつかないですけど、時を超えて今、当時のものを実際に生で見ることができるのはなかなかないことですよね。意外に“自分たちの日常に近いな”とか、“あまり変わっていないな”というような発見もあると思うので、ぜひ実際に生で見て欲しいです」ワクワクするような音声ガイドを目指したい『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』の魅力を伝えるアンバサダーという役割に加え、音声ガイドのナビゲーターも担当する菊池。展覧会の音声ガイドに携わるのは、意外にも今回が初めての経験だという。「ナレーションのお仕事などは何度かしていますが、ここまで声だけのお仕事というのは初めて。お話をいただいたときはうれしかったですね。なんかすこし大人になった気がします(笑)収録はこれからなのですが、フラットに読んでいくのがいいのか、起伏があったほうがいいのか…難しそうですね。でも、みなさんの鑑賞体験がワクワクするものになるようなお手伝いができればと思っています」こうして、1月に開催される展覧会に向けて、「古代エジプト」について学び始めた菊池だが、「今回の展覧会を誰に見て欲しい?」との問いには「やはりtimeleszのメンバーには見て欲しいですね」とのこと。「それぞれに違った感性をもつふたりだと思うんですけど、(佐藤)勝利は真っ直ぐに、古代エジプトについて“なるほど”と興味を示してくれると思いますし、松島に関しては、アートが彼の得意分野ではあるので、そういうところでのインスピレーションのようなものを得てもらえるんじゃないかなと思っています」<開催概要>『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』会期:2025年1月25日(土)~4月6日(日)会場:森アーツセンターギャラリー時間:10:00~18:00(金・土・祝前日は~20:00、入館は閉館の30分前まで)休館日:会期中無休料金:前売(平日)一般/大学・専門学生2300円、前売(土・日・祝)一般/大学・専門学生2400円、当日(平日)一般/大学・専門学生2500円、当日(土・日・祝)一般/大学・専門学生2600円ほか公式HP:チケット情報:()※「チケットぴあ」は平日チケットのみ販売
2024年11月28日THE YELLOW MONKEYが、2024年12月28日(土)にリリースする『jaguar hard pain 1944-1994』の収録曲を発表。併せて、商品展開写真と購入者特典のデザインを公開した。DISC1(CD)は、オリジナル・アルバムの発売から30年を経ての最新リマスター盤。DISC2(CD)は、当時の同録カセットテープよりセレクトされたライブ音源で「Dust To Dust」「最後のワンピース」といった貴重なレア音源も収録。そしてDISC3(Blu-ray)には、1994年7月17日に東京・日比谷野外大音楽堂にて開催された『JAGUAR HARD PAIN ENCORE TOUR’94 ~つわものどもの熱帯夜~』の複数のマスター映像を新たに編集、音源も新たにミックスダウンした全20曲を収録。また、商品の展開写真も公開。LPサイズBOXには、CD2枚とBlu-rayに加えて、1994年当時のライブの模様、およびスタジオフォトセッションを収めたMITCH IKEDA監修のフォトブック、発売当時のプレスキット復刻版、さらにアルバム制作当時に綴られた吉井和哉の作詞ノートから、初公開の手書き歌詞原案の数々を収めたブックレットを同梱。オリジナル発売から30年を記念した豪華BOXとなっている。購入者特典のデザインも発表されているので画像でご確認を。THE YELLOW MONKEYは、現在ホールツアー『THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~』を開催中。全30公演におよぶツアーは開催時期が3つのブロックに分けられ、それぞれのブロックごとに異なる特別なセットリストが用意されており、<BLOCK.1>ファイナルであり、結成35周年でもある12月28日(土)東京・日本武道館公演では、全国61カ所の映画館と2カ所のライブハウスでのライブビューイングを実施。