ローランドは、ステージで使用するデジタル・グランドピアノの理想のデザインを追求する「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ(Roland Digital Piano Design Awards)」を開催する。応募期間は11月10日~12月21日。大賞(1点)には50万円、優秀賞(1点)には20万円、奨励賞(1点)には10万円が贈られる。「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ」は、"未来のステージ用デジタル・グランドピアノ"を題材にデザインを公募するもの。音楽文化への貢献と次世代クリエイターと共にデジタルピアノの未来を考えることを目的としている。同社の狙いとしては、革新性、独自性、造形美、存在感、デジタルならではの利点を活かした、理想的なデジタル・グランドピアノのデザインを全世界から募集し、伝統的な音や形の制約を超えた理想のピアノのあり方を追求したいということだ。応募資格は、現在国内外で活動中のデザイナー、クリエイター、およびそれを目指している大学や専門学校の学生が対象となる。企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は不問。募集条件および応募方法等の詳細は、11月10日から同アワーズ公式サイト内に開設するエントリーページに記載される。また、審査基準は「革新性、独自性があるもの」、「造形美を感じられるもの」、「テーマと適合しているもの」、「ステージで使用するコンサート用グランドピアノに相応しい気品と存在感を感じられるもの」、「デジタルならではのアドバンテージを活かしているもの」となっており、審査はローランド社内の専門家や識者で構成する選考委員会にて行われる。また、結果発表は2016年1月21日にアメリカで開催される楽器業界のトレードショー「Winter NAMM Show 2016」の会場と、同アワーズ公式サイトにて受賞者名と受賞作品が発表されるということだ。
2015年10月21日ヤマハは10月13日、Wi-Fi機能とBluetooth機能を内蔵した壁掛け可能なオーディオシステム「ISX-80」を発売した。希望小売価格は税別65,000円。ISX-80は、インテリア性を重視したオーディオシステム「Restio(レスティオ)」シリーズの新モデルだ。フロントグリルにはエクスパンドメタルを採用したほか、ベゼルにヘアラインアルミ素材を使用。ディスプレイフレームにアルミコート仕上げを施している。本体背面に壁掛け用の穴を装備。棚置き用のスタンドも付属し、アートフレームのように飾ることができる。8cm径のウーファーと3cm径のソフトドームツィーターを2基ずつ搭載。小音量での再生時に高音と低音を補正する「ラウドネスコントロール」機能や、音質調整を行う「3バンドイコライザー」機能を備えている。アンプの最大出力は15W+15W(6Ω、1kHz、10% THD)。通信機能は、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 2.1+EDRをサポートし、DLNA 1.5に準拠している。Bluetoothの対応プロファイルはA2DPとAVRCP、対応コーデックはSBCとAACだ。AppleのAirplayや、インターネットラジオのvTunerもサポートしている。また、ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」にも対応。専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を使用すると、ISX-80で再生している音源をBluetooth経由で別のMusicCast対応機器に送り、同時再生できる。アプリの対応OSは、iOS 7.1以上、Android 4.1以上。本体サイズはW302×H302×D65mmで、重量は3.3kg。入力端子として、AUX IN(3.5mmステレオミニジャック)×1を備える。
2015年10月13日パイオニアは10月7日、カロッツェリアブランドから2Dメインユニットタイプのディスプレイオーディオ「FH-9200DVD」を発表した。発売は11月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は39,800円前後(税込)。FH-9200DVDは、タッチパネル式の7V型(ワイドVGA)ディスプレイを採用。タッチやフリック、スライドなどスマートフォンのような直感的な操作が可能だ。高コントラストでメリハリのある画質を実現する「ブリリアントフィニッシュパネル」の採用により、動画もクリアに表示できるという。高性能なDSPにより、各スピーカーからの音の到達時間をコントロールして音像を定位させる「タイムアライメント」や、13バンドのグラフィックイコライザーも搭載。圧縮音源の補間を行う「アドバンスド・サウンドレトリバー」も搭載した。光学ドライブはDVD。USBデバイスからの音楽・動画再生も可能だ。Bluetooth機能も搭載しており、ペアリングしたスマートフォンにかかってきた電話のハンズフリー通話にも対応する。iPhoneを使用した場合には、Siriによる音声認識操作も可能だ。ドコモ ドライブネットナビ(Android版)の表示と操作に対応する「マップリンク機能」を搭載。ドコモ ドライブネットナビは、NTTドコモとパイオニアが共同開発したアプリで、NTTドコモの端末でのみ使用可能だ。ドコモのスマートフォンをUSB接続することで、ドライブネットナビの画面がメインユニットの画面に表示される。月額使用料は300円だ。○6.2V型モニターを採用する「FH6200DVD」も同時発売6.2V型の「FH-6200DVD」も同時に発売する。推定市場価格は29,800円前後だ(税込)。Bluetoothは非搭載となる。
2015年10月08日バッファローは9月30日、ネットワークオーディオ用のシンプルルータセット「WMR-RM433W/A」を発表した。10月中旬より発売する。価格はオープン。店頭予想価格は11,000円前後。コンパクト無線LANルータとハイレゾ・オーディオLANケーブルを組み合わせたセットモデル。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、データ転送速度は最大433Mbps(理論値)。側面のスイッチで帯域を切り替えられる。ハイレゾ対応のデジタルミュージック・ライブラリ「DELA N1」シリーズや、オーディオ向けスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」に接続するだけで、面倒な設定をすることなく無線LANオーディオ環境の構築が可能となっている。「Wireless WAN」モードを搭載しており、スマートフォンのテザリング機能やインターネットにつながった別のWi-Fi回線を通じて、「DELA N1」シリーズをインターネットに接続可能。「DELA N1シリーズ」と組み合わせて使用する場合は電源も連動するので、起動や終了を個別に操作する必要がない。ルータのベースモデルは「WMR-433W」シリーズだが、「WMR-RM433W/A」ではネットワークオーディオ向けに、インターネット接続を省きオーディオ機器との配線のみで使用できる初期設定となっていることが特徴。電源はUSBバスパワー。アンテナは1本(送信1本、受信1本)。インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA2 mixed PSK(AES)、WEP(128bit / 64bit)。本体サイズはW45×D15×H45mm、重量は約19g。ハイレゾ・オーディオLANケーブルは、ケーブル長が0.5mで「DELA HA-C1AE05」相当のものとなっている。
