キーラ・ナイトレイとアレクサンダー・スカルスガルドが『The Aftermath』で共演することになった。リドリー・スコットがプロデュースする。監督はジェームズ・ケント。その他の情報舞台は第二次大戦後のハンブルグ。イギリス人大佐ルイスは、この崩壊した街を立て直すよう任命され、妻レイチェルも、ここに住むことになる。だが、ルイスは、彼らの新居に、元のオーナーであるイギリス人男性とその娘を住ませると決める。スカルスガルドの最新作は、現在公開中の『ターザン:REBORN』。ナイトレイは、12月北米公開予定の『Collateral Beauty』に出演する。共演はウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレン。監督は『プラダを着た悪魔』のデビッド・フランケル。文:猿渡由紀
2016年08月20日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の3夜連続舞台あいさつの第2夜が19日に都内で行われ、大友監督とキャストの大森南朋、平山祐介が登場した。3夜連続舞台あいさつ/その他の写真本作は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーを使って事件を解明する特殊脳内捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くミステリー・エンタテインメント。大森は映画オリジナルキャラクターの刑事・眞鍋を、平山は第九の副室長・岡部を演じている。「生田斗真くんじゃなくてすみません!」と笑顔であいさつした大森は「わりと感情的でエキセントリックな役ということで、普段からテンションを高めに行きました。この映画の中で、異質な存在になるだろうというのは意図して、監督と役を作っていきました」と撮影を振り返る。一方、共同で脚本も手がけた大友監督は「『ハゲタカ』以来、物語のキーになる役には必ず大森さんを呼んでいる」と言い、「原作が強烈な分、映画を撮るときはある程度、自由になることも必要だと思うんです。そのための試金石のような役割を担ってくれたのが眞鍋という役だった」と解説した。また「今まで、こういう大人しい役を演じたことがなかったので、試行錯誤しました」という平山は、室長の蒔を見守る役どろを演じているが「スタジオで撮影をしているときに、大友監督から、『いつも(演技を)見てるからね』と言われたときはドキッとして怖いな、と思いました」と笑顔を見せた。本作は、ミステリー、SF的な設定、人間の心の奥底に眠る秘密など様々な要素が凝縮され、細部に様々な仕掛けが施されているそうで、大友監督は「この映画は、最初見ると驚いちゃうと思うんですよ。なので、そういう細かい所に行くまで時間がかかると思うんですが、様々な記号をちりばめているので、そういうのを発見してもらえると嬉しいです。そして、登場人物とともにお客さんも映画の世界に巻き込まれてほしいと思います」と語った。『秘密 THE TOP SECRET』公開中
2016年08月20日ジェシー・アイゼンバーグ、ダニエル・ラドクリフが出演する『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の本編映像が公開になった。本作で主人公たちの宿敵を演じるラドクリフの登場シーンで、彼は科学の力を“マジック”に対抗する天才科学者を演じている。本編映像の一部本作は、ド派手なイリュージョンで人を欺き、汚れた金だけを奪う正義の犯罪集団“フォー・ホースメン”の活躍を描く人気シリーズで、このほど公開になったのは、自分たちのイリュージョンを潰され、拉致されてしまった“フォー・ホースメン”の前に、ラドクリフ演じるウォルターが姿を見せる場面だ。なぜか満面の笑みを浮かべているが、その眼光は鋭く、「仕事仲間だろ」となれなれしく話しかけるウォルターは、“フォー・ホースメン”のメンバーに反論や選択の余地を与えない。彼は“フォー・ホースメン”のトリックをすべて見破る人物で、演じたラドクリフは「僕がアンチ・マジックの悪役として出演するなんて、面白いと思ったんだ。でも同時に、僕がマジックに関する大作映画に出演するのならば、そういうキャラクターがいいかなともずっと思っていた(笑)。だから、ウォルター役を演じられることをすごく楽しみにしていたよ」とコメント。近年、さらに役の幅を広げて活躍しているラドクリフの怪演ぶりに注目だ。ちなみに、本作に登場する壮大なイリュージョンは、CGではなくすべて“実現可能”なものばかりで、世界的マジシャンのデヴィット・カッパーフィールドが監修を担当。観客はストーリーだけでなく、イリュージョンの場面でも、心地よくダマされることになりそうだ。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』9月1日(木) 全国ロードショー
2016年08月19日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』が公開されているが、大友監督とキャストが登壇する舞台あいさつが3夜連続で開催されることになり、18日に大友監督と、劇中で監察医・三好雪子を演じた栗山千明が登場した。その他の写真本作は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーを使って事件を解明する特殊脳内捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くミステリー・エンタテインメント。三好雪子は、第九の室長・薪の友人であり、薪と共に第九を立ち上げるも捜査中に命を落とした鈴木の恋人という複雑な役どころで、栗山は「私だったら、逃げてしまいそうな気がします」と語るも「でも、雪子の場合は見守りたいというか、見続けないといけないという使命感があったんじゃないかと思います。“第九”という組織についても、鈴木くんと共に“第九”を立ち上げた薪さんに対してもそう思っているのかなと思っています」と分析。大友監督は「雪子にとっては、恋人である鈴木を自分から奪った薪に対する憎しみも最初はあったんだと思いますが、薪が鈴木のことをよく知り、様々なことを共有していたことも知ってたから、憎みきれなかったのだと思います」と説明した。完成した作品について栗山は「今まで出演した映画は、自分の出演シーンや自分の演技を観てしまうことが多くて、作品として観れることがなかなかなかったんですが、この作品は入り込んでしまいました」と言い「自分の出演映画で泣いたのは、この作品が初めてです」とコメント。大友監督は「お客さんを映画の物語の外に置いて、一歩引いた目で観て頂くというよりも、映画の中に巻き込んでしまいたい。自分の持っている主観と他者の感情や周りの世界で起きていることが混乱してくる。起承転結がはっきりしたストーリーよりも、その混沌の渦の中にお客さんを引き込めないかなと思って作りました」と集まった観客に語りかけた。『秘密 THE TOP SECRET』公開中
