ドイツからベルギーを目指す、ある夫婦と仲間たちの自転車旅を描く『君がくれたグッドライフ』。 “尊厳死”をテーマにした作品にもかかわらず、仲間たちの美しい旅と夫婦の愛には、涙とともに笑い声があふれ、「どのように死ぬかではなく、どう生きるかを描いた映画だ」と絶賛を受けている本作から、夫婦愛にスポットを当てた場面写真が到着。そのほかにも、5月の映画館には、さまざまな夫婦の形を描いた映画が続々と公開される。まず、そんな『君がくれたグッドライフ』で印象的なのが、気の置けない仲間たちとベルギーへの旅を選んだ、主人公ハンネスと妻キキの揺るぎない夫婦愛だ。ハンネスはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しており、旅の中で、日に日に症状も悪化していく。キキは、そんな彼の決断を受け入れ、悲しみをこらえながら最期のときまで全力で支えようとする。長年彼と暮らし、その体調の変化や苦悩を痛いほど知るからこそ、愛する人のために悲しみをこらえ、精いっぱいの愛をぶつけていく。もちろんハンネスも、キキを愛するからこそ負担になりたくないという思いを持っている。彼らと共にベルギーへと向かう仲間にはもう一組の夫婦もいるが、彼らもまた、旅を通じてお互いの価値観と向かい合い、それを乗り越えていくことに。今回到着した場面写真では、笑顔や思い詰めた様子の表情まで、2人のさまざまな姿を捉えているが、スキンシップがとても多いのが特徴的。草食系カップルは、参考にしたいところかもしれない。さらに5月には、シェイクスピアの4大悲劇の1つを映画化した『マクベス』(5月13日公開)もある。中世スコットランドを舞台に、欲望と野心に取り憑かれたマクベス(マイケル・ファスベンダー)と夫を破滅へと向かわせてしまう妻(マリオン・コティヤール)の狂気の愛と、2人の激動の人生を壮大なロケで描く。また、鬼才・園子温監督が20代のときに書き留めていた物語をついに映画化した『ひそひそ星』(5月14日公開)は、妻で女優の神楽坂恵を主演に迎え、彼女はプロデューサーとしても参加。まさに夫婦二人三脚で作り上げた珠玉の作品となっている。そのほか、仕事ばかりで妻(ユン・ウネ)を顧みずにいた元パイロット(パク・シフ)が、彼女を亡くして初めてその想いに気づき、かけがえのないものの大切さについて描く韓中合作映画『きみの声を探して アフター・ラブ』(5月14日公開)、山口県の電気も水道もない山奥で暮らすある夫婦と彼らを支える家族の姿を足かけ25年にわたり追いかけたドキュメンタリー番組の映画化『ふたりの桃源郷』(5月14日公開)なども注目。ジャンルや製作国もバラエティに富んでいることも魅力だが、愛、信頼、共闘、友情など、とてもひと言では語り尽くせない夫婦の形。ぜひ映画館で確かめてみて。『君がくれたグッドライフ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日ティム・バートン×ジョニー・デップが贈る最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。5月10日(現地時間)にイギリス・ロンドンにあるレスター・スクウェアにてヨーロピアンプレミアが盛大に行われ、ジョニーを始め、ミア・ワシコウスカ、サシャ・バロン・コーエンら俳優陣が登場した。物語は前作『アリス・イン・ワンダーランド』から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原で活躍していたアリス。だが厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへと誘われる。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友を救うため、アリスは時間をさかのぼる。待ち受けるのは、秘められた真実と、時間の番人<タイム>との戦い。赤の女王の脅威も迫る中、果たしてアリスは、運命に逆らい、過去を変えることはできるのか――。この日は、朝から降っていた雨もまるで俳優陣を待っていたかのようにピタッと止みプレミアが開始。劇場まで敷かれたブルーカーペットに最初に登場したのはタイム役のサシャ・バロン・コーエン。妻であり女優のアイラ・フィッシャーと仲良く登場し笑顔を見せた。コメディアンでもあるサシャは「作品の中でアドリブはたくさんやったんだ。ヘレナやジョニーとの掛け合いでね。特にジョニーとはいくらでもアドリブが続けられた。彼は素晴らしい俳優だよ」とジョニーを大絶賛した。続いて登場したのは主演のジョニー・デップ。リムジンから降りる姿が見えた瞬間、会場のボルテージはMAXに!サインや写真を撮ったりとファンサービスしながら報道陣のところにも顔を出し、「長いことやってきたからやっとハッターを終えられてホッとしているよ」と語り、マッド・ハッターの役作りについても「子どもと遊びながらハッターというキャラクターを作っていったんだ。ハッターは精神分裂症なんじゃないかな」とコメント。さらにミアをはじめ前作の仲間との再会についても「ティムがファミリーとも言えるべき人たちを周りに置いているので、彼らと再び演じられて楽しかったよ」と語った。その後もジェームズ・ボビン監督、製作プロデューサーのティム・バートン、さらに本作に登場するアンドリュー・スコットやエドワード・スペリーアス、レオ・ビル、ヤマネ役の声を務めるデミ・バーバラ・ウィンザーらが登場。ステージに上がったティムは、再びタッグを組んでいるジョニーについて、「彼はショービジネスでも最高な俳優と組めて自分はラッキーだと思ってるよ」と喜びのコメント。そして最後にアリス役のミア・ワシコウスカが緑のセクシーなロングドレスで登場し会場を沸かせた。日本にいるファンに向けても「ハーイ、ジャパン!」と笑顔で挨拶をした。会場には、今回の物語のカギとなる“時計<タイム>”や鏡などが様々な場所に置かれたほか、マッドハッターやアリス、赤の女王などキャラクターのコスチュームを着て参加するファンの姿もあり、華やかなプレミアとなった。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とディアンドデパートメントプロジェクトが運営する「グッド デザイン ショップ(GOOD DESIGN SHOP)」の期間限定ストアが、2016年5月18日(水)から5月24日(火)まで、阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11にオープンする。コム デ ギャルソンからは、川久保玲デザインのチャイナジャケットやポンチョなどのタイムレスなアイテムに加え人気のコーチ ジャケットや、復刻「CDG Tシャツ」の特別カラーなど、本ストア限定のアイテムも販売される予定。一方のディアンドデパートメントからは、時代を超えて続いていく普遍的デザインを持つ日用品などの定番商品より、本イベント限定カラーが登場。また、日本各地の織物産地の生地見本を再利用し、その個性を伝えるプロジェクト「FROM LIFESTOCK」シリーズより、バッグや靴箱などが店頭に並ぶ。【店舗情報】グッド デザイン ショップ 阪急うめだ本店 期間限定ストアオープン期間:2016年5月18日(水)〜5月24日(火)会場:阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11住所大阪府大阪市北区角田町8-7
2016年05月05日ジョニー・デップの妻、アンバー・ハードは18日(現地時間)、昨年5月のオーストラリア訪問時に愛犬2匹を申告せずに持ち込んだことを認め、ジョニーと2人で謝罪を表明するビデオをクイーンズランド州の法廷に提出した。アンバーは昨年5月、ジョニーが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作を撮影中のオーストラリアをプライベート・ジェットで訪問。愛犬のヨークシャーテリア2匹について申告しないまま入国していたことが、2匹の世話をした地元のトリマーのSNSへの投稿から発覚した。犬2匹の密輸罪に問われ、有罪が確定すれば最長で禁固10年か25万5,000豪ドルの罰金を科せられる可能性があったアンバーは、入国カードに虚偽の記載をしたことを認めたことで密輸罪については処分保留となった。アンバーとジョニーの謝罪ビデオは公判中に再生され、夫妻はオーストラリアの検疫制度を尊重すると表明。アンバーが「オーストラリアはユニークな植物や動物、そして人々の宝庫です」と口火を切ると、ジョニーが「それは保護されなければなりません」と続ける。アンバーはさらに「オーストラリアは、世界各地に広まっているペットや病気とは無縁の土地です。だからこそ、オーストラリアはこれほど厳しい検疫制度をもうけているのです」とコメント。「オーストラリアの人々はユニークです。温かい人柄で率直です。オーストラリアの法を無視する者には、はっきりと言うでしょう」というジョニーの言葉を受けて、アンバーは「ピストルとブーを申告しなかったことを心から申し訳なく思っています。オーストラリアを守ることは重要です」と謝罪。最後はジョニーが「オーストラリアに持ち込むものはすべて申告してください」と締めくくった。オーストラリアは厳しい検疫制度で知られており、本来ならば持ち込まれた犬は10日間隔離される。この決まりを無視した行為に当時の農相が殺処分も辞さない厳しい態度を示したことから、夫妻はすぐに愛犬2匹をロサンゼルスに送り返した。その後、「2度とオーストラリアには行かない」などと発言していたアンバーだが、18日(現地時間)にはジョニーとともにクイーンズランド州サウスポートの治安判事裁判所に出廷した。アンバーは検疫書類への虚偽記載について、1,000豪ドルの支払いを言い渡された。(text:Yuki Tominaga)
