海洋研究開発機構(JAMSTEC)は8月8日土曜日に、「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトシンポジウム ~南海トラフ地震被害軽減のための研究戦略と課題~」と題したイベントを開催する。同シンポジウムは、将来発生が危惧される南海トラフ巨大地震へ備える研究を理学・工学・社会科学の連携で実施し、防災・減災対策へ繋げることを目指すもの。基調講演には、国土交通省国土地理院の越智繁雄院長が「災害に負けない国づくり~幅を持った社会システムの構築を~」と題した講演を行う予定のほか、名古屋大学減災連携研究センター 特任教授で海洋研究開発機構 招聘上席技術研究員でもある金田義行氏を進行役としたパネルディスカッションなども開催される予定。会場は東京都千代田区神田錦町の学士会館。開催時間は14時~17時30分(開場13時)で、定員は250名となっている。入場はJAMSTECのWebサイトからの事前登録が必要だが、当日、定員に満たない場合は、当日席も用意されるということで、8月6日の時点でJAMSTECによると、まだ席はあるということであったので、将来発生が予測される南海トラフ巨大地震に向けて、どういった防災対策を検討しておくべきか、といったことに興味がある人は参加してみると良いだろう。○開催概要開催日時:2015年8月8日(土) 14:00~17:30(開場13:00)会場:学士会館 210号室住所:東京都千代田区神田錦町3-28定員:250名(入場無料)参加方法:JAMSTECのWebサイトにて事前登録が必要(登録なしでも当日参加は可能)申し込みWebサイト:
2015年08月07日ヤフー(Yahoo! JAPAN)は8月4日、同社が提供する「Yahoo!防災速報」で同日気象庁が運用を開始した「噴火速報」の配信を開始した。気象庁が24時間監視をしている全国47の火山が噴火すると、数分以内に「Yahoo!防災速報」の全てのユーザー向けに火山名と噴火日時を通知。「Yahoo!ニュース」アプリ、「Yahoo! JAPAN」アプリなどでも順次配信を開始する。「Yahoo!防災速報」では火山噴火に備えるため、2012年8月より「噴火警戒レベル」が3以上になると通知する「噴火警報」をすでに提供している。ただ、気象庁が新たに提供する「噴火速報」にも対応することで、ユーザーに対して身を守るための行動をさらに促すとしている。
2015年08月05日日本気象は4日、同日より気象庁が開始した「噴火速報」に対応したスマートフォン向けアプリ「噴火速報アラート」を公開した。App Store、Google Playよりダウンロードでき価格は無料。「噴火速報」は、2014年9月に発生した御嶽山での噴火災害を踏まえ、噴火が発生した事実を迅速かつ的確に伝えることを目的として気象庁が4日より開始するもの。阿蘇山、箱根山、浅間山などを含む、気象庁が常時観測している47の火山が速報の対象となっている。「噴火速報アラート」は、気象庁が「噴火速報」を発表した際に、通知音やポップアップ、通知バーなどで情報を届けるアプリ。アプリ内では、「噴火速報」の内容や対象市町村、対象火山の地図が表示されるほか、噴火警報ボタンから天気防災サイト「お天気ナビゲータ」へ遷移し、噴火速報以外の関連情報にもアクセスできる。
2015年08月04日LINEは27日、同社が提供するニュースアプリ「LINE NEWS」においてApple WatchおよびAndroid Wearに対応する最新版を公開した。これにより、ウェアラブル端末上で、「地震速報」などの通知を受け取れる。「LINE NEWS」は、エンタメ、スポーツ、グルメ、ファッションなどのニュースやトレンド情報を配信するニュースアプリ。同日公開された最新版「ver.1.8.0」ではApple Watchおよび、Android Wearに対応しており、各ウェアラブル端末と連携できる。これにより、ウェアラブル端末上に、1日4回の「定時配信」、「地震速報」、「運行情報」、「号外」などの最新情報が通知されるほか、スマートフォンなどを起動することなく、定時配信ニュースのトップニュース1件および「LINE NEWS」アプリ内のトップニュース11件の全文を閲覧できる。そのほか、ウェアラブル端末上で「お気に入り」登録されたニュースを、スマートフォンなどの「LINE NEWS」アプリ内の「お気に入り」に一覧表示する機能も搭載する。また、Android Wear版では、ウェアラブル端末上で「端末を開く」をタップすると、連携しているスマートフォン上で「LINE NEWS」アプリが起動し、該当のニュース記事を表示する機能にも対応している。ニュース表示画面は、ウェアラブル端末向けに最適化されており、小さな画面でも快適に読めるとしている。
2015年07月27日ヤフーは6月18日、同社が提供する「Yahoo!防災速報」で同日より「土砂災害警戒情報」「指定河川洪水予報」の提供を開始したと発表した。「Yahoo!防災速報」は、「緊急地震速報」「津波警報」「節電・停電情報」などの情報を通知するサービスとして2011年7月にスタート。その後も、「噴火警報」「豪雨予報」「熱中症情報」など、暮らしの安全に関わる情報を追加し、現在ではスマートフォンアプリ版(iOS、Android)・メール版合わせて400万人の利用者がいるという。近年、いわゆるゲリラ豪雨など短時間の強雨発生回数が増加傾向にあり、それに伴い土砂災害の発生数も2012年837件、2013年941件、2014年1184件と年々増加。これらのリスクから身を守るための情報を通知し、防災に役立てるため、「Yahoo!防災速報」に「土砂災害警戒情報」「指定河川洪水予報」を追加したとしている。
2015年06月19日今年4月に発生したネパール大地震を特集した番組『検証・ネパール大地震』が、14日22時からドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。同番組では、ネパール大地震に関して、地震学の専門家による分析や震動実験、被災者の独占インタビューや救助隊が撮影した映像を交え、地震が起きたメカニズムを検証。観測衛星からの地震前後のデータをもとに、断層に生じた地殻変動の調査、巨大な遠心分離機での同規模の地滑りシミュレートなど、さまざまな分析結果を専門家が解説。そのほか、地震の前兆から予知する早期警報システムなど開発中の最新防災技術なども紹介する。2015年4月25日、ネパールの首都・カトマンズ近郊でマグニチュード(M)7.8の大地震が発生した。死者は8,500人を超え、負傷者は数万人に上る。インドと中国の間に位置するカトマンズでは、1934年にもマグニチュード(M)8クラスの地震に見舞われ、1万7,000人以上が亡くなった。過密な人口、耐震性の低い建物、軟弱な地盤、防災への準備不足などから地震に対する脆弱性が指摘されていたが、今回の犠牲者の大半は建物の倒壊が原因だった。番組では被災者の壮絶な体験談も記録している。学生のアラティ・カタワルさんはその日、友人と献血をするために寺院に向かっていて、広場についたところで倒壊した塔の下敷きになった。がれきの重みが全身にのしかかり、隣から聞こえていた子どもの叫び声が止まった時に、「家族にもう一度会いたかった」と自身も死を覚悟した。薄れる意識の中で聞こえた「今、助けてやる」の声。地震発生から5時間後、救助隊は必死で土砂を取り除いていた。搬送される際に同行者の有無を聞かれ、友人の名前を伝えたが安否は不明。自身は救われたものの、友人が亡くなったと知ったのは地震発生から4~5日後だった。ラシミラ・アワルさんは倒壊した自宅の前で必死に叫んでいた。「赤ん坊と娘を救出して!」。隣人と救助隊が懸命にがれきの中を捜索し、22時間後に赤ん坊のソニットちゃんが救出され、娘も一命をとりとめた。ラシミラさんは「私たちを窮地から救ってくれました」と近所の人々やネパール軍に感謝する。