PR(#)『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』公式サイト/SNS公式サイト()(C)2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ待望の初主演!何度でも観たくなる本格クライムサスペンス従来のTVシリーズをはるかに超えたクオリティの高さが絶賛を博し、映画ファンまでも夢中にさせたクライム・ドラマの傑作シリーズ『トゥルー・ディテクティブ』の第3弾が完成。今回はアメリカ南部のアーカンソー州の田舎町を舞台に、地元の幼い兄妹が謎の失踪を遂げた難事件を担当する黒人と白人の刑事コンビの苦闘を、3つの時間軸を交錯させて描いていく。1980年の不可解な事件発生、1990年の混迷深まる再捜査、2015年の驚くべき急展開。その35年間にもおよぶタイムラインを行き来するストーリーには、先読みを許さないサスペンス&ミステリーの醍醐味が満載され、事件の深い闇に囚われて人生を狂わされていく人々の重厚なドラマが融合されている。何度でも観返したくなるそのディープな作品世界の魅力を、10月2日(水)のブルーレイ発売を前に検証する!町山智浩が解説!ぴあ独占試写会レポート ()面白さ絶対保証!映画ファンならハマる理由購入はこちら ()
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2019年10月02日10月15日(火)より、日本初放送される『MANIFEST/マニフェスト』。この度、主人公ミカエラ・ストーン役(メリッサ・ロクスバーグ)の日本語吹替えを担当する三森すずこの、ミニビジュアルコメンタリーが公開された。本作は米NBCで2018年秋に放送をスタートし、2018年新作ドラマの中で視聴率No.1を獲得したミステリー&ヒューマンドラマ。乗員乗客191名を乗せて突如消息を絶った旅客機が辿り着いた先は、5年半後の未来だった。製作総指揮を務めるのは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』をはじめとする数々の大ヒット作を手がけた、名監督ロバート・ゼメキス。キャストには、メリッサ・ロクスバーグ、ジョシュ・ダラス、アシーナ・カーカニス、J・R・ラミレスらが名を連ねる。公開されたミニビジュアルコメンタリーは、三森が『MANIFEST/マニフェスト』本編第1話の冒頭を観ながら視聴者に語るというもの。三森演じるミカエラ・ストーンがナレーションをする声が流れると、「これが私が演じるミカエラ・ストーンの声です」と紹介。アニメ作品などの三森の声と、また違うギャップに驚かされる。また、ストーンたちが乗っている飛行機が乱気流に巻き込まれ、乗客がパニックに陥っているシーンが流れると、このパニックの声は、声優陣みんなで混乱している様子を収録したなどという、収録時のエピソードを紹介。その他にも、ミカエラについて共感する様子を見せたり、彼女が警察官であるため、責任感の強い性格ということを解説したりと、自身が演じる役への愛着が見て取れる映像となっている。なお、この映像のフルバージョンは、スーパードラマTVの公式ホームページ にて視聴できる。『MANIFEST/マニフェスト』海外ドラマ専門チャンネル スーパードラマTVにて10月15日(火)22:00より独占日本初放送
2019年10月01日10月11日(金)より全国公開される『最高の人生の見つけ方』。この度、本作の特別TVスポットが公開された。余命6カ月のふたりの男が棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフルストーリーを、ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンという2大アカデミー俳優主演で映画化した『最高の人生の見つけ方』。この感動の物語を原案に、主演・吉永小百合、共演に天海祐希という日本映画界珠玉の大女優ふたりを迎え、同名タイトルでありながら、新たな感動の物語として生まれ変わったのが本作だ。人生のすべてを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”と、人生のすべてを“仕事”に捧げてきた“大金持ちの女社長”。価値観が絶対的に違う、出会うはずのないふたりが病院で出会った。余命宣告を受けたふたりは、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”をたまたま手にし、このリストすべてを実行するというありえない決断をする。今までの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。今まで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に、ふたりは出会っていく。公開された特別TVスポットは、さまざまなことに全力で挑戦するふたりの姿を映し出したもの。幸枝(吉永)が12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行しようと決意し、「やってみようと思うんです。あの子のリスト!」とその思いをマ子(天海)に電話で伝えるシーンから始まる。ふたりは世界中を旅しながら、エジプトのスフィンクスの前で撮った写真を見て笑ったり、京都で見たことのない大きさのパフェを前に驚いたり、幸枝がウエディングドレス姿で抱き合うのを見て、感動を抑えきれないマ子など、ふたりの旅がダイジェストで収められている。そして、ふたりが満面の笑みでお互いを見合いながら笑う映像と共に聞こえてくる幸枝の「力いっぱい楽しみたい!」「生きててよかった!」という言葉や、「最高!」と言いながらスカイダイビングする姿からも、ふたりが全力で人生を謳歌しているのが見て取れる。ぴあ独占試写会でも「挑戦することの勇気に泣けた(25歳・女性)」「一歩踏み出したら新しい景色が見えてくる映画(20歳・男性)」「明日から何かを始めてみようと前向きになれる映画(29歳・女性)」など、ふたりがさまざまなチャレンジを行う姿に感化されたコメントが溢れ、特にももいろクローバーZとのライブシーンでは「マ子さんの自分の“弱さ”を認める強さ、幸枝さんの挑戦することの勇気に泣けた。それと、“ももクロ”のライブのシーンの時がめちゃくちゃよかったです!心が温かくなりました。何でもチャレンジすることの大切さ、諦めない強さを持とうと思いました。(25歳・女性)」など絶賛の声が寄せられている。『最高の人生の見つけ方』特別TVスポット『最高の人生の見つけ方』10月11日(金)より全国公開
2019年10月01日プレミアムな 『よくばり❣️ぴあ二スト』(dpia-app://billingIntro) 特典が続々登場!全国で使えるムビチケや話題のコンサート・映画祭など盛りだくさん!今なら1ヶ月無料!おすすめよくばり❣️マルぴ特典プレゼント10名様『ぴあMUSIC COMPLEX(PMC) Vol.15』応募締切:19年10月31日(木)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=ef1aeca1-d840-4e98-a5df-862cd10bcf0f&contentTypeId=2)ご招待各公演2組4名様『大和証券グループ presents BBC Proms JAPAN 2019』応募締切:19年10月9日(水)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=4bf60044-cf8c-4bf0-8380-d147d4006bc0&contentTypeId=2)プレゼント5組10名様『HUMAN LOST 人間失格』ムビチケ応募締切:19年11月19日(火)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=abe3449a-cbc7-42db-bf54-f82f68cfdc44&contentTypeId=2)プレゼント10名様『ぴあ Movie Special 2019 Autumn』応募締切:19年10月31日(木)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=af5c81bb-d5cb-4649-94b4-ca1ad7a6e7b3&contentTypeId=2)プレゼント15組30名様『27th キネコ国際映画祭』応募締切:19年10月14日(月)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=f7e6a3ea-747b-4548-ab1e-c88e2e32b20c&contentTypeId=2)プレゼント5組10名様『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』ムビチケ応募締切:19年10月24日(木)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=644bf637-3dba-4f17-84b6-7cc486791734&contentTypeId=2)プレゼント10組20名様『SKY CIRCUSサンシャイン60展望台』応募締切:19年10月15日(火)詳細(dpia-app://contentAll?contentId=c06aa330-22a1-45cb-a809-3c74a9ee429a&contentTypeId=2)今後もプレミアムな特典が続々登場します!乞うご期待!!『よくばり❣️ぴあ二スト』になってお得な特典に応募しよう!よくばり❣️ぴあ二スト詳細は こちら(dpia-app://billingIntro) から。
