更新日:2022/08/28
医療保険の不要な特約とは?選び方のポイントと注意点を解説!
- 医療保険に加入してもしもの時に備えたい人
- 医療保険のプランや特約について迷っている人
- 必要な特約と不要な特約の見分け方や考え方を知りたい人
- 今後の人生プランに合わせて加入する医療保険を検討したい人
- 医療保険について相談できるファイナンシャルプランナーを探している人
内容をまとめると
- 医療保険に加入する場合、特約に入っておけば安心とは限らない
- 自分に合ったプランや特約を状況に応じて考えていく必要がある
- 特約を決める際に押さえておくべきポイントや注意点をよく確認すべき
- ライフプランに合わせた医療保険の相談はマネーキャリアがおすすめ
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目次を使って気になるところから読みましょう!
医療保険で不要と言われる特約3つ
人生において身体が資本と言えますが、いつまでも元気に日常を過ごせなくなる可能性も無きにしもあらずです。
もしも病気やけがで日常生活が送れなくなった時に、生活費や治療費などお金の心配をしたくはないですよね。
いざという時の備えに医療保険があり、オプションの感覚で特約が付けられるのですが、中には不要な特約もあります。
大きく分けて3つの不要と感じられる場面が多い特約があるのですが、3つの不要な特約について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
- そもそも医療保険の特約とは?
- 不要と言われる特約①女性特約
- 不要と言われる特約約②がん特約
- 不要と言われる特約③三大疾病特約
医療保険の特約とは
そもそも医療保険における特約とは、メインとなる保障に付く保障のことを指します。
いわゆるオプションのようなものであり、必要があればもしもの時のことを考えたり手厚い保障を目的に付ける保障です。
医療保険におけるメインの契約は入院の時に給付される入院給付金と、もしも手術した場合に給付される手術給付金です。
しかし家族の生活費に不安がある、病気の治療が高額になるなど、悩みや不安に合わせて保障を手厚くすることができます。
特約をつけた場合、その分保険料は高くなりますが、備えあればうれいなしとも考えられます。
▼主な医療保険の特約は以下のとおり
- 先進医療特約:
厚生労働省が認定している先進医療の治療を受けた場合に支給されるように付帯する - がん特約:
がんと診断された場合に支給 - 入院一時金特約:
入院期間が短くても支給される場合がある
などがあります。
各保険会社ごとに特色ある特約を用意しているため、自分の不安や予算に合わせて特約の有無を決められるのです。
医療保険で不要と言われる特約①女性特約
女性特約とは、乳がんや子宮頸がんといった女性特有の病気に関する治療を受ける場合に、更に手厚い保障を受けられるよう、メインとなる契約にプラスαで保障が受けられる特約です。
女性特有の器官には様々な不調やトラブルが起こってしまう恐れが潜んでいますので、特約をを付けることで、万が一の時に金銭的な不安が少しでも軽くなります。
しかし女性特約で保障される病気やトラブルが自分の身体に今後起こる割合と、それに対しての不安感、そして月々の支払いを天秤にかけて考えていく必要があります。
また、女性特約として女性特有の病気やトラブルに対応すると明言していたとしても、全ての病気やトラブルに対応するわけではありません。
場合によっては補償外となってしまう可能性もなきにしもあらずです。
考え方や人によっては、あえて付ける必要がない不要な特約とも言えます。
医療保険で不要と言われる特約②がん特約
がん保険とは、がん治療の保障を手厚くする医療保険の特約です。
国民病とも言えるがんですので、近年医療保険にがん特約を付与させるケースが増えています
がん特約を付帯する人は医療保険契約者の半数以上とも言われているため、多くの人がもしも癌になった時のことを考えて備えていると言えます。
しかし高額療養費制度が用意されているため、がん特約を付けていない場合でも医療費の自己負担は軽減されます。
また、がん治療で働けない期間は傷病手当金がもらえるため、生活面も不安も軽減されます。
健康保険組合から傷病手当金が支給される場合給料の約3分の2の額を最長1年6か月間受け取ることができます。
以上のことから、あえてがん特約としてプラスαで付帯せずとも治療費としてのダメージはそこまで大きくはないと言えるため、がん特約は不要な特約と考えることもできます。
医療保険で不要と言われる特約③三大疾病特約
三大疾病特約とは日本人の半数かかると言われている三大疾病であるがん、急性心筋梗塞、脳卒中になった場合保障を受けられる特約です。
もしも三大疾病で所定の状態になった場合は特定疾病保険金が受け取れ、特定疾病保険金を受け取ることなく死亡した場合は、特定疾病保険金と同額の死亡保険金が受け取れる保障です。
