パラゴン ソフトウェアは20日、Windows 8.1に対応したクライアントPC向けバックアップソフト「Paragon Drive Backup 14 Professional」を発表した。シングルライセンス版の価格はパッケージ版が税込10,260円、ダウンロード版が税込6,264円。サーバ向けに開発された「Paragon Drive Backup 14 Server」を、Windows 8.1などに対応させたエディション。クライアント向けのバックアップソフトで、稼働中のシステムを止めずにオンラインでのバックアップが可能な「ホットバックアップ」と「VSS(Volume Shadow Copy Service)」に対応している。スマートリストア機能では、異なるアーキテクチャをもつハードウェア環境に対してバックアップイメージの復元も可能。その他にも、ファイル/フォルダ単位でのバックアップ / コピー(クローン)、システムマイグレーション(P2P、P2V)などの機能を収録。4TB以上のHDDにも対応し、同梱の「Recovery Media Builder 3.0」を使うことで、Windows PEを組み込んだリカバリーメディアの作成も行える。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 / 8.1。
2015年02月20日Windows 8.1の自動メンテナンスのように、PCのスリープ状態から勝手に復帰するイベントに悩まされるユーザーは少なくない。だが、スリープを解除する条件は複雑で見付けづらいのが現状だ。そこで、スリープ解除を行ったイベントや原因、それを取り除く方法を紹介する。○スリープ解除の問題を探すWindows 8.1におけるスリープ解除の原因は各種デバイス、もしくはプログラムから発生するイベントのいずれかとなる。まずは管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、「Powercfg」コマンドのオプション「LASTWAKE」を試して欲しい。こちらは最後にスリープ状態を解除した情報を表示するものだ。上図のチェックポイントは「Type」と示された部分だ。「Fixed Feature」と示しているように、システムデバイスの1つである「ACPI Fixed Featureボタン」でスリープを解除したことを意味している。例えばTypeが「Wake Timer」となる場合は、サービスやタスクがスリープを解除したことを示す。蛇足だが、LASTWAKEオプションはWindows 7時代の表記と異なり、デバイス名を指すInstance Pathが示されなくなったようだ。次にチェックするのは、デバイスがスリープ解除している場合。こちらは条件にマッチするデバイスの一覧を示すオプション「DEVICEQUERY」と、条件としてスリープ状態を解除できるデバイスの一覧を返す「wakeprogrammable」、スリープ状態を解除できるように構成されたデバイスを返す「wakearmed」を使用する。上図のように、ネットワークカードやキーボード、マウスがスリープ解除を可能にするデバイスであることが確認できた。さらに試したいのが、アクティブなスリープ解除タイマーを列挙する「WAKETIMERS」オプションだ。サービスやタスクによってスリープを解除するプログラムを確認するために用意され、前回の自動メンテナンスなどが含まれる。そのほかイベントビューアーで確認する方法もあるが、コマンドラインから操作した方が提示される情報もシンプルで分かりやすいだろう。○スリープ解除を行うデバイスを無効にするスリープ解除の原因がデバイスにある場合、デバイスがスリープ状態を解除できないように変更するオプション「DEVICEDISABLEWAKE」を使用する。こちらは「powercfg /devicedisablewake "デバイス名"」と実行するため、「デバイスマネージャー」や先の「wake_programmable」を使って、デバイス名を確認して欲しい。もっとも上図のように、「デバイスマネージャー」のプロパティダイアログにある「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外しても結果は同じだ。個別にダイアログを確認するよりも、コマンドラインから操作した方が簡単だが、お好みに応じて使い分けると便利だろう。なお、スリープ解除を行っているのがウェイクタイマーの場合は、個別にタスクを無効にするか、前回紹介した電源プランの詳細設定でスリープ解除を無効にするのが簡単である。一概にどちらの方法がベストとは言い切れないので、ご自身のスタイルに合わせて選んで欲しい。阿久津良和(Cactus)
2015年02月14日エプソンダイレクトは10日、Windows 8.1 with Bingを搭載した8型タブレット「Endeavor TB01S」を発表した。同社の運営する直販サイトやコールセンターを通じて、即日販売を開始し、直販価格は税別29,750円。ディスプレイに8型WXGA(1,280×800ドット)IPS液晶を搭載したWindowsタブレット。静電容量方式のタッチ操作に加えて、標準で付属するデジタイザーペンによる操作にも対応する。デジタイザーペンは筆圧が検知可能で、対応アプリケーションでは、筆圧に応じて太い線や細い線を書き分けることができる。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがPC3L-12800 2GB(動作は1333MHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイがタッチ対応8型WXGA(1,200×800ドット)IPS液晶、ストレージが32GB eMMC、OSがWindows 8.1 with Bing 32bit。オフィスソフトとしてOffice Home & Business 2013が標準で付属する。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+EDRを搭載。サイズはW211×D124×H10m、重量は約350g。
2015年02月10日Windows 8.1上で古めのアプリケーションを実行する際、「プログラム互換性アシスタント」という機能が動作することがある。Windows Vista時代から実装され、現在のWindows 8.1でも当然使われている。だが、さらに以前から実装していた「互換モード」と混同しがちだ。今回は両者の違いを解説し、プログラム互換性アシスタントを無効にするTipsをお送りする。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○「互換性モード」と「プログラム互換性アシスタント」まずは実装時期が古い「互換モード」から説明しよう。Windows XP時代から実装した互換モードは、実行するアプリケーションに渡すWindowsのバージョン情報や機能を抑止することで、互換性問題を回避するというもの。いわば「アプリケーションをだましている」のだ。そもそもアプリケーションのインストーラーは、OSのバージョンをチェックする機能を備えており、アプリケーションが正しく動作するたに様々な確認を行うのが通例だ。そこで古いOS上で動作しているように見せるのが、Windowsが持つ互換モードの主目的となる。なお、互換性情報はレジストリエントリに記録した情報を次回起動時に読み取る仕組みだ。一方の「プログラム互換性アシスタント(Program Compatibility Assistant)」は、古いアプリケーションを実行するときに発生する問題を検知し、対処するためのサービスだ。互換性問題の検知例としては、アプリケーションの実行に必要なコンポーネントの欠落や、セットアップ時にデバイスドライバーが正しくインストールされなかった場合など、多岐にわたる。とはいえ、プログラム互換性アシスタントも万全ではない。「OSに対応していないアプリケーションを実行せざるを得ない状況」が問題なのだが、プログラム互換性アシスタントが提示する情報も限られており、ユーザー自身で対処した方が早いケースが少なくないのだ。○プログラム互換性アシスタントを無効にするプログラム互換性アシスタントはWindowsのサービスとして稼働しているため、「サービス」からプログラム互換性アシスタントの本体「Program Compatibility Assistant Service」を停止すればよい。「スタートアップの種類」を「無効」に変更すれば、即座にサービスを止めて、次回以降の起動時も稼働しなくなる。プログラム互換性アシスタントを再び有効にするには、「Program Compatibility Assistant Service」の「スタートアップの種類」を「自動」に変更してから開始すればよい。○コマンドラインから制御するコマンドラインからの操作に慣れている方なら、ダイアログをたどらずに以下の手順を実行した方が簡単だ。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、「sc」コマンドを使って「Program Compatibility Assistant Service」の省略名である「PcaSvc」を制御する。なお、コマンドラインからサービスを復帰させ、スタートアップを自動起動に戻す場合は、「sc config PcaSvc start=auto」「sc start PcaSvc」を、管理者権限を持つコマンドプロンプト上から実行する。阿久津良和(Cactus)