2016年08月19日週刊少年ジャンプで連載中の人気コミック『BLEACH』が、福士蒼汰主演、佐藤信介監督(『アイアムアヒーロー』『デスノート Light up the NEW world』)で実写映画化されることが発表になった。原作者の久保帯人は「映画化です。ボンヤリ浮かんでは、なんやかんやで(主に俺のイチャモンにより)立ち消えてた実写映画が遂に実現することになりました」と報告。福士は「まず『BLEACH』が実写になると聞いて自分も驚きでした。自分が一護となり死神の代行として、責任を持って演じたいと思います」とコメントを寄せた。その他の画像『BLEACH』は、霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、ある日突然現れた死神・朽木ルキアから、死神の力を与えられ、家族や仲間たちのために虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊たちと戦う物語。既刊73巻で累計発行部数8700万部を突破する人気コミックだが、74巻で連載を終了することが決定している。実写化は根強い人気を誇る1~8巻にあたる“死神代行編”の物語が中心になるといい、作者の久保は「幸運にも連載完結のタイミングと重なったので、原作者としてできる限り協力して、BLEACHを知らない人にも楽しんで貰え、BLEACHの読者にも満足して貰えるものに近づける一助になればと思っています」とコメント。「唯一心配なのは一護の髪の色かなー! あの色実写だとヘンだけどどうすんだろなー!」と期待を寄せている。福士は「15年連載が続いた大人気作品が終わりを迎えたことも感慨深いです。読者としては一護や死神たちの雄姿をまだ見ていたい気もしますが、実写でもその雄姿を感じていただければと思います。そして佐藤監督とは映画『図書館戦争』シリーズ以来のタッグです。緊張もしますが、監督を信頼して頑張りたいと思います」と意気込みを語る。佐藤監督は「『BLEACH』この壮大な物語を、映画化します。想像力の限りが尽くされたこの世界を、映像の力の限りを尽くして描きます。尸魂界(ソウルソサエティ)、虚(ホロウ)、斬魄刀(ざんぱくとう)、そして福士蒼汰が一護として暴れまくる姿、お楽しみに」と話している。本作は、ワーナー・ブラザース映画の配給で2018年に公開される。『BLEACH』2018年 全国ロードショー
2016年08月19日東宝がアニメーション映画『GODZILLA』の製作を発表した。監督は静野孔文(劇場版『名探偵コナン純黒の悪夢(ナイトメア)』)と、瀬下寛之(劇場版アニメ『亜人』)のW体制。ストーリー原案と脚本は、虚淵玄(『魔法少女まどか☆マギカ』)が担当し、CGスタジオ・ポリゴン・ピクチュアズの制作で2017年に公開される。その他の画像1954年に第1作目が公開され、最新作『シン・ゴジラ』も大ヒットを記録している国産ゴジラシリーズは、これまでに29作品が制作され、国内計29作品の累計観客動員数は1億人を突破している。TVアニメーションとしては、アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションが1978年にアニメ・シリーズ『GODZILLA』を製作。1998年にはローランド・エメリッヒ製作総指揮でアニメ・シリーズ『Godzilla:The Series』が製作されたが、アニメーション映画としては世界初となる。静野孔文(しずの・こうぶん)監督は「ゴジラが大好きな人も、まったく知らない人も楽しめるアニメならではの壮大なスケールのエンターテイメントを目指しています。ご期待ください」とコメントを寄せており、瀬下寛之(せした・ひろゆき)監督は「虚淵玄さんと静野孔文監督、超個性的でグローバルセンスに富んだ才能を持つ二人のクリエイターと共に、壮大な世界観と人間ドラマを目指します」と話している。虚淵玄(うろぶち・げん/ニトロプラス)は「ゴジラというタイトルに関わらせていただけるのは、日本に生まれたクリエイターとして最高の名誉であると思っています。ここまで支えてくださった大勢の方々に感謝を捧げるとともに、そのご期待に添えるよう全力を尽くす所存です」と語っている。東宝は、「これまで29本製作された国産ゴジラ映画や2本製作されたハリウッド映画とも一線を画す、“誰も見たことのないゴジラ”が誕生する」とコメントしており、稀代のクリエイターたちが、どのような新しいゴジラを作り出すのか、国内外から注目を集めることになりそうだ。『GODZILLA』2017年 全国公開
2016年08月19日米俳優のマット・デイモンが8月18日、都内で行われた主演最新作『ジェイソン・ボーン』(ポール・グリーングラス監督)のジャパンプレミアに出席した。プロモーション来日は『ボーン・アルティメイタム」(2007年)以来約9年ぶり。どしゃ降りの中、ファンへのサインや写真撮影に応じたほか、“モン”つながりで熊本のご当地キャラクター、くまモンと対面を果たした。その他の写真記憶を失った最強の暗殺者ジェイソン・ボーンの壮絶な戦いを描いた人気シリーズの新章にして、デイモンとグリーングラス監督の再タッグが実現した本作。記憶を取り戻し、俗世と離れた日々を送っていたボーンは、CIAが全世界を監視・操作するための極秘プログラムを始動させたと知る。その陰謀の裏には、ボーンと彼の父親にまつわる秘密が隠されていた。名優トミー・リー・ジョーンズ、『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィカンダーらが出演する。「雨の中、来てくれてありがとう!」とファンに感謝を伝えたデイモンは、9年ぶりとなるシリーズ復帰について、「こうして同じキャスト、スタッフが再び集結できてうれしい」と満面の笑み。