宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の前篇が先週末から公開をスタートした。本作は試写会の段階から高評価を集めており、モニター試写会では参加者の約98パーセントが「後篇が観たくなった」と回答している。その他の画像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死の真相を、生徒たちが“校内裁判”を開廷して紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが出演しているが、藤野涼子ら主役の生徒たちは一般公募のオーディションで選ばれた。一般公開前に実施されたモニター試写会では「原作を読まずに観ましたが、とても引き込まれる。後篇を待ちきれずに原作を読みたくなる」「小説とは異なる部分があるものの、とても良い出来だった。後篇に期待」「こんなに釘付けになった映画は久々です。特に主演の藤野さんがこの作品を引っ張っている」などの声が集まり、参加者の約98.4パーセントが「後篇が観たくなった」と回答。原作を読んでいる観客も、映画でこの作品を知ったという観客も同様に「後篇を観たい」と回答しているという。『ソロモンの偽証前篇・事件』公開中『ソロモンの偽証後篇・裁判』4月11日(土)公開
2015年03月12日宮部みゆきのミステリー巨編を映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』(成島出監督)の初日舞台あいさつが3月7日に都内で行われ、本作に大抜てきされ役名で女優デビューを飾る藤野涼子が登壇。「演技をするのも初めてだった私が、(演じた)涼子と一緒に成長できた。今日は不安な気持ちもあったが、こんなにたくさんのお客様に観ていただけたなんて…」と感激の涙を流した。『ソロモンの偽証』舞台挨拶その他の写真舞台あいさつには藤野をはじめ、成島監督、生徒役の板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、共演する佐々木蔵之介、夏川結衣、小日向文世が出席。クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、ヒロイン・涼子の呼びかけで、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、悲劇に隠された真実を紡ぎ出していく。本作に続き、4月11日には『ソロモンの偽証 後篇・裁判』の公開が控えており、成島監督は「前篇はこんな終わり方をしてしまい、まずはお詫びします。後篇には奇跡的な救済が待っているので、あと1カ月待っていただき、子どもたちがたどり着いた真実を見守ってください」と呼びかけた。涼子の父親で刑事という役どころに挑んだ佐々木は、「子どもたちが全身全霊で芝居にぶつかる姿に心を打たれました。映画を観て“うちの娘”がこんなに立派になったと誇らしく思うと同時に、娘のおかげで自分がお父さん役をやらせてもらったと実感した」と藤野ら生徒役キャストの奮闘と成長に感激しきり。涼子の母親を演じた夏川も「初めて会ったときは、とってもあどけなかった涼子ちゃんが、悩み戸惑いながら、自分で壁を乗り越える姿は心強かった」と目を細めていた。『ソロモンの偽証前篇・事件』公開中『ソロモンの偽証後篇・裁判』4月11日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2015年03月07日ベストセラー作家・宮部みゆきが集大成として構想15年、執筆に9年を費やしたミステリー巨編を2部作で映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』が3月7日(土)、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』が4月11日(土)から全国で封切られる。クリスマスの朝に起こった同級生の転落事故をきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状や、別の同級生の死亡事故などが巻き起こるなか、第一発見者である中学2年生・藤野涼子は、学校内裁判を開廷させる。真実を追求しようとしない教師や保護者、無責任な報道を過熱させるマスコミといった大人たちに反旗を翻す、いわば14歳の“勇気”を描いた本2部作は、そのまま製作サイドの“勇気”なしには実現しなかったプロジェクトといえる。邦画業界で人気コミックを「2部作で映画化」するのは、いまや珍しいことではなく、興行的に成功したものも、失敗したものもある。どちらにせよ「原作」と「主演俳優」の知名度は最低限の担保として必要で、『ソロモンの偽証』に関しても原作の知名度は申し分ない。ただ、コミックとは違い、衝撃的な事件とその背景にある人間関係の複雑さを重厚なタッチで記したミステリー小説を、2部作のエンタメ映画として映像化するのは簡単ではない。さらに、主人公・藤野涼子を演じるのは演技経験がほぼない、文字通りの新人であり“主演俳優”として前後編合わせて4時間半になる大作を背負わせるのは、異例であり無謀にさえ思える。彼女は今回の大抜擢を機に、役名である「藤野涼子」を芸名に女優デビュー。藤野を含め1クラス33人のキャストは、1年以上にわたり、全国で約1万人が参加したオーディションを勝ち抜いた新鋭が勢揃い。うち数名は、芸能事務所に所属していない。ロックバンド「U2」が初めて日本映画に楽曲を提供したことでも話題の本2部作。シリーズ作などを除くと、松竹にとっても2部作映画の配給は初めてだと言い(※『リトル・フォレスト』2部作は松竹メディア事業部が配給)、その“勇気”の結晶である『ソロモンの偽証』映画化に、いまの観客がどんな審判を下すか大きな注目が集まっている。メガホンをとるのは、『八日目の蝉』の成島出監督。佐々木蔵之介、尾野真千子らが新人俳優を盛り立てる。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ソロモンの偽証前篇・事件 2015年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会ソロモンの偽証後篇・裁判 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年03月02日ラッセル・クロウが22日(現地時間)に行なわれたアカデミー賞授賞式への出演依頼を断っていたことが分かった。理由はラグビーの試合観戦だという。22日、ラッセルはイギリス北西部に赴き、ラグビーのワールドクラブ・チャレンジの「サウス・シドニー・ラビトーズ」の試合を観戦した。同日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された第87回アカデミー賞授賞式のプレゼンター役の打診があったが、「ラビトーズ」の共同オーナーであり、試合観戦を優先したという。「ライアン・ゴズリングと一緒にプレゼンターをやる話があったんだ。でも、先方から日程を聞いて、『悪いけど、先約があるんだ』と言ったんだよ」と語ったラッセル。「世界の中にはまったくラグビーが知られていない地域もあるけど、じっくりルールを説明して、試合映像を見せれば、誰もがすぐ夢中になるよ」とラグビーの布教活動にも熱心な様子。本業である映画界最大のイベントを蹴ってしまうほどの情熱を注いでいるとあって、「ラビトーズ」がイギリスのクラブチーム「セント・ヘレンズ」に39対0で圧勝し、大満足だったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月25日俳優の佐々木蔵之介が2月23日(月)、出演作『ソロモンの偽証』の完成披露試写会に出席し、「雪が積もったクリスマスのシーンを撮ったのは、去年の夏。