大ヒット作『テルマエ・ロマエ』の阿部寛と、『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が初タッグを組んだ映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の公開を前に、ポスター画像が公開された。その他の写真直木賞作家・井上荒野氏の同名小説『つやのよる』が原作の本作は、艶(つや)という性に奔放に生きた謎の女性と、艶を取り巻く男女の愛、生き様が描かれており、主演の阿部寛と小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、といった豪華女優陣が、男女の関係性を深く濃厚に演じている話題作だ。いまも映画に引っ張りだこの阿部と、豪華女優陣がどのように絡むのか気になるところだが、阿部は死期が近づいた妻に振り回される夫の松生役を、小泉、忽那、大竹ら女優陣は、“つや”の存在によって引き起こされる問題に困惑しながらも、それぞれ自分自身を見つめていく、難役を演じているという。この度解禁になったポスターのアートディレクションを担当したのは、「AKB48×美女採集」などで話題を集めたアーティスト・清川あさみ氏で、映画のアートディレクションを担当するのは初の試み。今回のポスターは、清川氏の独自の手法であるポスターそのものに直接刺繍を施す方法を用いて“つや”っぽさを表現。製作期間は、準備期間を含めて約5か月とのことで、清川氏自身の作品の中では「製作期間が長かったかな」と言っており、完成したポスターを見た行定監督は、「愛憎が入り混じった曖昧な男と女の関係を、清川あさみは俯瞰してとらえた。美しいけどダークな感じがまさに『つやのよる』を表現していて面白い」と語っている。映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー
2012年11月22日ラブストーリーのマエストロ・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛を筆頭に小泉今日子や野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の共演で話題を呼んでいる本作のポスター・ビジュアルが遂に解禁となった。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく本作。ボックスの中にそれぞれのキャスト陣が体を収めているのが印象的な、まるでアート作品のような本ポスターのアートディレクションを担当したのは、いま話題のアーティスト・清川あさみ。清川さんは、写真に刺繍を施すという独自な手法でアートディレクションから造形作品の制作までを手がけるアーティストだ。2004年には、ベストデビュタント賞受賞、2010年にはVOCA展入賞に加え、2010年に「AKB48」のメンバーを撮った「AKB48×美女採集」(講談社刊)を発売しマスコミの注目を浴び、 2011年には全館規模で個展を開く作家としては最年少で、水戸芸術館での全館規模の個展を開催するという快挙を果たしたいま気鋭アーティストのひとりだ。実は、清川さんが映画のアートディレクションを担当するのは今回が初の試み。ポスターの製作期間は約5か月という力作だ。刺繍に使う素材も映画の内容に沿って大人っぽくも品のある素材をセレクトして、清川さんの独自のポスターそのものに直接刺繍を施す手法を用いて艶っぽさを表現したそう。清川さんはポスターについて「さまざまな渦巻く恋愛模様の中、箱を用いた撮影方法で、個々、迷いながら孤独感をもちながら、それぞれ強く生きていく前向きな姿を表現してみました」とコメント。この完成したポスターを見た行定監督は「まるでチョコレートの箱に閉じ込められた主人公たち。心露わな表情で覗かれている彼らは、きっとビターな味に違いない。愛憎が入り混じった曖昧な男と女の関係を清川あさみは俯瞰して捉えた。美しいけどダークな感じがまさに『つやのよる』を表現していて面白いと思った」と賞賛を送り、その才能に舌を巻く。キャストそれぞれが枠に入ったように見えるポスターは、映画でも描かれている“人の数だけ愛のカタチがある”とのこと、刺繍の繊細さは映画の登場人物それぞれの機微を暗に示すようにも感じ取れるデザインに仕上がっている。清川さん自身も、作品の中では「製作期間が長かったかな」と語る渾身の本ポスターは、11月23日(金・祝)より劇場に掲示される予定だ。