更新日:2023/08/30
あしたも充実の口コミ・評判は?デメリットも解説
- 積立型の外貨建て個人年金保険について調べている人
- あしたも充実の保険の内容について知りたい人
- 外貨建て個人年金保険の特徴を知りたい人
- あしたも充実のメリット、デメリット
- 外貨建て商品の注意点やリスク
- どのような人におすすめできるのかのポイント
目次を使って気になるところから読みましょう!
あしたも充実の口コミ・評判
※口コミはインターネットアンケートで募集
募集期間:2023年7月~2023年8月
あしたも充実のデメリット
三井住友海上プライマリー生命の「あしたも充実」という商品はどのような商品なのでしょうか。外貨建ての商品につき、しっかりと理解して加入することで失敗は少なくなりますね。まずはデメリットについてみていきましょう。
デメリットと考えられる点は以下の3点です。
- 為替リスクがある
- 保険料の増額はできない
- トンチン性を採用しているので短命だと損をする
どのようなところがデメリットとなりうるのか、くわしく確認していきたいと思います。
為替リスクがある
あしたも充実のデメリット1つ目は「為替リスク」があるという点です。
米ドルまたは豪ドルで運用する外貨建ての保険ということになりますがら、当然為替リスクが発生します。
為替リスクについてですが、「為替相場が変動することによって起こるリスク」のことを言い、ここでは、米ドルまたは豪ドルが日本円に対して円安になるのか、円高になるのかということです。
保険料の支払いのタイミングでは、毎月一定金額の日本円を保険料として納めることになりますので、円高に振れていればより多くの外貨を積み立てることが可能です。ですが、円安に振れてしまうと積み立てる金額が少なくなります。また、年金の受け取り時は円安に振れていれば大きなリターンを得ることができます。
このように円相場によって大きく金額が変わってしまい、元本割れしてしまうこともあることはデメリットの一つとして認識しておく必要があるでしょう。
保険料の増額はできない
あしたも充実という商品は平準払いの商品です。いわゆる毎月保険料を支払って積み立てていくパターンです。
トンチン性を採用しているので短命だと損をする
三つ目のデメリットは「トンチン性を採用しているので短命だと損をする」という点です。
トンチン性とは聞きなれない言葉かもしれません。簡単に説明しますとトンチン性とは長生きすれば得をする年金保険ということです。
元々は17世紀のイタリア人銀行家ロレンツォ・トンティが考案したとされる保険制度に由来するもので、17世紀のフランス政府が「長生きするほど多くの利息を受け取れる国債」として発行しました。
あしたも充実では、50歳以上で加入した場合、死亡時の保障を「100%保証型」または「70%保証型」から選べるようになっています。100%は通常の保障になりますが、70%の場合は死亡した際に払込保険料の70%だけしか返ってきません。その分残りの30%は年金原資に充てられるという仕組みです。
年金原資は増えますが、年金開始前に死亡した場合の保障についてはよく確認しておいた方がよいでしょう。
あしたも充実のメリット
あしたも充実のデメリットについて解説してきましたが、ここからはメリットについてお伝えしたいと思います。メリットと考えられる点は以下の3点です。
- 積み立てが円建てなので毎月の支払金額を一定にできる
- 年金保険料控除の対象なので節税効果がある
- 月額5000円~と小額からも始めることができる
それぞれのメリットについて詳しくみていきたいと思います。
積み立てが円建てなので毎月の支払金額を一定にできる
あしたも充実の1つ目のメリットは「積み立てが円建てなので毎月の支払金額を一定にできる」という点です。
通常ドルで納める場合は、日本円をドルに交換して一定のドルを納めることになりますが、ドルに交換するということでは円安、円高の為替の影響を受けてくるため、どうしても日本円にすると金額は一定になりません。