ものすごく暑かったし、雪も綿で作られていた」と撮影現場の“ウソ”を暴露していた。都内で開催され、約5,000人が来場した完成披露試写会には佐々木さんをはじめ、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世、尾野真千子、成島出監督がズラリ“出廷”。完成したばかりの本作をアピールしていた。本作で本格的な演技に初挑戦し、役名で女優デビューを飾ることになった15歳の藤野さんは、来場者の多さに少々緊張した面持ち。それでも「お母さんが大切にしていたコップを割ってしまって…。兄弟姉妹もいないので、誰のせいにもできず、お父さんに罪をなすりつけてしまった」と自らの“偽証”を告白。なんと、この日まで内緒にしていたそうで「今日、家に帰るのが怖い…」と苦笑いだった。一方、大人に成長した涼子を演じた尾野さんは、「売れない時代、実家に帰っても『仕事があるから、そろそろ帰る』ってウソをついた。心配かけたくなくて…」と下積み時代の“偽証”を明かしていた。ベストセラー作家・宮部みゆきの作家生活25年の集大成にして、最高傑作の誕生と謳われるミステリー巨編を2部作で映画化した本作。クリスマスの朝に起こった同級生の転落事故をきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道が巻き起こるなか、ヒロイン・藤野涼子は隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷させる。『ソロモンの偽証』前篇・事件は3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日直木賞作家・宮部みゆきのミステリー大作を映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』の完成披露試写会が2月23日に都内で行われ、本作に大抜てきされ役名で女優デビューを飾る藤野涼子をはじめ、佐々木蔵之介、尾野真千子、成島出監督ら総勢16名のスタッフ、キャストが駆けつけた観客5000人の前に“出廷”した。その他の写真現在15歳の藤野は、「何が真実で、何がウソなのか。この映画を見て深く考えてもらえれば」と緊張した面持ちであいさつ。それでも、今まで経験した“偽証”を問われると、「お母さんが大事にしていたコップを割ってしまい、その罪をお父さんになすりつけてしまって…。今日、この場で初めて告白したので、家に帰るのが怖いです」とティーンらしい初々しさを披露した。一方、涼子の父親を演じる佐々木は、「真冬のシーンを真夏に撮ったので、雪も綿なんですよ」と撮影現場の“ウソ”を暴露。23年後の成長した涼子役の尾野は、「まだ売れていないとき、心配かけたくないので、実家に帰っても『仕事があるから、戻るね』ってウソをついた」と苦労話を語った。作家生活25年を迎える宮部が構想15年、執筆に9年以上をかけた同名小説を、2部作で映画化。映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、ヒロイン・涼子の呼びかけで、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、悲劇に隠された真実を紡ぎ出していく様を描く。成島監督は「ここにいる子どもたちが、毎日泣いたり笑ったりしながら、一丸になって完成させた」と感激しきり。完成披露試写会には板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世が同席した。『ソロモンの偽証前篇・事件』3月7日(土)公開『ソロモンの偽証後篇・裁判』4月11日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2015年02月23日宮部みゆきの最高傑作を『八日目の蝉』チームが完全映画化した『ソロモンの偽証』。主演の新人・藤野涼子に加え、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら豪華俳優陣が名を連ねる本作の、物語の核心へとより迫る予告第二弾とポスタービジュアルが到着した。クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と断定したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、またひとり。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される…。クラスメイトの死というショッキングな場面からスタートする予告編では、事件をめぐってマスコミの報道が過熱し、生徒、学校、親が混乱に陥り、翻弄されていく様が描かれている。いったい誰が何のために嘘をつき、真実を知っているのは誰なのか…目まぐるしく移り変わる映像は、先日公開された第一弾をも上回るほど。次々と登場する登場人物の表情や行動の真意を推し量っているうちに、90秒の映像が一瞬で過ぎてしまう。周囲に翻弄され疑心暗鬼になりつつも、真実をつきとめようと自らの手で前代未聞の校内裁判の開廷を決意する中学生たち。「何があっても、最後までやり抜くから」という藤野涼子のまっすぐな眼差しと決意が事件の核心へと迫るとき、衝撃の真実がついに明らかにされるのか?そして、映像の最後に見せる彼女の頬をつたう涙の意味とは?また本ポスタービジュアルでは、藤野さんを挟んで、佐々木さん、夏川さんら“大人”たちと、オーディションから選ばれた新鋭俳優たちが扮する生徒たちがずらりと相対している。“公平”の象徴である天秤を手にした藤野さんは、果たして校内裁判で、“真実”を白日の下に晒すことができるのか…。さらに今回、本作の主題歌も決定!世界的アーティスト「U2」の最高傑作ともいわれる代表曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」が起用される。「U2」が曲を主題歌として提供するのは日本映画史上初めてとのことだ。まずはこちらの予告編とともに、その“謎”と“偽証”に思いを巡らせてみて。『ソロモンの偽証前篇・事件』は3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日宮部みゆきのミステリー巨編を映画化する『ソロモンの偽証』の最新映像が公開になった。本作は『前篇・事件』と『後篇・裁判』の2部作で公開され、3月1日(日)には前篇の公開に先がけて前後篇を一挙上映するプレミア上映会も開催される。最新映像映画は、中学校の校庭に転落した男子生徒の死を巡り、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、その死に隠された真実を紡ぎ出していく様を『八日目の蝉』の成島出監督が描くミステリー大作。主演を務める藤野涼子を含めた生徒33人がオーディションで選ばれ、彼らを取り囲む保護者や教師たちを佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが演じる。このほど公開された予告編は、同級生が遺体となって大雪が降ったクリスマスの朝に校庭で発見されるという痛ましい出来事からはじまる。警察は生徒の死を自殺と判断するが、目撃者だと名乗る人物の告発によって、ひとりの生徒の死は、学校に関わるすべての人を巻き込む大きな事件へと姿を変えていく。