2015年10月01日アイ・オー・データ機器は10月1日、新ブランド「fidata(フィダータ)」よりネットワークオーディオサーバー「HFAS1」を発表した。同日より出荷を開始している。希望小売価格は、ストレージにSSDを使用した「HFAS1-S10」が370,000円で、HDDを使用した「HFAS1-H40」が320,000円(いずれも税別)。HFAS1は、ハイレゾ音源などの音楽ファイルを保存し、ネットワーク経由で再生するためのNAS。オーディオ専用に設計されており、制振対策や電源の強化などが行われている。500GB SSDを2基搭載した「HFAS1-S10」と、2TB HDDを2基搭載した「HFAS1-H40」の2モデルを用意。SSDはサムスン製の「850EVO」を、HDDはウエスタンデジタル製「WD AV-GP」のカスタムモデルを使用している。筐体に2.3mm厚の底板、4mm厚の天板、E型サイドパネルなど重みのある素材を使用し、安定性を確保。ストレージの配置はフローティングマウント方式で、振動の影響を極力低減している。シャーシ内部はT型構造を採用し、剛性を向上。インシュレーターはアルミ削りだしの独自設計で、4点支持から3点支持への変更も可能だ。メイン基板は、ストレージ制御部とシステム部に分離。電源ユニットは、システム部とストレージの電源生成回路を独立させることで、ストレージからのノイズ混入を抑制する。電解コンデンサもオーディオグレードを含む低ESR品を採用している。楽曲データを管理するサーバーソフトには、パケットビデオ製の「Twonky Server7」を採用。楽曲をアルバムのトラック順に表示するよう、カスタマイズが施されている。また、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」と連携しており、スマートフォンやタブレットなどで購入した楽曲をHFAS1に自動ダウンロードできる。本体サイズは約W350×D350×H64mm。質量は、HFAS1-S10が約6kg、HFAS1-H40が約7kg。
2015年10月01日アイ・オー・データ機器は1日、音質にこだわるユーザー向けの新ブランド「fidata(フィダータ)」を立ち上げた。第1弾として、ネットワークオーディオサーバ「HFAS1」を発表。オーディオ専門店や直販サイト「ioPLAZA」などで、同日より販売開始する。ラインナップと価格は、500GB SSD×2基搭載の「HFAS1-S10」が税別370,000円、2TB HDD×2基搭載の「HFAS1-H40」が税別320,000円。「HFAS1」は、ハイレゾ音楽再生用のネットワークオーディオサーバ。きょう体の材質や基板設計、部品を細かく吟味し、試作・視聴を重ね約3年をかけ本体を設計したという。本社が所在する石川県内の工場で生産する。きょう体は高剛性フルメタルで、天板に4.0mm厚のアルミ板、底面に2.3mm厚・2.2kgのベース鋼板を採用し、振動に対する安定性を確保した。内部は、電源・基板部とストレージ部を完全分離した2室構造とし、ストレージからの放射ノイズを低減させ、電源・基板部へのノイズ影響を抑制する。2基のHDDを搭載する「HFAS1-H40」はファンレス設計を採用。本体とマウンターとの間に高減衰特性の樹脂を使った低共振のクアッドダンパーを挿入することで、HDDの振動を低減させた。内蔵HDDはウエスタンデジタル製のカスタム仕様で、低偏心プラッターを採用し振動を抑えている。2基のHDDは左右にレイアウト。ドライブの回転方向やヘッドシーク動作が互いの動きを打ち消し合うよう、1台を反転させて配置する。搭載容量は4TDだが、同じデータを同時に2台のドライブに書き込むRAID1構成により、実質容量は2TBとなる。一方、2基のSSDを搭載する「HFAS1-S10」では、Samsung社の850EVOを採用。こちらもファンレス設計の上、HDDと異なり可動部が無いため、ほぼ無音のリスニング環境が実現できるとする。なお、内蔵SSDは500GB×2基だが、複数ストレージを1台として処理するスパンニングにより実質1TBとして動作する。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN×2(DLNA 1.5対応)、USB 2.0×1。LANポートを2基搭載し、一方にオーディオプレイヤー、もう一方をルータなどに接続し、ルータにPCを接続することで、「HFAS1」側で音源のダウンロードや管理、再生を行える。楽曲データの管理・送信・配信は、PacketVideo社が提供する「Twonky Server7」を採用する。本体サイズはW350×D350×H64mm。重量はHDDモデルが約7kg、SSDモデルが約6kg。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.7~10.10。対応OSはInternet Explorer 9 / 10 / 11、Microsoft Edge、Safari 6 / 7 / 8。対応ファイル形式は、wav、mp3、wma、m4a、m4b、ogg、flac、aac、mp2、ac3、mpa、aif、aiff、dff、dsf。製品の開発背景として、ハイレゾ音源がインターネット上で手軽に入手できるようになった一方で、ハイレゾ音源の入手先であるPCは接続や設定の難しさ・煩雑さに加え"ノイズの塊"であるため、その再生に課題があったとする。今回、これを解消するネットワークオーディオを提供。同社は今後、「HFAS1」を中核としてオーディオ関連機器のビジネス拡大を目指す。
2015年10月01日フックアップは、USB 3.0およびWindowsに対応した、Universal Audio社のDSPシステム搭載のテーブルトップタイプオーディオインタフェース「APOLLO TWIN USB」を発表した。発売時期は10月中旬。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別11万円。同製品では、デスクトップタイプのスタイリッシュなボディーに、24ビット/192 kHzのオーディオインタフェースと、ハードウェア上でリアルタイムにUADプロセッシングを行える同社UAD-2 DUO Coreと同等のパワーを持つDSPを内蔵している。また、マイクプリアンプのエミュレーションをソフトウェアとハードウェアの両面で実現するUnisonテクノロジーにも対応。2つのマイク/ラインプリアンプ、2つのアナログラインアウト、2つのデジタルコントロールアナログモニターアウト、さらに最大8チャンネルのデジタルインプット(オプティカル接続)といった豊富な入出力を搭載している。多数のUADプラグインを含む“Realtime Analog Classics”UADプラグインバンドルが付属する。なお、対応OSは、Windows 7/Windows 8.1(64ビットのみ)。