三大疾病は日本人の半数、それも働き盛りの年代を襲う可能性が高い病気のため、三大疾病にかかる可能性が高いと考えられる人はお守りとして契約している場合があります。
しかし支給事由が細かく定められているため、実際に保険金が給付される条件が厳しいと言えます。
さらに毎月の掛金の支払いも特約に加入していることで、数百円程度多少高くなります。
お守りとして契約していても、いざという時に使えない場合もあるとなると、不要な特約と感じてしまいますよね。
三大疾病特約は必要な人には必要な場合もありますが、不要な特約と考える人も多い側面があります。
医療保険で必要性の高い特約2つ
ここまで医療保険で不要な特約とされる場合が多いものを紹介してきましたが、今の時代や治療のスタイルなどを考慮し、加入しておきたい特約もあります。
医療の進歩は日進月歩ですので、それに合わせて必要な保険も日々変化していきます。
今こそ医療保険を見直し、プラスαのお守りとして加入しておきたい特約は以下の通りです。
- 医療保険で必要性の高い特約①先進医療特約
- 医療保険で必要性の高い特約②通院保障特約
医療保険で必要性の高い特約①先進医療特約
先進医療特約とは厚生労働大臣が定める高度な医療技術で治療をした場合に適用される特約です。
先進医療を受けるには、かなり高額な治療費が必要となります。
治療の方法や病気の種類にもよりますが、中央社会保険医療協議会の令和3年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告についてによると以下のデータがあります。
治療や手術 | 治療費 | 平均入院日数 |
---|---|---|
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術 | 300,857円 | 10.2日 |
陽子線治療 | 2,649,978円 | 15.7日 |
重粒子線治療 | 3,186,609円 | 5.2日 |
場合によっては治療費は数十万円から数百万円にものぼります。
しかしその一方で、医療保険の保障では1回の手術としての金額の支払いや、入院1日あたりの金額支払いといったように、一律で保険料が支払われることになります。
高額な医療費を必要とする先進医療を利用するとなると、高額医療費制度も使えないため、出費が多くなりがちです。
高度医療費制度も使えず自費治療となると、もしもの出費に備えるためにも不要な特約とは言えません。
契約である医療保険に先進医療特約を付けると、必要性が高い先進医療を利用した場合、その実費などを特約の上限内で保障することになります。
そのため、もしもに備えて先進医療特約は必要と言えますね。
今は病気や怪我に対しての治療方法も多岐にわたっていることや、先進医療の発達もあり、多くの人々がよりよい治療を受けられるようになりました。
医療保険で必要性の高い特約②通院保障特約
通院保障特約とは、病気やケガによる入院をしたが、退院後もその病気やケガの治療のために通院をした場合、給付金が支払われる特約のことをいいますすでに加入しているプランに後付けで重複した保障となるともったいないですよね。。
がんなどの根本的な治療が長期化してしまう病気の場合、通院費用もかさみます。
通院費用も塵も積もれば山となりますので、どうしても大きな出費になることは避けられません。
一例としてがんの治療を例に挙げましたが、がんは日本人の多くがかかる病気として知られているため、不要な特約、他人事とは言い切れません。
また、がん以外にも治療が長引き、長期の通院を余儀なくされる病気は多々あります。
治療のために何度も通院するケースを考えると、通院の給付金を受け取った方が出費のダメージが小さくなるはずです。
医療保険の特約が不要か判断するポイント
医療保険に加入する際にプランが細かく分かれているケースが多く、特約を付けるべきか、付けなくても問題がないかといったように、不要な特約か否か判断に迷う場面も多々あります。
特約をつけるべきか不要な特約かはその人の置かれた状況や予算、病歴などにもよりますので、一律に付けるべきと言い切ることはできません。
医療保険の特約を付けるか否かを決める際押さえておくべきポイントは以下の通りです。
- ポイント①単体の保険で不足分を把握する
- ポイント②契約後に特約を追加できる
- ポイント③ライフプランに合わせた特約を選ぶ
ポイント①単体の保険で不足分を把握する
メインとなる医療保険そのもので、どこまでカバーできるかをしっかりと確認すべきです。
医療保険は保険会社や保険料にもよって保障の範囲やカバーできる分野が大きく異なります。
そのため、はじめに契約することになるメインの医療保険でどこまでカバーできているのかを確認せずに特約を付けるとなると、保障の重複や意味をなさない場合も無きにしもあらずです。
後付けしたプランがすでに加入しているプランと重複してしまうともったいないですよね。