2019年10月01日ニューヨークで毎年夏、セントラルパーク内にある野外劇場を舞台に開催される大人気の無料公演、『シェイクスピア・イン・ザ・パーク』。およそ60年に及ぶ歴史のなかで数々の名作を生んできた同シリーズが2013年、久々となるシェイクスピア原作のミュージカルを送り出した。それが、いわゆる“第四の壁”を取り払う斬新な演出で知られるブロードウェイの鬼才、アレックス・ティンバースの脚色・演出による『ラヴズ・レイバーズ・ロスト -恋の骨折り損-』。10月1日より、上田一豪が演出を手がける日本語版が東京・シアタークリエで上演される。「これより3年間は恋愛禁止、ひたすら勉学に身を捧げる」という誓いをたてた、ナヴァール王国の国王ファーディナンド(三浦涼介)とその同級生たち(村井良大、渡辺大輔、入野自由)。だがその矢先、4人が大学時代に淡い恋心を寄せていた相手、フランス王女(中別府葵)とその親友たち(沙央くらま、伊波杏樹、樋口日奈)が現れる。国王のまた別の同級生アーマード(大山真志)が、メイドのジャケネッタ(田村芽実)に送ったラブレターをきっかけに、若い男女の禁断の恋心に火がともる……。シェイクスピアの原作を大胆に脚色したスタイリッシュなラブコメディに、進境著しい若手ミュージカル俳優の村井、宝塚出身の沙央を中心に、声優界やアイドル界からも精鋭が集ったにぎやかな座組が挑む!シアタークリエにて10月25日まで上演の後、11月1日から4日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、9日・10日に福岡市民会館 大ホール、16日・17日に愛知県芸術劇場 大ホールにて公演を行う。文:町田麻子
2019年10月01日今年で27年目を迎える日本最大規模の子ども国際映画祭「キネコ国際映画祭」。子どもたちの年齢に合わせたプログラムで小さなお子さま連れでも安心してご鑑賞いただけます。海外作品は声優さんたちによる「ライブ・シネマ(生吹き替え)」で上映!今年も国内外の24か国・54作品の作品が揃い、子どもから大人まで楽しめる充実した作品ラインナップでお届けします。そのほか、水辺上映や大人気の熱気球搭乗体験をはじめ、ワークショップやアウトドアイベントも盛りだくさん!きっと新しい出会いや発見があるはずです。今回『27th キネコ国際映画祭』映画鑑賞(優先予約)チケットを【よくばり❣ぴあニスト】限定で15組30名様にプレゼントします!応募はぴあ(アプリ)にて10月14日(月)まで受付中。皆様、奮ってご応募下さい!『27th キネコ国際映画祭』日付:11月1日(金)~11月5日(火)上映スケジュール:詳細は、 こちら()会場:109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズほかプレゼント人数:15組30名様応募資格:「よくばり❣ぴあニスト」の方ぴあ(アプリ)を思う存分楽しめるプレミアムな「よくばり❣ぴあニスト」の詳細は コチラ()応募期間:10月14日(月) 23:59まで当選発表:賞品の発送をもって代えさせていただきます。【注意事項】※映画鑑賞券(優先予約)チケットをご利用になる際は、事前予約と、当日にチケットへのお引き換えが必要ですのでご注意ください。※ご予約は、規定のメールフォームにて必要事項をご入力いただき、お申込みいただきます。ご当選者様は映画鑑賞券(優先予約)チケットの詳細をご確認の上ご来場ください。※座席に限りがあり、ご希望に添えない場合がございますのでご了承ください。※ご予約する際は、来場される方のお名前をご記入ください。※2歳以下のお子様は、保護者の方と一緒の座席をご利用ください。※映画鑑賞券(優先予約)チケットはご予約期間がございますので、ご注意ください。お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=1&marupiId=6fe469ad-6c55-4dcc-9233-d2211acadb72)『27th キネコ国際映画祭』 公式サイト()
2019年10月01日the HIATUSが本日10月1日、東京国際フォーラム ホールAで「the HIATUS 10th Anniversary Show at Tokyo International Forum」を開催する。the HIATUSは細美武士、ウエノコウジ、masasucks、柏倉隆史、伊澤一葉によるロックバンド。2009年にELLEGARDENらのメンバーとしても活動する細美武士を中心に活動をスタートさせた。彼らにとって今年は結成10周年。7月には細身自身が「目的の場所に着地できた実感がある」と語った6thアルバム『Our Secret Spot』の発売、9月には過去作品のサブスクリプション解禁など話題に事欠かない。本公演はその名の通り、バンドにとってのアニバーサリーライブとなる。これまでを振り返る内容となるのか、現在の彼らを見せるステージとなるのか、ぜひ現場で目撃してほしい。■公演情報the HIATUS「10th Anniversary Show at Tokyo International Forum」日時:10月1日(火)開場18:00/開演19:00場所:東京国際フォーラム ホールA
2019年10月01日2004年の日本初演から国内でも大ヒットを遂げている『ファントム』が、15年の時を経て、この度、新たな『ファントム』として生まれ変わります。新演出を手掛けるのは、城田 優。本作初、主演ファントム役と演出に挑戦します。 ヒロインのクリスティーヌ役には、抜群の歌唱力で大作ミュージカルの主要な役を務め、躍進を遂げている木下晴香が出演。 そのほか、人気実力を兼ね備えた注目の出演者たちが創りだす、今までにない『ファントム』にご期待ください!今回ミュージカル『ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~』大阪公演へ、ぴあ(アプリ)ユーザー2組4名様をご招待します!応募はぴあ(アプリ)にて11月10日(日)まで受付中。皆様、奮ってご応募下さい!ミュージカル『ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~』大阪公演日付:12月14日(土)17:00 開演 ※ぴあ貸切公演会場:梅田芸術劇場メインホール( 大阪市北区茶屋町19-1() )招待人数:2組4名様応募資格:①ぴあ(アプリ)で「ぴあニスト」登録されている方②ご鑑賞後、1週間以内にアプリ内の対象作品ページにコメントを投稿していただける方応募期間:11月10日(日) 23:59まで当選発表:賞品の発送をもって代えさせていただきます。お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=a4f81e6d-8399-4eb2-9d89-e25b70d6d0f7)ミュージカル『ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~』 公式サイト()
2019年10月01日10月1日(火)から11月24日(日)まで、『イメージの洞窟意識の源を探る』展が東京都写真美術館にて開催される。写真は「闇」と「光」の対極的な存在が両立して、はじめて像を得ることができるもの。同展は、撮影技法から展示手法まで、現代写真における多様性を紹介する展覧会だ。古代の洞窟壁画に始まり現在に至るまで、さまざまな作品表現の源泉となっている「洞窟」をモチーフとして、写真と映像の作品からイメージや認識の作られ方を再考しようと試みる。出品作家は、志賀理江子、北野謙、オサム・ジェームス・中川、フィオナ・タンといった国内外で活躍中の写真・映像作家に加え、現代美術の巨匠、ゲルハルト・リヒターも参加。志賀理江子による「私は誰なのか」を問いかける写真作品、オサム・ジェームス・中川による沖縄のガマ(洞窟)のインスタレーション、北野謙による初公開・新作の乳児のフォトグラム、フィオナ・タンが洞窟の湾(いりえ)から始まる古いニュース動画を紡いだ映像作品、そして、ゲルハルト・リヒターがロンドンのテート・モダン来館者を撮影した写真をベースに制作した<Museum Visit>シリーズなど、写真・映像作品33点が展示される。また、19世紀の科学者、ジョン・ハーシェルが、1816年に光学装置であるカメラ・ルシーダを用いて描いた「洞窟」のドローイングも特別に展示。「カメラ」の由来である「カメラ・オブスクラ」(投影像を得る装置)は、ラテン語で「暗い部屋」を意味する。洞窟の闇からどんな光が見えるのか? そんな「意識の源」を探る展覧会になりそうだ。【開催情報】『イメージの洞窟意識の源を探る』10月1日(火)〜11月24日(日)まで東京都写真美術館にて開催【関連リンク】 東京都写真美術館( https:// www.topmuseum.jp/)ゲルハルト・リヒター 《MV.6》〈Museum Visit〉より 2011年発色現像方式印画にエナメル東京都写真美術館蔵©Gerhard Richter, courtesy Wako Works of Artジョン・ハーシェル 《海辺の断崖にある洞窟、ドーリッシュ、デヴォン》1816年カメラ・ルシーダを用いたドローイング 東京都写真美術館蔵北野謙 《N1》〈未来の他者〉 2018年 発色現像方式印画(フォトグラム) 作家蔵(c)Ken Kitano, courtesy of MEMオサム・ジェームス・中川 《 #001》〈ガマ〉 2009年インクジェット・プリント東京都写真美術館蔵 (c)Osamu James Nakagawa courtesy of PGI