地震発生から5日、生存者の救出は絶望的と見られていた中、7階建てのホテルのがれきから少年が救出される。15歳のペンバ・ラマくんは脱水症状に陥りながらも、濡れた布を絞って水分をとり、命をつないだ。3度目のエベレスト登頂に挑戦していたタレント・なすびはベースキャンプに滞在しているところで被災。その後に無事帰国し、迫り来る雪崩を撮影した映像が話題になっているが、同所にいた500人以上の登山者はなすびと同じように恐怖に震えた。時速300キロの雪崩は大量の雪と岩を押し流し、キャンプ一帯を破壊。被災した登山者は「全てが雪に覆われてめちゃくちゃな状態でした」「キャンプの200メートル下で発電機を見つけました。これが私たちの頭上を越えていったと思うとゾッとします」と当時の状況を伝える。街は揺れ、山間部では地滑りが発生。歴史ある首都は戦場のような惨状で、市内の病院は治療を求める患者であふれた。少なくとも18人の登山者が雪崩の犠牲となり、エベレスト史上最悪の惨事となった。今回の地震を経験した人々は大きなショックを受け、世界最高峰の登頂を夢見ていた登山者の一部も、いまだにその衝撃から立ち直れないという。友人を亡くしたアラティさんも「もう二度と彼に会えません」と悲しみに暮れていたが、自身が生きるチャンスを得たことで、立ち直るきっかけを自ら作ろうとしている。涙ながらに「友達の名前の慈善団体を立ち上げて、無料の学校を開きたいです。彼の名前がついた学校です……」と語るアラティさん。同番組は「人々は極限状況の中、地震への恐怖を抱きながらも前へ進みます」というナレーションと共に、赤ちゃんを抱える主婦の「今は悲しくても明るい未来を信じています」という言葉で結んでいる。『検証・ネパール大地震』は14日(22:00~23:00)のほか、18日(25:00~26:00)と24日(6:00~7:00)にも再放送される。(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年06月13日自宅で大地震にあったら、大きな揺れがおさまった後は、どう行動するべきでしょうか? 地震そのものでの被害はなくても、その後の2次災害で命を落としてしまうこともあります。特に、小さな子どもを抱えて安全に行動するには、しっかり準備をすることが必要です。まさかの時に備えて、地震直後に想定される危険をシミュレーションしてみましょう。■地震直後は、冷静に被害状況を把握しよう地震直後は、以下の3つのステップで、自宅の状況を把握してください。1.大きな揺れがおさまったら、まず、けがをしていないか確認します。2.次に避難路を確保します。割れたガラスや倒れた家具、食器棚や戸棚の中身が床中に散乱しているかもしれません。靴や厚手のスリッパで足を保護した上で、玄関ドアや窓など避難路を確保し、余震で閉まらないよう、紙などを挟んでおきます。3.火を消し、ガスの元栓を閉めます。もし出火していたら、落ち着いて消火にあたりましょう。消火剤や家庭用の消火器などを火の元の近くに置いておくと、初期消火に効果的です。もしも消火できずに燃え広がってしまったら、すぐに避難します。煙を吸い込まないよう口や鼻を覆い、低い姿勢ではうように移動します。無事に外に脱出できたら、周りの人に大声で火事を知らせ、協力して消火に当たりましょう。都市部では、地震直後は、消防車はすぐに来ません。普段から自治会の防災訓練に参加したり、自宅周りの消火設備を確認したりしておきましょう。そして、いざという時に助け合えるよう、近所の人とは顔見知りになっておきたいものです。■万が一閉じ込められた時のための対策法もし出火していたり、大けがをしてしまったりしていたら、玄関を開けに行く余裕はないかもしれません。子どもを抱っこしながら障害物だらけの床を移動するのは時間もかかります。そう考えると、前もって玄関ドアを耐震化しておくと安心です。特にマンションなどのスチールドアは震度5からゆがむといわれ、震度6では開けるのに200kg以上の力が必要になります。賃貸でも簡単な取り付け工事で耐震化できるグッズがあるので、大家さんに相談してみてはいかがでしょうか。ドアとドア枠の間に低摩擦材で特殊加工をしたプレートを取り付けるタイプ(注1)や、金属製ローラーが入ったボックスを、ドア内側の上部に取り付けるタイプ(注2)などがあり、低予算でドアを耐震化できます。また、バールを1本備えておくと、腕力のない女性でも、ドアをこじ開けたり、ガラスをたたき割ったり、家具を壊したりしての脱出や救助がやりやすくなるのでおすすめです。(注1) 貼るだけで耐震ドア アケルくん (注2) 耐震用ドア開閉補助装置 デレル8 ■すぐに避難は× 家の外にも危険がいっぱい安全を確保できたら、すぐに避難所へ行きたくなるかもしれませんが、大地震の直後、むやみに出歩くのは危険です。電柱が倒れたり、看板などが落下したり、ハンドルを取られた車による事故、ビルの倒壊、ガス漏れ、火災、地割れ…このほか、予期できない危険もあります。テレビ、インターネットやラジオなどで正確な被害状況を把握し、津波や土砂崩れ、火災や倒壊の危険などがなければ自宅に留まって様子を見ましょう。子どもが幼稚園や保育園にいる時間であれば、一刻も早く迎えに行きたいと思うかもしれませんが、無事を信じて、状況が落ち着くのを待ってから慌てずに行動しましょう。避難やお迎えに行く時は、ヘルメットと防じんマスク、手袋、底が厚い靴、長袖の服などで全身を保護し、傘などで地面を突いて、地割れがないか確認しながら歩きます。途中で火災を見かけたら周りの人に知らせましょう。小さい子どもと一緒に移動する場合、いつどんな危険があるかわからないので、ベビーカーは使わず、抱っこが安全です。幼稚園や保育園に着いたら、帰宅するかどうか慎重に判断します。今通ってこられた道も、帰りは通れないということもあるかもしれません。場合によってはその場に留まることや、そのまま避難所へ行くことを考え、貴重品と最低限の水や食糧を持って出るようにしましょう。■ブレーカーを落としてから避難しよう地震直後は停電するので見落としがちですが、復旧過程で、電気が再び通じたときに火災が起こることがあります。「通電火災」とよばれ、重い家具などに圧迫されていたコードが加熱されることや、スイッチが入ったままの加熱するタイプの家電に、再び電気が流れることで火事になります。火元はガスだけではありません、ブレーカーは必ず落として避難しましょう。また、地震後は空き巣被害が増えるので、戸締りはしっかりと確認。割れた窓ガラスはふさぎ、カーテンは閉めましょう。■地震直後は、家族としばらく会えない覚悟を離れた家族の安否が気になるかもしれませんが、地震直後はしばらく会えないことを覚悟しておきましょう。子どもにも、すぐには迎えに行けないが、安全になったら必ず行くからね。と普段から言い聞かせておきましょう。災害用伝言ダイヤルなどを利用したり、集合場所を具体的に決めておいたり、連絡方法についてあらかじめ家族で話し合っておくことも大切です。心配ごとを減らし、目の前の危険に冷静に対応できるよう、日ごろからしっかり準備しておきましょう。
