ぴあがお届けする新着記事一覧 (882/926)
現代の音楽シーンを象徴する“作曲家・ピアニスト” 加古隆と彼が信頼するメンバーによって構成される“加古クァルテット”のツアーがいよいよ大団円を迎える(12月23日:大阪市中央公会堂/12月29日:紀尾井ホール)。「クリスマス・スペシャルコンサート」と題された大阪公演では、クリスマスに因んで加古が作曲した『アヴェ・マリア』が披露されるほか、2003年の名作『白い巨塔』が久々に演奏されるなど、クリスマス気分を盛り上げつつ、『パリは燃えているか』など、お約束の名曲が楽しめる素敵な夕べになりそうだ。一方、年も押し詰まった29日の東京、紀尾井ホールコンサートは、今回2019年ツアーのグランドフィナーレ。こちらは、何と言っても『永遠と心理のテーマ』&『エヴェレストの風となれ』の2曲の初演が注目される。稀代のメロディメーカー加古隆の生み出す新たな名旋律や如何に。もちろんこちらの公演でも、お約束の名作がふんだんに聞けることは言うまでもない。2019年のフィナーレを、素敵なアンサンブルとともに過ごす喜びを味わいたい。
2019年12月16日『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が、「このミステリーがすごい!2020年版」、「2020本格ミステリ・ベスト10」の第1位を受賞する快挙を達成した相沢沙呼(あいざわ・さこ)の小説を原作にした映画『小説の神様』が、2020年5月22日(金)に全国公開される。この度、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)と橋本環奈が本作のW主演を務めることが決定した。『小説の神様』は、ナイーブで売れない作家×ドSな売れっ子作家という、すべてが真逆なふたりの高校生小説家が、まさかの共作を果たし、大ベストセラーを目指すという青春ストーリー。「僕は小説の主人公になり得ない人間だ」 。中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……。自分を見失い思い悩む、ナイーブで売れない高校生小説家・千谷一也。一方、同じクラスの人気もので、ドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪。性格、クラスでの立ち位置、売れている、売れていない。すべてが真逆のふたりに、編集者から下されたミッション……。それは、ふたりで協力し、ひとつの物語を作り、世の中の人の心を大きく動かすベストセラーを生み出すことだった。売れない高校生小説家・千谷一也役を演じるのは、EXILE/FANTASTICSのパフォーマーとして活躍する一方、『ママレード・ボーイ』『センセイ君主』などに出演し、俳優としても人気を集める佐藤。ヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪役を、『銀魂』シリーズ、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』をはじめ、数々の話題作に出演し、幅広い役を演じる橋本が務める。そして監督には、『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭を迎えた。キャスト・監督・原作者のコメントは以下の通り。■佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)僕が一番大好きで最も尊敬している久保監督から、“この作品を一緒にやらないか?”とオファーを受けた時、断る理由が見つかりませんでした。企画から数年経ち、ようやく実現した映画化に僕を指名してくれた事、本当に嬉しかったです。僕が演じる一也は普段の僕とは真逆の見た目や性格でした。だからこそ演じ甲斐がありましたし、役作りやどんな作品にしたいかなどを監督と密に話し合い共に作りあげていきました!相手役の橋本環奈さんは本当に素晴らしい女優さんで、彼女以外務まらなかったんだろうなとも感じました。現場は毎日楽しく最高なチームワークで撮影に臨ませていただきました!!最強のスタッフが集まった久保組に新しい僕を引き出してもらえた気がします。自信作です!!■橋本環奈今作で演じさせて頂いた小余綾詩凪は、一見普通の高校生なんですが、実はその心の底に深い葛藤と悩みを抱いている人気作家という役でした。過去作で高校生役は数多く演じさせて頂きましたが、クラスに職業作家がふたりいるというリアリティの、有りそうで無さそ うなこの役は、ある種新たなる挑戦でもありました。そんな詩凪と佐藤大樹さん演じる千谷一也が仲間とどう葛藤を乗り越え、また小説を紡いでいくのか、久保監督演出の素晴らしい映像美と共に是非ご注目頂きたいと思います。■監督:久保茂昭小説という能動的な美しい文体の芸術を映像という受動的な芸術で挑戦していく。この小説との出会いは僕にそんな夢を与えてくれました。この映画は4人の若者が物語を『綴る』ことによって純粋であるがゆえに、喜び、苦しみ、仲間同士の中に存在する様々な気持ちの葛藤。それら全てを受け入れる自分の器の大きさ、自分自身と出会う物語です。生きていく中で何かを感じたら、まずはそれを綴って欲しい。自分の器の限界、人生に行き詰まりを感じたとき、自分が世界に発信したいものができた時、その子の背中を押してあげる映画を作りたいと思いました。■原作:相沢紗呼小説を書く、という、ただそれだけのお話です。けれど、そこには創作の過程で生まれる数多くの困難と挫折が立ちはだかります。原作小説を書く際には、『小説を書くこと』という題材のために、小説ならではの表現、小説だからこその構成を、自分なりに追及して執筆しました。 つまり、これは映像化されることなんて、まるで考えていないお話でした。青春小説とは名ばかりの、暗澹とした心理描写が延々と続くというこの作品は、あまり映像化には向いていないのかもしれません。それにもかかわらず、の映像化ですから、恐らく、そこには作中物語と同じように、多くの困難とドラマが立ちはだかったことでしょう。主演のおふたりをはじめ、監督やスタッフの皆さんが、どのようにこの困難に立ち向かい、そしてどのような映像作品へと変換されたのか。生まれる物語を、楽しみに待ちたいと思います。『小説の神様』2020年5月22日(金) 全国公開
2019年12月16日全世界で大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』が、早くも2020年1月22日(水)より先行デジタル配信開始、2月5日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売されることが決まった。それにあわせ、この度、新しい予告編が公開された。ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた誰も知らない“本当の物語”を、ドラマティックに描き出した『マレフィセント』。その続編『マレフィセント2』は、再びアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描いたファンタジーアドベンチャーだ。舞台は、マレフィセントが“真実の愛”を見つけてから数年後。永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は、人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた……。この度公開された映像では、結婚を報告するオーロラ姫に対して複雑な想いを覗かせたり、結婚の顔合わせで全力の愛想笑いを見せたりと、マレフィセントの“オーロラ姫への深い愛情”が垣間見える。前作に引き続き、美しきヴィランを演じ、製作にも携わったアンジェリーナ・ジョリーが、本作のテーマについて、「家族というのは決して“血がつながっているものでないといけない”ということではない」と語る通り、血の繋がりこそないものの、深い絆で結ばれているのが、マレフィセントとオーロラ姫。その絆の真価が、本作で試される。ボーナス・コンテンツには、劇場公開時には見られなかったアンジーの貴重な素顔も収録。 MovieNEXには、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」、「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなどのコンテンツが多数収録される(デジタル配信・購入版にも一部収録)。『マレフィセント2』2020年1月22日(水)より先行デジタル配信開始2月5日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売