日本武道館公演のチケットは指定席・立ち見席ともにSOLD OUTとなっているが、ライブビューイングで最新のTHE YELLOW MONKEYの姿を見届けていただきたい。<リリース情報>『jaguar hard pain 1944-1994』12月28日(金) 発売初回生産限定:12,100円(税込)◾️CD ONE:オリジナル・アルバムのリリースから30年、最新リマスター音源◾️CD TWO:ツアー公演のライブ音源を同録カセットテープよりセレクト、貴重なレア曲も収録◾️Blu-ray:複数の素材の異なるマスター映像を新たに編集、音源も新たにミックスダウンし全曲収録を実現◾️Photo Book:豪華100ページ、MITCH IKEDA監修フォトブック[封入]オリジナルリリース当時のプレスキットを再現し、ブックレットにはアルバム制作当時に綴られた吉井和哉の作詞ノートから、初公開の手書き歌詞原案の数々が収められている「jaguar hard pain 1944-1994 」展開写真「jaguar hard pain 1944-1994 」購入者特典【CD ONE】jaguar hard pain 1944-1994 -Remastered 2024-01.SECOND CRY02.FINE FINE FINE03.A HENな飴玉04.ROCK STAR05.薔薇娼婦麗奈06.街の灯07.RED LIGHT08.セルリアの丘09.悲しきASIAN BOY10.赤裸々GO!GO!GO!11.遥かな世界12.MERRY X’MAS【CD TWO】Live Tracks -Cassette Tape Archives-01.SECOND CRY02.FINE FINE FINE03.A HENな飴玉04.ROCK STAR05.薔薇娼婦麗奈06.街の灯07.RED LIGHT08.セルリアの丘09.悲しきASIAN BOY10.赤裸々GO!GO!GO!11.遥かな世界12.Dust To Dust13.最後のワンピース【Blu-ray】JAGUAR HARD PAIN ENCORE TOUR ’94 〜つわものどもの熱帯夜〜 1994.7.1701.Romantist Taste02.DRASTIC HOLIDAY03.A HENな飴玉04.Chelsea Girl05.街の灯06.薔薇娼婦麗奈07.VERMILION HANDS08.RED LIGHT09.セルリアの丘10.ROCK STAR11.This Is For You12.審美眼ブギ13.Subjective Late Show14.熱帯夜15.赤裸々GO!GO!GO!16.SUCK OF LIFE17.悲しきASIAN BOY18.SLEEPLESS IMAGINATION19.アバンギャルドで行こうよ20.4000粒の恋の唄<上映情報>THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~ 1228 Budokan Live Viewing12月28日(土) 日本武道館公演 ライブビューイング開催日:12月28日(土)開始時間:18:30【チケット情報】オリジナルグッズ付きチケット:6,500円(税込)※数量限定通常チケット:4,500円(税込)※来場者限定ステッカー付※全席指定※アップグレード席がある一部の映画館については、オフィシャルファンクラブ先行での申し込みに限り、抽選でアップグレード席の当選の可能性ありプレイガイド先行[抽選]:12月8日(日) 23:59まで()ライブビューイング特設サイト YELLOW MONKEY オフィシャルサイト