ひとつの“謎”をきっかけに“真実”をつきとめようと動き出す生徒たち。彼らの前にはさまざまな“偽証”が立ちはだかり彼らは疑心暗鬼になっていく。予告編映像に登場する“心を震わす衝撃の真実”とは何か? “謎”に関わる生徒や大人たちが流す涙の裏には何が隠されているのか? 映像の最後に登場する“多くのこの嘘に、涙する”という一文が想像をより掻き立てる内容になっている。プレミア上映会は全国25館で開催され、新宿ピカデリー、MOVIXさいたまではキャストと監督による舞台あいさつが実施される。プレミア上映会のチケットは、いち早プレリザーブ(最速抽選)が2月6日(金)より、プレリザーブ(先行抽選)が8日(日)よりそれぞれ受付を開始する。一般発売は、14日(土)よりスタートする。その他、詳細は映画公式サイトまで。『ソロモンの偽証』前後篇でイッキに魅せます1日限りのプレミア上映会3月1日(日)新宿ピカデリー、MOVIXさいたま ほか全25館舞台あいさつ登壇者:藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、成島出監督料金:全席指定 2400円『ソロモンの偽証前篇・事件』3月7日(土)公開『ソロモンの偽証後篇・裁判』4月11日(土)公開
2015年02月05日2015年3月7日公開の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』のクリスマス先行試写会が25日、東京・有楽町のピカデリー3で行われ、主演の藤野涼子をはじめ、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、西畑澪花、若林時英、西村成忠、加藤幹夫、石井新太、成島出監督が出席した。本作は、ベストセラー作家、宮部みゆき原作の『ソロモンの偽証』を、『八日目の蝉』で主要映画賞を総なめにした成島出監督が映画化。中学校を舞台に、同級生の死体が発見される事件からスタートする本作で生徒たちを演じるのが約1万人の候補者から選び抜かれた新鋭たちで、主演の藤野涼子が本作で初めての演技に挑戦しており、役名で芸能界デビューする。事件が23年前のクリスマスに起きたということで、この日はクリスマス試写会を実施。クリスマスということで、前日のイブに何をしたのかと問われた主演の藤野は「昨日はケーキを作りました。ケーキを作るのは初めてで、私は今日試写会があるので食べずにお父さんとお母さんに感想を言ってもらいましたよ。失敗した部分があったのでケーキの本体が固いと言われました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「次回は本体の部分を柔らかくしたいと思います」と意欲。観客には「私たちソロモンがとびきりの謎をプレゼントしたいと思います!」と自信を見せれば、樹理役の石井杏奈は「本編では松子(富田望生)と樹理の関係性を自分なりに表現したので、ぜひ見てください!」とアピールしていた。そんな生徒たちを成島出監督は「去年の11月から彼らのオーディションを始め、プロ・アマ問わず1万人の中から選ばれし12人が今日ここに立っています。長いトレーニングをしながら2次、3次、4次と人生の中できつい道のりを歩いてきて、今年の夏にようやくクランクインをしました。本当に彼らの素晴らしい演技をスクリーンで楽しんでいただければ嬉しいです」と観客に語りかけて舞台あいさつを終えた。映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』は、2015年3月7日より、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より全国公開。
2014年12月26日宮部みゆきのベストセラーを完全映画化した『ソロモンの偽証』の試写会が、物語の設定に合わせて12月25日(木)のクリスマスに開催され、主演の藤野涼子を始め、学生を演じたメインキャストの12名と成島出監督が上映前の舞台挨拶に揃って登壇した。クリスマスの朝、発見された転落死したひとりの男子生徒の遺体。警察は自殺と断定するも、殺人の目撃者を名乗る告発状が届く。容疑者はクラスメイトたち…。大人たちにこれ以上任せていられないと生徒たちは校内裁判を開廷するのだが…。主人公・藤野涼子を演じ、その役名をそのまま女優名として本作でデビューを果たした藤野涼子を始め、この日は板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、西畑澪花、若林時英、西村成忠、加藤幹夫、石川新太という、物語の中核を担う生徒たち12名を演じた若手俳優陣が初めて、揃って舞台挨拶に登壇した。藤野さんは「みなさん、もうクリスマスプレゼントはもらいましたか?『ソロモン』からはとびきりの“謎”をプレゼントしたいと思っています」と静かな笑みを浮かべつつ、これから映画を鑑賞する観客を前に宣戦布告する。藤野さん自身は昨日のクリスマスイブをどのように過ごしたのかを問われると「ケーキを作りました。初めてだったんですが…」と告白。作ったケーキは自分では食べずに両親に食べてもらったそうだが「『固い』と言われました。次回は気を付けようと思います…」と苦笑交じりに明かし、会場は笑いに包まれた。成島出監督は「去年の11月からオーディションを始めて、プロアマ、経験者、未経験者を問わず1万人の中から選ばれし12名がここに立っています。長いワークショップをしながら、2次、3次、4次ときつく長い道のりを歩いて来て、夏にようやくクランクインしました。素晴らしい演技…というか、もう本人になっていると思います」と若き俳優陣の成長を称え、胸を張る。ちなみに、事件の始まりである望月さん演じる柏木卓也の遺体が発見されたのは、1991年のクリスマスということで、この日はちょうど23年目にあたる。成島監督は「こんな日にこんなに大勢の方に観ていただけるのが嬉しいです」と笑顔を見せた。この日、12名の俳優陣は役の衣裳で登壇したが、単に衣裳を着ているだけでなく、髪型や着こなしに関しても役柄そのもの。不良少年を演じた清水さん、その取り巻きの加藤さんと石川さんは制服のボタンを外しており、清水さんは裾を短くカットした“短ラン”で上履きもカカトの部分を潰して履くという徹底ぶり!一方で久々の再会ということで、12名は和気あいあいとした雰囲気で舞台挨拶を通じてチームワークの良さをうかがわせていた。『ソロモンの偽証 前篇:事件』は2015年3月7日(土)、『後篇・裁判』は4月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月26日前後篇の二部作で送るミステリー大作『ソロモンの偽証』の製作報告会見が11月12日(水)に開催。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子ら実力派キャストが、10代のフレッシュな中学生キャストとの共演をふり返った。宮部みゆきの手による文庫本で6巻におよぶ長編ミステリーを『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。ある雪の日に中学生が死体で発見された事件を巡る様々な謎、クラスメイトの中学生たちが真犯人を探し出すべく開く“校内裁判”の顛末を描き出す。本作で演じた主人公の役名を女優名にしてデビューを飾った藤野涼子を始め、フレッシュな10代のキャストがオーディションで選ばれたが、彼らを取り巻く大人たちを演じる俳優陣も超豪華! だが、経験豊富な彼らも初々しい10代の俳優陣の演技から感じたことも多かったよう。涼子の父親役を演じた佐々木さんは「撮影に入るにあたって周りから『(藤野さんは)新人なのでよろしく。