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年11月22日直木賞作家・井上荒野の同名小説を原作に、『世界の中心で、愛を叫ぶ』、『パレード』など群像劇の名手・行定勲監督が阿部寛を主演に迎えて贈る『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』。この上質な大人たちの愛の物語の中で、ひとり強烈な個性を放ちながら、何故か女心をくすぐるキャラクターがいるというのだ。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく大人たちの群像劇を描き出す。小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶといった豪華女優陣の共演でも話題を集めている本作。女優陣も去ることながら、男優陣も阿部寛を始め、永山絢斗に奥田瑛二と贅沢。そんな豪華絢爛なキャスト陣が、それぞれの大人の事情を孕みながらの濃厚なドラマが展開するのだが、今回明らかとなった人物は一言で言うなら“ひきこもりの子供”。丸メガネの奥の目をしょぼつかせながらボソボソと話す、かなりの“じめっと系男子”の太田。センター分けの長髪に着流し&下駄と、その姿は劇中でも、リアルな社会においてもインパクト大!そんな一見、強烈で毛嫌いしてしまいそうなキャラクターだが、ベテラン俳優・岸谷五郎の手により愛すべき男に仕上がっているのが、また見事だ。劇中では、仕事を通じて知り合った野波麻帆演じる橋本湊に思いを寄せるが、モジモジするばかりでなかなか言い出せない。かと思えば、ある晩、賃貸契約の報告に訪れた湊に、驚愕の告白をしてみたり…と、意外なギャップを併せもった男でもある。しかし、その告白をきっかけに2人の関係は急速に発展し、湊と関係をもつほどになるのだが、この告白を含め、風貌や話し方まで、その独特の雰囲気に飲まれてしまうのか、何故か女心を激しくくすぐられてしまうようだ。さらに、元妻である艶が危篤であると連絡が入ったときに見せる、静かな表情の中に驚きや戸惑いが入り混じったシリアスな場面や、湊の職場の店先でちょこんと座り込み、湊が戻ってくるや無表情だった太田が笑顔を見せるコミカルなシーンなど、岸谷五朗が演じるからこその、不気味であり、謎でもあり、かわいらしくもある太田。女子目線では、不動産もちの資産家という部分もポイントが高いのかも?本作を観終えた頃には、あなたも“太田”という男に魅了されているはずだ。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2012「つやのよる」製作委員会
2012年11月16日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛を筆頭に小泉今日子や野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の共演で話題を呼んでいる本作の主題歌が、このたび横山剣率いる「クレイジーケンバンド」の描き下ろし曲「ま、いいや」に決定した。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく本作。クレイジーケンバンドにとっては2004年の公開映画『約三十の嘘』以来、約8年ぶりの映画主題歌となるが、行定監督は常々、男の気持ちと男女の愛について歌わせたらクレイジーケンバンドの右にでるアーティストはいないと考えていたようで、「(横山)剣さんの艶のある歌声は、どうしようもない男と女の物語にぴったりだと思っていました。受けてくださると聞いたときは本当に嬉しかったです」と今回実現したコラボレーションに感動もひとしおといった様子。さらに「デモを聞いた瞬間から忘れられないフレーズで、2回目には歌える程、心を掴まれるインパクトのある曲でした」とその仕上がりに太鼓判を押している。実は今回、行定監督は作詞もボーカルの横山さんと共に執筆したそう。この件に関し、横山さんは「台本を読んだり、映画のプロトタイプを観たりした数日後、『ま、いいや』というフレーズとメロディーが一緒に出てきた。歌詞も考えるというよりは、感覚的に出てきたものだけれど、どうしても埋まらない部分が数か所あった。そこを行定監督にお願いしたところ、非常に艶のあるセクシーな響きのある楽曲に仕上がった」と大人の恋愛マエストロによる共作に満足気な様子を見せた。ひと足先に楽曲を聞いた主演の阿部さんは、「男の弱点と女の本音を、歌にした映画を彩るとてもセクシーな男の歌。