介護保険証と後期高齢者保険証の違いとは?併用はできる?

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
介護保険証と後期高齢者保険証の違いや仕組みについて知りたいと考えているのではないでしょうか。

介護保険証と後期高齢者医療保険は、似ている部分もあるので違いについて理解できていないという方が多いと思います。

実は、介護保険(介護保険証)は介護を必要とする方が対象で、後期高齢者医療保険は医療を必要とする方が対象なので、利用目的が違ってくるのです。

そこで今回は
  • 介護保険と後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)の違いとは?
  • 介護保険被保険者証 | 介護保険制度とは
  • 後期高齢者医療被保険者証 | 後期高齢者医療保険制度とは
  • 介護保険と後期高齢者医療保険の介護サービスの違いとは?
  • 介護保険と後期高齢者医療保険は併用できないので注意!
について詳しく解説していきます。

この記事を読んでいただければ、介護保険と後期高齢者医療保険の違いを理解でき、活用方法も学べると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

介護保険と後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)の違いとは?


介護保険(介護保険証)と後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)の違いとは何でしょうか?


それぞれについて下記で紹介します。


介護保険(介護保険証)とは

要支援・要介護状態となった場合に介護サービスを利用できる制度のことを言います。

自己負担額は1割もしくは2割ですが、支給限度額を超えてサービスを受けた場合は全額負担になります。


後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)とは

病気や怪我で医療機関を利用した際に保険証などを提示すると、負担金を一部支払えば医療を受けられる制度のことを言います。

自己負担額は原則1割ですが、現役並所得者は3割となります。

介護保険被保険者証 | 介護保険制度とは


次に、介護保険証とは、どういったものなのでしょうか。


この制度の対象者や保険料、保障内容などについて知りたいことと思います。


そこで下記では、

  • 介護保険の対象者と保険料について
  • 介護保険の対象サービス
  • 介護サービスの利用手順
について解説しますので参考にしてください。

介護保険の対象者と保険料について

まずは、介護保険の対象者と保険料について解説するので見ていきましょう。


被保険者には下記の2パターンがあります。

  • 第1号被保険者…65歳以上全員
  • 第2号被保険者…40歳以上64歳までの介護が必要な方

これらの被保険者の保険料については下記の通りです。

被保険者第1号被保険者
第2号被保険者
サービス利用対象者介護・支援が必要だと認定を受けた方病気が原因(介護保険が対象)で介護や支援が必要だと認定を受けた方
保険料所得に応じて段階別各医療保険によって異なる

介護保険の対象サービス

次に介護保険の対象サービスは、介護給付予防給付があるので、それぞれ紹介していきます。


介護給付

  • 施設…特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設
  • 居宅…訪問介護・訪問看護・通所介護・短期入所など
  • 地域密着型…定期巡回・小規模多機能型居宅介護・夜間対応型訪問介護など

また、予防給付は以下の通りです。
  • 介護予防…介護予防型訪問看護・介護予防通所リハビリ・介護予防居宅療養管理指導など
  • 地域密着型介護予防…介護予防小規模多機能型居宅介護・介護予防認知症対応型通所介護など

介護サービスの利用手順

介護サービスの利用手順は6つです。

  1. 申請
  2. 調査
  3. 審査・認定
  4. ケアマネージャーを決める
  5. ケアプランを計画する
  6. 介護サービス開始

申請は本人または家族が健康福祉課に申請を行います。
その後、調査員が自宅訪問し、介護を必要とする方の心情を調査し、場合によっては主治医に意見書を作成してもらうことも。
そして審査で「要介護度」を判定し、通知が来ます。

要支援と認定が来た方は、地域包括センターへ連絡してケアマネージャーを決めて頂きます。
そのケアマネージャーとケアプランといって介護サービス計画を立ててもらいます。

ケアプランが決まれば、プランに基づいた介護サービスを受けれるようになるのです。

後期高齢者医療被保険者証 | 後期高齢者医療保険制度とは


では次に、後期高齢者医療費保険制度とはどういったものなのでしょうか。


対象年齢や給付内容、保険料など、この制度を詳しく知りたいと考えていることと思います。


そこで下記では、

  • 後期高齢者医療保険の対象者と受けられる給付について
  • 後期高齢者医療保険の保険料について
解説しますのでご覧ください。

後期高齢者医療保険の対象者と受けられる給付について

では、後期高齢者医療保険の対象者、医療給付の種類、現金給付の種類についてご紹介します。


まずは、対象者は下記の通りです。

  • 75歳以上の方(75歳の誕生日当日から対象)
  • 65歳以上75歳未満の方で一定の障害が認定された方

次に医療給付の種類は下記の通りです。
  • 高額療養費
  • 補装具の料金補助
  • 限度額適用
  • 標準負担額減額認定証
  • 亡くなった場合に葬儀費の一部負担