2016年04月19日「ブルガリ(Bulgari)」のアイコン、「ビー・ゼロワン」ウォッチコレクションより、日本の春を彩る桜色のダイアルが日本限定で誕生。1999年、新しいミレニアムを記念して誕生した「ビー・ゼロワン」コレクション。ローマのランドマークであるコロッセオを象徴する円形に着想を得て誕生したそのデザインは、建築学的なボリュームを芸術的に取り入れ、ブルガリのアイコンコレクションとして長きにわたり愛されている。イタリア・ローマを発祥の地とするブルガリは、四季折々の美しさを誇る日本にオマージュを捧げ、「ビー・ゼロワン」コレクションよりこの春、日本限定モデルを発売。日本の春を彩る桜の美しさにインスピレーションを得て誕生したというピンクのダイアルはまるで腕元に桜の花びらが舞い降りたかのような愛らしさを演出。新作の「ビー・ゼロワン」は2016年3月より全国のブルガリ・ショップにて発売される。
2016年03月31日モデルや女優として活躍しているジョニー・デップの16歳になる娘、リリー・ローズ・デップに恋のうわさが流れている。ボーイフレンドと目されているのはモデルのアッシュ・スタイメスト。イギリス出身の24歳で、昨年10月から度々リリー・ローズと一緒にいるのを目撃されている。2人は今週初めにロサンゼルスからリリーの生まれ故郷であるフランス・パリに到着、22日(現地時間)に一緒に市内を歩いていた。カフェでのランチにはリリー・ローズの叔母のアリソン・パラディも合流。リリー・ローズもアッシュも2人の関係について何もコメントしていないが、すでに家族や親戚とも一緒に過ごせるくらいの親しい関係なのは確かだ。翌日、リリー・ローズは母親のヴァネッサ・パラディや前日も一緒だったアリソンと3人で、マレ地区でショッピングを楽しんでいた。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月25日マルベリー(MULBERRY)が2月21日、ロンドンファッションウィークにて新クリエイティブディレクターのジョニー・コカによるファーストコレクションを発表する。同コレクションに先駆け、ジョニー・コカを紹介する初のショートフィルムも公開。フィルムでジョニー・コカは、インスピレーションの源や新コレクションの焦点についての話の他、アーカイブから見つけた1970年代のロゴを復活させたことについても語っている。なお、今後はInstagramやスナップチャットチャンネルなどで、ジョニー・コカが撮影したショー準備の様子も閲覧することもできる。動画引用元: (マルベリーオフィシャルYouTube:
2016年02月20日ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチら至極の豪華実力派スター俳優たちが集結し、アメリカ史上最悪の汚職事件を描くクライム・サスペンス『ブラック・スキャンダル』。ジョニーの極悪ぶりが話題となっている本作だが、この度、日本が誇るヤクザ映画『仁義なき戦い』をパロディ化した動画がネット上にアップされ、いま注目を集めている。1975年、サウスボストンでアメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件が起きた。マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー(ジョエル・エドガートン)は、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げるギャングのボス、バルジャー(ジョニー・デップ)に敵の情報を売るよう話を持ちかける。FBIと密約を交わし、情報屋の立場を悪用して敵対する組織を壊滅に追いやるバルジャー。出世欲の強いコノリーと名声を望む政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)もまた、彼と手を組み権力の座を駆け上がっていく。そう彼らは同じ街で育った幼馴染だったのだ。悪の象徴であるバルジャーにより徐々に取り込まれていくFBI、思惑とは別に欲望の歯車が狂い始める――。本作は、実際にアメリカで起こった「ギャング+FBI+政治家」が密約を結んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件を描いたストーリー。2011年に逮捕されるまで10年あまりFBIに追われ、ウサマ・ビンラディンに次ぐ最重要指名手配犯と認定され賞金2億4,000万円にまで膨れ上がった犯罪王・バルジャー役を好演するのは『チャーリーとチョコレート工場』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『アリス・イン・ワンダーランド』など様々な役柄に挑戦してきたジョニー。その犯罪王の半生という難しい役どころを演じたジョニーに世界中から絶賛の声が上がっている。そしてマフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー役には『ゼロ・ダーク・サーティ』のジョエル、コノリーと名声を望む政治家のビリー役には「SHERLOCK」『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト。そのほか、ダコタ・ジョンソン、ケビン・ベーコンなど豪華俳優陣が勢ぞろいしている。そして本作の公開目前にして、注目を集めている映像は、ヤクザ同士が裏切りに裏切りを重ね、抗争を繰り返すヤクザ映画シリーズの名作『仁義なき戦い』をパロディした動画。『仁義なき戦い』のテーマ曲が全編に鳴り響く、感涙モノのファン・メイド予告だ。テーマ曲はもちろん、ザラついた映像で70年代当時を完全再現し、ブレた画のまま止める演出や、達筆なテロップでくりだされる昭和的キャッチコピー数々…ファンが思わず唸ってしまうパロディ演出が満載の映像となっている。また「ワシらの3人の利害は同じじゃ、手を組まんか?」「あのバルジャーが裏の実力者になったらしいのう」「殺りゃええんじゃ」と登場人物のセリフが広島弁になってるところにも注目。ここぞとばかりに仁義なき愛が注ぎ込まれている。さらに「人間じゃナインよ、おどりゃ悪魔じゃ」という被害者の絶叫にバルジャーの高笑い、「FBIに敵の情報を流しゃあ、ワシらの天下よ!」とその危険度MAXな姿は、まるでいまは亡き菅原文太の再来を感じさせるかのよう。ファンによる予告編は定番となっており、これまでも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の『スター・ウォーズ』版、ゴーカート版、チャリンコ版など、ユニークなアイデアで生まれた映像が続々誕生している。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月28日ジョニー・デップが麻薬取引から恐喝、マネーロンダリング、そして殺人まで、ありとあらゆる凶悪犯罪を実行しながら、法の裁きを逃れ、ボストン裏社会に君臨した伝説のギャングに扮する『ブラック・スキャンダル』。このほど、その激コワぶりがよく分かる本編映像とともに、Vシネのコワモテ俳優で知られる小沢仁志や漫画家の倉田真由美ら著名人たちから絶賛のコメントが到着した。実際の出来事を基にした本作で、まるで悪魔のように情け容赦を知らないギャング、ジェームズ・バルジャーを狂気と凄みをたたえて熱演してみせたジョニー。薄毛のカツラとブルーのカラーコンタクトを使い、メイクアップに数時間かけた容姿で“本人そのもの”の役作りに成功した。ジョニーは、バルジャーのかつての仲間たちと面会するなど徹底したリサーチのほか、「前から興味を持っていたんだ。生い立ちや生き方だけでなく、(FBI最重要指名手配から)16年もの間、国の追跡を逃れ続けることができたという点に。そんなことができる人はめったにいない」と語り、この役を熱望していたことを明かす。だからこそ、渾身の役作りで、FBIや地元政治家を巻き込んだアメリカが抱える“黒い闇”=ブラック・スキャンダルの全貌に迫ることができたのだ。今回解禁された本編映像は、FBIとの“秘密の協定”により栄華を極めたバルジャーと彼が率いるギャング仲間、そしてFBIにいる“幼なじみ”コノリーとその同僚モリスらとの会食シーン。自慢の料理のレシピを教えるよう、モリスに迫るバルジャー。だが、モリスが家族秘伝のそのレシピを披露すると…。その背筋が凍るほどの狂気に満ちた熱演は、まるで粛清の序曲。“悪魔”の暴走により、幼なじみだった男たちの運命が狂い、想像を絶するラストへのカウントダウンを警鐘するようなシーンとなっている。この前代未聞の実話の一部始終を、豪華キャストでセンセーショナルに暴きだした問題作には、著名人たちからも絶賛の声を寄せている。