しかし、日本円で保険料を納めるというとであれば為替の影響を受けるものの実際に納める保険料は常に一定になります。円安の時には積み立てられるドルは少なくなりますが、その分円高の時には多く積み立てられるということになります。これを「ドルコスト平均法」と言います。「ドルコスト平均法」とは、価格が変動する商品を定期的に一定額購入して、平均購入単価を平準化することを期待するという投資手法のことです。
日本円に換算したときに常に一定の金額というのは、無理なく継続するうえでも重要なメリットと言えるでしょう。
年金保険料控除の対象なので節税効果がある
あしたも充実のメリット二つ目は、年金保険料控除の対象なので節税効果があるという点です。
年金の保険料控除とは、その年に払い込んだ個人年金保険料の全部または一部をその年の所得から差し引くことで、その分の所得税・住民税が減らせます。
2012年(平成24年)以降に個人年金保険に加入した場合の所得控除額は、所得税から最大40,000円、住民税から最大28,000円となっています。
会社員であれば年末調整で、その他の方は確定申告をすることで払い過ぎた税金の還付を受けることができます。外貨建てとは言え同じように税制上の節税効果があるのはメリットと言えますね。 なお、契約の条件によって年金保険料控除の対象にならない場合もありますので加入時にはよく確認してください。
月額5000円~と小額からも始めることができる
あしたも充実のメリット三つ目は月額5000円~と小額からも始めることができるという点です。
外貨建ての商品は初めてだから月に5000円という少額から始めるという人や、他にも積み立てているものがあるからあまり多くは出せないけど外貨で分散投資がしたいという人にはよいですね。
多くの保険商品では年金は月額10,000円からの商品が多いです。低めに設定ができるとしても、月額7,000円などです。保険会社としても運用や管理がありますのであまり少額の設定はないのが一般的です。
そんな中で5,000円からというのは初心者はもちろんですが、少額からコツコツと無理せず始めるという点などにおいてはメリットであると言えます。 数千円の違いですが、長く継続していくものですので重要なポイントでしょう。
あしたも充実の基本情報
ここからはあしたも充実の基本的な情報について整理していきたいと思います。
あしたも充実基本情報
⚫︎取り扱い通貨
米ドル
豪ドル
⚫︎保険料
最低月額5,000円〜最高400,000円まで
※1000円単位
⚫︎保険料払込方法
月払い
半年払い
年払い
前納
⚫︎保険料払込経路
クレジットカード払い
口座振替
⚫︎契約年齢(被保険者の年齢)
0歳〜80歳
⚫︎据置期間
なし、1年〜30年
⚫︎年金受取方法
確定年金(5年、10年、15年、20年)
年金総額保証付終身年金
保証期間付終身年金(保証期間5年、10年、15年)
一括受取
2023年8月時点の情報です。実際の情報は公式サイトをご確認ください。
あしたも充実がおすすめな人
ここまであしたも充実のデメリット、メリットについて解説してきました。
ここからはそんなデメリット、メリットを踏まえて実際にどんな人におすすめなのかということについてお伝えしたいと思います。
おすすめできる人の特徴は以下の2点です。
- 小額から外貨建ての積み立て年金をはじめたいと考えている人
- 長期での資産形成を考えている人
それぞれの点について詳しく解説していきたいと思います。
小額から外貨建ての積み立て年金をはじめたいと考えている人
おすすめできる人の特徴一つ目は小額から外貨建ての積み立て年金をはじめたいと考えている人です。
メリットでもお伝えしたとおり、あしたも充実は、毎月保険料を積み立てて行くタイプの外貨建て個人年金保険です。
毎月の保険料が月5,000円から加入することができるので、初めて外貨建ての商品に挑戦する場合の人にとっては少額から始められるという点では安心できるポイントなのではないでしょうか。
外貨建てということで初めは不安に感じる方もいるかと思いますが、少額からコツコツと始めるということで今までは預金ばかりで通貨分散をしたい、投資の幅を広げたいという人におすすめであるといえるでしょう。
長期での資産形成を考えている人
おすすめできる人の特徴二つ目は、長期での資産形成を考えている人です。
加入時の年齢にもよりますが、払込期間は最大50年まで、据置期間は30年までととかなり長期での契約が可能です。