2024年11月28日吉田鋼太郎が芸術監督を務め、2024年5月にスタートした「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」の第2弾『マクベス』が、2025年5月に上演される。「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」は、俳優として数々のシェイクスピア作品を経験してきた吉田が、“どんな人にも楽しんでほしい”という想いをこめて贈る新シリーズ。第1弾『ハムレット』は「台詞の美しさを堪能できる演出」と話題に。第2弾で取り組む『マクベス』は、四大悲劇の中でも人気の高い作品だ。主演は藤原竜也。10代の頃からシェイクスピアの言葉の魅力を全身で感じてきた彼が、ついに、後世の芸術作品にも大きな影響を与えた『マクベス』のタイトルロールを演じる。また、その妻・マクベス夫人役で、シェイクスピア作品初挑戦となる土屋太鳳、さらにマクベスの友人バンクォー役で河内大和、妻子を殺されマクベスに復讐心を燃やすマクダフ役で廣瀬友祐、ダンカンの息子で後に王となるマルカム役で井上祐貴、スコットランド王ダンカン役でたかお鷹が出演。そして演出と上演台本を務める吉田も3人の魔女のひとりを演じる。埼玉公演は、2025年5月8日(木) から25日(日) に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演。その後、宮城、愛知、広島、福岡、大阪公演が予定されている。■演出・上演台本/魔女役:吉田鋼太郎 コメントオープニングの『ハムレット』に続き第2弾は『マクベス』。四大悲劇と呼ばれている作品のひとつです。大作であり難物です。ハムレットは人間の心理、行動、更には運命にまで言及した壮大な物語ではあるものの王家というひとつの家庭が舞台になっています。言ってみればどの家庭にも起こり得る悲劇と言ってもいいかもしれない。そしてそのストーリーは勿論フィクションでありながら限りなくノンフィクションの様相を呈している。従ってハムレットの心情を注意深く見落としがないように追っていけば芝居が立ち上がり始めます。で、『マクベス』。難物なのです。言い換えれば演出の手腕が問われる芝居です。冒頭いきなり3人の魔女が登場します。いきなり3人の魔女!これだけ聞けば確かにワクワクする芝居なのかも知れない。マクベスはこの魔女たちの予言を信じ込んでやがて主君の暗殺を企て王位に昇りつめます。この世に存在するはずのないモノの言葉に踊らされて無差別殺人に手を染めていく。この荒唐無稽な物語にどうリアリティを持たせればいいのか。いっそミュージカルにしてしまえば潔いのではないか。いやいやそれでは今まで悪戦苦闘してシェイクスピアに立ち向かってきた甲斐がない。そうだ藤原竜也になんとかしてもらおう、あいつなら答えをくれるかもしれない。いやいや、そんな弱腰で稽古場に行く訳にはいかない。まだまだ暗中模索の稽古開始4か月前です。ひとつだけ、藤原くんと土屋太鳳さん。ふたりの美しい俳優が悲劇の夫婦として舞台に立っている姿を拝見できること、その景色が今のモチベーションの源です。どうぞお楽しみに!■マクベス役:藤原竜也 コメント鋼太郎さんの新しいシェイクスピア・シリーズで、また新たに挑戦できることを大変うれしく思っています。欲望に翻弄され悪事を働き、やがて後悔と罪悪感に苛まれ挙句の果てに朽ちていく、そんなマクベスの人生を全身全霊で演じたいと思います。鋼太郎さんはじめ、キャスト・スタッフの皆さんとお客様の心に残る『マクベス』を作っていけるよう毎日の試行錯誤も楽しみながら稽古に励みたいと思いますので、皆さんも楽しみに待っていてください。■マクベス夫人役:土屋太鳳 コメント『マクベス』……まさかこの言葉を、出演作としてお伝えする日が来るとは。そして、まさかあの場所に、あの方々と、自分が立つことになるとは。ですが、「夢が叶う」という言葉を使うには、『マクベス』という存在はあまりにも大きく、厳しいことも知っています。険しい山のようでもあり深い海のようでもあり、どの道をどう歩けば役に辿り着けるのか見当もつきません。ただただシェイクスピアに導かれ、ひたすら歩みたいと思います。■バンクォー役:河内大和 コメント彩の国シェイクスピア・シリーズの新シリーズに出演させていただけること、本当にうれしくて心燃えています。吉田鋼太郎さんのシェイクスピアは、人間そのものを描き出す皮膚感覚、肚の底から生み出される言葉の臨場感が凄くて、予定されていない何かが起こりそうなヒリヒリとワクワクが詰まっています。そこにどうしっかり存在し、更にはみ出そうと挑戦できるのか、本当に恐いですがそれも楽しんで頑張ります!