チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (249/342)
鈴木杏と浦井健治という魅力的な組み合わせによるふたり芝居『星ノ数ホド』が東京・新国立劇場にて開幕。公演初日があと1週間ほどに迫った11月下旬、稽古場をのぞいた。舞台『星ノ数ホド』チケット情報ニック・ペインが発表し、2012年にロンドンで初演された戯曲を昨年、新国立劇場の『OPUS/作品』でも強い印象を残した小川絵梨子の演出で上演する。全員集合し稽古スタート!…と思いきや、冒頭1時間ほどをスタッフ十数人を交えてのゲームに費やす。くじを引いて役割を決め、この中に潜む“主犯”をあぶり出すというある種の「人狼ゲーム」だが、各自のポイントを毎日記録しており全員真剣そのもの。現場の和気あいあいとした空気、各自の驚くほどの距離の近さが伝わってくる。説明が難しい物語だが、ある男女の人生を通じ「あの時、YESと言っていたら」「こちらを選んでいたら…」という無数の可能性を描き出す。例えば冒頭、マリアン(鈴木)がローランド(浦井)に話しかけることで物語は始まり、同じ出会いのシーンが何度も繰り返される。きっかけとなる彼女の最初のひと言は常に同じだが、ローランドのリアクションは毎回異なり、それにより会話の結末、ふたりの立場や関係性が大きく変化していく。出会い、デート後の彼女の部屋、浮気の告白、プロポーズ――様々な人生のシチュエーションで、出てくる言葉がほんの少し違うだけで未来が大きく変わっていくことをふたりは体現し、物語は進んでいく。シーンを終えると鈴木と浦井は小川を交え、演じての感覚や抱えているモヤモヤを吐き出す。小川が繰り返し指示するのは、毎回“強いエネルギー”を持ってリピートのシーンに入ることで、小川曰く「移動している電車から、走っている車に飛び移る」作業。「ふたりで劇場を動かすエネルギーが必要」と途切れることのない熱量を要求する。そしてもうひとつ、小川が徹底するのは「自由」。少し会話のテンポやリズムが狂えば、それは相手にも影響し、全体の歯車を狂わすことにもなるが、小川は「芝居が始まれば、出てきたものが“正解”だから大丈夫。起きてること、見えてるものに意識を移して!」と語る。その言葉を胸に、鈴木も浦井も自信を持って演じていることが伝わってくる。ある時は他人、ある時は恋人、またある時は…と毎回異なる距離感を、鈴木も浦井も巧みに表現。小さなシーンの繰り返しと積み重ねによるマリアンとローランドの人生が、不思議とスリリングに迫ってくる。東京・新国立劇場にて12月3日(水)より上演。撮影・取材・原稿:黒豆直樹
2014年12月02日12月3日(水)より東京・草月ホールで上演される「本格文學朗読劇極上文學第7弾『走れメロス』」。同作の開幕に先がけてフォトセッションが行なわれた。朗読劇でありながら、ビジュアルと音楽を用い、キャストが動いて魅せるという、形に捕らわれないスタイルが人気の同シリーズ。メインキャストを日替わりで上演するのも魅力のひとつだ。この日行なわれたフォトセッションでは、キャストが実際に当日着用する衣装を着て登場。主演のメロスを演じる大河元気は「朗読劇なのに動きがあるというのが極上文學の魅力のひとつですが、朗読劇と言っている以上は読んで聞かせるということも忘れずに、皆さんに『走れメロス』の素晴らしさを伝えていきたい」とコメント。また、メロスの親友セリヌンティウスと、妹の2役を演じる西村ミツアキは「全く違う2役を演じるので、同じ作品でも違う景色を楽しみたいです。今年のしめくくりにふさわしい舞台にしたい」と語った。「本格文學朗読劇極上文學第7弾『走れメロス』」は12月3日(水) から7日(日)まで東京・草月ホール、12月27日(土) ・ 28日(日)に大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールで上演。チケットは発売中。
2014年12月02日韓国発のオリジナルミュージカル『ON AIR~夜間飛行~』が来年2月に再演されることが決まった。今年6月に東京・五反田ゆうぽうとホールにて初演し、約10000 人を動員した人気公演。今回も初演に引き続き、ユナク(超新星)が主演。加えて、同じ役で新たにチョンジ(TEENTOP)の出演も決定した。。作品は日本のラジオ局を舞台に展開するラブストーリー。日本と韓国で大人気のアイドルグループ「SPARK」のリーダー”ジェイ”は、スキャンダルによって芸能界から姿を消していたが、日本のラジオ番組のDJ として活動を再開。そしてそのラジオ番組のディレクターである”アヤ”と出会う……。公演は2月4日(水)から2月12日(木)まで東京・六本木ブルーシアターにて。
2014年12月02日トニー賞8部門を受賞したブロードウェイミュージカル『Once ダブリンの街角で』が、日本初上陸を果たし、11月27日、東京・EXシアター六本木で開幕した。ミュージカル『Once ダブリンの街角で』チケット情報本作は、口コミから世界中で大ヒットを記録した同名映画の舞台化。アイルランド人の男性ストリート・ミュージシャンとチェコ人の女性がアイルランドの首都ダブリンで出会い、楽曲制作を通じて惹かれ合っていく切ないラブストーリー。劇中の楽曲は、主役のグレン・ハンサードとヒロイン役のマルケタ・イルグロバが作詞作曲を務め、心を捉えて離さない美しい楽曲の数々で、2007年度アカデミー賞歌曲賞を受賞し、サウンドトラックはグラミー賞の2部門にノミネートされた。映画のストーリーと音楽をベースに舞台化した本作は、2011年11月にオフブロードウェイで初演し、ロングヒットを記録。2012年2月よりブロードウェイに進出し、2012年のトニー賞で最優秀新作ミュージカル作品賞を含む8部門を受賞し、2013年グラミー賞のベスト・ミュージカル・シアター・アルバムなど、数々のアワードを受賞した。ミュージシャンのドキュメンタリー作品を観ているような映画の世界観を踏襲しながら、ミュージカルならではの様々なアイデアが詰まった本作。舞台には、アイリッシュバーカウンターがあるだけのシンプルなセットで、ユーモアを加えた物語が展開される。劇中の楽曲はすべてキャストが演奏し、アコースティック・ギターやバイオリン、アコーディオンなどの楽器を持ち、ダンスしながら歌う姿は迫力満点。日本公演で主役を演じるのは、シンガーソングライターとしても活躍するイギリス人俳優のスチュアート・ウォードとミュージカル女優のダニ・デ・ワール。ふたりが初めて「Falling Slowly」をセッションする印象的なシーンなど、映画の感動もそのままだ。また、バーの壁にはたくさんの鏡が配置され、いろんな角度からキャストの表情を見ることができ、より深く物語に入り込むことができる。さらに、開演前には舞台にあがってセットのバーで飲み物を購入することができ、しかも舞台に観客がいる状態のままでキャストが演奏を始め、まるで物語の中に入り込んだかのような感覚を味わうことができる。本公演は、12月14日(日)まで東京・EXシアター六本木で上演。チケット発売中。
2014年12月02日女性アイドルグループ、仮面女子が11月25日、東京・P.A.R.M.Sで行なったライブに、ボブ・サップが飛び入り出演した。ライブの終盤、仮面女子が『夏だね☆』を披露し、メンバーの立花あんながステージから会場内に降りてパフォーマンスをしていると、突如ジェイソンマスクの大男が乱入しケチャと呼ばれるヲタ芸を披露。その大男がボブ・サップと分かると、突然の登場に会場は大いに沸きあがった。その後ボブ・サップは仮面女子とステージ上でトークを披露。メンバーの森カノンが「お姫様抱っこをして欲しい」とリクエストすると、快く応じるなど交流を深めた。また、現在ボブ・サップは、アメリカや韓国で催眠術師として活動中。この日もメンバーの立花あんなに催眠術をかけると、急に涙が出て、声が出なくなり、会場内からは驚きの声が上がった。最後にこの日のライブの感想を聞かれたボブ・サップは「excellent!自分の次の目標は仮面女子のメンバーになることだ」と賛辞を送り、この日のライブは終了した。仮面女子はアリスプロジェクト所属のアイドルによるグループ。メンバー全員がホッケーマスクをかぶっているのが特徴。自らを地下アイドルと名乗り、年間1000本を超えるライブを開催。今年はLOUD PARK14に出演し、洋楽メタルファンを前に強い印象を残した。2015年11月12日(月・祝)には埼玉・さいたまスーパーアリーナで単独公演が決まっている。
