チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (151/342)
8月11日(金・祝)・12日(土)に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで行われる野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO」の第5弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】初日の8月11日(金・祝)に雨のパレード、ココロオークション、女王蜂、チャラン・ポ・ランタン、THE BEATNIKS、夜の本気ダンス、LOSALIOS。2日目の12日(土)にAwesome City Club、CORNELIUS、さかいゆう feat. 福原美穂 SOLAR JAM、TK from 凛として時雨、PANDAS、天才バンド、BAZRA、the peggies、MOROHA。PANDASは、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)とTK(凛として時雨)によるユニット。また、8月11日(金・祝)深夜に行われるムッシュかまやつをしのぶスペシャルアクト「Song for “ムッシュかまやつ”~LIFE IS GROOVE~」のゲストアーティストが決定。ホスト役をKenKen(LIFE IS GROOVE、RIZE、Dragon Ash)が務め、奥田民生、斉藤和義、Charaなどが出演する。さらに同日深夜のアクト「FRIDAY NIGHT SESSION」で東京スカパラダイスオーケストラとコラボレーションするゲストも明らかに。こちらにはチバユウスケ(The Birthday)、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、YONCE(Suchmos)が登場する。チケットの一般発売は6月24日(土)午前10時より。■RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO8月11日(金・祝)開場10:00 / 開演15:008月12日(土)開場10:00 / 開演12:30
2017年06月23日「いま関西で最も旬でうまいカレーは?」をコンセプトに、2014年からスタートした関西最強のカレーを決める「究極のカレーAWARD関西」の今年度版が、6月23日(金)発売のムック本『究極のカレー2018 関西版』(ぴあ)にて発表された。『究極のカレー2018 関西版』発売&イベント開催情報テレビなどでも活躍する関西を代表する有名グルメブロガーたちが選考委員を務め、300店以上ものノミネート店の中から総合グランプリに選ばれたのは、これまでも“無冠の帝王”としてその実力はカレーマニアから認められていた「Ghar」。店主・鈴木貴久さんによる熟練のスパイス使いと稀有な発想から生まれる一皿が、高い評価を得る関西でも屈指の人気店だ。『究極のカレー 関西版』編集長から総合グランプリの記念盾が店に贈呈され、鈴木さんは「ありがとうございます。今後も今まで学んだ経験を活かしながら、自分らしいカレーを作り続けます」と、受賞の喜びをかみしめた。また、新店をはじめ、創作スパイス、欧風、アジアン(現地出身シェフ&国内出身シェフ)、ダルバートなどの各部門のグランプリ&準グランプリ店も同時に発表。さらなる盛り上がりを見せる、スパイスカレーやスリランカ、ダルバートなどのアジアン系カレーを中心に、関西カレーシーンの“いま”が分かる、興味深いラインナップとなっている。6月24日(土)・25日(日)には発刊を記念したイベント「究極のカレー事情聴取」が、大阪・野田の油野美術館にて開催。計20店の人気カレー店が各々タッグを組み、この日限りのコラボメニューを提供する。■『究極のカレー2018 関西版』2017年6月23日(金)発売本体価格790円+税ぴあ■『究極のカレー事情聴取2017』・6月24日(土)18時スタート(21時30分LO)・6月25日(日)12時スタート(15時30分LO)※両日共に売り切れ次第終了。会場:油野美術館(大阪市福島区玉出4-5-27)入場料:1600円(コラボカレーチケット2枚+1ドリンク付き)※前売りなし、当日のみ発売。※追加チケットは1枚600円(2枚1100円)※6月23日発売の「究極のカレー2018関西版」に、優先的に入場できる「優先入場券」が付いています(どちらか1日1名様のみ有効、入場料は別途必要)。
2017年06月23日しりあがり寿の漫画を原作にした舞台の第二弾、おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」双(ふたつ)が6月21日に開幕。初日に公開ゲネプロと囲み取材が行われ、W主演の唐橋 充と藤原祐規をはじめ、愛原実花、松本寛也、岡田あがさ、松本祐一、古谷大和、足立英昭、石田 隼、田代哲哉、福井将太、加藤良輔、米原幸佑が登壇した。おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』双 チケット情報昨年1月の初演が評判となり、同年5月にはテレビ版として おん・てぃーびー「真夜中の弥次さん喜多さん」(TOKYO MX『ブタイモン』内)も放送された本シリーズ。舞台化第二弾となる今作も、しりあがり寿の独特な世界観が、SUGARBOY・川尻恵太(作/演出)の手によって“歌あり・踊りあり・笑いあり”の舞台で再現されている。初演・テレビ版に続き、弥次さんを唐橋、喜多さんを藤原が演じ、ふたり以外のキャストはそれぞれ複数役で登場する。笑える、怖い、複雑、シンプル……読む人で感想が変わるような多面性を持つ原作を、その空気感までまるごと舞台化した本作。とうてい具現できないように思えることも、巧みに再現されている。「糊の里」をはじめ描かれるエピソードはどれもかなりシュールだが、歌や踊りなど舞台ならではの演出、そして弥次さん&喜多さんの圧倒的な魅力によって、あっという間に引き込まれる。さらに、そんなディープな世界に生きるキャラクターは当然異色だが、キャストたちが徹底的に演じきっているため、ありえない世界も色鮮やかに感じられた。ゲネプロ後の囲み取材では、藤原が「カオスでシュールなしりあがり寿先生の『真夜中の弥次さん喜多さん』を舞台化するということで、僕ら弥次喜多は、このカオスなキャラクターたちの中でどう普通の人間としていられるかが、ひとつのテーマだと思っています。お客さんの先導者になれるよう、ものごとを一つひとつ丁寧に受けていき、物語を面白く彩れたら」、唐橋が「僕ら全員でこのシリーズをまだまだずっと続けていきたいという気持ちなので、(本作は)その足掛かりになるひとつ目とも言えます。全員で一致団結して初日を迎えます!」とコメント。この日が誕生日の松本寛也をみんなでお祝いし、賑やかに本番へと向かった。お伊勢さんへの道のりを、イチャついたりケンカしたりしながら進んで(?)いく弥次さんと喜多さん。そのクセになるかわいさ、随所で見せるコンビネーションのよさを、ぜひ劇場で体感して!公演は6月25日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて。開演前、いつもより少し早めに席へ着くと、面白い世界が見られるかも!?取材・文:中川實穗
2017年06月22日東京・有楽町に7月7日(金)に開業する「オルタナティブシアター」のこけら落とし公演「アラタ~ALATA~」の稽古場が公開された。舞台「アラタ~ALATA~」チケット情報本作は、極力言葉を使わずに、パフォーマンスで演劇のようなストーリー展開を構成する“ノンバーバル(非言語)パフォーマンスショー”。海外からの観光客も楽しめる演劇として、作を横内謙介、構成・演出を岡村俊一、サムライアクションディレクターを早乙女友貴、ダンスクリエイターをElina、音楽制作をMiliが担当する。物語の舞台は2020年のトーキョー。そこに、姫を守るために悪霊と戦いの中で、戦国時代からタイムスリップさせられてしまったサムライ・アラタが現れる。そんなアラタと出会ったのは、現代を生きるOL・こころ。こころはアラタを元の時代に戻そうとするが、過去から追いかけてきた妖怪が行く手を阻み――。稽古で公開されたのは、Elina演じるOL・こころの日常シーン、早乙女演じるアラタが魔物と戦うシーン、アラタとこころが現代の機動隊と対峙するシーンの3場面(※キャストは回替わり)。舞台の冒頭でもある、こころの日常を描いたシーンは、「言葉を使わないとはこのこと!」と見せつけるような鮮烈さ。Elinaを中心としたダンスで、日常の中でこころが感じる疎外感や孤独を描いてみせた。アラタの戦闘シーンでは、ダンスに殺陣を混ぜたというパフォーマンスが圧巻。岡村が「今、日本一の剣の使い手」と評する早乙女が、目にも止まらぬ速さからスローモーションまで自在に操る、美しい殺陣を披露。もちろんただ美しいだけでなく、その一つひとつが想いや状況を物語っており、表現の豊かさに驚かされた。また、どのパフォーマンスもMiliの音楽と合わさるとさらにドラマチックに感じられるのも印象的だ。出演者には、早乙女、Elinaのほか、オーディションで選ばれたニューフェイス・吉田美佳子ら、各ジャンルの次世代クリエイターが集結。公開稽古後には、その中から早乙女、Elina、吉田、そしてアクション部の塚田知紀、アンサンブルダンサーの林祐衣、パントマイムアーティストのSATOCO、構成・演出の岡村が登壇し挨拶。岡村からは「プロジェクションマッピングで壁面から天井まで視界全面に映像が映し出されます。劇場全体が押し寄せるような感覚です」「劇場には“フライング発射台”が備わっていて、フライングのスペシャリストも出演します」と劇場の最新設備を活用した演出の構想もチラリ。キャストたちは本作に挑む楽しさを生き生きと語り、本番への期待を高めた。「アラタ~ALATA~」は7月7日(金)からロングラン公演を予定。その日によってキャストが変わる“回替わり公演”が採用される。取材・文:中川實穗