2015年02月07日Windows 8.1から数えて、次のWindowsでなくなる予定のアプリビュー。表示形式を「カテゴリ順」に変更すると、Windowsストアアプリ/デスクトップアプリを種類ごとに表示するが、実際はWindowsストアアプリとデスクトップアプリは個別に並んでいることが見て取れる。デスクトップアプリのカテゴリはフォルダー単位で管理しているため、ユーザーが自由にカスタマイズすることが可能だ。今回は、アプリビューに並ぶデスクトップアプリの表示カテゴリを作成するTipsを紹介する。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○アプリビューとプログラムフォルダーの関係Windows 7以前のプログラムメニューは、フォルダーごとにショートカットファイルを格納し、ユーザーはそれをたどることで、アプリケーションを起動してきた。そのロジックはWindows 8.1も基本的には同じである。上図に並んだ"カテゴリ"は、「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーや「%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーの内容を示しているに過ぎない。ちなみに前者はサインイン中のユーザー用プログラムフォルダー、後者はシステム全体(すべてのユーザーが参照する)プログラムフォルダーである。○"カテゴリ"用フォルダーを作成する単純に考えれば、プログラムフォルダーの名称を変更することで、アプリビューの"カテゴリ"名も変更できるはずだ。前述したユーザー用もしくはシステム全体のプログラムフォルダーを開き、任意のフォルダーを作成。そしてフォルダー内にショートカットファイルを追加すればよい。フォルダーにショートカットファイルを追加する際、実行形式ファイルのショートカットファイルを作成してコピーする方法や、検索チャームからショートカットファイルを格納したフォルダーを開き、そしてコピーする方法がある。この辺りは使い慣れた方法を選んでほしい。○変更内容を適用するスタート画面/アプリビューはエクスプローラーに含まれるため、今回実行した内容を反映させるには、Windows 8.1に再サインインしなければならない。だが、スタートアッププログラムが多い場合は処理に時間がかかるため、今回はエクスプローラーの再起動で対応する。それではアプリビューを確認してほしい。上図と比べると一目瞭然だが、新たな"カテゴリ"名(Tools)が加わり、追加したショートカットファイルが並んでいる。このような手順でWindows 8.1でも独自の"カテゴリ"を追加し、アプリケーションのショートカットファイルを整理できるのだ。ただし、アプリビューは複数のアプリケーションを並べることはできない点に注意してほしい。先の手順では「Tools」フォルダーにPowerShellとコマンドプロンプトのショートカットファイルを加えたが、後者が並んでいないことにお気付きだろう。これは"Windowsシステムツール"にコマンドプロンプトが存在するためだ。この仕様は上図の手順で回避し、アプリビューに独自のカテゴリを作成してほしい。阿久津良和(Cactus)
2015年02月06日ソフトバンク コマース&サービスは、Windows 8.1を搭載した8.9インチサイズのWindowsタブレット「CLIDE 8.9」の提供を開始した。希望小売価格は税別26,800円。「CLIDE 8.9」はテックウインド製のWindowsタブレット。インテル Atom Z3735Fプロセッサーを搭載し、メールの送受信、ウェブブラウジング、画像編集などWindows PCと同様の作業が可能なパワーと省電力性を備えているという。同端末の主な仕様は以下の通り。CPUはインテルAtom「Z3735F」、ディスプレイは8.9インチタッチスクリーン IPS液晶(1,920×1,200ドット)、システムメモリは2GB(DDR3L)、ストレージは32GB。カメラはフロント、サブともに2Mピクセル。I/Oポートは、micro SD(カードリーダー)×1、Micro USB2.0(充電コネクター共用)×1、USB2.0(TypeA)×1、オーディオ(マイクロホン/ヘッドフォン・コンボジャック)×1、ミニHDMIコネクター×1。無線LANはIEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0。バッテリ容量は6000mAh。サイズ/重量は約234.4×155.7×9.4mm/約495g。付属品はACアダプタ、スタイラスペン(本体収納可)、製品マニュアル、製品保証シール。
2015年02月03日ユニットコムは27日、「iiyama PC」ブランドから、Windows 8.1 Pro のダウングレード権を利用したWindows 7 Professional搭載PC、「MN5010-i3-CZM-DG7P」など2機種を発売した。標準構成時の価格は税別59,980円~。「MN5010-i3-CZM-DG7P」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4160、メモリが4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics、ストレージが500GB HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 7 Professional 64bit(Windows 8.1 Pro に後日変更可能)。上位モデルの「MN5010-i5-FKM-DG7P」は、CPUがIntel Core i5-4460、ストレージが1TB HDDとなり、税別69,980円。
2015年01月27日マウスコンピューターは23日、8型WindowsタブレットのラインナップにWindows 8.1 Pro搭載モデル「WN801V2-Pro-BK」を追加し、販売を開始した。直販価格は税別24,800円。2014年12月に発表した「WN801V2-BK」をベースとして、OSにWindows 8.1 Proを搭載したモデル。法人ユーザーからWindows 8.1 Pro採用への要望が多く、今回のラインナップ追加となったという。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがDDR3L 2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが8型WXGA(1280×800ドット)の光沢タイプで、10点マルチタッチに対応する。。インタフェース類は、microSDカードリーダ、192万画素フロントカメラ、192万画素リアカメラ、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、microUSB 2.0、ヘッドホン出力/マイク入力、miniHDMI出力、加速度センサーなど。バッテリ駆動時間は約5.8時間。本体サイズはW207×D126.7×10.1mm、重量は約370g。なお、本モデルにはOffice 2013 Home and Businessは搭載されないが、BTOのオプションとして最新のOffice Premiumを追加することができる。
2015年01月23日米Microsoftはこのほど、最新のWindows Phone 8.1(Lumia Denim)を搭載した端末「Lumia 435」「Lumia 532」を発表した。2月から欧州やアジア、インド、アフリカの一部で発売する。価格はLumia 435が約69ユーロ(約9,300円)、Lumia 532が約79ユーロ(約10,700円)。いずれも約10,000円の低価格なWindows Phone端末で、シングルSIM版のほかデュアルSIMスロット版も揃える。Word/Excel/PowerPoint/OneNoteを同梱したOffice suiteやOutlook、Skype、Lumia Cameraなどのアプリをプリインストールし、最大30GBのOneDriveを無料で利用できる。「Lumia 435」ではQualcommの2コアプロセッサ「Snapdragon 200」(1.2GHz)を搭載。主な仕様はディスプレイ解像度が800×480ピクセル、メモリが1GB、ストレージが8GB、カメラが2Mピクセル、バッテリ容量が1,560mAhなどで、最大128GBまでのmicroSDカードも利用できる。重量は131.85g。カラーはbright green、bright orange、white、blackの4色。「Lumia 532」では「Snapdragon 200」の4コア版を搭載し、カメラが5Mピクセルとなる。このほかの主な仕様は「Lumia 435」とほぼ同等。
