更新日:2022/09/30
心筋梗塞だと保険に入れない?心筋梗塞でも入れる保険を紹介!住宅ローンについても解説!
心筋梗塞などの持病がある場合でも入りやすい保険として、引受基準緩和型保険や無選択型保険があります。そのなかで具体的におすすめの医療保険と生命保険を紹介します。また、心筋梗塞などの持病があり、団体信用生命保険に入れなくても、住宅ローンが組める方法も紹介します。
内容をまとめると
- 心筋梗塞などの持病があっても、引受基準緩和型保険や無選択保険には加入しやすい
- 住宅ローンを組む場合、心筋梗塞だと団体信用生命保険に通りにくい
- 団体信用生命保険以外でも、フラット35の利用、連帯保証人をたてる、配偶者名義で住宅ローンを組むなどの方法がある
- 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
心筋梗塞だと普通の保険に入れない?
一般的に保険に加入する場合、心筋梗塞などの持病や既往歴があると検査に通りにくく通常の保険には加入するのがむずかしいとされています。
しかしながら、だからといって心筋梗塞などの持病がある方が保険に入れないというわけではありません。例えば、引受基準緩和型保険や無選択保険などの保険であれば、心筋梗塞の方でも比較的加入しやすいでしょう。
この引受基準緩和型保険や無選択保険には、心筋梗塞などの持病や既往歴のある方でも加入しやすくするために、加入の際の告知項目の数や内容が緩和されている、もしくは告知の必要がないという特徴があります。
ただし、通常の保険と比較すると保険料が割高で、保障も制限されるなどのデメリットもあります。
心筋梗塞でも入れるおすすめの医療保険
心筋梗塞でも入りやすい保険として、引受基準緩和型保険や無選択保険があることをお伝えしましたが、以下では具体的にどのような医療保険があるかご紹介していきます。
- SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
- コープ共済「たすけあい医療コース」
- アフラック「病気になった人も入りやすいちゃんと応える医療保険 EVER Prime」
- オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
- 日本生命「メディ・アン」
- ネオファースト生命「ネオde医療 健康プロモート」
- オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」
これらの保険について、それぞれ特徴や告知内容、保障や保険料などをご説明します。心筋梗塞やそれ以外の持病をお持ちの方は、気になるものがあるかチェックしてみてくださいね。
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
特徴
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」は、少額短期保険という種類の保険で、保障金額や保障期間を最小限にすることで、保険料が安く設定されています。また、1年ごとの更新なので、生活の変化にあわせて見直ししやすいのも特徴のひとつです。
告知項目
- 3ヶ月以内に医師に検査、入院、手術をすすめられた
- 1年以内に入院、手術をした
- 5年以内にがんと診断、がんまたは肝硬変で入院、手術をした
上記の告知項目に該当しなければ加入できる保険です。心筋梗塞の方でもこれらに該当しなければ申し込むことが可能です。
保障内容
- 入院:3,000円(80歳以上限定)5,000円
- 手術:それぞれ、入院日額の10倍
- 先進医療:共通で100万円
- 健康相談やセカンドオピニオンが受けられるサービス
保険料
- 男性
- 入院日額5,000円
上記の条件の月額保険料は以下のようになっています。
年齢 | 日額5,000円 |
---|---|
30歳 | 1,580円 |
40歳 | 2,330円 |
50歳 | 3,970円 |
通常の引受基準緩和型保険に比較すると、どの年代もかなり安い保険料となっていますね。保険料を極力抑えたい方におすすめの保険といえるでしょう。
コープ共済「たすけあい医療コース」
特徴
コープ共済は民間の保険と異なり、非営利団体である生協によって運営されています。そのなかの「たすけあい医療コース」は、民間の医療保険よりも割安な掛金でバランスのとれた保障という特徴があり、多くの方におすすめできる保険です。
告知項目
- 現在入院中であるか
- 医師から今後1年以内に入院、手術をすすめられているか
掛金
「たすけあい医療コース」には年齢にかかわらず、次のような掛金のコースがあります。
- 1,000円
- 2,000円
- 4,000円
このうち1,000円のV1000円コースが、心筋梗塞などの持病がある方でも入りやすい保険です。
保障内容
V1000円コースの保障内容は、
- 入院:2,000円(日額)
- 長期入院(270日以上):12万円
- ケガによる通院:1,000円
- 手術:1万/2万/4万円
- 事故後遺障害:2万~50万円
- 死亡・重度障害:10万円(病気)/60万円(事故)
- 住宅災害:3万、15万、30万円
となっています。
また、この他に100円追加することで先進医療特約、140円追加することで個人賠償責任保を付加することも可能です。
1,000円という安い保険料でバランスの取れた保障をご希望の方におすすめできる保険です。
アフラック「病気になった人も入りやすいちゃんと応える医療保険 EVER Prime」
特徴
アフラック「病気になった人も入りやすいちゃんと応える医療保険 EVER Prime」は、「特別保険料率に関する特則」を付加することで、保険料は割り増しとなりますが、心筋梗塞などの持病がある方も加入できる場合があります。
