妊婦健診に旦那が付き添いする必要はある?夫同伴はいつからすべきか解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
妊娠すると、妊婦健診といって健康状態などを産婦人科で診てもらうための通院が厚生労働省によって勧められています。

妊婦は体を動かすことも大変で、できれば旦那に付き添ってもらえると何かとありがたいですよね。

しかし、妊婦健診を受けるための産婦人科に来る人はほとんどが女性で、男性は入りづらく、付き添いとはいえ同伴したいと思っても気が引けるものです。

そこで、この記事では「妊婦健診に旦那が付き添いをする必要があるのか」について、
  • 妊婦健診は必ず旦那も付き添いをするものなのか
  • どんな病院でも旦那が付き添いはできるのか
  • 旦那が妊婦健診に付き添うことのメリットやデメリットとは
  • 旦那が付き添いに来てくれない理由・対処法
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、妊婦健診に旦那が同伴することによるメリットやデメリットを知ることができ、いざ子どもができたときの妊婦健診でも旦那が安心して行動することができます。

是非最後までご覧ください。

妊婦健診は必ず旦那も一緒に行くべき?どこまで一緒に入れる?


初めて妊婦健診に行くときは、少なからず緊張するものです。


そもそも妊婦健診とは、厚生労働省が推奨する妊婦に対する健康診断やエコー検査など妊娠に関することを調べることの総称です。


妊婦健診を受けることによって、自分だけでは判断できない妊婦や赤ちゃんの健康状態を詳細に調べてもらうことができ、万が一のときに対応がしやすくなります。


右も左も分からない中で、旦那に一緒にいてもらえると頼み事ができたり、安心できるのでできれば一緒に来てもらいたいものですよね。


以下では、

  • 妊婦健診には旦那は必ず付き添わなければならないものなのか
  • どんな病院でも旦那は妊婦健診に付き添うことができるのか

ということを解説していきます。

必ず旦那が付き添わなければならないものではない


妊婦健診は、妊婦が受診するものですので、旦那は必ずしも付き添わなければならないものではありません。


旦那が行かなければならない根拠はないため、妊婦さえ病院に行っていれば問題ありません。


しかしながら、これから夫と妻の二人で子どもを育てていくという大仕事を共有している以上は、付き添いをしても良いでしょう。


出産までの赤ちゃんの様子や、妻の様子を見守ることで、父親としての自覚が出てくるという人もいます。


子育てを二人で乗り切っていくという絆を深めるためにも、妊婦健診には旦那も付き添うことをおすすめします。

診察室には入れない場合や、付き添いがNGな病院も


ただ、多くはありませんが病院によっては妊婦健診への旦那の付き添いがNGというところもあります。


産婦人科は妊娠している女性の受診が優先であり、男性はマナーとして付き添いができないようになっている病院もあります。


また、病院への付き添いはOKでも診察室には入れないという病院もあるようです。


また、付き添いがOKな病院でも、産婦人科にはたくさんの妊婦が来訪します。


男性はなるべく女性に席を譲るなど、妊婦を優先するようにしましょう。

実際、妊婦健診に旦那が付き添う割合はどれくらい?