2019年10月01日BUMP OF CHICKENが本日10月1日から2日間、大阪府 Zepp Osaka Baysideで「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」を行う。今年は3年5カ月ぶりのニューアルバム『aurora arc』のリリース、過去作品のストリーミング配信解禁など、ニュースが盛りだくさんのBUMP OF CHICKEN。「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」は最新アルバムにともなう、ライブハウスとホールをめぐる9カ所18公演の全国ツアー。7月の埼玉・メットライフドーム公演よりスタートし、11月の約5年4カ月ぶりとなる東京ドーム公演が千秋楽となる。本日のライブは13公演目。セットリストは新作の収録を中心に、人気曲も盛り込まれることだろう。ぜひ今のBUMP OF CHICKENを目撃してほしい。■公演情報「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」10月1日(火)Zepp Osaka Bayside開場16:30/開演18:3010月2日(水)Zepp Osaka Bayside10月15日(火)Zepp Sapporo10月16日(火)Zepp Sapporo11月3日(日・祝)東京ドーム11月4日(月・休)東京ドーム
2019年10月01日2020年1月から、3度目の上演がスタートとなる『デスノート THE MUSICAL』。言わずと知れた、国内のみならずアジアを中心に世界各国でブームを巻き起こした、『DEATH NOTE』(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健/集英社)が原作だ。今回、高橋颯は、ダークヒーロー・夜神月のライバルにして、不思議な魅力でファンを引き付ける“L”を演じる。感情を全く見せずに、月に勝るとも劣らない頭脳戦を仕掛けるLは、つかみどころが難しく、浮世離れしたキャラクター。過去、名優たちが演じたLを、どう昇華させるのかを訊ねてみた。「Lってどんな人かと問えば、『頭脳明晰、ポーカーフェイス』というのが一番に来る答えのはず。その通りなんですけど、Lは頭を使うのは上手くとも、心を使うのは下手クソなんじゃないかな。僕はお芝居でLを見せなきゃいけないから、心を使って演じなきゃいけない。逆にセリフを覚えてしまえば、頭はそんなに使わない(笑)。そういう意味でも、Lの表情には出ない部分を、L役は表現すべきなんです。例えば……Lってね、絶対に目の奥で心が動いているんですけど、自身もそれに気づいていないんです。だから僕がそれに気づいてあげて、表現しなきゃいけない」アニメ版『DEATH NOTE』に、その見えないLの部分を垣間見たのだという。「アニメで、夜神総一郎が命をかけて、LにあるDVDを渡すシーンがあるんです。その夜神に対しLが『夜神さん、無駄にしません』って言うんですけど、表情は微塵も動いてなくて、トーンも全然変わらないのに、鳥肌が立った。珍しくLの心が動いているからなんですけどね。瞳孔の開き方なのか唇の震え具合なのかわからないですけど、本当に細かな心情を僕が読み取って、表現していきたいです。Lってね、声にも何にも感情を出せないけど、目だけは嘘をつけない。Lを演じるっていうのは、LでもわからないLの心を、僕が代わりに演じてあげるみたいなことかなって。Lに愛着沸いてそうですか?はい、とても沸いています!」しかしミュージカルは、歌ってこその舞台。しかもLの歌は独特の難しさがあり、稽古は厳しいものになっているとか。「歌稽古はもう始まっているんですが、Lの歌って難易度高いんですよ。ハイトーンが続くんですけど、単なる音程の高い歌ならミックスボイスを使ったり、声の出し方を変えたりで歌えるんですけど、高低差が激しいからそういうテクニックが常に使えるワケじゃない。ちょっと体の使い方を間違えると、すぐに喉がやられちゃう。あと、『ミュージカルっぽく歌ったら、それは君のLじゃない』って言われているんですね。ミュージカルってそもそも、ああいう歌をああいう発声で歌うから体がもつのであって、違う歌い方でやるとめちゃくちゃ難しいんです。役柄に入り込んじゃいさえすれば、『Lとして歌う』ことをあまり大変だとは思っていなくて、音楽監督のジェイソン・ハウランドさんには『君は、君の歌い方のままでいい』って言っていただいていますが、それって、水の中で泳がず・陸の上で走らず、水の中で走っている感じ……って伝わります? つまり、超〜難しい!」Lのライバルであり主人公の月は、今回、村井良大と甲斐翔真のダブルキャスト。しかしLは高橋のシングルキャストである。「なんでLはシングルなんでしょうかね、大変ですよね(笑)。LはLだけど、村井さんとやるときのLと、甲斐くんとやるときのLは、全く違うだろうなあ。あまり作りこみ過ぎず、柔軟にやっていきたいですね。そもそも世界中に住んでいる『DEATH NOTE』ファンの中で、いろんなL像があると思うし……。逆に『Lっぽいね』っていう言葉は、誉め言葉のようで、そうじゃない部分もあると思っていて。Lっぽいっていうのは、イコールそれどまりというか、原作ファンからすれば嬉しいかもしれないけど、なんか新しくない。『新しいけど、これがLだよね』って言われるような演技を、できたら最高です」プレッシャーはあると言う高橋だが、Lを演じるにあたり早く口にしたいセリフがあるという。「『私はLです』ーーやっぱりこれ、衝撃的なセリフですよね。東大に入学して、月とLが入学式で隣同士の席になって、Lが月に『私はLです』って打ち明けるんですけど、本当、すごいインパクト。ただの自己紹介であそこまでショッキングなのってヤバい。Lじゃなきゃできないです。Lって、背中を曲げたりとか、そんな体や形を作っただけじゃあの佇まいは出ないんです。何度も言いますが、本当にキャラクターの奥の奥を見抜いたうえで、言葉にならないところを真似しなきゃいけない。そこで初めて『私はLです』が活きるんです」『デスノート THE MUSICAL』は、2020年1月20日(月)が初日。「今回の公演、ミュージカルになじみがない人、ミュージカルファンだけど過去の公演に思い入れがある人からは、結構厳しい意見も多いと思います。でも、僕はそれを恐れ過ぎたくはない。新生『デスノート THE MUSICAL』は、今までの『DEATH NOTE』の世界観とミュージカルのハーモニーが、たくさんの人を楽しませる演目です。皆さん、ぜひ劇場に遊びに来てくださいね」ミュージカル『デスノート THE MUSICAL』は2020年1月20日(月)の東京公演を皮切りに、静岡、大阪を経て、福岡で千秋楽3月8日(日)まで上演。高橋の、思い入れたっぷりな新生Lの熱演が期待される。さらなる進化を遂げる『デスノート THE MUSICAL』、チケット情報はこちら。撮影/木村直軌取材/藤坂美樹構成/中尾巴
2019年09月30日「ぴあ」調査による2019年9月27日、28日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『宮本から君へ』が第1位になった。本作は人一倍正義感が強い不器用な男“宮本”の生き様を描いた新井英樹の漫画が原作。上映後の出口調査では原作ファンから「最高だった!」「熱量がすごい!」と熱い声が続々と届いた。映画は、文具メーカーで営業マンとして働く宮本浩が、愛する人との間に立ちはだかる“愛の試練に”全身全霊で挑んでいく姿が描かれる。原作の前半部分“サラリーマン篇”は2018年4月にドラマ化されており、池松壮亮が引き続き宮本を演じ、ドラマを手がけた真利子哲也が監督を務めた。観客からは「ドラマを見ていたので、宮本の成長にはかなりグッときた」「とても熱い映画で、ひとりの男の成長を目撃できる素晴らしい映画!」「“人間”を感じたい人にはうってつけ。熱量がすごい作品だった」「宮本賛歌というか、スタッフみんなが宮本を全力で愛しているような作品で圧倒された」など絶賛の声が相次いだ。本作は特に原作ファンから絶大な支持を集めており、観客の中には「僕、原作の大ファンなんですが、原作の大ファンとして言うなれば、もう完璧!ですね。主役ふたりの鬼気迫る演技が原作通りで素晴らしかったです。原作の人物をあんなふうに表現できるなんて!っていう感じです。付き合いの長いカップルにオススメの映画です。なんか熱くなります!」と話す人も。原作ファンをとにかく熱くする内容になっているようだ。(本ランキングは、9/27(金)、28(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月30日新国立劇場は、シリーズ「ことぜん」で秋から始まる新シーズンの幕を開ける。“ことぜん”とは“個と全”であり、一人の人間と一つの集合体の関係をテーマとする3作品がラインナップ。ちなみに偶然だそうだが、いずれも女性演出家の作品だ。口火を切るのは文学座の若手(1980年生まれ)・五戸真理枝演出の『どん底』。ロシアで1902年に初演、日本でも1910年の初演以来、事あるごとに上演されているゴーリキー作“近代の古典”だ。新劇での上演が中心だが、近年ではシアターコクーンでのケラリーノ・サンドロヴィッチ版(2008年)が記憶に新しい。今回抜擢された演出の五戸は、タイトルどおり暗い悲劇のイメージがあるこのロシアの戯曲を、いかに現代ニッポンとリンクさせて観客に提示しようとしているのか。開幕が目前に迫った稽古場に演出家を訪ねた。「ことぜん」というテーマを聞いて、五戸はすぐ『どん底』が頭に浮かんだのだという。「このテーマは自分にとってすごく身近で常に直面している問題というか。例えば選挙であったり、世の中が動いていく方向と自分が考えていることの乖離みたいなものは日頃から感じることが多いので、いくつかやりたい戯曲は浮かんでいたんです。