「3部作を終えて以来、誰かに会うたび『次は?』って聞かれていたからね。こうして新章が生まれたのも、ファンのおかげ。皆さんのために作ったんだ」と呼びかけると、抽選で招待されたラッキーな200人は大歓声をあげていた。『ジェイソン・ボーン』10月7日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年08月18日『ある愛の詩』のアーサー・ヒラー監督が亡くなった。92歳だった。ヒラーは、過去にアカデミーのプレジデントを務めたこともあり、現在のプレジデント、シェリル・ブーン・アイザックスは、アカデミーを代表してお悔やみの声明を発表している。その他の情報ヒラー監督はカナダ生まれ。トロントの大学を卒業し、カナダのテレビ局に勤務した後、渡米。50年代に『ガンスモーク』『ペリー・メイスン』などテレビ番組を監督し、60年代に『卑怯者の勲章』『美人泥棒』『ふたりの天使』などの映画を監督。70年に公開された『ある愛の詩』は世界的に大ヒットし、7部門でオスカーにノミネートされる。その後も『ホスピタル〈1971年〉』『ラ・マンチャの男』『大陸横断超特急』『喝采の陰で』『夢を生きた男 ~ザ・ベーブ~』など、幅広い作品を監督した。ヒラー監督が68年連れ添った妻は、今年6月に他界している。夫妻の間にはふたりの子どもと5人の孫がいる。文:猿渡由紀
2016年08月18日80年代を代表するヒット作として愛される同名映画を、現代に復活させた話題作『ゴーストバスターズ』が19日(金)から全国で封切られる。ニューヨークを舞台に、4人の女性が幽霊退治に挑む本作にちなみ、女芸人の友近、渡辺直美、椿鬼奴、山崎静代(南海キャンディーズ)が“ゴーストバスターズ・ジャパン”を結成し、約4カ月に渡り、さまざまなプロモーション活動に奮闘した。その他の写真特に話題を集めたのが、オリジナル版公開時(1984年)に映画とともに大ヒットした『ゴーストバスターズのテーマ曲』を日本語アレンジしたミュージックビデオの製作。完成度の高さは動画投稿サイトを通して、海外でも大反響を巻き起こした。渡辺は「YouTubeのコメントもほとんどが英語で、しかも褒めてくれる内容ばかり。すごく嬉しかったですね」と安どの表情を浮かべ、友近は「まさか、ここまで盛り上がるとは」と驚きを隠せない様子だ。4人は揃って日本語吹き替え版のボイスキャストを務めており、演技力を買われた友近と渡辺はそれぞれ主人公のエリン、相棒のアビーという大役に抜てきされた。一方、発声に若干難あり(?)な鬼奴はホテルのフロント係、山崎は女性レポーターというチョイ役に収まったが、「面白い経験でしたし、ぜひ聞き逃さないでほしい」(鬼奴)、「普段とは一味違う自分を表現できた」(山崎)とわずかな出演シーンにも手応えを示した。物理学者、超常現象研究家、発明のプロら理系女子が活躍する本作における“お笑い担当”が、ゴーストバスターズの事務所で受付兼秘書を務めるケヴィン(クリス・ヘムズワース)。マッチョでイケメンだが、IQが限りなく低い超天然キャラという設定だ。ズバリ、女性の目線からケヴィンみたいな男はあり?なし?「エリンは一目ぼれしていましたけど、私にとっては付き合うタイプとは違うかなあ」(友近)、「マジで無理ですね。行動も意味不明ですし(笑)、私は頼りがいがある男性が好きなので…」(渡辺)と否定的な意見が飛び出す一方、鬼奴は「イケメンとお付き合いしたことがないので、憧れはありますね。うちの主人(お笑いトリオ・グランジの佐藤大)が、だらしなく生きたらこうなるっていう典型的なタイプですし…」。山崎も「異性なら、誰でも受け入れます!」と肯定的な発言で、しばし4人は激論を交わしていた。『ゴーストバスターズ』8月19日(金)公開取材・文・写真:内田涼
2016年08月18日公開中の映画『X-MEN:アポカリプス』の特別映像が公開になった。本作は、様々な特殊能力をもった主人公たちが、多くの人とは違った能力や見た目を持ってしまったことに悩みながら、時に力を合わせ、時に意見を戦わせながら、危機に挑む姿を描いているが、このほど公開になった映像は、そんなシリーズの魅力がギュッと凝縮された内容になっている。公開された特別映像本シリーズの登場人物たちは、手を使わずに金属を動かしたり、眼から強い破壊光線を出したり、目に止まらぬ速さで移動できたりする能力を“持ってしまった”者たちだ。他の映画ならば、彼らは“スーパーヒーロー”と賞賛されるが、本作で彼らは“ミュータント(突然変異体)”と呼ばれ、いわれのない差別を受けたり、人間社会で生きていくのに難しさを感じている。そんな中、地球に未曾有の危機が発生する。このほど公開された映像の冒頭で描かれるのは、人間が暮らす都市の大規模な破壊シーンだ。ミュータントの始祖とも呼ぶべき“アポカリプス”が長き眠りから目覚め、間違った方向に進んでいる人間社会の浄化を宣言。そこで“プロフェッサーX”ことチャールズ・エグゼビアは、瞬間移動ができるナイトクロウラーや、両目から破壊光線を出すサイクロップスらを集めてチームを結成し、この脅威に立ち向かおうとする。本シリーズの特徴は、それぞれのキャラクターが単なる“善”と“悪”に分かれておらず、それぞれに悩みを抱え、状況や問題に応じて仲間になったり、敵対することだ。このほど公開になった映像で中心的に描かれる“ミスティーク”は、シリーズの人気キャラクターで、オスカー女優ジェニファー・ローレンスが演じている。彼女は、どんな人物にも変装できる能力を持つ青い肌が特徴的な女性で、長きに渡って孤独や疎外感、人間に対する怒りを感じてきた。しかし、同じ悩みを抱える仲間への想いを捨てることはなく、本作では、一度は袂を分かったプロフェッサーXたちに再び合流し、仲間たちをまとめ、鍛えあげていく。圧倒的な能力を持つ者たちが激突するバトルと、特殊能力を抱えて生きていこうとする者たちの哀しみ、そして事件が起こるたびに登場人物たちが集結し、衝突し、分裂する緊張感が、『X-MEN』シリーズの魅力になっており、映像ではストーム役のアレクサンドラ・シップは「キャラクターの新たな一面が見れて、彼らの見る目が変わる」と解説している。『X-MEN:アポカリプス』公開中