2019年12月16日聞けば、胸にグッと来るメロディ。懐かしくもあり、新しくもある、誰もが知る楽曲の数々。ジョージ・ガーシュインと、ショパンの楽曲にのせてつづる舞台2作品が、今年も東京は座・高円寺1にて上演される。脚本を斎藤憐、演出を佐藤信が手がけ、開館時から10年にわたって続いている座・高円寺1のレパートリー『ピアノと物語』は、ふたりの俳優が読む往復書簡とピアニストの生演奏で構成。作曲家の人物像とその作品世界に同時に触れられるステージとして、演劇好きにも音楽好きにも愛されている。12月20日(金)・21日(土)に上演されるのは、ガーシュインの楽曲でつづる『アメリカン・ラプソディ』。音楽に対する情熱をもって駆け抜けたガーシュインの生涯を、公私にわたるパートナーとして才能を触発し合った女性作曲家ケイ・スウィフトと、20世紀を代表するヴァイオリニストのひとりヤッシャ・ハイフェッツ、ふたりの往復書簡とガーシュインのピアノ曲の生演奏で描き出す。出演は、安定感のある声音で聞く者を魅了する秋本奈緒美と、低音ボイスで物語に深みを与える斉藤淳。ピアノ演奏は、国内外で幅広い活動をみせる佐藤允彦。『ラプソディ・イン・ブルー』『アイ・ガット・リズム』『パリのアメリカ人』など、ウキウキ系からしっとり系まで、名曲揃いのラインナップだ。12月22日(日)から24日(火)まで上演されるのは、ショパンの楽曲でつづる『ジョルジュ』。39年と7カ月でこの世を去ったショパンの名曲の多くが生み出された、作家ジョルジュ・サンドと過ごした9年間を描き出す。出演は、ジョルジュ役に冨樫真。ジョルジュとショパンの日々を包容力豊かに見守る弁護士ミッシェル役に浅野和之。そんなふたりのやりとりを、第15回ショパン国際ピアノコンクール4位入賞の関本昌平が、繊細なピアノ演奏で彩る。『幻想即興曲』『英雄ポロネーズ』『別れの曲』など、誰もが聞き覚えのあるショパンの楽曲が、より立体感を増して響くひとときだ。文:小川志津子
2019年12月16日さかいゆうが本日12月16日、EX THEATER ROPPONGIで「SAKAIのJYU ~Again~」を開催する。デビュー10周年を迎えた、さかいゆう。それに伴って今年は3年ぶりの新作『Yu Are Something』のリリースに始まり、6月からは6カ月連続の配信、10月には豪華ゲスト陣を迎えたアニバーサリーライブ「さかいゆう10th Anniversary Special Live "SAKAIのJYU"」を日比谷野外大音楽堂で開催するなど充実した活動を展開している。来春には更なるニューアルバムを準備しているということで、今後にますます期待だ。そして本日の「SAKAIのJYU ~Again~」は前述の10周年ライブに台風19号の影響で参加できなったファンが多かったのを受けて決定したもの。野音のステージでは佐藤竹善(SING LIKE TALKING)、JAY’ED、竹内朋康(マボロシ / ex.SUPER BUTTER DOG)、土岐麻子、冨田ラボ(冨田恵一)、西寺郷太(NONA REEVES)、秦 基博、日野皓正、MURO、KREVAが出演している。今回は、その追加公演という位置付けではあるがゲストのアナウンスはなし。内容は10年間のヒストリーを凝縮し、その進化型を魅せるワンマンライブになるという。今年を締めくくりに、さかいの歌を堪能できる機会となるのだろうか。セットリストや演出にも期待したいところだ。■公演情報「さかいゆう 『SAKAIのJYU ~Again~』」日時:12月16日(月)開場19:00/開演20:00場所:EX THEATER ROPPONGI
2019年12月16日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/12/16(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は26本(ライブビューイングを除く)。とても多い週です。全国のシネコンで拡大上映されるのが『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が22本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『テッド・バンディ』ウィキペディアで「シリアルキラー(連続殺人犯)」を調べると、最初に出てくるのがこのテッド・バンディという名前。女性36人以上を殺害した、アメリカ犯罪史上稀にみる殺人鬼が主人公の映画です。だからといって、『ハウス・ジャック・ビルト』のような、どちらかというと、グロなホラーを想像して観ると、これが肩すかしにあうというか、うまく裏切られます。日本公開用のチラシに大きく書かれた「極めて邪悪衝撃的に凶悪で卑劣」という宣伝文句が実は原題。映画は「そういわれているのだが……」と、このシリアルキラーを極悪人として事件を再現するのではなく、長年の恋人、リズの視点から描いていきます。彼女の目には、ハンサムでやさしく向学心に燃える好青年。それが一転、殺人事件の容疑者として逮捕され、有罪の判決を受け、さらに他の州で起きた事件の容疑までかけられてしまうのです。人殺しなんてできる人じゃない、リズからすると、バンディは冤罪? とすら思えてくるのですが……。この事件が全米中で話題になったのは1979年、フロリダでの裁判が公開となり、TV中継されたためです。甘いマスク、弁舌さわやかで、時には軽い冗談を交えて話す彼に、女性ファン、いまでいうと追っかけまで登場します。この一部始終が観ものです。「人間というのは妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事を働く」、池波正太郎さんの鬼平の一節を思い出しました。バンディを演じるのはザック・エフロン。法廷で彼と対置する判事役はジョン・マルコヴィッチです。リズの友人役、どこかで観たことがあります。あの名子役、ではありませんか。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』大ヒットした名作アニメに、250のカット、およそ30分近くが新たに描き加えられました。完全版にしたというよりは、別バージョンとして作られた形。だからタイトルも少し変わっています。すずさんが遊郭に迷い込み、そこで出会ったリンさん。彼女のエピソードがふくらみました。同世代でありながら、まるで別の人生を歩むふたりが心を通わせ、互いを大切な存在と思うまでがていねいに描かれています。このことで、すずさんというひとりの女性が、戦前戦中をどう生きたかだけでなく、世界にはいくつもの「片隅」があるのだと気付かされます。観終わると、すずさん、リンさん、夫に先立たれ北條家に出戻った義姉径子や、義理の母・サンといった女性たち、それぞれの人生が、しみじみと心に残ります。夫、周作もすこし見え方が変わりました。年の瀬。のんさんがあの声でつぶやく「こまったねえ」というセリフをきくのは、心がほっこりして、とてもよろしいと思います。『冬時間のパリ』毎年10月の最終週に、フランスは夏時間から冬時間に切り替わります。やはりパリはこの季節、とてもロマンティックです。そんな季節のなかで、編集者と女優、小説家と政治家秘書、年の頃なら40〜50代でしょうか、ちょっとセレブなカップルが微妙にからみあい、もつれあうオサレな大人のラブコメです。ひんぱんにでてくる話題は、出版業界が直面する電子化問題。男ふたりの大関心事です。主演のギョーム・カネは書籍系出版社の編集者ですが、電子書籍にどこまで対応するか、目下検討中。電子化担当の部下との不倫関係も同時進行中です。ジュリエット・ビノシュは彼の妻役、TV刑事シリーズに出演する中堅女優ですが、どうやら夫が担当する小説家と浮気中。その小説家が書いた新作も不倫がテーマで……。電子書籍と恋愛。みんなとても忙しいのです。気の利いたセリフと知的会話がいっぱい。ウディ・アレン作品を思わせる都会派コメディです。監督はオリヴィエ・アサイヤス。ビノシュの主演で、ニューヨーク・タイムズの「21世紀の映画暫定ベスト25」に選ばれている『夏時間の庭』という作品がありました。首都圏は、12/20(金)からBunkamuraル・シネマで公開。中部は、1/11(土)から伏見ミリオン座で公開。関西は、1/17(金)からテアトル梅田他で公開。『サイゴン・クチュール』ファッションデザイナーを目指す女性が、1969年のベトナムから現代へタイムスリップするファンタジー。1969年といえば、ベトナム戦争中ですが、この作品はそれを完全にネグっています。戦時臭はなく、この映画にでてくる女性たちはポップな60sを謳歌しています。それがベトナムで大ヒットしたといいます。そういう時代なんですね。伝統衣装アオザイを扱う老舗の娘ニュイはミス・サイゴンに選ばれるほどの美女。9代続く家業を嫌い、パリのファッションに憧れています。彼女がデザインする服は、当時としてはハイファッション風。そんな彼女が突然のハプニングで現代へ。ファッション・ビジネスに潜り込むのですが、今観るとどこか野暮ったいニュイのセンスでは、成功はとても無理。いくつもの現実を目の当たりにする中で、最後にアオザイをアレンジしたデザインを思いつき、認められます。50年経って古いものが一番新しいものになっているというアイロニーでしょうか。古いと馬鹿にし、反発していた家業とそれを守る母の気持ちに目覚め、過去に戻るという、まるで松竹新喜劇のような人情ベトナムファンタジー。音楽、ファッション、ヘアスタイルもアメリカの影響下にあったカラフルなアジアの60’sカルチャーが楽しい。とてもかわいらしい映画です。首都圏は、12/21(土)からK’s cinemaで公開。中部は、12/28(土)から名演小劇場で公開。関西は、1/25(土)からシネ・ヌーヴォで公開。