2014年12月02日2014/2015シーズンの新国立劇場オペラ公演の目玉のひとつが、2015年5月に上演されるヴェルディ作曲《椿姫》の新制作上演だ。新国立劇場オペラ「椿姫」〈新制作〉の公演情報19世紀半ばのパリを舞台に、華やかな社交界で男たちを虜にする高級娼婦ヴィオレッタが掴んだ真実の愛と悲運の最期。振幅の激しいドラマチックなストーリーに加えて、有名な〈乾杯の歌〉〈花より花へ〉〈プロヴァンスの海と空〉など次から次に登場する流麗な音楽が、ただ美しいだけでなく、登場人物の心理・感情を巧みに表現しているのがすごい。世界中の歌劇場で頻繁に上演されているのは当然と言えるだろう。新国立劇場でも2002年の初演以来繰り返し上演されてきた人気演目の、待望のニュー・プロダクションが登場する。演出と美術・衣裳を委ねられたのはフランス人演出家のヴァンサン・ブサール。1999年パリのコメディ・フランセーズで演出家デビュー以来、いまやヨーロッパ中の劇場から引っ張りだこの存在で、これが新国立劇場初登場。彼が《椿姫》を手がけるのも初めてだ。2006年にインスブルックで上演された《ドン・ジョヴァンニ》の映像が商品化されているのでご覧になった方も多いかもしれないが、写実的な装置を排した現代的でシンプルな舞台の中に、ほのかに伝統の香りも感じさせるスタイリッシュな手腕は高い評価を得ている。主役のヴィオレッタはソプラノ歌手にとって難役だ。第一幕では華やかな高音のアリアがあり、第二幕、第三幕と進むにつれ劇的な性格描写が必要な役柄なので、幅広い、しかも異なるタイプの声の表現が求められる。ほぼ出ずっぱりで休む間もないからなおさらだ。今回ヴィオレッタを演じるのはスロヴェニア人ソプラノのベルナルダ・ボブロ。凛とした透明な美声を持つ彼女の名前を一躍有名にしたのが2012年に英国ロイヤル・オペラで急遽代役で歌った《椿姫》だった。出世役を引っさげての新国立劇場初登場に期待が高まる。ヴィオレッタの恋人アルフレードを歌うのは、注目のイタリア人若手テノール、アントニオ・ポーリ。スカラ座の2013年来日公演《ファルスタッフ》フェントン役やローマ歌劇場の2014年来日公演《ナブッコ》イズマエーレ役で聴かせた甘くのびやかな歌声も記憶に新しい。「新しい酒は新しい革袋に盛れ」の故事もある。オペラ界の次代を担う旬の顔ぶれが揃った新制作《椿姫》が魅力的だ。文:宮本明◆新国立劇場オペラ「椿姫」〈新制作〉2015年5月10日(日) 14:00開演2015年5月13日(水) 14:00開演2015年5月16日(土) 14:00開演2015年5月19日(火) 19:00開演2015年5月23日(土) 14:00開演(★)ぴあスペシャルデー2015年5月26日(火) 14:00開演新国立劇場 オペラパレス★=ぴあ貸切公演。プレイガイドでのチケット販売はチケットぴあのみ。
2014年12月02日12月1日に世田谷パブリックシアターで開幕した舞台『鼬(いたち)』。同作の開幕に先がけて、11月30日に通し稽古が行われた。【チケット情報はこちら】同作は『太陽の子』などで知られる昭和の劇作家・真船豊の代表作を、長塚圭史が演出。昭和初期の東北の寒村を舞台に、財産目当ての人間たちによる骨肉の争いが繰り広げられる。主人公の女性、「おとり」を演じるのは鈴木京香。また、おとりを忌み嫌う義理の姉「おかじ」を白石加代子、その息子萬三郎を高橋克実がそれぞれ演じる。開幕を前に、主演の鈴木京香は「肉体的には大変でしたが、憧れの白石加代子さんや舞台の先輩たちとご一緒できるのが嬉しくて、稽古も楽しく充実していました。でも、白石さんの圧倒的な存在感の前では、敵対する役柄としてしっかり向き合わなければ、という緊張感は強くなります。「おとり」は狡猾でひどい人間ですが、死にもの狂いで生きてきた凄みがある。でも、感情をむき出しにして悪態ばかりついているのに、小気味よさや爽快感があるのが不思議です。これが方言の面白さなのかもしれません。今、普段の生活でも「おとりさん」がときどき顔を出すんです。急に方言になったり、目つきも悪くなってます(笑)」と笑いを交えて自身の役についてコメント。また、白石は「「おかじさん」の心には、これまでの苦しみや恨み、家への固執が渦巻いていて、その毒をものすごい言葉の羅列で吐き出すんです。とても激しい悪態なんですが、作家さんが書かれた台詞が非常に魅力的なのが救いです。長塚演出はこれが3作目。いつも穏やかで楽しい方ですが、稽古場での彼はものすごい集中力と持久力の持ち主。じっくりと役者を見て何があっても揺るがず、辛抱強く待ってくれる。そして、スバッと本質を突いて厳しいことも言ってくださる。そんな稽古を通して、細やかで丁寧に創り上げることができました」と役への仕上がりに自信を見せた。同作について演出の長塚圭史は「この戯曲の一語一語から、昭和初期の作家たちが死にもの狂いで言葉と向き合ってきた執念のようなものを感じます。だから、本で読んでいた以上に舞台に立ちあがってからの方が面白いと稽古に入って強く思いました。今回、戯曲をたどるのではなく、作品がもつエネルギーを抽出していくような向き合い方で演出しています」と語った。舞台『鼬(いたち)』は12月1日(月)から28日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは発売中。
2014年12月02日銀河劇場ニュージェネレーションシリーズの第1弾として、次世代クリエイター×若手舞台俳優による朗読劇が、2週に渡って上演される。1週目に選ばれたのは『春のめざめ』。試行錯誤の熱気あふれる稽古場に入った。朗読劇『春のめざめ』チケット情報フランク・ヴェデキント作『春のめざめ』は、100年前にドイツで生まれた戯曲。思春期の少年少女たちの性のめざめと、それを抑圧する大人たちと、だからこそ起こってしまう悲劇とを描いている。若い俳優たちが生かせるものをとこの作品を選んだ演出の高橋正徳(文学座)は、しかし、その戯曲のリライトを鐘下辰男に依頼。現代の日本にも通じる普遍的な本質を抽出した上演台本が仕上がった。稽古場ではその台本を手に、さらに物語を生きたものにする工夫がなされている。たとえば、舞台美術。舞台には椅子だけが置かれる予定だが、席が決まっているわけではない。9名のキャストに椅子の数はその倍以上の20脚。出演シーンが終われば周囲に並べられた椅子に引っ込む。それもどこに座ってもいい。台詞を読むときでさえ、その位置は不確定で、「明日にはまた変わるかもしれないけど」と、高橋もゆるやかに演出していく。朗読劇と言えば動かずに台本を読んでいるイメージがあるが、想像以上に大らかで躍動的だ。台本も、ただ読むのではない。相手に向かって語ることもあれば、客席に向かうこともある。相葉裕樹が演じるメルヒオールに、中島歩が演じるモーリッツが自身の性のめざめを告白するやりとりも、そのメリハリをつけることで俄然面白くなった。互いを見ていた視線が客席に向くことで、メルヒオールがモーリッツを未知の世界へ引きずり込もうとする緊迫感もより高まっていく。「言葉を語るということにこだわりながら、何か朗読劇と芝居の真ん中を見つけていきたい」と高橋も語る。印象的だったのは殴り合うシーン。実際に相手を殴ることなく、足を踏み鳴らし、睨むことで、それを想像させる。「言葉の熱量だけでなく、身体の熱量でも、そのシーンを動かしていきたい」と高橋が言うように、俳優たちはさまざまなアイデアを繰り出して、想像力広がる空間を作り出していくことになる。また、ト書きを含め、ひとりで何役もの台詞を読み、少年少女を演じた俳優が大人も演じる。真面目に一生懸命読む場面もあれば、遊びを取り入れるシーンもある。この朗読劇の自由さこそが、多感な思春期を描くこの作品の豊かさにつながっていくのである。公演は12月6日(土)・7日(日)に東京・天王洲 銀河劇場にて。
