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OKAMOTO’Sが、本日6月27日に、東京・日本武道館にてワンマンライブ「OKAMOTO’S 10th ANNIVERSARY LIVE "LAST BOY"」を開催する。2010年5月にメジャー移籍1stアルバム『10’S』を発表したOKAMOTO’Sは、オカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(Gt)、ハマ・オカモト(Ba)、オカモトレイジ(Dr)の4人からなるロックバンド。全員が岡本太郎好きなことから、メンバーの苗字はすべてオカモトとなっている。オカモトレイジの誕生日でもある今年1月9日には、すべて新曲で構成された8thアルバム『BOY』をリリース。タイトル『BOY』には、10代でデビューしたOKAMOTO’SがCDデビュー&ハマ・オカモト加入10周年の節目を迎え、彼ら自身の成長や、大人になっていく過程の中で紡いできたメンバーへの想いを詰め込んだという。デビューしてから今日まで多くのファンを魅了してきたOKAMOTO’Sが、本日27日に行う「OKAMOTO’S 10th ANNIVERSARY LIVE "LAST BOY"」は、彼らにとって“最初で最後”の日本武道館ワンマンライブ。「OKAMOTO’S 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR 2019 "BOY"」と題して、今年4月6日の横浜 BAYHALLを皮切りに全国をまわってきたツアーのファイナル公演となる。OKAMOTO’Sにとってもファンにとっても、忘れられない日になることは間違いない。デビュー10周年を記念したツアーの集大成となる今日、彼らはステージで一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。また本日のワンマンライブは、CSテレ朝チャンネル1で生中継されることも決定している。生中継は、OKAMOTO’Sにとって初の試み。会場に駆けつけることができないリスナーは要チェックだ。公演情報「OKAMOTO’S 10th ANNIVERSARY LIVE “LAST BOY”」6月27日(木)会場:日本武道館OPEN18:00/START19:00
2019年06月27日IZ*ONEが、本日6月26日に日本2ndシングル『Buenos Aires』をリリースする。IZ*ONE(読み:アイズワン)は、韓国のMnetが企画したオーディション番組『PRODUCE48』から誕生した韓国と日本の合同グループである。2018年10月29日にリリースしたデビューミニアルバム『COLOR*IZ』のリード曲『La Vie en Rose』が韓国の音楽番組『M Countdown』で1位に輝き、デビューから11日という韓国のガールズグループ史上最短での1位記録を樹立した。今作『Buenos Aires』は、メンバーの宮脇咲良いわく「タンゴ調でラテンの雰囲気溢れるクールな曲」とのこと。「私たちIZ*ONEの楽曲では今まで挑戦したことのないジャンルなので新しい一面を見ていただけると思います」とアピールし、同曲のポイントについては「“顔面国宝”のミンジュちゃんが初のセンターです!」とメンバーが口を揃えて語っている。(参考記事: )MVまた、ハイクオリティなダンスが話題となっている同曲のMVでは、間奏部分のダンスブレイクや、高難易度のフォーメーションにも挑戦。本田仁美は「少しでもリズムやタイミングがズレると途中から入ることができないくらいテンポも早く細かい振り付けです」と話し、「フォーメーションは、とにかく移動する回数が多いので曲が終わった後は2、3キロ走りきったときのような感覚です(笑)」と苦労を明かしている。「サビの中でセンターが、5回変わります。ミンジュ→ウォニョン→ミンジュ→さくら→ミンジュ と、目まぐるしくどんどん変わっていく部分をぜひ目を凝らしてみてください」と宮脇が話すサビのダンスには要注目だ。リリース情報『Buenos Aires』発売:6月26日(水)<Type A(CD+DVD)>価格:¥1,600(税抜)<CD>1.Buenos Aires2.Tomorrow3.Target4.Buenos Aires(Instrumental)5.Tomorrow(Instrumental)6.Target(Instrumental)<DVD>・「Buenos Aires」Music Video・「Target」Music Video<Type B(CD+DVD)>価格:¥1,600(税抜)<CD>1.Buenos Aires2.Tomorrow3.年下Boyfriend4.Buenos Aires (Instrumental)5.Tomorrow (Instrumental)6. 年下Boyfriend (Instrumental)<DVD>・「Buenos Aires」Music Video・「年下Boyfriend」Music Video<WIZ*ONE盤(CDのみ)>※「個別ハイタッチ会」「個別メッセージカードお渡し会」対象商品価格:¥1,000(税抜)<CD>※WIZ*ONE盤(PRON-5043~5055)全て共通1.Buenos Aires2.Tomorrow3.Human Love4.Buenos Aires (Instrumental)5.Tomorrow (Instrumental)6.Human Love (Instrumental)<外付け特典>・生写真1枚(全12種類の中からランダム)<メンバーソロジャケット盤(CDのみ)>※「個別ハイタッチ会」「個別メッセージカードお渡し会」「個別サイン会」対象外商品価格:¥1,000(税抜)・キム・ミンジュver. (PRON-5054)・宮脇咲良 ver. (PRON-5045)・チャン・ウォニョンver. (PRON-5044)・イ・チェヨン ver. (PRON-5055)・チョ・ユリ ver. (PRON-5046)・クォン・ウンビver. (PRON-5050)・矢吹奈子 ver. (PRON-5049)・アン・ユジン ver. (PRON-5048)・キム・チェウォンver. (PRON-5053)・本田仁美 ver. (PRON-5052)・カン・ヘウォンver. (PRON-5051)・チェ・イェナ ver. (PRON-5047)<外付け特典>・生写真1枚(ソロジャケットと同じメンバーの生写真)※メンバーソロジャケット盤には「個別ハイタッチ会」「個別メッセージカードお渡し会」「個別サイン会」のイベント特典はなし<CD-BOX盤(13CD)><WIZ*ONE盤(PRON-5043~5055)13枚セット商品>価格:¥13,000+税・三方背CD-BOX付※「個別サイン会」対象商品※生写真は「通常盤(UPCH-80519、80520)」「WIZ*ONE盤(PRON-5043)」「WIZ*ONE盤(PRON-5044~5055※メンバーソロジャケットver)」と絵柄が異なる※「WIZ*ONE盤CD-BOX(PRON-5056)」の生写真は「WIZ*ONE盤(PRON-5043~5055)」と絵柄が共通
2019年06月26日『アベンジャーズ/エンドゲーム』のキーパーソンとしても話題沸騰の新たな女性ヒーローの活躍を描いた『キャプテン・マーベル』が、7月3日(水)にMovieNEXで発売開始。この発売を記念して、主人公キャプテン・マーベルを演じたブリー・ラーソンが、空軍での訓練について振り返る特別映像が公開された。世界中で爆発的なヒットを記録し続ける大注目の“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”シリーズ。最新作である『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、あの『タイタニック』を超え、全世界歴代興収ランキング1位の『アバター』にも迫る怒涛の快進撃をみせており、国内興行収入もついに60億円を突破している。過去の“記憶”を失い、その代償として強大な力を得た戦士・ヴァース。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは……?公開された映像で「彼女の過去が明らかになるの」と語るのは、本作の監督を務めたアンナ・ボーデン。アメリカ空軍はとても協力的で、ラーソンは貴重な体験ができたという。ラーソンを案内したのは、空軍准将のジーニー・M・リーヴィット。リーヴィットは、1993年に米国空軍初の女性戦闘機パイロットとなり、さらに女性として初めて米国空軍コンバット・ファイター航空団を指揮するという輝かしい経歴を持つ。戦闘機に乗りなれていないラーソンを気遣うリーヴィットに、ラーソンは「憧れるわ」と尊敬の意をこめて笑顔を向ける。マーベルの総指揮であるケヴィン・ファイギも、ラーソンが実際にF16戦闘機に乗り、さまざまなフライトによって起こる重力を体験したことによって、本作のフライトシーンがよりリアルになったと太鼓判を押す。また、ラーソンは自身が演じたキャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)について、「元空軍の出身よ。彼女は芯が強くユーモアのある女性なの。あのチャレンジ精神は元空軍ならではね」と語る。本編内で、同じ空軍に所属しているマリア・ランボーと、「男には負けない」、「“高く、遠く、速く!”」と話す姿からも、ダンヴァースが芯の強い女性だということが分かる。何度くじけそうになっても立ち上がる、真の強さを持つダンヴァースの魅力が伝わってくるだろう。MovieNEXは初回限定でグースのキャラクターポスター仕様のリバーシブル・ジャケット付きとなっており、ボーナス・コンテンツには、製作の舞台裏や未公開シーン、NGシーン集などの貴重な映像が収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)されている。『キャプテン・マーベル』7月3日(水)MovieNEX(4,200円+税)発売先行デジタル配信中