2015年09月24日ティアックは、マイクプリ/ミキサー機能搭載USBオーディオ/MIDIインタフェース「Celesonic US-20x20」を、同社TASCAMブランドより発売する。価格はオープンプライスで、2015年9月下旬発売予定。同製品は、1Uラックサイズのボディーに、EIN-125dBuの8基のUltra-HDDAマイクプリアンプをはじめ、AKM製ADコンバーターやALPS製特注ボリュームノブなど、最上位機種ならではの高品位パーツを多数採用している。また、高性能Blackfinプロセッサーを搭載することで、各チャンネルにEQ/コンプ、さらにリバーブエフェクトを装備したDSPミキサー機能を実現。さらに、オーディオインタフェースモードのほか、単体でのマイクプリアンプ用途に対応するマイクプリモード、PA/SRミキサーとして活用できるミキサーモードなど、3つの動作モードの切り換えに対応する。そのほか、USBオーディオコンプライアント2.0にくわえ、Windows 10環境ではUSB3.0接続もサポート。ラックマウントに対応できるアダプター、USB2.0ケーブル/USB3.0ケーブルなどが付属する。
2015年09月10日ハイリゾリューションは、8つのClarettマイクプリアンプと、拡張I/Oを装備した26イン28アウト Thunderbolt オーディオインタフェース「Focusrite Clarett 8preX」を発売した。価格はオープンプライスで、同社オンラインストア価格は18万3,600円。同製品では、ノイズとディストーションを抑え、豊かなゲインを提供する8つのマイクプリアンプに加え、Focusrite伝統のトランスフォーマーベースのISAプリアンプをモデリングする"Air"機能を搭載。フロントパネルには、アナログ・デジタルの入力レベルを一目で確認できる6段階のマルチチャンネルハードウェアメーター、独立したふたつの高出力ヘッドホン出力、大きく操作性の良いモニターレベルコントロールノブ、ミュートボタン、dimボタンなどを備える。また、リアパネルには、マイク入力とLINE(楽器)入力、16チャンネル分のADAT端子、ファントム電源などを装備しており、各チャンネルにはフェイズリバース/ハイパスフィルターも採用。モニタリングとルーティングを簡単に構成できるように設計された最新のソフトウェアミキサー「Focusrite Control」、同社Redシリーズ EQ・コンプレッサーを再現する「Red 2・Red 3 AAX/AU/VST Plug-in Suite」などが付属する。
2015年09月09日ラトックシステムは3日、デジタル音声をアナログ音声に変換する、デジタルtoアナログオーディオコンバーター「RP-ADAC1」を発表した。9月中旬より、楽天市場店限定で販売する。価格はオープンで、直販価格は税込3,180円。デジタル音声出力端子をもつTVやゲーム機などと接続して、アナログ音声に変換するデジタルtoアナログコンバーター。本製品で中継することで、TVやゲーム機のデジタル音声を、デジタル音声入力のないアンプやアクティブスピーカーなどに接続できる。音声入力インタフェースは光デジタル(角型)×1、同軸デジタル×1、音声出力インタフェースはアナログ(RCA)×1、ライン出力(3.5mmステレオミニジャック)×1。対応サンプルレートは、光デジタルが24bitの96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。同軸デジタルが16bitの192kHz / 176.4kHz / 96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。本体サイズはW55×D70×H20mm、重量は約48g。
2015年09月07日ソニーは2日(ベルリン時間)、ハイレゾ対応のコンパクトオーディオシステム「CAS-1」を、独ベルリンで開催中の家電見本市「IFA2015」で発表した。日本国内での発売時期と価格については明らかにされていない。CAS-1は、スピーカーアンプやヘッドホンアンプ、USB DACを搭載したセンターユニットと、2ウェイスピーカー×2基を組み合わせたデスクトップオーディオシステム。デジタルアンプ「S-Master HX」を搭載するほか、MP3などの音源をハイレゾ相当に拡張する音質補完技術「DSEE HX」を採用している。DSDと192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応。センターユニットのフロントに搭載したUSBポートは、USBメモリに録音したDSD、FLAC、ALAC、AIFF、WAV形式の音源を再生できる。スピーカー部には、14mm径のソフトドームツイーターと62mm径のウーファーを備え、広域にわたる再生周波数に対応。このほか、ゲインの2段階調整が可能で、インピーダンスの高いヘッドホンも適切な音量でドライブする。Bluetooth機能を内蔵しており、コーデックはSBC、AAC、LDACをサポート。NFCにも対応する。また、ソニーのオーディオ機器操作アプリ「SongPal」を使用すると、スマートフォンなどでCAS-1を操作できる。SongPalの対応OSは、iOS 7.0以降、Android 4.0.3以降。センターユニットに、スピーカー出力用のスクリュー端子と、ヘッドホン出力用のステレオミニジャックを備える。センターユニットはサイズがW55×H178×120mmで、重量が1.3kg。スピーカーはサイズがW95×H178×D172mmで、重量が1.5kg。
2015年09月04日プラスとデジタルステージ、デジタルハリウッドの3社は9月1日、全国の文具販売店を通じ、法人向けにリーズナブルで高品質なWebサイトの制作を行う「HP作成サービス」の提供を開始する。同サービスは、3社の密な連携により、通常であれば工数が発生しやすいデザインや構造考案工程のオペレーションを効率化したほか、要望の多い機能を標準オプションとしてパッケージ化。加えて、デジタルステージのホームページ作成サービス「BiNDクラウド」を用いることで高品質・高機能な仕様を比較的安価で提供可能とする。また、誰でも簡単に入力できるWebサイト作成指示書をデジタルハリウッドのプロデザイナーの協力で用意。これにより、デザインや構造設計などに時間を費やすことなく、1カ月程度でWebサイトを開設できる。なお、写真撮影や文書考案、ドメイン取得など実務面での有償サポートも多数用意する。
