今年の初春に公開され大ヒットを記録した『僕等がいた』で純愛を熱演した生田斗真が、今度はバイオレンス満載のミステリー小説「脳男」の映画化でダークヒーロー“脳男”を演じることが決定!生田さん始め、江口洋介&松雪泰子ら豪華共演キャストからのコメントが到着した。2000年の発刊当初からその独創的な内容が数多くのファンを生み出し、第46回江戸川乱歩賞を受賞するなど高い評価を集めた首藤瓜於による同名小説を映画化した本作。生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながら、人間としての“感情”を持たない美しき殺戮者“脳男”が引き起こす怪事件を描く。脚本として参加するのは昨年、国内映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出。原作を上回る重厚な人間ドラマが期待される。発行直後からファンの間では映像化を望む声が沸きあがる中で、本作の主人公にして最大の謎を抱えた“脳男”こと鈴木一郎のキャラクター設定の難しさから映画化まで10年以上もの時が待たれた。この難役に大抜擢された生田さんは「お話をいただいたときから、この作品に全てを賭けてみようと思いました。感情を持たず、痛みを感じない殺人マシーンという、これまで演じてきた役とは大きく異なる役です。この作品が自身のこの先の道のりを大きく広げてくれるよう、日々撮影に励んでいます」と気合を込める。自身初のアクションにも挑戦することもあり、その意気込みは相当のようだ。また、物語の脇を固める豪華キャストもこのほど明らかに。性善説を信じ犯罪者を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子役には松雪泰子、そして脳男を追い続ける無骨な正義漢・茶屋刑事役を江口洋介が演じる。無機質な脳男をめぐる、人間味あふれる2人の役柄にも注目だ。本作の見どころについて「ある限られた領域の中でしか生きられない男の切ない物語。私自身の役も過去にある事件に巻き込まれトラウマを抱えている女性。新たに起きた事件の容疑者と対峙していくシーンが数多くあるのですが、その緊密なやりとり、心理描写を繊細に演じていきたい」(松雪さん)、「犯罪、道徳、正義、追跡の果てにそれぞれが出す決着に向け、1カット1カット、テンションの高い撮影をしています。茶屋というワイルドな刑事をどこまでリアルに演じ切れるか、僕にとってもまた新しい挑戦です」(江口さん)と語っている。果たして、謎の多い脳男の正体とは?ダークヒーローに挑戦した生田さんのビジュアルも気になるところ。本作の撮影は既に都内にてクランクインしており、今後、富山でのロケーションを経て7月下旬のクランクアップを予定している。『脳男』は2013年2月、全国東宝系にて公開。■関連作品:脳男 2013年2月、全国にて公開© 2013 映画「脳男」製作委員会
2012年06月12日第46回江戸川乱歩賞を受賞したベストセラー小説『脳男』を映画化。生田斗真が生まれつき人間としての“感情”を持たず、痛みを感じない殺人マシーン=脳男を演じ、松雪泰子、江口洋介と共演することが発表された。その他の写真本作は、首藤瓜於(しゅどううりお)氏の同名小説を原作に、『犯人に告ぐ』、『イキガミ』の瀧本智行監督がメガホンをとり、『毎日かあさん』、『サイドカーに犬』の脚本を担当した真辺克彦氏と、『八日目の蝉』の成島出監督が脚本を務めるミステリー。無差別連続爆破事件の共犯者として逮捕された鈴木一郎(生田)と名乗る男を中心に、さまざまな登場人物たちが予測不可能なバトルを繰り広げる。「今回の作品は自分にとって新たな挑戦」という生田は、「撮影に入る準備として、これまで半年間、武術稽古をしてきました。見応えのあるリアルなアクションシーンも映画の見所の一つになればと思っています。この作品が自身のこの先の道のりを大きく広げてくれるよう、日々撮影に励んでいます」と意気込みを語っている。