●奇跡のコラボで気づいた"共通言語"ジャパニーズホラー史上最恐の2大怨霊キャラクター・貞子(『リング』シリーズ)と伽椰子(『呪怨』シリーズ)が、ついに映画『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)で雌雄を決する。昨年のエイプリルフールネタとして対決ポスターが話題になり、同年6月に公開された映画『呪怨 -ザ・ファイナル-』のエンドロールで超特報が流れたことで「本当に対決するの?」と世のホラーファンをざわつかせた。貞子はKADOKAWA、伽椰子はNBCユニバーサル・エンターテインメントジャパンの管理下にあり、両者が1つの作品に登場するのは奇跡的な出来事。配給会社の垣根をどうやって越えたの? 映画化はなぜ実現したの? エイプリルフール企画は本当にネタだったの? そもそも幽霊と幽霊がどうやって戦うの? 本作はネット上でも話題になっているが、とにかく気になることだらけだ。このモヤモヤしたものを何とか解消したい。両社のプロデューサーに根掘り葉掘り、さまざまな質問をぶつけ「夢の対決」の舞台裏を白日のもとに晒すことにした。前編はKADOKAWAプロデューサー「今安玲子氏の証言」(後編は「NBCユニバーサル・エンターテインメントジャパン・プロデューサーの証言」)。○発想の原点は「インパクト」重視発案は、同時多発的でした。『貞子3D』(2012)、『貞子3D2』(2013)と3D技術と共に歩んだこの企画を次はどのように展開していくのが一番お客さんを驚かせ、喜んでくれるのかと考えていました。案の一つとしてチーム内で、ホラーキャラクターを集めて「"ホラーアベンジャーズ"ができないか」という声もよく出ていました。コラボするなら「呪怨」しかないとも。『アベンジャーズ』(マーベル・コミックに登場するヒーローキャラクターが一堂に会する大ヒット映画)公開の影響も大きいですが、これまで貞子の展開でイベント性を大事にしてきたので、よりインパクトのあるものは何だろうというところから発想していったのがきっかけです。とは言え、アメリカのマーベル社のように同じ会社が管理するキャラクターのコラボでもない限り、実現するには大変だと二の足を踏んでいました。そんなところに、「呪怨」サイドも同様の考えを持っているという話を聞き、2014年秋ごろに可能性を探りに「呪怨」の権利元であるユニバーサルを訪ねて行ったのがはじめです。○エイプリルフール企画にする葛藤2015年4月のエイプリルフールの企画の時、あの時期には既にプロット開発に着手していました。ただ、この企画のことはプロデューサーしか知らない段階だったので、『呪怨-ザ・ファイナル-』(2015年6月公開/配給:ショウゲート)の宣伝チームからエイプリルフールのアイディア提案があった時には驚きました。企画を本気で進めていたので本当の製作発表をしたときに混乱してしまうのではないか、など悩み、チームで検討を重ねました。最後は、この企画自体が「お祭り」のようなものであり、嘘のような本当に実現しちゃった企画なので、プロジェクトの一環としてエイプリルフール企画をやってみるのも面白いのではないかということになりました。結果として話題になり、この企画自体を後押ししてくれることになりました。『呪怨-ザ・ファイナル-』の最後に、超特報を付けることも企画当初から話し合っていたことでした。やはり「ホラーアベンジャーズ」としてホラーファンに期待を持って欲しかったので。マーベル社がやっているようなことを本作でもやって、観客にわくわくして欲しかった。別の会社が配給する作品の映像を本編の最後に流してもらうわけなので、映画館の皆様にもご協力をしていただきました。通常ではなかなか考えられないことです。○「クオリティ高すぎ!」と話題になったネタポスター『呪怨-ザ・ファイナル-』の宣伝プロデューサーがとにかく本気で作らないと面白くないと時間をかけて何パターンも作ってくれました。私はそれに加えて、本物になり過ぎても面白くない、本気で馬鹿をやるという点を大事にしました。過去にも貞子でエイプリルフールネタをやったことがありますが、一瞬驚くけれど、すぐに嘘だとわかるくらいでないと面白くないし拡散力も無い。その辺りの塩梅は相当議論しました。ポスター全体は本物に見えますが、よく見るとエイプリルフールの言葉がコピーにたくさん散りばめられています。結果としてエイプリルフール当日だけではなく、ポスターの真偽を巡ってSNSで議論になったり、繰り返し反響をいただくことができました。○映画化が実現するまでの道のり「リング」も「呪怨」もそれぞれ、先人たちが作った偉大なシリーズ作品があり、これまでの会社の歴史・考え方も違うので、製作には大きな壁があると最初は思っていました。ただ、実際進行してみると、キャラクターの出し方やキャスティングの考え方など、お互い歩んだ道が似ているので共感できる部分が多く、あらためて説明するまでもない共通言語があったのが発見でした。何より、2社のコラボという点をお互い面白がってできたことが実現の一番の理由かもしれません。映画化する上で気をつけたのは、お互い対等であること。どちらかが弱いとどちらかの映画の客演のように見えてしまうので、タイトルに始まり、内容、宣伝露出、すべての打ち出し方を対等にすることを心がけました。また、キャラクターの設定として大事にしてきたことは守っていこうと。例えば、貞子は喋ったり、声を発することなどはしませんが、本作でも基本設定は崩さずにいきました。皆様に愛されてきたキャラクターであり、それゆえに実現した企画だからです。一方で、白石監督版としての貞子、伽椰子、俊雄をつくるということも意識しました。細かいですが、歴代のキャラクターとビジュアル面でそれぞれ違いをつけています。また、対決ということで貞子と伽椰子のビジュアル面でもはっきりと違いが出るように心がけました。ワンピースに黒髪という点では、両キャラクターは少し似ているので差別化を心がけました。●「伽椰子の家で呪いのビデオを再生するとどうなる?」○プロットが完成するまでお互いJホラーの代名詞と言われるシリーズで、先輩方が築いてきた名作です。シリーズの流れを汲む作品でありつつも、作品の枠を超えてこれほどまでに大きく成長したキャラクター達の映画なので、続編という位置づけではなく「次世代の世界」設定にしました。貞子も伽椰子も既におなじみの都市伝説になっていて、怖い存在として知られている。まさに現代の観客が作品名無しに「貞子」「伽椰子」を認識している世界と同じ考えです。心がけたのは一方でタイトルを聞いて、冗談だろうと笑ってしまった人が観に行って、良い意味で裏切られて欲しいということです。VSとしているのに、対決しないわけにはいかない。その点は、看板に偽りの無いものになっていると思います。プロット制作段階で大変だったのは、それぞれの設定、世界観を一つの場所に持ってくるので、説明しなければいけないことが多すぎることです。そして、同じ呪いでも種類が違うので、同次元に存在させづらい。そのため深い悲しみを背負って亡くなった者同士ではありますが、貞子のウィルスと伽椰子の怨念、この二つをどう合わせていくと交われるのだろうかとアイディアを出し合いました。結局、伽椰子は家から出られないので、「伽椰子の家で、呪いのビデオを再生するとどうなるんだろう?」というところからスタートすることにしました。最初のプロットは、貞子と伽椰子をぶつける目的で伽椰子の家にゴーストバスターズ家族が引っ越してきて、有里(山本美月)と鈴花(玉城ティナ)も巻き込まれていくという内容でした。その後、白石監督も加わり、だいぶすっきりさせることができました。○気になって夜も眠れないバトルシーンバトルシーンについてもさまざまなアイディアが出されました。そもそも亡くなっている怨霊の対決なのでどういった形で決着がつくのか。殺した人の数なのか、呪いの力の差なのか。やはり最後はそのタイトル通り、テレビから貞子、階段から伽椰子という図は絶対だなと。自分が観客でも観たいシーンは大事にし、定番を外さず、定番になり過ぎず、ラストはワクワクするような展開になっていると思います。○計算されたキャスティングスタッフィングについては、監督に限らず両シリーズに関わったことの無いスタッフの起用にしようと決めていました。ストーリーも次世代の話なので、その方が新しいものが作れるだろうと思ったのです。白石監督は、最近では「コワすぎ」シリーズが話題ですが、これまでにもフェイクドキュメンタリーのジャンルで活躍され、ジャンル監督としての地位を確固とし国内外に多くファンを持つ監督です。経験豊富な監督でありつつ、Jホラーの枠外の世界観を持つ人ですし、独自の感性でこの作品をタイトルにふさわしいエンタテイメントに仕上げてくれる方だと思いオファーしました。世界的キャラクターと共に、新しいJホラーを世界に打ち出すのは、白石監督以外では考えられませんでした。実際、じめっとした日本的ホラー表現も入れつつも、タイトルにふさわしいお祭り感を持ったエンタテイメントに仕上げてくれました。主演の山本美月さんは、テレビや映画で魅せる美貌とその豊かな表情がホラー映画の主人公として適任で、彼女を通して観客を恐怖に慄かせる映画にできるだろうとオファーしました。ご本人もホラー映画好きで「『リング』『呪怨』の両方に出演できるなんてラッキー」と、出演の感想について独自の表現をされていました。玉城ティナさんもホラー作品初出演ながら、圧倒的な存在感を見せてくれました。その他、安藤政信さん、甲本雅裕さん、田中美里さん、佐津川愛美さんと演技派がそろったことで、物語に重厚な恐怖を漂わせることができたと思います。○他社のキャラ・俊雄のオーディションは新鮮貞子、伽椰子、俊雄はそれぞれオーディションで決定しました。貞子に関しては、線が細くかつ存在感のある女性を探していました。七海エリーさんは、立ち振る舞いがとても美しく印象的でした。もともと原作の貞子はとても美しい女性という設定ですので、その点でもとてもマッチしていました。怖さの中にも品がある貞子になったと思います。伽椰子は、おきまりの「あ゛あ゛……」と身体をくねくねと這って近づく姿をオーディションで何度もやってもらったのですが、遠藤留奈さんは眼光が鋭く、体も柔軟で本当に怖くて満場一致で決まりました。俊雄は、監督の意向もあり、歴代の俊雄とは雰囲気を変えました。これまでが、丸みある顔立ちの印象でしたが、今回はシャープなイメージで存在自体に恐怖を漂わせることができるような少年を探していました。芝本麟太郎さんがみつかって良かったです。俊雄のオーディションに初めて参加してみて逸材をみつけるのは本当に難しいことなのだと実感しました。他社のキャラクターのオーディションをすることはとても新鮮でしたが、それぞれ新しい視点で意見を言い合えたので、これがコラボ企画の面白みだと思いました。