『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、故キャリー・フィッシャーへの素晴らしいオマージュとなっているそうだ。2016年12月に60歳でこの世を去ったキャリーだが、キャリーが生前にレイア姫を演じて撮影されたシーンを用いて、同作に最後の出演を果たすことになるようだ。前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でキャリーと共演したジョン・ボイエガは、同作がキャリーへのオマージュとなっているとABCニュースに話した。「僕たちは一緒の時間を楽しんだんだ。キャリーの死を知った時、僕はナイジェリアにいた。本当にとても奇妙な気持ちがした。キャスト全員が黙り込んでしまったように感じた。でも新作はとても素晴らしい方法でキャリーを送り出しているんだ」新作の監督を務めたライアン・ジョンソンも、レイア姫の最後の出演シーンについて「感情的にカタルシスのようなものを与えられたらいいと思っているんだ。何というか感情的に満足させてくれるんだよ。僕はそう思っているし、観客にとってもそうだと願っているよ」と語っている。またライアンは、同作でのキャリーの演技についても賞賛している。「キャリーは本作でとても美しい演技をしてくれたよ。もちろん僕たちはこれがキャリーの最後のスター・ウォーズ作品になんてしたくなかった。とにかくキャリーの存在が人々に訴えかけるシーンがいくつもあると思う。それらのシーンを、彼女亡き今見てみると、僕らが撮影できたこと、そしてそれを観客に届けられることに感謝の気持ちでいっぱいになるよ」『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日に日本公開となる。(C)BANG Media International
2017年08月03日昨年12月23日(現地時間)、ロンドンからロサンゼルスに向かう航空機内で心臓発作を起こし、27日に入院先の病院で亡くなったキャリー・フィッシャー。それから半年以上経ったいま、キャリーの検視結果が発表になった。「AP通信」によると、キャリーが心臓発作を引き起こした原因として、ロサンゼルスの検視官が「睡眠時無呼吸症候群にあるようだ」とコメントしたという。睡眠時無呼吸症候群とはその名の通り、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になり、脳卒中、心不全など命を脅かす病気の引き金にもなりうるという怖い疾患だ。そのほか、キャリーの死因の可能性として複数の要素が挙げられている。心臓の血管が狭く、硬くなっていたことから動脈硬化による心臓病を患っていたことが考えられ、また、複数の薬を服用していたとの検視結果も出ているが、それが直接的に死の原因につながったかは特定できていないそうだ。これを受けて、娘のビリーは「People」誌に「ママは人生を通してドラッグ依存症と闘っていた。結局、そのせいで命を落としたのよ」とふり返り、「ママは自分の死をきっかけに、(依存症の)人々が助けを求める勇気を持ってくれたらと思っているはず」と語っている。(Hiromi Kaku)
2017年06月19日ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子ショーン・レノンが、キャリー・フィッシャーと手掛けた歌「Bird Song」をSoundCloudで公開した。「この曲は、数年前にキャリーと僕が一緒に書いたんだ。彼女が亡くなったとき、この曲をレコーディングするべきだと感じた。レコーディングに数時間しか取れなかったから、純粋なデモだけど」とショーンはSoundCloundのアカウントにコメントを掲載している。「Bird Song」は、「夜更かししすぎて鳥のさえずりが聴こえてくるシチュエーション」を歌ったもの。「キャリーと書いた歌詞が最高なんだ」と自信をみなぎらせている。ショーンがリードボーカルを務め、彼が“ゴールデン・ボイス”と称えるウィロー・スミスも参加しハモりを聴かせている。「キャリーと僕は、よく人生について夜明けまで語り合ったものだよ。あれは僕にとって最高のひとときだったね」とキャリーとの思い出をふり返るショーン。キャリーが亡くなった際、インスタグラムで「決して立ち直ることのできないような喪失感」「心が完全に、永遠に壊れてしまった」と嘆いていた。キャリーは歌手のジェームス・ブラントとも親しくしていたことも発覚しており、映画界のみならず音楽界でも人望が厚かったようだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月07日大ヒット曲「ユア・ビューティフル」で知られるイギリスの歌手ジェームス・ブラントが、“アメリカの母”と慕っていたキャリー・フィッシャーとの思い出を披露し、キャリーを偲んだ。ジェームスは、「The Sunday Times」紙のインタビューで、キャリーにデビューアルバムの製作時から世話になっていたことを明かした。「デビューアルバムをロサンゼルスで製作する」とキャリーに話したところ、キャリーは自宅への滞在をオファー。アルバムの中の1曲「グッバイ・マイ・ラヴァー」のレコーディングは、キャリーの家のピアノを使って行われたそうだ。「キャリーは僕にとっての“アメリカの母”であり、素晴らしいインスピレーションを与えてくれた女性だ」とジェームスは言う。キャリーの家に滞在中、キャリーはジェームスの部屋のドアの外側に、段ボールをカットして作ったレイラ姫の自分を飾ったというが、「レイラ姫のおでこのところに、キャリーが自分の誕生日と“命日”を書いたんだよね。それが、正確な日付は思い出せないんだけど、ちょうど本当にキャリーが亡くなった頃だったと思うんだ」とまるでキャリーが自身の死を予想していたかのような過去を語った。また、ジェームスは「ものすごく残念なのは、キャリーに息子のゴッドマザーになってもらったのに、2人が知り合う機会を作れなかったことだよ」とキャリーの死を嘆いた。(Hiromi Kaku)