2015年06月05日25日(現地時間)にネパール中部で発生した大地震の被災者支援の輪がスターたちの間に広がっている。死者が2,000人を超え、余震が続く惨状に、ネパール出身のファッション・デザイナー、プラバル・グルンは直ちに寄付サイト「Crowdrise.com」上で自身が立ち上げた支援団体「Shikshya Foundation Nepal’s relief fund」のページを作り、義援金を募っている。これにデミ・ムーアやジェームズ・フランコ、セス・ローゲンらがいち早く賛同し、Twitterのアカウントで情報を拡散させている。ほかにもヘイリー・スタインフェルド、オリヴィア・ワイルド、ミシェル・モナハンなどもプラバルのサイトを紹介し、26日夜(日本時間)には95,000ドル(約1,130万円)を超える義援金が寄付されている。また、「ワン・ダイレクション」、ゾーイ・サルダナ、ノーマン・リーダス、ピンクといったセレブたちも「Save the Children UK」や「UNICEF」など様々な団体を通しての寄付を呼びかけている。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月27日4月25日12時頃(日本時間同日15時頃)、ネパールの首都カトマンズより北西約80kmを震源とする地震が起きた。米地質調査所(USGS)の発表によると地震の規模はマグニチュード7.8で、同国政府は26日、死者が2,663人に達したと発表。カトマンズでは建物が崩壊するほか地割れも発生するなど、景色も一変した。現在ではカトマンズの国際空港は再開し、インドや中国のほか、日本からも救助隊が現地に向かっている。(c)Flickr/Mapbox筆者は地震が起きる2カ月前に、ネパールを訪れていた。通りからはクラクションがけたたましく鳴り響き、車とバイクが入り乱れながら走り抜ける。かと思えば、街のど真ん中に野生の猿も姿を現すなど、言ってみれば混沌としている中で人々は規則的な生活をしている、という印象を受けた。しかし、そんな日常の風景すら、今はもうない。深い哀悼の意を表し、在りし日の美しいカトマンズの風景をお伝えしたい。○常時でも電気や水が不足この4月17日より計画停電時間が週59時間から週47時間へと短縮されたが、それでも地域別に時間帯を変えて、1日6~7時間程度の停電となる。なお、飲食店や高級ホテルなどでは自家発電で対応しているため、計画停電中でも電気がまかなわれている。また、ネパールにおいては水も切迫しているため、家庭によっては割高になるものの、給水車を呼んで水を購入している。日本人からすると電気も水も足りないと思うと不安で仕方がないだろうが、「ネパールの人々はどこかおおらかな気持ちで生活を送っている」と、ネパール在住の日本人女性は教えてくれた。しかし、これらは常時のネパールでのことだ。CNNによると、現地では食料や水が不足しているほか、停電が断続的に続いているという。○カトマンズが世界に誇る世界遺産カトマンズには「カトマンズの谷」と呼ばれる国内最大の盆地があり、この一帯は1979年にユネスコより世界遺産(文化遺産)に登録されている。古くから交易・文化の要衝であったほか、ヒンドゥー教と仏教が共存する独特の宗教文化を育んできた。そんな高尚な場所かと思いきや、周囲にはひなたぼっこをしている人々や、すぐ隣では野菜や衣服など日用使いの品々がずらりと並んだ市場が立っているなど、現地の人々にとって日常に馴染んだ場所になっているようだ。カトマンズの谷内のダルバール広場は旧王宮に面しており、周囲には生き神・クマリが暮らす館や、ヒンドゥー教と仏教が共存する寺院、宗教的な伝統芸術なども多く存在している。これら伝統建築は老朽化が問題視されていた上に今回の地震が発生したため、渓谷内の建物の中には全壊してしまったものもあるようだ。また、ダルバール広場から歩いてすぐのところにあるダラハラの塔は、今回の地震で足場を残して崩壊してしまったという。○ネパール最大のチベット寺院カトマンズの谷としてともに世界遺産に登録されたネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔(ストゥーパ)「ボダナート」は、ダルバール広場から車で15分程度の場所にある。中心にはブッダのお骨(仏舎利)が埋められているそうで、この世界のチベット仏教の中心地に、巡礼に訪れるチベット僧の姿も多く見受けられた。四方を見渡すブッダの目が描かれた塔の頂からは五色の祈祷旗「タルチョー」が風にあおられ、神秘的な風景を作り出していた。このストゥーパをチベット仏教用具「マニ車」を手に持って時計回りに巡る。ストゥーパの周辺にはお土産屋やカフェなどが立ち並んでおり、チベット僧以外にも、観光客でにぎわう場所となっている。しかし、今回の地震でこのストゥーパにも、亀裂が生じたという。ネパール情報を発信しているカトマンズ在住者のツイッターには、「被害の大きい場所の写真をツイートしているが、こういうのは部分的で、カトマンズ市内壊滅というわけではないので、心配しないでください」という声もある。日本政府もネパール政府からの要請を受け、国際緊急援助隊・救助チームを派遣しており、Yahoo! JAPANでは「Yahoo!基金」にて緊急支援募金を実施している。同募金では寄付額と同額をYahoo! JAPANからも寄付する仕組みになっている(Yahoo! JAPANからの寄付金上限は2,000万円)。詳しくはホームページを参照。※記事中の写真は2015年2月時のもの
2015年04月27日NTTドコモは、緊急地震速報などを通知する「エリアメール」を5カ国語に対応させた。利用するには、「エリアメール」アプリのアップデートが必要となる。「エリアメール」は、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、国・地方自治体が配信する災害・避難情報を、回線混雑の影響を受けずに受信できるサービス。今回新たに、緊急地震速報と津波警報のメッセージが英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語に対応した。端末の言語設定に応じた言語でメッセージが送られてくる。対応OSは、Android 4.1以降。アップデートは「dメニュー」から行える。なお、iPhoneとドコモケータイは非対応となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月13日いつ起こるかわからない巨大地震は、日本が抱える大きな問題の1つと言えるでしょう。これに対して私たちは、事前の準備を過去からの教訓から学び、アフターケアをすることしかできませんが、やれることだけはしっかりとやっておきたいものです。地震酔いとは?東日本大震災から約4年が経過した現在も余震は続いています。これから数年間、またはより長い期間、強い地震が起こる可能性があると言われていますので、気を緩めずにしっかり準備をしておきたいですね。さて、今回は地震と睡眠の関係について書きたいと思います。地震は起きたときだけ災難をもたらすものではなく、後遺症を残すもの。その1つが「地震酔い」と呼ばれるものです。これは読んで字のごとく、地震でもないのに揺れているような感覚に悩まされること。大きな揺れを経験した後は、揺れていないのに生活音などでも過敏になってしまうようです。後遺症で睡眠障害にある調査では、地震酔いに悩まされている人の約半数が睡眠障害の傾向にあったそうです。揺れているような錯覚にたびたび襲われると、寝ていても気が休まらないですよね。これは東北地方に限らず、都内でも地震酔いに悩まされて入眠障害に陥ったという人が多数いたそうです。都内の医療施設に通う高血圧患者の約6割が地震酔いを訴えたとも言われています。この厄介な地震酔いですが、かかりやすい人はいるのでしょうか? 調べてみたところ、車に酔いやすい人や自律神経の乱れが見られる人、また背骨が歪んでいる人もかかりやすいと考えられているそうです。準備とアフターケアが大切!地震酔いの治療法の1つは、自律神経を整えるという方法だそうです。たとえば、適度な運動をして、心身をリラックスさせるなど、体を動かして気分を変えることが効果的だと言われています。また、背骨を整えることも大切だそうです。自律神経は脊柱のそばを通っているため、背骨を整えることでリラックスした状態になり、自律神経も整うと考えられるからです。一番良いのは、大地震が起こらず、誰も被害にあわず、後遺症に悩まされないということですが、それに対して祈ることしかできないので、できること(準備とケア)をしっかりするようにしたいですね。Photo by Karli M.