○「VS映画」の未来「VS映画」というよりは、「オールスター映画」という感じにくくられるかなと思います。「東映まんがまつり」みたいな気持ちでした。今回はちょっとお得に貞子も伽椰子も俊雄も観られますよ!みたいな。そういう企画も時々あっていいんじゃないかなと思っています。今回、配給会社の垣根を越えてこの企画が成立したこと自体、とても幸運なことですし、キャラクター同士が対決するという考えを観客に受け入れてもらえることは、それだけこのキャラクターが浸透している証だと思います。そう考えるとこのようなお祭り企画は、一度きりだから面白いのかなとも思っています。野球のオールスターゲームみたいな感じで、企画が終わったらそれぞれのチームに戻って頑張るという風に、それでホラージャンルが少しでも盛り上がればとてもうれしいです。個人的には、貞子を超えるようなホラーキャラクターを新しく生み出すことができ、いつかまた何らかの形でホラーアベンジャーズを招集できたらいいなと思います。『貞子VS伽椰子』(6月18日公開)見たら2日後に必ず死ぬという、"呪いのビデオ"を手にした女子大生・有里(山本美月)は、ビデオの不気味な映像を見てしまった親友・夏美(佐津川愛美)を救うべく、都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)に助けを求める。しかし、悪霊祓いの最中におぞましい惨劇が。そこに、霊能界の異端児・常盤経蔵(安藤政信)と、経蔵の相棒で生まれながらに強い霊感を持つ盲目の少女・珠緒(菊地麻衣)が現れ、新たな展開を迎える。(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
2016年06月18日あの『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子という、邦画ホラー史を代表する人気キャラクターが激突する注目作『貞子vs伽椰子』に、近年女優としての活躍も目覚ましい人気モデルの玉城ティナが出演した。「この作品に関わるまでホラーは苦手でした(笑)」と本人は言うものの、その恐怖感を逆手にとって初出演のホラー映画でホラークイーンを見事に熱演した玉城さん。「モデルの時とは違い、演技の表現は感情を削っていく作業でした」と女優業を述懐する彼女に、『貞子vs伽椰子』のこと、仕事への想いを聞いた。1998年の『リング』誕生以降、数々のシリーズ作品が放たれた『リング』と『呪怨』シリーズは、ジャパニーズ・ホラーにおける二大巨頭として一大ジャンルを確立・牽引した最大の立役者たちだ。今回、玉城さんが山本美月さんとともに出演を果たした『貞子vs伽椰子』は、日本を代表する2大ホラーのキャラクターが共演・対決する最恐プロジェクト。その歴史的な作品に関わったことについて本人は素直に感激しているという。「今回は“呪いのビデオ”を改めて説明するシーンもいっぱいあって、『リング』と『呪怨』の融合ではあるけれど、まったく新しいホラー映画になっていると思いました。その記念の作品にホラーが初挑戦のわたしが参加できたことは、本当にうれしく光栄に思いました」。玉城さん演じる女子高生の高木鈴花は、訪れたら必ず死ぬという「呪いの家」の向かいに引っ越してきたことで伽椰子の呪念のターゲットになってしまう。初めてとは思えないホラークイーンとしての玉城さんの熱演が観る者を作品世界に一気に誘うが、そこには役柄に対する深い理解が演技の背景にあった。「鈴花は普段、おとなしい普通の女の子なのですが、秘めた想いがある子だと思ったので、それを表現できるように努力しました。言葉であえて説明すると難しいですが、強い正義感や怖いものに立ち向かっていく姿勢を感覚的に表現したつもりです。彼女はどんどん強くなっていくので、クライマックスに向けての成長を見守ってほしいです」。今年に入って『オオカミ少女と黒王子』で主人公のクラスメイト・立花マリン役を演じるなど、出演作が相次ぐ玉城さん。モデルとしての仕事も継続する一方で、カメラの前で演技をするという別なフィールドでの表現は刺激になっていると話す。「モデルの仕事はひとつのテーマに沿って一瞬の写真を作っていく作業ですが、演じるという俳優の仕事は、まず自分の思いをワッ!と表に出して、そこから削っていく作業という印象がありました。モデルの時は『こうかな?』と自分の感性で表現を足していく感じですが、演技は自分で加減をしてはいけないというか、そもそもわからないことだらけだったので、まずはトライをしてみてアドバイスをいただくことの繰り返しです。自分で表現を調整せず、最初から全力。一度理解したら、後は自分を信じて全力で自分を出していくイメージですね」。そして『貞子vs伽椰子』との出会いを経て、「これからも ジャンルを問わず、演じることに挑戦をしていきたいです」と女優業を強く意識するように変わったとも。「もともと好奇心が強い性格なので、もっと挑戦してみたいです。わたし、負けず嫌いなんですよ(笑)。女優として『この役を玉城に演じさせてみたい』と言われるようになりたいので、貪欲に挑戦を続けたいですね(笑)」と大きな瞳を輝かす。今後の活躍も楽しみだが、まずは『貞子vs伽椰子』の彼女の熱演を見届けてほしい。【スタイリスト】コギソマナ【ヘアメイク】今井貴子(text/photo:Takashi Tokita)
2016年06月15日きょう12日(20:58~23:10)にテレビ朝日系で放送される、元ボクシング世界チャンピオンのモハメド・アリ追悼特番『蘇る伝説の死闘「猪木vsアリ」』で、1976年のアントニオ猪木との世紀の一戦の模様が、15ラウンドノーカットで放送されることになった。アリと猪木は、1976年6月26日に"世紀の一戦"と言われた異種格闘技戦で対決。今回の特番では、この一戦を「音」にこだわって再検証し、最新の技術で両選手や、セコンド陣の会話や指示をクリアにすると、新事実が明らかになってきた。この対戦で、猪木はスライディングからの回し蹴りで執拗に攻撃。これにイラついたアリは「臆病者! 東京(猪木)の臆病者! 立って戦わない臆病者!」と激昂して叫んでいる。また、第7ラウンドでは、アリのセコンドが猪木に詰め寄る場面もあり、猪木のセコンドについていた"プロレスの神様"カール・ゴッチからの指示や、60人と言われるアリ軍団からの指示などを分析。そんな中で、アリの試合中の言葉から、この戦いに関して誤算があったことが明らかになる。番組ではほかにも、アリのファイトマネー・約20億円を工面した新間寿、猪木サイドのセコンドについた当時プロレスラーの坂口征二、猪木のスパーリングパートナーを務めた藤原喜明、実況を担当した当時のテレビ朝日アナウンサー・舟橋慶一が登場し、世紀の一戦の裏側を証言する。
2016年06月12日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』のTVスポット映像が公開になった。映像のラストには、貞子と伽椰子がタイトル通り“激突”する瞬間が登場。“vs”の看板に偽りのない映画になっているようだ。最新映像映像には、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる貞子と彼女に苦しめられる有里(山本美月)、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子と、呪いの家の向かいに引っ越してきた鈴花(玉城ティナ)が登場。ふたつの“呪い”をぶつけて両方とも消滅させるという計画が実現し、貞子と伽椰子は呪いの井戸を挟んで対峙する。これまで“vs”がタイトルにつくも、結局は戦わない、あるいは途中であっさり和解してしまう映画は多く存在した。本作の結末がどうなるのかは不明だが、映像を観る限り、貞子と伽椰子は確実に激突する。勝つのは貞子か? 伽椰子か? 予想もつかない展開になりそうだ。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年06月09日『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストン、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のジェレミー・アイアンズ、『ドラキュラ ZERO』のルーク・エヴァンスらが勢ぞろいし、巨匠J・G・バラードの名作SF小説を完全映画化する『ハイ・ライズ』。このほど、本作の予告編に先駆け、世界的人気を誇る彼ら美しき英国俳優たちが“紳士的”に指南する、劇場マナー映像が解禁となった。現在、“ポスト ジェームズ・ボンド”の最有力候補として世界中から熱い視線を集めるトム・ヒドルストンほか、英国が誇る豪華俳優たちが顔をそろえる本作。舞台となる新築タワーマンション(=ハイ・ライズ)は、ラグジュアリーな内装や抜群の眺望のみならず、ありとあらゆる設備が整い、人々の夢を具現化したかのような理想の住居空間。上階に行くにつれ、住民が富裕層になっていく40階建ての高層マンションでやがて巻き起こるのは、皮肉な現代社会のヒエラルキーの崩壊。パーティ三昧の贅沢な毎日を過ごしていたセレブたちが堕落し、じわじわと崩壊していく様子を、贅沢な俳優陣の競演とミステリアスかつアーティスティックな映像美で描いていく。今回解禁となったのは、そんな“ハイ・ライズ”の住人3人のマンション内での言動を切り取りつつ、基本的な劇場マナーから「横取り禁止」「全裸禁止」といった“紳士的な”マナーまでコミカルに喚起していく、というもの。劇場公開に先駆けて、製作陣も大絶賛の劇場マナー映像となった。作品の設定にちなみ、“セレブのためのマンション入居説明会”というユニークなスタイルで展開するこの映像に登場するのは、ハイ・ライズに住む3人の男たち。理想のライフスタイルを求めてここに引っ越してきた医師ラング(トム)、ハイ・ライズのコンセプトを考案し、最上階に君臨する建築家ロイヤル(ジェレミー)、そして低層階に住むTVディレクターのワイルダー(ルーク)だ。彼らのマンション内で巻き起こすさまざま行動を切り取りつつ、「場内禁煙」「携帯オフに」「上映中はお静かに」といった基本的なものから、ジェレミーがスイーツを横取りしたり、ルークが謎の大乱舞を繰り広げたり、トムにいたっては…まさか、そんなことをする人はいないと思われる映画館でのマナー喚起がコミカルに展開されていく。また、映像でナレーションを担当するのは、トムの吹き替えでもおなじみの平川大輔。ハイ・ライズ入居のための心得を、あの声でアドバイスしてくれる。