30代におすすめの個人年金保険は？他ランキング上位の保険商品やそれぞれの保険を徹底比較！

30代の方におすすめしたい個人年金保険を、ランキングから人気のある5種類を選びました。

個人年金保険によって、契約できる年齢も、返戻率も異なることがわかります。

年金受け取り期間も保険によってさまざまなので、短期間にまとめてもらいたいのか、長期にわたって少しずつ受け取るのかなどといった考えを元に選ぶと良いでしょう。

30代で老後のために個人年金保険に加入するのは早すぎるのではないか、とお思いになるかもしれません。

実は30代の人で個人年金保険に加入している人は20％程度と少なく、入っていない人が多いのが現状です。

しかし、30代で個人年金保険に加入するメリットは多くあります。

メリットとしてあげられることは、

1. 返戻率が高くなる
2. 保険料が安くなる
3. 生命保険料控除を受ける期間が長い

です。

個人年金保険は早くに加入した方が、返戻率が高い特徴があります。そのため、30代と若いうちから加入した方が支払った金額よりも多く戻ってくるのです。

また、返戻率が高くなるので同じ金額を目標にしたとき、早く加入していた方が保険料は安くなります。

年末調整などの際、支払っている生命保険料に応じて生命保険料控除を受けることができます。早く加入していた方が長い期間控除を受けることができるので、お得といえます。

30代ではどのような個人年金保険に加入したらよいのでしょうか。

選ぶポイントは以下の2つです。

1. 安全性重視！外貨建て保険よりも円建て保険
2. 受け取りは終身よりも期間確定タイプを

まず、選ぶときに重視することは、確実に保険金を受け取ることです。

30代で加入すると、受け取るまで30年以上経つことになります。外貨建て保険では、30年後の国際情勢、為替は想像もつかないでしょう。もしも30年後に極度の円安になっていると、元本割れしてしまうことになるのです。頑張って支払ったのに、支払った金額よりも少なくなってしまうととてもがっかりした気持ちになりますよね。

そのようなことを防ぐためにも、円建て保険をおすすめします。

また、個人年金保険の受け取り方には、生きている間ずっともらい続ける終身型と、5年や10年など期間を限定してもらう有期型とありますが、有期型を選ぶことをおすすめします。

なぜなら、終身型では支払った金額を受け取る前に予想外に早くなくなってしまうことも考えられるためです。それでは元本割れを起こしてしまいます。

30代におすすめの個人年金保険として、以下の5種類の保険をご紹介いたします。

• ①明治安田生命「年金かけはし」
• ②日本生命「みらいのカタチ」
• ③JA共済「ライフロード」
• ④フコク生命「みらいプラス」
• ⑤第一生命「しあわせ物語」

それぞれの個人年金保険について、保険料やどんな人におすすめかなど詳しく解説していきます。

ここで注意したいことは、この記事でご紹介した保険はすべて、ネット申し込みはできません。

返戻率と保険料、受取総額は、加入時年齢30歳の女性、受け取りは60歳から10年確定年金でシミュレーションしました。

おすすめな人

「みらいのカタチ」は必要な保障を組み合わせられるので、たくさんの保険に入りたくない、保険は1つで済ませたいと考えている人におすすめといえます。

返戻率と保険料、受取総額は、加入時年齢30歳の女性、受け取りは65歳から10年確定年金でシミュレーションしました。

おすすめな人

「ライフロード」は高い返戻率を誇ります。そのため、なによりも多く年金として受け取りたいと考えている人におすすめできるといえます。

さらに予定利率によって返戻率は上がる可能性があるうえ、一度増えた年金額は減ることがないので、支払った保険料よりも多く年金として受け取れる期待が持てます。

返戻率と保険料、受取総額は、加入時年齢30歳の女性、受け取りは65歳から10年確定年金でシミュレーションしました。

おすすめな人

「みらいプラス」は、受け取り年齢が1歳単位で設定できること、受け取り方法が10年定額型、10年前厚型、5年定額型、一括受け取りの4種類から選べるので、自由に受け取り方や受け取り開始年齢を決めたい人におすすめです。

10年前厚型とは、前半の5年間は多めの年金額を受け取り、後半の5年間の年金額が少なめになる受け取り方です。

返戻率と保険料、受取総額は、加入時年齢30歳の女性、受け取りは60歳から10年確定年金でシミュレーションしました。

おすすめな人

契約時に将来受け取れる年金額が決まるので、予定を立てやすいことがこの保険の利点です。そのため、いくら受け取ることができるのかはっきりと知っていたい人、その年金額をもとに貯蓄目標を立てるなど行動をしたい人におすすめです。

また、子どもの教育資金の備えとしても利用できるので、小さいお子様がいらっしゃる方にもおすすめといえます。

iDeCo（個人型確定拠出年金）とは、自分で運用する商品を選び、自分で運用し、掛け金も自由に設定することが可能な私的年金制度です。

貯めた資金は老齢給付金として60歳以降に受け取ることができます。

メリットは、掛け金が全額所得控除になる点、また運用益と給付を受け取るときにも税制上の優遇措置が設けられている点です。

加入すればあとは保険会社におまかせできる個人年金と違って、自分で運用するという手間はかかりますが、iDeCoは税金面でとても優遇されています。

そのため、個人年金に加入してもまだ家計に余裕があれば、併せてiDeCoを始めることをおすすめします。

個人年金とiDeCoの2つを利用して老後資金を準備できれば、老後はさらに心強いですね。

30代におすすめの個人年金保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイントは、

• 30代で個人年金保険に加入するメリットは、返戻率が高くなる、保険料が安くなるなどがある
• 30代で個人年金保険に加入するとき選ぶポイントは、円建て保険を選ぶこと、受け取りは期間確定タイプを選択すること
• 個人年金保険のなかでは、明治安田生命「年金かけはし」、日本生命「みらいのカタチ」、JA共済「ライフロード」、フコク生命「みらいプラス」、第一生命「しあわせ物語」が人気
• 個人年金保険とiDeCoを併用することで、より豊かな老後資金が築ける

でした。

いざ個人年金保険に加入しようと思っても、どこがいいのかよくわからないものです。そんなとき、この記事が参考になれば幸いです。