更新日:2021/10/20
終身がん保険の60歳払込はおすすめ?保険料を終身払いと比較!
内容をまとめると
- 終身がん保険の保険料の支払い方法には終身払いと短期払いがある
- 終身払いは月々の保険料が安くおさえられるが、老後も保険料を払い続けなければならず、また、長生きした場合に総支払額が多くなる点に注意が必要
- 「60歳払込」短期払いは老後の保険料が不要な点が最大のメリット、一方毎月の保険料額は高くなり、それによって保険の見直しがしづらくなる可能性がある
- 短期払いがおすすめな人は、保険の見直しの可能性がない人、保険料の支払総額をおさえたい人
- 終身がん保険への加入を検討していて、どちらが自分にあった支払方法なのかわからない方は、プロに無料相談するのがおすすめ
-
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目次を使って気になるところから読みましょう!
がん保険の払込期間、60歳払込はおすすめ?
今や2人に1人ががんを経験するといわれる時代です。
そのため、がんになったときにかかる治療費や入院費を保障してくれるがん保険は心強い備えとなります。
ですが、がん保険の保険料負担が家計にどのくらい影響するか不安な方もいるのではないでしょうか。
実は、がん保険には終身払いと短期払いという2種類の保険料支払方法があります。
終身払いは保険料を一生涯支払い続け、短期払いとは「60歳払込」「65歳払込」というようにある年齢で保険料の支払いが終わる支払方法です。
今回は、がん保険の「60歳払込」と「終身払い」との違いを詳しく知りたい方にむけて、
- 終身払いと短期払いのしくみ
- 終身がん保険で60歳払込がおすすめな人
がん保険の振込期間には終身と短期がある
終身がん保険は、がんの治療や入院などに関する保障が一生涯続く保険です。
一般的に、がんは高齢になるにつれて罹患率が上がり、保険の必要性も高まります。
そのため、保障が一生涯続く終身がん保険はがんという病気にあった保険といるでしょう。
一方、年齢が上がると定年を迎えて年金生活が始まるなど、収入は減っていく傾向にあります。
終身払いの場合、保険料を一生涯支払う必要がありますが、収入が減っているために保険料の負担が大きくなるという点が課題です。
そのため、最近は「60歳払込」などある年齢で、あるいは「5年」「10年」などの一定期間で支払いが終了する「短期払い」も人気があります。
下記では、終身がん保険の
- 終身払い
- 短期払い
終身払い(保険期間と同じ期間)
終身払いは、終身保険などの一生涯保険を受けられる保険において、保障を受けられる保険期間と同じ期間、つまり生涯にわたって保険料の支払いをする支払方法です。
終身保険においては、原則は「終身払い」であるといえるでしょう。
終身払いのメリットとしては、一生涯支払いをするため、「60歳払込」など払込期間が短い短期払いに比べ、月々の保険料が安くおさえられる点が挙げられます。
一方、高齢になっても保険料を払い続ける必要があり、収入状況によっては家計が厳しくなる可能性も否定できません。
また、長生きすればするほど、保険期間だけでなく保険料を払う期間も伸びるため、蓋をあけてみると短期払いよりも総額の保険料が多かった、という状況も考えられます。
短期払い(60歳・65歳)
短期払いは、「60歳払込」や「10年」というように、一定の年齢まで、または一定期間のみ保険料を支払う方法です。
「60歳払込」や「65歳払込」など、定年までの払込期間となるよう設定しておけば、現役時代よりも毎月の収入が少なくなっても、保険料の負担もありませんから、生活への影響が少なくすみます。
その反面、支払い期間が短くなるために月々の保険料が高くなります。
そして、保険の見直しが必要になるような場面で、「これまで払ってきた高い保険料がもったいない」と、柔軟な対応の足かせとなるリスクがあります。
終身がん保険の保険料比較!終身払いと60歳払込
終身がん保険において、長生きする年数によっては終身払いの方が短期払いよりも払込総額が高くなる可能性があることは、既にお伝えしてきました。
そこで、終身払いと「60歳払込」などの短期払いの払込保険料の総額を比べ、短期払いの方が得なのは何歳以上長生きした場合なのか、シミュレーションしてみましょう。
わかりやすくするために、同じ保険会社で下記の同じ保障内容の終身がん保険に加入したと仮定して、比較します。
保障内容 | |
---|---|
がん入院給付金 | 10,000円(日額) |
がん診断一時金 | 100万円(1回あたり) |
がん通院給付金 | 10,000円(日額) |
30歳男性が上記内容に加え、先進医療特約や医療用保険料免除特約などもつけた場合、保険料は終身払い、「60歳払込」短期払いでそれぞれ以下の金額になります。
支払方法 | 月額保険料 |
---|---|
終身払い | 4,342円 |
「60歳払込」短期払い | 5,611円 |
30歳でこの終身がん保険に入り、「60歳払込」短期払いを選択した場合の保険料総額は
5,611円×12ヶ月×30年=約202万円
です。
終身払いの月々の支払いの累計がこの202万円を超えるのは、
202万円÷4,342円÷12ヶ月=約39年
約39年後となります。
以上の計算から、加入時の年齢である30歳の39年後である69歳以降も長生きすると、終身払いの方が短期払いよりも払い込む保険料の総額が多くなることがわかります。
つまり、69歳以降も生きる場合は短期払いの方がお得になるということです。
終身がん保険の60歳払込がおすすめな人
ここまで、終身がん保険の終身払いと短期払いの支払い方法の違いやメリットデメリット、何歳以上長生きすると短期払いの方が得するか、という点についてお伝えしてきました。
上記の内容をふまえて、結局、終身がん保険の「60歳払込」短期払いがおすすめなのは、
- 今後、保険の見直しの予定がない人
- 保険料の支払総額で得したい人
保険の見直しをする予定がない人
保険料の総支払額で得したい人
まとめ:払込期間は医療保険や生命保険とのバランスも考えて検討
今回は、終身がん保険の払込方法について、終身払いと「60歳払込」などの短期払いの違いや、短期払いがおすすめな人について解説してきました。
この記事のポイントは
- 終身がん保険の払込方法には終身払いと短期払いがある
- 終身払いは月々の保険料がおさえられるが、老後も保険料を払い続けることになる、長生きした場合の総支払額が多くなる点に注意が必要
- 「60歳払込」短期払いは老後の保険料が不要になるが、毎月の保険料額は高くなること、そのために保険の見直しがしづらくなる可能性がある
- 短期払いがおすすめな人は、保険の見直しの可能性がない人、保険料の支払総額をおさえたい人
▼この記事を読んでほしい人
終身がん保険への加入を検討しているが、支払い方法について終身払いにすべきか短期払いにすべきか悩んでいる人
▼この記事を読んでわかること