東京メトロ丸ノ内線の中野坂上駅に11日、新しい出入口・コンコースがオープンする。中野坂上交差点付近に加えて荻窪寄りにも出入口を設置し、利便性向上を図る。中野坂上駅は丸ノ内線の本線(池袋~荻窪間)と支線(中野坂上~方南町間)が分岐する駅で、都営大江戸線との乗換駅でもあり、東京メトロにおける昨年度の1日平均乗降人員は6万1,969人。既存の出入口は中野坂上交差点付近(丸ノ内線ホームの池袋寄り)にのみあり、平日朝ラッシュなど混雑が激しかった。新しい出入口は丸ノ内線ホームの荻窪寄りに設置。混雑緩和につながるだけでなく、東京メトロが火災対策として取り組む「ホームから地上までの二方向の避難経路」も確保され、より安全性の向上した駅となる。改札口とコンコースはホームより低層の地下3階に置かれる。ホーム階と改札階を結ぶエレベーターを2基設け、改札階と地上を結ぶエレベーターも1基設置して、エレベーターによるホームから地上までのルートを確保。出入口の階段に上り・下りのエスカレーターを計4基併設するなど、バリアフリーにも対応した。コンコースには多機能トイレも置かれる。東京メトロの駅では初めて、駅出入口と一体となった緑地スペースも設置。地下1階は緑地スペースからの明るい自然光が差し込むという。出入口と緑地スペースから外気を取り込み、コンコースにかけて自然の風で換気も行われる構造となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日酒造会社で機能性食品の研究・開発を手掛ける中野BCは23日、悪玉コレステロールを減少させるという熟す前の「青柿」の粉末を食品やサプリに使う業務用商材として発売した。同社は柿の中でも、特に未成熟な「青柿」に着目。2007年から、同社のリサーチセンター「食品科学研究所」と岐阜県生物工学研究所、(独)食品総合研究所と共同で機能性等の研究を進め、2009年に青柿に含まれる「タンニン」が、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに、動脈硬化などを進行させる悪玉コレステロール(LDL)を減少させる効果を発見した。さらに2008年には、特許出願中の独自技術を考案し、青柿を「無味」の粉末にすることに成功。無味の粉末にしたことで、応用範囲が広がり、菓子などの食品やサプリメント等の商品化を検討することとなった。商品名は「パーシモンパウダー」で、これは柿の木や実を意味するパーシモンという英単語が由来とのこと。価格は100g 1,650円(送料別)、1kg 1万5,000円(送料込)。年間300kgの売り上げを目指すという。また同社は発売を前に、青柿の粉末を使用したスイーツの共同開発を高知県の菓子工房「コンセルト」に依頼。4月から「柿フィナンシェ」「柿と酒粕のサブレ」「わらび餅」の3商品を試験販売しており、健康になれる“機能性スイーツ”として、評判は上々だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日生活を見直し、パートナーを支えたいフジテレビの人気女子アナ、中野美奈子アナウンサーが28日、この夏にも同局を退社すると発表した。現在、彼女が司会を務めている朝の情報番組「とくダネ!」の冒頭で自ら発表したもので、6月末で降板することにしたという。退社の理由としては、一昨年3月に結婚した整形外科医師の夫に海外赴任の予定があり、それに同行したいためという。これまで、時間が割けなかったが、これからはパートナーをゆっくりと支えていきたいと考えているようだ。新たな女性として輝ける一歩を夫の仕事も忙しく、共に過ごす時間がなかなか持てなかったという彼女。退社し、生活を見直して、専業主婦としてバックアップ側にまわる決意を固めたようだ。メディアから彼女の姿が消えるのは残念だが、海外に場所を変えても、専業主婦という立場となっても、彼女なりに新しいかたちで輝ける女性として生きていくことだろう。決断を受け止め、リスタートする中野アナをあたたかく見守り、応援したい。元の記事を読む