単体の保障でどこまでカバーできているのか、欲しい保障を受けられるのかを細かく約款などを確認しましょう。
それと同時に、自分としては欲しい保障の中でも医療保険でカバーできていない部分といったところに的を絞って特約を付けるべきです。
ポイント②契約後に特約を追加できる
医療保険を契約する際にあれもこれも必要に感じてしまいがちです。
今後の見えない将来に対する大きな不安や、今契約しなければという気持ちの焦りなどから、必要以上に特約を付けてしまうケースも多々あります。
医療保険の特約は原則契約後に後付も可能ですので、焦って契約する必要はありません。
日々の生活や状況の変化など、必要に迫られてから落ち着いて考え、特約を追加することで十分不安に対応できると言えます。
生活における状況や健康状態は日々めまぐるしく変化します。
医療保険は一度契約したから安心、終わりとするのではなく、こまめに見直し、必要があれば特約などで補償範囲をカバーすることを検討してください。
ポイント③ライフプランに合わせた特約を選ぶ
ライフプランに合わせた特約を選択することで、医療保険のもしもの時の備えとしての強度は増します。
就職・転職や結婚、出産や育児など日々の生活は変化の連続です。
健康状態の移り変わりや置かれた状況、家族構成の変化などから、一生涯同じ医療保険で十分ではないことは想像できるはずです。
その都度ライフプランの変化に合わせてその時に必要な特約をプラスαで追加することで、医療保険と特約はより確かなお守りとして機能します。
ライフプランについては自分で作成もできますが、やはり何人もの相談にのってきた経験もあり、お金や保険に関する知識が豊富なファイナンシャルプランナーへの相談が確実です。
数いるファイナンシャルプランナーの中でも、特に知識や経験が豊富なマネーキャリアは相談料無料です。
対面か非対面か、どこで相談するかなどの場所も相談できますので、忙しい人にもおすすめです。
医療保険の特約を選ぶ際の注意点
医療保険で、欲しい保障を受けるために自分の健康状態などをチェックしながら特約を付けることによって、より確かな保障が受けられるようになります。
しかし特約を付ける際や選ぶタイミングで気をつけるべきこともあります。
特約を付けた契約をして満足してしまいがちですが、特約を契約するのみで満足することなく、その後、実際に使うことも想定して再度チェックしていきましょう。
- 注意点①先進医療費は医療機関への支払いにする
- 注意点②給付の対象を確かめること
注意点①先進医療費は医療機関への支払いにする
先進医療特約における先進医療費用は、医療機関に直接支払いができるかを確認しましょう。
先進医療は高度な技術で治療する方法のため、数十万円から数百万円にものぼる治療費が必要になります。
後から保険で戻ってくることを想定して建て替えるにしても、一時的にでも大金を用意し、支払わなければならないというのは大きなダメージですよね。
支払いや現金の用意の心配をせずに治療に専念し、速く治療を進めていくためにも、不要なお金の不安は解消しておくべきです。
現時点で先進医療費の直接医療機関への支払いができる保険が多いですが、時に不可能となるケースもあります。
そのため、前もって確認すると同時に、可能であれば先進医療費は医療機関への支払いに設定しておきましょう。
注意点②給付の対象を確かめること
給付の対象はどのようなケースかあらかじめよく確認しておくべきです。
例えば通院給付金の特約の場合は入院が給付条件である場合もあるように、給付における条件や対象となるケースは様々です。
給付の対象を確かめることなく契約し、見直しをしていない場合、特約を付けているから安心とたかをくくっていたものの、保障が受けられないといったことになりかねません。
どのようなパターンで給付対象となるのか、反対に給付対象とならないケースも確認しておくべきです。
事前の確認で、給付対象なのに申請していなかった、受け取れると思っていたのに受け取れなかったといったうっかりを事前に防ぐことができます。
まとめ:医療保険の特約が必要かを相談したいならマネーキャリアがおすすめ
医療保険はもしもの時に備えて必要な保険ですが、1人ひとり健康状態や置かれている環境は異なります。
医療保険の特約は非常に多種多様であり、オーダーメイド感覚で医療保険を契約することができます。
より自分のもしもの時に襲いかかるピンチを想定した備えをするためには特約が必要不可欠ですが中には、その人にとっては不要な特約もあります。
どちらにしても、あれもこれも特約ばかり付けることは現実的ではありません。
本当に自分に必要な特約か否かを確認し、将来を見据えた契約が鍵となります。
不要な特約かどうか迷ってしまう場合は、マネーキャリアへの相談がいいきっかけになります。
マネーキャリアは相談料が無料なのはもちろんのこと、医療保険や特約以外の全体的なライフプランの見直しにもってこいです。
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