2015年04月03日地震科学探査機構(以下、JESEA)が運営する公式ニコニコチャンネル「MEGA地震予測チャンネル」にて、地震予測情報を伝える『週刊MEGA地震予測』のブロマガ配信が3月4日よりスタートした。「MEGA地震予測チャンネル」は、測量工学の世界的権威である東大名誉教授・村井俊治氏が顧問を務めるJESEA発行の地震予測情報『週刊MEGA地震予測』を配信する公式チャンネル。同情報は、国土地理院が全国に設置している電子基準点(GPS受信局)のデータを利用し、JESEA独自の解析方法で地震の前兆を捉え、地震予測情報として提供するもので、各メディアの注目も集めている。今回、JESEAは公式ニコニコチャンネル「MEGA地震予測チャンネル」にて、この予測情報を有料ブロマガ『週刊MEGA地震予測』として配信スタート。チャンネルを登録すると、同機関による地震予測情報が毎週水曜日にブロマガ形式で届き、昨今頻発している地震についての情報をいち早く知ることができるという。チャンネル登録料は月額216円。なお、今後は動画コンテンツなどの公開も予定されている。
2015年03月12日NTTドコモは3月10日、トランシーバ端末として初めて緊急地震速報の受信に対応した新端末「iMH-1000」と「iVo-300」を同日より順次発売すると発表した。端末は法人顧客に提供しているパケット通信を利用したトランシーバサービス「ドコモビジネストランシーバ」で利用できる。これまで業務用無線を利用してトラックやバスの運行管理、タクシー無線などを利用している法人向けに、FOMAエリアで利用するパケット対応トランシーバサービスとして提供している。同サービスは、パケット通信を利用して音声通話(半二重通信)を行うため、災害時にも音声通話がしやすいことから、今回新たに「緊急地震速報」に対応。これに加え、防水・防塵仕様のハンディタイプを追加。企業だけでなく自治体や消防活動における利用も視野に入れる。車載タイプの「iMH-1000」は3月10日発売、ハンディタイプ「iVo-300」は3月25日に発売予定となる。なお、「iVo-300」の緊急地震速報対応は6月を予定している。トランシーバ端末はオープン価格で、契約事務手数料は3000円。月額費用は2200円または3000円(無料通信分40万パケットを含む)となっているが、料金の違いは「長期利用と短期利用で異なる」(ドコモ)ものだとしている。全国のドコモ法人営業部門、またはドコモビジネスオンラインで購入受付を行う。
2015年03月11日日本損害保険協会はこのたび、3月に仙台で開催される第3回「国連防災世界会議パブリック・フォーラム」に参画し、<地震保険フォーラム「大震災の後に…」~見て、聴いて、話して、大震災後も続く生活について考えよう!~>で、地震保険の普及促進と理解促進を呼びかけると発表した。このフォーラムでは、2014年度の同協会の地震保険広報活動の広報キャラクター「知花くらら」さん(モデル、国連WFP日本大使)を特別ゲストに迎え、テレビCMの撮影で東日本大震災の被災地を訪れた際に生活再建を目指す人たちの姿などを見て感じたこと、知花さんの被災地の子どもたちに対する活動などについて話してもらうトークセッションを行う予定だという。また、住宅修繕のボランティア活動を行っている東北大学の学生サークルからの活動報告や、寸劇を交えた地震保険に関するパネルディスカッションなども予定している。○開催概要日時:3月14日(土)14時~16時(予定)場所:TKPガーデンシティ仙台ホールB(仙台市青葉区中央1-3-1 AER21階)プログラム申込方法:同協会ホームページの特設サイトから申し込む
2015年02月03日スマートニュースは27日、同社が提供するニュースアプリ「SmartNews(日本語版)」において、日本気象協会と連携し「地震速報機能」を追加した。Android版、iOS版問わず利用できる。「地震速報機能」は震度4以上の大規模な地震が発生した際、地震情報が「SmartNews(日本版)」に配信される機能。情報は、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」から提供されたもので、トップチャンネル等への記事掲出、詳細情報の表示のほか、号外プッシュ通知としてユーザーに届けられる。なお、「地震速報機能」について、大規模な地震発生後、数分以内に情報を配信することを目的としており、「緊急地震速報」とは異なるとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月28日○地震保険の付帯率は年々上がっている!2013年度末の地震保険の付帯率(当該年度中に契約された住宅の火災保険契約に地震保険契約が付帯している割合)は全国平均で58.1%。東日本大震災前の前年、2010年度末の48.1%と比べると、10ポイント増えています。地震の被害の大きかった岩手県、宮城県、福島県は次の通りです。これは、東日本大震災をきっかけに地震保険の認知度が高まり、地震被害に対する備えの必要性を真剣に考え、行動する人が増えた証と言ってもいいかもしれません。わが国は、面積は世界の1%にも満たないのに、世界の約10%の地震が発生する「地震大国」。日本にいる限り、いつでも、どこに住んでいても起こりうる地震に対して、私たちは、命を守ることのみならず、被災したあとの生活再建の方法のひとつである「地震保険」についても、知識を身につけ、加入を検討したほうがよいでしょう。○火災保険では、地震や津波による損害は補償の対象外マイホームに住んでいる人の多くは、火災保険には加入しているでしょう。火災保険は、火災や落雷、破裂・爆発、風・ひょう・雪災、水災、盗難、水漏れ、破損、汚損など、建物や家財に起こりうる多種多様な損害を補償する保険です。しかし、地震・津波・噴火によって生じた損害に対しては免責、つまり、保険金は支払われません。地震や津波、噴火の損害に備えるには、火災保険だけでなく、別途地震保険にも加入する必要があるのです。○どの保険会社から入っても地震保険の補償内容・保険料は同じ火災保険は、さまざまな損害保険会社が多様な商品を販売しており、商品によって補償内容や保険料はマチマチです。いっぽう地震保険は、単独で加入することはできず、必ず、火災保険に付帯する形で加入しなければなりません。そのため、火災保険と地震保険は同じ保険会社から加入することになります。ただ、地震保険は、どの保険会社に申し込んでも、所在地や建物の構造などの条件が同じならば保険料や補償内容も同じです。なぜなら、甚大な損害をもたらす恐れのある地震や津波、噴火の損害補償は、民間の損害保険会社が単独で対応するのが難しく、政府が制度に関与して一定の制約を設けているからです。なお、地震保険は、火災保険と同時に申し込む必要はなく、火災保険を契約したあとからでも申し込みをすることができます。○地震保険の補償額は火災保険よりも小さいため、保険金で建物や家財を元に戻せない地震保険の対象は住居と家財に限定されており、生活に直接関係ない工場や事務所などの建物は対象外となっています。また、生活に関わる家財でも、30万円を超える貴金属や宝石、骨董品などは対象外です。保険金額は、火災保険で契約した保険金額の30%~50%の範囲で決めることができますが、建物は5,000万円、家財は1,000万円の上限が設けられています。つまり、火災保険よりも小さい補償額しか設定できない仕組みになっているのです。この背景には、甚大な被害に対する補償には制限を加えざるを得ないという事情があります。【火災保険・地震保険加入(例)】上の例において、地震以外による火災で住宅・家財が全損した場合、火災保険からは建物の保険金3,000万円、家財の保険金1,000万円が支払われ、受け取ったお金で建物も家財も元に戻すことができるとしましょう。