2017年06月22日大阪府池田市はふるさと納税の返礼品として、池田城跡公園のやぐらを貸切にして8月19日(土)に開催される「第69回猪名川花火大会」が観覧できるプランを立ち上げ、話題となっている。「第69回猪名川花火大会」観覧プランこれは、総務省がふるさと納税の返礼割合を3割以下にするよう求めたことにより、各地方団体で返礼品見直し検討が相次ぐ中で生まれたプラン。寄付金100万円(1口限定)で20名まで入場可、飲み物と食事付だ。また少人数向けに、寄付金25000円(100口限定)で猪名川河川敷特設会場にて花火大会を観覧できるプランもあり。こちらは別会場で食事の後、招待席付近までバスで送迎してもらえるもの。迫力あるスターマインや打ち上げ花火など約4000発が今年も猪名川河川敷で打ち上げられる予定。毎年多くの人でごった返す猪名川花火大会だが、今年はふるさと納税で優雅に観覧してみませんか?受付は6月22日(木)より、チケットぴあWEBサイトにて。
2017年06月22日9月2日(土)、3日(日)に福岡・芥屋海水浴場キャンプ場で行われる「25th Sunset Live 2017 - Love & Unity -」の第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】今回発表された出演者は初日の9月2日(土)にハンバート ハンバート、 Creepy Nuts、never young beach。2日目の9月3日(日)MIGHTY CROWN、FIRE BALL、オーサカ=モノレールなど21組。チケットの一般発売は7月17日(月・祝)より。■25th Sunset Live 2017 - Love & Unity -日時:9月2日(土)開場11:00 / 開演11:309月3日(日)開場11:00 / 開演11:30会場:芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)【9月2日(土)】ハンバート ハンバート / Creepy Nuts / never young beach / iri / NakamuraEmi / The SAGA Continues… (KEN THE 390, KOHEI JAPAN, DEJI, K DUB SHINE) / Kan Sano / COLTECO / EINSHTEIN / HABANA / The fin.【9月3日(日)】MIGHTY CROWN / FIRE BALL / オーサカ=モノレール / DYGL / 勝手に観光協会Z with ドクトル梅津(みうらじゅん、安齋肇、山田五郎、小野瀬雅生、古田たかし/梅津和時)/ ベリーグッドマン / jan and naomi / RAP TRIBE~SUNSET SPECIAL コラボ~(パンチラインフェチズ/KEN THE 390/呂布カルマ&more)/DATS / WONK料金:単日券大人6900円ナイト券5000円(18時以降の入場)2日間通し券13800円(オリジナルタオル付)※料金はすべて税込。 ※中高生4,000円(要学生証提示で当日差額返金。大人券をお買い求めください)※小学生以下無料(但し家族に限り)※雨天決行(荒天の場合は中止)
2017年06月22日2015年に日本で世界初演の幕をあけ話題となった『デスノート THE MUSICAL』の待望の再演が、まもなく富山公演からスタートする。ブロードウェイで活躍するフランク・ワイルドホーンが音楽を手がけるなど世界トップレベルのクリエイターたちが制作、日本のほか韓国版も上演され、ワールドワイドな展開を見せているミュージカルだ。再演でも、主役の夜神月をWキャストで務める浦井健治と柿澤勇人、月を追い詰める探偵L役の小池徹平ら、当たり役だと好評を博したキャストたちが続投。初演を超える熱演に期待が高まる。6月中旬、その稽古場を取材した。『デスノート THE MUSICAL』チケット情報はこちら原作は言わずと知れた大ヒット漫画『DEATH NOTE』。名前を書かれた人間は40秒以内に死ぬ“死神のノート”を手に入れた高校生・夜神月が、正義の名の下、犯罪者たちを粛清していくという物語だ。この日は初の“通し稽古”(本番同様、冒頭から最後まで通して行う稽古)とのことで、稽古場にはピリッとした空気が流れている……かと思いきや、意外に和やかな雰囲気。些細な会話で俳優たちが笑い転げている。だが「はじめます」の声がかかるととたんに静かになり、熱を帯びたような空気になった。オープニングは、40秒からカウントダウンしていく時計の音と映像。この段階で映像が使われている稽古場というのも珍しいが、減っていく数字が不穏さを煽っていく。続いてシーンは月が通う高校の教室へ。現代日本の、ありふれた光景だ。月ら生徒たちと教師が、正義について議論している。ここで歌われる「正義はどこに」は作品を貫くテーマだ。「正義は社会の基準」という教師に対し、月は「正義は権力の道具でしかない」と反論する。のちに自らを正義と信じ暴走していく月の危うい信念が伝わると同時に、議論を尻目に携帯をいじっている同級生たちの姿なども興味深い。この日の月は浦井健治。落ち着いた声のトーンと余裕のある表情で月の頭脳明晰さが伝わってくるが、一方ですでに少し狂気をも感じる。そして物語が進むにつれ迫力は増していき、カッとした表情や焦り、怒りを隠した笑顔など、その細かい表現から目が離せない。L役の小池徹平も熱演だ。物を指先でつまむ独特の動作や前屈みの姿勢などが印象的な特異なキャラクターだが、こちらは抑えた演技の中で、確実にこの役柄を体現。死神レム役の濱田めぐみの情感のこもった歌、弥海砂を演じる唯月ふうかのアイドルっぷりなども相変わらずの安定感。そしてこの日の稽古場で何よりインパクトがあったのは、今回初参加で死神リュークを演じる石井一孝。うっすら死神メイクをしているとはいえ、その眼ヂカラ、大きな口、動きまで原作のイメージ通り! まるでCGのようだ。さらに迫力の歌声にも度肝を抜かれること間違いナシ。石井本人も楽しそうで、その姿がそのまま、月ら人間たちの行動を面白がるリュークそのものだった。カンパニー全体のまとまりやハーモニーもよく、総じて初演よりぐっと迫力が増している印象。公演は6月24日(土)に富山オーバード・ホールで開幕。台湾、大坂公演を経て、9月には東京・新国立劇場 中劇場で上演される。
2017年06月22日9月24日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催されるK-POPアーティストによるライブイベント「10th Anniversary KMF2017」の第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】PENTAGONに加え、今回出演が決まったのは、今年初め、透明感溢れる清純派から大胆にイメージチェンジした7人組ガールズグループCLC。今年1月に韓国デビューを果たした7人組ボーイズグループTOPSECRETの2組。「KMF」も今年で10回目。今後もK-POPの未来を担う次世代スターの出演が発表される。チケットの一般発売は9月9日(土)午前10時より。■日韓GFSC Charity Campaign10th Anniversary KMF2017(10th Korean Music Festival)日時:9月24日(日) 横浜アリーナ(神奈川県)【1部】開場 13:00 / 開演 14:00【2部】開場 18:00 / 開演 19:00出演: PENTAGON / CLC / TOPSECRET