性善説を信じ、“脳男”を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子を演じる松雪は「人間の犯罪心理の根源的な要因は、何処にあるのか? 感情を持たない人間に与えられた使命とは何か? 脚本を読んで、静かな緊張感の中で展開される緊密なやりとりに、静かな興奮を覚えました」といい、連続爆弾魔を追い続ける正義感の強い茶屋刑事を演じる江口は「スタッフ、キャストと共に、日本の新しいアクション映画が間違いなく生まれると感じています」とコメントを寄せている。生田が美しき殺戮者を演じる本作は、6月上旬に都内でクランクインし、富山での撮影を経て、7月下旬にクランクアップ。2013年2月に公開される予定。『脳男』2013年2月公開
2012年06月12日魔裟斗と矢沢心がブログでJrを授かった事を発表格闘家の魔裟斗と女優の矢沢心が二人の間に、結婚6年目にして始めて赤ちゃんを授かった事を、それぞれのブログで発表した。矢沢のブログでは、2月1日「にこにこにゅーす」と題し、「祝」と印字した饅頭の写真と共に喜びのコメントを寄せている。妊娠5カ月に入り、無事安定期を迎えた矢沢は色々あった妊娠までの道のりをこれから色々話していきたいと記している。矢沢の以前のブログより昨年の12月31日のブログでは「今年思うこと人は一人では生きていけなくていつも誰かに助けられ支えられているそう思った年でした。」また、1月10日のブログでは【家政婦のミタ】さんのお言葉。『奇跡は人間の強い意思で起こる』強い意思そして大事なことは努力全て妊娠の喜びにつながっているかのようなブログになっている。魔裟斗のコメントは皆様へご報告です。「ようやく待ちに待ったJrが心のお腹に出来ました。5ケ月が過ぎました。まだ男の子か女の子かは分かりませんが待ち遠しいです。」と、ストレートにJrを授かった喜びを記している。6年目に授かった待望のJr、無事に誕生することを願い、将来は格闘家?それとも女優?と大変嬉しいニュースとなった。元の記事を読む
2012年02月03日暴力にまみれた男たちの日常を描いた『ハードロマンチッカー』が11月26日(土)、公開初日を迎え、東京・丸の内TOEIにて主演の松田翔太を始め、永山絢斗、柄本時生、遠藤要らキャスト陣に加え、グ・スーヨン監督が舞台挨拶に登壇した。山口県・下関市を舞台に、在日韓国人2世の主人公・グー(松田さん)が、後輩が起こした殺人事件をきっかけに暴力団の抗争や暴走族、不良たちの暴力の連鎖に巻き込まれていくさまを激しい暴力と痛みと共に描き出す。松田さんは開口一番「お気持ち、お察しします」と、強烈なインパクトが残る本作を鑑賞し終えた客席に語りかけ、笑いを誘った。本作に出演した感想を問われると、「監督やスタッフの方々が自分たちの美学を追及しようという人たちだったので、参加できてすごく面白かった」と述懐。さらに演じたグーについて「自由に映画の中でちゃんと生きられた」と満足そうな表情を浮かべた。一方、本作でこれまでの爽やかなイメージとは異なる役に挑戦した永山さんは「いままであまり体験したことがないような、男っぽい現場でした。完成した作品も僕が好きな男らしい作品でした。参加できてうれしかったです」と真摯な表情でふり返った。松田さんとは普段から交遊がある間柄だそうだが、今回の共演を通して「集中力の高め方とか、撮影までの(気持ちの)持っていき方とかいろいろ勉強になりました。翔太くんとはこの世界に入る前から仲良くさせてもらっているのですが、でも現場ではまるで別人で、“鬼”のようで…」と“俳優”松田翔太のプロ意識に圧倒されたことを明かし、会場を沸かせた。グ―に憧れる後輩役を演じた柄本さんは、現場で脚本を急きょ変更されたそうで、「最後は最悪な奴になってた」と苦言を呈したが、これに対して「最初はいい人だと思ってたんだけど、(柄本さんが)実際そうではなかった」(スーヨン監督)、「僕らも『やっぱりな』と納得でした」(松田さん)と逆襲を受ける羽目に。