次に現金給付の種類は下記の通りです。
  • 出産育児一時金
  • 埋葬料
  • 傷病手当金
  • 出産手当金

最後に、窓口負担額について紹介します。

窓口負担
(外来・入院)
外来(個人毎)
窓口負担額
入院・外来(世帯毎)
窓口負担額
現役並所得者3割57,600円81,000円+(医療費ー267,000円)×1%
<多数該当:444,000円>
一般1割14,000円
<年間144,000円上限>
57,600円
<多数該当:444,000円>
低所得者1割8,000円24,600円(Ⅱ)
15,000円(Ⅰ)

後期高齢者医療保険の保険料について

では次に、後期高齢者医療保険の保険料について紹介します。

  • 後期高齢者の方が一人ひとり納めます。
  • 所得割と被保険者均等割の合計になります。
「所得割(応能分)」所得に応じて負担することで、「被保険者均等割(応益分)」は、被保険者が均等に負担することを言います。

ただし、具体的な保険料は各広域連合ごとに決められているので、各都道府県の広域連合または市区町村に確認してください。

なお、保険料の上限は50万円となっています。

介護保険と後期高齢者医療保険は併用できないので注意!

では、介護保険と後期高齢者医療保険は併用できるのかが疑問に思うかもしれません。


結論から言うと、併用できません。

そのため訪問看護を利用したい場合は、どちらかの保険を利用します。


ただし、医療保険を利用する場合には、医師から「訪問看護指示書」の交付を受ける必要があるなど、条件に満たない場合は利用できませんので注意してくださいね。


介護保険は、65歳以上の第一保険者、もしくは40歳以上65歳未満の第二保険者が対象なので、40歳未満で訪問看護を利用する場合には医療保険となります。

介護保険と後期高齢者医療保険の介護サービスの違いとは?


介護保険と後期高齢者医療保険の介護サービスの違いとは、いったいどのようなものがあるのでしょうか。


まず、介護保険の介護サービスは下記の通りです。

  • 訪問サービス
  • 通所サービス
  • 短期入所サービス
  • 施設サービス

また他にも、予防介護サービスや地域密着型介護サービスを受けられます。

予防介護サービスとは下記の通りです。
  • 介護予防訪問入浴介護
  • 介護予防訪問看護
  • 介護予防訪問リハビリテーション
  • 介護予防居宅療養管理指導
  • 介護予防通所リハビリテーション
  • 介護予防ショートステイ
  • 介護予防短期入所療養要用介護
などです。

地域密着型介護サービスとは下記の通りです。
  • 定期巡回
  • 地域密着型通所介護
  • 夜間対応型訪問介護
  • 小規模多機能型居宅介護
  • グループホーム
  • 看護小規模多機能型居宅介護
などです。

では次に、後期高齢者医療保険の介護サービスは下記の通りです。
  • 療養生活相談、支援
  • 医療処置、治療上の看護
  • 病状や健康状態の管理と看護
  • 苦痛の緩和と看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 認知症の人の看護
  • 精神障がい者の看護
  • 家族の相談と支援
  • 住まいの療養環境の調整、支援
  • エンドオブライフケア
  • 在宅移行支援

介護保険と後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)は対象者やサービスが違う


介護保険と後期高齢者医療保険(後期高齢者被保険者証)の違いについて、解説しましたがいかがでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 介護保険は40歳以上65歳未満の介護を必要とする方と65歳以上全員が対象になる保険制度
  • 後期高齢者医療保険は、65歳~75歳未満の一定の障害がある方と75歳以上全員が対象になる保険制度
  • 介護保険と医療保険では受けられるサービスが変わってくるが、訪問看護のように両方ともに含まれるサービスもある
  • 介護保険と医療保険は併用できないので、どちらかを選ぶ必要がある
です。

介護保険と後期高齢者医療保険は、老後必ず受けられる保険制度です。
しかし、この二つの保険の違いをあまり理解できないという方が多いと思うので、これを機に違いを理解し活用してくださいね。

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