2019年12月16日1995年にヒットした、ロビン・ウィリアムズ主演のファンタジー映画『ジュマンジ』の設定をリニューアルした、2017年公開映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は、全世界51カ国で興行収入No.1となり、最終世界興行収入が9億6000万ドルを突破するという、前評判をはるかに凌駕する大ヒット作品となった。そんな大反響を受けて、ジェイク・カスダン監督はじめ、キャストのドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらが再び集結して作り上げた続編が、本作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』だ。1995年版は、ボードゲームの世界が現実のものとなるという内容だったが、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』では、4人の高校生たちがTVゲームの世界の中に入ってしまい、異なる見た目(ドウェイン・ジョンソンらが演じる)になって、現実世界に帰るためにゲームクリアを目指すという内容だった。もちろんその続編である本作も、入り込むのはゲームの世界。前作でジャングルを舞台にしたゲームをクリアした高校生が、今回直面するのは、「無理ゲー!」と言いたくなるくらいに、クリア不可能なほど難易度がアップした過酷なステージ。そんなピンチに、彼らの新たな助けとなるのは、いろいろな話題作に出演してきた名バイプレイヤーのダニー・デヴィート、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァーという、ハリウッドを代表する名優が演じる、“おじいちゃんコンビ”だ。4人のおなじみキャラの活躍はもちろん、おじいちゃんたちがゲームに吸い込まれた孫を救い出すために、大暴れする姿が見どころとなっている。パワーアップしたキャストも楽しみな『ジュマンジ/ネクスト・レベル』。今回も大ヒット旋風を巻き起こすのだろうか。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』公開中
2019年12月15日Base Ball Bearが本日12月15日、名古屋DIAMOND HALLで「Base Ball Bear 『Guitar! Drum! Bass! Tour』」を行う。来年1月には3年ぶりのニューアルバム『C3』のリリースも発表となったBase Ball Bear。ボーカル&ギターの小出祐介は新作について「コンセプトは『自分たちそのもの』。バンドにとって当たり前のことを純度の高い、当たり前として表現することが今ならできると思いました」とコメントしており、結成から18年経った今も更新を続けている。また年末は人気フェス「COUNTDOWN JAPAN 19/20」に出演する予定だ。現在その彼らが行っているツアーが「Base Ball Bear 『Guitar! Drum! Bass! Tour』」。本公演では今年リリースしたEP『ポラリス』と『Grape』のリリースにともなう内容で、タイトルの通りギター、ドラム、ベースの3つの楽器のみでの演奏が繰り広げられる。9月の香川・高松DIMEを皮切りに始まり、広島CAVE-BEでの千秋楽まで残り3日と佳境を迎えている。今夜のステージは日程17日目、ファイナルまでのラストスパートとなる迫力の演奏となるだろう。■公演情報「Base Ball Bear 『Guitar! Drum! Bass! Tour』」12月15日(日)名古屋DIAMOND HALL開場16:00/開演17:0012月21日(土)小倉FUSE12月22日(日)広島CAVE-BE
2019年12月15日俳優・田中哲司と大森南朋、そして映画監督、俳優としての顔も持つ作・演出の赤堀雅秋。この3人による演劇ユニットの最新作『神の子』が、本日12月15日に東京・本多劇場にて開幕する。「しがらみにとらわれず、真摯に舞台を創る場」を求めた3人の思いが初めて実現したのが、2016年上演の『同じ夢』。郊外の精肉店を舞台にしたこの作品に手ごたえを感じ、「また次やりたいね」と交わしてから約4年。第2弾となる今回は、3人のほか、長澤まさみ、でんでん、江口のりこ、石橋静河ら存在感が際立つ面々が加わっての上演だ。警備員として働く池田(大森南朋)、五十嵐(田中哲司)、土井(でんでん)は、行きつけのスナック、趣味のパチンコと常に一緒にいる。3人そろって独身で貧乏。目的も展望もない生活にウンザリしつつも、抜け出すほどのヤル気はなく、漠然とした不安の中でただ日々をやり過ごしていた。ある日、池田に若くきれいな田畑(長澤まさみ)と斎藤(石橋静河)というふたりの女が声をかけてくる。彼女らの誘いを受け、池田は街頭でのゴミ拾いボランティアに参加することに。呆れるほど単調な日常の中に小さな変化が兆す。田畑との出会いにほのかな夢を見る池田。それは、男たちにとって幸か不幸か……。生きることに不器用な人間たちの閉塞感を、独特のユーモアも絡ませた会話であぶり出す赤堀。今作でも「底辺にいる人たちがうごめいている現代の無常観を表現したい」と話す。赤堀が描く世界に真正面から向き合うキャスト陣が、どんな表情を見せてくれるのか。濃厚で沁みる物語をしっかりと受け止めたい。コムレイドプロデュース 『神の子』は、12月30日(月)まで本多劇場、1月7日(火)から9日(木)まで愛知県産業労働センター ウインクあいち、1月13日(月)に福岡国際会議場 メインホール、1月16日(木)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、1月18日(土)・19日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、1月23日(木)に長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール、1月26日(日)に静岡・浜松市浜北文化センター 大ホールにて上演。文:伊藤由紀子
2019年12月15日俳優の成田凌が12月14日、東京・丸の内TOEIで行われた主演作『カツベン!』の公開記念舞台挨拶に登壇した。サイレント映画時代を舞台に、一流の活動弁士になることを夢見る青年を演じたヒューマンコメディ。舞台挨拶の冒頭、約2分間にわたる口上を披露し、「この映画に出て、すべてが変わった」と初の主演映画となる本作の公開に感慨しきりだった。劇中のキャラクターに負けず劣らずの活動弁士ぶりに、客席は拍手喝さい。成田は「こんなに緊張する舞台挨拶は初めて」と照れながら、「実は昨日まで鼻水ズルズルでしたが、今朝になったらピタッと止まった。これが『カツベン!』の力、主演の力かと思いました」と誇らしげだった。また、成田は公開初日にあたる12月13日に、自ら劇場に足を運び、本作を鑑賞したそうで「すごくウケていました! 劇場に活気が出ていてうれしかったです。歓喜雀躍、身の幸せでございます」と上々のリアクションに喜びの声をあげ、さらなる飛躍に期待を寄せていた。舞台挨拶には成田をはじめ、共演する黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、竹中直人、井上真央、竹野内豊、周防正行監督(『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』)が出席。公開前のプロモーションでは、成田が紙・ウェブ100媒体以上、テレビ・ラジオ70番組以上、そして周防監督が合計で400媒体に及ぶ取材に応じ、「誰よりも『カツベン!』のことを語れる自信がある」(周防監督)と映画封切りに感無量の面持ちだった。成田は長年、あこがれを抱いていた永瀬との共演に「うれしかったですよ。でも緊張で頭が真っ白。正直あまり記憶がなくて。質問攻めはしましたけど」と振り返り、当の永瀬は「太陽みたいな人」と成田について語っていた。『カツベン!』公開中