2014年12月01日2015年3月から5月にかけて、京都で初めての大規模な現代芸術の国際展、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の開催が発表された。京都市美術館の全館と京都府京都文化博物館を主会場に、2ヶ月にわたり京都市内の複数の会場で、世界の第一線で活躍する美術家約40名が、新作を中心に作品を発表する。PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015のチケット情報参加作家は、北京オリンピック開会式の花火の演出を手がけた中国出身の蔡國強、京都賞を受賞した南アフリカの映像作家ウィリアム・ケントリッジ、イラン出身でベルリン在住の女性彫刻家ナイリー・バグラミアン、ベトナム出身でデンマーク国籍のヤン・ヴォーなど、様々な国籍の気鋭の美術家が京都に集う。PARASOPHIAは、paraとsophiaを結合した造語で、paraは「別の、逆の、対抗的な」という意味を、sophiaは叡智や学問体系を意味している。そしてその言葉の優しい音感は、都市・京都そのものを暗示する。今回のアーティスティックディレクターを務める河本信治は、「京都は歴史的にも、社会が激変した第二次世界大戦後から現代まで、市内の各種施設や社寺、篤志家たちが国内外の多様な芸術家たちを支えてきた土地であり、現代芸術に対しても寛容であり続けた都市です。PARASOPHIAは、明日の文化の生産と蓄積を目指す知のワークショップとして都市・京都を際立たせます。そして、幅広い層が楽しめる軽やかな外見の展覧会であると同時に、国内外の専門家たちの知的共感を集められる奥深い内容を目指します」とコメントを寄せた。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケット前売り開始は2014年12月11日(木)。
2014年12月01日チケットぴあウェブサイトにて、洋楽公演をまとめた特設ページ「洋楽EYE」が新たにオープンした。同ページでは今後予定されている海外アーティストのライブ情報を網羅。開催時期やジャンル別で検索することができる。また、コラム「はみだし洋楽EYE」では来日公演を行なう海外アーティストを中心に、注目のアーティストを紹介。第1回のコラムは来年2月・3月に来日公演が決まっているKISSを取り上げている。「洋楽EYE」では今後も随時、来日公演の最新情報をお届け。また、夏フェスの開催時期には追加出演者情報などが更新されていくので、洋楽情報に興味がある方はご確認を。
2014年12月01日the pillowsが11月30日茨城・水戸ライトハウスより、新作を携えた全国ツアー「moondust tour」をスタートさせた。【チケット情報はこちら】今年結成25周年を迎えたthe pillowsが新作『ムーンダスト』をリリースしたのが10月22日。前作リリースとツアー後に活動休止、山中さわおのソロアルバムのリリースとツアーがあったため、新作を携えたツアーは約2年半ぶりだ。「久しぶりじゃないか、みんな元気かい?」。お決まりのMCに怒号にも近い歓声が起こると「声でっけえな」と嬉しそうな山中。「ツアー初日、初々しい僕たちを、仕上がっていない俺たちをまんまと観に来たな(笑)」と続け、新作からのナンバーを中心に熱いロックンロールを繰り出す。ライブ初披露の新曲もCDよりさらにエモーショナルに歌い上げ、場内のボルテージを一気に上げていく。MCで山中は「今年は俺たち25周年って言ってやってきたけど、ここ水戸ライトハウスも25周年だそうです。(当日収録に入っていた)スペースシャワーTVも25周年ですよね」と縁を感じる初日に触れ、「25年やっても”まだまだだな”と思うのは昨日、新宿の服屋さんに入ったとき、大学生くらいの男の子ふたりとすれ違ったら”あっ、今のthe pillowsのボーカルだ、まじか”みたいな(笑)。そっか、まださわおさんって定着しないんだ」と自虐的なエピソードを披露。演奏されるセットリストも新作からの曲を核に、これまでのキャリアの中からフィットするナンバーを織り交ぜて、躍動感と感動が湧き上がる構成。積み重ねてきた年輪と、25年を経て未だロックに魅せられた少年のような瑞々しさが同居するステージは実に希少だ。また、メンバー紹介の時、茨城出身の佐藤シンイチロウ(ds)が20年ほど前に共演したバンドが、関西出身なのに岩手で”岩手のみんな、帰ってきました。岩手は第二の故郷です”と言ったことにびっくりしたと語り「残念ながらthe pillowsは大衆に媚びないのでそういうことを今まで言ってこなかったけど、今日は言ってみようかな。茨城は僕の第二の...、あれっ、第一の...」と言いかけ、山中に「ややこしいわ、唯一の、でしょう」とツッコまれ、会場の笑いを誘った。アンコールに2度応え、満足そうな笑顔を浮かべた山中は、「今日はね、初日だし、初日はいつもフワフワしてるところを見せてる。だけど”今日の俺は違う!”と思ったら違わなかった(笑)。ここから俺たち元気に、仲良く(笑)、ツアー回ってくるよ。ツアー中、また新曲作るよ。ありがとう、楽しかった」と締めくくった。ツアーは来年3月28日(土)東京・Zepp Tokyoまで続く。また同ツアーでは、アルバム『ムーンダスト』を購入か、来年1月21日(水)に発売される結成25周年記念ライブの模様を収めたDVD・Blu-ray作品を予約すると、その場で「オリジナルクリアファイル」が貰えるキャンペーンを実施。参加予定の方はご確認を。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2014年12月01日3人組ロックバンド、UNISON SQUARE GARDENが、2015年7月24日(金)に初の東京・日本武道館公演「UNISON SQUARE GARDEN LIVE SPECIAL “fun time 724”」を開催する事が決まった。【チケット情報はこちら】同公演の開催は、11月29日に東京・中野サンプラザで行なわれた全国ツアーの最終公演で発表された。ライブが行なわれる7月24日は11年前にバンドが結成された記念すべき日。また、公演名に含まれている「fun time」は彼らが不定期で開催している自主企画イベントの名称で、「僕らは僕らが楽しいと思う音楽をステージ上で力一杯表現するから、君たちもどうか自由に僕らの音楽を楽しんで」という想いが込められている。この日の公演でも音楽へ強い想いを持った彼らのライブが見られそうだ。なお、同公演のチケット一般発売に先がけて、武道館公演の特設サイトではオフィシャルHP先行を実施中。受付は12月18日(木)午後11時59分まで。■「UNISON SQUARE GARDEN LIVE SPECIAL “fun time 724”」日時:2015年7月24日(金)開場 17:30 / 開演 18:30会場:日本武道館(東京都)料金:前売5400円(税込・全席指定)
2014年12月01日太宰治の絶筆となった未完の小説『グッド・バイ』を、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し舞台化することが決まった。KERA・MAP チケット情報太宰の遺作『グッド・バイ』は新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で、自身が玉川上水での入水自殺を遂げ絶筆となった作品。その遺作をKERAが、7年ぶりに再始動する自身のプロデュース企画「KERA・MAP」の第6回公演『グッドバイ』として舞台化。仲村トオル、小池栄子の出演で2015年9月、東京・世田谷パブリックシアターで上演する。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二が主人公。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲け、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せて…という里心に近い気持ちが起こり、女たちと別れようと試みる…。小説の文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させる。この未完の作品を、絶妙な会話劇の名手と言われるKERAがどのように舞台化するのか。KERAは舞台化にあたり、次のようなコメントを寄せている。「第二期KERA・MAP」の始動である。似た名前のユニットがあるらしいが、きっと偶然に違いない。第二期第一弾として、太宰治未完の絶筆「グッド・バイ」を、ナカグロ抜きの「グッドバイ」として舞台化する。「未完」といっても、ほとんど物語の導入しか書かれていない小説だ。太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。「ヘナチョコな色男田島(仲村)と怪力傲慢な美女キヌ子(小池)。そして沢山の田島の愛人」。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる。どうか御期待頂きたい」キャストには仲村、小池をはじめ、水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派強力キャストが勢揃い。仲村のKERA作品への参加は、『黴菌』(2010年)、『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』(2014年12月)に続き、舞台では今作品が3作目。また来年1月からスタートする、KERA脚本・監督のTVドラマ『怪奇恋愛作戦』の出演も控えるなど、近年、KERA主宰の劇団「ナイロン100℃」の劇団員並のハイペースでKERA作品に出演を重ねており、KERAの信頼度が伺える。その信頼に応えて仲村は「「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして今は舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半は KERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼナイロン?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは 『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とコメントしている。