2016年08月18日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』の日本語吹替え版で、本田望結がヒロインの少女ソフィー役を演じることが発表になった。声優初挑戦になる本田は「すごく緊張しましたが、ソフィーになれたことは一生の宝物ですし、私の夢が叶いました」とコメントを寄せている。その他の画像少女ソフィーは、ロンドンに住む好奇心旺盛な10才の少女。ある晩、彼女は街を歩く巨人を窓から発見したことをきっかけに、心優しい巨人=BFGの暮らす世界に誘われる。本田は「アフレコのためにディズニー・アニメーションをみさせていただきました。今回は“本田望結を全部捨ててソフィーを演じる”ということを一番に考えました。『この声、本田望結ちゃんがやってたんだ!』と気付かれずに言われたらと思います」と話し、「たくさん練習しました。オーディションの時はドキドキし過ぎて、手と足が同時に動く感じで会場へ行ったのを覚えています」と振り返る。ソフィーはBFGと出会い、新たな世界に飛び込んでいくが、BFGについて「初めて映像を観た時は大きくてビックリしました。ひとりぼっちのソフィーが優しい巨人のBFGと出会って、ふたりで力を合わせて、ふたりの友情とソフィーの勇気で世界を変えていくお話なので、掛け合いのシーンを大切にやりました。最後まで『巨人て大きいな』、『一度はあの巨人の世界に行ってみたいな』と思いました」と印象を語り、「ソフィーとBFG、ふたりの思いで世界が変わっていくので、奇跡を与える物語になっていると思います」とコメント。最後に本田は「3歳から芝居の勉強をしてきた中で、今回は声だけにすべてを込めて、監督さんたちと一緒に作れたかなと思います」といい、「声優さんというのがひとつの夢だったので、今回叶ってすごく嬉しいです。でも女優さんとしても、すごく(夢が)大きくなりますが、出来ればハリウッド女優さんとしての演技もしてみたいなと思います。ぜひ海外の映画にもチャレンジしてみたいです。でも、まだ大きな大きな夢なんですけど…。この映画でもっともっとお芝居の、そして声優さんへの想いが深くなりました」と決意を新たにした。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー
2016年08月18日8月19日(金)より公開される『ゴーストバスターズ』の本編映像の一部が解禁になった。“幽霊退治”に挑む天才科学者ジリアンが、拳銃型の最新兵器で大量のゴーストと対決するシーンだ。『ゴーストバスターズ』/本編映像が解禁本作は、大学を追われたエリン、彼女の旧友で心霊現象を研究するアビー、科学者のジリアン、地下鉄の駅員から仲間入りしたパティの4人が“ゴーストバスターズ”を結成し、大騒ぎしながら幽霊を捕獲するべく右往左往するドラマ。科学者のジリアン・ホルツマンは、奇抜なファッションでお下劣なギャグを飛ばす変わり者だが、ゴーストバスターズの武器担当として、謎のマシンを次々に発明する天才だ。ジリアンを演じたケイト・マッキノンは、『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演するなど、注目を集めるコメディエンヌのひとりで、『アングリーバード』で声優を務めるなど女優としても活躍している。このほど公開になった本編映像についてマッキノンは、「最初に脚本を読んだ時は、CGで作られた大勢のゴースト相手に『わー!きゃー!』っていう感じで戦うんだと想像していたの。だけど実際には竹馬に乗った人がいたり、頭の上を飛び越す人がいたり、地面に身を投げ出す人がいたりしたわ」とゴーストを演じる役者を相手に激しいアクションの撮影をしたと明かす。その撮影意図についてマッキノンは「ポール・フェイグ監督はアクションオタクなの。だから可能な限りリアルな役者相手に演技をさせてくれたわ。それに彼はコメディ、アクション、本物の友情を徹底的に追求し、映画の世界観にすっぽりと収めた。だから彼こそが本作に最適な監督よ」と語っている。本作で、脚本と製作総指揮も務めるフェイグ監督は主人公を女性にした理由を「愉快なメンバーが超常現象と戦うというのは今でも最高のアイデアだし、前2作で描かれた世界の他にも探究できるものがたくさんありそうだった。どうやろうかと考えているうちに、『自分が知っている中で一番面白い女性たちと一緒に作ろう』と思った。今までにない新しいものになると確信したね」と語っており、本作はジリアンやプロフェッショナルなオタク理系女子の活躍に、笑えてワクワクするようなアクション・エンタテインメントになっているようだ。『ゴーストバスターズ』8月19日(金)公開
2016年08月17日24日(水)にブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売になるディズニーの大ヒット作『ズートピア』の特別映像が公開になった。キツネの詐欺師ニックの声を演じた俳優ジェイソン・ベイトマンが作品の魅力について語っている。特別映像『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。ニックの声を演じたベイトマンは、『モンスター上司』シリーズや、『JUNO/ジュノ』など幅広いジャンルの作品で活躍する俳優だ。本作は「子どもには最高の教材」だというベイトマンは、本当は心優しい詐欺師のニックを演じたことについて「人は表面だけではわからない。心に多くの思いを抱えている。少し勇気を出して、ありのままの姿を見せれば、思いはきっと伝わると信じることが大切なんだ」と力説。本作は登場人物だけでなく、観客の“先入観”や“思い込み”までも利用して物語やキャラクターが描かれており、ベイトマンが語る通り、映画を観ることで様々な発見があるストーリーになっている。その上でベイトマンは「彼ら(ジュディとニック)が気づきを得ていく姿を、とても楽しみながら観ることができる」と解説。さらに映画の注目ポイントや主人公ジュディの魅力についてもたっぷりと語っている。ちなみに本作の日本語版ではニックの声を、名優・森川智之が担当。MovieNEXではオリジナル版と日本語版の両方が収録されており、どちらも楽しむことができる。『ズートピア』デジタル先行配信中8月24日(水) MovieNEX発売 4000円+税