それでは、実際に旦那が妊婦健診に付き添う割合はどのくらいなのでしょうか。


一昔前は、出産から育児、家事まで女性の役割という意識が強かったですが、現代においては男性も出産前から協力するという家庭が非常に多いです。


現在子育て中の夫、または妻が現在妊娠している夫に対するアンケートでは、妊婦健診に付き添ったという旦那は約6割に上りました。


その中でも、厚生労働省によって推奨されている14回の妊婦健診のうち、10回以上妻に付き添ったという旦那が約3割、5回から9回という旦那も約3割でした。

妊婦健診に付き添ったことがある旦那さんの数は、全体の過半数となっているんですね。

妊婦健診に旦那が付き添うのはいつから?付き添う必要がある場合


妊婦健診に旦那が付き添うという人が多いことは分かりましたが、それでは妊婦健診に旦那が付き添うのはいつからが良いのでしょうか。


基本的に妊婦健診への付き添いは各自の自由ですが、特に以下のように、奥さんの体調が万全でない場合に付き添うと良いでしょう。

  • 初めての妊婦健診で、奥さんが不安そうにしているとき
  • 妊娠初期で、奥さんの体調がすぐれないとき

具体的にどういうことか、以下で見ていきましょう。

初回(一回目)の妊婦検診で奥さんが不安そうにしているとき


まず、妊婦健診の付き添いとして旦那が一緒に行くと良いのは、初回の妊婦健診のときです。


妊婦健診は、特に初回ではどういうことをするのか、どんなことを聞かれるのか不安に思っている奥さんが多いはずです。


そんなとき、一番頼りになるのはやはり旦那さんです。


妊婦健診の受診が決まって不安そうにしている奥さんがいる場合は、特に旦那さんが病院に付き添ってあげると良いでしょう。

妊娠初期などで、奥さんの体調がすぐれないとき


また、妊娠初期出産直前などは、妊婦にとっては体調の変化が出やすい時期です。


悪阻や破水など、思わぬトラブルにあってしまったり、そうでなくとも妊娠中は不安になることも妊婦にとっては多くあります。


奥さんの体調がすぐれないときの妊婦健診は、旦那さんが付き添ってあげると良いでしょう。


妊婦健診のために病院に行くのも大変というときも妊婦にとってはあるはずですので、そんなときは旦那さんがしっかりと支えてあげましょう。

このような場合、妊婦さん側から旦那さんに付き添いを頼むのもアリですね。

妊婦検診に旦那が付き添わない方が良いのはどんなとき?