2014年12月01日来年1月、東京・三越劇場で行われる初春新派公演。出演者の水谷八重子、波乃久里子らが11月26日、都内で公演に向けて記者懇親会を開催した。初春新派公演 チケット情報新派を代表する女方、花柳章太郎の没後五十年を追悼して行う同公演。亡き名優縁の2演目、樋口一葉の短編小説を久保田万太郎が脚色・演出した『大つごもり』と川口松太郎が花柳に当てて書下ろした『寒菊寒牡丹』を上演する。懇親会で水谷は「花柳章太郎没後五十年ということで、ちょっとぞっとする気もするくらい、ついこの間のことのように覚えております。ひとりでも花柳先生の名演、魅力、日本の香りを大切に演じていきたいと思います。『寒菊寒牡丹』はトリプルキャストの菊葉がどう競って、どういう風に歯向かうか、自分のものにするか、女優の葛藤が間近に見られるのが楽しみです」と期待を寄せた。『寒菊寒牡丹』では、若き実業家に正妻として迎えられる売れっ子芸者、菊葉を瀬戸摩純、石原舞子、鴫原桂の3人が演じ、水谷はその菊葉に特別な思いを抱く姉さん芸者妻吉を演じる。一方、波乃は『大つごもり』で主演。大晦日、恩ある伯父一家のため奉公先の屋敷にあった手文庫の金に手をかけてしまう女中みねを演じる。「昨日新橋演舞場の千穐楽(新派特別公演十七世中村勘三郎十八世中村勘三郎追善)を終えまして、温度が冷め切っていない状態で今日の初春新派の懇親会。盆と正月が一度にきたような気持ちです。この温度が冷めないように皆様、宜しくお願いします。『大つごもり』は一世一代と銘打っておりますが、特別なことではなく、いつも一世一代と思って演じております」と意欲を語った。公演は1月2日(金)から26日(月)まで。チケットの一般発売は11月30日(日)午前10時より。
2014年11月28日天王洲銀河劇場は12月、〈ニュージェネレーションシリーズ〉と銘打ち、次世代クリエイターと若手舞台俳優との顔合わせによる朗読劇2作を上演する。12月6日(土)・7日(日)は120余年前の衝撃的な発表から今なお青春群像劇の名作として知られる『春のめざめ』(フランク・ヴェデキント作)、同月14日(日)、15日(月)はアニメ『TIGER & BUNNY』の脚本も手がけた脚本家による“バディ系歴史ノベル”『僕とあいつの関ヶ原』(吉田恵里香作)。そのうち『春のめざめ』に出演する相葉裕樹と木戸邑弥、栗原類、演出担当の高橋正徳(文学座)に、話を聞いた。『春のめざめ』チケット情報19世紀末のドイツ。ギムナジウムに通うメルヒオールは成績優秀だが、保守的で抑圧的な学校生活に息苦しさを感じ、親友のモーリッツやヘンスフェン、エルンストらと女の子の話に興じる毎日。幼なじみのヴェントラとその友達の女生徒たちも男子の話題に花を咲かせているが、実はそれぞれにある孤独を抱えていた。そんなある日、偶然森で出会ったメルヒオールとヴェントラは一線を越えてしまう。一方で劣等生のモーリッツは勉強や女性との悩みに疲弊し、ついに…。ストレートプレイはもちろんミュージカル版でも知られる本作だが、今回は朗読劇。「相葉さんがメルヒオールを演じるなどメインの配役はありますが、すべての役とト書き、動物の鳴き声など効果音もキャスト全員で演じてもらう予定」と、高橋が意外な構想を口にした。朗読劇とは、衣装や大道具という舞台を構成する要素を最小限に押さえた演劇。逆にいえば演じ手が瞬時に他の役どころに変わることも可能で、その分観客の想像力に委ねられる“余白”が大きくなる。話を聞いていた相葉は「それって、役者の力量が問われるということでもありますよね」と表情を引き締めた。上演台本は、高橋いわく「文体に硬さと強さをもつ」劇作家の鐘下辰男に依頼。より現代語に即した訳になっているとあって、キャスト陣からも「100年以上前の作品なのに、台本を読んでいると登場人物一人ひとりに共感できるポイントが見つかるのが不思議です」(木戸)、「僕も学校生活に違和感があって、重要でない話に適当に合わせるのが苦手だったことを思い出しました」(栗原)と好評の様子だ。相葉も「苦しいくらいの自我と性の目覚めは誰にでもある感覚だと思う。メルヒオールのまっすぐに行動する部分は僕自身にはないので、うらやましくもあります」と率直な感想を教えてくれた。「稽古を通して、若い彼らの“俳優としての欲望”をあばきたい」と言う高橋。朗読劇と侮ってはいられない。今作では3人の見たことのない表情に出会えそうだ。12月6日(土)・7日(日)に東京・天王洲 銀河劇場にて。3回すべての公演を観劇すると、好きなキャストの「扮装写真ポスター」をプレゼントする3回コンプリートキャンペーンや、12月7日(日)13時の回のチケットを購入すると好きなキャストの稽古場写真を1枚プレゼントし、更にキャストとの2ショットチェキ撮影が抽選で30名様にあたる春のめざめ123キャンペーンも実施中。取材・文佐藤さくら
2014年11月28日現・六本木ブルーシアター(東京都港区六本木五丁目11番12号)が2015年1月1日より、Zeppライブなど8社による共同運営で新たに「Zeppブルーシアター六本木」としてオープンする。同事業に参画するのは、Zeppライブをはじめ、パルコ、トリックスターエンターテインメント、クリエイティブマンプロダクション、ディー・バイ・エル・クリエイション、エンタテインメントプラス、ローソンHMVエンタテイメント、ぴあの8社。8社は、それぞれの得意分野を活かしつつ連携、新しいライブ・エンタテインメントの創出を目指し、ロングラン公演を中心に8社のレパートリーを含めジャンルにとらわれないコンテンツの企画、制作、招聘等を行っていくという。現時点で決定しているのは以下の4公演。『LOVE LETTERS(ラヴ・レターズ)』公演期間:2015年1月10日(土)~12日(月)出演:久保田悠来×映美くらら他ミュージカル『薄桜鬼』藤堂平助 篇公演期間:2015年1月17日(土)~25日(日)出演:藤堂平助:池田純矢、雪村千鶴:田上真里奈/土方歳三:井澤勇貴、沖田総司:廣瀬大介、斎藤一:橋本祥平、原田左之助:五十嵐麻朝、永倉新八:宮崎秋人、近藤勇:井俣太良(少年社中)、山南敬助:味方良介、山崎烝:高崎翔太/天霧、九寿:郷本直也、不知火匡:柏木佑介、雪村綱道:江戸川萬時、千姫:柳田衣里佳/風間千景:鈴木勝吾、六本木康弘、横田遼、遠藤誠、菅原健志、岩崎大輔、吉田雄希『正しい教室』公演期間:2015年3月21日(土)・22日(日)作・演出:蓬莱竜太出演:井上芳雄他WRECKING CREW ORCHESTRA(レッキンクルー・オーケストラ)『DOOODLIN’』(ドゥードゥリン)公演期間:4月3日(金)~4月12日(日)出演:WRECKING CREW ORCHESTRA(レッキンクルー・オーケストラ)今後のラインナップにも期待が高まる。