その中でも『どん底』がすぐテーマに結びつく感じがしました」とはいえ五戸自身、手放しでこの戯曲のファンとは言い難く、「過去に上演された舞台の映像資料などを観ても、“100%面白い”とは言い切れなかった」と率直に言う。「暗い場面が続くし、長ゼリフも多いし、ちょっと眠くなるような場面が多いなと思いながら(笑)私も観ていました。でもそれは上演のやり方次第なんじゃないかなと。ゴーリキーがつまんないものを書くはずがないみたいな(笑)、作家を信じたい気持ちが強かったんです。作家は絶対面白いと思って書いているはずなんですよ。だから何を書いているのか、自分でこの戯曲を洗い出してみたいという気持ちがすごくありました」そうして、好奇心と作家への強い信頼を抱いて作品に挑んだ結果……さすが、文豪・ゴーリキーはその信頼を裏切らなかった。「立ち稽古を始めてから発見することがすごく多かったんですけど、ひとつは、ゴーリキーがものすごく真実に忠実に書いているということ。セリフや人物像の装飾が少ないんです。セリフを美しく飾ったり面白いキャラクターを出して面白い芝居にするっていうのはある程度技があればできちゃうことなんですけど、それをせずに、まっすぐ真実を描いている。人を見る目や懐の深さがないとこの戯曲は書けないだろうなっていうか、ゴーリキーという人間の温かさがだんだん現れてきた感じがして、そこに私もすごくびっくりしています。作者が込めた何かしらの思い……それはセリフ以外のことから滲み出てくるもので、ほんとに些細なことで伝わるかどうかが変わっちゃうようなものなんですけど、なんとか届けたいなと今思っています。そのための微調整を細部まで続けたいですね」『どん底』というタイトルから滲むペシミズムやシニカルさが、イコールこの作品へのイメージという人も多いのではないだろうか。正直その一人であった筆者には、五戸が発する「温かさ、懐の深さ」という言葉が意外に聞こえた。「登場人物への視線はシニカルでは全然ないと思います。むしろストレートな愛情な感じがして。誰のことも否定せず、悪役のことも否定していないんです。私、悪役は悪役として書いてるんだろうなぐらいの印象で読み始めたんですけど、全然そうじゃなくて、悪役の人間性もちゃんと浮かび上がってくる。そこが驚異的だなという感じがしています」なお、同劇場演劇部門の芸術監督・小川絵梨子とは同世代ながらあまり面識がなかったそうだが、五戸が文学座アトリエの会で演出した久保田万太郎『舵』(2016年)を観劇した小川がその現代アレンジを気に入り、今回の抜擢へと至ったのだとか。「『舵』も畳敷きのリアルなセットで着物を着て上演されると思われがちな演目なんですけど、私の場合は、いかにそういうことを排除できるかをまず考えるというか。戯曲には忠実なんですけど、全く違う場所に置き換えてみたり、見た目をすごく変えようとする演出をすることが多いです」今回も、原作では木賃宿に暮らす登場人物たちを、解散した劇団の元劇団員たちに置き換える。「二重構造を使います。解散したので劇場や稽古場が借りられない人たちが、仕方なく工事現場のようなところを勝手に借りて“ここで『どん底』稽古しよう”みたいなノリでやっているという設定。衣裳もジャージだったりしますし」脚本も、この舞台のために新たに訳されたもの(安達紀子訳)を用いる。「哲学的な言葉が多い戯曲と思われていると思うんですが、描かれているのは普通の生活の断片。なので、もっと生活の中の言葉に落とし込めるんじゃないかなと思ったところはさらに変えていただくなど、安達さんとディスカッションを重ねました」五戸が、「どん底」と現代の観客をリンクさせるカギと考えているのは「生々しさ」。「本当に生で話しているような会話が稽古で作り出せたとしたら、それだけで面白いはずなんです。稽古では、生々しい会話にするために一言にこだわって、それを発した細かい思考回路まで話し合っているという感じ。“セリフのようなセリフ”を排除していく作業なんですけど。でもそうしたときに、またゴーリキーの凄さに気づきますね。セリフの順番とかが計算しつくされていて、抜けるようなところがないんですよ。その作劇術も舞台上でしっかり立てばいいなと思っています」理路整然と穏やかに語る口調の端々から、戯曲と作家への愛情が滲み出てくる。“手放しのファン”となった演出家の体を通して生まれた新たな『どん底』の世界を、早く覗いてみたい。「ゴーリキーはこの世の中をどう変えなきゃいけないとかいうことは一切言っていないんです。その代わり、苦しみを苦しみのまま描くことで、登場人物たちの存在を認めている感じがして。この温かさが今の日本に暮らす私たちにも必要なのかもしれないと思います。どこか絶望的というか、“自分なんか”と思っている人たちが多い中で、その人たちが“そのままでいい”っていうほんのちょっとの自信を持てば、それだけで楽になるんじゃないかなという感覚があります。個と全を正すために何かを声高に言うんじゃなくて、その対立が厳しい中で生きるために“ちょっと肩の荷を下ろそうよ。そうすればちょっと楽しくなるんじゃない?”みたいな。このタイトルからはそう思えないでしょうけど(笑)、実はそういう作品だと思うんです」東京・新国立劇場 小劇場にて10月3日から20日まで上演。取材・文:武田吏都
2019年09月30日9月28日、29日の全国映画動員ランキングは、『記憶にございません!』(全国352館)が首位を守り、3週連続トップになった。続く、公開4週目の『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(全国292館)も先週と変わらず。公開11週目の『天気の子』(全国366館)は先週4位から3位に順位を上げた。公開3週目の『人間失格 太宰治と3人の女たち』(全国320館)も先週5位から4位にランクアップ。公開2週目の『アド・アストラ』(全国354館)は先週3位から5位になった。公開2週目の『HELLO WORLD』(全国255館)と、公開6週目の『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国324館)は先週と変わらず。公開2週目の『アナベル 死霊博物館』(全国169館)は先週10位から8位に順位を上げた。また新作では、今野敏のシリーズ小説を西島秀俊の主演で映画化した『任侠学園』(全国186館)が初登場9位に入った。次週は『エンテベ空港の7日間』『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』『“樹木希林”を生きる』『ジョーカー』『ジョン・ウィック:パラベラム』『HiGH&LOW THE WORST』『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』『蜜蜂と遠雷』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『記憶にございません!』2位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』3位『天気の子』4位『人間失格 太宰治と3人の女たち』5位『アド・アストラ』6位『HELLO WORLD』7位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』8位『アナベル 死霊博物館』9位『任侠学園』10位『ライオン・キング』
2019年09月30日1975年に芥川比呂志、岸田今日子らを中心に設立され、今も橋爪功や金田明夫、文芸・演出部には森新太郎らを擁する演劇集団円。ベテランから若手までがそろって上演される舞台は、シェイクスピアなどの古典やチェーホフ、イプセンなどの近代劇、また別役実、太田省吾、岩松了、渡辺えり、さらにはハロルド・ピンターやマーティン・マクドナーの現代戯曲までと幅広い。「そこに通底するはずの真に劇的なものは何かを、自由に柔軟に問い続ける」(公式サイトより)という姿勢は、12年ぶりのシェイクスピア作品となる今回の『ヴェニスの商人』でも健在だ。足かけ2年のテキレジ(テキストレジー。上演に際して台本に手を入れること)に挑み、劇中ではシャイロック役を務める金田明夫に話を聞いた。物語は商人であるアントーニオが、友人バサーニオのために高利貸し・シャイロックから金を借りた顛末と、バサーニオとポーシャら複数のカップルの話が並行して展開する。キリスト教徒(アントーニオら)とユダヤ教徒(シャイロック)の対立など、読む者にいくつもの視点を差し出すのがシェイクスピアの特徴だが、金田はあえて「時代も国も設定しない。素舞台に、衣裳もシンプルなジャケットで」と言い切る。「人間が対立している構図なんて、古今東西どこにでもあるでしょう。シンプルな舞台にすることで、お客様もシャイロックかアントーニオか、誰かしらに“ああ、これは自分だ”と投影しやすくなる。シェイクスピアの舞台を観ることに、イタリアだとかイスラエルだとか、もっと言えば日本や韓国、アメリカ……どこの国だというのは関係ないと思うから」と金田はその意図を語る。それでは今回、どこに主軸を置くかというと、「家族ですね」とこちらも即答だ。「これまで何度かシェイクスピアを上演してきたけれど、いつも感じるのは“家族の物語”だということ。シェイクスピアの戯曲は、さまざまなものが複雑に絡み合っているバケモノみたいなホンなので、僕らもつい騙されがちなんだけど(笑)。この作品だって突き詰めれば、結局はシャイロックと娘のジェシカの話なんですよ。あと、ポーシャと死んだ父親の話。それから指輪をめぐる、バサーニオとポーシャの夫婦の話。結局はそこから物語が派生するっていうのは、シェイクスピアだろうがチェーホフだろうが、あの『スター・ウォーズ』だって同じだなって」と金田は笑う。またシェイクスピアが“難解”とされている理由に、独特の長ゼリフがあるのは知られているとおり。金田はこの点もテキレジをしながら、出演者が声に出して読み上げる作業を数カ月前から繰り返し、台本を練り直してきた。