支えてあげて』と言われた」と明かすが、「リハーサルから入って、いつも全身全霊で、裸一貫というか、体当たりで小細工せず、シナリオと真剣に向き合い、格闘しもがき戦っている姿にいつも衝撃を受けていました」とふり返る。「クタクタになる現場でしたが、毎回、僕が教わり、支えてもらいました」と藤野さんの姿勢に称賛を送る。母親役の夏川さんも「初めて会ったのは家族のシーンのリハーサルで、あどけなく、素朴でその辺に普通にいる中学生で初々しかった」と第一印象を語るが、「撮影が進んでいくと、監督の指導を受けて、分からず、迷ってうつむいている姿を見て、自分の新人時代を思い出して、後ろから『頑張れ』と思ってました。そこから少し時間が経ってから会うと、急に大人びた顔をしていた」とその成長の速さに驚いたよう。藤野さんは、夏川さんからある“言葉”を掛けてもらったことを明かす。自分の中で大切にしたいと、ここではその内容までは明かさなかったが、「いまも心の中で念じています」と力強くうなずいた。また、事件から23年後の大人になった涼子を尾野さんが演じているが、中学生キャストとは撮影を共にする機会がなかったため、この日が初対面。藤野さんについて「とても生き生きとしっかりしてて、私が大人役でいいのか?と感じました」と苦笑交じりに語る。藤野さんからは「初めてお会いして、鋭くて綺麗な瞳だなと思い、20年後、尾野さんのような綺麗なカッコいい大人になりたいと思いました」と堂々とした口調で憧れを口にし、尾野さんは照れ笑いを浮かべていた。永作さんも「子どもたちの成長をこんなに身近で見られる現場に誘っていただき嬉しかったです」と笑顔。特に娘役の樹里を演じた石井杏奈を見やり「後半の校庭のシーンで、いつもは後ろに引っ込んでいたのが、誰よりも前で待っていて、その姿を見てグッときました。『演じるのが楽しくなってる?』と聞いたら、『はい、早くこのシーンをやりたいです』という言葉が返ってきて頼もしいと思いました」と“母”の顔でその成長を嬉しそうに語っていた。黒木さんは涼子らのクラスの担任を演じたが「担任としてみなさんに関われてよかったです。初めてのシーンが教室だったんですが、リハーサルで見た監督とのやり取りからもさらに進化していて集中し、成長する吸収力が本当にすごくて、自分もまだまだ若いので、見習わないとと思い、勉強になることも多かったです」と大いに刺激を受けたようだった。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日宮部みゆきの長編ベストセラーの映画化となる『ソロモンの偽証』の製作製作報告会見が11月12日(水)、都内で開催され、主演の藤野涼子を始めとする10代キャストに佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子に成島出監督、原作者の宮部さんが出席した。宮部さんが構想15年、執筆に9年をかけた集大成とも言える長編ミステリーの映画化のため成島監督を始めとする『八日目の蝉』チームが再結集。ある雪の日に起きた中学生の飛び降り事件――。当初は自殺で処理されたが、実は他殺であるという告発があり、そこからクラスメイトの中学生たちによる前代未聞の“裁判”の開廷に至るが…。中学生キャスト33人はオーディションで決定。1万人を超える応募があり、書類選考、面接を経て、さらにはワークショップまで開催し、異例とも言える半年もの期間をかけて選び抜かれた。藤野さんは、自身が演じた役名の“藤野涼子”をそのまま女優としての名前とし、本作でデビューを果たしたが「自分の中で『ソロモンの偽証』に出て、藤野涼子という役をもらって、その感情を忘れたくないから」と理由を説明する。原作者の宮部さんは、“藤野涼子”という名前を女優名として使いたいという申し出を「二つ返事で」了承したとのこと。「私は(原作を)毎月少しずつ書いてきたけど、原作は字で書いているだけ。いま、その登場人物たちが目の前に座っていて、夏にロケ現場にお邪魔した時と比べても背も伸びて、顔つきもしっかりしてきて成長しているのを感じています。私には子どもはいないし、『作家にとっては作品が子ども』とも言われますが、いま、自分にはこんな子どもたちがいたんだという気持ちです。名前でよければどんどん使って下さいという思いで、申し出をいただいたときは『書いてよかった』と思いました。作家冥利に尽きます」と“名付け親”としての思いを口にした。藤野さんはオーディションに受かった瞬間について「知らせを聞いて、喜びの感情よりも緊張に見舞われました。『こんな大役を務められるのか?』という不安と、『なぜ演技経験のない自分が?』という疑問が浮かびました」と正直な思いを吐露。演じる上では「涼子は人のことを考えて行動する子なので、自分も中学生キャストのみんなが現場で何を考えているのか?考えて行動しようと心掛けた」とふり返る。母親役を演じた夏川さんは「久しぶりに会って、後姿を見て頼もしく思っています」と“娘”の成長に目を細めていた。このほか、中学生キャストでは『渇き。』でいじめられっこの“ボク”を演じて注目を集めた清水尋也、お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄で是枝裕和監督の『奇跡』で主演を務めた前田航基らも出演。成島監督は、若きキャスト陣について「この子たちは“芝居”をしていない」とあくまで役として自然に現場にいたと強調。「痛々しいくらい純粋で、この子たちと心中しようと思った」と本作にかけた思いを語った。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日作家の宮部みゆきが11月12日に都内で行われた原作映画『ソロモンの偽証前篇・事件』『ソロモンの偽証後篇・裁判』の製作報告会見に出席し、オーディションで抜てきされた主演女優が役名“藤野涼子”でデビューすることについて、「作家冥利に尽きる。ふたつ返事でぜひ使ってくださいと伝えた。完成に10年かかったが、書いてよかった」と感激した表情だった。作家生活25年を迎える宮部が構想15年、執筆に9年以上をかけた同名小説を、2部作で映画化。会見には宮部をはじめ、主演の14歳・藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩らオーディションを勝ち抜いた新鋭キャスト、共演する佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子と成島出監督が出席した。その他の写真「藤野涼子を演じる藤野涼子です」と緊張した表情にあいさつした藤野は、“役名デビュー”の思いを聞かれ、「大役が務まるかという不安で、喜びよりも緊張に見舞われた。今回、役をいただいたこの感情を忘れたくないという気持ちで、名前をいただいた。まだ、経験は少ないですが、今後『こんな女優になりたい』という目標を見つけていきたい」と抱負を語った。映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、ヒロイン・涼子の呼びかけで、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、悲劇に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。映画化のきっかけは、成島監督が宮部に送った手紙だといい「書店で出会って運命を感じた」(成島監督)、「監督の作品は以前から観ていたので、ぜひお預けしようと思った」(宮部)。中学生を演じるキャスト陣は、ほぼ演技未経験者。成島監督は「彼らの痛々しいほどの純粋さに、映画のすべてをかけようと思った」と明かした。