2017年02月20日ディズニーの傘下であるルーカスフィルムが、今後『スター・ウォーズ』作品内でキャリー・フィッシャーのデジタルイメージを使う権利を求めているという噂を一掃した。先月60歳で亡くなったキャリーの遺産管理団体にディズニーがキャリーの肖像権を求めて交渉を行っていると噂されていたが、ここにきてディズニーは、キャリーが同シリーズに与えてくれた「全てを誇りに思っていく」ものの、今後キャリーのイメージを作品内で使うことはないと宣言した。StarWars.comに投稿された声明文には「ルーカスフィルムがキャリー・フィッシャーの演じたレイア姫、レイア・オーガナをデジタル化することはないということをファンの皆さんにお知らせします」「キャリー・フィッシャーはこれまでも、そしてこれからもルーカスフィルムの一員です。彼女は私たちのプリンセスであり、将軍であり、そして何よりも大切なことに、私たちの友人なのです。彼女を失った悲しみを私たちはまだ抱えています。彼女のレイア姫としての思い出と遺してくれたものを称え、これからも彼女が『スター・ウォーズ』に与えてくれた全てを誇りに思っていく次第です」とつづられている。『スター・ウォーズ』のスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に1994年に他界した俳優ピーター・カッシングがCGで登場していたことから、BBCの『ニュースナイト』が、ディズニーが今後『スター・ウォーズ』作品内で同様の技術を使用してレイア姫をよみがえらせようとしていると報じていた。キャリーは死の直前に『スター・ウォーズ:エピソード8』の撮影を完了させていたと言われているものの、同作品には続編が予定されている。ディズニーと3本の映画契約を結んでいたキャリーが昨年12月27日にこの世を去ったことで、その契約が果たすことができなくなり、保険会社よりディズニーに個人の生命保険金として史上最高額となる5,000万ドル(約59億円)が支払われることになると先日報じられていた。(C)BANG Media International
2017年01月17日キャリー・フィッシャー、デビー・レイノルズと立て続けに母と祖母を亡くした娘のビリー・ロードを彼氏のテイラー・ロートナーが支えているという。「People」誌によると、テイラーはキャリーが心臓発作を起こして以来、病院にビリーとお見舞いに行ったり、葬儀に出たりとビリーに付きっきりでサポート。葬儀の数日前には、テイラーはビリーを家から連れ出してボウリングデート。友人らも一緒にビールを飲んだりおいしいものを食べる機会を設けてビリーをなぐさめた。SNSには2人が満面の笑顔で写っている写真に「この子は僕がいままでに出会った強くて恐れを知らない人たちの1人だ。内面も外見も素晴らしく美しい。きみと出会えてラッキーだよ」というコメントにハートマークまで添えて掲載しているほど、ビリーにベタぼれのようだ。「スクリーム・クイーンズ」で共演している2人の交際が報じられたのは、先月初め。同番組の共演者キキ・パーマーが、ロサンゼルスのクラブで熱いキスを交わす2人の動画をSnapchatで公開したことから交際が発覚した。(Hiromi Kaku)
2017年01月11日キャリー・フィッシャーとデビー・レイノルズの葬儀にメリル・ストリープ、メグ・ライアン、グウィネス・パルトロウら著名人が参列した。『スター・ウォーズ』シリーズで知られ、先月27日に心臓発作と思われる症状により他界したキャリーと、翌日に他界した母デビーの葬儀が5日に行われ、ロサンゼルスのコールドウォーター・キャニオン地区にあるデビーの自宅と隣り合わせのキャリーの自宅にハリウッドスターの数々が到着する姿が見られた。キャリーの愛犬ギャリーと弟トッド・フィッシャー、娘ビリー・ラードらの元には、ビリーの『スクリーム・クイーンズ』の共演者で恋人とも噂されるテイラー・ロートナーをはじめ、エレン・バーキン、コートニー・ラブ、エド・ベグリー・ジュニアらも駆けつけた。その中でも最初に到着したメリルは、白の花束を抱えてキャリー宅へと入って行ったそうだ。キャリーは本人の意向に沿って今週に火葬されたと言われており、その遺灰の一部は母デビーと共にカリフォルニア州バーバンクにあるフォレスト・ローン記念公園内に埋葬されることになるという。5日に行われた葬儀は非公開のものであったが、今後一般向けの葬儀も行われる予定で、メリルが弔辞を依頼されていると報じられている。日取りについては決定しておらず、メリルの弔辞も完全に決定したわけではないものの、メリルはキャリーの小説を原作とした映画『ハリウッドにくちづけ』で主演を務めたほか、デビーともとても親しかったため、2人に追悼の言葉をささげるのに適切な人物とみられている。また、マーク・ハミルら『スター・ウォーズ』の共演者も弔辞を依頼されているようで、シリーズのクリエイターであるジョージ・ルーカスも参列する見込みだ。関係者らによれば、そのメモリアルサービスでは、デビーとキャリーの代表作で使用された衣装なども展示される予定だそうだ。(C)BANG Media International
2017年01月07日先月27日に亡くなったキャリー・フィッシャーと、翌日、娘の後を追うように亡くなった母親のデビー・レイノルズのプライベートな葬儀が木曜日(現地時間)に執り行われた。『スター・ウォーズ』のレイア姫を演じた女優として有名だったキャリーは、映画の脚本や小説を手掛けた作家でもあった。初めての自伝的小説「Postcards from the Edge」は1990年に映画化され(邦題『ハリウッドにくちづけ』)、メリル・ストリープが主演。以来、キャリーと友情を深めてきたメリルは、葬儀に一番に駆けつけた。また、今後予定されている追悼式ではキャリーの家族から弔辞を依頼されているとのことだ。「ETonline」によると、葬儀の参列者にはメリルのほか、ジェイミー・リー・カーティス、メグ・ライアン、グウィネス・パルトロウらが集まった。遺言通り火葬されたキャリー。遺灰の一部が母デビーと一緒に埋葬されたという。多くのファンに衝撃を与えたキャリー母娘の突然の訃報。ファンの1人で5人の娘を持つコディ・クリステンセンさんは「レイア姫をディズニープリンセスの一員に!」という署名活動をインターネットで始めた。コディさんはレイア姫のキャラクターが「強く、ポジティブで、僕の娘たちにとっても素敵なお手本だから」と語り、また「レイア姫がディズニープリンセスになればキャリーが忘れられることもないし、多くの人に愛される」と主張。現在5万人以上の署名が集まっており、ウォルト・ディズニー社のCEOボブ・アイガー氏に送られる。(Hiromi Kaku)