2019年06月25日デジタルシネマにフォーカスし、“若手映像クリエイターの登竜門”として次代を担う新たな才能の発掘を目指す『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』が、7月13日(土)〜21日(日)の9日間、16回目の開催を迎える。この度、映画祭の特集上映の中で、三池崇史監督と椎名桔平が登壇することが決定した。今回行われる特集上映では、“トップランナーたちの原点”と題し、ジョージ・ルーカス監督『THX-1138 ディレクターズカット』、クリント・イーストウッド監督『恐怖のメロディ』、スティーヴン・ソダーバーグ監督『セックスと嘘とビデオテープ』、三池崇史監督、椎名桔平主演『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』といった、4人の巨匠監督の才気あふれる貴重なデビュー作を上映する。『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』は、1995年の公開当時、東京では新宿シネパトスでわずか2週間のみ公開され、その後、現在に至るまでスクリーンで上映されたことのほとんどない、三池監督の幻の劇場用長編デビュー作だ。トークイベントでは、2019年度の本映画祭・国際コンペティションで審査委員長を務める三池監督と、椎名、そして『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』のプロデューサーであり、現在は本映画祭ディレクターを務める土川勉の3者が、製作から公開に至るまでの当時の思い出を振り返りつつ、三池監督のキャリアの出発点となった同作の制作秘話などを語る予定だ。●トークイベント概要■日時:7月17日(水)『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』17:30の回上映後(特集「トップランナーたちの原点」の1プログラムとして上映)■場所:SKIPシティ映像ホール(埼玉県川口市上青木 3-12-63)■登壇(予定):三池崇史監督、椎名桔平、土川勉(本映画祭ディレクター)■MC:伴ジャクソン■チケット情報:【前売券】チケットぴあ、セブンチケット、ファミリーマート他にて発売中(7/12 まで)【当日券】会場受付で当日販売 ※全席自由席・定員入替制●SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2019(第16回)開催概要■会期:2019年7月13日(土)〜7月21日(日)の9日間■会場:SKIP シティ(埼玉県川口市)■内容:国際コンペティション、国内コンペティション、特集上映、関連企画、イベント等多数■主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会■ 公式サイト()
2019年06月25日主演・稲垣吾郎、作・演出・鈴木聡、音楽・佐山雅弘という布陣により、好評を博してきた舞台『恋と音楽』シリーズ。2012、2014、2016年と続いた本シリーズだが、昨年夏に京都で上演された『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』で、この3人が再びタッグを組むことに。そして今秋、待望の東京公演が行われる。そこで安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙を含めた、キャスト4人のビジュアル撮影現場に潜入! さらに鈴木と稲垣のふたりに話も聞いた。京都公演ではサマーリゾート風の爽やかなビジュアルが印象的だったが、東京公演ではキャスト全員が白いレース地のスーツを身にまとい、スタイリッシュでクールな装いに一新。撮影を担当するのは、第一線で活躍する写真家の下村一喜。下村からポージングなどの指示が出されると、プロフェッショナルな4人はすぐに反応。さまざまな表情、動きを見せていく。すると下村も「王子(=稲垣)! カッコいい」「OK! きれい」とノリノリ。最後には「素晴らしい!」と拍手で終え、その仕上がりが実に楽しみな撮影となった。『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』ビジュアル撮影現場鈴木と稲垣にはまず、2年ぶりのタッグが実現した京都公演について振り返ってもらうことに。「『恋と音楽』シリーズの延長線上にあるのがこの『君の輝く夜に』ですが、僕と佐山さんは本当にいいパートナー同士になれたと思います。まるでセッションをするように音楽のアイデアを出し合ったり、今までの積み重ねの上にこの4作目が出来たという感触があって。残念ながら佐山さんは昨年の秋に亡くなってしまわれたのですが、きっと同じように感じてくれていたと思います」(鈴木)。「前回は僕自身の環境が変わったということもあり、本当にフレッシュな気持ちでやらせていただくことが出来ました。もちろん『恋と音楽』シリーズでやらせていただいたことを踏まえつつ、ひとつアップデートしたといいますか、これまでで一番いいかたちに仕上がったのではないかと思います」(稲垣)。鈴木と稲垣が舞台で組むのは、『謎の下宿人~サンセットアパート~』(2003年)からすでに7作目。その相性のよさは言わずもがな、お互い絶大な信頼を寄せる。「吾郎くんってやっぱり、パフォーマーとしての経験量が非常に豊富なんですよね。舞台だけでなくドラマも、バラエティも、MCもやるわけですから。持っている引き出しも多いですし、その開け方もとてもうまい。だからもう基本的なことはまず吾郎くんにやってもらって、あとはそれを微調整していくような感じです」(鈴木)。「鈴木さんとの現場は、本当に家に帰って来たようなリラックス感がありますね。家族だから逆に恥ずかしいみたいな(笑)、もうそのくらいの領域。世間の僕に対するイメージはどんどん変化していきますが、鈴木さんはそれに合わせて、その時々の僕に当てて役を書いてくださっている。時代とともに新しい稲垣吾郎をつくってくれているというか……。だからもう究極の当て書きなんです(笑)」(稲垣)。左から稲垣吾郎、鈴木聡そんな“今”の稲垣に当てて鈴木が書いたのが、ある約束のためにホテルを兼ねたダイナーを訪れた男、ジョージ。「ちょっとダメな色男、みたいな感じが吾郎くんの役柄としてはあるんじゃないかと思っていて。モテているつもりなんだけれども実はモテない、みたいな(笑)。やっぱり吾郎くんってすごくロマンチックなことも出来ますし、ズッコケも出来る。しかもそれをファンの方も受け止めてくださるわけですよね。そこはこれまで積み重ねによる、お客さんとの信頼関係が大きいのかなと思います」(鈴木)。「これほどファンの方のことを考えて書いてくれる作家さんって、鈴木さんしかいませんからね。ファンの方が“そこ見たかった!”ってところを鈴木さんは書いてくださるので。本当に僕のことを観察してくださっていると思いますし、とてもうれしいなと思います」(稲垣)。芝居とショータイムで構成される本作。「京都公演を踏まえつつ、ショータイムに関しては新しいことを取り入れます。前回よりも自信を持って、それがさらに何かクリエイティブなものにつながっていけばいいなと思います」(鈴木)。『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』は、8月30日(金)から9月23日(月・祝)まで日本青年館ホールにて上演。取材・文:野上瑠美子撮影:岩村美佳
2019年06月24日ディズニー・アニメーション史上No.1の全世界観客動員数を誇る、同名のアニメ映画を実写化した映画『ライオン・キング』が、8月9日(金)より全国公開される。この度、作品で使用される楽曲『愛を感じて』が流れる最新スポット映像が公開された。本作は、雄大なアフリカの大地を舞台に、サバンナの“王”となる運命を背負った主人公 “シンバ”が、仲間の愛を支えに運命を切り拓く壮大な物語。監督を務めるのは、『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー。また主人公のライオン、シンバの声優を、俳優、歌手、作曲家など多彩な才能を持つドナルド・グローヴァーが演じる。また、その幼なじみのナラ役には、エンタテインメント界に君臨するビヨンセが決定している。最新スポット映像で初公開されるのは、ドナルド・グローヴァーとビヨンセが歌う、名曲『愛を感じて』(原題『Can You Feel the Love Tonight?』)。かつてアニメーション版『ライオン・キング』で、アカデミー賞主題歌賞、ゴールデングローブ賞歌曲賞を受賞した、この楽曲を作曲したのは、エルトン・ジョンとティム・ライスだ。映像では、シンバの父にして、サバンナを治める偉大な王ムファサが、「星を見てごらん、歴代の王たちが我々を見守っている。いつでも王たちが空から導いてくれる」と語りかけ、未来の王となる運命を背負ったシンバが、父に抱かれて幼いながらになにかを悟ったような表情を見せる。このあとに待ち受けるシンバの過酷な運命を予感させながら、『愛を感じて』が、親子の大きな愛を包み込み、ふたりに寄り添うように流れている。『ライオン・キング』8月9日(金)全国公開
2019年06月24日永きに渡り紡がれてきた伝説と呼べる映画『スター・ウォーズ』の完結編であり、ルーク・スカイウォーカーをはじめとするスカイウォーカー家の最後を描く、『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』の邦題が『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に決定。あわせて、タイトルロゴが公開された。全人類が待ち望んだ、映画を超えた史上空前のエンタテインメント『スター・ウォーズ』。1978年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が日本で公開されてから今年で41年だ。そんな長い歴史を通して、固有名詞がタイトルに組み込まれるのは本作がシリーズ史上初。今年の4月に全米で原題『ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』が発表されて以来、日本中のファンの間でどのような邦題になるのか大きな話題を呼んできたが、ついにそのタイトルが決定となったのだ。監督・脚本を務めるJ.J.エイブラムスが、「これはひとつの映画でも、3本の映画でもなく、9本の映画の終わりです。40年間に渡って作られてきたストーリー、“スカイウォー カー・サーガ”の終わりです」 と語るように、長きに渡り語り継がれてきた“伝説の完結編”と本作がなるのだ。果たしてタイトルの『スカイウォーカー』、 そして『夜明け』が意味するものとは何なのか。大いに期待感を煽られる。41年前の1978年6月24日。この日はシリーズ第1作目である『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が日本で初公開(先行上映)された歴史的な日だ。全米で一大ブームとなっていた『スター・ウォーズ』は、全米公開から約1年の時を経て満を持して日本で公開され、この日を待ちわびたファンが劇場に溢れ、革新的な映像と宇宙を舞台にした壮大な“家族の物語”が、またたく間に日本中を熱狂の渦に包み込んだ。あれから41年……スカイウォーカー家の物語を紡いできた『スター・ウォーズ』シリーズの完結編の邦題が、伝説が始まった日と同日の6月24日に公開となったのだ。はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な“サーガ”の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦に託された。祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルークの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8ら忠実なドロイドと共に、銀河の自由を求めて戦い続ける英雄・レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち……。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンも、エピソード・シリーズでは『スタ ー・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』以来の再登場となる。果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、映画史上に永遠に語り継がれるこのシリーズは、いかなるエンディングを迎えるのか?先日アメリカのカルフォルニアのディズニーランド・パークに、『スター・ウォーズ』初のエリアとなる『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』がオープン。さらに8月には世界中で200万人以上を魅了してきた『スター・ウォーズ』の大展覧会『STAR WARS Identities』がついに日本に上陸する。間近に迫る貴重な展示品の数々は、『スター・ウォーズ』史上最大規模にして国内最後の展覧会となる。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より全国公開