■マクダフ役:廣瀬友祐 コメント彩の国シェイクスピア・シリーズに初めて参加させていただきます。廣瀬友祐と申します。このご縁をずっと願いながら役者を続けていました。尊敬する役者の方々とご一緒できること、心からうれしく思っています。体当たりで挑み、努めます。宜しくお願いいたします。■マルカム役:井上祐貴 コメント観客のひとりとしてこれまで何度も観劇していたシェイクスピア作品に、今回参加できることがうれしいです。お話をいただいてから過去に上演された『マクベス』の映像を見返し、背筋がとてつもなく伸びています。自分にしか出来ないマルカムを追求して、全身全霊で挑んで参りますので、よろしくお願いします。■ダンカン役:たかお鷹 コメントこのところしばらくシェイクスピアはやっていない。最後にやったのは9年前の蜷川幸雄さん演出の『ハムレット』です。僕の役はポローニアス、ハムレット役は今回マクベスを演じる藤原竜也君だった。本当に随分と時間が経ったものだ。僕も後期高齢者になってしまった。シェイクスピア劇は大変なエネルギーを必要とします。若者たちに負けないよう今から身体を鍛えています。<公演情報>彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.2『マクベス』作:W.シェイクスピア翻訳:小田島雄志演出・上演台本:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)【キャスト】藤原竜也:マクベス(スコットランドの将軍)土屋太鳳:マクベス夫人河内大和:バンクォー(スコットランドの将軍)廣瀬友祐:マクダフ(スコットランドの貴族)井上祐貴:マルカム(ダンカンの王子)稲荷卓央海津義孝天宮良坪内守塚本幸男鈴木彰紀内田健司堀源起蔵原健松本こうせい谷畑聡齋藤慎平伊藤大貴松尾竜兵河村岳司坂田周子近藤陽子佐藤雄大小川向日葵(Wキャスト)嶋瀬晴(Wキャスト)たかお鷹:ダンカン(スコットランド王)吉田鋼太郎:魔女【埼玉公演】日程:2025年5月8日(木)~25日(日)会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール※ほか宮城、愛知、広島、福岡、大阪公演あり公式サイト:
2024年11月28日ネルケプランニング30th ANNIVERSARY『ネルフェス2024』後夜祭!が、2025年1月17日(金) から1月26日(日) に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催される。本イベントでは、2024年8月20日に東京・日本武道館と兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで開催された、ネルケプランニング30th ANNIVERSARY『ネルフェス2024』本番の映像を前半・後半に回ごとにわけて上映。上映後には出演キャストたちによる振り返りトークに加えて、ネルケプランニングが制作・プロデュースするタイトルのパフォーマンスやトークによるお楽しみコーナーも予定されている。回替わりとなるお楽しみコーナーは、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Renegades of Female-、『Dr.STONE』THE STAGE~SCIENCE WORLD~、劇団『ドラマティカ』ACT4/魔女とお菓子の家や、“ドルステ”の愛称で以前から親しまれているアイドルステージ、約5年ぶりのステージ出演となるミュージカル『陰陽師』といった、『ネルフェス2024』出演タイトル以外のパフォーマンスも。さらに、パフォーマンス以外に、新作公演を控える『ROCK MUSICAL BLEACH』、舞台タメ劇vol.1『タイムカプセル Bye Bye Days』のキャストによるトークや、今後のラインナップからもゲスト出演やコメント映像などが届けられる予定だ。ネルケプランニング30th ANNIVERSARY『ネルフェス2024』後夜祭! CM(前半)ネルケプランニング30th ANNIVERSARY『ネルフェス2024』後夜祭! CM(後半)<イベント情報>ネルケプランニング30th ANNIVERSARY『ネルフェス2024』後夜祭!