2017年01月06日女優のキャリー・フィッシャーの死を受けて、ディズニーが巨額の保険金を受け取ることになるようだ。『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリーは、ディズニーと3本の映画契約を結んでいたものの、昨年12月27日にこの世を去ったため、その契約が果たすことができなくなり、保険会社よりディズニーに個人の生命保険金として史上最高額となる5,000万ドル(約59億円)が支払われることになるという。ある関係者はウェブサイトのザ・インシュアランス・インサイダーに、成功を収めている人物たちの複雑な資本リスクを保証する専門家であるアメリカを拠点としたエクセプショナル・リスク・アドバイザーズによって、多額の保険金がロイズ・オブ・ロンドンからディズニーに「契約保護の保証金」として支払われることになると話している。キャリーは亡くなる前に2017年12月公開予定の『スター・ウォーズ:エピソード8』の撮影を完了させていたものの、2019年に公開予定の『スター・ウォーズ:エピソード9』でも大きなパートを務める予定となっていた。そのため、キャリーの死を受けて同作品の脚本は大幅な変更を余儀なくされるとみられている。キャリーはロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作に襲われ、その後帰らぬ人となってしまった。さらに、キャリーの死の翌日には母デビー・レイノルズも脳卒中と思われる症状により息を引き取っている。(C)BANG Media International
2017年01月04日映画『雨に唄えば』で知られるデビー・レイノルズが、娘であるキャリー・フィッシャーが死去した翌28日(現地時間)に倒れ、その後亡くなった。享年84。デビーは28日午後1時過ぎにビバリーヒルズにある息子で撮影監督のトッド・フィッシャーの家で倒れ、救急搬送されたシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターで脳梗塞のため亡くなった。2人は27日に心不全で亡くなったキャリーの葬儀について相談していたところだったという。トッドは「E! News」の取材に「母はキャリーのもとへ行ったんです。彼女が今朝語った最後の言葉がそうでした」と応えた。「もっと正確に言えば、とてつもないストレスに晒されていると母は話していました。この2日間、気丈に振舞っていましたが、キャリーを失った悲しみやストレスを感じていたんです。それが引き金になったのです」。愛娘のキャリーが23日にロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機内で心臓発作を起こして入院した際には、25日に「キャリーの状態は落ち着いています。何か変化があったらお知らせします。彼女のファンと友人のみなさん全員に、祈ってくれて感謝いたします」と綴ったが、これが最後のツイートとなった。デビーは1950年に映画デビューし、2年後にジーン・ケリーのミュージカル映画『雨に唄えば』で一躍スターとなり、1957年に『タミーと独身者』の主題歌「タミー」が全米で大ヒット。1955年に結婚した歌手のエディ・フィッシャーの間にキャリーとトッドの二児をもうけたが、トッドの誕生と同じ1959年にフィッシャーと離婚した。1965年には『不沈のモリー・ブラウン』でアカデミー賞主演女優賞候補となり、今年2月には第88回アカデミー賞において、映画業界の発展への功績に対して贈られるジーン・ハーショルト友愛賞を受賞した。ご冥福をお祈りいたします。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月29日『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られる女優のキャリー・フィッシャーが60歳で他界した。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』での演技も記憶に新しいキャリーが27日、心臓発作で死去したことを遺族が発表した。キャリーの娘ビリー・ラードに代わって代理人のサイモン・ホールズ氏は「大変残念ながら、ビリー・ラードは愛する母キャリー・フィッシャーが本日午前8時55分に息を引き取ったことをみなさまにお知らせします。彼女は世界から愛される存在でしたので、とても悲しまれることになるでしょう。遺族一同、皆さまのお悔やみの言葉にお礼申し上げます」と発表した。キャリーは先日、ロンドンからロサンゼルスへの飛行機内で呼吸が停止し、同乗していた客室乗務員や医師、看護師らから心肺蘇生を施され、その後はUCLAメディカルセンターの集中治療室にて治療を受けていた。この突然の訃報を受け、『スター・ウォーズ』の出演者らをはじめとする著名人が次々と追悼メッセージを発表。同シリーズでハン・ソロ役を演じたハリソン・フォードは「キャリーはユニークで素晴らしく、オリジナルな人でした。とても面白く、恐れを知らない人でした」「そして人生を勇敢に謳歌しました」とコメントした。また、シリーズのクリエイターであるジョージ・ルーカスは「キャリーと私は成人時代のほとんどを友人として過ごしました。彼女はとても賢く、才能ある女優であり、作家であり、皆から愛される多彩なパーソナリティを持ち合わせたコメディ女優でした。『スター・ウォーズ』では私たちの最高で力強く、元気あり賢く、希望に満ちたプリンセスという、多くの人が思っているよりはるかに難しい役を演じてくれました」と称えた。キャリーは、シリーズ最新作である『スター・ウォーズ エピソード8』の出演シーンの撮影を全て終えたところであったと言われている。ルーカスフィルム社のスタッフはTMZに、キャリーは撮影を全て終えていたものの、今回の突然の訃報が同新作の今後に影響を及ぼすかについてコメントするのは時期尚早だとしている。(C)BANG Media International