2019年06月24日6月23日から約1週間に渡って開催中の「調布国際音楽祭2019」のグランド・フィナーレを飾るのは、“世界最高のバッハ演奏団体”としてその名を知られるバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)公演だ。普段はバッハのカンタータを中心にした宗教曲を演奏するBCJが、同音楽祭では「器楽曲」を演奏することが大きな話題。ここでしか聴けないだけに絶対に聴き逃がせない公演だ。今年のプログラムでは、ヘンデル、J.S.バッハ、ヴィヴァルディという、バロック時代を代表する3大巨匠の協奏曲をたっぷりと披露。BCJの腕利きプレーヤーたちがソリストとなって次々に登場する展開にも注目したい。指揮はもちろんBCJ音楽監督の鈴木雅明。音楽祭ならではの華やかな演奏が楽しみだ。公演情報6月30日17時開演調布市グリーンホール大ホール曲目ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「夏」ト短調 RV 315(『四季』より)※ソロ・ヴァイオリン:寺神戸 亮ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための合奏協奏曲 ニ短調 RV 565(『調和の霊感』作品3より)※ソロ・ヴァイオリン:山口幸恵、木村理恵 チェロ:懸田貴嗣ヘンデル:オルガン協奏曲第5番 ヘ長調 作品4-5 HWV 293※ソロ・オルガン:鈴木優人ヘンデル:合奏協奏曲第6番 ト短調 作品6-6 HWV 324※ソロ・ヴァイオリン:寺神戸 亮、山口幸恵J. S. バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060※ソロ・オーボエ:三宮正満ソロ・ヴァイオリン:寺神戸 亮J. S. バッハ:管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV 1069(初期稿)出演指揮:鈴木雅明ヴァイオリン:寺神戸 亮ヴァイオリン:山口幸恵ヴァイオリン:木村理恵チェロ:懸田貴嗣オーボエ:三宮正満 オルガン:鈴木優人管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパンバッハ・コレギウム・ジャパン(管弦楽)Bach Collegium Japan, Orchestra鈴木雅明によって結成されたオーケストラと合唱団。バロック時代の音楽作品のオリジナル楽器による理想的演奏を目指し、国内外で活発な演奏活動を展開。「J. S. バッハ教会カンタータ全曲シリーズ」をはじめ、90点に及ぶCDは世界的に高く評価されている。鈴木雅明(指揮/バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督)Masaaki Suzuki, Conductor, Music Director of Bach Collegium Japan)1990年<バッハ・コレギウム・ジャパン>を創設して以来、バッハ演奏の世界的な第一人者として名声を博す。2017年バッハの全カンタータの演奏・録音を完遂、モーツァルトやベートーヴェンの宗教音楽にも意欲的に取り組んでいる。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章ほか受賞多数。現在イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール大学ヨン・シゥ・トウ音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授、オランダ改革派神学大学名誉博士。HP
2019年06月24日木村カエラが、本日6月23日に、東京・日比谷野外大音楽堂にてライブ「KAELA presents GO!GO! KAELAND 2019 -15years anniversary-」を開催する。2004年6月にシングル『Level 42』でメジャーデビューを果たして以降、数々のヒット曲を世に送り出してきた木村カエラは今年、15周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。昨年8月には、映画ポノック短編劇場『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』(スタジオポノック)のエンディングテーマ曲『ちいさな英雄』を担当し話題に。その後、11月には同曲をはじめ、深夜ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビ系)主題歌『COLOR』や、『JAL ホノルルマラソン 2018』のオフィシャルソング『Run to the Rainbow』、『JRA HOT HOLIDAYS』のテーマソング『HOLIDAYS』、新曲『Tomorrow』を収めた全5曲のミニアルバム『¿WHO?』をリリースし、多くのファンの心を掴んだ。木村カエラ - COLOR Music Video(Short Ver.)そんなデビューから今日まで、JPOPシーンの最前線で活躍し続けている木村カエラが、本日23日に行う「KAELA presents GO!GO! KAELAND 2019 -15years anniversary-」は、デビュー15周年を記念したワンマンライブ。チケットはソールドアウトを果たしている。デビューから今日までの集大成となるこのライブは、木村カエラにとってもファンにとっても、忘れられない日になることは間違いないだろう。なお、木村カエラは、7月31日に2年9カ月ぶりのオリジナルアルバム『いちご』をリリースする。公演情報「KAELA presents GO!GO! KAELAND 2019 -15years anniversary-」会場:日比谷野外大音楽堂OPEN 16:30/START 17:30
2019年06月23日『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の新作『きみと、波にのれたら』が公開されている。本作は“シンプルなラブストーリー”を描くことを目指して制作がスタートしたが、作品を完成させた湯浅監督はインタビューの中で思わず「人生ってそういうものだって感じですよね」と口にした。男女の少しだけファンタジックなラブストーリーの奥にはどんな“人生のドラマ”が待っているのだろうか?本作は海辺の街に引っ越してきた大学生・ひな子と街の消防士の港が出会い、一緒にサーフィンに行くうちに恋人同士になって幸福な日々を過ごすも、ある事故で港がこの世を去ってしまうところから物語が始まる。愛する人を失ったひな子は立ち直れなくなってしまうが、そこに港が“意外なかたち”で姿を見せる。湯浅監督はこれまでも様々なラブストーリーを描いてきたが、本作では意識的にシンプルなドラマを描くことを目指して創作をスタートさせた。「これまでも作品の間口を広げる努力は常にしてきたんですけど、『夜明け告げるルーのうた』の公開後に周囲の人の意見を聞く中で“みんなが観たい映画はこういうものかな?”とイメージできたので、より間口を広げた作品を作ってみたかったですし、その目標は達成できたと思います。つくってるといろいろとやりたくなるし(笑)、物語がシンプルに進行していくと、これで大丈夫なのか? と不安にもなるんですけど、今回はあえてそれをやってみないといけないと思ったんです」しかし、湯浅監督は「自分を捨てたとかは一切ないです」と笑みを見せる。「自分のわかる/できる範囲で挑戦した作品なので、自分の中では“これまでと違うもの”とは思っていないですし、僕のこれまでの作品を観てくれている方なら、この作品の意図はわかってもらえると思っています」監督が語る通り、本作は登場人物が絞られ、キャラクターの絵柄や背景の描き方などに変化はあるが、視点の面白さ、アニメーション表現の豊かさ、そしてアッと驚く状況の出現など、過去の湯浅作品の魅力やテイストが存分に盛り込まれている。「これまでも色んな水の表現をしてきましたけど、“波”はちゃんと描いたことがなかったんです。サーフィンをやるといろんな波があって、千葉の波と湘南の波は違うし、今はドローンとかサーファーがつけた小さいカメラで、いろんな映像が観られるようになったので、水がどんな動きをしているのかわかるようになったんですよ。今回はそれを描きたいなぁと」本作に登場する水や波は単なる“効果”ではなく、キャラクターの動きにシンクロしたり、立ち向かう存在として描かれ、時にはキャラクターの“感情”を表現するアイテムにもなっている。さらに本作における波は、人生の浮き沈み、つまり“人生の波”をも表現している。「新しい波に乗るのが怖いというか、乗ろうとして失敗したらどうしようと思っている人が多い印象があったんです。でも、波は乗ってみないことにはそれが良いか悪いかはわからない。新しい波に乗らないままで終わるか、乗ろうとしたけど失敗するか。乗った結果として良い波で、でもその波はいつかは終わってしまう……でも、波が来たら乗らないよりは乗った方がいいじゃないですか。でないと、いつか別れてしまうのなら最初から付き合わない方がいいってことになってしまうし、遊園地から帰るのがさみしくなるから行かない方がいいってことになってしまう。でも、行った方がいいと思うんですよ。人生ってそういうものだって感じですよね(笑)」人生には良い波に乗っている時もあれば、悪い波にあたって身動きがとれない時もある。それでも泳ぎ続けていれば、次の波がやってくる。だから、乗らないよりは乗った方がいい。映画の冒頭、主人公の港とひな子は、お互いに惹かれ合い、何のためらいもなく良い波に乗ろうとする。「熱烈なカップルを見ると“バカだな”とか思うし(笑)、あんなイチャイチャしていてもいつかは別れるのに、とか思う人もいると思うんですけど、その瞬間はそれが真実だし、それがあるから現在がある。波に乗ろうとトライしたから今の生活がある。だから、バカになれる、他人の目が気にならないぐらい相手のことを好きになれるのも幸せだと思うんです。それは尊いし、ないよりはあった方がステキだと思います」とは言え、湯浅監督は登場人物たちが波に乗ろうとする際に“偶然に”乗れる場面を用意しない。誰もが必死で、努力して、勇気を出して波に乗る。「ふたりはプロのサーファーになるわけでも、有名な人になれるわけでもないんですけどやるんですよね。やっぱりどこであっても努力をしている人というのはいて、僕がいいなと思うのは堅実に生きている人。そういう人がちゃんと報われるといいなといつも思っています」本作は、シンプルな恋の物語を描きながら、監督の言葉を借りるならば“人生ってそういうもの”だと思わせてくれる作品になった。「それは……映画をつくっていくうちにそういう話になっていったんでしょうね」『きみと、波にのれたら』公開中