2015年01月19日Windows 8.1はユーザーアカウントの種類として、一般的な操作を行う「標準(アカウント)」と、システム全体を管理する「管理者(アカウント)」を用意している。この仕組みはWindows NT時代から備えていたが、違いが顕著になったのはWindows Vistaで導入された「UAC」(ユーザーアカウント制御)からだ。現在のWindows 8.1では、日頃は標準アカウントを使用し、場面に応じて管理者権限を付与するのが一般的になりつつある(意識することは少ないかもしれないが)。そこで今回は、管理者権限でアプリケーションを実行するTipsを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○管理者権限が必要なケースとは標準/管理者の違いは以前の記事をご覧頂きたいが、マルウェアなどの不正侵入・設定変更を抑止するため、通常は標準アカウント権限でアプリケーションを実行している。これは使用中のユーザーアカウントがAdministratorsグループに参加していても同様だ(Administratorsグループ属するユーザーアカウントは管理者権限を持つ)。セキュリティの観点から見れば理にかなっているものの、古いデスクトップアプリを使用する場合、管理者権限を要する場面もいまだ存在する。UACを完全に無効化することも可能だが、するとWindowsストアアプリが正常に動作しなくなるなど、いくつかの問題が発生するのが現状だ。○スタート画面/アプリビューでの選択方法各デスクトップアプリを管理者権限で起動するには、主にコンテキスト(右クリック)メニューを利用する。スタート画面の場合はアプリケーションのタイルを右クリック/長押しすると、メニューに「管理者として実行」が現れる。こちらをクリック/タップすればよい。なお、アプリビューでも操作方法は同じだ。○タスクバーでの選択方法タスクバーにピン留めした(デスクトップアプリの)ボタンも、同様に右クリックから操作する。ただし、「Shift」キーの併用が必要だ。ボタンをそのまま右クリック/長押しすると通常のジャンプリストが現れるものの、そこで「Shift」キーを押しながらデスクトップアプリ名(画像では「電卓」)を右クリック/長押しすれば、さらにサブメニューが現れる。ここから「管理者として実行」をクリック/タップすればよい。デスクトップアプリが未起動・起動済みの場合によっても操作方法は異なり、起動済みの場合は前述したジャンプリストから操作する。だが、未起動時の場合は、そのままボタンを右クリック/長押しすれば直接コンテキストメニューが開くので、こちら方が簡単だ。○エクスプローラーからの選択方法エクスプローラーの場合、そのままコンテキストメニューから「管理者として実行」を選択するだけでよい。このメニュー項目が加わるのは実行形式ファイルに限られ、具体的には環境変数「PATHEXT」で定義済みの拡張子「.exe」「.com」「.bat」などだ。ただし、ショートカットファイル(拡張子「.lnk」)など一部の形式にも適用される。○タスクマネージャーを利用する以前の「ファイル名を指定して実行」には、管理者権限を付与する機能が備わっていたのだが、Windows 8.1はその機能は取り除かれている。「タスクマネージャー」から呼び出す「新しいタスクの作成」には、「このタスクに管理者特権を付与して作成します」がオプションとして用意されている。よって、管理者権限の付与は簡単だ。○常に管理者としてデスクトップアプリを実行する対象となるデスクトップアプリが常に管理者権限を要する場合、ショートカットファイルの設定情報を変更することをおすすめしたい。詳細プロパティダイアログにある「管理者として実行」を有効にすれば、メニューからの操作をスキップできる。また、古いデスクトップアプリであれば、「互換性」タブの「設定」セクションに並ぶ「管理者としてこのプログラムを実行する」を選択してもよい。阿久津良和(Cactus)
2015年01月18日ワコムは6日、Windows 8.1を搭載した13.3型モバイル液晶ペンタブレット「Cintiq Companion 2」を発表した。価格は未定。「Cintiq Companion 2」は、一昨年に登場したOS搭載液晶ペンタブレッド「Cintiq Companion」の後継モデル。Windows 8.1またはWindows 8.1 Proを搭載し、CPU、GPU、ストレージ、メモリの違いにより「Value」(Windows 8.1/64GB SSD)、「Standard」(Windows 8.1/128GB SSD)、「Premium」(Windows 8.1 Pro/256GB SSD)の3モデルがラインナップされ、2月より販売開始予定となっている。さらに今後、最上位モデル「Enhanced」(Windows 8.1 Pro/512GB SSD)および企業向けモデル「Enterprise」が追加される予定とのこと。また、新機種の大きな変更点として、従来機種のWindows 8搭載モデルでは非対応となっていた「デスクトップモード」に対応したことが挙げられる。これにより、外出先ではスケッチなどを描きとめるための高性能Windows8.1搭載タブレットとして利用し、自宅やスタジオでは手持ちのPCやMacに接続して13型液晶ペンタブレットとして使うことが可能となった(対応OS:Windows 7以降/Mac OS X 10.8以降)。このほか、液晶パネルの最大表示解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)に拡張されたのに加え(従来機種はフルHDの1920×1080ドット)、インタフェース面においても、USBポートが2基から3基に増加、Micro SDカードスロットに加え「SDカードスロット」を増設、盗難防止に役立つ「セキュリティスロット」が新たに追加されるなどの改良がなされている。また、2月発売予定の3モデルともに、CPUは第4世代インテルCoreプロセッサー(Haswell)を搭載しており、「Value」がCore i3-4005U/1.7GHz、「Standard」がCore i5-4258U/2.9GHz、「Premium」がCore i7-4558U/3.2GHz。グラフィック・アクセラレータは「Value」がインテル HD graphics 4400、「Standard」と「Premium」はインテル IRIS graphics 5100。メインメモリ(RAM)は「Value」が4GB、「Standard」と「Premium」が8GB。なお、3機種共通の仕様として、外寸が幅374.1mm×奥行247.7mm×高さ17.0mm(グリップパッドを含む)、重さ約1.7kg。13.3型液晶パネルの表示サイズは293.76mm×165.24 mm(アスペクト比:16対9)、最大表示色/色域は1677万色(256階調)。視野角は水平・垂直ともに170度。さらに"タブレット端末"ならではの機能として、タッチ機能(静電結合方式)、カメラ機能(フロント:2Mピクセル、バック:8Mピクセル)、オーディオ機能(マイクロフォン×2、スピーカー×2)、音声出力(ヘッドフォン端子×1)、ワイヤレス通信(Bluetooth4.0/Wireless 802.11 b/g/n )、自動回転切替スイッチが搭載されている。このほか、付属品として、全機種共通の物としては「プロペン」や「ペンケース」(ペンリング3本、替え芯9本付き)、「クリーニングクロス」などを同梱。「Standard」と「Premium」には4段階のポジション(スタンドなしの平置きを含む)で利用できる「脱着式スタンド」と持ち運びに便利な「ソフトケース」が同梱される。なお、同機種は米国で開催される国際家電見本市「CES 2015」にてお披露目されることとなっており、価格など詳細は追って明かされるということだ。
2015年01月06日Windows 8.1が備えるモダンUIベースの設定機能「PC設定」は、マウスポインタもしくは矢印キーの使用を強いられる。コマンドラインから各種項目を呼び出せれば、Windows 8.1の操作性はさらに向上するはずだ。今回は「PC設定」をコマンドラインから呼び出す方法を紹介する。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○「PC設定」を実行するコマンドとは「PC設定」を使うには、設定チャームバーの「設定」をクリック/タップするか、直接設定チャームを呼び出して「PC設定の変更」をクリック/タップする必要がある。モダンUI(ユーザーインタフェース)の設計上、キーボードで使いにくいのはしかたないところだ。だが、ちょっとした操作で「PC設定」を呼び出せることが分かった。それが下記のコマンドである。explorer.exe shell:AppsFolder\Windows.ImmersiveControlPanel_cw5n1h2txyewy!microsoft.windows.immersivecontrolpanel詳しい方なら分かると思うが、Explorer.exeからShellスキームを利用して、Applicationsフォルダーの「PC設定」を呼び出すというものだ。explorer.exe shell:AppsFolder\Windows.ImmersiveControlPanel_cw5n1h2txyewy!microsoft.windows.immersivecontrolpanel○ショートカットファイルを作成する上図のように「ファイル名を指定して実行」やコマンドプロンプトから起動できるが、正直なところ筆者も空(そら)でこのコマンドタイプするのは難しい。そこで利用したいのがショートカットファイルである。explorer.exe shell:AppsFolder\Windows.ImmersiveControlPanel_cw5n1h2txyewy!microsoft.windows.immersivecontrolpanel先のコマンドを元にショートカットファイルを作成すれば、容易に「PC設定」を呼び出すことが可能になる。ショートカットファイルにショートカットキーを割り当てる方法もあるが、筆者がおすすめしたいのは、タスクバーへのピン留めだ。このようにショートカットファイルをピン留めすれば、「Win」+数字キーを使ったショートカットキーが利用可能になるため、設定チャームを経由するより簡単に呼び出せるだろう。実はPC設定の項目も同様にコマンドラインから呼び出せるのだが、そちらについてはまた機会を見て紹介する。阿久津良和(Cactus)