2016年12月29日年の瀬に何とも残念なニュースだ。母親のデビー・レイノルズによれば「容体は安定している」ということだったが、心臓発作で入院していたキャリー・フィッシャーが亡くなった。享年60歳。この訃報を受け、『スター・ウォーズ』シリーズで共演したキャストや監督が追悼コメントを寄せている。デイジー・リドリーは「E!News」に「途方もない悲しみに暮れている。彼女と出会えたことは最高の出来事だったけど、『さようなら』を言わなければならないのは最悪なことよ」と現在の気持ちを語った。ハリソン・フォードは「キャリーはユニークで明るく、創造力にあふれる人だった。おもしろくて大胆不敵で…。人生を勇敢に生きたんだ」と追悼し、キャリーの母デビーや娘のビリー・ロード、弟のテリー・フィッシャーをいたわった。マーク・ハミルは自分が演じたルーク・スカイウォーカーと、キャリーが演じたレイア姫の共演シーンの1枚の画像とともに「言葉が見つからない#Devastated(深く悲しむの意)」とツイート。キャリーをレイア姫にキャスティングしたジョージ・ルーカス監督は、「とにかく頭が切れて、才能ある女優で執筆家、コメディエンヌだった。みんな、彼女個性豊かな人柄が大好きだった。『スター・ウォーズ』ではすばらしく、力強いプリンセスを演じてくれた。威勢が良くて賢い、そして希望に満ちたプリンセスを演じるのは想像よりも難しいことだったと思うよ」と褒め、キャリーの家族や友人、ファンにお悔やみを述べた。(Hiromi Kaku)
2016年12月28日「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られる、米女優のキャリー・フィッシャーさんが12月27日に亡くなった。60歳だった。23日に心臓発作で緊急搬送され、一時は「容体は安定」と報じられていただけに、突然の訃報は世界中を悲しみに包んでいる。すでに多くの映画関係者やセレブリティが、SNSで追悼コメントを寄せているが、なかでもルーク・スカイウォーカー役で、フィッシャーさんと共演した俳優のマーク・ハミルが発した「no words.(言葉にできない)」というツイートに、すべての人々の思いが集約されている。故人を偲びながら、突然盟友がこの世を去った事実に、ハミル本人も打ちひしがれ、怒りやむなしささえ覚えている…。そんな心境が受け取れるし、同感せざるをえない。女優業に加えて、執筆業でも才能を発揮したフィッシャーさんだが、やはり「レイア姫を演じたスター」という印象が強烈過ぎて、ときに彼女の人生に暗い影を落としたこともあったはず。それでも2015年には、世界中で大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で32年ぶりにレイア姫を演じ、同シリーズにカムバック。同作でハン・ソロ役のハリソン・フォードとの共演に、往年のファンは胸を熱くした。現在公開中の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のエンドクレジットにはフィッシャーさんへの謝意が刻まれており、映画を観たファンなら、その意味は承知済みだ。いまから約40年前、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に初登場したレイア姫。反乱同盟軍のリーダーとして、男たちと対等に渡り歩き、ピンチが迫れば、手にしたブラスターをぶっ放す勇姿は、SF映画における「戦うヒロイン」の原点である。フィッシャーさんの急死に関しては今後、より詳しい状況などが報じられるはずなので、これ以上の「報道まとめ」は控えたいが、米エンタメサイト「Variety」によると、2017年12月15日に全世界同時公開される『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』の出演シーンは、生前すべて撮り終えていたのだとか。いまは世界中が恋したレイア姫の死を悼みつつ、最新作の完成を待つほかない。フィッシャーさんが次世代に託した“希望”とともに。(text:Ryo Uchida)
2016年12月28日『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが27日朝(現地時間)、ロサンゼルスで亡くなった。享年60。キャリーは23日(現地時間)にロンドンからロサンゼルスへ向かう飛行機内で着陸15分前に心臓発作を起こし、心停止状態となった。着陸後、UCLA医療センターに緊急搬送されていた。容態は深刻だったが、25日(現地時間)にはキャリーの母親であるデビー・レイノルズがFacebookで「私の娘、キャリー・フィッシャーは集中治療室で安定した状態です。もし何か変化がありましたら、家族が情報をシェアします。彼女の友人とファンであるすべてのみなさん、祈ってくれて感謝します」と投稿していた。家族のスポークスマンがキャリーの娘、ビリー・ラードの声明を発表した。「深い悲しみとともに、ビリー・ラードは愛する母親キャリー・フィッシャーが今朝8時55分に亡くなったことを報告します」「彼女は世界に愛され、深く惜しまれるでしょう。私たち家族全員、みなさんのお気持ちと祈りに感謝いたします」と24歳のビリーはコメントしている。キャリーは回顧録「The Princess Diarist」(原題)を出版、11月には『スター・ウォーズ』(’77)の撮影当時、ハリソン・フォードと不倫関係にあったことを暴露し、騒ぎになったばかり。著書のプロモーションで各地を飛び回る多忙な日々が続いていた。ご冥福をお祈りいたします。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月28日可愛い1匹のダックスフンドが4組の飼い主を転々とする中で巻き起こるドラマを、ブラックユーモアたっぷりに描き出すオムニバス・ムービー『トッド・ソロンズの子犬物語』。本作に出演するのは、『フランシス・ハ』の主演女優としてブレイクしたグレタ・ガーウィグ。またもや、ダメンズに惹かれる非モテ女子を演じている。