本作のベン・ウィートリー監督とプロデューサーのジェレミー・トーマスに、編集許諾のため本映像を観せたところ、とても気に入っているといい、トーマスは「この映画は、一見、深刻な話と受け止められてしまいがちだけど、実はブラックなユーモアのエッセンスがたくさん入っているんだ。このマナー広告はそれをうまく表現しているね!」と、絶賛のコメントを寄せている。『ハイ・ライズ』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日山本美月と玉城ティナが出演し、ジャパニーズ・ホラー(通称:Jホラー)における2大巨頭が共演・対決する最恐プロジェクト『貞子vs伽椰子』。ついに来月、その戦いが幕を開けるのだが、この度、先日公開された予告編でも明かされなかった、貞子と伽椰子の衝撃のバトルシーンが、いよいよ解禁となった。偶然手にしたビデオデッキを再生した女子大生・有里(山本美月)。そこには、観るもおぞましい映像があった。観た者は、貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死ぬという「呪いの動画」。その時から奇妙な現象が始まるのだった。一方、親の転勤で引っ越してきたばかりの女子高生・鈴花(玉城ティナ)は、向いの空き家が気になっていた。入ったら行方不明になるといううわさの「呪いの家」。とある事件から家に足を踏み入れてしまったのを機に、彼女の身と家族に不可解な出来事が起き始める…。「呪いの動画」と「呪いの家」の2つの呪いを解くため立ち上がった、霊媒師・経蔵(安藤政信)。彼が企てる秘策…、それは拮抗した力を持つ貞子と伽椰子を激突させ、同時に2つの呪い滅ぼすという驚くべき計画だった――!『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子、20世紀から21世紀への変わり目に相次いで出現したホラーヒロインが世紀の最恐対決を繰り広げる本作。キャストには、偶然“呪いのビデオ”を入手したために貞子の標的となる有里役に山本さん、繊細な心を持つゆえに“呪いの家”の魔力に囚われ、伽椰子と俊雄の母子霊に脅かされていく鈴花役に玉城さんを迎えた。そのほか、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕といった多彩なキャストが脇を固め、安藤政信が“世紀の二大怨霊対決”のキーマンとなる型破りな霊能力者を怪演している。監督&脚本には、『ノロイ』『オカルト』や『戦慄怪奇ファイル超コワすぎ!』シリーズなどで、奇抜なまでに斬新な心霊&超常現象シーンを発明し、多くの熱狂的なファンを獲得してきた白石晃士。また本作は、4DX、MX4Dでの上演に加え、ホラー映画初の試みとなる立体音響システム、ドルビーアトモス上映も決定しており、さらに観る者を空前絶後の恐怖に陥れる。公開発表後から、「2人はいったいどんなバトルを繰り広げるのか!?」と、常に大きな期待と注目を集めている本作。このほど解禁された写真では、いずれも貞子の長い髪の毛に縛りつけられた伽椰子が、苦悶の表情を浮かべ逃れようとしているシーン。一方的な展開に見える今回のシーンだが、素手で瞬時に人を天井裏に引きずり込むほどの腕力を誇る伽椰子が、このままやられっぱなしなワケがない!両者による激しいバトルの様子に、その後の展開と勝敗にと、さらなる期待が高まる写真となっている。また、共に多数のフォロワーを抱えるSNS(「貞子のTwitter」「伽椰子with俊雄のInstagram」)上でも互いを牽制しあい、大きな話題に。 そして公式Webサイトにて開催中の、貞子と伽椰子のどちらが勝つと思うかを予想する“「総選恐」キャンペーン”においても、投票開始以降、常に互角の得票数で拮抗状態を保っている。 2大ホラーヒロイン、貞子と伽椰子の“絶対に負けられない戦い”の行方はいかに!?『貞子vs伽椰子』は6月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月21日「嵐」にプラスワンゲストを加えた嵐チームとゲストチームが、体感型ゲームで対戦するバラエティ「VS嵐」の19日(木)放送回に、二階堂ふみ、山崎賢人ら映画『オオカミ少女と黒王子』のメインキャストたちが“参戦”。嵐とバトルと繰り広げる。同番組初出演となる二階堂さん率いる『オオカミ少女と黒王子』チームは、山崎さんのほか、鈴木伸之、池田エライザ、吉沢亮、菜々緒の同作キャストたちが勢ぞろい。そして、バトル中に炸裂する山崎さんの“天然”ぶりには嵐も呆然とする!?そして両チームがバトルを繰り広げるゲームも「ピンボールランナー」「デュアルカーリング」など体力、知力、度胸を要するプレッシャーバトルや「ショットガンディスク」など新作が複数登場。凝った仕掛けでスケールが大きいゲームでのバトルは見どころ満載だ。さらに、番組冒頭では松本潤主演ドラマ日曜劇場「99.9 -刑事専門弁護士-」主題歌である嵐の新曲「Daylight」を初披露!番組冒頭からも目を離せなくなりそう。今回ゲスト出演した二階堂さん、山崎さんらが出演する映画『オオカミ少女と黒王子』は「別冊マーガレット」(集英社)連載中の八田鮎子による累計発行部数460万部突破の大人気同名コミックが原作。『ストロボ・エッジ』などの廣木隆一監督がメガホンを取り、二階堂さん演じる“嘘つき少女”と山崎さん演じる“ドS王子”のドキドキラブコメが描かれる。また山崎さんが言い放つ“ドSセリフ”の数々も話題を呼んでいる。高校に入学したばかりの篠原エリカ(二階堂ふみ)は、恋愛経験ゼロなのに彼氏との恋愛話を語る“オオカミ少女”。彼氏がいないのでは?と友達に疑われ、街で見かけたイケメンを盗撮し、自分の彼氏として写真を友達に見せてその場をしのごうとする。ところが、その彼は同じ学校に通う同級生・佐田恭也(山崎賢人)だった。佐田に事情を打ち明け、彼氏のフリをすることを承諾してもらえるエリカ。だが実は彼、見た目は王子だが中身は超ドSの“黒王子“だった!契約彼氏の条件は、恭也への“絶対服従”!ウソから始まる恋の行方は……というストーリー。『オオカミ少女と黒王子』は5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。「VS嵐」は19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年05月19日『マン・オブ・スティール』、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でスーパーマンを演じているヘンリー・カビルが、13歳年下の彼女と破局したと「The Sun」誌が伝えた。2015年にナイトクラブで出会ったというヘンリーと当時19歳の学生だったタラ・キングが、カップルとして初めて公に姿を現したのは昨年10月のこと。「年齢差がありすぎ!」「相手はまだ“ティーン”なのよ!」とヘンリーを非難する声もあったが、2人は気にすることなく恋愛関係を続行。今年2月には「ELLE」誌に「彼女は年齢の割に大人っぽいんだ。僕だって19歳のときに32歳の女性と付き合ったことがあるし」とヘンリーは言い訳しつつ“年齢差カップル”への理解を求めていた。3月には主演映画のプレミアに自身の母、タラと3人で出席するなど順調交際をうかがわせていたが、1年経たずしての破局となってしまった。ヘンリーは別れた後も「友だちでいられる」と言っており、つい最近開いた自身の33歳の誕生日パーティーにもタラさんを招待。タラさんも参加はしたものの、「突然の破局にひどく動揺している。ヘンリーは運命の人だったのに」と友人に話していることから、別れを告げたのはヘンリー側ではと見られる。(Hiromi Kaku)
2016年05月16日映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が大きな話題を呼び、「SUPERGIRL/スーパーガール」や「ARROW/アロー」「GOTHAM/ゴッサム」と注目ドラマが目白押しのDCコミックスが放つドラマ「レジェンド・オブ・トゥモロー」。本作で「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の数原龍友が声優デビューすることが決まっていたが、この度、本人の念願叶ってヴィラン(悪役)役に挑むことが分かった。DCコミックスが誇る人気ヒーローたちが、「我こそが最強」と名乗り出て、レジェンド級の最強チームを結成し、史上最凶の脅威に挑み、生けるレジェンド(伝説)が時空を超えて世界を救う本作。主演は「プリズン・ブレイク」でスコフィールド兄弟を演じたウェントワース・ミラーとドミニク・パーセルが、キャプテン・コールド&ヒートウェーブ役となって再タッグ。「ARROW/アロー」からアトム、「THE FLASH/フラッシュ」からファイヤーストームの片割れであるマーティン・シュタイン博士らが参戦し、伝説のヒーローたちが異種格闘技戦のような迫力のバトルを繰り広げる。この度、本作で初の吹き替えに挑戦する「GENERATIONS fromEXILE TRIBE」の数原さんが、第6話に登場する凶悪ヴィラン(悪役)・二代目デスストローク役を演じることが決定。二代目デスストロークとは、ヒーローチームが不時着した2046年のスター・シティを牛耳るスレイド・ウィルソン(デスストローク)の息子グラント・ウィルソンのことで、この街を守るオリバー・クイーンの左腕を切り落とし、街を荒廃させた悪党“ヴィラン”。初代デスストロークことスレイド・ウィルソンは、アメコミファンの中では非常に有名なキャラクターであり、本作で生まれたオリジナルヴィランである二代目デスストロークも、ファンの間では既に注目を集めているキャラクターのひとりだ。今回の配役を選定するにあたり、複数のキャラクターが候補に挙がったようだが、数原さん自身が「低音ボイスを活かしたいので、ヴィランにも興味がある」と希望していたことから実現。9月には、ヴィランたちが主役の映画『スーサイド・スクワッド』が公開されるほど、DCコミックス作品の最大の魅力ともいわれる“ヴィラン”を演じるだけに、どんな活躍ぶりを見せるのか、期待が高まる。「レジェンド・オブ・トゥモロー」は秋、ブルーレイ&DVDリリース(※デジタルセル先行配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月15日ホラー映画『貞子vs伽椰子』の公開を記念して、現在、スペシャルサイトでどちらが勝つと思うかを予想する、“呪い勝つのはどっちだ!?『総選恐』キャンペーン”を開催中。このほどふたりが有権者に「暗き一票を…」と呼びかける政見放送映像が届いた。