2019年12月14日冬のイルミネーションの中でも最大級の規模を誇り、人々から愛され続けている「よみうりランド ジュエルミネーション(R)」が10周年を迎えることを記念して、花火と噴水ショーがコラボレーションする特別イベントが開催される。ジュエルミネーションは、世界的な照明デザイナーの石井幹子がプロデュースする日本最大級のイルミネーションイベント。今年は過去最多の650万球を使い“ジュエリー・オリンポス”をテーマに12のエリアでギリシャ神話の世界を光で描き出す。特別イベントは、園内・ポセイドンの宮廷エリアで行われ、噴水ショー“ラ・フォンテーヌ”と約800発の花火がコラボレーションする豪華絢爛なもの。“ラ・フォンテーヌ”は、幅60メートル、最高到達地点15メートルの噴水242本と、高さ12メートルの巨大リング噴水とウォータースクリーン、炎、レーザー、シャボン玉を使った国内屈指の大迫力噴水ショーで、ジュエルミネーションの大人気イベントとして人気を集めているが、ここに花火が加わることでさらに美しいひとときを楽しめそうだ。よみうりランド ジュエルミネーション(R) 10周年特別イベント 800発の花火&大迫力噴水ショー12月14日(土)から2020年2月15日(土)までの毎土曜日19時15分から10分程度(荒天時は翌日に順延)よみうりランド ポセイドンの宮廷エリア無料(別途入園料が必要)※よみうりランド ジュエルミネーションの営業日時は公式サイトに掲載中
2019年12月14日デビュー以来常に現代アートのフロントランナーであり続けるピーター・ドイグの日本初個展が、2020年2月26日(水)から6月14日(日)まで東京国立近代美術館にて開催。初期作から最新作まで約70点が出品される。ロマンティックかつミステリアス。なつかしくて、あたらしい。そんな、誰もがどこかで見たことがあるようで、誰も見たことがない世界を見せてくれる作品を手掛けるのがピーター・ドイグだ。1959年にスコットランドで生まれ、カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ったドイグは、ロンドンの美術学校卒業後、94年にイギリスを拠点とする現代美術作家を対象としたターナー賞にノミネートされたことなどを通して、ロンドンのアートシーンで一躍注目を浴びた。 )にて発売されている。【開催情報】『ピーター・ドイグ展』2020年2月26日(水)〜6月14日(日)まで東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリーにて開催【関連リンク】 ピーター・ドイグ展()
2019年12月14日いずれも文学座に所属する、演出家・鵜山仁、俳優の浅野雅博と石橋徹郎によるユニット「イマシバシノアヤウサ」が、本日12月14日から21日(土)まで東京・シアタートラムにて『モジョ ミキボー』を上演する。北アイルランドを代表する劇作家、オーウェン・マカファーティによる同作が、日本で初めて上演されたのが2010年。その舞台が、鵜山・浅野・石橋による自主プロデュース公演だった。本作の一番の見どころは、17人の登場人物を俳優ふたりで演じること。初演時は演劇の街・下北沢にあるOFF・OFF シアターでの1カ月ロングラン公演35ステージを敢行し、連日、当日券の列が伸び、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。アンコールに応え、2013年には再演が行われた。このたび、そんな伝説の作品を改めて採り上げるにあたって、メンバーの意気込みは相当のものである。遊び心いっぱいの大人たちで作る、少年ふたりの物語。舞台は1970年のベルファストだ。映画『明日に向って撃て!』に憧れるふたりの少年、モジョとミキボー。異なる宗教の家庭に育ったふたりは出会い、越えてはならないと告げられていた橋を渡る。ギャングの契りを交わし、大人たちの身勝手なルールなんかには従わず、異国オーストラリアの大地を夢見てひた走るふたりだったが、その先にあったものは……。今回は劇場がOFF・OFF シアターからシアタートラムに移る分、芝居のスケールも拡大することが予想される。百戦錬磨の俳優と演出家が、どんなふうに新しい『モジョ ミキボー』を見せてくれるか、注目したい。文:小川志津子
2019年12月14日日本大学芸術学部映画学科の学生たちが企画・運営する映画祭「スポーツの光と影」が渋谷のユーロスペースで開催されている。日芸生はこれまでも様々なテーマに沿って映画祭を企画・運営してきたが、9回目となる今年は自分たちが通う日本大学のアメフト部でタックル問題が起こったことを受けて“スポーツ”に焦点をあてる。スポーツにまつわる話題や事件は良いものも、考え去られるものも含めて日々、報道されているが、本映画祭の紹介ページには「東京オリンピックを控え、スポーツに対しても同調圧力が強まる中で、個人の意見を主張することの重要さに気付かされ、自分たちの考えを発信したいとの思いから、この映画祭を企画した」と書かれている。上映されるのは、ジャン・ヴィゴ監督の名作『競泳選手ジャン・タリス』、英国の傑作映画『長距離ランナーの孤独』などのクラシック作品をはじめ、野球界を舞台に映画祭のタイトル通り“スポーツの光と影”を描いた1956年の日本映画『あなた買います』、映画完成後に公開中止になり、ある時期までは上映される機会が極めて少なかった『スパルタの海』、想田和弘監督らが全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム、通称”ザ・ビッグハウス”を観察する『ザ・ビッグハウス』など。ゲストを招いたトークイベントも行われる。本映画祭はこれまでも“働く”や“信じるとは何か?”“1968年”など、通常の映画祭や特集ではなかなか取り上げられないテーマをあえて取り上げ、真摯に作品を選んで開催されてきた。今年もスポーツの様々な側面を多角的に考察できる作品が並んでおり、映画ファンであれば足を運びたくなる内容になっている。映画祭「スポーツの光と影」『花形選手』『競泳選手ジャン・タリス』『あなた買います』『長距離ランナーの孤独』『おれについてこい!』『リトル・ファイター少女たちの光と影』『勇者たちの休息』『セックス・チェック第二の性』『スパルタ教育くたばれ親父』『スパルタの海』『ピンポン』『オフサイド・ガールズ』『ひゃくはち』『オリ・マキの人生で最も幸せな日』『疑惑のチャンピオン』『ザ・ビッグハウス』『破天荒ボクサー』12月19日(木)までユーロスペースで開催中
2019年12月14日鉄や石膏など重い素材を用いて軽やかな作品を制作する彫刻家、青木野枝の個展『青木野枝霧と鉄と山と』が、府中市美術館にて12月14日(土)に開幕。2020年3月1日(日)まで開催されている。青木野枝は、1958年東京都生まれの彫刻家。鉄や石膏という固く重い素材を用いながら、大気や水蒸気をモティーフに、万物がうつろいゆくなかの生命の尊さを軽やかに表現するアーティストだ。近年はガラスや石膏など新たな素材にも挑戦。越後妻有アートトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭などに参加するほか、長崎県美術館や鹿児島県霧島アートの森などで個展を多数開催してきた。作品のほとんどが展示場所に合わせて作られるため、展示が終わると解体される。青木は「つくって、置き、崩す」を繰り返し、その営みの中に自らの彫刻があると考え、実践しきた。同展では、府中市美術館の空間に合わせて構想された、鉄とガラスの新作を発表。加えて、石膏を用いた「原型質」シリーズや、最初期の丸鋼で造形した彫刻なども展示される。会期中はアーティスト・トークや、同世代アーティストたちとの鼎談・座談会など関連イベントも開催。東京では約20年ぶりとなる大規模個展で、動き続ける青木野枝の彫刻の今を体感したい。【開催情報】『青木野枝霧と鉄と山と』12月14日(土)〜2020年3月1日(日)まで府中市美術館にて開催【関連リンク】 府中市美術館()《天蓋Ⅰ》2016年ギャラリー・ハシモトでの展示撮影:山本糾courtesy of ANOMALY《原形質/2015》2015年ギャラリー・ハシモトでの展示撮影:山本糾courtesy of ANOMALY《原形質/2015》2015年ギャラリー・ハシモトでの展示撮影:山本糾courtesy of ANOMALY