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2014年11月12日宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の予告映像が解禁になり、前代未聞の校内裁判へといたる恐ろしい事件の“はじまり”のシーンが公開された。予告映像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、ひとりの中学生の死に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、オーディションで33人の主要キャストを選出。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが“大人”の役を演じる。映像の冒頭はクリスマスの朝。雪で美しく覆われた校庭に男子生徒の死体が横たわっている場面から始まる。警察は自殺と断定するが、謎の告発状が届いたことを機に、事件は連鎖していき、報道合戦は加熱。クラスメイトを失った生徒たちは“大人”に頼ることなく自らの手で事件の真相を暴くことを決意する。事件のはじまりのシーンは強烈なインパクトで、その後に次々に描かれる事件の広がりと、事件に向き合う生徒たちの姿に思わず引き込まれる映像に仕上がっている。本作は長尺のミステリー小説を、オーディションで選んだ若手キャストをメインに据えて2部作で映画化する挑戦的なプロジェクトだけに、公開された映像も“これまでに観たことのないミステリー映画”の完成を予感させるものになっている。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開
2014年11月07日ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作と謳われる同名小説を、『八日目の蝉』の成島出監督が映画化する『ソロモンの偽証』。このほど、学校を舞台にしたミステリー作品となる本作ならではの、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を想起させる第一弾ポスタービジュアルが解禁となった。物語は、クリスマスの朝、雪の校庭に転落した男子生徒の死から始まる。警察は自殺と判断するも、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者が一人、また一人。隠された真実を暴くため、“学校内裁判”が開廷される…。先日、1万人規模のオーディションを経て主演に選ばれた新星女優“藤野涼子”が役名と同じ名前でデビューすることでも注目を集めている本作。今回、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に見立てて描かれた、第一弾ポスター。イエスの「この中の誰かが私を裏切る」という一言によって動揺する使徒たちの様子が、クラスメイトの謎の転落死をきっかけにざわめき立つ中学生たちの姿と重ねた作りとなっている。このビジュアルと併せて配給元の松竹は、この宗教画のようなポスターに隠されたメッセージを解説した資料を配布。主人公・藤野涼子の前に置かれた天秤は“正義”の象徴であり、死の真相を暴こうとする彼女の決意を表しているそう。そのほか、本作の鍵を握る重要人物3人もご紹介。■役名:柏木卓也(演:望月歩)/位置:左端役どころ:校庭で死体となって発見される男子生徒。解説:「最後の晩餐」における使徒・バルトロマイの位置で、イエスの言葉を聞き取ろうと立ち上がっている。ダ・ヴィンチ自身を描いているという説もあり、本ビジュアルでは、自らの死がきっかけでざわめくクラスメイトたちを俯瞰している様子を表現している。■役名:神原和彦(演:板垣瑞生)/左から5番目役どころ:他校生。柏木卓也の友人として登場する男子生徒。「最後の晩餐」における使徒・ヨハネの位置。その正体は謎に包まれており、他校生にも関わらずひとり、この事件に関わろうとする神原のミステリアスな人物像と対応している。■役名:三宅樹理(演:石井杏奈)/左から7番目役どころ:容姿にコンプレックスを持ち、陰鬱で攻撃的な性格の女子生徒。「最後の晩餐」における使徒・トマスの位置。裏切り者がいることを使徒に告げたイエスに対して、「裏切り者は1人だけですか」と激しく問い詰める。彼女は、事件の真相を知る人物なのか…?そんな一方で、「最後の晩餐」との大きな違いも。「最後の晩餐」ではイエスと12人の使徒の計“13”人が描かれているが、本ビジュアルに登場しているのは“12”名の中学生。居るべき場所に存在しないのは誰なのか?そして、そこに込められた意図とは?ベールが少しづつ脱がされていくものの、その度に謎を深めていく本作。ちなみに、兄弟子役として人気を博した「まえだまえだ」の兄・前田航基が、かなりポッチャリした姿で左から4番目の位置に描かれていたりと、よくよく見てみると本作の“謎”以外の部分でも存分に楽しめる仕上がりとなっているこのポスターをよく眺めてみては?『ソロモンの偽証』<前篇・事件>は2015年3月7日(土)より、<後篇・裁判>は2015年4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の主人公・藤野涼子をはじめとする中学生キャスト12人が発表された。主人公を演じる14歳の新人女優は、役名である“藤野涼子”名義でスクリーンデビューを飾る。本作は『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』が2015年3月7日(土)に、『…<後篇・裁判>』が2015年4月11日(土)に公開される。その他の画像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、ひとりの中学生の死に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが出演する。1万人のオーディションの中から選ばれた藤野は、本作で本格的な演技に挑戦するといい、クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した生徒・柏木卓也の死体の第一発見者で、学校内裁判の提案者である藤野涼子を演じる。そのほかの中学生キャストは、板垣瑞生(役名:神原和彦)、石井杏奈(役名:三宅樹理)、清水尋也(役名:大出俊次)、富田望生(役名:浅井松子)、前田航基(役名:野田健一)、望月歩(役名:柏木卓也)、西村成忠(役名:井上康夫)、西畑澪花(役名:倉田まり子)、若林時英(役名;向坂行夫)、加藤幹夫(役名:橋田祐太郎)、石川新太(役名:井口充)の11名。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開