<著名人コメント>■羽田圭介(芥川賞作家)ギャング映画の名作によくあった、単なるシマ意識がメインではない。登場人物各人の偏愛や憧れ等が個別に入り交じる、人間ドラマだ。感情移入させるための無理矢理な共感演出はなく、映画という表現に適した“画面に映える格好良さ”だけで極悪非道なギャングを魅せている。ジョニー・デップの作品史上、最も素晴らしい。■小沢仁志(俳優)久々の骨太ギャング映画!暴力とセックスが刃の上で均衡し、ヒリヒリする緊張感がたまらない。オレに匹敵するほどの“顔面凶器”と化したジョニー・デップ渾身の演技。さらなる高みまで上り詰めた彼を見た。■見城徹(幻冬舎 代表取締役社長)冒頭のバイオレンスに胸を鷲掴みされ、最後まで鳥肌が立っていた。圧倒的な臨場感。自分の掟に忠実に生きる男の残酷な美学。ジョニー・デップの怖るべき最高傑作。■井筒和幸(映画監督)息を吹き返したJ・デップが怖い。おぞましいくらい名演だ。裏切る奴は必ず殺す。口の軽い女も絞め殺す。真っ昼間からショットガンで殺す、殺す、殺す。縮み上がるばかりだ。だから、我々はギャング映画が大好き。■倉田真由美(漫画家)どいつもこいつもダメ男だけど、ほんの少し愛せる部分がある。さすが実話! 見たことないジョニデの顔が、じわじわきた。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月26日ジョニー・デップを主演にジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチら実力派俳優たちが絶妙のアンサンブルを見せる、実際に起きたFBI史上最大のスキャンダルの映画化『ブラック・スキャンダル』。このほど、本作のスペシャルメイキング映像が解禁となり、ジョニーからキャリア最高といわれる“極悪演技”を引き出したスコット・クーパー監督をキャストたちが絶賛していることが分かった。実話を基にした本作で、カリスマ性を秘めた錚々たる演技派俳優たちをまとめ上げたのが、俊英イケメン監督のスコット・クーパーだ。俳優出身で、長編デビュー作『クレイジー・ハート』ではジェフ・ブリッジスにオスカーをもたらし、第2作目『ファーナス 訣別の朝』では名優クリスチャン・ベイル、ケイシー・アフレック、ウディ・ハレルソンらを迎え、男たちの熱いドラマを見事に映像化した。今回届いた本作のメイキング映像は、ボストンのギャング、バルジャーが「よく聞け一度しか言わない、これはビジネスだ」と、FBI捜査官ジョン・コノリーに向かって言い放つ衝撃的な場面から幕を開ける。「スコット・クーパーは若手実力派で、作品ごとに力をつけている。ギャングの生き様を美化せずに描く点が監督の特徴だ」と語るのは、ジョン・コノリーを演じたジョエル・エドガートンだ。続けて映し出される本編映像では、連邦検事(コリー・ストール)に「なぜバルジャーを逮捕しない?」と問われたコノリーが、バルジャーを守るために「彼が何をした?」とうそぶくが「“何をした”だと、何もかもだ」と鋭い眼差しで返されてしまうシーンが登場する。現場で演出する監督の微笑みに重なり、主人公バルジャーを演じたジョニーが、「スコットはやり手だ。現場での彼の有能さとビジョンに圧倒された」と続ける。「事実は小説よりも奇なり。作品に描かれる2人の男の力関係が魅力的だ。街で最も危険な悪党バルジャーと旧友でFBI捜査官のジョン・コノリー。コノリーのせいでバルジャーが大暴れする。FBI史上最大のスキャンダルだ」と、本作のポイントを的確に解説する。ヘッドフォンでセリフに耳を澄ませる監督の横顔に続くのは、ケビン・ベーコン演じるFBIの指揮官チャールズ・マグワイアの「よく聞け、ジョン、我々はまるで無能な笑いものだ」という罵声だ。製作のジョン・フレッシャーは「役者から最高の演技を引き出せるんだ。細部の描写も上手くて本作の監督に適任だと」と話し、バルジャーの実弟の大物政治家ビリーを演じたベネディクト・カンバーバッチも、「スコットには役者を惹きつける魅力がある。俳優出身だから、役者の気持ちが分かるんだ」と絶賛を贈る。また、用心棒役のジェシー・プレモンズも、「彼は珍しい撮影手法を取り入れた。カメラワークには驚くよ。各場面が現実のように思える」と、リアリティを追求した撮影に驚愕したことを明かす。その後も、「スコットは敏腕だし、役者も名優ぞろいだ」というベネディクトの言葉に続き、「才能豊かで、チームワークもいい役者が集まって、良い演技をしてくれた」と作品の完成度に自信をのぞかせるクーパー監督自身が、「苦労して彼の真実を描いた。観客にもそれが伝わるといい」と結んでいる。ジョニーをはじめ、ひとクセもふたクセもある実力派俳優から熱演を引き出し、FBI史上最も黒い闇を見事に暴き出したクーパー監督の手腕を、まずはこちらの映像からも確かめてみて。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月25日「りぼん」(集英社)で人気を博した同居ラブコメの金字塔「グッド・モーニングコール」が、動画配信プラットフォーム「FOD(フジテレビオンデマンド)」と、世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」にて同時配信されることが決定。そしてこの度、主演に福原遥、白石隼也を迎え、さらに桜田通、荒井萌、健太郎ら若手俳優が出演することも明らかとなった。両親の都合で、一人暮らしをすることになった女子高生の吉川菜緒。ところが、引っ越しの当日、同じ部屋に別の男の子も引っ越してきたから大変!しかも彼は、菜緒が通う高校でイケメン「御三家」として有名な上原久志だった。 2人はやむを得ず、同居することに――!?原作は、1997年から2002年まで「りぼん」で連載された高須賀由枝の同名コミック。全11巻のコミックは、累計発行部数500万部を突破し人気を博し、2006年からは「Cookie」(集英社)にて大学生から社会人となった菜緒たちを描く続編「グッドモーニング・キス」が連載している。そして今回ドラマでW主演に抜擢されたのは、素直で天然な性格の主人公・吉川菜緒役に「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の“まいんちゃん”として人気を集めた福原さん、思わぬトラブルで菜緒と同居することになるイケメンで秀才の上原久志役には、連続テレビ小説「花子とアン」ほか、映画やドラマなど多方面で活躍する 白石さんが決定。現在はモデルや女優としてマルチに活躍している福原さんは、本作について「明るくて元気な菜緒役をやらせて頂けてすごい嬉しいです。連続ドラマ初主演なので、緊張と不安もあり、毎日ドキドキワクワクしていますが、身を引き締めて頑張りたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします」と喜びを語り、また白石さんは「上原君は非の打ち所のないスーパーなキャラクターなので、僕で大丈夫なのかと不安な部分もありますが、皆さんが無理矢理にでもそう信じてくれれば何とかなるんじゃないかと(笑)。そう思って頑張ります」と正直な感想をコメントした。そのほか、菜緒の親友まりな役に新井さん、ラーメン屋のいっちゃん役に健太郎さん、阿部順役に長澤航也など、菜緒や久志の個性豊かな友達にもフレッシュな顔ぶれが勢揃い。さらにドラマオリジナルのキャラクターとして菜緒の幼馴染みにして上原久志とライバルとなる篠崎大地役に桜田通が抜擢された。原作者の高須賀氏は「連載が終了してから10年以上経っての、まさかの映像化に、胸がいっぱいです」と心境を語り、「キャストの方々はどなたもイメージにぴったりで、制作スタッフの方々も原作を大事に思って作ってくださっていて。(ドラマの中で)動く菜緒や上原くんやみんなを見られるのがとても楽しみです」と原作者も絶賛するキャスティングとコメントしている。フレッシュなキャストたちが繰り広げる同居ラブコメ。公式サイトにて公開されている予告編には同居ルールやあのキスシーンまで名場面が忠実に再現!原作ファンも興奮の作品となりそうだ。「グッドモーニング・コール」は2月12日(金)より「FOD」また「Netflix」にて配信開始。(cinemacafe.net)