2015年09月01日伊勢丹新宿店では、8月26日から9月8日までの期間、ファッションとデジタルが融合したライフスタイルを提案する。デジタルが我々の生活にどのような変化を与え、次なる豊かさを創造しようとしているのかを体感出来る場となりそうだ。トレンドファッションを発信する本館2階では、先月開催されたファツションとテックが出合う場を創出するグローバルなサミットDecoded Fashion内で行われたコンペティション「ISETAN CHALLENGE」で選ばれた日本初展開の360度から試着姿を確認できるミラー「メモミ」や、世界初の生地3Dプリンター「エレクトロルーム」など、リテールやファッションビジネスにおける新たな可能性を示唆するアイテムを紹介する。また同フロアでは、アンリアレイジ(ANREALAGE)のブラックライトを当てると柄が可視化されるテキスタイルを使ったファッションや、ソマルタ(SOMARTA)の縫製ニットで構築されたボディスーツの他、3Dプリンターで作られたアクセサリーやシューズも展開。ひとつひとつのプロダクトやアプローチは異なるが、どれもデジタルテクノロジーを駆使することでクリエーションやユーザーエクスペリエンスを創出している点が共通している。今は個々のブランドや企業としての取組みだが、これらの体験を一環してユーザーが受けることが出来るような未来を想像させる。また、ソフトバンクと三越伊勢丹が行ったファッション・デザインの専門学生を対象にしたファッションハッカソンで誕生したペッパー(Pepper)も展示される他、人口知能を用いたファッションコーディネートアプリ「センシー(SENSY)」など生活を豊かにする将来性を秘めたデジタルソリューションを紹介している。同館6階時の場では、ミラノサローネにも出展したジンズ(JINS)のメガネ型デバイス「JINS MEME」の体験スペースを用意。グラフィックデザイナーの佐藤卓が監修を務め、ライゾマティクスの斎藤精一らが制作を行った同アイテムでは、メガネ型デバイスをかけた人の心の動きを可視化する。メガネという形はそのままに、デジタルテクノロジーをかけ合わせることで、自分自身の感情の動きを見つめるというまったく異なるアプローチをする点に面白みがある。ウェアラブルデバイスの可能性を体験することが可能だ。デジタルの可能性は計り知れない。こと、ファツションというフィジカルかつ情緒的な領域において、デジタルテクノロジーがどのような変化を生み出していくのか。今回のプロモーションが、ファッションの未来に向けた取組みのひとつの在り方なのかもしれない。
2015年08月28日ヤマハは27日、ブルーレイディスクプレイヤー「BD-A1040」の新色として、ブラックモデルを発表した。発売は9月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別55,000円前後。BD-A1040は、2014年に発売されたブルーレイディスクプレイヤー。カラーはチタンのみを用意していたが、このたびブラックを追加した。SA-CDやDVD-Audioの再生が可能で、DSDやPCMのマルチチャンネル出力に対応している。主な機能は現行モデルと同一。Wi-Fi機能とBluetooth機能を標準搭載しており、専用アプリ「AV CONTROLLER」を使用するとスマートフォンやタブレットから操作できる。BluetoothコーデックはSBCのほか、AACを利用できる。また、ハイレゾ対応ネットワークオーディオ機能も備えており、192kHz/24bitのWAV、FLAC、ALACの再生に対応。出力端子はHDMI×1、デジタル音声×2(光×1、同軸×1)、アナログ音声×1。USBポートはフロントとリアに1基ずつ装備している。本体サイズはW435×D258×H86mmで、重量は2.9kg。
2015年08月27日グリーンハウスは24日、FMラジオを搭載したデジタルオーディオプレーヤー「KANA RT」を発表した。ブラックとレッドの2色を用意。9月下旬より発売する。価格はオープン。音楽再生 / 動画再生 / 静止画表示 / FMラジオ / ボイスレコーダーの5つの機能を備えるマルチプレーヤー。8GBのメモリを内蔵し、microSDメモリーカードスロットを装備。最大32GBまでのSDHCメモリーカードを利用できる。動画などの視聴用に、2.4型の320×240ドット液晶を搭載する。リピートやシャッフルなどのプレイモードを選択できるほか、イコライザ機能により音質を調整可能。本体にはUSBポートなどから充電可能なバッテリを内蔵する。再生時間は音楽が約12時間、動画が約3時間。FMラジオ機能では、AMラジオをFMで聴けるワイドFM(FM補完放送)に対応。FMラジオの受信周波数は76MHzから108MHz。FMラジオの録音も行えるほか、内蔵マイクを利用したボイスレコーダー機能も搭載し、最長65時間の録音が可能となっている。連続録音時間は最大32.5時間で、録音ファイル形式はMP3。音声出力インタフェースはヘッドホン出力(ステレオミニ)、PCとの接続インタフェースはUSB 2.0。ファイルの転送はPCに接続してドラッグアンドドロップで行う。本体サイズはW52×D13×H93mm、重量は約63g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10。
2015年08月24日モダニティは21日、米SMSオーディオ社のヘッドホンとして、映画「スター・ウォーズ」とコラボレーションした「STREET by 50」シリーズの新モデルを4機種発表した。発売は9月4日で、希望小売価格は税別21,000円。2014年に発売されたファースト・エディション4機種に続く新モデル。映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開に先駆け、「セカンド・エディション」として発表された。ラインナップは「チューバッカ」「タイ・ファイター」「R2-D2」「ダースベイダー」の4機種。各モデルに、それぞれのキャラクターをイメージしたヘッドバンド、ポスター、ステッカー、キャリングケース、クリーニングクロスなどを同梱する。4機種ともドライバーは40mm径で、低中域から高域までバランスのとれた音質を実現している。耳にフィットする形状記憶イヤーパッドを採用し、装着性を強化。ヘッドバンドは柔軟で、適度な側圧を保つ。本体は折りたたみが可能で、ケーブルにはマイク付きリモコンを搭載した着脱式ケーブルを採用した。(C)& TM Lucasfilm Ltd.
2015年08月24日シンタックスジャパンは、12イン/12アウト24bit/192kHz対応の高品位小型USBオーディオインタフェース「Babyface Pro」を発売した。価格はオープンプライスで、市場価格は9万9,800円前後。同製品では、NCルーターによるアルミ削り出しのコンパクトなボディーに、アナログXLR入出力2チャンネルをはじめ、ヘッドホン2チャンネル、ライン/Inst入力2チャンネル、オプティカル入出力、MIDI入出力などを搭載している。また、刷新されたアナログ/デジタル回路や、同社フラッグシップモデル「ADI-8DS MkIII」と同様のAD/DAチップを採用するなど、クラスを超えたオーディオ性能を実現。さらに、入力および出力のレベルを一覧して確認できるLED表示、操作時の感触にまでこだわって造り込まれたボタンや大型エンコーダーも装備している。なお、同製品には専用ハードケースが付属し、本体と一緒に付属のケーブルなどをスマートに収納して持ち運ぶことができる。