司会:川本成、野上祥子【上映ラインナップ】■前半ミュージカル『新テニスの王子様』舞台『魔法使いの約束』神戸セーラーボーイズ舞台『よんでますよ、アザゼルさん。』ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』少女☆歌劇 レヴュースタァライト舞台『パタリロ!』ネルケ音頭■後半夏休み!オン・ステージ『パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ミュージカル『七色いんこ』『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』MANKAI STAGE『A3!』ミュージカル『刀剣乱舞』【回替わりスケジュール】■2025年1月17日(金) 19:00上映:前半振り返りトーク:少女☆歌劇 レヴュースタァライト振り返りトーク:舞台『よんでますよ、アザゼルさん。』お楽しみコーナー(パフォーマンス):『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Renegades of Female-■2025年1月18日(土) 12:30上映:前半振り返りトーク:ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』振り返りトーク:舞台『魔法使いの約束』お楽しみコーナー(パフォーマンス):ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』■2025年1月18日(土) 18:00上映:後半振り返りトーク:ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』お楽しみコーナー(パフォーマンス):ミュージカル『陰陽師』お楽しみコーナー(トーク):舞台タメ劇vol.1『タイムカプセル Bye Bye Days』■2025年1月19日(日) 12:30上映:前半振り返りトーク:舞台『魔法使いの約束』お楽しみコーナー(パフォーマンス):プライムーンお楽しみコーナー(パフォーマンス):GS382■2025年1月20日(月) 19:00上映:後半振り返りトーク:MANKAI STAGE『A3!』振り返りトーク:夏休み!オン・ステージ『パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』お楽しみコーナー(トーク):*pnish*お楽しみコーナー(パフォーマンス):『Dr.STONE』THE STAGE~SCIENCE WORLD~お楽しみコーナー(パフォーマンス):『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE■2025年1月21日(火) 19:00上映:前半振り返りトーク:ミュージカル『新テニスの王子様』お楽しみコーナー(トーク):『ROCK MUSICAL BLEACH』お楽しみコーナー(パフォーマンス):アンプラネットお楽しみコーナー(パフォーマンス):神戸セーラーボーイズ■2025年1月22日(水) 13:30上映:後半振り返りトーク:ミュージカル『刀剣乱舞』お楽しみコーナー(パフォーマンス):ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンお楽しみコーナー(パフォーマンス):劇団『ドラマティカ』ACT4/魔女とお菓子の家■2025年1月22日(水) 19:00上映:前半振り返りトーク:ミュージカル『新テニスの王子様』お楽しみコーナー(パフォーマンス):特殊ミステリー歌劇『心霊探偵八雲』お楽しみコーナー(パフォーマンス):ジュエルステージ『オンエア!』■2025年1月23日(木) 19:00上映:前半振り返りトーク:MANKAI STAGE『A3!』お楽しみコーナー(パフォーマンス):ジュエルステージ『オンエア!』