更新日:2021/02/24
医療保険は何歳まで必要?医療保険がいらないかどうか判断する方法も解説!
- 何歳まで必要か?
- 終身への切り替えは何歳までに行っておくべきか?
- 高齢者が保険を選ぶ際の注意点
- 高齢者におすすめの医療保険2つ
内容をまとめると
- 高齢になったら医療保険の必要性は低い
- 医療保険へ加入できるのは80歳くらいまでが多い
- 高齢での医療保険の必要性が低いのは、保険料が高くなる、公的医療保険で負担が軽くなるため
- 保障を継続して受けたい場合は、終身保険への切り替えがおすすめ
- 選ぶ際には、保険販売ルールの年齢制限や貯蓄で支払えない範囲の医療費用が保障されるかをチェック
- 高齢の方におすすめなのは、医療保険CURE Support Plus、メディフィットRe(リリーフ)など
- 保険への加入や、どれにしようか悩んでいる場合、保険無料相談を利用するのもおすすめ
- いまならスマホ1つで無料オンライン相談ができるので、この機会に保険に関する疑問を解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
高齢になっても生命保険などに入るべきか?医療保険は何歳まで必要かを解説
保険のタイプによっては定期的に更新する必要があります。年齢が上がるにつれ保険料も上がるため、何歳まで入っておけばいいのだろう?と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
加入しておくことでもしもの場合の助けになるため、加入しておきたい気持ちもわかりますが、本当に加入は必要なのでしょうか?
全ての高齢者にとってという訳ではありませんが、貯蓄や老後資金がしっかりと準備されている状態ならば、医療保険への加入は必要ないと言えます。
以下では、高齢での医療保険への加入と関係の深い、
- 医療保険は何歳まで加入できるのか
- 高額療養費制度の負担額
について解説していきたいと思います。
そもそも医療保険は何歳まで入れるの?
終身タイプでなければ、医療保険の満期を迎えるたびに更新をする必要が出てきますが、何歳まで加入できるのかを考えたことはあるでしょうか?
何歳まででも大丈夫と考えているかもしれませんが、加入年齢には上限があります。保険会社によって違いますが、70~80歳までとされることが多いのです。
この年齢を超えてしまった場合、医療保険へ加入することができなくなってしまいます。
更新時に慌てることのないよう、事前に何歳までなのかを調べたり、保険自体を終身タイプのものに乗り換えたりすることを検討してみましょう。
70歳以上になると高額療養費制度での負担額はさらに大きくなる
医療費が高額になってしまった場合に、一定の金額以上を国が負担してくれる制度があることはご存じでしょうか?高額療養費制度です。
人によって負担額に違いがありますが、一般の方の負担額は、
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
となっています。100万円かかった場合でも負担は87,430円となります。安心して治療を受けられる、ありがたい制度ですね。
ここでポイントとなるのが、負担してもらえる金額が70歳以上になるとさらに大きくなることです。人によっても違いますが、多くの方の1ヶ月の負担上限額が57,600円までとなるのです。
このように、医療費が高額になってしまっても、70歳以上ならば自分の負担は小さいものとなることも、高齢者に医療保険は必要ない理由の一つとなります。
なぜ一定の年齢で医療保険の必要性は少なくなるのか?
高齢になると病院に行く機会も増えるため、高齢者にこそ保険が必要なのでは?と思う方も少なくないと思います。
なぜ必要性が低いと言えるのでしょうか?ポイントは、
- 保険料が高額になる
- 医療費の負担が減る
ことです。
保険料が年齢とともに上がっていくことはご存じかもしれませんが、保障内容に見合っているのかを調べたことがある方は少ないかもしれません。
ここでは、保険料や医療費の負担の変化について詳しく解説していきます。
保険料が高くなるため、入っても損をする可能性がある
高齢で新しい保険へ加入した場合、保険料が高額になってしまうため、加入しても損をしてしまう可能性が高くなってしまいます。
保険料にどれくらいの差があるのでしょうか?楽天生命のスーパー医療保険を例に挙げてみます。入院日額1万円、通院保障つきの保険料です。
年齢 | 保険料(月払い) |
---|---|
30歳・男性 | 3,990円 |
70歳・男性 | 14,960円 |
これを10年間払い続けると、合計で179万円以上も支払う計算となります。10年間で180日以上入院をすることになれば、損はしない計算になりますが、入院日数などがこれよりも短い場合、損をしてしまう事になるのです。
高齢になると医療費負担の軽減されるため、入院費用も抑えられる
年齢 | 負担割合 |
---|---|
70~74歳 | 2割 |
75歳以上 | 1割 |
このように、最終的に1割負担となるため、そもそも支払う金額が少なくなるのです。
しかし、なかには入院が長引くなどして、1割負担でも思った以上に高額になってしまう事もあります。
このような場合は、先ほどご紹介した高額療養費制度を利用することで、負担を軽減することができます。
自己負担割合も1割と低く、高額になってしまった場合でも高額療養費制度の利用が可能な事から、高齢での医療保険への加入は必要ないと言えるのです。
何歳までに終身医療保険に切り替える必要はあるのか?