2016年08月17日ブラッドリー・クーパーが長い間、実現に向けて努力を重ねてきた『スター誕生』に、ついにスタジオのゴーサインが出た。スターとして成長していく女性歌手役は、レディー・ガガが演じる。その他の情報この役には当初、ビヨンセが興味を示していた。ガガは、テレビドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』などで演技を体験済みだが、本格的な映画出演はこれが初めてとなる。この映画のために、オリジナル曲を書き下ろすそうだ。クーパーは、主演を務める上、今作で監督デビューも果たす。撮影は来年、カリフォルニアで始まる。オリジナルの『スター誕生』は1937年の公開。54年にジュディ・ガーランドとジェームズ・メイスンでリメイクされ、16年には、『スター誕生』として、バーブラ・ストライサンド、クリス・クリストファーソンでまたもや製作された。今作は3度目のリメイクとなる。文:猿渡由紀
2016年08月17日ロバート・ダウニー・Jr.が、プレミアムケーブルチャンネルHBOで、ドラマシリーズを製作しようとしているようだ。主演も兼任する。HBOが大成功させた『True Detective』の企画、製作、脚本を担当したニック・ピゾラットも関わるようだ。その他の情報内容は明らかになっていないが、ダウニー・Jr.が長い間、リブートを企画していた50年代のテレビシリーズ『ペリー・メイスン』が元になるのではないかと言われている。もともとダウニー・Jr.は、映画としてリブートを計画していたが、HBOでテレビシリーズとして製作することにしたのではないかと思われる。ダウニー・Jr.は、2000年から2001年にかけて、『アリー my Love』にゲスト出演をしたが、テレビドラマに主演するのは、これが初めてとなる。ダウニー・Jr.の最新作は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。次回作は、現在撮影中の『スパイダーマン:ホームカミング』。文:猿渡由紀
2016年08月16日『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の新たな映像が公開になった。先ごろ全世界で解禁された特報に、日本先行の情報が追加された映像だ。公開された映像『スター・ウォーズ』サーガは、“エピソード”で束ねられた物語だけでなく、そこでは描かれることがなかったドラマや物語が、映画、ドラマ、小説、コミック、アトラクションを舞台に描かれてきたが、『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの熾烈な戦いを描く。このほど公開になった映像は、帝国軍が開発した究極兵器“デス・スター”の完成が迫る中、反乱軍がその設計図を入手しようと不可能に近い作戦を遂行しようとする場面から始まる。この作戦に挑むのは、女兵士ジン・アーソが率いる寄せ集め集団“ローグ・ワン”で、出自も能力も異なるメンバーはそれぞれの目的で作戦に参加する。物語の詳細はいまだに不明だが、今回解禁になった映像では、帝国軍からメッセージを発信していたのがジン・アーソの父であることが判明。 ジンが幼い頃に父娘は生き別れになったそうで、彼女の過去が物語上、重要なポイントになりそうだ。『スター・ウォーズ』サーガは、後にダース・ベイダーになるアナキン・スカイウォーカーとその子であるルークとレイアのドラマ、親に反発するカイロ・レンのドラマなど、家族の物語が重要な位置をしめており、本作も“エピソード”は冠していないが、スター・ウォーズの精神をしっかりと引き継いだ作品になりそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年08月16日ニューヨークを舞台に“幽霊退治”に挑む女性たちの活躍を描く『ゴーストバスターズ』の日本語吹替版3D特別上映会が8月15日、都内で行われ、本作のPRを託された“ゴーストバスターズ・ジャパン”の友近、渡辺直美、椿鬼奴、山崎静代(南海キャンディーズ)が出席。連日、国民的アイドルの解散が報じられるなか、友近は「ゴーストバスターズ・ジャパンは永久に不滅です」と宣言した。特別上映会その他の写真プロモーションの一環で、4人はオリジナル版公開時(1984年)に映画とともに大ヒットした『ゴーストバスターズのテーマ曲』を日本語アレンジしたミュージックビデオを発表し、海外でも話題を集めたばかり。先日LAで開催されたワールドプレミアに出席した友近と渡辺も、レッドカーペットで注目の的だったそうで「レイ・パーカー・ジュニアさんに会って、一緒にあの曲を“ジョイン”させてもらいました」(友近)、「監督(ポール・フェイグ)が『君たちだね』って、私たちのほうに駆け寄ってきてくれた。続編があれば出たいとお願いしたら、苦笑いでしたけど」(渡辺)と現地の様子を報告した。4人は日本語吹き替え版のボイスキャストも務めており、友近が主人公のエリン(クリステン・ウィグ)、渡辺が相棒のアビー(メリッサ・マッカーシー)という大役。鬼奴はホテルのフロント係、山崎は女性レポーターと“チョイ役”ながら、「出てくるのは1シーンだけなので、ぜひ注目して」(鬼奴)、「普段と違う自分を出せている」(山崎)と自身の声優ぶりを猛アピールした。『ゴーストバスターズ』8月19日(金)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年08月15日「ぴあ」調査による2016年8月11日、13日のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気アニメ『アイカツ!』の新シリーズ劇場版第1弾『劇場版アイカツスターズ!』がトップに輝いた。2位に飼い主の留守中にペットたちが巻き起こす騒動を描いたアニメーション『ペット』、3位にパキスタンの伝統音楽家たちがジャズに挑戦する様を描くドキュメンタリー『ソング・オブ・ラホール』が入った。その他の写真1位の『劇場版アイカツスターズ!』は、アイドル学校、四ツ星学園の1年生・虹野ゆめが、同じく1年生の桜庭ローラら仲間たちとともに、トップスターを目指して奮闘する姿が描かれる。TVアニメも人気の作品だが、スクリーンで見る彼女たちのステージは圧巻だったようで、出口調査では「迫力があって大画面で音もよかった」「ライブシーンが最高!」「前シリーズのキャラクターが勢ぞろいするところはファン必見」「衣装が新しくて嬉しかった」などと好評だった。物語の舞台は、“伝説のドレス”にちなんだイベントが開催される南の島。イベントに参加するため、ゆめとローラも南の島に向かうが、そこでふたりは喧嘩をしてしまう。歌やダンスだけでなく、ふたりの友情ドラマも見どころだったようで、観客からは「ふたりの感情が丁寧に描かれていて、その後のライブがキラキラ輝いていた」「女の子同士の友情がよかった」などの声が寄せられた。また、親子連れの観客も多く「ゆめとローラが仲直りするところに感動。最後まで楽しく見ることができた」(6歳)、「ふたりが仲直りできてよかった。また見たい」(6歳)、親からは「ストーリ性のある映画。子供と一緒に楽しめた」といった感想が寄せられた。(本ランキングは、8/11(木)、13(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『劇場版アイカツスターズ!』公開中