2016年01月21日まるで別人のように大変身したジョニー・デップの“悪(ワル)”ぶりが話題を呼んでいる『ブラック・スキャンダル』(1月30日公開)。このほど、フジテレビ系列「人志松本のすべらない話」でもお馴染みの声優・若本規夫がナレーションを担当した本作のWEB限定映像が解禁!「ギャングとFBIと政治家…組んだらヤバァァァい!」と、あのドスの聞いた声で“ボストンのすべらない話”を紹介していることが分かった。ギャング+FBI+政治家が密約を結んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件を描くクライム・サスペンスとなる本作。ウサマ・ビン・ラディンに次ぐFBI最重要指名手配犯に認定され、賞金2億4,000万円といわれたボストンの伝説のギャング、ジェームズ・ホワイティ・バルジャーの半生をジョニー・デップが熱演、「キャリア史上最高の演技!」と絶賛を受けている。一方、「人志松本のすべらない話」といえば、参加者たちが自身の名前が書かれたサイコロを振り、出た目の人が“絶対にすべらない”面白い話をしなければならない、という人気バラエティ番組。つい先日も年始スペシャルが放送され好評を博したが、同番組で特に印象的なのが、声優・若本さんによるナレーションだ。うねりを効かせた独特の話しぶりとその声は、“若本る”という言葉が生まれるほど大人気。そんな若本さんのナレーションが、本作の特別映像に登場!「全米を震撼させた最悪の汚職事件。このワルを楽しもうじゃないかぁあ!」とワル全開に紹介した後には、凶悪ギャングになりきったジョニーの不気味な笑顔と高笑いが響きわたっている…。まさに、ボストン版の“すべらな~~い話”といえる本作。ジョニーの怪演ぶりとともに、“ワル全開”なやつらをこの映像からご覧あれ。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月15日ジョニー・デップが実在のギャングのボスを演じ、『華麗なるギャツビー』のジョエル・エドガートン、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソンといった人気実力派スター俳優たちが集結して、アメリカ史上最悪といわれる汚職事件を描く『ブラック・スキャンダル』。本作で監督を務めたのは、デビュー作『クレイジー・ハート』が第82回アカデミー賞「主演男優賞」「歌曲賞」の2部門を獲得し、主演クリスチャン・ベール、製作レオナルド・ディカプリオ&リドリー・スコットという豪華布陣でも話題を呼んだ『ファーナス/訣別の朝』のスコット・クーパーだ。キャリアのスタートは俳優だったというだけあり、かなりのイケメン。それでいて自ら脚本執筆や製作もこなすこの新鋭監督に、ジョニーの“まるで別人”のようなワルぶりが注目を集めている本作について聞いた。これまでの2作は、自身で脚本を執筆してきたクーパー監督。ジョニーがボストン裏社会に君臨した伝説のギャング、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを熱演する本作は、ディック・レイア、ジェラード・オニールという2人の地元ジャーナリストが書いたノンフィクションが基になっている。「ニューヨーク市に住んでいたころ、“ホワイティ”・バルジャーの驚くべき話がボストンから海岸沿いに、ニューヨークにまで伝わってきた。そして、いままさに私のいる所から数マイルしか離れていない場所で彼は逮捕されたんだ」と、監督はそのギャングスターとの“出会い”をふり返る。「ある男が歴史的に悪名高いギャングである一方、弟は有力な政治家であることがとても“シェークスピア的”で惹きつけられた。作り話ではないんだ。その上、幼なじみの友人が出世して担当のFBI捜査官になり、FBIの与えた“殺しのライセンス”を手にしたバルジャーはやりたい放題に権力を拡大していくことになる。たとえ脚本は自分で全て手掛けたわけではなくても、この作品をやらない理由はないくらいに魅力を感じた」と、メガホンをとった決め手を明かした。そんな伝説的ギャングを「できるだけ容赦なく、冷淡に描くこと」を心がけたという監督は、バルジャーの役づくりについてジョニーとはかなり時間をかけて話し合いを重ねたと言う。「英雄として見えたり、魅力のある、好かれるような人間として描くつもりは全くなかった。断固として、本当の彼を描こうとした。でも、世界的大スターのジョニー・デップがこの役を演じるにあたって、彼は大体は好かれる役を演じることが多いから、これを成し遂げるのは容易ではないよ」と、監督は語る。「映画の最後に登場する、FBIから提供された監視カメラの映像でわかるように、(バルジャーは)禿げた頭、人を射るような鋭い青い目、そして筋骨たくましい体型をしている。2人で彼の動き、歩き方、アクセント、心理状態などを話し合ったんだ。ジョニーの場合、見かけはいつも演じる役によって変化するけれど、今回最も大きく変化したのは、感情的、心理的な面だ。ジョニーはとても優しくて心の温かい人間だけれど、スクリーン上で観る彼はまさにその反対。冷酷、冷淡。魅力的な部分はあっても、暴力的でとても恐ろしい人間だ」と、ジョニーが体現してみせた凶悪犯の姿に太鼓判を押す。「画面上の彼の行動は、観る人にとって恐ろしいと感じると思うんだ」。そんなジョニーがなりきるバルジャーが、劇中で唯一、人間らしい一面を垣間見せるのが、恋人や息子と過ごすときだ。恋人・リンジー役のダコタ・ジョンソンについて、話題となった主演作は観ていなかったという監督は、「実際会ってみたら、とても心のこもった人で年齢の割にはとても賢く、敏感な面を持っていると感じた。彼女なら他の人の前では出さない、バルジャーの脆い部分を引き出せると感じた。彼女は完璧だと思ったんだ」と、ピンと来たことを明かす。さらに、「作品の中で女性たちの出番は少ないけれど、とても重要な役割なんだ。私は強い女性が好きだけど、この作品に出てくる3人の女性(ダコタ演じるリンジー/ジュリアンヌ・ニコルソン演じるFBI捜査官コノリーの妻/ジュノー・テンプル演じる売春婦)は全員かなり強い女性だ。彼女たちは“ホワイティ”から異なる形で影響を受けているんだ」と続けた。一方、バルジャーの実弟・ビリーを演じるのは、英国の人気俳優ベネディクト・カンバーバッチ。ジョニーとベネディクトが兄弟というそのキャスティングには、誰もが驚愕したはずだ。「実際のジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーと弟のビリーもあまり似てはいない。僕も兄弟とは似ていない。似ているかどうかということで役者は選ばないよ」と監督は言う。「ビリー・バルジャーの若いころの写真の中で、ベネディクト・カンバーバッチにとても似ているものがあったんだよ」。「ビリー・バルジャーはとても学識のある知的な風貌をしていた。高貴な雰囲気さえあり、兄のブルーカラー的雰囲気とは全く違っていた。“ホワイティ”・バルジャーはアメリカでは極悪犯人が投獄されるアルカトラズ刑務所やレブンワースの刑務所に投獄された一方、ビリー・バルジャーはアメリカでもトップクラスの大学を出て、地域の指導者として任務を果たし、地元に貢献したんだ」。そんな対極の存在を見事に演じてみせたベネディクトを、監督は「カメレオンのような俳優」と評する。「彼のアクセントは、ビリーを知っている人に言わせるとほぼ完璧だったそうだ。彼は才能と知性あふれる俳優だから、彼ならきっとビリーの人格をうまく演じきってくれると確信していたよ」。また、「私が地元の人にこの作品に出てくれるように頼んだとき、彼らは映画には関わりたくないと言った。バルジャー兄弟は2人共、自分たちや地元社会にはとても尽くしたからだそうだ」と監督は明かす。当時1970~80年代のボストン市南部、通称・サウシーは、アイルランド出身者が大半を占め、「とても固い絆で繋がれたコミュニティー」であったことが大きいようだ。「コノリーのような法の執行者と“ホワイティ”・バルジャーのような犯罪人、そしてビリーがどの位置に立つのかは定かでないが、この2人の間の線は区別がつけがたいところがあった。コノリーはFBI捜査官としてとても良い志を持っていたと思う。ビリーも地域社会に貢献していた。でも“ホワイティ”が関わってくると、弟のビリーの立場はとても悪くなる。(幼なじみの)コノリーの場合は、彼の中の一番悪い部分が引き出されてしまうんだ」と監督は説明する。「残念なことだけれど、私たちはみなこのような(悪の)要素を自分たちの中に潜ませている。でもある条件がそろっていなければ、その部分が外に出てくることはない。残念なことに、彼らの場合、その条件がそろってしまったんだ」。非道の大物ギャングと、正義を行使する(はずの)FBI、そして地元で権力を握る政治家。お互いの思惑が一致したからこそ、だれもそれを止めることができなくなってしまった最悪の“スキャンダル”。若き才能が練りに練ってまとめあげた、その渦に巻き込まれていくジョニーらキャストのアンサンブルは必見といえそうだ。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月13日主演最新作『ブラック・スキャンダル』の演技により、先日のピープル・チョイス・アワードで「ドラマ映画男優賞」を受賞し、その人気と実力を証明してみせたジョニー・デップ。このほど、その“大変身”ぶりで話題を呼んでいるジョニーが、“悪(ワル)”を極めた実在の犯罪王になりきった舞台裏映像が解禁となった。1970年代のサウスボストン。ギャングとFBI、そして地元の政治家が密約を結んだ、アメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件を描く本作。ジョニーが、悪の頂点を極めた男ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを振り幅マックスのなりきりぶりで演じていることでも注目を集めている。届いた映像でもよく分かるように、今度のジョニーは素顔をすべて封印。薄くなった頭髪をオールバックに固めた特殊メイク、瞳にはブルーのカラーコンタクトを装着。革ジャンにボトムネックのジーンズで、「もはや本人」と言っても過言ではないほど、実在のギャングとのそっくりぶりを見せている。