作品にさらに軽妙なスパイスをふりかけてくれた剣さんに感謝しています」と喜びのコメントを寄せている。クレイジーケンバンドが現在ツアー真っ最中のため、残念ながら実現はしなかったものの、当初横山さんには主題歌のみでなく、伊豆大島の島の男かバーの店長として映画への出演依頼もあったそうだが、今回の主題歌制作で見事なコラボレーションを果たした行定監督と横山さん。果たして大人の恋愛マエストロたちは本作を彩る楽曲「ま、いいや」でどのような言葉を紡いだのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2012「つやのよる」製作委員会
2012年11月14日製作段階から注目を集めている阿部寛の最新主演作『つやのよる』。直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化する本作は、『今度は愛妻家』などの行定勲監督と阿部との初タッグや、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、荻野目慶子ら豪華女優陣の共演など、これまでにも多くの話題を提供してきたが、今度は阿部と元妻子役の大竹しのぶ、忽那が出会う緊張感のあるシーンの模様が解禁になった。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。総勢22人の大人の男女が入り乱れる恋愛群像劇だ。さて今回解禁になったのは、艶のいる病室で、松生と大竹が演じる元妻・早千子がニアミスをするシーン。6月下旬に撮影されたこのシーンは、南房総の「少年自然の家」を、舞台となる伊豆大島の病院に見立てて撮影。艶の病室にいる早千子に驚いた松生が、2階から駆け下りてきて病院の外の喫煙所で煙草に火をつけるが、病院のロビーにいた忽那扮する娘の麻千子がそれに気づき、声をかけるも、松生は出てきた早千子を察知してまた逃げ去ってしまうという場面だ。その一連を建物の内側からの引き、寄り、外からと行定組特有の長回しで撮影していくが、その度に阿部がダッシュで駆け下りてきて、カットの度に肩で息をしている。だが、阿部は「行定監督とは10年以上前にCMで1回だけご一緒させていただいて、映画にも出してくれないかな? って思っていたんですけど、今回やっと夢が叶いました」と充実の笑顔。「それに大竹さんとも今回初めて映像で共演できたし」。すると大竹が「でも言葉も交わしてない(笑)。それにしても変わった話よね(笑)」と本音をポロリ。それに対して忽那は「監督は大切なシーンほどテイクを重ねるから大変(笑)」と行定組の洗礼をたっぷり浴びている様子。「それに母親を初めて女性として意識し、自分もそれに近づこうとする感覚を表現するのは難しい」と語った。一方、今回デジタルでの撮影に初挑戦した行定監督は「武器を得た感じ。予算を気にせずに回せるからね」とうれしそう。「日本にはなぜロバート・アルトマン(『ショート・カッツ』)のような登場人物のアンサンブルで見せる映画がないのかな? と前から思っていた。それに、俺がずっとやってきた連作短編をこの捻じれた構造の中で1本の映画にするのは新しいと思ったんです」。聞けば聞くほど濃密で一筋縄ではいかない内容の本作、来年1月26日の公開がいまから楽しみだ。『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年10月10日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛と豪華な女優陣の共演で、2013年のお正月映画として早くも注目を集める本作の撮影現場から潜入に成功!阿部さんと大竹しのぶ、忽那汐里による緊迫のシーンに立ち会った。小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く本作。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく。撮影が行われたのは、千葉県・舘山。監督自らが「大島より、大島らしいんだよ(笑)」と満足気に語るこだわりのロケ地だ。現在も使われている歴史館を病室に見立てるため改装したもので、壁に貼られたポスター一つにしてもスタッフが用意したもので、阿部さんが「こだわりの人」と称賛する行定監督らしい徹底した仕事ぶりだ。本作で大竹さんと忽那さんが演じるのは、艶に心奪われ、その純愛に全てを捧げる男・松生に捨てられた母娘。