2015年08月21日『スター・ウォーズ』サーガ6作品が現在、デジタル配信されているが、9月1日(火)からデジタルレンタルもスタートすることが決定し、ジョージ・ルーカスが語る貴重な特別映像が公開になった。『スター・ウォーズ』特別映像1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガはこれまでビデオカセット、レーザーディスク、DVD、ブルーレイなど様々なメディアでリリースされてきたが、どこでも気軽楽しめるデジタル配信も行われている。来月から始まるデジタル配信“レンタル”は、作品を視聴期限を限定して楽しめるサービスで、購入するよりも手軽な価格で作品を楽しむことができる。このほど公開されたのは、ルーカスが映画作りとデジタル技術について語った映像“ジョージ・ルーカスのデジタル革命”だ。彼は『スター・ウォーズ』を大成功させ、多くの富を手にしたが、それを映画作りの“未来”に向けて投資した。当時はデジタル技術は黎明期で、多くの人間がコンピュータを映画作りに活用することについて消極的だったが、ルーカスは、ニューヨーク工科大学で働いていたエド・キャットマルを招いて自社にコンピュータ部門を設立。デジタル編集システムや、デジタル音響システムを開発した。ルーカスが種をまき、育てた技術は様々な分野で発展。現在、映画作りになくてはならないデジタル技術のいくつかはルーカスの先見の明によって誕生、成長したものだ。映像には、やがてルーカスのもとを離れて“ピクサー・アニメーション・スタジオ”の設立者のひとりになったキャットマルも登場し、当時を振り返っている。ちなみにルーカスが情熱を注いだデジタル技術は『スター・ウォーズ』サーガを製作する上でも様々な分野で活用されており、映像にはこれまでの『スター・ウォーズ』の名場面も登場する。『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』デジタル配信中9月1日(火) デジタル配信(レンタル)開始
2015年08月20日サイバーリンクは12日、「SeeQVault」に対応したHDDに録画した番組を見られるメディアプレイヤー「SeeQVault player」を発表した。同日から公式サイトでダウンロード販売を開始する。価格は税込3,280円。「SeeQVault」に対応のストレージに保存されたTV番組を、PCで再生するためのメディアプレイヤー。各社の「SeeQVault」対応ストレージで使用でき、字幕や副音声、チャプター移動や倍速再生など、TVで見るのと変わらない感覚で録画したTV番組を視聴できる。対応メーカーは、東芝 / パナソニック / ソニーなど。倍速再生は最大32倍速まで設定可能で、2倍速までは音声付きで再生できる。番組全体のリピート再生や、1つのチャプターだけのリピート再生もサポート。2カ国語放送時の音声切り替えも可能で、映画などでは主 / 副音声の切り替えも行える。文字放送の字幕の表示 / 非表示も切り替え可能。サウンド出力は5.1chまで対応する。対応OSはWindows 8.1 / 10。また、再生機器は著作権保護技術「HDCP」に対応している必要がある。
2015年08月13日オリオスペックは10日、専用設計のオーディオ回路を搭載する音楽再生用ファンレスPC「DigiFi X-24-PS」を発売した。同社のオンラインサイトで販売し、価格は148,000円(税別)。USB DACを標準で搭載する音楽再生用PC。OSにWindows 8.1を搭載し、ドライバのインストールやリスニング調整など、必要なチューニングが済ませてある。出力15W+15Wのアクティブスピーカー「Fostex PA-3」も標準で付属(付属なしも選択可能)。希望すれば音質改善ソフト「JPLAY試用版」もプリインストールしてくれる。オーディオ回路は専用設計となっており、D/Aコンバーターにはシーラスロジック製「CS4398」、DAIにはテキサスインスツルメンツ「DIX9211」を採用。背面にライン出力(RCA)を装備し、アンプなどに接続して音声ソースとしても利用できる。背面のライン出力は音量固定とボリューム可変をスイッチで切り替え可能。スピーカーなどで音量調整しにくい場合は、本体のボリュームで調整する。高音質のヘッドホンアンプも標準で搭載。CPUにIntel Celeron、ストレージにSSDを採用するなど、完全ファンレスPCとなっており、SSDは最大で1TBまでアップグレード可能。PCM24Bit / 192kHz、DSD64 / 128のハイレゾ再生にも対応する。きょう体はオーディオ機器と並べても違和感のないコンパクトデザイン。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Celeron N2820(2.13GHz)、メモリがDDR3L-1600 4GB、ストレージが250GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、3.5mm / 5.5mmヘッドホン出力、音声出力(RCA×1、S/P DIF×1)など。本体サイズはW199×D112×H52mm。スピーカーの本体サイズはW100×D130×H185mm。トラックボール付きワイヤレスキーボードが付属する。
2015年08月10日ハイリゾリューションは、Focusriteの18イン20アウトのThunderboltオーディオインタフェース「Clarett 8Pre」を発売した。価格はオープンプライスで、同社オンラインストア価格は税別13万円。同製品は、Thunderbolt接続を採用し、最大24bit/192kHzに対応したクラス最高のデジタルコンバージョンと、極めて低いレイテンシーを実現。気になるディレイに妨害されることなくモニタリングやDAWソフトウェアを操作することが可能となっている。また、コンパクトな1Uラックサイズのボディーに、8アナログ入力、10アナログ出力、MIDI入出力、S/PDIF、ADAT入出力、ふたつの独立したヘッドホン出力など多彩な入出力を搭載。視認性の高い、6段階のLEDメーターも備える。さらに、8基のマイクプリアンプには、Focusriteの名を知らしめたISAマイクプリアンプをモデリングする “Air”機能も装備。最高の音質を提供するだけでなくノイズやディストーションを極めて低い値に抑え、高品位なサウンドを実現する。RedシリーズEQ、コンプレッサーをモデリングした、Red2、Red3プラグインも付属している。
2015年07月28日ファイナルオーディオデザインは8月1日、東京・秋葉原のヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba店で、イヤホン組み立て教室「自作イヤホンで音のチューニングを楽しもう!~イヤホン組立体験~」を開催する。参加費は12,800円(税込)。ファイナルオーディオデザイン恒例のイヤホン組み立てイベント。今回組み立てるイヤホンは、φ8.5mmのダイナミック型ドライバと、リケーブル可能なMMCX端子を搭載したモデル。ハウジングはステンレス削り出しで、組み立て後も開閉が可能なネジ式となっている。イヤホンにはチューニングの幅が広がる低音可変システムを採用している。イベントは1回50分間で、10時を初回として5回開催する。各回とも先着6名まで参加可能。申込受付は当日、会場にて9時30分から開始する。なお、MMCXタイプのケーブルは別売。詳細は、イベントWebサイトを参照のこと。