2014年12月27日Windows 8.1には、システムファイルなどを再インストールする「PCのリフレッシュ」や、すべての状態を出荷状態に戻す「Windowsの再インストール」といった機能がある。だが、特に自作PCの場合、システム全体をリセットするには「クリーンインストール」のほうが気持ちいい。そこでMicrosoftが先ほどリリースした「Windowsインストールメディア作成ツール」の使い方を紹介する。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○Windowsインストールメディア作成ツールまずはWebブラウザーで、マイクロソフトのWebサイト「Windows 8.1用のインストールメディアを作成する」にアクセスする。説明を読むと分かるように、Windows 8.1インストールメディアをISO形式でDVD-ROMやUSBメモリーに展開可能にする、「Windowsインストールメディア作成ツール」を入手可能だ。Internet Explorerなどの場合「メディアの作成」ボタンを押すと現れる情報バーの「実行」ボタンをクリック/タップすればよい。なお、システム要件はWindows 8.1のそれに準ずるが、完成するセットアップメディアは4GBほどになるため、ローカルディスクにもそれ以上の空き容量が必要だ。事前に確保するなど準備してから始めてほしい。さて、先の手順で自動実行した「mediacreationtool.exe」が起動すると、最初に「インストールファイルの種類」選択がうながされる。次はインストールメディアの選択だが、光学ドライブを備えていないタブレットなどはUSBメモリー、通常のPCであればISOファイルを選択するとよい。ここでは利用性の高さを踏まえてUSBメモリーを選択しよう。今回はUSBメモリーを対象にWindows 8.1インストールメディアを作成したため、ダウンロード後も30分程度の時間を要したが、この辺りはお使いのPCやUSBメモリーのアクセススピードによって異なる。下図のように「~準備ができました」というメッセージが現れれば作業完了だ。なお、上図の画面にある「次の作業」を選択すると現れるのは、「作成したメディアからブートしてパーティションにインストールする」というWebページである。誤ってWindowsインストールメディア作成ツールを閉じてしまった際はご覧頂きたい。○「Windowsインストールメディア作成ツール」の仕組み前述の操作方法でWindows 8.1のセットアップメディアの作成は完了した。ロジックを簡単に説明しておこう。「mediacreationtool.exe」を実行すると、自身を「%TEMP%{GUID}\MediaCreationToolExpanded」フォルダーに展開し、「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\WindowsInstallationMediaCreationTool\Panther」に設定ファイルやログを出力しつつ、Windows 8.1のイメージ展開を実行する仕組みだ。肝心のデータは「%TEMP%{GUID}\MediaCreationToolExpanded\WindowsInstallationMediaCreationTool\Download」フォルダーに暗号化した状態でダウンロードし、「%HOMEDRIVE%\ESD\Windows」フォルダーに復号およびイメージ展開が行われる。そしてISO形式ファイルの作成や、USBメモリーへ書き込まれる、というのが大まかな流れである。Windows 8.1インストールメディアの不要ファイルはすべて削除されるが、ツール本体である「%TEMP%{GUID}\MediaCreationToolExpanded」フォルダーの内容や、「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\WindowsInstallationMediaCreationTool\Panther」はそのままだ。前者は一時フォルダー以下にあるため、システムメンテナンスなどで自動削除される。後者は、ログファイルを参照する機会がないのであれば、「WindowsInstallationMediaCreationTool」フォルダー下を削除しても構わない。阿久津良和(Cactus)
2014年12月26日マウスコンピューターは24日、OSに「Windows 8.1 with Bing」を搭載した8型タブレット「WN801V2-BK」を発売した。直販価格は税別23,800円。従来モデル「WN801-BK」から価格はそのままにスペックを強化した新モデル。CPUには4コアのIntel Atom Z3735Fを搭載するほか、メモリの容量は従来モデルの倍となる2GBに増加した。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがDDR3L 2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが8型WXGA(1280×800ドット)の光沢タイプで、10点マルチタッチに対応する。。インタフェース類は、microSDカードリーダ、192万画素フロントカメラ、192万画素リアカメラ、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、microUSB 2.0、ヘッドホン出力/マイク入力、miniHDMI出力、加速度センサーなど。バッテリ駆動時間は約5.8時間。本体サイズはW207×D126.7×10.1mm、重量は約370g。Microsoft Office Home and Business 2013が付属する。
2014年12月24日サードウェーブデジノスは18日、OSにWindows 8.1 with Bingを搭載したタブレットのラインナップ拡充を発表した。新たに8型モデル「Diginnos DG-D08IWB 32GB」、8.9型モデル「Diginnos DG-D09IW」、10.1型モデル「Diginnos DG-D10IW2」を追加し、いずれもドスパラにて即日受注を開始した。○Diginnos DG-D08IWB 32GB2014年11月に発売した8型Windowsタブレット「Diginnos DG-D08IW」のストレージ容量を、16GBから32GBへと強化したモデル。ストレージ容量が増えたため、オプションでMicrosoft Office Home and Business 2013のプリインストールを選択可能となった。ストレージ以外の主な仕様は「Diginnos DG-D08IW」とほぼ同様で、CPUがBay Trail-TことIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイがマルチタッチ対応8型(1280×800ドット)、OSがWindows 8.1 with Bing。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HSなど。インタフェースはmicroSD、microUSB、microHDMIなど。カメラは前面200万画素、背面200万画素。センサーは加速度、GPS。バッテリ駆動時間は約6.1時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW214×D128×H8.6mm、重量は345g。カラーはブラックのみ。価格は税別23,130円。「Diginnos DG-D08IW」も引き続き販売する。○Diginnos DG-D09IW / Diginnos DG-D10IW28.9型モデル「Diginnos DG-D09IW」と10.1型モデル「Diginnos DG-D10IW2」は、どちらも1,920×1,200ドットのWUXGA液晶を搭載。こちらもオプションで、Microsoft Office Home and Business 2013のプリインストールを選択でき、表計算シートや文書、資料などの閲覧や作成に適しているという。また、インタフェースにフルサイズのUSB端子を備え、一般的な周辺機器に幅広く対応する。さらにDiginnos DG-D08IWB 32GBと比較して、背面カメラを500万解像度へ強化するしている。ディスプレイサイズ以外の仕様はほぼ共通で、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイはDiginnos DG-D09IWが8.9型、Diginnos DG-D10IW2が10.1型で、解像度はどちらも1,920×1,200ドット、OSがWindows 8.1 with Bing。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS。インタフェースはUSB 2.0、microUSB、microSD、microHDMIなど。カメラは前面200万画素、背面500万画素。センサーは加速度、GPS。バッテリ駆動時間は、Diginnos DG-D09IWが約6.1時間(JEITA 2.0)、Diginnos DG-D10IW2が約8.8時間(JEITA 2.0)。本体サイズと重量は、Diginnos DG-D09IWがW234×D159×H9.4/約480g、Diginnos DG-D10IW2がW260×D168×H9.2/約560g。価格はDiginnos DG-D09IWが税別27,760円、Diginnos DG-D10IW2が税別37,980円。