今回のシーンの現場は、その2人が大島にあるに病院に入院中の艶を訪ねに来るという場面。その病院で大竹さん演じる母・早千子と忽那さん演じる娘・麻千子が、献身的に艶の看病をする松生に再会する。始めは自分の娘だと気づかずにいた松生も、「幸せですか?」という麻千子の意味ありげな言葉に、罪悪感から逃げ出してしまう。この重要なシーン、行定監督は少ないセリフの中でそれぞれの葛藤を見せるため、セリフの言い回しからカメラのアングルまで微調整を繰り返し、何度もテイクを重ねていた。3人のキャストたちも、撮影と撮影の合間もこの静かな緊張感に言葉少なげだ。しかし、その誰もが行定組に参加できたことに喜んでいるようだ。「集中する現場なんだって思ったし、一歩も言い訳できないっていうか、すごくやり甲斐があるし、楽しいですよ。10年以上前に、CMでご一緒させて頂いたんですけど、ずっと何かやらせてもらえないかなって思ってたんです。今回、その夢が叶った。お声がかかってすごく嬉しかったです」(阿部さん)、「言葉よりも感覚的なものを追及される方なんだと感じました。監督が目指すものに近づけるために、ワンシーンの中で一つの課題をクリアしたかと思うと、また違う課題がどんどん出てくる感じです(笑)」(忽那さん)と、「こだわり」という言葉が行定組初参加の2人の口をつく。しかし、過去に『遠くの空に消えた』で監督の“こだわり”を体験している大竹さん曰く「今回はスムーズな方(笑)」なんだとか。最後に、それぞれが演じる役柄について聞いてみると、「(松生は)純粋に艶を愛している男。艶という女性は色んな男たちに行き会っていく。それをずっと後ろから一身に追いかけていって、とても可愛らしい人物に思えます」と語る一方で、役作りのためにボロボロに心も体もヤツれたその姿は痛々しくすらあり、その裏にある壮絶な役づくりを想像しないわけにはいかない。そして娘・麻千子&母・早千子役の2人は、「松生を前にした母の、“女”としての部分を見届けないといけない複雑さと、大人になろうとしてもなれない葛藤を抱いた役だと思います。松生には憎しみを抱いている」と忽那さんが真摯に語ったかと思えば、大竹さんは「(早千子は女として)理解できない!捨てた男を許すなんて、絶対頭おかしいよね」と笑い、流石は大女優の余裕を見せていた。センチメンタルに、しかし生々しく男と女を描くその現場には、行定作品の独特の雰囲気が流れていた。今回のパートを含め5つの男女のドラマが展開するこの『つやのよる』。彼らがたどり着く先は、いったいどこなのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年新春、全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開
2012年10月10日人気の多機能リップクリームにカラーをプラスオンポップでキュート、ときにセクシーに、使えるプチプラアイテムなコスメがそろうメイベリンニューヨーク。その大人気リップクリームとなっている、メイベリン「リップクリーム」シリーズから、新たに「リップクリームカラー」が29日、デビューする。全5色で展開される細身のスティックリップで、ベージュ系カラーから、ピンク系、ローズ系と、いずれも見たままの美しいカラーが、健康的に唇を彩ってくれるものとなっている。保湿ケアやUVケア効果もばっちりもちろん多機能リップクリームとしての効果はそのまま。エモリエント成分であるシアバター、保湿成分ホホバオイルを配合し、潤ったなめらかなジューシーリップへと導いてくれる。SPF13のUVケア効果もあり、唇へのダメージを乾燥とともに防ぎながら、綺麗を演出してくれる優秀な1本だ。縫った瞬間のとろけるようなテクスチャーも心地よく、ナチュラルなツヤのあるBABY LIPはとっても魅力的。ケアからカラーオンまで1度に仕上がるので、ささっとメイクしたい時にも便利なリップとなっている。香りは爽快感のあるミント。メイクするのが楽しくなるような、キュートなパッケージも魅力な女子の味方といえるリップクリーム。ぜひ一度チェックしてみては。元の記事を読む