しかし、地震に伴う火災で住宅・家財が全損した場合に地震保険から支払われる保険金は、建物1,500万円、家財500万円です。これではとても建物、家財を元に戻すことはできません。つまり、火災保険と地震保険とでは性格が根本的に異なっており、火災保険は「建物や家財を元に戻すための保険」、地震保険は「当面の生活を支えるための保険」なのです。○地震保険の保険金の支払いは、損害の程度に応じて3通り火災保険の保険金は、契約時に設定した保険金額や時価を限度に実際の損害額が支払われるのが原則ですが、地震保険の場合は、損害の程度に応じて「全損」、「半損」、「一部損」の三段階の基準を適用し、以下の保険金が支払われます。なお、「全損」、「半損」、「一部損」の損害の程度は、建物、家財ごとに定められています。○地震保険の保険料は高い!?地震保険の保険料は、所在地や建物の構造によって決まります。2014年7月以降の契約分からは料金が改定され、全国のほとんどの地域で保険料がアップしました。【都道府県別の地震保険料一覧<建物>(改定後)】たとえば、東京都内の住宅で建物の保険金額を1,500万円にする場合、耐火構造の場合の1年間の保険料は30,300円(20,200円×1,500万円 / 1,000万円)、非耐火構造の場合は48,900円(32,600円×1,500万円 / 1000万円)になります。これに家財の地震保険料も加えると、家計の負担はかなり大きくなります。ただし、保険料には割引の仕組みがあり、免震建築物割引、耐震等級割引の一部は、2014年7月から割引率が拡大されました。また、長期契約(2~5年)をした場合は、期間に応じて保険料が割安になる仕組みもあります。なお、地震保険は5年を超える契約をすることはできません。【長期契約の保険料】たとえば、1年更新の契約で5年間に支払う保険料の総額よりも、5年の長期契約にして5年分まとめて支払ったほうが、合計で約10%安くなります。さらに、地震保険の保険料は、所得控除の対象となり、所得税、住民税が一定の範囲で軽減される税制優遇制度があります。【制度の概要】○地震保険は入るべし!!地震大国の日本で、いつどこで起きるとも限らない地震や津波、噴火による損害に対して、火災保険から保険金が払われない以上、地震保険にはできるだけ加入したほうがいいでしょう。マイホームに住んでいる方は建物と家財の地震保険に入り、賃貸暮らしの方は家財の地震保険に加入するようにしましょう。これまで述べたように、地震保険の保険金は決して十分な額ではなく、保険金だけで元の生活に戻ることはできません。また、毎年支払う保険料の家計負担もバカになりません。しかし、万が一の事態に、被災した後の当面の生活資金に保険金を充てることができることはとても心強いでしょう。○執筆者プロフィール : 中村宏(なかむら ひろし)ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。(株)ベネッセコーポレーションを経て、2003年にFPとして独立し、FPオフィス ワーク・ワークスを設立。「お客様の『お金の心配』を自信と希望にかえる!」をモットーに、顧客の立場に立った個人相談やコンサルティングを多数行っているほか、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿などで生活のお金に関する情報や知識、ノウハウを発信。新著:『老後に破産する人、しない人』(KADOKAWA中経出版)メルマガ「生活マネー ミニ講座」(平日・毎日)→
2014年11月19日愛媛県は、東日本大震災を受け、南海トラフ地震に備えた「愛媛県道路啓開計画」を策定した。同計画は、東南海・南海地震等の広域災害が発生した場合、県の災害対策本部要綱に基づき土木対策部および地方本部土木対策班が被災状況に即応して、救援・救助活動を支える緊急輸送体制を早期に確保するためのもの。さまざまな情報を盛り込んだ「道路施設現況等情報地図(愛媛県道路啓開サポートマップ)」を活用し、道路啓開することを目的としている。サポートマップには、“基礎情報”として道路の現況などを記載。そのほか、“拠点情報”として災害対策拠点、災害拠点病院など、“障害情報”として耐震化が未対応の橋梁など、“位置情報”として主要交差点名などが盛り込まれているとのこと。なお、「道路啓開」とは、ガレキなどを除き簡易な段差補修を行うことで、緊急車両だけでも通行できるよう救援ルートを確保することをいう。東日本大震災では、発生直後から展開された「くしの歯作戦」による道路啓開で、震災後1日で東北道・国道4号の縦軸ライン、4日後には被災した沿岸部への横軸ライン15ルート、1週間で海岸部の縦軸ルートを確保。早期復旧のための緊急輸送体制の確立に高い効果があったという。これを受けて、同計画では、伊方原発の事故発生も想定し、ステップ1(609km)、ステップ2(512km)、ステップ3(588km)の合計1,709km、3段階の啓開路線を設定。これを同県版「くしの歯作戦」としている。詳細は、同県公式ホームページを参照(のこと。
2014年04月14日2011年3月11日に起こった東日本大震災。それ以来、防災などに対する意識は非常に高まっているといえる。しかし、余震を含め、大きな地震は何度も起こっている。この繰り返し発生する地震による家の耐震性能は大丈夫なのだろうか。東日本大震災においては、本震災の揺れは約6分間。その間に大きな揺れが2回発生している。これは、建築基準法の想定を上回る状況だという。この繰り返しの地震によって起こる住宅の「ゆれ疲れ」に対する備えはどうすればいいか。大和ハウス工業 総合技術研究所 建築技術研究室 住宅工法開発グループ グループ長の山内正康氏に話を聞いてみた。○繰り返す地震に対する住宅の備え――繰り返す地震によって家屋はどういった影響を受けますか?過去20年間に震度7の巨大地震は3回発生しています。東日本大震災においては、震度7の本震の後、約2カ月間に、震度6弱以上の余震が4回発生しています。一般的な住宅は、大地震を受けることで、外装材や内装材が損傷する場合があります。また、地震によっては構造体も損傷し、補修が必要な場合もあります。さらに、複数回にわたって繰り返し大地震を受けることで、建物の構造体の損傷が少しずつ拡大し、耐震性能が徐々に低下していく可能性があります。その後、さらに大地震を受けると、倒壊にいたる可能性がでてきます。――なんだか難しいですね。家がどんどん弱っていく感じでしょうか? 「ゆれ疲れ」としてはどうでしょう? では、どうやってこのゆれ疲れ物件を見極めればよいでしょうか? もしくは今の自宅についてのゆれ疲れ度などは測れるのでしょうか?簡単な方法としては、建物の状態を定期的に調べておくことで、地震の前と後でどれぐらい建物がダメージを受けたかを推測することができます。例えば、内装壁仕上げ材(クロス等)の切れや割れの状況から、建物のダメージがある程度は推測できます。また、扉の開閉がきつくなったり、襖と枠の隙間が上下で大きく違うといったことから建物が傾いている可能性がわかります。やはり信頼できる専門家に依頼して耐震診断を受けるほうが確実です。――地震に強い家を選ぶにあたって、耐震性能の見方や、注目すべきポイントはなんでしょうか?耐震性能は、まず、全ての構造部材(基礎、柱、梁、接合部など)の強度が確保されていることが前提になります。その上で、耐力壁(地震に耐えるために必要な特別な壁)が必要以上かつバランスよく配置されているかがポイントになります。ただし、これは専門的な知識がないとわかりにくいことです。