2019年06月21日『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』の矢口史靖監督によるコメディ・ミュージカル映画『ダンスウィズミー』が、8月16日(金)に全国公開される。この度、主演の三吉彩花が歌って踊る、劇中のミュージカルシーンが公開された。「突然歌って踊り出しておかしくない?」をテーマにした本作は、もともとミュージカルが苦手なヒロインが、音楽を聞くと勝手にカラダがミュージカルしてしまう体質になってしまうという、これまでにない新しい設定のミュージカルだ。矢口監督が日本中のオーディションから、ヒロイン・静香に選んだのは、若手女優でモデルの三吉彩花。静香が出会うのは、ワケありのクセ者たち。こズルい調査員の渡辺(ムロツヨシ)、お金とイケメンに弱いフリーターの千絵(やしろ優)、ワケありストリートミュージシャンの洋子(chay)、嘘くさい先輩エリート社員の村上(三浦貴大)、インチキ催眠術師のマーチン上田(宝田明)らが物語の“重要なカギ”を握るという。この度公開された特別動画では、三吉彩花演じる静香が、オレンジ・ペコーの『ハッピーバレー』を歌いながら、シュレッダーの紙吹雪の中で舞い踊るミュージカルシーンを見ることができる。様々なダンスシーンがある本作の中でも、アップテンポな曲調と大人数によるダンスが展開されるシーンに、いまから「三吉さんの歌とダンスにビックリしました!」「三吉さんスタイルいい~」と三吉彩花を称賛する声が寄せられている。この3分弱のオフィスでのダンスシーンは、約2カ月近くも練習をして撮影に臨んだが、現場で8回ほど振付がガラッと変わったことから、三吉は何度もダンスを繰り返し、長時間かけて作り上げたシーンなのだという。矢口監督は、「その場で振付を変えても三吉さんはすぐ覚えてしまうのがすごいと思った」と絶賛。また、シュレッダーの紙切れをオフィス中にばらまく印象的な表現は、現場で監督が思いつき急遽取り入れたとのこと。『ダンスウィズミー』8月16日(金)全国公開
2019年06月21日文学座の公演『ガラスの動物園』が6月28日(金)、東京芸術劇場 シアターウエストにて開幕する。アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズによるこの名作を、文学座が上演するのは5回目で、1990年の前回から実に29年ぶりとなる。「『ガラスの動物園』は、文学座の人間にとっては馴染みの深い作品です」と語るのは、その大切な演目を自ら選び、演出に名乗りを上げた高橋正徳だ。「名作なのでプレッシャーはあるけれど……、よくプレッシャーに対して“肩肘張らずにやろう”とか言いますが、座組の皆とは、むしろ“肩肘張って、やっていこう”と話しています。ちゃんとプレッシャーを受け止めて、そういう作品をやるチャンスを得たことを、肝に銘じてやっていこうと」文学座の俳優養成機関である附属演劇研究所において、森本薫『女の一生』、ソーントン・ワイルダー『わが町』に次いで、長きに渡り教本として扱われてきた戯曲が『ガラスの動物園』だ。高橋も、研究所時代にこの戯曲と初めて出会ったという。「僕が研究所に入ったのは20年近く前です。それ以前の学生時代は主に小劇場演劇を観ていたので、いわゆる演劇の名作戯曲を読んだのは研究所からでした。とても読みやすいし、当時の僕自身にも身につまされる内容ではあったんですが、やってみたいとまでは思わなかった。その頃はやっぱり、新しいものをどう取り入れるかということばかり考えていたんですね。20年経って、当然ながら歳を取るごとに戯曲の見え方も変わってきます。新しい作品、作家との出会いで刺激を受けることも大事だけど、過去の文学座の作品を先輩方から受け継いで、あらためて検証し、リニューアルというか、更新することも大事だと考えるようになりました」父親不在の家庭で、現実に心を閉ざして生きる母アマンダと娘ローラ。トムはそんな母と姉にいら立ちながら、見捨てることもできずにいる。そこに青年ジムが現れ、一家の生活に変化が訪れる——。アマンダ役の塩田朋子、ローラ役の永宝千晶、トム役の亀田佳明、ジム役の池田倫太朗と、高橋の望む最強の布陣が整った。とくに29年前の劇団公演でローラを演じた塩田には、「ぜひアマンダを演じていただきたかった」と強調する。「29年前の塩田さんのローラは残念ながら観ていないけれど、芝居に対する熱量や力強さが素敵だなと感じる女優さんです。アマンダは、家庭の中で母としての役割を全うしようといろんな表情を見せる役なので、今回は塩田さんの多彩な表情が見られると思います。亀田君は同い年で、演劇的な言葉のやりとりができる俳優です。すごく信頼しているので、二人三脚で作品作りをしているような感覚でいますね。永宝さんも実力のある女優さんで、舞台より先に声の仕事で……、『スター・ウォーズ』のレイ役とかで忙しくなったんですが、本来は舞台がやりたい、文学座の作品に出たいと。ローラは相当内面が屈折した、闇を抱えた女性なので、深く掘り下げる力のある女優を考えた時に、永宝さんが思い浮かびました。池田君は元サッカー少年で、怪我でサッカーから離れる時に、ふと思い立って文学座を受けたら受かっちゃった人(笑)。だから当初は演劇のエの字も知らなかったけど、やっぱり身体性が優れている。役者はどこかナルシスティックなところがあるから、自分の役ばかりに集中しがちなところを、彼は無意識に周りを見られるタイプなんですね。また、演劇って初舞台から数年は楽しいけど、徐々に成長曲線が落ちてきて、未来に対するぼんやりとした不安を抱える人は多いと思うんです。でも長年スポーツに取り組んできた彼みたいな人は、2、3年で結果は出ないということを知っているから頭でっかちにならない。つねに前向きに、じゃあ今何が必要かということを具体的に考えられる人間なので、すごく面白いです」後列左からジム役の池田倫太朗、トム役の亀田佳明、前列左からローラ役の永宝千晶、アマンダ役の塩田朋子過去の公演はすべて鳴海四郎訳での上演だが、今回は小田島恒志に新訳を依頼。その狙いを「とても現代劇な問題を孕んだ家族劇なので、よりアクチュアルな関係を観客に提示したい」と語る。「描かれているのは1930年代のアメリカです。金融恐慌から立ち直ろうとする社会状況の中、トムは仕事の単純作業に日々明け暮れ、生きている実感を得られずにいる。若者たちが未来を想像できない状況という点は、とても今の日本に通じるものがあります。また、父親不在による問題、母と娘の関係など、観る人によって、“他人事じゃない”といった共感ポイントはたくさんあると思うんですよね。“あんな母親がいたら、逃げ出すよ”って人もいれば、“いや、母親とはそういうものだ”と、トムを責める人もいるかもしれない。客席からどんなリアクションが聞こえてくるのか、楽しみです」文学座での初演は1969年。劇団力で引き継いできた至宝の舞台が、清々しく頼もしい精鋭たちの力で、さらに太い幹となって立ち上がろうとしている。「それぞれのキャラクターが持つ寂しさ、悲しみがちゃんと浮き出てくるよう、丁寧に作り上げたいと思います」7月7日(日)まで。取材・文:上野紀子
2019年06月21日SEKAI NO OWARIが、「SEKAI NO OWARI TOUR2019『The Colors』」の埼玉公演を本日6月19日、さいたまスーパーアリーナにて開催する。『Tree』から約4年ぶりとなるニュー・アルバム『Eye』と『Lip』を、2月27日に2枚組でリリースしたSEKAI NO OWARI。『Eye』の収録曲はシングル曲『ANTI-HERO』『SOS』など全13曲、『Lip』の収録曲はシングル曲『RAIN』『Hey Ho』『サザンカ』『イルミネーション』など全13曲が収められる計26曲の大ボリューム。Nakajin(サウンドプロデュース/Gt)、Fukase(Vo/Gt)、Saori(ショープロデュース/Pf)とグループ内の3人が制作できるという強みを最大限に生かし、作詞作曲を割り振り、曲によっては共作し、彼らの強みでもある幅広いバラエティの楽曲群を縦横無尽に生み出した作品となっている。また、アルバム『Eye』のラストを飾る『スターゲイザー』のミュージックビデオに平手友梨奈(欅坂46)が出演。楽曲の作詞作曲であるFukaseがストーリーの原案を考えていた際、自身のイメージする主人公のキャラクターが欅坂46の平手友梨奈と重なり、出演をオファー。以前NHKで対談していたことなどもあり、平手はオファーを快諾した。歌の中にある“普通の日常”を生きる少女を、平手が演じており、満月をバックにシルエットで踊るシーンを入れたい、というFukaseのアイデアから、満月のタイミングや天候、平手のスケジュールなど含め、構想から約1年半をもかけてMVが制作されたという。命を削って踊る様な、息を飲むエンディングのダンスシーンは圧巻だ。監督は、SEKAI NO OWARI『サザンカ』なども手がける藤代雄一朗が担当した。SEKAI NO OWARI「スターゲイザー」『Eye』と『Lip』を携えて行われる全国ツアーのタイトルは「The Colors」。クラシック、ロック、ダンスミュージックなど、メンバーの持つ多彩な音楽的素養が入り混じった折衷的な音楽性を一言で表したような言葉である。『Eye』はダークサイド、『Lip』はポップサイドと銘打たれていたが、相対しながらも共存し合うその二つの世界観を、ライブではどのように見せてくれるのか、楽しみである。ツアー情報「SEKAI NO OWARI TOUR2019『The Colors』6月21日(金)埼玉県・さいたまスーパーアリーナ6月22日(土)埼玉県・さいたまスーパーアリーナ6月23日(日)埼玉県・さいたまスーパーアリーナ7月10日(水)徳島県・アスティとくしま7月11日(木)徳島県・アスティとくしま7月20日(土)新潟県・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター7月21日(日)新潟県・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター7月24日(水)千葉県・幕張メッセ(国際展示場 4~6 ホール)7月25日(木)千葉県・幕張メッセ(国際展示場 4~6 ホール)8月8日(木)静岡県・静岡エコパアリーナ8月9日(金)静岡県・静岡エコパアリーナ8月24日(土)三重県・サンアリーナ8月25日(日)三重県・サンアリーナ