また、本作の一番の見どころとなる喧嘩シーンでグ―と壮絶な殴り合いをした遠藤さんは「10秒くらいしかないシーンを撮るために3分間も殴り続ける演技をしてたんですが、実際に翔太くんの顔を何発か殴ってしまって…」、さらには「リアル(な喧嘩シーン)を求めすぎて、壊してはいけない物を壊してしまって、美術スタッフさんに本気で怒られました(笑)」と勢い余ったエピソードを明かし、観客を驚かせた。最後に、松田さんは「こういう方向からの映画というのもアリかと思っていただいて、日本映画がもっと自由でたくさんの表現が生まれるように、みなさんも一緒に盛り上げてください」と締めくくり、会場は大きな拍手に包まれた。『ハードロマンチッカー』は全国にて公開中。■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会■関連記事:『ハードロマンチッカー』永山絢斗インタビュー“暴力”の渦の中で感じた自らの変化喧嘩で生きていく男たちの物語『ハードロマンチッカー』試写会に10組20名様をご招待【TIFFレポート】松田翔太、主演作上映前に「良くなかったら出てっていいです」金髪&傷だらけの松田翔太!『ハードロマンチッカー』衝撃的ポスターが到着
2011年11月28日永山絢斗と撲殺。何だか似合わない組み合わせだが、この男が暴力に次ぐ暴力の連鎖の口火を切る。目的はガールフレンドをボコボコにした不良への復讐。しかもターゲットは本人ではなく仇相手の祖母である。「あっという間に人の命を奪えるし、奪われちゃうものなんだなと思った」というのが“一線を越えた”永山さんの感想。決して出演シーンは多くないが、映画『ハードロマンチッカー』で永山さんは確実にこれまでとは違った新たな一面をさらけ出している。退廃の香りが漂う町で、暴力の果てに永山さんは何を見たのか?永山さん演じる辰による殺害シーンで幕を開ける本作。この事件が松田翔太演じる主人公・グーを始め、チョー高(朝鮮高校)の不良や暴走族、ヤクザや警察を巻き込んだ大騒動の引き金となる。だが当の辰は警察にしょっ引かれてもケロリとした様子。決して開き直っているわけではない。人ひとり殺したということの重大性を全く分かってないのだ。この一連のシーンにどのように臨んだのか?永山さんの“供述”を聞いてみよう。「そういうヤツっているじゃないですか?何となく(周りと)繋がっていて、そこでギリギリの生活を送っているヤツ。監督からは『辰は何も考えないで時間だけがどんどん過ぎて、気づいたらこうなってた男。自分が何をやっていたのかも全然分かってない』と言われました。警官に見つかったときに『ヤバッ』って言うんですが、最初にやってみたら監督が『そんな真面目にならないで軽い感じで』って。やることはやってるけど(笑)、どこかポップなんですよね。復讐のために緊張感持って忍び込んだけど、フッと緊張が切れた瞬間に相手に掴み掛られて、慌てて叩き落す、そして無我夢中で殴ってしまう。電気が点いたら我に返って『あれっ?』って感じで…。正直、(役柄と同じ)そのままの気持ちでそこにいられましたね。次どうしなきゃって考えずに自然にできました」。NHKの連続テレビ小説「おひさま」で井上真央演じる主人公の次兄を好演した永山さんだが、本作の撮影は「おひさま」出演の合間を縫って行われた。しかも、悪友の“共犯者”マサル役の柄本時生は「おひさま」でも共演した仲である。「『おひさま』の最中にこの作品に出られたというのは自分でもすごく楽しかったです。NHKで時生とも『明日から(映画の撮影)よろしくね』とか話してて、同じ便で向こうに行って残虐な暴力シーンを撮影して帰る…なんか変な感じでしたね(笑)」。実は、松田翔太とは「この仕事する以前から仲良くしてもらっている」という仲。『ライアーゲームザ・ファイナルステージ』に続いての“兄貴分”との共演は?「普段よく一緒に遊んだりしてる分、なおさら現場入ったときの緊張感、翔太くんの本番までの持っていき方とかは勉強になりました。正直、恐ろしくて視界に入れられなかったです(笑)。(視界に)入ってるけど見られないというレベルを超えてて…ワンシーンしか絡むシーンがなかったけど『すごいな』と。男でも好きになる、人としてすごいです」。「煮えきらないで暴力に走る10代の感じは、誰もが持っているものだと思う」と永山さん。