医療保険・がん保険などをセットにできるおすすめの保険は？

いまの医療保険は、特約を付加して、がん保険の保障をセットにできます。

以前は、それぞれ分けて加入するほうが得でした。

特約などで設定しても、給付金や保障範囲など、加入者が納得できるレベルでの保障のないものが多かったからです。

そのため、がんや先進医療への費用にそなえるにはがん保険、それ以外の一般的な病気や入院、いざというときのためには医療保険と、それぞれ加入するほうがコストパフォーマンスが高くなっていました。

しかしいま、特約でつけられるがんの保障はかなり充実しています。

昔と比べると、医療保険自体のグレードもアップしており、特約だけでも充分保障してもらえる内容です。

その内容については、以下で解説していきます。

医療保険の中には、がん保険を組み合わせられる保険が増えています。

いまは特約でも、入院や先進医療にしっかり対応した内容になっているので、加入も安心です。

そこで次は、医療保険とがん保険のセットとして、

• 日本生命「みらいのカタチ」
• フコク生命「未来のとびら」
• 太陽生命「保険組曲Best」

日本生命「みらいのカタチ」は、医療保険に加えて、がん保険をセットで組み合わせられる保険です。

以下では、30歳男性が終身で加入した場合でまとめました。

上記は、医療保険のみ加入したときの目安です。

入院した際、長引いたときは入院初日に加え、30日、60日、90日ごとに一時金が受け取れますし、外来のみの手術にも対応しているのは安心です。

さらに、上記の内容に、がん保険を特約で追加できます。

その際の保障内容は、以下の通りです。

特筆すべきは、入院費用が日数にかかわらず、無制限で保障されるところでしょう。

がんにかかった場合、通院での治療で済むこともありますが、入院となるとどうしても長期化します。

それに対するそなえとして、無制限の保障はかなりの安心材料です。

また、先進医療への保障や骨髄移植にも対応しています。

フコク生命「未来のとびら」では、医療保障の特約として、がん保険を選ぶことができます。

以下では、30歳男性が加入した場合を想定しています。

上記は、医療保険の内容を重視したタイプです。

医療保険とがん特約については、1日入院するごとに受け取れる給付金の金額を表しています。

先進医療に加え移植についても保障されており、がんへの保障としては特約を追加するだけでもかなり充実しているといえます。

また、三大疾病にかかったときの治療費も付加されているので、改めて追加する必要がありません。

今回は男性でのシミュレーションですが、これ以外にも女性特有の病気に対するものや生活習慣病特約など、あると嬉しい特約を選べる自由度の高さも魅力です。

必要な保障を必要なだけ、ライフスタイルに合わせて選択できるのが「未来のとびら」の大きな特徴でしょう。

太陽生命「保険組曲Best」は、医療保障や介護保障、資金形成など、自分のニーズに応じた内容を自由にセットにして組み合わせられる保険です。

以下で、30歳男性が、医療保険とがん保障にそなえた場合でまとめました。

がん特約と入院給付金の金額は、入院1日あたりに受け取れる給付金です。

手術一時金は入院が必要な場合は10万円、外来での手術であれば25,000円が支払われます。

先進医療に対する給付金もあるので、治療における選択肢の幅を広げられます。

また、契約年齢も0歳~85歳までいけるので、高齢になってから備えることも可能です。

太陽生命はスマートフォンからの申し込みもできるため、他の保険よりも保険料が安くなっているところが大きな魅力。

しっかりした保障を手頃な保険料で受けられて、さらに生活スタイルや年齢に合わせて、自分にふさわしい保険にすることができます。

よく耳にする医療保険とがん保険ですが、その違いはご存じですか。

がん保険は、当然ですが、がんになったときの保障の充実ぶりが特徴です。

特に、がんと診断されたらもらえる診断給付金は、がん保険ならでは。

それ以外にも、通院、入院、手術、先進医療など、さまざまな給付金が受け取れます。

しかし、通常の病気では保障はありません。

一方、医療保険は病気になれば、保障を受け取れます。

病気やケガなどの治療費をトータルでカバーできるのが大きな魅力。

そのかわり、がんでの保障は、がん保険ほど手厚くはありません。

以下に違いをまとめたので、比較してみてください。

医療保険と、がん保険。

どちらに加入するか悩む人も多いですが、いまは両方をセットにして加入することも可能です。

しかも、いまは内容が充実しているので、費用面でもがん特約をつければ十分にまかなえます。

そこで次は、

• セットの方が保険料が安い
• セットにすることで、がんの保障も手厚くなる

以上について、解説します。