2012年09月29日阿部寛の最新主演映画『つやのよる』(行定勲監督)の伊豆大島ロケの模様がついに解禁! 真木よう子、永山絢斗も参加した7月4日の島での撮影初日で早くも、阿部の俳優としてのスゴさを目の当たりにすることができた。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。だが、その日撮影されたのは、かつて艶がストーカーをしていた若い男・優(永山)とその息子が海辺で石を投げて遊んでいるところを、上の道を自転車で通りかかった松生が見つけ、彼らに石を何粒も投げて走り去るコミカルなシーン。思いきり石を投げる松生の頬がこけ、真っ黒に日焼けしている様に思わず笑ってしまう。行定監督は、「(阿部さんに)最初にお会いしたときに『何キロ痩せればいいんですかね?』ってそれが一言目で、その後、自分で『11キロだな』と言ってたんです。そしたら撮影初日から目がギラついていて、俺の想像していた松生像を身体で凌駕していたんだよね」と教えてくれる。だが減量することだけで、クソ真面目で、真っ直ぐ妻のことだけを思っている松生像を作り上げたわけではない。それが分かったのは、阿部のちょっとした行動から。石を投げた後、自転車で緩やかな坂を猛スピードで駆け下りていく一連を例によって何テイクも撮ったのだが、普通はスタッフがスタート位置まで戻す自転車に阿部が跨り、上り坂を毎回必死に漕いで上がってきたのだ。すると「松生もしょっちゅう自転車に乗っているから、痩せているけど、下半身は筋肉質じゃないのかなと思って」と阿部。永山も「以前『トリック』のスペシャルに出させてもらったことがあるんですけど、そのときの阿部さんとまた印象が違って。いまも、走り去っていくときに俺に向ける顔が毎回微妙に違うんですよ」と証言する。一方、優の恋人・百々子に扮した真木は「なぜ私が百々子なの? と思ったぐらい自分とは真逆の女性」と言いつつ、初めての行定組に充実の表情を浮かべる。「監督にずっとやりたかったと言ってもらえたし、自分の素を出さないように頑張ります」。そんな俳優陣の新たな顔が見られるのも本作の魅力。期待は高まるばかりだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年08月08日独特の視点から男女、親子、友達、はたまた無関係な人々まで様々な人間模様を巧みに描き出す群像劇のマエストロ・行定勲監督の最新作『つやのよる』。先日、主演の阿部寛を始め、行定作品史上最も豪華かつ最大規模となる22人の主要キャスト陣が名を連ねている本作の撮影現場に潜入!女の業がぶつかり合う壮絶バトルに遭遇した。数々の男たちと不貞を重ねる一人の女性・艶と、その夫・松生春二を始め、彼女を巡る周りの人々の愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛とそれぞれのドラマが展開していく群像劇。艶の夫・春二を演じる阿部さんに加え、このほどこの奔放な艶という一人の女性に困惑させられる6人の女性を演じる豪華女優陣の名が発表に!小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く。今回潜入したのは、女のプライドが火花を散らす世にも恐ろしき修羅場のシーン。艶の従兄で彼女にとって最初の男である小説家・石田行彦の妻・環希を演じる小泉今日子と、行彦の愛人・伝馬愛子を演じる荻野目慶子が真っ向から対決するというシーンである。行定監督も「理想通りの豪華なキャスティングとなって最高です」と頬を緩ませながら、この2人については「映画の歴史を考えても面白かった!」とその配役にニヤリと含みのある笑みを浮かべる。納得がいくまでテイクを重ねる“こだわりの人”として知られる行定監督だが、そのうわさに嘘偽りがないことが確認できた。小泉さんと荻野目さんが現場に入るまでに、幾度にもわたりテスト撮影が行われ、150人ものエキストラたちへの演技指導、カメラワークの確認と本番を前に疲弊してしまうのでは…と思うほどの綿密さ。1時間半ものテスト撮影を経てようやく登場した小泉さんと荻野目さんは2人共に穏やかな表情を浮かべていたが、これから修羅場を繰り広げるとあって、その臨戦態勢のオーラに現場の空気は一瞬にしてピンっと張り詰めたものに変わった。2人が鉢合わせするのは、行彦が執筆した「つややかな獣」の授賞式パーティの場。着物姿で一見慎ましやかに見える環希と、本作の原作者・井上荒野自ら「異様な衣裳」という全身純白の愛子が対決を迎える。2人は互いに面識はないものの、その存在は知っており、互いに快く思っていないという泥沼の関係が空気からひしひしと伝わってくる。そして監督からの「スタート!」の合図。会場で挨拶を交わしながらもその裏側に毒を潜ませ言い争いを始める2人は、次第にヒートアップしていくのだが、愛子の口から明かされるのは、行彦が真に愛するのはどちらでもなく“艶”であること。「行彦に犯されてるのよ!