本作は、『ハピネス』『ストーリーテリング』など、さまざまなタブーに触れながら人生のバカバカしさ、人間の愚かさをブラックユーモアたっぷりに描き、観る者に爆笑と気まずい気分を提供してきたインディペンデント映画界の鬼才トッド・ソロンズ監督の最新作。アメリカをさまよう1匹の可愛いダックスフントと、その飼い主となる冴えない人々の姿を描く。グレタが演じているのは、ダックスフントの2番目の飼い主で、あわや安楽死をさせられそうだったところを救う心優しい獣医の助手ドーン・ウィーナー。その子犬がきっかけで学生時代の憧れの男子(キーラン・カルキン)と再会し、小旅行に出ることになるが、彼はどうやらヤバいドラッグにはまっている様子。子犬が見守る中、ダメンズと非モテ女子のドラッグを求めた旅行の行く末は…?このドーン・ウィーナーという名は、トッド・ソロンズ監督の1995年のデビュー作『ウェルカム・ドールハウス』に登場するキャラクターと同一人物で、映画好きをニヤリとさせること間違いなし。グレタは、「『ウェルカム・ドールハウス』は、子どものころに見て、強く印象に残っている作品の1つよ。10歳か11歳ころに観た、数少ないインディペンデント映画の1本だった」と語っており、本作への出演に並々ならぬ情熱を語っている。もちろん、グレタ自身も、2000年代以降のアメリカのインディー映画の1つの大きなトレンドとなった、「マンブルコア・ムーヴメント」の中で頭角を現したアメリカ・インディペンデント映画界のミューズ。『フランシス・ハ』(’12)では、ブルックリンでステージに立つことを夢見て暮らすモダンダンサーのフランシスをチャーミングに演じ、アダム・ドライバーらと共演したことも記憶に新しい。同作は、北米でたった4館から始まった上映が口コミから233館まで拡大し、“奇跡の映画”ともいわれた傑作。思い通りに人生を謳歌できない、どこか屈折した非モテ女子の姿に多くの観客が共感したが、本作『トッド・ソロンズの子犬物語』でも、学生時代の憧れの彼とうまく話せない非モテ女子を熱演する。「マンブルコア・ムーヴメント」といえば、ジョー・スワンバーグやマーク・デュプラスら、アメリカ新世代の映画作家たちが仲間同士で互いにキャストやスタッフを交代しながら、低予算で撮影した一連の自主制作映画のこと。彼女が2007年に出演した『ハンナだけど、生きていく!』は、スワンバーグ監督をはじめ、若き映画作家たちがアパートの小さな部屋に集結し、サマーキャンプのような共同生活を続けながら、伝統的な脚本作りはせず、即興演技によって製作された作品。主演と製作両方を兼ねたグレタは、『フランシス・ハ』でも共同脚本をつとめており、マルチな才能を発揮している。2017年は、イーサン・ホーク、ジュリアン・ムーアといった実力派俳優とニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、軽やかに描いたハートフルコメディ『マギーズ・プラン幸せのあとしまつ』にも出演。ダメ夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつくマギーを、愛すべきキャラとして軽妙に演じている。ますます快進撃が続くグレタ・ガーウィグのこれからにも、注目していて。『トッド・ソロンズの子犬物語』は2017年1月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月04日女優のキャリー・フィッシャーが、ハリソン・フォードとの過去の不倫を告白したことで、ハリソンに注目が集まってしまったことを申し訳なく感じているという。ハリソンと『スター・ウォーズ』シリーズで共演したキャリーは先日、自伝『ザ・プリンセス・ダイアリスト』の中で、1976年に3カ月に渡って激しい恋を経験したことを明かしていたが、そのことが自身の想像以上に騒ぎ立てられ、ハリソンの私生活に注目を集めてしまったため、後悔の念がある様子だ。「ハリソンはとても私生活を大事にする人だから。こんなことになってしまって本当に申し訳なく思うわ」「あの反応には驚いたわ。そんなに(不倫が)ビックリするようなことだとは思わなかったから」「ファンの多くは長年疑っていたし、『キャリソン』という言葉まで作って『キャリソンは本当にある話?』とかよく聞かれていたもの。だからその話は長年あったのよ」とキャリーは話す。キャリーは日記を通じて若かりし頃を振り返った際、10代の頃の自分がとても臆病であったため悲しくなってしまったという。「すごく悲しくなったわ。だって私はすごく臆病者で日記は赤裸々につづられていたの。もちろん当時の私は、自分も含めて誰かにその日記を読まれるとは思っていなかったのよ」また、キャリーは19歳でハリソンと不倫関係に陥った際、親の育て方に反していると感じたため、罪悪感に悩まされていたようだ。キャリーは『ザ・トゥデイ・ショー』への出演時、「私はそんなかたちで親に育てられなかったわ。でもその場にいると全てが許されるような気になるのよ」と続けた。(C)BANG Media International
2016年11月28日キャリー・フィッシャーが40年もの間、囁かれていたうわさをついに認めた。『スター・ウォーズ』を製作中の1976年、レイラ姫を演じた当時19歳のキャリーと、ハン・ソロを演じた当時33歳のハリソン・フォードが3か月に渡って交際していたという。当時ハリソンはメアリー・マーカットと婚姻中で2児の父親であった。つまり、キャリーは不倫を認めたことに!キャリーは「People」誌に「とっても激しい関係だった」と告白。「平日はハンとレイラ、週末になるとハリソンとキャリーだったわ」。この件についてはまもなく販売されるキャリー著の自伝「The Princess Diarist」に詳しく記されている。初めてハリソンと夜を過ごしたのがジョージ・ルーカス監督の誕生日パーティーの日だったこと、あるときはチュニジアでハリソンがキャリーを酔わせ、誘惑したことなどを赤裸々に綴っている。キャリーは「ハリソンが金色でダイアモンドの付いた、“キャリソン”(キャリーとハリソンを合わせた造語)と文字が彫られた指輪と一緒にプロポーズしてくれたら…」と願ったこともあるそうだ。なぜいまになって“禁断愛”を認めたのかというと、「もう40年も経ったから」と返答。そして、後にメアリーと離婚することになったハリソンであるが、「彼らの関係が終わったことに私は全く関わっていないわ」と自分は離婚の原因ではないとキャリーは主張している。(Hiromi Kaku)