保険料などの費用面でもシミュレーションしているので、比較する上でぜひご覧ください。

セットで加入するメリットの1つ目は、別々で加入するよりも保険料を抑えることができる点です。

たとえば、30歳男性の場合、セットで加入する場合と、別々に加入する場合で保険料を比較してみます。

別々の場合は、1,250円ががん保険、1,275円が医療保険の月額保険料です。

セットの方が、およそ600円ほど安くなります。

もちろん、がんになったときは診断給付金が100万円、入院給付金も1日につき1万円受け取れます。

医療保険としても手術給付金が5万円受け取れ、60日間までの入院に対応しています。

もちろんこれは一例ですが、費用を抑えてどんな病気にでも対応できるのはセットにするメリットでしょう。

セットで加入するメリットの2つ目は、医療保険の保障にがん保険の保障を上乗せできる点です。

医療保険だけであれば、トータルでの保障が可能ですが、がんに対する給付金などはどうしても手薄になりがち。

特に、がんになると長期間の治療に加え、費用がかさむ可能性が大きいです。

現在は、入院による治療は減少していますが、通院は続き、先進医療などの選択の幅も増えています。

そのため、入院給付金だけでは安心できません。

しかし、がん診断給付金や通院保障が充実していれば、経済的な負担は軽くなります。

先進医療に対する給付金もあるので、がん特約をセットにすれば、よりがんに適した治療を選択できるでしょう。

万一のときにそなえる意味で、がん保険のみの加入と、特約でがんにそなえるのでは、内容にどの程度の差が出るかご存じですか。

それぞれの場合を、以下にまとめました。

徹底的にがんにそなえたいときは、特約でカバーするより、保険できちんと加入するほうが手厚い保障を受けられます。

しかし、特約をセットしたほうが、保険料を手ごろに抑えることが可能です。

さまざまな病気への総合的な保障を望むなら、特約でカバーするほうがいいでしょう。

医療保険とがん保険を特約で組み合わせて加入する場合、保険料や保障のカバーの広さなどのメリットが目を引きますが、一方でデメリットも存在します。

そこで次は、

• 医療保険の解約にともない、がんの特約も消失する
• それぞれの保険に加入するより、保障が手薄になる可能性がある

医療保険とがん保険を特約で組み合わせて加入するデメリットの1つ目は、解約の際の保障の消失です。

一般的には、医療保険を主契約にして、がんの保障を特約で申し込むパターンが多く、医療保険の解約により特約も消失するため、今後もがんにそなえるなら、新たにがん保険への加入が必要です。

ただし、高齢になってから加入は保険料も上昇しますので、そのまま加入しておくほうが得する場合も出てくるでしょう。

組み合わせての加入は、医療保険の保障にも注意を払うことが重要です。

ある程度年齢が過ぎてから見直すのではなく、最初の時点で、できる限り継続できる内容で契約してください。

医療保険とがん保険を特約でセットにして組み合わせて加入するデメリットの2つ目は、がんへの保障が手薄になる場合がある点です。

がん保険は、がんに対する保障が徹底されています。

さまざまな給付金や通院・入院保障、先進医療など、費用面でのサポートが充実しているのが特徴です。

しかし特約の場合は、そこまでの手厚さはありません。

主契約が医療保険である以上、病気や入院、手術に対して総合的にカバーすることがメインになり、がんへのサポートは必要最低限になりがちです。

がんは治療に長くかかる場合が多く、経済的な負担も長く続きます。

個人で捻出できる費用などを検討して、必要であればそれぞれの保険に加入するほうがいいでしょう。

医療保険とがん保険をセットで加入するのがおすすめなのは、以下のような人です。

• 病気や入院に対してトータルでの保障がほしい
• いざというときに、最低限のラインでもいいからがんにそなえたい

医療保険とがん保険を別々で加入するのがおすすめなのは、以下の人です。

• がんに対する保障を手厚くしたい
• 保険内容などを見直す可能性がある

生命保険に加入する際の、医療保険とがん保険の加入の仕方、実際の保険のシミュレーション、メリットやデメリットなどのポイントなどをご紹介いたしましたが、いかがでしたか。

この記事のポイントは、

• 組み合わせて加入すると保険料が手ごろ
• 組み合わせておくと、病気に対して総合的な保障を受けちち、がんのそなえにもなる
• それぞれ加入するほうが、費用は上がるが保障は手厚い
• 特に、がんにそなえたいならがん保険に加入するほうがいい

でした。

いまはがんへのそなえを特約でおこなっても、ある程度の保障は受けられます。

特に、病気はがんにだけそなえればいいわけでもありません。

また、途中で解約するのも避けたいところ。

経済的なこと、保障内容などをしっかり吟味して加入しましょう。