■2025年1月25日(土) 12:30上映:後半お楽しみコーナー(パフォーマンス):RICE on STAGE『ラブ米』お楽しみコーナー(パフォーマンス):『ちびまる子ちゃん』原作35周年記念公演 ちびまる子ちゃん THE STAGE『はいすくーるでいず』■2025年1月25日(土) 18:00上映:前半振り返りトーク:舞台『魔法使いの約束』お楽しみコーナー(パフォーマンス):RICE on STAGE『ラブ米』お楽しみコーナー(パフォーマンス):舞台『WIND BREAKER』■2025年1月26日(日) 12:30上映:後半お楽しみコーナー(パフォーマンス):KYOTO SAMURAI BOYS【日程・会場】日程:2025年1月17日(金)~1月26日(日)会場:東京・TOKYO DOME CITY HALL公式サイト:
2024年11月28日12月3日(火)に初日を迎える東京・歌舞伎座での「十二月大歌舞伎」。その第一部で上演される『あらしのよるに』は、歌舞伎俳優・澤村國矢の二代目澤村精四郎(きよしろう)襲名披露の場となる。師匠である澤村藤十郎の芸養子となり、その前名を継ぐという大きな節目を控えた國矢が襲名、また舞台への熱い思いを明かした。澤村藤十郎の誘いで、一般の家庭から歌舞伎の道へ黒紋付の凛々しい姿で会場に現れた國矢。「このような嬉しいことはございません」と、冒頭の挨拶で襲名の喜びを述べた。「あまり聞き慣れないことかと思いますが、歌舞伎では芸事での養子扱い、という制度があるそうでございます。師匠の藤十郎が芸養子という形で引き受けてくださり、並びに幹部昇進、本当に嬉しいことづくしです。2年前、(中村)獅童さんが松竹に“國矢を幹部に”と頼んでくださって、話が進んでこのようなことになりました。一般家庭から幹部になるということは稀なこと。責任を感じておりますが、子供の頃から憧れていた歌舞伎の舞台で、幹部の方たちがなさっていた役をやれると思うと、とても楽しみです。覚悟を決めて頑張っていきたいと思います」中村獅童と尾上菊之助の共演も注目の歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第一部『あらしのよるに』で、二代目澤村精四郎襲名披露歌舞伎と全く関係のない家に生まれた國矢だが、当初は児童劇団に所属、テレビでの活躍を目指していたという。「それが、昭和の顔立ちだからなのかわかりませんけれど(笑)、映像の仕事はほとんどなく、歌舞伎は10歳のとき、歌舞伎座での『義経千本桜』に小狐の役で、着ぐるみを着て出たのが始まりです。その後、『天衣紛上野初花河内山』に松江出雲守の小姓役で出演、出雲守で出ていたのがいまの師匠の澤村藤十郎です。毎日気にかけてくださり、“歌舞伎、好きか?”とおっしゃってくださいまして、 “好きです──”なんて答えると、ならばいずれうちに来なさいと声をかけてくれた。それが、歌舞伎が生業となるきっかけでございます」12歳からは世家真流家元・世家真ますみのもとで日本舞踊を学ぶ。1995年に藤十郎に入門、國矢の名とは、約30年の付き合いだ。「2年前、幹部昇進のことを旦那(藤十郎)に報告しましたら大変喜んで、幹部になるのならば、紀伊国屋にもいろんな名前があるので考えておこう、という話に。自分の名を人に譲るのは初めてのことで、恥ずかしいのと名前が奪われる寂しさが混ざっていましたけれど(笑)、すごく喜んでおります」近年は初音ミクの出演が話題の「超歌舞伎」でも活躍、その力強い存在感で新たなファンを掴んだ。自身も、2016年初演の超歌舞伎『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』で演じた敵役、青龍の精がターニングポイントと振り返る。その超歌舞伎の中心にいるのが、中村獅童。2019年、南座での超歌舞伎『今昔饗宴千本桜』上演時には、國矢をリミテッドバージョンで主役の佐藤忠信役に押し上げた。「勝手に兄貴と呼んでおります。ご自身も恵まれない時代があり、役者として舞台の真ん中に立てない悔しい思いをしてこられた。すごく尊敬する存在であり、親身になって考えてくださる方です。主役を演じたときは、本当に変な話ですけれども、歩くとライトがついてくるという感覚(笑)!