これは、メイクアップを駆使した数々のキャラクターを演じてきた彼の経験と、アカデミー賞3度ノミネートが証明する演技力が高いレベルで融合した賜物。それだけでなく、今回は実際にバルジャーのかつての仲間たちと面会するなど入念にリサーチ。風貌のみならず、話し方や思考までをトレースするかのような渾身の役作りで、実在のギャングの全貌に迫る様はまさに圧巻といえる。しかも、残忍ながらも圧倒的なカリスマ性を誇るバルジャーは、「ワルではあるが善良」と地元で英雄視されていた側面もある。6歳の息子に「何かするときは周りに気をつけろ。仲間は注意深く選ぶことだ。誰も見てなければ、何もないと同じ」だと名言めいたセリフを言い放ったり、怒りを徹底的な暴力で相手にぶつける姿を見せたりと、目的のためなら手段も選ばないこの男の持つ“神話”に、登場人物たちも魅せられていったようだ。監督のスコット・クーパーは、本作でのジョニーについて、「この役を徹底的に掘り下げて自分のものにした。バルジャーの真の姿に迫ろうとした」とコメント。バルジャーの実弟で大物政治家ビリーを演じたベネディクト・カンバーバッチも「ジョニーの不気味な雰囲気を醸しだした演技は秀逸だった」と、その撮影をふり返っている。幼なじみのFBI特別捜査官コノリーを演じたジョエル・エドガートンは、「今回のジョニーは、コブラのように物静かでありながら危険で、人間くさくもある」と称賛、また、「彼の目に普段のジョニーの面影はまるでなかった。髪も歯も傷痕も、すべてが別人だった」と驚きの声を上げるのはコノリーの妻マリアンに扮したジュリアンヌ・ニコルソン。さらに、愛人役を演じたダコタ・ジョンソンも、「全くの別人だった」とギャングが憑依したかのようなジョニーとの現場を明かしている。バルジャーになって暴れまくるジョニーの怪演シーンも盛り込まれた、この特別映像。初共演のベネディクトが、「見事な役作りだ。冗談抜きで、彼から目が離せなくなる」と圧倒されるその姿を、こちらから確かめてみて。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月12日1月6日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで「ピープルズ・チョイス・アワード 2016」が開催。ジョニー・デップがドラマ映画男優賞を受賞したことが明らかとなった。毎年1月に初の賞レースとしてゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞に先駆けて開催され、一般視聴者が投票によってノミネートと受賞を決める本アワード。1975年に14部門からはじまり、現在は映画・音楽・テレビ番組の幅広いジャンルの中から、50を超える部門で賞の授与を行う。授賞式には人気の俳優や歌手が集結し、毎年会場は興奮と熱気に包まれ、大きな注目を集めている。授賞式では、ドラマ映画男優賞を受賞したジョニーが会場に登場しスピーチを披露するほか、2016年に放送開始予定の「Chicago Fire」(原題)に出演中のテイラー・キニーがドラマシリーズ男優賞を受賞し、婚約者であるレディー・ガガへの感謝の言葉をスピーチで披露。また、ガガはゴールデン・グローブ賞にノミネートされており、夫婦揃っての受賞への期待が高まる。さらに会場では、「Vine」で注目を集めた第二のジャスティン・ビーバーとも言われる若干17歳の新星ショーン・メンデスや、ジェイソン・デルーロが音楽パフォーマンスを披露し、大いに盛り上がりを見せた。当日の模様は、1月10日(日)に海外ドラマ専門チャンネル「AXN」で放送される。「AXN独占放送!ピープルズ・チョイス・アワード 2016」は、1月10日(日)海外ドラマ専門チャンネル「AXN」にて21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月07日ジョニー・デップ主演映画『ブラック・スキャンダル』(2016年1月30日公開)の日本オリジナル本予告とキャラクタービジュアルが28日、公開された。本作は、アメリカ・ボストン生まれで、幼なじみとして育った3人の男が手を組んだアメリカ犯罪史上最大の汚職事件を描いたクライム・サスペンス。ギャングのボスへと成長したジェイムズ・ホワイティ・バルジャー、FBI捜査官となったジョン・コノリー、バルジャーの弟で政治家として権力を振るうビリーは、欲望と権力にまみれた悪党と化し、手を組んでアメリカ史上最悪のスキャンダルを巻き起こす。公開された映像では、マフィア浄化に取り組むFBIのコノリーが、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げるバルジャーに「3人の利害が一致する。手を組もう」と秘密の協定を持ちかける。バルジャーは「FBIに敵(マフィア)の情報を流せば、俺たちの天下だ」と豪語し、「成功を祝って」とグラスを差し出すコノリーに「登り詰めるぞ」と応じる。さらに、名声を望む有力政治家・ビリーも謎めいたほほ笑みを見せる。彼らは頂点を極めるが、「人間じゃない!」「悪魔め!」の言葉通り、バルジャーの狂気がエスカレート。悪の魅力に取りつかれ後戻りできなくなった3人は、次第に暴走し始める。そして、6歳の息子にさえ、「誰かに見つかったら、消せばいい」と教えるバルジャーのセリフで映像は終わる。青い瞳に革ジャン、頭も薄毛にして実在の犯罪王ジェームズ・ホワイティ・バルジャーを演じるのは、本作で4度目のアカデミー賞ノミネートに期待がかかるジョニー・デップ。FBI捜査官ジョン・コノリー役は、『ゼロ・ダーク・サーティ』『エクソダス 神と王』のジョエル・エドガートン、ビリー役は『裏切りのサーカス』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチ。監督は『クレイジー・ハート』のスコット・クーパーが務める。伝説のギャングスターに中身も外見もなりきったデップは、「前から興味を持っていたんだ。生い立ちや生き方だけでなく、16年もの間、国の追跡を逃れ続けることができたという点に。そんなことができる人はめったにいない」と以前よりバルジャーに興味があったそうで、「僕が目指したのは、ある意味、普通の男。彼は自分が愛する人たちの気持ちには敏感で、誠実に接するんだ」と語っている。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年12月28日ジョニー・デップにジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチら豪華実力派スター俳優たちが集結し、ギャング+FBI+政治家が密約を結んだアメリカ史上最悪に“ブラック”な汚職事件を描く『ブラック・スキャンダル』。このほど、絶対的な“悪”に魅せられ、逃れられない“悪”に飲み込まれていく、アウトレイジ(極悪非道)な登場人物たちの姿が明らかになる本予告が解禁となった。アメリカ・ボストンで育った3人の男たち――、ギャングのボス、FBI捜査官、有力政治家として成長した彼らの固い絆が、しだいに増殖し、やがて大きな闇としてアメリカ史上最悪の事件へと発展していく本作。ジョニーが、2011年に逮捕されるまで16年間も、FBIに最重要指名手配犯として追われた実在のギャングのボス、バルジャーを、“ハゲ”もいとわずに熱演した本作は、ベネチア、トロントなどの国際映画祭で華々しく上映され、絶賛を受けた。また、エドガートンが幼なじみのFBI捜査官、カンバーバッチがバルジャーの実弟の政治家ビリーを演じるほか、バルジャーの恋人役にダコタ・ジョンソン、コノリーの上司役にケビン・ベーコン、ギャングの用心棒に『バトルシップ』「ブレイキング・バッド」のジェシー・プレモンス、ヒットマン役に『ラヴレース』のピーター・サースガード、そして汚職を追及する連邦検事に扮した『アントマン』のコリー・ストールら、豪華実力派俳優による競演も見どころとなっている。届いた本予告映像では、バルジャーに「3人の利害が一致する。手を組もう」と秘密の協定持ちかけるFBIのコノリー。「FBIに敵(マフィア)の情報を流せば、俺たちの天下だ」と豪語するバルジャーのセリフに重なって、抗争を続けるイタリアン・マフィアの逮捕劇や、裏切り者に容赦なく蹴りを入れるシーン、ギャングたちが手に入れた大量の100ドル札などの映像が重なっていく。「成功を祝って」とグラスを差し出すコノリーに、「登り詰めるぞ」と応じるバルジャー、そして謎めいた微笑みを見せる地元の政治家・ビリーの姿が重なっていく。また、恋人リンジーの半狂乱での涙の姿も見え、想像を絶する終幕を予感させる圧巻の映像となっている。ジョニーをはじめとする悪(ワル)な彼らを、まずはこの映像からご覧あれ。『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年12月28日経済誌「フォーブス」が2015年に最もギャラをもらいすぎた俳優のリストを発表、ジョニー・デップがトップを飾った。最近の出演作3本を対象に、ギャラ1ドルに対する利益を算出したところ、ジョニーは1ドル20セントで1位になってしまった。対象作は『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』、『トランセンデンス』、そして『ローン・レンジャー』。