2017年06月21日8月19日(土)・20日(日)に山口県山口きらら博記念公園で行われる野外フェスティバル「WILD BUNCH FEST. 2017」の出演アーティスト第3弾が発表された。【チケット情報はこちら】今回出演が決定したのは、初日の8月19日(土)に奇妙礼太郎、SIX LOUNGE、SPECIAL OTHERS、Dragon Ash、Bentham、Yogee New Waves、ゆず。2日目の20日(日)にThe Birthday、ペトロールズ、THE BAWDIES、yonige、RIZE、そしてトータス松本の12組。ゆずとトータス松本は、海に囲まれたOn the Seaステージでの出演となる。チケットの一般発売は6月24日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行予約を実施中。受付は6月23日(金)午後11時59分まで。■WILD BUNCH FEST. 2017日程: 8月19日(土)・20日(日)会場:山口きらら博記念公園(山口県)時間:開場 9:30 /開演 11:00/ 終演予定 20:30※雨天決行(荒天の場合は中止)出演:【8月19日(土)】[Alexandros] / 打首獄門同好会 / THE ORAL CIGARETTES / KEYTALK / 奇妙礼太郎 [NEW] / キュウソネコカミ / go!go!vanillas / サカナクション / SHE’S / SIX LOUNGE [NEW] / SiM / SPECIAL OTHERS [NEW] / Dragon Ash [NEW] / never young beach / 04 Limited Sazabys / BLUE ENCOUNT / フレンズ / HEY-SMITH / Bentham [NEW] / POLYSICS / My Hair is Bad / Yogee New Waves [NEW]and moreOn the Sea出演アーティスト:ゆず [NEW]【8月20日(日)】きのこ帝国 / coldrain / 斉藤和義 / Suchmos / SHISHAMO / Shout it Out / SUPER BEAVER / sumika / 東京スカパラダイスオーケストラ / The Birthday [NEW] / Halo at 四畳半 / フジファブリック / フレデリック / ペトロールズ [NEW] / THE BAWDIES [NEW] / ポルカドットスティングレイ / ユニコーン / yonige [NEW] / 夜の本気ダンス / RIZE [NEW] / RADWIMPS / WANIMAand moreOn the Sea出演アーティスト:トータス松本 [NEW]※50音順※On the Seaステージのゆずとトータス松本の出演はClosing Actではありません。
2017年06月20日誰でも簡単!たった5つの法則を覚えておけば必ず役立つ、ワインと料理の組み合わせ方を紹介したレシピブック「おうちでワイン料理とワイン 組み合わせメソッド」が7月21日(金)に発売。「おうちでワイン料理とワイン 組み合わせメソッド」発売情報“お肉には赤ワイン、魚介類には白ワイン”、そんな常識を変えるような、意外な組み合わせを多数ご紹介。「色であわせる」「産地であわせる」など、どんなワインとも合う魔法のメソッド。そんなメソッドごとに、梅干しや山椒など伝統的な日本の普段の食材を使った、面白くて納得のレシピがたっぷり掲載されている。ちょっとしたおつまみから、本格的なメインデッィシュにまで対応できる簡単レシピが満載。もちろん、レシピごとに、合わせたいワインの例もしっかり紹介しています。さらに、使いやすい食材別・ワイン別の索引や、知っておきたいワインの知識、意外な食材の使い方などコラムも充実だ。著者は、ワイン輸入商社勤務を経てソムリエの資格を取得。ワインと料理の相性を日々研究するほか、ワインに合うさまざまなおつまみなど商品開発も手がけ、料理教室「マリアージュキッチン」を主宰する料理研究家の大橋みちこ。世界各地の多彩なワイン文化と、日本各地の豊かな食文化を追求し続けている彼女の、これがはじめての著書となる。また、本書の刊行記念イベントも各地で開催。詳細は関連リンク先でご確認ください。■「おうちでワイン料理とワイン 組み合わせメソッド」大橋みちこ2017年7月21日(金)発売1500円+税B5版 ISBN:978-4-8356-3825-6ぴあ株式会社128ページ
2017年06月20日原宿発の5人組アイドルグループ神宿(かみやど)が、9月にワンマンツアー「神宿 関東ツアー2017~ROAD TO 3周年~」を開催することを発表した。【チケット情報はこちら】2014年9月に結成された神宿は、今年結成3周年を迎え、9月23日(土・祝) 、24日(日)には彼女たちの生誕の地である東京・原宿のラフォーレ原宿で2DAYSのワンマンを行う。今回発表された公演は「ROAD TO 3周年」というタイトルの通り、その3周年記念ライブに向けたツアー。9月3日(日)から18日(月・祝)まで関東近県6か所を周る。神宿の3周年記念ライブは、先日、一般販売開始当日にチケットが完売。緊急の追加販売が行われており、今回のツアーも3周年ワンマン同様にチケットの争奪戦となることが予想される。ツアーのチケット一般発売は7月14日(金)午前10時より。なお、神宿公式サポーターズクラブ「舁夫会」にて最速先行を実施中。■神宿 関東ツアー2017~ROAD TO 3周年~9月3日(日)宇都宮HELLO DOLLY(栃木県)9月9日(土)club SONIC mito(茨城県)9月10日(日)LIVE HOUSE ANGA(千葉県)9月16日(土)前橋 DYVER(群馬県)9月17日(日)越谷EASYGOINGS(埼玉県)9月18日(祝)横浜B.B.STREET(神奈川県)
2017年06月20日アミューズ若手アーティストによるオリジナルミュージカルプロジェクト『オーバーリング・ギフト』が開幕。俳優の風間由次郎が作・演出を手掛けた作品だ。音楽は、3ピース・ピアノバンド「WEAVER」の杉本雄治。公演に先駆けて行われたゲネプロの模様をお届けする。ミュージカル『オーバーリング・ギフト』チケット情報時代は近未来。舞台上手に巨大な壁があり、“リング”を持つ者達=「オーバー」が暮らす豊かな土地と、持たざる者達=「ロスト」が住む地域とを隔てている。リングとは、生まれてまもなく首につけられるもので、それが様々な才能の有無を表す。扉のようになった壁の開閉により、オーバーとロストの世界が表される。裕福な家庭に生まれ、“統率のリング”を輝かせている若者アスター(猪塚健太)はある日、追っ手に殺されそうになっているロストの若者トトイ(溝口琢矢)の命と引き換えに、自らのリングを外して追っ手に渡す。リングは一度外したら二度とつけることができないのだが、案じるトトイをよそに、アスターは「リングを外しても何も変わらない」と笑顔を見せる。しかしリングを失ったアスターは家を閉め出され、失意のうちにロストの世界へ。そこで彼を待ち受けていたのは、アスターにただならぬ恩義を感じるトトイと、情愛深いその父ミロコ(加藤潤一)、孤児だがミロコの娘同然に育てられているルージュ(島ゆいか)らが築く、温かい家庭だった。アスターはまた、ミロコの古い友人で、リングは持っていないが壁の向こうに向かって美しい歌声を響かせる咲耶(中村百花)とも知り合う。しかし、病気の父を助けるため自らのリングを売ろうとするカゲツ(富田健太郎)とオーバーの市長イラッシュ(風間)の登場により、彼らの運命は大きく動き出す……。一見、非現実的にも思える不思議でファンタジックな物語設定。しかし、ここで描かれるリングや壁は、現代の様々なものに置き換え可能だ。豊かさ/貧しさの本質とは何か、境界線や障壁はどう越え得るのか?思索的・示唆的な風間の世界を、杉本のメロディアスな音楽が彩る。開演前の挨拶では、自らが温めてきた企画の実現を前に、並々ならぬ緊張を滲ませた風間だが、終演後の会見では少しほっとした表情で「初めて手がけた作品がどう皆様に広がって行くか。観に来てくださった方に、僕と同様、一歩を踏み出す人に勇気を与えられたら嬉しいですし、厳しいことも言ってもらいたい」と、目を輝かせながら語った。猪塚は「由次郎の女房役のようなつもりで関わりましたが、キャスト全員がその思いを感じてくれ、スタッフが支えてくれて、一丸となったパワーある作品になったと思う」と手応えを感じている様子。杉本は「このミュージカルの醍醐味はキャストの声がどんどん重なっていくところ。希望に向かって皆が前に突き進んでいくエンディングは、人々に勇気を与えてくれるのではないか」と述べた。公演は6月25日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。取材・文:高橋彩子