2014年11月28日伊藤靖朗が主宰を務める「舞台芸術集団 地下空港」の新作『ダキニ城の虜』が、12月16日(火)より、東京・恵比寿エコー劇場で開幕する。そこで脚本・演出も手がける伊藤と、客演の鈴木勝大に話を訊いた。地下空港『ダキニ城の虜』チケット情報伊藤が地下空港のコンセプトとして掲げるのは、「劇場に旅をする」ということ。旅に出た時のような新たなる出会いや体験を自らの作品からもたらし、さらにその劇場空間を「コンセプチュアル・アートで満たす」ことで寓話的な世界観を生み出している。そんな伊藤が新作のテーマにしたのは、“現代における尊厳”。しかも“巨大ショッピングモール”が舞台となっており、その理由を伊藤は、「すごく大きなものに包まれる中で、いつの間にか大事なものをなくしてしまっていたりする。そういう現代的な感覚を、巨大ショッピングモールから表現出来ないかと思ったんです」と語る。客演の鈴木が地下空港に参加するのは、今回が初。伊藤は「甘いマスクでありながら演技が力強い」とその起用意図を明かし、「それは今回の作品づくりにも大きく影響しています」と続ける。その鈴木が伊藤作品から感じているのは、「作品や役のディティールがすごく細かい」ということ。「自分がそこをいかに掘り下げていけるのか。それが楽しみであり、またやりがいでもあります」と鈴木は意気込む。また地下空港では、役者同士のゲームのような、ウォームアップから稽古が開始される。それについて鈴木は、「体を動かしているうちに、気持ちの部分もウォームアップされていく。そういう時間を伊藤さん含め、皆さんと共有していくことで、作品の土台までもつくっていけているような気がします」と話す。そして今回伊藤が最も大切にしているのも、「たくさん話し合う」ということ。「作家だけの視点ではなく、カンパニーの心を対話で照らし合わせながら、作品の基礎をしっかりとつくっていきたい」と本作への思いを新たにする。さらに伊藤と鈴木は、「楽しい作品にしたい」と声を合わせる。「まずはお客さんに楽しんでもらえるものをつくること。さらにそこから、何か考えるきっかけになればいいなと思います」とは鈴木。そして伊藤は「重いテーマではありますが、作品そのものはエンターテインメントですし、その期待には250パーセントお応えしたい。つまりこれはハラハラドキドキの、僕らからの恐ろしいクリスマスプレゼントです!(笑)」と続け、作品への期待感をより一層高めてくれた。公演は12月16日(火)から22日(月)まで。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年11月28日世界中で人気上昇中のアクション・スポーツ・エンターテイメントで、FMX(フリースタイルモトクロス)やBMX(自転車)、スケートボードなどを使ったスリル満点のパフォーマンスが見られる「ナイトロ・サーカス ライブ」が、2015年春に日本初上陸する。同イベントの開催に先駆けて、11月24日、フジテレビ前広場でFMXによるパフォーマンスライブが行われ、ステージを取り囲んだ観衆を興奮させた。ナイトロ・サーカス ライブ チケット情報「ナイトロ・サーカス」は、世界的に有名なプロライダー、トラヴィス・パストラーナが率いるメンバーたちが、危険なスタントに挑むアメリカMTVで人気の番組。本公演は、彼らが生のパフォーマンスを披露するスタントショーとして2010年にワールドツアーをスタートし、これまでに17か国63都市で150万人以上の観客を熱狂させた。日本公演には、世界的に有名なプロライダー、トラヴィス・パストラーナをはじめ、多くの海外トップライダーが出演する。この日のパフォーマンスライブには、同イベントに出演するFMXの日本人ライダー鈴木大助、渡辺元樹が登場。彼らを含む7名のライダーが、次々とバイクでジャンプ台を駆け抜け、10メートル以上もある空中で様々なパフォーマンスを行った。バイクに乗ったまま一回転する者がいれば、ハンドルだけを握り体を反らせたり、体をバイクと並行にして完全に手を離したり、バイク自体を横にひねったりとドキドキの連続。最後は、7台のバイクが間を置かず連続でパフォーマンスを披露し、観る者を驚かせた。バイクが飛ぶたびに観衆からはどよめきが起こり、そのスピードとスリルと演技の見事さに大盛況となった。日本人ライダーのふたりは、「超一流のライダーが集まるイベントなので観て損はない。そこで走れるので、すごく楽しみです」(鈴木)、「メンバーに選ばれたのは奇跡。FMXだけじゃなく、自転車や車いす、キックボードで飛ぶ姿は魅力的。国内でなかなか観られないのでぜひ観ていただきたい」(渡辺)と見どころを語った。スペシャルサポーターに就任したE-girlsのAyaは、「パフォーマンスを観て大興奮。日本を熱狂の渦に巻き込んでくれるのは間違いない。私たちも盛り上げていきたいと思います!」とPRした。「ナイトロ・サーカス ライブ」は、2015年2月28日(土)・3月1日(日)京セラドーム大阪(大阪府)、3月7日(土)・8日(日)東京ドーム(東京都)で開催。チケット発売中。
2014年11月28日あの『DEATH NOTE』がミュージカル化される――。日本中に大きな衝撃をもたらしたであろう話題の作品『デスノート THE MUSICAL』。しかも音楽はブロードウェイの第一線で活躍する作曲家フランク・ワイルドホーンが手掛けるなど、話題性だけではないビッグ・プロジェクトであることが判明している。この注目作で主人公・夜神月(やがみらいと)をWキャストで演じる浦井健治と柿澤勇人に意気込みを聞いた。『デスノート』チケット情報はこちら名前を書いた人間を死なせることができる“死神のノート”を手に入れ、そのノートによって犯罪者を裁き、新世界の神“キラ”として理想の世界を作ろうとする月と、彼を追い詰める探偵・Lとの間の頭脳戦を描く物語。原作は発行部数3000万部を超える大ヒット作だが、浦井は「もともと原作の大ファン。キラとLの高度な心理戦という部分に惹かれましたし、単純にキャラクターが魅力的すぎますよね! それに社会風刺もあるし、問題提起もある。原作の最後のシーンでは鳥肌が立ちました」とまずは原作への愛を熱っぽく話した。柿澤も「ノートに名前を書いたら、その人が死んでしまう。それはリアルではないかもしれませんが、そうなったらいいなと思う人もいるわけで、それはとても怖いこと。現代人の心の病といったものも内包した漫画ですよね」と語る。超越した存在であるように思える月というキャラクターには、しかしふたりとも「共感できる」という。「自分の行いを正義だと思っている、その部分がすでに“闇”。でも多分、その闇の部分は誰しもが持っているんだと思います」(柿澤)、「月はごく普通の学生だった。その時点で僕らと接点があります。誰もが生きていく上で自分の欲求を持ち、それが叶わないフラストレーションを抱え、それを乗り越えていくところに人間の成長はある。その時にデスノートのようなトリッキーなアイテムが手に入ったら…。人としてどう変化してしまうのか。怖いですよね」(浦井)。11月に行われた製作発表の場では劇中歌を披露し、その迫力に加えビジュアル面でも“月らしさ”をアピールしたふたりだが、「製作発表で僕ら、あの伝説のセリフでもある「僕は新世界の神だ!」と歌い上げてしまいました。全世界にファンがいることに敬意を表しつつ、このカンパニーならではの『デスノート』を作っていかないと」と力を込める浦井。柿澤も「今、スポーツのジャンルなどでは日本人が世界で活躍している。でも舞台というジャンルではまだ、日本の作品はあまり世界に進出していません。ただ、一方で僕は日本の舞台にも世界で通用する作品がたくさんあると思ってます。この作品は日本発信で世界に届けられる可能性を秘めている。ここに賭けたいですね!」と意気込んだ。ふたりの月の情熱が、この作品を世界に羽ばたかせる。ぜひその瞬間を目撃して欲しい。公演は4月6日(月)から29日(水・祝)まで、東京・日生劇場にて上演。チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを11月29日(土)11:00から12月12日(金)9:30まで受付。東京公演後は大阪・愛知でも上演。