日帰り入院でも一律10日分の入院給付金がもらえたり、三大疾病による入院は日数無制限で入院給付金が受け取れるなど、手厚い入院保障が特徴となっています。さらに、通院保障も最高30日まで、手術は日帰り、入院ともに回数無制限など、通院や手術の保障も万全です。
告知項目
保障内容
基本保障の内容は、以下のとおりです。
- 入院:入院日額の10倍(10日未満)、入院日額(11日以上)
- 三大疾病無制限入院給付金:入院日額(入院給付金の支払限度日数を超える場合)
- 手術:入院日額の10倍/40倍
- 放射線治療:入院日額の10倍
- 通院:入院日額(入院前60日、退院後120日の間で30日まで)
- 健康祝金:3年ごとに入院日額の5倍(健康祝金ありのプランのみ)
- 医療相談サポート
この他に特約として、
- 三大疾病保険料払込免除特約
- 三大疾病一時金特約
- 特定生活習慣病保障特約
- 総合先進医療特約
- 介護一時金特約
- 認知症介護一時金特約
などがあります。
保険料
- 男性
- 終身払い
- 入院日額5,000円
- 特別保険料率に関する特則付加
基本保障の月額保険料は、上記の条件で以下のようになっています。
年齢 | 健康祝金あり | 健康祝金なし |
---|---|---|
30歳 | 5,560円 | 4,980円 |
40歳 | 6,495円 | 5,930円 |
50歳 | 7,810円 | 7,275円 |
三大疾病に関する保障が充実しているので、心筋梗塞の保障を手厚くしたい方におすすめです。
オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
特徴
オリックス生命「キュア・サポート・プラス」は、基本保障のなかに先進医療の保障が含まれていること、入院の有無にかかわらず約1000種類の手術が保障されていることが主な特徴です。
告知項目
以下の3つの告知項目に該当しなければ申し込むことができます。
- 3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査をすすめられた
- 2年以内に、病気やケガで入院・手術をした
- 5年以内に、がん・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存で、診察・治療・投薬を受けた
保障内容
その基本保障の内容は、
- 入院:3,000円/5,000円/10,000円
- 手術:入院日額の10倍(入院)/入院日額の5倍(外来)
- 先進医療:先進医療の技術料と同額+一時金として給付金の10%
- 健康相談/セカンドオピニオン/重症化再発予防カウンセリングなどのサービス
となっています。
また、特約として、
- 重度三疾病一時金特約
- がん一時金特約
- 通院治療支援特約
- 入院一時金特約
- 終身保険特約
などを付加することも可能です。
保険料
基本保障の月額保険料は、
- 男性
- 終身払い
の場合で以下のようになっています。
年齢 | 日額5,000円 | 日額10,000円 |
---|---|---|
30歳 | 2,919円 | 5,089円 |
40歳 | 3,466円 | 6,011円 |
50歳 | 4,318円 | 7,508円 |
入院や手術の基本保障の他に、割安な保険料で先進医療の保障もほしい方におすすめの保険といえるでしょう。
日本生命「メディ・アン」
特徴
日本生命の「メディ・アン」は、入院、手術に加えて、放射線治療も一生涯保障されることが主な特徴です。
告知項目
告知項目は以下の3つです。
- 過去1年以内に病気やケガで、入院・手術をした、または、3ヶ月以内に医師から入院、手術をすすめられた
- 過去2年以内にがん(上皮内がん含む)で、入院、手術をした、または、現在、がん(上皮内がん含む)で、医師の診察、検査、治療、投薬を受けている
- 現在、慢性肝炎、肝硬変で、医師の診察、検査、治療、投薬を受けている
保障内容
基本保障の内容は以下のとおりです。
- 入院:5,000円/10,000円
- 手術:【入院】入院日額の10倍/【外来】5倍
- 放射線治療:入院日額の10倍
またこの他に特約として先進医療特約があり、
- 給付金として1回1,000万円(通算2,000万円)
- 一時金として1回15万円
の保障があります。
保険料
月額保険料は、
- 男性
- 終身払い
- 先進医療特約なし
の場合で以下のようになっています。
年齢 | 5,000円コース | 10,000円コース |
---|---|---|
30歳 | 3,490円 | 6,980円 |
40歳 | 4,360円 | 8,720円 |
50歳 | 5,510円 | 11,020円 |
ネオファースト生命「ネオde医療 健康プロモート」
特徴
- 健康割引特則が適用されると、保険料が割引になる
- 契約後から満額の給付金を保障
という特徴があります。
健康割引特則とは、契約日から5年間の入院日数が5日未満の場合、それ以降の保険料が割引になるというものです。
また、一般的に引受基準緩和型保険は、支払削減期間として契約から一定期間は給付金が半額になるものが多いのですが、ネオファースト生命の「ネオde医療 健康プロモート」支払削減期間がないため、1年目から給付金を受け取ることが可能です。
告知項目
告知については、
- 5年以内に、がん(上皮内新生物は除外)、肝硬変、精神疾患、腎疾患で入院、手術をした
- 3ヶ月以内に、入院、手術をすすめられた
- 2年以内に上記1以外の病気やケガで入院、手術をした
の内容に該当しなければ、申し込むことが可能です。
保障内容
その基本保障は、
- 入院保障:入院日額3,000円~20,000円
となっています。
一方特約などは、
- 死亡保障特則
- 手術保障特約
- 先進医療特約
- 入院一時特約
- がん診断特約