『貞子vs伽椰子』/政見放送映像『リング』シリーズの貞子と、『呪怨』シリーズの伽椰子。映画は、ひとりの霊媒師が企てた“拮抗した力を持つ貞子と伽椰子を激突させ、同時に2つの呪い滅ぼす”という秘策により、作品の垣根を越えて日本を代表するホラー界の最恐クイーン同士が対決する。『総選恐』キャンペーンは、スペシャルサイトに掲載されているそれぞれの選恐活動レポートを参考に、1日1回、投票することができる。さらに投票後にTwitterでつぶやくと、勝利者に投票した方の中から抽選で、貞子、伽椰子、俊雄のサインが入った映画台本などの豪華景品がプレゼントされる。投票受付は4月28日より開始しており、現在は、貞子4360票、伽椰子4461票とやや伽椰子が優勢だ。キャンペーンの締切は6月17日(金)23時59分まで。結果は、映画公開日の6月18日(土)に発表され、敗者には罰ゲームがまっているという。政見放送では貞子が、「今の日本人は控えめすぎます、呪うくらいの思いと呪ってしまうくらいの行動力がなければ、世の中を変えられません」と通訳を介して訴えかければ、伽椰子は、息子の俊雄と一緒に「いま日本に足りないもの、それは絆です。ないがしろにされがちな家族のコミュニケーション。その点、私たち親子には固い絆があります。家庭を何よりも大切にします」と、こちらも通訳を介して母ならではの思いを熱弁。さらに相手を侮辱する発言も飛び出すなど、身の毛もよだつ政見放送バトルを繰り広げている。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年05月11日『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のジェシー・アイゼンバーグや『ハンガー・ゲーム』シリーズのウディ・ハレルソンら、個性派イリュージョニスト集団が再び帰ってくる『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。このほど、彼らの“宿敵”として登場するダニエル・ラドクリフや、前回から続投のモーガン・フリーマン、マーク・ラファロ、マイケル・ケインらを交えた9枚のキャラクタービジュアルが解禁となった。本作は、派手なイリュージョンショーで不正に搾取された金を奪い、世間に還元するイリュージョニスト集団“フォー・ホースメン”たちが主人公。そのテクニックはFBI までも欺き、世間から喝采を浴びている。ホースメンは、とあるハイテク企業の不正を暴露するため、新たなショーで再び現れるが、イリュージョンは大失敗。その影には、天才的ハイテク・エンジニア、ウォルター・メイブリーの存在があった――。観客をも爽快に騙す、イリュージョン・アクション大作となる本作。すでにお披露目されている予告編では、“車から札束が吹き出す”“降り注ぐ雨を自由自在に動かす”“高所から飛び降りた人間が札束へ変化する”など、にわかには信じがたい大型スーパー・イリュージョンが次々と仕掛けられ、度肝を抜く。いずれも、実際に実現可能というから驚きだ。華麗なイリュージョンで不正な金を奪い、ときにはFBIさえも出し抜く彼らの名は、“フォー・ホースメン”。リーダーのJ.ダニエル・アトラス(ジェシー)は、さまざまなトリックができるマルチプレーヤー。本作では降っている雨を自在に動かすイリュージョンなどを披露する。また、メリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)はメンタリスト。表情の変化や、目や小さな体の動きを瞬時に読み取り、催眠術で相手の精神を自在に操るという。新加入の唯一の女性メンバー、ルーラ(リジー・キャプラン)は、服の中から鳩を出すなどのオーソドックスなマジックが得意。ジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)はカード・マジックの天才。ときには武器にもなる、華麗で正確なカード・スローイングが持ち技だ。そして今回、ダニエル演じるウォルター・メイブリーは、天才的な頭脳を持ち、ホースメンが仕掛けるイリュージョンが全く通用しない最強の敵、ということが判明。その理由は未だ明らかになっていないが、彼ら“フォー・ホースメン”を執拗に追い詰める役どころになるという。解禁となったキャラクタービジュアルでは、正面の彼と、彼が写り込んだ向かって右側の表情は笑顔に見えるが、向かって左側に写り込んだ表情は全く逆の冷酷さを覗かせ、“ウォルター”の不気味なキャラクターを強調している。さらに、かつてフォー・ホースメンを追っていたFBI捜査官ディラン・ローズ(マーク・ラファロ)、怪しげなマカオのマジック商人リー(ジェイ・チョウ)、フォー・ホースメンのスポンサーだった世界的大富豪アーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)、あらゆるマジックの種明かしをする伝説のマジシャン、サディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)と、計9名のキャストがビジュアルとともに明らかにされた。ニューヨーク、マカオ、ロンドンと世界を股に掛けたロケによる壮大な映像に加え、予測不可能な、大どんでん返しが待ち受けているという本作。誰も見たことのないイリュージョン・アクションを期待して待っていて。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日【女性からのご相談】千葉県で、住民の反対によって保育園の建設が中止になってしまいました。ひどいと思います。私はまだ学生で、結婚も妊娠もしていません。でも、いい歳の大人が子どもに対して冷たいのはどうしても理解できません。自分たちだけ、快適に暮らせればそれでいいのでしょうか?誰でも子ども時代は、泣き声や騒ぐ声が、うるさい存在だったのではないでしょうか?●A. 意外に寛容なアンケート結果。一方では「騒音」以外の反対理由も。ご相談ありがとうございます、ライターの月極姫です。件のニュースにおいて、保育園建設反対の主な理由は「子どもの声、騒音」と捉えられがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?まずこのニュースを受けて、パピマミのサイト上で以下のようなアンケートを実施してみました。●もし自宅のすぐ近くで「保育園建設」の話が持ち上がったら、どうしますか?・1位:子どもの声をうるさいと感じることはあるが、子どもたちのためを思うと反対しないと思う……41%(267人)・2位:子どもの声をうるさいと感じないため、反対しないと思う……30%(198人)・3位:子どもの声がうるさいのは仕方がないと思うが、保育園側や建設会社側の説明が不足していた場合、反対すると思う……18%(118人)・4位:騒音以外の理由(保護者の送迎時に道路が混雑する、そもそも母親が働くことに反対、など)で、反対すると思う……7%(47人)・5位:子どもの声は実際にうるさいので、反対すると思う……3%(21人)※有効回答者数:651人※集計期間:2016年4月18日〜2016年4月20日「反対はしない」という意見が71% を占める結果となりました。一方で、「騒音以外の理由で反対すると思う」と回答された方も2割弱いらっしゃいます。「うるさいから、保育園反対」という単純な構造ではないのかもしれません。実は、千葉の一件は誰にとっても人ごとではありません。裁判沙汰になるような大事件から日常的なトラブルまで、保育園vs近隣住民のトラブルは全国津々浦々で頻発しているのです。●逮捕者が出たケースも……全国・世界で起きている園vs住民のトラブル【東京都世田谷区】2016年現在、日本一待機児童数が多いのが世田谷区。しかし、開園予定の認可型保育園のうち半数近くが住民による建設反対運動の対象となっており、工事は進捗していない。【神戸市の某保育所】近隣住民とのトラブルが訴訟に発展。保育園の近くにドクロの絵が描かれた看板を貼られるなど、地域住民による嫌がらせ がエスカレートした。【2014年、東京都国分寺】「子どもの遊ぶ声がうるさい」という理由で、園児の保護者を手斧で脅した男が逮捕される。ケガ人等は出なかったが、容疑者はこの事件を起こす前に、5年ほど前から「保護者のマナーが悪い」「子どもの声がうるさい」と市に苦情を言ったり、保育園に脅迫めいた電話をかけていた。【2008年、ドイツ】2つの幼稚園に対して、高等行政裁判所から閉鎖及び移転の命令が下された。地域住民から「騒音」へのクレームがあり、判決が出た当時は「住宅地の静けさを侵した園側に非がある」という判断だったが、世論がこれを激しく批判 。3年後には「子どもの声を騒音として扱ってはいけない」という条例が出された。大きく報道されているもの以外にも、さまざまなトラブルが起こっています。『目の前の幼稚園は駐車場が狭いようで、親が堂々と違法駐車 していくのでクレームの電話を入れてやった。園バスもあるのに、車で送迎する親がいるのがまずわからない』(北海道・50代主婦)『近所の保育園の玄関で立ち話をしているママさんたちがたくさんいる。全然わが子のことを見てないから、子どもが除雪車に近づいたり見ている方がヒヤヒヤ。ママさんの集団に文句を言ったら微妙な反応だったので、保育園に電話した』(岩手県・40代会社員)『近所の病院に隣接された保育園なんだけど、無認可なんでしょうか?壁が薄く、一般家屋を改造した程度の設備。とにかく声がうるさくて、夜遅くまで子どもたちがいるので何度か苦情を言っている。数年経ってしまったが、このまま行くと出るところまで出なくちゃいけないのかな?』(北海道・60代無職)さまざまなトラブル事例を見ると、関係者がお互いに少しずつ譲歩する以外、解決策が無いように思われます。●人ごと、では解決しない。関わるすべての人々に求められる「歩み寄り」それでは、保育園vs住民のトラブルを解決するためには、具体的にどのように歩み寄りを進めればよいのでしょうか?過去の事例を鑑みて、筆者なりにまとめてみました。●経営者側トップダウンで「ここに建設することになったから」で、先にそこに住んでいた人たちが納得するわけがありません。地域住民と事前、事後のコミュニケーションを密に行い、地形や交通量の調査等を入念に行った上で、慎重な対処が求められます。基本的に、園側から地域に溶け込む努力 を続けないと理解しあうのは困難と思われます。・深夜勤務等で、日中に睡眠をとらなければ健康を害してしまう人がいることを認識するべき。また、高齢化社会においては、介護する側、される側への配慮も必須。・駐車場のスペースや通園バス、防音設備等を充実させ、保護者へのマナー指導を徹底する。