2014年11月28日ダークな笑いと不条理な作劇で知られるケラリーノ・サンドロヴィッチが、チェーホフの四大劇『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』を全て上演する企画に挑戦している。最高のキャストとタイミングで上演するという主旨のため、不定期シリーズだが、言い方を変えれば、条件が揃わない限り上演しないという贅沢な企画だ。第1弾の2013年の『かもめ』は、繊細で緻密な人間模様を描き出して好評だった。チェーホフは『かもめ』をあえて「喜劇」としているが、KERAは人間の哀しくもおかしい喜劇性を見事に、すくいとっていた。そして、待望の第2弾『三人姉妹』が、2015年に上演される。出演は、三人姉妹を演じる余貴美子、宮沢りえ、蒼井優のほか、堤真一、段田安則ら豪華な顔ぶれ。『わが闇』『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』などをはじめ、女性トリオものを多く書いているKERAにとっては、いよいよ“本家”と向き合うことになる。舞台『三人姉妹』チケット情報「チェーホフの『三人姉妹』を強く意識したのはナイロン100℃の公演『わが闇』頃からなんですが。『3人』が好きなんですね(笑)。ふたりより複雑な関係性を作れるので。加えて女性を書くのが好きなので、女性トリオものが多くなりますね。好きな要素が重なっているので『三人姉妹』は、積極的に取り組みたい作品のひとつです」19世紀末、故郷モスクワへ帰ることを夢みている3人の姉妹と、彼女たちを取り巻く人々のささやかな希望と挫折を描いた名作にKERAはどのように取り組むのだろうか。「チェーホフ作品は、大きな事件はすべて幕間ですでに起きていて、観客に見せるのは事件の後なんです。だから、一見退屈に思えるシーンでも、水面下では様々なドラマが蠢いているその空気をどれだけ伝えらえるかがポイントになると思います。『かもめ』は、半分は青春物語でしたし、比較的笑いも作りやすかったのですが、『三人姉妹』は、笑ってられない戯曲なんですよ。四大劇の中でも最もペシミスティックな、ひどい話ですね(笑)」姉妹たちはモスクワへ帰れず、恋は実らないし、他の人の望みもことごとく崩れる。しかし、KERAは、そこにチェーホフの冷徹な人間観を感じている。「登場人物は誰も彼も皆、悩みか後悔を抱えていますね。そんな状態の、悶々とした人々に焦点を当てることで、所詮人生は不条理なことばかりなんだと俯瞰した目で見ているのがチェーホフ。僕はそれが面白いと思っています。チェーホフの意図を忠実に実現することが目標です」今回も、前回同様、翻案などは一切しないが、KERA独特の「チェーホフの読み方」が、新鮮な『三人姉妹』を生み出してくれるだろう。公演は2月7日(土)から3月1日(日)まで東京・シアターコクーン、3月5日(木)から15(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットの一般発売は12月6日(土)午前10時より。なおチケットぴあでは現在インターネット先行を実施中。取材・文沢美也子
2014年11月28日仕事にも恋愛にも疲れたひとりの女性のもとに、ある日突然、白鳥が飛び込んできて若い男性に変身したら……。思いがけない出来事から始まる人生の再生を描く『スワン』が日本初上演される。この大人のファンタジーにどう取り組んでいるのか。主演の一路真輝、演出の深作健太に聞いた。舞台『スワン』チケット情報エリザベス・エグロフによる『スワン』は、ニューヨークでも好評を博した珠玉の小品。主人公の女性・ドラとその愛人・ケビン(大澄賢也)、人間になった白鳥(細貝圭)の3人だけで、ドラマが進んでいく。稽古場には今、その3人の熱気が渦巻いているらしい。「台本を一読したイメージでは、暗く静かな空気のなかで展開するかと思っていたんですけど、意外にも、とても躍動的なお芝居になっているんです」(一路)。「3人の身体性を活かしていくと、動きの多い芝居になってきて(笑)。その結果、言葉のやりとりもどんどん面白くなって、世界がすごく広がっているんですよ」(深作)。だから、単なる男女の三角関係というところを飛び越え、精神宇宙を旅するような物語にもなっている。「ドラは年齢を重ねた女性なら誰もが持っている悩みに直面しているんですけど、ひとつの台詞や何気ないやりとりの裏にもいっぱい意味があるんですね。だから、いろんな解釈をしながら、私もどこまで自分を解放できるか、挑戦していきたいと思っています」(一路)。そんな等身大の女性を演じる一路は、深作から見てもキュートだそう。「僕がタカラヅカを初めて拝見したときに、『ベルサイユのばら』のオスカル役を演じられていたのが一路さん。僕にとっては憧れの人なんですけど、本当にかわいらしく思えてきて(笑)。ときに母親のような包容力もあり、ドラが非常に多面的で魅力ある女性になっているんですよ」(深作)。3人だけのこの濃密な芝居は、各地公演いずれも小、中規模の劇場で上演される。「舞台と客席が近い空間で、俳優さんの持ってらっしゃるいいところをそのままお届けできたら」と語る深作。そして一路も、「目線ひとつ、ため息ひとつで、何かが伝わるような空間にずっと憧れてきました。そこに自分が立っていることを想像すると、ちょっと興奮します」と意欲的だ。深作によると、白鳥は“天使”なのかもしれないらしい。上演されるのは12月。目の前で繰り広げられるめくるめく物語は、まさにクリスマスの贈り物になるかもしれない。公演は12月6日(土)・7日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月17日(水)から23日(火・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2014年11月28日2015年3月7日(土)より、東京・赤坂ACTシアターで行われる舞台『バラーレ』の製作発表が11月27日都内で行なわれ、演出を務める坂東玉三郎と、出演のダンス集団DAZZLEが出席した。【チケット情報はこちら】玉三郎がダンスの演出をつけるのは今回が初めて。その経緯について玉三郎は「今年の夏に、太鼓芸能集団「鼓童」のイベントでDAZZLEさんとご一緒することが決まって、先にダンスを拝見したんです。日本のストリートダンスから出てきたダンスグループは世界的に見てもレベルが高いという話は聞いていたのですが、本当に素晴らしい。ジャズダンスともクラシックバレエとも違うダンスパフォーマンスが、日本から生まれている事に、理由無く感動しました。そこから何か一緒にやりたいなと思いました」と説明。続けて玉三郎は「やる事が決まってから、DAZZLEさんがこれまでやられてきた事を可能な限り見て、そこでクラシック音楽で踊ったらどんなニュアンスが出るのだろうと思い、今回のクラシックとダンスの融合という考えに至りました。タイトルの『バラーレ』というのはイタリア語で「踊る」と言う意味。第1部はストラヴィンスキー作曲の『春の祭典』、第2部はマーラー作曲『交響曲第四番』、第3部はタンゴを踊っていただこうと思っています」と語った。DAZZLEのリーダー長谷川達也は同作について、「今年で結成して18年。何者でもなかった僕たちが、いつか何者かになりたいと思って活動してきましたが、そんな中、玉三郎さんとの信じられないような出会いがあって、一緒に舞台がつくれることになって光栄です。DAZZLEはストリートから派生した独特のダンスですが、数々の舞台を演出されている玉三郎さんの力を借りて、また違う形になっていくのが楽しみ。稽古の中でも、いままで観たことのないような舞台になると現時点で感じています」と自信を見せた。会見の前には、玉三郎のアイデアで実際に報道陣の前でダンスパフォーマンスを披露。その出来について報道陣から問われると長谷川は、「今日は目いっぱいやらせていただいたのですが、まだ稽古の途中なので、気持ちの面でもパフォーマンスの面でも、もっともっと高めていきたいと思います」と話した。会見の最後に玉三郎は「今年の春からやって来年の本番まで丸1年あるんですが、ストラヴィンスキーの「春の祭典」をやるというのは各時代の大きなバレエ団が一大事業としてやってきた事なので、DAZZLEはそこに挑戦しているという事なんです。僕が演出で思いも寄らぬ動きをしろと言うので、ハードなダンスをしてきたDAZZLEの皆さんでも、背筋や側筋など、これまでにないところが痛いとおっしゃっている(笑)。僕は思いも寄らぬところを痛くさせた演出家なんです(笑)」と言って、会場を笑わせた。舞台『バラーレ』は3月7日(土)から15日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。一般発売は12月7日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、ぴあでは先行先着プリセールを実施。受付は11月29日(土)午前11時より。