長ゼリフを相手の「……」で区切るというのも、金田が考えた工夫の一例だ。「役者というのは不思議なもので、“……”が挟まっていると、そこでちゃんと芝居をするんですよ。そうすると観客の目線も自然に、テレビドラマでいう“パン”(カメラの視点が移動する)して、“クローズアップ”になるでしょう」と金田。「俺、新劇俳優にしちゃ、イヤらしいくらいドラマに出ているからさ」と自虐で笑わせるが、観客を飽きさせることなく、同時に役者の側にも芝居の組み立てをしやすくさせる配慮は、映像と舞台の両方で活躍する金田ならでは。セリフ自体も現代の言い回しだが、よくある“今風”のようにくずしすぎない、ほどよい口語体となっている。「今回の稽古でも言い続けているのは、ひと頃の“新劇”のイメージのような、お客さんを置き去りにした舞台には絶対しないでね、ということ。シェイクスピアって何言ってるか分かんないとか、眠くなるとか言われるけれど、それは違うということを伝えるためにはどうしたらいいか。そこを考えてほしいので」一方で、「せっかく他の商業的な舞台とは違う“新劇”でやっているんだから、お客さんに無理におもねることはしなくていいんじゃないか、と。今回は(座席数が)200人くらいの小屋なんで、セリフも声を張らずに普段の会話のようなトーンでね。それでも濃密に感じられるような空間をお届けしたいと思っています」と語った。最後に改めてシャイロックをどう思うか聞いてみると、「女房が死んだ後、娘をこよなく愛して大切に育てた、ただのオヤジですよ。自分の生きている世界には、相反する組織やイデオロギーがあることも分かっている。そんな世界で質素倹約で暮らして、でも娘にはしっかりと持参金を持たせて、同じユダヤ教徒と幸せな結婚をさせたいというのが唯一の夢だった、ただの男です」とサラリ。口調とは裏腹に、その表情には充実ぶりがにじむ。演劇集団円が贈る『ヴェニスの商人』。その味わいは、劇場で存分に堪能してほしい。東京・吉祥寺シアターにて10月3日から13日まで。取材・文:佐藤さくら
2019年09月30日主演に有村架純と坂口健太郎を迎え、『8年越しの花嫁』『ひよっこ』などヒューマンドラマの名手・岡田惠和が紡いだオリジナルストーリーを、興収35億超の大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』でメガホンを取った月川翔監督のもと、全6話で映像化された『連続ドラマW そして、生きる』。現在、本作を再編集した2時間の劇場版が公開されており、ロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸からコメントが寄せられた。物語の舞台は、東北、東京、フィリピン。2011年の東日本大震災後のボランティア活動で出会った瞳子と清隆のふたりが、運命に翻弄されながらも強く美しく生き抜く姿を、彼らと巡り会う人々の人生を絡めながら感動的に描いている。運命的な出会いを果たすふたりの主人公、瞳子と清隆それぞれを有村と坂口が演じる他、瞳子の友人の韓国人ハン・ユリ役に女性アイドルグループKARAの元メンバー知英、瞳子に想いを寄せる高校の後輩・久保真二役に岡山天音、被災地・気仙沼で理髪店を営む坂本役に萩原聖人、瞳子の育ての父親・和孝役に光石研、清隆の母親・美恵子役に南果歩と、魅力的な実力派俳優陣が集結している。これまで岡田が脚本を担当してきたドラマ『奇跡の人』『ひよっこ』、映画『いちごの唄』に出演し、岡田と縁の深い峯田は本作を鑑賞し、「逞しくなくっていいから、正しくなくっていいから、めそめそしていいから、ブレまくっていいから、どうにかこうにか生きなくちゃ」と、心に響く優しい言葉を綴っている。このコメントを受けた岡田は、「ありがとう、お互いなんとか生きましょう!」と峯田の呼びかけに応えるような粋なコメント寄せ、多くを語らなくても分かり合える、まさに劇中の主人公ふたりの関係性にも似た、仲睦まじい様子を見せた。本作を観ればきっと、峯田・岡田のこのコール&レスポンスが心に沁み渡ることだろう。『劇場版 そして、生きる』公開中
2019年09月30日0.001 秒の短縮に一生を懸けた熱き男たちの物語『ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち』が全国公開中だ。この度、出演者のアレクサンダー・スカルスガルドが役柄について語るインタビュー動画が公開された。本作は、『マネーボール』や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』など数多くの映画化原作を持つマイケル・ルイス著『フラッシュ・ボーイズ 10 億分の1秒の男たち』にも記されている、株式の高頻度取引に絶対的勝利をもたらすため、カンザス州からニューヨーク証券取引所までの約 1,600 kmを一直線のネットワークでつなぎ、0.001秒の時間短縮を目指した熱き男たちの実話を基にした物語。プロジェクトを発案する主人公ヴィンセントに『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ、そのバディであり、従兄弟の天才プログラマ―アントンに『ターザン:REBORN』のアレクサンダー・スカルスガルドを迎え、ベンチャー企業のを人間ドラマを描いていく。公開されたスペシャルインタビュー映像では、役のため髪の毛を剃り落としたアレクサンダー・スカルスガルドが、主人公ヴィンセントとともに野望へと突き進む天才プログラマ―を演じる様子のほか、入念に頭皮にもメイクを施す姿や、役作りについて満足げに語るスカルスガルドが映し出される。スカルスガルドは「脚本が届いたとき、魅力的なアントンを演じることにワクワクしたよ。自分自身とは大きく違う役だ」「外見を気にするタイプではないと思った」と語り、そして俳優の思い描くアイディアを広く受けいれてくれるキム・グエン監督のもと自らがイメージしたアントンを生み出すことができたと述べている。『ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち』全国公開中
2019年09月30日10月6日(日)22:30より放送がスタートする『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』。この度、本作の劇中カットが公開され、SHIBUYA TSUTAYAにてスペシャルブースが設置されることが明らかとなった。『殺人分析班』シリーズは麻見和史による原作をもとに、木村文乃主演で2015年『石の繭』、2016年『水晶の鼓動』として放送された警視庁の犯罪捜査を描くWOWOWオリジナルドラマ。さらに先日、シリーズ第3弾となる『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』が11月17日(日)より放送スタートとなることが発表され、シリーズへの注目はますます高まっている。本作『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』では、過去のシリーズ2作で鮮烈な印象を残した殺人犯トレミーこと八木沼雅人が、いかにして冷徹無比な殺人鬼になったのかが描かれる。原作第1作『石の繭 警視庁殺人分析班』で初登場したキャラクター“トレミー”からインスパイアされたドラマオリジナルのストーリーとなっているのだ。殺人鬼でありながら見る者を惹きつけ、高い人気を誇ったトレミーは、引き続き古川雄輝が演じる。そして、彼に想いを寄せる浅田吉佳を演じるSUMIREのほか、刑事・井口役に池田鉄洋、同じく刑事・矢島役に深澤辰哉(Snow Man/ジャニーズJr.)、吉佳の兄を怪演する平埜生成らがシリアスなドラマに色を添える。監督は、シリーズ1作目から担当してきた内片輝をメインに、共同監督として山本大輔もメガホンを取る。さらに先日、木村演じる『殺人分析班』シリーズの主人公・如月塔子も本作に登場することが発表されると、SNS上では「トレミーも塔子も大好きだから楽しみが増えた!」といった反響が寄せられた。トレミーと塔子の接触が『石の繭』にどう繋がっていくのか、『殺人分析班』シリーズファン必見のシーンとなるに違いない。公開された劇中カットは、白の拘束服、ガスマスク、チューリップハットという『石の繭』で見せた殺人鬼トレミーと化した八木沼(古川)、そして孤独で脆い八木沼と彼の支えとなる吉佳(SUMIRE)のツーショット写真の2枚だ。このカットだけで、大いに期待感をそそられる。また、本作の放送を記念して、本作並びに『殺人分析班』シリーズの世界観を楽しめるスペシャルブースが10月1日(火)より、SHIBUYA TSUTAYA4階にて設置されることとなった。八木沼が殺人鬼と化した時に纏うトレミーの衣装の展示や、今回公開となった2枚の写真を含む本作の場面写真、そしてこれまでの『殺人分析班』シリーズの場面写真、さらに最新作『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』を含むシリーズすべてのポスターも展示される。撮影時の貴重なオフショットなども見ることができる機会となるようだ。さらには、今まで未公開だった、メイキングを交えた出演者のインタビュー映像をこちらのブースにて先行で見ることもできる。古川、SUMIRE、深澤、池田が、本作の見どころ、役作りなどを語っており、放送スタート前に是非とも見ておきたいスペシャルな映像となっている。『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』10月6日(日)22:30より放送スタート『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』11月17日(日)22:00より放送スタート『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』放送記念スペシャルブース期間:10月1日(火)~10月14日(月)場所:SHIBUYA TSUTAYA 4階