いずれも巨額の製作費をかけながら興行収入面で惨敗を喫した大作ばかりだった。2位のデンゼル・ワシントン(6ドル50セント)を大きく引き離すことになったジョニーだが、最新主演作『ブラック・スキャンダル』(2016年1月31日公開)では、製作費5,300万ドルに対して現時点で9,460万ドルの興収を上げ、巻き返している。ちなみにベスト10入りした俳優は全員男性だが、同様に「フォーブス」が発表したベスト・バリュー(ギャラ1ドルに対する利益が高額)俳優のリストではトップ5のうち4人が女優(ミラ・クニス、スカーレット・ヨハンソン、グウィネス・パルトロウ、エマ・ストーン)がランクイン。同リストで8位のジェニファー・ローレンスが先日発表したエッセイで指摘した、ハリウッドにおけるギャラの男女格差が見てとれるような結果となった。ギャラをもらいすぎ俳優(ギャラ1ドルに対する利益額)1位ジョニー・デップ(1ドル20セント)2位デンゼル・ワシントン(6ドル50セント)3位ウィル・フェレル(6ドル80セント)4位リーアム・ニーソン(7ドル20セント)5位ウィル・スミス(8ドル60セント)6位クリスチャン・ベール(9ドル20セント)7位チャニング・テイタム(10ドル80セント)8位ブラッド・ピット(12ドル)9位ベン・アフレック(12ドル30セント)10位トム・クルーズ(13ドル60セント)ベスト・バリュー俳優(ギャラ1ドルに対する利益額)1位クリス・エヴァンス(181ドル80セント)2位ミラ・クニス(87ドル30セント)3位スカーレット・ヨハンソン(84ドル90セント)4位グウィネス・パルトロウ(82ドル90セント)5位エマ・ストーン(54ドル)6位クリス・ヘムズワース(42ドル10セント)7位ヴィン・ディーゼル(40ドル30セント)8位ジェニファー・ローレンス(39ドル10セント)9位マーク・ウォルバーグ(37ドル90ドル)10位ドウェイン・ジョンソン(28ドル10セント)(text:Yuki Tominaga)
2015年12月24日アンバー・ハードがジョニー・デップとの結婚、彼の子どもたちの継母としての生活について語った。今年2月にジョニーと挙式したアンバーは、アメリカ版「Marie Claire」誌のインタビューで「私たちの暮らしについて、ひどく間違って報じられても反応しないようにしているの。でも、変な気分だし、とてもつらいわ」と語った。結婚して、ジョニーが元パートナーのヴァネッサ・パラディとの間にもうけた娘のリリー・ローズ(16)と息子のジャック(13)の継母にもなったアンバー。29歳の彼女にとって2人は、52歳の夫より年齢が近い。婚約中から、仲良く一緒に出かける様子などが伝えられていたが、アンバーはティーンエイジャー2人の母親になった経験について「とても光栄。いままでで最もサプライズな贈り物」と表現。「とても幸せよ」と話している。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月17日ジョニー・デップが姉と2人で、アメリカのFOX局でドラマの製作総指揮にあたることが分かった。ジョニーと姉でプロデューサーのクリスティ・デンブロウスキーの製作会社「Infinitum Nihil」は、TVシリーズ「リベンジ」、「ベイツ・モーテル」で知られる脚本家でプロデューサーのニッキ・トスカーノと組んで、政治ドラマ「Designated Survivor」(原題)を製作する。タイトルの意味は「指定生存者」。アメリカ合衆国で大統領の一般教書演説の際、テロ攻撃など不測の事態が起きた場合、大統領の権限継承者が確実に生き残るよう、指定された人物のこと。「指定生存者」は、一般教書演説の日は首都ワシントンD.C.から離れた場所で待機することになっている。トスカーノは脚本も手がけるが、ストーリーやキャストなど詳細は不明。「Infinitum Nihil」は『ラム・ダイアリー』や『ダーク・シャドウ』『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』など、ジョニーの主演作を手がけている。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月11日俳優のジョニー・デップ(52)が、女優で妻のアンバー・ハード(29)にドッキリを仕掛けたことが複数の媒体に取り上げられ、ネット上で話題になった。このほど、その模様をおさえた写真を入手した。2012年6月に14年越しのパートナーであるヴァネッサ・パラディと別れたジョニー。破局後すぐに噂になったのが、映画『ラム・ダイアリー』(11年)の共演がきっかけで急接近したアンバーだった。ところが、一時アンバーがシングルに戻りたがっていたことから、ジョニーは手書きの詩とバラの花束を毎日贈り続けるなど、あらゆる手を尽くした"奪還作戦"を行ったとも一部で報じられた。その後、2人は今年2月に無事に結ばれた。そんなアンバーへの愛情あふれるジョニーがドッキリを決行したのは、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送中のリアリティ番組『オーバーホール 改造車の世界』(毎週月曜20:00~ほか)。9日20時からの「マスタングとジョニー・デップ」でその一部始終が明らかになる。『オーバーホール』は、著名なカーデザイナーであるチップ・フースとそのチームが、毎回顧客からの依頼を受けて車を斬新な発想で蘇らせる番組。ジョニーがレストアを依頼したのは、アンバーの愛車である1968年式フォード・マスタング。ジョニーとアンバーの父・デビッドはレストアを手配する一方、アンバーには車が転売目的で解体されてしまったと信じ込ませることがドッキリの肝だった。まずはニセ刑事がアンバーに、「車を預かっていた店のオーナーとデビッドが口論になっている」と連絡をして呼び出し、車が転売目的で解体されてしまったことを告げる。フォード・マスタングはアンバーが12年前に惚れ込み、全財産をはたいて手に入れたほどの愛車。アンバーは「絶対許さない」と激怒するが、ニセ刑事は隣にいるジョニーを前に「デップさん、大ファンです。『ニック・オブ・タイム』は最高でした」と話しかけたり、記念写真を頼んだりとネタバレすれすれのイタズラを仕掛けていく。果たして、ドッキリは成功するのか。そして、レストア後のフォード・マスタングは、アンバーの心を取り戻した"奪還作戦"のように満足させることができるのか。一歩間違えれば愛想を尽かされてしまう可能性もあることから、ジョニーが内心で冷や冷やだったことは想像に難くない。(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年11月08日公益財団法人日本デザイン振興会は4日、2015年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、パーソナルモビリティ「WHILL Model A」(WHILL株式会社)に決定したと発表した。グッドデザイン賞は、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨機構。大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞で、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っている。「WHILL Model A」は、身体障がい者に限定せず、個人規模の移動手段として生み出された「パーソナルモビリティ」。製品を生み出したストーリーやユーザに対する共感や姿勢、乗り物としての機能や魅力が総合評価され、新しい価値基準を生み出していることが評価された。(全得票数9167票中2875票獲得/2位「電動義手」2080票/3位「和食給食推進事業」969票)会見に出席したWHILL株式会社 代表取締役社長杉江理(すぎえ さとし)氏は、「すべての人の移動を楽しくしたい、という思いで会社を設立し、開発、販売まで3年半かかった。たくさんの方が関わってくれての受賞だと感じているので、本日の喜びを皆と分かち合いたい」とコメント。また審査委員長の永井一史氏は、「毎年、デザインの評価尺度の難しさを感じつつ3658件のエントリーの中から絞り込んで決定、評価させていただいた。今年はどれが大賞になってもおかしくなかったが、蓋を開けてみたら「パーソナルモビリティ」が群を抜いて一位という結果になった。一方向だけではなく、たくさんの側面から「デザイン」をとらえてほしいというのがあり、「パーソナルモビリティ」は足の不自由な人にこうしてあげたい、という気持ちから事業を立ち上げ、量産、販売するというところまでトータルで事業を「デザイン」しているという点が大変素晴らしかったと思う」とコメントした。○「グッドデザイン大賞候補」となっていたそのほかの7件上記7点(大賞を含めると8点)は、「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したもの。