2017年06月20日2011年、ドイツで公演が行われるや、またたくまに国民的な人気演目となった『チック』が8月、日本で初めて上演される。舞台『チック』チケット情報家庭にも学校にも居場所のない少年、マイク。ある日、転校生で問題児のチックが盗んだ車でやってくる。ふたりの少年はひと夏の旅に出かけ、行く先々で個性あふれる人々との出会いを経験する……。原作の小説は映画化もされ、『50年後のボクたちは』という邦題で今秋公開予定。この注目作の舞台版で14歳の少年を演じる柄本時生と篠山輝信のふたりに話を聞いた。「14歳の旅ってだけで、わくわくしない?」という篠山に、「映画だと当たるイメージ」と答える柄本。すかさず篠山が「この舞台も当てたいなー!」と叫ぶ。つい数日前に稽古場で初めて対面したとは思えないかけあいを見せるふたり。柄本が「両親が篠山さん出演の英語番組を見ているので、我が家では篠山さんのことを『先生』って呼んでるんです。いざ先生に会ってみたらやわらかい雰囲気の人でよかった」と初対面の印象を語れば、篠山は「人としての魅力が強くて、目が離せない。僕が演じるマイクが最初に柄本さん演じるチックに抱いた驚きを、いま僕自身が感じています」と話した。20代後半の柄本と、30代の篠山。ともに14歳を演じることに対して、不安はなさそうだ。「マイクはすごく理屈っぽくて、周りが嘘っぽく見えている少年なんです。でもそういう気持ちは僕も持ってたなってすごく共感できる」という篠山。さらに柄本が「脚本を読んでいてもあんまり14歳って感覚がないよね。学ランを着るわけでもないし」と笑わせる。さらに「“少年の夏の冒険”と言ってしまえばよくある話に思えるけれど、この作品は設定や展開にも意外性があって、ひきこまれます」と作品の魅力を語る柄本。篠山は「外の世界に対する恐怖とか、世界の広さに初めて気づく感覚。それが迫ってくる脚本だよね」と重ねた。篠山演じるマイクはこの作品のストーリーテラーであり、膨大なセリフをとうとうと語らなければならない。「僕自身にとってはマイクを演じること自体が大冒険」という篠山を「マイクじゃなくてよかった!」と茶化す柄本。「ストーリーテラーがこんなにも細やかに語る演劇作品って、なかなかないですよ。その語りのなかで、僕らほかのキャストがどんなふうに舞台のうえに立つかを注目してほしい」と見どころを語った。10代の旅の思い出を問うと柄本が「高校のときに友達3人と、自転車で東京から沖縄をめざしました。でも僕ひとりだけ本厚木で帰った」と告白 。篠山も同様に自転車で熱海をめざしたものの、途中で電車に乗ったという。「この作品も、そんな思い出をもつ元14歳のみなさんに観ていただきたい」と篠山が言うと、柄本は「いま思春期の人にも観てほしいな。作品に刺激されて、旅に出ちゃうかもしれないけど」と笑った。異なる魅力をもつふたりの俳優が、息ぴったりに夏の冒険に挑む。公演は8月13日(日)から27日(日)まで東京・シアタートラムにて。取材・文:釣木文恵
2017年06月20日1987年6月17日に帝国劇場で幕を開けたミュージカル『レ・ミゼラブル』日本公演が、6月17日に30周年記念日を迎えた。“日本初演30周年記念公演”と銘打つ今年の公演だが、6月11日からはスペシャルウィークとして、本編の上演後、歴代キャストが登壇するスペシャルカーテンコールを開催。中でもまさに30歳の誕生日となったこの日は、“超スペシャル版”だ。初演のジャン・バルジャン役の鹿賀丈史をはじめ、約150名の歴代・現役キャストが登壇、さらに本作の産みの親であるアラン・ブーブリル(オリジナルフランス版脚本)とクロード=ミッシェル・シェーンベルク(作曲)も駆けつけ、この記念日を祝った。チケット情報はこちらスペシャル・カーテンコールは、この日登壇した現役・歴代キャスト150名による、1幕ラストのビッグナンバー『ワン・デイ・モア』からスタート。オリジナルキャストである鹿賀が最初のワンコーラスを歌った時点で、客席からはため息と歓声の入り混じったような声が起きる。その後も、次々と新旧のキャストが歌い継ぐと同時に、大スクリーンにその顔が映し出されると、その都度大きな拍手が沸き起こった。『レ・ミゼラブル』は“スターを作るミュージカル”と称されているが、本作でデビューを飾り初演時にアンサンブルとして出演していた藤田朋子、2011年から子役として出演していた加藤清史郎らの姿も見える。初演の初日のステージにも立っていた鹿賀は「今日の舞台を拝見しましたが、初演時の勢いよりもっと元気のいい舞台でした。…が、これもすべて我々が始めたこと(笑)」と茶目っ気たっぷりに挨拶。同じく初演キャストである島田歌穂は「私にとって大きく人生を開いていただいた作品。生涯、感謝し続けます」と話す。2003年からバルジャンを演じていた別所哲也は「僕にとって俳優人生で大切な大切な役であり、作品」と言い、2007年からマリウス役を演じていた山崎育三郎は「僕は『レ・ミゼ』が大好きで、アタマから最後までひとりで歌えるくらい『レ・ミゼ』おたく」と作品愛を語った。さらに作曲家のシェーンベルク自らが弾くピアノにのせ、バルジャンのナンバー『彼を帰して』を新旧6名のバルジャン役者が歌うパフォーマンスに劇場は大きな感動で包まれ、ラストは誰もが知る名曲『民衆の歌』の大合唱へ。1時間超に及ぶスペシャルなカーテンコールは、熱い熱い拍手の中、幕を下ろした。終幕後に行われた囲み取材には、歴代バルジャン役の鹿賀、今井清隆、別所、初演キャストである島田、岩崎宏美、鳳蘭、現バルジャン役の福井晶一、ヤン・ジュンモ、吉原光夫が出席。鹿賀は「あっという間の30年。これだけ大掛かりなミュージカルを日本でやったのは、たぶん『レ・ミゼラブル』が初めてだった。その最初に作った時の気持ちを、初演の時には生まれていなかったような若い人たちが受け継いでくれている。今日は一緒に歌うことが出来て感動しました。非常にいい時間でした」と語っていた。公演は7月17日(月・祝)まで帝国劇場にて。福岡・大阪・愛知公演もあり。
2017年06月19日2015年に初演され、昨年の再演&地方公演も大好評だったオリジナルミュージカルが、明治座にお目見えする。デイサービスでミニコンサートを開いたかつてのスターが、そこに集う個性豊かな高齢者たちとショウを創ろうと奮闘する『ザ・デイサービス・ショウ2017』だ。かつてのスター・矢沢マリ子役を務め、自らプロデュースも手掛ける中尾ミエに話を聞いた。舞台『ザ・デイサービス・ショウ2017』チケット情報「自分が初舞台を踏ませてもらった劇場で、ライフワークにしたいと思っている自信作を上演できるなんて、感無量です。以前、ヘルパーの側から介護の今を描いた作品をプロデュースしたんですが、年齢を考えればいまや私も高齢者。次の段階に行かないと……と考えて思いついた企画です。私の理想のデイサービスも投影した、等身大のテーマを扱ったコメディミュージカルなので、説得力はあると思います」81歳の庄司花江を筆頭に、出演者の半数は中尾も含めて70代以上。「皆さん、楽しみに稽古に通って来てくださるので、実際にデイサービスだと思ってやっているところがありますね(笑)」。そんな出演者たちが劇中で生演奏するポップスやロックンロールも、中尾の歌とともに本作品の大きな魅力。しかも毎年レべルアップしているとか。「MYベースを買って練習している光枝(明彦)さんも、最初は片手でしか弾けないと言っていたキーボードの初風(諄)さんも格段の進歩ですよ。続けると着実に上達していくのが自分でもわかるから、皆さん楽しんで練習されていますし、毎年ハードルを上げることでレベルアップしていくのを感じて、私もすごく楽しくて。このメンバーでは(モト)冬樹さんも私も若手なので、疲れたなんて言っていられません(笑)」地方公演の際に近くの高齢者施設を訪れたり、地元のコーラスグループに舞台に出てもらったりと、地域との交流にも積極的な中尾。明治座公演にも、日替わりでアマチュアのコーラスグループが出演する。「単に趣味でやるのもいいですけれど、その成果を人に見てもらうのは素敵なこと。気持ちに張りが出ますよ」と話す中尾は、人生の先輩たちの特技を生かしてショウを創ろうと奮闘する矢沢マリ子の姿と重なる。「やりがいや自分が必要とされていると実感することって、人間にとって大事ですよね。私の健康の秘訣も働くこと。ジャンルを問わず、現役で居続けたいなと思います。この『ザ・デイサービス・ショウ2017』を観ていただければ、いくつになっても楽しめることはあるんだと思っていただけるはず。元気になれること請け合いです。ぜひ明治座へお出かけください!」公演は8月24日(木)から29日(火)まで東京・明治座にて。チケットの一般発売は6月25日(日)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を6月20日(火)午前10時より受付。取材・文/岡崎 香