2019年12月14日10月から関西各地で開催されてきた「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」がついに最終開催地・京都みなみ会館での上映をスタート。ドキュメンタリー映画界の巨匠の足跡を追う大規模な特集だ。ワイズマンは1967年に初のドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』を発表して以降、次々に新作を発表し続けている。彼がカメラを向けるのは図書館、大学、議会、動物園、病院など多岐に渡っており、丁寧に対象を見つめることで、私たちの社会の構造や歪みが浮かび上がってくるワイズマンの手腕は高い評価を集め続けている。長尺の作品も多いが、日本でも繰り返し特集上映や回顧上映が開催され、その度に新たなファンを獲得している。今回の特集は10月に同志社大学寒梅館ハーディ-ホールでの『大学 At Berkeley』の上映から始まり、大阪のシネ・ヌーヴォ、兵庫のシネ・ピピア、神戸映画資料館、元町映画館、京都の出町座と会場を変えながら開催されてきたが、現在は今夏に新装開館した京都みなみ会館で上映されている。みなみ会館で上映されるのは『チチカットフォーリーズ』『霊長類』『福祉』『肉』『モデル』『ストア』『視覚障害』『聴覚障害』『適応と仕事』『多重障害』『臨死』『動物園』『DV』『DV2』の14作品。“現存の最も偉大なドキュメンタリー作家”とも称されるワイズマンの傑作の数々をスクリーンでじっくりと鑑賞できる。「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」12月26日(木)まで京都みなみ会館で開催中
2019年12月14日NUMBER GIRLが本日12月14日、豊洲PITで「NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』」の初日公演を行う。向井秀徳(Vo・G)、田渕ひさ子(G)、中尾憲太郎(B)、アヒト・イナザワ(Dr)による5人組バンド・NUMBER GIRL。彼らは2002年の解散を経て、今年2月「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZ」での再結成は、2019年初頭における大きな音楽ニュースのひとつだった。8月からは17年ぶりとなる日比谷野外大音楽堂での公演から大阪、福岡、名古屋を舞台にした「TOUR『NUMBER GIRL』」を行い、好評を得ている。その彼らが本日からスタートさせるツアー「NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』」は、豊洲PITでの2デイズを皮切りに全国11都市をめぐる予定だ。すでに最初に発表された日程はすべてソールドアウトとなっており、3月にZepp Tokyoでの追加公演も決定。「逆噴射バンド」というタイトルの意味は定かではないが、それがステージ上で明かされることも期待したい。■公演情報「NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』」<2019年>12月14日(土)豊洲PIT12月15日(日)豊洲PIT開場17:00/開演18:00(両日)<2020年>1月3日(金)広島CLUB QUATTRO1月5日(日)Zepp福岡1月11日(土)新潟LOTS1月12日(日)金沢EIGHTHALL1月19日(日)Zepp札幌1月25日(土)沖縄那覇ナムラホール2月2日(日)高松festhalle2月10日(月)Zepp大阪 Bayside2月11日(火・祝)Zepp名古屋2月22日(土)仙台PIT3月1日(日)Zepp Tokyo
2019年12月14日日本にもNYの『ラジオシティー・クリスマス・スペクタキュラー』のような、老若男女が楽しめるクリスマスのショーを!……そんな狙いを持って2016年にスタートした『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』も、本日12月14日に東京・東急シアターオーブで開幕する公演で早くも4年目。目指していた“渋谷の街の冬の風物詩”としての地位を確立しつつある。ステージには、ステンドグラス輝くクリスマスタウンから巨大ツリー、さらにはスケートリンクまで、さまざまなセットが次々と出現。その上でシンガー、ダンサー、スケーターら来日キャストが、幅広いクリスマスソングの数々を華麗に歌い踊り、そして滑る。応援サポーター兼ゲストスケーターを4年連続で務める本田望結は、今年は過去最多の5公演(14日昼夜、23・24・25日昼)に出演。話題沸騰の映画『アナと雪の女王2』より、メイン楽曲の『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』を披露する。彼女のスケーティングを彩る、実力派シンガーたちによる“生歌”にも注目したい。『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2019』は、東急シアターオーブで12月25日(水)まで。文:町田麻子
2019年12月14日『マトリックス4』の北米公開日が発表された。2021年5月21日で、これは先に発表されていた『ジョン・ウィック4』と同じ日。『マトリックス4』にもキアヌ・リーヴスが出演するため、このままいくのかどうか疑問だ。この公開日は、実写版『AKIRA』のためにワーナーが開けておいたものだが、『AKIRA』は公開カレンダーから消えており、こちらもどうなったのか気になるところである。ほかに、ワーナーは、『ザ・フラッシュ』が2022年7月1日、新たな『モータル・コンバット』が先に伝えられていたよりも早い2021年1月15日に公開されると発表している。文=猿渡由紀
2019年12月13日ギタリスト村治佳織のサントリーホール公演が開催される。テーマに挙げられた“旅と映画に恋して”は、近年村治が追い求め、人生と音楽の中心に据えてきたテーマそのものだ。プログラムには、「旅」と「映画」にまつわる音楽が交互に並べられ、その時々における様々な思いが込められた素敵な演奏とトークが期待できそうだ。特に「映画」においては、最新アルバム『シネマ』が、2019年第33回日本ゴールドディスク大賞インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー賞に輝くなど、今年の村治佳織にとって極めて重要なテーマに違いない。作品に応じて4本のギターを使い分けるなど、思いの深さが音楽と寄り添う素敵な瞬間が期待できる。なにはともあれ、世界最高峰のステージに数えられるサントリーホールを1本のギターの音色で満たす。その至福の瞬間に立ち会いたい。●公演概要12月21日(土)サントリーホール 大ホール●村治佳織(ギタリスト)東京都生まれ。3歳より父・村治昇にギターの手ほどきを受け、10歳より福田進一氏に師事。1989年ジュニア・ギター・コンテストにおいて最優秀賞を受賞。同年及び1991年、学生ギター・コンクール優勝。1992年ブローウェル国際ギター・コンクール及び東京国際ギター・コンクールで優勝を果たす。1993年津田ホールにてデビュー・リサイタルを開催。1994年には日本フィルハーモニー交響楽団と共演し、協奏曲デビューを果たす。1995年イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして同行、全国各地で公演し高い評価を得る。同年第5回出光音楽賞を最年少で受賞。さらに 1996年村松賞受賞。同年5月、イタリア本国(トリノ)において共演、ヨーロッバ・デビューを飾る。このコンサートはヨーロッパ全土にテレビ放映された。1997年よりパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセに師事。1999 年に帰国、本格 的なソロ活動を開始。NHK交響楽団、日本フィル、読売日響、名古屋フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢等の主要オーケストラとの共演も重ね、幅広い層からの支持を受けている。2000年ドイツのフォーグラー・カルテットとの日本ツアーを行い、新たなる室内楽の分野に取り組む。2002年5月ロドリーゴ生誕100周年を記念し、ロドリーゴ室内管弦楽団と、2003年2月再びフォーグラー・カルテットと日本ツアーを、同年5月韓国ソウルでのリサイタル、6月2度目の顔合わせとなるイタリア国立放送交響楽団(指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス)とトリノ、フィレン ツェでの公演に続き、日本ツアーを行う。現在最も注目されているギタリスト。