2019年09月30日「イ・ムジチ」の名を聴いた瞬間にヴィヴァルディの「四季」を思い起こす方も多いのではないだろうか。まさにクラシック界の“永遠のベストセラー”とでも呼ぶべき名曲「四季」は、イ・ムジチの演奏とともに浸透していったと言っても過言ではない。イ・ムジチの「四季」をきっかけにしてクラシックに目覚めたファンの数も決して少なくないはずだ。その伝説的なアンサンブル「イ・ムジチ」が来日公演を行う。1952年にイタリア・サンタ・チェチーリア音楽院の卒業生12人によって結成されたというのだからその歴史はすでに67年。メンバーも演奏様式もその時々に合わせながら刻々と変化を遂げつつ、人の一生にも近い年月を刻んできたことに頭が下がる。日本への来日回数は一体どのくらいの回数になるのだろう。そのたびごとに人々を幸福にし続けた美しいアンサンブルは今も健在。そして何より嬉しいのがヴィヴァルディの「四季」を再び我々のもとに届けてくれることだ。今回の来日公演では日本を代表するソプラノ天羽明恵をソリストに迎えた、ヘンデルの名曲「オンブラ・マイ・フ」や、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」なども用意され、アンサンブルの華やかさが一層引き立つ予感がする。◆10月2日(水) 19:00サントリーホールカジモト・イープラス 0570-06-9960【プログラムC】 with 天羽明惠(ソプラノ)モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調 K.136ヘンデル: オペラ「ジュリオ・チェーザレ」からこの胸に息のある限りヘンデル: オペラ「セルセ」からオンブラ・マイ・フテレマン: ディヴェルティメント TWV 50:23モーツァルト: モテット「エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)」K.165ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8◆10月4日(金) 14:00ミューザ川崎シンフォニーホール問:神奈川芸術協会 045-453-5080【プログラムB】「バロック・セレブレーション」コレッリ: 合奏協奏曲 ヘ長調op.6-2サンマルティーニ: 合奏協奏曲 ニ長調 op.2-6エイヴィソン: 合奏協奏曲第5番 ニ短調(スカルラッティ原曲)ヴィヴァルディ: 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 「調和の霊感」ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
2019年09月30日大ヒット公開中の新海誠監督最新作『天気の子』が、インドでのプレミア上映が実施され、新海監督が現地入り。その様子のレポートが届けられた。全国359館448スクリーンで公開されるやいなや、運命に立ち向かう少年少女の姿、新海監督が世界へ投げかけるセンセーショナルなメッセージ、そして圧倒的な映像美と心震わす音楽が紡ぎ出す“新海ワールド”が話題となり、幅広い世代が劇場に殺到。前作『君の名は。』と同様に、2回、3回と劇場に詰めかけるリピーターが続出し、日本中を席巻している。公開前から140の国と地域での配給が決定し、トロント国際映画祭への正式出品、さらに米アカデミー賞の日本代表に選出されるなど、世界中から大きな注目と期待を集めているのが本作だ。インドでは、ムンバイ、デリーをはじめとする全国30都市で、10月11日(金)から公開されることが決定(配給会社:Vkaao/興行会社:PVR Cinemas)。日本映画がインドの劇場で一般公開されること自体が異例であり、過去にインドで一般公開された作品は、『万引き家族』『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作品のみだ。『天気の子』は日本のオリジナルアニメ映画として、初の一般公開となる。インドでは『君の名は。』が人気を博し、今年の2月にインターネット上で『天気の子』のインド公開を求める署名活動が起こり、5万人を超えるファンの署名が集まった。その声が新海監督本人や東宝の海外配給担当者、現地配給会社買い付け担当者の耳に届き、署名活動に応える形で公開が決定。人口13億人を超えるインドは、年間映画製作本数(約2000本)と年間映画観客動員数(約20億人)が世界1位。さらに映画市場は年間24億ドルを超える、正真正銘の“映画大国”だ。多くのインド人が娯楽として映画を愛し、物語だけでなく歌と踊りを楽しむインド映画、通称ボリウッドは、世界の映画産業を牽引している。初のインド訪問となる新海監督は、9月27日(現地時間)に実施されたインドプレミアに合わせて現地入り。上映を前に「インド上映は現地の若者たちによる署名活動のおかげで実現しました。インドの若者たちが日本の映画から何を得てくれるか、彼らの反応を楽しみにしています」と期待を膨らませていた。プレミア上映会場となったのは、インドの首都・ニューデリーにあり、いま1番人気のショッピングモールにある劇場“サケットセレクトシティウォークPVRcinema”だ。インド7都市で開催される“インド日本映画祭”の開幕も兼ねており、当日は全席招待、劇場内の複数スクリーンでインドファン合計約1000人が『天気の子』を鑑賞した。当日は場内満席の大盛況で、「shinkai!shinkai!」というコールが響き、異様な熱気が場内を包み込む中、上映前の舞台挨拶に登場した新海監督は、待ちわびたファンたちの大喝采と歓迎の拍手で迎えらた。興奮と歓声がやまない中、監督は「皆さんの署名活動のおかげでインドに来ることができて、心から幸せです。本当にありがとう。インドという日本からとても離れた国で、文化も異なり、さまざまな価値観を持つ皆さんに、『天気の子』をどんなふうに楽しんでいただけるのか、心から楽しみにして来ました。皆さんの心の中に、少しでもこの映画が何かを残すことができたら、とても幸せに思います。どうか映画を楽しんでください」と語った。翌日は、インド上映のきっかけとなった、『天気の子』のインド公開を求める署名活動を始めた、現地の男子高校生Divishth Pancholi(パンチョーリ)君と新海監督がご対面。歓迎の花束を渡す感無量のpancholi君に新海監督は、「署名活動をしてくれて本当にありがとう!」と感謝を伝え、『天気の子』の感想や、将来の夢など、監督がpancholi君を質問責めに。最後は、いつか東京で再会し、監督自ら映画の舞台を案内することを約束した。対面を終えた新海監督は、「パンチョーリ君の熱意と行動力によって、この先日本とインドのアニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。心から凄いことだと思います」と語った。インドプレミアを終えた新海監督の感想は下記。■新海誠監督インドの観客の熱量に、本当に驚きました。国民性のようなものかもしれませんが、インドの観客は、全力で「自分はとにかく楽しむんだ!」という非常に前のめりの姿勢で映画を観ているのが印象的でした。あんなふうに映画を観ながら笑って泣いて、僕の名前を呼び大歓迎をしてくれて、一緒に鑑賞していて逆に感動をもらいました。映画を作っていて良かったと思わせてもらえるような瞬間を、インドでいただけたような気がします。日本のアニメーション映画がインドで劇場公開されることはほとんどないことですが、今回それがひとりの若者の署名から実現しました。これをきっかけに、アニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。パンチョーリ君の熱意と行動力がまさに“世界の形を変えてしまう”ようで、心から凄いことだと思います。『天気の子』全国公開中
2019年09月30日Sexy Zoneの佐藤勝利と、King & Princeの高橋海人が、理不尽な常識や大人たちに立ち向かう『ブラック校則』。ヒロイン役にファッションモデルとしても活躍中のモトーラ世理奈、そして2020年にCDデビューが決定したSixTONES(ジャニーズJr.)の田中樹をはじめ、箭内夢菜、堀田真由、葵揚、水沢林太郎ら、旬の若手キャストが勢揃いすることでも注目を集めている話題作だ。11月1日(金)の全国公開に先駆けて、10月4日(金)より、劇場限定クリアファイル付ムビチケカードの発売が決定。全国の劇場窓口でムビチケカードを購入すると、4万部限定でオリジナルクリアファイルがゲットできる(一部劇場を除く)。公開された撮りおろしビジュアルは、強い眼差しでまっすぐに見つめるメインビジュアルから一転、佐藤と高橋のちょっぴり挑発的でシニカルな表情が堪能できる。また、10月14日(月)からは、日本テレビにて連続ドラマが、そしてHuluでもオリジナルドラマがスタートする。映画、テレビ、ネットと、メディアミックスで展開される新しい青春ストーリーに期待が高まる。※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記。『ブラック校則』11月1日(金)より全国公開