2014年10月31日『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、宮部みゆきのミステリー巨編を2部作で完全映画化する『ソロモンの偽証』。これまで佐々木蔵之介、永作博美、尾野真千子、黒木華ら“大人”キャストのみが明かされていたが、ついに主演の藤野涼子(役柄同名)を始めとする、中学生キャスト12人が発表に!さらに、前篇、後篇それぞれのタイトルと公開日も決定した。クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。その死は、校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者がひとり、またひとりと増えていく。何が嘘で、何が本当なのか?保身しか考えない教師たちに見切りをつけた、ひとりの女子生徒、藤野涼子によって、ついに“校内裁判”が開廷されることに――。校内裁判を行う中学生たちを演じるのは、1万人にも及ぶ候補者の中からオーディションで選ばれた33人。佐々木さん、永作さんら日本を代表する豪華俳優陣と真っ白な新鋭たちとのぶつかり合いは、スクリーンに想像を絶する化学反応を巻き起こす。その中で主人公・藤野涼子役を演じる新人は、役名をそのまま芸名に、つまり“藤野涼子”という名の女優として本作で映画デビュー。役名でのデビューは、故・三國連太郎(木下恵介監督『善魔』の役名 より)を始めとする、往来の映画俳優たちを想起させ、早くも期待を高めている。2000年生まれの藤野さんは、自殺した(?)柏木卓也の死体の第一発見者であり、学校内裁判の提案者となる主人公に。本格的な演技は初挑戦でありながら、初主演を務めている。 また、他校生だが、柏木卓也の友人として裁判に参加する神原和彦役には、板垣瑞生。『闇金ウシジマくん Part2』で映画デビューし、12月13日公開の『アオハライド』では東出昌大演じる馬渕洸の中学生時代を熱演する。物語の鍵を握る三宅樹理役には、「E-girls」のメンバー・石井杏奈、 彼女をいじめる問題児、大出俊次役には『渇き。』のボク役で注目を集めた清水尋也、樹理と友達の浅井松子役に映画初出演の富田望生。さらに柏木卓也の死体の第一発見者、野田健一役には是枝裕和監督作『奇跡』で主演を務めた「まえだまえだ」の前田航基、そして、不登校の状態が続いていた矢先、裏庭で死体となって発見される柏木卓也を、NHK大河ドラマ「平清盛」で平資盛の幼少期を熱演し、『おおかみこどもの雨と雪』では声の出演を務めた望月歩が抜擢されている。そのほかクラスメイトには、西村成忠(井上康夫役)、西畑澪花(倉田まり子役)、若林時英(向坂行夫役)、加藤幹夫(橋田祐太郎役)、 石川新太(井口充役)ら、映画初出演者を含む、まさに等身大の新鋭たちが勢ぞろい。もう大人たちに任せておけない――前代未聞の校内裁判の行方が、ますます楽しみになってきた。『ソロモンの偽証』<前篇・事件>は2015年3月7日(土)より、<後篇・裁判>は2015年4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日「ポールアンドジョー(PAUL&JOE)」は2013年春夏からコラボを続けている 「ジャックラッセルメルティエール(Jack Russell Malletier)」 とのコラボコレクションを2014年4月30日(水)より発売を開始する。今回発表された2014年春夏の新作は、クリエイティブディレクターのソフィー・メシャリーがお気に入りの『DEEP SEA』をテーマにしたユニークなプリントを採用。バック2型、トランクキャリー、ポーチ、カードケース、パスポートケースの全6型で展開する。内側には 「ジャックラッセルメルティエール(Jack Russell Malletier)」のシグネチャーであるドッグプリントを使用。銀座店を皮切りに2014年4月30日(水)より販売を開始する。【製品概要】PAUL & JOE × Jack Russell MalletierコラボコレクションVol.3発売時期:2014年4月30日(水)展開店舗:2014年4月30日(月)銀座店で販売開始。※2014年4月30日(月)~5月6日(火) に銀座三越、2014年5月12日(月)~20日(火)に新宿伊勢丹でイベントを開催する。※画像は、実際の商品と若干異なる可能性あり。【問い合わせ先】ルック電話番号:03-3794-9146元の記事を読む
2014年04月02日2005年にTVコマーシャルに出演したジョージ・クルーニーについて、ラッセル・クロウが馬鹿にしたことに対し、ジョージがそれに反発した事に端を発した2人の舌戦を覚えておられるだろうか?ラッセルは「僕はジョージ・クルーニーのようにスペインでスーツの広告に出たりはしないし、ハリソン・フォードみたいに日本でタバコの宣伝に出たりもしない」と語り、ジョージは「アーティストがアーティストを批判するのは好まない」と応戦したのだ。その事件について、8年を経過した今、ジョージは男性誌「Esquire」最新号でこう語っている。「ラッセルが僕に詩集を送ってきたんだ。それは彼が言ったたわ言に対する謝罪の印だと思う。とにかくあのときは、何の前触れもなく、突然に彼が噛み付いてきたんだ」。さらに続けて「僕は、『ラッセルこそ自分のロック・バンドを宣伝するために、自分の知名度を利用しているじゃないか。僕もハリソンや、デ・ニーロと一緒にバンドを結成しようかな。いいアイディアをありがとう』とジョークでかわしたんだけれど、彼の腹の虫はまだ収まらなかったんだ。さらに、彼は僕を指して『やつは自分を第2のフランク・シナトラだと思っている』と来たから、メモをラッセルに送ったんだよ。『こうやって2人の有名人がただ喧嘩してるのを喜ぶのはゴシップ雑誌だけだと思うよ。一体、どうしたんだい?』ってね」。ジョージは、ラッセルが突然送ってきた詩集を彼なりの謝罪の印だと受け取り、その年の英国アカデミー賞で受賞を果たしたら、スピーチで読むつもりだったという。残念ながら、ジョージが製作・主演した『シリアナ』(’05)での受賞は逃してしまったため、ラッセルの詩集は披露されなかったのだとか。8年前の出来事とはいえ、いまだに分からないのは、なぜ突然ラッセルがキレて、名指しでジョージやロバート・デ・ニーロ、ハリソン・フォードを批判したのかということだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年11月12日ラッセル・クロウが、ビリー・ジョエルの元妻で料理評論家のケイティ・リーと交際しているようだ。ラッセルは10月に妻のダニエル・スペンサーと結婚9年目にして友好的に別れたと報道されたばかりだが、今月9日(現地時間)の早朝にニューヨークにあるグリニッチ・ホテルの応接間の暖炉の前でケイティと抱き合ってるのが目撃されており、目撃者は2人がお互いずっと手を繋いだままだったと「New York Post」紙に明かしている。「ラッセルとケイティは親密な会話をしていたようですね。お互いぞっこんのように見えました。ケイティはその日の午後にはまだホテルにいましたね。午後2時にもラッセルと、同じ暖炉のところで一緒にいるのを見かけました」。ただ複数の関係者によれば、2人はすでに交際を始めてから数週間経っているものの、まだ真剣なお付き合いという段階ではないよう。そんなラッセルの新作『レ・ミゼラブル』は来週21日(金)から日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年12月12日英国のコメディアンで俳優のラッセル・ブランドが、『スター・ウォーズ』新3部作に出演したくて仕方ないようだ。先日ウォルト・ディズニーがジョージ・ルーカスからルーカスフィルムを40億5,000万ドル(約3,200億円)で買収し、新3部作の製作を発表したばかりだが、それを受けてラッセルは将来子供を持ったときのためにジェダイ役を演じたいと思っているものの、実際はスーパーヴィラン(超悪役)のダース・べイダーを演じたいと英「The Sun」紙に明かしている。「なんで僕にダース・べイダー役が回ってこなかったんだ?僕ならジェダイにふさわしいのに!なので、僕にオファーをくれなかったんだ?」、「僕はなんだってやるつもりさ。子供たちのためにジェダイってのもいいな。まあ、まだ子供はいないけどね(笑)」と語っている。