一般の方に住宅の性能を分かりやすくする表現するため、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」にて、「住宅性能表示制度」の運用が開始されました。耐震性能には3段階の耐震等級が設けられています。耐震等級1(建築基準法と同じ強さ)、耐震等級2(建築基準法の1.25倍の強さ)、耐震等級3(建築基準法の1.5倍の強さ)の3段階です。当社の戸建住宅は耐震等級3を標準にしています。――「ゆれ疲れ」に弱いとわかってもすぐ家を建替えるのは難しいという人が多いと思います。今の家でのゆれ疲れ対策、もしくは家のケアはどうすればいいでしょうか?直接的な対策ではないですが、耐震補強することで地震に強い家にすることができます。耐震補強せずにできる地震対策には、建物上部の軽量化があります。これにより建物が地震から受ける力を軽減できます。具体的には、屋根材を重い瓦から軽いスレートに葺き替えることがお勧めです。また、2階や3階に置いてある重量物(家具や大量の書物など)を1階に下ろすことも有効です。しかし、万全を期すためには、耐震診断を受けて、必要に応じて耐震補強することをお勧めします。補助金制度や所得税控除もあるので検討してみてはいかがでしょう。一方で、耐震性能を維持するには、構造部材を劣化させない(腐らせない、錆びさせない)ことが必要です。そのためには、防水・防錆・防腐・白アリ対策などが重要になりますので、定期的に点検・補修を受けることをお勧めします。また、外壁材に隙間がないか、床下に水が溜まっていないか、土台が腐ったり錆びたりしていないかなど、ご自身で確認してみるのもよいと思います。繰り返す地震によって起こる住宅の「ゆれ疲れ」。地震の多い日本では、ますますその対策が重要になってくる。いかに住宅に対する損傷を最小限にとどめるか……今後の地震対策においては重要なポイントになってくるだろう。
2013年12月16日大きな地震のとき、壁に飾っていた絵が落ちてフローリングに穴が開いた、冷蔵庫の上のトースターが落下してキッチンフロアに傷がついたなど、フロアや壁紙、ガラスなどの破損はよくある現象です。ではその修理代は、また、被害が大きて部屋が使えなくなったときはどうなるのでしょうか。「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザーで宅地建物取引主任者である穂積啓子氏にお話を伺いました。■自然災害での破損は、貸主が修理回復する――賃貸住宅の場合、地震が原因でフローリングなど部屋のどこかを破損した場合、修理代は誰が負担するのでしょうか?穂積さん:地震だけではなく、台風や雷、大雨などの自然災害による被害の場合は、修理代は全額、貸主が負担します。借り主の故意や過失ではなく、借り主の責任ではないことが原因で破損した場合は、民法で「貸主に修理義務がある」と定められています。――借り主と貸主の間でトラブルになるという話も耳にします。穂積さん:借り主が「貸主に義務がある」ということを知らない、貸主がそれに便乗して修理代を払うように迫る、といった事例はあるようですが、それは違法です。借り主は、「自分で修理せねば」などと思い込まず、貸主や管理会社、仲介時の業者などに相談してください。――被害が大きくて、貸主が修理できないことはありませんか。穂積さん:建物の補修が難しくて居住もできなくなった場合は、賃貸借契約は自然消滅となります。その場合は、借り主による「原状回復等の義務」ももちろん解除されます。契約時に支払った敷金や、保証金の返金率分は全額返還されます。また、「1室だけが使えなくなった」、「風呂場は使えないがほかの部屋は使える」という場合は、貸主は使えない部分の家賃を減額する義務もあります。その上で、使えない部分の修理回復を行うことになります。■借り主は、被害にあったらすぐに家主に伝える義務がある――「地震発生時には貸主に傷について言い出しにくく、退去時に伝えたことでトラブルになった」という例があります。どう考えればいいでしょうか。穂積さん:これは最もトラブルになりやすいパターンです。こういう例があります。「ノートパソコンが机から落下して、壁紙が破れてフローリングに傷ができた。しかし借り主はパソコンの修理で頭がいっぱいで、家主に伝えることをしなかった。3年後の退去時に、『あの地震のときの傷です』と言ったところ、『確かな証拠はあるのか』と疑われ、『原状回復の義務』として、敷金から修理代を差し引かれた」これは、貸主が、「本当に地震のときの傷なのか?」と疑った例ですが、この場合は、借り主側に原状回復の義務が生じる、つまり借り主が弁償することになりがちです。というのも、賃貸契約書には、「入居中、物件が破損、損傷した場合はすみやかに申し出てください」という項目があります。報告が遅れたり、未報告だった場合、その損傷の原因が、故意、過失、事故、災害などの判断がつかなくなるからです。契約前に借り主が仲介業者から受ける「重要事項説明」でも、説明を受けているはずです。借り主は、「災害や事故で破損したときは、即座に貸主に報告する義務がある」ということをしっかり覚えておき、実行しましょう。報告を受けた貸主側は、すぐに破損個所を確認し、できるだけ早く修理に取りかかる義務があります。何かがあればお互いに義務が生じるわけですが、それを怠るとトラブルに発展しやすくなります。――とは言っても、借り主は自分の身の回りのことを整えるので精一杯で、すぐに報告できないこともありそうです。穂積さん:よくあると思います。「重要事項説明」の際に、仲介した不動産会社がきちんと、これらのことを説明したかどうかという問題もあります。何よりも、災害が起こったときはまず、貸主や管理会社は、借り主に対し、「被害はありませんでしたか」と聞いて歩き、安否と被害の有無を確認するべきです。借り主も、「部屋を大事に使う。何かあればすぐに届けよう」という意識を持つと、後々のトラブル回避につながるでしょう。――ありがとうございました。「自然災害による破損では、借り主は修理回復する義務はないが、すぐに貸主に報告する義務がある」。地震、台風、雷、大雨など、次々と自然災害が起こる昨今、賃貸住宅に暮らす上で重要な情報です。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日大きな地震のとき、壁に飾っていた絵が落ちてフローリングに穴が開いた、冷蔵庫の上のトースターが落下してキッチンフロアに傷がついたなど、フロアや壁紙、ガラスなどの破損はよくある現象です。ではその修理代は、また、被害が大きて部屋が使えなくなったときはどうなるのでしょうか。「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザーで宅地建物取引主任者である穂積啓子氏にお話を伺いました。■自然災害での破損は、貸主が修理回復する――賃貸住宅の場合、地震が原因でフローリングなど部屋のどこかを破損した場合、修理代は誰が負担するのでしょうか?穂積さん:地震だけではなく、台風や雷、大雨などの自然災害による被害の場合は、修理代は全額、貸主が負担します。借り主の故意や過失ではなく、借り主の責任ではないことが原因で破損した場合は、民法で「貸主に修理義務がある」と定められています。――借り主と貸主の間でトラブルになるという話も耳にします。穂積さん:借り主が「貸主に義務がある」ということを知らない、貸主がそれに便乗して修理代を払うように迫る、といった事例はあるようですが、それは違法です。借り主は、「自分で修理せねば」などと思い込まず、貸主や管理会社、仲介時の業者などに相談してください。――被害が大きくて、貸主が修理できないことはありませんか。穂積さん:建物の補修が難しくて居住もできなくなった場合は、賃貸借契約は自然消滅となります。