2016年08月15日2016年8月13日、14日の全国映画動員ランキングは、『ペット』(全国348館)が初登場で首位に立った。2位は『シン・ゴジラ』(全国349館)。3位は『ファインディング・ドリー』(全国363館)となった。その他の画像『ペット』は、『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』を手がけたユニバーサル・スタジオ/イルミネーションによるアニメーション作品。ペットたちが飼い主の留守の間に巻き起こす騒動をユーモラスに描く。同時上映は短編『ミニオンズ:アルバイト大作戦』。そのほか週末に封切られた『ジャングル・ブック』(全国348館)が初登場5位。『X-MEN:アポカリプス』(全国325館)が初登場6位。『劇場版アイカツスターズ!』(全国325館)が初登場11位につけている。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ペット』2位『シン・ゴジラ』3位『ファインディング・ドリー』4位『ONE PIECE FILM GOLD』5位『ジャングル・ブック』6位『X-MEN:アポカリプス』7位『ルドルフとイッパイアッテナ』8位『劇場版仮面ライダーゴースト100の眼魂とゴースト運命の瞬間』9位『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』10位『秘密 THE TOP SECRET』
2016年08月15日『スター・ウォーズ』のエピソード1から6までの6作でR2-D2を演じた英国俳優ケニー・ベイカーが亡くなった。81歳だった。その他の情報ベイカーの姪がThe Guardianに語ったところによると、近年、ベイカーは、肺を患っており、しばしば車椅子を使っていたという。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のL.A.プレミアにも招待されたが、体調が悪いため断った。しかし、最近、ジョージ・ルーカスがマンチェスターを訪れた時に、久しぶりに会う機会があったそうだ。ベイカーは、身長115センチ。大人になるまで生きられないだろうと言われて育った。10代の時にシアター・グループに入り、後にサーカス、パントマイムなどでも活躍する。ミュージカルコメディでの演技がルーカスの目に止まり、『スター・ウォーズ』の役をオファーされた。1970年に結婚。93年に妻が亡くなるまで連れ添った。夫妻の間には子供がふたりいる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中デジタル配信中文:猿渡由紀
2016年08月15日デビッド・フィンチャーが、『ワールド・ウォーZ』続編の監督に決まるかもしれない。主演とプロデューサーを兼ねるブラッド・ピットは、フィンチャーと過去に3度組んでおり、今作で再びコラボレーションをすることを望んでいるようだ。その他の情報2013年に公開された1作目はマーク・フォースターが監督したが、予算オーバーや撮り直しなどトラブルが絶えず、ピットとの関係も悪化して、続編には呼ばれないことが明らかだった。一度は『インポッシブル』のJ・A・バヨナに決まるも、バヨナは『ジュラシック・ワールド』の続編に声がかかり、こちらを降板し、ピットらプロデューサーは、再び監督探しを始めることになっている。続編の北米公開は来年6月9日。このスケジュールを守るのであれば、すぐにでも撮影に入る必要がある。フィンチャーの最近作は、2014年の『ゴーン・ガール』。Netflixの『ハウス・オブ・カード野望の階段』の製作総指揮も務めている。文:猿渡由紀
2016年08月12日『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督の新作映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』の特典付き前売り券が明日13日(土)から発売になる。特典は、劇中のキャラクターが描かれた特製野球カードで、レアカードが封入されている可能性もある。その他の写真本作は、1980年の夏を舞台に、野球推薦で大学に入学することになったジェイクの新学期直前の3日間を描いた作品で、大学生活への不安や期待、パーティ、ナンパ、仲間との他愛もない会話がギッシリとつまった青春映画の傑作になっている。本作の主要キャラクターが、南東テキサス州立大学の野球部メンバーであることにちなんで製作された野球カードは、“新入部員セット”と“先輩部員カード”の2パターンがあり、それぞれ3枚のカードが封入されている。また、レアカードが封入されている可能性もあるそうで、いずれのカードも裏面にはメンバーたちがハメを外してバカなことをしている姿や、劇中のセリフが掲載されている。2パターンのどちらがもらえるかは購入時のお楽しみで、どちらも数量限定のため、なくなり次第、終了になる。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』11月、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