2016年11月16日老舗アイウエアブランドのモスコット(MOSCOT)が6月17日、ニューヨーク発のメンズファッションブランド・トッド・スナイダー(TODD SNYDER)とのコラボレーションコレクションをモスコット東京、トッド・スナイダー渋谷、梅田、京都、横浜の直営4店舗限定で発売した。このコラボレーションでは、トッド・スナイダーが得意とするテーラード・ミリタリーのテイストを象徴するカモフラージュを、マットとグロスというふたつの異なる質感で表現。それをトッド・スナイダーが個人的にも愛用する、モスコットの「LEMTOSH」「MILTZEN」「YUKEL」の定番3モデルに纏わせることで、実用的かつ今までのモスコットにはない独創的なデザインに仕上げている。なお、3モデルともオプティカルフレームとブラウンレンズ入りサングラスの2タイプで展開。オプティカルフレームのみ、7月下旬より主要モスコット取り扱い店でも発売される予定だ。
2016年06月18日サーモフィッシャーサイエンティフィックは3月29日、39項目のアレルゲンに対する特異的IgEを同時に測定する体外診断用医薬品「免疫グロブリンE単一試験・複数結果用多種抗原キットViewアレルギー39(Viewアレルギー39)」を3月30日に市場投入すると発表した。同製品は、36項目の主要なアレルゲンに対する特異的IgEを少量の血清により同時に測定することを可能とした同社従来製品「Viewアレルギー」に、新たに3項目のアレルゲン(バナナ、豚肉、オオアワガエリ)を検査項目に追加したもの。Viewアレルギー39で測定可能な項目は以下の通り:・吸入系 その他アレルゲン(19項目)ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト1、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ガ、ゴキブリ、スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア(ススカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア(属)、ラテックス・食物系アレルゲン(20項目)卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ピーナッツ、大豆、米、ゴマ、ソバ、エビ、カニ、キウイ、リンゴ、バナナ、マグロ、サケ、サバ、牛肉、鶏肉、豚肉今回追加した3項目のアレルゲンのうち、「バナナ」と「豚肉」は、特定原材料20品目(アレルギーを起こしやすいとされる食品のうち、可能な限り表示することが推奨されている品目)に含まれており、「オオアワガエリ」(イネ科植物)は、アレルギー性鼻炎に合併する花粉関連食物アレルギー症候群の原因となる花粉の1つされている。なお、「Viewアレルギー39」は保険適用となっている。
2016年03月29日サーモフィッシャーサイエンティフィック(サーモフィッシャー)は2月24日、高圧イオンクロマトグラフシステムの新製品「Thermo Scientific Dionex Integrion HPICシステム(Dionex Integrion HPICシステム)」を発表した。同製品はこれまで同社の上位システムのみで利用可能だった機能に対応し、高圧イオンクロマトグラフ対応や電気化学検出器を選択することができる。また、流路に基づく配管配置やコンピューターによる全システムモニタリングなどの機能も搭載し、堅牢で信頼性の高いシステムによる高速分析を実現した。さらに、直感的に操作できるためラボのワークフローの課題へ対応することができるとする。同社は「Dionex Integrion HPICシステムは、装置構成を変更することもできるなど、お客様のニーズに応える柔軟性と使いやすさを提供します」とコメントしている。
2016年02月25日サーモフィッシャーサイエンティフィック(サーモフィッシャー)はこのほど、次世代シーケンス(NGS)によるマルチマーカーを対象とした汎用的な腫瘍の遺伝子検査の開発と商用化について、ノバルティスおよびファイザーと協定を締結したと発表した。同協定では、NGSを非小細胞肺がん(NSCLC)の領域において、さまざまな創薬プログラムに対するコンパニオン診断(CDx)として活用すること目指す。NSCLC向けの、NGSに基づくコンパニオン診断検査は、サーモフィッシャーの「イオントレント Ion PGM DxとOncomineアッセイ」を用いて開発する予定。NGSでは、1つのサンプルから複数の遺伝子を同時に検査し、固有の遺伝子プロファイルを同定することができるため、複数の候補薬剤から適切な治療法を選択する際の指針として利用することができる。また、NGSプラットホームとOncomine試薬を両方使用することで、数百もの遺伝子の配列を同時に解析し、短時間で高い再現性を得ることも可能となる。さらに、独自の性能として、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織を用いた場合に必要とされるDNA・RNAサンプルはごく少量(10ng)であるため、より広範な種類の腫瘍サンプルの配列を包括的に解析することができる。また将来的に、NGSパネルを広範な種類のがんに関連する腫瘍マーカーを取り入れたプラットホームとして使用することで、新たな臨床適応症を既存の薬剤に加えたり、別の適応症を目的として新しい治療法を開発したりできるようになるという。サーモフィッシャーは「この度の協定により、1つの薬剤に対し1つの検査を行う従来の手法から、複数のNSCLC治療法のために一つの検査を行う手法へと、パラダイムシフトがもたらされる可能性があります。」とコメントしている。