2015年07月27日インターネットは、対象となる各社オーディオインタフェースに付属する音楽作成ソフトの所有者が、音楽作成・楽譜作成・楽器練習を実現する音楽統合ソフト「Singer Song Writer Lite 9 クロスグレード(ダウンロード)版」を特別価格で購入できる「作曲・アレンジ支援キャンペーン」を実施している。キャンペーン期間は8月31日 15:00まで。同社が運営するオンラインショップ「shop.ssw.jp」での購入者のみが対象。価格は7,408円。同キャンペーンは、各社オーディオインタフェースに付属する対象ソフトの所有者が、音楽統合ソフト「Singer Song Writer Lite 9 クロスグレード(ダウンロード)版」(通常価格:パッケージ版 16,200円 / ダウンロード版 10,584円)を、同社が運営するオンラインショップ「shop.ssw.jp」での購入に限り、8月31日 15時までの期間限定で特別価格の7,408円で購入できるもの。また、キャンペーン対象ソフトは「CUBASE AI (Steinberg)」、「CUBASE LE (Steinberg)]、「SONAR LE (Cakewalk、TASCAM/Roland)」、「Studio One Artist (Presonus)」、「Live Lite (Ableton)」(バージョンは不問)。ちなみに上記以外のソフトも対象となる場合があるので、記載のないソフトの所有者は問い合わせページより確認してほしい。なお、「Singer Song Writer Lite 9」は、マウスや鼻歌からの手軽なメロディ入力やメロディのコード進行自動判定、オーディオ&MIDIのフレーズデータやアレンジデータを使い伴奏作成など、既成曲のアレンジやオリジナル曲の作成を支援する、音楽作成・楽譜作成・楽器練習ツール。対応OSは、Windows 10/ 8/ 8.1/ 7/ Vista(いずれも日本語版OSのみ対応)。
2015年07月27日デジタルインファクトは7月14日、翔泳社のMarkeZine編集部と共同で、デジタル広告業界関係者460名を対象に、現在デジタル広告業界において注目を集める「アドテクノロジー」「スマートフォン広告」「動画広告」「ネイティブ広告」に関してアンケートを実施し、その結果を発表した。これによると、アドテクノロジーの定義に含まれるサービスとして、最も認識されているものはDSP(71.7%)で、DMPやアドネットワーク、SSPがそれに続いた。「動画広告元年がいつか」という認識については分散傾向がみられ、2014年(29.8%)との回答が最も多く、次いで2013年、2011年以前という結果となった。また、2015年のスマートフォン広告市場の見通しとしては、「ターゲティング広告配信技術の進化(55.0%)」が最も多く、「広告主層の拡大」や「クロスチャネルトラッキングと最適化配信」も比較的多い結果に。ネイティブ広告に関する現状認識としては、「新しい部分と、従来からの手法である部分とがある(39.8%)」や「特に新しさを感じない、マーケティング業界のバズワードに過ぎない」という回答が多く、17.6%は「わからない」と回答した。なお、同調査は、広告主(n=141)、広告会社(n=115)、メディア(n=52)、マーケティングコンサルティング(n=84)などに勤務するMarkezine読者460名を対象に、2015年1月~2月に実施されたもの。調査結果の詳細は、2015年6月17日発刊の「デジタル広告市場の最新潮流と現状動向分析調査」にまとめられているという。
2015年07月15日クリエイティブメディアは7月9日、USBオーディオBluetoothアダプター「BT-W2」を発表した。7月上旬より、同社の直販オンラインストア限定で販売を開始する。販売価格は3,980円(税別)。BT-W2は、USBオーディオデバイスとして動作するBluetoothアダプターだ。PCやMac、PlayStation 4で使用できる。Bluetooth 2.1+EDRに対応し、音声コーデックはSBCのほか、高音質なaptX、低遅延のaptX Low Latency、FastStreamを利用可能。プロファイルはA2DPとAVRCPをサポートする。また、BT-W2を介して、FastStreamに対応した「Sound Blaster JAM」「Aurvana Platinum」「Aurvana Gold」などのヘッドセットをPCやMac、PlayStation4の音声入力に利用できる。また、USBオーディオの「Sound Blaster E5」「Sound Blaster X7」「Sound Blaster X7 Limited Edition」でもマイクを利用できる。さらに、Bluetooth接続時にも「Sound Blaster E5」や「Sound Blaster X7」のコントロールアプリを使用することが可能となっている。
2015年07月09日●1980年台からすでに始まっていた「アニメのデジタル化」一般財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する「アニメーション・デジタル作画人材育成OFF-JT研修」が27日、日本工学院専門学校蒲田キャンパスで開催された。同研修は日本のアニメ産業の国際的競争力を強化することを目的として設立された「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」を母体に、アニメーターの人材育成とデジタル作画制作体制の導入推進を目的としたもの。第1部では一般公開セミナーが開催され、東京工科大学メディア学部准教授・三上浩司氏による基調講演、およびデジタル作画を実際に導入しているアニメ制作会社のクリエイターによる講演が行われた。本稿ではその模様をレポートする。○デジタルコンテンツ協会は「地域の人事部」最初に登壇したのは、経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 係長の鈴木崇史氏。鈴木氏は日本のコンテンツ業界の現状について「人材育成力の強化が重要になる」と分析。「経済産業省が実施する地域企業人材共同育成事業は、地域の複数の中小企業等が集まり、1社単独では実施できない人材育成や地域課題の共有等を共同で進めていく事業である」という。今年度、本事業に取り組む事業者のひとつがデジタルコンテンツ協会だ。今回の研修を主催する同協会は、良質なデジタルコンテンツの制作・流通・利活用を推進し、コンテンツ産業の発展を促す目的で設立された団体である。鈴木氏は「デジタルコンテンツ協会には、地域コーディネーター機能、すなわち"地域の人事部"としての役割を担っていただきたい。」とコメント。さらに、「これまでの研修事業は座学が中心だったが、本事業では他の会社に出向するなどして、実務研修を行うことで、人材力を強化していくことがポイント」と説明した。○国内外におけるアニメ制作の現状と人材育成の課題続いて、東京工科大学メディア学部准教授の三上浩司氏が登壇し、「国内外におけるアニメ制作の現状および人材育成に関わる課題」と題した基調講演を行った。三上氏はまず、現在のアニメーションの大まかな種類を「2D」「3D」「アナログ」「デジタル」という4つの軸に当てはめて分類。セルに手描きで制作される従来の「アナログアニメ」を始めとして、「デジタルアニメ」、「セルタッチアニメ(3Dセルレンダリング)」、「3DCGアニメーション」など、一言で「アニメ」といっても、そこにはさまざまなテクノロジーがあり、この4軸以外にも「予算」などたくさんの軸で分類できるのだという。●「作画」のデジタル化に立ちはだかる壁○日本のアニメ技術の歴史では、そうした日本のアニメ技術はどのようにして発展してきたのだろうか。三上氏が提示した「日本のアニメ技術の変遷」によると、日本のアニメーション工程は、「ディズニーアニメのスタイルに追いつこう」というところから始まり、TVアニメの体制が成り立ったことで独自のスタイルに向かっていった。作画・撮影・仕上げをデジタル化する挑戦が始まったのは、1983年の「子鹿物語」から。当時はデジタル化するために多額の予算が必要だったため、実験的に第2話のみコンピューターを利用したという。1992年にはセルの製造中止が決定し、将来的にセルアニメが続けられる見通しが立たなくなったこともあり、急速にデジタルへとシフト。