2019年06月21日高評価のうちに放送を終えたNHKドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』。その脚本を手がけた三浦直之主宰の劇団ロロが今年10周年を迎え、『はなればなれたち』が6月22日(土)より吉祥寺シアターで上演される。今作とこれからについて、三浦に話を聞いた。劇団結成10年を迎え、ふだんとは違うプロセスで作品をつくっているという三浦。「ロロでは“こんな感じでやりたい”と俳優に伝え、その場で動いてもらったものをもとに僕が戯曲を書く形が多かった。今回は戯曲を書くことと、空間や俳優への演出とをもう少し切り分けてみようと思いました。脚本家としての僕は納得がいかなくても、とにかく書いて、演出家三浦に渡す。脚本の欠点を演劇として立ち上げたときにどうポジティブなものにできるかも演出家の仕事だから、脚本家三浦の知らない可能性を演出家である自分と俳優とでどうつくっていけるかを考える。それが脚本のリライトにつながる、という形です」。とはいえ、その変化をつくるのは簡単なことではないという。「油断すると脚本家の自分が“こんな話じゃだめだ”って言ってくる。それを振り切って、“俺は演出家だ!”って自分に言い聞かせて毎朝稽古場に向かっていました」。今作にはミュージシャンの曽我部恵一、アニメーション作家のひらのりょうも俳優として参加する。「曽我部さんは僕らより年齢が上だけれど、みんなとフラットに話してくれるし、僕の演出にも柔軟に対応してくれる。ひらのさんは演劇のクリエイションに関わるのが初めてだから、ちょっとしたことにも新鮮に感動してくれる。それが稽古場を和ませてくれます」。さらに客演には、三浦にとってたいせつな役者たちが揃う。「旗揚げ作品から度々参加してくれた多賀(麻美)ちゃん、僕が俳優として参加した作品(『蒲団と達磨』)で出会った大石(将弘)さん、一昨年オーディションで出会った油井(文寧)さん。僕にとって大きな出会いだった人たちといっしょにつくるのが『はなればなれたち』。来年1月の本公演『四角い2つのさみしい窓』では今回出ない亀島(一徳)も加えてメンバーだけでフルスケールの作品をつくる。“四角い2つの窓”って要はロロのことなんです。メンバーとかなり密に向き合う作品になります。窓、つまり透明な壁のように、分断されているけれど、相手が向こう側に見えるイメージがずっとあって。分断されている相手とどうやったらつながれるかを次の公演では考えたい。2作とも集団についての作品にはなるけれど、『はなればなれたち』はこれまでの物語で、『四角い2つのさみしい窓』がこれからの物語になればいいとおもっています」10年の集大成となる『はなればなれたち』の半年後、これからの物語となる次作では、再演を見据えた挑戦も考えている。「『はなればなれたち』では、主人公の〈向井川淋しい〉が30歳手前になるくらいまでの半生を描きます。だから僕や劇団メンバーの実年齢より歳下で物語が終わる。一方『四角い2つのさみしい窓』は実年齢より歳上、40歳手前くらいの物語にしようとおもっています。再演を強く意識して、いまのみんなが演じると少し歳上なんだけど、この先再演するときにその年齢に合うものになる、これから自分たちがなるであろう人たちを意識して書きたいとおもっています」。結成10年目に、数年後の再演を視野に入れた作品が生まれる。観客にとってはうれしいニュースだ。「もしロロが僕のプロデュースユニットだったら、若い俳優を使っていつまでもボーイ・ミーツ・ガールや青春ものを書き続けたっていい。でも劇団となると、みんな歳を重ねていくから、その歳に合わせて新しい何かを書かなきゃいけない。それって僕にとってはすごくポジティブなことです。この世界でどう老いられるかを考えながら、作品をつくっていきたいです」さらに今後の展望について、思いがけない言葉も飛び出した。「最近、外の仕事をたくさんやらせてもらっておもうのは、ロロで作品をつくるのがいちばん楽しいから、僕個人としてはいかにロロだけをやり続けられるかを追求したい。もちろん外の仕事はとても勉強になりますし、共通言語をもたない人にどう言葉を届けるかという機会を与えてもらえるのは大事ですけど、将来的にはロロだけをやるようになりたいとおもいながら過ごす1年でした。そのために、劇団とは別のコミュニティをつくりたい。劇場を持っている劇団もありますけど、それとは別の形で自分たちの場所を持つ方法を探りたいんです。僕ら、ずっと作品で出会いを描いてきた。未知の者同士が出会うことを、作品の外でも実践できるといいなとおもっています」。劇団という形態をポジティブに捉え、作品を生み出し続けるロロ。これからの作品とともに、劇団とは違う形で彼らに出会える機会を楽しみに待ちたい。ロロ『はなればなれたち』は、吉祥寺シアターにて6月30日(日)まで。取材・文:釣木文恵
2019年06月20日映画と舞台を完全連動させる新プロジェクト“東映ムビ×ステ”の第1弾として制作された映画『GOZEN-純恋の剣-』。今作の完成披露舞台挨拶に、犬飼貴丈、優希美青、武田航平、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、元木聖也、矢崎広らが登壇した。映画に主演した犬飼は「映画と舞台が連動している企画は、東映さんにとって新たな挑戦。その場に僕に声をかけてくれたのが嬉しい。これからどう広がっていくのか楽しみです」と意欲満々。さらにヒロインを演じた優希との撮影のエピソードを聞かれ、「スケジュールがタイトであまりコミュニケーションが取れなかったのが心残り」と話すと、武田がすかさず「陰でなんかしてたんじゃないの?」と猛ツッコミ。普段から武田と仲の良い犬飼は、「茶々をいれないで!茶々おじさん黙ってて!」と一蹴した。すると武田は負けじと「俺よりおじさんいるし!」と井俣に視線を送り、いきなりの飛び火に井俣はビックリの様子。隣に立つ松本とともにバタバタとしていると、自分で振ったにもかかわらず武田が「茶番はいいですわ!」とバッサリ斬り、会場は大爆笑に包まれた。その後、紅一点の優希が、「もし御前試合に出るとしたら、この中の誰を相手にして斬りたいか」という質問に、「松本さん」と即答。優希との共演シーンはなく、この日がほぼ初対面だった松本は驚きながらも「ほぼほぼ初対面なんですよ!でも光栄です!名前を憶えてもらえて嬉しいです!」と戸惑いながらも喜んでいた。今回男性メンバーに出されたお題は、「御前試合に出るとしたら、これなら殿の前でも勝負ができる」というもの。井澤は「小学3年生の頃から習っているダンスは、他の男性メンバーに負けたくない」と語る。前山は「ゲームがめっちゃ好きなので、負けないと思います。……『マリオテニス』なら!」と話し、「このメンツならボコボコにするよ!」と勝利宣言。武田は「仮面ライダーに変身した回数です。僕は仮面ライダーの俳優なので今回変身できなかったのが辛かったですね」と言うと、司会から「変身してもいいんですよ」と言われ、「絶対にしません!」と返し爆笑を誘った。続いて井俣は「仮面ライダー繋がりでいうなら、亀の飼育ですかね……。僕はこの中で年齢も勝てないし、ダンスもできない。身体もそんなに動かないので、勝てるのは生き物を愛でる心!それだけは負けない!」と声高に宣言。松本は「僕は身体の悪い箇所がたくさんあるんですよ……。ヘルニアもぎっくり腰もあるし、最近は背中にイボができちゃって、すぐ取りたいんですよね」とぼやき、他の共演者がざわつき始めると、「でも、航平くんが仮面ライダーに変身した回数で思い出したんですが、僕もスーパー戦隊の作品に携わった数No.1だと思います!」と話し、会場中から「おお~」と感嘆の声が上がっていた。アクロバットが得意な元木は「僕は身体を動かすことに関しては負けないかな」と話し、矢崎は「僕は『ポケモンGO』のランクは負けません!今レベルは40。移動も多いので、ご当地ポケモンをたくさん持っています」と嬉しそうに語った。そして最後の犬飼は、「僕はゲームも好きですしアニメや漫画、音楽の知識はわりとある方だと思います。みんなからいろいろ面白い回答が出てきたので、ボケるのをやめました」と笑いながら話していた。この映画『GOZEN -御前試合-』は、秋に幕が上がる舞台『GOZEN-狂乱の剣-』へと続くもの。舞台の主演を務める矢崎は「映画で描かれていない部分を舞台でやるだけでなく、もっと広がると思うので、両方で『GOZEN』の世界観を楽しんでもらえたら」と紹介。さらに「映画を存分に楽しんでもらい、この世界観を持って舞台に来てもらえたらと思います。劇場でお待ちしています」と話した。最後に犬飼は、「映画はもちろん、舞台もしっかりとやってくださるということで、うまく映画からバトンを渡せたんじゃないかなと思っています。映画も舞台も何回も見ていただければと思います」と締めた。映画『GOZEN-御前試合-』7月5日(金)より全国公開取材・文:吉田可奈
2019年06月20日初登場で週末興行成績ランキング1位を獲得した、実写版『アラジン』。あわせて『アラジン』4DXも、2019年度の日本4DX公開週の週末実績史上、最高を記録したことが明らかとなった。公開週の座席占有率は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記録を超える61%を達成。そして2週目には座席占有率81%という、前例にない記録を達成している。記録達成のキーポイントとなるのは、ミュージカル映画に合わせて繊細に工夫された4DX効果にあるのかもしれない。名曲『ホール・ニュー・ワールド』に合わせて魔法の絨毯に乗る、“マジックカーペットライド”のシーンでは、観客の臨場感がさらに高まるよう、細かい動きや振動、風など立体的な演出を幾度となく研究し、機械的な乗り物ではなくリアルに揺れる絨毯を具現化しているという。そして、オープニング曲『アラビアンナイト』や、ランプの魔神ジーニーが歌う『フレンド・ライク・ミー』、パレードシーンを彩る『アリ王子のお通り』など、歌と踊りのミュージカルシーンでは、観客の映画への没入感を邪魔することなく、リズミカルな雰囲気を出せるように、ダンスや音楽のビートのタイミングに精密にシンクロする振動と、繊細な動きを体感できる演出を用意している。さらに注目したいのは、これまでと違う香りの効果だ。従来の4DXの香りは、特定シーンや特定の空間にセンチメンタルなイメージを作るため用いられてきたが、『アラジン』4DXでは、ジーニーのマジックに合わせて、“Flower(花の香り)”と“Sweet Food(甘い食べ物)”の香りが配置されている。公開3週目に入った韓国では、4DX版を2回以上鑑賞する人が続出し、『アラジン』4DXブームが起こっている。さらに観客からの要望に応えて“応援上映”も開始され、現地メディアの注目を浴びている。『アラジン』4DX公開中