その場合は、借り主による「原状回復等の義務」ももちろん解除されます。契約時に支払った敷金や、保証金の返金率分は全額返還されます。また、「1室だけが使えなくなった」、「風呂場は使えないがほかの部屋は使える」という場合は、貸主は使えない部分の家賃を減額する義務もあります。その上で、使えない部分の修理回復を行うことになります。■借り主は、被害にあったらすぐに家主に伝える義務がある――「地震発生時には貸主に傷について言い出しにくく、退去時に伝えたことでトラブルになった」という例があります。どう考えればいいでしょうか。穂積さん:これは最もトラブルになりやすいパターンです。こういう例があります。「ノートパソコンが机から落下して、壁紙が破れてフローリングに傷ができた。しかし借り主はパソコンの修理で頭がいっぱいで、家主に伝えることをしなかった。3年後の退去時に、『あの地震のときの傷です』と言ったところ、『確かな証拠はあるのか』と疑われ、『原状回復の義務』として、敷金から修理代を差し引かれた」これは、貸主が、「本当に地震のときの傷なのか?」と疑った例ですが、この場合は、借り主側に原状回復の義務が生じる、つまり借り主が弁償することになりがちです。というのも、賃貸契約書には、「入居中、物件が破損、損傷した場合はすみやかに申し出てください」という項目があります。報告が遅れたり、未報告だった場合、その損傷の原因が、故意、過失、事故、災害などの判断がつかなくなるからです。契約前に借り主が仲介業者から受ける「重要事項説明」でも、説明を受けているはずです。借り主は、「災害や事故で破損したときは、即座に貸主に報告する義務がある」ということをしっかり覚えておき、実行しましょう。報告を受けた貸主側は、すぐに破損個所を確認し、できるだけ早く修理に取りかかる義務があります。何かがあればお互いに義務が生じるわけですが、それを怠るとトラブルに発展しやすくなります。――とは言っても、借り主は自分の身の回りのことを整えるので精一杯で、すぐに報告できないこともありそうです。穂積さん:よくあると思います。「重要事項説明」の際に、仲介した不動産会社がきちんと、これらのことを説明したかどうかという問題もあります。何よりも、災害が起こったときはまず、貸主や管理会社は、借り主に対し、「被害はありませんでしたか」と聞いて歩き、安否と被害の有無を確認するべきです。借り主も、「部屋を大事に使う。何かあればすぐに届けよう」という意識を持つと、後々のトラブル回避につながるでしょう。――ありがとうございました。「自然災害による破損では、借り主は修理回復する義務はないが、すぐに貸主に報告する義務がある」。地震、台風、雷、大雨など、次々と自然災害が起こる昨今、賃貸住宅に暮らす上で重要な情報です。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)
2012年11月22日大和ハウス工業は3日、戸建て住宅建設予定地での地震発生確率や予測震度などのリスク情報を即時に提供する地震危険度評価ツール「ココゆれ」の本格運用を開始した。同サービスは、任意の地点を選択入力することで、5年先から50年先まで5年単位の震度(5弱以上~6強以上)地震の発生確率と、当該地点付近の断層情報(予測震度・距離・深さ・マグニチュード・発生確率)を解析。約30秒で結果を表示できるツール。解析データには、防災科学技術研究所「地震ハザードステーション」が公開した、全国の地震活動・震源モデル等のデータを活用。最新のデータが公開され次第、随時更新していくという。データの乱用を避けるためインターネット上などでの一般公開はされておらず、同社で住宅購入の相談を行った際などに閲覧できるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日日本気象協会は24日、「日本地震マップ」の大幅なリニューアルを行った。同サイトは、アプリ開発を手掛けるコラビットとの業務提携により、地震活動をアニメーションで表示する情報サイト。今回のリニューアルでは、従来の特徴であるアニメーション表示を継承しながら、地震の規模だけでなく発生回数や最大震度などの情報を追加した。地震の活動状況をグラフで表示することで、日常の地震活動を直感的に理解できるよう見やすさを追求。地震の活動状況を理解することで防災に対する意識を高め、より減災に役立てられるよう狙った。利用は無料。詳細は「日本地震マップ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日SBI少額短期保険は10月24日より、「地震リスク診断サービス」および「地震被災時自宅再建シミュレーションサービス」の提供を開始した。「地震リスク診断サービス」は、居住する「都道府県」「市区町村」を選択すると、その地域の地震危険度がSおよびAからDの5段階で評価される。地震危険度ランクは、防災科学技術研究所が発表している今後30年以内に震度6弱が発生する可能性を元に設定。危険度が高いSランク(発生確率が26%以上)、Aランク(発生確率が6%以上26%未満)、Bランク(発生確率が3%以上6%未満)、Cランク(発生確率が0.1%以上3%未満)、Dランク(発生確率が0%以上0.1%未満)に分類している。「地震被災時自宅再建シミュレーションサービス」は、加入している保険の地震補償ごとに、地震に被災し生活再建や自宅再建が必要となった場合のおおよその自己負担額が分かるようになっている。設定として、居住する「都道府県」「市区町村」「建物構造」「世帯人数」「建物の価値」「月々の住宅ローン返済額」を選択・入力する必要がある。さらに、その費用負担のために新たにローンを組んだ場合の月々の返済額についても、シミュレーションすることもできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日2013年春夏コレクション バジル・ソーダの展示会が、クリヨンホテルで行われた。いつもはリッツでのプレゼンテーションになるのだが今回は全面改装工事中とあってクリヨンでの開催となった。ソワレブランドのバジルソーダ、今回はモダンな素材切り替えや造形的なカッティングでの表現も取り入れていた。 ・バジル・ソーダの展示会の情報をもっと見る 【2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報】 ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【1】 PAULE KA ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【2】 VALENTIN YUDASHKIN ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【3】 スワロフスキー ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【4】 TARA JARMON ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【5】 AMAYA ARZUGA ・2013年春夏ファッショントレンドパリコレ速報【6】 ニール・バレット