- 抗がん剤治療特約
- 特定疾病一時給付特約
- 特定疾病保険料払込免除特約
- 女性疾病入院特約
- 通院特約
- 治療保障特約
など、多くの種類があり、ご自身の要望にあわせてカスタマイズすることが可能です。
保険料
- 男性
- 終身払い
- 入院日額5,000円
年齢 | 健康割引特則あり | 健康割引特則なし |
---|---|---|
30歳 | 1,665円 | 2,530円 |
40歳 | 1,940円 | 2,805円 |
50歳 | 2,445円 | 3,295円 |
基本保障が入院給付金のみですので、その分保険料は安くなっています。健康割引特則が使えればさらに保険料が安くなるため、安い保険料が希望で、保障は入院だけでよいという方におすすめの保険ですね。
心筋梗塞でも入れるおすすめの生命保険
次に、心筋梗塞などの持病があっても入れるおすすめの生命保険として、
- SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
- オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」
をご紹介していきます。
万が一の時のための生命保険を検討中の方は、ぜひ、内容を確認してみてくださいね。
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
特徴
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」は、先にご紹介した「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」と同様に、少額短期保険です。
そのため、保障金額や保障期間を最小限に抑え、保険料が割安というのがポイントです。保険期間が1年更新なので、生活の変化にあわせて見直ししやすい特徴があり、手頃な保険料で万一の時の葬儀代などに備えたいという方に人気があります。
告知項目
- 3ヶ月以内に医師に検査、入院、手術をすすめられた
- 1年以内に入院、手術をした
- 5年以内にがんと診断、がんまたは肝硬変で入院、手術をした
保障内容
加入年齢は20歳~84歳(100万円のコースは45歳~84歳)、保障期間は90歳までで、死亡保険金として、100万円、200万円、300万円の3つのコースがあります。
保険料
年齢 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
---|---|---|---|
30歳 | 申し込み不可 | 2,400円 | 3,600円 |
40歳 | 申し込み不可 | 2,540円 | 3,810円 |
50歳 | 1,880円 | 3,760円 | 5,640円 |
1年ごとの更新になりますが、このように比較的手頃な保険料で葬儀費用などを準備できるのはありがたいですね。
オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」
特徴
オリックス生命「ライズ・サポート・プラス」の主な特徴は、掛け捨てではなく解約した場合解約返戻金が戻ってくることです。従って、掛け捨てのように保険料を無駄にしたくない方で、持病があっても万一の時の死亡保障が欲しい方におすすめできる保険です。
告知項目
- 3ヶ月以内に、医師から入院、手術、検査をすすめられた
- 2年以内に、病気やケガで入院、手術をした
- 5年以内に、がん、肝硬変、統合失調症、認知症、アルコール依存症で、診察、治療、投薬を受けた
の3つに該当しなければ、申し込むことが可能です。
保障内容
- 死亡保険金
- リビング・ニーズ特約
の保障があります。
死亡保険金は、
- 20歳~39歳 200万円~1,500万円
- 40歳~49歳 200万円~1,000万円
- 50歳~85歳 100万円~1,000万円
となっています。
リビング・ニーズ特約は、余命6か月以内と判断されたとき、保険金額から6か月間の指定保険金額に対する利息と保険料相当額を差引いた金額が支払われます。
保険料
- 男性
- 終身払い
年齢 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 |
---|---|---|---|
30歳 | 4,680円 | 11,700円 | 23,400円 |
40歳 | 5,934円 | 14,835円 | 29,670円 |
50歳 | 7,452円 | 18,630円 | 37,260円 |
心筋梗塞だと住宅ローンが組めない?団信が通らなかった時の対処法は?
団信とは、団体信用生命保険のことで、住宅ローンの契約者に万が一のことがあった場合、残りの住宅ローンを保険会社が支払うという生命保険です。
もし、心筋梗塞のような持病や既往歴がある場合、この団体信用生命保険にも加入しづらいといわれています。
しかしながら、心筋梗塞のために団体信用生命保険に加入できないからといってすぐにあきらめる必要はありません。
例えば、団体信用生命保険にも、基準が緩和されたワイド団信という団信があり、心筋梗塞などの持病や既往歴などがあっても加入しやすくなっています。
また、団体信用生命保険以外でも、
- フラット35を利用する
- 連帯保証人を立てる
- 配偶者名義で住宅ローンを申し込む
などの方法もあります。
フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携しているもので、全期間固定金利となっています。保証人が不要で、団体信用生命保険に加入できなかった方でも住宅ローンを組みことができるのが特徴です。
返済能力のある連帯保証人がいる場合は、連帯保証人をたてる方法もあります。
また、配偶者が正社員の場合、配偶者の名義でローンを組むこともよいでしょう。