2014年12月18日マウスコンピューターは18日、同社の法人向けPCブランド「MousePro」から、OSにWindows Embedded 8.1 Industry Pro(64bit)を搭載した業務用端末「MousePro-M481B-EMBD」を発売した。BTOに対応し、標準構成価格(税別)は79,800円。検証機を購入してアンケートに回答すると、先着の10社に5,000円分の商品券が還元される。Windows Embedded 8.1 Industry Proを一般的なPCプラットフォームへ導入することで、高価な産業用プラットフォームを不要とした特定業務用途向けの端末。コールセンターオペレーターシステムとしての一括導入や、室内店舗でのPOSやサイネージ、各種教育機関での学習用端末といった用途を想定している。管理機能として、特定のキーボード入力を制御、意図しないダイアログを制御、再起動時にシステムの変更をすべて復元、USBデバイスの使用制御、タッチ操作の制御などを設定できる。また、コールセンターなどオペレーターシステム用途での利用時に、システムの操作ログを詳細に取得可能なソフトウェア、「ラネクシー MylogStar 3 Desktop 30日間ライセンス版」を標準でセット済み。標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4005U(1.70GHz)、メモリがDDR3L-1600 4GB(4GB×1、最大8GB)、ストレージが320GB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、光学ドライブは搭載しない。インタフェース類は、SD/SDHC/SDXCメモリーカードリーダ、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI、D-Subなど。VESAマウントキット(75mmおよび100mm対応)が付属し、同じくVESAマウントに対応した液晶ディスプレイ(別売)の背面に、MousePro-M481B-EMBD本体を取り付けられる。本体サイズはW26×D151×H195mm、重量は約660g。
2014年12月18日インバースネットは12日、FRONTIERブランドで販売するデスクトップPCとノートPCとして、窓辺ファミリー限定OSパック「Windows 8.1 Pro Update 限定パック 2014 Winter version」を搭載したモデルの予約受付を開始した。「Windows 8.1 Pro Update 限定パック 2014 Winter version」は、Windows OSのプロモーションキャラクターである窓辺ファミリーの画像データなどを収録した、Windows 8.1 Pro UpdateのDPS版。12月19日に発売し、全国で2,000本の限定だ。窓辺ななみ(CV水樹奈々)×クラウディア窓辺(CV喜多村英梨)のデュエット曲入りCDや、窓辺ファミリー新画像データ、窓辺ファミリーのLINE用スタンプ画像が同梱される。さらに今回の予約対象PCには、FRONTIERオリジナル特典として、窓辺ファミリー春ver.の壁紙・システムボイス、窓辺ファミリー夏ver.の壁紙・システムボイス、「PHANTASY STAR ONLINE 2」テレフォンカード、VERICO製 USBフラッシュメモリ(4GB)が付属する。対象モデルは下図の通り。また、「Windows 8.1 Pro Update 限定パック 2014 Winter version」単体でも予約を受け付けている。詳細はFRONTIERの予約サイトを参照いただきたい。
2014年12月15日日本マイクロソフトは12月11日、ローソンにおけるWindows 8.1タブレットの導入事例を公開した。ローソンは、このほど社員が利用する端末6500台をWindows 8.1に刷新し、それぞれにMicrosoft Office 2013 ProPlusを導入した。スーパーバイザー(SV)用の端末1500台には、ディスプレイとキーボードが着脱できるコンバーチブルタイプのWindows 8.1タブレット「Lenovo ThinkPad Helix」を採用。業務支援用アプリを開発し、業務の効率化や生産性の向上を図った。ローソンは、これまでも積極的にスマートフォンやタブレットを活用した施策を行ってきた。2012年にはSV用にAndroidタブレットを導入し、情報共有やコミュニケーションの向上を図った。AndroidタブレットでVDIを入れてひと通りの業務を行えるようになったが、Microsoft ExcelやMicrosoft PowerPointを活用する文書作成業務が困難であった。Windows 8.1タブレットの導入は、PCとタブレットの機能を使い分けることで、これまで両方を持ち歩いていたSVの負担を軽減、活用率の向上が狙いだ。また、既存のWindows環境でデータ管理が行え、アプリ配信を容易に行えることにも期待を寄せた。その目論見は的中。Windows 8.1 タブレットに自社開発した情報の一元管理するアプリ「SV Pit」に導入したことで、SVが業務の優先順位を付けやすくなり、効率的かつスピーディに施策立案、店舗巡回、情報の吸い上げなどのPDCAを実現できるようになった。SVにもWindows 8.1タブレットは好評だ。通常の社内業務と外回りの両方で使え、キーボード入力が得意な人はノートPCとして持ち歩き、キーボード入力が不得意な人はタブレットにペンで手書き入力して印刷して店舗オーナーに渡すといった使い方がされている。また、SV Pitを業務の起点となるような動線を作る取り組みを開始した。販売戦略の実績と目標を確認でき、また後方業務を効率よく実施できるようなアプリへと改善する。Excel 2013のPower BIを使った分析を行えるようにすることも新たな取り組みの1つ。SVが店舗巡回時に実施するオペレーション確認業務の実施状況などを、支社や支店の管理職が Power BIを通じて可視化できるようにした。「Power BIの画面を見ると、みんな驚いて、いろんな活用案が出る」と社内でも好評のようだ。
2014年12月15日米MicrosoftがWindows 8.1向けに提供しているビデオ (Xbox Video)」アプリが、最新アップデート(2.6.432.0)でMKV(Matroska Multimedia Container)形式に対応した。アプリケーションがサポートしているコーデックが含まれていれば、ほとんどのMKVファイルをビデオアプリで再生できる。MKVは動画・音声・字幕などを1つのファイルに格納するビデオ用のマルチメディアコンテナだ。オープンソースで開発されており、違法配信されている動画によく用いられているという問題があるものの、Windows 8.1の標準アプリがMKVに対応することで合法的な動画共有の幅も広がる。Microsoftは「Windows 10」でMKVとロスレスのオーディオ圧縮方式FLAC(Free Lossless Audio Codec)を標準でサポートする計画だ。
2014年12月10日エプソンダイレクトは9日、Windows 8.1 Proを搭載した10.1型タブレット「Endeavor TN20E」を発売した。個人・SOHO向けの既存製品「Endeavor TB20S」を法人向けに仕様変更したモデルとなっている。直販価格は税別58,000円。Endeavor TN20Eの基本構成は、CPUがIntel Celeron N2807(1.58GHz)、メモリが2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics、ディスプレイが10.1型液晶(1,280×800ドット)、ストレージが64GB eMMC、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+EDRを搭載。サイズはW258×D173×H11mm、重量は約690g。バッテリ駆動時間はJEITA測定法Ver1.0で約7.1時間、同2.0で約4.6時間。画面を360度回転できるスタンドや、アームスタンドなど多彩なオプションをそろえている。そのほか、NTTドコモのXiに対応したLTEモジュールをBTOオプションに追加する予定もある。