2016年08月12日貫井徳郎の小説を妻夫木聡、満島ひかりの共演で映画化する『愚行録』の特報映像と新ビジュアルが公開になった。今月末に開催される第73回ベネチア映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門で正式上映されることが決定している話題作だ。公開された特報映像始まりは、閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者の田向浩樹(小出恵介)は、大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマンで、妻の友季恵(松本若菜)は物腰の柔らかい上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい“理想の家族”として知られていたが、田向は1階で、友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見される。特報映像は、未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件の真相を追う週刊誌の記者・田中(妻夫木)が、「田向さんを殺した人って誰なんですか?」と一家の隣人や、知人・友人に問いかけるところから始まる。次々に映し出される関係者は、皆一様に含み笑いのような表情を見せ、そして何者かが「私、殺した人を知っています」と衝撃の告白をして終わっている。特報映像とビジュアルに登場する「そこには、悪意も、善意もない。」というコピーと、記者・田中が目の当たりにする田向家へ向けられる噂の数々は、観る者に何を突きつけるのか? 本作は、複雑に絡み合う人々の思惑や感情を描き出す作品になりそうだ。『愚行録』2017年2月18日(土)全国ロードショー
2016年08月12日数々の名作家を生み出した伝説の編集者と天才小説家の友情を実話を基に描いた映画『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』の予告編が公開になった。オスカー俳優コリン・ファースをはじめ、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアースら豪華キャストが出演する。その他の画像本作の主人公マックスウェル・パーキンズ(コリン・ファース)は実在の編集者で、ヘミングウェイやフィッツジェラルドなど世界的作家を数多く見出してきた。映画は彼が無名の天才作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)と出会うところから始まる。彼の才能を見抜いたパーキンズは、ウルフを支え、ふたりはベストセラーを世に送り出すが、ふたりは創作に没頭するあまり、周囲の人々とあつれきを起こし、さらにふたりの関係にも暗雲が立ち込める。作家と編集者であり、小説を愛するふたりの友情と情熱を描いた感動作だ。A・スコット・バーグの書籍『名編集者パーキンス』を、『グラディエーター』『007スカイフォール』のジョン・ローガンが脚色。トニー賞にも輝いた英国演劇界の鬼才マイケル・グランデージが監督を務めている。『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』10月7日(金) TOHOシネマズ シャンテ先行公開
2016年08月12日ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンら大スターの競演で人気を集めた『オーシャンズ11』シリーズが、女性キャストでリブートされることになった。タイトルは『Ocean’s Eight』。主役はサンドラ・ブロックで、ほかにアン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーター、リアーナ、ミンディ・カリングの出演が決まっている。その他の情報監督は『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロス。ロスは『オーシャンズ11』3部作を監督したスティーブン・ソダーバーグと非常に仲が良いらしい。ソダーバーグもプロデューサーとして関わる。撮影は今年10月、ニューヨークでスタートする予定。過去の人気映画を女性でリブートする企画は、最近盛んだ。今月日本公開になる『ゴーストバスターズ』はその走り。現在は、レベル・ウィルソンと別の女優(未定)で『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』をリメイクする企画も進んでいる。文:猿渡由紀
2016年08月12日『きみに読む物語』『メッセージ・イン・ア・ボトル』の作者ニコラス・スパークスの小説を映画化したラブ・ストーリー『きみがくれた物語』の冒頭映像が公開になった。運命的な出会いを経て結ばれた男女が“究極の選択”を迫られる姿を描いた感動作だ。『きみがくれた物語』/冒頭映像が公開このほど公開になった冒頭映像では、ノースカロライナ州の海沿いにある小さな町で暮らす男性トラヴィスの語りから始まる。彼は愛する女性がいる病院に足を運ぶが、何らかの罪悪感を抱えていて、医師が励ましても「僕に優しくするな」と返答する。本編映像はここで終わっているが、映画ではトラヴィスと入院している女性ギャビーの出会いの場面も描かれる。かつてふたりは運命的に出会い、恋におち、二児を授かり幸福に暮らしていたが、約束の時間にトラヴィスが遅れた日にギャビーが交通事故にあってしまう。目を覚まさないままのギャビーを前にトラヴィスは何度も自問自答し、やがて、究極の選択をすることになる。「この物語は、これまでのどの映画ともさまざまな点で違う。“選択”についてだけではなく“愛”を追求している」と分析する作者のスパークスは「このような内容を描いたのは、私の作品の中でも『きみに読む物語』しかない。だからあの作品が好きなら、今作も気に入ってくれるだろう。本作はさらに印象的で深遠な物語だから」と語る。これまでに数多くのヒット作を発表してきたスパークスは「作品を書くときは、人生におけるさまざまな感情を呼び起こすようなものを書こうと努めている。だから読者は作品を読むことで人生を疑似体験するだろう。あらゆる感情を味わうことになる」と言い、本作は「観客にあらゆる感情を呼び起こさせる」作品だとコメントしている。『きみがくれた物語』8月13日(土) 渋谷シネパレスほか全国ロードショー