2019年06月19日『ターミネーター』『ターミネーター2』を作り上げたジェームズ・キャメロン、アーノルド・シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトンらが約30年ぶりに再集結し、『ターミネーター2』の正当な続編となるシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が、11月8日(金)に公開される。この度、本作の見どころを出演者や監督らが語る特別映像が公開された。『ターミネーター2』以降、「脚本が魅力的ではない」という理由でシリーズへの出演を断ってきたハミルトンだが、「本作は最初の2作品のように響くものよ」と自信を胸に、再び出演を決めたという。シリーズを牽引してきたレジェンドたちがどのように活躍し、『T2』以降の物語が進行していくのか?この度公開された特別映像では、製作を担当したキャメロン、出演者のシュワルツネッガー、ハミルトンら、“レジェンド”たち、そして監督のティム・ミラーによる本作についてコメントが、映し出される本編映像とともに紹介されている。映像内では、ハミルトンが「最高の気分ね。サラの助けが必要とされているの」と発言。またシュワルツネッガーは、「リンダ(・ハミルトン)やキャメロンはもちろん、ティム・ミラー監督との仕事も楽しい」と穏やかに語っているが、顔は無数の傷だらけ、服は破け散っており、本作のハードな内容を予感させる姿を見せている。『ターミネーター:ニュー・フェイト』11月8日(金)全国ロードショー
2019年06月18日世界中で社会現象を巻き起こした、ディズニーの大ヒット作品『アナと雪の女王』。その劇場長編第2作『アナと雪の女王2』が、11月22日(火)に公開される。この度、日本版の特報映像が公開された。アレンデール王国を治めるエルサとアナの姉妹は、深い絆で結ばれ、幸せな日々を過ごしていた。だが、エルサにしか聞こえない不思議な“歌声”によって、姉妹は未知なる世界へと導かれる。それは、エルサの“魔法の力”の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりだった……公開された特報では、前作では語られなかった、エルサの持つ魔法の力がすべてのはじまりだったことを暗示するような映像が映し出されていく。なぜエルサに力は与えられたのか?彼女が目覚めさせてしまった精霊とは?アナとエルサにくわえ、前作で大事な仲間となったクリストフとオラフと共に歩む先で待ち受ける冒険と明かされるすべての秘密とは……?そして監督のクリス・バックとジェニファー・リーから日本のファンへのメッセージが到着。“壮大な旅の幕開け”と彼らが語っているように特報映像では、あの”Let It Go”が流れる冒頭から、謎に包まれた壮大な物語を想像させる仕上がりに。まだ内容はほんの一部しか明らかになっていないが、本作では全く新しい“アナ雪”の物語が展開することになりそうだ。『アナと雪の女王2』日本版特報()『アナと雪の女王2』11月22日(火)全国公開
2019年06月18日ケガで『007』新作の撮影を休止していたダニエル・クレイグが、今週にも現場に復帰しそうだ。クレイグは5月下旬に足首をケガして手術を受け、その間、撮影はクレイグ抜きで行われていた。クレイグの休養期間はおよそ2週間で、来年4月の北米公開予定日に変更はない。今回の監督は『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のキャリー・ジョージ・フクナガ。悪役を『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが演じる。タイトルは決まっていない。文=猿渡由紀
2019年06月17日“ムービー(映画)とステージ(演劇)の挑戦的な融合”をテーマに、ひとつの作品世界で語られる“映画”と“演劇”を公開・上演する新プロジェクト“東映ムビ×ステ”。その第1弾であり、7月5日(金)より公開となる映画『GOZEN-純恋の剣-』のスペシャルメイキング映像3本が、映像配信サービス・ビデオパスにて6月18日(火)深夜0時より順次独占配信される。映画『GOZEN-純恋の剣-』の主人公・青山凛ノ介を演じるのは、『仮面ライダービルド』の主演で注目を浴びた犬飼貴丈。凛ノ介と恋に落ちるヒロイン・神谷八重は、映画『ちはやふる-結び-』や『ママレード・ボーイ』で脚光を浴びた優希美青が扮する。そして凛ノ介の“恋仇”となる狂気の剣士・寺脇甚八郎は、犬飼と『仮面ライダービルド』に続いての共演となる武田航平だ。このほか、矢崎広、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、元木聖也、小野塚勇人、町井祥真、松村龍之介、菊地美香、久保田悠来、そして波岡一喜と、さまざまなジャンルで活躍する、実力と人気を兼ね備えたキャストが顔を揃えている。さらに大島蓉子、冨家規政、福本清三といった実力派ベテラン俳優たちも助演し、この新企画の誕生に大いに華を添える。メガホンを取るのは“平成仮面ライダーシリーズ”をヒットに導き、多くの若手俳優たちを育ててきた石田秀範監督だ。新時代の幕開けを告げる、渾身のプロジェクト“東映ムビ×ステ”に期待が高まる。今回のメイキング映像は、主人公・凛ノ介、ヒロイン・八重、凛ノ介の恋仇・甚八郎それぞれにスポットを当てた3本立てのスペシャル映像。予告で話題となった“御前試合:凛ノ介 対 甚八郎”のシーンは、いかにして作り上げられたのか。時代劇でしか見られないキャスト陣の新しい一面、そして、本作に込められた思いなど、インタビュー映像を中心に、撮影の舞台裏や作品本編の見どころが紹介される。■映画『GOZEN-純恋の剣-』スペシャルメイキング映像“ビデオパス”独占配信概要『GOZEN-純恋の剣-』スペシャル映像/青山凛ノ介編:6月18日(火)00:00配信開始『GOZEN-純恋の剣-』スペシャル映像/神谷八重編:6月25日(火)00:00配信開始『GOZEN-純恋の剣-』スペシャル映像/寺脇甚八郎編:7月2日(火)00:00配信開始※対象ユーザー:ビデオパス会員
2019年06月17日オードリー・ヘプバーンの生誕90年を記念した「BS10スターチャンネル presents オードリー・ヘプバーン映画祭」の最終日となった6月16日、iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズでトークイベントが行われ、エッセイストの石川三千花、映画ライターの清藤秀人氏が出席。石川によるイラストを交えて、ファッションを中心に、ヘプバーンの魅力を語り合った。日本初開催となる「オードリー・ヘプバーン映画祭」では、ファンなら見逃せない不朽の名作に加えて、貴重な劇場未公開作品を上映。出演作の写真パネル展、多彩なゲストを招いたトークイベントやミニコンサート、近隣する二子玉川エクセルホテル東急での期間限定コラボメニューなど、バラエティ豊かな催しが実施。映画史に燦然と輝く“銀幕の妖精”の魅力を発信した。「50年代は、映画がファッションを発信した時代。特にオードリーは、パンツやサングラス、“アリアーヌ巻き”のスカーフといったアイテムを流行させたファッションリーダーだった」と語る石川。代表作の1つである『パリの恋人』に登場するウェディングドレスについては、「ネックレスもなくて、リボンだけ。シンプルでとても計算されている」とほれぼれ。「シンプルだけど古さを感じさせない、究極のシンプルさ」こそが、ヘプバーンのファッションの魅力だと熱弁していた。清藤氏は、ヘプバーンのファッションを語る上で欠かせない2人のデザイナー、イーディス・ヘッドとユベール・ド・ジバンシィを挙げて「普段着はイーディス・ヘッド、出かけるときはジバンシィ。このコンビネーションが、オードリーの変身物語を形作った」と解説していた。本イベントを主催する、映画エンターテインメントサービスの「BS10 スターチャンネル」では、今年1月から7月まで7カ月にわたる特大特集「生誕90年特別企画 麗しのオードリー」を、毎週土曜よる9時から放送中。未公開作から代表作まで、ヘプバーンの出演作品を総力特集している。「BS10スターチャンネル presents オードリー・ヘプバーン映画祭」■開催期間:6月14日(金)~16日(日)「放送情報」BS10 スターチャンネル 7か月連続特集「生誕90年特別企画 麗しのオードリー」【STAR2 字幕版】 毎週土曜 よる9:00~ 放送中株式会社スター・チャンネル URL: 取材・文・写真:内田 涼
2019年06月17日累計発行部数700万部を突破、今年1月には地上波アニメ化され、絶大な人気を誇る『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』が、平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈を迎えて実写映画化。注目が集まる本作の最新予告映像が到着した。物語の舞台は、エリートたちが集う私立・秀知院学園。努力型の天才・生徒会会長の白銀御行 (平野紫耀)と、文武両道で才色兼備な生徒会副会長の四宮かぐや(橋本環奈)は、互いに惹かれ合っているにも関わらず、高すぎるプライドが邪魔をして告白できずにいた。素直になれないまま、いつしか自分から告白することが「負け」という、呪縛にスライドしてしまったふたり。「いかにして相手を告白させるか」だけを考えるようになると、超高度な恋愛頭脳戦を繰り広げることになり……。公開された予告映像は、なかなか進展しない恋にヤキモキしていたふたりが、やがてお互いに告白させるために数々の恋愛トラップを畳み掛けていく姿が映し出される。天才&ピュアゆえに、己の能力を全て注ぎ込んだ恋愛頭脳戦が次第に白熱。アニメ版のナレーションを務める青山穣が予告編のナレーションを担当し、恋の戦を盛り上げる。予告編()『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』9月6日(金)より全国公開