しょっちゅう犯されてるのよ!艶の代わりに」と豹変する愛子をよそに、「少々、狂ってらっしゃる」としたり顔の環希。ついに限界を迎えた2人は、手に持った赤ワインを服に、顔に掛け合うまでに…。その赤ワインが血のようにも見えるおぞましいほどの女の業のぶつかり合いが交わされた。そこへ監督の「カット!」の声がかかり一瞬の静寂の後、拍手が沸き起こり、会場は糸が切れたように和やかな雰囲気に。行定監督もニヤリと満足気な表情を浮かべていた。その後、このシーンを監督は「『イケーッ!』と思いながら見てました(笑)」と楽しげに明かしてくれた。また、当の小泉さんも「不倫相手との対決シーンは楽しかった」といい、作品について「まさに大人のアンサンブル!こういう作品って日本にはあまりないような気がします。そして力強いキャスティング。これが面白くないわけありません!」と強くアピールした。はてさて、この修羅場の行く末は?まだ明かされていない豪華キャストの面々に期待しつつ、新たな続報を待ちたい。『つやのよる』は2013年新春、全国にて公開。■関連作品:つやのよる 2013年新春、全国にて公開
2012年07月13日阿部寛と行定勲監督のタッグで直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化した『つやのよる』。本作に小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、荻野目慶子が出演していることが明らかになった。また、6月上旬、都内某所にて小泉と荻野目による女の壮絶な“戦い”のシーンの撮影が行われ、報道陣に公開された。その他の写真自由奔放で謎めいた女性の艶(つや)と関わった人々の姿を描く群像劇で小泉は、艶の最初の男である小説家を夫に持つ女・環希を演じる。この日、撮影されたのは文学賞の受賞パーティ。環希は荻野目が演じる、夫と愛人関係にある評論家の愛子から、夫の小説が実は艶をモデルにしていると知らされる。そこから女の意地とプライドがぶつかり合い、互いにグラスの中身を相手にぶちまけ、掴み合いのケンカにまで発展する。150人ものエキストラを集めたこのシーン。原作者の井上も現場を訪れ、エキストラとして参加。数分におよぶ長回し、特にワインをぶちまけての大立ち回りは一発勝負だけに念入りにリハーサルが繰り返される。いよいよ本番、徐々にヒートアップし、ついに愛子が激高し環希にワインをかけると、それを合図にテーブルに並ぶグラスの中身を互いにかけあい、憎悪をむき出しにして取っ組み合う。行定監督の「OK」の声が響くと、一瞬の静寂ののち拍手がわき起こった。小泉は「対決シーンは楽しかった。実人生では経験したことのない、女同士の取っ組み合いというのを3回戦! 次の日、激しい筋肉痛になるほどの戦いでした(笑)」とふり返った。小泉以外の女性キャストでは、野波は艶の最初の夫の愛人、真木は艶がストーカーになってまで追い求めた男の恋人、風吹は艶の愛人だったかもしれない男の妻を演じている。また大竹と忽那は親子役で共演。阿部が演じる艶の夫・松生の前妻とその娘という役柄を演じる。錚々たる女優陣との共演に主演の阿部は「こんなに素敵な女優さんたちと映画で共演できてうれしいです」とコメント。行定監督は「複雑で曖昧な男女の物語をこの女優たちが生々しく演じています。既にそれぞれのこんな顔が観たかったというカットが撮れていますから、期待していて下さい」と自信をのぞかせる。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月13日主演作『テルマエ・ロマエ』が興業収入50億円を超える大ヒットとなっている阿部寛が、行定勲監督が手がける新作映画『つやのよる』に主演することが発表された。そのほかの情報『つやのよる』は直木賞受賞経験もある女流作家・井上荒野による同名小説の映画化。奔放な妻に振りまわされながらも、愛のために生きる男を主人公にした恋愛群像劇だ。癌に冒され、昏睡状態に陥った妻の艶(つや)を前にして夫・松生がひらめいたのは、彼女が関係を持った男たちにその死を知らせるということ。艶の危篤に動揺する男たち。そして見知らぬ女と、自分の夫や恋人、父親が肉体関係を持っていたことを感じ取り、困惑する女たち。総勢22名の男女が、繰り広げる人間関係の中に、恋の本音を描き出す。メガホンを執るのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『今度は愛妻家』など数多くの恋愛ドラマを手掛けてきた行定監督。