2014年12月09日●Windows 8.1をポケットに忍ばせて持ち運べる衝撃マウスコンピューターが11月28日に発表したスティック型PC「m-Stick」シリーズ。フリスクケースのような極小筐体にWindows 8.1がインストールされているという衝撃の大きさで、現在も話題沸騰中だ。その第一弾となるモデル「MS-NH1」が、12月5日15時に送料・税込19,800円という価格で発売された。なおすでに初期ロットは完売状態となっており、高い人気がうかがえる。ファーストインプレッションはお伝えしたが、短い時間では追えなかった点も含め、この「MS-NH1」を改めてご紹介しよう。○Windows 8.1をポケットに忍ばせて持ち運べる衝撃まずはそのサイズから確認していこう。外形寸法は驚きのW100×D38×H9.8mm。重量もわずか44gほどだ。この大きさをどうにか伝えたいが、なにぶん筆者の手は非常に小さいため、手近にあるデバイスをかき集めて比べることとしよう。並べたのはiPad mini 2、iPhone 5S、ニンテンドーDS、マウス、SDカードだが、MS-NH1のサイズが伝わるだろうか。続いて筐体を詳しく見てみよう。まずマウスコンピューターのロゴが入った面だが、こちらに用意されているのはLEDのみ。これは電源ランプとなっており、電源投入時には青色に輝く。側面にはそれぞれUSB2.0端子、microUSB端子(電源供給用)、電源ボタン、microSDスロットが用意されている。同梱品は、microUSB to USBケーブル、USB給電タイプのACアダプター、HDMI延長ケーブルとなる。このUSBケーブルとACアダプターは電源供給用のもので、MS-NH1のmicroUSB端子に接続することで本体が駆動する。HDMI延長ケーブルはディスプレイなどのHDMI端子周辺に干渉物があるときに使用するものだ。ACアダプターは10W (5V/2A)仕様となっており、これといって特別な製品ではない。つまり、安定した2A出力を確保できればMS-NH1の動作は可能ということになる。○HDMI端子に本体を差し込めばすぐにWindows 8.1を利用可能それでは実際にWindows 8.1を起動してみることにしよう。ディスプレイの空いているHDMI端子に本体のHDMI端子を直接差し込むか、HDMI延長ケーブルを介して接続。ACアダプタにUSBケーブルをつなぎ、もう一方のmicroUSBコネクタを本体に接続。あとは電源ボタンを押せば、見慣れたWindowsの画面が確認できる。インストールされているOSは「Windows 8.1 with Bing」。これは検索エンジンのプリセットにMicrosoftの「Bing」を採用することでBTOメーカーに無料で提供されるOSで、19,800円という価格を実現できた理由はこの点にある。ただし安いからと言ってBing以外の検索エンジンを使用できないということは無く、あくまで初期設定がBingになっているだけ。購入後には通常のWindows 8.1同様、自由に検索エンジンを変更できる。本機の操作は他のWindows搭載機同様キーボードとマウスで行う。BlueToothを内蔵しているためワイヤレスで操作できるのだが、初期設定時のみUSB接続に対応したキーボードやマウスが必要となるので注意しよう。またUSB端子は1系統しか備えていないため、2つのデバイスを利用するためにはUSBハブなどを利用しなければならないこともある。一つのUSBアダプタでマウス・キーボード両方が使える製品を準備しておくと便利だ。また本体への電源供給量が少ないだけに、USB機器に供給できる電力量も少ない。USBハブを利用する場合はバスパワータイプではなく、必ずセルフパワータイプを使おう。●小さいけど意外に動く! 各種ベンチマークで性能をチェック○MS-NH1が備えるハードウェアスペックを確認しようMS-NH1のCPUは動作クロック1.33GHzの「Atom Z3735F」。インテルのモバイル向けCPUの定番モデルだが、4コアを内蔵しているため思いのほか処理能力は高い。メモリはDDR3L-1333となり、2GBをオンボードで実装している。ストレージは32GBのeMMC。実際に利用できるのは25GBほどとなるため、容量は少々心もとないだろう。メディアファイルなどはMicroSDカードに記録するようにしよう。有線LANは搭載していないが、Realtek製のIEEE802.11 b/g/n対応無線LANおよびBluetooth V4.0を内蔵しているため、一度設定してしまえばネットワークも入力デバイスもワイヤレスで利用できる。○各種ベンチマークで性能をチェックしておこうスペックを見る限りハードな利用は想定されていないと思われるが、最後にベンチマークテストで本機の性能をざっと紹介しておこう。計測したのは、「Windowsエクスペリエンス インデックス スコア」「PCMark」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の3点だ。現行のデスクトップPCやノートPCではWindows 8.1の動作に大きな負荷を感じることはすでに無いが、本機のようなデバイスではこういった基本的なベンチマークのスコアが体感に影響してくるだろう。結果としては、CPU自体の動作クロックやメモリコントローラは数年前のPC並みだが、ストレージの速さが他のデバイスの速度を補い、体感速度を向上させている印象を受けた。2GBというメモリ空間を考え、ハードを特定の処理に集中させることでなかなか快適に利用することができるだろう。一方厳しめのスコアとなるのはグラフィックス項目。「艦隊これくしょん~艦これ~」などのブラウザゲームやフルHD程度の動画再生であれば問題なく動作するが、3Dゲームなどは難しそうだ。●モバイルバッテリーでも動作可能な驚きの省電力○モバイルバッテリーでも動作可能な驚きの省電力最後にちょっとした実験をしてみよう。MS-NH1はタブレットOCなどと同様、2Aの電源供給で動作している。ということは、モバイルバッテリーでも動く可能性が高い。試しにDC 5V/2.1A出力が行えるモバイルバッテリーを接続してみたところ、問題なく動作が行えた。ついでにDC 5V/1Aのバッテリーも試してみたが、こちらは起動できず。供給されているかのようなわずかな挙動ののち、電源が落ちてしまった。なおモバイルバッテリーでの動作は公式に動作を保証されたものではない。不安定な電源供給によりデータが破損するといった可能性も考えられるので、利用時はしっかりと付属のACアダプターを利用しよう(ただし、自己責任で)。○何に繋ぐ? どう使う? いままでにない利用方法が考えられるスティック型PCWindows搭載機としては過去に類のない小型サイズで、衝撃のデビューを果たした「m-Stick」シリーズ。購入してすぐに便利に使えるという手軽さがある一方、その小型化により性能的な代償も小さくない。しかし逆にそこがハードウェア好きの心をくすぐる部分でもあるのではないだろうか。そのサイズを活かした本機の用途は、思いつくだけでもさまざまだ。家族のブラウジング用としてテレビに接続するもよし、音楽再生用にAVアンプに接続するもよし。また大型ディスプレイを簡単にデジタルサイネージ化したり、プレゼンテーション用スライドの再生機としてプロジェクターに差し込んでおくなど企業ユースの使い方も考えられる。マウスコンピューターは今後もm-Stickシリーズを継続していく方針で、将来的にはハイエンドな製品を発売する計画もあるという。まずはこのMS-NH1で使い勝手を試しつつ、利用方法を模索してみてはいかがだろうか。
2014年12月05日Windows 8.1には、「SlideToShutDown.exe」というコマンドが用意されている。文字どおりスライド操作でPCをシャットダウンするものだ。タッチ機能を持たないPCでは意味がないコマンドだが、タッチ対応のWindowsタブレットなら有用な存在となる。今回は同コマンドの使い方を解説しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○シャットダウンを実行する「SlideToShutDown.exe」Windows 8.1を搭載したPC/タブレットは、チャームバーやスタート画面、コマンド「shutdown.exe」を用いて、再起動やシャットダウンといったアクションを実行する。いずれの操作も、少々冗長な感じだ。チャームバーなら、「設定」→「電源」ボタン→メニューからアクションを選択という数ステップの操作を必要とする。最近、筆者は外出時にWindowsタブレットを持ち歩いているが、この操作を面倒に感じるのだ。そこで冒頭に述べた「SlideToShutDown.exe」の出番。こちらのコマンドはPCを半ロック状態(?)にし、スライド操作でシャットダウンもしくはキャンセルを実行する。○ショートカットファイルから実行するそれでは「SlideToShutDown.exe」の使い方を紹介しよう。一番簡単なのはデスクトップにショートカットファイルを作成する方法だ。これならデスクトップやスタート画面から簡単に呼び出せる。ちなみに、ショートカットファイルを作成する際は、エクスプローラーがアクティブな状態で「Slide~」とキータイプすれば、「SlideToShutDown.exe」を見付けやすくなるので試してほしい。○スタート画面にピン留めする続いて、スタート画面の「SlideToShutDown.exe」を実行するタイルを作成しよう。一部のタブレットは電源ボタンが非表示となるケースがあるので、代用機能として使えるはずだ。以上の手順で「SlideToShutDown.exe」のピン留め、およびアイコンの変更が可能になる。なお、キーボードを多用する環境の場合は、以下の手順でショートカットキーを割り当てるとさらに便利だ。今回、タスクスケジューラから呼び出す方法も考えたが、タブレットの場合はスリープ機能とバッティングする場面もあるため見送ることにした。気になる方はMSDNライブラリ.aspx)の情報を参考にして、アイドル時に「SlideToShutDown.exe」を起動するタスク作成にチャレンジしてほしい。阿久津良和(Cactus)