2019年09月30日大人計画の俳優として、あるいは声優、ミュージシャン、コラムニストとして、八面六臂の活躍を見せる宮崎吐夢。彼が観た演劇について語る催し『「吐夢の演劇夜話」第三夜』が、本日9月30日に開催される。今年で俳優生活27年。「演劇をするよりも人がやっているのを観ている方が自分には合ってるのではないか」「観た演劇について、ああだこうだ人に話したりしている方が向いているのではないだろうか」と最近気がついたそうだ。日頃、観に行った芝居の感想をSNSでつぶやくなど、演劇通ぶりを垣間見せている宮崎。彼のコラムを読むと分かる通り、その着眼点は独特で絶妙だ。そんな彼の芝居談義が、終演後、関係者限定の飲みの席で泡と帰してしまってはもったいない。観客の前で存分に語り倒すことで、演劇へのあふれる思いを大いに成仏させようとするこの企画。7月31日の『第一夜』、8月30日の『第二夜』に続き、『第三夜』と題した今回のゲストは、演劇的要素あふれる舞台を繰り広げるダンスカンパニー・CHAiroiPLINのスズキ拓朗。10月にCHAiroiPLINの公演『AZUKI』への出演を控えた宮崎が、果たしてどんな話を引き出すのか。大仰ではなく、内輪受けでもなく。ほどよい勘所を押さえまくりの、彼のトークに身を委ねよう。東新宿のライブハウス・PetitMOAにて19:00開演。文:小川志津子
2019年09月30日おとな向け映画ガイドオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/9/30(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は23本。1日3本観ても1週間では観きれないとんでもない数です。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『蜜蜂と遠雷』『ジョーカー』『HiGH&LOW THE WORST』『ジョン・ウィック:パラベラム』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。『ジョーカー』体調と精神状態が万全なときにご覧下さい。結構ヘビーです。が、この秋のベストといっていい映画だと思います。DCコミックス、『バットマン』シリーズのあの悪役がいかにして生まれたか、と軽く考えていたのですが、いやあ凄い!映画の舞台は1981年の「ゴッサム・シティ」、つまりニューヨークです。荒廃しきった大都会の片隅、ピエロのメイクで街頭宣伝の仕事をしながらコメディアンをめざすアーサー。少し情緒不安定で、医療補助を受けています。アパートには病弱な母が同居している、そんなつましい暮らしです。そこにある事件がおき……。ここからの展開は圧倒的な迫力。ホアキン・フェニックスが、孤独で、ときおり狂気をはらんだアーサー役。これが鬼気迫る演技です。アーサーが憧れるテレビの人気者にロバート・デ・ニーロ。彼の存在がこの映画を第一級のグレードに押しあげています。デ・ニーロの『キング・オブ・コメディ』、そしてあの『タクシードライバー』を連想させるシーンやイメージにも魅了されます。こうなると『バットマン』シリーズはこの映画の後日談にすぎない感じです。『毒戦 BELIEVER』これまた、ハードな犯罪サスペンスです。香港ノワールの巨匠、ジョニー・トーの『ドラッグ・ウォー 毒戦』を韓国でリメイクしています。国際的な麻薬取引に絡む、麻薬取締局によるおとり捜査、という設定やストーリー展開は受け継いでいますが、人間関係などは韓国映画らしく濃密なドラマとなっていて、香港-中国大陸という犯罪の舞台も、韓国-中国大陸になるといろいろ状況も変化します。なかなか面白い翻案と思いました。イ先生というニックネームの麻薬王が率いる密売組織を追う麻薬取締官。イ先生の存在は謎で、組織内でも実際に会った人間はいない。その秘密工場が何者かに爆破される事件があり、これを突破口に、潜入捜査を開始します……。麻薬取締官チームのリーダー、ウォノに扮しているのはチョ・ジヌン。夏に公開され評判をよんだ『工作 黒金星と呼ばれた男』では韓国スパイのボスを演じていました。闇マーケットの支配者役のキム・ジュヒョクは2017年に交通事故で亡くなり、この映画が遺作です。「捜査対象:全員狂人」とチラシに書いてありますが、追う方も追われる方も狂気が漂っています。さらに、これまでの韓国の暗黒映画と比べても、でてくる風景の荒涼感が半端ない感じです。韓国ノワール、さすがです。『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』日本ではあまりテーマになったことのない「妊活」の映画です。50歳近い夫と一回り以上年下の妻。こどもは作らないはずだったのですが、突然妻が、友達の影響で「私、ヒキタさんのこどもに会いたい」と言い出すのです。愛する妻の願い。まずは基礎体温を計り、この日ならと子作りに励むのですが、その徴候すらありません。クリニックの検診では、どうやら原因はヒキタさんにあるようで……。原作はヒキタクニオさんの自伝的エッセイ。物書きのヒキタさんを演じる松重豊さんが、髪の毛をごま塩にし、ふだん着の気楽な雰囲気で演じています。サウナとビールが好き。何冊かの著書もあり、ま、のんきな暮らし。それが妊活に励むことになり、えっなに?「精子運動率が低い」って、どういうこと!? 松重さんは映画初主演。妻役は北川景子さんです。タイトルからしてハッピーエンドを宣言している、ハッピーな映画です。『“樹木希林”を生きる』観始めは「面白い人だな」、だったのが、「すごい人」に変わり、最後は「とんでもなくすごい人」になりました。樹木希林恐るべし。昨年他界した希林さんの最後に長期密着取材したドキュメンタリー。NHKで放送されたものを元に、未公開映像を加え再編集された映画です。資料に「ディレクターを家まで自家用車で迎えに行き、撮影現場までの間、自ら運転し語り続ける」とあり、えーまさか、と思いましたが、驚きました。希林さんが本当に、自分の車で木寺一孝監督を迎えに行って、運転しながら語るのです。監督はそれを助手席から撮影し続けます。2017年、希林さんに密着したいというオファーに、『モリのいる場所』『万引き家族』『日日是好日』『命みじかし、恋せよ乙女』の4本の撮影現場に同行すれば何とかなるでしょうとOKがでます。希林さんのつけた条件は、監督が一人でカメラを回し、わたしと向き合うこと、でした。ライトだの、助手だの大げさなのはいや、というわけです。それがとんでもない撮影、映像になりました。このところ、残された言葉をもとにした著書は何冊も出版され、なかには100万部を越えたものもあるといいます。わかるような気がします。大変魅力的な女優さん、とほうもない人物です。
2019年09月30日『仮面ライダーゼロワン』と『仮面ライダージオウ』の冬の新作映画、『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』が12月21日(土)に公開されることが決定。この度、ティザービジュアルと特報映像が公開された。2000年にスタートした“平成仮面ライダーシリーズ”。平成仮面ライダー20作品目、そして最後の平成仮面ライダーとして、歴史に名を刻んだ『仮面ライダージオウ』は、歴代平成仮面ライダーの力を駆使し、過去、現在、未来と時間移動を繰り返し、先の読めないストーリーで話題を呼んだ。そして時代は平成から令和へ。“令和仮面ライダー元年”の第1作目『仮面ライダーゼロワン』が、9月1日より華々しくスタート。社長の座に就く者のみが使用できる飛電ゼロワンドライバーを手にした主人公が、人工知能=AIが導入された新時代の日本の環境下で生まれた悪と戦い、人間の“夢”と“情熱”を訴えていくというストーリーで、放送の度に多くの注目を集めている。この2作が相見えるのが、本作『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』だ。公開となったティザービジュアルは、仮面ライダーゼロワンがアタッシュリカバー、仮面ライダージオウがジカンギレードを勢いよく振りかざし、ゼロワンのイエローとジオウのピンクが対照的な鮮やかなデザインとなっている。そして“決して、交わってはならない”という、互いに己の正義のために戦うはずの仮面ライダーたちにとって衝撃的なコピーが書かれている。さらには“ゼロワン、誕生の日。”と“ジオウ、終幕の日。”という本作で描かれる新たな物語を感じさせるワードも並び、期待が高まる。社長の座に就く者のみが使用できるアイテムとして第1話から登場した飛電ゼロワンドライバー。誰の意思によって誕生し、飛電或人の手に渡ったのか。まさにゼロワン誕生の物語が描かれる。そして最高最善の魔王として戦い、名実ともに平成仮面ライダーの王となった仮面ライダージオウだが、彼が選んだのは、オーマジオウとして生きる世界ではなく、すべてがリセットされた新しい世界だった。新たな世界で生きるソウゴたちは、なぜ再び仮面ライダーに変身し、仮面ライダーゼロワンと交わることになったのか。仮面ライダージオウが選ぶ、本当の終幕が描かれる。そして特報映像は、7月26日に公開された『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の本編後にしか観ることができなかったもの。“伝説を背負いし者”、“平成”という文字が浮かび上がり、平成最後の仮面ライダー『仮面ライダージオウ』が、そして“伝説を創りし者”、“令和”という文字が浮かび上がり、令和最初の仮面ライダーとなった『仮面ライダーゼロワン』が現れ、対になったふたりのヒーローが、“決して、交わってはならない”という言葉を強調させる映像となっている。さらに本日より、映画公式HPがオープン。さらにさらに、仮面ライダーとして初めての映画公式Twitterも開設された。作品に関するニュース、舞台挨拶情報、タイアップ情報、インタビュー情報など、最新情報が随時発信される。映画公式Twitterでは今作の情報だけでなく、“劇場公開するすべての東映特撮ヒーロー作品の情報”についても網羅する。また本日より、非売品ティザービジュアルポスターが抽選で当たるフォロー&リツイートキャンペーンも実施。映画公式のツイッターアカウントをフォローし、キャンペーンツイートをリツイートするだけで誰でも応募することができる。(『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』公式アカウント:@toeiHERO_movie)『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』12月21日(土)より全国公開