2019年12月13日12月13日(金)から公開の映画『ぼくらの7日間戦争』で主人公の鈴原守の声を演じた北村匠海さんのサイン入りチェキを1名様に!応募はぴあ(アプリ)にて12月20日(金)まで受付中。ぜひご応募下さい!お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=e08ad50a-8adb-41a4-ba00-6712a27f0c05)
2019年12月13日実写じゃできないことを表現できるのがアニメの良さ撮影/奥田耕平宗田理のベストセラー作品であり、宮沢りえ主演で実写映画化もされた『ぼくらの七日間戦争』がアニメーションとなってリブートされる。本日から公開のアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』は、舞台を2020年の北海道へと移し、現代を生きる少年少女たちが大人との“戦い”を経て成長する姿を描いた珠玉の青春ムービーだ。「アニメーションの良さって、実写じゃなかなか表現できないものを表現できるところだと思うんです。今回の作品で言えば、やっぱり大人と戦うシーン。コミカルなところはコミカルに、芯をつくところはしっかり芯をついていて、こういうワクワクするような表現はアニメならではですよね」そう主人公・鈴原守のCVを務めた北村匠海は声を弾ませる。アニメの声優に挑戦するのは、映画『HELLO WORLD』に続いて2度目。だが、前作はプレスコ(台詞を先に収録すること)で、共演者ともほとんど別々に収録したのに対し、今回は2日にわたってみんなと一緒にアフレコを行った。おかげで、本職の声優陣からも貴重なアドバイスをたくさんもらえたのだそう。「たとえば近くの人と話しているシーンならマイクに近づいた方がいいし、声だけで広さや空気を表現しないといけないときはマイクから離れた方がいいとか。マイクとの距離のとり方だけで、リアリティが変わるんだということもみなさんから教えていただきました。普段歌のレコーディングをするときは、マイクとゼロ距離だから、こういうやり方もあるんだって新鮮で面白かったですね」10代の頃は、早く大人になりたいと思っていた撮影/奥田耕平北村は本作を「10代の頃に漠然と抱えていた大人への反抗心を代弁してくれる作品」だと語る。自身も10代だったときは、大人への疑問と戦う時期を過ごした。「大人って『こうしなさい』とか『こうあるべき』っていう自分たちの考えを言ってくるところがあると思うんですよ。それに対して疑問は抱いていたかもしれないですね。たとえば進路ひとつとっても、『大学へ行ったほうが良い』ってよく言うけれど、大学に行って何を得られるかはその人次第。大学に行くことがゴールじゃないだろうと思っていた部分はありました」当時の自分を「勝手に大人びていた」と北村は振り返る。「僕は8歳でこの世界に入って、大人の方と接することが多かったから、自然とそうなっちゃったところはあると思います。そう考えると、僕は僕で『こうあるべき』という枠にはまっていたんでしょうね。10代のときも、本当はカルチャー的なものが好きなのに、世間の目を気にして言えなかったりとか。そういう他の人から見た印象と本当の自分とのギャップにモヤモヤしていた時期もありました」だからこそ当時から強く願っていた、早く大人になりたいと。「自分の現状が嫌だったので、早く大人になって、周りの大人たちと社会的に対等になりたかった。10代の頃から早く20歳になりたかったし、20歳になったら今度は早く30歳になりたいって思っていました」撮影/奥田耕平現在22歳。未成年の枠から外れ、ひとりの成人として十分認められる年齢になった。今、自分のことを「大人になった」と感じることはあるのだろうか。「18で初めて投票に行ったときは、勝手に大人な気分になりましたね(笑)」そう照れ臭そうに笑ってから、そのミステリアスな眼差しに、すっとまっすぐな光が灯った。「僕が最近出会った素敵な方々は、年齢的にも大人だし、言うことも大人なんですけど、子供の頃の気持ちを忘れていなくて、いくつになっても若いなって感じがするんです。そう考えると、大人かどうかなんて世の中が勝手に決めることなのかもしれないなと。自分で自分のことを大人だと自覚する必要もない。だから、あんまり自分で大人とか子供とか決めつけるのはやめにしました」撮影/奥田耕平作中、「大人になるということは、目上の人間の命令に従うことだ」といった台詞が登場する。「この台詞は特にすごいエゴだなって思いました。でもきっとその人にとってはそれが正義というか、ずっとそうやって生きてきた。だから、それを否定する気もなくて。ルールや理性さえちゃんと守っていれば、あとは大人としてのあり方なんて人それぞれなんじゃないかなって」大人になるとは、どういうことか。その問いに対し、北村匠海は考えを整理するように真摯に言葉を編みながら、自分なりの解をたぐり寄せていく。「映画の中で、同級生の6人が自分の想いを吐き出すシーンがあるんですけど、あの瞬間、僕はみんながひとつ大人になったと感じたんです。人それぞれ思うことがあって、生きる人生があって。それぞれの想いは決して重ならないけど、つながり合うことはできる。相手を受け入れて、自分も受け入れてもらうことが、大人になるっていうことなんじゃないかと思いました」他者を否定するのではなく、受け入れる。考えを押しつけるのではなく、異なる価値観を認め合う。多様性の時代を生きる22歳の北村らしい“大人論”だ。17歳で夢を叶えて、17歳で夢を失った撮影/奥田耕平映画の中で、6人の高校生は“本当の自分”を模索する。SNSが発達し、誰もが自由に自分を編集・加工できる現代にふさわしいテーマだ。では、芸能界という華やかなステージに身を置く北村にとって、“本当の自分”を出せる場所は果たしてどこか。「表に出る仕事である以上、架空の自分をつくり上げてしまっているところは確かにあるかもしれないです。誰にでもいい顔をしてしまうというか“本当の自分”を出せずにいたり、自分でつくり上げた架空の自分から抜け出せていないのかもしれないと思う瞬間もあって。そんな中で何も考えずにいられるのは、やっぱり家族と、十数年一緒にやってきたDISH//の仲間たち。自分の世界が広がれば広がるほど、長年自分のことを見てくれる人たちといる時間は大切だし、その大切さを見失いたくないなって思います」守は、父親の仕事の都合で急遽引っ越しが決まった幼馴染みの千代野綾(声:芳根京子)の17歳の誕生日のためにバースデー・キャンプを計画する。北村にとっても17歳は特別な時間だった。「僕、17歳のときにDISH//で日本武道館に立っているんですよ。ずっと武道館に立つことが夢だったからうれしい反面、こんなにも早く立ってしまっていいのかっていう葛藤もあって。まだ子供だった僕らは、武道館という大きなステージを与えてもらっているのに、どこか不安みたいなものを抱えていました」撮影/奥田耕平撮影/奥田耕平夢の舞台に立てるだけの経験値がないことは、誰よりも自分たちがわかっていた。それでも、取り巻く大きな流れをせき止めることなどできるはずもない。17歳の北村は、夢と現実のはざまで戸惑っていた。「武道館に立ったら立ったで、そのあと、これからどうしていこうと……今振り返ると、グループとしては停滞期に入っていたのかなあと。17歳は、夢を叶えた頂点の想い出から苦い想い出まで全部味わった1年でした」北村匠海は、包み隠さない。自分の感じたこと、考えたことを、誤魔化さずに言葉にしていく。こうして17歳の頃の葛藤を明かせるのも、すべてを乗り越え、受け入れた今があるからだ。「初めて武道館に立ったとき、DISH//は楽器を持っているエアバンドだったんです。でもそこからより自分たちのしたいことをやっていこうと決めて。みんなで楽器を練習して、いろんな音楽フェスに出たりした。今はやっと自分たちのことをバンドだって声を大にして言えるようになった気がします」撮影/奥田耕平今年4月に発売したアルバム『Junkfood Junction』では、あいみょんやUNISON SQUARE GARDENの田淵智也など豪華クリエイター陣が楽曲を提供。さらに、11月に配信された新曲『PM 5:30』では北村自ら作詞を担当するなど、充実した音楽活動を行っている。「でももうDISH//のことを何と言われようが僕らには関係ないというか、DISH//はDISH//なんです」そう胸を張れるのは、歩んできた道のりに確かな手応えを感じているからだ。「今、自分たちは好きな音楽をやれている。そして、そこに対して探究心もある。それがすべてで。僕が今、DISH//を続けているのは、これからの自分たちに懸けているから。まだまだ僕らは年齢も若いし、技術もない。その中で、ちゃんとより良いものを目指して戦っていかなくちゃいけない。そういう自分たちに今、期待しているんです」大人への疑問や反発心が渦巻いていた10代。揺れる胸の内と戦うことで、彼はひとつ大人になった。20代の北村匠海もまたいくつもの戸惑いや葛藤と戦っていくことになるだろう。そうやって人は豊かになる。年齢が、人を大人にさせるんじゃない。戦うことで、人は大人になっていく。撮影/奥田耕平撮影/奥田耕平(撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明)