2014年11月22日オンキヨーデジタルソリューションズは21日、OSにWindows 8.1 with Bing 32bit版を搭載した8型タブレット「TW08A-55Z8」を発表した。公式通販ショップ「Onkyo Digital Solutions」にて、出荷開始日である11月27日出荷分の先行予約販売を開始している。Onkyo Digital Solutionsでの税別価格は25,000円。直線エッジで構成した八角形(オクタゴン)の断面という、ユニークなデザインを採用した8型Windowsタブレット。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリがDDR3L 2GB、ストレージが32GBフラッシュメモリ、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。8型の液晶ディスプレイは、解像度が1,280×800ドット。ワイヤレスディスプレイのMiracast送信機能をサポートしている。バッテリ駆動時間はJEITA 2.0で約4.2時間、JEITA 1.0で約10.9時間。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+HS、センサー類は3軸加速度センサーと照度センサーを内蔵している。カメラ機能は、500万画素リアカメラ、200万画素フロントカメラだ。そのほか、microSDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート(CTIA準拠4極ミニジャック)、電源入力を兼ねるmicroUSB 2.0ポート、MicroHDMI出力を備える。本体サイズはW125.5×D215.3×H9.2mm、重量は約410g。オフィススイートとして、KINGSOFT Office 2013 マルチライセンス対応・フォント同梱版が付属する。
2014年11月21日クリエーティブマガジン『プラス・エイティ・ワン(+81)』は最新号vol.66(1,200円)で「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」のDMを特集している。2008年より始まった、1組のアーティストやクリエーターをセレクトして川久保玲がデザインするコム デ ギャルソンのDMシリーズ。+81は、08年から14年までそれぞれモンドンゴ(Mondongo)、ブラザーズ・クエイ(Quey Brothers)、アイ・ウェイウェイ(艾未未)、アシューム ヴィヴィッド アストロ フォーカス(assume vivid astro focus)、ルネ・ブリ(Rene Burri)、大友克洋、ロービジョン(RAW VISION)が起用されたDMを撮り下ろし、22ページにわたりビジュアルで紹介している。同号は5年ぶりのファッションイシュー。他に「ケンゾー(KENZO)」クリエーティブディレクターのウンベルト・レオンとキャロル・リム、ガレス・ピュー(Gareth Pugh)、イザベル・マラン(Isabel Marant)らデザイナーへのインタビュー、広告ビジュアルを作るKiDS(アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガなど)、Lloyd & Company(ボッテガ・ヴェネタ、Y-3など)らクリエーティブエージェンシー、ショーを演出するサンプロデュースらを紹介。モードフリークにとって読みごたえのある内容となっている。
2014年11月17日最近は8型~11型クラスのWindowsタブレットが増えてきた。デスクトップPCやノートPCと同じWindows 8.1を搭載しているものは、省電力設定に関して異なる点が多い。そこでWindowsタブレットをベースに、Windows 8.1の省電力設定を見直すチェックポイントを紹介する。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○電力設定の確認方法Windows 8.1をインストールしたPCの電源設定を確認するには、2段階の方法がある。通知領域やコントロールパネルから「電源オプション」を起動して、プリセットされた電源プランを選択する方法と、「電源オプション」ダイアログから詳細なカスタマイズを行う方法だ。通知領域のアイコンが非表示の場合は、コントロールパネルの「電源オプション」をダブルクリック/タップして起動すればよい。一般的なデバイスの性能をすべて引き出す「高パフォーマンス」「Full Power」といった電源プランに加え、「バランス」「省電力」といった電源プランが選択可能だ。ただし、名称や選択可能なプランはPCベンダーによって異なる場合があるため、適時読み替えてほしい。上図のように、電源オプションの項目もお使いのPCによって異なるはずだ。下図は筆者のデスクトップPCだが、「Internet Explorer」「スリープ」といった項目が並ぶものの、上図は4項目しか並んでいない。基本的にはPCのハードウェア構成によって項目が異なり、上図のWindowsタブレットはIntelのBay Trail-Tと呼ばれるIntel Atom Z3740を搭載している。そのため、InstantGo(旧名Connected Standby)に対応している関係から、設定項目の種類や内容(詳しくは後述する)も異なっているのだ。○新規電源プランを作成する今回は個人所有のWindowsタブレットをBYODで仕事に用いるシーンを想定し、電源プランの新規作成から取りかかってみる。以下の手順では「省電力」という名称の電源プランを作成しているが、すでに同名の電源プランが存在する場合は変更してほしい。今回のWindowsタブレットでは、「デスクトップの背景の設定」「電源ボタンとカバー」「ディスプレイ」「バッテリ」の4つの設定を行えば済む。ここで注目すべきは「ディスプレイ」だ。バッテリ駆動のノートPCなどと同じく、電源/スリープボタンを押した際の動作をバッテリ駆動時/電源駆動時で選択する。ただし、既定値はすべて「スリープ状態」を選択している。これは前述したInstantGoによる動作を前提としているからだ。InstantGoの大きな特徴は「スリープ時も通信を維持する」機能であり、メールの定期的な送受信やSkypeメッセージの発着といった、スマートフォン的な動作を可能にするものである。だからこそ、InstantGo対応のWindowsタブレットは「スリープ状態」が既定値なのだ。先の「プラン設定の編集」で「コンピューターをスリープ状態にする」が調整できないのも、InstantGoによる影響だろう。ちなみに、日本マイクロソフトの「電源プラン : よく寄せられる質問」を見ると、「InstantGoをサポートするPC」の項目に「電源プランにはどのようなものがありますか。」という質問がある。回答は「InstantGo がサポートされている PC に Windows で提供される電源プランは、バランスだけです。」となっている。阿久津良和(Cactus)
2014年11月14日日本エイサーは12日、スリムノートPC「Aspire Eシリーズ」より、OSにWindows 8.1 with Bingを搭載した15.6型モデル「ES1-512-F14D」と「ES1-512-F14D/F」を発表した。いずれも14日に発売し、店頭予想価格は「ES1-512-F14D」が38,000円前後、「ES1-512-F14D/F」が57,000円前後。「ES1-512-F14D」にはオフィスソフトとしてKINGSOFT Office 2013 Standard、「ES1-512-F14D/F」にはMicrosoft Office Personal Premiumが付属する。また、どちらのモデルもPC購入後30日以内のユーザー登録で、購入日から1年間、データ復旧サービスを無料で受けられる。仕様はほぼ共通で、CPUがIntel Celeron N2840(2.16GHz)、メモリがDDR3L-1600MHz 4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 with Bing 64bit。インタフェースが、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応無線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(約30万画素)、SDカードリーダー、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は約7時間。本体サイズはW381.6×D258×H26.1mm、重量は約2.4kg。