2019年06月15日『岸辺の旅』『散歩する侵略者』の黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』が本日から公開されている。本作は海外ロケにやってきたレポーター・葉子が主人公の物語を描いているが、黒沢監督は「脚本を書いている初期の段階から、主人公には歌ってもらおうと思っていました」と振り返る。なぜ、本作で主人公は異国の地で歌うのだろうか?彼女が歌う時、そこにはどんな状況が出現するのだろうか?バラエティ番組のロケ撮影のためにウズベキスタンにやってきたレポーターの葉子(前田敦子)は、異国の地を散策して迷子になったり、将来の夢について考えたり、遠く離れた恋人と連絡を取り合ったりしながら、淡々と日々の仕事をこなしている。やがて彼女はいくつかの出来事を経験し、自身の新しい扉を開くことになる。全編をウズベキスタンでロケ撮影することになった黒沢監督は、主人公の葉子が異国の地で徹底的に“孤独”になっていくように物語を紡いでいる。撮影隊との関係は“仕事限り”のもので、ひとりの時間になっても周囲と言葉は通じず、行く先は知らない場所ばかりだ。「そうなるのは僕の中では必然でした。撮影隊が主人公の物語にはいろんなパターンがあると思うんですけど、自分も撮影する側にいるので分かるのですが、スタッフ同士で衝突が起こったり、ドラマが起こるようなことは普通はないんです(笑)。もちろんドラマがあってもいいんですけど、あくまでも仕事ですから、やるべきことをやって、終わったら自分だけの世界に帰っていく。それが僕にとってのリアルです。だから主人公が撮影隊の中にいることでますます孤立した状況になることは分かっていましたし、葉子が他の人とあまり交わらず、たったひとりですべてを解決していくことは最初から決めていました」振り返れば、葉子だけでなく、過去の黒沢作品でも多くの主人公が孤独な状況に置かれてきた。「意識的に孤独をテーマにしているわけではないんですけど、魅力的な主人公や、ある人間がある状況に陥ってそれを何とか乗り越えていくような物語を考えた時に、自然と主人公は“たったひとり”になってしまう……なぜなんでしょうね。僕自身はいろんな人の力を借りていて、とてもひとりではやっていけないんですけど(笑)、映画の中の登場人物、それも魅力的な主人公は“ひとり”であらゆる状況を乗り越えていくことに魅力を感じます。それに主人公が何かしらの大変な目に遭うとなった場合に、ハリウッドのように予算があれば宇宙人が攻めてきたりするんだと思いますが、そんな突飛なことが起こせない環境で主人公がツラい目に遭うにはどうするのか考えると……まずは“孤独な状況”になるのが一番わかりやすくてリアルなドラマづくりなのかもしれません。この映画はホラーではありませんが、主人公は何かにおびえ、警戒し、ある種のサスペンスの中に置かれている……そういう映画しか思いつかないんです(笑)。でも僕にとって映画とはそういうものです。スピルバーグだってどんな題材であっても主人公が大変な状況に陥るところから始まりますよね。映画をつくる人間はみな、そういう考えになってしまうのかもしれません」日本から遠く離れた場所で、葉子は孤独な状況に置かれ、さらに黒沢監督の言葉を借りると“大変な目”に遭うことになる。それでも彼女は前へ進むことをやめない。これまでの黒沢作品がそうであったように、どれほど状況が厳しくても、仮に世界が終わってしまったとしても、主人公は孤独なまま前へと進んでいく。そしてその結末には何らかの“希望のようなもの”が待っている。「今回の作品でも当然のようにそうなりました。いま改めて思ったことですが、脚本を書いている初期の段階から、主人公には歌ってもらおうと思っていました。ミュージカルという言い方だとちょっと違うんですけど、ただ歌っている人を撮っているのとも少し違う。どこからか音楽が流れてきて、それに合わせて主人公が歌いだす。僕はこういうシーンが大好きで、なぜ音楽に合わせて登場人物が歌いだすことが、こんなにも気分の高揚を生むのか考えていたのですが、ひとつ言えるのは、流れてくる音楽というのは本来は観客にしか聞こえていない映画音楽で、主人公のいる場所では流れていないものです。ですが、それに合わせて登場人物が歌うということは、登場人物にもその音楽が聞こえていることになります。つまり、その瞬間、前田敦子がいる“あちらの世界”と劇場で観ている観客とが共通の音楽を聞いていることになる。ふたつの世界が結ばれるわけです。それが何ともいえない感銘を生むと思うんです。たぶん、音楽が聞こえてきて主人公が歌う瞬間、主人公も観客も“私は孤独ではない”と思うのかもしれません」孤独な状況に置かれた主人公が数々の出来事を経験し、危機的な状況をひとりでくぐり抜けて最後に歌いだす時、主人公の葉子と、それを観ている観客は孤独な状況からそっと抜け出し、そこに希望のようなものが出現するのではないだろうか。ちなみに本作では希望のようなものを“世界のはじまり”と呼んでいる。『旅のおわり世界のはじまり』公開中
2019年06月14日京極夏彦の小説“百鬼夜行シリーズ”の中でも特に傑作との呼び声が高い『魍魎の匣』が、初の舞台化。個性的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の知識が詰め込まれた不思議な世界観を、豪華な役者陣が“生”の演技で再現し、京極ワールドに新たな命を吹き込む。本作で主人公・中禅寺秋彦を演じるのは、EXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチ。舞台の出演は2017年の『幽劇』以来、約2年ぶりとなる橘に、6月21日から東京・天王洲 銀河劇場にてスタートする本公演の意気込み、そして日本酒や読書など様々なフィールドで活躍の場を広げる彼が今もっとも関心を抱く物事について話を聞いた。取材が行われたのは、GW明けの5月中旬。中禅寺のイメージに寄せるべく、トレードマークの青髪を黒に染めて現れた橘。今回の取材の2日前に本作のビジュアル撮影のため髪も染め直したという。久しぶりの黒髪について触れると「3年ぶりくらいに黒くしたので、新鮮な感じはありますね」と、このときはまだ橘自身も慣れない様子。舞台が終わったらまた黒に戻すのか尋ねると「う~ん、どうだろう?まだ考え中です」とニコリ。その流れのまま『魍魎の匣』について話が及ぶと、台本はこの日届いたばかりで、今は稽古に入る前の下準備の段階だと明かす。「台本は今日いただいたのでまだ数ページしか目を通せていないですし、稽古ももう少し先なので役をどう膨らませるのか、演技のプランも決まっていません。ただ、これは演出家の松崎(史也)さんとも話していたんですが、舞台の良さってお客様に躍動する役者の熱量を、直接届けられることだと考えていて。今の段階では舞台がどんな雰囲気になるのか、はっきりしたことは分からないですが、観に来てくれた方々の心にグサッと刺さるような作品にしたい、という気持ちは一貫しています。小説の世界観を大事にしつつ、そこに舞台化したことによって生まれる新たな“気づき”も見せられるように仕上げていきたいです」近年、不特定多数に向けたテレビなどのメディアでは、コンプライアンスの厳しさから守りに入った表現をする作品も少なくない。それによって娯楽としての面白さがぼやけてしまうのは、エンタテインメント界に身を置く者にとっては何とも歯がゆいところだ。しかし、舞台であればコンプライアンスのハードルも低くなる。人間の生死を扱った『魍魎の匣』では、どこまで印象的なシーンが表現されるのか気になるところだが……?「おっしゃるとおり、舞台は“生もの”の表現だからこそ、許されることもたくさんあると思っています。僕としては、物語を象徴するような衝撃的なシーンは、できる限り表現していきたい。稽古に入ったらどんな方法でどこまで表現していくのか、僕からも提案しながら、その“形”を模索していくつもりです」『魍魎の匣』は日本を代表する作家・京極夏彦の名作。舞台化にあたり京極から特別なオーダーがあったのか尋ねると、「それがビックリするくらい何もなくて(笑)」と明かしてくれた。「“舞台では好きに描いてもらって構わない。中禅寺が犬でもいいくらい”というくらい、京極先生は自由な考えをお持ちの方。あと、“舞台のグッズができたら事務所用を含めて3セット”とおっしゃっていたみたいで、それも想像とギャップがあって可愛らしい方だなと感じました(笑)」自身も大の読書家で、自ら本を通して人々と交流するプロジェクト“たちばな書店”を立ち上げている橘だが、京極にはまだ対面できていないという。しかし、後日、京極の自宅に足を運ぶ予定があるそうで、そこで密かに楽しみにしていることを教えてくれた。「京極先生のご自宅は書斎がすごいとお聞きしているので、そのお部屋を拝見するのがとっても楽しみです。まだお会いしていないだけに、作品や本を通じてどんな話が展開されるのかワクワクしています」橘の肩書きはアーティスト、役者だけではない。前述したように“たちばな書店”の店主、日本酒の魅力を伝える“酒サムライ”の活動、さらにはLDH ASIAの取締役など、様々なジャンルで華々しい活躍を見せている。本人曰く、自身を取り巻く環境について「いろいろやらせていただいていますが、5、6本くらいある線がうまいこと絡み合い、その相乗効果によって1本1本の線がさらに太くなっているイメージ」とのこと。枠にとらわれず活動している橘が、今気になっているものは?そんな質問をぶつけると「めっちゃあるんですよね~(笑)」と満面の笑みを浮かべながら今後の展望についてこう明かす。「お茶や日本酒の器についてもっと知識を深めていきたいですし、最近は飲食店のプロデュースも気になっています。でも、もっと言えば、僕は日本文化全体に興味があって。日本の良い物を応援して、それを世界に向けて発信していきたい。だけど、僕自身に説得力がないとそういう想いも実現しないので、まずはその世界で活躍されている方と渡り合える力を付けるのが、今の課題かもしれません」飲食店のプロデュースに興味があると言うが、具体的な構想はあるのだろうか。「最近、立ち飲み屋が面白いなと思っているので、そこに日本酒を絡めたお店とかいいんじゃないのかなと。僕はいろんな飲食店に行くのが好きなのですが、素敵なお店はお客様を楽しませるために、いろんな工夫を凝らしたり、常に努力しているなと感じます。おもてなしもエンタテインメントのひとつだと思いますし、2020年は東京オリンピックもあるので、これからは日本文化がもっと世界から注目されるようになる。そんなときに海外の方もフラッと入れて気軽に日本酒が楽しめる立ち飲み屋があったら、いろんな国の人同士の交流の場になるし、そこで日本文化の素晴らしさも伝えられる。こういう想いが実現するように、頭の中でいろんな案を巡らせています」。ひとつの肩書きにとらわれず、グローバルな視点を持ち、日本文化やそこに従事する人々への感謝やリスペクトを忘れない橘ケンチ。日本が誇る作家・京極夏彦原作の舞台で、これまでに培ってきた経験を作品でどう生かし、昇華させていくのか、その詳細はぜひ劇場に足を運んで確かめてほしい。取材・文:近藤加奈子撮影:源賀津己スタイリスト:jumbo(speedwheels)、ヘアメイク/MAKOTO (juice)舞台『魍魎の匣』東京2019年6月21日(金)~6月30日(日)天王洲銀河劇場神戸2019年7月4日(木)~7月7日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe
2019年06月14日人気コミック『ONE PIECE』のTVアニメ放送20周年を記念した劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』。その主題歌に、原作者・尾田栄一郎と同郷の熊本出身の3人組ロックバンド、WANIMAの『GONG』が決定した。すでに、ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、南海キャンディーズ・山里亮太ら『ONE PIECE』を愛するゲスト声優たちが集結することでも話題を呼んでいる本作。WANIMAも幼いころから『ONE PIECE』を愛読するファンだったと明かしており、作詞・作曲を担当したベース・ボーカルのKENTAは「『ONE PIECE』とともに過ごした今までと今回の映画で感じた事を主題歌の『GONG』に詰め込みました」とコメントを寄せた。フジテレビ梶本プロデューサーは、WANIMAに主題歌をオファーした背景について「曲調、歌詞、歌声3拍子揃ってこんなにも『ONE PIECE』に相応しいアーティストがいたのか!!と、 自分の中でいつか必ずご一緒したいと思い続けていました」と語る。さらに、『GONG』ではルフィたち麦わらの一味9人も楽曲に“掛け声”で参戦しており、今回WANIMA×ONE PIECEのスペシャルコラボビジュアルも到着。WANIMAが初めてアーティスト写真を撮影した縁の深い『LEFLAH』原宿店の前で撮影し、『ONE PIECE』のキャラクターたちとWANIMAの手配書が貼られた壁の前で、笑顔を浮かべる1枚となっている。劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』8月9日(金)より全国公開
2019年06月14日発表された当初から、悔しいほどに完璧だと唸らされていた今回のキャスティング。期待を高く持ちすぎると、時には裏切られた感を味わわされたりもするものだが、驚くべきことにこの舞台、膨らみ切った期待をさらに上回ってきた。6月10日より東急シアターオーブで上演中のミュージカル、『ピピン』日本語版である。ブロードウェイ版の演出を高いレベルで再現し、日本語のセリフと歌詞で届けることによって分かりやすさと親しみを加える、というレプリカ版としての責任を果たしているだけではない。ストーリーや登場人物の心情により深いレベルで思いを致させるという、さらに先の段階まで達しているのだ。
2019年06月13日DA PUMPが、本日6月13日と明日14日に、東京・日本武道館にてワンマンライブ「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」を開催する。昨年6月に、約3年半ぶりとなるシングル『U.S.A.』を発売したDA PUMP。耳に残る楽曲と誰もが踊りやすいダンスという盛り上がりを意識して作ったクリエイティブが功を奏し、SNSを中心に爆発的な人気を博した。12月にリリースしたベストアルバム『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』は、オリコン週間アルバムランキングにて2位を獲得。年末には、16年振りとなる『第69回NHK紅白歌合戦』への出演を果たすなど、日本中を席巻した。その後、今年3月にはISSAの歌唱力を前面に打ち出した新シングル『桜』を発売し、大きな話題になるなど、快進撃を続けている。DA PUMP / 桜 MV+SPOTそんな音楽で日本を盛り上げているDA PUMPが、本日13日と明日14日に行う「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」は、スペシャルステージのワンマンライブ。チケットは両日共にソールドアウトを果たしている。日本武道館という歴史ある場所でのこの2日間は、DA PUMPにとってもファンにとっても、忘れられない日になることは間違いない。実力と共に、常に観客を盛り上げる確かなパフォーマンス力が人気の彼らは、一体どんなステージを見せてくれるのだろうか。なお、同ライブは7月7日に大阪城ホールでも開催される予定だ。またDA PUMPは、8月7日にニューシングルを発売する。今年第2弾シングルとなる今作は、DA PUMPメンバーもゲスト出演する『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌。 大ヒット曲『U.S.A.』に次ぐ、DA PUMPの魅力が溢れるアッパーなパーティーチューンとのことだ。公演情報「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」会場:日本武道館6月13日(木)開場17:30/開演18:306月14日(金)開場17:30/開演18:30
2019年06月13日「ぴあ」調査による2019年6月7日、8日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニーの名作アニメを実写化した『アラジン』が第1位になった。上映後の出口調査では、ディズニーの実写版『シンデレラ』や『美女と野獣』を上回る満足度を記録した。本作は、人生を変えるチャンスを待つアラジンと、新しい世界に飛び出したい王女ジャスミンの身分違いのロマンスと、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いた名作アニメを、現代の視点を盛り込んで実写化した作品。アラジンを演じるのはメナ・マスード、ジャスミン役はナオミ・スコット、そしてランプの魔人ジーニーをウィル・スミスが演じている。劇場には子供から70代までの観客が来場しており、子供たちからは「ジーニーがおもしろかった!」(4歳)、「歌って踊るところが楽しかった」(6歳)、「笑って泣けるいい映画だった」(8歳)、「ジャスミンの緑のドレスが可愛かった。魔法の絨毯で飛ぶのは楽しそうだった」(8歳)、「お猿さんが可愛かった。私もランプを使ってみたくなった」(8歳)などの声があがった。また「音楽がディズニーらしいものばっかりで感動した」と話す子供もおり、『ホール・ニュー・ワールド』を口ずさみながら帰る子供の姿も。大人からは「今どき珍しく真っ直ぐなおとぎ話で痛快だった」(63歳)、「ウィル・スミスのジーニーがよかった」(27歳)などのコメントや、アニメ版と比較した感想が目立ち、「アニメとはまた違った迫力があった。『ホール・ニュー・ワールド』のシーンは、テンションが上がった!」(19歳)、「実写はひとつひとつがリアルで引き込まれた」(19歳)、「期待を超える映像の美しさだった。細かく説明されない分、言葉では言い表せられない感動があった」(46歳)、「最後のシーンは大人の私でも感動した」(58歳)と話す人もいた。ぴあが公開初日に実施した出口調査では、『シンデレラ』(2015年)満足度94.2点、『美女と野獣』(2017年)満足度94.6点を上回る95.0点を記録した。(本ランキングは、6/7(金)、6/8(土)、に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年06月10日5月31日(金)より公開中の、ハリウッド版ゴジラ最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。この度、6月13日まで上映される“4DXスタンダード・バージョン”に続き、“4DXマキシマムバトルエディション”が、6月14日(金)から上映されることが決定した。4DXは、ヨーロッパや北米の20〜30代若い層を中心に人気のあるムービーフォーマット。21個以上の4DXオリジナル環境効果や繊細なモーション効果で、“体験する経験を与える”映画鑑賞の新しいかたちとして注目されている。今回上映が決定した“4DXマキシマムバトルエディション”とは、4DXモーションチェアのバイブ効果や揺れの演出など、演出の強度設定1〜9のうち、最も強い9レベルの動きが集中的に演出されたバージョン。“9レベル”は、これまでに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ワイルド・スピード ICE BREAK』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』など、ハリウッド映画でも厳選された少数の作品にのみ採用されている。巨大怪獣バトルの体験に特化した今回のエクストリームなバージョンによって、地球の覇権をかけた、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラたちの戦いが、よりリアルに“体感”できそうだ。今回の上映決定を記念し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”の日本オリジナル・ビジュアルも到着。見覚えのあるあの巨獣の爪が、モーションチェアを引っ掻いている姿が確認できる。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”6月14日(金)より上映
2019年06月10日海の向こうで今年度のトニー賞が発表される本日6月10日(月)、2013年の同賞ミュージカルリバイバル作品部門を制した『ピピン』の日本語版が東急シアターオーブで開幕する。後に大名作『ウィキッド』を生むことになる作詞・作曲家スティーヴン・シュワルツと、『シカゴ』で知られる天才演出・振付家ボブ・フォッシーらが1972年に生み出した作品を、40年の時を経て『ヘアー』の演出家ダイアン・パウルスが蘇らせた傑作だ。主人公はフランク王国の若き王子ピピン(城田優)。自らの存在意義を模索する彼は、リーディングプレイヤー(Crystal Kay)に導かれて冒険の旅に出る。父チャールズ王(今井清隆)、義母ファストラーダ(霧矢大夢)、異母弟ルイス(岡田亮輔)、祖母バーサ(中尾ミエ/前田美波里)、そして未亡人キャサリン(宮澤エマ)とその息子テオ……。さまざまな確執や反発、助言と出会いの果てに、ピピンが導き出す答えとは ……? シンプルだが普遍的で深遠なテーマを、サーカスアクロバットを駆使した大胆な演出で描き出していく。ブロードウェイミュージカルの日本語版が製作される際には、向こうの演出を基本的にそのまま踏襲する“レプリカ版”と日本の演出家が独自の演出を施す“日本オリジナル版”とがあり、今回は前者。そのまま踏襲する以上、ブロードウェイに引けを取らないキャストが揃わなければ単なる紹介に終わってしまうわけだが、今回その心配はないだろう。適材適所に配された実力派キャスト陣が、ブロードウェイの傑作をそのまま、日本語という分かりやすさと親しみやすさだけを加えて届けてくれるに違いない。なお、レプリカ版の上演時にはアソシエイトと呼ばれる提携スタッフが派遣されることが多いなか、今回は演出のダイアン・パウルスも振付のチェット・ウォーカーも来日している。11日(火)にはウォーカー×Crystal Kay×霧矢大夢、18日(火)にはパウルス×城田優×Crystal Kayによるアフタートークも予定されており、こちらにも注目だ。6月30日(日)まで同劇場にて上演。その後、名古屋、大阪、静岡で公演を行う。文:町田麻子
2019年06月10日