クールな印象とは裏腹に、スクリーンの中を疾走する男たちの魂への共感を語る。「台本を読んだときからこの男クサさやギラギラ感をそのまま映画にしたらすごいことになるなと感じていました。男がヤワいって言われるいまの時代に、なかなかパンチのある男っぽい作品ができたなと。やっぱり男には男らしくいてほしい…まぁ、この男たちが男らしいかって言うとまた別ですが(苦笑)。男らしさ?うーん、何でしょう…。それが分かればおれも少しは男らしくなれるんでしょうけどね(笑)」。映画デビュー作『フレフレ少女』、初主演作『ソフトボーイ』など爽やかな好青年のイメージが強い。昨年公開された『悪人』では、どちらかと言うと観客の目線に近い位置、悪意を外側に立って眺めていた。今回、暴力の渦の中心に入り、改めて「命の“脆さ”“危うさ”を感じた」とふり返る。役柄を通じて自らに生じた内面の変化についても言及する。「映画をやると、やっぱりそこに引っ張られるところはありますね。毎回、役が自分に少しずつ足されて、積み重なっていく感じです。元の自分がどうだったかというのをあまり考えず、それが楽しいですね」。デビューから4年。こうしたインタビュー取材について「いまだに全然、慣れないです」と苦笑を浮かべつつ、今回の映画、そしてNHKの朝ドラを経て、この先の俳優としての自身の在り方についてこんな言葉も…。「今回、同世代の共演者も多かったんですが、俳優という仕事は『本番!』という声がかかれば芸歴とか関係ない世界。どんどん上の世代の人たちの背中を蹴っていきたいというか、『ちくしょう』と思わせるような芝居を見せていけたらいいなと思います」。内に秘めた熱い思いを垣間見せる22歳。「暴力」ではなく「表現力」を武器に歩み続ける。(photo/text:Naoki Kurozu)Hairmake:MiwakoTohyama(THYMON)/Stylist:Kikuchi Yohnosuke■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会■関連記事:喧嘩で生きていく男たちの物語『ハードロマンチッカー』試写会に10組20名様をご招待【TIFFレポート】松田翔太、主演作上映前に「良くなかったら出てっていいです」金髪&傷だらけの松田翔太!『ハードロマンチッカー』衝撃的ポスターが到着
2011年11月22日一瞬で愛する人を守れるか?『瞬またたき』で展開するのは、そんな愛の物語だ。最愛の恋人・淳一と共に交通事故に遭った泉美は、自分だけが助かった苦しみを抱えながら日々を過ごしている。事故の瞬間の記憶を失ってしまった彼女は、愛する人との最期の記憶を取り戻そうと、“空白の10分間”という事故の真相を辿っていく。そこには衝撃の“愛のカタチ”があった…。ヒロイン、泉美を演じた北川景子は、「自分にとって、初めての要素が多い役でした」と語る。「いままでの役は自分の経験を少し活用して演じられるような役が多かったと思うんです。明るい女の子とか、等身大の女の子とか。でも、今回の役は静か動かで言えば静だし、陰か陽かで言えば陰。自分とは全く違う役を演じることで、女優として得るものは大きかったですね。それに、辛い思いをして生きている泉美は、同じように辛い思いをしている人に元気を与えられる役。ひとりひとりの悩みを聞くのって大変ですけど、ひとつの作品を通して不特定多数の人を一度に励ますことなら、私にもやれるんじゃないかなと思いました」。事故以来、すでに治っているはずの脚を引きずっている泉美は、どうしても思い出せない事故の瞬間の記憶を取り戻そうと奮闘。自らを限界まで追い詰めていく。「もし自分の恋人が死んだとして、その事実と向き合う勇気が持てるか?それは撮影中にも何度も考えました。私の場合、泉美のような強さを持つには少し時間がかかるかもしれないですね。でも、記憶を失くしてしまったり、治っているはずの脚を引きずる中、何とかしたいともがく気持ちは私にも理解できます」。亡き恋人を演じた岡田将生さんとは、TVドラマ「太陽と海の教室」で共演済み。