資産形成をする上で失敗しない重要なポイントの一つは時間です。
時間の分散とは、あしたも充実の特徴であるの日本円を一定金額保険料として納めます。円高の時はたくさん積み立て、円安の時は少し積み立てるドルコスト平均法により価格の平準化を図ることができます。
長い期間かけて積み立てることで資産が増える可能性は上がりますので長期での資産形成を考えている人にはおすすめできると言えるでしょう。
あしたも充実をおすすめできない人
あしたも充実がおすすめな人の特徴についてお伝えしてきました。ここからは逆におすすめできない人の特徴について解説していきたいと思います。いくらメリットがあるとしても自分に合っていなければ無駄になってしまいます。自分に合った、納得した商品に加入することが大事なポイントです。
おすすめできない人の特徴は以下の2点です。
- 外貨建ての商品に抵抗がある人
- すでに生命保険料控除の年金の枠を使い切っている人
詳細を解説していきたいも思います。
外貨建ての商品に抵抗がある人
おすすめできない人の特徴一つ目は外貨建ての商品に抵抗がある人です。
やはり外貨建てということでまず扱う通貨が円ではありません。円から米ドルや豪ドルに交換されて運用されます。ここには為替リスクというものがどうしてもついてきますね。
為替の仕組みって?やどんなことがリスクなの?このあたりで不安になったり、よくわからないという人もいるかと思います。
外貨建ての商品はやはり複雑ですのでしっかりと商品についての理解やリスクについて理解していないと思わぬ損をしてしまったり、思ってたのと違う‥となってしまうこともあります。
そういった点を踏まえて、外貨建ての商品の特性が理解できない、抵抗があると感じる人にはあまりおすすめできません。
すでに生命保険料控除の年金の枠を使い切っている人
おすすめできない人の特徴二つ目は、すでに生命保険料控除の年金の枠を使い切っている人です。
あしたも充実は平準払いの年金保険なので、条件を満たせば個人年金保険料税制適格特約を付加し、個人年金の枠の生命保険料控除を受けることで所得税と住民税が節税できます。
個人年金の生命保険料控除の最大の適用範囲は年間80,000円以上払った場合となります。月に換算すると6666円なので月7000円ほどです。
あしたも充実では最低保険料が5,000円からですので、この契約のみであれば適用範囲内になりますが、すでに他の個人年金などの契約がある場合は追加での節税効果はありませんので無理して加入する必要はないかもしれません。
あしたも充実を他社商品と比較
ここではあしたも充実と比較的ににている商品について違いやそれぞれの保険商品の優れいている点、劣っている点などについてみていきたいと思います。
●比較商品
ニッセイウェルス生命 つみたてねんきん2
●あしたも充実の方が優れている点
毎月の保険料がプライマリー生命は5000円から設定が可能なことに対してニッセイウェルス生命はは2万円からと少し高額なのでハードルが高いという点です。5000円からというのは保険会社としてもなかなかめずらしく、加入者にとっては加入しやすい内容になっています。
●あしたも充実の方が劣っている点
年金の受取期間の選択肢がニッセイウェルス生命の方が選択肢が多く、30年という期間もを選択することができる点。対してプライマリー生命では最大で20年です。
ニッセイウェルス生命では年金受取の時に円高の場合据え置くことがで為替の影響を回避することができますが、プライマリー生命は加入時に据え置き期間を自由に設定できるという点に留まります。
まとめ:あしたも充実の口コミ・評判は?デメリットも解説
あしたも充実の口コミ、評判からメリット、デメリットについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
外貨建ての商品ということですのでとっつきにくいと思う方も少なくないかと思いますが、正しい知識と商品の特性の理解が大切です。リスクがあることもしっかり理解していれば外貨建ての商品も難しくはありません。
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