2015年12月08日『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫役で知られる女優のキャリー・フィッシャーは、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)出演のために35ポンド(約15キロ)の減量を行わなければならなかったようだ。同作でレイア姫役を再演しているキャリーは、映画業界における体重や見た目への重点の置き方は間違っていると苦言を呈し、この作品のために15キロ体重を落とすためにつらい時間を過ごしたとグッド・ハウスキーピング誌のインタビューで語っている。「何にも変わっていないわね、見た目を重要視することに関してよ。私の働いているこの業界は体重と見た目が唯一の問題なの」「むちゃくちゃだと思うわ。もしかすると若返ることも求められるかもね。そのほうが使いやすいから」『スター・ウォーズ』製作陣に4分の3の体重になった自身を採用したかったようだと冗談交じりに話すキャリーは、減量の特別な秘密はなく、食べる量を減らし運動量を増やしただけだと明かす。しかし数々の『スター・ウォーズ』シリーズに出演してきたキャリーは、少し大きいサイズくらいの方が自分らしくいることができると続けた。「体重が減ってしまったとき、自分自身に対して気分がよくないの。だってそれって私じゃないんだもの。私の問題は製作陣が私自身が女優であることを前提に話をしてくるんだけど、私自身は自分が脚本家であるかのように話を聞いてしまうところなのよね」(C)BANG Media International
2015年12月02日サーモフィッシャーサイエンティフィックは11月25日、「ThermoScientific NanoDrop One」および「NanoDrop OneC」超微量紫外可視分光光度計の国内販売を12月1日に開始すると発表した。両製品はライフサイエンス研究者が試料の品質についてより網羅的な情報を得られるようにすることと、実験のトラブルシューティングややり直しによる遅延をなくし、コストを削減することを目的として設計されている。具体的には、試料中のコンタミネーションを同定し、その影響を補正した濃度値を得ることが可能となっているほか、ガイド付きオンデマンドのトラブルシューティング機能を備えたテクニカルサポートにより、試料の品質に関するフィードバックを即座に得ることができる。また、内蔵センサーが試料をモニターし、異常による測定ミスを防ぎ、センサーからの映像をデジタル画像解析することで測定結果に影響を与える気泡による誤差を補正する。なお、両製品は2015年12月1日から4日まで神戸ポートアイランドにて開催される「第38回日本分子生物学会年会、第88回日本生化学会大会合同大会(BMB2015)」で展示される予定で、同社展示ブースでデモンストレーションを行う予定となっている。
2015年11月25日メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京(MBFWT)16SSのオープニングは、トッド・スナイダー(TODD SNYDER)の日本で初めてとなるコレクションが飾った。12日に行われたショーでお披露目された16SSコレクションは、同ブランドらしいリラックスしたメンズウェアをリヴィエラ、アマルフィ、カプリ島などのイタリアのリゾート地、建築からインスピレーションを得たというインディゴ、アクアブルーを中心としたアイテムで展開。多くのスタイルがショートパンツとのスタイリングながら、足元は黒のプレーントゥと、今のニューヨークスタイルをトッドらしいスポーツとクラシックのミックスで表現した。今回の東京でのショー開催にあたり、「20年前から50回以上日本を訪れている」というトッドは、スタイリストでカメラマンの熊谷隆志を起用。コレクションにヴィンテージアイテムを織り交ぜるなど、東京的なリアリティをステージで表現した。プロのモデルに混じって俳優の真木蔵人、水上剣星、サーファーの木下デイヴィッド、ジャンティークの内田斉、Bedwinデザイナー渡辺真史、ツリーハウス・ビルダーの小林崇、建築デザイナーのアストリッド・クラインなど東京をベースに活躍する、「(トッド・スナイダーと)審美眼が共通し、確固たるスタイルを持つ」アーティストやクリエイターなどをモデルとして起用。ベーシックなアイテムのランウェイに華を添えた。text:野田達哉
2015年10月20日コール ハーン(COLE HAAN)が、メンズウェアデザイナーのトッド・スナイダーとのコラボレーション第2弾となるカプセルコレクションを発売した。アメリカンスタイルとクラフトマンシップを融合させた同カプセルコレクション。今回のコラボレーションでは、カジュアルなスタイルのポストマンシューズやモックチャッカ、レースブーツなどをエレガントなデザインに仕上げた。程良いカジュアル感を演出するクレープソールが、天然ゴムならではの弾力のある履き心地を実現している。アイテムのラインアップは、カジュアルながら上品さも持ち合わせたモックブーツ「オルムステッド ブーツ」(6万2,000円)や、モックチャッカ「オルムステッド モック チャッカ」(4万8,000円)、本来カジュアル向きのシンプルなポストマンシューズをエレガントに仕上げた「オルムステッド ポストマン」(4万8,000円)など。その他、ソフトバックを使用した「ウィレット チャッカ」(4万9,000円)、プレーントゥブーツ「ブライリング レース ブーツ」(6万7,000円)、モックトゥブーツ「ブライリング モックトウ ブーツ」(6万7,000円)などのシューズが展開される。
2015年09月30日サーモフィッシャーサイエンティフィックはこのほど、第3回サーモフィッシャーサイエンティフィック川柳コンテスト「川柳 in the ラボ」の入選作品を発表した。同コンテストではライフサイエンス分野の研究者を対象に川柳を募集し、研究や実験にまつわる日常の悲哀や苦楽をユーモラスに表現した句を選考した。3回目の開催となる今年は、全国から1177句の作品が寄せられた。入選作品は以下の通り:・最優秀人気作品賞:「私より 食費が贅沢 iPS」 (Yanagi氏)・Molecular Probes特別賞 蛍光の事がお好きで賞:「光ってる ネガコン一番 光ってる」 (STARD10氏)・Gibco特別賞 細胞を育てま賞:「どうしても ギブ子じゃないと ダメなのか?」 (どらごんR氏)・佳作:「買い換えよう! その一言を 待っていた」(パム氏)「ボスの言う 『前にも言った』 いつ言った?」 (トマトジュース氏)「予算なく タイムラプスは 全手動」(にしみん氏)「CRISPR 編集できない 俺の過去」(Iは地球を救う氏)「失敗を 試薬の値段で 叱られる」(湯本タマ氏)「何気ない ボスの「良いね」が 嬉しくて」(renkon89 氏)