以前からお互いを知る仲だけに「岡田くんのことを知っている分、恋人役なんてやりづらいのかなと懸念していたんです」と明かす。「実際はそんなことなく、やりやすい面の方が大きかったですね。初対面の俳優さんと手をつないだり…というのもなかなか難しいものなので。緊張せずにできてよかったです。前の共演作を終えてから今回の撮影が始まるまでの間は半年程しかなかったんですが、岡田くんは若いので(笑)、半年でも顔つきが精悍に、大人っぽくなっていて驚きました。でも、私の方が年上だし、主演ということで、岡田くんだけじゃなくほかのキャストの方々も引っ張れるくらいでいなきゃなと頑張ったつもりです」。映画初出演の『間宮兄弟』から4年、北川さんはいま、まさに女優として目覚しい活躍ぶりを見せている。「作り手側の一員なんだなという意識はデビューした頃から変わらず持ち続けているつもりなんですけど、ここ1〜2年はいままで以上に責任のある位置で役を任されることが多かったので、現場でのあり方は変わってきた気がします。『しっかりしなきゃ!』って。でも、正直まだデビューからあっという間な気がしていて、大きく成長できてはいないと思うんですよね…」。主演女優として頼もしく振る舞う一方、現場ではシリアスな役の重みに影響され、戸惑うこともあったという。「いままではむしろ役と自分をスパッと切り離せるタイプで、逆に『みなさん、常に役のことを考えていてすごいなぁ』と思っていたくらい。でも、今回ばかりは引きずられそうになる瞬間が何度もあったので、引きずられないようにしていましたね。カメラが回っていないところでは全く関係のない話をするようにしていましたし、撮影が終わったら、ご飯を食べて、お風呂に入って、TVを見て、寝よ!って。ロケ地が北海道ということで、食べ物が美味しかったのはありがたかったです。食べ物のことしか覚えていないくらいで(笑)。ラーメンとスープカレーとイクラとウニと…、海鮮系をたくさん食べました」。北海道から一転、物語のラストを飾る出雲大社のロケでも「やっぱり海鮮系をたくさん食べました」とニッコリ。「出雲大社を訪れたときは不思議な感覚でしたね。空気が張り詰めているんですけど、緊張させられるでもなく癒されるというか。パワースポットなんだなというのを何となく感じました。私自身、パワースポットにあまり詳しくはないんですが、明治神宮にはお参りに行くこともあります」。出雲大社のシーンにもつながるクライマックス、ある衝撃的な“愛のカタチ”を泉美は知ることになる。愛する人のために、人は何ができるか?物語が投げかける問いのひとつがこれだ。「それは撮影中にもずっと考えていたことで、岡田くんとも話題にしてきたことなんですよ。気持ちはすごく分かるし、そうできる人間でありたいんですけど、実際にそうなったら何もできない気がして…情けないですね」。ポツリと呟き、うつむく姿が可愛らしい北川さん。この言葉の意味は本編のクライマックスを観てご確認いただくとして、最後にラブストーリーとしての『瞬またたき』の魅力を聞いた。「純愛映画ではあるんですが、ラブストーリーにしては珍しく、最後に結ばれるような話ではないんですよね。しかも、物語の最後に男女のどちらかが死ぬ恋愛映画は過去にもあると思うんですが、最初に死を迎え、残された方が再生していくストーリーであるのが新鮮で珍しい。そこが私は好きですね」。ちなみに、「普段はあまりストレートな恋愛映画って観ないんですよ。最近、遅ればせながら『スラムドッグ$ミリオネア』を観ました。“思いっきりラブ”というよりは、“社会的メッセージ+ラブ”という感じでよかったですね」という男前(?)な一面を覗かせる北川さんだが、つい最近、観て涙した映画もあるのだそう。「『私の中のあなた』を飛行機の中で観たんですけど、そのときに泣いちゃって…。すごく気まずかったです。でも、隣の席に座っていた母親も、同じように泣いてました(笑)」。『瞬またたき』の原作は、「涙でページがめくれない」と言われた1冊。まもなく映画館でも、号泣者続出の予感がする。