2015年11月04日台湾を代表する航空会社チャイナ エアラインは10月30日、ボーイング777-300ERのキャビンインテリアが2015年度「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。グッドデザイン賞とは「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点、つまり、デザインの効果・ 効用という視点から評価・選定する。形の美しさだけではなく、品質や使いやすさ、商品として のバランスの良さ、さらには機能性や先進性、グローバル性などあらゆる角度から審査される。宋代の文人をメインコンセプトに機内をデザインし、客室の設計は宋代の文人の暮らしの場面をテーマに、ビジネスクラスは書斎をイメージして夜の明かりで本を読むようなデザインとなっている。エコノミークラスは文人の市井をイメージしている。食事で使う用具は、宋代の調度品からインスピレーションを得ており、ビジネスクラスのスカイラウンジには、長距離を移動する旅人のために書物や茶、コーヒーの香りのする憩いの場を提供している。こうしたデザインに対し、審査委員からは「同時に静かな文人の生活や食の嗜好を表現、飛行機という厳しい制約を受ける中で、素晴らしいデザインを実現、高い評価に値する」として評価されたという。現在、777型機は台北(桃園)からサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルト線等長距離路線で運航されている。なお、10月30日~11月4日に京ミッドタウンで開催中の受賞展「グッドデザイン エキシビション2015(G展)」でも、2015度受賞デザインとして紹介されている(パネル展示)。
2015年11月01日●「グッドデザイン金賞」などが決定公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」の2015年度特別賞と大賞候補が10月30日、発表された。ここでは、同日に行われた記者発表会、および同日から開幕した「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」の展示の様子をお届けする。○そもそも、グッドデザイン賞とは? 概要をおさらいグッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省(現・経済産業省)が創設した「グッドデザイン商品選定制度」が母体のデザインの推奨制度。日用雑貨から家電などの工業製品や建築物といった製品は構造物だけでなく、ソフトウェアやサービス、取り組みなどあらゆる物事を対象とし、これまでに受賞総数4万件を超える、世界でも有数の規模と歴史を持つデザイン賞だ。受賞したデザインには"Gマーク"を付けられることでも知られている。審査は、毎年春の応募から書類による一次審査、現物による二次審査を経て、まずは「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにその中から特別賞が選ばれる仕組み。審査員には日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約80人で構成される審査委員会で行われる。○今年の「グッドデザイン・ベスト100」一例今年の応募総数は3,658点。9月28日に、その中からまずは1,337点が2015年度グッドデザイン賞として選出され、このほど審査委員会の協議により、5つの部門の特別賞が計50点決定し、発表された。まずは「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」は19点が選出。時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインに送られる賞で、身近なところではパイロットコーポレーションのボールペン「フリクション」やパンをスチームで焼き上げるバルミューダの「ザ・トースター」、4月8日に開港した成田国際空港第3ターミナルのプロジェクトなどが受賞した。○「グッドデザイン金賞」一例その他には、中小企業の浴的な取り組みを顕彰する「ものづくりデザイン賞」(9点)、地域活性化をめざす総合的な取り組みに授与される「地域づくりデザイン賞」(4点)、来るべき社会の礎を築くデザインに与えられる「未来づくりデザイン賞」(17点)、震災復興に寄与するデザインを表彰する「復興デザイン賞」(1点)の各特別賞が発表された。○「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」一例また、グッドデザイン賞の最高の栄誉にあたる「グッドデザイン大賞」の候補8点も合わせて公表された。同賞は、審査員、グッドデザイン賞受賞者、および11月4日まで開催される「グッドデザイン賞の展示会場内で受け付ける来場者の投票(投票受付は11月3日まで。4日に結果発表)により決定する。●「グッドデザイン大賞」の候補を公開○審査員の総評10月30日に行われた「グッドデザイン賞特別賞発表会」に登壇した、日本デザイン振興会理事長の大井篤氏は「近年、社会の中でデザインの役割がますます大きくなっている。こうした時代環境を踏まえて、審査の過程においては、新たな試みとして社会やわれわれ一人ひとりが解決しなければならない問題・課題について、12の"フォーカス・イシュー"という形にまとめて、それらにデザインがどのように働きかけるかに目を向けることで、デザインの本質的な役割はもとより、これからの暮らしや社会を形づくる上で種になりうるもの見いだすことに努めた」と説明した。フォーカス・イシューとして掲げられたのは、「地域社会・ローカリティ」、「社会基盤・モビリティ」、「地球環境・エネルギー」、「防災・減災・震災復興」、「医療・福祉」など、社会が抱える12項目の課題だ。また、審査委員長を務めた永井一史氏も「グッドデザイン100の中から、暮らしを豊かにしていく審美性に加えて、フォーカス・イシューの視点を導入することで、より広い観点から評価したものが特別賞として選ばれている。デザインが社会の中で毛細血管のようにあらゆる場所や地域に流れはじめている今、特別賞の中にあるデザインの多様な領域や外見だけでなく、その中にあるプロセスやそれがもたらす価値やそういう観点でデザインを注目していただければありがたい」と語り、今年度の審査における新しい試みへの理解を求めた。同じく今年度から審査副委員長に就任した柴田文江氏は「これまでデザインというのはプロジェクトや問題に対して対面して物をつくってきた傾向にあったと思うが、今年は問題の内側に入って当事者が抱える問題を丁寧にひもといたものが今回ベスト100の中に多く見られたと感じる」と総評した。○グッドデザインを一覧できる「G展」2015年度のグッドデザイン賞受賞デザインやロングライフデザイン賞などを集めた「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」は、東京・六本木の東京ミッドタウンで11月4日まで開催。開場時間は11時から20時まで(最終日は17時30分まで)。入場料(6日間共通)は大人1,000円、中学生以下は無料。展示の他に、グッドデザイン・ベスト100に選ばれたデザイナーによるプレゼンテーションやトークイベントなども予定されている。ちなみに、参加することで同展のチケットが無料で入手できる参加型コンテンツ「MEETinG」も実施中。気になる人はぜひ参加してから、会場に足をはこんでみては。
2015年10月30日主演のジョニー・デップをはじめ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッジという個性豊かな3人の名優で、実話に基づくFBI史上最悪のスキャンダルを描く『ブラック・スキャンダル』。9月18日の全米公開以来、熱い支持を集める本作の予告映像がついに解禁された。舞台は1970年代。アメリカ・ボストンで生まれ、幼なじみとして育った3人の男たち。ギャングのボス・バルジャー(ジョニー・デップ)、FBI捜査官コノリー(ジョエル・エドガートン)、バルジャーの弟で有力政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッジ)。それぞれの道を歩んだ3人の絆は、やがてアメリカの正義の根幹を揺るがす大事件へと変貌する…。9月18日に全米公開された本作は、現在、服役中の実在するギャング、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーの半生を演じたジョニーの鬼気迫る演技が評判を呼び、早くもオスカー候補No.1の呼び声の高い作品となっている。このほど解禁となった予告映像は、FBIボストン支局に着任したコノリーが、親友かつ政治家のビリーの前に現れたシーンからスタート。コノリーが、兄バルジャーのとの接触を拒むビリーに対し「昔のように、俺たちは助け合える」「3人の利害が一致する」と諭す、緊張感あふれる対話と、それぞれ権力を手にし、社会的地位を築いた3人の様子が交互に映し出されるスリリングな映像となっている。冷酷な表情で見下ろしながら銃弾を放つバルジャー、盗聴作戦に成功し浮かれるコノリー、聖パトリック祭で勇姿を披露するビリーの姿などに続いて、映像のラストを締めくくるのは、容赦なき制裁を続けるギャングの残虐な本性が浮き彫りになるシーン。