本当にスポットライトが当たっているんだなと思いました」「きよしろう」の名と、ロックの精神を引き継ぐ!歌舞伎俳優としての自身について、また歌舞伎への取り組みについて問われると、「小さい頃から踊りが好きで、自分の中でのひとつの武器であるかなとは思っておりますが、歌舞伎の真ん中に捉えられる芝居をしていくにあたっては、所作、時代物の形、見得をするときの形が綺麗、ということが必要になる。そうした古典でのきっちりとしたことを、ちゃんとしていきたいなと、思っております」と意気込む國矢。そんな彼も、思春期の頃は歌舞伎にどう向き合うべきか悩み、踊りの稽古は続けながら、一時は歌舞伎から遠ざかったという。「どこまで喋っていいのかわかりませんが──」と打ち明けたのは、国立劇場養成所の研修生として学び始めるも、2カ月でやめてしまい藤十郎をひどく怒らせてしまったこと。「謝りに行っても“顔も見たくない”と門前払い。そこでハッとして、歌舞伎ができなくなるのはとても嫌なことだし、覚悟を決めて向かっていなかったことを反省、お詫をしようと通い詰めまして、ようやく許しを得て、翌年に澤村國矢を名のって入門いたしました。その後は師匠に毎日怒られていました。『お前はゼロからのスタートではない。人の2倍、3倍も頑張らなきゃダメだ』と」厳しく突き放すことで、彼を歌舞伎の世界に繋ぎ止めた藤十郎。名女形として知られ、紀伊国屋を背負って立つ俳優だったが、現在は病気療養中だ。紀伊国屋の後継者のひとりとして、國矢はその伝統を受け継いでゆく役割も期待される。「途絶えてしまうかもしれないものを繋いでいかなければいけない立場にもなるのかな、と思うと、いずれ挑戦していきたいと思い始めました。お家のものでできるものは限られますし、いまさらですが女形を、やってみることもあるかもしれません(笑)。皆さんの力を借りて、そういうことができたらいいですね」いっぽう、國矢の活躍、昇進は、家や血筋を重視する歌舞伎界の変化を象徴する出来事ともいえそうだ。「最近は我々のような名題でもいい役をくださる機会が増えていますので、それが一過性にならなければと思います。皆さんのモチベーションを上げるためにも、こういうふうに一般家庭から幹部になる道があるのだと、僕は頑張って見せていかなければならないし、希望になれたかなとは思っています」自身が名題となり、一人前の歌舞伎俳優として認められるようになったときは、とても喜んでくれたという両親。「もう他界しておりまして──今回の幹部昇進は、いの一番に報告しました。喜んでいると、思います」と、涙ぐむ。精四郎と書いて、“きよしろう”。取材会の和やかな空気の中、同じ響きの忌野清志郎は意識するか、という質問も飛び出した。「僕は意識してなかったんですけれども、兄貴──獅童さんはロックなんで(笑)、『いい名前だよ!だってロックの神様だぜ』とおっしゃってくださいまして──そこは意識して、ロックの精神を引き継がなければいけないなと思っております」読み方を間違えやすい名前だけに「声を“特大”にして、“きよしろう”とアピールしたい」とも。その力強い眼差しは、未来をしっかりと見据えている。<公演情報>「十二月大歌舞伎」【第一部】11:00~『あらしのよるに』二代目澤村精四郎襲名披露【第二部】15:00~一、『加賀鳶本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで』二、『鷺娘』【第三部】18:20~一、『舞鶴雪月花上の巻さくら/中の巻松虫/下の巻雪達磨』二、『天守物語』2024年12月3日(火)~12月26日(木)※11日(水)、19日(木)休演※21日(土)第一部は貸切(幕見席は営業)※下記日程は学校団体来観第一部:4日(水)・5日(木)・6日(金)・12日(木)・18日(水)・20日(金)・23日(月)・24日(火)第三部:4日(水)・10日(火)会場:東京・歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2024年11月28日来年結成10周年を迎えるポップ・バンド「フレンズ」が、春ツアー『Best Of FRIENDS’s Songs TOUR』を2025年3月東名阪で開催。