2014年11月28日12月20日(土)・21日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館でライブイベント「MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE 2014」が開催される。今回で4回目の開催となる同イベント。初日の12月20日(土)に加藤ミリヤ、華原朋美、でんぱ組.inc、2日目の21日(日)にJUJU、倖田來未、乃木坂46などの出演が決まっている。今後も出演者が追加される予定なので、気になる方は公式サイトでご確認を。チケットの一般発売は11月29日(土)午前10時より。■MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE 2014日程: 12月20日(土)・21日(日)各日開場13:30/開演15:00会場:国立代々木競技場第一体育館(東京都)料金:全席指定 8,200円(税込)出演:【12月20日(土)】BACK-ON / C&K / でんぱ組.inc / 華原朋美 / 加藤ミリヤ / サラ・オレイン / ...and more【12月21日(日)】JUJU / 倖田來未 / May J. / 三浦大知 / 乃木坂46 / ...and more※チケットは1人4枚まで。※4歳以上はチケット必要。※3歳以下は保護者1名につき1名まで膝上無料。※出演者、開場・開演時間は予定のため変更の可能性あり。出演者変更に伴う払戻し不可。
2014年11月28日クリスマス・シーズンには華やかなバレエがよく似合う。新国立劇場は1998年の劇場オープンから毎年、このシーズンに《くるみ割り人形》と《シンデレラ》の2つのバレエを交互に上演している。今年は《シンデレラ》。継母や義理の姉たちにいじめられているシンデレラが妖精の魔法でドレスアップ。かぼちゃの馬車でお城の舞踏会に出かけていって王子さまに出会い……。いうまでもなく、シャルル・ペローのおなじみの童話が原作のバレエだ。新国立劇場バレエ団「シンデレラ」の公演情報新国立劇場の《シンデレラ》は、20世紀の名振付家フレデリック・アシュトンが英国ロイヤル・バレエ団(当時「サドラーズ・ウェルズ・バレエ団」)のために振付けた1948年のプロダクション。バレエの古典的風格を保つ抒情的な舞台は、世界中の数多くのバレエ団によって上演されている、《シンデレラ》の定番だ。現在アシュトン版オリジナルの豪華な舞台美術を観ることができるのは、世界でも新国立劇場だけ。妖精の魔法、宮殿の舞踏会、シンデレラと王子との出会いなど、ため息の出るような美しい場面の連続は、初めてバレエを観るという人や子どもたちでも素直に入り込みやすいはず。しかも、少しネタばれかもしれないけれど、このアシュトン版は意地悪な姉たちを男性ダンサーが演じるので、随所で笑いも起こるなど、ユーモアの要素を織り込んだ舞台であることも親しみやすさを増している。音楽は20世紀前半に活躍したロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフ。初期には当時の前衛音楽に傾倒したプロコフィエフだが、この《シンデレラ》は19世紀以前の古典音楽に回帰した保守的なテイストで書かれていて、全編を美しいメロディが貫いている。とはいえそこは20世紀の作曲家。色彩豊かなオーケストラの響きはときに斬新かつ幻想的。TVドラマや映画の音楽で実はなにげに現代音楽的な響きに馴れた私たちの耳にもなじみやすい適度な新しさが、《シンデレラ》の物語に似つかわしいファンタジーを生み出している。コアな新国バレエ・ファンにとっては、今シーズン新国立劇場バレエ団に入団したばかりの伊澤駿が早くも王子役に抜擢されたのも大きな見どころだ(12/21公演)。観る人を幸せな気分に包みこむ美しい夢の舞台で繰り広げられる永遠のファンタジー。クリスマス・シーズンにふさわしい、華麗で贅沢なバレエ体験を!文:宮本明◆新国立劇場バレエ団「シンデレラ」【日程と出演者(シンデレラ&王子)】12/14(日) 14:00開演 小野絢子&福岡雄大12/18(木) 19:00開演 米沢唯&菅野英男12/19(金) 14:00開演 長田佳世&奥村康祐12/20(土) 13:00開演 小野絢子&福岡雄大★ぴあスペシャルデー公演12/20(土) 18:00開演 米沢唯&菅野英男12/21(日) 14:00開演寺田亜沙子&井澤駿12/23(火・祝) 14:00開演長田佳世&奥村康祐
2014年11月28日2015年3月14日(土)に千葉・幕張メッセ国際展示場でライブイベント「ビクターロック祭り 2015」の開催が決定した。同イベントは昨年初開催され、今回が2度目。第1弾発表として、斉藤和義、スガ シカオ、ハナレグミの出演が決まった。また、昨年に引き続き漫画家の浦沢直樹が書き下ろしたイベントのメインビジュアルも合わせて公開された。なお、チケットの一般発売に先がけて、オフィシャルサイトでは先行を実施中。受付は12月7日(日)午後11時59分まで。同先行でチケットを予約した人に、特典として「オリジナルストレッチポーチ」がもれなくプレゼントされるので、気になる方はご確認を。■「ビクターロック祭り 2015」日時:2015年3月14日(土) 開場9:00 / 開演11:00 / 終演21:30(予定)会場:幕張メッセ国際展示場(千葉県)出演:斉藤和義 / スガ シカオ / ハナレグミ and more料金:前売り 9,180 円(税込)ペアチケット(2 人) 17,280 円(税込)
2014年11月28日A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が出演する「音楽劇『ルードウィヒ・B』~ベートーヴェン 歓喜のうた~」が11月27日に東京国際フォーラム ホールCで開幕。前日の26日には同劇場で、報道陣に舞台の一部シーンを公開。その後、橋本、河合をはじめ、里見浩太朗、知念里奈、姜暢雄、浅野温子らキャスト陣と、音楽監督を務める千住明が会見を行った。「音楽劇『ルードウィヒ・B』~ベートーヴェン 歓喜のうた~」チケット情報原作は故手塚治虫の未完の同名コミック。不世出の音楽家ベートーヴェンの生涯を描く。今作が外部舞台初出演となる橋本が主役のベートーヴェンを、河合はベートーヴェンが敬愛する友人であり師でもある、天才音楽家モーツァルトを演じる。ふたりは劇中、ピアノの生演奏に初挑戦することでも話題で、1か月間猛練習をしたという。「出だしのピアノ演奏はやばかった。もうビクビクでした」(橋本)、「ジャニーズ人生の中で一番大変でした」(河合)と振り返った。また、橋本は師でもあるモーツァルトを演じる河合について「事務所に入ったのも、舞台でも先輩ですし、でかい存在。河合さんがいるだけで落ち着くし、助かってます」とコメント。これに対し、ベートーヴェンの父親役の里見は「河合くんは愛情を持って橋本くんを見てあげている。稽古場でずっと感じてました」と明かした。知念はベートーヴェンが密かに思いを寄せるヒロイン役。「橋本くんが私を見つめて毎回手の甲にキスしてくれるとても楽しい役」と説明しながら「もうちょっと何かあってもいいかな」とリップサービス。河合が「何日かしたら手だけじゃおさまらないかも」とまぜっかえすと「お待ちしております」と笑顔を見せた。A.B.C-Zのメンバーは舞台を見にくるのかと質問が飛ぶと、河合が「連絡先を知らないんで」と笑わせながらも「もちろん来ます」と明言。「いい舞台だったかどうか、メンバーには判断してもらわないと」と気を引き締めた。公演は11月27日(木)から12月6(土)まで東京国際フォーラム ホールC、12月11日(木)から14日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。東京公演は公演前日の21時まで当日引換券を発売中。
2014年11月27日BIGBANGが11月26日にベストアルバム『THE BEST OF BIGBANG 2006-2014』をリリース。同作はBIGBANGの日本デビュー5周年と、11月15日より開催している5大ドームツアーの開催を記念して発売。2009年に発表された日本メジャーデビュー曲『MY HEAVEN』やBIGBANG最大のヒット曲『FANTASTIC BABY』などはもちろん、各メンバーのソロ楽曲や、韓国での初期代表楽曲まで網羅したベストアルバムだ。また、【CD+DVD】形態には収録楽曲に紐付いたミュージックビデオを32本と、今年2014年に行われた「a-nation stadium fes.」のステージ映像が収められた2枚組DVDが付属。同作はオリコンデイリーアルバムランキング1位を獲得しており、今後も売り上げを伸ばしそうだ。現在開催中のツアー「BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2014~2015 "X"」は2015年1月18日(日)大阪・京セラドーム大阪まで行なわれる。なお、現在チケットぴあでは12月25日(木)東京・東京ドーム公演の先行先着プリセールを実施中。受付は11月30日(日)午後11時59分まで。また、12月6日(土)・7日(日)福岡・ヤフオクドーム公演、12月20日(土)北海道・札幌ドーム公演のチケットは発売中。■BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2014~2015 "X"12月6日(土)ヤフオクドーム(福岡県)12月7日(日)ヤフオクドーム(福岡県)12月20日(土)札幌ドーム(北海道)12月25日(木)東京ドーム(東京都)12月26日(金)東京ドーム(東京都)12月27日(土)東京ドーム(東京都)2015年1月16日(金)京セラドーム大阪(大阪府)1月17日(土)京セラドーム大阪(大阪府)1月18日(日)京セラドーム大阪(大阪府)■アルバム『THE BEST OF BIGBANG 2006-2014』発売中【3CD + 2DVD】AVCY-58270~2/B~C / 6,480円(税込)【3CD】AVCY-58273~5 / 3,780円(税込)