2017年06月19日ロシアが推進する国際文化プロジェクト「ロシアン・シーズン」と、その一環として行われる「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」の記者会見がロシア大使館にて行われた。会見には、ロシア連邦副首相のオリガ・ゴロジェツや映画監督のアンドレイ・コンチャロフスキー、ヴァイオリニストでシベリア最大の芸術祭「トランス=シベリア芸術祭」芸術監督のヴァディム・レーピン、ボリショイ・バレエのプリンシパルであるスヴェトラーナ・ザハーロワとデニス・ロジキンらが出席。会場は華やかな雰囲気に包まれた。「トランス=シベリア芸術祭」チケット情報既に今春からスタートしている「ロシアン・シーズン」についてゴロジェツ副首相は「このプロジェクトは110年前に行われていたものですが、1929年に途絶えてしまいました。これを復活させるにあたり、次は日本の東京で行うということに、疑問の余地はありませんでした。日本の42都市において、250以上のイベントを行います」と説明。ラインナップには舞台、音楽、美術、映画に関する様々な催しが並ぶ。中でも最大の目玉は「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」として上演される「アモーレ」。ザハーロワがユーリー・ポーソホフ振付『フランチェスカ・ダ・リミニ』とパトリック・ド・バナ振付『レイン・ビフォア・イット・フォールズ』とマルグリート・ドンロン振付『ストロークス・スルー・ザ・テイル』という3つの現代作品を踊るもので、昨年5月にイタリアで初演されたばかり。ザハーロワの夫でもあるレーピンは「この芸術祭は、著名人も参加すれば若い世代も参加する、とても多面的なものです。日本でも様々な人を巻き込んでいきたいですね」と語る。『アモーレ』公演に続いて、そのレーピンがヴァイオリンを演奏し、ザハーロワと夫婦共演する『パ・ドゥ・ドゥ for Toes and Fingers』も予定。古典から現代作品まで多彩な演目が披露される。両プログラムの中心的存在であるザハーロワは「『アモーレ』はまだ生まれてから1年しか経っていない新しい企画。構成する3つの作品の間にはアモーレ(愛)という見えない糸が存在しています。私とレーピンが共演する『パ・ドゥ・ドゥ~』では美しく雰囲気の良い公演を楽しんでいただきたい。レーピンの音楽に対する責任感にはいつも感銘を受けますし、彼の理想的な音楽は理想的な踊りを促してくれます。ふたりに流れる特別な感情には、他とは比べ物にならないものがありますね」。司会者から、ザハーロワとレーピンは日本で知り合ったことが紹介され、ふたりして顔をほころばせる一コマも。また、ザハーロワと共に、『アモーレ』でド・バナ作品を、『パ・ドゥ・ドゥ~』で『ライモンダ』グラン・アダージョを踊るロジキンは、5月にバレエ界のアカデミー賞とも言われるブノワ賞を受賞した注目のダンサー。「ロシア・バレエを愛してくださる日本の皆様の前で再び踊ることを楽しみにしています」と述べた。「トランス=シベリア芸術祭」は9月26日(火)より29日(金)まで東京・オーチャードホールにて。取材・文:高橋彩子
2017年06月19日越路吹雪の『愛の讃歌』やミュージカル『レ・ミゼラブル』などの訳詞、さらに加山雄三や郷ひろみら名だたる歌手たちへの作詞提供で知られる故・岩谷時子。その遺志を汲み、音楽・演劇関係の功労者と、新たな人材に向けて授与されるのが「岩谷時子賞」だ。第8回となる今年、受賞者の加山雄三や斉藤由貴らが顔を揃えるなかで「岩谷時子賞奨励賞」を受賞したのが、発達障害のあるピアニストとしてメディアでも注目の野田あすかだ。その受賞式が6月12日、都内ホテルで行われた。野田あすか チケット情報「発達障害」は生まれつきの脳機能障害だが、知的障害が伴わない場合は家族も気づかないことがあり、単に“人とコミュニケーションが出来ない人”“空気を読めず衝動的な行動をする人”として集団生活になじめないことが多い。その苦悩から、鬱病やパニック障害などの二次障害を引き起こすこともしばしばだ。野田も4歳からピアノを習い、宮崎大学に進学したが、それまでにいじめや転校、自傷などを経験。大学を中退し、ようやく「広汎性発達障害」の診断を受けたのが22歳の頃。その後は宮崎学園短期大学で本格的に音楽に取り組んだことで、見事に才能が開花した。24歳で受賞した第12回宮日音楽コンクールのグランプリを筆頭に、35歳になる今日まで受賞歴は多数。2015年と2016年にはCDブックを上梓し、今春、東京で行われた2日間のリサイタルは満員を記録し、大阪に続き、7月1日(土)には野田の地元・宮崎でもリサイタルを予定している。車椅子に乗って登壇した野田は、プレゼンターの市村正親から記念のクリスタルを受け取ると、さっそく光にかざして大喜び。「綺麗です、ありがとうございます」と挨拶すると、ピアノの前に移動。そこで再びマイクをとると、「私はプロのピアニストとしてスタートしたばかり。こんな立派な賞をいただけたのは、もしかしたら岩谷先生が『あなたは周りに幸せをもらったから、今度はたくさんの人が“生きていて幸せだな”って思える音楽を伝えていってね』とおっしゃっているのかなと思いました」と素直な胸中を語った。続いて演奏は、「どんな人でも毎日が楽しいという人はいない。哀しみを乗り越えるのも大切かもしれないけれど、どっぷり浸ることでいつか希望が見えてくるという気持ちを込めました」という自作曲『哀しみの向こう』。薄明かりの中を進むような、繊細で切ない旋律から、後半は次第に明るさを増していく曲調が印象的だ。最後に登壇した審査委員で作曲家の都倉俊一からは、「僕もいろんな音楽を聴いてきたけれど、野田さんのは心にジーンとくるピアノ。よく“その人の経験が音色に表れる”というが、このことだなと思った」との言葉が聞かれた。野田だからこそ出せる音色の数々。今後のさらなる活躍に期待したい。取材・文佐藤さくら
2017年06月16日2016年にストッパード作品「アルカディア」日本初演を手がけたシス・カンパニーによる「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の今秋上演が決定。全世界の演劇ファンに、「ロズ・ギル」の愛称で呼ばれ、愛され親しまれてきた戯曲。あまたのコンビのなかでも今回は最強とも言えるロズギルコンビが誕生。卓越した表現力で益々輝きを増す生田斗真と、破竹の勢いで音楽活動にも進出した菅田将暉の初タッグに、歴代最年少の30代で、次期新国立劇場演劇部門の芸術監督に任命された気鋭の演出家:小川絵梨子を翻訳・演出に迎え、躍動感あふれる「ロズ・ギル」が始動。舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」チケット情報シェイクスピア悲劇「ハムレット」の最後の最後で、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ…」の一行だけで片付けられてしまった、凡庸で憐れなふたり組「ロズとギル」。本家ハムレットでは、どうあがいても日の目を見ることのない影の薄いふたりを、堂々の主人公に引っ張り出し、「ゴドーを待ちながら」のような不条理劇として成立させた演劇性。その一方で爆笑にあふれたエンターテインメント性で観客を引き込む魅力作。コインの裏表をかけながら、森の中を行く、ごくごく普通のふたり組。彼らの名はローゼンクランツとギルデンスターン。デンマークの王子・ハムレットがどうやら正気を失ったらしい、と義父となった国王・クローディアスが、その真偽を調べるために、ハムレットの学友だったふたりを呼び寄せたのだ。自分たちの旅の目的は分かるけれども、その目的をどう果たせばよいのか分からないふたり。物語は粛々を進み、そして自分たちも物語のひとつとして、なす術もなく、どんどん死が待つ終末に向かって運ばれていく「誰でもない彼ら」。 かくて運命に流されたふたりは、この短い台詞によって存在を完全にかき消されてしまうのだろうか…。出演にあたり、生田「今回は「かもめ」以来の翻訳劇です。翻訳劇はどうしても、「難しそう…」というイメージがあるかもしれませんが、そのハードルの高さを少しでも取っ払って、「演劇って面白い!」、「舞台ってこんなに夢がある!」、そう皆さんにお伝えする事が、自分たちの使命だと思っています。 肩の力を抜いてご覧頂けるような楽しい舞台にしたいと思っています」菅田「今回は「ロミオとジュリエット」以来の舞台ですが、久々のライブでの芝居や演出の小川絵梨子さんから得る新たな刺激を楽しみにしています。小川さんの演出を受けたことがある役者仲間は皆、「大変だった…」と口では言うんです。でも、皆、とてもいい顔つきになっているんですよね。だから、僕も、小川さんには鍛えていただきたい、と思っています」とそれぞれに意気込みを語った。公演は10月30日(月)から11月26日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。
2017年06月16日今年で4回目を迎える『吉本新喜劇 小籔座長東京公演』。座長・小籔千豊がコンビ解散後、芸人としての再起の場となった吉本新喜劇へ恩返ししたいという熱い思いから実現した公演だ。吉本新喜劇 小籔座長東京公演 チケット情報「何年も前から東京で、しかも吉本の常設劇場ではない劇場で吉本新喜劇の公演をやらせて欲しいとギャンギャン話してたんです。でも、会社はノー!ノー!ノー!……まぁ、そりゃそうですよね。大阪の番組にしか出てへん僕に言われてもそうなるのは今ならわかるんですけど、当時は断られてプリプリ怒ってました。そこから東京のテレビ番組のレギュラーをいただけるようになって、大阪吉本から東京吉本の所属になったタイミングでようやく実現できたんです」公演は1年目から注目を集め、チケットは全日即完。開催後には、先輩から嬉しい言葉もかけられた。「1年目の時、打ち上げで桑原(和男)師匠から『小籔のおかげで、一生出られんと思ってた格式高い俳優座劇場に出られた。舞台に立ててよかった』っていただきました。ほんまにやってよかったです。最近は東京で(新喜劇を)流していただいていることもあって、熱狂的なお客さんが増えてきた。毎年、新喜劇のあとにゲストを迎えてトークコーナーをやっているのは、みんなの人柄を知ってもらいたいから。今年も変な話を聞いていただいて、“面白いから応援しよう”と思ってもらえたらいいですね」近年、すっちー、松浦真也、吉田裕など、吉本新喜劇メンバーの活躍が著しい。