2019年12月13日第43回トロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」観客賞受賞、痛み知らずのアクションヒーローを描くインドのエンターテインメント映画『燃えよスーリヤ!!』が12月27日(金)より全国公開する。この度、双子の日(12月11日)にちなんで、軽快な音楽とともに双子の登場人物の因縁が描かれた、本編映像の一部が公開された。主人公スーリヤは一見何の変哲もない青年だが、じつはどんな痛みも感じないという特別な体質の持ち主だった。幼い頃に祖父から渡されたカンフー映画に衝撃を受けて以降、街の悪党を倒すため独自にカンフーの特訓を積んできた。ある日、スーリヤは離ればなれになっていた幼馴染が街を牛耳る悪の組織に狙われていることを知り、カンフーと痛み知らずの身体を武器に、悪の組織との全面戦争を決意する。この度公開された本編映像は、主人公スーリヤの憧れの師匠である、片足の空手マン・マニの過去が明かされるシーン。マニには双子の兄弟であるジミーがいて、ふたりは幼い頃、同じように空手を習いながら、マニは空手の道へと進み、ジミーはいまや悪党集団のボスになっていた。いったいふたりに何があったのか?そして、なぜマニは片足を失ったのか?映像ではノリノリの音楽とともに、彼らの意外な過去を知ることができる。この双子をひとりふた役で演じているのは、グルシャン・デーヴァイヤー。ふたりのキャラクターに関して監督は、「ジミーとマニは陰と陽の関係だ。グルシャンだったら演じられると思ったんだ。彼らは中身がまったく違い、全ての面で真逆でなければいけない。マニは穏やかな人物だから、ケンカが起きたら相手をけしかけるようなことはしないし、不必要な戦いはせずにその場から立ち去ることができる。しかしジミーは、喧嘩っ早いし自ら火種を作ろうとするタイプで、逃げる犬を後ろからさらに吠えて煽る犬のよう。グルシャンはそんなイメージを持って演じていたみたいだよ。本編ではもはや別人。見事に演じてわけてくれた」と絶賛した。『燃えよスーリヤ!!』12月27日(金)より全国公開
2019年12月13日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった新たなるサーガの最終章であり、スカイウォーカー家の伝説を描いた9つからなるエピソードの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。本作の脚本と監督を務めたJ.J.エイブラムスが、作品への熱い思いを語った。これまでのシリーズ作品同様、本作の内容もほとんどがベールに包まれている。頼りになるのは、予告編を含めた数少ない情報のみだ。まず予告編について。脈々と受け継がれてきたスカイウォーカー家のルーツに立ち返るようなイメージが喚起されるが、エイブラムス監督は「エピソード9という位置づけなので、いままで起きたことに触れないことはありえません。8本を繋げる意味もあり、さまざまなことが完結していきます」とヒントと与えてくれる。作品にどんな結末が訪れるかは定かではないが、作品のエンディングについては「すべてではないですが、構想の初期段階からある程度の結末は決まっていました」と語る。そこから時間をかけてブラッシュアップされていったという。一方で作品の入りとなる冒頭部分は非常に時間を要したと生みの苦しみを明かしていたが、出来上がったものは「これしかない」というほどの自信作になったと断言する。また、過去8作すべてに登場し、『スター・ウォーズ』シリーズを語るうえで欠かすことができないC-3POが、本作では大きな見せ場があるという報道も耳にした。エイブラムス監督は「大活躍していますよ」と笑顔を見せると「これまでのなかで最高の見せ場があります。(C-3POを演じている)アンソニー・ダニエルズは本当に素晴らしい俳優。シリーズを通してずっと登場するレジェンド的な方で、彼と仕事ができることは、この上ない興奮なんです。楽しみにしていてほしい」と大いに期待を煽った。「スカイウォーカーの夜明け」というタイトルが示すとおり、スカイウォーカー家の血の宿命が物語の中心に据えられていると思われるが、一方でジェダイに宿る超常的な力であるフォースの定義についても、どんな結末を見せてくれるのか注目が集まる。「作品のなかでフォースの存在は、かなり大きな割合を占めています。この物語はスカイウォーカー家の話ではありますが、そこには必ずフォースが付いて回る。もちろんフォースを抜きにしても物語は構成できますが、フォースの持つ意味を考えることは、物語をグッと深いものにしてくれるのです」。『スター・ウォーズ』シリーズと言えば、日本の伝統や文化から影響を受けているシーンやキャラクターが多数登場しているが、師であるスノークを倒しファースト・オーダーの最高指導者に上り詰めたアダム・ドライバー演じるカイロ・レンが前作で破壊したマスクが、本作では日本の伝統技術である“金継ぎ”(割れた陶器を漆で接着し、接合部分に金属粉で装飾して仕上げる修復技法)によって修復されていることも判明している。エイブラムス監督は「仮面が壊れたということは恥ずべきことではなく、それを礎にさらに新しく作り直すという意味で、とてもパワフルな存在になっているということを暗示しているんです」と語ると、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場した“レン騎士団”も再度出番があるという。「僕は“レン騎士団”が大好きなんです。あれも黒澤明監督に影響を受けています。“サムライ”っぽいでしょ」と秘話を明かしていた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開取材・文・撮影:磯部正和
2019年12月13日日本のトップ男性アイドルグループ・嵐。この度、12月31日(火)より、彼らに迫ったNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』が全世界独占配信されることが発表され、ビジュアルと予告編、ならびにメンバーの松本潤、Netflixコンテンツ・アクイジション部門ディレクターの坂本和隆氏のコメントが公開された。1999年にデビューをした嵐は、トータルCDセールス約4000万枚以上、コンサート動員数約1400万人以上という前人未到の記録を樹立。日本人アーティストとして数々の記録を打ち立てた、名実ともに日本のトップグループだ。そんな彼らは、2019年1月に“2020年いっぱいでの活動休止”という衝撃の発表をした。そこから約1年。結成20周年となる11月には、ジャニーズ初の5大SNS解禁や、シングル曲の全世界デジタル配信の決定などを発表し、また2日間アジア4都市を回ったキャンペーン“JET STORM”を敢行するなど、これまでにも増して精力的に活躍の場を広げている。そんな彼らの想いとは、そして彼らは何を想い、その日に向かっているのか。全世界独占配信されることが決定した『ARASHI’s Diary -Voyage-』では、2020年12月31日(木)の嵐の活動休止までの姿を映し出していく。本作は、2019年12月31日から約1年間、毎月の配信を予定しており、これまでのアーカイブ映像に加え、嵐の“今”を切り取った貴重なドキュメンタリーとなる。英語、フランス語、ドイツ語はもちろん、ヘブライ語、アラビア語など28カ国語の字幕付で全世界190カ国に配信され、1999年のデビュー時に「世界中に嵐を起こす」と宣言した嵐が、その言葉通りに“世界190カ国で嵐を巻き起こす”ことになりそうだ。公開された、松本、坂本氏のコメントは下記。■松本潤20年活動してきた僕らが、2020年末で活動休止するのは何故か。そして、僕らがその時“何を思い、何をしたか”その瞬間を一年間、伝えていきたいと思います。僕自身、どんなドキュメンタリーになるのか今は想像がついていませんが、嘘偽りのない僕らがそこに映っています。Netflixと組むことで世界190カ国、28の言語の字幕付きの配信が実現しました。今まで僕らを知らなかった方にも、「日本にはこんなエンタテインメントがあったんだ」と興味を持ってもらい、日本の文化や人間性に触れてもらうきっかけになったら嬉しいです。■坂本和隆 (Netflixコンテンツ・アクイジション部門ディレクター)日本を代表するアーティストである嵐。彼らを応援する国内外のファンへの想い、また誰も観たことのない一面までもを映し出したドキュメンタリーシリーズとして、Netflixメンバーへお届けできることを大変嬉しく思います。Netflixは嵐の活動休止までの旅路をともに歩み、2020年12月までの一年間、この作品を皆さまに観ていただけることを楽しみにしております。嵐は人気絶頂の中、なぜ活動休止という道を選んだのか。5人のメンバーが休止までにかける想い、そして揺れ動く想い……リアルな彼らを描き出すドキュメントが毎月配信となる。『ARASHI’s Diary -Voyage-』『ARASHI’s Diary -Voyage-』12月31日(火)17時より、Netflixにて全世界独占配信