ジョニー演じるバルジャーが、息子に向かって語る「誰かに見つかったら、消せばいい」という、衝撃的な一言だ。想像をはるかに超えたジョニーの演技が、ヴェネチア、トロントなど各国の映画祭でも大きな話題を呼んだ本作。「キャリア最高の演技」(バラエティ誌)「圧巻!」(USAトゥディ紙)と全米でも絶賛を受けているジョニーの熱演を、まずはこちらの映像からチェックしてみて。『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日ジョニー・デップ(Johnny Depp)がキャリアで初めてとなる、フレグランスのアイコンを務めることになった。ディオール(Dior)が10年ぶりに発売したメンズフレグランス「ソヴァージュ」で、その世界観を体現している。“ワイルド”、“野生的な”という意味を持つ「ソヴァージュ」。10月2日に発売された同フレグランスでは、天然由来のエッセンスをふんだんに用いて、力強くピュアで、本能に響く香りを創作。時代や流行を超越した、ゆるぎない男らしさが表現された。「ソヴァージュ オードゥ トワレ」(60ml 税込1万800円、100ml 税込1万5,120円)と、「ソヴァージュ アフターシェーブ ローション」(100ml 税込8,100円)の2点で展開される。なお現在、ジョニー・デップが出演するムービーも公開中。ライ・クーダーの旋律に乗りながら、何かを探し求めて本能のままに砂漠へと向かうジョニー・デップの姿が映し出されている。
2015年10月04日メモリアルアートの大野屋はこのほど、同社が開発したミニ骨壺タイプの手元供養商品「ソウル プチポット 彩(さい)」が、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞したことを明らかにした。「ソウル プチポット」は、故人の遺骨や遺灰の一部を納められるミニ骨壷。部屋に安置して身近に供養できることから、いつでも故人との絆を身近に感じたい人や、お墓が遠方にあって墓参りが頻繁にできない人などを中心に支持されているという。グッドデザイン賞を受賞した「彩(さい)」は、ガラス工芸作家・後藤あんな氏とコラボレーションして開発。ブランド初のガラス素材製で、透明感がありながら、すりガラスの柔らかな色合いが特徴となっている。一つひとつ吹きガラスの技法を用いて作る丸みのあるフォルムで、あたたかみを感じさせるだけでなく、遺骨を納めるのにふさわしい安定感も備えている。表面の模様は、色ガラス粒を本体ガラスに溶かして、ガラスの吹き具合や間合いを調整することで作り出す世界に一つだけの模様であるという。グッドデザイン賞の審査委員会は、「骨壺を暮らしの中に取り込むに際し、外から遺骨が見えない配慮は大事になるだろう。『彩』では、ガラス部に施されたブラスト加工と色面によって、外からは内部の遺骨が見えないようにシールドされる容器デザインに仕上げられており、ユーザーの気持ちに寄り添うものとなっている」と評している。カラーは新緑、花ガスミ、サクラ、ラベンダー、ソラ。価格は各3万8,000円(税別)。なお、同商品は10月30日~11月4日まで東京ミッドタウンで開催する受賞作品展「グッドデザインエキシビジョン2015」にて展示される。
2015年10月01日イワタは、同社の開発したフォント「イワタミンゴ」が2015年グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。この受賞に際して、10月1日よりフォントのディスカウントキャンペーンを実施する。イワタミンゴは、明朝体のシャープさ・可読性と、ゴシック体の強さ・整斉さを兼ね備えたフォント。開発背景には、従来の印刷媒体向けフォントが電子機器上で長文を読むのには向かないといわれていることがあり、ディスプレイ上での可読性の高さを目的としてデザインされている。また、この受賞に際しての同賞の審査員(廣村正彰氏、齋藤精一氏、中谷日出氏、レイ・イナモト氏)からは、「『イワタミンゴ』は、明朝体とゴシック体の良いところを併せ持ち、デジタルメディアでも読みやすい。汎用性が高く、UDフォントとしての活用も期待できる。これからの時代のスタンダードとなりえる書体のひとつとして評価した」とのコメントが寄せられている。なお、グッドデザイン賞を受賞したことを記念して、「イワタミンゴ」の特別セールが10月1日~11月30日まで実施される。「イワタミンゴM/D/B/E」(OpenType Pro版)1書体は、定価1万8,000円より30%OFFの1万2,500円(税別)。「イワタミンゴNP-M/D」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)、「S-イワタミンゴNP-B/E」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)は、1書体あたり3万8,000円(定価)から30%オフとなり、2万6,500円(税別)で提供される。
2015年09月30日日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。このたびグッドデザイン賞を受賞したのは、審査対象となった3,658件のデザインから選ばれた1,337件(受賞企業は909社)。これらの中には、「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、同会が東日本大震災からの復興促進を目的に2011年から実施されている特例措置枠での受賞が60件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポールからの受賞51件が含まれる。また、10年以上の長きにわたり生産と販売が続けられ、ユーザーから親しまれてる製品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」には、ニコンの「Nikon F6」やニベア花王の「ニベアクリーム」など33件が受賞した。すべての受賞対象は、グッドデザイン賞の公式Webサイトで確認できる。今回の審査について、2015年度グッドデザイン賞の審査委員長・永井一史氏は公式Webサイト上で、「今回のグッドデザイン賞では、デザインがいま向き合うべき重要な領域を「フォーカス・イシュー」として定め、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけました。」とコメントしている。なお、グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象は、10月30日~11月4日に東京都・六本木の東京ミッドタウンにて開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」(G展)に出展され、10月30日に「グッドデザイン特別賞各賞」および「グッドデザイン大賞候補」が、11月4日には「グッドデザイン大賞」が決定、発表される予定となっている。
2015年09月30日グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。2015年度は、ここ10年来最多となる3,658件の審査対象の中から1,337件がグッドデザイン賞を受賞している。自動車関連では、マツダの新型「ロードスター」、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「ミライ」、スバル(富士重工業)の運転支援システム「アイサイト」が、審査委員会により特に高い評価を得た100件「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、グッドデザイン金賞等特別賞の候補となっている。マツダ「ロードスター」は、ウィンドスクリーンを従来より後方に移動させて伝統的なプロポーションを強調しながら、車体前後を大胆に絞り込むことでモダンな表情を与えることにも成功。アルミ製フロントフェンダーは限界まで絞り込みを行い、灯火類は限られた面に収めるべくLED化されるなど、妥協を廃したものづくりなどが審査委員に評価された。トヨタ自動車「ミライ」は、水素タンク、燃料電池スタック、モーター、バッテリーなど、多くの機器を車体に搭載しなければならない燃料電池自動車をセダンタイプにまとめた工夫などが評価されている。スバル「アイサイト」は、世界に先駆けて実用化された独自開発の運転支援システムであり、衝突回避のみでなく、追従走行、車線維持など、来るべき自動運転のクルマ社会に必須となる先進的な機能を、いち早く実用化してきた貢献は非常に大きいとの評価を得た。その他に、オートバイでは、スズキ「レッツ/レッツG」、ホンダ「タクト」、ヤマハ発動機「YZF-R1」が、自動車では、スズキ「アルト」「アルト ラパン」「エブリイ/エブリイ ワゴン」「ソリオ/ソリオ バンディット」「SX4 S-CROSS」、ダイハツ工業「ムーヴ」、マツダ「CX-3」、スバル「レガシィ B4」「レガシィ アウトバック」、トヨタ自動車「アルフォード/ヴェルファイア」、いすゞ自動車「エルガシリーズ」などがグッドデザイン賞を受賞している。
2015年09月30日