2014年11月12日Windows 8.1はタブレット用UIとデスクトップ用UIを両立させており、その点が従来のWindowsユーザーから低い評価を受けている1つの理由だ。設定を見直すことでWindows 7以前の操作性に近づけることは可能なので、今回はモダンUIのマウスジェスチャーを無効にするTipsを紹介する。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○Windows 8.1におけるキーボード操作派の苦難「デスクトップをどのように操作するか」は、ユーザーの使用スタイルによって異なる。通常はキーボード+マウスを想定するが、トラックボールが好きなユーザーや、筆者のようにポインティングスティック装備のキーボードを愛用する方もおられるだろう。例えばマウスは、直感的な操作が可能という利点を持ちつつも、キーボードのホームポジション(両手)を維持できないため、ショートカットキーが使いづらくなるといった欠点も存在する。このように、ポインティングデバイス1つ取っても、さまざまな見方があり、ユーザーの数だけ評価も異なるのだ。Windows 8.1は、ポインティングデバイスで操作を行うとき、(常にではないが)意図しないアクションが発生する。画面の隅にポインターを動かすと現れるチャームバーや、Windowsストアアプリのスイッチャーだ。○チャームバー/アプリケーションスイッチャーを無効にするデスクトップ環境を中心にWindows 8.1を使うユーザーであれば、これらの機能は無効にしたほうが使いやすい。設定項目は、「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」の「ナビゲーション」タブだ。ここに並ぶ「右上隅をポイントしたときにチャームを表示する」のチェックを外せばチャームバーが、「左上隅をクリックしたときに、最近使ったアプリに切り替える」のチェックを外せば、アプリケーションスイッチャーを無効化できる。なお、チャームバーは「Win」+「C」キーで、アプリケーションスイッチャーは「Win」+「Tab」キーで呼び出せるので(Windowsストアアプリ未起動時は応答しない)、これらのショートカットキーを身につけておけば、各機能が必要になった場面でも困ることはない。○スナップ操作を無効にするウィンドウをデスクトップの左右にドラッグすると自動的にリサイズするスナップ機能も、ユーザーによって評価が分かれるところだ。こちらも設定を切り替えることで、無効にできる。設定は「コンピューターの簡単操作センター」の「マウスを使いやすくします」だ。「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします」にチェックを入れることで、スナップ機能が無効になる。下図のようにスナップ機能は無効になり、画面左右や画面上にドラッグした際のウィンドウリサイズは動作しない。スナップ機能をうっとおしく感じるようなら、試してみてほしい。阿久津良和(Cactus)
2014年10月31日富士通は29日、Web直販サイト「富士通 WEB MART」において、8型のWindows 8.1タブレット「ARROWS Tab QH33/S」の販売を開始した。直販価格は税込58,125円(10%オフクーポン適用後、11月19日14時まで)。「QH33/S」は、本体幅が126mmとスリムで片手でも持ちやすい8型タブレット。同社では「QH33/S」の購入者にもれなく、専用フォリオカバーや専用保護フィルム、タッチペンをプレゼントする「Tabret LIFE 応援キャンペーン」を開始した。キャンペーンの詳細は同社のキャンペーン告知ページを参照いただきたい。「QH33/S」の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F (1.33GHz)、メモリがDDR3L-1333 2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics (CPU内蔵)、ディスプレイが8型ワイド液晶 (800×1,280ドット、タッチパネル)、ストレージが64GB フラッシュメモリ、OSがWindows 8.1 with Bing 32bit。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を備える。インタフェースはmicroUSB 2.0、microHDMI、microSDカードスロット、リア50万画素とフロント126万画素のカメラを搭載している。バッテリ駆動時間はJEITA1.0 約12時間/JEITA2.0 約10.5時間。サイズはW126×D215×H9.9mm、重量は約390g。
2014年10月29日アスクは27日、ZOTAC製の小型PC「ZBOX P」シリーズより、OSにWindows 8.1 with Bingを採用した「ZBOX PI320 pico Win8.1 with Bing」と「ZBOX PI321 pico Win8.1 with Bing」を発表した。11月中旬より発売し、店頭予想価格は前者が3万円前後、後者が4万円前後。W115.5×D66×H19.2mmという超小型サイズの筐体にBay Trail-T(開発コード名)ベースのIntel Atom Z3735Fを搭載する。グラフィックスはIntel HD Graphics、メモリはDDR3L 2GBで、ストレージは「ZBOX PI320 pico Win8.1 with Bing」が32GB eMMC、「ZBOX PI321 pico Win8.1 with Bing」が32GB eMMC。通信機能は10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。このほかインタフェースはUSB 2.0×2、HDMI×1、SCカードリーダ、オーディオポートなど。本体サイズはW115.5×D66×H19.2mm。VESA75/100に対応したマウンタが付属し、ディスプレイの背面に搭載することができる。
2014年10月29日Windows 8.1を使う上で欠かせないのは「ピン留め」機能だ。2015年に登場する予定のWindows 10はデスクトップ環境を強化しているが、Windows 8.1も工夫を重ねることで、便利なデスクトップ環境を構築できる。今回はタスクバーへのピン留めに関するTipsを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○ピン留めは以前から導入されていた?「ピン留め」という機能はWindows 8から導入されたと思いがちだが、実は以前から存在する概念だ。Windows 3.x時代も「Pin」という単語が使われていたように記憶しているが、今回確認できたのはWindows XP時代である。Windows XPにおいて、「Shift」キーを押しながら実行形式ファイルを右クリックすると、「[スタート]メニューにアイコンを追加」という項目が現れる。これを英語版Windows XPで確認すると、「Pin to Start Menu」だ。このように、ピン留めという概念は、以前からWindowsで使われてきた。○アプリビューからピン留めするWindows 8時代、アプリケーションをインストールするとスタート画面へ自動的にピン留めしていたため、煩雑な印象を覚えた方も少なくないだろう。その点を考慮してWindows 8.1は、自動的にピン留めすることをやめて、アプリビューなどからピン留め操作をするようになった。○各所からピン留めするアプリケーションをタスクバーへピン留めする手順は基本的に同じだが、いろいろな場所から実行できることをご存じだろうか。前述のアプリビューだけでなく、スタート画面のタイルやデスクトップのショートカットファイル(もしくは実行形式ファイル)、検索結果からもピン留めが可能だ。特にデスクトップ(厳密にはエクスプローラー)で操作する場合、メニューのアクセラレータキーを利用すると、スムーズにピン留めできる。アプリケーションを選択した状態で「App(アプリケーション)」キー→「K」キーと順番に押せばピン留め可能だ。○ボタンはドラッグ&ドロップで入れ替えるピン留めしたアプリケーション(ボタン)がタスクバーに並んだら、適切な位置に入れ替えよう。使用頻度の高いボタンを左側に寄せると使いやすくなる。その理由がショートカットキーの存在だ。各ボタンには「Win」+「1」から「9」キーが割り当てられており、未起動時はアプリケーションを起動。起動済みの場合はアクティブウィンドウを切り替える。このようにタスクバーのボタンを使いこなせば、Windows 8.1のデスクトップもより使いやすくなるだろう。阿久津良和(Cactus)
2014年10月24日