90年台後半の「ゲゲゲの鬼太郎」(1997年)あたりから、一気にデジタルが普及し始めたという。同時期、長編3DCG作品となる「トイ・ストーリー」が公開され、3D技術も普及。2000年台後半からは広くアニメに活用されるようになり、フル3Dのアニメも珍しいものではなくなった。現在はここにCG生成技術の「自動生成」やIT技術の「クラウド」といった他分野の技術も加わり、さまざまなスタイルが選べるようになってきたのだという。こうした過去の技術を知ることで、未来を正確に予測することができる。このことを三上氏は「未来は現在と過去のカーブの先に」という言葉で表現する。三上氏は講演の中で、過去から現在に至るまでの技術の変化のターニングポイントを知ることで、将来のあり方を考えることができると述べている。過去に進んだデジタル化は作画のデジタル化の将来に大きなヒントを示していると述べた。○アナログ手法がメインの「作画」、デジタル化の障壁はでは今後、作画のデジタル化はどう進むのか。アニメーション制作はおおまかに「作画」「美術」「仕上げ」の3つに分類されるが、現在、「仕上げ」はほぼデジタル化が完了しており、「美術」もタブレットでペイントしていくスタイルが主流となっている。一方で「作画」については、ようやくタブレットの普及が加速し始めた段階で、デジタル化の普及はまだこれから。三上氏は「きちんとしたメリットがあるなら、100%に近い形で作画がデジタルに変わることもありうる」と語る。もっとも、デジタル化への移行は簡単ではない。「どのペンタブレットを使うのか」や「デジタル化のための費用を誰が負担するのか」といった設備投資に関する問題や、トレーニング期間とそのためのコストといった人材育成に関する問題が出てくるのだという。加えて最大の障壁は、果たして従来の手法と同じスピードと品質を獲得できるのかという「最適化」の問題だ。すでに現在のアニメ制作は効率のために「最適化」された制作工程をめざしてきた。しかし、アニメーターが新しい技術を習得する間、仕事の速度や品質が低下してしまう懸念もあり、デジタル化による負担増がその間の経営に影響を与える恐れがある。こうした課題への対策として、三上氏は次のように解決策を提示する。まず「設備投資」については、多様な選択肢のあるシステムの情報を共有することで、それぞれの企業に適した規模でのシステムの導入を図ることができる。ソフトウェアごとの処理の違いを理解し、ワークフローの中での異なるソフトの柔軟な組み合わせを実現し、異なるシステムでも共通ルールを用いることで、制作会社間の協業を担保する。また,人材育成についても、各社の連携が重要になる。ソフトウェアベンダーへ協調して働きかけることで、ソフトウェアに関わる情報の共有を図る。また、上記の連携を図るための要望なども強調して働きかけることが重要である。そして、デジタル化したことで収益に悪影響を及ぼす危険性については、デジタル作画による投資によりトータルでの品質や収益性を向上させることが重要であり、効率化したからといって安易に低予算での制作につなげないことが大切であると強調した。三上氏によると、今後はCG会社とアニメーション会社が融合発展し、境界はますます曖昧になっていくという。また、従来は水平分業型だったアニメ制作だが、デジタル化により、将来はひとりのクリエイターがすべての作業をこなす「垂直分業」も容易になるだろうと述べ、基調講演を締めくくった。●グラフィニカ/ポリゴン・ピクチュアズ/旭プロダクションのデジタル化事例○専用のデータマネージャにより事故を防止―ポリゴン・ピクチュアズ三上氏に続いて、3DCGの制作会社であるポリゴン・ピクチュアズの造形監督・片塰満則氏が登壇し、ポリゴン・ピクチュアズにおける「パイプラインでのアニメ制作先進事例」を紹介した。片塰氏はポリゴン・ピクチュアズでの制作の流れを「資料」と「工程」に分け、さらに「工程」を「アセット」「ショット」「ポスト」の3つの段階に分割する。たとえば「モデリング」という工程を行うためには「デザイン/設定」という資料が必要であり、「レイアウト」という工程のためには「ストーリーボード」という資料が必要になる。すなわち工程と資料の関係を言い換えるなら、「設計」と「施工」ということになるのだ。ここで重要なことは、制作物が各工程を流れていく際に、担当者同士が「データを確実に受け渡すこと」だと片塰氏は強調する。ポリゴン・ピクチュアズは国内では珍しく水平分業型を採用しており、リグやモデリング、ルックデブといった機能ごとに専任のスタッフを配置している。よって、何度となくデータの受け渡し作業が発生するのだが、注意しないと「渡したデータが最新のものではなかった」「データを上書きしてしまった」といったさまざまな事故が生じる可能性がある。そこで同社では、専用のデータマネージャを開発し、各部署の最新データの共有や履歴管理ができるようにしている。さらに、「HIERO」を導入することで、最新のレイアウトやアニメーションを自動的に収集。翌朝のチェック時に一本のムービーにして再生できる体制も整えている。毎日決まった時間にチームが顔を合わせることで、情報伝達が活発化し、毎日の予定が計画しやすくなるといった副次効果もあるという。最後に片塰氏は、3DCGの長所を生かしたセル画表現「トゥーンルック」を紹介すると共に、同社の今後の課題として「ToonBoom導入と稼働」を挙げた。○デジタル作画は地方スタジオ活用の必須ツール-旭プロダクション一方、2Dアニメのデジタル制作化事例として挙げられるのが「旭プロダクション」だ。セミナーには同社技術部の濱雄紀氏が登壇し、旭プロダクションのデジタル化の過程を紹介した。同社は東京本社以外に、宮城県にもスタジオを構えており、5年間で50作品以上の作業実績を誇る制作会社だ。この作業量は作画をデジタル化したからこそであり、「地方スタジオを最大限活用するのにデジタル作画は必須ツールである」と濱氏は話す。具体的なデジタル作画のメリットとして濱氏が挙げるのは、「遠隔地でも業務が滞らない」「3D、撮影と親和性が高い」「高解像度化に対応可能」「新人のトレーニングが短縮できる」「スキャン、物理輸送を省略できる」「リテイク対応が早い」などだ。もっとも、デメリットもある。「設備投資や維持費がかかる」ことや「ソフトウェアがまだ発展途上である」こと、さらに「工程の途中に紙での作業が挟まると大変」になったり、そもそも「技術の習得に時間が必要」ことだ。このあたりは、三上氏が基調講演で話していたことにも重なる部分である。また、PCは5年程度しか使えないため、維持費がかかるというデメリットは、現在も課題として残っているという。メリット・デメリットの両面があることから、2010年の宮城白石スタジオ設立には反対意見も多かったという。しかし、すでに存在する地域のスタジオと勝負するためには、他社にはない強みが必要というところから、宮城白石スタジオのデジタル化が決定した。新たなスタジオのスタッフは新卒を中心に編成。デジタル化に抵抗のない、デジタルネイティブ世代のメンバーでスタートした。現在はネットワーク技術が進歩し、設備も低価格化したことで、実用的な段階になったと濱氏はいう。紙からデジタルへシフトするコンバートのノウハウも生まれ、動画マンのトレーニング期間の短縮にもつながっている。リテイク対応も容易になり、クライアントの反響も上々だという。「デジタル化なくして宮城白石スタジオはなかった」と濱氏は当時を振り返る。動画マンや原画マンの低賃金が問題視される現在のアニメ業界だが、濱氏は「デジタル化により、一カ月目から商品として成立するものが作れるようになった。