2019年09月29日ナインティナインの岡村隆史が本日9月29日、横浜アリーナで「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ 2019」を開催する。ラジオ番組『岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭』はナインティナイン名義で放送していた前番組から数えて今年で25年目を迎える。本日の「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ」は2015年にスタートし、今年で5回目の開催。アーティストや芸人から、岡村の高校時代の同級生まで、番組リスナーにとってはお馴染みのメンバーが集まるライブイベントだ。今年はホブルディーズ、ロバート秋山竜次、May J.といった過去に出演経験のあるメンバーに加え、初出演の東京スカパラダイスオーケストラ、五木ひろしの出演がアナウンスされている。豪華ゲストと岡村の特別なパフォーマンスをお見逃しなく。■公演情報「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ 2019」日程:9月29日(日)時間:開場15:30/開演16:30会場:横浜アリーナ
2019年09月29日2016年より日本各地で巡回している、アメリカの絵本作家エドワード・ゴーリーの原画展『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が、9月29日(日)から11月24日(日)まで練馬区立美術館にて開催される。『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本で知られるエドワード・ゴーリー(1925〜2000年)。アイロニカルで少し不気味な世界観、古語や造語、押韻などが散りばめられたテキスト、繊細なモノクロームの線描で描かれた個性的で不思議な人物たちが登場する作品を数多く発表する一方で、エドワード・リアやサミュエル・ベケットらの作品の挿画、劇場の舞台美術など、幅広い創作活動でも知られている。同展は、そんなゴーリーの世界観を、原画を中心に資料や書籍などを加えた約350点でひも解いていくもの。第1章「主著:ゴーリーによるゴーリーの世界」では、ゴーリー自身がテキストとイラストの両方を手がけた『うろんな客』をはじめとする代表作33点を紹介。第2章「イギリスのナンセンス詩や文学とゴーリーの挿絵」では、ゴーリーが装丁や挿図を手がけた詩集や小説などの文学作品約80点を取り上げる。そして、第3章「ゴーリーの多様な創作と舞台美術」では、バレエのポスターや舞台・衣装デザインなど、舞台美術にまつわる仕事を紹介する。世界各国を巡回してきた貴重な原画・草稿・書籍などは、この機会にぜひ見ておきたいところ。ゴーリーの多彩な制作活動をたどることで、謎に満ちた優雅な秘密を垣間見ることができるかもしれない。【開催情報】『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』9月29日(日)〜11月24日(日)練馬区立美術館にて開催※月曜休館/10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)、11月5日(火)は閉館【関連リンク】練馬区立美術館( )《不幸な子供》1961年挿絵・原画ペン・インク・紙エドワード・ゴーリー公益信託《ギャシュリークラムのちびっ子たち》1963年挿絵・原画ペン・インク・紙エドワード・ゴーリー公益信託《キャッテ ゴーリー No.19》1972年挿絵・原画紙、ペン・インク・水彩・鉛筆個人蔵《輝ける鼻のどんぐ》1969年挿絵・原画ペン・インク・紙エドワード・ゴーリー公益信託《キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科》1982年表紙・原画ペン・インク・紙エドワード・ゴーリー公益信託
2019年09月29日「PIA MUSIC COMPLEX 2019」が本日9月28日と29日、新木場・若洲公園で開催される。「PIA MUSIC COMPLEX」(通称・ぴあフェス)は、ぴあが主催する音楽フェス。タイトルには「シネマコンプレックスのように、ジャンルを超えた音楽との出会いによって、自分だけのエンタテインメントを確立してほしい」という想いが込められている。今回は、ぴあの創業45周年を記念した2017年、雨のなか敢行された2018年に続き3年連続の開催となる。各日16バンド、計32バンドが3カ所のステージで繰り広げる熱いパフォーマンスをお見逃しなく。なお1日目のトリはクリープハイプ、2日目は10-FEETとなっている。この夏、最後の思い出に足を運ばれてはいかがだろうか。■公演情報「PIA MUSIC COMPLEX 2019」日時:9月28日(土)、29日(日)開演 9:30/開場11:30場所:新木場・若洲公園出演:●28日ACE COLLECTION/オメでたい頭でなにより/ORANGE RANGE/9mm Parabellum Bullet/クリープハイプ/ゲスの極み乙女。/go!go!vanillas/Saucy Dog/SIX LOUNGE/Nothing’s Carved In Stone/BiSH/HINA-MATSURI BAND PMC2019SPECIAL/フレデリック/THE BAWDIES/マカロニえんぴつ/レルエ●29日打首獄門同好会/UVERworld/キュウソネコカミ/10-FEET/ネクライトーキー/NOISEMAKER/Hump Back/フラワーカンパニーズ/BLUE ENCOUNT/HEY-SMITH/BOYS END SWING GIRL/マキシマム ザ ホルモン /ミオヤマザキ/美波/ヤバイTシャツ屋さん/ROTTENGRAFFTY
2019年09月28日そのトリックの斬新さと予想を裏切る展開で、東野圭吾作品“初期の名作”と名高い小説『仮面山荘殺人事件』。本作の初舞台化作品が本日9月28日、東京・サンシャイン劇場で幕を開ける。東野圭吾作品といえば、映画やドラマ、舞台化などのメディアミックス作品も数多いのは御存知の通り。しかしこの『仮面山荘殺人事件』は、これまで映像化も舞台化もされてこなかった。1990年刊行の作品ということもあり、ミステリ好きの間では知られているものの、一般の東野作品ファンでも「読んだことがなかった」という人が多いのではないだろうか?そんな今作の演出を手がけるのは、演劇集団キャラメルボックスの成井豊。東野作品では『容疑者Xの献身』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の舞台化を手がけ、高い評価を得ているだけに、今作にかける意気込みは大きい。そもそも、今回の舞台化は成井自身の「この作品を舞台化したい」という強い要望から実現したものなのだ。物語の舞台となるのは、製薬会社社長が所有する山荘。交通事故で亡くなった社長の娘を偲ぶため、娘の婚約者や従姉妹など、8人の男女が集まってくる。ところがその山荘へ逃亡中の銀行強盗が侵入、何度も脱出を試みる8人だが、そこで殺人事件が発生し……というストーリー。この緊張感溢れる密室劇を具現化するため、キャストも実力派が顔を揃えた。主演は声優としてのキャリアはもちろん、近年はミュージカル界で活躍がめざましい平野綾と、2.5次元作品から本格ミュージカルまで幅広い活躍を見せる木戸邑弥。山荘の所有者である製薬会社社長役に辰巳琢郎、従姉妹役には乃木坂46卒業後初の舞台出演となる伊藤万理華らが名前を連ねる。また、5月に活動休止を発表したキャラメルボックスから畑中智行、坂口理恵、筒井俊作、原田樹里らも出演。成井作品の世界観を体現する存在として、しっかりとしたチームワークを見せてくれることだろう。トリックに騙される快楽はもちろん、事件の根底にある人と人との「思い」が判明したときのカタルシス、これこそが東野作品の真骨頂。舞台ならではの熱量で、ぜひその感動を味わおう。舞台『仮面山荘殺人事件』は、10月6日(日)までサンシャイン劇場で公演の後、10月11日(金)から13日(日)までサンケイホールブリーゼ、10月19日(土)には新潟市民芸術文化会館 劇場に上演される。文:川口有紀
2019年09月28日SHISHAMOが本日9月28日、さいたまスーパーアリーナで「SHISHAMO NO BEST ARENA!!!」を開催する。キュートで共感を呼ぶ歌詞、個性的な楽曲で幅広いファンから支持を得るSHISHAMO。昨年CDデビュー5周年を迎え、現在に至るまで充実した活動を続けている。先日公開された新曲『君の隣にいたいから』も公開2週間で30万再生を記録した。本公演はベストアルバム『SHISHAMO BEST』のリリースにともなう東阪アリーナ公演の2日目。公演イラストはギター・ボーカルの宮崎朝子の描き下ろしだ。セットリストはベスト盤の収録曲が中心になるとみられる。すでに行われた大阪城ホールの公演も立ち見チケットが追加販売されるほどの好評を得た。バンドにとっても、さいたまスーパーアリーナでの単独公演は初となり、特別なパフォーマンスとなるだろう。■公演情報「SHISHAMO NO BEST ARENA!!! EAST」日時:9月28日(土)開場15:00/開演16:00場所:さいたまスーパーアリーナ
2019年09月28日