2012年10月07日フォースメディアは10月上旬に同社ブランドJ-Forceから、新商品「地震・津波警報放送連動防災ラジオライトグラピカ(JF-ERL1W)」を発売する。同商品は地震や津波などの災害や、都道府県知事の要請に応じて放送される「緊急警報放送」、気象庁が発表する地震動の予測・警報「緊急地震速報」に連動。これらの信号を受信すると、自動起動してLEDライトが自動点灯し、警報を知らせるラジオライトとなっている。警報は主電源を切った状態でも常に受信しているため、就寝時でも枕元などに置いておけば放送を逃すことはない。災害時にはラジオ、懐中電灯、ランタンなど1台で幅広く活用することもできる。また、本体のUSBポートからスマートフォンや携帯電話などへの充電も可能(iPhone4/4S/5も対応)。長期停電時でも、手回し充電機能付で安心して使用できる。さらに緊急時に役立つサイレン機能付。本体一部には夜光塗料を使用しているため、暗闇でも見つけやすいという。価格はオープン。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日【パリコレ速報】2013年春夏コレクション PAULE KAサントノーレのサロンで行われたスプリング&サマーコレクション。上流階級のお嬢さん達がアフタヌーンティパーティの為に集まったサロンへ取材陣達が紛れ込んだ様な雰囲気の中、プレゼンテーションが行われた。60年代のジャッキー・オナシススタイルを彷彿とさせる上品でエレガント、ポール カらしい若々しく可愛らしい魅力満載のコレクション。トロピカルなプリントを施した夏のイブニングやイブニングコート、フェザーをあしらったカクテルドレスなど正統派お嬢様エレガンススタイル愛好者にはうっとりするほど。 ・パリコレの情報をもっと見る
2012年10月01日ナオミ・ワッツが、2004年のスマトラ沖地震を描いた新作『The Impossible』(原題)で津波の深刻さを実感したようだ。2004年のスマトラ沖地震と津波に翻弄される家族の姿を実話に基づいて描いた同作で、ナオミはユアン・マクレガーと共にタイで3人の子供たちと一緒に休暇中の夫婦、マリアとヘンリーを演じている。感情面でチャレンジの連続だったという難役をこなしたナオミは、「この実話は私たちに津波がどれほど深刻なものであったかを痛感させるものだったの。これほど深刻なことがなかったとしても、人々に色々な考えや問題を提起する上でとても教訓となる話だわ」と語っている。またナオミは、劇中で自身のキャラクターを公平に演じきって、作品をより真実に近づけることに“プレッシャー”を感じたとも明かしている。「この映画に関わって、『被災者の方々はこんな経験をしたんだ。当時その方々が感じていたことに忠実であるように、その経験を尊重しなければいけない』って感じたの。それに私がこの映画でやったことは被災者の方々が経験したものとは決して同じではないけれど、できるだけ再現したいと感じたわ」。ユアンとナオミは2005年のサイコスリラー作品『ステイ』でも共演しており、もう一度ユアンと共演できたことにナオミは「幸せだった」ともコメントしている。
2012年09月24日日本で初めて地震を体験したという外国人のエピソードを紹介します。初めて地震に遭遇した外国人は何を感じ、どういう行動をとったのでしょうか。・自分がいた建物が崩れると思い、大慌てで部屋から走って外に出ました。周りは冷静でいたので、恥ずかしい思いをしました(ブラジル/女性/50代前半)・奥さんと一緒にいたが、奥さんにドア開けてとか、頭隠してとか言われたが体が全然動かず、自分もびっくりした。本当に怖いと人は動かない(マリ/男性/30代前半)とっさに頭を隠すとか、ドアを開けるとかなかなかできませんよね。足がすくむ気持ちもわかります。でも、奥さんは冷静な判断ができてすばらしいですね。・2011年3月11日の地震のエピソードです。揺れ始めた瞬間にどうしようとパニックになって、反射的にテーブルの下に隠れました。フランスでは地震災害の対応の練習をしませんので、テレビでの影響があると思います(フランス/男性/20代後半)フランスは日本みたいに避難訓練がないんでしょうか。テレビで地震対策の映像を見ておいてよかったですね。何も知らなかったら、危ないですよ。・初めて地震を体験した時は寝ていた。友達がベッドを動かしていると思ったから。大きい声で「止めてください!」と言った。誰も居ないと気づいたから、あっ!地震だ!と思った(スペイン/男性/30代前半)地震未経験だと、まさか地震が起きたとは思わないですもんね。・ちょうど自宅に居て、引っ越しの準備をしていました。急に地震が来て、思わず家のコンセントを抜きました。火事にならないように注意しました(中国/女性/30代後半)・そのときは家にいたので、外に逃げるよりも倒れたら壊れちゃうと思ったものを地震が終わるまで押さえ続けました(シリア/男性/30代前半)大切なものも守りたい気持ちもわかりますけど……あまりにも揺れがひどいようだったら安全な場所に避難したほうがいいかもしれません。まずは身の安全です!・ホームステイ先の家族が皆出掛けていて一人でいたので、とても怖かった。凍り付いて、「怖い」と叫んだ(韓国/女性/30代後半)ひとりぼっちで揺れを体験するのは怖かったでしょうね。避難訓練や非常用の準備をしていても、いざ起こったら誰もがパニックになる地震。何度も体験している日本人でもそうなるのですから、初めて体験した外国人は怖い以外何ものでもなかったでしょう。もし、地震が起きて自分のそばにどうしていいかわからず困っている人がいたら、手を取り合って助け合いましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日「iCloudって何ですか?」「Wi-Fiってそもそも何ですか?」「OSのアップデートって何?どうやるの?」「画面が回転するのをやめるには?」「緊急地震速報の設定の仕方を教えて」などなど。iPhoneを使いこなしている風の人が意外と抱えているという、素朴な疑問の数々。今回はそんな疑問に答えてくれる、お役立ちアプリをご紹介♪その名も『iPhone初心者のための解説&流行アプリ情報-トリセツ-』。今更聞けないiPhoneの基本や疑問を解消してくれる他、よりiPhoneが便利になる小技(カレンダーに日本の祝日を表示させる小技や、ほんの一瞬!素早くカメラを起動する小技など、すぐに試したい楽しげなものがいっぱい!)や、厳選必須アプリ(あなたのお気に入りもチョイスされているかも?)など、タメになるコンテンツが満載。iPhoneともっと深く付き合いたいそこのあなた、ぜひ参考にしてみては。 iPhone初心者のための解説&流行アプリ情報-トリセツ- カテゴリ:ビジネス条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、およびiPad に対応。 iOS 4.0 以降が必要
2012年09月11日日本損害保険協会は23日、地震保険広報活動を8月25日からスタートすると発表した。同協会では、地震保険について、法律に基づき国と損害保険会社が共同で運営する保険として、被災者の人の「生活再建の立ち上がり資金」を確保し、生活の安定に寄与するという大変重要な役割を担っているとし、地震保険の理解促進および普及促進は損害保険業界の社会的使命と認識している。昨年に発生した東日本大震災では、約1.2兆円の地震保険金が支払われた。この保険金は契約者の保険料から支払われているものであり、まさに助け合い・支え合いの制度となっている。広報活動では、昨年度に引き続き「イマシリ先生(声:中嶋朋子さん)」が、テレビ・新聞・ラジオ・インターネット・ポスターなどを通じて、「いま知りたい、地震保険の話。」として、地震保険の仕組みや契約方法などについて分かりやすく話すとともに、一部のテレビ・新聞では、協会長をはじめとして、各地の同協会関係者が出演し、地震保険について話すとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日