動画マンの賃金水準を上げるまでの時間が短縮されている」と、デジタル化への期待を寄せた。○100%デジタル化したことで月産400~500枚/人を達成―グラフィニカ続いて登壇したのは、グラフィニカの櫻井司氏。作画スタジオである同社がどのようにしてデジタルに転換し、その結果どんなメリットが生まれたのかについて講演した。デジタル化以前の2011年頃、櫻井氏は制作進行における現場の負担が増えていると感じていた。この問題を解決するため、2012年の夏、デジタル化への移行が検討されるようになり、部署名も「デジタル作画部」に変更。2013年9月にはデジタル仕上げがスタートした。開始時はデジタル動画のみだったが、その後、デジタルでの動画仕上げをパッケージ化した営業を展開。TVシリーズの動画仕上げを仕事の中心に変更してからは、グロスでTVシリーズを請けるようになり、現在では月産400~500枚/人を達成した。スタッフ全体の効率が上昇したおかげで、受注を安定化することができたという。デジタル化した当時は周囲から「紙とデジタルを半々にしたほうがいいのではないか」という声もあった。しかし、櫻井氏はあえて紙を残すことはせず、デジタル動画をスタートさせた日に動画用の机はすべてPCに置き換えた。当時はまだ紙の方が営業もしやすい時代。「中途半端にやると、結局は慣れた紙に戻ってしまうのではないか」という懸念があったのだ。デジタル化を決めた櫻井氏は、同じくデジタル化を進めていた旭プロダクションに指導を依頼。研修の翌日には仕事をスタートさせ、現在まで発注は途切れることなく続いているという。○コンソーシアムの役割と今後の活動最後に登壇したのは、株式会社ヒューマンメディア代表取締役の小野打恵氏だ。講演内容は、「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」の内容と今後の活動についてである。小野氏によると、日本のアニメ産業は「海外展開でのライセンス収入や国内での他産業への波及効果が共に筆頭分野であり、我が国の成長戦略・クールジャパン戦略の重要分野」である。しかし、世界的にアニメ制作のフルデジタル化がほぼ実現しているにも関わらず、日本では未だに手描きでの作業が作画工程の中心になっているのが現状だ。また、アニメーターの就業形態が社員雇用、契約社員など様々である点にも言及し、「個々のキャリアアップが難しい状況である」と問題を提起する。同コンソーシアムは、そうした現状を改善するため、国際的競争力強化に向けて作画工程のデジタル化を推進。共同研修やOJT研修を実施することで、アニメーター人材を育成する役割を担っていく。具体的には、8月から9月にかけてデジタル作画人材育成の出向研修を行い、11月から12月にかけてはデジタル作画人材育成評価のための共同制作実務を実施。来年1月下旬には、成果報告セミナー及び評価会の実施を予定しているとのことだ。
2015年07月09日IK Multimediaは、同社のモバイルオーディオインタフェース「iRig PRO」および「iRig HD」の24-bit/96kHz対応ファームウェア・アップデートを発表した。登録ユーザーは、無償でファームウェア・アップデータをダウンロード可能。「iRig PRO」および「iRig HD」には、発売当初より24-bit/96kHz対応のADコンバータが採用されていたが、発売時点はモバイルデバイスへの負荷を抑えることを優先し、24-bit/48kHzまでの対応に制限されていた。ユーザーは、今回提供された最新ファームウェアにアップデートを行うことで、「iRig PRO」および「iRig HD」にて、24-bit/96kHzのレコーディングが楽しめるようになる。なお、96kHz対応ファームウェア・アップデートは、すべてのiRig PRO、iRig HD登録ユーザーに無償で提供されるとのこと。ファームウェア・アップデータは、同社Webサイト内登録アカウントのユーザーエリアにて、Windows版は提供中。Mac版は7月中旬に公開予定。
2015年07月09日シンタックスジャパンは、12イン/12アウト 24bit/192kHzサポートした、RME社製小型プロフェッショナルUSBオーディオインタフェース「Babyface Pro」を発売する。発売日は7月29日。価格はオープンプライスで、市場予想価格は9万9,800円前後。同製品は、2011年に発売された同社オーディオインタフェース「Babyface」のコンセプトを踏襲しながらも、一からデザインし直された回路設計やアルミ削り出しボディなど、 RMEのこだわりを結集させたプロフェッショナル向けオーディオ・インタフェース。NCルーターによるアルミ削り出しボディに、同社最上位機種と同等のAD/DAチップを搭載。コンパクトながら、視認性に優れたLEDメーターをはじめ、大型エンコーダー、2チャンネルのXLR(電子バランス)/フォン(標準・ミニStereo)/オプティカル出力、および2チャンネルXLR/ラインまたは2チャンネルインスト入力などを備える。
2015年07月07日クリエイティブメディアは、Sound Blasterシリーズのウルトラハイエンドモデルとして好評発売中のUSB DAC & マルチ接続のオーディオアンプ「Sound Blaster X7」の性能を向上し、パールホワイトカラーを採用した特別仕様モデル「Sound Blaster X7 Limited Edition」を、6月下旬から限定発売すると発表した。販売店舗は同社クリエイティブストア(同社ホームページ内、楽天市場店、Creative Store Amazonマーケットプレイス)。価格はオープンプライスで、同社オンラインストア価格は税別5万5,000円。同製品は、新たに144W(24V, 6A)の高出力電源アダプターを採用。また、スピーカー出力は、高出力、高効率のTexas Instruments Class D アンプTPA3116D2の搭載により、Sound Blaster X7の最大76W(38W+38W/4Ω接続時)から、最大100W(50W+50W/4Ω接続時)へと向上した。 さらに、ヘッドホン出力インピーダンスはSound Blaster X7の2.2Ωから1Ωとなり、高インピーダンスのヘッドホンだけでなく、感度の高い低インピーダンスのインイヤーモニターなどでもオーディオをさらに高品質で楽しめる。なお、標準ゲイン/高ゲインの切り替えも可能だ。同製品購入時に、3ピンプラグから2ピンプラグ(アース線付き)への変換アダプターがプレゼントされる、発売記念キャンペーンも実施されるとのこと。進呈される変換アダプターはプレゼント品のため、保証の対象外ということだ。
2015年07月06日メタップスとデジタルガレージ(DG)は6月30日、スマートフォンアプリの運用型広告を主要事業とするデジタルサイエンスラボを合弁で設立したことを発表した。同社の設立は、既存のセオリーを超える新しい視点や広告効果指標を提供し、より収益性の高いアプリ広告ソリューションを提供することを目的としたもの。DGのデジタルマーケティング領域におけるノウハウと、メタップスのグローバルな営業力とデータ解析技術を組み合わせることにより、両社の強みを活かしたスマートフォンアプリの広告ソリューションを提供する。今後は、取扱いメディアの領域拡大や広告商品の新規開発を行い、国内外のクライアントの収益化とグローバル展開を支援していく考えだ。
2015年06月30日