基本的には妊婦健診には旦那さんが付き添ってあげた方が良いですが、逆に旦那さんが付き添いをしない方が良いときもあります。


たとえば以下のようなケースでは、旦那さんは妊婦健診に付き添うのを控えたほうが良いでしょう。

  • 病院の規定で旦那の付き添いがNGな場合
  • 小さい子供も一緒に連れて行かなければいけないとき
  • 奥さんの身体を詳しく検査するとき

さらに具体的に見ていきましょう。

病院の規定で旦那の付き添いがNGな場合


まず、妊婦健診の旦那の付き添いは病院によってNGなところもあることはすでに述べた通りです。


そんな病院では、そもそも旦那が付き添っても出来ることはほとんどありません。


そのような病院で妊婦健診を受けている場合は、旦那は付き添いを控えましょう。


ただ、病院までの送り迎えや買い物など病院の中に入らなくとも旦那にできることもありますので、奥さんが望む場合はできるだけのことはしてあげましょう。

小さい子供も一緒に連れて行かなければいけないとき


また、二人目以降の出産などで、小さい子どもがいて妊婦健診に行かなければならないケースもあります。


産婦人科は小さな子ども連れでも基本的には受診することができ、病院によっては子どもを遊ばせるためのスペースがあったり、授乳室があったりするところもあります。


しかし、子どもはどこにいてもはしゃいでしまうものであり、大声を出すなど場合によっては待合室などで周りに迷惑をかけてしまうことも考えられます。


小さな子どもがいる場合は、旦那さんが家で面倒を見るようにし、妊婦健診には妻だけが行けるような環境を作ってあげることも重要です。

奥さんの身体を詳しく検査するとき


妊婦健診は、特に問題がない場合はエコー検査など旦那が付き添うことができる検査が多いです。


しかし、場合によってはエコー検査だけではなく、奥さんの身体を詳しく検査するようなこともあります。


女性にとってはデリケートな部分でもあり、いくら旦那さんとはいえ見られたくない場合もあります。


そういった検査が必要な場合には、旦那は付き添いを控え、待合室で待つなど奥さんへの配慮も必要です。

妊婦健診に旦那が付き添うメリット・デメリット


妊婦健診に旦那が付き添うことは、非常に多くのメリットがありますが、反面デメリットもあります。


例えば、メリットとしては

  • 奥さんの体調がすぐれない場合、フォローすることができる
  • 超音波検査(エコー)などで赤ちゃんの成長を共有できる

などです。


また、デメリットとしては

  • 他の方を不快な思いにさせてしまう可能性がある

などが挙げられます。

どういうことか、以下で詳しく見てみましょう。

メリット①奥さんの体調がすぐれない場合、フォローすることができる


妊婦健診に旦那が付き添うことのメリットとして、奥さんの体調がすぐれない場合、フォローすることができることが挙げられます。


妊婦は自分でも思っていない体調の変化に見舞われることもざらにあります。


急に気分が悪くなったり、体調不良で妊婦健診に行くのにもしんどい思いをすることも少なくはありません。


旦那が妊婦健診に付き添うことによって、奥さんの体調がすぐれない場合にも病院まで連れて行くことができたり、代わりに話を聞くといったことができます。


奥さんのフォローができるという点では、旦那が妊婦健診に付き添うことは大きなメリットです。

メリット②超音波検査(エコー)などで赤ちゃんの成長を共有できる


また、妊婦健診では主に超音波検査(エコー検査)を行うことによって、奥さんの体内にいる赤ちゃんの大きさを見ることができます。


最初は非常に小さかった胎児が、徐々に人間の身体へと成長していく様子は神秘的でもあり、親となる父と母にとっては非常に大事な過程です。


そんな赤ちゃんの成長を旦那さんと奥さんで共有できることは、妊婦健診に付き添うことの大きなメリットになります。

デメリット:他の方を不快な思いにさせてしまう可能性がある


一方で、旦那が妊婦健診に付き添うことによって、他の人に不快な思いをさせてしまう可能性があるというデメリットもあります。


一般的なマナーを守っていれば全く問題はないのですが、中にはお腹の大きな妊婦さんがいるのに待合室で席を譲らないというような非常識な人がいるのも事実です。


また、産婦人科に来るのは必ずしも妊婦だけではなく、病気をしている人も訪問します。


女性にとってはデリケートな問題を抱えている人もいるため、男性がいるというだけでいい気がしないという人も中にはいます。


お互いに気を付け、奥さんにしっかりと付き添ってあげるということが男性にとっても大事なことです。

妊婦健診に旦那が付き添いで来る場合の注意点とマナー


妊婦健診は産婦人科で行うことがほとんどです。


産婦人科に限ったことではないものもありますが、いろんな人が来る病院では注意すべきこや、守るべきマナーがあります。


  • 香水などの匂いがきついものは控える
  • 煙草は吸わない、普段吸う人は臭いにも気を付ける
  • 風邪など体調不良の場合は付き添いを控える、感染症にも注意する
  • 病院内では静かにする、大声で話さない

といった基本的なことは守るようにしましょう。

妊婦健診に旦那も来てほしいのに嫌がる・来てくれない場合は?


アンケートでは6割の男性が妊婦健診の付き添いに来るという事実がある反面、頼んでも付き添いに来てくれない、興味を示さないという男性もいます。


これは、主に男性と女性の妊娠に対する意識の差が現れているからです。


女性は自分の身体に命を宿すため、妊娠するとさまざまな体調の変化が現れたり、実際に胎動などを感じることで妊娠してすぐに母性に目覚める人が多いものです。


一方で、男性は自分の身体には直接影響がなく、実際に出産後に子どもを抱くまでは実感がないという人が多いものです。


これは男性と女性の間での差なので、実感しろという方が無理な話なのです。


しかし、お互いに努力することによって男性も早い段階で父性に目覚めることももちろんあります。



どうしても妊婦健診に旦那が来てくれない場合は、無理に頼むのではなくそういった父性を目覚めさせるようにすると良いでしょう。


具体的にはエコー写真を見てもらうことで赤ちゃんの成長を感じてもらったり、お腹に手を置くことで胎動を感じてもらい、自分も親であるという自覚を持ってもらうようにすると効果的です。


また、育児についての相談をする、一緒に赤ちゃんグッズを買いに行くなど子どもに対する行動を共にしていれば、だんだん父性にも目覚めていくことでしょう。

妊婦検診に旦那が付き添いで来てくれた方の体験談


初めて妊婦健診に行くときなんだか不安な気持ちがあったので、その流れで旦那には高頻度で付き添ってもらっています。赤ちゃんの成長をすぐに共有できるので、旦那と一緒に「親になったんだ」という気持ちを実感することができる点を嬉しく思っています。妊婦健診に付き添ってもらうことで、赤ちゃんが生まれた後の旦那の意識に差が出るんじゃないかなと思いました。

妊娠初期は付き添ってもらっていなかったのですが、つわりで体調がすぐれなくなってからは旦那に付き添いをお願いしています。電車移動などがつらい時もあるので、付き添ってくれると助かります。体調面以外でも、子育ては夫婦2人でしていくものだから、子供の成長を一緒に見届けるために妊婦健診に付き添うことは大事だと思います。

妊婦検診に旦那の付き添いは必要?初診は不安なので一緒だと安心


妊婦健診に旦那が付き添う必要があるかどうかについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 妊婦健診は必ず旦那が付き添う必要はないが、付き添ってもらうことによるメリットも大きい
  • 病院によっては付き添いNGなところもあるので注意する
  • 産婦人科に男性が付き添う場合は、周りにも注意する

です。


妊娠が分かって楽しみな人、不安になる人などさまざまですが、旦那さんも奥さんと同様に戸惑うことも多いでしょう。


妊婦健診に付き添うことで、ともに子どもを育てる親としてそういったことも共有していくようにすると今後の育児においても良いでしょう。


ウーマンエキサイトでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

おすすめの記事