・子どもやその声に対して好意的になれない方、税金の用途についてシビアな意見を持つ方に、保育園を理解してもらうための気配りと啓蒙努力が必要である。●住民側女性の社会進出が当たり前となり、夫婦共働きも増え、待機児童があふれている現在、保育園の建設は急務です。子どもたちの間の経済格差が深刻な問題となっており、働かざるを得ない保護者も多く存在します。保育園建設に反対される背景には切実な理由があると思われますが、少子化の改善のためにも、「不快だから建てるな」ではなく、「どうしたら不快に感じず、共存できるか」 という寛容さで話し合いに臨む態度が望まれます。・園側、建設者側との話し合いには積極的に応じる。・園、子ども、保護者に関して「知る努力」も必要である。・土地や建物の構造上、地域住民や子どもたちの安全に問題がある場合は改善や撤回を求めてもやむを得ないが、子どもに対する感情的な拒絶は禍根を残し、その土地のイメージダウンにもつながるので注意。●保護者&子ども側興味深いことに、子どもの声を「騒音」と感じる方の中には「知っている子どもの声なら、さほどうるさく感じない」 という意見が多いのです。あなたとあなたの子どもが、地域住民にとって「どこかの馬の骨かわからない親子」ではなく「よく見かける元気でかわいい子どもと、マナーの良い親御さん」になれるよう、努力が必要です。・園の近所の人に会ったら、親子ともども自分からあいさつを。あいさつできる年齢になったら、指導するのは先生だけではなく、親の仕事である。注意されたら素直に謝り、直そうとするなど、基本的なしつけに「忙しいから」という言い訳は通用しないと心得る。・人間は感情の動物!たとえ保育中に起こったトラブルであっても知らん顔はタブー。住民からのクレームに対しては自分も頭を下げる心がけを忘れずに。・送迎中の違法駐車、路上でのおしゃべりは大丈夫か?危険な場面で、肝心な子どもから目を離していないか?クレームの原因は子どもたちばかりではない。親のマナー違反が園の存続に関わるかも 、という自覚を持って。福岡県博多区の「隅田保育園」や、住民とのトラブルを乗り越えて開園し、テレビ番組で紹介された東京都世田谷区太子堂地区の保育園など、実際に歩み寄りで調和した好事例 もたくさんあります。多くは園側が積極的に地域との交流の機会を設け、騒音対策として防音壁を設置した園もあります。意見やクレームを吸い上げて、最初は好意的でなかった人たちとも見事に調和しているのです。このような事例では、どの立場の方々もそれぞれに努力しているのが特徴です。●過去にあった「子どもの楽園」。世界が称賛した幕末の子育てとは『逝きし世の面影』という書籍に、意外な事実が書かれています。筆者個人的には「児童福祉は時代とともに充実してきたものであって、昔の子どもたちはあまりよい扱いを受けていなかった」というイメージを持っていたのですが、偏見だったのかもしれません。この本には、イギリスからの初代駐日大使オールコックら、来日した外国人が見た、日本の幕末における「子どもたちの楽園」の様子が書かれています。彼らの言葉を抜粋します。『路上のいたるところ子どもがわいわい騒ぎ、女ばかりか男も赤ん坊をあやしていた』(オールコック)『私は日本が子どもの天国であることを繰り返さざるを得ない。世界中で日本ほど、子どもが親切に取り扱われ、子どものために深い注意が払われる国はない。ニコニコしているところから判断すると、子どもたちは朝から晩まで幸福であるらしい』(モース)そもそも幕末の日本には現代の認可保育園のようなものは存在せず、当然ながら社会進出している女性もごく少数だったようです。しかし、男も女も、すべての人が子どもたちを慈しみ、元気よく遊ばせ、のびのびと過ごさせていた時代。諸外国からの訪問者を感動させるほど、生き生きと楽しそうな子どもたち。たくさんの偉人を輩出した幕末の日本には、“子は宝”の精神があったようです。世界に誇るべき日本人の心を、現代になじむ形で甦らせることができたらステキだと思いませんか?【参考文献】・『逝きし世の面影』渡辺京二・著●ライター/月極姫(フリーライター)
2016年04月28日『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズで大ブレイクした英国イケメン俳優トム・ヒドルストンを主演に、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』で新たなブルース・ウェインの執事アルフレッドを好演するジェレミー・アイアンズ、『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンスほか、豪華人気俳優たちが勢ぞろいし、SF小説の巨匠J・G・バラードの原作を完全映画化した『ハイ・ライズ』。このほど、ヒドルストンの退廃的な佇まいが想像をかき立てるティザービジュアルが到着した。高名な建築家ロイヤルによって設計された高層マンション群は、ロンドンにほど近い通勤圏内にありながら、喧噪から切り離された別世界。各戸はラグジュアリーな内装と抜群の眺望を誇り、敷地内にはスーパーマーケット、プール、医療施設、小学校など、あらゆる設備が整っている。理想のライフスタイルを求めてこの場所に引っ越して来た医師のロバート・ラングは、毎晩のように隣人たちが開く派手なパーティに招かれて新生活を謳歌していた。しかし、ラングは低層階に住むワイルダーから、この建物にはフロアごとに階級が存在し、互いに牽制しあっている事実を知らされる。そして、ある晩起きた停電を境に、マンションは内部から崩壊を始めるーー。本作の舞台となる、新築タワーマンション(=通称ハイ・ライズ)は、ラグジュアリーな内装や抜群の眺望のみならず、ありとあらゆる設備が整い、人々の生活の夢を具現化したかのような理想の住居空間。上階に行くにつれ住民が富裕層になっていく40階建て高層マンションで巻き起こる、セレブたちの堕落とヒエラルキー(階層構造)の崩壊を、ミステリアスかつアーティスティックな映像美で描いていく。解禁となったビジュアルでは、“ハイ・ライズ”に住み始める主人公の医師ロバート(トム・ヒドルストン)が、漆黒の背景に身をゆだねている姿を大きく捉えている。これは、ロバートら住民たちが上下階を行き来する以上に意味を持つことになる、エレベーターでのワンシーンを基にしたデザインで、「ようこそ、極上のハイ・ライフへ」というキャッチコピーは、“ハイ・ライズ”という高層階級の世界へといざなうフレーズにもなっている。また、本作公開に合わせて、1980年に日本語版が発売され、Amazonでは一時10万円を超えるなど入手困難となっている本作の幻の原作小説が、「ハイ・ライズ」として創元SF文庫より7月8日(金)に復刊されることも決定。さらに、4月29日(金・祝)から特製ポストカード“ハイ・ライズの男達”付き前売鑑賞券も発売開始。ヒドルストン演じるロバート、アイアンズ演じる建築家アンソニー、エヴァンス演じるTVプロデューサーのワイルダーという、“ハイ・ライズ”に住む麗しき男性たち3人をとらえた日本オリジナルデザインのポストカードとなっている。『ハイ・ライズ』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月28日最近のスーパーヒーローは、よくけんかをしますよね! ということでね、映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』も激闘公開中ですが、今度はマーベル側の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)のお話。スーパーヒーロー集団アベンジャーズの仲間たちが"争う"という内輪モメ全開の哀しみのドラマで、シリーズ史上もっともシリアスでダーク、それでいて痛快で面白い! という傑作臭がプンプン漂う胸熱作だった!まず、マーベル・コミックの実写映画化作品がここまでの数世に出ると、追っかけきれずに尻込みしそうだ、という意見もあろうか。アベンジャーズじゃないの? パート1は観ていたけれど、続編は観てないからどうしよう? 上の句とかあるんだっけ? などなど、およそ勤勉な日本人はパニックになりそうなものだが、まったく心配ない! もともと同シリーズは関連性や継続性、マニア垂涎の展開をガッチリ用意しているものの、基本的には各作品を独立したモノとしてイキナリ観に行っても大丈夫なようには作ってある。実際、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』もアベンジャーズの活動を前半でザッ! とプレイバックして、どうしてスーパーヒーロー集団同士が戦わなければいけなくなったかを、今回の主役=キャプテン・アメリカの心情に重点を置いて、テンポよく描いていく。で、今回のお話。超簡単に言ってしまうと、地球で勃発した数々の危機を救ってきたアベンジャーズだが、その活躍の背景には大いなる一般市民の犠牲が伴っていることが国際的な問題に。そこでアベンジャーズは自警団ではなく、国連の管理下に置いてしまおうという案が生まれ、これにアイアンマンが賛同。ところが、そうなればキャプテン・アメリカの旧友バッキ―ことウィンター・ソルジャーを逮捕しなくてはならず、キャプテン・アメリカが激しく抵抗する。両者一歩も譲らないため、アイアンマン派とキャプテン・アメリカ派にチームが分裂してしまい、実力で勝負をつけるしかないというハナシになるわけ。両派の主張はともに私利私欲ではなく、各々の正義に根差した考え方であるため、少々タチが悪い。それゆえバトルをおっ始める以外に選択肢がなく、かつての仲間たちが哀しみ満点の激突に突入してしまう。両派閥入り乱れてのスーパーヒーロー同士のバトルは凄まじい迫力で、国連の管理下になる前に地球が大破してしまうよ? と心配になるほどだ。とはいえ、シリアスな展開の中にもシリアスに終始しない、楽しげなエッセンスをちゃっかり用意している発想がニクイ。あのスパイダーマンとアントマンが"シビル・ウォー"な各チームに助太刀で加わり、それぞれの得意技をいかした見せ場の連続で、観客をしっかり楽します。その場にハルクがいないことが残念だが、"まるでハルクの不在をおぎなうかのようなオツなアイデア!"まで発動するなど、さすがディズニーと唸らざるを得ない。しかし、本作はスーパーヒーロー同士の春の大運動会では終わらず、本当の"シビル・ウォー"がクライマックスに待ち受けている。その心臓に悪い終幕がおそらく、本作をシリーズ最高傑作と評している理由、かもしれない。スーパーヒーローでいることは、本当に報われない仕事だとつくづく思うが、来たる公開日、あなたはどっちの派閥を応援する?(C)2016 Marvel.