2012年03月29日本の中には専門的な分野の人が読めば重要な資料だったとしても、私たちからすれば「それ、誰が読むの?」、「何の役に立つの?」というものがあります。しかるべき人が読めば思考を展開していくための重要な材料になりえるのでしょうが、一般ピープルが読んでも何が何やらさっぱり!でもそういう本に限ってなんだかおもしろそう!と言うことで、今回は「それ必要?」と思わず問いたくなるような本(失礼)を大学図書館に勤めているIさんにお尋ねしてみました。■『おなら大全』(著者:ロミ/ジャン・フェクサス)さまざまな「おなら」を解説。とにかく古代から現代までの文献など、いたるところからおならにまつわる話を集めてきた本。本からにおいがしてしまいそうな……。とにかくおならづくしの一冊。この著者であるロミとジャン・フェクサスは、ほかにも『悪食大全』、『でぶ大全』などを執筆。ちなみにこの『おなら大全』でラブレー賞なるものを受賞しています。『でぶ大全』は読んでいるとうっかり「私ってデブでもいいのかも……!」という気分に陥ります。■『平行植物』(レオ・レオーニ著)絵本作家であるレオ・レオーニが描く植物図鑑……でも、実際に描かれている植物は架空のもの。読みすすめていると、うっかり本物の図鑑のように感じられますが、実は筆者であるレオ・レオーニが作りだしたフィクションです。しかし、絵本作家である筆者の絵にほっこりすると同時に癒やされる一冊。■『地獄の辞典』(コラン・ド・プラシー著)19世紀前半に信じられていた地獄思想、悪魔、幽霊、魔術師などを挿絵付きで解説。「悪魔なんていない、いない!」と大人になってからは言いきってしまいますが、この一冊を手に取れば、ある意味、童心に戻れる。「悪魔が出てきて食べられるかもしれない……!」とおびえてトイレに行けなかった幼き夜のことが思い出されます。■『サンタクロースの辞典』(グレゴアール・ソロタレフ著)AからZまでのフランス語を142並べて、それにあわせてサンタの生活ぶりを紹介。辞典とうたっているけれど、実際は絵本だし、サンタクロースのことが知れるのかというとそうではありません。よく絵本にある「道徳的なもの」を伝えてはいるのですが、サンタクロースに置き換えられるだけで、ちょっぴり素直な気分になれるから不思議。■『TOKYONOBODY』(中野正貴著)東京という人があふれる場所で、人が全くいないシーンばかりを集めた写真集。人がいないだけで、こんなにも物悲しさを感じさせるのか、と新たな東京の一面を見た気分になります。人がいない一瞬をとらえるために待ち続けた著者の気分や、人っ子一人いなくなる瞬間とはどんなものだろう、と想像すると楽しみが広がりそう。自分には関係ないと思っているジャンルの本を広げてみると、まさにそこは異世界。なかにはそんなことを懇切丁寧に説明されても……と思ってしまうものもあるのですが、興味本位で開いてみることが何より大切。なにげなく取りだした一冊の本のページをめくったことで、思いもしなかったようなジャンルの専門家になることができるかも?(ふくだりょうこ/プレスラボ)※文中で紹介された本はAmazon等に在庫があるものもありますし、検索すればもっと詳細が出てくるかと思いますので、気になったものがあれば買ってみよう!ちなみに私は「世界シンボル辞典」という1万円以上する本を衝動買いたことがあります。【関連リンク】日本でいちばん大きい図書館、「国会図書館」で働く人の人数は?ずっといても飽きない。できれば働きたい仕事の疲れを癒す新生活応援ライブに、100名様無料ご招待読書の秋だけど……。あなたが読めなかった分厚い本は?辞書類だと1ページ見ただけでも満足感たっぷりなのですが……たまった本を片付けたい!3日間の集中速読講座に潜入してきた読むスピードがあがれば、読みたい本も増えそう
2010年04月08日