2015年07月13日サーモフィッシャーサイエンティフィックは、プロテオミクス、バイオ医薬品、およびメタボロミクス分野の先端研究向けに感度を向上させたトライブリッド質量分析計「Orbitrap Fusion Lumosトライブリッド質量分析計」を発表した。同製品は、従来のイオン源を備えたオービトラップ質量分析計と比較して、ペプチドや低分子化合物の定量下限値が最大で5倍向上したほか、質量分離能、イオン透過率、ピーク形状を改善することで分析の選択性を向上させたセグメンティッド四重極マスフィルターを搭載。また、Orbitrapアナライザーへのイオン透過を増強させて、検出限界を向上させた高度真空技術や、大きなプリカーサーイオン集団に対してETD(電子移動解離)反応を行うことでダイナミックレンジと検出限界が向上し、より短時間でより高い配列カバレッジを達成した高効率電子移動解離(ETD HD)、サンプル量に関する予備知識なしでも主なパラメータが臨機応変に調整されるADAPTテクノロジーなどが搭載されており、これらの技術を元とした感度の向上により最高10サンプルを組み合わせたマルチ測定が可能になったという。
2015年06月30日トッド・スナイダー(TODD SNYDER)が、渋谷の旗艦店「トッド スナイダー・タウンハウス」の1周年記念Tシャツ(1万1,000円)を発売した。このTシャツはトッドの親交の深いリチャード・ヘインズが手掛けたイラストをプリントしたもの。彼のトレードマークとなっているメガネに加え、テイクアウト用のコーヒーカップ、絵筆と絵具、ヘッドフォンといった、リチャードの日常を彩るアイテムの数々が描かれている。これにブランドの15SSコレクションにおけるランウエイの1ルックを加え、全部で7型のTシャツを展開。取り扱いは「トッド スナイダー・タウンハウス」、及びオンラインストアで行われる。リチャード・ヘインズはUSA版『GQ』や『NY TIMES』など、様々な媒体で作品を発表しているニューヨーク在住のイラストレーター。過去には「ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)」や「シャネル(CHANEL)」「プラダ(PRADA)」などとのコラボも経験している。なお、「トッド スナイダー・タウンハウス」のオープン初日には、トッドとともに来日。招待状のイラストを描き下ろした他、パーティーではゲストのポートレートを即興で描いている。
2015年04月08日サーモフィッシャーサイエンティフィックはこのほど、CE-IVDマーキングを取得した肺がん用の融合遺伝子検出用キット「CE-IVD Oncomine Solid Tumor Fusion Transcript」を欧州連合内で提供開始したと発表した。融合遺伝子の原因となる遺伝子再構成は、がんバイオマーカーとして重要視されている。これまでは、いくつもの変異を検出するために複数の検査を実施していたが、その過程で腫瘍検体が消費されてしまい、対象となる変異が検出できなくなるというリスクが存在した。これに対し、同製品ではわずか10ngのRNAでALK、ROS-1、RET、およびNTRK1遺伝子が関与する融合遺伝子を検出することができる。そのため、より多くの患者に対して治療で標的となり得る突然変異に関する情報を提供するとともに、治療の指針策定のための有益な知見がもたらされることが期待される。同製品は主に肺がんを対象とするが、他の固形がんへの応用できる可能性もあるという。
2015年04月03日コール ハーン(Cole Haan)は、デザイナーのトッド・スナイダー(TODD SNYDER)とのコラボレーションを数シーズンに渡って展開していく。そのファーストコレクションが発売された。この「コール ハーン&トッド スナイダー」コレクションの第1弾では、ドレスシューズを中心に、コール ハーンのアイテムをトッドがセレクト。それをミルクセーキ、ブレザーブルー、ブリティッシュタン、アイボリー、パパイアなどのニュートラルカラーで彩った。両者のコラボはトッド スナイダーの14-15AWコレクションショーで、モデルがコール ハーンのカスタムメイドによるチェルシーブーツを履いたことから始まった。コレクションの発表にあたり、トッドとコール ハーンのデザインチームは共同でデザインを制作。コール ハーンのクラフトマンシップに、トッドならではのモダンな視点を組み合わせたシューズが誕生した。更に、コール ハーンではこのコラボを記念し、20年代後半に使用されたものをベースとした新ロゴを制作。ブランドの歴史とアメリカのモノ作り精神を感じさせるデザインに、荒削りな書体でトッドらしい美的センスを表している。トッドは「私が持っている 30 足以上のコール ハーンの靴は20 年かけて収集し、私のインスピレーションの源となっている。私がコール ハーンとのコラボレーションで表現したかった事は過去のものを再度見直し、現代の男性に合わせてアップデートすること」とコメントしている。また、コール ハーンでチーフ マーケティング オフィサーを務めるデイビッド・マドックスは、「トッドは伝統を大事にしつつも、独自の解釈を取り入れてモダンにアップデートする事が出来る数少ないデザイナーの1人。私達の最初のコレクションは、新鮮さと親しみやすさ、伝統と現代の融合をもたらした」と話している。アイテムラインアップはルイス チャッカ、ルイス ウーブンローファー、ハモンド ウィングオックスフォード、ウィレットペニーローファー、ウィレット キャンプモックなど。コール ハーン銀座店と渋谷のトッド スナイダー・タウンハイスで取り扱い、18日から24日にかけては、伊勢丹新宿店メンズ館の1階でも限定販売される予定だ。
2015年03月15日