またある関係者は、1977年から1983年にかけての『スター・ウォーズ』初期3部作で主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルやレイア姫のキャリー・フィッシャー、ハン・ソロのハリソン・フォードら3人は新3部作での続投に「興味を示している」と語っている。「ハリソンは『スター・ウォーズ』新3部作の出演に乗り気な様子で、ほかの2人も意気込んでいますね」。しかしハリソン自身は以前、同役の続投について「ハン・ソロは役柄としてあんまり興味がないね」とも語っていた。果たして、どんなラインナップのキャストが選ばれるのか、続報が待ち遠しい!■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年11月12日ラッセル・クロウが、離婚が発表されて以来初めてコメントした。8歳の息子・チャールズくんと6歳のテニソンくんを持つラッセルとミュージシャンのダニエル・スペンサーが今月初めに9年間の結婚生活に終止符を打ったことに関して、ラッセルはいままでコメントを控えていたが、21日(現地時間)にファンの1人であると思われるサラさんがツイートしたところ、ラッセルが返答したという。サラさんが「今日あなたが離婚したって聞いたわ。あなたと家族に神のご加護を」とツイートしたのに対し、ラッセルは「やあサラ、親切にどうもありがとう」と返答したようだ。ラッセルとダニエルは22年前、映画『ザ・クロッシング』の共演で初めて知り合い、2003年4月にオーストラリアで結婚している。ラッセルは現在、聖書の物語を映画化した『Noah』(原題)を撮影中で、主役・ノアを演じるためにヒゲをのばしたままにしているが、クリスマスまでには全てそり落としてしまうとジョークを飛ばしている。「この顎鬚は11月半ばで剃るつもりだよ。だからクリスマスショーではサンタになるつもりはないね」。
2012年10月29日9年間連れ添った夫人のダニエル・スペンサーとの破局が明らかになったラッセル・クロウだが、婚前契約により、夫人のダニエルさんに2,500万ドル相当を支払うことになりそうだ。「Sydney Morning Herarld」紙によると、ラッセルはシドニーに1,400万ドル相当のペントハウス、ニュー・サウスウェールズの牧場など、5,000万ドル相当の不動産を所有。これまでに俳優として1億5,000万ドルを稼いだとされる彼は、シドニーのプロ・ラグビーチーム「サウスシドニー・ラビトーズ」(NRL)のオーナーを務めるほか、ジムやレストランに牛肉を卸す事業なども手がけるビジネスマンの顔も持つ。婚前契約の詳細は不明だが、ダニエルは結婚から3年を過ぎて以降の離婚の場合、少なくとも1,500万ドルを受け取る契約を結んでいると見られている。夫妻には8歳と6歳の息子がいるが、子供たちにはそれぞれ300万ドルの信託が設けられるという。ラッセルとダニエルは1990年に『ザ・クロッシング』で共演し、断続的に交際を続けた後に2003年に結婚。破局の理由は明らかにされていないが、映画の撮影で多忙なラッセルのスケジュールも一因のようだ。6月にダニエルが出演していたTV番組、オーストラリア版「Dancing With the Stars」(原題)の共演者と親しくなったと報じられたこともあるが、夫妻は「彼はただの友人」とうわさを否定している。(text:Yuki Tominaga)© Chris Ashford/Camera Press/AFLO■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月17日ラッセル・クロウ(48)と女優でミュージシャンの妻ダニエル・スペンサー(43)が破局した。ふたりの間には8歳と6歳の息子がいる。破局のニュースは、『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙が報道したもの。クロウのパブリシストは、今のところ何もコメントしていない。クロウとスペンサーは、22年前、オーストラリア映画『ザ・クロッシング』で共演。その後、くっついたり離れたりの関係を長年続けたが、2003年4月、クロウが所有するオーストラリアの農場で結婚式を挙げた。『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙によると、破局は双方同意によるもの。今年6月、スペンサーがシドニーのカジノでオーストラリア版『Dancing with the Stars』の共演者とむつまじくしている様子がパパラッチされたが、その数日後にクロウがスペンサーをL.A.の空港で優しく迎え入れる光景が目撃され、不倫の噂はすぐに立ち消えた。クロウは現在、ニューヨークでダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(原題)』を撮影中。スペンサーは息子たちと一緒にシドニーにある1000万ドル相当の家にとどまっているとのことだ。スペンサーとの結婚の前、クロウは当時デニス・クエイドと結婚していたメグ・ライアンと交際したが、数ヶ月で破局している。文:猿渡由紀
2012年10月15日ラッセル・クロウが、ニューヨーク近辺の海でカヤックをこいでいるうちに迷い、救助される事件があった。ケガはなく、本人は「良い冒険だった」とコメントしている。クロウは、現在、ニューヨークでダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(原題)』を撮影中。撮影が休みの先週土曜日午後、友人と共に、ロングアイランドでカヤックに乗って海に出たが、暗くなってから迷ってしまったらしい。夜10時ごろ、パトロールしていた沿岸警備隊が、助けを求めるクロウに気づいて、彼を近くのハンティントン・ベイまで連れて行ったということだ。日曜日になって、クロウは、救助してくれた人々に対する感謝の言葉をツィート。また、「僕たちは、自分たちがどこにいるか正確にわかっていた」ともコメントし、「すばらしい冒険だった」とつけ加えた。『ノアの方舟(原題)』の撮影は、7月末にスタート。北米公開は2014年3月を予定している。本作は、ノアの箱船の話を壮大なスケールで描く話題作で、クロウは主人公ノアを演じる。ほかにエマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ジェニファー・コネリー、ローガン・ラーマンらが出演する。文:猿渡由紀
2012年09月04日『レ・ミゼラブル』、『マン・オブ・スティール』(原題)と話題作への出演が続く俳優のラッセル・クロウが、伝記映画で長編映画の監督デビューを飾るようだ。アメリカのスタンダップ・コメディアン、ビル・ヒックスの生涯を描く伝記映画については、数年前にもラッセル主演で企画が進行していたが、お蔵入り状態になっていた。しかし今回、同じくビルを主人公に描く新作企画が再浮上し、ラッセルは役者としてでなく監督デビューを果たす見込みだという。同作のタイトルはまだ決まっていないものの、来年にもクランクイン予定とのこと。ラッセルの同級生で脚本家のマーク・シュタウファーは「ビル・ヒックスの人生は悲劇的に短いけど、驚くほど興味深いものなんだ。既にシナリオはいくつものドラフトを経ているし、来年には本格的に製作に移れるはずさ」と語っている。80年代から90年代初期にかけて、銃支持団体や宗教団体を始め世間の偽善一般をシニカルに攻撃する芸風で人気を博していたビル・ヒックスは、1994年に32歳という若さで亡くなっている。マークによれば、次の課題はビル役を見つけること。「これは大役だよ。その上、監督はあのラッセルときてるからね」とコメントを寄せている。