2016年08月10日『裏切りのサーカス』『誰よりも狙われた男』などを手がけたスパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの人気小説をユアン・マクレガー主演で映画化する『われらが背きし者』の予告映像が解禁になった。『われらが背きし者』予告映像本作でマクレガーが演じるのは、ごく平凡な大学教授のペリー。彼は妻のゲイルと休暇でモロッコにやって来るが、そこで偶然知り合ったディマという人物から、組織のマネーロンダリング(資金洗浄)の情報が入ったUSBを、イギリスの秘密情報部MI6に渡して欲しいと頼まれる。ふたりは、突然のことに戸惑うが、自分はロシア・マフィアで、家族の命が狙われていると懇願するディマに負け、仕方なく引き受けることにする。しかし、その日をきっかけに、ふたりは世界を股に掛けた危険な亡命劇に巻き込まれてしまう。このほど解禁になった予告映像には、妻ゲイル役のナオミ・ハリスや、ディマ役のステラン・スカルスガルド、MI6に所属するヘクター役のダミアン・ルイスらが登場する。撮影は、モロッコ、イギリス、フランス、スイス、フィンランドの5か国で行われ、見どころのひとつである各地の美しい風景も映し出されている。監督はスザンナ・ホワイト(ドラマ『パレーズ・エンド』)。脚本はホセイン・アミニ(『ドライヴ』『ギリシャに消えた嘘』)。そのほか『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞を受賞したアンソニー・ドッド・マントルがスタッフに名を連ねている。『われらが背きし者』10月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年08月10日『13日の金曜日』のリブート版の監督が、ブレック・アイズナー(『サハラ/死の砂漠を脱出せよ』)に決まりそうだ。プロデューサーは、マイケル・ベイ。脚本は『プリズナーズ』のアーロン・グジコウスキが執筆した。その他の情報『13日の金曜日』は、1980年にデビュー。ショーン・S・カニンガムが監督、プロデュースした。現在までに12作が公開されている。最後に作られたのは、2009年。アイズナーの監督作品には、ほかにホラー映画『クレイジーズ』がある。最近作は『ラスト・ウィッチ・ハンター』。出演はヴィン・ディーゼル、イライジャ・ウッド、マイケル・ケインら。日本公開は9月30日(金)。ベイは現在、『トランスフォーマー』最新作を撮影中。主演はマーク・ウォルバーグ。北米公開は来年6月。文:猿渡由紀
2016年08月10日本日からデジタル配信がスタートしたディズニーの大ヒット作『ズートピア』の特別映像が公開になった。24日(水)に発売されるMovieNEXに収録されるボーナス映像で、キツネの詐欺師ニックが新規ビジネスを始めようと奔走する姿を描いた未公開シーンだ。公開された特別映像『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。リッチ・ムーア&バイロン・ハワード監督とスタッフたちは、ストーリーとキャラクターに徹底的にこだわり抜き、本作を完成させたが、その過程で多くのアイデアやシーンが本編に採用されることなく消えていった。このほど公開になった映像は、そんな“未公開シーン”のひとつで、ニックが新規ビジネスを思いつき、運転資金を得ようと融資先を奔走する一連のシーンを描いたものだ。手描きの画に仮の音声が入っただけの検証用映像だが、ニックと彼が行く先のキャラクターたちの魅力がしっかりと伝わってくる映像で、ニックが融資を得ようと喋れば喋るほど失敗を重ねていく笑える内容になっている。公開されたシーンのクオリティは高く、本編に採用されてもおかしくない完成度だが、スタッフたちは他にも多くのアイデアやシーンを削除し、何度も何度も検証と創作を繰り返して『ズートピア』のストーリーを磨き上げていった。最終的に残ったシーンがどのようなものか? それらはどのようにつながっているのかは、デジタル配信やMovieNEXで繰り返し楽しむことができる。『ズートピア』デジタル先行配信中8月24日(水) MovieNEX発売 4000円+税
2016年08月10日司馬遼太郎の歴史小説『関ヶ原』が原田眞人の脚本と監督で映画化されることが発表になった。岡田准一が石田三成を、役所広司が徳川家康を、有村架純が三成に仕える忍びの初芽を演じ、東宝とアスミック・エースの共同配給で、2017年初秋に全国公開される。その他の写真原作は、『国取り物語』『新史太閤記』と並ぶ司馬遼太郎の“戦国三部作”と呼ばれ、『覇王の家』『城塞』と並ぶ“家康三部作”のひとつでもある。単行本・文庫を合わせた累計発行部数は580万部を超えており、1981年に森繁久彌、加藤剛、三国連太郎、三船敏郎、松坂慶子らでドラマ化されたが、映画化は初となる。本作での石田三成の人物像は、これまで描かれてきた狡猾で計算高い武将ではなく、“正義”を重んじるあまり融通が利かず、不器用で人間味あふれる“純粋すぎる武将”として描かれる。岡田は「日本で一番の大合戦“関ヶ原”が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう“石田三成”を演じることができ嬉しく思います」とコメント。役所は、数々の歴史上の人物を演じてきたが徳川家康役は初だといい、「信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打“関ケ原の戦い”に挑み、勝利するまでの心の動き、今からワクワクしています」と意気込む。また、有村は「言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います」とコメントを寄せている。原田監督は「国家の在り方が問われるこの不確かな時代を生き抜くために、我々にはもう一度、それぞれの立場で“正義”を問い直し実践する急務があります」と力説。「司馬遼太郎文学の素晴らしさは“正義の信奉者”のもたらすマイナス面も活写し、石田三成を偶像視していないところです。三成と敵対する徳川家康のリアリストの悪しき面と魅力も同時に捕えています。私の中にも60パーセントの三成と、40パーセントの家康が共存しています。そこに、『関ヶ原』を作る意義がある、と痛切に感じています」と語っている。撮影は8月中旬より約2か月半に渡り、滋賀・京都などを中心に、国宝級の歴史的建造物での撮影も行う。また、天下分け目の決戦を描くにあたっては約3000人規模のエキストラ参加も予定している。『関ヶ原』2017年初秋、全国ロードショー
2016年08月10日