今回は、史上初の女座長就任で注目を集める酒井藍の出演も決定している。「藍ちゃんは最高です!ほんまに面白い。ただ、痩せる気がないのが……。座長になることが発表された時、『おめでとう。感謝の気持ちを忘れずに。座長が膝痛いって休演でけへんから痩せなあかんで。寿司行こうぜ』ってメッセージを送ったんです。『はい。本当に感謝していきたいです。寿司もありがとうございます』って返信が来たんですけど、痩せることには一切触れてなかったんで、あいつナメとんなと。1回、ガッチーンとキレたらなあかんなと思ってるところです(笑)」入団当初、「ここで65歳まで飯を食う」と決意した小籔。50年以上受け継がれるテッパン技と劇団員の新しい個性を織り交ぜながら、さらなる発展を目指す吉本新喜劇に生涯、籍を置くつもりだ。「私利私欲で辞めることはない。もし辞めたらクビになったか、はらわた煮えくり返ることがあったんやと思っていただければ。はらわた煮えくり返って辞めた場合は、暴露本を出します。全10巻でどぎつい文句から感謝の気持ちを書きながら、最終巻にどーんって爆弾を落とす。著者は“座長の嫁”で(笑)」小籔が確固たる責任感と並々ならぬ使命感をもって挑む『吉本新喜劇小籔座長東京公演2017』は、8月9日(水)から13日(日)まで銀座ブロッサム中央会館にて開催。大阪でしか観られないベテランから注目の若手までが一堂に集まる本公演をお見逃しなく!先行抽選販売(プレリザーブ)は6月16日(金)より受付。取材・文:高本亜紀
2017年06月16日8月20日(日)に東京・明治神宮外苑で開催される「2017神宮外苑花火大会」の第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】先日、神宮球場に大黒摩季の出演が発表された今年の神宮外苑花火大会。今回出演が決定したのは、神宮軟式球場にゴールデンボンバー、岡崎体育、lol、JamFlavor、MeseMoa.、メロディー・チューバック、UNIONE、足立佳奈、橋本裕太の9組。神宮外苑花火大会の有料席は神宮球場、秩父宮ラグビー場、神宮軟式球場、東京体育館敷地内の4会場。そのうち、神宮球場、神宮軟式球場でアーティストによるライブが披露される。チケットの一般発売は6月17日(土)午前10時より。■2017神宮外苑花火大会(第38回大会)8月20日(日)明治神宮外苑(東京都)花火打上げ開始 午後7時30分花火打上げ終了 午後8時30分
2017年06月16日初来日中の、両腕のないホルン奏者フェリックス・クリーザーが日本ホルン協会の主催で開いたトークライブを聞いた(6月13日・ヤマノミュージックサロン新宿)。【チケット情報はこちら】生まれつき両腕のないクリーザーは、ホルンを足で操作する。しかし配布されたプログラムに「そのことにフォーカスするのではなく、同じホルンを、音楽を愛するものとして、それらを通した喜びについて語り合う会にしたい」(日本ホルン協会会長・樋口哲生氏)とあったように、音楽に注目してほしいというのは本人の望みでもあるだろう。とはいえ、どのように演奏しているのかは気になるところ。楽器はごく一部をカスタマイズしている以外は通常のモデルのままだ。足を使うため、当然ながら座って吹く。マウスピースが口もとに来るように、特製のスタンドに楽器を固定する。そして通常は左手の人差し指、中指、薬指で押さえる3本のレバーを、左足の第1~3趾で操作する。足首の筋がとても発達しているように見える。動画投稿サイトには彼の映像もアップされているので、百聞は一見にしかず。ぜひ一度ご覧になることをお勧めしたい。この日披露したベートーヴェンのホルン・ソナタからも芳醇な音色と起伏に富んだ歌い口が聴こえてきて、ホルン奏者としての彼の卓越した美点が、けっしてその奇跡のような足技によるフィンガリングだけにあるのでないことがすぐにわかる。「ホルンの魅力をたくさんの人に伝えたい」というクリーザー。そのためにドイツでもこうしたトークライブやテレビ出演の機会を積極的に活用しているとのこと。その意味では、ハンディを乗り越えるどころか、それをプラスの要素に転じているとさえ言える。言葉を慎重に選ぶ必要があるが、好奇の目に晒されることも厭わないぐらい、ホルンを愛する気持ちは強い。1991年ドイツのゲッティンゲン生まれ。4歳の時に「ホルンが吹きたい」と宣言したというが、その理由やきっかけは自分でもわからないのだそう。「僕も不思議なんだ。両親は法律家で、もしかしたらホルンという楽器の存在さえ知らないぐらいだから。ひょっとしたらテレビで見て気に入ったのかもしれない。でもまったく記憶にないんだ」。音楽教室では木琴を勧められたが、頑なに「ホルン!」と言い張るので、教室の先生がついに根負けしたそう。ドイツではすでにベルリン・クラシックス・レーベルから、ソロと協奏曲の2枚のCDをリリース。昨年夏のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭では、名誉あるレナード・バーンスタイン賞を受賞している。また、今回の来日に合わせて自伝『僕はホルンを足で吹く』も邦訳出版された(ヤマハ・ミュージック・メディア刊)。6月24日(土)には東京交響楽団の定期演奏会でハイドンとモーツァルトの協奏曲を吹く(秋山和慶指揮)。間違いなく現在最もホットな若手演奏家の一人だ。公演のチケットは発売中。取材・文:宮本明
2017年06月15日w-inds.の千葉涼平らをゲストに迎えた梅棒 7th ATTACK「ピカイチ!」が6月23日(金)に開幕する。その稽古場に潜入した。ストーリーのある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げる、男だらけのエンタテインメント集団・梅棒。最近ではミュージカル『キューティーブロンド』や舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜など人気作の振付を手掛け、俳優としてもさまざまな舞台で活躍中の梅棒だが、その単独公演は、ほぼ言葉を使わずにJ-POPや懐メロなどヒット曲にのせ、ダンスで物語を表現する独自のステージが人気。回を重ねるごとに注目が高まり、今回は過去最大規模となっている。この日は、舞台セットの入った状態で初めての稽古。梅棒公演初の学園モノ、そして梅棒らしいコメディ作品となる今作のセットは、あちこちに学校らしい小道具があり、見た目もにぎやか。説明を聞いた後、出演者たちはそれぞれセットの幅をチェックしたり踊ってみたりして感覚を確かめる。真剣だが楽しそうだ。その後、梅棒の塩野拓矢(梅棒)が担当する曲の稽古に。その曲に乗せる感情を丁寧に説明していく。振りを確認し、まずは踊ってみるメンバー。それを見て再び、より場面が伝わるようにダンスならではの動きの追加や、芝居としての目線など、修正が加わっていく。ダンスのレベルの高さは言うまでもないが、感動するのはストンとストーリーが伝わってくることだ。基本設定を把握しないままで、衣裳も着ていないのに、これがどんなシーンで、それぞれがどんなキャラクターで、今どんなことを思っているかがわかる。それは演出と振付と演者の表現力の賜物だろう。このシーンは千葉を中心に展開していたが、千葉のやんちゃさが新鮮だった。1曲通すと稽古場からは笑い声が。このときは後藤健流がキメのポーズでキャラを全開にしていた模様。ある程度できてくるとそれぞれのオリジナリティが見え始めるのも楽しい。総合演出を手掛ける伊藤今人(梅棒)からの修正や、メンバーからのアイデアも取り入れながらシーンをつくりあげていく。次は伊藤が担当する本作1曲目の稽古に。ほぼ全員が登場するこのシーンでは、個性豊かな面々がそのキャラクターを発揮。遠山晶司(梅棒)に伊藤から「キャラ作りを濃くするのはやめて!」とダメ出し(?)が飛ぶと、稽古場は笑いに包まれる。その後、楢木和也(梅棒)がオープニングの振りを教え始めると空気は一変。誰もが真剣に取り組んでいた。この日みられたのは1.5曲分ほどだが、本作の楽しさは濃厚に伝わった。本番を期待して待ちたい。公演は、6月23日(金)から7月2日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木ほか、大阪、福岡、愛知にて上演。取材・文:中川實穗