映画化に際しては、「原作を読んだ時に阿部寛さんのことが頭をよぎりました。不貞を犯す妻を真面目に実直に愛する姿がぴったりだと思ったからです。実際にお会いした阿部さんの印象はまさに私の思い描いていた通りでした。阿部さんの醸し出すユーモアが大好きです。それがこの映画のエッセンスになればいいなと思っています」とコメントしている。これを受けて阿部は「いままでやったことがない世界観の作品を存分に味わいたい。行定監督の妥協せず、まじめに作品に取り組む、その世界にどっぷりつかって楽しみたい」と意欲十分といった様子。破天荒なローマ人役で話題をさらった阿部が、愛に悩む男の姿でどのような大人の“艶”を見せてくれるのか、早くも期待が高まる。映画は現在撮影中で、7月中旬のクランクアップを予定。公開は2013年新春となる見込みだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー文:渡部あきこ
2012年06月18日クレヨンタイプのリップカラー、「チャビー スティック モイスチャライジング リップ カラー バーム」2011年秋の人気4色が、4月6日に復活する。チャビー スティック モイスチャライジング リップ カラー バーム 新4色 各¥2,100 2012年4月6日発売「トリートメントしながらメークする」が特徴のこのアイテムは、ゆたかなうるおいを与えながら、軽やかな色ツヤを実現する。唇そのものがほんのり色づいたかのような、ピュアな仕上がりを叶える。便利な繰り出し式なので、ポーチのお供にも最適。お店で試して。お問い合わせ:クリニークお客様相談室 tel.03-5251-3541左から:#01 リッチャー レーズン(レーズンのような深みのあるダーク ブラウン / #03 フラー フィグ(完熟イチジクのようにスウィートなピンク ベージュ) / #05 チャンキー チェリー(透明感のあるチェリー レッド) / #08グレープド アップ(グレープの果汁のようにヌーディーなモーヴ ベージュ)
2012年03月26日ぷるんと色づく華やかリップ高品質なコスメアイテムをリーズナブルに提供するブランドとして評価の高いREVLON(レブロン)から、新作リップの発売情報が到着。ぷるんと色づく華やかな仕上がりが実現できると、さっそく注目のアイテムになっている。発売されるのは「カラーバーストリップバター」。3月9日からの発売で、全8色のカラー展開となっている。ラインナップはブラウン系に重点を置き、トレンド感と使いやすさのバランスを兼ね備えている。美容保湿成分たっぷり!マンゴーバター、シアバター、ココナツバターの3種のナチュラルバター保湿成分配合で、リップバームを塗ったようにうるおい感あふれる仕上がりになるところがポイント。しかも塗り重ねれば重ねるほどに、鮮やかに発色する豊かな色彩で、リップケアとメイクが同時に実現する。使い心地もなめらかに、うっとりするほどの柔らかさが感じられるとか。カサつき知らずのぷるんと色づく唇で、自分らしく彩り、華やかな春メイクを実現してみては。元の記事を読む
2012年02月28日ケアしながらぷっくり美しいくちびるに1本でリップクリーム、グロス、美容液と3つの働きをしてくれる、手軽で便利、高機能なまさに賢い優れものリップなリップ美容液「美禅」。UV対策効果のある夏バージョンは昨年大好評で、発売3カ月ですっかり完売。なかなか手に入らないレアアイテムになっていた。その話題のリップがこの夏も帰ってきた!ということで話題を呼んでいる。今年の夏バージョンお目見えを伝えたのは、7月6日付のELLE girl。SAVIOR(セイヴィア)から「美禅トリートメントリップグロッシー」として、この夏も販売されるそうだ。パッケージも華やかなイメージにモデルチェンジ。夏限定のデザインで、気分も上がるビビッドなカラーづかいが印象的だ。余った分は○○○に…?意外な裏技テク!プレスならではの裏技テクも紹介されている。なんとこのリップ、ネイルオイルとして使うのもおススメなのだそうだ。天然のオイルをベースにしているので、安心して使えるとのこと。ぷっくりつややかにしたいのは、たしかにネイルにもくちびるにも共通するところだが、なかなかに意外なテクだ。リップを塗って、余った分はネイルになじませる…こんな裏技もアリらしい。UVバージョンは特に今年も人気が高く、早々の完売が予想される。手に入れたい人は、ぜひいち早く!フレーバーはピンクグレープフルーツ。こちらも夏らしくさわやかで心地いい。元の記事を読む
2011年07月09日