2014年11月27日この週末、全国各地で緊迫感に包まれた90分間がピッチを支配することだろう。J1リーグ優勝戦線に残留争い、そして『J1昇格プレーオフ』準決勝とそれぞれ立場は違えど、勝利を渇望する気持ちは同じだ。第32節・ガンバ大阪との大一番に敗れ、ホームでの優勝から一転、勝点2差に詰められた浦和レッズはサガン鳥栖のホームに乗り込む。対戦成績では2勝3敗とする浦和は、対鳥栖は2連敗中で、ベストアメニティスタジアムでは2戦2敗と相性が悪い。ホームで迎えた第2節も、鳥栖のシュート3本に対して17本ものシュートを浴びせながら、豊田陽平に決められ、0-1と敗れた。勝点5差で逆転優勝の可能性を残す鳥栖のモチベーションも高い。浦和は8年ぶりの優勝に値するチームか、昨年終盤1分3敗と優勝戦線から脱落した二の舞となるか、審判が下る。前節浦和を2-0で下し、11月26日・味の素スタジアムで清水エスパルスを5-2で粉砕し、『天皇杯』決勝進出を決めたG大阪には、神がかり的な勢いがある。『ナビスコ杯』を制し、3冠の可能性を残すチームは、過密日程の疲れを凌駕する精神面での充実を見せる。最終節は最下位の徳島ヴォルティス戦が控える。まずは第33節・ヴィッセル神戸戦で、神戸キラーを発揮する宇佐美貴史の決定力で勝点3を手繰り寄せるのみ。首位・浦和に勝点4差の3位・鹿島アントラーズは、J1残留争いを強いられているセレッソ大阪の本拠地で勝点3の積み上げを狙う。迎え撃つC大阪は勝点31の17位と降格圏から脱していない。最終節で戦う勝点32・16位の大宮アルディージャは名古屋グランパスとのアウェイ戦に臨む。勝点35・14位のべカルタ仙台は18位の徳島をホームで迎え撃ち、勝点35・15位の清水エスパルスは柏レイソルの本拠で戦う。清水はメンバーを大幅に入れ替え、G大阪との『天皇杯』準決勝に臨んだが、大敗を喫した。第33節に万全を期す決断を下した大榎克己監督の判断が功を奏すか。中3日で『J1昇格プレーオフ』準決勝が待っているモンテディオ山形の石崎信弘監督は、出場停止を除き、スタメンをいじらず、『天皇杯』準決勝・ジェフ千葉戦に挑んだ。『J1昇格PO』決勝を睨み、メンバーを変えてきた千葉を3-2で倒した。『J1昇格PO』準決勝ではジュビロ磐田がホームの利を生かすか、山形が強行日程と移動のビハインドを跳ね返すか、興味深い。来週末のJ1リーグ最終節に『J1昇格PO』決勝、そして12月13日(土)の『天皇杯』決勝まで、ヒリヒリした戦いが繰り広げられる。まず11月29日(土)・30日(日)に笑うのは、泣くのは、どこだ。
2014年11月27日樋野まつりの同名コミックを原作に2008年にアニメ化、好評を博した『ヴァンパイア騎士』(ヴァンパイア・ナイト)。昨年ついに連載完結となった本作が、ついに舞台となってお目見えする。ヴァンパイアと人間が織りなすゴシックテイスト満載の物語。その世界観を担うキャスティングに注目が集まったが、主人公の黒主優姫(くろすゆうき)に乃木坂46の若月佑美、また彼女が慕う玖蘭枢(くらんかなめ)にはAKIRA、さらに優姫の幼馴染・錐生零(きりゅうぜろ)にはルウトが決定。AKIRAとルウトは男装モデルとして絶大な人気を誇るだけに、そのハマりようが早くも話題だ。舞台『ヴァンパイア騎士』チケット情報物語の舞台は名門・黒主学園。一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)の1年生・黒主優姫は、錐生零と共に風紀委員として、美形のエリートばかりが集う夜間部(ナイト・クラス)に騒ぐ生徒たちを取り締まっていた。実は、夜間部の生徒は全員ヴァンパイア。優姫と零は、ヴァンパイアと人間が共存するための“守護係(ガーディアン)”の任務も担っているのだ。ヴァンパイアを憎む零とは対照的に、10年前、ヴァンパイアに襲われた時に、今は夜間部のクラス長を務める玖蘭枢に救われた優姫は、両者の共存に希望をもっていたのだが…。「元々“ヴァンパイアもの”は大好きなんですが、さらに“学園もの”の要素が加わって、物語が複雑に絡み合うのが面白いんです」と作品の魅力を語るAKIRA。ルートも「ヴァンパイアたちがそれぞれに個性的なところに惹かれます」と話す。ちなみにAKIRAはボーイズスタイルのモデル業の傍ら、歌手・女優としても活動中。今回が初の“男性の役”となる。「自分の人生で男役を演じるとは思わなかったのでビックリしてます」と言うが、「私も漫画やアニメが好きなので、舞台化にあたって期待と不安のある原作ファンの方の気持ちは分かります。今は原作を読み込んで、役をしっかり体に叩き込まないと!って思いますね」と意気込み充分だ。対するルウトは、男性ファッション誌でメンズの服も着こなす男装モデル。本格的な舞台は2作目で、続いての男役だ。「原作のファンってキャラクターに対するイメージは人それぞれですよね。だから基本設定は押さえた上で、自分らしい零を演じたい。それで“ルウトの零”を好きになってもらえたら」と、本作への想いを語ってくれた。普段から仲がいいとあって、取材中もポンポンと会話が飛び交うふたり。「受け入れてくれる人には懐くところは、自分も零に似てるかな」とルウトが話すと、AKIRAが「私は枢のように暗くないからどうしようね」と返し、さらにルウトが「ファンの方はクールなAKIRAさんを見たいと思うから、大丈夫!」とフォローするなど息もぴったり。男装女子の“彼ら”だからこそ客席に届けられる世界。その本番が、今から楽しみだ。公演は1月21日(水)から25日(日)まで東京・博品館劇場にて。チケットの一般発売は12月6日(土)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2014年11月27日ライブサーキット「stylish wave CIRCUIT ’15 春の嵐 ”今宵、乱れ打ち”」が2015年3月7日(土)東京・高田馬場AREAより開催する事が決定した。stylish waveは定期的に開催されているビジュアル系アーティストが出演する音楽イベント。今回は全国12会場をめぐるかたちで行なわれる。出演はアルルカン、NOCTURNAL BLOODLUST、Lycaonなど今後シーンの中核を担うであろうアーティスト。 各公演の出演者はstylish wave公式サイトでご確認を。チケットの一般発売は12月25日(木)より。なお一般発売に先がけてモバイル/週刊ブロマガ!『club Zy.チャンネル』内で会員先行を実施。12月1日(月)昼12時から12月8日(月)午後4時まで。■stylish wave CIRCUIT ’15 春の嵐 ”今宵、乱れ打ち”3月7日(土)高田馬場AREA(東京都)3月8日(日)柏PALOOZA(千葉県)3月14日(土)仙台darwin(宮城県)3月15日(日) HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2(栃木県)3月21日(土) 長野CLUB JUNK BOX(長野県)3月22日(日)高崎CLUB FLEEZ(群馬県)3月28日(土)HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3(埼玉県)3月29日(日)新横浜NEW SIDE BEACH! !(神奈川県)4月3日(金)KYOTO MUSE(京都府)4月5日(日)GOLDEN PIGS RED STAGE(新潟県)4月11日(土) OSAKA MUSE(大阪府)4月12日(日) エレクトリック・レディ・ランド(愛知県)
2014年11月27日