今ツアーはリクエストから選ばれた曲で構成されたスペシャルなワンマンライブとなり、投票した曲がセットリストに入るかもしれないという企画だ。フレンズは、2015年6月に結成された東京・渋谷区神泉発「神泉系バンド」と標榜するバンドで、メンバーは、えみそん(vo)・三浦太郎(g&cho)・長島涼平(b&cho)。友情や恋愛、日々の生活の機微をキャリアもルーツも違う3人の絶妙に絡み合うオリジナリティとグルーブとともに、多彩なポップサウンドで表現されている。投票フォームは後日フレンズオフィシャルHP・SNSに発表。チケットはオフシャルファンクラブ「フレンズの森」にて受付中。フレンズ「good time」(Official Visualizer)<ライブ情報>Best Of FRIENDS’s Songs TOUR2025年3月12日 (水) 愛知・名古屋ell.SIZE開場18:30/開演19:002025年3月21日 (金) 大阪・ 心斎橋Live House Pangea開場18:30/開演19:002025年3月23日 (日) 東京・渋谷Spotify O-nest開場17:30/開演18:00【チケット情報】一般チケット:5,000円 (税込/ドリンク代代別)学割チケット:4,000円 (税込/ドリンク代代別)“フレンズの森”抽選先行:12月1日(日)23:59までフレンズ オフィシャルサイト
2024年11月28日加藤健一事務所 vol.119 音楽劇『詩人の恋』が、2025年1月22日(水) から2月2日(日) に東京・本多劇場で上演される。『詩人の恋』は、劇作家のほか、脚本家、作詞家、編集者としても活躍するジョン・マランスによる作品。1995年にウォルナット・ストリート・シアターで初演、全米での上演後、12カ国以上で翻訳・上演され続けている。 加藤健一事務所ではこれまで計4回上演、人気作のひとつとなっている。物語の舞台は1986年のオーストリア・ウィーン。ある春の日の午後、声楽家・マシュカン教授のもとへ、アメリカ人ピアニストのスティーブンが訪ねてくる。神童とも呼ばれたスティーブンだが、今は芸術の壁に突き当たっており、この状況を打破すべく、マシュカン教授のレッスンを受けることになる。初対面から気の合わないふたりだったが、マシュカン教授はハイネの詩によるシューマンの連作歌曲「詩人の恋」を課題として出す。「どうしてピアニストに歌わせるんだ?!」と反発するスティーブンだったが、人生で初めて心が震える演奏ができたことで、ふたりは音楽と詞の世界にのめり込んでいく。そしてある日、それぞれの秘めた過去が明らかとなる――。今回は、演出を加藤健一事務所初登場の藤井ごうが担当。マシュカン教授役を加藤健一、スティーブン役を加藤義宗が演じ、“令和版・詩人の恋”として上演する。また加藤健一、加藤義宗からコメントが到着した。■加藤健一 コメント久しぶりに音楽劇『詩人の恋』を上演しようと思います。ハイネが作詞し、シューマンが作曲した詩人の恋という16曲からなる連作歌曲を歌いながらドラマは進んで行きます。ドイツ語の訳詞は岩谷時子さんです。老教師の飽くなき情熱によって次第に歌だけではなく、音楽というものの真髄を掴んでいく天才ピアニストの姿は、必ずや観る人の心に大きな感動を呼び起こす事でしょう。僕の、愛してやまないこの素晴らしい作品を是非、是非、ご覧いただきたいと願っています。■加藤義宗 コメント私自身、この『詩人の恋』が本当に好きな作品で、個人的に加藤健一事務所の代表作のひとつだと思っています。この公演に向けて3年前から声楽のレッスンを始めました。最初の頃はいつ公演するのかも分かっていない状況からのスタートだったのですが、ようやく実現となりました。公演に向けての準備期間としては自身最長の期間を経ての公演となります。役者人生にとって、とても重要な作品になると考えています。ぜひ劇場にて目撃していただきたいです。<公演情報>加藤健一事務所 vol.119 音楽劇『詩人の恋』作:ジョン・マランス訳:小田島恒志訳詞:岩谷時子演出:藤井ごう出演:加藤健一、加藤義宗日程:2025年1月22日(水) ~2月2日(日)会場:東京・本多劇場公式サイト:
2024年11月28日