2017年06月15日これまで幾度も再演を重ねてきた『ふるあめりかに袖はぬらさじ』。有吉佐和子が杉村春子のために書き下ろし、数々の名優たちが演じてきたこの名作に、大地真央が初めて挑戦する。それも、宝塚歌劇団気鋭の演出家・原田諒演出のもと、音楽劇として立ち上げるという。幕末の三味線芸者・お園が見せる悲喜劇が、大地の魅力を存分に活かして蘇る。舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』チケット情報『ふるあめりかに袖はぬらさじ』が描くのは、幕末の横浜での遊郭の話である。攘夷運動が高まる中、思い合う相手がいながらアメリカ人に見初められてしまった花魁・亀遊が、自ら命を断ってしまうことから物語は始まる。亀遊を思い、この悲劇を客に語って聞かせるようになるお園。だがやがて、“異人を拒んで死んだ攘夷女郎”という虚像ばかりが膨らんでいくことに……。そこから見えてくる人間のおかしさと悲しさに演じる難しさもある。大地は言う。「今までいろんなヒロインと言われる人物と出会ってきましたけど、お園さんはちょっと違うといいますか…。世話好きでお調子者でかわいらしくて、それでいて、時代に翻弄されながらもたくましく生きる強さも感じる。本当に人間味あふれる人なんです。ですから、演じるのはひと筋縄ではいかないんですけど。それだけに挑戦しがいがあるなと思います」。演出を手がける原田については、宝塚での作品を観て、「才能あふれる演出家」と前々から感じていたそうだ。「昔から変わらない宝塚の良さを残しつつ斬新な挑戦をしていらっしゃって。とにかく台本が面白いなと思っていたんです」。となれば、この名作が音楽劇になることにも期待が膨らむ。「歌や踊りが加わることで華やかさとテンポが出て、新たな『ふるあめりかに袖はぬらさじ』になるのではないでしょうか。しかも盛りだくさんではありながら、締まるところは締まってほろりとくる。そんなドラマチックなものを目指したいですね」。さらに大地には、三味線の弾き語りという初挑戦も待っている。「まだまだ、日々修行中なんですけど(笑)、“三味線の音色とか好きだな”と思えてきているので、あとは努力のみです!粋を感じてもらえるところまでいけたらいいんですけど」と意気込む。明治座という時代劇の似合う劇場で観ることで、よりその世界観を味わうこともできるだろう。「かわら版から人の噂が広まっていく当時と現代のネット社会は近しいものがあるし、意外に自分たちと共通する点があると感じます。それも含めて、明治座ならではの空間で、新しい “ふるあめりかに袖はぬらさじ ”を楽しんでいただきたいですね」と大地。華やかさの中で、いつの時代も変わらないものが突きつけられることにもなるだろう。公演は7月7日(金)から8月6日(日)まで東京・明治座にて。取材・文:大内弓子
2017年06月13日EXILE・FANTASTICSの佐藤大樹と、声優として活躍中の増田俊樹がW主演を務める舞台「錆色のアーマ」が6月8日に開幕した。この舞台が原作となり、そこからアニメをはじめとするメディアミックス展開を図っていくという本作。これまで漫画・アニメ・ゲームなどを原作に生まれてきた“2.5次元舞台”とは逆の流れで、“逆2.5次元”ともいえる前代未聞のプロジェクトが遂に始動する。舞台「錆色のアーマ」チケット情報描かれるのは、鉄砲で名乗りを上げる雑賀衆のお頭・孫一 (佐藤)と天に選ばれし者・織田信長(増田)を中心とした、戦乱の世で天下統一を夢見る男たちの生き様。信長への恨みを晴らしたい孫一と、孫一ら雑賀7人衆の鉄砲術を手中に収めたい信長が出会い、本能寺の変が起きるまでの物語だ。佐藤と増田が登壇した囲み取材では、佐藤が「最高のスタッフさんとキャストの皆さんと力を合わせ、ゼロからつくりあげてきた舞台なので、早くこれをお客様に観てほしいという気持ちでいっぱいです」、増田が「頼れる仲間たちと共に稽古に励んできて、素晴らしい舞台ができたという自負はあります」と挨拶。原作として生まれた本作について佐藤は「僕たちのキャラクターがそのままアニメなどに展開されるので、稽古の段階から台詞の言いまわしの特徴や、雑賀衆はアーマ(武器)の必殺技やポージングなど、一つひとつで『自分たちが原作なんだ』ということを意識しながら取り組みました。今後の展開もすごく楽しみです」、増田も「織田陣営は史実が残る人物ばかりなので、そこもなぞりつつも、『錆色のアーマ』オリジナルというものを探りながらつくってきました」と振り返る。歌やダンスが満載であることについて佐藤は「初めて歌に挑戦させていただきまして。すごく不安だったんですけど、今は不安は消えました!」と笑顔。増田は「殺陣とダンスと歌は今まで経験してきた舞台の中でもすごく…演出の元吉(庸泰)さんも『ごめん』っておっしゃるくらいで(笑)。それだけ挑戦的な舞台です」と語る。すべての始まりとなる原作ならではのこだわりや勢いを感じる本作。一人ひとりのキャラクターの捉えやすさや、雑賀衆の“アーマ”のユニークさは、これがアニメなどで表現されることも楽しみになる仕上がりだ。さらに、華やかな殺陣や、ラップやロックなどあらゆるジャンルがミックスされた歌、キャラクターの個性が表現されたダンス、生演奏の音楽など舞台ならではの魅力も満載。ひとつのプロジェクトの“始まりの熱”と、舞台としての“高い熱量”が同時に味わえる作品となっている。公演は6月18日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、6月22日(木)から25日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。取材・文:中川實穂
2017年06月13日6月16日(金)に東京・club asiaで開催されるライブ「Pico Pico: Impossible 2」のタイムテーブルが発表された。【チケット情報はこちら】「Pico Pico: Impossible」はピコピコミュージシャン・ヒゲドライバーと、その親交のあるアーティストが出演するDJ・ライブイベント。ヒゲドライバーは公演の最初と最後の2回ライブを披露する。さらにイベント公式グッズとして、ヒゲドライバーの某有名詩人風の一言が入ったポストカードの販売が新たに決定。このグッズにはランダムでヒゲドライバーのサインが入っている。会場にはファミコンをプレイできるスペースがあるなど、ライブのほかにもさまざまな「ピコピコ」を楽しめる同公演。チケットは発売中。■Pico Pico: Impossible 2日時:6月16日(金) 開場18:00 / 開演18:30会場:渋谷clubasia(東京都)出演:ヒゲドライバー / 山村響 / 新菜まこ / FIREVOLT from ライブレボルト / MC8bit / Sharaku Kobayashi / Taku Inoue / fu_mou料金:4000円(ドリンク代別)
2017年06月13日「昆虫戦士コンチュウジャー2~激突!恐怖の戦士、ネオコンチュウジャー!~」が8月に上演される。本作は、地球の平和を守る昆虫戦士の中にひとりだけ中年男性(モト冬樹)が紛れている…という新感覚のヒーローコメディ。2016年に第1弾、今年5月に再演を果たし、今作は待望の第2弾。作・演出を手掛けるモラル(劇団「犬と串」)、今作から出演する百瀬朔、初演ぶり2度目の出演となる伊勢大貴に話を聞いた。舞台「昆虫戦士コンチュウジャー2」チケット情報「笑ってほしいのと同じくらいびっくりさせたい。びっくりして笑うのが最高だと思うんです」とモラル。その言葉通り第1弾で描かれた戦いは“綱引き”で決着をつけた。「まさか綱引きで終わるとは…みたいなのは稽古場からあったし、お客さんの反応も楽しみだなって思ってました。今作でもまた別のアッと言わせるようなことがしたいです」。今をときめく若手俳優が多く出演する本作。そのシュールさと客層にギャップも生まれそうだが「観に来てくださる方のツボを突きつつ、裏拍でこちらの方向性のツボも押し続けることで、だんだん『そっちも面白い…』みたいになったらいいなと考えてましたね」という狙い通り、観客を爆笑させてきた。伊勢は「初演のとき、すごく面白かったんです。みんなで一緒に考えたり共有することが多くて、劇団『犬と串』に混ぜてもらったような感覚があって。今回も楽しみですね!」と楽しそうに振り返り、今回の出演を喜ぶ。モラルは「この作品はギャグをやるんですけど、百発百中を狙いにいくのとはまた違って、ウケなくても気にせず同じ熱量でやり続けていくうちに不思議なドライブ感みたいなものが劇場を覆って、最後のほうは何をやっても面白い、みたいな(笑)。そういうところを目指してみんなでやっていて。そこで伊勢くんは、笑いもかっさらうけどスベっても愛嬌のまま突っ走っていける。そこがすごく好きで、また一緒にやりたかったんです」。そんなコメディ作品に今作から出演する百瀬。「もうドキドキです。でも今日お話しして、楽しめたらいいなって。恐れず向かっていこうと思いました。このカンパニーに加われることが楽しみになりましたね」と笑顔。モラルも「プロ意識を持った人ばかりだからこそ、しっかりと遊んでいければ絶対にいいものになる」とキャストに信頼を置く。「コメディって僕らが振り切って楽しむのが一番観て楽しいと、僕自身も思うので。そういうところをひとつずつやっていきたいです!」(百瀬)、「自分の役割をしっかりと果たして、モラルさんの頭の中ものぞきつつ楽しみたいです!」(伊勢)とふたりも意気込む本作は、8月12日(土)から20日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて。取材・文:中川實穗