2016年04月28日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』の予告編映像が公開になった。“VS”のタイトルにいつわりなく、映像では本当に貞子と伽椰子が対決している。『貞子vs伽椰子』予告編映像映画は、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる長い髪が強烈な印象を残す貞子、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子が激突するホラー作品で、山本美月、玉城ティナらが出演する。このほど公開になった映像にまず登場するのは、呪いのビデオの映像と貞子だ。ある事情から、ビデオを手にしてしまった有里(山本)は霊媒師の経蔵に助けを求める。同じ頃、呪われた家に足を踏み入れてしまった鈴花は、伽椰子の呪いに悩まされるが、経蔵は貞子と伽椰子をぶつけて呪いを打ち消すことを考える。映像には、呪われた家に置かれたテレビ画面から貞子が出現し、階段を下りてくる伽椰子と対峙するシーンも登場。どちらも“最恐”と呼ばれてきた両者が激突する時、どんなことが起こるのか? どちらが勝つのか? 恐ろしくも気になる映像になっている。本作は通常の上映だけでなく4DX、MX4Dでも上映されるが、加えて、立体的な音響を楽しめるドルビーアトモスでの上映も決定。報道資料によると「まるで貞子や伽椰子と同じ空間に存在しているような」体験ができるという。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年04月22日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』の主題歌を聖飢魔IIが手がけることが決定し、デーモン閣下のコメント映像が公開になった。コメント映像映画は、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる長い髪が強烈な印象を残す貞子、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子が激突するホラー作品で、山本美月、玉城ティナらが出演する。魔界から人間界に降臨し、数々の活動を行ってきた聖飢魔IIが、貞子と伽椰子の対決のために主題歌『呪いのシャ・ナ・ナ・ナ』を書き下ろした。このほど公開になった映像で、デーモン閣下は「本来ならば、聖飢魔IIは既に魔界に帰還していて、人間界での活動は行わない状態であるが、貞子と伽椰子が戦うというのは大変な事態なので、吾輩が聖飢魔IIを特別要請し、両名の決着の場を華々しい音楽で盛り上げる運びとなった」と説明している。本楽曲が入った小教典(シングル)は6月15日(水)に発布(発売)される予定。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年04月06日ヘビーメタルバンド・聖飢魔IIが、山本美月主演のホラー映画『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)の主題歌として、書き下ろしの新曲「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」を提供することが6日、明らかになった。本作では、『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が対決。山本のほか、玉城ティナらが出演し、『ボクソール★ライドショー』(16年)などの白石晃士監督がメガホンを取る。主題歌を担当する聖飢魔IIは2015年、"地球デビュー30周年"記念で、1999年の解散から4度目の再集結ツアーを発表。2月の東京・日本武道館での公演を最後に活動を休止し、デビュー以降、5度目の解散状態となっていた。しかし、貞子と伽椰子の対決を聞きつけたリーダーのデーモン閣下が構成員を特別に再招集。ロックバンドの姿を借りた悪魔集団と、ジャパニーズホラーをけん引してきた2大ヒロインとの"恐宴"(共演)が実現した。デーモン閣下は、「人間界の者どもにとって、不吉な知らせだ」とおどろおどろしくコメント。どうやら、6月に"魔界・霊界サミット"が開催されるようで、「われわれがホスト役をつかさどることになった」と報告している。これには、世界のさまざまな魔界や霊界の存在が集まるそうだが、その内の2人である貞子と伽椰子の仲が険悪になっているようで、デーモン閣下は「両名がすぐに戦わないよう吾(わ)が輩が魔界からやってきて仲裁役になっている」と説明。しかし、「両名ともどうしても決着をつけたい、腹の虫がおさまらない」様子であり、「両名が戦う場をちゃんと用意しようということで話は落ち着いている」という。その舞台が、本作となっているわけだ。本来であれば、"魔界"に帰還しており、"人間界"で活動を行わない状態の聖飢魔IIであるが、「貞子と伽椰子が戦うというのは大変な事態」ということで、「両名の決着の場を華々しい音楽で盛り上げる運びとなった」と主張。「各構成員とも両名の戦いのために、音楽を作り、それはそれはイキな曲を用意しているので期待して待つように」と呼びかけている。さらに、「不吉なことが次々に起こる魔界・霊界サミットに参加しないという人間ども」に向けて、「われわれから特別ひどい呪いをかけることになっているので十分に注意するように」「戦いの場に参加するように」と警告し、「カッカッカッカッカカカカカ」と高笑いした。なお小教典(シングルのようなもの)「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」は、6月15日に発布(発売)。価格は1,300円(税別)で、初回限定特典として、"呪い促進閻魔札"(トレーディングカードのようなもの)が封入される。(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
2016年04月06日日本漫画界の巨匠・石ノ森章太郎と永井豪のそれぞれの代表作がコラボレートし、実現不可能とされていた夢の物語がクロスを果たした『サイボーグ009 VS デビルマン』。そのアニメーション全3話が、世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」にて、日本を含む全世界190か国・20か国語でストリーミング配信されることになった。“黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)”によって改造人間(サイボーグ)となった009たち。追手の暗殺者たちと戦い、自らの存在理由に迷いながらも、「“悪”によって与えられたこの力で、“悪”に立ち向かうこともできる」と一縷の希望も見出していた。そんなとき、超能力を持つイワンことサイボーグ001が“悪魔”の出現を警告する。一方、デーモン族の勇者・アモンと合体し、悪魔人間(デビルマン)となった不動明は、飛鳥了と2人で人知れずデーモン族と闘っていた。改造人間と悪魔人間。ある1つの事件により、両者の道が重なった。新たなる混乱の果てにあるのは、希望か、それとも絶望か…!?世界中に影響を与えたといっても過言ではない、石ノ森章太郎の「サイボーグ009」と永井豪の「デビルマン」が“世紀のコラボ”を果たした本作。物語は、2つの原作では描かれなかったミッシングリンクを埋める時間軸を舞台に、「サイボーグ009」の“ミュートス・サイボーグ編”と、「デビルマン」の“ジンメン編”それぞれの直後にクロスした、“有り得る歴史”として描かれていく。009/島村ジョーの声を務めるのは、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」ルルーシュ・ランペルージ役や最近では「おそ松さん」の四男・一松役で知られる福山潤。また、不動明/デビルマンは、『遊☆戯☆王5D’s』のクロウ・ホーガン役や『東京喰種トーキョーグール』の西尾錦役で知られる浅沼晋太郎が務めている。日本が生んだ2大ヒーローたちの作品を越えた対決には、世界中のファンも注目必至となりそうだ。「サイボーグ009 VS デビルマン」(全3話)はNetflixにて全話ストリーミング配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月04日映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(公開中)に登場する俳優ジェシー・アイゼンバーグ演じる謎の男レックス・ルーサーについて、ザック・スナイダー監督がこのほど言及。また、レックスを捉えた場面写真も公開された。本作では、スーパーマンとバットマンが映画史上初めて対決。劇中では、愛する人々のために力を振るってきたスーパーマンがその巨大過ぎる力ゆえに恐れられ、人類の脅威となっていく姿と、それに対抗できる唯一の人間として立ち上がるバットマンが繰り広げる"世紀の対決"が描かれる。公開された場面写真は、スーパーマンが普段の生活を送るための仮の姿クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)と、同じくバットマンの仮の姿ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)が出席したパーティー会場での1シーン。2人の間に立つのが、レックス・ルーサーだ。彼は大金持ちで天才肌の実業家。型破りな優れた頭脳を持ちながら、ブルース・ウェインと同じく、スーパーマンの強大過ぎる力を強く警戒していることが明かされている。ザック・スナイダー監督は、「もしも望めば全人類を抹殺できるスーパーマンという存在に、『待てよ』と考える人間が出てくるのは当然」と断言し、「彼の脅威を訴える人々が増えてくる中、同じくその脅威を感じている存在として、レックスとブルースは非常に似ている」と2人の共通点に言及。その上で「彼らの関係にも注目してほしい」と話し、今後の作品においても重要な役割を担うことを示唆した。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年04月01日現在公開中の<a href="">『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』</a>に“ワンダーウーマン”として出演しているガル・ガドット。現在30歳でイスラエル出身の彼女は18歳から2年間、国の義務である兵役に服した。ガルは「People」誌に兵役について「兵役なんて必要ないという世界になればいいのに」と前置きした上で、「でもイスラエルに生まれたらみんな兵役に行かなきゃならないの。友だちも両親も、祖父母も行ったわ」。2年間イスラエル国防軍で戦闘トレーナーの職務に就いていたというガル。女性ヒーロー・ワンダーウーマンを演じるにあたりトレーニングをしていた際、「軍でトレーニングをしていた頃をすごく思い出したわ」と、兵役時代の経験が役作りの役に立ったと語っている。男性だけでなく、18歳以上の“未婚”の女性に課せられるイスラエルの兵役義務。これから逃れるために、同じくイスラエル出身のモデルのバー・ラファエリは、家族の知り合いと偽装結婚してすぐ離婚するという強硬手段を取り、世間から非難を浴びた。一方ガルは「兵役によって社会に“お返し”するっていいことだと思う」と兵役義務に理解を示し、経験を現在の女優業に生かすという前向きぶりを見せている。ガルがこのように語ることで、イスラエル国民からの好感度もアップし、オンライン新聞「The Times of Israel」はガルを「イスラエル実在のワンダーウーマン」と称している。(Hiromi Kaku)
2016年04月01日バットマンとスーパーマンが対峙する大作映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の特別映像が公開になった。バットマンとスーパーマン、それぞれの立場から本作の魅力を紹介した映像で、劇中の映像だけでなくキャストのインタビューも収録。本作で描かれる“世紀の対決”に多角的に迫っている。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』特別映像バットマンもスーパーマンも長きに渡って愛され続けるヒーローだが、ふたりの生い立ちや考え方は大きく違っている。バットマンことブルース・ウェインは幼少期に両親を殺され、深い悲しみ、孤独、怒りを内に秘めたまま成長し、誰から頼まれることなく自警団的に悪を倒してきた。ブルース役のベン・アフレックが「今回のバットマンは過去の作品にくらべ年を重ね世界に幻滅している」と語る通り、パワーは人間と同じだが、その内面は“闇”に包まれており、正義のためには手段を選ばない。一方、スーパーマンは異星人でありながら地球に送り込まれ、実の親を失い、孤独を味わうも、育ての親の愛を受けて成長し、人を助けるために活動するようになった。スーパーマンの“育ての母”を演じたダイアン・レインが「スーパーマンは人の心を持つからこそ苦しむの」と語るとおり、パワーは人間を遥かに凌駕するが、その内面は誰よりも人間であろうとする。ふたりはどちらもヒーローで、通常であれば戦うことはないだろう。しかし、映画では悪事をたくらむ人物が登場し、スーパーマンとバットマンは“戦わざるをえない状況”が描かれる。ついに訪れた世紀の対決は、多くの映画ファンの注目を集めており、本作は全世界で記録的なヒットを飛ばしている。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』3月25日(金) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT. LLC