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe/Hairmake:Hiroaki Tanaka<ROND.>/stylist:Kumiko Yosemori<CDC,Inc.>)衣裳協力:Language/Language 六本木ヒルズ店■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:岡田将生愛の誓いは「虫に対して怖がらない」『瞬』トークイベント原作者・河原れんも堀内葉子も岡田将生の優しさにキュン!映画界にもスピリチュアルの波?『瞬』でロケ地&パワースポット巡るツアーも!北川景子地元・関西に笑顔で凱旋!岡田将生に熱烈ラブコールも傷心の北川景子にきゅん!岡田将生の抱擁にドキッ!『瞬』TVスポット到着
2010年06月17日カラオケの十八番としても人気の一青窈(ひととよう)の代表曲「ハナミズキ」をモチーフに、新垣結衣、生田斗真を迎えて贈る純愛映画『ハナミズキ』。昨年9月より行われてきた本作の撮影が、3月25日(木)、しんしんと雪の降る北海道釧路にて日本編のクランクアップを迎え、翌26日(金)には主演の2人からの返礼として、お世話になった地元の漁港の人々のために炊き出しを行った。本作で描かれるのは、東京への大学受験を控え、大きな夢にひたむきに走る紗枝(新垣さん)と家業の漁師を継ぐため水産高校に通う康平(生田さん)、純粋な心を持つ2人の男女の出会いから初恋、遠距離恋愛、別れ、成長、挫折…という、10年間に及ぶ軌跡。若くして死んだ父が海辺の家の庭に植えたハナミズキの木に導かれるように2人に訪れる奇跡とは――。人々が自身の人生や想いを重ね口ずさむような「ハナミズキ」の歌詞と音楽がモチーフとなっており、共演陣には、蓮佛美沙子、ARATA、木村祐一、松重豊、向井理、薬師丸ひろ子など多彩な顔ぶれが揃った。昨年の9月にクランクインし、北海道、東京などでロケが行われてきた本作。釧路で日本編のクランクアップを迎えた新垣さんは「こんなにキラキラしたキレイな雪の中で終われて幸せです」と笑顔を見せると、この日で全ての撮影が終了となった生田さんは「北海道は寒かったけど、温かい現場で毎日撮影が楽しみでした」と名残惜しそうにふり返った。本作のタイトルにもなっている、ハナミズキの花言葉は「返礼」。クランクアップ翌日には、2人と映画スタッフは地元の人々に感謝の気持ちを込めて炊き出しを敢行!新垣さんが感謝を述べながら真鱈の味噌汁を配り、生田さんは北海道ならではのちゃんちゃん焼きを振舞うという和やかな打上げとなった。今回、漁師という役で実際に漁にも参加した生田さんだが、「漁師のみなさんは温かくて仕事に誇りを持っていて、役作りとしても人生経験としても貴重な体験。鮭漁はマスターしたので力になれると思います(笑)」と頼もしいコメント。すると、今度は漁港の人々から映画の大ヒットを祈願した大漁旗が生田さんに贈呈され、このサプライズ演出に本人は驚きながらも「すげぇ、やったぁ!」と感激した様子。一方、新垣さんに贈られたのは北海道名物の、木彫りの熊。これには思わず笑みがこぼれた。そして、新垣さんは「生田さんにいろんな面で助けてもらいました。楽しい現場を作ってくれたり、お芝居してるときもナチュラルでいられるなって。ホントにいい時間を過ごさせてもらいました」と感謝。来月からはニューヨーク・カナダの海外ロケが始まるが、「海外でのお仕事は経験が少ないので緊張していますが、何より楽しみたいと思います」と決意を述べた。そんな新垣さんに生田さんは「英語のセリフとか大変だと思うけど、体に気をつけて頑張ってほしい」とエール!映画は6月下旬完成予定。『ハナミズキ』は8月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ハナミズキ 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010映画「ハナミズキ」製作委員会■関連記事:制服姿見納め?ガッキーと生田斗真が一青窈の「ハナミズキ」を基にした映画で共演!
2010年03月30日