2017年06月13日加藤和樹が6月2日から10日にかけ、ツアー「Kazuki Kato Live“GIG”TOUR 2017~pop’n splash!~」を全国6か所で開催した。全席指定の“ZEPP公演”、スタンディングの“ライブハウス公演”のふたつのスタイルで構成されたこのツアーのうち、6月6日のZepp DiverCity TOKYO公演を見た。加藤和樹のチケット情報はこちら歌手としてのみならず、俳優、声優としても活躍する加藤。デビュー10周年のアニバーサリーイヤーだった2016年の充実の活動をを経て「新たな気持ち」で臨んだという今回のライブツアーだが、プロレスの入場風なバンドメンバーの登場からして、遊び心に満ちている。ライブは1stシングル「Vampire」からスタート。ノリのいいロックチューンが続き、座席アリの客席も、冒頭から総立ちだ。加藤も最初のMCから「もう楽しい! もう汗だく!」と破顔する。一方で『そばにいて』などのバラードナンバーはしっとりと、情感豊かに聴かせていく。そして事前に公言していたZEPP公演の目玉コーナーへ。「人それぞれ、僕を知ってくれたきっかけがあると思う」と、彼のキャリアを語る上で外せない、別ジャンルの音楽も披露。まずはキャラクターソング。『B-project』の「LOVE IN SECRET×SEXY NIGHT」のイントロが流れると客席からは悲鳴のような歓声が。続けて『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「狂気の花」、さらには加藤が世に出るきっかけとなったミュージカル『テニスの王子様』の「Flaming Ice」までも飛び出し、会場のボルテージは上がっていく。7月開始のアニメ『カイトアンサ』のメインキャラクター阿園魁斗役も発表されているが、「こういう仕事からも学ぶことがたくさんある」と、今後の仕事にも意欲をみせた。続けて、こちらも近年の加藤の仕事の太い軸になりつつあるミュージカルジャンルのコーナーへ。今までライブでミュージカルナンバーを披露したことがなかったこともあり「いつもは芝居の中で歌う曲たちなので、不慣れなこともあるかと思うけれど」と律儀に断りを入れた後、『1789』の「サ・イラ・モナムール」、『フランケンシュタイン』の「君の夢の中で」を続けて披露。MCでは「どういうテンションで歌ったらいいのか…」と話していたが、それまでとは一転、作品世界にぐっと入り込む集中力で加藤和樹の俳優魂までも伝わる熱唱だった。後半は本人が作詞作曲をした新曲「I’ll be there」や、加藤やバンドメンバーが水鉄砲を打ちまくる「BEACH」、「灼熱フィンガーでFIVER」などライブの定番曲が畳み掛けるように続き、会場の熱気はさらに上昇。最後はこれまたライブの恒例、生声で「本日はありがとうございました!」と観客に直接お礼の言葉を届けて全22曲のライブは終了した。加藤はこのあと、7月13日(木)に開幕する主演舞台『罠』、10月にはミュージカル『レディ・ベス』と舞台出演が続く。歌手として、俳優として、さらなる進化を続ける加藤和樹のこれからにも注目だ。
2017年06月12日英国北部の炭鉱町で普通の少年が偶然バレエに夢中になり、大人たちを巻き込みながらも、やがてプロのダンサーを目指すまでを描いた映画『ビリー・エリオット』(邦題は『リトル・ダンサー』スティーヴン・ダルドリー監督)。2005年にはダルドリー自ら舞台化、エルトン・ジョンが楽曲を担当してトニー賞の10部門を獲得するなど、21世紀のマスターピースともいえるミュージカルだ。その待望の日本版を7月に控え、6月10日、都内のスタジオで公開レッスンが行われた。ミュージカル『ビリー・エリオット』チケット情報まずは演出補のサイモン・ポラードより、「私たちは昨年4月から1年かけてレッスン形式のオーディションをし、(主人公の)ビリー役を5人、(友人の)マイケル役を4人、500人以上の男の子から選びました」とアナウンス。これは初演のロンドン版、その後のブロードウェイ版も同様で、今回の日本版が世界基準に倣っていることを示すものだ。まずは1幕6場。ボクシングの練習に来ていたビリーが、女の子たち(バレエガールズ)のバレエレッスンに紛れ込んでしまう場面だ。登場するウィルキンソン先生(柚希礼音/島田歌穂とWキャスト)は色あせた服にくわえタバコという、いかにも場末のバレエ教師といういでたち。だが厳しくも的確にレッスンをつけていく様子は、ただ者ではない風格がある。年齢も体型もバラバラのガールズと繰り広げるナンバーはどこかコミカルで、面食らって右往左往するビリーがほほえましい。ふたつめは、炭鉱夫と警官とがストで衝突するナンバーに、ビリーのレッスン風景も織り交ぜて町の日常を描く1幕9場。バレエの稽古場に炭鉱夫の父親(吉田鋼太郎/益岡徹とWキャスト)が怒鳴り込んでくる1幕10場へと続く。“バレエは女の子かオカマがやるもの”と決めてかかっている父親なのだが、息子ビリーへの不器用な愛情が伝わるのは吉田ならでは。一歩も引けを取らない柚希との対峙は迫力がある。3つめは1幕12場、ビリーとマイケルのタップダンスだ。公開レッスンということで5人のビリーと4人のマイケルが登場、芝居をしながら難しいタップを踏むさまに驚く。初々しくも充実した表情を見せる彼らに、ますます本番の期待が高まった。囲み会見では「子どもたちは厳しいレッスンにもまっすぐ取り組んでいてすごい」と明かした吉田。続けて「来日スタッフも“今日はここまでにしましょう”という妥協がない。歌とダンスと芝居の三位一体を目指して頑張りたいね」と語った。また「稽古場でいいところも悪いところもさらけ出す子どもたちを見ると感動して……」というのは柚希だ。「(その過程も)この作品の演出の一部ということ。ぜひ細かいところまで見てほしいです」と、役柄そのままに子どもたちを思いやった。公演は7月19日(水)から10月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、10月15日(日)から11月4日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。取材・文佐藤さくら
2017年06月12日9月2日(土)、3日(日)に福岡・芥屋海水浴場キャンプ場で行われる「25th Sunset Live 2017 - Love & Unity -」の第1弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】今回発表された出演者は初日の9月2日(土)にSuchmos、ペトロールズ、GONTITI。2日目の9月3日(日)真心ブラザーズ、RHYMESTER、SPECIAL OTHERSなど、14組。6月22日(木)には第2弾出演アーティストの発表も予定されている。チケットの一般発売は7月17日(月・祝)より。なお、一般発売に先駆けて、現在オフィシャルサイトでは特割先行予約を実施中。受付は6月20日(火)午後11時59分まで。■25th Sunset Live 2017 - Love & Unity -日時:9月2日(土)開場11:00 / 開演11:309月3日(日)開場11:00 / 開演11:30会場:芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)出演:【9月2日(土)】Suchmos / ペトロールズ / GONTITI / レイザーラモンRG、椿鬼奴 / WATARU / ローホー【9月3日(日)】真心ブラザーズ / RHYMESTER / SPECIAL OTHERS / DANCE EARTH PARTY / サイプレス上野とロベルト吉野 / Nulbarich / RITTO&DJ KLO-DO / SKA☆ROCKETS料金: 単日券大人6900円ナイト券5000円(18時以降の入場)2日間通し券13800円(オリジナルタオル付)※料金はすべて税込。※中高生4,000円(要学生証提示で当日差額返金。大人券をお買い求めください)※小学生以下無料(但し家族に限り)※雨天決行(荒天の場合は中止)
2017年06月12日9月6日(水)東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)で松崎しげるプレゼンツ「黒フェス2017~白黒歌合戦」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】「黒フェス」は2015年に松崎しげるデビュー45周年を記念して開催。2016年も開催され、今回が3度目。開催日は例年同様、日本記念日協会より認定された「松崎しげるの日」でもある9月6日(黒の日)。現在発表されている出演者は、初年度から毎年欠かさず出演しているももいろクローバーZをはじめ、サンボマスター、八代亜紀、吉田山田など。さらに松崎の中学生の頃の悪友、三遊亭円楽やドラマ『噂の刑事トミーとマツ』松崎の相方を務めた国広富之が応援ゲストとして出演する。チケットの一般発売は7月29日(土)より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は6月18日(日)午後11時59分まで。■黒フェス2017~白黒歌合戦日時:9月6日(水)開場17時 / 開演18時※飲食、物販、外エリアは16時より開場会場: チームスマイル・豊洲PIT(ピット)(東京都)出演:松崎しげる / サンボマスター / 祭nine. / 宮前杏実(ex.SKE48) / ミラクルひかる/ ももいろクローバーZ / 八代亜紀 / 吉田山田MILLEA(オープニングアクト)※五十音順【応援】三遊亭円楽 / 国広富之(トミー)
2017年06月09日