2016年04月01日『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(公開中)でバットマンことブルース・ウェインを演じたベン・アフレックが、新たな『バットマン』の脚本を書き上げたようだ。ベンは『ジャスティス・リーグ』シリーズ2作品を含むほか3作品にバットマンとして登場することが決まっているが、バットマンのみにフォーカスをあてた新作の脚本をも書き上げたということだ。芸能プロダクションのウィリアム・モリス・エンデヴァーの共同会長アリ・エマニュエルとパトリック・ホワイトセルは、ザ・ハリウッド・レポーターのインタビューに応じた際、ベンがワーナー・ブラザースに脚本を渡したことを明かした。ホワイトセル氏は「ベンは『ジャスティス・リーグ』の第1弾と第2弾に出演する契約になっていますから、少なくともあと3回はマントを着ることになります。とてもクールなバットマンのアイデアがつまった脚本をベンは書いているので、現在それがほかの選択肢としてあるというわけです」と説明。さらに、ジャレッド・レトやマーゴット・ロビー、ウィル・スミスらが出演する今年公開予定の『スーサイド・スクワッド』にも、ベンがバットマンとしてカメオ出演することを明かした。ベンはこれまでに脚本家、監督として成功を収めてきており、古くからの友人であるマット・デイモンと共同執筆した1997年作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』はアカデミー賞脚本賞を獲得している。そして監督と主演を兼任した2012年作『アルゴ』は2013年度アカデミー賞作品賞を受賞した。昨年6月には、DCエンターテイメントのCOOジェフ・ジョーンズとベンが、『バットマン』の新しいプランについて、計画の初期段階にあると報じられていた。(C)BANG Media International
2016年04月01日先週末、世界66か国でアメリカと同時公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が、記録的なヒットとなった。北米での売り上げは、1億7000万ドルで、3月に公開された映画としては史上最高だ。その他の写真これまでの記録は『ハンガー・ゲーム』1作目の1億5250万ドルだった。また、今作は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を破り、ワーナー・ブラザースの北米初公開週末記録も打ち立てている。北米外からの売り上げは、2億5400万ドル。これは史上5番目の数字だ。最も大きな売り上げを見せたのは中国で、5730万ドル。以下、イギリス、メキシコ、ブラジル、韓国、オーストラリア、ロシア、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、日本と続く。アメリカでの批評はかんばしくなく、rottentomatoes.comでは、たった29%の批評家しか褒めていない。だが観客の評価は、まずまずのBだった。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』公開中文:猿渡由紀(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT. LLC
2016年03月28日『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『デッドプール』『X-MEN:アポカリプス』などなど、今年も映画界ではアメコミのヒーローたちが活躍。その現象は海外ドラマの世界も同様で、今や大勢のヒーローたちが正義のために戦い、恋をし、人生に悩む場となりました。そこで、今月は現在活躍中のヒーローたちをピックアップ。頼りがいがあるのは誰か?大変そうなのは誰か?女子人気が高いのは誰か?おさらいも兼ねてチェックしていきましょう。まず1人目は、「ARROW/アロー」のアローことオリバー・クイーン。大富豪一家に生まれたオリバーは、リッチなプレイボーイとして知られるセレブです。けれど、実は緑色のフードをかぶり、弓矢で敵を射抜くアローとして活躍中。生まれ育った街スターリング・シティのために日々力を尽くしています。プレイボーイ…とは言ったものの、秘密のヒーロー生活の中で呑気に女遊びができるはずもなく、もはやオリバーもプレイボーイなのはイメージのみ。恋人の妹と浮気し、浮気旅行中の事故で様々な人間の運命を狂わせた過去はあれども、その罪悪感や複雑な顛末、ぬぐえない苦悩が今のオリバーを形作っているとも言えます。そのため、むしろ女性に弱いタイプといった方がしっくりくるかも。また、毎日の鍛練を怠らない努力家でもあり、弓の腕は超一流。鍛え抜かれた体を張って、愛する者を守り抜こうとする姿勢も素敵です。2人目は、「THE FLASH/フラッシュ」のフラッシュことバリー・アレン。アローのヒーロー仲間でもあるバリーは、セントラル・シティ警察の科学捜査班に調査員として勤務。実験室での事故をきっかけに超人的な治癒力と超高速の移動能力を身につけ、セントラル・シティを守るフラッシュとして活躍するようになりました。暗い生い立ちを抱えながらも精一杯楽観的で、そこが健気でもあるバリーは女の子に対しても一途。幼なじみのアイリスに想いを寄せながら、恋心をなかなか口にできないモジモジ男子でもあります。その後、ヒーローとして成長するバリーが、アイリスへの恋心にどう向き合うのかも見どころ。たくましくてクールなアローよりはちょっぴり頼りなさそうに見えるフラッシュですが、その不完全さもキュートに感じられるところです。そして3人目は、「デアデビル」のデアデビルことマット・マードック。盲目の弁護士マットは、ニューヨークの街ヘルズ・キッチンの悪と戦うデアデビルでもあります。幼い頃に視力を失ってしまい、それ以外の感覚を研ぎ澄ましながら生きてきたマットも、アローやフラッシュ同様、秘密のヒーロー生活に身を捧げています。どこか人を寄せつけない孤独感を漂わせながらも、物腰は柔らかくてジェントル。そんな印象のマットが、鍛え上げた肉体で悪を成敗するギャップにときめかされる人も多いのではないでしょうか。また、正体を明かせない苦悩、というより、正体を明かさずに全ての問題を背負い込もうとする献身もヒーローらしく、マットの哀愁をより深くしているところです。まだまだ海外ドラマの世界にはヒーローがたくさん。後編に続きます!(text:Hikaru Watanabe)
2016年03月25日『バットマンvs スーパーマン ジャスティスの誕生』のジェシー・アイゼンバーグをはじめ、旬の俳優たちの競演と華麗なるイリュージョンの数々で話題を集めた『グランド・イリュージョン』。その続編となる『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の日本公開が9月に決定。前作を上回る華麗なイリュージョンが披露される予告映像が解禁され、『ハリー・ポッター』シリーズで知られるダニエル・ラドクリフの出演も明らかとなった。4人の「フォー・ホースメン」と名乗るスーパーイリュージョニストたちが、派手なイリュージョンショーで不正に搾取された金だけを奪い続けるスリリングな展開と、ジェシーをはじめ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンら豪華キャストの出演により、スマッシュヒットを記録した『グランド・イリュージョン』。今回到着した続編の予告映像では、新たにリジー・キャプランが加わった新生「フォー・ホースメン」が登場。降り注ぐ雨を静止させ、空へ逆流させたり、頭上にばらまいたトランプが落ちるのと同時に姿を消してしまったり、水面に倒れこんだと思いきや服だけを残して姿を消してしまったり…と、華麗なるイリュージョンを怒涛の勢いで披露する。そして、爽快感たっぷりのこの映像の最後に登場するのが、ダニエル演じる天才エンジニア、ウォルター・メイブリー。とあるハイテク企業の不正を暴露するため、新たなショーで再び現れたフォー・ホースメンと対面するシーンでは、挨拶代わりのカードマジックを披露するも失敗。陽気なキャラクターに見えるが、それがかえってウォルターという人物の不気味さを強調させている。果たして、彼らの対決の行方はいかに…!?誰もが知る魔法使いから、今度は“魔法”のようなイリュージョンのトリックを見破る宿敵として登場することになるラドクリフ。彼が参戦し、ニューオーリンズ、マカオ、ロンドンと世界を股に掛けたロケにより、前作からさらにスケールアップした本作に、まずはこちらの予告編から魅了されてみて。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日「嵐」とゲストがアトラクション対決するバラエティ「VS嵐」が24日(木)放送となる。今回のゲストは映画『暗殺教室-卒業編-』から山田涼介、山本舞香、加藤清史郎、知英、椎名桔平、そして作品に出演している二宮和也は今回嵐チームではなくゲストチームへ。嵐サイドにはプラスワンゲストとしてお笑いコンビ「千鳥」が助っ人参戦する。両者が競うのは、吹き矢で『暗殺教室』に登場するキャラクター“殺せんせー”の風船をどれだけ割れるかという、作品にちなんだ新ゲーム「バルーンシューティング」。ゲストチームとして嵐のメンバーと対決することになった二宮さんは嵐のことを知り尽くしているだけに「勝ったも同然!」と宣言。「先祖は忍者だった」とまことしやかに言う椎名さんも自信満々。知英さんとともに嵐も驚く結果を残す。嵐の弱点を知り尽くした強敵・映画『暗殺教室-卒業編-』チームの前にさすがの嵐も大ピンチ。追い込まれた嵐の必死な姿は必見だ。「VS嵐」はフジテレビ系で24日(木)19時00分~放送。(笠緒)
2016年03月24日今週末日米同時公開される『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』を観たいと思う一番の理由は、ワンダーウーマン。アメリカの映画チケット予約販売サイトFantangoの調査で、そんな事実が明らかになった。その他の写真現時点で『バットマンvsスーパーマン』は、過去のスーパーヒーロー映画すべてを上回る、記録的な前売りの売れ行きを示している。それらの観客の88%は、ついにワンダーウーマンをビッグスクリーンで観られることがこの映画を観たい理由だと答えた。また82%は、『マン・オブ・スティール』を観ていると答え、61%は、この映画を2度以上観るだろうと答えている。スーパーマン派か、バットマン派かの質問に対しては、41%がスーパーマン派、59%がバットマン派と回答した。『バットマンvsスーパーマン』は今週末、北米だけで1億6000万ドル、全世界で3億5000万ドルを売り上げると予測されている。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』3月25日(金)全国ロードショー文:猿渡由紀(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年03月24日世紀の2大ヒーロー、バットマンとスーパーマンによる夢の競演、そして激突を描くエンターテインメント超大作『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』(3月25日公開)。DCコミックス誕生以来、史上初めてバットマンとスーパーマンがスクリーン上で一大スケールのバトルを繰り広げることで話題の本作に、人気ファッションモデルとして活躍しながらハリウッド大作映画でも活躍するTAOが唯一の日本人女優として出演を果たす。いまだ謎が多い期待の本作の撮影現場の様子などをはじめ、活躍の場を広げる彼女自身のことも聞いた。――依然、謎が多い本作ですが、撮影現場の様子はいかがでしたか?ヘンリー・カビルさんがスーパーマンの、あの格好で普通に歩いていたので、すごく不思議な感じがしました。どうしてもスーツに触りたかったのですが、「触らしてください」と言うことってセクハラかなと思い、恥ずかしくて言えなくて(笑)。なので、コスチュームの担当の方にお願いして、彼が脱いでいる状態で、スーツだけ触らしてもらいました。カッコよくてアガりましたね(笑)。――あのスーツは特殊な素材を使っているので、直に触るとどういう感じなんですか?ほかでは見たことがないような素材で、アクションシーンで使用するので通気性がよかったです。アクションシーン用じゃないスーツもあって、実は種類が豊富。