保険には更新タイプと終身タイプがありますが、更新タイプで多い悩みが終身タイプへの切り替えタイミングです。
終身への切り替えのタイミングは、最新の保障を受けたい場合はなるべく早く行うことをおすすめします。
更新タイプでは年齢が若いうちには保険料が安い、というメリットがあるため、若い方が多く加入する傾向にありますが、高齢になると思った以上に保険料が高くなってしまうものです。また、加入が何歳までかも決まっています。
さらに、昔から加入している保険は、保障内容も昔のままです。最近では日帰り入院や日帰り手術なども多くなってきましたが、古い保険ではこれらの保障を受けることができない場合が多いのです。
このように、古い保険を更新し続けると、最新の保障を受けることができないため、最新の保障が受けたいと考えている方は、何歳までと考えずに、早めに終身医療保険へ切り替えることをおすすめします。
高齢者が医療保険を選ぶ際に覚えておきたいこと
高齢になると医療保険の必要性が薄まってくることはおわかりいただけたかと思います。しかし、ひとによっては医療保険へ加入しておきたい、と考えるものです。高齢者が保険を選ぶ際には、どのような事に注意しておけばいいのでしょうか?
ポイントとしては、
- 保険販売ルールの年齢制限
- 貯蓄で支払えない範囲の医療費用に対応しているのか
などが挙げられます。
以下では、それぞれのポイントについて詳しくご紹介していきます。
高齢者への保険販売ルールの年齢制限の範囲かを確認する
高齢で保険に加入するときに、自分に必要な保険を勧めてくれているのか、内容を理解できるのか、など、特有の悩みがあるかもしれません。
高齢者の家族などから、保険会社に苦情や問い合わせが多いため、保険協会ではガイドラインが定められています。会社ごとに違いがありますが、ルールが決められているのです。
どのようなルールになっているのでしょうか?例を挙げると以下のようになっています。
- 親族などの同席
- 募集人を2人以上で対応
- 商品説明は2回以上行う
- 本人の意向に沿っているのかを確認する
高齢であった場合はこのような対応がされているのか、ルールがまもられているのかもしっかりと確認しておきたいポイントです。
入っていない場合に比べ、貯蓄では支払えない医療費用に対応しているか
新たに医療保険への加入を考えている場合、貯蓄で支払えない医療費用に対応しているかも、注目しておきたいポイントです。
国の制度によって、治療費自体の負担は軽いものになりますが、治療方法によっては適用されない場合もあります。
自由診療や先進医療などは適用できません。これらを行う場合は自己負担となるのです。このように、公的医療保険が利用できない治療方法を行いたいと考えている場合、保険に加入する際には先進医療なども保障されるのかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
また、個室などを利用した際に発生する差額ベッド代も対象外です。個室などの利用を希望する際には入院費用などがかなり高額になってしまうため、医療保険に加入しておくことをおすすめします。
どうしても不安な高齢者の方におすすめの医療保険
高齢者には医療保険が必要ないことを解説してきましたが、どうしても不安が残ってしまう、という方もいらっしゃいますよね。
このような方におすすめの医療保険としては、
- 医療保険CURE Support Plus
- メディフィットRe(リリーフ)
などが挙げられます。
医療保険CURE Support Plusはオリックス生命の商品です。メディフィットRe(リリーフ)はメディケア生命の商品です。以下で内容や保険料についてご紹介していきます。
医療保険CURE Support Plus
医療保険CURE Support Plusは引受基準緩和型の保険です。持病があっても加入しやすい保険となるため、高齢の方でも加入しやすい保険です。
保障期間も何歳まで、と決まっておらず、病気やケガの入院や手術を一生涯保障されます。先進医療にも対応しています。
保障内容と保険料をご紹介していきます。コースが3つあるため、ここでは入院日額5,000円のコースをご紹介します。保険料は70歳男性のものです。
内容 | 金額 |
---|---|
入院 | 5,000円/日 |
手術 | 入院中:5万円 外来:2.5万円 |
先進医療 | 通算2,000万円まで |
保険料 | 7,005円 |
何歳まで加入できるのか気になる方もいらっしゃいますよね?加入可能年齢は20歳から85歳までとなっているため、高齢の方でも加入することができます。
メディフィットRe(リリーフ)
メディフィットRe(リリーフ)は持病がある方や既往歴などがあっても加入しやすい限定告知型の保険です。
限定告知型ですが、この商品では保険金額が減額されることなく、最初からしっかりとした保障が受けられます。
内容の組み合わせが可能で、保険料を何歳までに払い込むかなどを変更できます。
- 保険料払込期間
- 入院給付金:3,000~10,000円
- 給付限度:60日・120日
- 手術給付金:Ⅰ型・Ⅱ型・なし
これらを自分に合わせて設定することができます。
ここでは、入院給付金5,000円、手術給付金Ⅰ型の場合の保障内容をご紹介します。保険料は70歳男性、終身払込、給付限度60日のものです。
内容 | 金額 |
---|---|
入院給付金 | 5,000円/日 |
手術給付金 | 入院中:5万円 外来:2.5万円 |
放射線治療 | 5万円 |
骨髄移植術 | 5万円 |
保険料 | 5,915円 |
まとめ:自分は何歳まで医療保険が必要か・不要になるのかを考えて加入しておこう!
ここでは保険が何歳まで必要なのか、高齢での必要性について解説しました。
この記事のポイントは、
- 高齢では医療保険は必要ない
- 加入が何歳までかはそれぞれ違うが、80歳くらいまでが多い
- 保険料が高く、公的医療保険で負担が減るため、必要性は低い
- 最新の保障を受けたい場合は終身保険への切り替えがおすすめ
- 選ぶ際は、保険販売ルールの年齢制限、貯蓄で支払えない範囲の医療費用に対応しているのかなどに注目
- 高齢者におすすめの保険は、医療保険CURE Support Plus、メディフィットRe(リリーフ)
です。
更新ごとに保険料は上がり、乗り換えなどを行わないと保障内容が古いままになってしまいます。さらに公的医療保険の負担してくれる部分が大きくなるため、70歳や75歳などの高齢の方は、保険に加入する必要はないと言えます。
しかし、心配な方は年齢を考えず早めに終身の医療保険へ乗り換えることを検討してみてください。