2019年12月13日『ウルトラQ』『ウルトラマン』などを手がける円谷プロダクションが“ファンの皆さまへの感謝を直接伝える場”として史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019」を14日(土)と15日(日)に東京ドームシティで開催する。円谷プロは、日本特撮界の父であり“特撮の神様”とも称される巨匠・円谷英二が1963年に自宅に設立していた研究所を法人化して“株式会社円谷特技プロダクション”としてスタート。1966年には後世の作家たちに絶大な影響を与えた伝説的な作品『ウルトラQ』を制作。以降も『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をはじめとする“ウルトラ”シリーズなどを手がけ、現在も小さな子どもたちから、かつてテレビの前で熱狂した大人まで幅広い層を魅了し続けている。今回のイベントはそんな円谷プロダクションの作品に新たな角度から光をあて、今後公開が予定されているプロダクションの“最新型/未来型”を披露するもの。オープニングセレモニーには円谷プロが2020年以降に発表する映像作品の最新情報も披露。2021年公開予定の映画『シン・ウルトラマン』の主演を務める斎藤工と樋口真嗣監督が登壇する。そのほか、『ウルトラマンゼロ』10周年を記念し、ギンガからタイガまでのヒーロー全員が集結するスペシャルライブや、豪華ゲストアーティストと東京フィルハーモニー交響楽団がウルトラマンシリーズの名曲を演奏するシンフォニーコンサート、総勢50のウルトラヒーローが登場するパーティ、思想家の中沢新一と筑波大学推教授の落合陽一の特別対談など、様々な角度から円谷作品の魅力を掘り下げることができるプログラムが揃う。今回のコンベンションは“史上最大”の名にふさわしく、かつてヒーローに熱中した大人も、家族連れも2日間のどこかのプログラムには足を運びたくなるラインナップになっている。基本、入場は無料で、各プログラムに参加する場合は別途、有料チケットが必要になる。また、同施設内のGallery AaMo(ギャラリー アーモ)では最新テクノロジーを駆使して“かいじゅうのすみか”に足を踏み入れることができるイベント『空想科学 かいじゅうのすみか 体感エンターテイメント』も開催中。合わせて参加するファンも多そうだ。TSUBURAYA CONVENTION 201912月14日(土)、15日(日)東京ドームシティ料金:各プログラム別チケット制 PRODUCTIONS Co.Ltd.
2019年12月13日子どもたちに大人気のイベント「トミカ博 in NAGOYA~まちをまもるクルマ大集合!~」が本日から22日(日)まで名古屋の吹上ホールで開催される。全世界30以上の国と地域で発売され、これまでに6億台以上を売り上げたタカラトミーのトミカは現在も子どもたちから絶大な人気を集めており、トミカの世界を楽しめる“トミカ博”は全国各地で開催されている。本会場にもパトロールカーや消防車など“まちをまもるクルマ”が勢揃い。巨大ジオラマや“トミカバリエーション”と題した展示、記念撮影コーナーが登場。また、別途プレイチケットを購入することで各種アトラクションにも参加可能で、自分で選んだパーツを“カシメマン”が目の前で組み立ててくれる組立工場、トミカつり、トミカルーレットなど様々な遊びが用意されている。その他、イベント記念商品も販売されるマーケットも設置。有料入場者にはトミカがプレゼントされ、平日は3車種から、土日は2車種から選ぶことができる。トミカ博 in NAGOYA~まちをまもるクルマ大集合!~12月13日(金)から22日(日)まで吹上ホール(中小企業振興会館)平日10時から16時まで土日9時30分から16時まで入場は閉場の30分前まで入場記念トミカあり(有料入場者のみ/無料入場の方を除く)大人 1200円子ども 1000円2歳以下無料(C) TOMY 「トミカ」は株式会社タカラトミーの登録商標です
2019年12月13日今村昌弘によるデビュー作である同名小説を原作に、神木隆之介、浜辺美波、中村倫也らをメインキャストに迎えた映画『屍人荘の殺人』が本日より公開。山奥に佇むペンションを舞台に連続殺人が起こり、若き探偵たちが謎を解き明かしていくというミステリー作品だ。“このミステリーがすごい!”、“週刊文春ミステリーベスト 10”、“本格ミステリ・ベスト 10”と、2017年国内主要ミステリーランキングの1位を獲得し、その後、“第18回本格ミステリ大賞”も受賞という快挙を成し遂げた小説『屍人荘の殺人』。東野圭吾による『容疑者Xの献身』以来の、そしてデビュー作としては史上初となる4冠を達成した作品だ。本作で描かれるのは、ペンションで巻き起こる連続殺人事件と、その解決に奮闘する若き探偵たちの姿。大学生の葉村(神木)と、その先輩・明智(中村)は、謎の探偵少女・剣崎(浜辺)に誘われ、大学生サークルの夏合宿に参加し、とあるペンションに宿泊することになる。そこで連続殺人事件が起こり……と、ここまではミステリーによくある展開だ。しかし本作では、ネタバレ厳禁な、“想像を絶する”状況が若き探偵たちを襲う。闘うべきは、殺人犯と謎だけではないのだ。ここに本作が、“新感覚ミステリー”である所以が隠されている。本作の主演を務めるのは、『桐島、部活やめるってよ』『バクマン。』『君の名は。』『フォルトゥナの瞳』などの神木。若くして長いキャリアを持つ彼が、ミステリー愛好会に所属する葉村役として、そしてワトソンのごとく探偵の助手として立ち回り、作品を引っ張っていく。ヒロインを務めるのは、『君の膵臓をたべたい』で初主演し、各映画賞の新人賞を総なめにした浜辺だ。卓越した推理力で警察からも信頼され、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵・剣崎に扮し、本作でも愛らしさとミステリアスな魅力をいっぱいに振り撒いている。さらに、あらゆるキャラクターを演じ分けてきた中村が、主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智役を好演。本作で、『孤狼の血』『台風家族』『長いお別れ』といった作品で演じてきたものとはまったく違う表情を見せている。その他のキャストに、矢本悠馬、古川雄輝、柄本時生、山田杏奈、葉山奨之、佐久間由衣ら注目の若手俳優陣が名を連ね、さらに塚地武雅、ふせえり、池田鉄洋らが脇を固める。このキャストたちによるユーモラスなアンサンブルも見どころのひとつと言えるだろう。監督はドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』シリーズをはじめ、『劇場版 ATARU』や『警部補 矢部謙三』シリーズを手がけた木村ひさし。また、『TRICK』シリーズや、『金田一少年の事件簿』シリーズなど、推理モノの脚本に定評のある蒔田光治が脚本を担当している。話題の小説、人気のキャスト、そしてトップクリエイター陣を擁し、はたしてどんな“新感覚ミステリー”が描かれるのか。ぜひとも劇場で味わって欲しい。『屍人荘の殺人』本日より公開関連楽曲を聴く(dpia-app://browser?urlPath=https%3A%2F%2Fau.utapass.jp%2Fchannel%2Fdetail%2F0qmNce_-3lfztxqZrP%3Fmedid%3Dutps_cpn%26srcid%3Dupass%26serial%3D0196)
2019年12月13日