また、2010年に公開されたドキュメンタリー作品『AMERICAN:The Bill Hicks Story』(原題)の製作者は、ラッセルが今回の新作の準備のためにビルの家族と連絡を取っているとも明かしている。■関連作品:マン・オブ・スティール (原題) 2013年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reservedレ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年07月25日オスカー俳優ラッセル・クロウが、『キャビン・フィーバー』『ホステル』など残酷なホラー映画で知られるイーライ・ロス監督と組むことになった。映画のタイトルは『Harker』。主人公ジョナサン・ハーカーは、ドラキュラを追うイギリスの刑事だ。まだ脚本は完成しておらず、この役をどの俳優にオファーするかは決まっていないが、クロウがドラキュラを演じることは決定している。もともとは『アンノウン』のジャウム・コレット=セラが監督を務める予定だったが、彼は同じワーナー・ブラザースで撮影準備が進められている実写版『Akira』を監督することになり、降板した(その後、『Akira』の製作は一時中止状態になっている)。ホラーや残虐映画のファンに愛されるロスとクロウの組み合わせは意外な感じがするが、実はふたりは今年北米公開予定のRZA監督作『The Man with the Iron Fists』にそれぞれ俳優と脚本家として関わっている。ロスはキャリアの駆け出しの頃からクエンティン・タランティーノに才能を評価され、タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』に俳優として出演もしている。クロウは次にダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(仮題)』を撮影する予定。『Harker』は来年の撮影スタートを目指している。文:猿渡由紀
2012年07月13日ラッセル・クロウが、世界のメディア王、ルパート・マードックを演じる可能性が出てきた。元「The Sunday Times」紙編集長ハロルド・エヴァンス氏の回顧録「Good Times, Bad Times」(原題)を基にした作品で、ラッセルはルパート役を演じることが予想されている。ある関係者は英「The Daily Star」紙に「ルパート・マードックのような人間を演じるには大胆さが必要です。ラッセルならそれができるでしょう」と語っている。一方、同作品の製作を担当するレオン・レキャッシュは「この作品は映画かテレビドラマになるでしょうね。ハロルドとオプション契約の交渉が終わったばかりで、またとても早い段階なんです。俳優はもちろん、脚本家ですらもまだ契約に至っていないんです」と語った。また詳細はいまのところ未定だが、コリン・ファースが編集長・ハロルド役の候補にも挙がっているよう。今回の作品では、当時の英首相マーガレット・サッチャーとルパートとの関係に焦点が当てられる模様だ。サッチャー元首相は当時、保守党に有利な報道と引き換えに、1981年にルパートが英「The Times」紙を買収しやすくする規制緩和をしたのではないかと言われている。レオンは「London Evening Standard」紙に、「マードックは(バッキンガムシャー州にある首相別邸の)チェッカーズに行き、この取引について話をしたものの、この件について独占委員会が知ることはなかったんです」と付け加えた。
2012年06月27日世界各国で喝采を浴びたフランスの傑作サスペンス『すべて彼女のために』を、名匠ポール・ハギスが主演にラッセル・クロウを迎えて完全リメイクした『スリーデイズ』。先週末より劇場にて公開中の本作より、主人公・ジョンと心通わせていくヒロイン・ニコルを好演したセクシー女優、オリヴィア・ワイルドからシネマカフェ独占でコメント映像が到着した。殺人罪で捕らえられた妻の潔白を信じ、家族を守るため、そして愛する妻のため、彼女の脱獄計画に命懸けで挑む男・ジョンの決死の物語。限られた時間の中で展開するスリリングなサスペンスと共に、丹念な家族の心理描写が観る者の心を惹きつける。オリヴィアは自身が演じたニコルという女性の存在を「象徴的な存在なの。“世の中は自分に関係なく動いてる”っていうことのね」と説明する。失意の底にいるジョンにとって、彼女は脱獄計画とは無関係の場所にいる、心の拠りどころとなっていく。今回、ラッセルとの初共演を果たしたオリヴィアはさらに、「脚本を読んで、(ジョン役が)ラッセルにピッタリだと思ったわ。実際、彼の演技を見たら完全に役になりきってた。信じられないほどすごかったわ。ジョンが抱えている深い苦悩を見事に表現してたの。彼のそばであの演技を見られたのは、本当に素晴らしい経験だった。女優として彼との共演は夢が叶ったようなものよ」と先輩俳優に対する称賛の言葉を惜しまない。ラッセルを相手に、ブレのない演技で主人公とは対照的な存在感を発揮しているオリヴィア。本作以降も、10月に公開を迎える『カウボーイ&エイリアン』でダニエル・クレイグとハリソン・フォードの2人に負けず劣らずのかっこよさを見せつけているほか、ジェイク・ギレンホール&アマンダ・サイフリッド共演の『In Time』(原題)では母親役に挑戦したりと、今後も出演作が続々と控えている注目のひとりだ。まずは、彼女の口から語られる本作の見どころをチェックしてみては?『スリーデイズ』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スリーデイズ 2011年9月23日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.■関連記事:本格派サスペンス『スリーデイズ』夫婦・カップル限定試写会に45組90名様ご招待2作連続でハリウッドリメイク進行中あのオスカー監督も認めたフランスの才能に注目
2011年09月30日コンサート・ツアーのため来日したケイティ・ペリーの夫でコメディアンのラッセル・ブランドが22日、入国拒否させられたことがケイティが自身のTwitter上のつぶやきで明らかになった。Twitterには「私の夫は日本から強制送還処分になりました。10年以上前の行いを理由にね!」とあり、詳しい理由は明かされていない。東京入国管理局はケイティによるつぶやきが事実であると認めたうえで「プライバシーに関わることなのでコメントはしない」とAFP通信の取材に応えた。ラッセルは35歳で、昨年10月にケイティと結婚。人を喰ったような言動や傍若無人な振る舞いでスキャンダラスな話題に事欠かないお騒がせ男だが、ヘレン・ミレン主演で6月11日(土)から日本公開の『テンペスト』に出演するなど、俳優としても活躍中だ。「私のお気に入りの場所(日本)を見せたくて、はるばる彼を連れて来たのに」と嘆きのツイートを行ったケイティだが、「それでも日本のファンは大好き。ショウは続けなくちゃ」と予定通り、名古屋公演を行った。今後、東京と大阪でも公演を予定している。(text:Yuki Tominaga)写真は映画『Arthur』(原題)ロンドンプレミアに登場したケイティ・ペリー&ラッセル・ブランド夫妻。© Retna UK/AFLO■関連作品:テンペスト 2011年6月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Miramax Films.All right reserved.■関連記事:シェイクスピアの名作が蘇る『テンペスト』試写会に15組30名様ご招待
2011年05月23日