ガーシュインとショパンにのせてつづる『ピアノと物語』が開幕
聞けば、胸にグッと来るメロディ。懐かしくもあり、新しくもある、誰もが知る楽曲の数々。ジョージ・ガーシュインと、ショパンの楽曲にのせてつづる舞台2作品が、今年も東京は座・高円寺1にて上演される。
脚本を斎藤憐、演出を佐藤信が手がけ、開館時から10年にわたって続いている座・高円寺1のレパートリー『ピアノと物語』は、ふたりの俳優が読む往復書簡とピアニストの生演奏で構成。作曲家の人物像とその作品世界に同時に触れられるステージとして、演劇好きにも音楽好きにも愛されている。
12月20日(金)・21日(土)に上演されるのは、ガーシュインの楽曲でつづる『アメリカン・ラプソディ』。音楽に対する情熱をもって駆け抜けたガーシュインの生涯を、公私にわたるパートナーとして才能を触発し合った女性作曲家ケイ・スウィフトと、20世紀を代表するヴァイオリニストのひとりヤッシャ・ハイフェッツ、ふたりの往復書簡とガーシュインのピアノ曲の生演奏で描き出す。
出演は、安定感のある声音で聞く者を魅了する秋本奈緒美と、低音ボイスで物語に深みを与える斉藤淳。
ピアノ演奏は、国内外で幅広い活動をみせる佐藤允彦。『ラプソディ・イン・ブルー』『アイ・ガット・リズム』『パリのアメリカ人』など、ウキウキ系からしっとり系まで、名曲揃いのラインナップだ。
12月22日(日)から24日(火)まで上演されるのは、ショパンの楽曲でつづる『ジョルジュ』。39年と7カ月でこの世を去ったショパンの名曲の多くが生み出された、作家ジョルジュ・サンドと過ごした9年間を描き出す。
出演は、ジョルジュ役に冨樫真。ジョルジュとショパンの日々を包容力豊かに見守る弁護士ミッシェル役に浅野和之。そんなふたりのやりとりを、第15回ショパン国際ピアノコンクール4位入賞の関本昌平が、繊細なピアノ演奏で彩る。『幻想即興曲』『英雄ポロネーズ』『別れの曲』など、誰もが聞き覚えのあるショパンの楽曲が、より立体感を増して響くひとときだ。
文:小川志津子
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