もともとファッションの仕事をしていて生地や素材などに関心が高いというバックグラウンドがあったもので、コスチュームの精密な感じやディテールなどに興奮しました(笑)。バットマンのマスクもアガりましたね。――演じているマーシー・グレイブスは、謎の男レックス・ルーサーの秘書ですが、どういう女性だと理解して演じましたか?オリジナルのキャラクターがコミックにいたので、そのリサーチはしたのですが、そもそも彼女は日本人でもアジア人でもなかったので、そこへキャスティングしていただいたことはすごく光栄でした。であれば自分なりに新しく作っていいかなという気になって、わたしなりのアイデアを監督やコスチューム、ヘアメイクの方々と相談しながら決めました。――日本でも悪女役が人気ですが、パッと見ただけでヴィランってわかりますよね。セリフが多い役でなかったのでビジュアルで印象に残るようにと、そういう視点で役作りをしました。彼女はレックス・ルーサーの右腕ということで、本人たちに悪者という自覚はないんですけど、結果的に映画の中ではヴィランなので、悪役という役割を初めて演じました。どうしたら悪そうなカッコよさが出るか、そのことを考えてトライしましたね。――具体的には、どのように悪そうなカッコよさを追求しましたか?基本的にニヤニヤしていました(笑)。ブスッとしている怖さではなく、いつもニヤニヤしていて、気味が悪い感じに映っていたらいいなあと思います。セリフがないシーンなどでは自由が利く瞬間が多かったので、撮影は楽しかったです。――リサーチをしたということは、それほどこのジャンルに詳しくはなかった?そうですね。3年前に初めての映画出演だった『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)に出させていただいてから、ちょっとずつアメリカのスーパーヒーローものを勉強し始めました。それまでは全然親しみがなかったですが、次第に興味が出始めて。それまでは行かなかったはずの『マン・オブ・ザ・スティール』(13)も、友だちと映画館で観るまでに変わりました。――『マン・オブ・ザ・スティール』(13)、いかがでした?スーパーマン役のヘンリーがカッコよすぎて(笑)。この俳優さんと会いたいと思っていたら、数年後に今回のお話が来て一緒の映画に出ることに! 本当に信じられなかったですね。――確か、ヒュー・ジャックマンもあこがれの方でしたよね?そうなんです。動機が不純なんですけど、会いたいと思っていたら、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)で共演をすることが叶いました(笑)。――ちなみにいま、気になっている俳優は?ここは言っておいたほうがいいですよね(笑)。気になっている方は、ザ・ロックさん。いま一番アメリカで忙しい、売れているんですよ。IMDBを見ると、売れている人のページは"Up coming"のプロジェクトが4~9本なのが普通のところ彼は20本近くある。もう、向こう数十年は安泰みたいなレベルなので、すごいんです。その中の1本くらい、出たいなって。余談でした(笑)。――ところで、最近は日本映画にも出られていますが、現場で何か違いのようなものを感じることはありますか?日本の監督さんが、アメリカのお芝居は流れるような連続性があって、そこには少し間もあるけれども、本当に普段の会話のように進行していく傾向があるとおっしゃっていて。でも、日本は歌舞伎の文化が根付いているから、見栄を切るお芝居をする人が多いと。だから、そこには不思議な間があると。それは言われないとわからないことでした。そもそものお芝居が違うということを知りました。――でも、海外のモデルさんもランウェイで見栄を切りませんか?それも時代によりけりで、わたしの頃はトップでポーズをすることとかなかったですよ。表情も変えずにターンしてくるみたいな感じで、ポージングは90年代くらいまでの話だと思います。でも確かに、そのほうが印象に残るんですよね。日本ではサラッとお芝居をするとナチュラルすぎて下手に受け取られることがあるとも言われていましたが、面白いなあと思いましたね。――今後の目標や理想は何ですか?具体的な理想像などは全然ないんです。ただ、日本だ、アメリカだ、ヨーロッパだから、という線引きをされずに、どこからでも求められる存在になれればなと思っています。■プロフィールTAO14歳でモデルエージェンシーに所属。その後、拠点をパリとニューヨークに移して、数々の雑誌、ランウェイ、ワールドキャンペーンなどを経て、世界のトップモデルとして活躍。2013年公開のヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン:SAMURAI』のヒロイン役に大抜擢され、スクリーンデビュー。昨年は日本映画の『クロスロード』にも出演。今回謎の男レックス・ルーサーの秘書マーシー・グレイブス役として、唯一の日本人女優として出演。(c) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年03月24日誰もが知る2大ヒーローによる世紀の対決を描くエンターテインメント超大作『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のジャパンプレミアが3月23日(水)、都内で行われ、今年最大級の話題作がついに日本上陸を果たした。プレミアにはレックス・ルーサーの右腕、マーシー・グレイブスを演じる、唯一の日本人キャストのTAOが来場。国際的に活躍する日本人デザイナー「タダシ ショージ(TADASHI SHOJI)」のドレス、「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」の高級ジュエリー、そして足元はイタリアの「セルジオロッシ(Sergio Rossi)」というハリウッド女優らしい、豪華で洗練されたファッションで“凱旋”した。そんなTAOさんは、一昨日に米ニューヨークで開かれたワールドプレミアで、初めて本編を観たばかり!「撮影したのは2年前ですし、こうして作品が形になって、本当に感激している」と心境を語り、「現地は大雪でしたが、世界中から集まった1,500人のファンの熱気で、寒さを忘れるほどだった」と報告。「2大ヒーローの対決はもちろん、女性のヒーローであるワンダーウーマンの登場にも注目してほしい」と本作をアピールした。この日は、世界で活躍するスポーツ界の“ヒロイン”として、スキージャンプの高梨沙羅選手がスーパーマンを意識したという、鮮やかなブルーのドレス姿で来場し「普段はこんな恰好をしないので、緊張します」と初々しい挨拶。2大ヒーローのうち、好きなのはスーパーマンだと言い「真面目で優しいし、人類のために戦っている姿がカッコいいなと思います」とニッコリ。同じく世界で活躍するTAOさんを見上げながら、「私もTAOさんのような凛とした女性になれるよう、いろんなことにチャレンジしたい」と話していた。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』は3月25日(金)より全国にて3D/2D/IMAX同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日誰もが知る2大ヒーローによる世紀の対決を描く前代未聞のエンターテインメント超大作『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』が、いよいよ今週末3月25日(金)より日米同時公開される。公開を直前に控えた現地時間3月20日、本作のニューヨークプレミアがラジオシティー・ミュージックホールにて開催、バットマン役のベン・アフレック、スーパーマン役のヘンリー・カビル、ザック・スナイダー監督や唯一の日本人女優TAOらが一堂に会し、さらに、『スーサイド・スクワッド』で主演を務めるウィル・スミスもサプライズで参上していたことが分かった。愛する人々のために発揮してきた強大すぎる力が人類から恐れられ、次第に“悪”に染まっていくスーパーマンと、彼を止めるべく人類の希望を背負って立ち上がるバットマンによる、世紀の対決が描かれる本作。会場となった80年を超える歴史を持つラジオシティーでは、この日、200mにわたるレッドカーペットならぬ“ブラックカーペット”が敷かれ、映画の公開を待ち望むキャラクターモチーフの衣装に身を包んだ、1,500人におよぶファンが集結。毎年6月にはトニー賞授賞式会場ともなる由緒正しい劇場が、本作一色に染まった。さらに、取材陣は米国を始め、各国からTVカメラ100台、スチールカメラ150台、総勢350人が詰めかけ、世界中から寄せられる本作への期待度を物語っていた。本プレミアに登場したのは、人類のためスーパーマンとの戦いに挑むバットマンを演じるベン・アフレックと、正義のヒーローが一転、人類の脅威となるスーパーマンを演じるヘンリー・カビル、本作の監督であるザック・スナイダー、スナイダー夫妻がその演技に惚れて出演を熱望した唯一の日本人女優TAO、ガル・ガドット、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・レイン、ホリー・ハンターらの主要キャストたち。特に主人公の2大ヒーローを演じるベンとヘンリーの登場には、会場中から割れんばかりの拍手・声援が鳴り響き、気温わずか2度まで冷え込んだニューヨークの寒空をその熱気で包んだ。まず、ベンにコメントを求めると、「ハロー、ジャパン!」と日本のファンに向けて挨拶。俳優、監督、製作者として活躍してきた彼は、今回、誰もが知るバットマンを演じることに対して、「むしろプレッシャーはないんだ。なぜならば、この映画の完成を観て、その出来栄えに大満足できたからね」と手応えを覗かせる。「もちろん、役が決まった当初はクリスチャン・ベイル、クリストファー・ノーラン、ティム・バートン、ジョージ・クルーニーなど、この映画を盛り上げてきた数々の監督と俳優たちの存在が大きなプレッシャーだった。でも、このカーペットにいる、ザック・スナイダー監督と仲間たちのおかげで、本当に素晴らしい映画にできたと思っているし、誇りに思っているよ」とコメント。「バットマンのキャラクターもいままでのイメージを覆す仕上がりだから、ファンの皆さんも喜んでもらえると思う」と自信の程を明かした。その役作りで最も大変だったのは「身体面」だったそうで、「毎日2時間のワークアウトをして撮影に臨んだのは初めてだったよ」と語った。一方、ヘンリーは「前作『マン・オブ・スティール』から時を経て、進化し続けるスーパーマンを演じられることをとてもうれしく思っているよ。そしてこの作品で、みんなが知っている、憧れのスーパーマン像が完成したと思う」と力強く語る。バットマンとのガチ対決には、「バットマンが出てくると聞いたとき、とてもワクワクしたことを覚えているよ。スーパーマンとバットマンが共演することで、膨大な面白いストーリーの宝庫である、DCユニバースに物語が広がっていくことになるんだ。本当に心躍らされたよ」と語り、自身にとっても楽しみだったことを明かした。また、「日本に僕のファンがいるなんて信じられない!嬉しいよ!」と話すレックス・ルーサー役のジェシーは、「こんにちは。本日はどうもありがとうございます。なんて言ったらいいんだろう。この映画を楽しんでいただければと思います」と真摯にコメント。まるで大統領選のような華やかなプレミアに、「バットマンvsスーパーマンなので、ある意味、大統領選みたいなものでしょう。このようなビッグタイトルにかかわることができて大変うれしいですね!」と喜びいっぱいの様子だ。そして、ルーサーの秘書役を演じたTAOさんとの共演については、「TAOさんは背も高くて美しい。彼女との共演は素晴らしかったです。本編の中では私のアシスタントでしたが、私がアシスタントを務めるべきだったんじゃないかと思うくらいです」とお茶目に応じてくれた。そのTAOさんは、世界から注目を集める本作への抜擢について、「すごいびっくりしました。一番最初のお芝居のお仕事は『ウルヴァリン:SAMURAI』というヒーロー映画だったんですが、そのときの演技を見たザック・スナイダー監督がオファーをくださって出演を果たすことができました。オーディションもなしに役が決まり、撮影したのは2年前ですから、本当にこの映画が完成するのが夢のよう」と語り、「いまから初めて映画を見るのですが、昨日は楽しみで眠れなかったです」と胸の内を明かした。「バットマンとスーパーマン、アメリカを代表する2大ヒーローが戦うということで、私が思っていた以上にすごい出来事なんだなということを実感しています」と語るTAOさん。この後、3月23日(水)に開催されるジャパンプレミアにも登壇予定で、日本のファンに向けて初めてのお披露目の場で、ハリウッド女優が何を語るのかにも注目が集まっている。これまで、徹底した秘密主義が貫かれ、ストーリーはおろか登場人物についても憶測が飛び交っていた本作。日本でも目にすることができるのは、もうまもなくだ。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』は3月25日(金)より全国にて3D/2D/IMAX同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日